JPH10314689A - 配水管の洗浄方法および装置 - Google Patents

配水管の洗浄方法および装置

Info

Publication number
JPH10314689A
JPH10314689A JP9130653A JP13065397A JPH10314689A JP H10314689 A JPH10314689 A JP H10314689A JP 9130653 A JP9130653 A JP 9130653A JP 13065397 A JP13065397 A JP 13065397A JP H10314689 A JPH10314689 A JP H10314689A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
pipe
cleaning
distribution pipe
location
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9130653A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2923482B2 (ja
Inventor
Shinichi Tabata
伸一 田端
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP9130653A priority Critical patent/JP2923482B2/ja
Publication of JPH10314689A publication Critical patent/JPH10314689A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2923482B2 publication Critical patent/JP2923482B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning In General (AREA)
  • Domestic Plumbing Installations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 配水管を洗浄する時間の短縮、労力の低減、
及び節水を実現する。 【解決手段】 制水弁2と制水弁3を閉じて、断水区間
を作る。断水区間内の制水弁2の近くの配水管1に洗浄
用具の挿入部4を設け、洗浄用具挿入側装置6によりポ
リピック等の洗浄用具を挿入する。次に制水弁2を開い
て配水管1内に水を送り込むと共に、挿入部4から配水
管1内に空気を送り込む。洗浄用具取出側装置7ではポ
ンプを作動させて、配水管1内の水と空気を吸引する。
洗浄用具は、配水管1内を移動する過程で配水管1の内
部を洗浄する。配水管1内に送り込まれた水は、洗浄用
具や空気溜まりに衝突することにより、配水管1内を往
復し、その作用で配水管1内を洗浄する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上水道の配水管を
洗浄する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上水道の配水管を洗浄する方法として
は、ポリピック洗浄法や高圧洗浄法等が知られている。
【0003】ポリピック洗浄法は、まず洗浄する区間を
断水状態にするために、洗浄する区間の周囲の制水弁を
閉じる。例えば図9に示すように配水管が網の目のよう
に配置されている場合、制水弁2A,2B,2D,2
E,2G,2Hを閉じて断水区間を作り、その後、制水
弁2Aの近くの右側の位置と制水弁2Gの近くの左側の
位置で配水管に穴をあけ、一方の穴からポリピックと呼
ばれる洗浄用具を挿入する。次にポリピックを挿入した
ほうの穴を塞ぐと共に、その穴に近いほうの制水弁を開
いて断水状態になっていた配水管内に水を送り込む。ポ
リピックは送り込まれた水に流され、配水管の内壁の汚
れを落としながら、もう一つの穴を通って配水管から出
てくる。これにより、図9の区間W1を洗浄することが
できる。
【0004】高圧洗浄法においてもポリピック洗浄法と
同様に、断水状態にした区間内の配水管に穴をあけ、一
つの穴から高圧洗浄装置を用いて洗浄を行う。すなわ
ち、先端から高圧の水を噴射するノズルを取り付けたホ
ースを前述した穴から配水管の中に入れる。そして、ホ
ースを延ばすことによりノズルの先端が配水管の中を進
んでいき、高圧の水により配水管内壁の汚れを落とす。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のポリピック洗浄
法では、ポリピックを入れる箇所と出す箇所との間で排
水管が分岐していると、ポリピックが分岐しているほう
に流されてしまうことがあった。例えば、図9では区間
W1内の二箇所で配水管が分岐しているので、その分岐
部分でポリピックの進路が曲がり、制水弁2A,2D,
2E,又は2Hの方向に進んでしまい、ポリピックの行
方がわからなくなってしまうことがあった。このため、
ポリピックを発見して取り出すことに手間取ってしまう
ことがあった。これを避けるためには、制水弁2Cと2
Fを閉めてそれに挟まれた区間のみを断水させ、その断
水区間内で洗浄を行うことが必要であった。このため、
全長が数kmに達するような網の目状の配水管を洗浄す
るには、長い時間と多大な労力が必要であり、かつ無駄
に消費される水の量も多かった。
【0006】また、従来の高圧洗浄法ではノズルをホー
スで結んでいるため、1回で洗浄できる長さは100m
程度に過ぎないため、同様な問題点があった。
【0007】本発明はこのような問題点を解決すること
のできる配水管の洗浄方法及び装置を提供するものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る配水管の洗
浄方法は、断水状態にした配水管の第1の箇所からその
配水管内に洗浄用具を挿入し、その洗浄用具をその配水
管内で推進させ、前記配水管の第2の箇所から前記洗浄
用具を取り出すことで、前記二箇所の間の配水管を洗浄
する方法であって、前記洗浄用具を前記配水管内で推進
させる際には、前記第1の箇所から前記配水管内に空気
を供給すると共に、前記第1の箇所の近傍の制水弁を開
いて、断水状態にした配水管内に水を供給し、かつ前記
第2の箇所から前記配水管内の水及び空気を吸引するこ
とを特徴とするものである。
【0009】本発明に係る配水管の洗浄装置は、前記本
発明に係る配水管の洗浄方法における第1の箇所で使用
する装置であって、内部に水及び空気の導入が可能な装
置本体と、この装置本体の下に設けられ、前記第1の箇
所に接続可能な挿入用パイプと、前記装置本体の上に設
けた蓋とを備えることを特徴とするものである。
【0010】また、本発明に係る配水管の洗浄装置は、
前記本発明に係る配水管の洗浄方法における第2の箇所
で使用する装置であって、前記第2の箇所に接続可能な
取出用パイプと、この取出用パイプに接続されたホース
と、このホースに接続されたタンクと、このタンクに接
続されたポンプと、前記ホースに接続された洗浄用具取
出管とを備えることを特徴とする本発明によれば、第2
の箇所から配水管内が真空になるように空気を吸引し、
第1の箇所から配水管内に空気を送り込む。それと同時
に、第2の箇所から配水管内の水を吸い込み、第1の箇
所の近傍の制水弁から配水管内に水を送り込む。第1の
箇所から配水管内に挿入された洗浄用具は、第1の箇所
と第2の箇所との間に形成される水と空気の流れにより
