JP4538431B2 - 水道管の洗浄方法とこの方法に使用する水道管の洗管ピグ - Google Patents

水道管の洗浄方法とこの方法に使用する水道管の洗管ピグ Download PDF

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本発明は、地中に埋設している水道管に洗管ピグを圧送して、洗管ピグでもって水道管の内面を擦り洗いする洗浄方法と洗管ピグに関する。
地中の水道管に洗管ピグを挿入し、これを水道水で圧送して水道管の内面を擦り洗いする方法とこれに使用する洗管ピグは開発されている。(特許文献1ないし4参照)
特開平10−314689号公報 特開平11−253902号公報 特開平9−268642号公報 特開平9−268643号公報
これらの特許文献に記載される洗浄方法は、洗管ピグを水道管内に圧送して、洗管ピグの表面で水道管の内面を擦って洗浄する。この方法は、簡単に地中の水道管を洗浄できる。ただ、この洗浄方法は、水道管に洗管ピグを入れるために、水道管に挿入管と排出管を連結している。挿入管と排出管を連結するために、地面を掘り起こして水道管を地上に表出し、この状態で水道管に挿入管と排出管を連結する必要があり、この工程に非常に手間がかかる欠点がある。
本発明の第1の目的はこの欠点を解決することにある。すなわち、水道管に洗管ピグの挿入管や排出管を連結することなく、水道管に洗管ピグを挿入し、また水道管から洗管ピグを取り出しして、極めて簡単かつ容易に、しかも能率よく水道管を洗浄する水道管の洗浄方法と、この方法に使用する洗管ピグを提供することにある。
以上の目的を達成するために、水道管にすでに連結している消火栓や空気管を利用して洗管ピグを水道管に挿入し、また水道管から洗管ピグを取り出す方法が考えられる。この方法は、ウレタンフォーム等の表面に研磨層を設けた弾性変形できる洗管ピグを使用して実現できる。ただ、この方法において、洗管ピグを出し入れする消火栓又は空気管は、内径が特定されている。たとえば、消火栓の内径は、ほとんどが75mmであって、水道管よりも細い。このため、水道管にすでに連結している消火栓又は空気管からなる分岐管を洗管ピグの出し入れに使用する方法は、細い分岐管から太い水道管に洗管ピグを入れ、水道管を洗浄した後、洗管ピグを太い水道管から細い分岐管に移送する必要がある。洗管ピグは、細い分岐管から太い水道管にはスムーズに移動する。しかしながら、太い水道管から細い分岐管に洗管ピグを移送するのは極めて難しい。このため、洗管ピグは、水道管には移送できても、水道管から細い分岐管には移送できず、この部分で詰まって簡単に取り出しできない。
とくに、水道管の内面を洗管ピグで効率よく擦り洗いするために、洗管ピグの表面を水道管の内面に要求される圧力で押圧しながら圧送する必要がある。洗管ピグの圧力が弱いと、効率よく擦り洗いできなくなるからである。このことを実現するために、弾性変形できる洗管ピグの外径を水道管よりも太くしている。また、弾性変形する洗管ピグを柔軟にすると、水道管の内面を押圧する圧力が低下して効率よく擦り洗いできなくなる。したがって、洗管ピグには水道管よりも太く、しかも強い弾性で水道管の内面に押圧する弾性材、いいかえると柔軟でない弾性材をする必要がある。この状態の洗管ピグは、太い水道管から細い分岐管への移送をさらに難しくする。洗管ピグを柔軟にして水道管から細い分岐管に移送しやすくできるが、擦り洗いする能力が低下する。すなわち、洗管ピグが水道管を洗浄する能力と、水道管から分岐管に移送できることは互いに相反する特性となり、両方を満足することはできない。このため、水道管にすでに連結している消火栓や空気管を利用して洗管ピグを水道管に挿入し、また水道管から洗管ピグを取り出して水道管を洗浄する方法は、実現できていないのが実状である。
本発明の第2の目的はこのことを実現すること、すなわち洗管ピグで水道管の内面を効率よく洗浄しながら、水道管から細い分岐管にスムーズに移送して、簡単に能率よく、しかも詰まらないように取り出しできる水道管の洗浄方法とこれに使用する洗管ピグを提供することにある。
