JP4539893B2 - 遊技用表示装置 - Google Patents
遊技用表示装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4539893B2 JP4539893B2 JP35794099A JP35794099A JP4539893B2 JP 4539893 B2 JP4539893 B2 JP 4539893B2 JP 35794099 A JP35794099 A JP 35794099A JP 35794099 A JP35794099 A JP 35794099A JP 4539893 B2 JP4539893 B2 JP 4539893B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- display
- game
- unit
- setting
- type
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Pinball Game Machines (AREA)
- Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)
Description
【発明の属する技術の分野】
本発明は、遊技場において使用される遊技用表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の遊技場においては、遊技機に関する情報として遊技機の大当り回数や可変表示装置の始動回数等の本日や前日、更には前々日における遊技機の遊技情報を、該遊技機に対応して設けられた遊技用表示装置に表示し、これら遊技情報を遊技者が遊技機を選択する際の参考情報として提供することがなされている。
【0003】
また、近年の遊技機の多機能化や遊技場における「無制限」や「連続遊技」等が可能なタイムサービス等の遊技ルールの多様化に伴い、これら遊技機の遊技方法説明等の情報や遊技ルールの情報等を遊技者が容易に入手可能とするために、所定数の表示画素がマトリックス状に配列された表示画面に、これら各情報を前記遊技情報とともに文字表示により遊技者に判りやすく切り替え表示するものがある。
【0004】
一方、これら遊技用表示装置が対応する遊技機としては、パチンコ機のように遊技媒体としてパチンコ玉を使用するものもあれば、スロットマシンのようにコインを使用するものもあり、更には、近年においては、各遊技機毎に遊技媒体の計数装置が設けられた遊技用装置や、前記遊技媒体を用いずに遊技が可能な記録媒体(カード)式遊技機のように、異なる種別の遊技機や遊技用装置が多数開発されてきている。
【0005】
このため、例えば前記ように利用者が判りやすいように文字表示可能とされた遊技用表示装置においては、対応する遊技機の種別が、例えばパチンコ機とスロットマシンのように異なれば、表示される各内容もパチンコ機用とスロットマシン用とで適宜異なるようにする必要があることから、従来においては、各遊技機の種別に対応して表示内容等が適宜に変更された複数のタイプ(型式)の遊技用表示装置を製造し、設置される遊技機の機種用の遊技用表示装置を設置することで対応している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これら各遊技機の種別毎に異なるタイプの表示装置を使用する場合には、これら遊技用表示装置の設置においてそのタイプを誤ったり、これら遊技用表示装置の設置後において遊技機の種別を変更する場合においては、設置した遊技用表示装置を遊技機に対応するタイプ(型式)のものに交換する必要があり、これらの交換に多くの費用と労力が必要となってしまう問題とともに、これら複数のタイプ(型式)の遊技用表示装置を製造する場合には、各タイプ(型式)を個別に製造、管理することが必要となり、遊技用表示装置が割高になってしまうという問題もあった。
【0007】
よって、本発明は上記した問題点に着目してなされたもので、前記誤設置や遊技機の種別変更等に伴う交換の費用と労力を解消することができるとともに、従来に比較して割安にて製造することのできる遊技用表示装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記した問題を解決するために、本発明の遊技用表示装置は、遊技機に対応して設けられ、少なくとも対応する前記遊技機の遊技情報を表示可能な表示領域並びにデータ通信手段を有する複数の表示端末と、該複数の表示端末のそれぞれとデータ通信可能に接続された配信用コンピュータと、から構成される遊技用表示装置であって、
前記表示端末と前記配信用コンピュータの双方に設けられ、対応する前記遊技機の種別設定を行う種別設定手段と、
前記表示端末と前記配信用コンピュータのいずれの種別設定手段の設定を有効とするかを選択可能な有効設定選択手段と、
前記有効設定選択手段にて有効と設定されている種別設定手段にて設定された遊技機の種別に基づいて前記表示領域における表示制御を実施する制御手段と、
を有し、
前記有効設定選択手段は、前記配信用コンピュータに設けられており、該配信用コンピュータに前記表示端末が接続されているときには該配信用コンピュータの種別設定手段の設定を有効とする一方、前記表示端末が前記配信用コンピュータに接続されていないときには前記表示端末の種別設定手段の設定を有効とすることを特徴としている。
この特徴によれば、前記制御手段が前記種別設定手段にて設定された遊技機の種別に対応して表示制御を実施することから、従来のように遊技機の各種別毎にタイプ(型式)を設ける必要がなく、設置後の遊技機の種別変更においても、前記種別設定手段の種別設定を変更するのみで対応できることから、誤設置の発生や種別変更に伴う遊技用表示装置の交換を解消することができるばかりか、従来のように複数のタイプ(型式)が必要なく、従来に比較して割安にて遊技用表示装置を製造することもできるとともに、配信用コンピュータに種別設定手段を設けることにより、該配信用コンピュータに接続されている各表示端末における種別設定を、遠隔にて一元的に実施できるようになるとともに、これら種別設定の確認および修正も、表示端末に逐次出向かずに配信用コンピュータ上において実施できるようになるため、種別設定における労力や煩雑さを低減できる。また、表示端末においても種別設定が可能とされ、配信用コンピュータにおける種別設定と表示端末における種別設定のどちらも有効にできることから、例えば配信用コンピュータに障害が生じた場合であっても、表示端末の種別設定手段における種別設定を有効として動作させることが可能となることから、システムの冗長性を向上できるばかりか、これら表示端末の種別設定と配信用コンピュータの種別設定のいずれを有効とするかを、配信用コンピュータとの接続の有無により適宜に設定・変更できる。
【0009】
本発明の遊技用表示装置は、前記表示端末は、遊技者が遊技により獲得した獲得有価価値を表示可能とされ、前記制御手段は、前記種別設定手段において設定された遊技機の種別に対応して、前記獲得有価価値表示時に使用する数量の単位を変更することが好ましい。
このようにすれば、獲得有価価値表示時に、例えば前記種別設定手段においてパチンコ機が設定された場合には、「XXXX玉」、例えばスロットマシンが設定された場合には、「XXXX枚」のように、使用する単位が変更されて表示がなされるようになり、遊技機の種別に対応した遊技者にとって判りやすい表示を実施することができる。
【0010】
本発明の遊技用表示装置は、前記制御手段は、前記種別設定手段において設定された遊技機の種別に対応して、前記遊技情報の各項目の名称表示を変更することが好ましい。
このようにすれば、遊技情報の各項目を表示する際に、例えば遊技者が有利となる特定遊技状態の名称をパチンコ機では「大当り」としスロットマシンでは「ビッグボーナス」と表示したり、特別遊技状態の名称をパチンコ機では「確率変動」としスロットマシンでは「CT(チャレンジタイム)」と表示したり、始動回数の名称をパチンコ機では「スタート」としスロットマシンでは「ゲーム数」と表示するように変更することで、遊技者にとって判りやすい表示を実施することができる。
【0011】
本発明の遊技用表示装置は、前記制御手段は、前記種別設定手段にて設定された遊技機の種別に対応して、表示する遊技情報の項目を変更することが好ましい。
このようにすれば、前記種別設定手段にて遊技機の種別を設定するのみで、設定された遊技機の種別に対応して遊技情報の項目が変更され、該変更された各項目の遊技情報の表示が自動的に実施されるようになる。
【0013】
本発明の遊技用表示装置は、前記配信用コンピュータに設けられた前記種別設定手段における設定が、表示端末単位および遊技島単位毎に設定可能とされ、前記設定単位を適宜に切替可能とされていることが好ましい。
このようにすれば、種別設定を表示端末単位のみならず、遊技島単位に適宜に切り替えて実施することができ、これら種別設定における操作性を向上できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。なお、以下の説明において、遊技機の一例としてパチンコ遊技機を示すが、本発明に係る遊技機はこれらパチンコ遊技機に限定されるものではなく、遊技媒体であるパチンコ玉が指触不可に内封された封入式パチンコ機や、パチンコ玉や遊技盤面が画像により形成された遊技機であっても良く、更には遊技媒体としてコインを使用するコイン遊技機やスロットマシン、更にはこれらコインを用いずに遊技を実施可能なスロットマシン等にも適用可能である。
【0017】
(実施例)
図1は、本実施例における遊技島1の外観を示す外観斜視図であり、図2は、本実施例における遊技島1に用いたユニット式遊技島台1’を示す正面図であり、図3は、本実施例における遊技島1に用いたユニット式遊技島台1’の内部構造を示す図であり、図4は、本実施例の遊技島200に設置されたカード式スロットマシンとカードユニットとを示す正面図であり、図5は、本実施例における遊技用表示装置を構成する表示端末を示す分解斜視図であり、図6は、本実施例の表示端末の設置状況を示す断面図であり、図7および図8は、本実施例の遊技用表示装置と各装置との接続状況を示すブロック図であり、図9は、本実施例における遊技島1に用いたユニット式遊技島台1’の構成を示すブロック図であり、図10は、本実施例に用いたカード式スロットマシンとカードユニットの構成を示すブロック図であり、図11は、本実施例の遊技用表示装置の構成を示すブロック図であり、図12は、本実施例の遊技用表示装置を構成する配信用コンピュータ49の構成を示すブロック図である。
【0018】
まず、本実施例においては、図1に示されるように、遊技機としてパチンコ機2が設置された遊技島1と、遊技機としてカード式スロットマシン201が設置された遊技島200と、が所定の遊技場内に設けられている。
【0019】
まず、パチンコ機2が設置された遊技島1について説明すると、この遊技島1は、その前後面(後面は図示せず)に所定の台数(本実施例では4台)のパチンコ機2および該パチンコ機2に1対1に設けられるカードユニット3が搭載可能とされ、その内部にはこれらパチンコ機2を稼動させるのに必要なパチンコ玉の揚送装置26や研磨装置41等の適宜装置が全て収容されている1つの独立したユニット構成とされた複数の遊技島台1’が連結されて横長状に形成されている。
【0020】
この遊技島台1’は、遊技島台1’の下部を覆う腰板7と、該腰板7上に列設される遊技機としてのパチンコ機2、及びパチンコ機2に1対1とされて隣接して設けられるカードユニット3と、遊技島台1’の前記各パチンコ機2の上部を覆う幕板6a、ランプ板6bと、該ランプ板6bに個々のパチンコ機2に1対1とされ呼び出しボタン17を備えた呼び出しランプ8と、から主に構成され、該呼び出しランプ8の側部位置には本実施例の表示端末を構成する表示ユニット9が設けられているとともに、前記パチンコ機2の下部位置には、各パチンコ機2毎に計数装置4が設けられている。
【0021】
この計数装置4は、該玉計数装置4の一部を構成する玉受皿35が、前記各パチンコ機2の下皿5に設けられた排出口(図示せず)を下から覆うように固設され、遊技により獲得したパチンコ玉は、前記下皿5より玉受皿35に適宜投入され、スライドレバー34を操作することで計数装置4により計数された後、遊技島台1’内部の下方に設けられた回収樋部40(図3参照)にパチンコ玉が返却されるようになっている。
また、前記カードユニット3の前面には、図2に示すように、カードユニット3には、計数されたパチンコ玉数から遊技者が所望する数のパチンコ玉の払戻しをさせるための払出ボタン13と、排出される玉を前記パチンコ機2の上皿に誘導する誘導ガイド14とが設けられており、遊技者は一度計数したパチンコ玉を前記払出ボタン13を操作することで、再度使用することができるようになっているとともに、所定の遊技用有価価値が記録されたプリペイドカードを挿入可能なカード挿入口10が設けられている。尚、図2中の12は、カードユニット3が動作中であることを報知する動作ランプであり、11はプリペイドカードの返却時に点滅点灯されて返却を報知するためのインジケータである。
【0022】
前記幕板6a、ランプ板6bは、本実施例においては前方に開放可能に設けられており、幕板を開放することにより、図3に示すように、該遊技島台1’内の上部位置に設けられた供給樋部36に連結され、前記カードユニット3内の玉切り払い出しユニット(図示略)に玉を供給する配送管28並びに各パチンコ機2に玉を供給する供給管29、30内において発生する玉づまりや各電設部等のメンテナンスを外部より容易に行えるようになっている。
【0023】