配水管内を移動し、第2の箇所に到達する。洗浄用具は
配水管内を移動する過程で配水管の内部を洗浄する。ま
た、配水管内に送り込まれた水は、洗浄用具や空気溜ま
りに衝突することにより、配水管内を往復し、その作用
で配水管内を洗浄する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態について
図面を参照しながら詳細に説明する。
【0012】図1は本発明を適用した配水管の洗浄方法
の概要を示す図である。本実施の形態では、配水管1を
洗浄する際に、制水弁2と制水弁3を閉じて、制水弁2
と制水弁3に挟まれた区間を断水状態にする。そして、
断水区間内の制水弁2の近くの配水管1に洗浄用具の挿
入部(以下単に挿入部という)4を設け、そこに洗浄用
具挿入側装置6を接続する。また、断水区間内の制水弁
3の近くの配水管1に洗浄用具の取出部(以下単に取出
部という)5を設け、そこに洗浄用具取出側装置7を接
続する。洗浄用具挿入側装置6は、挿入部4から配水管
1の内部に洗浄用具を挿入する。洗浄用具は例えば前述
したポリピックである。配水管1の内部に挿入された洗
浄用具は、制水弁2を開くことにより配水管1の内部を
流されて洗浄用具取出側装置7に至り、ここから取り出
される。
【0013】ここで、制水弁2から挿入部4までの長さ
及び制水弁3から取出部5までの長さはいずれも100
m以内にし、この部分の配水管は高圧洗浄法で洗浄す
る。挿入部4及び取出部5は、配水管1の適当な位置に
消火栓や泥吐き弁等が設けてあればそれを利用する。消
火栓や泥吐き弁等が設けてない場合には、予め不断水弁
(不断水バルブ)を取り付けておく。
【0014】図2は洗浄用具挿入側の詳細であり、図3
は洗浄用具取出側の詳細である。ここで、図1と対応す
る部分には図1で使用した符号と同一の符号が付してあ
る。また、ここでは挿入部及び取出部はいずれも不断水
弁41及び不断水弁51を使用している。
【0015】図2に示すように、洗浄用具挿入側装置6
は、略円筒状の装置本体61と、装置本体61の下部に
設けられ、不断水弁41に接続される挿入用パイプ62
と、装置本体61の横に突出しているパイプ状の部分に
取り付けた弁(バルブ)63、水圧計64、及び弁65
と、装置本体61の上端に設けた蓋66とを備えてい
る。
【0016】装置本体61は金属製であり、横方向に3
本のパイプ状の部分が一体的に突設してある。挿入用パ
イプ62は透明なビニル等の合成樹脂製である。そし
て、本体61と挿入用パイプ62とは着脱自在である。
また、蓋66もビニル等の合成樹脂製であり、本体61
と着脱自在である。ここでは配水管1の直径が100m
mの場合、装置本体61の直径を75mm、挿入用パイ
プ62の直径を50mmとする。
【0017】図示されていない高圧ポンプから出力され
た水は弁63を通って装置本体61内に供給される。弁
63はこの水の流量を調整する。また、水圧計64は装
置本体61内に供給される水の水圧を測定する。
【0018】弁65を開けると外部の空気(大気)が装
置本体61内に供給される。ポンプにより強制的に空気
を送り込むように構成してもよい。
【0019】図3に示すように、洗浄用具取出側装置7
には、不断水弁51に接続した取出用パイプ71と、取
出用パイプ71に接続したホース72と、ホース72に
接続した圧力調整タンク73とが設けてある。そして、
圧力調整タンク73にはホースを介してポンプ77と弁
78を接続し、さらに別のホースを介して逆止弁79を
接続してある。また、圧力調整タンク73よりも上流側
のホース72からオーバー管74を分岐して接続し、さ
らにオーバー管74の下流には洗浄用具の取出管76を
接続してある。
【0020】取出用パイプ71は透明なビニル等の合成
樹脂製である。また、ホース72は透明で柔軟なビニル
等の合成樹脂で構成されている。圧力調整タンク73は
配水管1からホース72に流れ込んできた水と空気が直
接的にポンプ77に送られないようにする緩衝装置とし
て作用する。オーバー管74はホース72内でオーバー
フローした水を外部に排出させる機能を持つ。つまり、
オーバー管74に設けた逆止弁75は、通常はポンプ7
7の作用で生成される負圧により閉じているが、挿入側
の制水弁2を開いた時に配水管1を通って多量の水がホ
ース72内に流れ込んだ場合に、その水圧で開く。逆止
弁75が開くと、ホース72内に流れ込んだ水の一部は
オーバー管74から外部に排出される。ポンプ77は真
空ポンプや排水ポンプ等で構成してあり、圧力調整タン
ク73に溜まった水と空気を吸い出して外部に排出す
る。逆止弁79は逆止弁75と同様に、オーバーフロー
した水を排出させる。この逆止弁79の代わりにフート
弁を設けてもよい。
【0021】図4は配水管1を洗浄する手順を示すフロ
ーチャートである。以下図2〜図4を参照しながら配水
管1を洗浄する手順について説明する。なお、この手順
を開始する前にあらかじめ不断水弁41及び不断水弁5
1を取り付けておき、その後に制水弁2と制水弁3を閉
じて断水区間を設定しておく。
【0022】まず、洗浄用具挿入側装置6においては、
洗浄用具8を配水管1の内部に挿入する。また、洗浄用
具取出側装置7においては、配水管1内の水と空気を吸
引する。(以上ステップS1)。
【0023】すなわち、装置本体61と挿入用バイプ6
2とを接続し、挿入用パイプ62を不断水弁41に接続
した後、装置本体61の上端から洗浄用具8を手で押し
込む。そして、蓋66を閉めた後、弁63を開いて高圧
の水を送り込む。弁65は閉めたままにしておく。装置
本体61内に押し込まれた洗浄用具8は高圧の水の力で
下方に押され、例えば直径が50mmの挿入用パイプ6
2を通って例えば直径が100mmの配水管1内に到達
する。洗浄用具8が配水管1内に到達すると、水圧が急
激に低下するので、水圧計64の値を見ることで、洗浄
用具8が配水管1内に到達したことを確認できる。洗浄
用具8が配水管1内に到達したら、弁63を閉めて水の
送り込みを停止させる。このとき、配水管1内の水と空
気は取出側のポンプ77で吸引されているので、洗浄用
具8は配水管1内に到達すると、取出側に吸引されるの
で、誤って制水弁2の方向に進むことはない。
【0024】次に制水弁2を開いて配水管1内に水を送
り込むと共に、弁65を開いて配水管1内に空気を送り
込む。取出側ではポンプ77を作動させて、配水管1内
の水と空気を吸引する(ステップS2)。つまり、挿入
側と取出側との間で水と空気の流れを形成する。
【0025】ここで、挿入側装置6の標高が取出側装置
7の標高よりも高いか若しくは同じ程度であれば、配水
管1内には弁65から自然に空気が入っていく。また、
挿入側装置6が多少低くても取出側装置7のポンプ77
の作用により、配水管1内は空気が薄い状態になってい
るので、配水管1内には空気が自然に入っていく。しか
し、挿入側装置6の標高が取出側装置7の標高よりもあ
る程度以上低い場合には、空気が自然には入らないの
で、ポンプを接続して強制的に空気を送り込む。いずれ
の場合でも配水管1内のにおける水と空気の体積比が
1:1程度になるように水と空気の送り込み量を調節す
る。水と空気の体積比が適正かどうかは、例えば取出側
のホース72内の水と空気の流れから判断する。
【0026】配水管1内に挿入された洗浄用具8は、挿
入側と取出側との間に形成された水と空気の流れに沿っ
て配水管1の内部を移動する。そして、その過程で配水
管1の内壁の汚れを落とす。さらに、配水管1内に空気
を入れることで、水が配水管1内を往復し、その作用で