本発明の水道管の洗浄方法は、前述の目的を達成するために以下の構成を備える。
水道管の洗浄方法は、水道管1に連結している送り込み側の消火栓と空気管と泥吐き部のいずれかからなる分岐管2から弾性変形する洗管ピグ3を挿入し、挿入された洗管ピグ3を圧送する加圧流体を分岐管2に供給して、この加圧流体で洗管ピグ3を分岐管2から水道管1内に移送する。さらに、水道管の洗浄方法は、加圧流体でもって水道管1に洗管ピグ3を圧送して、洗管ピグ3でもって水道管1の内面を擦り洗いし、水道管1を擦り洗いした洗管ピグ3を、水道管1から取り出し側の分岐管2に移送して、この取り出し側の消火栓と空気管と泥吐き部のいずれかからなる分岐管2から外部に取り出す。
本発明の水道管の洗浄方法は、送り込み側の分岐管2に挿入する洗管ピグ3として、本体ピグ4の先端に折曲部6を介して本体ピグ4よりも小さい外形のガイドピグ5を連結したものを使用する。さらに、本発明の水道管の洗浄方法は、本体ピグ4の先端にロッド状又は紐状の折曲部6を介してガイドピグ5を連結している洗管ピグ3を使用することができる。また、本発明の水道管の洗浄方法は、本体ピグ4の先端に折曲部6を介して、外径を80mmよりも太い円柱状または球形状のガイドピグ5を連結している洗管ピグ3を使用することができる。
本発明の洗管ピグは、前述の目的を達成するために以下の構成を備える。
洗管ピグは、地中に埋設している水道管1内を圧送されて、水道管1の内面を擦り洗いする。洗管ピグは、本体ピグ4と、この本体ピグ4の先端に、折曲部6を介して連結している本体ピグ4よりも小さい外形のガイドピグ5とを備える。
本発明の洗管ピグは、本体ピグ4が、弾性変形材を円柱状または球形状に加工した弾性柱の表面に研磨層7を設けることができる。本発明の洗管ピグ3は、折曲部6が本体ピグ4とガイドピグ5とを連結する変形できるロッド状又は紐状とすることができる。
本発明の水道管の洗浄方法は、水道管に洗管ピグの挿入管や排出管を連結することなく、水道管に洗管ピグを挿入し、また水道管から洗管ピグを取り出しして、極めて簡単かつ容易に、しかも能率よく水道管を洗浄できる特長がある。それは、本発明の水道管の洗浄方法が、水道管に連結している送り込み側の消火栓と空気管と泥吐き部のいずれかからなる分岐管から弾性変形する洗管ピグを挿入し、挿入された洗管ピグを加圧流体で分岐管から水道管内に移送して、洗管ピグで水道管の内面を擦り洗いすると共に、水道管を擦り洗いした洗管ピグを、水道管から取り出し側の分岐管に移送して、消火栓と空気管と泥吐き部のいずれかからなる分岐管から外部に取り出すからである。
本発明の洗浄方法は、水道管にすでに連結している消火栓と空気管と泥吐き部のいずれかからなる分岐管を利用して洗管ピグを水道管に挿入し、また水道管から洗管ピグを取り出しするので、簡単かつ容易に、しかも能率良く水道管を洗浄できる。さらに、本発明の洗浄方法は、従来のように、地中に埋まった水道管を掘り起こして水道管を表出させた後、水道管に洗管ピグの挿入管や排出管を連結する必要がないので、地中に埋められた水道管にダメージを与えることなく水道管を洗浄できる特長もある。
さらに、本発明の請求項2の洗浄方法と請求項5の洗管ピグは、水道管の内面を効率よく洗浄しながら、水道管から細い分岐管にスムーズに洗管ピグを移送して、簡単に能率よく、しかも詰まらないように取り出しできる特長がある。それは、本発明の洗管ピグが、本体ピグの先端に、折曲部を介して本体ピグよりも小さい外形のガイドピグを連結しており、本発明の請求項2の洗浄方法が、この洗管ピグを使用して水道管を洗浄するからである。この構造の洗管ピグは、水道管から分岐管に移送する状態において、細い分岐管にガイドピグがあって、本体ピグが水道管にある状態で、分岐管のガイドピグを加圧流体で圧送させて、折曲部を介して水道管内の本体ピグを引っ張って分岐管に移送できる。したがって、水道管から細い分岐管にスムーズに洗浄ピグを移送させて効率よく洗浄できる。