また、前記ランプ板6bとパチンコ機2との間には、前記計数装置4により計数された獲得玉数の合計が表示される7セグメンントLED表示パネル38が設けられている。また、この7セグメンントLED表示パネル38の隣には、計数された全ての玉を精算に供する際に操作される全数精算ボタン19、所定の特殊景品との交換において生じる端玉の返却を実施させて精算を行う際に操作される端玉精算ボタン20、離席(遊技中断)時において操作される離席ボタン21から成る操作ボタンが設けられているとともに、遊技場係員が携帯するリモコンよりの赤外線信号を受信するための受信窓部23と該受信窓部23に臨むように受信ユニット24とが設けられている。更には、前記7セグメンントLED表示パネル38の他方側の並設された前記2機のパチンコ機2の中間位置には、精算時並びに離席(遊技中断)時に発行される記録媒体であるリライトカードへの情報の記録および読み出しが可能な磁気カードリーダライタ39が、そのカード挿入発行口37が露出するように設置されており、これら各操作ボタン19、20、21や受信窓部23と受信ユニット24並びに7セグメンントLED表示パネル38並びにカード挿入発行口37が同一の電設パネル18に設けられている。
【0024】
また、本実施例の遊技島台1’の下部位置には、図3に示されるように、回収樋部40に連接されて、揚送モータ25によりパチンコ玉を揚送樋27を通じて前記供給樋36に揚送する揚送装置26が設けられ、この供給樋36に至る経路中には、パチンコ玉の研磨を行う研磨装置41が設けられていて、該遊技島台1’内においてパチンコ玉が循環使用されるようになっており、前記回収樋部40の下方空間には、図9に示すように、これら遊技島台1’の各部に接続されて遊技島台1’全体の制御を行うコントロールユニット42が配設されている。
【0025】
これら各遊技島台1’毎に設けられたコントロールユニット42は、遊技島台1’を構成する各部との信号やデータのやり取りを行う入出力部や各部の状況データ等を記憶するためのメモリや所定の制御プログラムを実行して制御処理を行うCPU(中央演算処理装置)等を内在しており、これら各コントロールユニット42は、通信部45並びに通信ケーブルを介して後述する管理コンピュータ47にデータ通信可能に接続されていて、該管理コンピュータ47においては、各遊技島台1’毎の貯溜玉数や、各パチンコ機毎に設けられた補給玉計数機による各パチンコ機毎の補給玉数とアウト玉計数機によるアウト玉数とに基づく差玉数、並びに前記各計数装置4により計数された計数玉数等の各データが収集、管理されている。
【0026】
また、前記パチンコ機2とカードユニット3は、図9に示すように、インターフェイスを介してそれぞれコントロールユニット42に接続されており、前記カードユニット3からは、挿入されたプリペイドカードより読み出されたカード残度数データ並びに前記払出ボタン13の入力が出力され、該カード残度数データは前記インターフェイスを介してパチンコ機2にも出力されて、該カード残度数がパチンコ機2の上皿前方部に設けられている度数表示部22に表示されるようになっている。これら度数表示部22に残度数が存在する場合において、該度数表示部22の側部に設けられた貸出ボタン16を操作することにより、所定度数に対応する数のパチンコ玉がパチンコ機2より貸し出されるとともに、前記度数表示部22の度数から所定度数が減算更新表示されるようになっている。
【0027】
また、該度数表示部22の他方の側部位置に設けられた返却ボタン15が操作された場合は、その時点における度数表示部22の残度数データが新たな残度数データとして前記インターフェイスを介してパチンコ機2よりカードユニット3に出力され、前記カード挿入口10に連設された磁気カードリーダライタ44により、プリペイドカードに新たな残度数データが記録されて返却される。
【0028】
また、前記コントロールユニット42には、図9に示すように、前記揚送装置26や研磨装置41が接続されて、その動作が適宜に制御されるようになっているとともに、前記7セグメンントLED表示パネル38は、その表示動作を制御する表示ドライバ43を介してコントロールユニット42に接続され、前記計数装置4により計数された計数玉数が該7セグメンントLED表示パネル38に表示されるようになっている。
【0029】
また、該コントロールユニット42には、前記カード挿入発行口37に繋がる磁気カードリーダライタ39が接続され、前記全数精算ボタン19が操作された場合には、その時点での獲得玉数が記録された精算カードを、前記端玉精算ボタン20が操作された場合には、所定の特殊景品との交換において生じる端玉を減じた玉数データが記録された精算カードを、それぞれ発行するとともに、前記離席ボタン21が操作された場合には、離席(遊技中断)情報として所定の識別符号が記録された離席カードが発行され、遊技者が遊技を再開する場合には、該発行された離席カードを前記カード挿入発行口37に挿入することにより、該離席カードに記録されている識別符号が照合されることで、前記払出ボタン13の操作による玉の払戻し等が可能となって遊技者が再度遊技を実施できるようになっている。尚、この離席の際には、前記コントロールユニット42より後述する表示端末を構成する制御ユニット100に、離席情報が出力され、表示端末を構成する後述する表示ユニット9には、経過した時間、例えば「1分経過」や、「2分経過」といった経過時間が表示され、図23に示すように、後述する配信用コンピュータ49の表示端末初期設定画面の設定項目17にて設定された時間(本実施例では5分)が経過した場合には、設定された時間が経過した旨の所定表示として、「タイムオーバー」が表示されるようになっている。
【0030】
また、前記離席ボタン21の操作において、遊技者が所定のリモコン(図示せず)を所持する係員等に離席目的が食事である旨を伝えた場合には、係員は前記リモコンに設けられている食事に対応するボタンを操作することで、コントロールユニット42に離席が食事であることが入力され、該コントロールユニット42より食事中である旨の出力が対応する表示端末の制御ユニット100になされるようになっている。
【0031】
また、該コントロールユニット42には、本実施例の遊技用表示装置を構成する表示端末の制御ユニット100に通信ケーブル102を介して接続された通信部110が設けられており、該制御ユニット100に対して前記計数装置4にて計数された獲得玉数データと、精算カードや離席カードが発行される旨の発行情報と、前記パチンコ機2が稼働中である旨の稼働情報と、前記離席ボタン21が操作されて離席(遊技中断)状態である旨の離席(遊技中断)情報や、該離席が食事である旨の食事情報と、該コントロールユニット42が接続されたパチンコ機2からのエラー出力や、前記カードユニット3におけるプリペイドカード詰りや返却玉の詰り等によるエラー出力や、前記揚送装置26や研磨装置41より出力されるエラー出力並びに前記磁気カードリーダライタ39におけるカード詰りや発行カードの残数「0」に基づくエラー出力に基づき、これらエラー内容が出力されるようになっている。
【0032】
尚、本実施例では前述のように、パチンコ機2とカードユニット3をコントロールユニット42を介して接続しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、カードユニット3をパチンコ機2とコントロールユニット42の各々に接続して、前記プリペイドカードに関する処理および前記玉払出しに関する処理を行うようにしても良い。
【0033】
次いで、本実施例の前記遊技島200について説明すると、遊技島200には、図1のように、コインを使用せずに遊技を実施可能なカード式スロットマシン(以下スロットマシンと略称する)201が列設され、これらスロットマシン201に1対1に対応するカードユニット250が該スロットマシン201の側部位置に設けられている。
【0034】
この本実施例において用いたスロットマシン201は、図4に示すように、該スロットマシン201の全面所定位置には、左右および中央に配置された表示窓205L,205R,205Cが形成された可変表示部207が設けられており、前記表示窓205L,205R,205Cからは、スロットマシン201内部に回転可能に設置された回転リール206L,206R,206C表面に形成された上中下3段の絵柄が視認可能とされていて、前記回転リール206L,206R,206C毎に設けられた駆動モータML,MR,MCにより各回転リールが回転されて、該回転を遊技者がストップボタン209L,209R,209Cが押圧操作されて停止することで、前記可変表示部207の表示が逐次可変となるようになっている。
【0035】
遊技者が遊技を行う場合には、持ち点表示部226に持ち点が存在する段階にて、指示ランプ210が点滅されている際にBETボタン214を、賭けを行いたい所望の回数押した後、スタートレバー212を操作すれば、前記回転リール206L,206R,206Cの回転が開始され、予め定められた所定の組み合わせ絵柄が前記可変表示部207に表示されるように前記ストップボタン209L,209R,209Cを操作して各回転リール206L,206R,206Cの回転を停止させれば良く、該ストップボタン209L,209R,209Cが操作されない場合には、所定時間の経過後に自動的に各回転リール206L,206R,206Cの回転が停止制御されるようになっており、各回転リール206L,206R,206Cの停止位置は、各リール毎に設けられたリール位置検出センサ208L,208R,208Cにより検出される。
【0036】
遊技者が前記BETボタン214を1回操作した場合は、1賭の遊技として前記可変表示部207における中段の横一列が有効ライン(当りライン)となり、後述する信号出力部232のベット信号出力端子に1賭に対応する1信号が出力される。これらBETボタン214の操作並びにスタートレバー212の操作の後、前記ストップボタン209L,209R,209Cの操作により、前記1賭に対応する有効ライン上の停止絵柄が予め定められた特定の絵柄の組み合わせ(例えば同一絵柄等)となった場合に、当りとして遊技者にとって有利となる特別遊技状態としてのビッグボーナスゲームや特定遊技状態としてのレギュラーボーナスゲームの開始あるいは予め定められている所定の得点が遊技者に付与され、該付与された得点が持ち点に加算されて前記持ち点表示器226の表示が更新される。また、遊技者が前記BETボタン214を2回操作した場合は、2賭の遊技として前記可変表示部207における横3列が有効ラインとなり、3回操作した場合は、3賭の遊技として前記可変表示部207における横3列に加えて斜め対角線が有効ラインとなり、該有効ラインのいずれかのライン上において前記特定の絵柄の組み合わせが停止すれば、前記した当りとなる。
【0037】
これら賭け数としては前記3賭が上限とされていて、前記BETボタン214を3回操作した段階で前記指示ランプ210は消灯され、前記ビッグボーナスゲームやレギュラーボーナスゲーム中においては、1賭が上限とされており、これらBETボタン214の操作により、賭数に該当する得点が前記持ち点表示器226に表示されている持ち点より減算されて表示が更新される。
【0038】
これらBETボタン214の操作回数に伴う前記有効ラインは、有効ライン表示ランプの点灯により遊技者が確認できるようになっており、前記1賭の遊技では有効ライン表示ランプ221が、前記2賭の遊技では有効ライン表示ランプ222が、前記3賭の遊技では有効ライン表示ランプ223が、それぞれ点灯されるようになっている。
【0039】
また、図4中の211L、211C、211Rは、それぞれ左操作有効ランプ、中操作有効ランプ、右操作有効ランプであり、それぞれに対応する前記ストップボタン209L,209R,209Cの操作が有効である旨が、点灯または点滅により遊技者に報知される。尚、図4中の225は、ゲーム回数表示器であり、前記ビッグボーナスゲームやボーナスゲーム時において、現在実行しているビッグボーナスゲームやレギュラーボーナスゲームの回数を切替表示可能に構成されており、図中の227は、付与得点表示器であり、入賞(当り)が成立した場合に遊技者に付与される得点が表示されるように構成されており、該付与得点は前記のように持ち点表示器226に加算されるとともに、後述する信号出力部232の獲得得点信号出力端子に付与得点に該当する数のパルス信号が出力される。
【0040】
前記ストップボタン209L,209R,209Cの下方のスロットマシン201の前面には開閉可能とされた前面パネル202が設けられており、施錠装置203が遊技場の係員等が所持する所定のキーを挿入して所定方向に回動操作することで解錠されて、該前面パネル202が開放可能な状態となるようになっている。また、該施錠装置203において、前記所定のキーによる前記解錠方向と反対方向への回動操作は、リセットスイッチ204にて検出されて、前記ビッグボーナスゲームの終了時等に、ゲーム終了ランプ220が点灯されて遊技続行不可の状況となった場合に、再度遊技可能な状況にリセットされるようになっている。
【0041】
また、前記前面パネル202には、前記指示ランプ210およびBETボタン214とともに、遊技の開始または前記持ち点表示器226における持ち点が「0」になった際に押圧操作されて、遊技者により選択された金額に相当する大きさの得点の貸出が行われる貸出ボタン213と、遊技者が所用により離席する際等に押圧操作することにより、前記スロットマシン201において各操作ボタンの操作が無効とされる遊技中断処理が実施される離席ボタン215と、が設けられており、該前面パネル202内部位置には、該スロットマシン201に設けられた前記各部や機器の制御を行う制御マイコン231(図10参照)が実装された制御基板218が配設されており、該制御基板218が接続ケーブルにて前記カードユニット250内部に設けられたカードユニット制御基板(図示略)と接続されており、カ−ドのプリペイド残数データや前記離席ボタン215の操作に基づく離席情報等の各デ−タや情報がカードユニット250に出力される。
【0042】
また、図4中の217は、スロットマシン201の前面上部に設けられた遊技効果ユニットであり、内蔵された複数の遊技効果ランプ224が前記ビッグボーナスゲームやレギュラーボーナスゲームの発生時(大当り時)に点灯または点滅点灯される。また、図中218はスピーカであり、遊技の入賞時や大当り時等における効果音や異常時等における警報音が出力可能に構成されており、図中216は灰皿であって、本実施例のスロットマシン201においてはコインを用いないことから、通常のスロットマシンにて排出されるコインを貯溜する下皿は設けられていない。
【0043】
