JP2003048586A - 自動二輪車の燃料配管配置構造 - Google Patents

自動二輪車の燃料配管配置構造

Info

Publication number
JP2003048586A
JP2003048586A JP2001235518A JP2001235518A JP2003048586A JP 2003048586 A JP2003048586 A JP 2003048586A JP 2001235518 A JP2001235518 A JP 2001235518A JP 2001235518 A JP2001235518 A JP 2001235518A JP 2003048586 A JP2003048586 A JP 2003048586A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
fuel tank
pipe
side pipe
return
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001235518A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4546005B2 (ja
Inventor
Hidetoshi Toyoda
秀敏 豊田
Yuzuru Ishikawa
譲 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2001235518A priority Critical patent/JP4546005B2/ja
Publication of JP2003048586A publication Critical patent/JP2003048586A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4546005B2 publication Critical patent/JP4546005B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 燃料タンク35内に燃料ポンプ36を設
け、この燃料ポンプ36とエンジン側との燃料の流通を
行う供給側パイプ64及び戻り側パイプ65を、燃料タ
ンク35の外に且つ燃料タンク35の側面に設けた凹部
67内に配置した。 【効果】 例えば、燃料タンクを車体から取外してメン
テナンスを行う場合、供給側パイプ及び戻り側パイプを
凹部内に配置したことで、燃料タンクを外す際又は外し
た後で、供給側パイプ及び戻り側パイプが他の部品等に
干渉したり引掛けたりするのを防止することができ、燃
料配管の損傷を防止することができる。また、燃料タン
クの凹部に隣接する部分にも燃料を蓄えることができる
ため、燃料タンクの容量を従来に比べてより大きくする
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料配管が他の部
品等に干渉するのを防止するとともに、燃料タンクの容
量をより大きくし、更に燃料配管の重量等を抑えるのに
好適な自動二輪車の燃料配管配置構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車における燃料タンクからエン
ジン側に燃料を供給する燃料配管の配置構造としては、
例えば、特公平7−110630号公報「自動二輪車等
車両における燃料系の配置構造」に記載されたものが知
られている。上記公報の第2図には、燃料タンクの上方
に配置した燃料供給管23(符号については公報に記載
されているものをそのまま使用した。)が記載されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した燃料タンクを
メンテナンスのために車体から外す場合、燃料供給管2
3が燃料タンクの上方に突出しているために、取外し作
業中に燃料供給管23が周囲の部品に干渉したり引掛け
たりして、燃料供給管23を破損させることが考えられ
る。
【0004】また、燃料タンクの上方に燃料供給管23
を配置するために、シート4(同公報の第1図参照)の
下部と燃料タンクとの間に隙間を設ける必要があり、そ
の隙間の分だけ燃料タンクの上面位置を下げなければな
らないので、燃料タンクの容量が小さくなる。
【0005】更に、燃料供給管23としては、エンジン
側に燃料を圧送するために大きな耐圧性を有するゴムホ
ースが一般に用いられ、また、燃料供給管と対で設けら
れる燃料戻り管としても一般にゴムホースが用いられ
る。これらのゴムホースは、例えば、アルミニウムパイ
プに比べて重く、直径が大きくなる等、車体設計上不利
な面がある。
【0006】そこで、本発明の目的は、自動二輪車の燃
料配管配置構造を改良することで、燃料配管が他の部品
等に干渉するのを防止するとともに、燃料タンクの容量
をより大きくし、更に燃料配管の重量等を抑えることに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1は、燃料タンク内に燃料ポンプを設け、この
燃料ポンプとエンジン側との燃料の流通を行う燃料配管
を、燃料タンクの外に且つ燃料タンクの側面に設けた凹
部内に配置したことを特徴とする。
【0008】例えば、燃料タンクを車体から取外してメ
ンテナンスを行う場合、燃料配管を凹部内に配置したこ
とで、燃料タンクを外す際又は外した後で、燃料配管が
他の部品等に干渉したり引掛けたりするのを防止するこ
