JP4538658B2 - メディア巻き取り装置及びそれを用いたメディア巻き取り方法 - Google Patents
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Description
このプリンタにおいては、インクジェットヘッド30を、一定の移動停止時間をあけて、プラテン上方を、繰り返しY方向に往復移動させている。他方、メディア10は、プラテン上を、正方向(前方向)のX方向に順送りしている。そして、インクジェットヘッド30を、メディア10上方をX−Y方向に相対的に移動させている。
このメディア巻き取り手段50は、メディア10をロール状に巻き取る巻管が、回転軸52周囲に抜き差し可能に支持されていて、回転軸52は、歯車列等を介して、電動モータ(図示せず)の駆動軸に連結されている。そして、電動モータにより回転軸52を回転させると、巻管が回転軸52と共にメディア10の巻き取り方向に回転する構造をしている。そして、巻管周囲にメディア10がロール状に巻き取られる構造をしている。
この手段では、プリンタから送り出されて来るメディア10を、プラテン20の前方下部に配置されたメディア巻き取り手段50の巻管周囲にロール状に巻き取る際に、そのプラテン20と巻管との間のメディア10の通過経路中途部に、テンションバー54を配置して、そのバー54を、その近くのメディア部分10aにその裏面側からメディア10を横断するように押し付けている。そして、そのテンションバー54周囲に、プラテン20と巻管との間を通過中のメディア部分10aを、ほぼくの字状に折り曲げて、引っ掛けている。そして、そのプラテン20と巻管との間を通過するメディア部分10aに加わるテンションを大小に調整している。そして、そのプラテン20上から巻管周囲に巻き取られるメディア10に加わるテンションを、ほどよい一定値に保持している。そして、そのメディア部分10aを、弛みが発生しないように、ほどよいテンションを加えながら、巻管周囲に隙間や弛みなく整然とロール状に巻き取れるようにしている。
また、そのプラテン20と巻管との間を通過するメディア部分10aにテンションバー54から摩擦力が加わって、そのメディア部分10aのテンションが大小に大きく変化した。そのために、そのメディア部分10aに連なるプリンタ内のメディア部分10bが伸びたり縮んだりして、そのメディア部分10bにプリントされる画像にずれや歪みが生じた。
さらに、重量のある大型のテンションバー54を使用するために、コストが掛ると共に、大きな設置スペースを必要とした。
前記巻管周囲にメディアを巻き取り始める初期段階以降においては、その巻管をメディアの巻き取り方向に回転させ始めるため最小トルク値又はその最小トルク値よりも大きめの最小トルク値に近い回転開始トルクを、前記巻管に付与し続け、
そのメディアを巻き取り中の巻管の慣性モーメントが増して、その巻管の回転が停止した途中段階以降においては、その回転が停止した状態の巻管をメディアの巻き取り方向に再回転させるための最小トルク値又はその最小トルク値よりも大きめの最小トルク値に近い回転再開トルクを、前記巻管に付与し続け、
さらに、そのメディアを巻き取り中の巻管にメディアからのテンションが加わって、その巻管の回転が停止した最終段階以降においては、その回転が停止した状態の巻管をメディアの巻き取り方向に再回転させようとするための最小トルク値又はその最小トルク値よりも大きめの最小トルク値に近い回転再開トルクであって、その巻管外方に延びるメディア部分に零又はそれに近いテンションを付与するための回転再開トルクを前記巻管に付与し続けるトルク付与手段が備えられたことを特徴としている。
次いで、上記回転開始トルクが付与し続けられて回転中の巻管周囲に上記弛みを持つメディア部分がロール状に巻き取り続けられて、その巻管の慣性モーメント値が増加し、その巻管が前記回転開始トルクでは回転不可能となって、その巻管の回転が停止した途中段階以降においては、トルク付与手段により、その回転が停止した状態の巻管をメディアの巻き取り方向に再回転させるための最小トルク値又はその最小トルク値よりも大きめの最小トルク値に近い回転再開トルクを、巻管に付与し続けることができる。このトルク付与手段により巻管に付与し続ける回転再開トルク値は、巻管周囲に巻き取られたメディアの量が漸次増大して、その巻管の回転停止回数が増えるに従い、漸次階段的に増大する。
次いで、上記弛みを持つメディア部分が巻管周囲に所定長さ巻き取られて、そのメディア部分の弛みがなくなり、そのメディアを巻き取り中の巻管にメディアからのテンションが加わって、その巻管の回転が停止した最終段階以降においては、トルク付与手段により、その回転が停止した状態の巻管をメディアを巻き取る方向にさらに再回転させようとするための最小トルク値又はその最小トルク値よりも大きめの最小トルク値に近い回転再開トルクを巻管に付与し続けることができる。そして、その巻管外方に延びるメディア部分に零又はそれに近いテンションを付与しながら、そのメディアを巻き取り中の巻管の回転を停止させ続けることができる。
以下、巻管外方に延びるメディア部分に弛みが再び生じて、その弛みを持つメディア部分を巻管周囲にロール状に巻き取る必要が生ずる度毎に、上記の巻管の回転が停止した途中段階以降のステップを繰り返し行うことにより、その弛みを持つメディア部分にほどよい零又はそれに近いテンションを加えながら、そのメディア部分を巻管周囲に隙間や弛みを生じさせずに整然とロール状にコンパクトに巻き取ることができる。
その結果、その巻管周囲に巻き取り中のメディア部分に連なるプリンタ内等のメディア部分が強く引っ張られて伸びたり、逆に、そのメディア部分に連なるプリンタ内等のメディア部分に弛みが生じて折り重なったりするのを、防ぐことができる。そして、そのプリンタ内等のメディア部分にプリントされる画像に歪みやずれが生ずるのを、防ぐことができる。
a.巻管外方に延びる弛みを持つメディア部分を巻管周囲にロール状に巻き取り始める初期段階以降においては、前記トルク値調整手段により、その巻管をメディアの巻き取り方向に回転させ始めるため前記回転開始トルクを電動モータから巻管にトルクリミッタを介して付与し続けて、その巻管外方に延びる弛みを持つメディア部分を巻管周囲にロール状に巻き取り続けるステップ。
b.前記回転開始トルクが付与し続けられて回転中の巻管周囲に前記メディア部分がロール状に巻き取り続けられて、その慣性モーメント値が増加し、その巻管が前記回転開始トルクでは回転不可能となって、その巻管の回転が停止した途中段階以降においては、前記トルク値調整手段により、その回転が停止した状態の巻管をメディアを巻き取る方向に再回転させるための前記回転再開トルクを電動モータから巻管にトルクリミッタを介して付与し続けて、その巻管を再回転させ、その巻管外方に延びる弛みを持つメディア部分を巻管周囲にロール状にさらに巻き取り続けるステップ。
