JP4539412B2 - ドア駆動制御装置及びドア駆動制御方法 - Google Patents

ドア駆動制御装置及びドア駆動制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、列車車両のドアや駅ホームの安全柵用のドア等のように、電動機で開閉が行われるドアの開閉駆動を制御するドア駆動制御装置及びドア駆動制御方法に関する。
従来、電車車両のドア駆動制御装置は、下記の特許文献1に記載されているように、1車両中の複数のドア毎に配設され、この配設された各ドア駆動制御装置がシリアル通信により接続され、運転席の指令を受けて一斉にドアを開閉する制御を行う。
通常、ドアの開閉は、左側及び右側(海側及び山側とも称す)の何れかの側のドアが運転台の指令によって一斉に開閉を行う。保守などの目的で、ドア駆動制御装置に電源が供給されていない状態で且つドアが全開状態にある場合に、再度ドアの制御電源が投入されると、全ての左右のドアが一斉に閉動作を行うようになっている。
更に、ドア駆動制御装置は、インバータ制御装置のような電力変換装置で各ドアの開閉駆動を行っており、全てのドアを開又は閉駆動する際の始動時には、始動トルクを得るために、通常時よりも200%程度大きい始動電流が流れるようになっている。
特開平11−180304号公報
ところで、従来のドア駆動制御装置は、図5に示すように、同一車両に配置されたバッテリ等の電源102に同車両の複数のドア駆動制御装置100−1〜100−8が接続されているが、その電源102には、空調装置104や蛍光灯用インバータ装置106等の他の機器も接続されている。
このため、同一車両中の全てのドアを一斉に閉駆動させた場合、大きな始動電流により電源電圧が大きく低下するので、蛍光灯がちらついたりするなど同一車両内の他の機器の動作に悪影響を及ぼすという問題がある。
更に、全てのドアが一斉に閉じた際に電源102の容量を越えると、車両の電気回路保護用のサーキットブレーカが動作して回路が遮断されるという問題がある。
このようにサーキットブレーカが遮断すると通常運転時であれば係員が手動でサーキットブレーカを投入しなければならないので、その間電車が運行できず乗客に迷惑がかかったりする等の不都合が生じる。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、同一車両中の全ドアを閉駆動する際に、電源電圧低下によって同一車両に配置された他の機器の動作に悪影響を及ぼさず、また、電源容量を超えてサーキットブレーカが遮断動作しないようにすることができるドア駆動制御装置及びドア駆動制御方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1によるドア駆動制御装置は、同一の電源にドア開閉駆動用の複数の電動機が接続された全ドアを閉動作するための閉指令信号を、ネットワークを介して受信した際に、各々のドアを閉動作する制御を行うドア駆動制御装置において、個々のドアの開閉及び開閉動作状態を示すステータスデータを、前記ネットワークを介して他ドア駆動制御装置との間で送受信する送受信手段と、前記送受信手段で受信された他ドア駆動制御装置からのステータスデータ及び自ドア駆動制御装置のステータスデータを記憶する記憶手段と、前記電源の容量を超えずに同時動作可能なドア数が設定された設定手段と、前記閉指令信号の受信時に前記記憶手段に記憶されたステータスデータを参照し、自ドアが開状態であって閉動作中の他ドアが前記設定手段の設定ドア数未満の場合に、自ドアを閉動作する制御を行う制御手段とを備えたことを特徴とする。
この構成によれば、全ドアの閉指令信号を受信した際に、全ドアが一斉に閉動作するのでなく、常に電源容量を超えない数のドアが同時に閉動作するので、従来のように、全ドアが一斉に閉駆動して大始動電流が流れ、電源電圧が大きく低下し、同一電源に接続されている他機器の動作に悪影響を及ぼすということが無くなる。更に、車両の電気回路保護用のサーキットブレーカが動作して回路が遮断されるということも無くなる。
