JP2020070150A - インクジェットプリンタおよびメディアの巻取り制御方法 - Google Patents

インクジェットプリンタおよびメディアの巻取り制御方法 Download PDF

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【課題】トルクリミッタの耐久性を向上することを目的とする。【解決手段】インクジェットプリンタは、キャリッジと、帯状のメディアをキャリッジの移動方向と交差する方向に搬送する巻取りローラとを有するシリアルプリント方式のインクジェットプリンタである。巻取りローラは、メディアの張力を調整する張力調整部90を有し、張力調整部90は電動モータ70と、電動モータ70の回転速度を制御する制御部80と、トルクリミッタ100とを備える。制御部80は、メディアを搬送しているときには、メディアの張力が所定値以上になるように電動モータ70の回転速度を制御し、インクジェットヘッドを走査してメディアに印刷画像を生成しているときには、メディアが搬送しているときよりも低速で、且つメディアの張力が所定値以上になるように電動モータ70の回転速度を制御する。【選択図】図2

Description

本発明は、インクジェットプリンタおよびメディアの巻取り制御方法に関する。
従来から、ロール紙に印刷を行うインクジェットプリンタが知られている。こうしたインクジェットプリンタでは、ロール紙を印刷領域に搬送して印刷を行った後、印刷されたロール紙を巻き取って回収する。特許文献1は、ロール紙を巻き取る用紙巻取装置の発明を開示している。
特開平11−246095号公報
用紙巻取装置では、用紙に弛みが生じないように、テンションをコントロールすることが必要である。例えば、特許文献1に記載された用紙巻取装置では、用紙の種類に応じてテンションを変更するトルクリミッタ手段を備えている。
本発明は、トルクリミッタの耐久性を向上することを目的とする。
本発明に係るインクジェットプリンタは、帯状のメディアに対してインクを吐出するインクジェットヘッドを搭載して移動するキャリッジと、帯状のメディアを前記キャリッジの移動方向と交差する方向に搬送する搬送機構とを有する、シリアルプリント方式のインクジェットプリンタであって、前記搬送機構は、前記メディアの張力を調整する張力調整部を有し、当該張力調整部は、印刷画像が生成されたメディアを巻き取る巻取りローラを駆動するモータと、前記モータの回転速度を制御する制御部と、前記メディアの張力が所定値未満の場合、一方の摺動部材と他方の摺動部材とが当接して供回りすることで前記モータから前記巻取りローラへの回転伝達を許容させるとともに、前記メディアの張力が所定値以上の場合、前記一方の摺動部材と前記他方の摺動部材とが摺動することで前記モータから前記巻取りローラへの回転の伝達を阻止させるトルクリミッタとからなり、前記制御部は、前記メディアを搬送しているときには、前記メディアの張力が所定値以上になるように前記モータの回転速度を制御し、前記インクジェットヘッドを走査して前記メディアに印刷画像を生成しているときには、前記メディアが搬送しているときよりも低速で、且つ前記メディアの張力が所定値以上になるように前記モータの回転速度を制御することを特徴とするものである。
この構成により、常にメディアに適切な張力を保ちつつ、印刷時にはメディアを停止し、紙送り時にはメディアを搬送する紙送り装置を実現することができ、紙送りしないときにはモータの回転速度を低速にすることで、トルクリミッタの消耗を低減し、装置の耐久性を向上させることができる。
また、本発明に係るインクジェットプリンタにおいて、前記インクジェットヘッドを走査して前記メディアに印刷画像を生成している場合の前記モータの回転速度は、前記メディアが搬送されていると仮定した場合には、前記メディアの張力が所定値未満となるような回転速度であってもよい。このような回転速度に設定することにより、トルクリミッタの寿命を延ばすことができる。
また、本発明に係るインクジェットプリンタにおいて、前記搬送機構は、前記巻取りローラとは別の搬送ローラを備え、前記制御部は、前記搬送ローラの駆動・停止に同期して、前記モータの回転速度を制御してもよい。この構成により、制御部は、搬送ローラの動作に応じてモータの回転速度を制御できる。