これら前記スロットマシン201に設けられた各部および機器は、図10に示されるように、前記制御マイコン231に接続されており、前記BETボタン214の操作による持ち点の減算や、前記可変表示部の停止図柄に基づく当りや大当り等の判定や、当りに伴う所定の付与得点の特定および持ち点への加算等の各種処理およびその動作制御が記憶部229に記憶されている制御プログラムに基づき実施されるようになっている。また、図10中の230は、前記カードユニット3との接続において、信号の整合性を保つための接続用I/Oポートであり、該接続用I/Oポート230および前記接続ケーブルとを介して前記カードユニット3内部に設けられたカードユニット制御基板との信号の授受が可能とされており、図10中の232は、後述する本実施例の遊技用表示装置を構成する制御ユニット100に信号線101にて接続される信号出力部であり、該信号出力部232には、ビッグボーナスゲーム(ビッグボーナス)やレギュラーボーナスゲーム(レギュラーボーナス)の発生に基づき所定の信号が出力されるビッグボーナス端子やレギュラーボーナス端子、並びに前記ストップボタン209L,209R,209Cが押圧操作されて各回転リールが停止するゲームの終了毎に1パルスの信号が出力されるゲーム端子や、前記BETボタン214の操作による賭け数に対応する数のパルス信号が出力されるベット信号出力端子や、ゲームの結果により付与される得点に対応する数のパルス信号が出力される獲得得点信号出力端子と、が設けられている。
【0044】
これら各端子は前記制御ユニット100内部の制御基板70に設けられた対応する各信号入力部78a〜78f、例えばビッグボーナス端子は信号入力部78a、レギュラーボーナス端子は78c、ゲーム端子は78f、ベット信号出力端子は78e、獲得得点信号出力端子は78fに接続され、これら各端子からの信号を前記制御ユニット100が検知またはカウントすることにより、ビッグボーナスゲーム(ビッグボーナス)やレギュラーボーナスゲーム(レギュラーボーナス)の発生の検知やその回数、並びに行われたゲーム数や遊技により獲得された全得点やビッグボーナスやレギュラーボーナスの間に獲得された得点数が、遊技情報として集計、更新記憶されるようになっている。尚、本実施例に用いたスロットマシン201は、所定の図柄が揃うことによって発生する前記ビッグボーナスゲームの終了後において、所定の子役等が揃う確率が高い状態に維持される期間が、所定のゲーム数が消化されるか、或いは期間中に遊技者が獲得した得点数(コイン数)の純増数が所定数に達するかのうち、いずれか早い方の条件が成立した場合、若しくは、それ以前にビッグ或いはレギュラーボーナスの当選フラグが設定されてビッグボーナスゲームの入賞またはレギュラーボーナスゲームの入賞が確定状態となった場合まで継続されるCT(チャレンジタイム)の機能を有していないが、前記制御ユニット100には、これらCT(チャレンジタイム)の機能を有するスロットマシンに対応可能なように、該CT(チャレンジタイム)時にCT信号が出力されるCT信号端子を接続可能な信号入力部78bが設けられている。
【0045】
また、前記スロットマシン201の側部位置に1対1にて配設される本実施例の前記カードユニット250を、図4および図10に基づいて説明すると、該カードユニット250の前面には、点灯によりカードユニット250の動作を報知する動作ランプ251と、該カ−ドユニット250に挿入される遊技用記録媒体であるプリペイドカ−ドより読み出されたプリペイド度数が表示される表示部252と、前記スロットマシン201に設けられた貸出ボタン213の操作により一度に貸し出される金額に対応する各種金額ボタン253a〜253dおよびこれら各金額ボタン253a〜253dの選択が可能状態にあることを点灯により遊技者に報知する金額ランプにて構成される貸出金額選択部253と、遊技終了時に操作されて遊技により付与された持ち点の前記プリペイドカ−ドへの書き込みによる精算処理が実行されてプリペイドカ−ドが返却される精算ボタン254と、前記プリペイドカ−ドが挿入されるカード挿入口256と、該カード挿入口256の近傍に位置してプリペイドカ−ドの排出を遊技者に報知するカードインジケータ255と、が設けられている。
【0046】
前記カードユニット250に設けられた精算ボタン254は、遊技終了時に操作されることで、前記スロットマシン201の持ち点表示器226に表示されている遊技により獲得された持ち点(合計得点)が景品と交換可能な精算有価価値(遊技に再使用不可)として前記プリペイドカ−ドおよび後述する管理コンピュータ269に記録および更新登録されて該プリペイドカ−ドが返却されるようになっている。
【0047】
この本実施例のカードユニット3の構成は、図10に示すように、前記動作ランプ251や表示部252、貸出金額選択部253、精算ボタン254、カードインジケータ255とともに、前記カード挿入口256に連設されて挿入されたプリペイドカ−ドに記録されている情報の読み出しおよび書き込みを実施する磁気カードリーダライタ257、通信ケーブルを介して管理コンピュータ47とのデータ通信を行うための通信部259、通信ケーブル302を介して前記制御ユニット100に接続されてデータ通信を行うための通信部260のそれぞれとに接続されて、これら各部からの入力を検知するとともにその表示や動作等の制御を実施するMPU261と、該MPU261が実行する制御や処理内容等が記述された制御プログラムとともに、前記プリペイドカ−ドより読み出しまたは書き込まれる該プリペイドカ−ドに関連する各種データを記憶する記憶部258と、が設けられている。
【0048】
また、図10中における262は、スロットマシン201との接続において、信号の整合性を保つための接続用I/Oポートであり、該接続用I/Oポート262および接続ケーブルとを介して前記MPU261が前記スロットマシン201に設けられた制御マイコン231との信号の授受によるデータ通信が可能とされている。
【0049】
これら本実施例における遊技機であるパチンコ機2やスロットマシン201毎に1対1に対応して設けられ、本発明の遊技用表示装置を構成する表示端末は、図6に示すように、前記ランプ板6b,300の前記呼び出しランプ8側部位置に取付けられる表示ユニット9と、該表示ユニット9と別体とされ、接続ケーブル71にて表示ユニット9と接続された制御基板70を内在する制御ユニット100と、から構成されている。
【0050】
このように、表示端末を別筐体とされた表示機能を担う表示ユニット9と、該表示ユニット9の制御等を行う制御ユニット100とで構成することは、前記ランプ板6b,300の前面に露出して配置される表示ユニット9内から制御基板70を除くことで該表示ユニット9の厚みおよび重量を低減でき、これら表示ユニット9の設置性を向上できることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら制御基板70を表示ユニット9内に設けて表示ユニット9と制御ユニット100とを同一の筐体内に形成するようにしても良い。
【0051】
この表示ユニット9の構成は図5に示すようになっており、表示ユニット9は、基体80と該基体80の上部を覆うカバー体50とから成る筐体内に、表示基板60が収容された構成とされており、前記カバー体50は、基体80の両側端部位置に立設された係合爪部81が、カバー体50の側面に形成された係合孔54と係合することにより一体化されるようになっていて、図中の82は、前記表示基板60の四隅をねじ固定するための柱状突起である。
【0052】
前記カバー体50の前面には、前記表示基板60上に実装されたLED表示モジュール61にて形成される表示エリア全面が外部より目視可能なように開口51が形成されており、該開口51はLED表示モジュール61にて発光される赤色光を優先的に透過可能なカバー材52にて塞がれている。また、該開口51近傍の下方位置には、遊技者が操作可能とされたデータボタン55並びに表示切替ボタン56と、対応するリモコン(図示せず)からの赤外線を透過する受信窓57と、が形成され、前記表示基板60の上面60aには、前記データボタン55並びに表示切替ボタン56に対応するデータスイッチ62並びに表示切替スイッチ63と、前記リモコンよりの赤外線信号を受信する受信ユニット65と、が実装されている。
【0053】
このように、データボタン55や表示切替ボタン56を表示画面66が形成される前記開口51の近傍位置に設けることは、これら各ボタン55,56の操作により、後述するように表示画面66の表示状態が順次変更されることから、これら表示状態の変更状況を遊技者は確認しながら前記各ボタン55,56を操作できることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら各ボタン55,56を他の位置、例えば前記電設パネル18上や、パチンコ機2の側部に設けられたカードユニット3上や、遊技機であるパチンコ機2上に形成するようにしても良く、これら各ボタン55,56の配置位置は適宜選択すれば良い。
【0054】
この本実施例の表示基板60の上面には、前述のように、所定数(本実施例では縦16、横16)の独立して点灯可能な赤色LED素子がマトリックス状に配列された3個のLED表示モジュール61を、図5並びに図13に示すように横一列に配列して縦16×横48ドット(画素)のドットマトリックスLEDパネルを形成し、該表示基板60の下面60bに実装されている表示ドライバ64が、これら各画素の点灯制御を外部入力に基づき実施することにより、図13(b)に示すような数字のみならず、図13(a)に示すように文字(記号)等が表示可能とされているとともに、これら点灯されるLED素子を所定の方向に順次ずらす制御を後述する制御マイコン79の指示に基づき後述する表示ドライバ64が実施することにより、図14に示すように、長文の文章をスクロールにより表示できるようになっている。尚、本発明においてスクロ−ル表示とは、1つの連続するメッセージ文や図形等を移動させながら表示したり所定の表示区分を切替表示することを示し、該表示を移動させる際の移動方向は縦方向であっても横方向であっても良い。更には、本実施例では前記LED素子を赤色としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらLED素子を緑色と赤色とを発光可能なコンビネーションLED素子や、緑色と赤色と青色とを発光可能なコンビネーションLED素子であって、これら緑色と赤色と青色の発光を適宜に調節して種々の色を発光可能とされたものであっても良い。
【0055】
また、前記受信ユニット65は、遊技場係員により操作されるリモコン(図示せず)より送信される赤外線信号、例えば「交換」や「連続」や「無制限」に対応する所定信号を受信し、該受信信号を所定のデータ列に変換して後述する制御マイコン79に出力することで、該制御マイコン79が前記リモコンにて選択操作された「交換」や「連続」や「無制限」の内の対応する表示を前記表示ユニット9に表示するようになっている。
【0056】
また、前記表示ドライバ64および前記データスイッチ62並びに表示切替スイッチ63と受信ユニット65は、表示基板60の下面60bより導出され、前記基体80の略中央部に形成された開口83を通じて外部に引き出された接続ケーブル71により前記制御基板70に接続されている。
【0057】
この表示ユニット9と制御ユニット100の取付け状況について図6に基づき説明すると、前記表示ユニット9は、前記ランプ板6b,300の呼び出しランプ8側部位置に前記接続ケーブル71を挿通可能とされた孔部と前記基体80の開口83とが連通するようにランプ板6b,300の表面に固定して設けられ、該ランプ板6b,300の内面の前記孔部近傍位置には、該孔部に挿通された接続ケーブル71を接続可能なように、制御ユニット100がランプ板6b,300の内面に固定して設けられている。
【0058】
また、この制御ユニット100は、接続される遊技機がパチンコ機2である場合に該パチンコ機2より確率変動(確変)信号、大当り信号、小当り信号、始動(スタート)信号、打込信号、獲得信号が出力される信号線101、または接続される遊技機がスロットマシン201である場合に該スロットマシン201よりCT(チャレンジタイム)信号、ビッグボーナス信号、レギュラーボーナス信号、ゲーム信号、ベット信号、獲得得点信号、が出力される信号線301と、前記遊技島台1’の制御を行うコントロールユニット42から前記計数装置4にて計数された獲得玉数データや、精算並びに離席カードの発行情報およびパチンコ機2の稼働情報や離席(遊技中断)情報、食事(遊技中断)情報等が出力される通信ケーブル102、または前記カードユニット250より前記精算ボタン254の操作によるプリペイドカードの返却がなされた旨のカードの返却情報や、前記スロットマシン201の離席ボタン215の操作に基づき該スロットマシン201より出力される離席情報が出力される通信ケーブル302と、各遊技島1または遊技島200毎に設けられた後述する分岐端末(DMC)46を介して配信用コンピュータ49に接続され、該配信用コンピュータ49より各種文字データ等が順次出力される通信ケーブル103と、が導出されている。
【0059】
これら本実施例の遊技用表示装置と各部との接続状況並びに遊技用表示装置の構成について、図7、図8並びに図11に基づき説明すると、まず表示端末の制御ユニット100に収納された制御基板70には、通信部72が設けられ、該通信部72は、前記通信ケーブル102を介して前述のように遊技島台1’のコントロールユニット42に接続され、該コントロールユニット42より獲得玉数データや精算カードや離席カードの発行情報並びにパチンコ機2の稼働情報や、離席情報並びに食事情報等の各情報が出力される。また、制御ユニット100がスロットマシン201に接続される場合には、前記通信部72は、前記通信ケーブル302を介してカードユニット250と接続される。
【0060】
また、該制御基板70には、6つの信号入力部78a〜78fが設けられており、本実施例では信号入力部78aは前記信号線101、301の大当り信号線またはビッグボーナス信号線、78bは前記信号線101、301の確率変動(確変)信号線またはCT信号線、78cは前記信号線101、301の小当り信号線またはレギュラーボーナス信号線、78dは前記信号線101、301の始動(スタート)信号線またはゲーム信号線、78eは前記信号線101、301の打込信号線またはベット信号線、78fは前記信号線101、301の獲得得点信号線が、それぞれ接続され、パチンコ機2およびスロットマシン201から出力されるこれら各信号を検出することにより、該パチンコ機2およびスロットマシン201で発生した特定遊技状態である大当り回数またはビッグボーナス回数、特別遊技状態である確変回数やCT(チャレンジタイム)回数、小当りやレギュラーボーナス回数、可変表示装置の始動回数であるスタート回数やゲーム数の各遊技情報を集計、記憶できるようになっている。
【0061】
また、前記信号入力部78eはパチンコ機2におけるパチンコ玉の打込信号やスロットマシンにおけるコインの投入に対応するベット信号、前記信号入力部78fは賞としてのパチンコ玉やコインの払い出しに対応する獲得得点信号が出力され、これらパチンコ玉の打込数や獲得数やコインの投入数と排出数に基づき、前記小当りやレギュラーボーナス、大当りやビッグボーナス中において獲得された玉またはコイン数を前記打込数または投入数と前記獲得数や排出数との差より算出することができるようになっている。
【0062】
また、制御基板70には、各遊技島1,200毎に設けられている分岐端末(DMC)46に接続された通信部73が設けられており、これら各遊技島1の分岐端末(DMC)46は、前記配信用コンピュータ49に接続されている。また、本実施例の配信用コンピュータ49には、文字情報(文字データ)が乗調された所定の電波(本実施例ではFM文字放送)を受信し、該乗調された各種文字情報(文字データ)であるニュースや天気、競馬のオッズや交通情報等の各情報を復調により文字データとする文字放送受信手段を構成する文字放送受信装置48が接続されていて、該文字放送受信装置48には該復調された各種文字データが各ジャンル毎に逐次更新記録されており、該配信用コンピュータ49の出力要求により対応するジャンルの情報が文字データとして出力されるようになっている。
【0063】
これら配信用コンピュータ49の構成は、図12に示すように、配信用コンピュータ49内部にてデ−タの送受信を行うデ−タバス129に、中央演算処理装置(CPU)120、RAM124、表示装置123、日時情報を出力可能な時間情報出力部としての時計装置126、キーボードやマウス等の入力装置127、フロッピーディスクやCD−ROM等の記録媒体よりデータの読み出し、書き込みを実施する記録媒体駆動装置128、磁気ディスクや光磁気ディスクから成る記憶装置125、前記各遊技島1毎に設けられた分岐端末(DMC)46とのデ−タ通信を行う第1の通信インタ−フェィス121と、前記文字放送受信装置48が接続される第2の通信インタ−フェィス122、とが接続された通常のコンピュ−タであり、前記記憶装置125には、図21に示すように、該配信用コンピュータ49において、各制御ユニット100に配信されるインフォーメーション等の各種表示内容の配信順序とその表示時間と配信先が設定された設定内容を記憶するスケジュールデータベース(DB)や、図22に示すように、文章設定画面において編集された表示内容が登録される設定文章データベース(DB)や、図23や図24に示すように、各表示端末である前記各制御ユニット100の初期設定の内容やデータ加工設定の内容が登録される設定状況データベース(DB)や、図25に示すように、前記分岐端末(DMC)46と制御ユニット100から構成される通信ネットワーク上におけるアドレスと、該制御ユニット100である表示端末が対応する遊技機の台番号とが対応付けられて登録される台番号データベース(DB)とが記憶されており、図21に示すスケジュール設定画面において、前記各表示端末の表示ユニット9に表示される内容の順序とその表示時間とを適宜設定できるようになっている。
【0064】
また、この配信用コンピュータ49においては、前記RAM124に文字放送受信装置48より出力される例えば天気情報が一時的に記憶され、「晴れ」や「曇り」や「雨」等の文字情報を抽出して、所定の「晴れマーク」や「曇りマーク」や「雨マーク」等に適宜置き換える等の編集が自動的に実施されるようにプログラムされており、これら編集されたデータが配信されるようになっている。
【0065】
これら前記図21に示すスケジュール設定画面にて設定された各表示内容である文字データは、前記各分岐端末(DMC)46を介して各表示端末の制御ユニット100の前記制御基板70に配信され、前記表示ユニット9に表示される。
【0066】
また本実施例では、前記分岐端末(DMC)46には最大30台の表示端末(制御ユニット100)を接続可能とされているとともに、前記配信用コンピュータ49は最大40台の分岐端末(DMC)46にデータを配信可能とされており、よって最大1200台の表示端末に前記文字データを配信できるようになっているとともに、各分岐端末(DMC)46並びに表示端末(制御ユニット100)には前述のように各々に分岐端末番号と該分岐端末内の端末番号とから成る個別のアドレスが付与され、各分岐端末(DMC)46毎や各表示端末(制御ユニット100)毎に個別に特定の文字データや設定データを配信できるようになっている。
【0067】
また、本実施例では各表示端末に配信する情報の種類としてニュースや天気、競馬のオッズや交通情報等を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらコンテンツの種別等は任意に選択すれば良く、例えばスポーツ等の得点情報や株価情報であってもよい。また、前記ニュースには、為替レート等の各種経済ニュースも含まれることは言うまでもない。
【0068】
また、本実施例では前述のように、最大1200台の表示端末に文字データを配信できるようにされているが、これら台数等はこれに限定されるものではない。更には本実施例では、前述のように、文字データの配信を効率良く分散して実施できるように各遊技島1毎に分岐端末(DMC)46を設けているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら分岐端末(DMC)を設けずに直接配信用コンピュータ49と各表示端末とを接続するようにしても良い。
【0069】
また、本実施例では、前記配信用コンピュータ49と前記管理コンピュータ47とを別体としているが、これら双方のコンピュータを同一のコンピュータにて形成しても良い。
【0070】
前記制御基板70には、図11に示すように、表示端末の表示動作等の各種制御を行う制御マイコン(MPU)79と、該制御マイコン(MPU)79が行う制御内容が記述された制御プログラムや前記アドレスデータ並びに前記パチンコ機2の本日、前日、前々日の遊技情報等を記憶する不揮発性のEEPROM76と、前記コントロールユニット42よりの獲得玉数データ等が一時的に記憶されるRAM75と、該表示端末における初期設定の入力を行うディップスイッチ77と、が設けられており、前記制御マイコン(MPU)79は、前記表示基板60上の表示ドライバおよびデータスイッチ62、表示切替スイッチ63、受信ユニット65、と前記接続ケーブル71を介して接続されている。
【0071】
また、本実施例においては、表示端末(制御ユニット100)の電源がOFF/ONされた際に、その時点で本日の遊技情報を前日に、前日の遊技情報を前々日に自動更新して記憶するようになっており、これら自動更新の実施/非実施を図24に示すように、配信用コンピュータ49において各島毎または各表示端末毎に個別に設定できるようになっている。
【0072】
また、本実施例の制御基板70には、前述のように本発明における設定手段であるディップスイッチ77が実装され、図19に示すように対応する遊技機の種類(パチンコ機またはパチスロ機)や該遊技機がカード式であるか/否かや、大当りやスタート回数の表示の有無、本日の遊技情報の表示を前記データボタン55の操作に基づき実施するか/または該データボタン55の操作がないデフォルトの状態にて実施するかの選択、前記データボタン55の操作に基づく遊技情報の表示を操作毎に表示を切り替えて実施するか/または後述するように所定時間(約5秒間)の経過にて連続的に切り替えて実施するかの選択、前記表示切替ボタン56の操作による前記分割表示への移行を有効/無効の選択、分割表示における固定表示エリアの位置選択、本実施例に用いている遊技島台1’の前記コントロールユニット42より出力される遊技島台1’の各情報の表示/非表示の選択、前記コントロールユニット42より出力される計数装置4により計数された玉数データが存在する場合における表示内容を計数玉数表示のみにするか計数玉数とそれ以外の情報とするかの選択、前記表示切替ボタン56における操作の有効/無効の選択、前記データボタン55における操作の有効/無効の選択、インフォメーション中の大当り回数表示の実施/非実施の選択、「交換」や「連続」や「無制限」等の営業表示をリモコンにより実施可能/実施不可能の選択や、インフォメーション中の始動回数表示の実施/非実施の選択、の各種設定が可能とされており、本実施例のように、対応する遊技機がパチンコ機2である遊技島1に設置される表示端末では、スイッチNo.1を「OFF」、スイッチNo.2も「OFF」に設定され、対応する遊技機がカード式スロットマシン201である表示端末は、スイッチNo.1を「ON」、スイッチNo.1も「ON」に設定される。
【0073】
また、本実施例では、前記ディップスイッチ77とともに、図23に示すように、前記配信用コンピュータ49にも該ディップスイッチ77における設定内容と同様の設定が実施可能とされ、該配信用コンピュータ49に接続されている個々の表示端末における機能設定である初期設定を実施可能な表示端末初期設定画面が設けられている。この表示端末初期設定画面においては、各表示端末の初期設定を設定単位選択入力部151において島単位または台単位にて選択することにより、設定テーブルウィンドウ150上の各設定項目に対応する番号が、島番号または台番号に変更され、島単位または台単位による設定を、適宜に切り替えて実施できるようになっている。
【0074】
これらディップスイッチ77と表示端末初期設定画面において共通して設定可能な前記機種設定について説明すると、前記ディップスイッチ77におけるスイッチNo.1(表示端末初期設定画面においては設定項目2)の項目が、遊技機の機種設定とされており、対応する遊技機がパチンコ機2である場合には設定をOFF(0)とし、対応する遊技機がパチスロ機201である場合にはON(1)とすることで、前記制御マイコン79が前記設定された機種の種別に応じて、通常における表示並びにデータボタン55の操作において表示される遊技情報の各項目の名称表示を、図20に示すようにそれぞれ変更して表示するようになっているとともに、図16を用いて後に詳述するように、パチスロ機が設定された場合には、データボタン55の操作により表示される遊技情報の表示項目に、レギュラーボーナスの表示が追加されるように、遊技情報の表示項目が変更されるようになっている。
【0075】
更には、前記ディップスイッチ77におけるスイッチNo.2(表示端末初期設定画面においては設定項目3)の項目が、遊技機の機種がカード式であるか否かの設定項目とされており、対応する遊技機がカード式ではない場合にはOFF(0)とし、対応する遊技機がカード式(封入を含む)である場合には設定をON(1)とすることで、前記図20に示すように、獲得有価価値の表示、例えば本実施例のように対応する遊技機がカード式のパチスロ機201である場合には、ボーナスゲーム中に獲得された獲得有価価値の表示が図20(b)に示すように、使用される単位が通常のパチスロ機で用いられる「枚」の表記から「点」へ変更されるようになっており、これと同様に、カード式が設定され且つ前記対応する遊技機の機種設定がパチンコ機である場合には、獲得有価価値の表示において使用される単位が、「玉」から「点」へ変更されるようになっている。
【0076】
尚、本実施例では前記のように、機種設定がパチスロ機である場合において、レギュラーボーナスが表示され、機種設定がパチンコ機である場合には、このレギュラーボーナスに対応する遊技情報を表示しないようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、この機種設定がパチンコ機である場合においても、前記レギュラーボーナスに対応する遊技情報の項目を、例えばその項目の名称を「小当り」等として表示するようにしても良い。
【0077】
本実施例では図25に示すように、表示端末が対応するパチンコ機2の台番号とアドレスとが対応付けられた台番号DBが前記記憶装置125に登録されていることから、これら台番号による初期設定が可能とされているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら設定単位を例えばパチンコ機2の機種別等のようにしても良く、これら設定単位は前記台番号DB等に適宜な設定単位の項目を設けることで選択可能とすれば良い。
【0078】
また、前記配信用コンピュータ49における設定では、図23に示すように、前記ディップスイッチ77の設定または配信用コンピュータ49における設定のどちらを有効とするかを設定可能な有効設定選択手段としての設定項目が、設定項目1に設けられているとともに、食事の遊技中断時間や離席の遊技中断時間の長さを設定可能な設定項目が設けられており、これら各設定時間を超えても遊技中断が解除されない場合において、所定表示である「タイムオーバー」の表示が前記表示ユニット9に表示されるようになっている。
【0079】
このように、本実施例では、有効設定選択手段を配信用コンピュータ49の表示端末初期設定画面上における設定項目として設けているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば前記表示端末の制御ユニット100と配信用コンピュータ49とを通信ケーブル103にて接続した時点にて、自動的に配信用コンピュータ49の表示端末初期設定画面上における設定が有効となるように、前記制御マイコン79にプログラムすること等により、有効設定選択手段を形成するようにしても良い。
【0080】
また、本実施例では、前記ディップスイッチ77の設定項目と配信用コンピュータ49の表示端末初期設定画面上における設定項目とをほぼ同様の内容としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、装置の簡素化等のために、前記ディップスイッチ77における設定項目を配信用コンピュータ49の表示端末初期設定画面上における設定項目よりも適宜に低減させたものとしても良い。
【0081】
以下、前記データボタン55および前記表示切替ボタン56を操作した際の表示状況を、対応する遊技機が前記パチンコ機2である場合と、スロットマシン201である場合のそれぞれについて説明する。尚、以下の説明においては、表示の一例を示して説明を実施するが、これら表示内容等は、前記初期設定の設定状況や配信データの内容等の各状況に応じて、適宜に変更されるものであり、これら説明に用いる各表示内容等に限定されるものではない。
【0082】
まず、図15は、対応する遊技機が前記パチンコ機2である場合において、前記データボタン55を通常の全画面表示状態において操作した場合の表示内容の変化状況を示す図である。この際、前記配信用コンピュータ49または前記ディップスイッチ77の設定の有効とされる側の設定内容において、データボタン55の入力操作が有効となるように設定しておく。
【0083】
このデータボタン55が操作されない無操作状況(デフォルト時)においては、本日の遊技情報である「確変回数XX回、大当り回数YY回、スタート回数ZZZ回」がスクロール表示されるとともに、他の情報と適宜切替表示される。前記データボタン55を遊技者が1回操作すると、前記表示ユニット9には前記EEPROM76に記憶されている前日の遊技情報である前日の大当り回数が、例えば「前日18回」にように所定時間(約5秒間)表示され、該所定時間(約5秒間)内に再度データボタン55を操作することで、前記EEPROM76に記憶されている前々日の遊技情報である前々日の大当り回数が、例えば「前々日16回」のように表示される。これら前々日の遊技情報の表示状態において、再度データボタン55を操作するか所定時間(約5秒間)が経過すれば、前記本日の遊技情報がスクロール表示される通常表示状態に自動的に戻るように前記制御マイコン79により制御されている。
【0084】
また、対応する遊技機が前記スロットマシン201である場合には、図16に示すように、データボタン55が操作されない無操作状況(デフォルト時)においては、本日の遊技情報である「ビッグ回数XX回、ゲーム回数ZZZ回」がスクロール表示されるとともに、これら本日の遊技情報と他の情報とが適宜切替表示される。前記データボタン55を遊技者が1回操作すると、前記表示ユニット9には本日における特定遊技状態であるレギュラーボーナスの発生回数が、例えば「レギュラー28回」のように所定時間(約5秒間)表示され、該所定時間(約5秒間)内に再度データボタン55を操作することで、前記EEPROM76に記憶されている前日の遊技情報である前日におけるビッグボーナスの発生回数が、例えば「前日22回」のように所定時間(約5秒間)表示され、該所定時間(約5秒間)内に再度データボタン55を操作することで、前記EEPROM76に記憶されている前々日の遊技情報である前々日におけるビッグボーナスの発生回数が、例えば「前々日11回」のように所定時間(約5秒間)表示される。
尚、スロットマシンがCT(チャレンジタイム)の機構を備えたものであれば、前記ビッグボーナスやレギュラーボーナス回数に加えて、該CT(チャレンジタイム)回数を表示するようにしても良い。また、これら前々日の遊技情報の表示状態において、再度データボタン55を操作するか所定時間(約5秒間)が経過すれば、前記本日の遊技情報がスクロール表示される通常表示状態に自動的に戻るように前記制御マイコン79により制御されている。
【0085】
尚、前記の遊技情報の表示の際に、前記ディップスイッチ77または前記配信用コンピュータ49の有効側における設定において、データ表示方法として連続表示が選択されている場合においては、前記データボタン55を遊技者が1回操作すると、所定の時間(本実施例では約5秒間)の表示の後に、前日の遊技情報と前々日の遊技情報とが約5秒間に渡って自動的に切替表示されるようになっている。
【0086】
また、前記データボタン55による遊技情報表示の例は、前記ディップスイッチ77または前記配信用コンピュータ49の有効側における設定において、遊技情報(本日)の表示設定が固定表示とした場合の説明を実施したが、該設定においてボタン操作が選択されている場合は、デフォルトのデータボタン55の操作がない場合において、本日の遊技情報が表示されずに、前記データボタン55が1回操作された場合において本日の遊技情報が表示され、該所定時間(約5秒間)内に再度データボタン55を操作することで、前記のように順次表示が変更されていく表示制御が実施されるようになっている。
【0087】
このように本実施例では、表示端末が対応する遊技機が前記スロットマシン201である場合におけるレギュラーボーナスの発生回数の個別表示のように、前記配信用コンピュータ49または前記ディップスイッチ77にて設定される遊技機の種別が、パチンコまたはパチスロに設定されることでデータボタン55が操作された際の表示内容(項目)を異なるようにしており、これらの表示内容の変更が、前記遊技機の種別設定を実施することで自動的に実施されるようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば本実施例では実施していないが、パチンコ機2が小当りの機能を有するものであれば、該小当りの回数を表示するようにして、パチンコおよびパチスロで表示内容(項目)を同一とするようにしても良い。
【0088】
次いで、図17は、前記表示切替ボタン56を操作した場合における表示画面66の変化状況を示す図である。これら表示切替ボタン56の操作は、前記ディップスイッチ77または前記配信用コンピュータ49の有効側における設定において、表示切替ボタン56の操作有効が設定されている場合においてのみ、有効となる。この表示切替ボタン56が操作されない無操作状況(デフォルト時)においては、全画面に前記配信用コンピュータ49より配信された文字データに基づく表示が実施され、前記配信用コンピュータ49において配信される文字データが図21の前記スケジュール設定画面の設定内容に基づいて、順次変更されることにより、表示ユニット9の表示内容が順次切替表示される全画面通常表示がなされている。この状態において表示切替ボタン56が一回操作された場合には、対応するパチンコ機2の遊技情報である本日の大当り回数と本日のスタート回数とが全画面に表示され続ける。また、表示切替ボタン56を二回操作すれば、前記表示画面66が図17に示すように、前記2個のLED表示モジュール61から成る大きな表示領域とされたスクロール表示エリアと、前記1個のLED表示モジュール61から成る小さな表示領域とされた固定表示エリア2とに表示画面66が分割され、前記スクロール表示エリアには前記配信用コンピュータ49より配信された文字データに基づく表示が実施されるとともに、前記固定表示エリア2には対応するパチンコ機2の遊技情報である大当り回数とスタート回数とが表示される分割画面表示に移行する。また、表示切替ボタン56を三回操作すれば、前記全画面通常表示に戻るようになっている。尚、本実施例では、前記のように表示画面66を、スクロール表示が可能なスクロール表示エリアとスクロール表示がなされない固定表示エリアとに分割しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら分割された各表示エリアの双方をスクロール表示が可能としたり、各表示エリアの双方を固定表示としても良く、更に、これら分割された表示エリアの数を増やすこと等は、任意とされる。
【0089】
尚、前記分割画面表示への移行は、前記ディップスイッチ77または前記配信用コンピュータ49の有効側における設定において、分割表示設定が無効とされている場合には実施されず、前記表示切替ボタン56を二回操作すれば、全画面通常表示に戻るようになる。
【0090】
また、本実施例においては、前述のようにコントロールユニット42より前記計数装置4において計数された獲得有価価値である獲得玉数データが前記制御ユニット100に出力されるようになっており、これら獲得玉数データが出力された場合には、該獲得玉数データが前記RAM75に記憶されるとともに、図20(a)に示すように、該玉数が例えば「7890玉」のように前記表示ユニット9に表示される。
【0091】
また、表示端末が対応する遊技機が前記カード式スロットマシン201である場合には、前述のように、ビッグボーナスゲームやレギュラーボーナスゲームの発生中において獲得された得点が、前記制御マイコン79により算出されて、図20(b)に示すように、例えば「GET453点」のように表示される。尚、本実施例では、これら、ビッグボーナスゲームやレギュラーボーナスゲームの発生中において獲得された得点を、スロットマシン201においてのみ実施するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、対応する遊技機がパチンコ機2である場合において、「大当り」や「小当り」中の獲得玉から打込玉を差し引いた獲得玉数を表示するようにしても良い。
【0092】
このように本実施例では、前記ディップスイッチ77または前記配信用コンピュータ49において遊技機の種別を設定することで、前述のように、遊技にて獲得された獲得有価価値である獲得玉数や獲得メダル数の表示において使用される単位が、パチンコでは「玉」にパチスロでは「枚」に、更に遊技機の種別がカード式に設定されている場合には「点」に適宜に変更されるようになっている。尚、本発明における獲得有価価値とは、本実施例のように通常の遊技機毎に計数機4が設けられた前記遊技島台1’を用いる場合において、遊技においてパチンコ機2より払い出されたパチンコ玉の内、前記計数機4にて計数された玉数であっても良く、更には、遊技により獲得された有価価値で、再度遊技に使用可能とされた貯玉や貯メダル等の貯蓄有価価値等も含まれる。
【0093】
次いで、前記配信用コンピュータ49における前記表示ユニット9に表示される表示内容の設定について説明する。図21は、前記配信用コンピュータ49の表示装置123に表示されたスケジュール設定画面を示す図である。
【0094】
この本実施例のスケジュール設定画面は、主にスケジュールテーブルウィンドウ130、登録文章リストウィンドウ131、文字放送リストウィンドウ132、表示確認ウィンドウ134と、現在時刻の設定や変更時に選択入力される現在時刻表示登録ボタン部133と、登録されているスケジュールを削除する際に選択入力されるスケジュール削除ボタン部135と、新たなスケジュールの登録や変更したスケジュールの登録時に選択入力されるスケジュール登録ボタン部136と、前記スケジュールテーブルウィンドウ130における内容に基づき配信が実施される実行ボタン部137、配信の一時中止を実施する際に選択入力される一時中止ボタン部138、配信の終了時に選択入力される終了ボタン部139、とが設けられている。
【0095】
まず、前記登録文章リストウィンドウ131に登録された各文章は、図22に示す文章設定画面において登録並びに編集することができる。この文章設定画面において新たに文章を設定する場合には、新規登録ボタン部140を選択入力すると、タイトル入力部142に「新規文章1」が表示され、表示内容入力部143にカーソルが点滅して入力待ち状態となる。
【0096】
この状態で操作者は、前記入力装置127であるキーボードを操作して、例えば「本日の御来店誠にありがとうございます。」を入力すると、入力された内容が表示確認ウィンドウ141に表示される。これら表示内容を確認して問題がない場合においては、該入力した文章のタイトル(登録名)を前記「新規文章1」が表示されているタイトル入力部142に、例えば「御来店ありがとうございます。1」のように入力する。
【0097】
次いで、この文章が表示されている表示時間を表示切替時間選択入力部147にて、例えば「20秒」に選択し、更に前記入力した文章を所定の遊技島1においてのみ表示させたり、所定のパチンコ機2においてのみ表示させることができるように、島設定入力部148と台設定入力部149とが設けられており、これら表示時間や表示される島や台の設定内容は、登録ボタン部145を選択入力することにより、前記入力されたタイトル並びに文章データに対応付けて前記文章データベース(DB)に登録され、これら文章データベース(DB)に登録された各文章データが、登録名であるタイトル毎に前記登録文章リストウィンドウ131に表示される。
【0098】
尚、本実施例の文章設定画面には、表示ユニット9において使用される表示パネル61が、赤色の発光のみではなく、赤色とともに緑色を発光可能なコンビネーションLED素子にて形成されている場合において、その表示色を文字毎に設定可能とする文字色設定部146が設けられていて、これら文字の色を前記表示確認ウィンドウ141にて確認することができるようになっているが、本実施例では赤色の発光のみであるため、これら色指定の変更は不可とされている。
【0099】
前記登録文章リストウィンドウ131の右側には、図21に示すように、前記文字放送受信装置48から入手される文字情報の各コンテンツが登録された文字放送リストウィンドウ132が設けられており、該文字放送リストウィンドウ132より各表示端末へ配信したい情報(コンテンツ)を選択することにより、該選択されたジャンルの文字データの出力要求が文字放送受信装置48へ出力され、対応するコンテンツの文字データが入手されて配信されるようになっている。
【0100】
これらスケジュールテーブルウィンドウ130における表示スケジュールの設定状況について説明すると、まず、これら表示スケジュールの変更または新たな設定を行う場合は、前記一時停止ボタン部138または終了ボタン部139を選択入力して配信を一時中止または停止状態としておく。
【0101】
次いで、新たにスケジュールを設定する場合には、登録ファイル名入力部のポップアップウィンドウから「新規設定」を選択し、該「新規設定」によりスケジュールテーブルウィンドウ130内の内容が何も選択されていない初期状態に移行する。
【0102】
この状態において、操作者は、前記登録ファイル名入力部に例えば「開店設定1」を入力するとともに、設定されるスケジュールによる表示を実施したい所定の期間、例えば開店時である10時から12時までの時間のように設定する。尚、前記設定されるスケジュールによる表示を実施したい所定の期間は、設定せずとも良く、この場合は、そのスケジュールに基づく表示が、現在の時刻に対応することなく、操作による終了や停止がなされない限り該スケジュールによる表示が実施される。
【0103】
次いで、操作者は、前記登録文章リストウィンドウ131並びに文字放送リストウィンドウ132より、表示端末である表示ユニット9に表示させたい内容を適宜マウス等の入力装置127を使用してスケジュールテーブルウィンドウ130へ移動することで選択し、該選択した表示内容の表示順序を所望の順序に配列していく。これら選択された表示内容に対応して前記文章登録画面にて登録された表示切替時間と島または台設定の内容は、スケジュールテーブルウィンドウ130の切替時間と島指定、台指定の各項目に自動的に表示されるとともに、これら表示された各内容は、スケジュールテーブルウィンドウ130上において適宜変更することができるようになっており、このようにして設定するスケジュールを所望のスケジュールに適宜編集していく。
【0104】
これら編集が終了した段階において、操作者は、前記スケジュール登録ボタン部136を操作することにより、これらスケジュールテーブルウィンドウ130の設定内容が、前記登録ファイル名に対応付けて前記記憶装置125内のスケジュールデータベース(DB)に登録される。尚、既に登録されているスケジュールを削除する場合においては、削除したいスケジュールの登録ファイル名を前記登録ファイル名入力部のポップアップウィンドウにて選択した後、スケジュール削除ボタン部135を選択入力すれば、該ケジュール内容がスケジュールデータベース(DB)上より消去される。
【0105】
また、前記説明では、登録するスケジュールが表示される所定の期間を10時から12時として例示しており、本実施例においては、設定画面上部位置に表示されている前記時計装置126より出力された現在の時刻が前記所定の期間に該当する場合において、これら現在時刻が該当するスケジュールが自動的に選択されて実施されるようになっており、更には、これら所定の期間を12時〜16時、16時〜21時、21時〜22時のように、前記所定の期間が設定された各時間帯毎の各スケジュールである複数の登録ファイルと適宜組み合わせて1つの登録ファイルを構成するようにすることもできるようになっている。また、これら1日単位のスケジュールを曜日毎に設定し、1週間単位の登録スケジュールとしても良い。
【0106】
これらスケジュールの登録または既に登録してあるスケジュールを前記登録ファイル名入力部のポップアップウィンドウにて選択した後、前記実行ボタン部137を選択入力することで、スケジュールテーブルウィンドウ130に表示された各表示内容が、その順序と時間に従って、指定された島または台に配信されていき、現在配信されている表示内容が図21に示すように、白黒反転表示される(現在時刻表示)とともに、前記表示確認ウィンドウ134には、現在配信されている文字データに基づき表示ユニット9上における表示内容と同様の表示である「只今の時刻は、11時03分です。」の最初の部分である「只今の時刻」の表示が再現されており、表示ユニット9上における表示状態を操作者が確認できるようになっている。
【0107】
これら図21のスケジュールテーブルウィンドウ130に登録されているスケジュールに基づく配信用コンピュータ49の配信状況について説明すると、No.1に登録されている表示内容は、前記図22に示した「本日の御来店誠にありがとうございます。」であり、これら「本日の御来店誠にありがとうございます。」の文字データが、その配信先が全ての表示端末である制御ユニット100であることを示した特定のアドレスデータが、その先頭部に付与されて送信される。
【0108】
これに基づいて全ての制御ユニット100は、該配信データの先頭に付与されている前記特定のアドレスデータが、自己に該当するものであることから、配信されたデータが自己向けであるものと判断し、該配信された文字データの表示ユニット9への表示を実施することで、全ての表示ユニット9に前記の「本日の御来店誠にありがとうございます。」の表示が実施される。尚、これら配信データは、前記制御ユニット100に設けられた前記RAM75に一時的に記憶され、自己が該当する次ぎの配信データを受信するまでの間である「約20秒間」、その表示が繰り返し実施されるようになっている。
【0109】
次いで、前述のように、現在時刻表示として「只今の時刻は、11時03分です。」の表示が配信され、該表示が10秒間全ての表示ユニット9に表示される。
【0110】
次いで、前記所定の表示内容である各島毎情報1(モーニング)の配信が実施される。この所定の表示内容である各島毎情報1(モーニング)とは、各島毎に異なる内容を同時に配信したい場合において使用されるものであり、本実施例では、遊技場において開店から所定時間において無制限遊技を可能とすることが多く実施されているが、島毎に常時無制限の機種が設置されている島もあれば、無制限遊技を実施しない機種の遊技機が設置されている島も存在することから、これら各島毎に対応する表示、例えば登録文章リストウィンドウ131の「島1に対しての文章設定」では「只今モーニングサービスにつき無制限実施中。」の文章が設定されており、「島2に対しての文章設定」では「この台は終日無制限です。」の文章が、同様に島3、島4・・・・のように各島毎にそれぞれの文章が設定されており、前記各島毎情報1(モーニング)が実施されることで、これらそれぞれの島に対応する文章に、それぞれ対応する島に設けられている前記DMC46のアドレスが付与されて配信され、該DMC46が自己のアドレスが付与された配信データを、各DMC46に接続されている島内の表示端末に中継、配信することで、各島毎の表示ユニット9に異なる表示内容が表示されるようになっている。
【0111】
次いで、天気情報(関東)の配信が全島へ実施される。これら天気情報(関東)の文字データは、前記文字放送受信装置48内にて最新の情報に逐次更新されており、配信用コンピュータ49が該文字放送受信装置48より更新された最新の天気情報(関東)の文字データを入手し、これに配信先が全ての表示端末である制御ユニット100である旨の所定のアドレスデータを付与して送信することで、これら最新の天気情報が表示ユニット9に所定時間(約20秒間)表示される。
【0112】
次いで、登録文章として「本日の御来店誠にありがとうございます。本日の大当り回数は**回です。」が登録されている「御来店ありがとうございます。2」が配信される。この配信は全ての台に対して実施され、前記文章中の「**回」には、各配信先の制御ユニット100により、対応するパチンコ台2の本日の大当り回数が表示される。尚、この際、前記ディップスイッチ77または前記配信用コンピュータ49の有効側における設定において、インフォメーション中の大当り表示設定が、表示しない設定になっている場合には、前記「本日の大当り回数は**回です。」の部分が削除された「本日の御来店誠にありがとうございます。」のみが表示され、大当り回数は表示されない。
【0113】
次いで、「○月△日、□時新装開店」や「○月△日は感謝デー」等の文章が登録された「イベント情報」が各表示端末に配信されて表示される。
【0114】
次いで、「この台は本日のラッキー台です。」の文章が登録された「本日のラッキー台」が、スケジュールテーブルウィンドウ130の台指定において指定されている各パチンコ台に対応する表示ユニット9に表示される。このように、本実施例では、前記ケジュールテーブルウィンドウ130の台指定において、表示させたい表示ユニット9が対応するパチンコ台2の台番号を入力することで、配信用コンピュータ49は、図25に示すように、各表示端末(制御ユニット100)のアドレスと対応するパチンコ台2の台番号とが関係付けられて登録された島、台番号設定に基づく台番号データベースを記録装置125に有しているために、指定された台番号に対応するアドレスを配信データに付与して送信することで、該付与されたアドレスに該当する制御ユニット100のみが配信データの表示を実施するようになり、前記「この台は本日のラッキー台です。」の表示が、指定したパチンコ台に対応する表示ユニット9においてのみ実施されるようになる。尚、前記付与されたアドレスに該当しない制御ユニット100に接続された表示ユニット9には、引き続き前記「イベント情報」が表示されている。
【0115】
次いで、登録文章として「本日の御来店誠にありがとうございます。現在のスタート回数はXX回です。」が登録されている「御来店ありがとうございます。
4」が配信される。この配信は全ての台に対して実施され、前記文章中の「XX回」には、各配信先の制御ユニット100により、対応するパチンコ台2のその時点におけるスタート(始動)回数が表示される。尚、この際、前記ディップスイッチ77または前記配信用コンピュータ49の有効側における設定において、インフォメーション中のスタート表示設定が、表示しない設定になっている場合には、前記「現在のスタート回数はXX回です。」の部分が削除された「本日の御来店誠にありがとうございます。」のみが表示され、スタート回数は表示されない。
【0116】
次いで、ニュース(一般)の配信が全島へ実施される。これらニュース(一般)の文字データは、前述の天気情報と同様に、前記文字放送受信装置48内にて最新の情報に逐次更新されており、配信用コンピュータ49が該文字放送受信装置48より更新された最新のニュース(一般)の文字データを入手して、各表示端末に配信し、所定時間(約60秒間)表示される。
【0117】
次いで、本実施例では、遊技場内に獲得した玉を持って他の台に移動することのできる島を設けており、「この島は玉をもったままの台移動は自由です。」の「台変更可能表示」を所定の島1と島3においてのみ表示させるために、島指定にて「1、3」を指定しており、これにより、前記配信データに配信先の島1と島3に設けられているDMC46のアドレスが付与され、対応する島1と島3に設けられている表示ユニット9にのみ「この島は玉をもったままの台移動は自由です。」が表示され、その他の島の表示ユニット9には、前記ニュース(一般)が表示され続けるようになっている。
【0118】
尚、このように、個々の表示端末において異なる表示がなされる場合において、前記表示確認ウィンドウ134には、継続して表示される内容ではないもの、または予め選定された表示端末における表示状態が表示されるようになっている。
【0119】
以上のように、表示が一巡した場合には、再度最上段の前記「御来店ありがとうございます。1」に戻り、スケジュールテーブルウィンドウ130の内容に基づく表示切替が繰り返し実施される。
【0120】
また、本実施例の配信用コンピュータ49には、図24に示すように、各表示端末における遊技情報の更新処理の内容を、各島単位または所定台数の台単位にて指示または設定できるようになっている。本実施例では、指示または設定できる遊技情報の更新処理の項目として、各表示端末である制御ユニット100にて収集した対応するパチンコ機2の、本日における特賞データ(大当り回数)を、その時点でクリアする指示項目と、特賞データを1日分戻す(前日→本日)項目と、特賞データを1日分進める(本日→明日)項目と、を設けており、これら項目を設けることで、例えば新たな遊技機の設置時等において、表示端末への特賞信号の誤った入力や、表示端末への電源供給の断続が為されて特賞データの更新等が実施されてしまった場合において、これらを適宜に修正することができるようになり、これら修正を台または島単位にて実施することで、これら修正に要する労力を低減できるようになる。
【0121】
また、遊技情報の更新処理の項目として、電源のON/OFFによる特賞データの自動更新をする/またはしないの項目が設けられており、これら自動更新を設定することで、表示端末である制御ユニット100に供給される遊技島内の電源は、通常1日に1回、朝の開店前に電源ONされ、夜の閉店後に電源OFFされることから、これら電源操作により各制御ユニット100において自動的に遊技データの本日から前日への移行が自動的になされるようになり便利である。
【0122】
また、前記のように新たな遊技機の設置時等においては、表示端末への電源供給の断続が為されてしまう場合があるために、このような状況においては、前記特賞データの自動更新をしないの項目を設定することにより、これら電源供給の断続により、特賞データが誤って更新されてしまうことを防止できるようになる。
【0123】
また、前記表示端末が対応するリモコン(図示せず)の操作により表示される「交換」、「連続」、「無制限」の各営業情報の表示/非表示、または「交換」の表示、「連続」の表示、「無制限」の表示を個別に設定可能とされており、このようにすれば、全てが「交換」である機種において、前記リモコンの誤操作により「連続」や「無制限」が表示されてしまうこと等の不都合を防止できるようになることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0124】
また、これら図23や図24の初期設定やデータ加工処理設定の各設定や指示内容は、その設定データまたは指示データの先頭に、設定単位である島または台のアドレスが付与されて送信され、該アドレスが該当する制御ユニット100のみが該設定データまたは指示データを受信し、実行することにより、各島単位または台単位の設定が実施できるようになっている。
【0125】