c.前記回転再開トルクが付与し続けられて回転中の巻管周囲に前記メディア部分がロール状にさらに巻き取り続けられて、その慣性モーメント値がさらに増加し、その巻管が該回転再開トルクでは回転不可能となって、その巻管の回転が停止した途中段階以降においては、前記トルク値調整手段により、その回転が停止した状態の巻管をメディアを巻き取る方向にさらに再回転させるための前記回転再開トルクを電動モータから巻管にトルクリミッタを介して付与し続けて、その巻管をさらに再回転させ、その巻管周囲に巻管外方に延びる弛みを持つメディア部分をロール状にさらに巻き取り続けるステップを、その巻管外方に延びるメディア部分の弛みがなくなるまで繰り返し行うステップ。
d.前記弛みを持つメディア部分が巻管周囲に所定長さ巻き取られて、そのメディア部分の弛みがなくなり、その巻管外方に延びるメディア部分を巻き取り中の巻管にメディアからのテンションが加わって、その巻管の回転が停止した最終段階以降においては、前記トルク値調整手段により、その回転が停止した状態の巻管をメディアを巻き取る方向にさらに再回転させようとするための前記回転再開トルクを電動モータから巻管にトルクリミッタを介して付与し続けて、その巻管外方に延びるメディア部分に零又はそれに近いテンションを付与しながら、そのメディアを巻き取り中の巻管の回転を停止させ続けるステップ。
e.以下、巻管外方に延びるメディア部分に弛みが生じて、その弛みを持つメディア部分を巻管周囲にロール状に巻き取る必要が生ずる度毎に、前記a〜dのステップを繰り返し行うステップ。
ここで、前記慣性モーメント値が不足して回転が停止した巻管をメディアの巻き取り方向に再回転させるための最小トルク値又はその最小トルク値よりも大きめの最小トルク値に近い回転再開トルクを、巻管に付与し続けるb、cのステップは、メディアがプリンタから送り出される、メディアフィード時において主として行われる。
先ず、aのステップにおいて、巻管外方に延びる弛みを持つメディアを巻管周囲にロール状に巻き取り始める初期段階以降においては、トルク値調整手段により、メディアをロール状に巻き取る巻管にその巻管をメディアの巻き取り方向に回転させ始めるため回転開始トルクを電動モータからトルクリミッタを介して付与し続けて、その巻管を回転させ始めることができる。そして、その巻管外方に延びる弛みを持つメディア部分を巻管周囲にロール状に巻き取り始めることができる。
次いで、bのステップにおいて、上記回転開始トルクが付与し続けられて回転中の巻管周囲に上記弛みを持つメディア部分がロール状に巻き取り続けられて、その慣性モーメント値が増加し、その巻管が上記回転開始トルクでは回転不可能となって、その巻管の回転が停止した途中段階以降においては、トルク値調整手段により、その回転が停止した状態の巻管をメディアを巻き取る方向にさらに再回転させるための最小トルク値又はその最小トルク値よりも大きめの最小トルク値に近い回転再開トルクを電動モータから巻管にトルクリミッタを介して付与し続けて、その巻管を再回転させることができる。そして、その巻管外方に延びる弛みを持つメディア部分を巻管周囲にロール状にさらに巻き取り続けることができる。
次いで、そのcのステップにおいて、上記回転再開トルクを受けて回転中の巻管周囲に弛みを持つメディア部分がロール状にさら巻き取り続けられて、その慣性モーメント値がさらに増加し、その巻管が上記回転再開トルクでは回転不可能となって、その巻管の回転が再び停止した途中段階以降においては、トルク値調整手段により、その回転が停止した状態の巻管をメディアを巻き取る方向にさらに再回転させるための従前より大きい回転再開トルクを電動モータから巻管にトルクリミッタを介して付与し続けて、その巻管をさらに再回転させることができる。そして、その巻管外方に延びる弛みを持つメディア部分を巻管周囲にロール状にさらに巻き取り続けることができる。以下、そのようなステップを、その巻管外方に延びるメディア部分の弛みがなくなるまで繰り返し行うことができる。
次いで、そのdのステップにおいて、上記弛みを持つメディア部分が巻管周囲に所定長さ巻き取られて、そのメディア部分の弛みがなくなり、その巻管外方に延びるメディア部分のテンションが巻管に加わって、そのメディアを巻き取り中の巻管の回転が停止した最終段階以降においては、トルク値調整手段により、その回転が停止した状態の巻管をメディアを巻き取る方向にさらに再回転させようとするための最小トルク値又はその最小トルク値よりも大きめの最小トルク値に近い従前よりも大きい回転再開トルクを電動モータから巻管にトルクリミッタを介して付与し続けることができる。そして、その巻管外方に延びるメディア部分に零又はそれに近いテンションを付与しながら、そのメディアを巻き取り中の巻管の回転を停止させ続けることができる。
それ以降の、eのステップにおいては、その巻管外方に延びるメディア部分に弛みが再び生じて、その弛みを持つメディア部分を巻管周囲にロール状に巻き取る必要が生ずる度毎に、上記a〜dのステップを繰り返し行うことができる。そして、その弛みを持つメディア部分にほどよい零又はそれに近いテンションを加えながら、そのメディア部分を巻管周囲に隙間や弛みを生じさせずに整然とロール状にコンパクトに巻き取り続けることができる。
その結果、電動モータからメディアを巻き取り中の巻管をメディアの巻き取り方向に回転させるための最小トルク値以上の過大なトルクが巻管に付与されるのを、トルクリミッタにより防いで、電動モータからメディアをロール状に巻き取り中の巻管に、零又はそれに近いほどよいテンションを常に加えながら、その弛みを持つメディア部分を巻管周囲に隙間や弛みを生じさせずに整然とロール状にコンパクトに巻き取り続けることが可能となる。
その際には、押圧力調整機構を構成している回転センサにより、その巻管の回転開始や回転停止を検知して、その巻管をメディアの巻き取り方向に回転させ始めるため最小トルク値又はその最小トルク値よりも大きめの最小トルク値に近い回転開始トルク値を求めたり、その回転が停止した状態の巻管をメディアの巻き取り方向に再回転させるための最小トルク値又はその最小トルク値よりも大きめの最小トルク値に近い回転再開トルク値を求めたり、そのメディアを巻き取り中の巻管にメディアからのテンションが加わって、その回転が停止した状態の巻管をメディアの巻き取り方向に再回転させようとするための最小トルク値又はその最小トルク値よりも大きめの最小トルク値に近い回転再開トルク値を求めたりできる。そして、その求められた回転開始トルク値や回転再開トルク値に基づき、前記駆動円板に摩擦円板を押し付ける押圧力を漸次階段的に増加させることができる。そして、その巻管をメディアの巻き取り方向に回転させ始めるための回転開始トルクや、その回転が停止した状態の巻管をメディアの巻き取り方向に再回転させるための回転再開トルクや、その回転が停止した状態の巻管をメディアの巻き取り方向に再回転させようとするための回転再開トルクを電動モータから巻管にトルクリミッタを介して付与し続けることができる。
