JP4539747B2 - レーザ駆動回路およびその記録補償方法、並びに光ディスク装置 - Google Patents
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Description
図1(A)は記録クロックWCKを、図1(B)は記録データWDTを、図1(C)はディスク上の記録マークWMKを、図1(D)はレーザ発光波形を示している。
エラーの少ない記録を行うためには、光パワーの強弱変化は、記録データそのものではなく、たとえば図1(D)に示したように、櫛形に分割したような波形が用いられる。
各エッジのタイミングはチャネルクロック間隔(Tw)よりも小さい単位で調整する必要がある。たとえば、Tw/40、あるいは、Tw/32、あるいはTw/16等を例示できる。
光ヘッド2はディスク半径に応じて可動するため、光ヘッド2とドライブ基板3の両者はフレキシブル基板4などで接続されている。
ドライブ基板3から光ヘッド2に搭載したレーザ駆動回路(IC)6に発光タイミングとレーザパワー指示電圧が送られて、レーザ駆動IC6が駆動電流を生成することによりレーザLDを発光させていた。
記録補償回路5から送られる発光タイミング信号はチャネルクロックよりも細かいタイミング情報を持つものであるが、近年の記録速度向上に伴って、この発光タイミング信号を、フレキシブル基板4上を正確に伝送することが困難になってきた。
この構成では、フレキシブル基板4を伝送するのは記録クロックWCKと記録データWDTとなり、いずれもチャネルクロック単位の信号であることからフレキシブル基板4での伝送特性の影響を受けにくくできる。
この位相差が大きくなると、正しく記録データを取り込めなくなることから、記録データの記録クロック間の位相差を補正する機能が求められていた。
この特許文献1に開示された技術では、チャネルクロックより高速なクロックで動作するカウンタなどを用いて記録データWDTと記録クロックWCKの位相差を検出して、記録データWDTないしは記録クロックWCKに対する遅延量を調整することにより、両者の位相差を補正している。
スキュー判別回路においては、位相同期回路から出力された位相の異なる複数のクロックが入力された記録データでラッチされる。そして、スキュー判別回路において、ラッチデータの値から最適なデータ取込位相が判別される。
そして、データ取込回路において、スキュー判別回路の結果に応じた位相のクロックを用いてデータがラッチされるが、このとき、データ取込回路は、入力された記録データの位相に対して、タイミング余裕のある位相のクロックを選択して記録データの取込が行われる。
図3においては、光ディスク装置のレーザ駆動系を中心に示しており、光学系、サーボ系等は省略して示している。
光ヘッド20は、光ディスク媒体の半径に応じて可動するため、光ヘッド20とドライブ基板30の両者はフレキシブル基板50などで接続されている。
記録補償回路100は、レーザ駆動IC21に内蔵されている。
以下、レーザ駆動IC21に内蔵される記録補償回路100の具体的な構成および機能について詳細に説明する。
なお、図4におけるPLL回路110は、チャージポンプ等は省略されている。
データ取込部120のデータスキュー判別回路およびデータ取込回路ついては後で詳述する。
PLL回路110から、8相のクロックCK0〜CK7がデータ取込み部120に入力され、ここで、クロックCK0が入力された記録クロックWCKと同位相のクロックである。
なお、複数回連続判定回路1212は、初回のみは連続判定ではなく、平均をとって判定する。
このクロックにしたがって内部回路は動作する。
入力された記録データは、本発明のデータ取込みブロックにおいて、PLL回路で生成したクロックに同期した信号として取り込まれる。
8相のクロックCK0〜CK7のうち、判定用のクロックCK0、CK2、CK4、CK6がスキュー判定用としてスキュー判別回路121に入力される。
また、クロックCK1、CK5、CK7がクロック選択信号のタイミング調整用として、スキュー判別回路121のCLK選択タイミング調整回路1213に入力され、取り込み用のクロックCK1、CK3、CK5、CK7がデータ取り込み用としてデータ取込回路122に入力される。
ここで、スキュー判別回路の最適な位相のクロックの判定動作について図6および図7に関連付けて説明する。
図7は、本実施形態に係るスキュー判別回路の最適な位相のクロックの判定動作の一例を示すタイミングチャートである。
データ取込位相判別回路1211においては、図6に示す表に従って、ラッチした結果から記録データWDTの取り込みに最適な位相のクロックが判定される、
また、突発的なノイズに対しても誤動作を起こしにくくできる。
次に、スキュー判別回路121におけるクロック(CLK)選択タイミング調整回路1213の動作、並びに、データ取込回路122のセレクタSLCのクロック選択範囲等について、図8〜図12に関連付けて説明する。
図10(A),(B)は、クロック選択のタイミングチャートであって、図10(A)は位相の早いクロックから遅いクロックへの遷移のタイミングチャートであり、図10(B)は位相の遅いクロックから早いクロックへの遷移のタイミングチャートである。
図11は、クロック選択信号のタイミング調整を説明するための図である。
図12(A),(B)は、クロック(CLK)選択遷移状態のタイミングチャートであって、図12(A)はCLK選択信号ラッチ有りの場合のタイミングチャートであり、図12(B)はCLK選択信号ラッチなしの場合のタイミングチャートである。
しかし、取込クロックを位相の早いクロックから遅いクロックに変更する際に、早いクロックの立下りから遅いCLKの立下りの間でクロックを変更すると、切り替わり前後の最適なクロックとは異なるタイミングで立ち上り(データ取込みエッジ)が生じてしまう。
そこで、本実施形態においては、図11に示すように、セレクタに入力される、2位相のうち位相の早いクロックで、CLK選択信号<0:1>をラッチすることにより、早いクロックの立下りから遅いCLKの立下りの間を避けて、クロックを変更することができる。
クロックCK1でラッチしたクロック選択信号<0>でクロックを変更することにより、クロックCK1または、クロックCK3でデータの取り込みができる。
次に、データ取込回路122における記録データの取り込み動作、並びに、スキュー調整範囲について、図13〜図16に関連付けて説明する。
図14(A)〜(C)は、データ取り込みの失敗例のタイミングチャートであって、図14(A)は記録クロックWCKを、図14(B)はスキューが-2/4Tの場合、図14(C)はスキューが-3/4Tの場合のタイミングチャートをそれぞれ示している。
図15は、スキュー調整範囲の拡大について説明するための図であって、図15(A)は記録クロックWCKを、図15(B)は記録データWDTを、図15(C)はPLLによるクロックCK0を、図15(D)は取込クロックCK1,CK3,CK5,CK7をそれぞれ示している。
図16は、データ取込位相判別回路の状態遷移図である。
データ取込回路122の第1セレクタ部1221においては、スキュー判別回路121の判別およびクロック選択結果にしたがって、取込用クロックCK1,CK3,CK5,CK7からデータ取込用の位相を選択し、1段目のラッチであるフリップフロップFF11で記録データWDTが取り込まれる。
その後、図13(A)〜(E)のタイミングチャートのように、クロックCK5またはCK7で2段目のラッチであるフリップフロップFF12でラッチし、次いでクロックCK4で3段目のラッチであるフリップフロップFF13でラッチし、最後にクロックCK0で4段目のラッチであるフリップフロップFF14でラッチとすることにより記録クロックWCKと同じ位相でデータを取り込むことができる。
このように、データ取込回路122において、選択された位相のクロックで記録データWDTをラッチした後に、入力された記録クロックWCKと同じ位相のクロックCK0で再度ラッチするというデータ取込手順により、図13(A)〜(E)に示すように、入力された記録クロックに対する記録データのスキューが±1/2Tの範囲において、たとえ動作中に取り込み位相が変化したとしても、データ取込み回路は記録クロックに同期した正しいデータを出力できる。
そこで、スキューが±1/2Tの状態から超過しようとする場合には、超過する直前のデータ取込位相を保持するように機能する。
こうすることにより、スキューが±1/2Tから超えた場合でもデータ取込位相がずれることなく、ただしくデータを取り込むことができる。
この例のように取込みクロックを4相から選ぶ場合には、最大±7/8Tのスキューまで対応できる。
選択できる取込みクロックを増やしていくことにより、最大±1T未満の対応範囲を持つことができる。
上記により、クロックCLKが1周期以上ずれることを防ぎ、いわゆるパイプラインディレイを固定することで、スキュー調整範囲を-7/8T〜7/8T(<1>〜<6>)に拡大する。
クロックCK1(スキュー=1/4T)とクロックCK3(スキュー=2/4T)は図6の条件に従って遷移する。
クロックCK7(スキュー=-1/4T)とクロックCK5(スキュー=-2/4T)は図6の条件に従って遷移する。
クロックCK1(スキュー=1/4T)とクロックCK7(スキュー=-1/4T)は図6の条件に従って遷移する。
クロックCK3(スキュー=2/4T)とクロックCK7(スキュー=-1/4T)は遷移できない。
クロックCK1(スキュー=1/4T)とクロックCK5(スキュー=-2/4T)は遷移できない。
クロックCK3(スキュー=2/4T)とクロックCK5(スキュー=-2/4T)は遷移できない。
発光タイミングデータRAM140には、各マーク長、スペース長に応じた発光タイミング情報が格納されており、データ判別回路130から送られるマーク長、スペース長情報に従って、発光タイミング情報をタイミング発生回路150に送る。
タイミング発生回路150には、PLL回路から位相の異なる複数のクロックCK0〜CKnが入力されており、発光タイミングデータRAM140からの情報に従って必要なタイミングを選択することにより、発光タイミング信号が生成される。
PLL回路110で生成した位相の異なる複数のクロックCK0〜CKnから最適な位相を選択して入力された記録データWDTをラッチすることができる。その結果、たとえ、記録データと記録クロックの間に位相差があっても、誤りなく記録データを取り込むことができる。
すなわち、動作中、常にスキューを判定し、さらに、取込クロックを位相の早いクロックから遅いクロックに変更する際に、早いクロックの立下りから遅いクロックの立下りの間以外のタイミングでクロックを変更することにより、たとえ動作中にスキューが変化した場合でも、常に最適な位相のクロックが選択され、誤りなくデータを取り込むことができる。
Claims (10)
- 入力された記録データと記録クロックからレーザの発光タイミングを生成する記録補償回路を有し、
上記記録補償回路は、
入力された上記記録クロックに同期した位相の異なる複数のクロックを生成する位相同期回路と、
上記位相同期回路から出力された位相の異なる複数のクロックを入力された上記記録データでラッチし、当該ラッチデータの値からあらかじめ設定されたデータ取込位相判別の論理に従って最適なデータ取込位相を判別するスキュー判別回路と、
上記位相同期回路から出力された位相の異なる複数のクロックのうち、上記スキュー判別回路の結果に応じて選択した位相のクロックを用いてデータをラッチするデータ取込回路と、を有し、
上記スキュー判別回路は、
取込クロックを位相の早いクロックから遅いクロックに変更する際に、早いクロックの立下りから遅いクロックの立下りの間以外のタイミングでクロックを変更するクロック選択タイミング調整信号を生成して上記データ取込回路に出力するクロック選択タイミング調整回路を含み、
上記データ取込回路は、
上記クロック選択タイミング調整回路から供給されるクロック選択タイミング調整信号により、入力された記録データの位相に対して、タイミング余裕のある位相のクロックを選択し、選択したクロックを用いて入力される記録データの取込を行う
レーザ駆動回路。 - 上記データ取込回路は、
上記クロック選択タイミング調整信号に応じて選択した、入力された記録データの位相に対して、タイミング余裕のあるクロックを用いて記録データの取り込みを行った後、入力された記録クロックに同期したタイミングで再度ラッチする
請求項1記載のレーザ駆動回路。 - 上記スキュー判別回路は、
スキューが±1/2Tを超過した場合には、±1/2Tを超過する直前のデータ取込位相を保持する
請求項1または2に記載のレーザ駆動回路。 - 上記位相同期回路は、
生成した位相の異なる複数のクロックからスキュー判定用の複数のクロックおよび当該スキュー判定用クロックとは別のタイミング調整用の複数のクロックを出力し、
上記スキュー判別回路は、
上記スキュー判定用の複数のクロックを入力された上記記録データでラッチし、当該ラッチデータの値からあらかじめ設定されたデータ取込位相判別の論理に従って最適なデータ取込位相を判別し、
上記クロック選択タイミング調整回路は、
データ取り込み位相判別結果に応じた信号を上記タイミング調整用の複数のクロックでラッチして、上記取込クロックを位相の早いクロックから遅いクロックに変更する際に、早いクロックの立下りから遅いクロックの立下りの間以外のタイミングでクロックを変更するクロック選択タイミング調整信号を生成し、
上記データ取込回路は、
上記クロック選択タイミング調整信号に応じて上記タイミング調整用の複数のクロックから入力された記録データの位相に対して、タイミング余裕のある位相のクロックを選択する
請求項1から3のいずれか一に記載のレーザ駆動回路。 - 入力された記録データと記録クロックからレーザの発光タイミングを生成するレーザ駆動回路の記録補償方法であって、
入力された上記記録クロックに同期した位相の異なる複数のクロックを生成する生成ステップと、
上記生成ステップで生成された位相の異なる複数のクロックを入力された上記記録データでラッチし、当該ラッチデータの値からあらかじめ設定されたデータ取込位相判別の論理に従って最適なデータ取込位相を判別する判別ステップと、
上記生成ステップで生成された位相の異なる複数のクロックのうち、上記判別ステップの判別結果に応じて選択した位相のクロックを用いてデータをラッチするデータ取込ステップと、を有し、
上記判別ステップは、
取込クロックを位相の早いクロックから遅いクロックに変更する際に、早いクロックの立下りから遅いクロックの立下りの間以外のタイミングでクロックを変更するクロック選択タイミング調整信号を生成するクロック選択タイミング調整ステップを含み、
上記データ取込ステップは、
上記クロック選択タイミング調整ステップで生成された上記クロック選択タイミング調整信号により、入力された記録データの位相に対して、タイミング余裕のある位相のクロックを選択し、選択したクロックを用いて入力される記録データの取込を行う記録データ取込ステップを含む
レーザ駆動回路の記録補償方法。 - 上記データ取込回路は、
入力された記録データの位相に対して、上記クロック選択タイミング調整信号に応じて選択したタイミング余裕のあるクロックを用いて記録データの取り込みを行った後、入力された記録クロックに同期したタイミングで再度ラッチする
請求項5記載のレーザ駆動回路の記録補償方法。 - 光ディスク媒体にレーザによりデータの記録を行う光ディスク装置であって、
入力された記録データと記録クロックからレーザの発光タイミングを生成する記録補償回路を含むレーザ駆動回路を有し、
上記記録補償回路は、
入力された上記記録クロックに同期した位相の異なる複数のクロックを生成する位相同期回路と、
上記位相同期回路から出力された位相の異なる複数のクロックを入力された上記記録データでラッチし、当該ラッチデータの値からあらかじめ設定されたデータ取込位相判別の論理に従って最適なデータ取込位相を判別するスキュー判別回路と、
上記位相同期回路から出力された位相の異なる複数のクロックのうち、上記スキュー判別回路の結果に応じて選択した位相のクロックを用いてデータをラッチするデータ取込回路と、を有し、
上記スキュー判別回路は、
取込クロックを位相の早いクロックから遅いクロックに変更する際に、早いクロックの立下りから遅いクロックの立下りの間以外のタイミングでクロックを変更するクロック選択タイミング調整信号を生成して上記データ取込回路に出力するクロック選択タイミング調整回路を含み、
上記データ取込回路は、
上記クロック選択タイミング調整回路から供給されるクロック選択タイミング調整信号により、入力された記録データの位相に対して、タイミング余裕のある位相のクロックを選択し、選択したクロックを用いて入力される記録データの取込を行う
光ディスク装置。 - 上記データ取込回路は、
上記クロック選択タイミング調整信号に応じて選択した、入力された記録データの位相に対して、タイミング余裕のあるクロックを用いて記録データの取り込みを行った後、入力された記録クロックに同期したタイミングで再度ラッチする
請求項7記載の光ディスク装置。 - 上記スキュー判別回路は、
スキューが±1/2Tを超過した場合には、±1/2Tを超過する直前のデータ取込位相を保持する
請求項7または8に記載の光ディスク装置。 - 上記位相同期回路は、
生成した位相の異なる複数のクロックからスキュー判定用の複数のクロックおよび当該スキュー判定用クロックとは別のタイミング調整用の複数のクロックを出力し、
上記スキュー判別回路は、
上記スキュー判定用の複数のクロックを入力された上記記録データでラッチし、当該ラッチデータの値からあらかじめ設定されたデータ取込位相判別の論理に従って最適なデータ取込位相を判別し、
上記クロック選択タイミング調整回路は、
データ取り込み位相判別結果に応じた信号を上記タイミング調整用の複数のクロックでラッチして、上記取込クロックを位相の早いクロックから遅いクロックに変更する際に、早いクロックの立下りから遅いクロックの立下りの間以外のタイミングでクロックを変更するクロック選択タイミング調整信号を生成し、
上記データ取込回路は、
上記クロック選択タイミング調整信号に応じて上記タイミング調整用の複数のクロックから入力された記録データの位相に対して、タイミング余裕のある位相のクロックを選択する
請求項7から9のいずれか一に記載の光ディスク装置。
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