JPH05258476A - 信号処理回路 - Google Patents

信号処理回路

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Publication number
JPH05258476A
JPH05258476A JP4058101A JP5810192A JPH05258476A JP H05258476 A JPH05258476 A JP H05258476A JP 4058101 A JP4058101 A JP 4058101A JP 5810192 A JP5810192 A JP 5810192A JP H05258476 A JPH05258476 A JP H05258476A
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JP
Japan
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circuit
read
read data
clock signal
delay
Prior art date
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Pending
Application number
JP4058101A
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English (en)
Inventor
Ryutaro Hotta
龍太郎 堀田
Shoichi Miyazawa
章一 宮沢
Kenichi Hase
健一 長谷
Akihiko Hirano
章彦 平野
Hiroshi Kimura
博 木村
Ken Uragami
憲 浦上
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 温度変動、電源電圧変動、経年変化等による
ウインドマージン劣化を抑制し、データ読出しの信頼性
を高める。 【構成】 PLL回路1でこのリードデータ101から
クロック信号103が生成され、遅延回路2に供給され
て互いに位相が異なる複数の遅延クロック信号TD
(k)が生成される。これら遅延クロック信号TD
(k)はマルチプレクサ10に供給され、マイコン6か
らレジスタ11に格納されるデータに応じて遅延クロッ
ク信号TD(k)が選択されてラツチ回路3に供給され
る。ラッチ回路3では、このクロック信号TD(k)で
リードデータ101がラッチされ、デコーダ4でデコー
ドされ、ディスクコントローラ5でリードエラーの検出
が行なわれるが、リードエラーが検出されると、リトラ
イ動作が行なわれて、リードエラーがなくなるように、
レジスタ11のデータが変更される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスク装置等に
用いられる信号処理回路に係り、特に、磁気記録媒体か
らのリードデータを該リードデータから生成されるクロ
ック信号を用いて処理する信号処理回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気ディスク装置に用いられる信
号処理回路としては、例えば特開昭59−167813
号公報に開示されるような構成のものが知られている。
図7はこのような従来の信号処理回路の一般的な構成を
示すブロック図であって、1はPLL(フェイズ・ロッ
クド・ループ)回路、2´は遅延せん、3はラッチ回
路、4はデコーダ、5はディスクコントローラ、6はマ
イコン(マイクロコンピュータ)である。
【0003】同図において、図示しない磁気記録媒体か
ら読み出されたリードデータ101は、遅延回路2´で
時間TDだけ遅延されてラッチ回路3に供給されるとと
もに、PLL回路1に供給されてこのリードデータ10
1に同期したクロック信号103が生成される。ラッチ
回路3では、このクロック信号103により、遅延回路
2´から出力される遅延リードデータ104がラッチさ
れ、ラッチデータ105とラッチクロック106とが出
力される。このラッチデータ105は、デコーダ4に供
給され、ラッチクロック106によって復号される。こ
のデコーダ4から出力される復号されたリードデータ1
07と同期クロック108とはディスクコントローラ5
に供給され、マイコン6からのデータに応じて処理され
る。
【0004】ラッチ回路3はリードデータ読出し時のウ
インドマージンを決定するためのものであって、その一
般的な構成を図7に示す。但し、7、8はD−FF回路
(Dタイプ−エッジトリガ−フリップフロップ回路)、
9はインバータであり、図7に示した信号と同一信号に
は、同一符号をつけている。
【0005】次に、このラッチ回路3の動作を図9を用
いて説明する。PLL回路1(図1)から供給されるク
ロック信号103はこのPLL回路1に内蔵されている
発振器の出力信号であって、上記のように、リードデー
タ101と位相が一致している。遅延リードデータ10
4はD−FF回路21に供給され、その立上りエッジを
クロックとして“H”に固定された入力データDがサン
プルホールドされる。このD−FF回路7のQ出力20
1は入力データDとしてD−FF回路8に供給され、ク
ロック信号103の立上りエッジでサンプルホールドさ
れる。このD−FF回路22のQ出力がラッチ回路3か
ら出力される上記のラッチデータ105である。遅延リ
ードデータ104の立上りエッジでD−FF回路7のQ
出力が“H”となり、クロック信号103の次の立上り
エッジでD−FF回路8のQ出力であるラッチデータ1
05が“H”となると、このD−FF回路8のQ(−)
出力は“L”になるが、この“L”のD−FF回路8の
Q(−)出力はクリア信号としてD−FF回路7のクリ
ア端子CLに供給され、これによってD−FF回路7は
クリアされてそのQ出力201は“L”になる。Q出力
201が“L”になると、クロック信号103の次の立
上りエッジでこれがD−FF回路8にサンプルホールド
され、ラッチデータ105は“L”になる。
【0006】従って、図9に図示するように、ラッチデ
ータ105は遅延リードデータ104の立上りエッジ後
の最初のクロック信号103の立上りエッジのタイミン
グで立ち上り、クロック信号103の1周期幅の信号と
なる。
【0007】クロック信号103は、また、インバータ
9で反転される。このインバータ9の出力がラッチ回路
3から出力される上記のラッチクロック106である。
これにより、ラッチデータ105はこのラッチクロック
106の立下りエッジに位相が一致している。
【0008】ここで、クロック信号103の立上りエッ
ジから遅延リードデータ104の立上りエッジまでの時
間をアーリーマージンTEといい、また、遅延リードデ
ータ104の立上りエッジからクロック信号103の次
の立上りエッジまでの時間をレイトマージンTLという
が、これらのうち値の小さい方をウインドマージンとい
う。この場合、遅延回路2´の遅延量TDは、アーリー
マージンTEとレイトマージンTLが等しくなるように
設定されたとき最適値となり、このときのクロック信号
103に対する遅延リードデータ104の立上りエッジ
の位置がウインドセンタとなる。磁気ディスク装置で
は、組立て時に遅延回路2´の遅延量TDが最適値にな
るように設定されている。また、ウインドマージンがな
くなり、読み出したリードデータ101が間違っている
とディスクコントローラ5が判断したときには、このデ
ィスクコントローラ5はリードリトライ動作を行ない、
再度リードデータの読出し動作を行なう。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のデ
ィスク装置においては、次に図10で説明するような問
題があった。図10(A)は遅延回路2´の遅延量TD
が上記の最適値に設定された場合の動作タイミングを示
す図である。同図において、時間範囲TJはPLL回路
1(図7)で生成されたクロック信号103の位相変動
(ジッタ)範囲を示すものであり、かかるジッタはPL
L回路1の特性等に依存して発生する。クロック信号1
03の立上りエッジはこの時間範囲で変動する。また、
時間範囲TBは遅延リードデータ104のジッタ範囲で
あり、磁化干渉によるピークシフト等が原因となって発
生する。遅延リードデータ104の立上りエッジはこの
時間範囲で変動する。遅延回路2´の遅延量TDが上記
の最適値に設定された場合には、このようなジッタがあ
っても、アーリーマージンTEとレイトマージンTLは
夫々図示する時間となり、互いに等しい値となる。
【0010】図10(B)は、PLL回路1、遅延回路
2´及びラッチ回路3の回路特性の温度変動、電源電圧
変動、経年変化等の原因により、ウインドセンタが最適
値から変動した場合の動作タイミングを示す図である。
同図において、ここでもジッタの時間範囲TJ、TBが
図10(A)の場合と同じとすると、アーリーマージン
TEとレイトマージンTLの差はウインドセンタの変動
量の2倍になる。従って、ウインドマージンは変動量の
2倍だけ減少する。一般的な磁気ディスク装置において
は、データ転送速度が15Mビット/秒程度である場
合、ウインドセンタを最適値に設定しても、ウインドマ
ージンは5nsec程度であるため、温度変動、電源電
圧変動、経年変化等によるウインドセンタの変動量が1
〜2nsec程度であっても、信頼性の点からみて問題
となる。
【0011】現在では、ウインドマージンが減少してリ
ードエラーが発生した場合、ディスクコントローラ5は
リードリトライ動作を数回行なってウインドマージン不
足を補なっている。しかし、今後、さらにデータ転送速
度は高くなり、クロック信号103の周期が短くなる
と、これに応じてウインドマージンも減少し、信頼性の
高い磁気ディスク装置用の信号処理回路を実現すること
は益々困難となる。
【0012】また、ウインドセンタが変動しない場合で
も、特定のデータパターンを書き込んだ場合の磁化干渉
によるピークシフトや磁気記録媒体から読み出したデー
タをリードデータ101に波形整形する回路のミスマッ
チ特性等が原因となって、遅延リードデータ104のジ
ッタが、アーリー側とレイト側でアンバランスになるこ
とがある。この場合の波形タイミングを図10(C)に
示す。これは、ほとんどのデータパターンに対してはウ
インドセンタは変動していないが、特定データパターン
に対してはウインドセンタが変動しているのと等価にな
ることを示している。つまり、単一周波数で書かれたリ
ードデータ101の立上りエッジはウインドセンタ上に
あるが、この特定データパターンのリードデータ101
に対してはジッタ量がアーリー側とレイト側で一致して
いないのである。このような減少はリードデータのパタ
ーンに依存するため、そのような特定データパターンが
書かれた磁気ディスク上のセクタに限り、ウインドマー
ジンが減少する。極端な場合には、このセクタだけはデ
ータのリードが不可能になる場合もある。
【0013】本発明の目的は、上記従来技術の問題点を
克服し、温度変動、電源電圧変動、経年変化等によるウ
インドマージンの減少を抑制し、磁気記録再生装置の信
頼性を向上させることができるようにした信号処理回路
を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、磁気記録媒体から読み出されたリードデ
ータとこれから生成されたクロック信号との位相関係を
調整する遅延回路の遅延量を可変として、該リードデー
タからリードエラーが発生する毎に該遅延量を増減させ
て同じリードデータのリトライ動作をさせる手段を設け
る。。
【0015】
【作用】遅延回路にある遅延量が設定されている状態で
磁気記録媒体から読み出されたリードデータからリード
エラーが発生すると、該遅延回路の遅延量を増減して同
じセクタのリトライ動作を行なわせて、リードデータと
クロック信号との位相関係を変更し、これによるリード
データからのリードエラーの発生の有無を検出する。こ
のとき、やはりリードエラーが発生すると、該遅延回路
の遅延量を再度増減させ、リトライ動作を行なわせてリ
ードエラーの発生の有無を判定する。このように、該遅
延回路の遅延量の変更とリトライ動作を繰り返すことに
より、このセクタでのリードエラーが発生しない該遅延
回路の遅延量、従って、リードデータとクロック信号と
の位相関係が検出できる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1は本発明による信号処理回路の一実施例を示す
ブロック図であって、2はタップ付き遅延回路、10は
マルチプレクサ、11はレジスタであり、図7に対応す
る部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
【0017】図1において、磁気記録媒体(図示せず)
から読み出されたリードデータ101は、直接ラッチ回
路3に供給されるとともに、PLL回路1にも供給さ
れ、図7の従来技術と同様に、リードデータ101に同
期したクロック信号103が生成される。このクロック
信号103は所定数のタップを有するタップ付き遅延回
路2に供給される。このタップ付き遅延回路2の各タッ
プからは互いに異なる時間遅延された遅延クロック信号
が出力される。ここで、タップ付き遅延回路2のk番目
のタップから出力される遅延クロック信号を遅延クロッ
ク信号TD(k)ということにする。
【0018】タップ付き遅延回路2から出力される遅延
クロック信号TD(k)の全てがマルチプレクサ10に
供給され、そのうちの1つが選択されて、遅延クロック
信号102としてラッチ回路3に供給される。このラッ
チ回路3は図8、図9で説明した動作をなし、ラッチデ
ータ105とラッチクロック106とを出力する。そし
て、このラッチデータ105は、先の従来技術と同様、
デコーダ4でデコードされてディスクコントローラ5に
供給される。一方、磁気ディスク装置の制御を行なうマ
イコン6からのデータはレジスタ11にも保持され、マ
ルチプレクサ10はこのレジスタ11の保持データに応
じた遅延クロック信号TD(k)を選択してラッチ回路
3への遅延クロック信号102とする。
【0019】ここで、図2により、マルチプレクサ10
の選択動作についてさらに詳しく説明する。図2では、
説明を容易にするため、いま、k=n−2、n−1、
n、n+1、n+2として、タップ付き遅延回路2から
出力される5個の遅延クロック信号TD(n−2)、T
D(n−1)、TD(n)、TD(n+1)、TD(n
+2)を示している。図7に示した従来の技術と同様、
クロック信号103の立上りエッジはリードデータ10
1の立上りエッジと位相が一致しており、かかるクロッ
ク信号103がタップ付き遅延回路2に供給されて、遅
延クロック信号TD(n−2)、TD(n−1)、TD
(n)、TD(n+1)、TD(n+2)が形成される
のであるが、ここでは、図2に示すように、遅延クロッ
ク信号TD(n)の立上りエッジがクロック信号103
の立下りエッジに位相同期し、この遅延クロック信号T
D(n)に対し、遅延クロック信号TD(n−1)、T
D(n−2)が所定時間ずつ位相が進み、遅延クロック
信号TD(n+1)、TD(n+2)は所定時間ずつ位
相が遅れているものとする。
【0020】マルチプレクサ10は、かかる遅延クロッ
ク信号TD(k)のうち、その立上りエッジからリード
データ101の立上りエッジまでの時間と、リードデー
タ101のこの立上りエッジから遅延クロック信号TD
(k)の次の立上りエッジまでの時間とが等しいものを
選択する。マルチプレクサ10の選択切替えはレジスタ
14を介してマイコン6で行なう。
【0021】次に、図3を用いてウインドセンタが変動
した場合のこの実施例の動作について説明する。通常の
場合もしくは磁気ディスク装置の組立て直後の場合、リ
ードデータ101に対してマルチプレクサ10は遅延ク
ロック信号TD(n)を選択する。このとき、ウインド
センタは最適値になっており、アーリーマージンTEと
レイトマージンTLは等しい。しかし、温度変動、電源
電圧変動、経年変化等によってリードデータが位相シフ
トしているにも拘らず、マルチプレクサ10によって遅
延クロック信号TD(n)が選択されていると、リード
エラーが発生する場合がある。例えば、リードデータの
立上りエッジが進んで図示するリードデータ101aと
なっている場合には、アーリーマージンTEがなくなる
し、また、リードデータの立上りエッジが遅れて図示す
るリードデータ101bとなっている場合には、レイト
マージンTLがなくなり、いずれの場合もリードエラー
が発生する。
【0022】この実施例では、リードデータの位相シフ
ト量に応じてマルチプレクサが異なる遅延クロック信号
TD(k)を選択するようにして、アーリーマージンT
EもしくはレイトマージンTLがなくなることによるリ
ードエラーの発生を防止するものであるが、以下、かか
る動作を図4を用いて説明する。
【0023】これは、磁気記録媒体から読み取られたリ
ードデータにリードエラーが発生すると、レジスタ11
に保持されている設定値を変更してマルチプレクサ10
による遅延クロック信号TD(k)の選択を変更し、こ
の新たに選択された遅延クロック信号TD(k)に対し
再度この同じリードデータの読取り(リトライ動作)を
行なうようにするものであって、レジスタ11での設定
値はリードエラーがなくなる方向にマルチプレクサ10
による遅延クロック信号TD(k)の選択を変更するよ
うにしたものである。
【0024】即ち、図4において、ディスクコントロー
ラ5は、リード動作が行なわれると、リードエラーの有
無のチェックを行ない(ステップ(1))、リードエラ
ーが発生しなければ、レジスタ11の設定値と磁気記録
媒体でのリードしたセクタの番号とを記憶し、マイコン
6はこの設定値を変更しない(ステップ(13))。そ
して、このセクタでのリード動作を完了する。以後、こ
のセクタを読み取る場合には、この記憶された設定値に
基づいてマルチプレクサ10が遅延クロック信号TD
(k)を選択する。
【0025】これに対し、リードエラーが発生すると
(ステップ(1))、このセクタに対してリトライ動作
を行なうのであるが、このために、まず、これから行な
うリトライ動作が1回目か否かを判定し(ステップ
(2))、リトライ動作が1回目であれば、マイコン6
はレジスタ11の設定値にある値を加算もしくは減算し
てある方向に変化させ(ステップ(7))、これをレジ
スタ11に再設定する(ステップ(6))。そして、再
リード、即ち1回目のリトライ動作を開始し(ステップ
(12))、リードエラーチェックして(ステップ
(1))、リードエラーが発生しなければ、上記のステ
ップ(13)の動作に移る。
【0026】上記1回目のリトライ動作で再びリードエ
ラーが発生した(ステップ(1))場合には、再びリト
ライ動作を行なうものであるが、次に行なうリトライ動
作は1回目でないので(ステップ(2))、現在のレジ
スタ11での設定値が前回の変更処理である値が加算さ
れたものか減算されたものかを判定する(ステップ
(3))。この場合には、現在のレジスタ11での設定
値の前回の変更処理はステップ(7)によるものであ
り、これが加算処理の場合には、この前回の変更処理の
1つ前の変更処理、即ち前前回の変更処理で上記ある値
の減算処理がなされたか否かが判定される(ステップ
(8))。この1回目のリトライ動作では、変更処理が
なされていないので、現在のレジスタ11での設定値に
上記のある値を減算し(ステップ(10))、これをレ
ジスタ11に設定して再度リトライ動作を行なうように
する。
【0027】また、1回目のリトライ動作でリードエラ
ーがあって、現在のレジスタ11での設定値がステップ
(7)である値の減算処理がなされたものであるときに
は(ステップ(3))、前前回の変更処理で上記ある値
の加算処理がなされたか否かが判定される(ステップ
(4))。この1回目のリトライ動作では、変更処理が
なされていないので、現在のレジスタ11での設定値に
上記のある値を加算し(ステップ(10))、これをレ
ジスタ11に設定して再度リトライ動作を行なうように
する。
【0028】以上は1回目のリトライ動作でリードエラ
ーが発生した場合の処理動作であったが、次に、これに
続く2回目以降のリトライ動作での処理動作について説
明する。
【0029】2回目以降のリトライ動作では、レジスタ
11での設定値は前回、前前回の変更処理がなされてい
る。かかるリトライ動作でもリードエラーが発生する
と、ステップ(1)、(2)を経てステップ(3)に進
む。そして、レジスタ11での設定値の前回の変更処理
が上記ある値の加算処理である場合には、前前回の変更
処理が減算処理であったか否か判定し(ステップ
(8))、減算処理であったときには、レジスタ11で
の設定値を減算処理して加算処理したにも拘らずリード
エラーが発生したから、変更処理の方向が誤っていたこ
とになり、現在のレジスタ11での設定値に上記のある
値よりも大きな値を減算し(ステップ(11))、これ
をレジスタ11の新たな設定値として再度リトライ動作
を行なわせる。また、前前回の変更処理も加算処理であ
ったとき(ステップ(8))には、現在のレジスタ11
での設定値に上記のある値を減算して変更処理の方向を
変更し(ステップ(10))、これをレジスタ11の新
たな設定値として再度リトライ動作を行なわせる。
【0030】2回目以降のリトライ動作において、ステ
ップ(3)でレジスタ11での設定値の前回の変更処理
が上記ある値の加算処理であると判定された場合には、
前前回の変更処理が加算処理であったか否か判定し(ス
テップ(4))、加算処理であったときには、レジスタ
11での設定値を加算処理して減算処理したにも拘らず
リードエラーが発生したから、変更処理の方向が誤って
いたことになり、現在のレジスタ11での設定値に上記
のある値よりも大きな値を加算し(ステップ(9))、
これをレジスタ11の新たな設定値として再度リトライ
動作を行なわせる。また、前前回の変更処理も減算処理
であったとき(ステップ(4))には、現在のレジスタ
11での設定値に上記のある値を加算して変更処理の方
向を変更し(ステップ(5))、これをレジスタ11の
新たな設定値として再度リトライ動作を行なわせる。
【0031】以上の処理が各リトライ動作毎に行なわ
れ、レジスタ11での設定値が変化してこれとともにマ
ルチプレクサ10で選択される遅延クロック信号TD
(k)が切り換えられていき、これによってリードエラ
ーが発生しなくなっていく。
【0032】図5は本発明による信号処理回路の他の実
施例を示すブロック図であって、2aはタップ付き遅延
回路であり、図1に対応する部分には、同一符号を付け
ている。図1に示した実施例は、入力されるリードデー
タから生成されるクロック信号から位相が異なる複数の
遅延クロック信号を生成するものであったが、図5に示
すこの実施例は、逆に入力されたリードデータから位相
が異なる複数のリードデータを生成するものである。
【0033】即ち、図5において、PLL回路1で生成
されたクロック信号103は直正ラッチ回路3に供給さ
れるが、入力リードデータ101はタップ付き遅延回路
2aに供給され、各タップから互いに異なる位相の遅延
リードデータTD(k)´が得られる。かかる遅延リー
ドデータTD(k)´がマルチプレクサ10に供給さ
れ、図1に示した実施例と同様にして、その内の1つが
選択されてラッチ回路3に供給される。
【0034】この実施例の動作タイミングは図6に示す
が、位相が異なる複数の遅延クロック信号を生成する
か、あるいはまた、位相が異なる複数の遅延リードデー
タを生成するかが異なるだけで、マルチプレクサ10の
選択動作等他の部分については図1に示した実施例と同
様である。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
温度変動や電源電圧変動、経年変化等の要因によってリ
ードデータが変化しても、リードデータとクロック信号
との位相関係を適正にすることができるので、常にウイ
ンドマージンの減少を抑制することができ、リードエラ
ーによる読み出し不能といった障害を防止できて、磁気
ディスク装置等の信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による信号処理回路の一実施例を示すブ
ロック図である。
【図2】図1におけるタップ付き遅延回路の出力タイミ
ングを示す図である。
【図3】図1に示した実施例の動作を示すタイミングチ
ャートである。
【図4】図1に示した実施例の動作を示すフローチャー
トである。
【図5】本発明による信号処理回路の他の実施例を示す
ブロック図である。
【図6】図5に示した実施例の動作を示すタイミングチ
ャートである。
【図7】従来の信号処理回路の一例を示すブロック図で
ある。
【図8】図7におけるラッチ回路の構成を示すブロック
図である。
【図9】図7における各部の信号を示すタイミング図で
ある。
【図10】図7に示した従来例でのリードデータに応じ
たウィンドマージンの変化を示す図である。
【符号の説明】
1 PLL回路 2、2a タップ付き遅延回路 3 ラッチ回路 4 デコーダ 5 ディスクコントローラ 10 マルチプレクサ 11 レジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷 健一 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マイクロエレクトロニク ス機器開発研究所内 (72)発明者 平野 章彦 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マイクロエレクトロニク ス機器開発研究所内 (72)発明者 木村 博 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マイクロエレクトロニク ス機器開発研究所内 (72)発明者 浦上 憲 東京都小平市上水本町五丁目22番1号 株 式会社日立製作所半導体設計開発センタ内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録媒体の指定セクタからリードデ
    ータを再生する毎に、再生された該リードデータに同期
    したクロック信号を生成するPLL回路と、該リードデ
    −タと該クロック信号の位相関係を調整する遅延回路
    と、位相調整された該リードデータを該クロック信号で
    ラッチするラッチ回路と、該ラッチ回路の出力データを
    出力クロックを用いて復号するデコーダと、該デコーダ
    の出力リードデータのリードエラー検出等の処理を行な
    うディスクコントローラとを備えた磁気記録再生装置の
    信号処理回路において、 該遅延回路の遅延量を可変とし、 該ディスクコントローラがリードエラーを検出するとと
    もに、該遅延回路の遅延量を増減調整して該指定セクタ
    のリトライ動作をさせる手段を設け、 リトライ動作により、該遅延回路の遅延量をリードエラ
    ーが抑制される所定の遅延量に設定可能に構成したこと
    を特徴とする信号処理回路。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記磁気記録媒体でのデータ書込み、読取りのための全
    てのセクタを前記指定セクタとすることを特徴とする信
    号処理回路。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記リトライ動作で前記リードエラーが抑制されたと
    き、前記遅延回路に設定される前記所定の遅延量を示す
    遅延量情報と前記指定セクタの番号情報とを保持する手
    段を設け、 前記指定セクタから同じ前記リードデータを読み取ると
    き、前記遅延回路に該遅延量情報に応じた遅延量を設定
    することを特徴とする信号処理回路。
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