配水管1内の汚れを落とす。この作用は例えば一升ビン
に水を入れて洗浄する際に、一升ビンに水を満たさずに
空気を残しておき、ビンを振ることで洗浄ができること
と同様である。水が配水管1内を往復するのは、水が洗
浄用具8に衝突して戻ることもあるが、さらに配水管1
内に発生する空気溜まりに水の流れが妨げられて戻るか
らと考えられる。そして、空気溜まりは配水管1の中を
移動し、最終的には取出側から排出されるが、その空気
溜まりの移動に対応して水の流れが変化する。
【0027】このように配水管1内に水と空気を送り込
む動作を続けていると、やがて洗浄用具8が不断水弁5
1から取出側装置の取出用パイプ71、ホース72を通
って取出管76に到達する。洗浄用具8が取出管76に
到達したら、取出側装置7のポンプ77の運転を停止さ
せて水と空気の吸引を停止させる。また、挿入側では制
水弁2を閉めて水の送り込みを停止させると共に弁65
を閉めて空気の送り込みを停止させる(ステップS
3)。
【0028】図5は取出管76の構成を示す斜視図であ
り、図6は取出管の断面及び検出部材の構成を示す平面
図である。取出管76はビニル等の合成樹脂で構成され
たT字管の内部に洗浄用具の検出部材76Bを設けたも
のである。そして、この検出部材76Bの一端を蝶番7
6Dで固定部材76Cに固定し、この固定端を中心にほ
ぼ90°回転可能に構成した。検出部材76B及び固定
部材76Cは、鉄等の金属製である。この取出管76は
ホース72からの水と空気が下から上に向かって流れる
ように、ホース接続部及び圧力調整タンク接続部を介し
て、ホース72及び圧力調整タンク73に接続してあ
る。
【0029】検出部材76Bは通常は自身の重みでその
長手方向が水平方向に向いている。そして、検出部材7
6Bは水及び空気の流れを妨げることはない。洗浄用具
8がホース72から取出管76内に入ってくると、検出
部材76Bは洗浄用具8の先端により押し上げられるの
で、固定端を中心に図6(1)における反時計回りに回
転し、洗浄用具8を通過させる。洗浄用具8が通過する
と、検出部材76Bは時計回りに回転して元の位置に戻
る。洗浄用具8が検出部材76Bの位置を通過したら、
ポンプ77の運転を停止させ、取出口76Aの蓋(図示
せず)を開け、洗浄用具8を取り出す。取出管76を透
明樹脂で構成しておき、外部から確認できるようにする
ことが好適である。また、洗浄用具8が圧力調整タンク
73内に吸い込まれないようにするために、取出管76
に洗浄用具8の動きを停止させる部材(目皿等)を設け
ることが好適である。さらに、検出部材76Bが回転し
たことを各種センサーで検出し、ブザー等を鳴らすよう
に構成してもよい。
【0030】洗浄用具8を用いた洗浄が終了したら、図
7に示すような排水管90を取出側の不断水弁51に取
り付けた後、挿入側の制水弁2を開き、配水管1の内部
に残っている汚れを流し去る。排水管90は、配水管1
内の上部の水を空気及び浮遊物と共に排出する第1排水
管91と、配水管1内の下部の水を砂や鉄錆と共に排出
する第2排水管92と、半円管状の支持部材93とを備
えている。第1排水管91は不断水弁51に対して物理
的な位置が固定される。第2排水管92は第1排水管9
1の内側に設けてあり、上端のねじ94を回すことによ
り上下に移動可能に構成してある。支持部材93は第1
排水管91と物理的に固定してある。
【0031】この図において、不断水弁51を開き、排
水管90を不断水弁51に接続する。そして、ねじ94
を回して第2排水管92の下端を配水管1に内壁の下端
の近くまで下げる。次に、挿入側の制水弁2を開き、配
水管1内に水を流し込む。配水管1内の上部の水は空気
及び浮遊物と共に第1排水管91から排出される。ま
た、配水管1内の下部の水は砂や鉄錆と共に第2排水管
92から外部に排出される。排出される水に汚れがなく
なったら、制水弁2及び不断水弁51を閉じて、排水管
90を不断水弁51から取り外す。
【0032】なお、配水管1の直径が100mm以下の
場合には、このような排水管90を取り付けることな
く、取出部5(不断水弁、消火栓等)から排水するよう
に構成してもよい。
【0033】以上説明した手順により図1の挿入部4か
ら取出部5までの間の配水管1を洗浄することができ
る。挿入部4から制水弁2までの間と挿入部5から制水
弁3までの間は、前述したように高圧洗浄法により洗浄
する。
【0034】図1の配水管1を洗浄する際に、洗浄用具
8が配水管1の内部を所定の速度(例えば3秒間に1m
程度の速度)で移動することが望ましい。そこで、以下
のようにして洗浄用具8の移動速度を検出する。蓋66
の上端には細い穴をあけておく。そして、海釣り用のリ
ールに巻き付けた釣り糸を穴に通し、その釣り糸の先端
を洗浄用具8に固定した後、蓋66を閉め、装置本体6
1内に高圧の水を供給する。洗浄用具8が配水管1内に
到達し、配水管1内を移動するとリールが回転して釣り
糸が延びていく。釣り糸の長さをリールに付属している
メータで読むことにより、洗浄用具8の位置が分かる。
この位置が例えば3秒間に1m程度進むように制水弁2
の開き具合を調節する。なお、この場合、洗浄用具8の
挿入時に高圧の水の一部が蓋66の穴から吹き出ないよ
うにするために、蓋66の側面から水を吸い出す機構
(パイプとポンプ)を設けることが必要である。
【0035】本発明に係る洗浄方法では、図8に示すよ
うに、制水弁2D,2H,2J,2K,2N,2O,2
R及び2Vを閉じて断水区間を作る。そして、制水弁2
Dの近くの下側の位置から洗浄用具を挿入し、制水弁2
Hの近くの下側の位置から洗浄用具を取り出すように構
成すれば、区間W2の洗浄を行うことができる。勿論、
挿入位置と取出位置との間が、これよりも長く込み入っ
たルートであっても問題なく洗浄を行うことができる。
また、一度に洗浄する区間内に直径が異なる配水管が混
在していても問題なく洗浄を行うことができる。ただ
し、洗浄区間の設定に際しては、配水所から見て配水管
の上流から下流に向けて水と空気の流れを作ることが望
ましい。
【0036】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、以下に記載した効果を奏する。 (1)一度に洗浄する区間内で配水管が分岐していても
容易に洗浄を行うことができる。
【0037】(2)一度に洗浄する区間内に直径が異な
る配水管が混在していても容易に洗浄を行うことができ
る。
【0038】(3)配水管に穴をあけないため、無駄に
消費する水が少ない。
【0039】(4)一度に洗浄する区間を自由に設定で
きるため、洗浄の対象となっている領域全体の洗浄に要
する時間と労力が大幅に低下する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した配水管の洗浄方法の概要を示
す図である。
【図2】図1における洗浄用具挿入側の詳細を示す図で
ある。
【図3】図1における洗浄用具取出側の詳細を示す図で
ある。
【図4】本発明の実施の形態において配水管を洗浄する
手順を示すフローチャートである。
【図5】図3における取出管の構成例を示す斜視図であ
る。
【図6】図5の取出管の断面図及び洗浄用具の検出部材
の平面図である。
【図7】本発明の実施の形態における排水管の構成例を
示す断面図である。
【図8】本発明により一度に洗浄される区間の例を示す
図である。
【図9】従来の方法により一度に洗浄される区間の例を
示す図である。
【符号の説明】 1…配水管、2,3…制水弁、4…洗浄用具挿入部、5
…洗浄用具取出部、6…洗浄用具挿入側装置、7…洗浄
