JP4542459B2 - エアバッグ - Google Patents

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本発明は、自動車等の車両に搭載され、衝突時等に膨張展開して乗員を効果的に保護するエアバッグに関する。
従来から、車両の安全性を確保することが強く要請されており、例えば車両が衝突した際に乗員を保護する安全装置の1つとしてエアバッグが広く普及している。一般に、エアバッグは、車両が大きな衝撃を受けたときに、その衝撃を感知してインフレータで高圧ガスを発生させてエアバッグの膨張室内に導入し、同膨張室を瞬時に膨張展開する。これにより、乗員をエアバッグで緩衝支持して人体に加わる衝撃力を大幅に緩和することができる。
このような乗員を保護するエアバッグは、例えば自動車の運転席に標準装備されている。また近年では、助手席や後部座席用のエアバッグ、側面衝突等に対応するためのカーテンエアバッグ、運転席で乗員の膝を保護するためのニーエアバッグ、さらに歩行者と車両の衝突時に歩行者を保護する歩行者保護エアバッグ等が自動車に搭載されるようになってきている。
これらエアバッグのうち、カーテンエアバッグは、膨張室が自動車のフロントピラーからルーフサイドレールに跨がって折り畳まれて収容されており、自動車が衝撃を受けたときに、エアバッグの膨張室をカーテン状に膨張展開する。これにより、車両の側面衝突時や車両が横転した際にその衝撃から乗員を効果的に保護することができる。
このようなカーテンエアバッグの一例が、例えば特開平11−321532号公報(特許文献1)等に開示されている。この特許文献1に記載されているような従来のカーテンエアバッグでは、一般的に、ガスを発生するインフレータが膨張室の前端部又は後端部に配設されており、膨張室の一端部側から膨張用ガスを流入して膨張室全体に行き渡らせる構造が採用されている。しかしながら、このようなカーテンエアバッグが、例えば3列シート車両のように車体長が比較的長い車両に搭載される場合、カーテンエアバッグの膨張室自体も長大になる。このため、車両衝突時に膨張室の端部に配設したインフレータによってガスを発生させても、膨張室の全体に(特に、膨張室のインフレータから離れた部位における末端部に)膨張用ガスが到達するまでにタイムラグが生じ易いという問題があった。従って、乗員の安全性をより高めるためには、車両の衝突時に長大な膨張室全体を速やかに安定して膨張展開させることが望まれていた。
このような問題を解消するために、例えば特開2001−277987号公報(特許文献2)や米国特許第6,846,010号明細書(特許文献3)では、インフレータを膨張室の中間部に配設したカーテンエアバッグを開示している。
特許文献2に記載されているエアバッグでは、フロントピラー部からリヤピラー部まで配された膨張室の略中間位置にインフレータを配設した構造を採用している。そして、インフレータから噴出するガスをディフューザーと呼ばれる三つ又状の金属パイプで車両の前後方向に分岐して、膨張室の前方部と後方部に対して膨張用ガスを同時に供給している。
これにより、例えば3列シート車両等に搭載されるような長大な膨張室を有するカーテンエアバッグであっても、膨張室の全体に速やかにガスを行き渡らせることができる。このため、膨張室の一端にインフレータを配設したカーテンエアバッグに比べて、膨張室を短時間で膨張展開でき、乗員をより効果的に保護することができる。
また、前記特許文献3に記載されているエアバッグは、膨張室が仕切りによって少なくとも2つに区分けされており、インフレータで発生したガスがT字状のガス案内路を介して、区分けされた各膨張室に供給される。また、各膨張室の間には連絡通路(Communication channel)が配設されている。
このような特許文献3に記載のエアバッグによれば、膨張用ガスをT字状のガス案内路で分岐して各膨張室に速やかに行き渡らせることができるため、各膨張室を短い時間で膨張展開することができる。また、各膨張室間に配設した連絡通路を介してガスを流通させることにより、各膨張室内の圧力が等しくなるように調整することができる。
特開平11−321532号公報 特開2001−277987号公報 米国特許第6,846,010号明細書
近年、車両の安全性に対する意識が一層高まり、乗員をより確実に、またより効果的に保護できる安全装置が求められてきている。その中で、カーテンエアバッグに関しては、膨張室全体をより均一な圧力で膨張展開させることが望まれている。
例えば、特許文献1に記載されているカーテンエアバッグは、前記のように、インフレータから噴出するガスをディフューザーで車両の前後方向に分岐して、膨張室の前方部及び後方部に供給している。また、この特許文献1のエアバッグは、膨張室内が区分けされていないため、前方部と後方部とがそれぞれ膨張することで相互に連通し、膨張室内全体を均一な圧力にすることができる。