とができる。また、燃料タンクの凹部に隣接する部分に
も燃料を蓄えることができるため、燃料タンクの容量を
従来に比べてより大きくすることができる。
【0009】請求項2は、エンジンの後方上方に燃料タ
ンクを配置し、この燃料タンク内に燃料ポンプを設け、
この燃料ポンプからエンジン側へ燃料配管を延ばした自
動二輪車において、燃料配管を、燃料ポンプからエンジ
ン側へ燃料を供給する供給側パイプと、エンジン側から
燃料ポンプへ燃料を戻す戻り側パイプとから構成し、供
給側パイプを燃料タンクの後部に配置した燃料ポンプに
近接した位置で燃料タンク内に挿入し、戻り側パイプを
燃料タンクの前部位置で燃料タンク内に挿入したことを
特徴とする。
【0010】戻り側パイプを燃料タンクの前部位置で燃
料タンク内に挿入したことで、戻り側パイプの燃料タン
ク内への挿入部分が燃料タンク外に露出しなくなり、燃
料タンクのメンテナンス等を行う場合に、戻り側パイプ
の燃料タンク内への挿入部分が他の部品等に干渉したり
引掛けたりするのを防止することができる。
【0011】従って、これまで戻り側パイプとして用い
ていた干渉に有利なゴムホースを挿入部分に使用せずに
済み、例えば、市販のアルミニウムパイプを戻り側パイ
プの挿入部分に採用すれば、戻り側パイプを軽量にする
ことができるとともに戻り側パイプの外径を小さくする
ことできる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1は本発明に係る燃料配管配置構造を採
用した自動二輪車の側面図であり、自動二輪車10は、
ヘッドパイプ11から車体後方でやや下方に左右一対の
メインフレーム12,12((奥側のメインフレーム1
2は不図示)を延ばし、これらのメインフレーム12,
12の下部にV型5気筒エンジン13を取付けるととも
にメインフレーム12,12の後部にピボット軸14を
介してスイングアーム15を上下スイング可能に取付
け、このスイングアーム15の前部上部にリヤクッショ
ンユニット16の上端を取付けるとともにスイングアー
ム15の後端部に後輪17を取付け、リヤクッションユ
ニット16の下端をリンク装置18を介してメインフレ
ーム12の後部下端部に取付け、エンジン13の前側の
シリンダヘッド21から気筒毎に設けた排気管23〜2
5を後方へ延ばし、これらの排気管23〜25を奥側の
右マフラ26に連結し、エンジン13の後側のシリンダ
ヘッド28から気筒毎に設けた排気管31,32を後方
へ延ばし、これらの排気管31,32を手前側の左マフ
ラ33に連結し、メインフレーム12,12の上部から
後方へシートを兼ねるシートカウル34を延ばし、この
シートカウル34の内側に燃料タンク35を取付け、こ
の燃料タンク35内に燃料ポンプ36を配置した車両で
ある。
【0013】ここで、41はヘッドパイプ11に回転可
能に取付けたフロントフォーク、42はフロントフォー
ク41の下端に取付けた前輪、43は前輪42の上方を
覆うフロントフェンダ、44はアッパカウル、45はミ
ドルカウル、46はロアカウル、48はラジエータ、5
1はタンクカバーである。
【0014】図2は本発明に係る燃料タンクを説明する
要部側面図であり、メインフレーム12に設けたシート
カウル取付部55(左右にそれぞれ2ヶ所)にシートカ
ウル34を取付け、このシートカウル34の内側に燃料
タンク35を取付けた状態を示す。なお、56は燃料タ
ンク35の前面から突出させた突出部、57はこの突出
部56を断面視L字状のL字ラバー61を介して受ける
受け部である。
【0015】図3は本発明に係る燃料タンクの第1斜視
図(一部断面図)であり、燃料タンク35は、下部に設
けたポンプ収納部63に燃料ポンプ36(図1参照)を
収納し、この燃料ポンプ36から車体前方(白抜き矢印
(front)の指す向きが車体前方である。以下同
様。)のエンジン側へ燃料を供給するための供給側パイ
プ64を延ばし、また、エンジン側から燃料を戻すため
の戻り側パイプ65を内部まで延ばしたものである。
【0016】供給側パイプ64は、燃料ポンプ36から
エンジン側へ燃料を圧送する必要があるために燃料圧力
に耐えるようにした部材であり、例えば、肉厚を大きく
したゴムホース等が好適である。戻り側パイプ65は、
エンジン側から燃料タンク35内に燃料を戻すだけなの
で、供給側パイプ64のほど燃料圧力に耐えるようにし
なくてもよい。
【0017】図4は本発明に係る燃料タンクの第2斜視
図であり、図3に示した第1斜視図とは別の側面(裏側
の側面)から見た図である。燃料タンク35の供給側パ
イプ64及び戻り側パイプ65は、車体前方から燃料タ
ンク35の前部の側面に設けた凹部67内を通り、供給
側パイプ64は、燃料タンク35の後部上方を通り、燃
料タンク35の壁面を貫通して燃料タンク35内の燃料
ポンプ36(図1参照)に接続する。戻り側パイプ65
は、凹部67内で壁面を貫通して燃料タンク35内に延
びる。
【0018】戻り側パイプ65は、エンジン側に接続し
たゴムホース65aと、燃料ポンプ36に接続した、例
えばアルミニウム合金製のアルミニウムパイプ65bと
を燃料タンク35の外側、即ち凹部67の近傍にて、ゴ
ムホース65a側に取付けたジョイント65cとアルミ
ニウムパイプ65b側に取付けたジョイント65dとで
連結した部材である。
【0019】即ち、燃料タンク35の外側でゴムホース
65aを用いることで、例えば、ゴムホース65aが他
と干渉した場合しても撓むことができ、干渉の影響を受
けにくくすることができる。
【0020】また、燃料タンク35の凹部67内及び燃
料タンク35内では、他との干渉を防止することができ
るために、市販のアルミニウムパイプ65bを用いるこ
とができて、戻り側パイプ65を軽量にすることができ
るとともに、ゴムホースのような外径が大きなものに比
べて、本発明では、戻り側パイプ65の外径を小さくす
ることができ、車体設計上有利となる。
【0021】図5は図2の5−5線断面図であり、燃料
タンク35の後部の断面を示す。燃料タンク35は、シ
ートカウル34にクッション用のラバー68を介して取
付けたものであり、燃料タンク35の左右の壁に段部7
1,71を設け、断面コ字形にしたシートカウル34の
縁部に折曲げ部72,72を設け、段部71,71にラ
バー68を介して折曲げ部72,72を掛けることでシ
ートカウル34内に燃料タンク35を固定する。
【0022】図6は図2の6−6線断面図であり、燃料
タンク35の前部の断面を示す。燃料タンク35は、側
面に供給側パイプ64及び戻り側パイプ65を通すため
の凹部67を形成したものであり、この凹部67によっ
て、供給側パイプ64及び戻り側パイプ65が燃料タン
ク35の側方に突出しなくなるため、運転の邪魔になら
ず、また、他との干渉を防ぐことができる。
【0023】ここで、35aは凹部67の上方に位置す
る上部側部、35bは凹部67の下方に位置する下部側
部である。このように、燃料タンク35の側面に凹部6
7を形成することで、凹部67の底部67aを単に延長
させた燃料タンクとするよりも、上部側部35a及び下
部側部35bの部分にも燃料を蓄えることができ、燃料
タンク35の容量を大きくすることができる。
【0024】図7は本発明に係る燃料タンクの下方の配
置を説明する側面図であり、燃料タンク35の下部にポ
ンプ収納部63を設け、燃料タンク35の下方にリヤク
ッションユニット16の上端部16a及び排気管31,
32を配置したことを示す。即ち、側面視では、ポンプ
収納部63内に収納した燃料ポンプ36、リヤクッショ
ンユニット16及び排気管31,32を一つの直線74
上にほぼ重ね、特に車体の後部に配置することが避けら
れない右マフラ26(不図示)、左マフラ33やスイン
グアーム15、後輪17(不図示)を除いては、この直
線74よりも車体中心側、例えば、前輪42(図1参
照)の車軸と後輪17(図1参照)の車軸とを結ぶ直線
を二等分する点を通る鉛直線75側に配置したことを示
す。なお、76はスイングアーム15にリヤクッション
ユニット16の上端部16aを取付けるためのブラケッ
トである。
【0025】図8は本発明に係る燃料タンクの下方の配
置を説明する斜視図であり、車体後方よりやや右側にず
れた位置から見た図である。排気管31は、V型エンジ
ンの後側2気筒のうち左側の気筒から後方斜め右方へ延
び、更に、スイングアーム15の右方でほぼ真下に延び
る。また、排気管32は、V型エンジンの後側2気筒の
うち右側の気筒から後方へ延び、更に、スイングアーム
15の右方でほぼ真下に延びる。
【0026】図9は本発明に係る燃料タンクの下方の配
置を説明する背面図であり、燃料タンク35の左側下部
からポンプ収納部63を突出させ、燃料タンク35の右
側下方に排気管31,32を延ばし、これらのポンプ収
納部63と排気管31,32との間にリヤクッションユ
ニット16の上端部16aを配置したことを示す。
【0027】図10(a)〜(c)は燃料配管配置構造
を比較する説明図であり、(a)は本実施の形態(模式
図)、(b)及び(c)は比較例を示す。(a)の本実
施の形態においては、燃料タンク35の側面に凹部67
を設け、この凹部67内に、燃料配管としての供給側パ
イプ64及び燃料配管としての戻り側パイプ65を配置
した。ここで、凹部67の幅をW、深さをDとすると、
凹部67の断面積は、供給側パイプ64及び戻り側パイ
プ65の断面積に対して比較的余裕を持たせてある。
【0028】(b)の第1比較例は、矩形断面形状の燃
料タンク100の側方に燃料配管101,102を配置
したものである。この第1比較例では、燃料タンク10
0の側方に燃料配管101,102が突出するために、
例えば、燃料配管101,102を付けたままの燃料タ
ンク100を車体から取外してメンテナンスを行う場合
には、燃料配管101,102が他の部品に干渉したり
引掛けたりすることが考えられる。また、燃料タンク1
00は、想像線で示す部分103,104だけ、(a)
に示した本実施の形態の燃料タンク35よりもタンク容
量が小さくなる。
【0029】(c)の第2比較例は、矩形状の燃料タン
ク100の側方に燃料配管101,102を配置し、こ
れらの燃料タンク100及び燃料配管101,102を
カウル105で覆った状態を示す。このように、燃料配
管101,102をカウル105で覆えば、燃料配管1
01,102への他の部品等の干渉や引掛かりを防止す
ることはできるが、カウル105に突出部106ができ
て、運転や乗降の邪魔になる。
【0030】以上の図6で説明したように、本発明は第
1に、燃料タンク35内に燃料ポンプ36(図1参照)
を設け、この燃料ポンプ36とエンジン側との燃料の流
通を行う供給側パイプ64及び戻り側パイプ65を、燃
料タンク35の外に且つ燃料タンク35の側面に設けた
凹部67内に配置したことを特徴とする。
【0031】例えば、燃料タンク35を車体から取外し
てメンテナンスを行う場合、供給側パイプ64及び戻り
側パイプ65を凹部67内に配置したことで、燃料タン
ク35を外す際又は外した後で、供給側パイプ64及び
戻り側パイプ65が他の部品等に干渉したり引掛けたり
するのを防止することができる。
【0032】また、燃料タンク35の凹部67に隣接す
る部分、即ち上部側部35a及び下部側部35bにも燃
料を蓄えることができるため、燃料タンク35の容量を
従来に比べてより大きくすることができる。
【0033】更に、凹部67は、供給側パイプ64及び
戻り側パイプ65の外径に対して比較的余裕を持って大
きく形成してあるため、燃料タンク35とエンジン側と
の間に供給側パイプ64及び戻り側パイプ65を連結す
る場合に、容易に連結作業を行うことができる。
【0034】また更に、供給側パイプ64及び戻り側パ
イプ65のそれぞれの外径を変更する、例えば外径アッ
プを行う場合でも、凹部67に比較的余裕があるため
に、燃料タンク35を交換することなしに、外径アップ
を簡単に行うことができる。
【0035】本発明は第2に、図1、図3及び図4で説
明したように、エンジン13の後方上方に燃料タンク3
5を配置し、この燃料タンク35内に燃料ポンプ36を
設け、この燃料ポンプ36からエンジン13側へ燃料配
管を延ばした自動二輪車10において、燃料配管を、燃
料ポンプ36からエンジン13側へ燃料を供給する供給
側パイプ64と、エンジン13側から燃料ポンプ36へ
燃料を戻す戻り側パイプ65とから構成し、供給側パイ
プ64を燃料タンク35の後部に配置した燃料ポンプ3
6に近接した位置で燃料タンク35内に挿入し、戻り側
パイプ65を燃料タンク35の前部位置、即ち凹部67
内で燃料タンク35内に挿入したことを特徴とする。
【0036】戻り側パイプ65を燃料タンク35の前部
位置で燃料タンク35内に挿入したことで、戻り側パイ
プ65の燃料タンク35への挿入部分であるアルミニウ
ムパイプ65bが燃料タンク35外に露出しなくなり、
燃料タンク35のメンテナンス等を行う場合に、アルミ
ニウムパイプ65bが他の部品等に干渉したり引掛けた
りするのを防止することができる。
【0037】従って、これまで戻り側パイプとして用い
ていた干渉に有利なゴムホースを挿入部分に使用せずに
済み、例えば、市販のアルミニウムパイプ65bを戻り
側パイプの挿入部分に採用すれば、戻り側パイプ65を
軽量にすることができるとともに戻り側パイプ65の外
径を小さくすることができる。
【0038】尚、本発明の実施の形態では、図6におい
て、凹部67の形状を矩形状にしたが、これに限らず、
凹部を半円状、半楕円状、三角形状としてもよい。ま
た、凹部67を燃料タンク35の側面に設けたが、これ
に限らず、燃料タンク35の下面や上面に設けてもよ
く、また、燃料タンク35の両側面にそれぞれ凹部を設
け、これらの凹部に供給側パイプ64、戻り側パイプ6
5をそれぞれ別々に配置してもよい。
【0039】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1の自動二輪車の燃料配管配置構造は、燃
料タンク内に燃料ポンプを設け、この燃料ポンプとエン
ジン側との燃料の流通を行う燃料配管を、燃料タンクの
外に且つ燃料タンクの側面に設けた凹部内に配置したの
で、例えば、燃料タンクを車体から取外してメンテナン
スを行う場合、燃料配管を凹部内に配置したことで、燃
料タンクを外す際又は外した後で、燃料配管が他の部品
等に干渉したり引掛けたりするのを防止することができ
る。また、燃料タンクの凹部に隣接する部分にも燃料を
蓄えることができるため、燃料タンクの容量を従来に比
べてより大きくすることができる。
【0040】請求項2の自動二輪車の燃料配管配置構造
は、燃料配管を、燃料ポンプからエンジン側へ燃料を供
給する供給側パイプと、エンジン側から燃料ポンプへ燃
料を戻す戻り側パイプとから構成し、供給側パイプを燃
料ポンプに近接した位置で燃料タンク内に挿入し、戻り
側パイプを燃料タンクの前部位置で燃料タンク内に挿入
したので、戻り側パイプの燃料タンクへの挿入部分が燃
料タンク外に露出しなくなり、燃料タンクのメンテナン
ス等を行う場合に、戻り側パイプの燃料タンクへの挿入
部分が他の部品等に干渉したり引掛けたりするのを防止
することができる。
【0041】従って、これまで戻り側パイプとして用い
ていた干渉に有利なゴムホースを挿入部分に使用せずに
済み、例えば、市販のアルミニウムパイプを戻り側パイ
プの挿入分に採用すれば、戻り側パイプを軽量にするこ
とができるとともに戻り側パイプの外径を小さくするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る燃料配管配置構造を採用した自動
二輪車の側面図
【図2】本発明に係る燃料タンクを説明する要部側面図
【図3】本発明に係る燃料タンクの第1斜視図(一部断
面図)
【図4】本発明に係る燃料タンクの第2斜視図
【図5】図2の5−5線断面図
【図6】図2の6−6線断面図
【図7】本発明に係る燃料タンクの下方の配置を説明す
る側面図
【図8】本発明に係る燃料タンクの下方の配置を説明す
る斜視図
【図9】本発明に係る燃料タンクの下方の配置を説明す
る背面図
【図10】燃料配管配置構造を比較する説明図
【符号の説明】
10…自動二輪車、13…エンジン、35…燃料タン
ク、36…燃料ポンプ、64,65…燃料配管(供給側
パイプ、戻り側パイプ)、67…凹部。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02M 37/00 321 F02M 37/00 321B 331 331D