本発明に係るメディアの巻取り制御方法は、帯状のメディアに対してインクを吐出するインクジェットヘッドを搭載して移動するキャリッジと、帯状のメディアを前記キャリッジの移動方向と交差する方向に搬送する搬送機構とを有する、シリアルプリント方式のインクジェットプリンタであって、前記搬送機構は、前記メディアの張力を調整する張力調整部を有し、当該張力調整部は、印刷画像が生成されたメディアを巻き取る巻取りローラを駆動するモータと、前記モータの回転速度を制御する制御部と、前記メディアの張力が所定値未満の場合、一方の摺動部材と他方の摺動部材とが当接して供回りすることで前記モータから前記巻取りローラへの回転伝達を許容させるとともに、前記メディアの張力が所定値以上の場合、前記一方の摺動部材と前記他方の摺動部材とが摺動することで前記モータから前記巻取りローラへの回転の伝達を阻止させるトルクリミッタとからなるインクジェットプリンタにより実行されるメディアの巻取り制御方法であって、前記メディアを搬送しているときには、前記メディアの張力が所定値以上になるように前記モータの回転速度を制御するステップと、前記インクジェットヘッドを走査して前記メディアに印刷画像を生成しているときには、前記メディアが搬送しているときよりも低速で、且つ前記メディアの張力が所定値以上になるように前記モータの回転速度を制御するステップとを備える。
本発明により、メディアに適切な張力を保ちつつ、トルクリミッタの寿命を延ばすことができる。
本実施形態に係るインクジェットプリンタの全体構成を示す図である。 本実施形態に係る巻取りローラの斜視図である。 本実施形態に係る巻取りローラの断面図である。
以下、本発明の実施の形態のインクジェットプリンタについて図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係るインクジェットプリンタの全体構成を示す図である。本インクジェットプリンタは、プラテン20と、インクジェットヘッド30と、繰出しローラ40と、巻取りローラ50とを備え、メディア巻取り機構50の回転を、印刷の段階によって変化させる機能を持つ。
本実施の形態のインクジェットプリンタで使用されるメディア10は、繰出しローラ40にロール状に収容されて提供される帯状に長い媒体であり、布、紙、塩化ビニル樹脂などの被印刷物である。メディア10は、本実施の形態のインクジェットプリンタにおいて繰出しローラ40から引き出されてプラテン20上でインクジェットヘッド30により文字や画像を印刷されて、巻取りローラ50に備えられた巻軸60に収容される。
プラテン20は、インクジェットヘッド30が正しくインクを吐出できるようにメディア10を展開する印刷台である。本実施形態では、プラテン20には、搬送ローラ21とピンチローラ22が備え付けられている。繰出しローラ40と、巻取りローラ50と、搬送ローラ21は、本発明における「搬送機構」に相当する。
インクジェットヘッド30は、プラテン20の上をメディア10の移動方向と垂直に往復(走査)しながら、インクを吐出して、メディア10に文字や画像を描く。巻取りローラ50は、インクジェットヘッド30がメディア10に正常にインクを吐出できるように張力を与えながら、印刷と定着が完了したメディア10を巻軸60に格納する。
搬送ローラ21には、図示しないステッピングモータなどが接続されており、本インクジェットプリンタの印刷状況と同期して回転してメディア10をインクジェットヘッダ30の下に送り出す。ピンチローラ22は、搬送ローラ21の上部に存在し、歯車機構などにより搬送ローラ21から動力を伝達されて回転する。搬送ローラ21とピンチローラ22の表面は、弾性体部材などによって接触しており、間にしっかりとメディア10を保持することができる。繰出しローラ40から繰り出されたメディア10は、搬送ローラ21とピンチローラ22の動作によってインクジェットヘッド30の下に誘導されて、インクの吐出を受ける。ここでは搬送ローラ21が1つの例を示したが、搬送ローラ21はプラテン20の複数個所に設けられて、タイミングベルト等により連動して動作してもよい。
なお、搬送ローラ21の形態は上記の限りでない。例えば、メディア10が布媒体である場合には、搬送ローラ21は、メディア10は一対のプーリーに掛け渡され、滑り止め加工がなされた無端ベルトであってもよい。また、別の例として、ピンチローラ22を設けず、搬送ローラ21を表面に金属片を切削により突起させたスパイクローラとするか、金属溶射により表面を粗面に形成したローラとしてもよい。この場合、搬送ローラ21はスパイクや粗面を印刷面の裏面に食いつかせることで、その回転によりメディア10を搬送することができる。
巻取りローラ50は動力を備えており、巻軸60を回転させることで、メディア10を巻き取る。メディア10には巻取りによって発生する張力がかかり、この張力によりメディア10は弛むことなく搬送される。これにより、プラテン20上でもメディア10にしわ等が生じることがなく、インクジェットヘッド30による印刷を適切に行うことができる。また、印刷後のメディア10は、巻取りローラ50まで誘導されて巻軸60に巻き取られる。
以上の構成により、メディア10は、搬送ローラ21の力によって繰出しローラ40から繰り出され、巻取りローラ50の与える回転力によって張力を保ったままインクジェットヘッド30によりインクの吐出を受け、定着されて巻取りローラ50の巻軸60に格納される。
メディア10に弛みが生じないように張力をかけることは必要であるが、張力を与えすぎると、メディア10は破断する恐れがある。メディアに適切な張力を与える仕組みは、巻取りローラ50に張力調整部90を付加することにより実現できる。以下に巻取りローラ50の具体的構成例を述べる。
図2は、本実施形態に係る巻取りローラ50の斜視図である。本実施形態に係る巻取りローラ50は、巻軸60と、シャフト74と、電動モータ70と、張力調整部90を備える。
張力調整部90は、第1歯車71と、トルクリミッタ100と、第2歯車72と、第3歯車73を備える。電動モータ70の動軸には、第1歯車71が接続されており、第1歯車71の回転は、トルクリミッタ100を経由して、第2歯車72に伝達される。第2歯車72の回転は、第3歯車73に伝達される。第3歯車73はシャフト74を通じて巻軸60に連結しているので、第3歯車73の回転は、巻軸60に伝達される。
第3歯車73には、図示しない回転数センサが付属している。回転数センサは、巻軸60の回転の有無と回転速度とを検出することができる。巻取りが進むにつれて、巻軸60の一回転で巻き取れるメディア10の量は増加するが、制御部80は加えた回転力と実際の巻軸回転数とを比較することで、巻き取ったメディア10の量に応じて電動モータ70に加える電力を調整することができる。
図3は、本実施形態に係る巻取りローラ50の断面図である。図2で説明した構造の説明については、同一符号を付して適宜省略することにし、本図を使用して、張力調整部90が備えるトルクリミッタ100の構造と動作を詳細に説明する。トルクリミッタ100は、フランジ101と、固定ネジ102と、圧縮コイルバネ103と、摩擦円盤104と、駆動円盤105と、ハブ106を備える。トルクリミッタ100にはシャフト107が接続されている。シャフト107は、当該トルクリミッタ100を介して回転力を第2歯車72に伝達する役割を果たす。
フランジ101は、前述の第1歯車71に固定されており、電動モータ70の回転に対応して回転する。フランジ101の一部には円周の絞られた部分があり、トルクリミッタ内部の摩擦円盤104に挟持されている。固定ネジ102は、トルクリミッタ100を固定し、圧縮コイルバネ103の弾性圧力を調整することで、どの程度回転力を制限するかを調整する。圧縮コイルバネ103は、その弾性圧力により、フランジ101がどの程度の力で摩擦円盤104に接触するかを規定する。摩擦円盤104は、圧縮コイルバネ103の圧力に応じてフランジ101に接触し、滑りながら駆動円盤105とハブ106に回転力を伝える。ハブ106は、シャフト107に固定されており、回転力は、シャフト107を経由して第2歯車72に伝達される。
本実施形態のトルクリミッタ100では、固定ネジ102を緩めると、圧縮コイルバネ103の弾性圧力が低下するので、第1歯車71の回転は第2歯車72に伝わりにくくなる。逆に固定ネジ102を締めつけると、圧縮コイルバネ103の弾性圧力が増加し、第1歯車71の回転はその大部分が第2歯車72に伝達される。なお、固定ネジ102に別途ステッピングモータ等を設け、例えば回転検出センサで検出した回転数に応じて圧縮コイルバネ103の弾性圧力を制御して、伝達する回転力を動的に制御する構成とすることもできる。
トルクリミッタの構成としては、上記のように円盤同士の摩擦力を用いた構成の他、コイルバネの締め付け力を使用した構成を取ることもできる。例えば、コイルバネの空洞内に挿入したシャフトの回転を、コイルバネの縮経を制御することにより締め付けて減速することもできる。
本実施形態では、印刷中(走査中)、メディア送り中のそれぞれのシチュエーションで電動モータ70の出力を変えることにより、トルクリミッタ100を介して、必要以上に回転力が伝達されないようにする。これにより、トルクリミッタ100への負荷を軽減し、トルクリミッタ100の寿命を延ばすことができる。
インクジェットヘッダ30がメディアの移動方向と垂直方向に移動して特定の一列について印刷が完了するまでの間、メディア10の搬送は停止する。電動モータ70に接続された制御部80は、搬送ローラ21の回転が停止している場合には、トルクリミッタ100のトルクリミット値を少しだけ上回る力で回転するように電動モータ70を制御する。メディア10は停止しているので、この回転速度によってメディア10に常に一定の張力を与えることができる。
メディア10が搬送されている場合、電動モータ70は、メディア10が停止している場合よりも早い回転速度で回転する。これにより、巻軸60に回転力が伝達され、メディア10は、張力を保った状態で巻軸60の回転により巻き取られる。
このように、必要に応じて電動モータ70の力を制御することで、印刷中(走査中)に新たなメディア10が供給されてこない状態でメディア10に過度の張力を与えないために、トルクリミッタ100で必要以上に伝わった回転力を減衰させる必要がなくなる。このため、トルクリミッタ100の寿命を延ばすことができる。
以上、本発明のインクジェットプリンタについて実施の形態を挙げて具体的に説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではない。
電動モータ70の回転力は、搬送ローラ21に送られる制御命令によって制御されてもよい。搬送ローラ21の回転を検知する方法では、搬送ローラ21の回転したことを検知した状態ではメディア10はプラテン20上を移動しており、巻取りローラ50の回転力制御を開始するまでに時間差が発生する。制御信号を検知すれば、時間差なく電動モータ70の回転力を制御できる。
上記では、搬送ローラ21を含む構成について説明したが、本発明は、搬送ローラ21を備えていないインクジェットプリンタであってもよい。その場合、繰出しローラ40と巻取りローラ50が搬送機構を構成する。
以下、本実施の形態のインクジェットプリンタおよびメディアの巻取り制御方法の効果について説明する。
(1)本実施の形態に係るインクジェットプリンタは、帯状のメディア10に対してインクを吐出するインクジェットヘッド30を搭載して移動するキャリッジと、帯状のメディア10をキャリッジの移動方向と交差する方向に搬送する巻取りローラ50とを有する、シリアルプリント方式のインクジェットプリンタであって、巻取りローラ50は、メディア10の張力を調整する張力調整部90を有し、張力調整部90は、印刷画像が生成されたメディアを巻き取る巻軸60を駆動する電動モータ70と、電動モータ70の回転速度を制御する制御部80と、メディア10の張力が所定値未満の場合、摩擦円盤104と駆動円盤105とが当接して供回りすることで電動モータ70から巻軸60への回転伝達を許容させるとともに、メディア10の張力が所定値以上の場合、摩擦円盤104と駆動円盤105とが摺動することで電動モータ70から巻軸60への回転の伝達を低減させるトルクリミッタ100とからなり、制御部80は、メディア10を搬送しているときには、メディア10の張力が所定値以上になるように電動モータ70の回転速度を制御し、インクジェットヘッド30を走査してメディア10に印刷画像を生成しているときには、メディア10が搬送しているときよりも低速で、且つメディアの張力が所定値以上になるように電動モータ70の回転速度を制御する。
この構成により、常にメディア10に適切な張力を保ちつつ、印刷時にはメディア10を停止し、紙送り時にはメディア10を搬送する紙送り装置を実現することができ、紙送りの必要がないときには電動モータ70の回転速度を低速にすることで、トルクリミッタ100の消耗を低減し、装置の耐久性を向上させることができる。
(2)本実施の形態に係るインクジェットプリンタにおいて、インクジェットヘッド30を走査してメディア10に印刷画像を生成している場合の電動モータ70の回転速度は、メディア10が搬送されていると仮定した場合には、メディアの張力が所定値未満となるような回転速度である。このような回転速度に設定することにより、トルクリミッタ100の寿命を延ばすことができる。
(3)本実施の形態に係るインクジェットプリンタにおいて、メディア10を搬送する搬送機構として搬送ローラ21を備え、制御部80は、インクジェットヘッド30の元にメディア10を搬送する搬送ローラ21の駆動・停止に同期して、電動モータ70の回転速度を制御する。この構成により、制御部80は、搬送ローラ21の動作に応じて電動モータ70の回転速度を制御できる。
(4)本実施の形態に係るメディア10の巻取り制御方法は、上述したインクジェットプリンタにより実行されるメディアの巻取り制御方法であって、メディア10を搬送しているときには、メディア10の張力が所定値以上になるように電動モータ70の回転速度を制御するステップと、インクジェットヘッド30を走査してメディア10に印刷画像を生成しているときには、メディア10が搬送しているときよりも低速で、且つメディア10の張力が所定値以上になるように電動モータ70の回転速度を制御するステップとを備える。
この構成により、常にメディア10に適切な張力を保ちつつ、印刷時にはメディア10を停止し、紙送り時にはメディア10を搬送する紙送り装置を実現することができ、紙送りの必要がないときには電動モータ70の回転速度を低速にすることで、トルクリミッタ100の消耗を低減し、装置の耐久性を向上させることができる。
本発明は、印刷のプロセスにおいて、必要に応じてトルクリミッタが伝達する電動モータの回転力自体を制御することにより、トルクリミッタの消耗を低減できる。
10 メディア
20 プラテン
21 搬送ローラ
22 ピンチローラ
30 インクジェットヘッダ
40 繰出しローラ
50 巻取りローラ
60 巻軸
70 電動モータ
71 第1歯車
72 第2歯車
73 第3歯車
74 シャフト
80 制御部
90 張力調整部
100 トルクリミッタ
101 フランジ
102 固定ネジ
103 圧縮コイルバネ
104 摩擦円盤
105 駆動円盤
106 ハブ
107 シャフト

Claims (4)

  1. 帯状のメディアに対してインクを吐出するインクジェットヘッドを搭載して移動するキャリッジと、
    帯状のメディアを前記キャリッジの移動方向と交差する方向に搬送する搬送機構とを有する、シリアルプリント方式のインクジェットプリンタであって、
    前記搬送機構は、前記メディアの張力を調整する張力調整部を有し、
    当該張力調整部は、印刷画像が生成されたメディアを巻き取る巻取りローラを駆動するモータと、
    前記モータの回転速度を制御する制御部と、
    前記メディアの張力が所定値未満の場合、一方の摺動部材と他方の摺動部材とが当接して供回りすることで前記モータから前記巻取りローラへの回転伝達を許容させるとともに、前記メディアの張力が所定値以上の場合、前記一方の摺動部材と前記他方の摺動部材とが摺動することで前記モータから前記巻取りローラへの回転の伝達を阻止させるトルクリミッタと、
    を備え、
    前記制御部は、前記メディアを搬送しているときには、前記メディアの張力が所定値以上になるように前記モータの回転速度を制御し、前記インクジェットヘッドを走査して前記メディアに印刷画像を生成しているときには、前記メディアが搬送しているときよりも低速で、且つ前記メディアの張力が所定値以上になるように前記モータの回転速度を制御することを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 前記インクジェットヘッドを走査して前記メディアに印刷画像を生成している場合の前記モータの回転速度は、前記メディアが搬送されていると仮定した場合には、前記メディアの張力が所定値未満となるような回転速度である、請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
  3. 前記搬送機構は、前記巻取りローラとは別の搬送ローラを備え、
    前記制御部は、前記搬送ローラの駆動・停止に同期して、前記モータの回転速度を制御する請求項1または2に記載のインクジェットプリンタ。
  4. 帯状のメディアに対してインクを吐出するインクジェットヘッドを搭載して移動するキャリッジと、帯状のメディアを前記キャリッジの移動方向と交差する方向に搬送する搬送機構とを有する、シリアルプリント方式のインクジェットプリンタであって、前記搬送機構は、前記メディアの張力を調整する張力調整部を有し、当該張力調整部は、印刷画像が生成されたメディアを巻き取る巻取りローラを駆動するモータと、前記モータの回転速度を制御する制御部と、前記メディアの張力が所定値未満の場合、一方の摺動部材と他方の摺動部材とが当接して供回りすることで前記モータから前記巻取りローラへの回転伝達を許容させるとともに、前記メディアの張力が所定値以上の場合、前記一方の摺動部材と前記他方の摺動部材とが摺動することで前記モータから前記巻取りローラへの回転の伝達を阻止させるトルクリミッタを備えるインクジェットプリンタにより実行されるメディアの巻取り制御方法であって、
    前記メディアを搬送しているときには、前記メディアの張力が所定値以上になるように前記モータの回転速度を制御するステップと、
    前記インクジェットヘッドを走査して前記メディアに印刷画像を生成しているときには、前記メディアが搬送しているときよりも低速で、且つ前記メディアの張力が所定値以上になるように前記モータの回転速度を制御するステップと、
    を備えるメディアの巻取り制御方法。
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