ここで、巻管の回転開始や巻管の回転停止を回転センサにより検知することにより、その巻管をメディアの巻き取り方向に回転させ始めるための回転開始トルク値や、その回転が停止した状態の巻管を再回転させるための回転再開トルク値や、その回転が停止した状態の巻管をメディアの巻き取り方向に再回転させようとするための回転再開トルク値を求めることができる理由を述べると、その巻管がメディアの巻き取り方向に回転し始めた時には、その巻管を回転させ始めるための最小トルク値よりも若干大きめの回転開始トルクが、電動モータから巻管に付与されたことになるからである。同様にして、その巻管の回転が停止した時には、そのメディアをロール状に巻き取り中の慣性モーメントが増大しつつある巻管に、その巻管を回転させるための最小トルク値よりも若干少なめの回転再開トルク値に近いトルクが、電動モータから巻管に付与されたことになるからである。同様にして、そのメディアを巻き取り中の巻管にメディアからのテンションが加わって、その巻管の回転が停止した時には、その回転が停止した状態の巻管をメディアの巻き取り方向に再回転させようとするための最小トルク値よりも若干少なめの回転再開トルク値に近いトルクが、電動モータから巻管に付与されたことになるからである。
従って、その巻管の回転開始時や回転停止時において、電動モータから巻管に付与されたトルク値又はトルク値よりも若干大きめのトルク値が、求めようとする巻管の回転開始トルク値や巻管の再回転開始トルク値に一致することになるからである。
a.巻管外方に延びる弛みを持つメディア部分を巻管周囲にロール状に巻き取り始める巻管の回転開始を前記回転センサが検知した初期段階以降においては、前記電流値可変回路により電動モータに流す電流値を調整して、その巻管を回転させ始めるための前記回転開始トルクを電動モータから巻管に付与し続け、その巻管周囲に巻管外方に延びる弛みを持つメディア部分をロール状に巻き取り続けるステップ。
b.前記回転開始トルクが付与し続けられて回転中の巻管周囲に前記メディア部分がロール状に巻き取り続けられて、その慣性モーメント値が増加し、その巻管が前記回転開始トルクでは回転不可能となって、その巻管の回転停止を回転センサが検知した途中段階以降においては、前記電流値可変回路により電動モータに流す電流値を調整して、その回転が停止した状態の巻管をメディアを巻き取る方向に再回転させるための前記回転再開トルクを電動モータから巻管に付与し続け、その巻管を再回転させて、その巻管外方に延びる弛みを持つメディア部分を巻管周囲にロール状にさらに巻き取り続けるステップ。
c.前記回転再開トルクが付与し続けられて回転中の巻管周囲に前記メディア部分がロール状にさらに巻き取り続けられて、その慣性モーメント値がさらに増加し、その巻管が従前の前記回転再開トルクでは回転不可能となって、その巻管の回転停止を回転センサが検知した途中段階以降においては、前記電流値可変回路により電動モータに流す電流値を調整して、その回転が停止した状態の巻管をメディアを巻き取る方向にさらに再回転させるための前記回転再開トルクを電動モータから巻管に付与し続け、その巻管をさらに再回転させて、その巻管外方に延びる弛みを持つメディア部分を巻管周囲にロール状にさらに巻き取り続けるステップを、その巻管外方に延びるメディア部分の弛みがなくなるまで繰り返し行うステップ。
d.前記弛みを持つメディア部分が巻管周囲に所定長さ巻き取られて、そのメディア部分の弛みがなくなり、その巻管外方に延びるメディア部分を巻き取り中の巻管にメディアからのテンションが加わって、その巻管の回転停止を回転センサが検知した最終段階以降においては、前記電流値可変回路により電動モータに流す電流値を調整して、その回転が停止した状態の巻管をメディアを巻き取る方向にさらに再回転させようとするための前記回転再開トルクを電動モータから巻管に付与し続け、その巻管外方に延びるメディア部分に零又はそれに近いテンションを付与しながら、そのメディアを巻き取り中の巻管の回転を停止させ続けるステップ。
e.以下、巻管外方に延びるメディア部分に弛みが生じて、その弛みを持つメディア部分を巻管周囲にロール状に巻き取る必要が生ずる度毎に、前記a〜dのステップを繰り返し行うステップ。
ここで、前記慣性モーメント値が不足して回転が停止した巻管をメディアの巻き取り方向に再回転させるための最小トルク値又はその最小トルク値よりも大きめの最小トルク値に近い回転再開トルクを、巻管に付与し続けるb、cのステップは、メディアがプリンタから送り出される、メディアフィード時において主として行われる。
先ず、aのステップにおいて、巻管外方に延びる弛みを持つメディア部分を巻管周囲に巻き取り始める初期段階以降においては、電流値可変回路により、メディアをロール状に巻き取る巻管を回転させ始めるため回転開始トルクを電動モータから巻管に付与し続けて、その巻管をメディアの巻き取り方向に回転させ始めることができる。そして、その巻管外方に延びる弛みを持つメディア部分を巻管周囲にロール状に巻き取り始めることができる。
次いで、bのステップにおいて、上記回転開始トルクが付与し続けられて回転中の巻管周囲に上記弛みを持つメディア部分がロール状に巻き取り続けられて、その慣性モーメント値が増加し、その巻管が上記回転開始トルクでは回転不可能となって、その巻管の回転が停止した途中段階以降においては、電流値可変回路により、その回転が停止した状態の巻管をメディアの巻き取り方向に再回転させるための最小トルク値又はその最小トルク値よりも大きめの最小トルク値に近い回転再開トルクを、電動モータから巻管に付与し続けて、その巻管を再回転させることができる。そして、上記巻管外方に延びる弛みを持つメディア部分を巻管周囲にロール状にさらに巻き取り続けることができる。
次いで、そのcのステップにおいて、上記回転再開トルクが付与し続けられて回転中の巻管周囲に弛みを持つメディア部分がロール状にさらに巻き取り続けられて、その慣性モーメント値が増加し、その巻管が上記回転再開トルクでは回転不可能となって、その巻管の回転が再び停止した途中段階以降においては、電流値可変回路により、その回転が停止した状態の巻管をメディアを巻き取る方向にさらに再回転させるための従前より大きい回転再開トルクを電動モータから巻管に付与し続けて、その巻管をさらに再回転させることができる。そして、上記巻管外方に延びる弛みを持つメディア部分を巻管周囲にロール状にさらに巻き取り続けることができる。以下、そのようなステップを、その巻管外方に延びるメディア部分の弛みがなくなるまで繰り返し行うことができる。
次いで、そのdのステップにおいて、上記弛みを持つメディア部分が巻管周囲に所定長さ巻き取られて、そのメディア部分の弛みがなくなり、その巻管外方に延びるメディア部分のテンションが巻管に加わって、その巻管の回転が停止した最終段階以降においては、電流値可変回路により、その回転が停止した状態の巻管をメディアを巻き取る方向にさらに再回転させようとするための最小トルク値又はその最小トルク値よりも大きめの最小トルク値に近い従前よりも大きい回転再開トルクを電動モータから巻管に付与し続けることができる。そして、その巻管外方に延びるメディア部分に零又はそれに近いテンションを付与しながら、そのメディアを巻き取り中の巻管の回転を停止させ続けることができる。