以上、前記本実施例のように、前記ディップスイッチ77や配信用コンピュータ49における表示端末初期設定画面のように、表示端末が対応する遊技機の種別を設定可能な設定手段を設け、該設定された種別に対応して制御手段である制御マイコン79が遊技情報の各表示項目の表記や獲得有価価値表示における単位、更には遊技情報の表示項目や手順等を適宜に変更するように表示制御を実施することで、従来のように遊技機の各種別、例えばパチンコ用やパチスロ用のように複数のタイプ(型式)を設ける必要がなく、これらタイプ(型式)を誤って設置してしまう誤設置の発生を解消できるとともに、これら単一の表示装置を従来に比較して割安にて表示装置を製造することもできるばかりか、これら表示装置の設置後において、例えばパチンコからパチスロに変更するような機種変更においても、前記ディップスイッチ77や配信用コンピュータ49における表示端末初期設定画面において機種設定をパチンコからパチスロに変更するのみで対応できるようになることから、これら機種変更に伴う表示装置の交換を解消することもできる。
【0126】
前記各実施例における各要素は、本発明に対して以下のように対応している。
【0127】
本発明の請求項1は、遊技機(パチンコ機2,スロットマシン201)に対応して設けられ、少なくとも対応する前記遊技機(パチンコ機2,スロットマシン201)の遊技情報(確変回数/ビッグボーナス回数、大当り回数/レギュラーボーナス回数、始動回数/ゲーム数)を表示可能な表示領域並びにデータ通信手段を有する複数の表示端末と、該複数の表示端末のそれぞれとデータ通信可能に接続された配信用コンピュータと、から構成される遊技用表示装置であって、前記表示端末と前記配信用コンピュータの双方に設けられ、対応する前記遊技機の種別設定(パチンコ/パチスロ)を行う種別設定手段と、前記表示端末と前記配信用コンピュータのいずれの種別設定手段の設定を有効とするかを選択可能な有効設定選択手段と、前記有効設定選択手段にて有効と設定されている種別設定手段にて設定された遊技機の種別(パチンコ/パチスロ)に基づいて前記表示領域における表示制御を実施する制御手段(制御マイコン79)と、を有し、前記有効設定選択手段は、前記配信用コンピュータに設けられており、該配信用コンピュータに前記表示端末が接続されているときには該配信用コンピュータの種別設定手段の設定を有効とする一方、前記表示端末が前記配信用コンピュータに接続されていないときには前記表示端末の種別設定手段の設定を有効とする。
【0128】
また、本発明の請求項2は、前記表示端末は、遊技者が遊技により獲得した獲得有価価値(獲得玉数/獲得点数)を表示可能とされ、前記制御手段(制御マイコン79)は、前記設定手段(ディップスイッチ77)において設定された遊技機の種別(パチンコ/パチスロ)に対応して、前記獲得有価価値(獲得玉数/獲得メダル数)表示時に使用する数量の単位(玉/点)を変更するようになっている。
【0129】
また、本発明の請求項3は、前記制御手段(制御マイコン79)は、前記種別設定手段(ディップスイッチ77)において設定された遊技機の種別(パチンコ/パチスロ)に対応して、前記遊技情報の各項目(確変大当り/ビッグボーナス、大当り/レギュラーボーナス、スタート回数/ゲーム数)の名称表示を変更するようになっている。
【0130】
また、本発明の請求項4は、前記制御手段(制御マイコン79)は、前記設定手段(ディップスイッチ77)にて設定された遊技機の種別(パチンコ/パチスロ)に対応して、表示する遊技情報の項目(レギュラーボーナス項目の追加)を変更するようになっている。
【0132】
また、本発明の請求項5は、前記配信用コンピュータ49に設けられた前記設定手段(表示端末初期設定画面)における設定が、表示端末単位および遊技島単位毎に設定可能とされ、前記設定単位を適宜に切替可能とされている。
【0135】
以上、本発明の実施形態を図面により前記実施例にて説明してきたが、本発明はこれら実施例に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれることは言うまでもない。
【0137】
例えば、前記実施例では、表示素子として赤色のLED素子を使用したLED表示モジュール61を使用してドットマトリックス表示画面を形成しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら表示画面をドットマトリックス液晶パネルやCRTやELディスプレイ等としても良く、画素がマトリックス状に配列されて文字表示可能なものであれば使用することができる。
【0138】
更には、前記実施例では、ドットマトリックス表示画面に文字表示にて本日や前日、前々日の各日付や、設定された遊技機の種別による各遊技情報の項目、例えば「大当り」と「ビッグボーナス」や、「確率変動」や「CT」、「小当り」や「レギュラーボーナス」、「スタート」や「ゲーム」等の各項目や、獲得有価価値である獲得玉数や獲得得点等の表示における「玉」や「枚」や「点」の各単位を、図27に示すように、ランプの点灯により表示可能な点灯表示部311、312、313、314、315、316、317における点灯を設定された遊技機の種別に基づき制御して実施するようにしても良く、前記各点灯表示部312、313、314、315、316、317に対応して設けられた7セグメント表示部312’、313’、314’、315’、316’、317’に該当する数値を表示することで、前記実施例と同様に、各種別の遊技機に対応可能な表示ユニット9”としても良い。尚、該表示ユニット9”にて点灯表示部311に表示されている日付は、点灯表示部311において点灯表示されている日付に該当する情報が各7セグメント表示部312’、313’、314’に表示されるようになっており、これら日付の変更は、利用者が操作可能なデータボタン310を押圧操作することで、前記日付が順次変更されるようになっている。また、計数された玉または獲得得点が表示される7セグメント表示部316’に対応する「計数」の表示は、通常においては緑色表示とされ、大当り中において獲得された玉または獲得得点が表示される場合には、該表示が赤色に変更されるようになっている。また、図27中の最高獲得に該当する7セグメント表示部317’の表示内容は、本日において大当り中に獲得された最高玉数または最高得点を示すものである。
【0139】
また、前記実施例では、表示ユニット9を呼び出しランプ8の側部位置に配設しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら表示ユニット9の配置位置は、対応する遊技機であるパチンコ機2の近傍位置、或いは遊技機であるパチンコ機2自体に一体に設けるようにしても良く、これら配置位置やその形態は特に限定されるものではない。更に、前記実施例では、前記表示端末を遊技機であるパチンコ機2に1対1に設けているが、本発明はこれに限定されるものではなく、図26に示すように、これら表示端末を前記磁気カードリーダライタ39と同様に隣接するパチンコ機2の間の上方位置に配置するともに、前記データボタン55と同様のデータボタン55’と表示切替ボタン56と同様の表示切替ボタン56’とを2つづつ設けて、隣接する2台のパチンコ機2で1台の表示端末を構成する表示ユニット9’を共有使用するようにしても良い。
【0140】
また、前記実施例では、各パチンコ機2毎に計数装置4が設けられたユニット式遊技島台1’を用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら計数装置4が設けられていない通常の遊技島や、遊技媒体であるパチンコ玉が指触不可に封入された封入式パチンコ機が設置された遊技島においても本発明の遊技用表示装置を適用可能なことは言うまでもなく、更には遊技媒体としてコインを使用するコイン遊技機やスロットマシンが設置された遊技島においても適用可能なことは言うまでもなく、これら遊技機の種別が限定されるものではない。
【0141】
また、前記実施例では、表示端末を構成する表示ユニット9と呼び出しボタン17を備えた呼び出しランプ8とを別体にて設けているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら表示ユニット9に呼び出しボタンや呼び出しランプを設けたり、前記表示ユニット9に呼び出しメッセージを表示する等により、表示ユニット9と呼び出しランプ8とを一体として設けるようにしても良い。
【0142】
【発明の効果】
本発明は次の効果を奏する。
【0143】
(a)請求項1の発明によれば、前記制御手段が前記種別設定手段にて設定された遊技機の種別に対応して表示制御を実施することから、従来のように遊技機の各種別毎にタイプ(型式)を設ける必要がなく、設置後の遊技機の種別変更においても、前記種別設定手段の種別設定を変更するのみで対応できることから、誤設置の発生や種別変更に伴う遊技用表示装置の交換を解消することができるばかりか、従来のように複数のタイプ(型式)が必要なく、従来に比較して割安にて遊技用表示装置を製造することもできるとともに、配信用コンピュータに種別設定手段を設けることにより、該配信用コンピュータに接続されている各表示端末における種別設定を、遠隔にて一元的に実施できるようになるとともに、これら種別設定の確認および修正も、表示端末に逐次出向かずに配信用コンピュータ上において実施できるようになるため、種別設定における労力や煩雑さを低減できる。また、表示端末においても種別設定が可能とされ、配信用コンピュータにおける種別設定と表示端末における種別設定のどちらも有効にできることから、例えば配信用コンピュータに障害が生じた場合であっても、表示端末の種別設定手段における種別設定を有効として動作させることが可能となることから、システムの冗長性を向上できるばかりか、これら表示端末の種別設定と配信用コンピュータの種別設定のいずれを有効とするかを、配信用コンピュータとの接続の有無により適宜に設定・変更できる。
【0144】
(b)請求項2の発明によれば、獲得有価価値表示時に、例えば前記種別設定手段においてパチンコ機が設定された場合には、「XXXX玉」、例えばスロットマシンが設定された場合には、「XXXX枚」のように、使用する単位が変更されて表示がなされるようになり、遊技機の種別に対応した遊技者にとって判りやすい表示を実施することができる。
【0145】
(c)請求項3の発明によれば、遊技情報の各項目を表示する際に、例えば遊技者が有利となる特定遊技状態の名称をパチンコ機では「大当り」としスロットマシンでは「ビッグボーナス」と表示したり、特別遊技状態の名称をパチンコ機では「確率変動」としスロットマシンでは「CT(チャレンジタイム)」と表示したり、始動回数の名称をパチンコ機では「スタート」としスロットマシンでは「ゲーム数」と表示するように変更することで、遊技者にとって判りやすい表示を実施することができる。
【0146】
(d)請求項4の発明によれば、前記種別設定手段にて遊技機の種別を設定するのみで、設定された遊技機の種別に対応して遊技情報の項目が変更され、該変更された各項目の遊技情報の表示が自動的に実施されるようになる。
【0148】
(e)請求項5の発明によれば、種別設定を表示端末単位のみならず、遊技島単位に適宜に切り替えて実施することができ、これら種別設定における操作性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における遊技島を示す外観斜視図である。
【図2】本発明の実施例における遊技島に用いたユニット式遊技島台を示す正面図である。
【図3】本発明の実施例における遊技島に用いたユニット式遊技島台の内部構造を示す図である。
【図4】本発明の実施例における遊技島に設置されたカード式スロットマシン並びにカードユニットを示す正面図である。
【図5】本発明の実施例における表示端末を示す分解斜視図である。
【図6】本発明の実施例における表示端末の取付け状況を示す図である。
【図7】パチンコ機2が設置された遊技島1における遊技用表示装置と他装置との接続状況を示すブロック図である。
【図8】スロットマシンが設置された遊技島における遊技用表示装置と他装置との接続状況を示すブロック図である。
【図9】本発明の本実施例における遊技島台の構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の実施例におけるカード式スロットマシン並びにカードユニットの構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の本実施例における表示端末の構成を示すブロック図である。
【図12】本発明の本実施例における配信用コンピュータの構成を示すブロック図である。
【図13】(a),(b)は、本発明の本実施例における表示ユニットでの表示状況を示す外観正面図である。
【図14】本発明の実施例における表示ユニットでの表示状況を示す外観正面図である。
【図15】機種設定がパチンコ機である場合におけるデータボタン操作時の表示状況の変化を示す外観正面図である。
【図16】機種設定がスロットマシンである場合におけるデータボタン操作時の表示状況の変化を示す外観正面図である。
【図17】本発明の実施例における表示切替ボタン操作時の表示状況変化を示す外観正面図である。
【図18】本発明の実施例における表示ユニットの分割画面表示状態における表示状況を示す説明図である。
【図19】本発明の実施例における表示端末のディップスイッチによる設定内容を示す図である。
【図20】(a)、(b)は、本発明の実施例における遊技機の種別に対応して適宜変更される表示例を示す図である。
【図21】本発明の実施例における配信用コンピュータのスケジュール設定画面を示す図である。
【図22】本発明の実施例における配信用コンピュータの文章設定画面を示す図である。
【図23】本発明の実施例における配信用コンピュータの表示端末初期設定画面を示す図である。
【図24】本発明の実施例における配信用コンピュータのデータ加工処理設定画面を示す図である。
【図25】本発明の実施例における配信用コンピュータの台番号設定画面を示す図である。
【図26】本発明の表示端末のその他の配置状況を示す図である。
【図27】本発明の表示端末のその他の形態例を示す図である。
【符号の説明】
l 遊技島
1’ 遊技島台
2 パチンコ機
3 カードユニット
4 計数装置
5 下皿
6a 幕板
6b ランプ板
7 腰板
8 呼び出しランプ
9 表示ユニット
9’ 表示ユニット
9” 表示ユニット
10 カード挿入口
11 インジケータ
12 動作ランプ
13 払出ボタン
14 誘導ガイド
15 返却ボタン
16 貸出ボタン
17 呼び出しボタン
18 電設パネル
19 全数精算ボタン
20 端玉精算ボタン
21 離席ボタン
22 度数表示部
23 受信窓部
24 受信ユニット
25 揚送モータ
26 揚送装置
27 揚送樋
28 配送管
29 供給管
30 供給管
33 玉切り払い出しユニット
34 スライドレバー
35 玉受皿
36 供給樋
37 カード挿入発行口
38 7セグメンントLED表示パネル
39 磁気カードリーダライタ
40 回収樋部
41 研磨装置
42 コントロールユニット
43 表示ドライバ
44 磁気カードリーダライタ
45 通信部
46 分岐端末(DMC)
47 管理コンピュータ
48 文字放送受信装置
49 配信用コンピュータ
50 カバー体
51 開口
52 カバー材
54 係合孔
55 データボタン
55’ データボタン
56 表示切替ボタン
56’ 表示切替ボタン
57 受信窓
60 表示基板
60a (表示基板)上面
60b (表示基板)下面
61 LED表示モジュール
62 データスイッチ
63 表示切替スイッチ
64 表示ドライバ
65 受信ユニット
66 表示画面
70 制御基板
71 接続ケーブル
72 通信部
73 通信部
74 リアルタイムクロック(RTC)
75 RAM
76 EEPROM
77 ディップスイッチ
78a 信号入力部(大当り、ビッグボーナス)
78b 信号入力部(確率変動、チャレンジタイム)
78c 信号入力部(小当り、レギュラーボーナス)
78d 信号入力部(始動(スタート)、ゲーム)
78e 信号入力部(打込、ベット)
78f 信号入力部(獲得得点)
79 制御マイコン(MPU)
80 基体
81 係合爪部
82 柱状突起
83 開口
100 制御ユニット
101 信号線
102 通信ケーブル
103 通信ケーブル
110 通信部
111 封入式パチンコ機
120 中央演算処理装置(CPU)
121 第1の通信インタ−フェィス
122 第2の通信インタ−フェィス
123 表示装置
124 RAM(ランダムアクセスメモリ)
125 記憶装置
126 時計装置
127 入力装置
128 記録媒体駆動装置
129 デ−タバス
130 スケジュールテーブルウィンドウ
131 登録文章リストウィンドウ
132 文字放送リストウィンドウ
133 現在時刻表示登録ボタン部
134 表示確認ウィンドウ
135 スケジュール削除ボタン部
136 スケジュール登録ボタン部
137 実行ボタン部
138 一時中止ボタン部
139 終了ボタン部
140 新規登録ボタン部
141 確認ウィンドウ
142 タイトル入力部
143 表示内容入力部
144 削除ボタン部
145 登録ボタン部
146 文字色設定部
147 表示切替時間選択入力部
148 島設定入力部
149 台設定入力部
150 設定テーブルウィンドウ
151 単位選択入力部
200 遊技島
201 カード式スロットマシン
202 前面パネル
203 施錠装置
204 リセットスイッチ
205L 表示窓(左)
205C 表示窓(中)
205R 表示窓(右)
206L 回転リール(左)
206C 回転リール(中)
206R 回転リール(右)
207 可変表示部
208L リール位置検出センサ(左)
208C リール位置検出センサ(中)
208R リール位置検出センサ(右)
209L ストップボタン(左)
209C ストップボタン(中)
209R ストップボタン(右)
210 指示ランプ
211L 左操作有効ランプ
211C 中操作有効ランプ
211R 右操作有効ランプ
212 スタートレバー
213 貸出ボタン
214 BETボタン
215 離席ボタン
216 灰皿
217 遊技効果ユニット
218 制御基板
220 ゲーム終了ランプ
221 有効ライン表示ランプ
222 有効ライン表示ランプ
223 有効ライン表示ランプ
224 遊技効果ランプ
225 ゲーム回数表示器
226 持ち点表示器
227 付与得点表示器
228 スピーカ
229 記憶部
230 接続用I/Oポート
231 制御マイコン
232 信号出力部
250 カードユニット
251 動作ランプ
252 表示部
253a 貸出金額選択部
253b 貸出金額選択部
253c 貸出金額選択部
253d 貸出金額選択部
254 精算ボタン
255 カードインジケータ
256 カード挿入口
257 磁気カードリーダライタ
258 記憶部
259 通信部
260 通信部
261 MPU
262 接続用I/Oポート
300 ランプ板
301 通信ケーブル
302 通信ケーブル
310 データボタン
311 点灯表示部(日付)
312 点灯表示部(大当り、ビッグボーナス)
312’ 7セグメント表示部
313 点灯表示部(確率変動、CT突入回数)
313’ 7セグメント表示部
314 点灯表示部(小当り、レギュラーボーナス)
314’ 7セグメント表示部
315 点灯表示部(スタート、ゲーム)
315’ 7セグメント表示部
316 点灯表示部(単位;玉、枚、点)
316’ 7セグメント表示部((大当り中)獲得有価価値)
317 点灯表示部;(単位;玉、枚、点)
317’ 7セグメント表示部(最高大当り中獲得有価価値)
ML 駆動モータ(左)
MC 駆動モータ(中)
MR 駆動モータ(右)
Claims (5)
- 遊技機に対応して設けられ、少なくとも対応する前記遊技機の遊技情報を表示可能な表示領域並びにデータ通信手段を有する複数の表示端末と、該複数の表示端末のそれぞれとデータ通信可能に接続された配信用コンピュータと、から構成される遊技用表示装置であって、
前記表示端末と前記配信用コンピュータの双方に設けられ、対応する前記遊技機の種別設定を行う種別設定手段と、
前記表示端末と前記配信用コンピュータのいずれの種別設定手段の設定を有効とするかを選択可能な有効設定選択手段と、
前記有効設定選択手段にて有効と設定されている種別設定手段にて設定された遊技機の種別に基づいて前記表示領域における表示制御を実施する制御手段と、
を有し、
前記有効設定選択手段は、前記配信用コンピュータに設けられており、該配信用コンピュータに前記表示端末が接続されているときには該配信用コンピュータの種別設定手段の設定を有効とする一方、前記表示端末が前記配信用コンピュータに接続されていないときには前記表示端末の種別設定手段の設定を有効とすることを特徴とする遊技用表示装置。 - 前記表示端末は、遊技者が遊技により獲得した獲得有価価値を表示可能とされ、前記制御手段は、前記種別設定手段において設定された遊技機の種別に対応して、前記獲得有価価値表示時に使用する数量の単位を変更する請求項1に記載の遊技用表示装置。
- 前記制御手段は、前記種別設定手段において設定された遊技機の種別に対応して、前記遊技情報の各項目の名称表示を変更する請求項1または2に記載の遊技用表示装置。
- 前記制御手段は、前記種別設定手段にて設定された遊技機の種別に対応して、表示する遊技情報の項目を変更する請求項1〜3のいずれかに記載の遊技用表示装置。
- 前記配信用コンピュータに設けられた前記種別設定手段における設定が、表示端末単位および遊技島単位毎に設定可能とされ、前記設定単位を適宜に切替可能とされている請求項1〜4のいずれかに記載の遊技用表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35794099A JP4539893B2 (ja) | 1999-12-16 | 1999-12-16 | 遊技用表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35794099A JP4539893B2 (ja) | 1999-12-16 | 1999-12-16 | 遊技用表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001170344A JP2001170344A (ja) | 2001-06-26 |
JP4539893B2 true JP4539893B2 (ja) | 2010-09-08 |
Family
ID=18456729
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35794099A Expired - Fee Related JP4539893B2 (ja) | 1999-12-16 | 1999-12-16 | 遊技用表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4539893B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4793779B2 (ja) * | 2005-07-12 | 2011-10-12 | サミー株式会社 | 遊技機 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0338943U (ja) * | 1989-08-24 | 1991-04-15 | ||
JPH06142304A (ja) * | 1992-11-12 | 1994-05-24 | Sophia Co Ltd | 遊技機 |
JPH06296726A (ja) * | 1993-04-16 | 1994-10-25 | Universal Hanbai Kk | 遊技機用表示装置 |
JPH08112423A (ja) * | 1994-10-17 | 1996-05-07 | Sankyo Kk | 遊技用装置 |
-
1999
- 1999-12-16 JP JP35794099A patent/JP4539893B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0338943U (ja) * | 1989-08-24 | 1991-04-15 | ||
JPH06142304A (ja) * | 1992-11-12 | 1994-05-24 | Sophia Co Ltd | 遊技機 |
JPH06296726A (ja) * | 1993-04-16 | 1994-10-25 | Universal Hanbai Kk | 遊技機用表示装置 |
JPH08112423A (ja) * | 1994-10-17 | 1996-05-07 | Sankyo Kk | 遊技用装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001170344A (ja) | 2001-06-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7374488B2 (en) | Player insert for a gaming machine, a gaming system and a method of operating a gaming system | |
JP2001204951A (ja) | 遊技機周辺装置 | |
JP2002233608A (ja) | スロットマシン | |
JP4539893B2 (ja) | 遊技用表示装置 | |
JP4187129B2 (ja) | 遊技用表示装置 | |
JP4479938B2 (ja) | 遊技用表示装置 | |
JP2019180873A (ja) | 遊技機 | |
JP2001087533A (ja) | 遊技用表示装置 | |
JP2001198339A (ja) | 遊技用表示システム | |
JP4539894B2 (ja) | 遊技用表示装置 | |
JP2001346940A (ja) | 遊技用表示装置 | |
JP2004065686A (ja) | 遊技用管理装置 | |
JP5608270B2 (ja) | 遊技用表示装置 | |
JP5608275B2 (ja) | 遊技用制御コンピュータ | |
JP5608276B2 (ja) | 遊技用制御コンピュータ | |
JP5608272B2 (ja) | 遊技用制御コンピュータ | |
JP5608274B2 (ja) | 遊技用制御コンピュータ | |
JP5608277B2 (ja) | 遊技用制御コンピュータ | |
JP5608273B2 (ja) | 遊技用制御コンピュータ | |
JP5608278B2 (ja) | 遊技用制御コンピュータ | |
JP5608279B2 (ja) | 遊技用表示装置 | |
JP5513633B2 (ja) | 遊技用表示装置 | |
JP5379735B2 (ja) | 遊技用表示装置 | |
JP2001178946A (ja) | 遊技用表示装置 | |
JP2001149629A (ja) | 遊技用表示システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061121 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100204 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100223 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100420 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100615 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20100616 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100616 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4539893 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130702 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130702 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130702 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |