JP4479938B2 - 遊技用表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術の分野】
本発明は、遊技場において使用される遊技用表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の遊技場においては、遊技機に関する情報として遊技機の大当り回数や可変表示装置の始動回数等の本日や前日、更には前々日における遊技機の遊技情報を、該遊技機に対応して設けられた表示装置に表示し、遊技者が遊技機を選択する際の参考情報としてこれら遊技情報を提供することがなされている。
【0003】
これら遊技情報は、翌日においては、本日の遊技情報が前日の遊技情報に、前日の遊技情報が前々日の遊技情報となるように各々の遊技情報の日付更新を実施する必要がある。また、通常このような表示装置は、1日に一回、朝の開店前に遊技機と連導して電源ONされ、夜の閉店後に電源OFFされることから、これら遊技情報の日付更新をする手間を省く目的で、表示装置の電源投入時において、自動的に前記日付更新が実施されるようにしたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のように電源投入時に遊技情報の日付更新が自動的に実施される表示装置では、例えば、停電時や新たな遊技機設置時等において電源供給が遮断された場合に、再び電源投入を行うと、遊技情報の日付更新が一義的に実施され、前記表示装置に実際と異なった遊技情報が表示されてしまい、不都合が生じるばかりか、これら遊技情報を日付更新前の遊技情報に修正する手段がないので、前記不都合を回避するためには、遊技情報を初期化する以外に方法がなく、それまでにおいて収集した遊技情報を有効に活用できないという問題があった。
【0005】
よって、本発明は上記した問題点に着目してなされたもので、電源供給の断続時において、実際と異なった遊技情報が表示されることにより生じる不都合を低減できる遊技用表示装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記した問題を解決するために、本発明の遊技用表示装置は、遊技機に対応して設けられ、対応する前記遊技機における少なくとも本日の遊技情報を表示可能とされた表示画面と、少なくとも本日の遊技情報を記憶する遊技情報記憶手段と、電源投入に応じて前記遊技情報記憶手段に記憶された前記遊技情報の日付更新を行う日付更新手段と、前記遊技情報記憶手段に記憶された遊技情報の日付の修正を行う日付修正手段と、が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、例えば、電源供給が遮断され、再び電源投入を行い、遊技情報の日付更新が行われた場合でも、日付修正手段により、遊技情報の日付を修正することができるため、実際と異なった遊技情報が表示されることによる不都合を解消できるばかりか、収集した遊技情報を適宜修正して有効に活用できるようになる。
【0007】
本発明の遊技用表示装置は、前記遊技情報記憶手段には、前記表示画面に表示可能な期間の遊技情報とともに、前記期間より少なくともそれ以前の所定期間の遊技情報とが記憶されていることが好ましい。
このようにすれば、日付修正手段における日付修正で、日付の戻しを実施した場合でも、古い日付の遊技情報が消去されてしまうことを防止できる。
【0008】
本発明の遊技用表示装置は、少なくとも前記表示画面と通信手段とを有する複数の表示端末と、該複数の表示端末のそれぞれと通信接続され、少なくとも前記日付修正手段を有する制御コンピュータと、から構成されていることが好ましい。
このようにすれば、前記制御コンピュータにおいて、集中的に各表示端末における遊技情報の日付修正を行えるようになるため、これら日付修正に費やす労力や煩雑さを低減できる。
【0009】
本発明の遊技用表示装置は、前記電源投入時の日付更新手段による前記遊技情報の日付更新を無効とする日付更新解除手段が設けられていることが好ましい。
このようにすれば、例えば、遊技機の入れ替え時や点検時等のように、予め電源供給の遮断が明確な場合においては、日付更新解除手段を適用することで、再び電源投入を行っても遊技情報の日付更新が行われないようにできるため、前記日付更新による誤表示を未然に防ぐことができ、利便性が向上する。
【0010】
本発明の遊技用表示装置は、前記日付更新解除手段による日付更新の無効設定が、表示端末単位及び遊技島単位毎に設定可能とされていることが好ましい。
このようにすれば、日付更新の無効設定を表示端末単位及び遊技島単位毎に実施することができ、これら設定の操作性を向上できる。
【0011】
本発明の遊技用表示装置は、所定操作に基づき、前記遊技情報の日付送りを実施する日付送り手段が設けられていることが好ましい。
このようにすれば、電源投入時以外にも、所定操作に基づき遊技情報の日付送りを実施できるので、日付更新解除手段の適用時であって、電源投入時に日付更新が行われない場合であっても、容易に前記日付送りを実施できる。
【0012】
本発明の遊技用表示装置は、前記日付送り手段が、前記制御コンピュータに設けられていることが好ましい。
このようにすれば、前記制御コンピュータにおいて、集中的に各表示端末における遊技情報の日付送りを実施できるようになるため、これら日付送りに費やす労力や煩雑さを低減できる。
【0013】
本発明の遊技用表示装置は、前記日付修正手段または日付送り手段による日付修正または日付送りが、表示端末単位または遊技島単位毎に実施可能とされていることが好ましい。
このようにすれば、日付修正または日付送りを表示端末単位及び遊技島単位毎に実施することができ、これら日付更新または日付送りの操作性を向上できる。
【0014】
本発明の遊技用表示装置は、所定操作に基づき、前記遊技情報記憶手段に記憶されている遊技情報の消去を実施する遊技情報消去手段が設けられていることが好ましい。
このようにすれば、例えば、新たな遊技機に入れ替える場合等において、所定操作行うことにより、必要のない遊技情報を容易に消去できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。なお、以下の説明において、遊技機の一例としてパチンコ遊技機を示すが、本発明に係る遊技機はこれらパチンコ遊技機に限定されるものではなく、遊技媒体であるパチンコ玉が指触不可に内封された封入式パチンコ機や、パチンコ玉や遊技盤面が画像により形成された遊技機であっても良く、更には遊技媒体としてコインを使用するコイン遊技機やスロットマシン、更にはこれらコインを用いずに遊技を実施可能なスロットマシン等にも適用可能である。
【0016】
(実施例)
図1は、本実施例に用いた遊技島1の外観を示す外観斜視図であり、図2は、本実施例の遊技島1に用いたユニット式遊技島台1’を示す正面図であり、図3は、本実施例の遊技島1に用いたユニット式遊技島台1’の内部構造を示す図であり、図4は、本実施例の遊技用表示装置を構成する表示端末を示す分解斜視図であり、図5は、本実施例の表示端末の設置状況を示す断面図であり、図6は、本実施例の遊技用表示装置と各装置との接続状況を示すブロック図であり、図7は、本実施例における遊技島1に用いたユニット式遊技島台1’の構成を示すブロック図であり、図8は、本実施例の遊技用表示装置の構成を示すブロック図であり、図9は、本実施例の遊技用表示装置を構成する制御コンピュータの構成を示すブロック図である。
【0017】
まず、本実施例に用いた遊技島1は、図1に示されるように、その前後面(後面は図示せず)に所定の台数(本実施例では4台)のパチンコ機2および該パチンコ機2に1対1に設けられるカードユニット3が搭載可能とされ、その内部にはこれらパチンコ機2を稼動させるのに必要なパチンコ玉の揚送装置26や研磨装置41等の適宜装置が全て収容されている1つの独立したユニット構成とされた複数の遊技島台1’が連結されて横長状に形成されている。
【0018】
この遊技島台1’は、遊技島台1’の下部を覆う腰板7と、該腰板7上に列設される遊技機としてのパチンコ機2、及びパチンコ機2に1対1とされて隣接して設けられるカードユニット3と、遊技島台1’の前記各パチンコ機2の上部を覆う幕板6a、ランプ板6bと、該ランプ板6bに個々のパチンコ機2に1対1とされ呼び出しボタン17を備えた呼び出しランプ8と、から主に構成され、該呼び出しランプ8の側部位置には本実施例の遊技用表示装置を構成する表示ユニット9が設けられているとともに、前記パチンコ機2の下部位置には、各パチンコ機2毎に計数装置4が設けられている。
【0019】
この計数装置4は、該玉計数装置4の一部を構成する玉受皿35が、前記各パチンコ機2の下皿5に設けられた排出口(図示せず)を下から覆うように固設され、遊技により獲得したパチンコ玉は、前記下皿5より玉受皿35に適宜投入され、スライドレバー34を操作することで計数装置4により計数された後、遊技島台1’内部の下方に設けられた回収桶部40(図3参照)にパチンコ玉が返却されるようになっている。
【0020】
また、前記カードユニット3の前面には、図2に示すように、カードユニット3内部に設けられた玉切り払い出しユニット33により計数、排出される玉を前記パチンコ機2の上皿に誘導する誘導ガイド14を介して遊技者が所望するパチンコ玉の払戻しをさせるための払出ボタン13が設けられており、遊技者は一度計数したパチンコ玉を前記払出ボタン13を操作することで、再度使用することができるようになっているとともに、所定の遊技用有価価値が記録されたプリペイドカードを挿入可能なカード挿入口10が設けられている。尚図2中の12は、カードユニット3が動作中であることを報知する動作ランプであり、11はプリペイドカードの返却時に点滅点灯されて返却を報知するためのインジケータである。
【0021】
前記幕板6a、ランプ板6bは、本実施例においては前方に開放可能に設けられており、これら幕板6a、ランプ板6bを開放することにより、図3に示すように、該遊技島台1’内の上部位置に設けられた供給樋部36に連結され、前記カードユニット3内の玉切り払い出しユニット33に玉を供給する配送管28並びに各パチンコ機2に玉を供給する供給管29、30内において発生する玉づまりや各電設部等のメンテナンスを外部より容易に行えるようになっている。
【0022】
また、前記ランプ板6bとパチンコ機2との間には、前記計数装置4により計数された獲得玉数の合計が表示される7セグメンントLED表示パネル38が設けられている。また、この7セグメンントLED表示パネル38の隣には、計数された全ての玉を精算に供する際に操作される全数精算ボタン19、所定の特殊景品との交換において生じる端玉の返却を実施させて精算を行う際に操作される端玉精算ボタン20、離席(遊技中断)時において操作される離席ボタン21から成る操作ボタンが設けられているとともに、対応するリモコンよりの赤外線信号を受信するための受信窓部23と該受信窓部23に臨むように受信ユニット24とが設けられている。更には、前記7セグメンントLED表示パネル38の他方側の並設された前記2機のパチンコ機2の中間位置には、精算時並びに離席(遊技中断)時に発行される記録媒体であるリライトカードへの情報の記録および読み出しが可能な磁気カードリーダライタ39が、そのカード挿入発行口37が露出するように設置されており、これら各操作ボタン19、20、21や受信窓部23と受信ユニット24並びに7セグメンントLED表示パネル38並びにカード挿入発行口37が同一の電設パネル18に設けられている。
【0023】
また、本実施例の遊技島台1’の下部位置には、図3に示されるように、回収樋部40に連接されて、揚送モータ25によりパチンコ玉を揚送樋27を通じて前記供給樋36に揚送する揚送装置26が設けられ、この供給樋36に至る経路中には、パチンコ玉の研磨を行う研磨装置41が設けられていて、該遊技島台1’内においてパチンコ玉が循環使用されるようになっており、前記回収樋部40の下方空間には、図7に示すように、これら遊技島台1’の各部に接続されて遊技島台1’全体の制御を行うコントロールユニット42が配設されている。
【0024】
これら各遊技島台1’毎に設けられたコントロールユニット42は、遊技島台1’を構成する各部との信号やデータのやり取りを行う入出力部や各部の状況データ等を記憶するためのメモリや所定の制御プログラムを実行して制御処理を行うCPU(中央演算処理装置)等を内在しており、これら各コントロールユニット42は、通信部45並びに通信ケーブルを介して後述する管理コンピュータ47にデータ通信可能に接続されており、該管理コンピュータ47においては、各遊技島台1’毎の貯溜玉数や、各パチンコ機毎に設けられた補給玉計数機による各パチンコ機毎の補給玉数とアウト玉計数機によるアウト玉数とに基づく差玉数、並びに前記各計数装置4により計数された獲得玉数等の各データが収集、管理されている。
【0025】
また、前記パチンコ機2とカードユニット3は、図6に示すように、インターフェイスを介してそれぞれコントロールユニット42に接続されており、前記カードユニット3からは、挿入されたプリペイドカードより読み出されたカード残度数データ並びに前記払出ボタン13の入力が出力され、該カード残度数データは前記インターフェイスを介してパチンコ機2にも出力されて、該カード残度数がパチンコ機2の上皿前方部に設けられている度数表示部22に表示されるようになっている。これら度数表示部22に残度数が存在する場合において、該度数表示部22の側部に設けられた貸出ボタン16を操作することにより、所定度数に対応する数のパチンコ玉がパチンコ機2より貸し出されるとともに、前記度数表示部22の度数から所定度数が減算更新表示されるようになっている。
【0026】
また、該度数表示部22の他方の側部位置に設けられた返却ボタン15が操作された場合は、その時点における度数表示部22の残度数データが新たな残度数データとして前記インターフェイスを介してパチンコ機2よりカードユニット3に出力され、前記カード挿入口10に連設された磁気カードリーダライタ44により、プリペイドカードに新たな残度数データが記録されて返却される。
【0027】
また、前記コントロールユニット42には、図7に示すように、前記揚送装置26や研磨装置41が接続されて、その動作が適宜に制御されるようになっているとともに、前記7セグメンントLED表示パネル38は、その表示動作を制御する表示ドライバ43を介してコントロールユニット42に接続され、前記計数装置4により計数された獲得玉数が該7セグメンントLED表示パネル38に表示されるようになっている。
【0028】
また、該コントロールユニット42には、前記カード挿入発行口37に繋がる磁気カードリーダライタ39が接続され、前記全数精算ボタン19が操作された場合には、その時点での獲得玉数が記録された精算カードを、前記端玉精算ボタン20が操作された場合には、所定の特殊景品との交換において生じる端玉を減じた玉数データが記録された精算カードを、それぞれ発行するとともに、前記離席ボタン21が操作された場合には、離席(遊技中断)情報として所定の識別符号が記録された離席カードが発行され、遊技者が遊技を再開する場合には、該発行された離席カードを前記カード挿入発行口37に挿入することにより、該離席カードに記録されている識別符号が照合されることで、前記払出ボタン13の操作による玉の払戻し等が可能となって遊技者が再度遊技を実施できるようになっている。尚、この離席の際には、前記コントロールユニット42より後述する表示端末を構成する制御ユニット100に、離席情報が出力され、表示端末を構成する後述する表示ユニット9には、経過した時間、例えば「1分経過」や、「2分経過」といった経過時間が表示され、図18に示すように、後述する制御コンピュータ49の表示端末初期設定画面の設定項目17にて設定された時間(本実施例では5分)が経過した場合には、設定された時間が経過した旨の所定表示として、「タイムオーバー」が表示されるようになっている。
【0029】
また、前記離席ボタン21の操作において、遊技者が所定のリモコン(図示せず)を所持する係員等に離席目的が食事である旨を伝えた場合には、係員は前記リモコンに設けられている食事に対応するボタンを操作することで、前記受信ユニット24を介してコントロールユニット42に離席が食事であることが入力され、該コントロールユニット42より食事中である旨の出力が対応する制御ユニット100になされるようになっており、前記離席と同様に経過時間が表示され、前記図18に示す表示端末初期設定画面の設定項目16にて設定された時間(本実施例では10分)が経過した場合には、前記離席と同様に「タイムオーバー」が表示されるようになっている。
【0030】
また、該コントロールユニット42には、本実施例の遊技用表示装置を構成する表示端末の制御ユニット100に通信ケーブル102を介して接続された通信部110が接続されており、該制御ユニット100に対して前記計数装置4にて計数された獲得玉数データと、精算カードや離席カードが発行される旨の発行情報と、前記パチンコ機2が稼働中である旨の稼働情報と、前記離席ボタン21が操作されて離席(遊技中断)状態である旨の離席(遊技中断)情報や、該離席が食事である旨の食事情報と、該コントロールユニット42が接続されたパチンコ機2からのエラー出力や、前記カードユニット3におけるプリペイドカード詰りや返却玉の詰り等によるエラー出力、前記揚送装置26や研磨装置41より出力されるエラー出力並びに前記磁気カードリーダライタ39におけるカード詰りや発行カードの残数「0」に基づくエラー出力に基づく各種エラー内容が出力されるようになっている。
【0031】
尚、本実施例では前述のように、パチンコ機2とカードユニット3をコントロールユニット42を介して接続しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、カードユニット3をパチンコ機2とコントロールユニット42の各々に接続して、前記プリペイドカードに関する処理および前記玉払出しに関する処理を行うようにしても良い。
【0032】
この本実施例の遊技用表示装置を構成し、各遊技機であるパチンコ機2毎に1対1に設けられた表示端末は、図4に示すように、前記ランプ板6bの前記呼び出しランプ8側部位置に取付けられる表示ユニット9と、該表示ユニットと別体とされ、接続ケーブル71にて表示ユニット9と接続された制御基板70を内在する制御ユニット100と、から構成されている。
【0033】
このように、表示端末を別筐体とされた表示機能を担う表示ユニット9と、該表示ユニット9の制御等を行う制御ユニット100とで構成することは、前記ランプ板6bの前面に露出して配置される表示ユニット9内から制御基板70を除くことで該表示ユニット9の厚みおよび重量を低減でき、これら表示ユニット9の設置性を向上できることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら制御基板70を表示ユニット9内に設けて表示ユニット9と制御ユニット100とを同一の筐体内に形成するようにしても良い。
【0034】
この表示ユニット9の構成は図4に示すようになっており、表示ユニット9は、基体80と該基体80の上部を覆うカバー体50とから成る筐体内に、表示基板60が収容された構成とされており、前記カバー体50は、基体80の両側端部位置に立設された係合爪部81が、カバー体50の側面に形成された係合孔54と係合することにより一体化されるようになっていて、図中の82は、前記表示基板60の四隅をねじ固定するための柱状突起である。
【0035】
前記カバー体50の前面には、前記表示基板60上に実装された3つのLED表示モジュール61にて形成される表示画面66の全面が外部より目視可能なように開口51が形成されており、該開口51はLED表示モジュール61にて発光される赤色光を優先的に透過可能なカバー材52にて塞がれている。また、該開口51近傍の下方位置には、遊技者が操作可能とされた遊技情報表示操作部であるデータボタン55並びに表示切替操作部としての表示切替ボタン56と、対応するリモコン(図示せず)からの赤外線を透過する受信窓57と、が形成され、前記表示基板60の上面60aには、前記データボタン55並びに表示切替ボタン56に対応するデータスイッチ62並びに表示切替スイッチ63と、前記リモコンよりの赤外線信号を受信する受信ユニット65と、が実装されている。
【0036】
このように、データボタン55や表示切替ボタン56を表示画面66が形成される前記開口51の近傍位置に設けることは、これら各ボタン55・56の操作により、後述するように表示画面の表示状態が順次変更されることから、これら表示状態の変更状況を遊技者は確認しながら前記各ボタン55・56を操作できることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら各ボタン55・56を他の位置、例えば前記電設パネル18上や、パチンコ機2の側部に設けられたカードユニット3上や、遊技機であるパチンコ機2上に形成するようにしても良く、これら各ボタン55・56の配置位置は適宜選択すれば良い。
【0037】
この本実施例の表示基板60の上面には、前述のように、所定数(本実施例では縦16、横16)の独立して点灯可能な赤色LED素子がマトリックス状に配列された3個のLED表示モジュール61を、図4並びに図10に示すように横一列に配列して縦16×横48ドット(画素)のドットマトリックスLEDパネルを表示画面66として形成し、該表示基板60の下面に実装されている表示ドライバ64が、これら各画素の点灯制御を外部入力に基づき実施することにより、図10(b)に示すような数字のみならず、図10(a)に示すように文字(記号)等が表示可能とされているとともに、これら点灯されるLED素子を所定の方向に順次ずらす制御を後述する制御マイコン79の指示に基づき後述する表示ドライバ64が実施することにより、図11に示すように、長文の文章をスクロールにより表示できるようになっている。尚、本発明においてスクロ−ル表示とは、1つの連続するメッセージ文や図形等を移動させながら表示したり所定の表示区分を切替表示することを示し、該表示を移動させる際の移動方向は縦方向であっても横方向であっても良い。更には、本実施例では前記LED素子を赤色としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらLED素子を緑色と赤色とを発行可能なコンビネーションLED素子や、緑色と赤色と青色とを発行可能なコンビネーションLED素子であって、これら緑色と赤色と青色の発光を適宜に調節して種々の色を発光可能とされたものであっても良い。
【0038】
また、前記受信ユニット65は、前記リモコン(図示せず)より送信される赤外線信号、例えば「交換」や「連続」や「無制限」に対応する所定信号を受信し、該受信信号を所定のデータ列に変換して後述する制御マイコン79に出力することで、該制御マイコン79が前記リモコンにて選択操作された「交換」や「連続」や「無制限」の内の対応する表示を前記表示ユニット9に表示するようになっている。
【0039】
尚、前記開口51の外周所定位置には、図10(b)に示すように、上辺中央部に「持玉数」、下辺両端部近傍に「大当り」と「スタート」の各メニュー内容が印刷されていて、各表示内容が対応するメニューに臨む表示部分が、棒状に点灯されることにより、現在表示されているデータが何に該当するのかを遊技者が理解し易いようになっている。
【0040】
また、前記表示ドライバ64および前記データスイッチ62並びに表示切替スイッチ63と受信ユニット65は、表示基板60の下面より導出され、前記基体80の略中央部に形成された開口83を通じて外部に引き出された接続ケーブル71により前記制御基板70に接続されている。
【0041】
これら表示ユニット9と制御ユニット100の取付け状況について図5に基づき説明すると、前記表示ユニット9は、前記ランプ板6bの呼び出しランプ8側部位置に前記接続ケーブル71を挿通可能とされた孔部と前記基体80の開口83とが連通するようにランプ板6bの表面に固定して設けられ、該ランプ板6bの内面の前記孔部近傍位置には、該孔部に挿通された接続ケーブル71を接続可能なように、制御ユニット100がランプ板6bの内面に固定して設けられている。
【0042】
また、これら制御ユニット100からは、前記パチンコ機2に接続され、該パチンコ機2より大当り信号、確率変動(確変)信号、始動(スタート)信号が出力される信号線101と、前記遊技島台1’の制御を行うコントロールユニット42から前記計数装置4にて計数された獲得玉数データや、精算並びに離席カードの発行情報およびパチンコ機2の稼働情報や離席(遊技中断)情報、食事情報等が出力される通信ケーブル102と、後述する各遊技島1毎に設けられた中継器としての分岐端末(DMC)46を介して制御コンピュータ49に接続され、該制御コンピュータ49より遊技情報以外の情報であるインフォメーションや文字放送等の各種文字データ等が順次出力されるとともに、制御コンピュータ49にて設定される初期設定及び遊技情報のデータ加工処理の設定内容等が出力される通信ケーブル103と、が導出されている。
【0043】
これら本実施例の遊技用表示装置と各部との接続状況並びに遊技用表示装置の構成について、図6並びに図8に基づき説明すると、まず遊技用表示装置を構成する表示端末の制御ユニット100に収納された制御基板70には、通信部72が設けられ、該通信部72は、前記通信ケーブル102を介して前述のように遊技島台1’のコントロールユニット42に接続され、該コントロールユニット42より獲得玉数データや精算カードや離席カードの発行情報並びにパチンコ機2の稼働情報や、離席情報並びに食事情報等の各情報が出力される。
【0044】
また、該制御基板70には、5つの信号入力部78a〜78eが設けられており、本実施例では信号入力部78a、78b、78cにそれぞれ前記信号線101の大当り信号線、確率変動(確変)信号線、始動信号線がそれぞれ接続され、対応するパチンコ機2から出力される各信号を検出することにより、該パチンコ機2の大当り回数や確変回数並びにスタート(始動)回数等の各遊技情報(遊技データ)を集計、記憶できるようになっている。尚、本実施例では信号入力部78a、78b、78cのみを使用しているが、信号入力部78d、78eは、接続される遊技機がスロットマシンである場合に、コインの投入および排出に伴う各信号が入力される入力部である。
【0045】
また、制御基板70には、各遊技島1毎に設けられている分岐端末(DMC)46に接続された通信部73が設けられており、これら各遊技島1の分岐端末(DMC)46は、前記制御コンピュータ49に接続されている。また、本実施例の制御コンピュータ49には、文字情報(文字データ)が乗調された所定の電波(本実施例ではFM文字放送)を受信し、該乗調された各種文字情報(文字データ)であるニュースや天気、競馬のオッズや交通情報等の各情報を復調により文字データとする文字放送受信手段を構成する文字放送受信装置48が接続されていて、該文字放送受信装置48には該復調された各種文字データが各ジャンル毎に逐次更新記録されており、該制御コンピュータ49の出力要求により対応するジャンルの情報が文字データとして出力されるようになっている。
【0046】
制御コンピュータ49の構成は、図9に示すように、制御コンピュータ49内部にてデ−タの送受を行うデ−タバス129に、中央演算処理装置(CPU)120、RAM124、表示装置123、日時情報を出力可能な時間情報出力部としての時計装置126、キーボードやマウス等の入力装置127、フロッピーディスクやCD−ROM等の記録媒体よりデータの読み出し、書き込みを実施する記録媒体駆動装置128、磁気ディスクや光磁気ディスクから成る記憶装置125、前記各遊技島1毎に設けられた分岐端末(DMC)46とのデ−タ通信を行う第1の通信インタ−フェィス121と、前記文字放送受信装置48が接続される第2の通信インタ−フェィス122、とが接続された通常のコンピュ−タであり、前記記憶装置125には、図16に示すように、該制御コンピュータ49において、各制御ユニット100に配信されるインフォーメーション等の各種表示内容の配信順序とその表示時間と配信先が設定された設定内容を記憶するスケジュールデータベース(DB)や、図17に示すように、文章設定画面において編集された表示内容が登録される設定文章データベース(DB)や、図18や図19に示すように、各表示端末である前記各制御ユニット100の初期設定(機能設定)の内容やデータ加工設定の内容が登録される設定状況データベース(DB)や、図20に示すように、前記分岐端末(DMC)46と制御ユニット100から構成される通信ネットワーク上におけるアドレスと、該制御ユニット100である表示端末が対応する遊技機の台番号とが対応付けられて登録される台番号データベース(DB)とが記憶されており、図16に示すスケジュール設定画面において、前記各表示端末の表示ユニット9に表示される内容の順序とその表示時間とを適宜設定できるようになっている。
【0047】
また、この制御コンピュータ49においては、前記RAM124に文字放送受信装置48より出力される例えば天気情報が一時的に記憶され、「晴れ」や「曇り」や「雨」等の文字情報を抽出して、所定の「晴れマーク」や「曇りマーク」や「雨マーク」等に適宜置き換える等の編集が自動的に実施されるようにプログラムされており、これら編集されたデータが配信されるようになっている。
【0048】
これら前記図16に示すスケジュール設定画面にて設定された各表示内容である文字データは、前記各分岐端末(DMC)46を介して各表示端末の制御ユニット100の前記制御基板70に配信され、前記表示ユニット9に表示される。
【0049】
また本実施例では、前記分岐端末(DMC)46には最大30台の表示端末(制御ユニット100)を接続可能とされているとともに、前記制御コンピュータ49は最大40台の分岐端末(DMC)46にデータを配信可能とされており、よって最大1200台の表示端末に前記文字データを配信できるようになっているとともに、各分岐端末(DMC)46並びに表示端末(制御ユニット100)には前述のように各々に分岐端末番号と該分岐端末内の端末番号とから成る個別のアドレスが付与され、各分岐端末(DMC)46毎や各表示端末(制御ユニット100)毎に個別に特定の文字データや設定データを配信できるようになっている。
【0050】
また、本実施例では各表示端末に配信する情報の種類としてニュースや天気、競馬のオッズや交通情報等を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらコンテンツの種別等は任意に選択すれば良く、例えばスポーツ等の得点情報や株価情報であってもよい。また、前記ニュースには、為替レート等の各種経済ニュースも含まれることは言うまでもない。
【0051】
また、本実施例では前述のように、最大1200台の表示端末に文字データを配信できるようにされているが、これら台数等はこれに限定されるものではない。更には本実施例では、前述のように、文字データの配信を効率良く分散して実施できるように各遊技島1毎に分岐端末(DMC)46を設けているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら分岐端末(DMC)を設けずに直接制御コンピュータ49と各表示端末とを接続するようにしても良い。
【0052】
また、本実施例では、前記制御コンピュータ49と前記管理コンピュータ47とを別体としているが、これら双方のコンピュータを同一のコンピュータにて形成しても良い。
【0053】
前記制御基板70には、図8に示すように、表示端末の表示動作等の各種制御を行う制御マイコン(MPU)79と、該制御マイコン(MPU)79が行う制御内容が記述された制御プログラムや前記アドレスデータ並びに前記パチンコ機2の本日、前日、前々日の遊技データ(大当たり回数、確変回数)等を記憶する不揮発性のEEPROM76と、前記コントロールユニット42よりの獲得玉数データ等が一時的に記憶されるRAM75と、該表示端末における初期設定(機能設定)の入力を行うディップスイッチ77と、本発明における遊技情報の日付修正手段及び日付送り手段としての日付送り/戻しスイッチ67と、遊技情報消去手段としてのクリアスイッチ68と、が設けられており、前記制御マイコン(MPU)79は、前記表示基板60上の表示ドライバ64およびデータスイッチ62、表示切替スイッチ63と前記接続ケーブル71を介して接続されている。
【0054】
また、前記EEPROM76には、図22(1)に示すようなB(−2)〜B(5)の8つのメモリーブロックが形成されており、各メモリーブロックに各日付の遊技データが記憶されるようになっている。これらメモリーブロックへの遊技データの記憶状況について説明すると、対応するパチンコ機2から出力され、制御マイコン79により収集された遊技データ(大当り回数や確率変動(確変)回数、始動回数等)は、まずメモリーブロックB(0)に記憶され、逐次最新の遊技データに更新・記憶されるようになっている。これらメモリーブロックB(0)に記憶された遊技データは、制御マイコン(MPU)79により日付更新が行われると、メモリーブロックB(1)に変更・記憶され、メモリーブロックB(0)には新たな遊技データが記憶されるようになる。さらに、前記日付更新が行われるとメモリーブロックB(0)の遊技データはメモリーブロックB(1)に、メモリーブロックB(1)の遊技データはメモリーブロックB(2)に変更・記憶されるようになる。このように日付更新が行われる毎に各メモリーブロックの遊技データが1つづつブロック番号が加算されたメモリーブロックに変更・更新されるようになっており、これを繰り返すことで、各々のメモリーブロックに各日付毎の遊技データが記憶されるようになっている。
【0055】
本実施例においてこれらメモリーブロックは、B(0)が本日の遊技データ、B(1)が前日の遊技データ、B(2)が前々日の遊技データ…B(5)が前々前々前日の遊技データとなるように割り当てられており、表示ユニット9に順次表示される本日・前日・前々日の遊技データ以外に、表示ユニット9には表示されないそれ以前の前々前日・前々前々日・前々前々前日の遊技データがメモリーブロックB(3)・B(4)・B(5)に各々記憶されるようになっているため、遊技データの日付送り操作や日付更新が行われた場合にも、これら古い日付となる遊技データが消去されることを防止でき、遊技データを有効に活用できる。
【0056】
また、本実施例においては、メモリーブロックB(−1)、B(−2)が設けられており、明日、明後日の遊技データについても記憶できるようになっているため、例えば、誤って遊技データの日付戻し操作が実施された場合であっても、B(0)のデータが消去されずにB(−1)に変更・記憶され、更にはB(−1)にデータが存在する場合には、B(−1)のデータがB(−2)に変更・記憶できるようになっており、後述する遊技データの日付送り操作を実施すれば、遊技データを日付戻し操作以前の状態に戻すことができるようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらB(−1)やB(−2)のブロックを設けずとも良い。
【0057】
また、制御基板70には、前述のようにディップスイッチ77が実装され、図15に示すように対応する遊技機の種類(パチスロ機またはパチンコ機)や大当りやスタート回数の表示の有無、本日の遊技情報の表示を前記データボタン55の操作に基づき実施するか/または該データボタン55の操作がないデフォルトの状態にて実施するかの選択、前記データボタン55の操作に基づく遊技情報の表示を操作毎に表示を切り替えて実施するか/または後述するように所定時間(約5秒間)の経過にて連続的に切り替えて実施するかの選択、前記表示切替ボタン56の操作による前記分割表示への移行を有効/無効の選択、分割表示における固定表示エリアの位置選択、本実施例に用いている遊技島台1’の前記コントロールユニット42より出力される遊技島台1’の各情報の表示/非表示の選択、前記コントロールユニット42より出力される計数装置4により計数された玉数データの表示/非表示の選択、前記表示切替ボタン56における操作の有効/無効の選択、前記データボタン55における操作の有効/無効の選択、インフォメーション中の大当り回数表示の実施/非実施の選択、「交換」や「連続」や「無制限」等の営業表示をリモコンにより実施可能/実施不可能の選択や、インフォメーション中の始動回数表示の実施/非実施の選択、の各種設定が可能とされている。
【0058】
さらに、ディップスイッチ77には、表示端末である制御ユニット100への電源供給のON/OFFによる遊技データの自動更新の実施または解除のいずれかを選択可能な項目が設けられており、該設定項目をON(実施)とすれば、前記制御ユニット100への電源供給の遮断/再投入が為された際に、制御ユニット100において、本日における遊技データの本日から前日への日付更新が自動的になされるようになっている。尚、前記設定項目をOFF(解除)とすれば、制御ユニット100への電源供給遮断/再投入が為されても、前記遊技データの日付更新が行われないようになる。
【0059】
このように、本実施例では、ディップスイッチの設定項目を上記の各項目としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの項目を適宜に増減させること等は任意とされる。
【0060】
また、前記日付送り/戻しスイッチ67、クリアスイッチ68は、図5に示すように、制御基板70の裏面所定箇所に実装されているとともに、制御ユニット100の外殻を成す筐体69における日付送り/戻しスイッチ67、クリアスイッチ68と対応する位置には、それぞれ開口部69a、69bが形成されている。
【0061】
このように本実施例では、日付送り/戻しスイッチ67、クリアスイッチ68が筐体69内に収容された制御基板70に設けられ、外部から容易に操作できないようになっており、これら日付送り/戻しスイッチ67、クリアスイッチ68の誤操作を防止できることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0062】
また、本実施例の日付送り/戻しスイッチ67は、係員等が前記筐体69の開口部69aを介して、例えばボールペン等のような棒状部材にて、先端を押圧操作することにより、制御マイコン(MPU)79に所定信号が出力されるようになっており、前記ディップスイッチ77における遊技データの自動更新の項目が実施と設定されている場合には、日付戻しスイッチとして機能し、遊技データにおける日付の戻し修正を指示する信号が出力され、該信号を検出した制御マイコン(MPU)79により、EEPROM76に記憶された遊技データの日付が1日前に戻し修正されて更新される。また、前記ディップスイッチ77における遊技データの自動更新の項目が解除と設定されている場合には、遊技データにおける日付の送り修正を指示する信号が出力され、該信号を検出した制御マイコン(MPU)79により、EEPROM76に記憶された遊技データの日付が1日先に送り修正されて更新されるようになっている。
【0063】
尚、本実施例では、日付送り/戻しスイッチ67が一体のスイッチにて設けられており、ディップスイッチ77における遊技データの自動更新の実施/解除の設定により使い分けできるように構成されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、日付送り、日付戻しをそれぞれ別のスイッチとしても良い。
【0064】
また、本実施例のクリアスイッチ68は、前記日付送り/戻しスイッチ67と同様に、係員等が前記筐体69の開口部69bを介して、前記棒状部材にて、先端を押圧操作することにより、制御マイコン(MPU)79に本日の遊技データの消去を指示する信号が出力されるようになっている。
【0065】
このように本実施例では、これらスイッチ類は、先端を押圧操作することにより所定信号が出力されるものを用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら所定信号を係員の操作により出力できるものであれば、種々に選択可能である。
【0066】
また、本実施例では、前記ディップスイッチ77、日付送り/戻しスイッチ67、クリアスイッチ68とともに、図18、図19に示すように、前記制御コンピュータ49にもこれらスイッチにおける指示または設定項目と同様の指示または設定項目が実施可能とされ、該制御コンピュータ49に接続されている個々の表示端末における各種初期設定を実施可能な表示端末初期設定画面並びに前記表示端末における遊技情報のデータ加工処理の指示または設定を実施可能なデータ加工処理画面が設けられている。
【0067】
尚、これらディップスイッチ77、日付送り/戻しスイッチ67、クリアスイッチ68の指示または設定の実施を有効とするか、制御コンピュータ49における指示または設定の実施を有効とするかについての設定は、図18に示す表示端末初期設定画面のNo.1の設定項目にて選択されるようになっている。
【0068】
また、表示端末初期設定画面においては、各表示端末の各種初期設定を設定単位選択入力部151において島単位または台単位にて選択することにより、設定テーブルウィンドウ150上の各設定項目に対応する番号が、島番号または台番号に変更され、これら設定を適用する制御ユニット100を島単位または台単位で個別に選択できるとともに、データ加工処理画面においては、設定単位部161上の全島または島設定、台設定を選択し、適宜に該当する島番号もしくは台番号を入力操作することにより、遊技情報のデータ加工処理の指示または設定の実施を適用する制御ユニット100を島単位または台単位で個別に選択できるようになっている。
【0069】
これにより、表示端末初期設定画面やデータ加工処理画面にて入力操作された指示項目や各設定項目は、その指示データまたは設定データの先頭に、設定単位である島または台のアドレスが付与されて送信され、該アドレスが該当する制御ユニット100のみが該指示データまたは設定データを受信し、実行することで、各島単位または台単位の指示または設定が実施できるようになっている。
【0070】
このように、本実施例では、図20に示すように、表示端末が対応するパチンコ機2の台番号とアドレスとが対応付けられた台番号DBが前記記憶装置125に登録されているため、これら台番号による初期設定や、遊技情報のデータ加工処理の指示または設定が可能とされているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら設定単位を例えばパチンコ機2の機種別等のようにしても良く、これら設定単位は前記台番号DB等に適宜な設定単位の項目を設けることで選択可能とすれば良い。
【0071】
また、本実施例の表示端末初期設定画面には、前記表示端末のディップスイッチ77と同様の設定(図15中No.1〜14の設定項目)が、各表示端末単位毎または遊技島単位毎に実施できるようになっているとともに、前述のような、前記ディップスイッチ77の設定項目に加えて、表示端末の指示設定内容と該制御コンピュータ49における指示まはは設定内容のどちらを優先するかの設定を行う初期設定(機能設定)の選択項目、所定時間が経過したことの所定表示である「タイムオーバー」の表示がなされるまでの食事中の制限時間や離席中の制限時間の設定項目が付加されている。
【0072】
本実施例のデータ加工処理画面には、図19に示すように、遊技情報のデータ加工処理項目の指示または設定等を選択する項目設定部160と、この項目設定部160にて指示または設定された項目を適用する遊技島もしくは遊技機を選択する設定単位部161と、項目設定部160にて指示または設定された項目を実行させる実行ボタン部162とが設けられている。
【0073】
本実施例においては、項目設定部160にて指示または設定できる遊技情報のデータ加工処理の指示項目として、各表示端末である制御ユニット100にて収集した対応するパチンコ機2の本日における遊技データを、その時点でクリアする指示項目と、遊技データを1日分戻す(前日→本日)項目と、遊技データを1日分進める(本日→明日)項目と、が設けられており、遊技情報のデータ加工処理の設定項目として、電源のON/OFFによる遊技データの自動更新をする/しないの項目が設けられている。
【0074】
また、項目設定部160には各営業情報の表示/非表示の設定項目として、前記表示端末が対応するリモコン(図示せず)の操作により表示される「交換」、「連続」、「無制限」の各営業情報の非表示、または「交換」の表示、「連続」の表示、「無制限」の表示の各設定項目が設けられ、これら項目を個別に設定可能とされており、全てが「交換」である機種において、前記リモコンの誤操作により「連続」や「無制限」が表示されてしまうこと等の不都合を防止できるようになることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0075】
これら指示項目及び設定項目は、マウス等の入力装置127により各々に対応するチェック欄を一度チェックすると有効となり、もう一度チェックするとキャンセルされるようになっており、各項目のチェック欄のチェックの有無により所望の項目を選択し、入力装置127により、実行ボタン部162を選択することで、所定信号が出力され、通信ケーブル103を介して該当する制御ユニット100の制御マイコン79に送信されるとともに、該信号を検出した制御マイコン79が該当する処理を実行するようになっている。
【0076】
このように本実施例では、制御コンピュータ49にて集中的に各表示端末における遊技データの日付戻し/送り修正及び本日の遊技データのクリアといった遊技情報のデータ加工処理の指示や、電源のON/OFFによる遊技データの自動更新の実施/解除といったデータ加工処理の設定を実施できるようになっているため、一々表示端末である制御ユニット100に出向かずに、制御コンピュータ49上において実施できるようになり、これら遊技情報のデータ加工処理の指示または設定の実施に費やす労力や煩雑さを低減できることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、表示端末もしくは制御コンピュータ49等の制御コンピュータ49のうち少なくともどちらか一方にて、遊技情報におけるデータ加工処理の指示または設定を実施できるようになっていれば良い。
【0077】
以下、本実施例における遊技情報のデータ加工処理の指示または設定の実施要領について説明する。
【0078】
まず、遊技情報における日付の自動更新処理の実施/解除の設定の実施について説明すると、前記自動更新処理を実施するように設定する場合であって、制御コンピュータ49の設定が有効である場合には、データ加工処理画面上の遊技データを自動更新するのチェック欄にチェックし、実行ボタン部162を選択入力する。これにより、制御コンピュータ49より該当する制御ユニット100に電源供給のOFF/ON時の自動更新処理の実施を指示する所定の信号が送信され、この信号を検出した制御マイコン79(MPU)により、EEPROM76にプログラムされた設定内容が更新され、前記制御ユニット100への電源供給のOFF→ONが為された際に、図22(1)に示すような制御基板70のEEPROM76内のメモリーブロックB(−2)〜B(5)の各々に記憶された遊技データD(a)〜D(h)のうち、書き換え対象となるメモリーブロックB(−2)〜B(4)に記憶された遊技データD(a)〜D(g)がメモリーブロックB(−1)〜B(5)の各々に移動され、上書き更新されるとともに、書き換え対象とならないメモリーブロックB(5)に記憶された遊技データD(h)が削除されるように制御マイコン79により自動的に制御されるようになる。
【0079】
すなわち、各メモリーブロックに記憶された遊技データが、図中左側のメモリーブロックに各々移行するとともに、図中左端のメモリーブロックに記憶された遊技データが削除されるようになっており、表示ユニット9に表示される本日の遊技データD(c)が前日のものに、前日の遊技データD(d)が前々日のものとなるように日付更新が自動的になされるようになる。
【0080】
尚、これら日付更新がなされる初期の前記メモリーブロックB(−1)やB(−2)に遊技データが存在しない場合には、これらメモリーブロックB(−1)やB(−2)におけるデータの移動、更新は実施されず、メモリーブロックB(0)には遊技データが存在しない状態となる。
【0081】
また、制御ユニット100の設定が有効な場合では、前記ディップスイッチ77の自動更新処理の項目を実施(「ON」)に設定する。これにより、制御ユニット100の電源供給がOFF→ONされた際に、制御ユニット100がディップスイッチ77の設定にて起動されるため、その時点で上記の場合と同様に遊技データの日付更新が自動的になされるようになる。
【0082】
また、前記自動更新処理を実施しないように設定する場合であって、制御コンピュータ49の設定が有効である場合には、データ加工処理画面上の遊技データを自動更新しないのチェック欄にチェックし、実行ボタン部162を選択入力する。これにより、制御コンピュータ49より該当する制御ユニット100に電源供給のOFF/ON時の自動更新処理の解除を指示する所定の信号が送信され、この信号を検出した制御マイコン79(MPU)により、EEPROM76にプログラムされた設定内容が更新され、制御ユニット100の電源供給がOFF→ONされた際に、EEPROM76内のメモリーブロックB(−2)〜B(5)に記憶された遊技データの更新処理が行われないようになり、該遊技データの日付更新が自動的に行われないようになる。また、制御ユニット100の設定が有効な場合では、該ディップスイッチ77の自動更新処理の項目を解除(「OFF」)に設定する。これにより、制御ユニット100の電源供給がOFF→ONされた際に、制御ユニット100がディップスイッチ77の設定にて起動されるため、遊技データの日付更新が自動的になされないようになる。
【0083】
このように本実施例では、日付更新解除手段として制御ユニット100のディップスイッチ77に遊技データの自動更新の実施/解除の設定項目が設けられているとともに、制御コンピュータ49の設定項目部160に遊技データの自動更新をする/しないの指示項目が設けられており、遊技データの自動日付更新の実施の有無を選択できることから、例えば、パチンコ機2の入れ替え時や点検時等のように、予め制御ユニット100への電源供給の遮断が明確な場合においては、遊技データの自動日付更新が実施されないように設定することで、再び電源投入を行っても遊技データの日付更新が自動的に行われないようにできるため、自動日付更新による誤表示を未然に防ぐことができ、利便性が向上する。
【0084】
次に、遊技情報のデータ加工処理について説明すると、まず、本日の遊技データをクリアさせる場合においては、この指示項目に該当する前記データ加工処理画面のチェック欄をチェックし、実行ボタン部162により実行する(制御コンピュータ49の設定が有効の場合)か、クリアスイッチ68を押圧操作する(制御ユニット100の設定が有効な場合)。これにより、制御マイコン(MPU)79に本日の遊技データの消去を指示する信号が出力され、該信号を検出した制御マイコン(MPU)79により、EEPROM76のメモリーブロックB(0)に記憶された遊技データが削除されるように制御される。すなわち、表示ユニット9に表示される本日の遊技データが消去されることとなる。
【0085】
このように本実施例では、遊技情報消去手段として制御ユニット100にクリアスイッチ78が設けられているとともに、制御コンピュータ49の項目設定部160に本日における遊技データを、その時点でクリアする指示項目が設けられており、これらを操作もしくは実行させることにより、例えば、パチンコ機2を新しい遊技機に入れ替える場合等において、必要のない遊技データを容易に消去できる。
【0086】
また、この遊技情報消去手段は、本日における遊技データのクリアに限定されるものではなく、前日の遊技データや前々日の遊技データを一括して消去できるようにしても良く、さらには、これら本日、前日、前々日の遊技データを個別に消去できるようにしても良い。
【0087】
次いで、図21(a)に示すように、遊技データの日付の自動更新の実施時であって、例えば、停電の発生や遊技機の点検作業のために、制御ユニット100の電源供給が遮断され、電源の再投入時に遊技データの日付が自動更新されてしまった場合においては、遊技データを1日分戻すのチェック欄をチェックし、実行ボタン部162により実行する(制御コンピュータ49の設定が有効の場合)か、日付送り/戻しスイッチ67を押圧操作する(制御ユニット100の設定が有効な場合)。これにより、制御マイコン(MPU)79に遊技データにおける日付の戻し修正を指示する信号が出力され、該信号を検出した制御マイコン(MPU)79により、図22の(2)に示すように、EEPROM76のメモリーブロックB(−2)〜B(5)の各々に記憶された遊技データD(a)〜D(h)のうち、書き換え対象となるメモリーブロックB(−1)〜B(5)に記憶された遊技データD(b)〜D(h)がメモリーブロックB(−2)〜B(4)の各々に移動され、上書き更新されるとともに、書き換え対象とならないメモリーブロックB(−2)の遊技データD(a)は削除されるように制御される。
【0088】
すなわち、各メモリーブロックに記憶された遊技データが、図中右側のメモリーブロックに各々移行するとともに、図中右端のメモリーブロックに記憶された遊技データが削除されるようになっており、表示ユニット9に表示される前日の遊技データD(d)が本日のものに、前々日の遊技データD(e)が前日のものに、また、メモリーブロックB(3)に記憶された遊技データD(f)が前々日のものとなるように、遊技データにおける日付の戻し修正が行われる。
【0089】
尚、B(−1)、B(−2)に遊技データが存在しない場合において日付戻し操作が実施された場合には、B(0)における遊技データD(c)のB(−1)への移動、記憶のみがなされるようになる。
【0090】
次いで、図21(b)に示すように、遊技データの日付の自動更新の解除時であって、例えば、翌営業日の電源投入時に、遊技データの日付の自動更新が行われない場合においては、遊技データを1日分進めるのチェック欄をチェックし、実行ボタン部162により実行する(制御コンピュータ49の設定が有効の場合)か、日付送り/戻しスイッチ67を押圧操作する(制御ユニット100の設定が有効な場合)。これにより、制御マイコン(MPU)79に遊技データにおける日付の送り修正を指示する信号が出力され、該信号を検出した制御マイコン(MPU)79により、図22の(1)に示すように、EEPROM76のメモリーブロックB(−2)〜B(5)の各々に記憶された遊技データD(a)〜D(h)のうち、書き換え対象となるB(−2)〜B(4)に記憶された遊技データD(a)〜D(g)は、メモリーブロックB(−1)〜B(5)の各々に移動され、上書き更新される(メモリーブロックB(−1)やB(−2)に遊技データが存在しない場合には、これらメモリーブロックB(−1)やB(−2)におけるデータの移動、更新は実施されず、メモリーブロックB(0)には遊技データが存在しない状態となる)とともに、書き換え対象とならないB(5)に記憶されていた遊技データD(h)は削除されるように制御される。
【0091】
すなわち、各メモリーブロックに記憶された遊技データが、図中左側のメモリーブロックに各々移行するするとともに、図中左端のメモリーブロックに記憶された遊技データが削除されるようになっており、表示ユニット9に表示される本日の遊技データD(c)が前日のものに、前日の遊技データD(d)が前々日のものに、また、メモリーブロックB(−1)に遊技データD(b)が記憶されている場合には、該遊技データD(b)が本日のものとなるように、遊技データにおける日付の送り修正が行われる。
【0092】
このように本実施例では、日付送り手段として制御ユニット100に日付送り/戻しスイッチ67が設けられるとともに、制御コンピュータ49の項目設定部160に遊技データを1日分進める(本日→明日)指示項目が設けられており、電源投入時以外にも、該指示項目を実行させることにより、遊技データの日付送りを実施できるので、日付の自動更新処理を解除とした場合であって、電源投入時に日付更新が行われない場合であっても、容易に遊技データの日付送りを実施できる。
【0093】
以下、前記データボタン55および前記表示切替ボタン56を操作した際の表示状況について説明する。
【0094】
まず、図12は、前記データボタン55を通常の全画面表示状態において操作した場合における表示内容の変化状況を示す図である。この際、前記制御コンピュータまたは前記ディップスイッチ77の設定の有効とされる側の設定内容において、データボタン55の入力操作が有効となるように設定しておく。
【0095】
このデータボタン55が操作されない無操作状況(デフォルト時)においては、例えば図10(b)に示すような前記EEPROM76のメモリーブロックB(0)に記憶された本日の遊技情報のみが他の情報と適宜切替表示される。該データボタン55を遊技者が1回操作すると、前記表示ユニット9には前記EEPROM76のメモリーブロックB(1)に記憶されている前日の遊技情報が所定時間(約5秒間)表示され、該所定時間(約5秒間)内に再度データボタン55を操作することで、前記EEPROM76のメモリーブロックB(2)に記憶されている前々日の遊技情報が表示される。これら前々日の遊技情報の表示は、再度データボタン55を操作するか所定時間(約5秒間)の経過後において前記本日の遊技情報の表示に自動的に戻るように前記制御マイコン79により制御されている。
【0096】
尚、前記ディップスイッチ77または前記制御コンピュータ49の有効側における設定において、データ表示方法として連続表示が選択されている場合においては、前記データボタン55を遊技者が1回操作すると、所定の時間(本実施例では約5秒間)の表示の後に、前日の遊技情報と前々日の遊技情報とが自動的に約5秒間に渡って自動的に切替表示されるようになっている。
【0097】
また、前記データボタン55による遊技情報表示の例は、前記ディップスイッチ77または前記制御コンピュータ49の有効側における設定において、遊技情報(本日)の表示設定が固定表示とした場合の説明を実施したが、該設定においてボタン操作が選択されている場合は、デフォルトのデータボタン55の操作がない場合において、本日の遊技情報が表示されずに、前記データボタン55が1回操作された場合において本日の遊技情報が表示され、該所定時間(約5秒間)内に再度データボタン55を操作することで前日の遊技情報が、更に該所定時間(約5秒間)内に再度データボタン55を操作することで前々日の遊技情報が表示されるようになる。
【0098】
次いで、図13は、前記表示切替ボタン56を操作した場合における表示画面66の変化状況を示す図である。これら表示切替ボタン56の操作は、前記ディップスイッチ77または前記制御コンピュータ49の有効側における設定において、表示切替ボタン56の操作有効が設定されている場合においてのみ、有効となる。この表示切替ボタン56が操作されない無操作状況(デフォルト時)においては、全画面に前記制御コンピュータ49より配信された文字データに基づく表示が実施され、前記制御コンピュータ49において配信される文字データが図16の前記スケジュール設定画面の設定内容に基づいて、順次変更されることにより、表示ユニット9の表示内容が順次切替表示される全画面通常表示がなされている。この状態において表示切替ボタン56が一回操作された場合には、対応するパチンコ機2の遊技情報である本日の大当り回数と本日のスタート回数とが全画面に表示され続ける。また、表示切替ボタン56を二回操作すれば、前記表示画面66が図13に示すように、前記2個のLED表示モジュール61から成る大きな表示領域とされたスクロール表示エリアと、前記1個のLED表示モジュール61から成る小さな表示領域とされた固定表示エリア2とに表示画面66が分割され、前記スクロール表示エリアには前記制御コンピュータ49より配信された文字データに基づく表示が実施されるとともに、前記固定表示エリア2には対応するパチンコ機2の遊技情報である大当り回数とスタート回数とが表示される分割画面表示に移行する。また、表示切替ボタン56を三回操作すれば、前記全画面通常表示に戻るようになっている。
【0099】
尚、前記分割画面表示への移行は、前記ディップスイッチ77または前記制御コンピュータ49の有効側における設定において、分割表示設定が無効とされている場合には実施されず、前記表示切替ボタン56を二回操作すれば、全画面通常表示に戻るようになる。
【0100】
以下、前記制御コンピュータ49における前記表示ユニット9に表示される表示内容の設定について説明する。図16は、前記制御コンピュータ49の表示装置123に表示されたスケジュール設定画面を示す図である。
【0101】
この本実施例のスケジュール設定画面は、主にスケジュールテーブルウィンドウ130、登録文章リストウィンドウ131、文字放送リストウィンドウ132、表示確認ウィンドウ134と、現在時刻の設定や変更時に選択入力される現在時刻表示登録ボタン部133と、登録されているスケジュールを削除する際に選択入力されるスケジュール削除ボタン部135と、新たなスケジュールの登録や変更したスケジュールの登録時に選択入力されるスケジュール登録ボタン部136と、前記スケジュールテーブルウィンドウ130における内容に基づき配信が実施される実行ボタン部137、配信の一時中止を実施する際に選択入力される一時中止ボタン部138、配信の終了時に選択入力される終了ボタン部139、とが設けられている。
【0102】
まず、前記登録文章リストウィンドウ131に登録された各文章は、図17に示す文章設定画面において登録並びに編集することができる。この文章設定画面において新たに文章を設定する場合には、新規登録ボタン部140を選択入力すると、タイトル入力部142に「新規文章1」が表示され、表示内容入力部143にカーソルが点滅して入力待ち状態となる。
【0103】
この状態で操作者は、前記入力装置127であるキーボードを操作して、例えば「本日の御来店誠にありがとうございます。」を入力すると、入力された内容が表示確認ウィンドウ141に表示される。これら表示内容を確認して問題がない場合においては、該入力した文章のタイトル(登録名)を前記「新規文章1」が表示されているタイトル入力部142に、例えば「御来店ありがとうございます。1」のように入力する。
【0104】
次いで、この文章が表示されている表示時間を表示切替時間選択入力部147にて、例えば「20秒」に選択し、更に前記入力した文章を所定の遊技島1においてのみ表示させたり、所定のパチンコ機2においてのみ表示させることができるように、島設定入力部148と台設定入力部149とが設けられており、これら表示時間や表示される島や台の設定内容は、登録ボタン部145を選択入力することにより、前記入力されたタイトル並びに文章データに対応付けて前記文章データベース(DB)に登録され、これら文章データベース(DB)に登録された各文章データが、登録名であるタイトル毎に前記登録文章リストウィンドウ131に表示される。
【0105】
尚、本実施例の文章設定画面には、表示ユニット9において使用される表示パネル61が、赤色の発光のみではなく、赤色とともに緑色を発光可能なコンビネーションLED素子にて形成されている場合において、その表示色を文字毎に設定可能とする文字色設定部146が設けられていて、これら文字の色を前記表示確認ウィンドウ141にて確認することができるようになっているが、本実施例では赤色の発光のみであるため、これら色指定の変更は不可とされている。
【0106】
前記登録文章リストウィンドウ131の右側には、図16に示すように、前記文字放送受信装置48から入手される文字情報の各コンテンツが登録された文字放送リストウィンドウ132が設けられており、該文字放送リストウィンドウ132より各表示端末へ配信したい情報(コンテンツ)を選択することにより、該選択されたジャンルの文字データの出力要求が文字放送受信装置48へ出力され、対応するコンテンツの文字データが入手されて配信されるようになっている。
【0107】
これらスケジュールテーブルウィンドウ130における表示スケジュールの設定状況について説明すると、まず、これら表示スケジュールの変更または新たな設定を行う場合は、前記一時停止ボタン部138または終了ボタン部139を選択入力して配信を一時中止または停止状態としておく。
【0108】
次いで、新たにスケジュールを設定する場合には、登録ファイル名入力部のポップアップウィンドウから「新規設定」を選択し、該「新規設定」によりスケジュールテーブルウィンドウ130内の内容が何も選択されていない初期状態に移行する。
【0109】
この状態において、操作者は、前記登録ファイル名入力部に例えば「開店設定1」を入力するとともに、設定されるスケジュールによる表示を実施したい所定の期間、例えば開店時である10時から12時までの時間のように設定する。尚、前記設定されるスケジュールによる表示を実施したい所定の期間は、設定せずとも良く、この場合は、そのスケジュールに基づく表示が、現在の時刻に対応することなく、操作による終了や停止がなされない限り該スケジュールによる表示が実施される。
【0110】
次いで、操作者は、前記登録文章リストウィンドウ131並びに文字放送リストウィンドウ132より、表示端末である表示ユニット9に表示させたい内容を適宜マウス等の入力装置127を使用してスケジュールテーブルウィンドウ130へ移動することで選択し、該選択した表示内容の表示順序を所望の順序に配列していく。これら選択された表示内容に対応して前記文章登録画面にて登録された表示切替時間と島または台設定の内容は、スケジュールテーブルウィンドウ130の切替時間と島指定、台指定の各項目に自動的に表示されるとともに、これら表示された各内容は、スケジュールテーブルウィンドウ130上において適宜変更することができるようになっており、このようにして設定するスケジュールを所望のスケジュールに適宜編集していく。
【0111】
これら編集が終了した段階において、操作者は、前記スケジュール登録ボタン部136を操作することにより、これらスケジュールテーブルウィンドウ130の設定内容が、前記登録ファイル名に対応付けて前記記憶装置125内のスケジュールデータベース(DB)に登録される。尚、既に登録されているスケジュールを削除する場合においては、削除したいスケジュールの登録ファイル名を前記登録ファイル名入力部のポップアップウィンドウにて選択した後、スケジュール削除ボタン部135を選択入力すれば、該ケジュール内容がスケジュールデータベース(DB)上より消去される。
【0112】
また、前記説明では、登録するスケジュールが表示される所定の期間を10時から12時として例示しており、本実施例においては、設定画面上部位置に表示されている前記時計装置126より出力された現在の時刻が前記所定の期間に該当する場合において、これら現在時刻が該当するスケジュールが自動的に選択されて実施されるようになっており、更には、これら所定の期間を12時〜16時、16時〜21時、21時〜22時のように、前記所定の期間が設定された各時間帯毎の各スケジュールである複数の登録ファイルと適宜組み合わせて1つの登録ファイルを構成するようにすることもできるようになっている。また、これら1日単位のスケジュールを曜日毎に設定し、1週間単位の登録スケジュールとしても良い。
【0113】
これらスケジュールの登録または既に登録してあるスケジュールを前記登録ファイル名入力部のポップアップウィンドウにて選択した後、前記実行ボタン部137を選択入力することで、スケジュールテーブルウィンドウ130に表示された各表示内容が、その順序と時間に従って、指定された島または台に配信されていき、現在配信されている表示内容が図16に示すように、白黒反転表示される(現在時刻表示)とともに、前記表示確認ウィンドウ134には、現在配信されている文字データに基づき表示ユニット9上における表示内容と同様の表示である「只今の時刻は、11時03分です。」の最初の部分である「只今の時刻」の表示が再現されており、表示ユニット9上における表示状態を操作者が確認できるようになっている。
【0114】
これら図16のスケジュールテーブルウィンドウ130に登録されているスケジュールに基づく制御コンピュータ49の配信状況について説明すると、No.1に登録されている表示内容は、前記図17に示した「本日の御来店誠にありがとうございます。」であり、これら「本日の御来店誠にありがとうございます。」の文字データが、その配信先が全ての表示端末である制御ユニット100であることを示した特定のアドレスデータが、その先頭部に付与されて送信される。
【0115】
これに基づいて全ての制御ユニット100は、該配信データの先頭に付与されている前記特定のアドレスデータが、自己に該当するものであることから、配信されたデータが自己向けであるものと判断し、該配信された文字データの表示ユニット9への表示を実施することで、全ての表示ユニット9に前記の「本日の御来店誠にありがとうございます。」の表示が実施される。尚、これら配信データは、前記制御ユニット100に設けられた前記RAM75に一時的に記憶され、自己が該当する次ぎの配信データを受信するまでの間である「約20秒間」、その表示が繰り返し実施されるようになっている。
【0116】
次いで、前述のように、現在時刻表示として「只今の時刻は、11時03分です。」の表示が配信され、該表示が10秒間全ての表示ユニット9に表示される。
【0117】
次いで、前記所定の表示内容である各島毎情報1(モーニング)の配信が実施される。この所定の表示内容である各島毎情報1(モーニング)とは、各島毎に異なる内容を同時に配信したい場合において使用されるものであり、本実施例では、遊技場において開店から所定時間において無制限遊技を可能とすることが多く実施されているが、島毎に常時無制限の機種が設置されている島もあれば、無制限遊技を実施しない機種の遊技機が設置されている島も存在することから、これら各島毎に対応する表示、例えば登録文章リストウィンドウ131の「島1に対しての文章設定」では「只今モーニングサービスにつき無制限実施中。」の文章が設定されており、「島2に対しての文章設定」では「この台は終日無制限です。」の文章が、同様に島3、島4・・・・のように各島毎にそれぞれの文章が設定されており、前記各島毎情報1(モーニング)が実施されることで、これらそれぞれの島に対応する文章に、それぞれ対応する島に設けられている前記DMC46のアドレスが付与されて配信され、該DMC46が自己のアドレスが付与された配信データを、各DMC46に接続されている島内の表示端末に中継、配信することで、各島毎の表示ユニット9に異なる表示内容が表示されるようになっている。
【0118】
次いで、天気情報(関東)の配信が全島へ実施される。これら天気情報(関東)の文字データは、前記文字放送受信装置48内にて最新の情報に逐次更新されており、制御コンピュータ49が該文字放送受信装置48より更新された最新の天気情報(関東)の文字データを入手し、これに配信先が全ての表示端末である制御ユニット100である旨の所定のアドレスデータを付与して送信することで、これら最新の天気情報が表示ユニット9に所定時間(約20秒間)表示される。
【0119】
次いで、登録文章として「本日の御来店誠にありがとうございます。本日の大当り回数は**回です。」が登録されている「御来店ありがとうございます。2」が配信される。この配信は全ての台に対して実施され、前記文章中の「**回」には、各配信先の制御ユニット100により、対応するパチンコ台2の本日の大当り回数が表示される。尚、この際、前記ディップスイッチ77または前記制御コンピュータ49の有効側における設定において、インフォメーション中の大当り表示設定が、表示しない設定になっている場合には、前記「**」の部分が空欄となり、大当り回数は表示されない。
【0120】
次いで、「○月△日、□時新装開店」や「○月△日は感謝デー」等の文章が登録された「イベント情報」が各表示端末に配信されて表示される。
【0121】
次いで、「この台は本日のラッキー台です。」の文章が登録された「本日のラッキー台」が、スケジュールテーブルウィンドウ130の台指定において指定されている各パチンコ台に対応する表示ユニット9に表示される。このように、本実施例では、前記ケジュールテーブルウィンドウ130の台指定において、表示させたい表示ユニット9が対応するパチンコ台2の台番号を入力することで、制御コンピュータ49は、図20に示すように、各表示端末(制御ユニット100)のアドレスと対応するパチンコ台2の台番号とが関係付けられて登録された島、台番号設定に基づく台番号データベースを記録装置125に有しているために、指定された台番号に対応するアドレスを配信データに付与して送信することで、該付与されたアドレスに該当する制御ユニット100のみが配信データの表示を実施するようになり、前記「この台は本日のラッキー台です。」の表示が、指定したパチンコ台に対応する表示ユニット9においてのみ実施されるようになる。尚、前記付与されたアドレスに該当しない制御ユニット100に接続された表示ユニット9には、引き続き前記「イベント情報」が表示されている。
【0122】
次いで、登録文章として「本日の御来店誠にありがとうございます。現在のスタート回数はXX回です。」が登録されている「御来店ありがとうございます。4」が配信される。この配信は全ての台に対して実施され、前記文章中の「XX回」には、各配信先の制御ユニット100により、対応するパチンコ台2のその時点におけるスタート(始動)回数が表示される。尚、この際、前記ディップスイッチ77または前記制御コンピュータ49の有効側における設定において、インフォメーション中のスタート表示設定が、表示しない設定になっている場合には、前記「XX」の部分が空欄となり、スタート(始動)回数は表示されない。
【0123】
次いで、ニュース(一般)の配信が全島へ実施される。これらニュース(一般)の文字データは、前述の天気情報と同様に、前記文字放送受信装置48内にて最新の情報に逐次更新されており、制御コンピュータ49が該文字放送受信装置48より更新された最新のニュース(一般)の文字データを入手して、各表示端末に配信し、所定時間(約60秒間)表示される。
【0124】
次いで、本実施例では、遊技場内に獲得した玉を持って他の台に移動することのできる島を設けており、「この島は玉をもったままの台移動は自由です。」の「台変更可能表示」を所定の島1と島3においてのみ表示させるために、島指定にて「1、3」を指定しており、これにより、前記配信データに配信先の島1と島3に設けられているDMC46のアドレスが付与され、対応する島1と島3に設けられている表示ユニット9にのみ「この島は玉をもったままの台移動は自由です。」が表示され、その他の島の表示ユニット9には、前記ニュース(一般)が表示され続けるようになっている。
【0125】
尚、このように、個々の表示端末において異なる表示がなされる場合において、前記表示確認ウィンドウ134には、継続して表示される内容ではないもの、または予め設定された代表表示端末における表示状態が再現されるようになっている。
【0126】
以上のように、表示が一巡した場合には、再度最上段の前記「御来店ありがとうございます。1」に戻り、スケジュールテーブルウィンドウ130の内容に基づく表示切替が繰り返し実施される。
【0127】
本実施例の制御コンピュータ49には、前記のように各表示端末の初期設定(機能設定)を実施可能な表示端末初期設定画面が設けられており、前記表示端末のディップスイッチ77と同様の設定が、各表示端末単位毎または遊技島単位毎に実施できるようになっているとともに、前記ディップスイッチ77の設定項目に加えて、前記ディップスイッチ77の設定内容と該制御コンピュータ49における表示端末初期設定画面の設定内容のどちらを優先するかの設定を行う初期設定(機能設定)の選択項目、所定時間が経過したことの所定表示である「タイムオーバー」の表示がなされるまでの食事中の制限時間や離席中の制限時間の設定項目が付加されていて、制御コンピュータ49において前記どちらの初期設定(機能設定)を優先させるかの選択が実施できるようになっている。
【0128】
以上説明したように、本発明の遊技用表示装置においては、例えば、表示端末である制御ユニット100への電源供給が遮断され、再び電源投入を行い、遊技情報(遊技データ)の日付更新が自動的に行われた場合でも、制御ユニット100に設けられた日付送り/戻しスイッチ67もしくは制御コンピュータのデータ加工処理画面上での操作により、遊技情報(遊技データ)の日付を適宜に修正することができるため、表示画面66に実際と異なった遊技情報が表示されることによる不都合を解消できるばかりか、収集した遊技情報(遊技データ)を適宜修正して有効に活用できるようになる。
【0129】
前記各実施例における各要素は、本発明に対して以下のように対応している。
【0130】
本発明の請求項1は、遊技機(パチンコ機2)に対応して設けられ、対応する前記遊技機(パチンコ機2)における少なくとも本日の遊技情報(遊技データ)を表示可能とされた表示画面(表示ユニット9)と、少なくとも本日の遊技情報(遊技データ)を記憶する遊技情報記憶手段(EEPROM76)と、電源投入に応じて前記遊技情報記憶手段(EEPROM76)に記憶された前記遊技情報(遊技データ)の日付更新を行う日付更新手段(制御マイコン(MPU)79)と、前記遊技情報記憶手段(EEPROM76)に記憶された遊技情報(遊技データ)の日付の修正を行う日付修正手段(日付送り/戻しスイッチ67)と、が設けられている。
【0131】
また、本発明の請求項2は、前記遊技情報記憶手段(EEPROM76)には、前記表示画面(表示ユニット9)に表示可能な期間の遊技情報(遊技データ)とともに、前記期間より少なくともそれ以前の所定期間の遊技情報(遊技データ)とが記憶されている。
【0132】
また、本発明の請求項3は、少なくとも前記表示画面66と通信手段(通信部73)とを有する複数の表示端末(制御ユニット100)と、該複数の表示端末(制御ユニット100)のそれぞれと通信接続され、少なくとも前記日付修正手段(データ加工処理画面)を有する制御コンピュータ49と、から構成されている。
【0133】
また、本発明の請求項4は、前記電源投入時の日付更新手段(制御マイコン(MPU)79)による前記遊技情報(遊技データ)の日付更新を無効とする日付更新解除手段(ディップスイッチ77、データ加工処理画面)が設けられている。
【0134】
また、本発明の請求項5は、前記日付更新解除手段(データ加工処理画面)による日付更新の無効設定が、表示端末(制御ユニット100)単位及び遊技島1単位毎に設定可能とされている。
【0135】
また、本発明の請求項6は、所定操作に基づき、前記遊技情報(遊技データ)の日付送りを実施する日付送り手段(日付送り/戻しスイッチ67)が設けられている。
【0136】
また、本発明の請求項7は、前記日付送り手段(データ加工処理画面)が、前記制御コンピュータ49に設けられている。
【0137】
また、本発明の請求項8は、前記日付修正手段または日付送り手段(データ加工処理画面)による日付修正または日付送りが、表示端末(制御ユニット100)単位または遊技島1単位毎に実施可能とされている。
【0138】
また、本発明の請求項9は、所定操作に基づき、前記遊技情報記憶手段(EEPROM76)に記憶されている遊技情報(遊技データ)の消去を実施する遊技情報消去手段(クリアスイッチ68、データ加工処理画面)が設けられている。
【0139】
以上、本発明の実施形態を図面により前記実施例にて説明してきたが、本発明はこれら実施例に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれることは言うまでもない。
【0140】
例えば、前記実施例では、表示素子として赤色のLED素子を使用したLED表示モジュール61を使用してドットマトリックス表示画面を形成しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら表示画面をドットマトリックス液晶パネルやCRTやELディスプレイ等としても良く、画素がマトリックス状に配列されて文字表示可能なものであれば使用することができる。
【0141】
また、前記実施例では、表示ユニット9を呼び出しランプ8の側部位置に配設しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら表示ユニット9の配置位置は、対応する遊技機であるパチンコ機2の近傍位置であれば特に限定されるものではない。更に、前記実施例では、前記表示端末を遊技機であるパチンコ機2に1対1に設けているが、本発明はこれに限定されるものではなく、図23に示すように、これら表示端末を前記磁気カードリーダライタ39と同様に隣接するパチンコ機2の間の上方位置に配置するともに、前記データボタン55と同様のデータボタン55’と表示切替ボタン56と同様の表示切替ボタン56’とを2つづつ設けて、隣接する2台のパチンコ機2で1台の遊技用表示装置を構成する表示ユニット9’を共有使用するようにしても良い。
【0142】
また、前記実施例では、各パチンコ機2毎に計数装置4が設けられたユニット式遊技島台1’を用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら計数装置4が設けられていない通常の遊技島や、遊技媒体であるパチンコ玉が指触不可に封入された封入式パチンコ機が設置された遊技島においても本発明の遊技用表示装置を適用可能なことは言うまでもなく、更には遊技媒体としてコインを使用するコイン遊技機やスロットマシンや、これらコインを使用せずに遊技が可能とされたスロットマシンが設置された遊技島においても適用可能なことは言うまでもく、これら遊技機の種別が限定されるものではない。
【0143】
また、前記実施例では、各種設定等においての設定単位を島単位や台単位としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、前記初期設定の設定単位で説明したように、遊技機の機種毎に遊技台の番号を予め登録しており、前記の指定単位を機種別に実施できるようにしても良い。
【0144】
また、前記実施例では、データの加工処理が行われる遊技情報を遊技データ(大当たり回数、確率変動回数)としているが、本発明はこれに限定されるものでなく、遊技機に関連して出力される情報であれば、例えば、スタート(ゲーム)回数等としても良い。
【0145】
【発明の効果】
本発明は次の効果を奏する。
【0146】
(a)請求項1の発明によれば、電源供給が遮断され、再び電源投入を行い、遊技情報の日付更新が自動的に行われた場合でも、日付修正手段により、遊技情報の日付を更新以前の日付に修正することができるため、実際と異なった遊技情報が表示されることによる不都合を解消できるばかりか、収集した遊技情報を適宜修正して有効に活用できるようになる。
【0147】
(b)請求項2の発明によれば、日付修正手段における日付修正で、日付の戻しを実施した場合でも、古い日付の遊技情報が消去されてしまうことを防止できる。
【0148】
(c)請求項3の発明によれば、前記制御コンピュータにおいて、集中的に各表示端末における遊技情報の日付修正を行えるようになるため、これら日付修正に費やす労力や煩雑さを低減できる。
【0149】
(d)請求項4の発明によれば、例えば、遊技機の入れ替え時や点検時等のように、予め電源供給の遮断が明確な場合においては、日付更新解除手段を適用することで、再び電源投入を行っても遊技情報の日付更新が行われないようにできるため、前記日付更新による誤表示を未然に防ぐことができ、利便性が向上する。
【0150】
(e)請求項5の発明によれば、日付更新の無効設定を表示端末単位及び遊技島単位毎に実施することができ、これら設定の操作性を向上できる。
【0151】
(f)請求項6の発明によれば、電源投入時以外にも、所定操作に基づき遊技情報の日付送りを実施できるので、日付更新解除手段の適用時であって、電源投入時に日付更新が行われない場合であっても、容易に前記日付送りを実施できる。
【0152】
(g)請求項7の発明によれば、前記制御コンピュータにおいて、集中的に各表示端末における遊技情報の日付送りを実施できるようになるため、これら日付送りに費やす労力や煩雑さを低減できる。
【0153】
(h)請求項8の発明によれば、日付修正または日付送りを表示端末単位及び遊技島単位毎に実施することができ、これら日付更新または日付送りの操作性を向上できる。
【0154】
(i)請求項9の発明によれば、例えば、新たな遊技機に入れ替える場合等において、所定操作行うことにより、必要のない遊技情報を容易に消去できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における遊技島を示す外観斜視図である。
【図2】本発明の実施例における遊技島に用いたユニット式遊技島台を示す正面図である。
【図3】本発明の実施例における遊技島に用いたユニット式遊技島台の内部構造を示す図である。
【図4】本発明の実施例における表示端末を示す分解斜視図である。
【図5】本発明の実施例における表示端末の取付け状況を示す図である。
【図6】本発明の実施例における遊技用表示装置と他装置との接続状況を示すブロック図である。
【図7】本発明の本実施例における遊技島台の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の本実施例における表示端末の構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の本実施例における制御コンピュータの構成を示すブロック図である。
【図10】(a),(b)は、本発明の本実施例における表示ユニットでの表示状況を示す外観正面図である。
【図11】本発明の実施例における表示ユニットでの表示状況を示す外観正面図である。
【図12】本発明の実施例におけるデータボタン操作時の表示状況の変化を示す外観正面図である。
【図13】本発明の実施例における表示切替ボタン操作時の表示状況変化を示す外観正面図である。
【図14】本発明の実施例における表示ユニットの分割画面表示状態における表示状況を示す説明図である。
【図15】本発明の実施例における表示端末のディップスイッチによる設定内容を示す図である。
【図16】本発明の実施例における制御コンピュータのスケジュール設定画面を示す図である。
【図17】本発明の実施例における制御コンピュータの文章設定画面を示す図である。
【図18】本発明の実施例における制御コンピュータの表示端末初期設定(機能設定)画面を示す図である。
【図19】本発明の実施例における制御コンピュータのデータ加工処理設定画面を示す図である。
【図20】本発明の実施例における制御コンピュータの台番号設定画面を示す図である。
【図21】(a)は本発明の実施例における遊技情報の日付修正手段の実施要領を示す図であり、(b)は本発明の実施例における遊技情報の日付送り手段の実施要領を示す図である。
【図22】(1)は本発明の実施例における遊技情報の日付戻し修正が行われた際のEEPROM内に記憶された遊技データの状況を示す図であり、(2)は本発明の実施例における遊技情報の日付送り修正が行われた際のEEPROM内に記憶された遊技データの状況を示す図である。
【図23】本発明の表示端末のその他の配置状況を示す図である。
【符号の説明】
l 遊技島
1’ 遊技島台
2 パチンコ機
3 カードユニット
4 計数装置
5 下皿
6a 幕板
6b ランプ板
7 腰板
8 呼び出しランプ
9 表示ユニット
9’ 表示ユニット
10 カード挿入口
11 インジケータ
12 動作ランプ
13 払出ボタン
14 誘導ガイド
15 返却ボタン
16 貸出ボタン
17 呼び出しボタン
18 電設パネル
19 全数精算ボタン
20 端玉精算ボタン
21 離席ボタン
22 度数表示部
23 受信窓部
24 受信ユニット
25 揚送モータ
26 揚送装置
27 揚送樋
28 配送管
29 供給管
30 供給管
33 玉切り払い出しユニット
34 スライドレバー
35 玉受皿
36 供給樋
37 カード挿入発行口
38 7セグメンントLED表示パネル
39 磁気カードリーダライタ
40 回収樋部
41 研磨装置
42 コントロールユニット
43 表示ドライバ
44 磁気カードリーダライタ
45 通信部
46 分岐端末(DMC)
47 管理コンピュータ
48 文字放送受信装置
49 制御コンピュータ
50 カバー体
51 開口
52 カバー材
54 係合孔
55 データボタン
55’ データボタン
56 表示切替ボタン
56’ 表示切替ボタン
57 受信窓
60 表示基板
60a (表示基板)上面
61 LED表示モジュール
62 データスイッチ
63 表示切替スイッチ
64 表示ドライバ
65 受信ユニット
66 表示画面
67 日付送り/戻しスイッチ
68 クリアスイッチ
69 筐体
69a 開口部
69b 開口部
70 制御基板
71 接続ケーブル
72 通信部
73 通信部
75 RAM
76 EEPROM
77 ディップスイッチ
78a 信号入力部(大当り)
78b 信号入力部(確率変動)
78c 信号入力部(始動)
78d 信号入力部(投入)
78e 信号入力部(排出)
79 制御マイコン(MPU)
80 基体
81 係合爪部
82 柱状突起
83 開口
100 制御ユニット
101 信号線
102 通信ケーブル
103 通信ケーブル
110 通信部
111 封入式パチンコ機
120 中央演算処理装置(CPU)
121 第1の通信インタ−フェィス
122 第2の通信インタ−フェィス
123 表示装置
124 RAM(ランダムアクセスメモリ)
125 記憶装置
126 時計装置
127 入力装置
128 記録媒体駆動装置
129 デ−タバス
130 スケジュールテーブルウィンドウ
131 登録文章リストウィンドウ
132 文字放送リストウィンドウ
133 現在時刻表示登録ボタン部
134 表示確認ウィンドウ
135 スケジュール削除ボタン部
136 スケジュール登録ボタン部
137 実行ボタン部
138 一時中止ボタン部
139 終了ボタン部
140 新規登録ボタン部
141 確認ウィンドウ
142 タイトル入力部
143 表示内容入力部
144 削除ボタン部
145 登録ボタン部
146 文字色設定部
147 表示切替時間選択入力部
148 島設定入力部
149 台設定入力部

Claims (9)

  1. 遊技機に対応して設けられ、対応する前記遊技機における少なくとも本日の遊技情報を表示可能とされた表示画面と、
    少なくとも本日の遊技情報を記憶する遊技情報記憶手段と、
    電源投入に応じて前記遊技情報記憶手段に記憶された前記遊技情報の日付更新を行う日付更新手段と、
    前記遊技情報記憶手段に記憶された遊技情報の日付の修正を行う日付修正手段と、
    が設けられていることを特徴とする遊技用表示装置。
  2. 前記遊技情報記憶手段には、前記表示画面に表示可能な期間の遊技情報とともに、前記期間より少なくともそれ以前の所定期間の遊技情報とが記憶されている請求項1に記載の遊技用表示装置。
  3. 少なくとも前記表示画面と通信手段とを有する複数の表示端末と、該複数の表示端末のそれぞれと通信接続され、少なくとも前記日付修正手段を有する制御コンピュータと、から構成されている請求項1または2に記載の遊技用表示装置。
  4. 前記電源投入時の日付更新手段による前記遊技情報の日付更新を無効とする日付更新解除手段が設けられている請求項1〜3のいずれかに記載の遊技用表示装置。
  5. 前記日付更新解除手段による日付更新の無効設定が、表示端末単位及び遊技島単位毎に設定可能とされている請求項4に記載の遊技用表示装置。
  6. 所定操作に基づき、前記遊技情報の日付送りを実施する日付送り手段が設けられている請求項4または5に記載の遊技用表示装置。
  7. 前記日付送り手段が、前記制御コンピュータに設けられている請求項6に記載の遊技用表示装置。
  8. 前記日付修正手段または日付送り手段による日付修正または日付送りが、表示端末単位または遊技島単位毎に実施可能とされている請求項1〜7に記載の遊技用表示装置。
  9. 所定操作に基づき、前記遊技情報記憶手段に記憶されている遊技情報の消去を実施する遊技情報消去手段が設けられている請求項1〜8のいずれかに記載の遊技用表示装置。
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