JP4540000B2 - 受信機 - Google Patents

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Description

本発明は、受信機能を有する受信機に関し、詳しくは、受信チャネルを切り替えるときの動作に特徴を有する受信機に関する。
特許文献1には、車両ユーザが所持する携帯機の解錠スイッチが操作されたとき、同携帯機と車両側に設けられる受信機との間で携帯機を送信側とした単方向通信を行うとともに、それを通じてドアをいわば遠隔操作にて解錠する、いわゆるワイヤレスシステムに関する技術が開示されている。
また、特許文献2には、車両ユーザが所持する携帯機と車両側に設けられる送受信機との間で双方向通信を行うとともに、それを通じてドアの解錠をいわば自動的に許可する、いわゆるスマートシステムに関する技術が開示されている。
そして、いずれのシステムにせよ、携帯機から送信される信号の周波数は1種類、つまり固定されており、よってそれを受信する車両側の受信機において受信チャネルも1つのものに固定されるといったことが一般的である。
しかしながら、種々の電波が飛び交う今の世の現状を考えたとき、携帯機から送信される信号の周波数に近い周波数帯の電波がノイズとなって該信号に干渉するようなことも考えられる。このような場合、携帯機からの信号がノイズの影響を受けて車両側で通信不良となることも考えられ、結果としてドアが解錠されない虞がある。
そこで、このような不具合を解消するべく、通信周波数を変更することが可能なシステムが提案されている(例えば、特許文献3を参照)。尚、こうした機能はマルチチャネル機能と称されている。
ここで、このようなマルチチャネル機能による通信態様について説明する。
図4に示すように、今、車両側の送信機から、第2の通信チャネル(CH2)に関する情報が付加されたWAKE信号が送信されることとする。そして、このとき、同車両側の受信機は、受信チャネルが第2の通信チャネル(CH2)に設定されることとする。尚、このように車両側の受信機が第2の通信チャネル(CH2)に設定されているとき、第2の通信チャネル(CH2)による周波数で外部から送信されてくる信号を受信可能となる。
ちなみに、受信チャネルが第2の通信チャネル(CH2)に設定される前の段階では、受信チャネルは第1の通信チャネル(CH1)に設定されるとともに、このとき、第1の通信チャネル(CH1)による周波数で外部から送信されてくる信号を受信可能となる。尚、ここでは、こうした信号が受信されなかったものとする。
そして、上記のような第2の通信チャネル(CH2)に関する情報が付加されたWAKE信号の送信領域に携帯機が持ち込まれたとき、その携帯機によりWAKE信号が受信されるとともに、該携帯機からWAKE信号の応答信号であるACK信号が第2の通信チャネル(CH2)による周波数で送信される。しかし、ここでは、かかる領域に携帯機が持ち込まれていないこととし、よって、この場合、携帯機からACK信号は送信されず、同図4に破線で示すように、車両側の受信機でACK信号が受信されない。尚、これとは異なり、かかる領域に携帯機が持ち込まれて、その携帯機から第2の通信チャネル(CH2)による周波数でACK信号が送信されるも、それがACK信号の周波数に近い周波数帯のノイズ電波による影響を受けた場合、同図4に破線で示すように、車両側の受信機でACK信号が正常に受信されない。
そして、これらに起因して車両側の受信機で正規のACK信号が受信されなかった場合、車両側の送信機から、今度は第1の通信チャネル(CH1)に関する情報が付加されたWAKE信号が送信される。
そして、これに先立って、同車両側の受信機は、受信チャネルが第1の通信チャネル(CH1)に設定される。尚、このように車両側の受信機が第1の通信チャネル(CH1)に設定されているとき、第1の通信チャネル(CH1)による周波数で外部から送信されてくる信号を受信可能となる。
そして、上記のような第1の通信チャネル(CH1)に関する情報が付加されたWAKE信号の送信領域に携帯機が持ち込まれたとき、その携帯機によりWAKE信号が受信されるとともに、同図4に実線で示すように、該携帯機からWAKE信号の応答信号であるACK信号が第1の通信チャネル(CH1)による周波数で送信される。つまり、WAKE信号に第1の通信チャネル(CH1)に関する情報が付加されているとき、それを受信した携帯機は、かかる情報をACK信号を送信するときの周波数を示唆するものとして扱い、よって、この場合、携帯機は、いわば車両側からの指令通りに、第1の通信チャネル(CH1)による周波数でACK信号を送信する。
そして、このACK信号が、受信チャネルが第1の通信チャネル(CH1)に設定されている車両側の受信機で受信されたとき、ACK信号に対する応答信号であるリクエスト信号が車両側の送信機から送信される。
そして、これに先立って、同車両側の受信機は、受信チャネルが第1の通信チャネル(CH1)から一旦第2の通信チャネル(CH2)へ切り替えられる。そして、これにより、携帯機を送信側とした単方向通信で供される信号が第2の通信チャネル(CH2)による周波数で携帯機から送信されてきた場合にそれを受信できるようにするための態勢が整えられる。尚、ここでは、こうした信号が受信されなかったものとする。
そして、リクエスト信号が携帯機で受信されたとき、リクエスト信号に対する応答信号であるIDコード信号が第1の通信チャネル(CH1)による周波数で携帯機から送信される。つまり、第1の通信チャネル(CH1)による周波数でACK信号を送信した後、リクエスト信号が送信されてきた場合、通信が成立していることになるから、こうしたとき携帯機は、リクエスト信号を受信する直前に送信したACK信号の周波数と同じ周波数でIDコード信号を送信する。尚、こうしたリクエスト信号やIDコード信号を用いた通信は、スマート通信と称されている。
そして、こうしたスマート通信に先立って、同車両側の受信機は、受信チャネルが第2の通信チャネル(CH2)から第1の通信チャネル(CH1)へ切り替えられる。そして、これにより、リクエスト信号に対する応答信号であるIDコード信号が第1の通信チャネル(CH1)による周波数で携帯機から送信されてきた場合にそれを受信できるようにするための態勢が整えられる。
このようにマルチチャネル機能を有するシステムでは、車両側の受信機が、スマートシステムによる双方向通信及びワイヤレスシステムによる単方向通信の両方に対応できるように配慮されている。
特開2004−68447号公報(段落番号0002〜0005) 特開2002−029385号公報(段落番号0002〜0007) 特願2006−235782
しかしながら、上記のような通信態様によると、車両側の受信機は、受信チャネルが常に第1の通信チャネル(CH1)、第2の通信チャネル(CH2)の順に設定されるようになっている。このため、携帯機から第1の通信チャネル(CH1)による周波数でIDコード信号が送信されてくるのに先立って、車両側の受信機は、受信チャネルを2度に亘って切り替える必要がある。尚、受信チャネルの切り替えに要する時間は、切り替え1度当たり約1msと短い期間ではあるが、その期間内においては外部からの信号を受信することができず、よって受信効率の低下が懸念される。
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、その目的は、受信効率を向上することが可能な受信機を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、受信機を備える自通信装置と外部通信装置との間で双方向通信が可能な通信システムに供される受信機において、前記双方向通信を成立させるためのトリガとなる第1の信号に第1の通信チャネル及び第2の通信チャネルの一方に関する情報が付加されて該第1の信号が自通信装置から送信されて外部通信装置で受信されたとき、該一方の通信チャネルによる周波数で外部通信装置から第2の信号が送信されるとともに、その第2の信号を受信可能な態勢を整えるべく、当該受信機は、受信チャネルが該一方の通信チャネルに設定され、当該受信機で前記第2の信号が受信されたとき、自通信装置から第3の信号が送信され、その第3の信号が外部通信装置で受信されたとき、該一方の通信チャネルによる周波数で外部通信装置から第4の信号が送信されることを前提とし、当該受信機は、受信チャネルを該一方の通信チャネル、他方の通信チャネルの順に設定するも、前記第2の信号を他方の通信チャネルで受信できなかったとき、受信チャネルを該他方の通信チャネル、該一方の通信チャネルの順に設定することをその要旨としている。
同構成によると、外部通信装置から第1の通信チャネル及び第2の通信チャネルの一方による周波数で第4の信号が送信されてくるのに先立って、当該受信機は、受信チャネルを第1の通信チャネル及び第2の通信チャネルの他方、一方の順に設定する。つまり、受信チャネルの切り替え回数が1度で済むことになり、よって受信チャネルを2度に亘って切り替える構成よりもその回数が少ない。このため、受信チャネルの切り替えに要する時間のトータル、つまり外部からの信号を受信できない期間のトータルが短くなる。従って、受信効率を向上することができる。
本発明は、以上のように構成されているため、次のような効果を奏する。
本発明によれば、受信効率を向上することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を説明する。
図1に示すように、本実施形態の自動車には、ワイヤレスシステムとスマートシステムとを含む通信システム1が適用されている。通信システム1は、車両ユーザが所持する携帯機2と、車両側に設けられるセキュリティ装置3とを備えるとともに、両者間で携帯機2を送信側とした単方向通信が可能であり、また、両者間で双方向通信が可能となっている。
携帯機2は、無線通信による受信機能及び無線通信による送信機能を有するとともに、受信アンテナ21、受信回路22、マイコン23、送信回路24、送信アンテナ25、解錠スイッチ26、施錠スイッチ27を備えている。
受信アンテナ21は、セキュリティ装置3から送信されてくる信号(WAKE信号やリクエスト信号)を受信するための媒体である。受信回路22は、受信アンテナ21により受信された信号(WAKE信号やリクエスト信号)を復調して受信信号を生成するとともに、その受信信号をマイコン23に出力する。
マイコン23は、不揮発性のメモリ23aを備えるとともに、そのメモリ23aには、携帯機2毎に個別に設定されたIDコード(携帯機2のIDコード)が記憶されている。そして、マイコン23は、受信回路22からWAKE信号に関する受信信号が入力されたとき、WAKE信号に対する応答信号であるACK信号を生成するとともに、そのACK信号を送信回路24に出力する。また、マイコン23は、受信回路22からリクエスト信号に関する受信信号が入力されたとき、リクエスト信号に応答するために、携帯機2のIDコードを含む信号(IDコード信号)を生成するとともに、そのIDコード信号を送信回路24に出力する。
送信回路24は、マイコン23から入力された信号(ACK信号やIDコード信号)を所定周波数の電波に変調する。送信アンテナ25は、送信回路24により変調された信号(ACK信号やIDコード信号)を送信するための媒体である。
解錠スイッチ26は、自動車から離れた地点(本実施形態では、自動車から最長で10m離れた地点)でそれを操作することで、いわば遠隔操作によりドアを解錠させたい場合に操作されるものである。つまり、本実施形態では、自動車を中心とした半径10mの範囲内で解錠スイッチ26を操作することで、ドアを解錠できるようになっている。
施錠スイッチ27は、自動車から離れた地点(本実施形態では、自動車から最長で10m離れた地点)でそれを操作することで、いわば遠隔操作によりドアを施錠させたい場合に操作されるものである。つまり、本実施形態では、自動車を中心とした半径10mの範囲内で施錠スイッチ27を操作することで、ドアを施錠できるようになっている。
そして、前記マイコン23は、解錠スイッチ26が操作されたとき、自動車に対してドアの解錠を要求するために、ドアの解錠を要求する旨の操作コード(解錠要求用操作コード)と携帯機2のIDコードとを含む信号(解錠要求信号)を生成する。そして、マイコン23は、この解錠要求信号を送信回路24に出力する。
また、マイコン23は、施錠スイッチ27が操作されたとき、自動車に対してドアの施錠を要求するために、ドアの施錠を要求する旨の操作コード(施錠要求用操作コード)と携帯機2のIDコードとを含む信号(施錠要求信号)を生成する。そして、マイコン23は、この施錠要求信号を送信回路24に出力する。
前記送信回路24は、マイコン23から入力された解錠要求信号や施錠要求信号を所定周波数の電波に変調する。そして、この場合、前記送信アンテナ25は、送信回路24により変調された解錠要求信号や施錠要求信号を送信するための媒体として機能する。
セキュリティ装置3は、無線通信による送信機能及び無線通信による受信機能を有するとともに、送信回路31、送信アンテナ32、受信アンテナ33、受信回路34、照合装置35を備えている。