それ以降の、eのステップにおいては、その巻管外方に延びるメディア部分に弛みが再び生じて、その弛みを持つメディア部分を巻管周囲にロール状に巻き取る必要が生ずる度毎に、上記a〜dのステップを繰り返し行うことができる。そして、その弛みを持つメディア部分にほどよい零又はそれに近いテンションを加えながら、そのメディア部分を巻管周囲に隙間や弛みを生じさせずに整然とロール状にコンパクトに巻き取り続けることができる。
その結果、電動モータからメディアを巻き取り中の巻管をメディアの巻き取り方向に回転させるための最小トルク値以上の大きなトルクが巻管に付与されるのを、電流値可変回路により防いで、電動モータからメディアをロール状に巻き取り中の巻管に、零又はそれに近いほどよいテンションを常に加えながら、その弛みを持つメディア部分を巻管周囲に隙間や弛みを生じさせずに整然とロール状にコンパクトに巻き取り続けることが可能となる。
また、トルクリミッタを用いた本発明のメディア巻き取り装置を用いた本発明のメディア巻き取り方法によれば、電動モータによりトルクリミッタの駆動円板を定速回転させておき、その定速回転中の駆動円板にトルクリミッタの摩擦円板を重ね合わせて押し付けることにより、その摩擦円板を駆動円板とほぼ同等の速度に回転させることができる。そして、その摩擦円板側の回転軸に連結された巻管を回転させて、その巻管周囲にプリンタから順に送り出されて来るメディアをほぼ一定のテンションで巻き取り続けることが可能となる。
巻管を支持する回転軸52は、歯車列55を介して、電動モータ70の駆動軸(図示せず)に連結されている。そして、電動モータ70により、巻管60を、回転軸52と共に、メディア10を巻管60周囲にロール状に巻き取る方向に回転させることができる構造をしている。
トルクリミッタ110には、該トルクリミッタを介して電動モータ70の駆動軸から巻管の回転軸52に付与するトルク値を増減させるトルク値調整機構が備えられている。そして、そのトルク値調整機構が、電動モータ70からトルクリミッタ110を介して巻管60に付与するトルクを増減させる構造をしている。
トルクリミッタ110は、図1と図2に示されたように、電動モータ70側の駆動軸に固着された駆動円板102に、巻管60側の回転軸に固着された摩擦円板104を重ね合わせて押し付けることにより、両円板102、104の間に働く摩擦力を利用して、電動モータ70の回転トルクを巻管の回転軸52に伝える構造をしている。
トルクリミッタ110のトルク値調整機構は、駆動円板102に摩擦円板104を重ね合わせて押し付ける押圧力を増減させる押圧力調整機構から構成されている。
押圧力調整機構は、図2に示されたように、駆動円板102に摩擦円板104を押し付けるための圧縮コイルばね116と、該ばねをその軸方向に伸縮させて、圧縮コイルばね116の弾性力を強弱に調整するためのステッピングモータ118と、巻管60の回転開始や回転停止を検知するための回転センサ120と、該回転センサが巻管60の回転開始や回転停止を検知した以降等に、ステッピングモータ118を所望角度回転又は停止させて、圧縮コイルばね116の弾性力を調整するための、シーケンス電子制御回路(図示せず)等から構成されている。回転センサ120は、巻管の回転軸52の回転に伴って回転するスリットが刻設された円板122と、該円板を挟んでその左右に対向させて配置された光学式センサ124とから構成されていて、巻管60と共に回転又は停止する円板122の回転又は停止状態を光学式センサ124が検知する構造をしている。
そして、その押圧力調整機構に備えられた回転センサ120が巻管60の回転開始を検知した以降に、シーケンス電子制御回路がステッピングモータ118を所望角度正方向に回転させて、巻管60をメディア10の巻き取り方向に回転させ始めるための最小トルク値又はその最小トルク値よりも大きめの最小トルク値に近い回転開始トルクを電動モータ70から巻管60にトルクリミッタ110を介して付与し続けたり、その回転センサ120が巻管60の回転停止を検知した以降に、シーケンス電子制御回路がステッピングモータ118を所望角度正方向に回転させて、その回転が停止した状態の巻管60をメディア10の巻き取り方向に再回転させるための最小トルク値又はその最小トルク値よりも大きめの最小トルク値に近い回転再開トルクを電動モータ70から巻管60にトルクリミッタ110を介して巻管60に付与し続けたり、メディア10を巻き取り中の巻管60にメディア10からのテンションが加わって、その回転センサ120が巻管60の回転停止を検知した以降に、シーケンス電子制御回路がステッピングモータ118の回転を停止させて、その回転が停止した状態の巻管60をメディア10の巻き取り方向に再回転させようとするための最小トルク値又はその最小トルク値よりも大きめの最小トルク値に近い回転再開トルクであって、その巻管60外方に延びるメディア部分10aに零又はそれに近いテンションを付与するための回転再開トルクを、巻管60に付与し続けたりする構造をしている。
この回転センサ120により、巻管60の回転開始や回転停止を検知することにより、その巻管60をメディア10の巻き取り方向に回転させ始めるための回転開始トルク値や、その回転が停止した状態の巻管60をメディア10の巻き取り方向に再回転させるための回転再開トルク値や、その回転が停止した状態の巻管60をメディア10の巻き取り方向に再回転させようとするための回転再開トルク値を求めることができる理由は、前述の通りである。
次に、このメディア巻き取り装置の使用例及びその作用であって、本発明のメディア巻き取り方法の好適な実施の形態を説明する。
次いで、ステッピングモータ118をシーケンス電子制御回路等を用いて正方向に漸次回転させる。そして、トルクリミッタの圧縮コイルばね116を摩擦円板104方向に漸次押し縮めて、摩擦円板104を駆動円板102に押し付ける押圧力を漸次増大させ、摩擦円板104と駆動円板102との間に働く摩擦力を漸次増大させる。
すると、ステッピングモータ118を正方向に所定角度回転させた時点で、摩擦円板104側の回転軸が駆動円板102側の駆動軸と共に回転し始める。そして、その摩擦円板104側の回転軸に歯車列55を介して連結された回転軸52に支持された巻管60に、該巻管をメディア10の巻き取り方向に回転させ始めるための最小トルク値又はその最小トルク値よりも大きめの最小トルク値に近い回転開始トルクが加わって、その巻管60が回転し始める。そして、プリンタのプラテン20前方に送り出されて、その先端が巻管60周囲に巻き付けられた弛みを持つメディア部分10aが、巻管60周囲に巻き取られ始める。それに伴って、その巻管60の回転開始を回転センサ120が検知して、正方向に回転中のステッピングモータ118の回転をシーケンス電子制御回路等が停止する。そして、その巻管60に電動モータ70からトルクリミッタ110を介して一定の上記回転開始トルクが付与し続けられる。そして、その巻管60が回転し続けて、巻管60外方に延びる弛みを持つメディア部分10aが巻管60周囲にロール状に巻き取られ始める。