用具取出側装置、8…洗浄用具、41,51…不断水
弁。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年10月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項5
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項6
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】上水道の配水管を洗浄する方法として
は、ポリピッ洗浄法や高圧洗浄法等が知られている。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】 ポリピッ洗浄法は、まず洗浄する区間
を断水状態にするために、洗浄する区間の周囲の制水弁
を閉じる。例えば図9に示すように配水管が網の目のよ
うに配置されている場合、制水弁2A,2B,2D,2
E,2G,2Hを閉じて断水区間を作り、その後、制水
弁2Aの近くの右側の位置と制水弁2Gの近くの左側の
位置で配水管に穴をあけ、一方の穴からポリピッと呼
ばれる洗浄用具を挿入する。次にポリピッを挿入した
ほうの穴を塞ぐと共に、その穴に近いほうの制水弁を開
いて断水状態になっていた配水管内に水を送り込む。ポ
リピッは送り込まれた水に流され、配水管の内壁の汚
れを落としながら、もう一つの穴を通って配水管から出
てくる。これにより、図9の区間W1を洗浄することが
できる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】 高圧洗浄法においてもポリピッ洗浄法
と同様に、断水状態にした区間内の配水管に穴をあけ、
一つの穴から高圧洗浄装置を用いて洗浄を行う。すなわ
ち、先端から高圧の水を噴射するノズルを取り付けたホ
ースを前述した穴から配水管の中に入れる。そして、ホ
ースを延ばすことによりノズルの先端が配水管の中を進
んでいき、高圧の水により配水管内壁の汚れを落とす。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のポリピッ洗浄
法では、ポリピッを入れる箇所と出す箇所との間で
水管が分岐していると、ポリピッが分岐しているほう
に流されてしまうことがあった。例えば、図9では区間
W1内の二箇所で配水管が分岐しているので、その分岐
部分でポリピッの進路が曲がり、制水弁2A,2D,
2E,又は2Hの方向に進んでしまい、ポリピッの行
方がわからなくなってしまうことがあった。このため、
ポリピッを発見して取り出すことに手間取ってしまう
ことがあった。これを避けるためには、制水弁2Cと2
Fを閉めてそれに挟まれた区間のみを断水させ、その断
水区間内で洗浄を行うことが必要であった。このため、
全長が数kmに達するような網の目状の配水管を洗浄す
るには、長い時間と多大な労力が必要であり、かつ無駄
に消費される水の量も多かった。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る配水管の洗
浄方法は、断水状態にした配水管の第1の箇所からその
配水管内にピッグを挿入し、そのピッグをその配水管内
で推進させ、前記配水管の第2の箇所から前記ピッグ
取り出すことで、前記二箇所の間の配水管を洗浄する方
法であって、前記ピッグを前記配水管内で推進させる際
には、前記第1の箇所から前記配水管内に空気を供給す
ると共に、前記第1の箇所の近傍の制水弁を開いて、断
水状態にした配水管内に水を供給し、かつ前記第2の箇
所から前記配水管内の水及び空気を吸引することを特徴
とするものである。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】 また、本発明に係る配水管の洗浄装置
は、前記本発明に係る配水管の洗浄方法における第2の
箇所で使用する装置であって、前記第2の箇所に接続可
能な取出用パイプと、この取出用パイプに接続されたホ
ースと、このホースに接続されたタンクと、このタンク
に接続されたポンプと、前記ホースに接続されたピッグ
取出管とを備えることを特徴とするものである。本発明
によれば、第2の箇所から配水管内が真空になるように
空気を吸引し、第1の箇所から配水管内に空気を送り込
む。それと同時に、第2の箇所から配水管内の水を吸い
込み、第1の箇所の近傍の制水弁から配水管内に水を送
り込む。第1の箇所から配水管内に挿入されたピッグ
は、第1の箇所と第2の箇所との間に形成される水と空
気の流れにより配水管内を移動し、第2の箇所に到達す
る。ピッグは配水管内を移動する過程で配水管の内部を
洗浄する。また、配水管内に送り込まれた水は、ピッグ
や空気溜まりに衝突することにより、配水管内を往復
し、その作用で配水管内を洗浄する。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】 図1は本発明を適用した配水管の洗浄方
法の概要を示す図である。本実施の形態では、配水管1
を洗浄する際に、制水弁2と制水弁3を閉じて、制水弁
2と制水弁3に挟まれた区間を断水状態にする。そし
て、断水区間内の制水弁2の近くの配水管1に洗浄用具
の挿入部(以下単に挿入部という)4を設け、そこに洗
浄用具挿入側装置6を接続する。また、断水区間内の制
水弁3の近くの配水管1に洗浄用具の取出部(以下単に
取出部という)5を設け、そこに洗浄用具取出側装置7
を接続する。洗浄用具挿入側装置6は、挿入部4から配
水管1の内部に洗浄用具を挿入する。洗浄用具は例えば
前述したポリピッである。配水管1の内部に挿入され
た洗浄用具は、制水弁2を開くことにより配水管1の内
部を流されて洗浄用具取出側装置7に至り、ここから取
り出される。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】 ここで、挿入側装置6の標高が取出側装
置7の標高よりも高いか若しくは同じ程度であれば、配
水管1内には弁65から自然に空気が入っていく。ま
た、挿入側装置6が多少低くても取出側装置7のポンプ
77の作用により、配水管1内は空気が薄い状態になっ
ているので、配水管1内には空気が自然に入っていく。
しかし、挿入側装置6の標高が取出側装置7の標高より
もある程度以上低い場合には、空気が自然には入らない
ので、ポンプを接続して強制的に空気を送り込む。いず
れの場合でも配水管1内における水と空気の体積比が
1:1程度になるように水と空気の送り込み量を調節す
る。水と空気の体積比が適正かどうかは、例えば取出側
のホース72内の水と空気の流れから判断する。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年7月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 配水管の洗浄方法および装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上水道の配水管を
洗浄する方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上水道の配水管を洗浄する方法として
は、ポリピッグ洗浄法や高圧洗浄法等が知られている。
【0003】ポリピッグ洗浄法は、まず洗浄する区間を
断水状態にするために、洗浄する区間の周囲の制水弁を
閉じる。例えば図9に示すように配水管が網の目のよう
に配置されている場合、制水弁2A,2B,2D,2
E,2G,2Hを閉じて断水区間を作り、その後、制水