しかしながら、通常、膨張室は折り畳まれて収容されている。このため、車両の衝突を検知してインフレータでガスの発生を開始したときから、膨張室の膨張展開により膨張室の前方部と後方部とが相互に連通して膨張室の内部圧力のバランスをとるまでにはタイムラグが生じることは避けられない。従って、乗員の安全性を一層高めるためには、インフレータで発生したガスを、ディフューザーにより膨張室の前方部と後方部とに等しい圧力で同時に分配供給することが望ましい。そうすることにより、車両の衝突を検知してから速やかに膨張室の前方部と後方部とを均一な圧力で同時に膨張展開させることが可能となる。
一方、インフレータからは高圧のガスが噴出されてディフューザーに流入するため、膨張室の前方部と後方部とにそれぞれ等しい圧力でガスを供給するには、ディフューザーのガス分岐部におけるガスの分配精度を非常に高く構成することが求められる。即ち、従来のディフューザーは、分岐部でガスを分配しても、圧力差を生じた状態でガスが分配されてしまうと、膨張室の前方部と後方部とが相互に連通するまでは、それぞれの膨張室は異なった圧力にて膨張することになる。このため、ディフューザーのガス分岐部においては、それぞれの膨張室にガスを均等に分配することが必要であり、ガス分岐部におけるガス分配精度として、非常に高いガス分配精度が要求される。
しかし、このような高いガス分配精度を有するディフューザーは、品質のばらつきを抑えて量産化するのが難しく、また製造コストが高くなる。従って、エアバッグのコストアップに繋がるという問題があった。
また、前記特許文献2に記載されたエアバッグにおいても、特許文献1と同様の問題があった。すなわち、仕切りによって区分けされた各膨張室は、前記のように連絡通路を介してガスを流通させることにより各膨張室内の圧力を等しく調整できる。しかし、インフレータでガスを発生してから、膨張室を膨張展開させて連絡通路にガスを流通させるまでにはタイムラグが生じてしまう。従って、各膨張室をガスの発生と同時に均一な圧力で膨張展開するためには、各膨張室にガスを分岐するT字状ガス案内路におけるガス分配精度を高くすることが求められる。このため、エアバッグのコストアップを招くという問題があった。
本発明は、かかる従来の課題を解消すべくなされたものであり、その具体的な目的は、インフレータで発生したガスを2つの導入口を有する膨張室に導入する際に、ガスの分岐部におけるガス分配精度があまり高くなくても、ガスを膨張室の2つの導入口に対して等しい圧力で導入して、膨張室をガスの供給開始時から均一な圧力で速やかに膨張展開することができるエアバッグを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明により提供されるエアバッグは、ガスを発生するインフレータと、同インフレータで発生したガスが導入されることにより膨張する膨張室とを備えたエアバッグにおいて、前記膨張室は第1及び第2のガス導入口を有してなり、前記膨張室の第1ガス導入口と接続して、前記インフレータからのガスを前記膨張室の第1のガス導入口に供給する第1のガス通路と、前記膨張室の第2ガス導入口と接続して、前記インフレータからのガスを前記膨張室の第2のガス導入口に供給する第2のガス通路と、前記第1のガス通路における前記第1のガス導入口側端部から前記第1のガス通路にかけて位置する第1の所定箇所と、前記第2のガス通路における前記第2のガス導入口側端部から前記第2のガス通路にかけて位置する第2の所定箇所とを相互に連通する第3のガス通路とが配設されてなることを最も主要な特徴となしている。
更に、前記膨張室が、前記第1のガス導入口及び前記第2のガス導入口をそれぞれのガス導入口とする2室に区分されてなることを主要な特徴となしている。
更にまた、前記膨張室が、前記第1のガス導入口と第2のガス導入口とにそれぞれ別個に独立して設けられてなることを主要な特徴となしている。
また、前記第1及び第2のガス通路は、1つの前記インフレータから分岐して配設されてなることを主要な特徴となしている。
本発明に係るエアバッグは、膨張室の第1ガス導入口と接続して、インフレータからのガスを膨張室に供給する第1のガス通路と、膨張室の第2ガス導入口と接続して、インフレータからのガスを膨張室に供給する第2のガス通路と、第1ガス通路における第1ガス導入口側端部から第1ガス通路にかけて位置する第1の所定箇所と、第2ガス通路における前記第2のガス導入口側端部から第2のガス通路にかけて位置する第2の所定箇所とを相互に連通する第3のガス通路とが配設されている。このため、インフレータで発生したガスを、第1ガス通路と第2ガス通路とに分岐した後、ガスを膨張室に導入する前に、第3ガス通路で第1ガス通路と第2ガス通路とを、それぞれ第1及び第2ガス導入口側端部から所定距離離間した部位で連通させることができるので、第1及び第2のガス通路からそれぞれの膨張室に導入するガスの圧力を均一化することができる。これにより、第1及び第2ガス通路からそれぞれ等しい圧力でガスを膨張室に導入でき、各ガス通路に接続された膨張室をガス供給開始時から均一な圧力で速やかに膨張展開することができる。
なお、本発明において、第1ガス通路における第1ガス導入口側端部から第1の所定箇所までの距離(第1の所定距離)の長さ、及び第2ガス通路における第2のガス導入口側端部から第2の所定箇所までの距離(第2の所定距離)の長さは使用条件等に応じて任意に選択することができる。また、第1の所定距離と第2の所定距離とは、同じ距離となるように設定することができるし、また互いに異なる距離となるように設定することもできる。さらに、第1の所定距離と第2の所定距離とにおける距離をゼロとすることで、第3のガス通路は、第1ガス通路における第1ガス導入口側端部と、第2ガス通路における第2ガス導入口側端部とを実質的に相互に連通する構成とすることができる。また、第3のガス通路の長さを、前記第1の所定箇所と第2の所定箇所との間隙よりも長く構成することもできる。
特に、本発明のエアバッグは、膨張室が第1及び第2ガス導入口をそれぞれのガス導入口とする2室に区分されて構成することができる。これにより、例えば膨張室が長大なものであっても、区分された各膨張室に均一な圧力でガスを導入して速やかに膨張展開し、且つ、膨張展開した膨張室の厚さを各部で略均等に維持することができる。
また、本発明のエアバッグは、膨張室が第1及び第2ガス導入口にそれぞれ別個に独立して設けて構成することができる。これにより、各膨張室を比較的小さく形成できるため、以下のような利点が得られる。
すなわち、エアバッグの膨張室のサイズがあまり大きくなると、膨張室を作製する際に裁断や縫製のために専用の機械が必要となる。また、エアバッグを車両に搭載するときに膨張室は折り畳まれて収納されるが、膨張室のサイズが大きいと折り畳みをきちんと行うことが難しく、さらに何万台と及ぶ車両に対して全て同じように膨張室を折り畳むことも困難となる。しかし、エアバッグ自体が大きくても、上記本発明のように各膨張室を比較的小さく形成することにより、膨張室の作製が容易となり、またエアバッグを車両に収容するときに膨張室を簡単に折り畳むことができる。
さらに、本発明のエアバッグは、第1及び第2のガス通路が1つのインフレータから分岐して配設されて構成することができる。これにより、エアバッグの設置スペースを比較的小さくすることができる。また、インフレータを1つとすることにより、気密性の保持が容易となり、エアバッグの作動時に膨張室の展開を安定して行うことができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、添付図面に基づいて具体的に説明する。なお、本発明に係るエアバッグは、以下で説明する実施例に限定されるものではなく、多様な変更が可能である。例えば、以下の実施例では、主に3列シートを備えた自動車に搭載されるカーテンエアバッグを例に挙げて説明する。しかしながら、本発明はこれに限定されず、助手席や後部座席用のエアバッグ、運転席で乗員の膝を保護するニーエアバッグ、歩行者を保護する歩行者保護エアバッグ等にも好適に適用することができる。また、本発明のエアバッグは、3列シートの自動車に限らず、種々の車両に搭載することができる。
図1は、3列シートの自動車に搭載されたエアバッグにおいて、膨張室が展開した状態を模式的に示した模式図である。また、図2は、同エアバッグの構成を模式的に示す模式図である。さらに、図3は、同エアバッグにおけるインフレータから膨張室にガスを流通させるガス流通配管の断面を模式的に示す模式断面図である。
実施例1におけるエアバッグ1は、図1に示すように、3列シートを備えた車体長の長い自動車17に搭載される。同自動車17において、フロントピラー部FP、第1センターピラー部CP1、第2センターピラー部CP2、リヤピラー部RPの上部には、前後方向に沿って閉断面構造のサイドルーフレール部RRが形成されている。エアバッグ1は、ブラケット18により、フロントピラー部FP、サイドルーフレール部RR、リヤピラー部RPで固定されており、通常は折り畳まれた状態でこれらの内部に収容されている。
この実施例1のエアバッグ1は、図2に示すように、自動車17が衝撃を受けたときにセンサ(不図示)からの信号を受けて膨張用ガスを発生させるインフレータ2と、インフレータ2で発生したガスが導入されることにより膨張する膨張室3と、インフレータ2で発生したガスを流入して膨張室3に案内するガス流通配管10とが主要構成要素として配設されている。
インフレータ2は、例えば、略円柱状の本体部を有し、本体部の内部に充填した推進薬を反応させて、本体部の一端部に設けたガス噴射口2’から高温高圧のガスを噴射するような、エアバッグに一般的に備えられるインフレータを使用することができる。このインフレータ2は、自動車の第1センターピラー部CP1に固定され、ピラーガーニッシュで覆われている。
