JP4544595B2 - レンジフード - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、調理時に発生する煙り、湯気、臭気等を吸込んで外部に排出するレンジフード、詳しくはフード内面やフィルター等のフード内部を洗浄する装置を備えたレンジフードに関する。
【0002】
【従来の技術】
レンジフードはレンジの上方に設置され、調理時に発生する煙り、湯気、臭気等(以下油煙という)を吸込んで外部に排出するものである。
【0003】
このレンジフードの一例としては、油煙を捕獲するフードに送風機とフィルターを取付け、送風機を駆動することで油煙を吸込み、吸込んだ油煙の油分などをフィルターで捕集して油分などの少ない空気とし、その空気を排出ダクトなどを通して外部に排出するものが知られている。
【0004】
前述のレンジフードであると、フード内面やフィルター等のフード内部に油分などが付着するので、油煙と接触する部分に油が付着しにくい塗装を施したり、その部分を油が付着しにくい塗装鋼板としたり、あるいは油との接触面積を極力少なくするなどの方策が取られてきた。
【0005】
このような方策が取られたレンジフードであれば、油煙の付着が減少するし、付着した油煙の清掃が容易である。
しかし、前述のような方策が取られたレンジフードであっても、付着した油煙の放置日数が月単位に達すると油煙の酸化により油煙の粘度が増加して、清掃が難しくなる。
【0006】
このことを解消するレンジフードが特開平11−63611号公報に開示されている。
具体的には、フードに洗浄液噴射部と、洗浄液ポンプと、洗浄液タンクを取付け、洗浄液タンク内の洗浄液を洗浄液ポンプで洗浄液噴射部に圧送し、その洗浄液噴射部でフード内面やフィルターに噴きつけて付着した油煙を洗浄するレンジフードである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
かかるレンジフードであると長時間運転・放置すると洗浄液タンク内の洗浄液が自然蒸発、汚れ等するので、洗浄液を補給、交換する必要がある。
しかしながら、洗浄液タンクはフードに取付けてあるので、その洗浄液タンクは高い位置にあるので、その洗浄液タンク内の洗浄液を床から補給、交換するには労力を要する。
【0008】
そこで、本発明は前述の課題を解決できるようにしたレンジフードを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、空気取入口8を有するフード2と、この空気取入口8から空気とともに油煙を取り入れてフィルター11を通して外部に排出する送風機3と、パネル体4を備え、
前記フード2は、レンジフード取付部1に取り付けられ、
前記パネル体4は、その下端部を、前記レンジフード取付部1における前記フード2よりも下方の位置にヒンジ47で上下回動自在に取り付けることで、当該下端部を回動支点として、上端部をフード2の空気取入口8よりもレンジフード取付部1寄りの下部と連続させた状態の縦向姿勢と、前記上端部がフード2の下部と離隔した状態の横向姿勢とに亘って上下回動可能とし、
このパネル体4の背面に水中ポンプ52と給水ホース38と排水ホース39が設けてあり、その給水ホース38はフード2内に設けた洗浄液噴出部30に接続し、前記排水ホース39はフード2の洗浄液排出部に接続していることを特徴とするレンジフードである。
【0010】
第2の発明は、第1の発明において前記水中ポンプ52の駆動時間を設定する洗浄タイマー57を設けたレンジフードである。
【0011】
第3の発明は、第2の発明において前記洗浄タイマー57は、洗浄周期を選択する形状で、かつ選択した洗浄周期に最適なる洗浄時間だけ水中ポンプ52の駆動時間を設定するものであるレンジフードである。
【0012】
第4の発明は、第1又は第2又は第3の発明において前記フード2内部の洗浄終了後に、所定時間乾燥通風する機能を有するレンジフードである。
【0013】
【作 用】
第1の発明によれば、パネル体4を横向姿勢とすればパネル体4、水中ポンプ52、給水ホース38の端部、排水ホース39の端部がフード2よりも低い位置となるので、そのパネル体4に洗浄液を入れた洗い容器60を置き、水中ポンプ52の吸込口を洗い容器60内に入れると共に、排水ホース39を洗い容器60内に入れる。
この状態で水中ポンプ52を駆動することで洗い容器60内の洗浄液が給水ホース38を通して洗浄液噴出部30からフード2内部に噴きつけられ、フード2内部を洗浄する。
洗浄した洗浄液は排水ホース39を通して洗い容器60内に流れる。
フード2内部を洗浄後はパネル体4から洗い容器60をおろし、パネル体4を縦向姿勢とする。
【0014】
このようであるから、フード2内部を洗浄液で洗浄できる。
また、フード2より低い位置で洗浄液を入れた洗い容器60をパネル体4に置いて洗浄し、洗浄後に洗い容器60をおろし洗浄液を流し捨てるので、従来のようにフード2部分において洗浄液の補給、交換作業が不要である。
しかも、横向姿勢としたパネル体4は低い位置で床からの高さが低いので、洗い容器60をパネル体4に置いたり、おろしたりする作業の労力が低減する。
【0015】
パネル体4を縦向姿勢とすれば水中ポンプ52、給水ホース38、排水ホース39がパネル体4の背面に収納されて表面から見えないので、見栄えが良い。
また、調理時に発生した油煙はパネル体4の表面に沿ってフード2の空気取入口8まで上昇するので、パネル体4は油煙の上昇気流ガイドとしての機能を有する。
【0016】
第2の発明によれば、洗浄タイマー57により洗浄時間を設定できるので、洗浄作業が容易である。
【0017】
第3の発明によれば、使用者は前回の洗浄から今回洗浄するまでの洗浄周期をセットすることで、その洗浄周期に最適な時間だけ洗浄できるから、簡単な操作で効率良く洗浄できる。
【0018】
第4の発明によれば、洗浄終了後にレンジフードを所定時間乾燥運転することが可能であり、フード2内部を洗浄液等が付着しない乾燥状態とすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1に示すように、建家の壁等のレンジフード取付部1の上方に取付けたフード2と、このフード2の上部に取付けた送風機3と、前記レンジフード取付部1の下部に取付けたパネル体4でレンジフードを形成する。
前記フード2は図2に示すように、下面板5と上面板6と周面板7で箱状体であり、下面板5には空気取入口8が形成され、その空気取入口8の開口縁に沿ってリング状の立上り部9がフード2内に向けて一体的に設けてある。具体的には下面板5を打ち抜き加工すると共に、その周縁をフード2内に向けて折り曲げ加工してある。前記上面板6には吸込口10が形成してあり、この吸込口10にフィルター11が取付けてある。
前記下面板5は水平に対して左右一端部(レンジフード取付部1寄り部)が低くなるように斜めとなり、その下面板5の低くなった左右一端部に洗浄液を溜める凹部12が形成してある。
【0020】
前記送風機3はケーシング13内にファン14を設け、このファン14を電動モータ15で回転駆動するようにしてある。ケーシング13の入口16がフード2の吸込口10に連通し、出口17がダクト18に連通している。
このダクト18は天井パネル19を貫通し、天井裏を通って外部まで配設される。
【0021】
前記フード2内には洗浄液カバー20が配設され、この洗浄液カバー20は平板21の周縁に沿って下向片22を一体的に設けた下向き皿形状で、前記立上り片9を覆っている。
【0022】
前記洗浄液カバー20は昇降機構23で上下動される。前記昇降機構23はモータ24で回転されるピニオン25と、このピニオン25に噛合して上下動自在に支承されたラック26と、このラック26に連結された縦杆27を備え、その縦杆27を前記洗浄液カバー20に連結してある。
【0023】
モータ24でピニオン25を正転、逆転することで洗浄液カバー20が上下動し、空気取入口8を開放したり、閉じる。前記立上り部9の内面に沿ってゴムなどの弾性体28が連続して取付けてあり、洗浄液カバー20を下方に移動して閉じると、弾性体28に洗浄液カバー20の下向片22が圧着してフード2の内部と外部を気密、水密して空気、洗浄水が洩れないようにしてある。
【0024】
前記フード2内には洗浄液噴出部30がフィルター11、フード2の内面、つまり、フード2内部に対向して配設してある。この洗浄液噴出部30はノズル本体31を備え、このノズル本体31を送水パイプ32の先端部にほぼ水平面に沿って回転自在に取付けてある。
前記ノズル本体31は長手方向中央部にフィルター用ノズル33が設けられ、長手方向両端寄り部にフード用ノズル34が設けられ、長手方向両端部に回転用ノズル35が設けてある。前記フィルター用ノズル33は真上及び斜め上に向ってフィルター11に向う形状で、前記フード用ノズル34はほぼ水平に向ってフード2の内面に向う形状で、回転用ノズル35は水平方向一側に向う形状である。