弁2Aの近くの右側の位置と制水弁2Gの近くの左側の
位置で配水管に穴をあけ、一方の穴からポリピッグと呼
ばれる洗浄用具を挿入する。次にポリピッグを挿入した
ほうの穴を塞ぐと共に、その穴に近いほうの制水弁を開
いて断水状態になっていた配水管内に水を送り込む。ポ
リピッグは送り込まれた水に流され、配水管の内壁の汚
れを落としながら、もう一つの穴を通って配水管から出
てくる。これにより、図9の区間W1を洗浄することが
できる。
【0004】高圧洗浄法においてもポリピッグ洗浄法と
同様に、断水状態にした区間内の配水管に穴をあけ、一
つの穴から高圧洗浄装置を用いて洗浄を行う。すなわ
ち、先端から高圧の水を噴射するノズルを取り付けたホ
ースを前述した穴から配水管の中に入れる。そして、ホ
ースを延ばすことによりノズルの先端が配水管の中を進
んでいき、高圧の水により配水管内壁の汚れを落とす。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のポリピッグ洗浄
法では、ポリピッグを入れる箇所と出す箇所との間で配
水管が分岐していると、ポリピッグが分岐しているほう
に流されてしまうことがあった。例えば、図9では区間
W1内の二箇所で配水管が分岐しているので、その分岐
部分でポリピッグの進路が曲がり、制水弁2A,2D,
2E,又は2Hの方向に進んでしまい、ポリピッグの行
方がわからなくなってしまうことがあった。このため、
ポリピッグを発見して取り出すことに手間取ってしまう
ことがあった。これを避けるためには、制水弁2Cと2
Fを閉めてそれに挟まれた区間のみを断水させ、その断
水区間内で洗浄を行うことが必要であった。このため、
全長が数kmに達するような網の目状の配水管を洗浄す
るには、長い時間と多大な労力が必要であり、かつ無駄
に消費される水の量も多かった。
【0006】また、従来の高圧洗浄法ではノズルをホー
スで結んでいるため、1回で洗浄できる長さは100m
程度に過ぎないため、同様な問題点があった。
【0007】本発明はこのような問題点を解決すること
のできる配水管の洗浄方法及び装置を提供するものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る配水管の洗
浄方法は、断水状態にした配水管の第1の箇所からその
配水管内にピッグを挿入し、そのピッグをその配水管内
で推進させ、前記配水管の第2の箇所から前記ピッグを
取り出すことで、前記二箇所の間の配水管を洗浄する方
法であって、前記ピッグを前記配水管内で推進させる際
には、前記第1の箇所から前記配水管内に空気を供給す
ると共に、前記第1の箇所の近傍の制水弁を開いて、断
水状態にした配水管内に水を供給し、かつ前記第2の箇
所から前記配水管内の水及び空気を吸引することを特徴
とするものである。
【0009】本発明に係る配水管の洗浄装置は、前記本
発明に係る配水管の洗浄方法における第2の箇所で使用
する装置であって、前記第2の箇所に接続可能な取出用
パイプと、この取出用パイプに接続されたホースと、こ
のホースに接続されたタンクと、このタンクに接続され
水及び空気を吸引するポンプと、前記ホースに接続さ
れたピッグ取出管とを備えることを特徴とするものであ
る。
【0010】本発明によれば、第2の箇所から配水管内
が真空になるように空気を吸引し、第1の箇所から配水
管内に空気を送り込む。それと同時に、第2の箇所から
配水管内の水を吸い込み、第1の箇所の近傍の制水弁か
ら配水管内に水を送り込む。第1の箇所から配水管内に
挿入されたピッグは、第1の箇所と第2の箇所との間に
形成される水と空気の流れにより配水管内を移動し、第
2の箇所に到達する。ピッグは配水管内を移動する過程
で配水管の内部を洗浄する。また、配水管内に送り込ま
れた水は、ピッグや空気溜まりに衝突することにより、
配水管内を往復し、その作用で配水管内を洗浄する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態について
図面を参照しながら詳細に説明する。
【0012】図1は本発明を適用した配水管の洗浄方法
の概要を示す図である。本実施の形態では、配水管1を
洗浄する際に、制水弁2と制水弁3を閉じて、制水弁2
と制水弁3に挟まれた区間を断水状態にする。そして、
断水区間内の制水弁2の近くの配水管1にピッグの挿入
部(以下単に挿入部という)4を設け、そこにピッグ
入側装置6を接続する。また、断水区間内の制水弁3の
近くの配水管1にピッグの取出部(以下単に取出部とい
う)5を設け、そこにピッグ取出側装置7を接続する。
ピッグ挿入側装置6は、挿入部4から配水管1の内部に
ピッグを挿入する。配水管1の内部に挿入されたピッグ
は、制水弁2を開くことにより配水管1の内部を流され
ピッグ取出側装置7に至り、ここから取り出される。
【0013】ここで、制水弁2から挿入部4までの長さ
及び制水弁3から取出部5までの長さはいずれも100
m以内にし、この部分の配水管は高圧洗浄法で洗浄す
る。挿入部4及び取出部5は、配水管1の適当な位置に
消火栓や泥吐き弁等が設けてあればそれを利用する。消
火栓や泥吐き弁等が設けてない場合には、予め不断水弁
(不断水バルブ)を取り付けておく。
【0014】図2はピッグ挿入側の詳細であり、図3は
ピッグ取出側の詳細である。ここで、図1と対応する部
分には図1で使用した符号と同一の符号が付してある。
また、ここでは挿入部及び取出部はいずれも不断水弁4
1及び不断水弁51を使用している。
【0015】図2に示すように、ピッグ挿入側装置6
は、略円筒状の装置本体61と、装置本体61の下部に
設けられ、不断水弁41に接続される挿入用パイプ62
と、装置本体61の横に突出しているパイプ状の部分に
取り付けた弁(バルブ)63、水圧計64、及び弁65
と、装置本体61の上端に設けた蓋66とを備えてい
る。
【0016】装置本体61は金属製であり、横方向に3
本のパイプ状の部分が一体的に突設してある。挿入用パ
イプ62は透明なビニル等の合成樹脂製である。そし
て、本体61と挿入用パイプ62とは着脱自在である。
また、蓋66もビニル等の合成樹脂製であり、本体61
と着脱自在である。ここでは配水管1の直径が100m
mの場合、装置本体61の直径を75mm、挿入用パイ
プ62の直径を50mmとする。
【0017】図示されていない高圧ポンプから出力され
た水は弁63を通って装置本体61内に供給される。弁
63はこの水の流量を調整する。また、水圧計64は装
置本体61内に供給される水の水圧を測定する。
【0018】弁65を開けると外部の空気(大気)が装
置本体61内に供給される。ポンプにより強制的に空気
を送り込むように構成してもよい。
【0019】図3に示すように、ピッグ取出側装置7に
は、不断水弁51に接続した取出用パイプ71と、取出
用パイプ71に接続したホース72と、ホース72に接
続した圧力調整タンク73とが設けてある。そして、圧
力調整タンク73にはホースを介してポンプ77と弁7
8を接続し、さらに別のホースを介して逆止弁79を接
続してある。また、圧力調整タンク73よりも上流側の
ホース72からオーバー管74を分岐して接続し、さら
にオーバー管74の下流にはピッグの取出管76を接続
してある。
【0020】取出用パイプ71は透明なビニル等の合成
樹脂製である。また、ホース72は透明で柔軟なビニル
等の合成樹脂で構成されている。圧力調整タンク73は
配水管1からホース72に流れ込んできた水と空気が直
接的にポンプ77に送られないようにする緩衝装置とし
て作用する。オーバー管74はホース72内でオーバー
フローした水を外部に排出させる機能を持つ。つまり、
オーバー管74に設けた逆止弁75は、通常はポンプ7
7の作用で生成される負圧により閉じているが、挿入側
の制水弁2を開いた時に配水管1を通って多量の水がホ
ース72内に流れ込んだ場合に、その水圧で開く。逆止
弁75が開くと、ホース72内に流れ込んだ水の一部は
オーバー管74から外部に排出される。ポンプ77は真
空ポンプや排水ポンプ等で構成してあり、圧力調整タン
ク73に溜まった水と空気を吸い出して外部に排出す
る。逆止弁79は逆止弁75と同様に、オーバーフロー
した水を排出させる。この逆止弁79の代わりにフート
弁を設けてもよい。
【0021】図4は配水管1を洗浄する手順を示すフロ
ーチャートである。以下図2〜図4を参照しながら配水
管1を洗浄する手順について説明する。なお、この手順
を開始する前にあらかじめ不断水弁41及び不断水弁5
1を取り付けておき、その後に制水弁2と制水弁3を閉
じて断水区間を設定しておく。
【0022】まず、ピッグ挿入側装置6においては、
ッグ8を配水管1の内部に挿入する。また、ピッグ取出
側装置7においては、配水管1内の水と空気を吸引す
る。(以上ステップS1)。
【0023】すなわち、装置本体61と挿入用イプ6
2とを接続し、挿入用パイプ62を不断水弁41に接続
した後、装置本体61の上端からピッグ8を手で押し込
む。そして、蓋66を閉めた後、弁63を開いて高圧の
水を送り込む。弁65は閉めたままにしておく。装置本
体61内に押し込まれたピッグ8は高圧の水の力で下方
に押され、例えば直径が50mmの挿入用パイプ62を
通って例えば直径が100mmの配水管1内に到達す
る。ピッグ8が配水管1内に到達すると、水圧が急激に
低下するので、水圧計64の値を見ることで、ピッグ
が配水管1内に到達したことを確認できる。ピッグ8が
配水管1内に到達したら、弁63を閉めて水の送り込み
を停止させる。このとき、配水管1内の水と空気は取出
側のポンプ77で吸引されているので、ピッグ8は配水
管1内に到達すると、取出側に吸引されるので、誤って
制水弁2の方向に進むことはない。
【0024】次に制水弁2を開いて配水管1内に水を送
り込むと共に、弁65を開いて配水管1内に空気を送り
込む。取出側ではポンプ77を作動させて、配水管1内
の水と空気を吸引する(ステップS2)。つまり、挿入
側と取出側との間で水と空気の流れを形成する。
【0025】ここで、挿入側装置6の標高が取出側装置
7の標高よりも高いか若しくは同じ程度であれば、配水
管1内には弁65から自然に空気が入っていく。また、
挿入側装置6が多少低くても取出側装置7のポンプ77
の作用により、配水管1内は空気が薄い状態になってい
るので、配水管1内には空気が自然に入っていく。しか
し、挿入側装置6の標高が取出側装置7の標高よりもあ
る程度以上低い場合には、空気が自然には入らないの
で、ポンプを接続して強制的に空気を送り込む。いずれ
の場合でも配水管1内における水と空気の体積比が1:
1程度になるように水と空気の送り込み量を調節する。
水と空気の体積比が適正かどうかは、例えば取出側のホ
ース72内の水と空気の流れから判断する。
【0026】配水管1内に挿入されたピッグ8は、挿入
側と取出側との間に形成された水と空気の流れに沿って
配水管1の内部を移動する。そして、その過程で配水管
1の内壁の汚れを落とす。さらに、配水管1内に空気を
入れることで、水が配水管1内を往復し、その作用で配
水管1内の汚れを落とす。この作用は例えば一升ビンに
水を入れて洗浄する際に、一升ビンに水を満たさずに空
気を残しておき、ビンを振ることで洗浄ができることと
同様である。水が配水管1内を往復するのは、水がピッ
8に衝突して戻ることもあるが、さらに配水管1内に
発生する空気溜まりに水の流れが妨げられて戻るからと
考えられる。そして、空気溜まりは配水管1の中を移動
し、最終的には取出側から排出されるが、その空気溜ま
りの移動に対応して水の流れが変化する。
【0027】このように配水管1内に水と空気を送り込
む動作を続けていると、やがてピッグ8が不断水弁51
から取出側装置の取出用パイプ71、ホース72を通っ
て取出管76に到達する。ピッグ8が取出管76に到達
したら、取出側装置7のポンプ77の運転を停止させて
水と空気の吸引を停止させる。また、挿入側では制水弁
2を閉めて水の送り込みを停止させると共に弁65を閉
めて空気の送り込みを停止させる(ステップS3)。
【0028】図5は取出管76の構成を示す斜視図であ
り、図6は取出管の断面及び検出部材の構成を示す平面
図である。取出管76はビニル等の合成樹脂で構成され
たT字管の内部にピッグの検出部材76Bを設けたもの
である。そして、この検出部材76Bの一端を蝶番76
Dで固定部材76Cに固定し、この固定端を中心にほぼ
90゜回転可能に構成した。検出部材76B及び固定部
材76Cは、鉄等の金属製である。この取出管76はホ
ース72からの水と空気が下から上に向かって流れるよ
うに、ホース接続部及び圧力調整タンク接続部を介し
て、ホース72及び圧力調整タンク73に接続してあ
る。
【0029】検出部材76Bは通常は自身の重みでその
長手方向が水平方向に向いている。そして、検出部材7
6Bは水及び空気の流れを妨げることはない。ピッグ
がホース72から取出管76内に入ってくると、検出部
材76Bはピッグ8の先端により押し上げられるので、
固定端を中心に図6(1)における反時計回りに回転
し、ピッグ8を通過させる。ピッグ8が通過すると、検
出部材76Bは時計回りに回転して元の位置に戻る。
ッグ8が検出部材76Bの位置を通過したら、ポンプ7
7の運転を停止させ、取出口76Aの蓋(図示せず)を
開け、ピッグ8を取り出す。取出管76を透明樹脂で構
成しておき、外部から確認できるようにすることが好適
である。また、ピッグ8が圧力調整タンク73内に吸い
込まれないようにするために、取出管76にピッグ8の
動きを停止させる部材(目皿等)を設けることが好適で
ある。さらに、検出部材76Bが回転したことを各種セ
ンサーで検出し、ブザー等を鳴らすように構成してもよ
い。
【0030】ピッグ8を用いた洗浄が終了したら、図7
に示すような排水管90を取出側の不断水弁51に取り
付けた後、挿入側の制水弁2を開き、配水管1の内部に
残っている汚れを流し去る。排水管90は、配水管1内
の上部の水を空気及び浮遊物と共に排出する第1排水管
91と、配水管1内の下部の水を砂や鉄錆と共に排出す
る第2排水管92と、半円管状の支持部材93とを備え
ている。第1排水管91は不断水弁51に対して物理的
な位置が固定される。第2排水管92は第1排水管91
の内側に設けてあり、上端のねじ94を回すことにより
上下に移動可能に構成してある。支持部材93は第1排
水管91と物理的に固定してある。
【0031】この図において、不断水弁51を開き、排
水管90を不断水弁51に接続する。そして、ねじ94
を回して第2排水管92の下端を配水管1に内壁の下端
の近くまで下げる。次に、挿入側の制水弁2を開き、配
水管1内に水を流し込む。配水管1内の上部の水は空気
及び浮遊物と共に第1排水管91から排出される。ま
た、配水管1内の下部の水は砂や鉄錆と共に第2排水管
92から外部に排出される。排出される水に汚れがなく
なったら、制水弁2及び不断水弁51を閉じて、排水管
90を不断水弁51から取り外す。
【0032】なお、配水管1の直径が100mm以下の
場合には、このような排水管90を取り付けることな
く、取出部5(不断水弁、消火栓等)から排水するよう
に構成してもよい。
【0033】以上説明した手順により図1の挿入部4か
ら取出部5までの間の配水管1を洗浄することができ
る。挿入部4から制水弁2までの間と挿入部5から制水
弁3までの間は、前述したように高圧洗浄法により洗浄
する。
【0034】図1の配水管1を洗浄する際に、ピッグ
が配水管1の内部を所定の速度(例えば3秒間に1m程
度の速度)で移動することが望ましい。そこで、以下の
ようにしてピッグ8の移動速度を検出する。蓋66の上
端には細い穴をあけておく。そして、海釣り用のリール
に巻き付けた釣り糸を穴に通し、その釣り糸の先端を
ッグ8に固定した後、蓋66を閉め、装置本体61内に
高圧の水を供給する。ピッグ8が配水管1内に到達し、
配水管1内を移動するとリールが回転して釣り糸が延び
ていく。釣り糸の長さをリールに付属しているメータで
読むことにより、ピッグ8の位置が分かる。この位置が
例えば3秒間に1m程度進むように制水弁2の開き具合
を調節する。なお、この場合、ピッグ8の挿入時に高圧
の水の一部が蓋66の穴から吹き出ないようにするため
に、蓋66の側面から水を吸い出す機構(パイプとポン
プ)を設けることが必要である。
【0035】本発明に係る洗浄方法では、図8に示すよ
うに、制水弁2D,2H,2J,2K,2N,2O,2
R及び2Vを閉じて断水区間を作る。そして、制水弁2
Dの近くの下側の位置からピッグを挿入し、制水弁2H
の近くの下側の位置からピッグを取り出すように構成す
れば、区間W2の洗浄を行うことができる。勿論、挿入
位置と取出位置との間が、これよりも長く込み入ったル
ートであっても問題なく洗浄を行うことができる。ま
た、一度に洗浄する区間内に直径が異なる配水管が混在
していても問題なく洗浄を行うことができる。ただし、
洗浄区間の設定に際しては、配水所から見て配水管の上
流から下流に向けて水と空気の流れを作ることが望まし
い。
【0036】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、以下に記載した効果を奏する。 (1)一度に洗浄する区間内で配水管が分岐していても
容易に洗浄を行うことができる。
【0037】(2)一度に洗浄する区間内に直径が異な
る配水管が混在していても容易に洗浄を行うことができ
る。
【0038】(3)配水管に穴をあけないため、無駄に
消費する水が少ない。
【0039】(4)一度に洗浄する区間を自由に設定で
きるため、洗浄の対象となっている領域全体の洗浄に要
する時間と労力が大幅に低下する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した配水管の洗浄方法の概要を示
す図である。
【図2】図1におけるピッグ挿入側の詳細を示す図であ
る。
【図3】図1におけるピッグ取出側の詳細を示す図であ
る。
【図4】本発明の実施の形態において配水管を洗浄する
手順を示すフローチャートである。
【図5】図3における取出管の構成例を示す斜視図であ
る。
【図6】図5の取出管の断面図及びピッグの検出部材の
平面図である。
【図7】本発明の実施の形態における排水管の構成例を
示す断面図である。
【図8】本発明により一度に洗浄される区間の例を示す
図である。
【図9】従来の方法により一度に洗浄される区間の例を
示す図である。
【符号の説明】 1…配水管、2,3…制水弁、4…ピッグ挿入部、5…
ピッグ取出部、6…ピッグ挿入側装置、7…ピッグ取出
側装置、8…ピッグ、41,51…不断水弁。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断水状態にした配水管の第1の箇所から
    その配水管内に洗浄用具を挿入し、その洗浄用具をその
    配水管内で推進させ、前記配水管の第2の箇所から前記
    洗浄用具を取り出すことで、前記二箇所の間の配水管を
    洗浄する方法であって、 前記洗浄用具を前記配水管内で推進させる際には、前記
    第1の箇所から前記配水管内に空気を供給すると共に、
    前記第1の箇所の近傍の制水弁を開いて、前記断水状態
    にした配水管内に水を供給し、かつ前記第2の箇所から
    前記配水管内の水及び空気を吸引することを特徴とする
    配水管の洗浄方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の箇所と前記第2の箇所の少な
    くとも一方は、予め前記配水管に取り付けた不断水弁で
    ある請求項1に記載の配水管の洗浄方法。
  3. 【請求項3】 さらに、前記洗浄用具の推進速度が所定
    の値になるように制御する請求項1に記載に配水管の洗
    浄方法。
  4. 【請求項4】 前記洗浄用具を取り出した後に、配水管
    内の上部と下部の残留物を排出する請求項1に記載の配
    水管の洗浄方法。
  5. 【請求項5】 断水状態にした配水管の第1の箇所から
    その配水管内に洗浄用具を挿入し、その洗浄用具をその
    配水管内で推進させ、前記配水管路の第2の箇所から前
    記洗浄用具を取り出すことで、前記二箇所の間の配水管
    を洗浄する際に前記第1の箇所で使用する装置であっ
    て、 内部に水及び空気の導入が可能な装置本体と、この装置
    本体の下に設けられ、前記第1の箇所に接続可能な挿入
    用パイプと、前記装置本体の上に設けた蓋とを備えるこ
    とを特徴とする配水管の洗浄装置。
  6. 【請求項6】 断水状態にした配水管の第1の箇所から
    その配水管内に洗浄用具を挿入し、その洗浄用具をその
    配水管内で推進させ、前記配水管路の第2の箇所から前
    記洗浄用具を取り出すことで、前記二箇所の間の配水管
    を洗浄する際に前記第2の箇所で使用する装置であっ
    て、 前記第2の箇所に接続可能な取出用パイプと、この取出
    用パイプに接続されたホースと、このホースに接続され
    たタンクと、このタンクに接続されたポンプと、前記ホ
    ースに接続された洗浄用具取出管とを備えることを特徴
    とする配水管の洗浄装置。
  7. 【請求項7】 さらに、オーバーフローした水を排出す
    る手段を設けた請求項6に記載の配水管の洗浄装置。
JP9130653A 1997-05-21 1997-05-21 配水管の洗浄方法および装置 Expired - Fee Related JP2923482B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9130653A JP2923482B2 (ja) 1997-05-21 1997-05-21 配水管の洗浄方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9130653A JP2923482B2 (ja) 1997-05-21 1997-05-21 配水管の洗浄方法および装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10314689A true JPH10314689A (ja) 1998-12-02
JP2923482B2 JP2923482B2 (ja) 1999-07-26

Family

ID=15039402