さらに、本発明の請求項3の洗浄方法と請求項7の洗管ピグは、本体ピグとガイドピグとを連結する折曲部を、変形できるロッド状又は紐状としているので、細長いロッド状または紐状の折曲部を変形させて、ガイドピグを水道管から分岐管にスムーズに移送できる特長がある。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための水道管の洗浄方法とこれに使用する洗管ピグを例示するものであって、本発明は洗浄方法と洗管ピグを以下に特定しない。
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
図1に示すように、地中に埋設している水道管1は、消火栓と空気管と泥吐き部のいずれかからなる分岐管2を所定の間隔で連結している。これらの分岐管2は、先端を地上に設けている。本発明の水道管の洗浄方法は、水道管1に連結しているこれらの分岐管2を利用して、洗管ピグ3を分岐管2から水道管1に入れ、また水道管1を洗浄した洗管ピグ3を水道管1から外部に取り出す。これらの分岐管2は、先端を地面から表出させているので、ここから洗管ピグ3を水道管1に入れることによって、地面を掘り起こすことなく地中に埋設する水道管1に洗管ピグ3を入れることができ、また地中の水道管1から洗管ピグ3を外部に取り出しできる。水道管1に入れられた洗管ピグ3は、加圧流体で圧送されて水道管1の内部を移動する。移動する洗管ピグ3は、表面で水道管1の内面を擦り、水道管1の内面に付着する汚れや異物、あるいは錆等を除去して綺麗に洗浄する。
水道管1の特定の領域を洗管ピグ3で洗浄するとき、水道管1に洗管ピグ3を入れる分岐管2の外側と、水道管1から洗管ピグ3を取り出す分岐管2の外側を仕切弁8で閉塞する。一対の仕切弁8で水道管1の特定の領域を閉塞する状態で、図2に示すように、送り込み側の分岐管2に洗管ピグ3を入れ、この洗管ピグ3の背面に加圧流体を供給して、洗管ピグ3を分岐管2から水道管1に移送し、さらに水道管1の内部を移動させる。水道管1を洗浄した洗管ピグ3は、図3に示すように、続いて供給される加圧流体で、水道管1から分岐管2に圧送され、この分岐管2から外部に排出される。
加圧流体で水道管1を圧送される洗管ピグ3は、表面で水道管1の内面を擦り洗いしながら移動する。汚れの甚だしい水道管1は、洗管ピグ3を水道管1内に複数回移送する。繰り返し水道管1の内部に圧送される洗管ピグ3は、通過する毎に水道管1の内面を擦り洗いして綺麗にする。したがって、洗管ピグ3を水道管1に通過させる回数を多くして、水道管1の内面をより綺麗に洗浄できる。
洗管ピグ3は、水道管1の内面に押圧される状態で移動して、水道管1の内面を綺麗に擦り洗いする。洗管ピグ3が水道管1の内面を押圧する力が弱くなると、能率よく擦り洗いできなくなる。したがって、洗管ピグ3は、弾性変形できる材料を水道管1の内径よりも太く加工して製作される。洗管ピグ3の外形と弾性は、水道管1内を圧送して移送でき、かつ水道管1の内面を所定の圧力で押圧して綺麗に擦り洗いできるように製作される。この洗管ピグ3は、水道管1の内部を圧送できるが、水道管1から細い分岐管2に移送するのが難しい。さらに分岐管2は、T字状のチーズ9を介して水道管1に連結されるので、水道管1から分岐管2に移送される洗管ピグ3は、水道管1と分岐管2の境界で移送方向を90度変更する必要があり、このことが、洗管ピグ3の移送を難しくする。
図4と図5は、太い水道管1から細い分岐管2に移送できる独特の構造の洗管ピグ3を示す。この図の洗管ピグ3は、本体ピグ4と、この本体ピグ4の先端に、折曲部6を介して連結している本体ピグ4よりも小さい外形のガイドピグ5とを備える。
