JP4542359B2 - ネットワーク監視装置及び監視方法、並びに監視システム - Google Patents

ネットワーク監視装置及び監視方法、並びに監視システム Download PDF

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Description

本発明は、MPLS(Multi Protocol Label Switching)方式でパケット転送が行われるネットワーク内に設定されているラベルスイッチパス(LSP)を監視するための機構に関する。
MPLSとは、インターネットにおいてパケット転送を高速化するために、ルータが、パケットのネットワークレイヤのアドレスを調べて転送先を決めるのではなく、パケットに付与されたラベルにより高速にスイッチングするようにした技術である。この技術が採用されたネットワークにおいては、始点ルータと終点ルータとの間で、あるいは、始点から終点までの経路上の隣接ルータ間で、RSVP(Resource reSerVation Protocol)あるいはLDP(Label Distribution Protocol)等のメッセージが交換されることにより、LSPが設定される。
このようなMPLS方式を採用するネットワークを運営するインターネット・サービス・プロバイダ(ISP)の管理者にとって、ネットワーク内にどのようなLSPが設定されているのかを可視化するツールがあると、便利である。例えば、米国WANDL社は、IP/MPLSViewという可視化ツールを提供している(非特許文献1)。このWANDL社の可視化ツールは、ネットワーク内の各ルータから、コンフィギュレーション情報を収集し、この収集したコンフィギュレーション情報に基づいて、ルータ間での各種プロトコルの動作をシミュレーションすることにより、設定されるLSPを推測して、表示するものである。したがって、このWANDL社の可視化ツールでは、現実に設定されているLSPを可視化することはできない。
一方、LSPに障害が生じている場合に、この障害がLSP経路上のどこで発生したものであるかを特定するための技術が提案されている(特許文献1)。この技術では、LSPの始点ルータにおいてトラフィックを測定することにより、障害の発生が検出されると、LSPの経路を求めて、経路上のどこで障害が発生したのかを調べる。具体的には、ループ検出モードが使用されるLSPを設定するために交換されるLDPのメッセージに含まれるルータの情報に基づいて、LSPの経路を判定しておき、障害発生時には、この判定しておいた経路上のルータ間に流れるトラフィックを観測して、障害原因を特定する。
特開2002−111666号公報 WANDL社の製品「IP/MPLSView」のカタログ(http://www.wandl.com/html/support/papers/IPMPLSBrochure.pdf)
しかしながら、上記の技術においても、LSPの経路は、そのLSPにトラフィックが流されたときにLDPのメッセージに基づいて判定されるに留まり、これでは、現実に設定されているLSPの経路を知ることはできない。なぜなら、LSPは、メッセージ交換により設定されてから、そこに実際にトラフィックが流されるまでに、任意の時間が経過するものであるが、上記の技術では、障害の監視を目的としているため、トラフィックが流れない限り、経路の探索はできないようになっているからである。
そうすると、例えば、ISPの管理者が、あるLSPについて工事をするため、別の代替LSPを使用する場合、代替LSPの設定について各種の確認をしてから、元のLSPに流していたトラフィックを代替LSPへ流すように切り換えるという手順を踏みたいところであるが、上記の技術では、切り換え前には、代替LSPには未だトラフィックが流れていないため、代替LSPの経路の探索はできないことになる。すなわち、従来の技術では、トラフィックを流すLSPを切り換える前に、代替LSPがどのような経路を通っているかや、現在の状況(接続が生きている(UP)か切断されている(DOWN)か)等を可視化して、ユーザ(上記の例ではISPの管理者)に確認させるようなことはできないことになる。
また、上記の技術では、あるLSPが切断されるという障害が生じた場合、そのLSPに流れているトラフィックを測定することにより障害を検出するため、トラフィックが流れていないLSPが切断された場合、トラフィックが流れるまではこれを知ることができない。しかし、ISPの管理者としては、トラフィックが流れる前に、LSPが切断されていることを速やかに確認して、対処できることが望ましい。
さらに、MPLSにおいて設定可能なLSPには、詳しくは後述するように、グローバルリペア用のLSP(プライマリLSPに対するセカンダリLSP)、ローカルリペア用のLSP(あるLSPの一部の経路を迂回させるためのLSP)、階層化LSP(ラベルスタックとも呼ばれ、太いパイプである上位LSPの中を通過させる形で下位LSPが設定されるもの)等、各種のものがある。これらのLSPの対応関係を分かりやすく可視化するツールを実現できれば、多数のLSPを管理するISP管理者の助けとなる。
本発明は、以上のような事情を考慮し、ネットワークにおけるLSPの設定状況を適切に把握できるネットワーク監視ツールを提供することを、目的とする。
本発明に係るネットワーク監視装置は、ラベルスイッチパスが設定可能なネットワークの構成要素である複数のルータと通信する通信手段と、前記複数のルータのそれぞれが記憶している、ラベルスイッチパスの経路に関する情報を、前記通信手段を介して収集する情報収集手段と、前記情報収集手段により収集された情報に基づき、各ラベルスイッチパスについて、ラベルスイッチパスを特定するための情報及びラベルスイッチパスの現在の経路の情報を記憶する状態記憶手段と、ユーザからの指定に従って、前記状態記憶手段から選択的にラベルスイッチパスについての情報を読み出し、選択されたラベルスイッチパスの経路をグラフィック表示する表示手段とを備える。
この構成により、現実にラベルスイッチパスを使用してパケット転送を行うルータの有する経路に関する情報(その経路の現在の状態を含んでもよい)を、監視装置に収集することで、現在の各LSPの設定状況を把握することができ、各LSPの経路を含めてユーザに分かりやすく提示することができる。すなわち、各ルータは、現実のネットワークで発生したイベント(例えば障害)に応じて、各LSPの設定経路を変更するものであるため、監視装置が各ルータから直接LSPの情報を収集することで、ルータのコンフィギュレーション情報からの理論的なシミュレーションでは捉えられない、現実の各LSPの状況が把握できるのである。また、各ルータからのLSP情報の収集は、設定されたLSPを使用してパケット転送をすることとは関係なく、行うことができるため、トラフィックを流す前であっても、現実にLSPが設定されているか、その経路はどうか、その状態がUPかDOWNか等を知ることができる。
上記の構成において、前記情報収集手段は、前記各ルータにより発信される、自ルータが記憶しているラベルスイッチパスについて変化が生じたことに関する通知を、前記通信手段を介して受信する手段を含むものであってもよい。このように、各ルータ側に、LSP情報に変更があったことを自主的に監視装置へ通知する機能を設けることにより、監視装置は、アップデートされたLSPの設定状況を、より速やかに把握することができるようになる。また、前記情報収集手段が、前記各ルータに対し、LSP情報を送るように定期的に要求し、この要求に応答してルータから送信されるLSP情報を受信する手段をも含むようにすれば、各ルータからの変更通知が何らかの事情で監視装置に届かない場合にも、適切にLSPの設定状況をアップデートすることができる。
上記の構成において、各ラベルスイッチパスについて、前記状態記憶手段に過去に記憶された情報を、履歴情報として、時刻情報と共に記憶する履歴記憶手段を更に備えるようにし、前記表示手段は、ユーザからの時刻を伴う指定に従って、選択された過去のラベルスイッチパスの経路を、前記履歴情報に基づいて、グラフィック表示する手段を含むようにしてもよい。これにより、過去の指定した時点における各LSPの設定状況も、ユーザに分かりやすく提示することが可能になる。
上記の構成において、前記ネットワークは、同一始点ルータから同一終点ルータへ、それぞれ異なる経路を有する複数のラベルスイッチパスが、設定可能なものであり、前記情報収集手段は、前記各ルータから、自ルータを始点とする前記複数のラベルスイッチパスがある場合にこれらのラベルスイッチパスのうち異なる種別に属するもの同士を対応付けるための情報を、収集する手段を含み、前記状態記憶手段は、各ラベルスイッチパスについての情報を、対応付けられたラベルスイッチパスがあれば一方のラベルスイッチパスの指定から他方のラベルスイッチパスの情報が検索可能なように、記憶するものであり、前記表示手段は、ユーザからの指定に従って、前記状態記憶手段を検索し、異なる種別に属するラベルスイッチパスの経路を対応付けてグラフィック表示する手段を含むものとしてもよい。これにより、例えば、始点と終点を同じくするグローバルリペア用のLSPを設定可能なネットワークにおいて、プライマリLSPとセカンダリLSP(バックアップ用のLSP)との対応関係を、ユーザに分かりやすく提示できる。
上記の構成において、前記ネットワークは、ラベルスイッチパスの経路上のある中継ルータを始点とし、別の中継ルータを終点とする迂回ラベルスイッチパスが、設定可能なものであり、前記情報収集手段は、前記各ルータから、前記迂回ラベルスイッチパスを利用可能なラベルスイッチパスを特定するための情報を、収集する手段を含み、前記状態記憶手段は、各ラベルスイッチパスについての情報を、迂回ラベルスイッチパスの設定されたラベルスイッチパスがあれば一方のラベルスイッチパスの指定から他方のラベルスイッチパスの情報が検索可能なように、記憶するものであり、前記表示手段は、ユーザからの指定に従って、前記状態記憶手段を検索し、迂回ラベルスイッチパスの設定されたラベルスイッチパスの経路を迂回経路と対応付けてグラフィック表示する手段を含むものとしてもよい。これにより、例えば、ローカルリペア用のLSP(あるLSPの一部の経路を迂回させるためのLSP)を設定可能なネットワークにおいて、始点から終点までのLSPとその一部のローカルリペア用の迂回LSPとの対応関係や、どの迂回LSPが実際に利用されているか等を、ユーザに分かりやすく提示できる。
上記構成において、前記ネットワークは、ある始点ルータからある終点ルータへの下位のラベルスイッチパスを、その下位のラベルスイッチパスの経路上のルータ間で設定されている上位のラベルスイッチパスを利用して設定することが、可能なものであり、前記情報収集手段は、前記各ルータから、前記下位のラベルスイッチパスが利用する前記上位のラベルスイッチパスを特定するための情報を、収集する手段を含み、前記状態記憶手段は、各ラベルスイッチパスについての情報を、上下関係のあるラベルスイッチパスがあれば一方のラベルスイッチパスの指定から他方のラベルスイッチパスの情報が検索可能なように、記憶するものであり、前記表示手段は、ユーザからの指定に従って、前記状態記憶手段を検索し、上下関係のあるラベルスイッチパスの経路を対応付けてグラフィック表示する手段を含むものとしてもよい。これにより、例えば、階層化LSP(ラベルスタック)が設定可能なネットワークにおいて、太いパイプである上位LSPの中を通過させる形で設定されている下位LSPを明らかにして、上位LSPに障害が起きたときに影響が及ぶ下位LSPをユーザが簡単に特定できるようにする等のことが、可能になる。
上記構成において、前記情報収集手段は、前記複数のルータのそれぞれが記憶している、自ルータを始点とするラベルスイッチパスの経路に関する情報(その経路の現在の状態を含んでもよい)を収集するものとしてもよい。すなわち、LSPを設定するために交換されるメッセージが、例えば、始点ルータと終点ルータとの間で交換されるRSVPであれば、そのLSPの経路上の中継ルータ情報も含めたLSP情報が、始点ルータに記憶されているため、各LSPの情報は、そのLSPの始点ルータから収集すればよい。
但し、始点ルータに記憶されたLSP情報にバグがあり、現実に設定されているLSPの状況が反映されていない場合がある。このバグに対処するため、上記構成において、前記ネットワーク監視装置は、各ラベルスイッチパスの経路上のルータのそれぞれが記憶している、各ラベルスイッチパスに関する情報を、前記通信手段を介して収集する追加情報収集手段と、前記情報収集手段により収集された情報が示す、各ルータを始点とするラベルスイッチパスの現在の経路の情報を、前記追加情報収集手段により収集された、経路上のルータからの情報に基づいて、補正する手段とを更に備えるようにしてもよい。このように、LSPの経路上のルータからも情報を収集することにより、始点ルータから収集したLSP情報を、より正確に現実のLSPの状況を表すように、補強することができる。
上記構成において、前記複数のルータから、各ラベルスイッチパスを流れているトラフィックの情報を、前記通信手段を介して収集する観測情報収集手段を更に備えるようにし、前記表示手段は、選択されたラベルスイッチパスの経路のグラフィック表示に対応させて、そのラベルスイッチパスを流れているトラフィックの情報を表示する手段を含むようにしてもよい。これにより、ユーザは、設定されているLSPにトラフィックが流れた場合には、そのトラフィックの情報も付加して、LSPの設定状況を把握することができる。
本発明に係るネットワーク監視方法は、ラベルスイッチパスが設定可能なネットワークの構成要素である複数のルータと通信することにより監視を行うものであって、前記複数のルータのそれぞれが記憶している、ラベルスイッチパスの経路に関する情報を、各ルータから収集し、収集された情報に基づき、各ラベルスイッチパスについて、ラベルスイッチパスを特定するための情報及びラベルスイッチパスの現在の経路の情報をメモリに記憶し、ユーザからの指定に従って、前記メモリから選択的にラベルスイッチパスについての情報を読み出し、選択されたラベルスイッチパスの経路をグラフィック表示するものである。
本発明に係るネットワーク監視システムは、ラベルスイッチパスが設定可能なネットワークの構成要素である複数のルータと、これら複数のルータと通信可能な監視装置とから成り、前記複数のルータのそれぞれは、ラベルスイッチパスの経路に関する情報を記憶するラベルスイッチパス記憶手段と、前記ラベルスイッチパス記憶手段に記憶された情報が変化したことに応じて、変化した情報を含む通知を前記監視装置へ送信する送信手段とを備え、前記監視装置は、前記複数のルータのそれぞれから送信される情報を受信する受信手段と、前記受信手段により受信された情報に基づき、各ラベルスイッチパスについて、ラベルスイッチパスを特定するための情報及びラベルスイッチパスの現在の経路の情報を記憶する状態記憶手段と、ユーザからの指定に従って、前記状態記憶手段から選択的にラベルスイッチパスについての情報を読み出し、選択されたラベルスイッチパスの経路をグラフィック表示する表示手段とを備える。
なお、上述した本発明は、コンピュータを上記構成における監視装置として機能させるためのプログラムの発明や、各ルータ及び監視装置が上記ネットワーク監視システムを構成するようにそれぞれにインストールされるプログラムの発明としても、勿論成立するものである。
以上のとおり、本発明によれば、監視装置において、ネットワークにおけるLSPの設定状況を適切に把握できることができ、ユーザに分かりやすく提示することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態が適用されるネットワーク構成を例示したものである。ネットワーク110は、その内部にLSP120が設定可能なものであり、本実施形態では一つのISPにより運営されているものとするが、ネットワーク110の内部が複数のネットワークに分割されていて各ネットワークが異なるISPにより運営されている場合でも、同様の監視が可能である。ネットワーク110の内部には、多数のルータRが存在し、そのうちR1,R4,R7,R8は、ネットワーク110とは異なるISPに属する外部ネットワークにそれぞれ接続するための境界ルータである。図1の例では、R1を始点、R4を終点とするLSP120−1と、内部のルータR5を始点、R7を終点とするLSP120−2と、R7を始点、R8を終点とするLSP120−3が設定されている。これらのルータR1〜R8は、LSR(Label Switching Router)と呼ばれるものであり、LSPの始点及び終点のルータをエッジLSR、経路上の中継ルータをコアLSRと呼ぶこともある。
本実施形態に係る監視装置100は、各ルータR1〜R8と通信して、各LSP120−1〜120−3の情報を収集する。ここで、監視装置100は、全てのルータからLSP情報を収集してもよいし、LSPの始点となる可能性のあるルータ(図1の例ではR1,R4,R5,R7)だけからLSP情報を収集するのでもよい。監視装置100は、収集されたLSP情報に基づき、ユーザから指定された範囲の各LSPの設定状況を可視化して、ユーザに提示する。このために、監視装置100がディスプレイを有していてもよいし、監視装置にネットワーク経由で複数のユーザノード(図示せず)が接続可能であり、各ユーザノードのユーザからの指定に従って、そのユーザノードのディスプレイに提示するのでもよい。また、図1の例では、監視装置が1台であるが、複数台の監視装置がネットワーク110の複数箇所に設置されており、監視装置間で情報の交換や共有がなされるように構成しても構わない。その場合、例えば、可視化サービスを要求するユーザノードに最も近い監視装置が、ユーザの指定に応じて可視化した情報を提示すればよい。
図2には、本実施形態における監視装置100、LSPの始点となり得るルータ200、LSPの経路上の中継ルータ250、それぞれの内部構成例を示す。なお、LSPの終点ルータは、中継ルータ250のLSP設定部260及びラベルスイッチ部270の代わりに、始点ルータ200のLSP設定部210及びパケット転送部220の対となる機能を有するように、構成すればよい。また、図2に示した装置構成の各部は、ソフトウェアによって実現しても、ハードウェアによって実現しても、それらの組合せによって実現しても構わない。
図2の監視装置100、始点ルータ200、中継ルータ250は、それぞれ通信のためのネットワークI/F155、205、255を備える。図2には、各装置に一つのネットワークI/Fしか図示していないが、複数のネットワークI/Fを備えるものでもよい。特に、各ルータのパケット転送(ラベルスイッチによるパケット転送を含む)においては、あるネットワークI/Fを介して受信したパケットを別のネットワークI/Fを介して送信することも多い。
始点ルータ200のLSP設定部210、これとRSVP等の設定メッセージを交換する中継ルータ250のLSP設定部260、このメッセージ交換により設定されたLSPの情報を記憶する始点ルータのLSP情報記憶部215と中継ルータのLSP情報記憶部265は、MPLS方式のネットワークを構成するルータが通常有するものと同様である。また、LSP情報記憶部215に記憶された、そのLSPに流すパケットフローを特定する情報(例えばネットワークレイヤの宛先/送信元アドレス、ポート番号等)と、そのLSPのラベルの情報とを参照して、ネットワークレイヤで受信したパケットを転送するパケット転送部220も、LSP情報記憶部265に記憶された、入のラベル情報と出のラベル情報との対応を参照して、受信したパケットをラベルスイッチにより(パケットに付与されるラベルを付け替えて)転送するラベルスイッチ部270も、MPLS方式の通常のルータと同様のものである。
LSP情報記憶部215及び265には、パケット転送時に上記のように参照される情報だけではなく、LSPの設定や維持のためにRSVP等のメッセージにより交換された、LSPに関する各種情報が記憶される。特に、RSVPによりLSPを設定する場合は、始点ルータのLSP情報記憶部215に、そのLSPの経路(中継ルータやそこで用いられるラベル)や、状態(終点ルータまで接続できている(UP)か途中で切断されている(DOWN)か)も含めて、記憶される。これらの情報を監視装置100に収集するため、本実施形態では、監視装置100が、LSP情報取得部165及び変更通知受信部175を備え、始点ルータ200が、LSP情報応答送信部225及び変更通知送信部230を備えている。
LSP情報取得部165は、SNMP(Simple Network Management Protocol)、CLI(Command Line Interface)、XML(eXtensible Markup Language)等により、各始点ルータに対してポーリングを行う。これにより、各始点ルータのLSP情報応答送信部225が、現在LSP情報記憶部215に記憶されているLSP情報を監視装置100へ送信するため、LSP情報取得部165に、各ルータからのLSP情報が収集され、収集された情報は、LSP状態記憶部170に記憶される。なお、ポーリング対象となるルータは、予め登録ルータID記憶部160に記憶されている。
変更通知受信部175は、各始点ルータの変更通知送信部230から送信される、SNMPトラップや、syslog等の、イベントドリブンの情報を受信する。すなわち、変更通知送信部230は、LSP情報記憶部215に記憶されているLSP情報に変化が生じると、変更通知を作成して監視装置100へ送信するため、変更通知受信部175を介して、各ルータからのLSP情報が収集される。変更通知には、新たなLSPの設定、既存LSPの経路や状態の変更、既存LSPの削除等があり得るが、いずれの場合も、変更通知受信部175は、この変更をLSP状態記憶部170の記憶内容に反映させる。
LSP情報取得部165により取得されたLSP情報がLSP状態記憶部170に記憶されているLSP情報と異なる場合も、変更通知受信部175により変更のあったLSP情報が受信された場合も、変更後のLSP情報がLSP状態記憶部170に記憶される。そして、変更前にLSP状態記憶部170に記憶されていたLSPの情報を、時計180からの時刻情報と共に、LSP履歴記憶部185に、過去のLSP情報として記憶する。一方で、監視装置100のユーザ提示情報作成部190は、随時、ユーザノードから、可視化したいLSPについての指定を受け付け、この指定に従って、LSP状態記憶部170もしくはLSP履歴記憶部185から該当するLSP情報を読み出し、ユーザに提示すべきグラフィック情報を作成する。
上記の例では、始点ルータでLSPの経路を記憶しているが、経路上の各ルータのバグ等により、始点ルータで記憶しているLSP情報とは異なるLSPが現実には設定されていることがあり得る。このようなバグがないか検証するには、経路上の中継ルータ及び終点ルータのLSP情報記憶部265に記憶されたLSP情報を、LSP情報応答送信部275及び変更通知送信部280により監視装置100へ収集するとよい。監視装置100では、経路上の各ルータから収集したLSP情報を、1つずつ、始点ルータから収集した経路やラベルの情報等と比較して、一致しているかをチェックする。なお、このような検証が不要である場合、中継ルータと終点ルータのLSP情報応答送信部275及び変更通知送信部280はなくてもよい。
図3には、監視装置100のLSP状態記憶部170に記憶される情報の一例を示す。LSPは、例えば、始点ルータとLSP識別子の組により、ネットワーク110内で(監視装置100において)一意に特定される。RSVPにより設定されるLSPの場合は、トンネルIDとして規定されているものが、LSP識別子に相当する。LDPにより設定されるLSPの場合は、FEC(Forwarding Equivalence Class)が、LSP識別子に相当する。図3の例では、各LSPにつき、始点ルータ、終点ルータ、LSP識別子、LSP名(例えば「Tokyo-Osaka」のようにISP管理者により便宜上付けられた名前)、経路(始点→中継→終点までの各ルータ)、経路上の各ルータでそのLSPを転送されるパケットに付与されるラベル、LSPの状態(UP/DOWN)、その他のLSP情報(帯域情報やLSPのパラメータ等)が、記憶されている。各LSP情報には、監視装置100内での管理のためにエントリ番号が付与され、上記のように特定される同一のLSPの情報は、同一のエントリ番号により管理される。
図3では、各LSPの種類として、プライマリのLSPであるか、セカンダリ(バックアップ用)のLSPであるかの区別も、記憶されている。さらに、あるLSPがプライマリLSPであれば、どのLSPをセカンダリとして利用可能であるのか、逆に、あるLSPがセカンダリLSPであれば、どのプライマリLSPのバックアップとして設定されたものであるのかの情報も、記憶されている。図3の例では、「Tokyo-Osaka」というLSP(エントリ番号=1)と「Tokyo-Osaka2」というLSP(エントリ番号=2)が、始点ルータ(R1)及び終点ルータ(R4)が同一であり、プライマリとセカンダリの対応を有するものである。この対応付けのため、各LSPの種類として、前者のLSPのセカンダリはエントリ番号=2のLSPであり、後者のLSPのプライマリはエントリ番号=1のLSPであることが、記憶されている。なお、このように始点と終点を同一とする複数のLSPが設定されている場合の、それぞれのLSPの種類を示す情報も、それらのLSPの始点ルータから収集されるものである。ここでは、一つのプライマリに対し一つのセカンダリが設定されている例を示したが、一つのプライマリに対し複数のセカンダリが設定される場合も、同様に、始点ルータから情報が収集され、対応付けが記憶される。
図4は、LSP状態記憶部170に図3のような情報を記入するための、監視装置100の動作例を示す。まず、監視装置が動作を開始した初期段階では、登録ルータID記憶部160に記憶されている全てのルータに対して、そのルータを始点とする全てのLSPの情報を取得すべく、各ルータへ要求を送信する(S420)。情報の取得は、SNMP、CLI、XML等により実現できる。そして、取得した情報をLSP状態記憶部170に記入する。このときは、未だLSP状態記憶部170は空の状態であるので(S425No)、エントリ番号を自動的にインクリメントしながら、受信したLSP情報を次々に記入していき、図3のような表を作成する(S430)。
上記の動作が開始された後は、各ルータから、イベントドリブンで変更通知が送信されてくるはずなので、変更通知を受信する(S410Yes)。この場合、変更通知を送信してきたルータについて、そのルータを始点とし、変更が生じた(新たに設定された、又は経路や状態が変化した、もしくは削除された)LSPの情報が、取得される。情報の取得は、SNMP、CLI、XML等により実現できる。そして、取得した情報をLSP状態記憶部170に記入する。このとき、変更が生じたLSPが、LSP状態記憶部170に既に記憶されているLSPであるか否かを調べる(S425)。具体的には、受信したLSP情報のうち、LSPを一意に特定できる情報(例えば始点ルータとLSP識別子の組)をキーとして、図3の表を検索し、一致したエントリがあれば、同一LSPが既に記憶されていると判断する。一致したエントリがなければ(S425No)、エントリ番号を自動的にインクリメントして、変更のあったLSP情報を記入する(S430)。一致したエントリがあれば(S425Yes)、そのエントリ番号の部分に、変更のあったLSP情報を記入する(S435)。
さらに、LSP履歴記憶部185に、現在の時刻を記入するとともに、変更前にLSP状態記憶部170に記憶されていた情報を、記入してもよい(S440)。この実装方法では、履歴記憶部185に記入された時刻まではそのLSP情報が有効であったことになる。別の実装方法として、状態記憶部170に新たなあるいは変更後のLSP情報を記入する際に、これと同じLSP情報を現在の時刻と共に履歴記憶部185に記入する(以前に記憶したLSP情報は履歴記憶部185においては消去しない)ことも可能であり、その場合は、履歴記憶部185に記入された時刻からそのLSP情報が有効になったことになる。
図4に示したように、通常は、変更通知の受信でイベント通知されるが、そのイベント通知が監視装置100に届く前に紛失した場合等に備えて、定期的にポーリングを行うとよい。図4の例では、一定期間が経過すると(S415Yes)、初期段階と同様に、登録ルータID記憶部160に記憶された各ルータから、情報取得を行い(S420)、取得した情報がLSP状態記憶部170に記憶された情報と異なる場合は、状態記憶部170に記入する(S430及びS435)。上記と同様に、履歴記憶部185に情報を追加記入してもよい。
図5には、監視装置100のLSP履歴記憶部185に記憶される情報の一例を示す。図5の例で記憶されている時刻は、過去の時刻であり、図3に示された現在のLSPの設定状況と比較すると、次の点で変化していることが分かる。すなわち、始点ルータR1からの「Tokyo-Osaka」のLSPは、その時刻において、現在と経路は同じであるが、状態がDOWNであったことが分かり、始点ルータR1からの「Tokyo-Osaka2」のLSPは、その時刻において、現在とは異なる経路を採っていたことが分かる。
図6及び図8は、LSP状態記憶部170に図3のような情報が記憶されている場合に、ユーザ提示情報作成部190が作成し、ユーザに提示する情報の、GUI(Graphic User Interface)を例示するものである。また、図7は、LSP履歴記憶部185に図5のような情報が記憶されている場合に、ユーザ提示情報作成部190が作成し、ユーザに提示する情報の、GUIを例示するものである。
まず、図3や図5のように記憶された情報に基づいて、図6〜8のような提示を行うための処理を説明する。基本的には、ユーザが、LSP状態記憶部170もしくはLSP履歴記憶部185の表に含まれる項目のうち、いずれか一つもしくはそれらの組合せを指定すると、その条件に該当するLSPの表示が行われる。例えば、ユーザが、始点ルータを指定すると、状態記憶部170もしくは履歴記憶部185の表を、始点ルータをキーとして検索し、指定されたルータを始点とするLSPを全て表示する。また、ユーザが、始点ルータを指定し、且つ状態がUPのLSPの表示を要求すれば、上記表を、始点ルータ及び状態をキーとして検索する。同様に、終点ルータが指定されれば、上記表から指定終点ルータのLSPを探して表示し、LSP名が指定されれば、上記表から指定LSP名のLSPを探して表示する。また、通過ルータが指定された場合は、上記表から指定ルータを経路として持つLSPを探して表示する。通過リンクが指定された場合は、次のようにする。通過リンクは、基本的にリンクの両端のルータとそのルータのインターフェイス番号によって指定でき、インターフェイス番号は、SNMPで用いられるIfIndex、もしくは、そのインターフェイスに割り振られているアドレスによって表現される。よって、通過リンクが指定された場合は、LSPの経路から指定された通過リンクを検索し、対応するものを表示する。なお、図3や図5には、経路として、通過ルータとその間のラベルが記入されているが、同一ルータに複数のリンクがある場合には、ラベル値のほかに出力インターフェイスの番号もこのラベルの部分に記載される。これによって通過リンクを指定されたときにも、図3や図5に記憶された経路の情報を検索することで、対応するLSPを表示することができる。
図6は、ユーザにより始点がR1であるLSPが指定され、LSP状態記憶部170の表から該当するLSPが検索された場合の、表示例である。最初は、指定された範囲のネットワークトポロジーが表示され、その上に、検索されたLSPの経路が太い矢印で表示されている画面を提示しておき、各矢印をクリック等した場合に、その矢印のLSPの詳細情報(経路や名前や状態等の情報)がポップアップで(文字で)表示されるようにしてもよい。また、LSPの種類によって、また、状態によって、パスを示す矢印の色等を変えてもよい。図6の例では、プライマリLSPは実線矢印で、セカンダリLSPは破線矢印で示されており、さらに、DOWNしているLSP(R1からR3までの「Tokyo-Nagoya」という名のLSP)は丸い点線矢印で、それぞれ区別して表示されている。なお、図6の例において、ユーザが、始点がR1で且つ終点がR4であるLSPを指定した場合は、図6における実線矢印と破線矢印の2つのLSPだけが表示されることになる。
図7は、ユーザにより、過去のLSPの設定状況を表示するモードが選択されている場合の、表示例である。このモードでは、ユーザは、図6の場合と同様の条件指定に加えて、例えば、開始日時と終了日時を指定する。図7の例では、終点がR4であるLSPに対して、開始日時(2004年1月2日午前0時)から終了日時(同日正午)までの間に生じたイベントを表示するように、ユーザ指定がなされている。このユーザ指定により、LSP履歴記憶部185から、条件に合うLSPが検索され、例えば、図7下部の表のように表示される。図7上部に示すように、指定された範囲のネットワークトポロジーが表示しておき、指定された期間にイベントが発生したLSPとして画面下部の表に挙げられているものの一つをクリック等すると、そのLSPの経路が太い矢印(図6で説明したように種類や状態によって矢印の表示形態が異なってもよい)で、画面上部のネットワークトポロジー上に表示されるようにしてもよい。また、別の提示例として、イベントが発生したLSPを表形式で表示するのではなく、最初からネットワークトポロジー上に矢印で経路表示しておき、各矢印をクリック等した場合に、その矢印のLSPの詳細情報(時刻情報と、経路や状態等の情報)がポップアップで(文字で)表示されるようにしてもよい。
図8は、ユーザにより種別がプライマリであるLSPが指定され、LSP状態記憶部170の表から該当するLSPが検索された場合の、表示例である。最初は、指定された範囲のネットワークトポロジーが表示され、その上に、検索されたLSP(この場合プライマリLSP)の経路が、太い実線矢印で表示されている画面を提示しておく。そして、ユーザが、この矢印を右クリック等してメニューから「関連LSPを表示」を選択すると、その矢印のLSPに対応するセカンダリLSPが、LSP状態記憶部170の表から検索され、その経路が、破線矢印で表示される。表の検索は、まず、右クリックで指定されたプライマリLSPのエントリ(番号1)のうち「種類」の項目を参照し、そこに記入された「セカンダリ=2」という情報から、エントリ番号2のLSP情報を検索すればよい。ここでも、各LSPの経路を示す矢印をクリックすると、そのLSPの詳細情報(経路や名前や状態等の情報)をポップアップで(文字で)表示するようにしてもよい。また、上記とは逆に、最初に、セカンダリLSPを検索してその経路を矢印表示し、その中から選択されたLSPの「関連LSP」として、対応するプライマリLSPを探して表示することも、同様に実現できる。また、別の提示方法として、プライマリ/セカンダリの種別ごとに、グループ化して表示してもよい。
図8に示した、プライマリLSPとセカンダリLSPは、いずれのLSPも同一始点R1から同一終点R4まで設定される、グローバルリペアの例であるが、ローカルリペアの例を、図9及び図10を用いて説明する。例えば、図8のプライマリLSP(R1→R2→R3→R4)のR2とR3の間が切断されたときに、R1からR4へのLSPを高速に回復させるために、R2とR3の間に迂回LSPを設定しておくことを、ローカルリペアと呼ぶ。
ローカルリペアを利用するLSPの情報は、例えば、図9に示すような形式で、LSP状態記憶部170もしくはLSP履歴記憶部185に記憶される。図9では、図3や図5で記憶される情報に、「ローカルリペア用LSP」と「利用LSP」の項目が追加されている。図9のような表を作成するため、まず、エントリ番号=1のLSPが、障害発生時にはローカルリペア用LSPを使う設定になっているかどうかを示す情報が、そのLSPの始点ルータであるR1から収集される。そして、そのLSPがローカルリペアを行うLSPであれば、始点ルータR1から収集された経路上の中継ルータ全てに対して、そのLSPのローカルリペア用LSPがあるか否かを問い合わせる。図9の例では、中継ルータR2が、R2→R6→R3というR3までのローカルリペア用LSPを設定しており、中継ルータR3が、R3→R5→R4というR4までのローカルリペア用LSPを設定していることが分かるため、それぞれ新たなエントリ(エントリ番号=4及び5)を追加し、R2及びR3から得られた各LSPの情報を記入する(「種類」の欄には、「ローカルリペア用LSP」と記入する)。但し、同一のローカルリペア用LSP(始点ルータとLSP識別子の組により特定される)が既に記憶されている場合は、エントリの追加は行わない。なお、始点ルータから、経路上のどの中継ルータがローカルリペア用LSPを有するかの情報まで収集できる場合には、その情報に含まれる中継ルータに問い合せることにより、ローカルリペア用LSPの経路等に関する情報を収集すればよい。
そして、各ローカルリペア用LSPの「利用LSP」の欄に、ローカルリペアを行う(元の)LSPのエントリ番号=1を記入する。さらに、エントリ番号=1のLSPの「ローカルリペア用LSP」の欄に、上記のLSPのエントリ番号=4,5を、各ローカルリペア用LSPの始点ルータであるR2,R3に対応させて記入する。また、中継ルータR2及びR3からは、実際に、元のLSPの経路上に障害が発生してそのローカルリペア用LSPが使用中となっているかの情報も、収集されるため、エントリ番号=1のLSPの「その他のLSP情報」の欄には、「R2がローカルリペアLSPを使用中」という情報を記入する。そうすると、LSP状態記憶部170もしくはLSP履歴記憶部185に記憶されたこの表を参照すれば、エントリ番号=1のLSPの経路上の中継ルータR2が、ローカルリペア用LSPを使用中であり、その使用中のLSPのエントリ番号はR2に対応する4であることが分かるから、現実にトラフィックが流れるはずの経路をトレースできる。
図9のように記憶されたローカルリペアの情報は、例えば、図10に示すように、ユーザに提示することができる。まず、静的な状態(どのLSPに対してどのようなローカルリペア用LSPが設定されているか)については、次のような表示が可能である。例えば、ユーザから始点がR1で終点がR4のLSPが指定されると、最初は図10左上に示す表示の実線矢印のように、検索されたLSPが表示される。このときに、検索されたLSPがローカルリペア用LSPを使う設定の(「ローカルリペア用LSP」の欄に情報が記入されている)LSPであれば、各ローカルリペア用LSPの始点ルータに「ローカルリペア有」を示すマークを表示する。そして、ユーザがこのマークをクリック等すると、図10左上に示す表示の点線矢印のように、ローカルリペア用LSPの経路が表示される。逆に、先にローカルリペア用LSPの経路を点線矢印により表示しておき、ユーザがこの表示に対し、例えば、右クリック等によるメニュー選択で「元のLSPを表示」を指示すると、元のLSPの経路を実線矢印で表示することも可能である。
さらに、動的な状態(どのLSPが実際に使用されているか)については、図10右下に示すような表示が可能である。図10の例では、使用中であるローカルリペア用LSP(R2→R6→R3)を実線矢印で表示して、元のLSPの障害区間以外の経路とつなげ、元のLSPの障害区間(R2→R3)は丸い点線で表示すようにしている。但し、ローカルリペア用LSPが使用中である場合、その始点と終点の間が元のLSPの障害区間であることは明らかであるため、例えば、図10左上に示す表示において、使用中のローカルリペア用LSPの矢印を点滅表示するのでも、十分である。
図11及び図12は、階層化LSP(ラベルスタック)の可視化について、説明するためのものである。これらの図に示されるように、階層化LSPとは、太いパイプに相当する上位LSP(エントリ番号=1)を通過するように、複数の下位LSP(エントリ番号=3,4,5)が設定されるものである。このようにまず上位LSPを設定しておき、これを利用する形で下位LSPを設定すれば、下位LSPの設定の際に、上位LSPの設定区間内のルータについては設定メッセージの交換が不要となるため、多数のLSPを設定する場合に、便利である。このとき、下位LSPの始点ルータが有する経路情報は、上位LSPの設定区間については、この上位LSPを特定する情報となり、上位LSPの経路上の中継ルータについての情報は含まれない。
階層化LSPの情報は、例えば、図11に示すような形式で、LSP状態記憶部170もしくはLSP履歴記憶部185に記憶される。図11では、図3や図5で記憶される情報に、そのLSPを利用して設定されている下位のLSPの番号を記入するための「通過LSP」の項目が追加されている。図11のような表を作成するため、まず、各LSPの始点ルータから、経路情報や状態情報が収集される。このとき、下位LSPの始点ルータから収集される経路情報には、中継ルータで付与するラベルの他に、利用する上位LSPを特定する情報が入っている。また、下位LSPの経路情報等の収集と並行して、上位LSPの始点ルータからも経路情報等が収集されているので、上位LSPの情報は、図11にエントリ番号=1で示されるように、表に記入される。そして、経路情報に他のLSPを特定する情報が入っている下位LSPの場合は、その情報を表に記入する際に、LSPを特定する情報をエントリ番号に変換する。
例えば、エントリ番号=3のLSPの場合は、始点ルータ(IPアドレス)=R4、終点ルータ(IPアドレス)=R6、LSP識別子=500という3つ組が上位LSPを特定する情報として、経路情報に含まれているが、この上位LSPは、監視装置100においてはエントリ番号=1のLSPであることが、図11の表から分かるため、エントリ番号=3のLSPの「経路(ラベル)」の欄には、R4からR5の間の情報として「LSP1」と記入する。そして、エントリ番号=4及び5の下位LSPについても、同様に経路中に「LSP1」が記入されるため、エントリ番号=1のLSPの「通過LSP」の項目には、「エントリ番号=3,4,5」を記入する。
なお、始点ルータからでは、利用している上位LSPを特定する情報を取得できない場合は、次のように情報を収集すればよい。例えば、始点ルータから収集される経路情報に含まれる各中継ルータに、上位LSPを利用してラベルスイッチしているか否かを問い合わせ、上位LSPを利用している場合にはそのLSPを特定する情報を返信させればよい。あるいは、別途ルーティングプロトコル等により把握されるネットワークトポロジーの情報と照らし合わせて、始点ルータから収集された経路情報中に実際には隣接していないルータがある場合には、その区間の始点ルータに対し、上位LSPを特定する情報を要求してもよい。
下位LSPが削除されたときには、LSP状態記憶部170の、対応するエントリ番号の情報を削除するとともに、そのエントリ番号が「通過LSP」の欄に書かれているエントリ(上位LSPのエントリ)を探して、そこに記入されたエントリ番号も削除する。例えば、図11で、エントリ番号=3のLSPが削除された場合は、エントリ番号=3の列を削除するとともに、エントリ番号=1の「通過LSP」欄中の「3」を削除する。上位LSPを削除するときは、これを利用している下位LSPも削除されるか、あるいは、別の上位LSPを利用するように経路等が変更されるが、下位LSPについての変化は、下位LSPの始点ルータ等から収集される情報に含まれるため、収集された情報に従って図11の表をアップデートすればよい。
図11のように記憶された階層化LSPの情報は、例えば、図12に示すように、ユーザに提示することができる。まず、最初の表示は、ラベルスタック無しの場合と同じであり、例えば、ユーザが、始点がR4で終点がR6のLSPを指定したとすると、図12左上に示す表示のように、その条件を満たすLSPが検索され、その経路が表示される。プライマリとセカンダリの対応関係は、図8と同様に表示することも可能である。ここで、R4からR6へのプライマリLSPは、「通過LSP」を有する上位LSPであるので、円柱の矢印で表示されている。ユーザは、この円柱の矢印について、GUIメニューを使って、「通過LSP」の表示を指示することができ、それにより、図12右下に示す表示のように、上位LSPを利用して設定されている下位LSPのそれぞれの経路が表示される。表示すべき下位LSPの情報は、ユーザが指示した上位LSPの「通過LSP」として記憶されているエントリ番号のLSP情報を、図11の表から読み出すことにより、得られる。なお、上記の例とは逆に、ユーザが、始点がR3で終点がR7のLSPを指定したとすると、その条件を満たすLSPが検索され、そのLSPの経路情報にLSP番号が入っている下位LSPであることが分かるため、この下位LSPの経路を、ラベルスタックであることを示しつつ表示し、GUIメニューでこのLSPに関連する上位LSPを表示することも、勿論可能である。また、上記の説明では、一本の上位LSPに複数本の下位LSPが通過する2階層の場合を例にとったが、同様の方法で、3階層以上のラベルスタックも可視化できる。
以上の説明では、RSVPにより設定された、始点ルータが一つのLSPを可視化の対象としてきたが、LDPにより設定された、Multipoint-to-pointのLSPを可視化の対象とすることも可能である。例えば、図11には、エントリ番号=5の下位LSPとして、そのようなMultipoint-to-pointのLSPが記憶されている。この場合、始点ルータは、複数(R3とR8)あるので記入されず、LSP識別子には、FECの値が記入され、経路情報は、複数(R3からのものとR8からのもの)が記入され、LSP名は決められていない。このようなMultipoint-to-pointのLSPの経路情報は、経路上の各中継ルータから収集することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上述の実施形態を本発明の範囲内で当業者が種々に変形、応用して実施できることは勿論である。例えば、LSPの経路と共に、その経路上を流れているトラフィックをも表示するようにしてもよい。そのためには、例えば、ポーリングにより、各始点ルータから、例えば5分に一度、各LSPを流れるトラフィックの情報(バイト数、パケット数等)を収集する。あるいは、NetFlow(Cisco社の技術)や、sFlow(InMon社の技術)を用い、ラベルをキーにして、トラフィック情報を収集する。そして、例えば、図6のように経路が表示されたLSPをクリックすると、そのLSPのトラフィック量(単位:bps)を表示するようにしてもよいし、図6のような表示をする際に、トラフィック量が規定された閾値を超えているLSPの経路は目立つように表示してもよい。
本発明を利用することにより、例えば、ISPの管理者は、ネットワーク内に設定されているLSPの現在の状況を、その経路を含めて一見して把握することができ、それを基に、ISPの顧客が望むサービスが提供できるよう、適切に多数のLSPの管理を行うことができる。さらに、LSPの過去の状況も、簡単に検索して見ることができるため、過去の事例の分析や、それを通じたネットワークの将来設計にも、役立てることができる。
本発明の一実施形態が適用されるネットワーク構成の例を示す図。 本発明の一実施形態に係る監視装置100及び各ルータの内部構成例を示す図。 監視装置100のLSP状態記憶部170に記憶される情報の一例を示す図。 監視装置100がLSPの状態を記憶するための動作の例を示す図。 監視装置100のLSP履歴記憶部185に記憶されている情報の一例を示す図。 ユーザ提示情報作成部190によるLSPの設定状況の提示例を示す図。 ユーザ提示情報作成部190による過去のLSPの状況の提示例を示す図。 ユーザ提示情報作成部190によるプライマリ/セカンダリLSPの提示例を示す図。 監視装置100のLSP状態記憶部170に記憶される情報の別の例を示す図。 ユーザ提示情報作成部190によるローカルリペア用LSPの提示例を示す図。 監視装置100のLSP状態記憶部170に記憶される情報の更に別の例を示す図。 ユーザ提示情報作成部190による階層化LSPの提示例を示す図。
符号の説明
100 監視装置
110 ネットワーク
120 LSP
155、205、255 ネットワークI/F
160 登録ルータID記憶部
165 LSP情報取得部
170 LSP状態記憶部
175 変更通知受信部
180 時計
185 LSP履歴記憶部
190 ユーザ提示情報作成部
200 始点ルータ
250 中継ルータ
210、260 LSP設定部
215、265 LSP情報記憶部
220 パケット転送部
270 ラベルスイッチ部
225、275 LSP情報応答送信部
230、280 変更通知送信部

Claims (13)

  1. ラベルスイッチパスが設定可能なネットワークの構成要素である複数のルータと通信する通信手段と、
    前記複数のルータのそれぞれが記憶している、ラベルスイッチパスの経路に関する情報を、該ラベルスイッチパスを使用したパケット転送の際に参照される情報に加え、該ラベルスイッチパスの設定又は維持のためのメッセージにより交換された情報を含めて、収集することを、該ラベルスイッチパスを使用してパケット転送をすることとは関係なく、前記通信手段を介して行う情報収集手段と、
    前記情報収集手段により収集された情報に基づき、各ラベルスイッチパスについて、ラベルスイッチパスを特定するための情報及びラベルスイッチパスの現在の経路の情報を記憶する状態記憶手段と、
    ユーザからの指定に従って、前記状態記憶手段から選択的にラベルスイッチパスについての情報を読み出し、選択されたラベルスイッチパスの経路をグラフィック表示する表示手段とを具備したことを特徴とするネットワーク監視装置。
  2. 前記情報収集手段は、前記複数のルータのそれぞれが記憶している、自ルータを始点とするラベルスイッチパスの経路に関する情報を収集するものであり、
    自ルータを始点とするラベルスイッチパスの経路に関する情報は、該ラベルスイッチパスが終点ルータまで接続できているか途中で切断されているかの状態を示す情報を含むものであることを特徴とする請求項1記載のネットワーク監視装置。
  3. 前記情報収集手段は、前記各ルータに対し、ラベルスイッチパスの経路に関する情報を、該ラベルスイッチパスを使用してパケット転送をすることとは関係なく、定期的に要求し、該要求に応答してルータが送信する、該ルータが記憶しているラベルスイッチパスの経路に関する情報を受信するものであることを特徴とする請求項1記載のネットワーク監視装置。
  4. 前記情報収集手段は、前記各ルータにより発信される、自ルータが記憶しているラベルスイッチパスについて変化が生じたことに関する通知を、前記通信手段を介して受信する手段を含むことを特徴とする請求項1記載のネットワーク監視装置。
  5. 各ラベルスイッチパスについて、前記状態記憶手段に過去に記憶された情報を、履歴情報として、時刻情報と共に記憶する履歴記憶手段を更に具備し、
    前記表示手段は、ユーザからの時刻を伴う指定に従って、選択された過去のラベルスイッチパスの経路を、前記履歴情報に基づいて、グラフィック表示する手段を含むことを特徴とする請求項1記載のネットワーク監視装置。
  6. 前記ネットワークは、同一始点ルータから同一終点ルータへ、それぞれ異なる経路を有する複数のラベルスイッチパスが、設定可能なものであり、
    前記情報収集手段は、前記各ルータから、自ルータを始点とする前記複数のラベルスイッチパスがある場合にこれらのラベルスイッチパスのうち異なる種別に属するもの同士を対応付けるための情報を、収集する手段を含み、
    前記状態記憶手段は、各ラベルスイッチパスについての情報を、対応付けられたラベルスイッチパスがあれば一方のラベルスイッチパスの指定から他方のラベルスイッチパスの情報が検索可能なように、記憶するものであり、
    前記表示手段は、ユーザからの指定に従って、前記状態記憶手段を検索し、異なる種別に属するラベルスイッチパスの経路を対応付けてグラフィック表示する手段を含むことを特徴とする請求項1記載のネットワーク監視装置。
  7. 前記ネットワークは、ラベルスイッチパスの経路上のある中継ルータを始点とし、別の中継ルータを終点とする迂回ラベルスイッチパスが、設定可能なものであり、
    前記情報収集手段は、前記各ルータから、前記迂回ラベルスイッチパスを利用可能なラベルスイッチパスを特定するための情報を、収集する手段を含み、
    前記状態記憶手段は、各ラベルスイッチパスについての情報を、迂回ラベルスイッチパスの設定されたラベルスイッチパスがあれば一方のラベルスイッチパスの指定から他方のラベルスイッチパスの情報が検索可能なように、記憶するものであり、
    前記表示手段は、ユーザからの指定に従って、前記状態記憶手段を検索し、迂回ラベルスイッチパスの設定されたラベルスイッチパスの経路を迂回経路と対応付けてグラフィック表示する手段を含むことを特徴とする請求項1記載のネットワーク監視装置。
  8. 前記ネットワークは、ある始点ルータからある終点ルータへの下位のラベルスイッチパスを、その下位のラベルスイッチパスの経路上のルータ間で設定されている上位のラベルスイッチパスを利用して設定することが、可能なものであり、
    前記情報収集手段は、前記各ルータから、前記下位のラベルスイッチパスが利用する前記上位のラベルスイッチパスを特定するための情報を、収集する手段を含み、
    前記状態記憶手段は、各ラベルスイッチパスについての情報を、上下関係のあるラベルスイッチパスがあれば一方のラベルスイッチパスの指定から他方のラベルスイッチパスの情報が検索可能なように、記憶するものであり、
    前記表示手段は、ユーザからの指定に従って、前記状態記憶手段を検索し、上下関係のあるラベルスイッチパスの経路を対応付けてグラフィック表示する手段を含むことを特徴とする請求項1記載のネットワーク監視装置。
  9. 前記情報収集手段は、前記複数のルータのそれぞれが記憶している、自ルータを始点とするラベルスイッチパスの経路に関する情報を収集するものであり、
    前記ネットワーク監視装置は、
    各ラベルスイッチパスの経路上のルータのそれぞれが記憶している、各ラベルスイッチパスに関する情報を、前記通信手段を介して収集する追加情報収集手段と、
    前記情報収集手段により収集された情報が示す、各ルータを始点とするラベルスイッチパスの現在の経路の情報を、前記追加情報収集手段により収集された、経路上のルータからの情報に基づいて、補正する手段とを更に具備したことを特徴とする請求項1記載のネ
    ットワーク監視装置。
  10. 前記複数のルータから、各ラベルスイッチパスを流れているトラフィックの情報を、前記通信手段を介して収集する観測情報収集手段を更に具備し、
    前記表示手段は、選択されたラベルスイッチパスの経路のグラフィック表示に対応させて、そのラベルスイッチパスを流れているトラフィックの情報を表示する手段を含むことを特徴とする請求項1記載のネットワーク監視装置。
  11. ラベルスイッチパスが設定可能なネットワークの構成要素である複数のルータと通信することにより監視を行うネットワーク監視方法であって、
    前記複数のルータのそれぞれが記憶している、ラベルスイッチパスの経路に関する情報を、該ラベルスイッチパスを使用したパケット転送の際に参照される情報に加え、該ラベルスイッチパスの設定又は維持のためのメッセージにより交換された情報を含めて、各ルータから収集することを、該ラベルスイッチパスを使用してパケット転送をすることとは関係なく、行い、
    収集された情報に基づき、各ラベルスイッチパスについて、ラベルスイッチパスを特定するための情報及びラベルスイッチパスの現在の経路の情報をメモリに記憶し、
    ユーザからの指定に従って、前記メモリから選択的にラベルスイッチパスについての情報を読み出し、選択されたラベルスイッチパスの経路をグラフィック表示することを特徴とするネットワーク監視方法。
  12. ラベルスイッチパスが設定可能なネットワークの構成要素である複数のルータと、これら複数のルータと通信可能な監視装置とから成るネットワーク監視システムであって、
    前記複数のルータのそれぞれは、
    ラベルスイッチパスの経路に関する情報を記憶するラベルスイッチパス記憶手段と、
    前記ラベルスイッチパス記憶手段に記憶されたラベルスイッチパスの経路に関する情報を、該ラベルスイッチパスを使用したパケット転送の際に参照される情報に加え、該ラベルスイッチパスの設定又は維持のためのメッセージにより交換された情報を含めて、前記監視装置へ送信することを、該ラベルスイッチパスを使用してパケット転送をすることとは関係なく、行う送信手段とを備え、
    前記監視装置は、
    前記複数のルータのそれぞれから送信される情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された情報に基づき、各ラベルスイッチパスについて、ラベルスイッチパスを特定するための情報及びラベルスイッチパスの現在の経路の情報を記憶する状態記憶手段と、
    ユーザからの指定に従って、前記状態記憶手段から選択的にラベルスイッチパスについての情報を読み出し、選択されたラベルスイッチパスの経路をグラフィック表示する表示手段とを備えることを特徴とするネットワーク監視システム。
  13. コンピュータにインストールされるプログラムであって、該コンピュータを、
    ラベルスイッチパスが設定可能なネットワークの構成要素である複数のルータと通信する通信手段と、
    前記複数のルータのそれぞれが記憶している、ラベルスイッチパスの経路に関する情報を、該ラベルスイッチパスを使用したパケット転送の際に参照される情報に加え、該ラベルスイッチパスの設定又は維持のためのメッセージにより交換された情報を含めて、収集することを、該ラベルスイッチパスを使用してパケット転送をすることとは関係なく、前記通信手段を介して行う情報収集手段と、
    前記情報収集手段により収集された情報に基づき、各ラベルスイッチパスについて、ラベルスイッチパスを特定するための情報及びラベルスイッチパスの現在の経路の情報を記憶する状態記憶手段と、
    ユーザからの指定に従って、前記状態記憶手段から選択的にラベルスイッチパスについての情報を読み出し、選択されたラベルスイッチパスの経路をグラフィック表示する表示手段と
    を具備したネットワーク監視装置として機能させることを特徴とするプログラム。
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