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9130653A Expired - Fee Related JP2923482B2 (ja) 1997-05-21 1997-05-21 配水管の洗浄方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2923482B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007209940A (ja) * 2006-02-13 2007-08-23 Yuushin Kk 配管更生方法
JP2008025283A (ja) * 2006-07-24 2008-02-07 Kurimoto Ltd 水道管の洗浄方法とこの方法に使用する水道管の洗管ピグ
JP2009066522A (ja) * 2007-09-13 2009-04-02 Sadakuni Daiku 上水道管の清掃方法
JP2009189910A (ja) * 2008-02-12 2009-08-27 Masakazu Yamamoto 管内清掃方法
GB2479796A (en) * 2010-04-24 2011-10-26 P N Daly Ltd Method for cleaning a water main
JP2012045514A (ja) * 2010-08-30 2012-03-08 Daiku Sadakuni ピグ通過確認装置
JP2016107247A (ja) * 2014-12-10 2016-06-20 中里建設株式会社 管路洗浄装置および管路洗浄方法
WO2022051525A1 (en) * 2020-09-04 2022-03-10 Tpe Midstream Llc Valve evacuation apparatus, control, and associated methods
KR102406859B1 (ko) * 2021-08-06 2022-06-10 유한회사 태양건설 양방향 세척수 고압 압입 및 진공 흡입 방식 관로 세척 시스템

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007209940A (ja) * 2006-02-13 2007-08-23 Yuushin Kk 配管更生方法
JP2008025283A (ja) * 2006-07-24 2008-02-07 Kurimoto Ltd 水道管の洗浄方法とこの方法に使用する水道管の洗管ピグ
JP4538431B2 (ja) * 2006-07-24 2010-09-08 株式会社栗本鐵工所 水道管の洗浄方法とこの方法に使用する水道管の洗管ピグ
JP2009066522A (ja) * 2007-09-13 2009-04-02 Sadakuni Daiku 上水道管の清掃方法
JP2009189910A (ja) * 2008-02-12 2009-08-27 Masakazu Yamamoto 管内清掃方法
GB2479796A (en) * 2010-04-24 2011-10-26 P N Daly Ltd Method for cleaning a water main
JP2012045514A (ja) * 2010-08-30 2012-03-08 Daiku Sadakuni ピグ通過確認装置
JP2016107247A (ja) * 2014-12-10 2016-06-20 中里建設株式会社 管路洗浄装置および管路洗浄方法
WO2022051525A1 (en) * 2020-09-04 2022-03-10 Tpe Midstream Llc Valve evacuation apparatus, control, and associated methods
GB2613491A (en) * 2020-09-04 2023-06-07 Tpe Midstream Llc Valve evacuation apparatus, control, and associated methods
AU2021338355B2 (en) * 2020-09-04 2024-01-25 Tpe Midstream Llc Valve evacuation apparatus, control, and associated methods
KR102406859B1 (ko) * 2021-08-06 2022-06-10 유한회사 태양건설 양방향 세척수 고압 압입 및 진공 흡입 방식 관로 세척 시스템

Also Published As

Publication number Publication date
JP2923482B2 (ja) 1999-07-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2923482B2 (ja) 配水管の洗浄方法および装置
CN104032813B (zh) 冲水大便器
US2315673A (en) Cleaning device
US5882428A (en) Method of flushing a circulation system using first and second rigs
EP0152223B1 (en) High pressure jets
US5891260A (en) Product recovery system
CN101761664A (zh) 节流阀及其在用以清洁泥浆输送管的设备和方法中的应用
JP2005040742A (ja) ピグによる移送配管の自動洗浄装置
JP2009527304A (ja) 歯科用すすぎユニット
JPH10137711A (ja) 真空式汚水排水方法
JP2010236201A (ja) 水洗大便器
JPH0913475A (ja) 便器への泡供給機構
JPH0438259B2 (ja)
EP3170941A1 (en) System for cleaning a septic tank of a vehicle and a method performing the same
EP0715116B1 (en) Liquid injection apparatus for use in a method of lining the internal surface of a pipe
KR100788395B1 (ko) 건물의 옥내 배관 청소용 밸브장치
JP2004267900A (ja) 排水管の洗浄方法とその装置
EP0715114B1 (en) Suction system for use in a method of lining the internal surface of a pipe
JP7402135B2 (ja) 土砂搬送装置及び土砂搬送方法
JPH08253953A (ja) 空気による土砂の輸送方法
JPH06226185A (ja) 管内面ライニング補修工法
US20090078285A1 (en) Method and Device for Cleaning Pipe Runs
JPH0233537B2 (ja) Senshakiniokerutoketsuboshihoho
JP2001214496A (ja) トイレ装置
KR100582863B1 (ko) 현상액 디스펜서 노즐용 흡인 밸브 설비

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110430

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140430

Year of fee payment: 15

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees