JP4544668B2 - 即席食品用容器の湯切蓋 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カップ状、どんぶり状等の容器に熱湯を注いだ後、熱湯を捨てて食べるようにした米飯類、麺類等の即席食品用容器に使用する湯切蓋に関する。
【0002】
【従来の技術】
インスタント食品であるカップメンの中で、焼ソバや生麺タイプのものは、カップに注いだお湯を捨てる湯切作業が必要となる。
【0003】
この湯切作業を容易にするために、近年、図1に示したような容器1が使用されている。容器1は、即席食品用容器である。最初に、紙面向こう側のタブ11を引張って、そこに形成される開口部からお湯を注ぐ。この開口部を閉じて所定時間経過後、今度は、紙面手前側のタブ12を引張って、この部分を引き剥がす。湯切蓋10は2層に構成されており、タブ12を破断線13に沿って引き剥がすと、下側の層14が露出する。この層14には、多数の小孔15が形成されており、ここからお湯を切ることができる。
【0004】
このような即席食品用容器においては、湯切蓋10が2層構成である上、下層14には小孔15を設け、しかもタブ12を備える上層のみを破断可能に構成しなければならない等、構造が複雑であり、製造工程およびコストの面から有利であるとは言えない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明が解決すべき技術的課題は、簡単な構成で確実に湯切作業を行うことができる湯切蓋を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段・作用・効果】
本発明は、上記課題を有効に解決するために創案されたものであり、引裂用テープ(ティアテープ)を利用して湯切蓋に湯切用スリットを形成するものである。本発明により、以下の特徴を備える即席食品用の湯切蓋が提供される。
【0007】
本発明の湯切蓋は、少なくとも一端縁にスリット形成用タブ(31、131、231)を設け、かつ、少なくとも最下層に熱接着樹脂層を備えた蓋本体と、最上層および最下層がポリエチレン層で形成された細長い引裂用テープ(40)と、からなる即席食品用容器に使用する湯切蓋であって、上記スリット形成用タブ(31、131、231)の最下層の熱接着樹脂層に上記引裂用テープ(40)の最上層を接着し、任意の位置まで延在して積層一体化するとともに、上記引裂用テープ(40)の両側縁部に沿って蓋本体の破断を案内するハーフカット(41、42、141、142、241、242)を形成し、上記引裂用テープ(40)を引き剥がすことにより、湯切用スリット(45)が形成される構成としてある
【0008】
上記構成を有する本発明の湯切蓋においては、ティアテープを利用して湯切口を形成している。このため、図1に示した従来例のように湯切蓋自体を互いに分離可能な2層構造にしたり、一方の層にのみ小孔を設けるといった複雑な構成を採用する必要がなくなる。また、ティアテープを利用することにより、所望の位置に確実にスリット状の湯切口を形成することができ、当該スリットが途中で途切れたりすることがない。さらには、ティアテープの両側には、当該ティアテープによる湯切蓋の破断を案内するハーフカットが設けられているため、細長い一定幅のスリットを確実に得ることができる。
【0009】
上記スリット形成用タブの少なくとも片側には、当該タブを引張る初期動作を円滑に行うためのフルカットによる切込を形成することが好ましい。
【0010】
また、本発明により、上記の湯切蓋を備えた即席食品用容器が提供される。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を添付の図面を参照して以下に詳細に説明する。図2は、本発明の一実施形態に係る湯切蓋30を備えた即席食品用容器20を示す斜視図であり、図3は、湯切蓋30の平面図を示している。
【0012】
湯切蓋30は、その周縁の一箇所にスリット形成用タブ31を備えている。すなわち、タブ31を指で摘んで、これを引き剥がすと、図2に示すような細長い湯切用スリット45が形成されることとなる。なお、図2は、スリットの形成途中の段階を示したものであって、図2の状態から最後までタブ31を引き剥がすと、湯切蓋30の一端縁から他端縁にまで延びる細長いスリットが形成されることとなる。
【0013】
湯切蓋30は、引裂用テープ(一般にティアテープと呼ばれている)40を備えている。ティアテープ40は、スリット形成用タブ31から、湯切蓋30の周縁上の他端縁32にまで延びている。湯切蓋30の裏面においてティアテープ40の両側には、蓋材のほぼ半分の厚み分だけ切り込まれたハーフカット41、42が形成されている。このハーフカットはティアテープ40による湯切蓋30の破断を案内するものであって、これにより、ティアテープ40に沿って細長い一定幅の湯切用のスリットを確実に形成することができる。
【0014】
以上の説明から分かるように、細長いティアテープ40の配置位置に対応して、スリット状の湯切口が形成されることとなる。ティアテープ40は、スリット形成用のタブ31から始まって、湯切蓋30上の任意位置にまで延在する。スリットを湯切蓋30上のどの位置に配置するのかは、本発明において特に限定されるものではないが、当該スリットが湯切口として機能するという性質上、図2および図3に示したように、円形の湯切蓋30周縁のやや内側位置に配置することが好ましい。なお、図3に示したように、スリット形成用タブ31の両側には、蓋材の全厚に渡って切り込まれたフルカットによる切込33、34が形成されている。これらの切込は、タブ31の引張る際の初期動作を円滑に行うために設けられている。図示の例では、タブ31の両側に切込を形成しているが、いずれか片側のみに切込を設けてもよい。
【0015】
図4(a)、(b)、(c)は、それぞれ、図3中のA-A'線断面図、B-B'線断面図、C-C'線断面図を示している。紙面上方側が湯切蓋30の上面側に対応している。ティアテープ40が湯切蓋30の裏面側に配置されていること、およびハーフカット41、42が湯切蓋30の裏面側に形成されていることが理解できる。
【0016】
湯切蓋30は、上方側から、紙/PE(ポリエチレン)/熱接着性樹脂層の3層構造になっている。ティアテープ40は、PE/PET(ポリエチレンテレフタレート)/ PEの3層構造となっており、PE層において湯切蓋30の底面(熱接着性樹脂層)に対して熱接着される。なお、図1に示した従来例においては、湯切蓋が上層および下層の2層構造であると説明したが、上層および下層がそれぞれ複数の層から構成されているために、厳密には更に多数の層から構成されている。本発明においては、図1の従来例と対応させて考えると、上層または下層の一方を省略した簡単な構成となっている。
【0017】
図5は、図4に対応する断面図であり、ティアテープ40'を湯切蓋30の上面側に配置した例を示している。ティアテープを除く湯切蓋30自体の構成は同じである。ティアテープ40'を湯切蓋30の上面側に設ける場合、ティアテープ40'は、上面側からPET/粘着剤(ポリアクリル系またはポリエステル系)の2層構造とされ、粘着剤層において湯切蓋30の上面(紙層)に貼着される。
【0018】
以上に説明した実施形態では、ティアテープ40、40'がタブ31から始まって湯切蓋30の他の周縁部にまで延びているが、ティアテープは、湯切蓋30の周縁部にまで延びることなく途中で終結していてもよい。この場合には、湯切用スリットも湯切蓋30の内方位置で終結することとなる。また、ティアテープは、1本に限らず複数本設けることとしてもよい。図6および図7は、そのような湯切蓋30の変形例を示している。湯切蓋およびティアテープ自体の構造は、上述の例と同じである。また、ティアテープを湯切蓋の裏面または上面のいずれに配置してもよいということも、上述の例と同じである。
【0019】
図から分かるように、湯切蓋130、230は、それぞれ、2つのスリット形成用タブ131、231を備えている。少なくとも一方のタブを摘んで引き剥がすことにより湯切作業を行うことができるが、両方のタブを引き剥がして2つのスリットを形成する方が効率よく湯切りを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の湯切蓋を備えた即席食品用容器を示す斜視図である。
【図2】 本発明の一実施形態に係る即席食品用容器を示す斜視図である。
【図3】 図2の即席食品用容器の湯切蓋を示す平面図である。
【図4】 図3の湯切蓋の断面図である。
【図5】 ティアテープを上面側に設けた場合における、図4に対応する断面図である。
【図6】 湯切蓋の変形例を示す平面図である。
【図7】 湯切蓋の他の変形例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 即席食品用容器
10 湯切蓋
11、12 タブ
13 破断線
14 下層
15 小孔
20 即席食品用容器
30 湯切蓋
31、131、231 スリット形成用タブ
32 湯切蓋周縁上の他端縁
33、133、233 フルカットによる切込
34、134、234 フルカットによる切込
40、40' 引裂用テープ(ティアテープ)
41、141、241 ハーフカット
42、142、242 ハーフカット
45 湯切用スリット

Claims (3)

  1. 少なくとも一端縁にスリット形成用タブ(31、131、231)を設け、かつ、少なくとも最下層に熱接着樹脂層を備えた蓋本体と、最上層および最下層がポリエチレン層で形成された細長い引裂用テープ(40)と、からなる即席食品用容器に使用する湯切蓋であって、
    上記スリット形成用タブ(31、131、231)の最下層の熱接着樹脂層に上記引裂用テープ(40)の最上層を接着し、任意の位置まで延在して積層一体化するとともに、上記引裂用テープ(40)の両側縁部に沿って蓋本体の破断を案内するハーフカット(41、42、141、142、241、242)を形成し、
    上記引裂用テープ(40)を引き剥がすことにより、湯切用スリット(45)が形成されることを特徴とする、湯切蓋。
  2. 上記スリット形成用タブ(31、131、231)の少なくとも片側に、当該タブを引張る初期動作を円滑に行うためのフルカットによる切込(33、34、133、134、233、234)が形成されていることを特徴とする、請求項1記載の湯切蓋。
  3. 請求項1または2記載の湯切蓋を備えたことを特徴とする、即席食品用容器。
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