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンク内に燃料ポンプを設け、この
    燃料ポンプとエンジン側との燃料の流通を行う燃料配管
    を、前記燃料タンクの外に且つ燃料タンクの側面に設け
    た凹部内に配置したことを特徴とする自動二輪車の燃料
    配管配置構造。
  2. 【請求項2】 エンジンの後方上方に燃料タンクを配置
    し、この燃料タンク内に燃料ポンプを設け、この燃料ポ
    ンプからエンジン側へ燃料配管を延ばした自動二輪車に
    おいて、 前記燃料配管を、前記燃料ポンプから前記エンジン側へ
    燃料を供給する供給側パイプと、エンジン側から燃料ポ
    ンプへ燃料を戻す戻り側パイプとから構成し、前記供給
    側パイプを燃料タンクの後部に配置した燃料ポンプに近
    接した位置で燃料タンク内に挿入し、前記戻り側パイプ
    を燃料タンクの前部位置で燃料タンク内に挿入したこと
    を特徴とする自動二輪車の燃料配管配置構造。
JP2001235518A 2001-08-02 2001-08-02 自動二輪車の燃料配管配置構造 Expired - Fee Related JP4546005B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001235518A JP4546005B2 (ja) 2001-08-02 2001-08-02 自動二輪車の燃料配管配置構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001235518A JP4546005B2 (ja) 2001-08-02 2001-08-02 自動二輪車の燃料配管配置構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003048586A true JP2003048586A (ja) 2003-02-18
JP4546005B2 JP4546005B2 (ja) 2010-09-15

Family

ID=19066952

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001235518A Expired - Fee Related JP4546005B2 (ja) 2001-08-02 2001-08-02 自動二輪車の燃料配管配置構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4546005B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007145132A (ja) * 2005-11-25 2007-06-14 Yamaha Motor Co Ltd 自動二輪車
JP2007170286A (ja) * 2005-12-22 2007-07-05 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車の燃料供給装置
JP2008006974A (ja) * 2006-06-29 2008-01-17 Kubota Corp 歩行型作業機
JP2008215227A (ja) * 2007-03-05 2008-09-18 Denso Corp 燃料供給装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0771946B2 (ja) * 1985-03-28 1995-08-02 本田技研工業株式会社 車輌用燃料供給装置
JPS62187987U (ja) * 1986-05-21 1987-11-30
JPS62200090U (ja) * 1986-06-11 1987-12-19
JPS6354858U (ja) * 1986-09-30 1988-04-13
JPH059996Y2 (ja) * 1987-01-12 1993-03-11
JPH07110630B2 (ja) * 1987-04-14 1995-11-29 本田技研工業株式会社 自動二輪車等車両における燃料系の配置構造
JPH10193988A (ja) * 1997-01-10 1998-07-28 Hino Motors Ltd 車両用燃料タンク
JPH1182044A (ja) * 1997-09-09 1999-03-26 Sawafuji Electric Co Ltd 発動発電機

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007145132A (ja) * 2005-11-25 2007-06-14 Yamaha Motor Co Ltd 自動二輪車
JP2007170286A (ja) * 2005-12-22 2007-07-05 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車の燃料供給装置
JP4602244B2 (ja) * 2005-12-22 2010-12-22 本田技研工業株式会社 自動二輪車の燃料供給装置
JP2008006974A (ja) * 2006-06-29 2008-01-17 Kubota Corp 歩行型作業機
JP2008215227A (ja) * 2007-03-05 2008-09-18 Denso Corp 燃料供給装置
JP4715775B2 (ja) * 2007-03-05 2011-07-06 株式会社デンソー 燃料供給装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4546005B2 (ja) 2010-09-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5147456B2 (ja) 自動二輪車
US8662518B2 (en) Vehicle with rotatable fuel tank
JP5620809B2 (ja) 自動二輪車における車両装備品の搭載構造
US7409824B2 (en) Exhaust control system for motorcycle
AU2009200308B2 (en) Electrical component attachment structure for two-wheeled motor vehicle
JP4582836B2 (ja) 遮熱板の取付構造
US8770330B2 (en) Exterior shroud member for a saddle-type vehicle, and vehicle incorporating the same
JP2010052625A (ja) 自動二輪車
US20070102216A1 (en) Straddle-type vehicle
TWI293602B (en) All terrain vehicle
US8141543B2 (en) Arrangement structure of vehicle-use fuel pump
JP2003048586A (ja) 自動二輪車の燃料配管配置構造
JP3442742B2 (ja) 不整地走行車の冷却装置
JP6148959B2 (ja) 鞍乗型車両の燃料タンク
JP5112092B2 (ja) 自動2輪車のリアフレーム取付構造
KR100628803B1 (ko) 자동 이륜차에서의 사이드 커버 구조
EP2210801A1 (en) Motorcycle with particular arrangement of fuel tank, fuel pump and air cleaner
JP4202610B2 (ja) 自動二輪車の電装品配置構造
JP4268001B2 (ja) 車両の燃料配管構造
US7398746B2 (en) Vehicle
JP3489242B2 (ja) オートバイ用エンジンの二次空気供給装置
JPH0995284A (ja) 自動2輪車のフレーム構造
JP2006218899A (ja) 自動二輪車のラゲッジボックス構造
JP2006069438A (ja) 自動二輪車の後部車体構造
JP2002205675A (ja) 自動二輪車

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090908

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090916

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100629

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100701

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130709

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140709

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees