JP4540832B2 - 一体型連続帳票 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、厚みや剛性等の異なる帳票が一体化された一体型連続帳票に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4は、従来の一体型連続帳票の一例とその課題を説明する図である。
従来の一体型連続帳票20は、第1の帳票部20Aと、第1の帳票部20Aと幅方向に連接され、その第1の帳票部20Aよりも剛性が高く、厚みの厚い第2の帳票部20Bと、第1及び第2の帳票部20A,20Bのさらに外側に形成され、プリンタ等のピントラクタに係合して送られる第1及び第2のマージナル部20C,20Dとを備えている。
【0003】
第1の帳票部20Aは、ピッキングリストや領収書などの配送情報などが記載され、各帳票毎にミシン目mで切り離される帳票群である。また、第1の帳票部20Aと第1のマージナル部20Cは、図4(b)に示すように、1枚のノンインパクトプリンタ(以下、NIPという)用紙21のみからなる部分である。
【0004】
第2の帳票部20Bは、例えば、1pt配送伝票として使用され、届け先で剥離され、受領印をもらって持ち帰る配達票20B−1と、配送荷物に貼付され、荷札となる貼付票20B−2からなる部分である。
また、第2の帳票部20Bと第2のマージナル部20Dは、図4(b)に示すように、NIP用紙21の裏面に、接着剤層22と剥離層23を介して、タック紙24が設けられた層構造である。タック紙34は、タック基材24aと、タック基材24aの片側に形成された粘着剤層24bと、粘着剤層24bを保護する剥離紙24cとを備えており、NIP用紙21からタック紙24の剥離層24bまでは、剥離紙24cを剥がすためのハーフカットhcが形成されている。
【0005】
なお、図4には、一体連続帳票20は、1単位の帳票のみを図示したが、上下方向に連続した帳票である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述した従来の一体型連続帳票は、以下のような問題があった。
(1)第1及び第2の帳票部は、厚みや透気度、滑り性の異なる2種の帳票部が幅方向に連接されたものであるため、順調に印字できる状態でも、斜行しやすい状況になっており、帳票自体にシワが発生する。
(2)この一体型連続帳票は、左端から、1本のTハーフカットhcと、3本のTミシン目mとが入っているため、シワがそれらに合致すると、強度面から破れやすい状況になっている。
(3)通常、第2の帳票部(厚紙となっている貼り合わせ部分)は、その剛度で帳票全体を引っ張っているため、NIP上質紙に入っているTミシン目mは、破れまで至らない。
【0007】
(4)一方、Tハーフカットhcは、その厚紙となっている貼り合わせ部分の中にあるため、ここにシワが一致すると、破れにまで至る可能性が高い。
(5)そして、破れが発生すると、両側のピントラクタによって、強制的にフィード(矢印A)することができずに、片側のピントラクタによるフィードとなるため、本来的に移動したい方向Bにフィードされていく。
(6)結果的に、帳票の破れが伝播し、転写部でジャムが発生して、プリンタ等は、機械停止してしまう。
【0008】
本発明の課題は、フィード適性がよく、ジャム等の発生を防止することを可能にする一体型連続帳票を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、請求項1の発明は、第1の帳票部(10A)と、前記第1の帳票部と幅方向に連接され、その第1の帳票部よりも剛性の高い及び/又は厚みの厚い第2の帳票部(10B)と、前記第1及び第2の帳票部のさらに外側に形成され、ピントラクタに係合して送られる第1及び第2のマージナル部(10C,10D)と、を備えた一体型連続帳票において、前記第2の帳票部及び第2のマージナル部は、帳票基材(11)とタックシート(14)とが、接着剤層(12)及び剥離層(13)を挟んで再剥離可能に積層された層構造であって、前記第2のマージナル部(10D)は、前記帳票基材(11)又は前記タックシート(14)が前記剥離層(13)の部分から剥離除去されて、前記第2の帳票部よりも薄く形成されること、を特徴とする一体型連続帳票である。
【0011】
請求項2の発明は、請求項1に記載の一体型連続帳票において、前記タックシート(14)は、タック基材(14a)と、粘着剤層(14b)と、離型シート(14c)がこの順に積層されており、前記第2の帳票部(10B)には、前記離型シート(14c)の剥離の切っ掛けとする部分を区画し、前記第2の帳票部の前記帳票基材(11)の表面から前記粘着剤層(14b)の裏面まで切り込んで形成されたハーフカット(hc)を備えており、前記帳票基材(11)は、前記ハーフカットよりも外側の部分が剥離除去されていること、を特徴とする一体型連続帳票である。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面などを参照しながら、本発明の実施の形態をあげて、さらに詳しく説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明による一体型連続帳票の第1実施形態を示した平面図、図2は、第1実施形態による一体型連続帳票の第2帳票部を示した断面図である。
なお、以下に示す各実施形態では、前述した従来例と同様な機能を果たす部分には、末尾に共通した符号を付して、重複する図面や説明を適宜省略する。
【0013】
第1実施形態の一体型連続帳票10は、第1の帳票部10Aと、第2の帳票部10Bと、第1及び第2のマージナル部10C,10Dとを備えている。
第1の帳票部10Aと第1のマージナル部10Cは、1枚のNIP用紙11のみからなる部分である。第2の帳票部10Bと第2のマージナル部10Dは、NIP用紙11の裏面に、図2に示すように、接着剤層12と剥離層13を介して、タック紙14が設けられた層構造である。タック紙14は、タック基材14aと、粘着剤層14bと、剥離紙14cとを備えており、NIP用紙11からタック紙14の粘着剤層14bまでは、ハーフカットhcが形成されている。
【0014】
第1実施形態では、第2のマージナル部10Dは、図2に示すように、第2の帳票部10Bよりも薄く形成されている。具体的には、第2の帳票部10B及び第2のマージナル部10Dは、図2に示すように、NIP用紙11とタック紙14とが、接着剤層12及び剥離層13を挟んで再剥離可能に積層された層構造であって、第2のマージナル部10Dは、NIP用紙11、接着剤層12及び剥離層13より上側の部分(図1,図2の破線で示す10D−1の部分)が剥離除去(ムシリ上げ)されている。
【0015】
つまり、第1実施形態では、剥離紙14cの剥離の切っ掛けとする部分を区画し、表面から剥離紙14cへ到達するハーフカットhcが、第2の帳票部10Bと第2のマージナル部10Dの境界線に形成されている。10D−1の部分は、ハーフカットhcよりも外側(左側)の部分である。
【0016】
このように、第1実施形態によれば、第2のマージナル部10Dの上側の部分10D−1で、ハーフカットhcよりも左側の部分がムシリ上げられており、第1のマージナル部10Cと厚みと剛性がほぼ同じになったので、ピントラクタの力が均等にかかり、斜行することがなくなった。また、破線に示す矢印Cのような力がかからないので、破断することもなくなった。
このため、第1及び第2の帳票部10A,10Bにしわに発生することもなく、フィード適性が良好になった。
【0017】
(第2実施形態)
図3は、第2実施形態による一体型連続帳票の第2帳票部を示した断面図である。
第2実施形態の一体型連続帳票10−2では、第2のマージナル部10Dは、タック紙14より下側の部分(図3の破線で示す10D−2の部分)が剥離除去(ムシリ上げ)されている。
なお、この場合には、タック紙14の剥離の切っ掛けとする部分を区画するハーフカットhc2は、裏面側からタック基材14aへ到達するように形成されている。
【0018】
第2の実施形態によれば、第2のマージナル部10Dの下側の部分10D−2がムシリ上げられており、第1のマージナル部10Cと同じNIP用紙11だけになり、厚みと剛性が全く同じになったので、ピントラクタの力がより均等にかかり、フィード適性がさらに良好になった。
【0019】
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
例えば、図2及び第3の層構造は、接着剤層12と剥離層13とが、逆に形成されていてもよい(接着剤層12をどちら側に残したいかによる)。
また、第1実施形態の場合に、ハーフカットhcの位置と、第2の帳票部10Bと第2のマージナル部10Dの境界のミシン目mとが一致している例で説明したが、位置がずれていてもよい。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、フィード適性がよく、ジャム等の発生を防止することができる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一体型連続帳票の第1実施形態を示した平面図である。
【図2】第1実施形態による一体型連続帳票の第2帳票部を示した断面図である。
【図3】第2実施形態による一体型連続帳票の第2帳票部を示した断面図である。
【図4】従来の一体型連続帳票の一例とその課題を説明する図である。
【符号の説明】
10,10−2 一体型連続帳票
10A 第1の帳票部
10B 第2の帳票部
10C 第1のマージナル部
10D 第1のマージナル部
11 NIP用紙
12 接着剤層
13 剥離層
14 タック紙
14a タック基材
14b 粘着剤層
14c 剥離紙
hc,hc2 ハーフカット
Claims (2)
- 第1の帳票部と、
前記第1の帳票部と幅方向に連接され、その第1の帳票部よりも剛性の高い及び/又は厚みの厚い第2の帳票部と、
前記第1及び第2の帳票部のさらに外側に形成され、ピントラクタに係合して送られる第1及び第2のマージナル部と、
を備えた一体型連続帳票において、
前記第2の帳票部及び第2のマージナル部は、帳票基材とタックシートとが、接着剤層及び剥離層を挟んで再剥離可能に積層された層構造であって、
前記第2のマージナル部は、前記帳票基材又は前記タックシートが前記剥離層の部分から剥離除去されて、前記第2の帳票部よりも薄く形成されること、
を特徴とする一体型連続帳票。 - 請求項1に記載の一体型連続帳票において、
前記タックシートは、タック基材と、粘着剤層と、離型シートがこの順に積層されており、
前記第2の帳票部には、前記離型シートの剥離の切っ掛けとする部分を区画し、前記第2の帳票部の前記帳票基材の表面から前記粘着剤層の裏面まで切り込んで形成されたハーフカットを備えており、
前記帳票基材は、前記ハーフカットよりも外側の部分が剥離除去されていること、
を特徴とする一体型連続帳票。
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