次いで、このようにして、aのステップにおいて、プラテン20前方に送り出された弛みを持つメディア部分10aが巻管60周囲に巻き取り始められる初期段階以降においては、電動モータ70から巻管60にトルクリミッタ110を介して一定の上記回転開始トルクを付与し続けて、その巻管60を回転させ続け、その巻管60外方に延びる弛みを持つメディア部分10aを巻管60周囲にロール状に巻き取り続ける。
次いで、bのステップにおいて、そのプラテン20前方に送り出された弛みを持つメディア部分10aが巻管60周囲にロール状に巻き取り続けられて、その巻管60の慣性モーメント値が増加し、その巻管60が、従前の上記回転開始トルクでは回転不可能となって、その回転を停止した途中段階以降においては、その巻管60の回転停止を回転センサ120が検知して、回転停止中のステッピングモータ118をシーケンス電子制御回路等が正方向に再び所定角度階段的に回転させる。
すると、トルクリミッタの摩擦円板104を駆動円板102に押し付ける圧縮コイルばね116の押圧力が階段的に増大して、そのメディア10をロール状に巻き取り中の慣性モーメント値が増加して回転が停止した状態の巻管60に、該巻管をメディア10の巻き取り方向に再回転させるための最小トルク値又はその最小トルク値よりも大きめの最小トルク値に近い、従前の上記回転開始トルク以上の大きな回転再開トルクが、電動モータ70から巻管60にトルリミタ110を介して付与し続けられる。そして、その回転再開トルクを受けて、巻管60がメディア10の巻き取り方向に再び回転し続けて、その巻管60周囲にプラテン20前方に送り出された弛みを持つメディア部分10aがロール状にさらに巻き取り続けられる。
次いで、cのステップにおいて、その巻管60周囲にメディア10をロール状にさらに巻き取り続けられて、その巻管60の慣性モーメント値がさらに増加し、その巻管60が、従前の上記回転再開トルクでは回転不可能となって、その回転を再び停止した途中段階以降においては、その巻管60の回転停止を回転センサ120が検知して、回転停止中のステッピングモータ118をシーケンス電子制御回路等が正方向にさらに再び階段的に所定角度回転させる。
すると、トルクリミッタの摩擦円板104を駆動円板102に押し付ける圧縮コイルばね116の押圧力がさらに階段的に増大して、メディア10をロール状に巻き取り中の慣性モーメント値が増加して回転が停止した状態の巻管60に、該巻管をメディア10の巻き取り方向にさらに再回転させるための最小トルク値又はその最小トルク値よりも大きめの最小トルク値に近い、従前の上記回転再開トルク以上の大きな回転再開トルクが、電動モータから巻管60にトルリミタ110を介して付与し続けられる。そして、その回転再開トルクを受けて、巻管60がメディア10の巻き取り方向にさらに再び回転し続けて、その巻管60周囲にプラテン20前方に送り出された弛みを持つメディア部分10aがロール状にさらに巻き取り続けられる。
以下、このようなステップが、プラテン20前方に送り出されたメディア部分10aの弛みがなくなるまで繰り返し行われる。
次いで、dのステップにおいて、そのプラテン20前方に送り出されたメディア部分10aが巻管60周囲に所定長さ巻き取られて、そのメディア部分10aの弛みがなくなり、そのメディア部分10aを巻管60周囲に巻き取る必要のなくなった最終段階以降においては、そのメディア部分10aに所定大きさのテンションが加わる。そして、そのメディア部分10aに加わるテンションに起因して、巻管60に上記回転再開トルク以上の逆トルクが加わる。そして、上記回転再開トルクを電動モータ70から受けてメディア10を巻き取り中の巻管60の回転が停止した状態となる。
すると、そのメディア10を巻き取り中の巻管60の回転が停止したことを回転センサ120が検知して、ステッピングモータ118の回転がシーケンス電子制御回路等により停止し続けられる。そして、トルクリミッタの摩擦円板104を駆動円板102に押し付ける圧縮コイルばね116の押圧力が増大せずに一定値に保持し続けられる。そして、電動モータ70と共に所定速度で回転するトルクリミッタの駆動円板102が、トルクリミッタの摩擦円板104上でスリップしながら空回転し続ける。そして、そのメディア10をロール状に巻き取り中の回転が停止した状態の巻管60に、該巻管をメディア10の巻き取り方向に回転させようとするための最小トルク値又はその最小トルク値よりも大きめの最小トルク値に近い回転再開トルクであって、上記のようにして漸次階段的に増大させた最終段階の回転再開トルクが、電動モータ70から巻管60にトルクリミッタ110を介して付与し続けられる。そして、それ以降は、そのプラテン20前方に送り出されたメディア部分10aに零又はそれに近いほどよいテンションが加わって、そのメディア部分10aに弛みが発生しない状態のまま、そのメディア部分10aを巻き取り中の巻管60の回転が停止状態に保持し続けられる。
また、それ以降のeのステップにおいて、画像がプリントされたメディア10がプリンタのプラテン20前方に所定長さ順送りされて、そのプラテン20前方に送り出されたメディア部分10aに弛みが再び発生した次の段階においては、巻管60外方に延びるメディア部分10aに加わっていた上記テンションが零になる。そして、その回転停止状態にある巻管60が、上記最終段階の回転再開トルクを受けて、メディア10の巻き取り方向に再び回転し始める。そして、その巻管60周囲に上記弛みを再び持ったメディア部分10aが、上記のb〜eのステップと同様にして、さらに巻き取り続けられる。
以下、プリンタのプラテン20前方に画像がプリントされたメディア10が所定長さづつ順に送り出される度毎に、このようなステップが繰り返し行われて、そのプラテン20前方に所定長さづつ順に送り出されるメディア部分10aが、零に近いほどよいテンションが加えられ続けながら、巻管60周囲に弛みや隙間なく整然とロール状に順に巻き取り続けられる。
また、このようにして、プラテン10前方に順に送り出されて来るメディア10を巻管60周囲に順次巻き取った後、上記と同様にして、次の巻管60周囲にメディア10を巻き取る際には、そのプラテン20の前方下部の支持手段50に支持されたメディア10を巻き取り済みの巻管60を、新しい次の巻管60と交換し直した後、ステッピングモータ118を逆方向に多数回回転させる。そして、トルクリミッタの摩擦円板104を駆動円板102に押し付ける圧縮コイルばね116の押圧力を零に近い状態まで戻す。そして、摩擦円板104上で駆動円板102が空回転し続ける状態に戻す。そして、上記の初期セッティング以降のa〜eのステップを繰り返し行う。
すると、その次の巻管60周囲に、上記と同様にして、プラテン20前方に順に送り出されて来るメディア10を、零またはそれに近いほどよいテンションを加えながら、隙間や弛みを生じさせずに整然とロール状にコンパクトに巻き取ることができる。