【0025】
前記各ノズルはノズル本体31内の流路(図示せず)を経て送水パイプ32に連通し、その各ノズルから洗浄液が噴出される。
回転用ノズル35から噴出される洗浄液のいきおいでノズル本体31が回転し、フード用ノズル34から噴出された洗浄液がフード2の内面に順次噴射されると共に、フィルター用ノズル33からフィルター11に洗浄液が噴射される。
前記送水パイプ32はフード2内部、例えば隔壁36に固定され、この送水パイプ32の端部(つまり給水口37)は前記凹部12の底面から下方に突出している。
前記給水口37に給水ホース38の一端部が接続してある。前記凹部12の底部(排水部)に排水ホース39の一端部が接続してある。
【0026】
前記パネル体4は図3に示すように、矩形状の表面板40と、この表面板40の両側縁に一体的に設けた三角形状の一対の側面板41で略コ字形状で、前記表面板40の上端部40aに取付用孔42が形成してある。
前記パネル体4の幅寸法(一対の側面板41間の寸法)はフード2の幅寸法よりも若干大きい。
【0027】
前記一対の側面板41の上部寄りに長尺で薄板状の支持部材43がピン44で揺動自在にそれぞれ取付けてある。
この支持部材43は側面板41にビス45で固着したクランク形状の第1受片46−1と側面板41との間に押し込みされ、前面板40と略平行な格納姿勢に保持されている。
前記支持部材43を手で引っ張ることで第1受片46−1から外れ、ピン44を中心として表面板40よりも表面側に突出した突出姿勢に揺動可能である。
支持部材43は突出姿勢で第2受片46−2によって保持される。
【0028】
前記表面板40の下部が図1に示すようにヒンジ47でレンジフード取付部1の下部に上下回動自在に取付けてある。そのヒンジ47はレンジ48の上面48aよりも上方位置である。
パネル体4をヒンジ47を中心として上方に回動すると、表面板40の上端部40aが図1に示すようにフード2の凹部12の表面12a(つまりフード2の下面板5の左右一端寄り部)に当接し、一対の側面板41が凹部12の側面12bと対向する。図3に示すように凹部12の表面12aに固着したねじ49が取付用孔42に挿通する。
このねじ49にワッシャと回転摘みを有するナット50を螺合することで、図1に示すようにパネル体4はほぼ垂直な姿勢、つまり縦向姿勢に固定される。なお、スリット入りのピンと孔などで固定しても良い。つまり、固定具で固定される。
【0029】
前記ナット50を外し、パネル体4をヒンジ47を中心として下方に回動すると共に、支持部材43を第1受片46−1から外して突出姿勢とすることで、図1に仮想線及び図4に示すように支持部材43がレンジ48の上面48aに接し、パネル体4はほぼ水平姿勢、つまり横向姿勢に保持される。
【0030】
前述のようにパネル体4が縦向姿勢に固定されると、表面板40の背面40b(レンジフード取付部1と対向する面)とレンジフード取付部1との間にほぼ三角形状の空間51が形成される。
この空間51に前記給水ホース38と排水ホース39が収納される。
【0031】
前記表面板40の背面40bには水中ポンプ52が着脱自在に取付けてあり、この水中ポンプ52は前記空間51内に収納される。
前記水中ポンプ52は図5に示すように、表面板40の背面40bにおける左右一側部に固着した一対の止片53にスナップ式に取付けてあり、その水中ポンプ52の吐出口52aに前記給水ホース38の他端部が接続してある。
前記排水ホース39の他端部は、表面板40の背面40bにおける左右他側部に固着した止片54にスナップ式に取付けてある。
前記パネル体4の表面板40の背面40bにおける左右中央部には容器置きスペース55を有する。
前記表面板40の背面40bにおける上部寄りに電源スイッチ56、洗浄タイマー57が取付けてある。これらは図示しない電源に接続されていると共に、水中ポンプ52に接続している。
【0032】
前述のようであるので、パネル体4を図1に実線で示す縦向姿勢とすると給水ホース38と排水ホース39がほぼU字形状にたれ下った状態で空間51内に収納される。
パネル体4を図1に仮想線及び図4に示すように、横向姿勢とすると給水ホース38と排水ホース39はフード2の凹部12とパネル体4に亘って連続する。
【0033】
次に機能を説明する。
レンジフード使用時にはパネル体を図1に実線で示す縦向姿勢とする。洗浄液カバー20を上方に移動して空気取入口8を開放する。
これによって、水中ポンプ52、給水ホース38、排水ホース39がパネル体4とレンジフード取付部1との間の空間51に収納され、それらが見えないので、見栄えが良い。
また、パネル体4はレンジ48の上部寄りからフード2の凹部12表面12a(下面板5)まで連続しているので、調理時に発生した油煙の上昇気流ガイドとしての機能を有し、その油煙はフード2の空気取入口8にスムーズに流れる。
【0034】
レンジフード洗浄時には、前述のようにナット50を外すと共に、支持部材43を第1止片46−1から外し、突出姿勢とする。パネル体4をヒンジ47を中心として図1に仮想線、図4に示す横向姿勢とする。
図4、図5に仮想線で示すように、パネル体4の表面板40の背面40bの容器置きスペース55に洗い容器60を置く。
この洗い容器60には4リットルの水と泡立ちを抑えた専用洗剤を標準で400ccが入れてある。つまり、洗い容器60には所定量の洗浄液が入れてある。
なお、フード2の内面の塗装面が親水処理されている場合は洗浄液は水のみで良い。
【0035】
次に水中ポンプ52を外し、この水中ポンプ52の吸込口52bを洗い容器60の中に浸す。このようにすることで、ポンプに呼び水を与える必要がない。
洗浄液カバー20を下方に移動して空気取入口8を閉じる。
排水ホース39を止片54から外し、洗い容器60内に入れる。
以上でレンジフードの洗浄作業準備が終了する。
【0036】
洗浄タイマー57を60分以内の任意の洗浄時間にセットする。つまり、洗浄タイマー57は図6に示すように、ダイヤル57aと目盛57bを有し、その目盛57bは洗浄周期(洗浄してから再び洗浄するまでの目盛)で、その洗浄周期にダイヤル57aを合せることで、その洗浄周期による最適な洗浄時間がセットされる。
電源スイッチ56をONして水中ポンプ52を駆動する。
水中ポンプ52が駆動することで、洗い容器60内の洗浄液が給水ホース38、送水パイプ32を経てノズル本体31に圧送され、前述したようにノズル本体31が回転しながらフード2の内面、フィルター11に洗浄液を噴きつけて洗浄する。
洗浄した洗浄液は洗浄液カバー20、下面板5に沿って凹部12内に流れ込み、排水ホース39を通って洗い容器60内に戻る。
【0037】
セットした洗浄時間が経過すると洗浄タイマー57がタイムアップして水中ポンプ52が停止する。
洗い容器60内の洗浄液を流し捨てる。
洗い容器60内に水4リットルを入れ、前述と同様にして水のみでリンス洗浄(フード2内面、フィルター11に付着残留している洗浄液の洗い流し)を所定時間、例えば10分間行う。このリンス洗浄時間も前述の洗浄タイマー57のダイヤル57aをリンス洗浄目盛57cに合せてセットする。
【0038】
前述のリンス洗浄終了後に、洗浄液カバー20を若干上方に移動して空気取入口8を少し開放し、レンジフードに既設の乾燥釦を押し、送風機3を駆動して所定時間、例えば10分間乾燥運転する。この乾燥運転時間はレンジフードに既設のタイマーでセットする。
これによって、フード2内面やフィルター11が水が付着していない乾燥状態となる。
【0039】
洗い容器60から水中ポンプ52を取り出し、水切りした後に止片53にスナップ式に取付ける。
排水ホース39を洗い容器60から取り出し、水切りした後に止片54にスナップ式に取付ける。
洗い容器60を持ち上げて流し台等に水を流し捨てる。
パネル体4をヒンジ47を中心として上方に回動し、図1に実線で示す縦向きに姿勢とし、前述のようにナット50を締付けて固定する。
【0040】
前記洗浄液噴出部30は多数の噴出口を有する形状で、フード2内に固定することでフード2の内面、フィルター11に洗浄液を噴きつけるものでも良い。
また、洗浄液噴出部30は複数の独立したノズルをフード2内に取付け、フード2の内面、フィルター11に洗浄液を噴きつけるものでも良い。
【0041】
前記支持部材43はレンジを置いてあるレンジ台やカウンターに接してパネル体4を横向姿勢としても良い。
また、支持部材43を用いずにパネル体4の表面板40をレンジ又はカウンターに直接又はクッション材を介して接することで横向姿勢としても良い。
【0042】
前記給水ホース38は水中ポンプ52の吐出口52aと接続、分離可能とし、パネル体4が縦向姿勢の時には給水ホース38を分離すると共に、パネル体4が横向姿勢の時に給水ホース38を接続しても良い。
【0043】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、パネル体4を横向姿勢とすればパネル体4、水中ポンプ52、給水ホース38の端部、排水ホース39の端部がフード2よりも低い位置となるので、そのパネル体4に洗浄液を入れた洗い容器60を置き、水中ポンプ52の吸込口を洗い容器60内に入れると共に、排水ホース39を洗い容器60内に入れる。
この状態で水中ポンプ52を駆動することで洗い容器60内の洗浄液が給水ホース38を通して洗浄液噴出部30からフード2内部に噴きつけられ、フード2内部を洗浄する。
洗浄した洗浄液は排水ホース39を通して洗い容器60内に流れる。
フード2内部を洗浄後はパネル体4から洗い容器60をおろし、パネル体4を縦向姿勢とする。
【0044】
このようであるから、フード2内部を洗浄液で洗浄できる。
また、フード2より低い位置で洗浄液を入れた洗い容器60をパネル体4に置いて洗浄し、洗浄後に洗い容器60をおろし洗浄液を流し捨てるので、従来のようにフード2部分において洗浄液の補給、交換作業が不要である。
しかも、横向姿勢としたパネル体4は低い位置で床からの高さが低いので、洗い容器60をパネル体4に置いたり、おろしたりする作業の労力が低減する。
【0045】
パネル体4を縦向姿勢とすれば水中ポンプ52、給水ホース38、排水ホース39がパネル体4の背面に収納されて表面から見えないので、見栄えが良い。
また、調理時に発生した油煙はパネル体4の表面に沿ってフード2の空気取入口8まで上昇するので、パネル体4は油煙の上昇気流ガイドとしての機能を有する。
【0046】
請求項2に係る発明によれば、洗浄タイマー57により洗浄時間を設定できるので、洗浄作業が容易である。
【0047】
請求項3に係る発明によれば、使用者は前回の洗浄から今回洗浄するまでの洗浄周期をセットすることで、その洗浄周期に最適な時間だけ洗浄できるから、簡単な操作で効率良く洗浄できる。
【0048】
請求項4に係る発明によれば、洗浄終了後にレンジフードを所定時間乾燥運転することが可能であり、フード2内部を洗浄液等が付着しない乾燥状態とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すレンジフードの全体断面図である。
【図2】フードと送風機の詳細拡大断面図である。
【図3】パネル体の斜視図である。
【図4】パネル体を横向姿勢とした状態の断面図である。
【図5】図4のA−A断面図である。
【図6】洗浄タイマーの説明図である。
【符号の説明】
1…レンジフード取付部、2…フード、3…送風機、4…パネル体、8…空気取入口、10…吸気口、11…フィルター、12…凹部、20…洗浄液カバー、30…洗浄液噴出部、31…ノズル本体、32…送水管、38…給水ホース、39…排水ホース、40…表面板、40b…背面、43…支持部材、49…ねじ、50…ナット、52…水中ポンプ、56…電源スイッチ、57…洗浄タイマー、60…洗い容器。
Claims (4)
- 空気取入口8を有するフード2と、この空気取入口8から空気とともに油煙を取り入れてフィルター11を通して外部に排出する送風機3と、パネル体4を備え、
前記フード2は、レンジフード取付部1に取り付けられ、
前記パネル体4は、その下端部を、前記レンジフード取付部1における前記フード2よりも下方の位置にヒンジ47で上下回動自在に取り付けることで、当該下端部を回動支点として、上端部をフード2の空気取入口8よりもレンジフード取付部1寄りの下部と連続させた状態の縦向姿勢と、前記上端部がフード2の下部と離隔した状態の横向姿勢とに亘って上下回動可能とし、
このパネル体4の背面に水中ポンプ52と給水ホース38と排水ホース39が設けてあり、その給水ホース38はフード2内に設けた洗浄液噴出部30に接続し、前記排水ホース39はフード2の洗浄液排出部に接続していることを特徴とするレンジフード。 - 前記水中ポンプ52の駆動時間を設定する洗浄タイマー57を設けた請求項1記載のレンジフード。
- 前記洗浄タイマー57は、洗浄周期を選択する形状で、かつ選択した洗浄周期に最適なる洗浄時間だけ水中ポンプ52の駆動時間を設定するものである請求項2記載のレンジフード。
- 前記フード2内部の洗浄終了後に、所定時間乾燥通風する機能を有する請求項1又は2又は3記載のレンジフード。
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