また、本発明の請求項2によるドア駆動制御装置は、前記制御手段は、自ドアの開閉及び開閉動作状態が変化する毎に、その変化内容を前記記憶手段に記憶されたステータスデータに上書きし、前記送受信手段は、その上書きされたステータスデータを他ドア駆動制御装置へ送信することを特徴とする。
この構成によれば、自ドアの開閉及び開閉動作状態が変化する毎に、その変化内容が他ドア駆動制御装置へ送信されるので、全てのドア駆動制御装置が常時最新の他ドアの状態を把握することができる。従って、常時適正に、電源容量を超えないように複数のドアを閉動作させることができる。
また、本発明の請求項3によるドア駆動制御方法は、同一の電源にドア開閉駆動用の複数の電動機が接続された全ドアを閉動作するための閉指令信号を、ネットワークを介して受信した際に、各々のドアを閉動作する制御を行うドア駆動制御方法において、自ドアの開閉及び開閉動作状態が変化する毎に、その変化内容をステータスデータに上書きし、この上書きされたステータスデータをネットワークを介して他ドア駆動制御装置へ送信する第1のステップと、前記第1のステップで受信された他ドア駆動制御装置からのステータスデータを自ドア駆動制御装置のステータスデータと共に記憶手段に記憶する第2のステップと、前記電源の容量を超えずに同時動作可能なドア数を設定する第3のステップと、前記閉指令信号の受信時に前記記憶手段に記憶されたステータスデータを参照し、自ドアが開状態であって閉動作中の他ドアが前記第3のステップで設定した設定ドア数未満の場合に、自ドアを閉動作する制御を行う第4のステップとを含むことを特徴とする。
この方法によれば、全ドアの閉指令信号を受信した際に、全ドアが一斉に閉動作するのでなく、常に電源容量を超えない数のドアを同時に閉動作させることができるので、従来のように、全ドアが一斉に閉駆動して大始動電流が流れ、電源電圧が大きく低下し、同一電源に接続されている他機器の動作に悪影響を及ぼすということが無くなる。更に、車両の電気回路保護用のサーキットブレーカが動作して回路が遮断されるということも無くなる。
以上説明したように本発明によれば、同一車両中の全ドアを閉駆動する際に、電源電圧低下によって同一車両に配置された他の機器の動作に悪影響を及ぼさず、また、電源容量を超えてサーキットブレーカが遮断動作しないようにすることができるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るドア駆動制御装置の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、各ドア駆動制御装置20−1〜20−8は何れも同構成であり、1車両の車体上部に複数台(例えば8台)設置されており、車両の状態を管理する列車制御装置22に、シリアル伝送線及びディスクリートワイヤによってシリアルにネットワーク接続されており、第1のドア駆動制御装置20−1を代表して示すように、位置演算器6と、速度演算器7と、異常検出器8と、駆動指令演算器9と、電力変換器10と、通信インタフェース部11とを備えて構成されている。
また、ドア駆動制御装置20−1は、ドア1を開閉駆動するリニアモータ2と、このリニアモータ2の可動部の位置を検出する位置検出器5とに、電気配線12,13によって接続されている。ドア1は、リニアモータ2の可動部と連結部3によって連結され、更にドア1を機械的に固定する施錠装置4が組み合わされている。このドア1の開閉駆動機構は、他のドア駆動制御装置20−2〜20−8においても同様であるが、図では省略する。なお、各ドア駆動制御装置20−1〜20−8は、図5に示した各ドア駆動制御装置100−1〜100−8と同様に接続される。
位置検出器5は、リニアモータ2の可動部の位置及び速度を検出し、この検出信号を、電気配線13を介して位置演算器6、速度演算器7及び異常検出器8へ出力する。位置演算器6は、位置検出器5から出力される検出信号からドア1の位置を演算する。速度演算器7は、位置検出器5から出力される検出信号からドア1の開閉速度を演算する。
異常検出器8は、位置検出器5から出力される位置及び速度の何れか一方又は双方の検出信号が、その位置や速度の制御に対応する値から所定幅ずれた値となる異常を検出した場合に、異常検出信号を駆動指令演算器9へ出力する。
通信インタフェース部11は、列車制御装置22及び他のドア駆動制御装置20−2〜20−8と、駆動指令演算器9との間の情報信号の通信インタフェース処理を行う。
駆動指令演算器9は、データ記憶部(記憶手段)9aと、同時動作可能ドア数設定部(設定手段)9bと、データ読書確認制御部9cと、ステータス送受信部(送受信手段)9dと、駆動制御部9eとを備え、列車制御装置22からのドア開閉指令信号が通信インタフェース部を介して入力された際に、位置演算器6で演算されるドア位置情報と、速度演算器7で演算されるドア速度情報と、異常検出器8で検出される検出信号の異常情報とに応じて、リニアモータ2へ供給する電力供給指令を演算し、この電力供給指令によってドアの開閉駆動の制御を行う。
但し、データ読書確認制御部9c及び駆動制御部9eで制御手段を構成している。
また、ドア開閉指令信号は、列車制御装置22又は車両に設けられている図示せぬドア開閉用のスイッチから各ドア駆動制御装置20−1〜20−8へ一斉に送信されるようになっている。そのドア開閉指令信号は、車両に設けられている図示せぬドア開閉用のスイッチのオン/オフに応じて一斉に送信されるようになっている。
データ記憶部9aは、図2に示すように、同一車両中の全てである第1〜第8のドア駆動制御装置20−1〜20−8のステータスデータD1〜D8をアドレスA1〜A8の記憶領域に記憶するものである。なお、第1〜第8のドア駆動制御装置20−1〜20−8のステータスデータD1〜D8を、以降、第1〜第8のステータスデータD1〜D8と略す場合もある。
各ステータスデータD1〜D8は、該当するドア駆動制御装置20−1〜20−8で制御されるドアの状態を1Byte(バイト)の情報で示すものである。全てのドア駆動制御装置20−1〜20−8が、全てのステータスデータD1〜D8を共通に保持している。なお、各ステータスデータD1〜D8は列車制御装置22にも保持される。
これらステータスデータD1〜D8は同一データ構成であり、図3に示すように、0bit〜7bitまでの8bit(1Byte)構成となっている。なお、0bit目がLSB(Least Significant Bit)で、7bit目がMSB(Most Significant Bit)である。
7bit目のデータB7は、「1」の時にドア開のための動作中であることを示し、「0」の時にドア開動作を行っていないことを示す。
6bit目のデータB6は、「1」の時にドア閉のための動作中であることを示し、「0」の時にドア閉動作をしていないことを示す。
5bit目のデータB5は、「1」の時に非常ハンドル操作されていることを示し、「0」の時に通常状態であることを示す。
4bit目のデータB4は、「1」の時に第1のドアエラーが発生していることを示し、「0」の時に通常状態であることを示す。
3bit目のデータB3は、「1」の時に第2のドアエラーが発生していることを示し、「0」の時に通常状態であることを示す。なお、第1及び第2のドアエラーは予め規定される各々異なるドアの不具合を表すものである。
2bit目のデータB2は、「1」の時にドアが動作可能な状態であることを示し、「0」の時にドアが動作不可能な状態であることを示す。
1bit目のデータB1は、「1」の時にドアが全開状態で停止していることを示し、「0」の時にそれ以外の状態であることを示す。
0bit目のデータB0は、「1」の時にドアが完全に閉じて施錠されている状態であることを示し、0の時にそれ以外の状態であることを示す。
図1に戻って、データ読書確認制御部9cは、データ記憶部9aに記憶された全てのステータスデータD1〜D8を読み出して全ドア1の状態を確認し、また、自ドアのステータスデータ(例えばD1)を他のドア駆動制御装置20−2〜20−8へ送信するためにステータス送受信部9dへ出力し、更に、ステータス送受信部9dで受信された他のドア駆動制御装置20−2〜20−8からのステータスデータD2〜D8をデータ記憶部9aに上書きするものである。
また、データ読書確認制御部9cは、閉指令信号の受信時に自ステータスデータD1から自ドア1が開状態であるか否かを判断し、開状態の場合に他のステータスデータD2〜D8から閉動作中の他ドアが、同時動作可能ドア数設定部9bに設定された同時動作可能なドア数未満であるか否かを判断する。この判断結果、同時動作可能ドア数未満であれば、自ステータスデータD1に自ドアを閉動作することを書き込んだ後に、この自ステータスデータD1を他のドア駆動制御装置20−2〜20−8及び列車制御装置22へ送信するためにステータス送受信部9dへ出力する。更に、ドア閉動作指令を駆動制御部9eへ出力する。
更に、データ読書確認制御部9cは、駆動制御部9eによるドア閉動作制御が完了した際に、この完了の情報を自ステータスデータD1に書き込んだ後に、この自ステータスデータD1を他のドア駆動制御装置20−2〜20−8及び列車制御装置22へ送信するためにステータス送受信部9dへ出力すると共に駆動制御部9eへ出力するものである。
同時動作可能ドア数設定部9bは、同一車両中において同時動作可能なドア数を予め設定保持するものである。この設定は、複数のドアが一斉に閉じた際に電源102の容量を越え、車両の電気回路保護用のサーキットブレーカが動作して回路が遮断されることのないドア数が設定されるようになっている。
この設定ドア数に応じて自ドアを閉動作させる場合は、現在閉動作中のドアに加え新たに閉動作するドアが同時に複数閉動作を行うことによって、閉動作中のドア数が設定ドア数を超えないようにしてある。例えば、データ読書確認制御部9cがステータスデータD1〜D8を読み込んだ順に行ったり、予めドア毎又はグループ分けした複数ドア毎に予め優先順位を付けて行ったりする。これをデータ読書確認制御部9cに予め行っておく。
ステータス送受信部9dは、自ステータスデータD1を通信インタフェース部11を介して他のドア駆動制御装置20−2〜20−8及び列車制御装置22へ送信すると共に、他のドア駆動制御装置20−2〜20−8の他ステータスデータD2〜D8を通信インタフェース部11を介して受信するものである。
また、ステータス送受信部9dは、第1〜第8のステータスデータD1〜D8の状態が変化する毎に、データ読書確認制御部9cとの連携によって、全てのドア駆動制御装置20−1〜20−8において、互いに全ステータスデータD1〜D8が交換(ピア・ツー・ピア方式で交換)されるように制御する。
駆動制御部9eは、データ読書確認制御部9cから入力された自ステータスデータD1の内容に応じてドアの開閉駆動を行う。この開閉駆動は、電力供給指令を電力変換器10へ出力して行われる。
電力変換器10は、駆動指令演算器9で演算された電力供給指令通りにリニアモータ2に電力を供給することによって、ドア1の開閉駆動が行われるようになっている。
次に、このような構成の各ドア駆動制御装置20−1〜20−8によるドアの閉駆動制御の動作を、図4に示すフローチャートを参照して説明する。但し、同時動作可能ドア数設定部9bに、同時動作可能なドア数が4台に設定されているとする。第1〜第4のドア駆動制御装置20−1〜20−4が第1の優先グループ、第5〜第8のドア駆動制御装置20−5〜20−8が第2の優先グループとされているとする。
まず、車体の電源が投入されたとすると、当該車体の全てのドア駆動制御装置20−1〜20−8が通電されるので、ステップS1では、電源投入時の最初の状態であると判断される。
この時、閉指令信号がステータス送受信部9dを介して受信されると、ステップS2において、例えば第1のドア駆動制御装置20−1のデータ読書確認制御部9cで、データ記憶部9aから自ステータスデータD1が読み込まれ、自ドア1が開状態であるか否かが判断される。
この判断結果、開状態と判断されると、ステップS3において、データ読書確認制御部9cで他ドアのステータスデータD2〜D8が読み出される。
そして、ステップS4において、データ読書確認制御部9cにて、他のステータスデータD2〜D8から閉動作中の他ドアが、同時動作可能ドア数設定部9bに設定された同時動作可能なドア数未満であるか否かが判断される。つまり、設定ドア数の4台以上であればステップS3及びS4の処理が繰り返される。
ここで、閉動作中の他ドアが第2,第3,第4の3台であったとする。この場合、ステップS4にて設定ドア数の4台未満であると判断されるので、ステップS5において、データ読書確認制御部9cの書込み制御によって自ステータスデータD1のB6に自ドアを閉動作することを示す「1」が書き込まれる。そして、その書込み後の自ステータスデータD1が読み出されてステータス送受信部9dへ出力され、このステータス送受信部9dから通信インタフェース部11を介して他のドア駆動制御装置20−2〜20−8及び列車制御装置22へ送信される。
また、その書込み後の自ステータスデータD1は、駆動制御部9eにも出力され、ステップS6において、そのステータスデータD1のB6の「1」に応じた駆動制御部9eの制御によってドア1が閉動作される。
ステップS7において、データ読書確認制御部9cで、駆動制御部9eによるドア閉動作制御が完了したか否かが判断される。この結果、ドア閉動作制御が完了していない場合は、駆動制御部9eによるドア閉動作が継続される。
一方、ドア閉動作が完了したと判断された場合は、ステップS8において、データ読書確認制御部9cの書込み制御によって、そのドア閉動作完了の情報が自ステータスデータD1に書き込まれる。つまり、自ステータスデータD1のB6が「0」とされ、B0が「1」とされる。そして、この書込み後の自ステータスデータD1がステータス送受信部9dを介して他のドア駆動制御装置20−2〜20−8及び列車制御装置22へ送信されると共に、駆動制御部9eへ出力される。
このように、本実施の形態のドア駆動制御装置によれば、駆動制御部9eの制御に応じて自ドア1の開閉及び開閉動作状態が変化する毎に、データ読書確認制御部9cが、その変化内容をデータ記憶部9aのステータスデータD1に上書きする。更に、ステータス送受信部9dが、その上書きされたステータスデータD1を、通信インタフェース部11を介してネットワークを経由させ、他のドア駆動制御装置20−2〜20−8へ送信する。
このように送信される他のドア駆動制御装置20−2〜20−8からのステータスデータD2〜D8をデータ読書確認制御部9cの制御によって、自ドア駆動制御装置20−1のステータスデータD1と共にデータ記憶部9aに記憶する。また、同時動作可能ドア数設定部9bに、電源の容量を超えずに同時動作可能なドア数を設定する。
そして、自ドア駆動制御装置20−1が、閉指令信号の受信時にデータ記憶部9aに記憶されたステータスデータD1〜D8を参照し、自ドアが開状態であって閉動作中の他ドアが設定ドア数未満の場合に、自ドアを閉動作する制御を行うようにした。
これによって、ドア駆動制御装置20−1〜20−8は、全ドアの閉指令信号を受信した際に、全ドアが一斉に閉動作するのでなく、常に電源容量を超えない数のドアを同時に閉動作させることができる。
従って、従来のように、全ドアが一斉に閉駆動して大始動電流が流れ、電源電圧が大きく低下し、同一電源に接続されている他機器の動作に悪影響を及ぼすということが無くなる。更に、車両の電気回路保護用のサーキットブレーカが動作して回路が遮断されるということも無くなる。
また、上記のように、データ読書確認制御部9cが、自ドアの開閉及び開閉動作状態が変化する毎に、その変化内容をデータ記憶部9aに記憶されたステータスデータD1に上書きし、ステータス送受信部9dが、その上書きされたステータスデータD1を他のドア駆動制御装置20−2〜20−8へ送信するようになされている。
これによって、自ドアの開閉及び開閉動作状態が変化する毎に、その変化内容が他のドア駆動制御装置20−2〜20−8へ送信されるので、全てのドア駆動制御装置20−1〜20−8が常時最新の他ドアの状態を把握することができる。従って、常時適正に、電源容量を超えないように複数のドアを閉動作させることができる。
本発明の実施の形態に係るドア駆動制御装置の構成を示すブロック図である。 上記実施の形態に係るドア駆動制御装置のデータ記憶部における各ドア駆動制御装置のステータスデータの記憶構成例を示す図である。 上記ステータスデータのデータ構成を示す図である。 上記実施の形態に係るドア駆動制御装置によるドアの閉駆動制御の動作を説明するためのフローチャートである。 同一車両における各ドア駆動制御装置、電源及び他の機器の接続構成例を示す図である。
符号の説明
1 ドア
2 リニアモータ
3 連結部
4 施錠装置
5 位置検出器
6 位置演算器
7 速度演算器
8 異常検出器
9 駆動指令演算器
9a データ記憶部
9b 同時動作可能ドア数設定部
9c データ読書確認制御部
9d ステータス送受信部
9e 駆動制御部
10 電力変換器
11 通信インタフェース部
12,13 電気配線
20−1〜20−8 ドア駆動制御装置
22 列車制御装置
D1〜D8 第1〜第8のステータスデータ
B0〜B7 ステータスデータにおける0bit目〜7bit目のデータ

Claims (3)

  1. 同一の電源にドア開閉駆動用の複数の電動機が接続された全ドアを閉動作するための閉指令信号を、ネットワークを介して受信した際に、各々のドアを閉動作する制御を行うドア駆動制御装置において、
    個々のドアの開閉及び開閉動作状態を示すステータスデータを、前記ネットワークを介して他ドア駆動制御装置との間で送受信する送受信手段と、
    前記送受信手段で受信された他ドア駆動制御装置からのステータスデータ及び自ドア駆動制御装置のステータスデータを記憶する記憶手段と、
    前記電源の容量を超えずに同時動作可能なドア数が設定された設定手段と、
    前記閉指令信号の受信時に前記記憶手段に記憶されたステータスデータを参照し、自ドアが開状態であって閉動作中の他ドアが前記設定手段の設定ドア数未満の場合に、自ドアを閉動作する制御を行う制御手段と
    を備えたことを特徴とするドア駆動制御装置。
  2. 前記制御手段は、自ドアの開閉及び開閉動作状態が変化する毎に、その変化内容を前記記憶手段に記憶されたステータスデータに上書きし、前記送受信手段は、その上書きされたステータスデータを他ドア駆動制御装置へ送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載のドア駆動制御装置。
  3. 同一の電源にドア開閉駆動用の複数の電動機が接続された全ドアを閉動作するための閉指令信号を、ネットワークを介して受信した際に、各々のドアを閉動作する制御を行うドア駆動制御方法において、
    自ドアの開閉及び開閉動作状態が変化する毎に、その変化内容をステータスデータに上書きし、この上書きされたステータスデータをネットワークを介して他ドア駆動制御装置へ送信する第1のステップと、
    前記第1のステップで受信された他ドア駆動制御装置からのステータスデータを自ドア駆動制御装置のステータスデータと共に記憶手段に記憶する第2のステップと、
    前記電源の容量を超えずに同時動作可能なドア数を設定する第3のステップと、
    前記閉指令信号の受信時に前記記憶手段に記憶されたステータスデータを参照し、自ドアが開状態であって閉動作中の他ドアが前記第3のステップで設定した設定ドア数未満の場合に、自ドアを閉動作する制御を行う第4のステップと
    を含むことを特徴とするドア駆動制御方法。
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