ここで、b、cのステップは、メディアがプリンタから送り出される、メディアフィード時において主として行われるが、メディアセッティング時などにおいても、b、cのステップを行えば、メディア10の弛みを取ることができ、メディア10のセッティング時などにも有効利用可能なことは、勿論である。
電流値可変回路130には、図1と図2に示したメディア巻き取り装置と同様な、メディア10を巻き取り中の巻管60の回転開始及び回転停止を検知する回転センサ120が備えられている。そして、その回転センサ120が巻管60周囲にメディア10を巻き取り始める巻管60の回転開始を検知した初期段階以降においては、それに合わせて、電流値可変回路130が電動モータ70の電流入力量をコントロールして、その巻管60をメディア10の巻き取り方向に回転させ始めるための最小トルク値又はその最小トルク値よりも大きめの最小トルク値に近い回転開始トルクを、電動モータ70から巻管60に付与し続ける構造をしている。また、その巻管60周囲にメディア10を漸次厚く巻き取り中の巻管60の慣性モーメント値が増加して、その巻管60が上記回転開始トルクでは回転できずに停止状態となり、その巻管60の回転停止を回転センサ120が検知した途中段階以降においては、それに合わせて、電流値可変回路130が電動モータ70の電流入力量をコントロールして、その回転が停止した状態の巻管60をメディア10の巻き取り方向に再回転させるための最小トルク値又はその最小トルク値よりも大きめの最小トルク値に近い回転再開トルクを、電動モータ70から巻管60に付与し続ける構造をしている。さらに、そのメディア10を巻き取り中の巻管60にメディア10からのテンションが加わって、そのテンションに妨害されて、巻管60が上記回転再開トルクでは回転できずに停止状態となり、その巻管60の回転停止を回転センサ120が検知した最終段階以降においては、それに合わせて、電流値可変回路130が電動モータ70の電流入力量をコントロールして、その回転が停止した状態の巻管60をメディア10の巻き取り方向に再回転させようとするための最小トルク値又はその最小トルク値よりも大きめの最小トルク値に近い回転再開トルクであって、その巻管60外方に延びるメディア部分10aに零又はそれに近いテンションを付与するための回転再開トルクを、電動モータ70から巻管60に付与し続ける構造をしている。
次に、このもう1つの巻き取り装置の使用例及びその作用であって、本発明のもう1つのメディア巻き取り方法の好適な実施の形態を説明する。
次いで、電流値可変回路130を用いて、電動モータ70に投入する電流量を漸次増大させる。
すると、電動モータ70に投入される電流量が所定量以上に達した時点で、電動モータ70から巻管60に、該巻管をメディア10の巻き取り方向に回転させ始めるための最小トルク値又はその最小トルク値よりも大きめの最小トルク値に近い回転開始トルクが加わり、その巻管60が回転し始める。そして、プリンタのプラテン20前方に送り出されて、その先端が巻管60周囲に巻き付けられた弛みを持つメディア部分10aが、巻管60周囲に巻き取られ始める。また、それに伴って、回転センサ120が巻管62の回転開始を検知して、電流値可変回路130が、電動モータ70に投入する電流量をそれ以降は増大させずに一定値に保持し続ける。そして、その巻管60に電動モータ70から一定の上記回転開始トルクが付与し続けられる。そして、その巻管60が回転し続けて、プラテン20前方に送り出された弛みを持つメディア部分10aが巻管60周囲にロール状に巻き取り続けられる。
次いで、bのステップにおいて、その弛みを持つメディア部分10aが巻管60周囲にロール状に巻き取り続けられて、その巻管60の慣性モーメント値が増加し、その巻管60が、従前の上記回転開始トルクでは回転不可能となって、その回転を停止した途中段階以降においては、その巻管60の回転停止を回転センサ120が検知して、電流値可変回路130が、電動モータ70に投入する電流量を再び所定量階段的に増大させる。
すると、電動モータ70のトルクが階段的に増大して、そのメディア10をロール状に巻き取り中の慣性モーメント値が増加して回転が停止した状態の巻管60に、該巻管をメディア10の巻き取り方向に再回転させるための最小トルク値又はその最小トルク値よりも大きめの最小トルク値に近い、従前の上記回転開始トルク以上の大きな回転再開トルクが、電動モータ70から巻管60に付与し続けられる。そして、その回転再開トルクを受けて、巻管60がメディア10の巻き取り方向に再び回転し続けて、その巻管60周囲にプラテン20前方に送り出された弛みを持つメディア部分10aがロール状にさらに巻き取り続けられる。
次いで、cのステップにおいて、その巻管60周囲にメディア10がロール状にさらに巻き取り続けられて、その巻管60の慣性モーメント値がさらに増加し、その巻管60が、従前の上記回転再開トルクでは再び回転不可能となって、その回転を停止した途中段階以降においては、その巻管60の回転停止を回転センサ120が検知して、電流値可変回路130が、電動モータ70に投入する電流量を再び所定量階段的に増大させる。
すると、電動モータ70のトルクがさらに階段的に増大して、メディア10をロール状に巻き取り中の慣性モーメント値が増加して回転が停止した状態の巻管60に、該巻管をメディア10の巻き取り方向にさらに再回転させるための最小トルク値又はその最小トルク値よりも大きめの最小トルク値に近い、従前の上記回転再開トルク以上の大きな回転再開トルクが、電動モータから巻管60に付与し続けられる。そして、その回転再開トルクを受けて、巻管60がメディア10の巻き取り方向にさらに再び回転し続けて、その巻管60周囲にプラテン20前方に送り出された弛みを持つメディア部分10aがロール状にさらに巻き取り続けられる。
以下、このようなステップが、プラテン20前方に送り出されたメディア部分10aの弛みがなくなるまで繰り返し行われる。
次いで、dのステップにおいて、そのプラテン20前方に送り出されたメディア部分10aが巻管60周囲に所定長さ巻き取られて、そのメディア部分10aの弛みがなくなった最終段階においては、そのメディア部分10aに所定大きさのテンションが加わる。そして、そのメディア部分10aに加わるテンションに起因して、巻管60に上記回転再開トルク以上の逆トルクが加わる。そして、電動モータ70からの上記回転再開トルクを受けてメディア10を巻き取り中の巻管60の回転が停止した状態となる。
すると、そのメディア10を巻き取り中の巻管60の回転が停止したことを回転センサ120が検知して、電流値可変回路130が、電動モータ70に投入する電流量を従前よりも若干増大させた状態に保持し続ける。そして、その回転が停止した状態の巻管60に、該巻管をメディア10の巻き取り方向にさらに再回転させようとするための最小トルク値又はその最小トルク値よりも大きめの最小トルク値に近い回転再開トルクであって、その巻管60外方に延びるメディア部分10aに零又はそれに近いテンションを付与するための回転再開トルクが、電動モータ70から巻管60に付与し続けられる。そして、それ以降は、そのプラテン20前方に送り出されたメディア部分10aに零に近いほどよいテンションが加わって、そのメディア部分10aに弛みが発生しない状態のまま、そのメディア部分10aを巻き取り中の巻管60の回転が停止状態に保持し続けられる。
また、それ以降のeのステップにおいて、画像がプリントされたメディア10がプリンタのプラテン20前方に所定長さ順送りされて、そのプラテン20前方に送り出されたメディア部分10aに弛みが再び発生した次の段階においては、巻管60外方に延びるメディア部分10aに加わっていた上記テンションが零になる。そして、その回転停止状態にある巻管60が、上記最終段階の回転再開トルクを受けて、メディア10の巻き取り方向に再び回転し始める。そして、その巻管60周囲に弛みを再び持ったメディア部分10aが、上記のb〜eのステップと同様にして、さらに巻き取り続けられる。
以下、プリンタのプラテン20前方に画像がプリントされたメディア10が所定長さづつ順に送り出される度毎に、このようなステップが繰り返し行われて、そのプラテン20前方に所定長さづつ順に送り出されるメディア部分10aが、零に近いほどよいテンションが加えられ続けながら、巻管60周囲に弛みや隙間なく整然とロール状に順に巻き取り続けられる。
また、このようにして、プラテン20前方に順に送り出されたメディア10を巻管60周囲に順次巻き取った後、上記と同様にして、新しい次の巻管60周囲にメディア10を巻き取る際には、そのプラテン20の前方下部の支持手段50に支持されたメディア10を巻き取り済みの巻管60を、その次の巻管60と交換し直した後、電流値可変回路130により電動モータ70に投入する電流量を零に近い状態まで戻す。そして、電動モータ70から巻管60に付与するトルクを零に近い状態まで戻す。そして、上記の初期セッティング以降のステップを繰り返し行う。
すると、その次の巻管60周囲に、上記と同様にして、プラテン20前方に順に送り出されて来るメディア10を、零またはそれに近いほどよいテンションを加えながら、隙間や弛みを生じさせずに整然とロール状にコンパクトに巻き取り続けることができる。
この方法においても、b、cのステップは、メディアがプリンタから送り出される、メディアフィード時において主として行われるが、メディアセッティング時などにおいても、b、cのステップを行えば、メディア10の弛みを取ることができ、メディア10のセッティング時などにも有効利用可能なことは、勿論である。
20 プラテン
30 インクジェットヘッド
50 支持手段
52 回転軸
54 テンションバー
60 巻管
70 電動モータ
100 トルク付与手段
102 駆動円板
104 摩擦円板
110 トルクリミッタ
120 回転センサ
130 電流値可変回路
Claims (7)
- 帯状に長いメディアを巻管周囲にロール状に巻き取る巻き取り装置であって、
前記巻管周囲にメディアを巻き取り始める初期段階以降においては、その巻管をメディアの巻き取り方向に回転させ始めるため最小トルク値又はその最小トルク値よりも大きめの最小トルク値に近い回転開始トルクを、前記巻管に付与し続け、
そのメディアを巻き取り中の巻管の慣性モーメントが増して、その巻管の回転が停止した途中段階以降においては、その回転が停止した状態の巻管をメディアの巻き取り方向に再回転させるための最小トルク値又はその最小トルク値よりも大きめの最小トルク値に近い回転再開トルクを、前記巻管に付与し続け、
さらに、そのメディアを巻き取り中の巻管にメディアからのテンションが加わって、その巻管の回転が停止した最終段階以降においては、その回転が停止した状態の巻管をメディアの巻き取り方向に再回転させようとするための最小トルク値又はその最小トルク値よりも大きめの最小トルク値に近い回転再開トルクであって、その巻管外方に延びるメディア部分に零又はそれに近いテンションを付与するための回転再開トルクを前記巻管に付与し続けるトルク付与手段が備えられ、
前記途中段階以降において、前記トルク付与手段は、前記巻管の回転が停止する毎に前記回転再開トルクを所定量増大させることにより、前記回転再開トルクを階段的に増加させることを特徴とするメディア巻き取り装置。 - 前記トルク付与手段が、巻管をメディアを巻き取る方向に回転させるトルクを電動モータからトルクリミッタを介して巻管に付与する構造をしており、前記トルクリミッタには、メディアを巻管周囲にロール状に巻き取り始める初期段階以降においては、その巻管をメディアの巻き取り方向に回転させ始めるため前記回転開始トルクを電動モータから巻管にトルクリミッタを介して付与し続け、そのメディアを巻き取り中の巻管の慣性モーメント値が増加して、その巻管の回転が停止した途中段階以降においては、その回転が停止した状態の巻管をメディアの巻き取り方向に再回転させるための前記回転再開トルクを電動モータから巻管にトルクリミッタを介して付与し続け、さらに、そのメディアを巻き取り中の巻管にメディアからのテンションが加わって、その巻管の回転が停止した最終段階以降においては、その回転が停止した状態の巻管をメディアの巻き取り方向に再回転させようとするための前記回転再開トルクを電動モータから巻管にトルクリミッタを介して付与し続けるトルク値調整手段が備えられていることを特徴とする請求項1記載のメディア巻き取り装置。
- 前記トルクリミッタが、電動モータ側の駆動軸に固着された駆動円板に、巻管側の回転軸に固着された摩擦円板を重ね合わせて押し付けることにより、両円板の間に働く摩擦力を利用して、電動モータのトルクが巻管に伝達される構造をしており、前記トルク値調整手段が、前記駆動円板に摩擦円板を重ね合わせて押し付ける押圧力を増減させる押圧力調整機構から構成されていると共に、該押圧力調整機構には、メディアを巻き取り中の巻管の回転開始及び回転停止を検知する回転センサが備えられていて、その回転センサがメディアを巻管周囲にロール状に巻き取り始める巻管の回転開始を検知した初期段階以降においては、その巻管をメディアの巻き取り方向に回転させ始めるため前記回転開始トルクを電動モータから巻管にトルクリミッタを介して付与し続け、そのメディアを巻き取り中の巻管の慣性モーメント値が増加して、その巻管の回転停止を回転センサが検知した途中段階以降においては、その回転が停止した状態の巻管をメディアの巻き取り方向に再回転させるための前記回転再開トルクを電動モータから巻管にトルクリミッタを介して付与し続け、さらに、そのメディアを巻き取り中の巻管にメディアからのテンションが加わって、その巻管の回転停止を回転センサが検知した最終段階以降においては、その回転が停止した状態の巻管をメディアの巻き取り方向に再回転させようとするための前記回転再開トルクを電動モータから巻管にトルクリミッタを介して付与し続ける構造をしていることを特徴とする請求項2記載のメディア巻き取り装置。
- 次のステップを含むことを特徴とする請求項2記載のメディア巻き取り装置を用いたメディア巻き取り方法。