送信回路31は、照合装置35から入力される信号(WAKE信号やリクエスト信号)を所定周波数の電波に変調する。送信アンテナ32は、送信回路31により変調された信号(WAKE信号やリクエスト信号)を送信するための媒体である。
ここで、送信アンテナ32からの信号(WAKE信号やリクエスト信号)は、車外においてドアアウトサイドハンドルを中心とした半径約1mの領域内に及ぶように送信される。図2には、その領域が車外の所定領域A32として2点鎖線で示されている。そして、この車外の所定領域A32内において、携帯機2とセキュリティ装置3との間での双方向通信が可能となっている。
つまり、車外の所定領域A32内にWAKE信号が送信されている状態で、その車外の所定領域A32内に携帯機2が持ち込まれたとき、その携帯機2によりWAKE信号が受信されて同携帯機2からACK信号が送信されるようになっている。また、車外の所定領域A32内にリクエスト信号が送信されている状態で、その車外の所定領域A32内に携帯機2が持ち込まれたとき、その携帯機2によりリクエスト信号が受信されて同携帯機2からIDコード信号が送信されるようになっている。
図1に戻って、受信アンテナ33は、WAKE信号に対する応答信号として携帯機2から送信されてくるACK信号や、リクエスト信号に対する応答信号として携帯機2から送信されてくるIDコード信号を受信するための媒体である。受信回路34は、受信アンテナ33により受信された信号(ACK信号やIDコード信号)を復調して受信信号を生成するとともに、その受信信号を照合装置35に出力する。
照合装置35は、不揮発性のメモリ35aを備えるとともに、そのメモリ35aには、セキュリティ装置3が搭載されている自動車に適合する携帯機2(=正規の携帯機2)のIDコードと同一のIDコード(基準IDコード)が記憶されている。照合装置35は、セキュリティ装置3との間での双方向通信の対象となる携帯機(これは正規の携帯機2とは限らない。)が車外の所定領域A32内に存在しているかどうかを監視するため、ドアが施錠されている状態において、送信回路31にWAKE信号を出力する。つまり、この場合、照合装置35は、通信対象物存在有無監視制御を実行する。その結果、送信アンテナ32からWAKE信号が送信される。
照合装置35は、通信対象物存在有無監視制御を実行したことに伴って、受信回路34からACK信号に関する受信信号が入力されたとき、セキュリティ装置3との間での双方向通信の対象となる携帯機(これは正規の携帯機2とは限らない。)が車外の所定領域A32内に存在している旨を認識する。別の言い方をすると、照合装置35は、受信回路34からACK信号に関する受信信号が入力されたとき、携帯機(これは正規の携帯機2とは限らない。)との間での双方向通信が成立したものと肯定判断する。尚、WAKE信号は、携帯機(これは正規の携帯機2とは限らない。)とセキュリティ装置3との間での双方向通信を確立するためのトリガ信号に相当する。
そして、照合装置35は、上記のように受信回路34からACK信号に関する受信信号が入力されたとき、車外の所定領域A32内に存在している携帯機が正規の携帯機2であるか否かを調べるため、その携帯機に対して自機のIDコードを送信するよう要求する信号、つまりリクエスト信号を送信回路31に出力する。つまり、この場合、照合装置35は、IDコード要求制御を実行する。その結果、送信アンテナ32からリクエスト信号が送信される。
照合装置35は、IDコード要求制御を実行したことに伴って、受信回路34からIDコード信号に関する受信信号が入力されたとき、その受信信号に含まれているIDコードと基準IDコードとが一致しているか否かを判断する。つまり、この場合、照合装置35は、IDコード照合を実行する。そして、照合装置35は、IDコード照合により両IDコードが一致したとき、正規の携帯機2が利用された旨を認識するとともに、この場合、携帯機2の所持者による乗車を許容するために、ドア制御装置40にドア解錠許可信号を出力する。その結果、このようにドアの解錠が許可されている状態で携帯機2の所持者がドアアウトサイドハンドルに触れると、ドア制御装置40によりドアが解錠されるとともに、これにより携帯機2の所持者による乗車が許容されることとなる。
ところで、携帯機2の解錠スイッチ26が操作されたとき、その携帯機2から解錠要求信号が送信される。そして、この解錠要求信号が受信アンテナ33により受信されたとき、受信回路34から照合装置35に受信信号(この場合、解錠要求用操作コードと携帯機2のIDコードとが含まれている。)が入力される。
照合装置35は、受信回路34から入力された受信信号に基準IDコードと一致するIDコードが含まれており、且つ同受信信号に解錠要求用操作コードが含まれているとき、正規の携帯機2によるドア解錠に関する要求があった旨を認識する。そして、照合装置35は、このように認識したとき、ドア制御装置40にドア解錠指令信号を出力する。その結果、ドア制御装置40によりドアが解錠されることとなる。
一方、携帯機2の施錠スイッチ27が操作されたとき、その携帯機2から施錠要求信号が送信される。そして、この施錠要求信号が受信アンテナ33により受信されたとき、受信回路34から照合装置35に受信信号(この場合、施錠要求用操作コードと携帯機2のIDコードとが含まれている。)が入力される。
照合装置35は、受信回路34から入力された受信信号に基準IDコードと一致するIDコードが含まれており、且つ同受信信号に施錠要求用操作コードが含まれているとき、正規の携帯機2によるドア施錠に関する要求があった旨を認識する。そして、照合装置35は、このように認識したとき、ドア制御装置40にドア施錠指令信号を出力する。その結果、ドア制御装置40によりドアが施錠されることとなる。
次に、通信システム1の特徴点について説明する。
上記したように通信システム1による無線通信では、セキュリティ装置3からWAKE信号やリクエスト信号が送信されるとともに、携帯機2からACK信号やIDコード信号、さらには解錠要求信号や施錠要求信号が送信される。ここで、セキュリティ装置3から送信される信号(WAKE信号、リクエスト信号)よりも、携帯機2から送信される信号(ACK信号、IDコード信号、解錠要求信号、施錠要求信号)の方が、通信システム1の外部環境で用いられる電波がノイズとなることによる影響を受けやすいことが知られている。この理由は、通信システム1の外部環境において、携帯機2から送信される信号(ACK信号、IDコード信号、解錠要求信号、施錠要求信号)の周波数に近い周波数帯の電波が盛んに用いられているからである。
そこで、こうしたノイズ電波が飛び交っている状況下でも、通信が成立するようにするべく、本実施形態の通信システム1では、携帯機2からACK信号、IDコード信号、解錠要求信号、施錠要求信号が送信されるに際して、2種類の通信周波数でそれらが送信されるようになっている。つまり、本実施形態の通信システム1は、マルチチャンネル機能を有している。
ここで、本実施形態の通信システム1でのマルチチャンネル機能による通信態様について説明する。
図3に示すように、今、車両側の送信機(送信回路31、送信アンテナ32)から、第2の通信チャネル(CH2)に関する情報が付加されたWAKE信号が送信されることとする。そして、このとき、同車両側の受信機(受信アンテナ33、受信回路34)は、受信チャネルが第2の通信チャネル(CH2)に設定されることとする。尚、このように車両側の受信機(受信アンテナ33、受信回路34)が第2の通信チャネル(CH2)に設定されているとき、第2の通信チャネル(CH2)による周波数で外部から送信されてくる信号(ACK信号、解錠要求信号、施錠要求信号)を受信可能となる。
ちなみに、受信チャネルが第2の通信チャネル(CH2)に設定される前の段階では、受信チャネルは第1の通信チャネル(CH1)に設定されるとともに、このとき、第1の通信チャネル(CH1)による周波数で外部から送信されてくる信号(解錠要求信号、施錠要求信号)を受信可能となる。尚、ここでは、第1の通信チャネル(CH1)による周波数での解錠要求信号や施錠要求信号が受信されなかったものとする。
そして、上記のような第2の通信チャネル(CH2)に関する情報が付加されたWAKE信号の送信領域(車外の所定領域A32)に携帯機2が持ち込まれたとき、その携帯機2によりWAKE信号が受信されるとともに、該携帯機2からWAKE信号の応答信号であるACK信号が第2の通信チャネル(CH2)による周波数で送信される。しかし、ここでは、かかる領域に携帯機2が持ち込まれていないこととし、よって、この場合、携帯機2からACK信号は送信されず、同図3に破線で示すように、車両側の受信機(受信アンテナ33、受信回路34)でACK信号が受信されない。尚、これとは異なり、かかる領域に携帯機2が持ち込まれて、その携帯機2から第2の通信チャネル(CH2)による周波数でACK信号が送信されるも、それがACK信号の周波数に近い周波数帯のノイズ電波による影響を受けた場合、同図3に破線で示すように、車両側の受信機(受信アンテナ33、受信回路34)でACK信号が正常に受信されない。
そして、これらに起因して車両側の受信機(受信アンテナ33、受信回路34)で正規のACK信号が受信されなかった場合、車両側の送信機(送信回路31、送信アンテナ32)から、今度は第1の通信チャネル(CH1)に関する情報が付加されたWAKE信号が送信される。
そして、これに先立って、同車両側の受信機(受信アンテナ33、受信回路34)は、受信チャネルが一旦第2の通信チャネル(CH2)に設定される。そして、これにより、携帯機2を送信側とした単方向通信で供される解錠要求信号や施錠要求信号が第2の通信チャネル(CH2)による周波数で携帯機2から送信されてきた場合にそれを受信できるようにするための態勢が整えられる。尚、ここでは、こうした解錠要求信号や施錠要求信号が受信されなかったものとする。
その後、車両側の受信機(受信アンテナ33、受信回路34)は、受信チャネルが第2の通信チャネル(CH2)から第1の通信チャネル(CH1)へ切り替えられる。尚、このように車両側の受信機(受信アンテナ33、受信回路34)が第1の通信チャネル(CH1)に設定されているとき、第1の通信チャネル(CH1)による周波数で外部から送信されてくる信号(ACK信号、解錠要求信号、施錠要求信号)を受信可能となる。
そして、上記のような第1の通信チャネル(CH1)に関する情報が付加されたWAKE信号の送信領域(車外の所定領域A32)に携帯機2が持ち込まれたとき、その携帯機2によりWAKE信号が受信されるとともに、同図3に実線で示すように、該携帯機2からWAKE信号の応答信号であるACK信号が第1の通信チャネル(CH1)による周波数で送信される。つまり、WAKE信号に第1の通信チャネル(CH1)に関する情報が付加されているとき、それを受信した携帯機2は、かかる情報をACK信号を送信するときの周波数を示唆するものとして扱い、よって、この場合、携帯機2は、いわば車両側からの指令通りに、第1の通信チャネル(CH1)による周波数でACK信号を送信する。
そして、このACK信号が、受信チャネルが第1の通信チャネル(CH1)に設定されている車両側の受信機(受信アンテナ33、受信回路34)で受信されたとき、ACK信号に対する応答信号であるリクエスト信号が車両側の送信機(送信回路31、送信アンテナ32)から送信される。そして、そのリクエスト信号が携帯機2で受信されたとき、リクエスト信号に対する応答信号であるIDコード信号が第1の通信チャネル(CH1)による周波数で携帯機2から送信される。つまり、第1の通信チャネル(CH1)による周波数でACK信号を送信した後、リクエスト信号が送信されてきた場合、通信が成立していることになるから、こうしたとき携帯機2は、リクエスト信号を受信する直前に送信したACK信号の周波数と同じ周波数でIDコード信号を送信する。尚、こうしたリクエスト信号やIDコード信号を用いた通信は、スマート通信と称されている。
まとめると、こうしたスマート通信に先立って、車両側の受信機(受信アンテナ33、受信回路34)は、受信チャネルがまず第2の通信チャネル(CH2)に設定された後、次いで第1の通信チャネル(CH1)へ切り替えられる。この点、図4に示される通信態様とは異なる。つまり、本実施形態において車両側の受信機(受信アンテナ33、受信回路34)は、受信チャネルを第1の通信チャネル(CH1)、第2の通信チャネル(CH2)の順に設定するも、ACK信号を受信できなかったとき、受信チャネルを第2の通信チャネル(CH2)、第1の通信チャネル(CH1)の順に設定するようになっている。
従って、本実施形態では、携帯機2から第1の通信チャネル(CH1)による周波数で送信されてくるIDコード信号が車両側の受信機(受信アンテナ33、受信回路34)で受信されるに際して、ACK信号の受信に供された第1の通信チャネル(CH1)がそのまま活用されることになる。その結果、受信チャネルの切り替え回数は1度ということになる。
尚、本実施形態においてセキュリティ装置3は自通信装置に相当するとともに、携帯機2は外部通信装置に相当する。そして、セキュリティ装置3の受信アンテナ33と受信回路34とにより受信機が構成されている。また、照合装置35は、受信機(受信アンテナ33、受信回路34)の受信チャネルを設定する、いわば受信チャネル設定手段或いは受信制御手段に相当する。
また、セキュリティ装置3から送信されるWAKE信号は第1の信号に相当するとともに、それに応答して携帯機2から送信されるACK信号は第2の信号に相当し、それに応答してセキュリティ装置3から送信されるリクエスト信号は第3の信号に相当し、それに応答して携帯機2から送信されるIDコード信号は第4の信号に相当する。
以上、詳述したように本実施形態によれば、次のような作用、効果を得ることができる。
(1)携帯機2から第1の通信チャネル(CH1)による周波数でIDコード信号が送信されてくるのに先立って、車両側の受信機(受信アンテナ33、受信回路34)は、受信チャネルを第2の通信チャネル(CH2)、第1の通信チャネル(CH1)の順に設定する。つまり、受信チャネルの切り替え回数が1度で済むことになり、よって受信チャネルを2度に亘って切り替える構成よりもその回数が少ない。このため、受信チャネルの切り替えに要する時間のトータル、つまり外部からの信号を受信できない期間のトータルが短くなる。従って、受信効率を向上することができる。
(2)上記(1)のように受信チャネルの切り替え回数が1度減ることで、受信チャネルの切り替えに要する時間のトータルが短くなるから、その分、WAKE信号の送信周期を短くできる。従って、これにより、携帯機2の所持者が受けるレスポンスに対する印象を好適なものにできる。
(3)上記(2)を別の観点から考えると、WAKE信号の送信周期を変更しないことを前提としたとき、車両側の受信機(受信アンテナ33、受信回路34)の消費電力を抑制できる。
尚、前記実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・前記実施形態とは異なり、受信チャネルを第2の通信チャネル(CH2)、第1の通信チャネル(CH1)の順に設定するも、ACK信号を受信できなかったとき、車両側の受信機(受信アンテナ33、受信回路34)は、受信チャネルを第1の通信チャネル(CH1)、第2の通信チャネル(CH2)の順に設定すればよい。
つまり、車両側の受信機(受信アンテナ33、受信回路34)は、同車両側の送信機(送信回路31、送信アンテナ32)からWAKE信号が送信されるも、ACK信号を受信できない、といった状況が続くとき、受信チャネルを第1の通信チャネル(CH1)、第2の通信チャネル(CH2)の順に設定する動作と、受信チャネルを第2の通信チャネル(CH2)、第1の通信チャネル(CH1)の順に設定する動作とを、交互に行うことになる。
本実施形態の自動車に適用される通信システムの構成を示すブロック図。 車外の所定領域を示す説明図。 本実施形態の通信システムでのマルチチャンネル機能による通信態様を示すタイムチャート。 従来の通信システムでのマルチチャンネル機能による通信態様を示すタイムチャート。
符号の説明
1…通信システム、2…携帯機(外部通信装置)、3…セキュリティ装置(自通信装置)、33…受信アンテナ(受信機)、34…受信回路(受信機)。

Claims (1)

  1. 信機を備える自通信装置と外部通信装置との間で双方向通信が可能な通信システムに供される受信機において、
    前記双方向通信を成立させるためのトリガとなる第1の信号に第1の通信チャネル及び第2の通信チャネルの一方に関する情報が付加されて該第1の信号が自通信装置から送信されて外部通信装置で受信されたとき、該一方の通信チャネルによる周波数で外部通信装置から第2の信号が送信されるとともに、その第2の信号を受信可能な態勢を整えるべく、当該受信機は、受信チャネルが該一方の通信チャネルに設定され、当該受信機で前記第2の信号が受信されたとき、自通信装置から第3の信号が送信され、その第3の信号が外部通信装置で受信されたとき、該一方の通信チャネルによる周波数で外部通信装置から第4の信号が送信されることを前提とし、
    当該受信機は、受信チャネルを該一方の通信チャネル、他方の通信チャネルの順に設定するも、前記第2の信号を他方の通信チャネルで受信できなかったとき、受信チャネルを該他方の通信チャネル、該一方の通信チャネルの順に設定することを特徴とする受信機。
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