本体ピグ4は、弾性変形材を円柱状に加工した弾性柱の表面に研磨層7を設けている。図の本体ピグ4は、先端部をテーパー状に細くしている。この本体ピグ4は、凹凸のある水道管1の内部をスムーズに引っかかることなく圧送される。また、分岐管2から水道管1に、また水道管1から分岐管2にスムーズに移送される。弾性柱の弾性変形材は、ウレタン樹脂やEVA等の軟質の合成樹脂発泡体である。合成樹脂発泡体は独立気泡を有する発泡体、または連続気泡を有する発泡体である。独立気泡を有する合成樹脂発泡体は、液体や気体の透過が少なく、加圧流体を透過させないので効率よく圧送できる。また、連続気泡の合成樹脂発泡体は、変形率を大きくして、水道管から細い分岐管にスムーズに移送できる。弾性変形材は、合成樹脂発泡体に代わって、ゴム状弾性体を気密に閉塞して、内部に気体を充填する構造等とすることもできる。
弾性柱の表面に設けている研磨層7は、繊維表面に研磨粒を付着した不織布が使用できる。この研磨層7は凹部のある水道管1の内面に面接触して、水道管1の内面を綺麗に擦り洗いできる。ただ、研磨層は、弾性柱の表面に研磨粒を付着して設けることもできる。また、本体ピグは、弾性柱を成形する合成樹脂発泡体に研磨粒を添加して発泡成形して、弾性柱の全体に研磨粒を分布することもできる。この本体ピグは、摩耗して小さくなっても、次々と表面に新しい研磨層ができるので、摩耗しても効果的に擦り洗いできる。
本体ピグ4は、水道管1の内面に圧送されて擦り洗いできるように、外径を水道管1の内径よりも大きく、たとえば水道管1の内径の1.2倍以上、さらに好ましくは1.5倍以上とする。本体ピグが太すぎると、水道管1内をスムーズに圧送できなくなり、また水道管1から細い分岐管2への移動が難しくなる。したがって、本体ピグ4の外径は、たとえば水道管1の内径の3倍以下、好ましくは2倍以下とする。本体ピグ4の水道管1に対する外径は、弾性柱に柔軟な弾性変形材を使用する場合は太くし、反対に硬い弾性変形材を使用する場合は細くする。また、水道管内の汚れの程度が甚だしく、実質的な内径が細くなっている水道管には、最初に細い本体ピグを圧送して擦り洗いし、次第に太い本体ピグを圧送して綺麗に擦り洗いする。したがって、本体ピグの外径は、弾性柱の弾性と水道管の内径と水道管の汚れの程度を考慮して最適な太さに設計される。
図4と図5の洗管ピグ3は、折曲部6を、可撓性のある軟質ウレタン樹脂等の軟質プラスチックをロッド状に成形したものとしている。プラスチックでロッド状に成形している折曲部6は、一端を本体ピグ4に埋設して連結し、他端をガイドピグ5に埋設して連結している。この折曲部6は、本体ピグ4とガイドピグ5に埋設する部分に複数の枝6Aを突出するように設けている。この形状の折曲部6は、本体ピグ4とガイドピグ5に抜けないように連結できる。
ロッド状の折曲部6は、本体ピグ4とガイドピグ5とを離して連結すると共に、細長いロッド部を曲がりやすくする。この構造の洗管ピグ3は、ガイドピグ5と本体ピグ4を分岐管2から水道管1に、また水道管1から分岐管2にスムーズに移送できる。とくに、水道管1から細い分岐管2にスムーズにガイドピグ5と本体ピグ4を移送できる。それは、分岐管2にガイドピグ5があって、本体ピグ4が水道管1にある状態で、分岐管2のガイドピグ5が加圧流体に圧送されて、折曲部6を介して水道管1内の本体ピグ4を引っ張って分岐管2に移送できるからである。また、ガイドピグ5が水道管1から分岐管2に移送されるときに、細長いロッド状の折曲部6が曲がりやすく、ガイドピグ5を水道管1から分岐管2にスムーズに移送できる効果もある。さらに、ロッド状の折曲部6は、ガイドピグ5が分岐管2に、本体ピグ4が水道管1内にあるとき、本体ピグ4が加圧流体で圧送されてロッド状の折曲部6を後ろから押すことも、ガイドピグ5と本体ピグ4をスムーズに移送することに効果がある。
ただし、本発明は、洗管ピグの折曲部をロッド状には特定しない。折曲部は、たとえば、図示しないが、自由に変形できる紐状とすることもできる。紐状の折曲部は、ガイドピグが分岐管にある状態で、本体ピグを水道管に位置させる長さ、たとえば本体ピグの外径よりも長くする。折曲部を紐状とする洗管ピグは、加圧流体で圧送される分岐管のガイドピグが、紐状の折曲部を介して水道管の本体ピグを引っ張って、水道管から分岐管に移送させる。紐状の折曲部は、変形しやすいので、ガイドピグが水道管から分岐管に移送するときに曲がりやすく、ガイドピグを水道管から分岐管にスムーズに移送できる。
さらに、本発明の洗管ピグ3は、折曲部6を、本体ピグ4とガイドピグ5に一体構造とすることもできる。この洗管ピグ3は、図6に示すように、本体ピグ4と折曲部6とガイドピグ5の全体を合成樹脂発泡体で一体的に成形している。この構造は、安価に多量生産できる。この折曲部6は、本体ピグ4とガイドピグ5を成形する合成樹脂発泡で成形される。この洗管ピグ3は、折曲部6をガイドピグ5よりも細く成形して、曲がりやすくしている。細く成形される折曲部6は、表面に非発泡層を設けて引っ張り強度を強くできる。
ガイドピグ5は、水道管1を洗浄するためのものではなく、本体ピグ4を水道管1から分岐管2に引っ張り上げるために設けている。したがって、ガイドピグ5は、分岐管2内をスムーズに圧送される外径に製作される。水道管1に連結している分岐管2の内径は、ほとんどが75mmである。ガイドピグ5は、この内径の分岐管2に加圧流体で圧送されるように、外径を80mm〜150mmとする。ガイドピグ5は、本体ピグ4と同じように、分岐管2の内面に弾性的に押圧される状態で、加圧流体に圧送される。
ガイドピグ5は、本体ピグ4と同じように、弾性変形材を円柱状に加工して製作される。弾性変形材は、ウレタン樹脂やEVA等の軟質の合成樹脂発泡体である。弾性変形材は、合成樹脂発泡体に代わって、ゴム状弾性体を気密に閉塞して、内部に気体を充填する構造とすることもできる。図のガイドピグ4は円柱状としているが、ガイドピグは、必ずしも円柱状とする必要はなく、分岐管内をスムーズに圧送できる他の外形とすることもできる。ガイドピグは、図示しないが、球形状とすることもできる。球形状のガイドピグは、外径である直径を80mm〜150mmとすることができる。さらに、ガイドピグは、側面の一部にテーパー面を有する円柱状や円錐台形状とすることもできる。これらのガイドピグも、底面の外径を80mm〜150mmとして分岐管内をスムーズに圧送できる。
以上の洗管ピグ3は、以下のようにして地中に埋設している水道管1を洗浄する。
(1)洗管ピグ3で洗浄する領域の両側、すなわち送り込み側の分岐管2の外側と、取り出し側の分岐管2の外側に連結している仕切弁8を閉弁する。
(2)分岐管2と消火栓等を連結しているフランジの止ネジを外して、送り込み側と取り出し側の消火栓等を外して分岐管2の先端を開口する。
(3)図2に示すように、送り込み側の分岐管2の開口端に、両フランジ短管10を介して三フランジY字管11を連結する。さらに、図3に示すように、取り出し側の分岐管2の開口端に、両フランジ短管10を介して三フランジY字管11を連結する。
両フランジ短管10は、テーパー管10aの両端にフランジ10bを設けている。テーパー管10aは、分岐管2に向かって内径を次第に細くして、三フランジY字管11から挿入される洗管ピグ3を分岐管2に無理なく案内する。したがって、このテーパー管10aは、下端の内径を分岐管2と同じとし、上端の内径を、三フランジY字管11の下端と同じ内径としている。たとえば、図2の三フランジY字管11は、下端の内径を100mmとするので、テーパー管10aは、上端の内径を100mm、下端の内径を75mmとしている。三フランジY字管11は、下端の内径を100mm、上端と分岐端の内径を125mmとしている。
送り込み側の三フランジY字管11は、直管11Aの上端に開閉弁12を介して、加圧流体源24に連結するカップリング13を連結している。分岐管11Bの開口端にも開閉弁14を介して加圧流体源25に連結するカップリング15を連結している。三フランジY字管11には圧力計16を連結して、加圧流体の圧力を検出するようにしている。
取り出し側の三フランジY字管11は、直管11Aの上端に開閉弁17を介してチーズ18を連結し、チーズ18の開口端に開閉弁19、20を介して、加圧流体源26に連結するカップリング21と、真空装置27に連結するカップリング22とを連結している。分岐管11Bの開口端には仕切弁23を連結している。この三フランジY字管11も圧力計16を連結して、加圧流体の圧力を検出するようにしている。
(4)送り込み側の三フランジY字管11の分岐端を開口して洗管ピグ3を入れ、洗管ピグ3を押して直管11Aまで押し込んだ後、分岐端を閉塞する。図の三フランジY字管11は、分岐端に開閉弁14を介してカップリング15を連結しているので、このカップリング15を介して分岐端を加圧空気源25のコンプレッサに連結し、コンプレッサから加圧空気を供給して、洗管ピグ3を直管11Aまで押し込むことができる。
(5)その後、送り込み側の三フランジY字管11の上端に設けているカップリング13を介して加圧流体源24に連結し、加圧流体源24から加圧流体を供給する。加圧流体源24はコンプレッサである。コンプレッサである加圧流体源24は、加圧流体として加圧空気を供給する。供給された加圧空気は、図2に示すように、洗管ピグ3を、三フランジY字管11と両フランジ短管10と分岐管2に通過させ、さらに分岐管2から水道管1に圧送する。水道管1は分岐管2よりも太いので、洗管ピグ3は分岐管2から水道管1に無理なく圧送される。このとき、分岐端のカップリング15を加圧流体源25であるコンプレッサに連結して、ここから三フランジY字管11に加圧空気を供給することもできる。
(6)送り込み側の三フランジY字管11から供給される加圧流体は、洗管ピグ3を送り込み側から取り出し側に圧送する。洗管ピグ3が取り出し側に圧送されると、送り込み側からの加圧空気の供給を停止する。その後、洗管ピグ3を取り出し側から送り込み側に逆方向に圧送して水道管1の内面をさらに擦り洗いする。このとき、取り出し側の三フランジY字管11に連結しているカップリング19を加圧流体源26のコンプレッサに連結し、送り込み側の三フランジY字管11に連結している開閉弁14を開いて空気を排気できる状態とする。取り出し側から供給される加圧流体は、洗管ピグ3を取り出し側から送り込み側に逆方向に圧送する。この状態で、取り出し側から送り込み側に逆移送された洗管ピグ3は、その後、再び、送り込み側から取り出し側に圧送される。洗管ピグ3を、送り込み側と取り出し側に繰り返し往復させて、水道管1の内面はより綺麗に擦り洗いされる。水道管1の内面を往復するように圧送される洗管ピグ3は、本体ピグ4の表面に設けている研磨層7で水道管1の内面を擦り洗いする。
(7)水道管1の内面を往復して綺麗に擦り洗いした洗管ピグ3は、取り出し側の三フランジY字管11から外部に取り出される。このとき、送り込み側から加圧流体を供給して、洗管ピグ3の先端に連結しているガイドピグ5を水道管1から分岐管2に移送する。ガイドピグ5は本体ピグ4よりも細く、また折曲部6を介して本体ピグ4に連結しているので、水道管1から分岐管2にスムーズに移送される。このとき、取り出し側の三フランジY字管11に連結している真空装置27で空気を強制的に排出して、ガイドピグ5を水道管1から分岐管2にスムーズに移送することができる。
(8)分岐管2に移送されたガイドピグ5は、送り込み側から供給される加圧空気に圧送されて、分岐管2を上昇する。このときも、取り出し側の三フランジY字管11に連結している真空装置27で空気を強制的に排気して、ガイドピグ5をスムーズに分岐管2に上昇できる。
(9)分岐管2を上昇するガイドピグ5は、折曲部6を介して本体ピグ4を引っ張って、水道管1から分岐管2に移送する。ガイドピグ5と本体ピグ4の両方が分岐管2に移送された洗管ピグ3は、加圧空気で分岐管2を上昇する方向に圧送され、取り出し側の分岐管2から外部に排出される。
以上のように加圧流体に加圧空気を使用すると、洗管ピグ3を速やかに分岐管2と水道管1に圧送できる。ただし、加圧流体には加圧液体、すなわち水を加圧して供給することもできる。この場合、加圧流体源は、水を加圧して排出できるタービンポンプ等の水ポンプである。
以上の実施例は、消火栓と空気管と泥吐き部のいずれかからなる分岐管2を使用して、洗管ピグ3を水道管1に入れ、また排出するので、水道管1に洗管ピグ3を出し入れする分岐管2を連結する必要がない。ただ、本発明の洗浄方法は、水道管に、これよりも細い分岐管を連結して、この連結された分岐管から洗管ピグを水道管に出し入れすることもできる。この場合、本発明の洗管ピグは、水道管よりも細い分岐管を利用して、水道管に出し入れできることから、水道管に細い分岐管を連結し、この分岐管から出し入れできる。したがって、水道管に分岐管を連結するとしても、細い分岐管を連結するので、分岐管の連結を簡単に経済的にできる。
本発明の一実施例にかかる水道管の洗浄方法を示す概略断面図である。 図1に示す水道管に連結している送り込み側の分岐管を示す拡大断面図である。 図1に示す水道管に連結している取り出し側の分岐管を示す拡大断面図である。 本発明の一実施例にかかる洗管ピグの斜視図である。 図4に示す洗管ピグの断面図である。 本発明の他の実施例にかかる洗管ピグの断面図である。
1…水道管
2…分岐管
3…洗管ピグ
4…本体ピグ
5…ガイドピグ
6…折曲部 6A…枝
7…研磨層
8…仕切弁
9…チーズ
10…両フランジ短管 10a…テーパー管
10b…フランジ
11…三フランジY字管 11A…直管
11B…分岐管
12…開閉弁
13…カップリング
14…開閉弁
15…カップリング
16…圧力計
17…開閉弁
18…チーズ
19…開閉弁
20…開閉弁
21…カップリング
22…カップリング
23…仕切弁
24…加圧流体源
25…加圧流体源
26…加圧流体源
27…真空装置

Claims (6)

  1. 水道管(1)に連結している送り込み側の消火栓と空気管と泥吐き部のいずれかからなる分岐管(2)から弾性変形する洗管ピグ(3)を挿入し、挿入された洗管ピグ(3)を圧送する加圧流体を分岐管(2)に供給して、この加圧流体で洗管ピグ(3)を分岐管(2)から水道管(1)内に移送し、さらに加圧流体でもって水道管(1)に洗管ピグ(3)を圧送して、洗管ピグ(3)でもって水道管(1)の内面を擦り洗いし、水道管(1)を擦り洗いした洗管ピグ(3)を、水道管(1)から取り出し側の分岐管(2)に移送して、この取り出し側の消火栓と空気管と泥吐き部のいずれかからなる分岐管(2)から外部に取り出す水道管の洗浄方法であって、
    送り込み側の分岐管(2)に挿入する洗管ピグ(3)に、本体ピグ(4)の先端に折曲部(6)を介して本体ピグ(4)よりも小さい外形のガイドピグ(5)を連結したものを使用する水道管の洗浄方法。
  2. 送り込み側の分岐管(2)に挿入する洗管ピグ(3)に、本体ピグ(4)の先端にロッド状又は紐状の折曲部(6)を介してガイドピグ(5)を連結している洗管ピグ(3)を使用する請求項に記載される水道管の洗浄方法。
  3. 送り込み側の分岐管(2)に挿入する洗管ピグ(3)に、本体ピグ(4)の先端に折曲部(6)を介して、外径を80mmよりも太い円柱状または球形状のガイドピグ(5)を連結している洗管ピグ(3)を使用する請求項に記載される水道管の洗浄方法。
  4. 地中に埋設している水道管(1)内を圧送されて、水道管(1)の内面を擦り洗いする洗管ピグであって、
    本体ピグ(4)と、この本体ピグ(4)の先端に、折曲部(6)を介して連結している本体ピグ(4)よりも小さい外形のガイドピグ(5)とを備えることを特徴とする水道管の洗管ピグ。
  5. 本体ピグ(4)が、弾性変形材を円柱状または球形状に加工した弾性柱の表面に研磨層(7)を設けてなる請求項に記載される水道管の洗管ピグ。
  6. 折曲部(6)が本体ピグ(4)とガイドピグ(5)とを連結する変形できるロッド状又は紐状である請求項に記載される水道管の洗管ピグ。
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