a.巻管外方に延びる弛みを持つメディア部分を巻管周囲にロール状に巻き取り始める初期段階以降においては、前記トルク値調整手段により、その巻管をメディアの巻き取り方向に回転させ始めるため前記回転開始トルクを電動モータから巻管にトルクリミッタを介して付与し続けて、その巻管外方に延びる弛みを持つメディア部分を巻管周囲にロール状に巻き取り続けるステップ。
b.前記回転開始トルクが付与し続けられて回転中の巻管周囲に前記メディア部分がロール状に巻き取り続けられて、その慣性モーメント値が増加し、その巻管が前記回転開始トルクでは回転不可能となって、その巻管の回転が停止した途中段階以降においては、前記トルク値調整手段により、その回転が停止した状態の巻管をメディアを巻き取り方向に再回転させるための前記回転再開トルクを電動モータから巻管にトルクリミッタを介して付与し続けて、その巻管を再回転させ、その巻管外方に延びる弛みを持つメディア部分を巻管周囲にロール状にさらに巻き取り続けるステップ。
c.前記回転再開トルクが付与し続けられて回転中の巻管周囲に前記メディア部分がロール状にさらに巻き取り続けられて、その慣性モーメント値がさらに増加し、その巻管が該回転再開トルクでは回転不可能となって、その巻管の回転が停止した途中段階以降においては、前記トルク値調整手段により、その回転が停止した状態の巻管をメディアを巻き取る方向にさらに再回転させるための前記回転再開トルクを電動モータから巻管にトルクリミッタを介して付与し続けて、その巻管をさらに再回転させ、その巻管周囲に巻管外方に延びる弛みを持つメディア部分をロール状にさらに巻き取り続けるステップを、その巻管外方に延びるメディア部分の弛みがなくなるまで繰り返し行うステップ。
d.前記弛みを持つメディア部分が巻管周囲に所定長さ巻き取られて、そのメディア部分の弛みがなくなり、その巻管外方に延びるメディア部分を巻き取り中の巻管にメディアからのテンションが加わって、その巻管の回転が停止した最終段階以降においては、前記トルク値調整手段により、その回転が停止した状態の巻管をメディアの巻き取り方向に再回転させようとするための前記回転再開トルクを電動モータから巻管にトルクリミッタを介して付与し続けて、その巻管外方に延びるメディア部分に零又はそれに近いテンションを付与しながら、そのメディアを巻き取り中の巻管の回転を停止させ続けるステップ。
e.以下、巻管外方に延びるメディア部分に弛みが生じて、その弛みを持つメディア部分を巻管周囲にロール状に巻き取る必要が生ずる度毎に、前記a〜dのステップを繰り返し行うステップ。 - 前記トルク付与手段が、巻管をメディアを巻き取る方向に回転させるトルクを電動モータから巻管に付与する構造をしており、電動モータには、該電動モータに流す電流値可変回路が備えられていて、その電流値可変回路には、メディアを巻き取り中の巻管の回転開始及び回転停止を検知する回転センサが備えられていると共に、その回転センサがメディアを巻管周囲に巻き取り始める巻管の回転開始を検知した初期段階以降においては、その巻管をメディアの巻き取り方向に回転させ始めるための前記回転開始トルクを、電動モータから巻管に付与し続け、そのメディアを巻き取り中の巻管の慣性モーメント値が増加して、その巻管の回転停止を回転センサが検知した途中段階以降においては、その回転が停止した状態の巻管をメディアの巻き取り方向に再回転させるための前記回転再開トルクを、電動モータから巻管に付与し続け、さらに、そのメディアを巻き取り中の巻管にメディアからのテンションが加わって、その巻管の回転停止を回転センサが検知した最終段階以降においては、その回転が停止した状態の巻管をメディアの巻き取り方向に再回転させようとするための前記回転再開トルクを、前記電動モータから巻管に付与し続けるように、前記電流値可変回路が電動モータに流す電流値を調整する構造をしていることを特徴とする請求項1記載のメディア巻き取り装置。
- 次のステップを含むことを特徴とする請求項5記載のメディア巻き取り装置を用いたメディア巻き取り方法。
a.巻管外方に延びる弛みを持つメディア部分を巻管周囲にロール状に巻き取り始める巻管の回転開始を前記回転センサが検知した初期段階以降においては、前記電流値可変回路により電動モータに流す電流値を調整して、その巻管を回転させ始めるための前記回転開始トルクを電動モータから巻管に付与し続け、その巻管周囲に巻管外方に延びる弛みを持つメディア部分をロール状に巻き取り続けるステップ。
b.前記回転開始トルクが付与し続けられて回転中の巻管周囲に前記メディア部分がロール状に巻き取り続けられて、その慣性モーメント値が増加し、その巻管が前記回転開始トルクでは回転不可能となって、その巻管の回転停止を回転センサが検知した途中段階以降においては、前記電流値可変回路により電動モータに流す電流値を調整して、その回転が停止した状態の巻管をメディアを巻き取る方向に再回転させるための前記回転再開トルクを電動モータから巻管に付与し続け、その巻管を再回転させて、その巻管外方に延びる弛みを持つメディア部分を巻管周囲にロール状にさらに巻き取り続けるステップ。
c.前記回転再開トルクが付与し続けられて回転中の巻管周囲に前記メディア部分がロール状にさらに巻き取り続けられて、その慣性モーメント値がさらに増加し、その巻管が従前の前記回転再開トルクでは回転不可能となって、その巻管の回転停止を回転センサが検知した途中段階以降においては、前記電流値可変回路により電動モータに流す電流値を調整して、その回転が停止した状態の巻管をメディアを巻き取る方向にさらに再回転させるための前記回転再開トルクを電動モータから巻管に付与し続け、その巻管をさらに再回転させて、その巻管外方に延びる弛みを持つメディア部分を巻管周囲にロール状にさらに巻き取り続けるステップを、その巻管外方に延びるメディア部分の弛みがなくなるまで繰り返し行うステップ。
d.前記弛みを持つメディア部分が巻管周囲に所定長さ巻き取られて、そのメディア部分の弛みがなくなり、その巻管外方に延びるメディア部分を巻き取り中の巻管にメディアからのテンションが加わって、その巻管の回転停止を回転センサが検知した最終段階以降においては、前記電流値可変回路により電動モータに流す電流値を調整して、その回転が停止した状態の巻管をメディアの巻き取り方向に再回転させようとするための前記回転再開トルクを電動モータから巻管に付与し続け、その巻管外方に延びるメディア部分に零又はそれに近いテンションを付与しながら、そのメディアを巻き取り中の巻管の回転を停止させ続けるステップ。
e.以下、巻管外方に延びるメディア部分に弛みが生じて、その弛みを持つメディア部分を巻管周囲にロール状に巻き取る必要が生ずる度毎に、前記a〜dのステップを繰り返し行うステップ。 - 前記慣性モーメント値が不足して回転が停止した巻管をメディアの巻き取り方向に再回転させるための最小トルク値又はその最小トルク値よりも大きめの最小トルク値に近い回転再開トルクを、巻管に付与し続けるb、cのステップが、メディアがプリンタから送り出される、メディアフィード時において主として行われることを特徴とする請求項4又は6記載のメディア巻き取り方法。
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