膨張室3は、ナイロン製の織布から構成されており、表面にシリコン系樹脂がコーティングされている。図2に示すように、膨張室3は、第1ガス導入口7と第2ガス導入口8とを有している。これら第1及び第2ガス導入口7,8には、以下で説明するガス流通配管10の第1ガス通路11及び第2ガス通路12が、それぞれクランプ4によって気密に接続されている。
また、膨張室3の内部には仕切り9が設けられており、第1導入口7側の第1膨張室3’と第2導入口8側の第2膨張室3″との2室に区分されている。このように膨張室3内部に仕切り9を配設することにより、膨張室3が膨張展開した際に、膨張室3の各部における厚さを略均等に維持することができる。なお、このような仕切り9は必ず配設されるものではなく、必要に応じて適宜設置したり、排除したりできる。
ガス流通配管10は、鉄等の金属からなり、インフレータ2から噴出する膨張用ガスを膨張室3の第1及び第2ガス導入口7,8に案内するものである。このガス流通配管10は、図3に示したように、インフレータ2と連結する元部14と、第1膨張室3’の第1導入口7と第2膨張室3″の第2導入口8とを接続する第3のガス通路13と、第3ガス通路13に接続して元部14から流入したガス6を分岐して第1膨張室3’の第1導入口7に供給する第1ガス通路11と、第1ガス通路11と別の箇所で第3ガス通路13に接続してガス6を第2膨張室3″の第2導入口8に供給する第2ガス通路12とを配設している。
第1ガス通路11は、第1ガス通路11における第1ガス導入口側端部11aから第1ガス通路11にかけて位置する第1の所定箇所11bで第3ガス通路13と接続し、また第2ガス通路12は、第2ガス通路12における第2ガス導入口側端部12aから第2ガス通路12にかけて位置する第2の所定箇所12bで第3ガス通路13と接続している。従って、第1ガス通路11と第2ガス通路12とは、第3ガス通路13の途中でそれぞれ合流するように構成されている。
なお、図3を第1ガス通路11、第2ガス通路12を中心にして見ると、上記第1の所定箇所11bと上記第2の所定箇所12bとが、第3ガス通路13によって連通しているものとして見ることもできる。
また、図2及び図3において、第1ガス導入口側端部11aから第1の所定箇所11bまでの距離と第2ガス導入口側端部12aから第2の所定箇所12bまでの距離を破線で示している。さらに、ガス流通配管10において、各ガス通路11〜13の管径や寸法、元部14の大きさ等は、自動車の形状等に応じて適宜変更可能であり、特に限定されるものではない。
次に、上記のように構成された実施例1のエアバッグ1の動作について説明する。
例えば、自動車7が衝突して衝撃を受けると、不図示のセンサがその衝撃を検知して、インフレータ2に信号を送る。不図示のセンサから信号を受けたインフレータ2は高圧ガスを発生し、吐出口2’からガス流通配管10の元部14にガスを噴出する。
ガス流通配管10の元部14から流入した高圧のガス6は、第1ガス通路11と第2ガス通路12が互いに接続している接続部(分岐部)において各ガス通路に分岐し、膨張室3の第1ガス導入口7と第2ガス導入口8とに向かってそれぞれ流れる。ここで、本実施例1におけるガス流通配管10では、第1ガス通路11と第2ガス通路12とが第3ガス通路13により連通した構成となっている。
従って、前記分岐部で分岐した第1ガス通路11に流れるガスと、第2ガス通路12に流れるガスとの間に圧力差が生じていても、第3ガス通路13を介して第1ガス通路11と第2ガス通路12とを流通させることができる。このため、第1及び第2ガス通路11,12間でガス圧力のバランスを調整することができる。これにより、第1ガス導入口側端部11aと第2ガス導入口側端部12aとから均一な圧力のガスを第1ガス導入口7と第2ガス導入口8とにそれぞれ接続した膨張室3’、3″内に供給することができる。
例えば、ガス流通配管10の管径や配設状態の関係で、第2ガス通路12よりも第1ガス通路11に分岐されたガスの圧力が高い場合は、第3ガス通路13を介してガスが第1ガス通路11の第1の所定箇所11bから第2ガス通路12の第2の所定箇所12bに向かって自動的に流れる。これにより、第1ガス通路11を流れるガスと第2ガス通路12を流れるガスとの間でガス圧力のバランスが保たれ、膨張室3の第1ガス導入口7及び第2ガス導入口8から膨張室3’及び3″にそれぞれ等しい圧力で膨張用ガスを供給できる。
すなわち、従来では、前記特許文献1、2のように、インフレータから噴出する高圧ガスをディフューザーの分岐部で分岐した後、分岐したガスに圧力差があっても膨張室にガスを供給する前に圧力のバランスを取ることができなかった。そのため、ディフューザーの分岐部に高いガス分配精度が求められるという欠点があった。
これに対して、実施例1のエアバッグ1は、上記のような従来の欠点を解消するものである。すなわち、ガス流通配管10の分岐部におけるガス分配精度に関わらず、インフレータ2から噴出する高圧ガスを第1ガス通路11及び第2ガス通路12に分岐した後、第3ガス通路13でガスを流通させることにより、ガス圧力のバランスを取ることができる。このため、インフレータ2で発生したガスを、膨張室3の第1及び第2ガス導入口に対して、等しい圧力で確実に供給することができる。
これにより、区分された第1膨張室3’及び第2膨張室3″を、ガス供給開始時から均一な圧力で速やかに且つ安定して膨張展開させることができ、自動車の衝突時に乗員をより確実に、且つ効果的に保護することができる。
なお、膨張室3に仕切り9が設けられてなく、膨張室3の内部が連通している場合であっても、膨張室3の第1及び第2ガス導入口7,8の両方にガスを等しい圧力で供給できる。従って、膨張室3を2箇所のガス導入口から均一な圧力で速やかに且つ安定して膨張展開させることができ、乗員の安全性を向上させることができる。
次に、本発明の実施例2におけるエアバッグについて説明する。ここで、図4は、本発明の実施例2のエアバッグ20における部分的な構成を模式的に示す模式断面図である。また、図5は、図4におけるV−V断面の拡大図を示している。なお、以下の各実施例において、その前段の実施例で説明した部材と同様の構成を有する部材については、同じ符号を用いることによってその説明を省略するものとする。
実施例2におけるエアバッグ20は、ガス流通配管25の構成が前記実施例1のエアバッグ1におけるガス流通配管10と異なるものであるが、それ以外の部材に関しては前記実施例1の同様のものである。従って、本実施例2においては、ガス流通配管25について具体的に説明する。
実施例2のエアバッグ20に配設されるガス流通配管25は、図4に示したように、インフレータ2と連結する元部24と、元部24から流入したガスを分岐して膨張室3の各ガス導入口に案内する第1ガス通路21及び第2ガス通路22と、第1及び第2ガス通路21、22とは独立した第3ガス通路23とを備えている。
このガス流通配管25は、図5に断面を示すように、例えば実施例1におけるガス流通配管10内に、独立した第3ガス通路23を内装した構成となっている。言い換えると、実施例1における第3ガス通路13内に、独立した第3ガス通路23を内装した構成となっている。この第3ガス通路23は、第1ガス導入口7と第2ガス導入口8とを相互に連通するものである。
従って、本実施例2において、第1ガス通路21の端部21aと第1の所定箇所21bとの間隔はゼロとなるように構成されている。また第2ガス通路22の端部22aと第2の所定箇所22bとの間隔もゼロとなるように構成されている。なお、本発明において、第3ガス通路23の長さは特に限定されず、使用条件等に応じて任意に設定することができる。例えば、第3ガス通路23を、その両端部を第1ガス通路21の端部21a及び第2ガス通路22の端部22aよりも長くして膨張室3’、3″内に延長した構成とすることも、又は端部21a、22bよりも短くして、第1ガス導入口7、第2ガス導入口8の上流側において、それぞれ第1ガス通路21、第2ガス通路22と合流させる構成とすることもできる。
このように第1の所定箇所21bと第2の所定箇所22bとを相互に連通する第3ガス通路23を配設することにより、第1ガス導入口7に供給されるガスの圧力と、第2ガス導入口8に供給されるガスの圧力とを均一化することができる。
従って、このようなガス流通配管25を配設した実施例2のエアバッグ20によれば、自動車の衝突時に、先ずインフレータ2から高圧ガスが発生し、ガス流通配管25の元部24に噴出される。そして、元部24から流入した高圧のガス6は第1ガス通路21と第2ガス通路22とに分岐され、それぞれ第1膨張室3’の第1ガス導入口7及び第2膨張室3″の第2ガス導入口8に向かって流れる。
このとき、第1ガス通路21に分岐されたガスと、第2ガス通路22に分岐されたガスとの間に圧力差が生じていても、第3ガス通路23を介して第1及び第2ガス導入口7,8間でガスを流通させることができる。従って、両ガス導入口7,8においてガス圧力のバランスをとることができる。これにより、第1及び第2膨張室3’,3″に対して、それぞれ等しい圧力で膨張用ガスを供給でき、両膨張室3’,3″をガス供給開始時から均一な圧力で安定して膨張展開することができる。
本発明の実施例3におけるエアバッグについて説明する。ここで、図6は、実施例3におけるエアバッグの構成を模式的に示す模式図である。また、図7は、同エアバッグにおけるインフレータから膨張室にガスを流通させるガス流通配管の断面を模式的に示す模式断面図である。
実施例3におけるエアバッグ30は、図6に示すように、インフレータ2と、インフレータ2で発生したガスが導入されることにより膨張する第1及び第2膨張室36、36’と、インフレータ2で発生したガスを膨張室36、36’に案内するガス流通配管35とが主要構成要素として配設されている。
膨張室36、36’は、それぞれ別個に独立して設けられた膨張室である。例えば、第1膨張室36は1列目シートで乗員を保護するように第1センターピラー部CP1の前方部に配しておき、また第2膨張室36’は2列目及び3列目シートで乗員を保護するように、第1センターピラー部CP1の後方部に配することができる。このように第1膨張室36と第2膨張室36’とを別個に独立して設けることにより、例えば前記実施例1や実施例2に比べて、各膨張室36、36’を比較的小さく形成することが可能となる。これにより、膨張室を作製する際の裁断や縫製が容易となり、またエアバッグを車両に収容するときに膨張室を簡単に折り畳むことができる等の利点を得ることができる。
また、第1膨張室36には、第1ガス導入口7が備えられており、第1ガス導入口7とガス流通配管35とがクランプ4によって気密に接続されている。一方、第2膨張室36’には、第2ガス導入口8が備えられており、第2ガス導入口8とガス流通配管35とがクランプ4によって気密に接続されている。さらに、これら膨張室36、36’は、下方部でストラップ37により互いに繋がれている。これにより、第1及び第2膨張室36、36’にガスが供給されて膨張展開する際に、膨張室の位置がずれたりせずに、車体の前後方向に対して安定した展開を行うことができる。
ガス流通配管35は、図7の(a)に示すように、前記実施例1のガス流通配管10と同様の構成を有するものである。すなわち、実施例3におけるガス流通配管35は、インフレータ2と連結する元部34と、元部34から流入したガスを分岐して第1膨張室36に供給する第1ガス通路31と、ガスを第2膨張室36’に供給する第2ガス通路32と、第1ガス通路31と第2ガス通路32とが接続されている第3のガス通路33とを配設している。このように第3ガス通路33が配設されていることにより、第1ガス導入口7から第1膨張室36に供給されるガスの圧力と、第2ガス導入口8から第2膨張室36’に供給されるガスの圧力とを均一化することができる。
従って、上記のような実施例3のエアバッグ30であれば、前記実施例1と同様に、自動車の衝突時にインフレータ2から噴出した高圧ガス6は、元部34から流入して、第1ガス通路31と第2ガス通路32に分岐され、それぞれ第1膨張室36の第1ガス導入口7と、第2膨張室36’の第2ガス導入口8に向かって流れる。このとき、第1ガス通路31に分岐されたガスと、第2ガス通路32に分岐されたガスとの間に圧力差が生じていても、第3ガス通路33を介してガスを互いに流通させることができる。このため、圧力のバランスを調整して両ガス通路31,32に流れるガスの圧力を均一化させることができる。これにより、独立して別個に設けられた膨張室36、36’に対して、それぞれ等しい圧力で膨張用ガスを供給できる。従って、膨張室36、36’をガス供給開始時から均一な圧力で安定して膨張展開させることができ、乗員をより確実に且つ効果的に保護することができる。
一方、実施例3においては、前記ガス流通配管35を、図7の(b)に示すように、前記実施例2のガス流通配管25と同様の構成を有するガス流通配管35’とすることもできる。すなわち、第1ガス通路31’及び第2ガス通路32’とは独立した第3ガス通路33’を、図7(a)における第3ガス通路33内に内装させた構成となっている。この第3ガス通路33’によって、第1ガス導入口7と第2ガス導入口8とを相互に連通している。
これにより、第1膨張室36に供給されるガスの圧力と、第2膨張室36’に供給されるガスの圧力とを均一化することができる。従って、前記と同様に、独立して別個に設けられた第1膨張室36及び第2膨張室36’をガス供給開始時から均一な圧力で安定して膨張展開させることができ、乗員をより確実に且つ効果的に保護することができる。
本発明の実施例4におけるエアバッグについて説明する。ここで、図8は、実施例4におけるエアバッグの構成を模式的に示す模式図である。
実施例4におけるエアバッグ40は、インフレータ2に吐出口が2箇所設けられているものである。図8に示すように、2つの吐出口を有するインフレータ2と、独立して別個に設けられた第1及び第2膨張室36,36’と、インフレータ2で発生したガスを膨張室36、36’に案内するガス流通配管45とが主要構成要素として配設されている。
ガス流通配管45は、インフレータ2で発生させた高圧ガスを流入する元部として、インフレータ2の2つの吐出口に対して第1ガス通路41にガスを流入させる元部44aと第2ガス通路42にガスを流入させる元部44bとがそれぞれ設けられている。また、ガス流通配管45は、元部44aから流入したガスを第1膨張室36に供給する第1ガス通路41と、元部44bから流入したガスを第2膨張室36’に供給する第2ガス通路42と、第1ガス通路41及び第2ガス通路42が接続されている第3のガス通路33とを配設している。
このようにガス流通配管45を構成することによっても、第3ガス通路33で第1ガス通路41と第2ガス通路42とに流れるガスの圧力を均一化させることができる。これにより、インフレータ2で発生する高圧ガスを、第1及び第2膨張室36、36’に対してそれぞれ等しい圧力で供給することができる。従って、膨張室36、36’をガス供給開始時から均一な圧力で安定して膨張展開させることができ、乗員をより確実に且つ効果的に保護することができる。
なお、実施例4においても、前記実施例3と同様に、第1ガス通路41及び第2ガス通路42とは独立した第3ガス通路をガス流通配管45内に配設し、第1ガス導入口7と第2ガス導入口8とを相互に連通させることができる。これにより、第1膨張室36に供給されるガスの圧力と、第2膨張室36’に供給されるガスの圧力とを均一化することができるため、上記と同様の効果を得ることができる。
本発明の実施例5におけるエアバッグは、図9に示すように、2つのインフレータ2を並列して1つのケーシング56内に収容し、ケーシング56に設けた一つの吐出口56’から高圧ガスを噴出するものである。このケーシング56は、ガス流通配管55の元部54に連結されている。また、ガス流通配管55では、第1ガス通路51における第1ガス導入口側端部51aから第1の所定箇所51bまでの距離が前記実施例1より長い距離となるように第1の所定箇所51bを構成している。さらに、第2ガス通路52についても、第2ガス導入口側端部52aから第2の所定箇所52bまでの距離が前記実施例1より長い距離となるように第2の所定箇所52bを構成している。従って、第3ガス通路53は、第1ガス通路51の中間部に位置する第1の所定箇所51bと第2ガス通路52の中間部に位置する第2の所定箇所52bとを相互に接続するように配設されており、第1ガス通路51と第2ガス通路52とを、前記実施例1よりもインフレータの吐出口に近い側で連通させている。なお、第3ガス通路53を、図8のように、第1ガス導入口7と第2ガス導入口8とを直接連通させる構成とすることもできる。
このように2つのインフレータ2を備えることにより、自動車の衝突時により多量の膨張用ガスをケーシング56から噴出することができる。また、上記ガス流通配管55を配設することにより、多量の膨張用ガスを第1及び第2膨張室36、36’に等しい圧力で供給して、非常に短時間で膨張室36、36’を膨張展開させることができる。
すなわち、例えば前記特許文献1のような単なるディフューザーよるガスの分岐のみでは、短時間で多量の膨張用ガスが噴出されると、各膨張室に供給されるガスの圧力差が更に生じやすくなるという問題がある。これに対して、本実施例5のエアバッグでは、ケーシング56から多量の膨張用ガスを噴出しても、上記のように第1及び第2膨張室36、36’に対して膨張用ガスをそれぞれ等しい圧力で安定して供給することができる。
本発明の実施例6におけるエアバッグは、図10に示すように、2つのインフレータ2をそれぞれ独立して配設している。また、ガス流通配管65は、一方のインフレータ2と連結する元部64aと、他のインフレータ2と連結する元部64bと、元部64aから流入したガスを第1膨張室36の第1ガス導入口7に供給する第1ガス通路61と、元部64bから流入したガスを第2膨張室36’の第2ガス導入口8に供給する第2ガス通路62と、第1ガス通路61と第2ガス通路62とを相互に連通する第3ガス通路63とを配設している。この第3ガス通路63は、前記実施例5と同様に、第1ガス通路51における第1ガス導入口側端部51aから第1の所定箇所51bまでの距離、及び第2ガス導入口側端部52aから第2の所定箇所52bまでの距離が前記実施例1より長くなるように構成し、第1ガス通路51と第2ガス通路52とをインフレータの吐出口に近い側で連通させている。この場合、第1ガス導入口側端部51aから第1の所定箇所51bまでの距離と第2ガス導入口側端部52aから第2の所定箇所52bまでの距離とを互いに異ならせることもできる。
このようにガス流通配管65を構成することによって、2つのインフレータ2からそれぞれ独立してガスが噴出されても、第3ガス通路63により第1ガス通路61及び第2ガス通路62に流れるガスの圧力を均一化させることができる。従って、第1及び第2膨張室36、36’に対して膨張用ガスをそれぞれ等しい圧力で供給することができる。
本発明の実施例7におけるエアバッグ70では、図11に示すように、ガス流通配管75は、第1ガス通路71及び第2ガス通路72を直線的に配置し、元部74から延設している通路とガスの分岐部でT字状となるように構成されている。また、第3ガス通路73は、第1ガス通路71及び第2ガス通路72とは独立して配設されており、第1ガス導入口側端部71aに位置する第1の所定箇所71bと第2ガス導入口側端部72aに位置する第2の所定箇所72bとを相互に連通している。なお、この第3ガス通路73は、使用条件等に応じて、図11のように中間部が曲折した状態で配設したり、或いは中間部が直線状となるように配設したりすることができる。さらに、第3ガス通路73の長さや管路径も任意に選択することができる。
このようにしてエアバッグ70のガス流通配管75を構成することによっても、第1膨張室36に供給されるガスの圧力と、第2膨張室36’に供給されるガスの圧力とを均一化することができる。
本発明は、車両に搭載される様々なエアバッグに対して有効に適用することができる。
3列シートの自動車に搭載されたエアバッグにおいて、膨張室が展開した状態を模式的に示した模式図である。 同エアバッグの構成を模式的に示す模式図である。 同エアバッグにおけるインフレータから膨張室にガスを流通させるガス流通配管の断面を模式的に示す模式断面図である。 実施例2のエアバッグ20における部分的な構成を模式的に示す模式断面図である。 図4に示したエアバッグおけるV−V断面の拡大図である。 実施例3におけるエアバッグの構成を模式的に示す模式図である。 同エアバッグにおけるインフレータから膨張室にガスを流通させるガス流通配管の断面を模式的に示す模式断面図である。 実施例4におけるエアバッグの構成の一部を模式的に示す模式図である。 実施例5におけるエアバッグの構成の一部を模式的に示す模式図である。 実施例6におけるエアバッグの構成の一部を模式的に示す模式図である。 実施例7におけるエアバッグの構成の一部を模式的に示す模式図である。
符号の説明
1 カーテンエアバッグ
2 インフレータ
2’ 吐出口
3 膨張室
3’ 第1膨張室
3″ 第2膨張室
4 クランプ
6 ガス
7 第1ガス導入口
8 第2ガス導入口
9 仕切り
10 ガス流通配管
11 第1ガス通路
11a 第1ガス導入口側端部
11b 第1の所定箇所
12 第2ガス通路
12a 第2ガス導入口側端部
12b 第2の所定箇所
13 第3ガス通路
17 自動車
18 ブラケット
20 エアバッグ
21 第1ガス通路
21a 第1ガス導入口側端部
21b 第1の所定箇所
22 第2ガス通路
22a 第2ガス導入口側端部
22b 第2の所定箇所
23 第3ガス通路
24 元部
25 ガス流通配管
30 エアバッグ
31 第1ガス通路
31’ 第1ガス通路
32 第2ガス通路
32’ 第2ガス通路
33 第3ガス通路
33’ 第3ガス通路
34 元部
35 ガス流通配管
35’ ガス流通配管
36 第1膨張室
36’ 第2膨張室
37 ストラップ
40 エアバッグ
41 第1ガス通路
42 第2ガス通路
43 第3ガス通路
44a 元部
44b 元部
45 ガス流通配管
51 第1ガス通路
51a 第1ガス導入口側端部
51b 第1の所定箇所
52 第2ガス通路
52a 第2ガス導入口側端部
52b 第2の所定箇所
53 第3ガス通路
54 元部
55 ガス流通配管
56 ケーシング
56’ 吐出口
61 第1ガス通路
62 第2ガス通路
63 第3ガス通路
64a 元部
64b 元部
65 ガス流通配管
70 エアバッグ
71 第1ガス通路
71a 第1ガス導入口側端部
71b 第1の所定箇所
72 第2ガス通路
72a 第2ガス導入口側端部
72b 第2の所定箇所
73 第3ガス通路
74 元部
75 ガス流通配管
FP フロントピラー部
CP1 第1センターピラー部
CP2 第2センターピラー部
RP リヤピラー部
RR サイドルーフレール部

Claims (4)

  1. ガスを発生するインフレータと、同インフレータで発生したガスが導入されることにより膨張する膨張室とを備えたエアバッグにおいて、
    前記膨張室は第1及び第2のガス導入口を有してなり、
    前記膨張室の第1ガス導入口と接続して、前記インフレータからのガスを前記膨張室の第1のガス導入口に供給する第1のガス通路と、
    前記膨張室の第2ガス導入口と接続して、前記インフレータからのガスを前記膨張室の第2のガス導入口に供給する第2のガス通路と、
    前記第1のガス通路における前記第1のガス導入口側端部から前記第1のガス通路にかけて位置する第1の所定箇所と、前記第2のガス通路における前記第2のガス導入口側端部から前記第2のガス通路にかけて位置する第2の所定箇所とを相互に連通する第3のガス通路と
    が配設されてなることを特徴とするエアバッグ。
  2. 前記膨張室が、前記第1のガス導入口及び前記第2のガス導入口をそれぞれのガス導入口とする2室に区分されてなることを特徴とする請求項1記載のエアバッグ。
  3. 前記膨張室が、前記第1のガス導入口と第2のガス導入口とにそれぞれ別個に独立して設けられてなることを特徴とする請求項1又は2記載のエアバッグ。
  4. 前記第1及び第2のガス通路は、1つの前記インフレータから分岐して配設されてなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のエアバッグ。
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