JP4537829B2 - センサーパッケージおよびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、センサーパッケージに係り、特にセンサーのアクティブ面側に保護材を備えたセンサーパッケージと、このセンサーパッケージを簡便に製造する方法に関する。
従来から、CCD、CMOS等のイメージセンサー、加速度センサー等のセンサーが種々の用途に用いられている。例えば、イメージセンサーは、半導体チップの一方の面が、光電変換を行う受光素子が配設されたアクティブ面となっている。このようなセンサーは、配線基板等に実装され、センサーからの信号を信号処理系に出力するために、ワイヤボンディング等の接続手段を介して配線基板に接続され、さらに、アクティブ面に空隙部を設けるように保護材、例えば、赤外線カットフィルタが配設され封止されることにより、撮像素子等が構成されている(特許文献1)。
特開平8−88339号公報
しかしながら、従来の撮像素子は、センサーを個々に実装し、ワイヤボンディングする工程、その後の封止工程等の一連の製造工程においてセンサーのアクティブ面に汚染が生じ易く、歩留まりの向上に支障を来たしていた。
また、個々のセンサーを配線基板に実装する際に、センサーの端子と配線基板の配線とのワイヤボンディングが行われるため、面方向の広がりが必要であり、小型化に限界があり、また、製造の効率化にも限界があった。
本発明は、上記のような実情に鑑みてなされたものであり、小型で信頼性の高いセンサーパッケージと、このようなセンサーパッケージを簡便に製造するための製造方法を提供することを目的とする。
このような目的を達成するために、本発明のセンサーパッケージは、センサーと、該センサーの表面のアクティブ面に空隙部を介して対向するようにセンサー表面に固着された保護材と、該保護材およびセンサーの外側に位置する枠体と、を備え、前記センサーは、表面の前記アクティブ面の外側領域に複数の端子を有し、前記保護材は、前記センサーのアクティブ面の外側領域に対向する面に複数の引き出し配線を有し、各引き出し配線はバンプを介して前記センサーの端子に接続されており、前記枠体は内側から外側に貫通する複数のリード線を有し、各リード線は枠体の内側を内部端子とし、枠体の外側を外部端子とし、各内部端子はワイヤを介して前記保護材の引き出し配線に接続され、前記枠体の端面は前記保護材の前記引き出し配線を有する面の反対側の面と同一面をなしており、前記ワイヤを被覆し、かつ、前記センサーおよび前記保護材と前記枠体との隙間のみに位置する封止部材を備えているような構成とした。
本発明の他の態様として、前記保護材は、赤外線カットフィルターであるような構成とした。
本発明の他の態様として、空隙部を介して重ねられた状態の前記センサーと前記保護材の全厚みと、前記枠体の高さがほぼ等しいような構成とした。
本発明の他の態様として、前記保護材は前記アクティブ面の外側領域に位置する封止用リブを介して前記センサーに固着されているような構成とした。
本発明のセンサーパッケージの製造方法は、ウエハを多面付けに区画し、各面付け毎にセンサーを作製する工程と、多面付けの前記ウエハをダイシングする工程と、多面付けに区画された保護材の各面付け毎に複数の引き出し配線を形成し、ダイシングされた各センサーを、センサーのアクティブ面が前記保護材と空隙を介して対向するように、各面付け毎に保護材に固着するとともに、前記引き出し配線にバンプを介して前記センサの端子を接続する工程と、多面付けの前記保護材をダイシングする工程と、方形状の内側開口を有し、内側から外側に貫通する複数のリード線を有する枠体を作製する工程と、前記枠体の内側に前記保護材とセンサーとの積層体を、前記保護材の前記引き出し配線を有する面の反対側の面が前記枠体の端面と同一面をなすように配置して固定し、前記保護材の引き出し配線と前記リード線の内部端子とをワイヤで接続する工程と、前記ワイヤを被覆するように、前記保護材、センサーと前記枠体との隙間のみに封止部材を配設する工程と、を有するような構成とした。
本発明の他の態様として、前記センサー表面のアクティブ面の外側領域に封止用リブを設け、該封止用リブを介してセンサーを保護材に固着するような構成とした。
本発明の他の態様として、外枠部材と、該外枠部材から内側方向に突設された複数のリード線を備えたリードフレームを形成し、トランスファー成型により前記リードフレームのリード線を挟持するように回廊形状の下部枠体と上部枠体を一体的に形成し、その後、前記リード線を切断して前記外枠部材を除去することにより前記枠体を作製するような構成とした。
このような本発明のセンサーパッケージは、枠体から突出する外部端子を備えているので、配線基板上への実装が容易であるとともに、面方向の広がりが抑制され、装置の小型化が可能であり、また製造の高効率化も可能である。また、センサーのアクティブ面の汚染が保護材により防止され、実装工程中等においてセンサーパッケージが汚染された場合には、保護材面を清浄化するだけで良好な状態のセンサーパッケージが得られ、製造歩留まりが向上する。
本発明のセンサーパッケージの製造方法では、ウエハレベルでのセンサーの作製と、多面付けでの保護材とセンサーとの固着を行う一括アッセンブリーが工程中にあるため、全ての工程をセンサー個々のレベルで行うことに比べて、工程管理が容易で製造コストの低減が可能である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[センサーパッケージ]
図1は本発明のセンサーパッケージの一実施形態を示す斜視図であり、図2は図1に示されるセンサーパッケージのA−A線での概略断面図である。図1及び図2において、本発明のセンサーパッケージ1は、センサー11と、このセンサー11の表面11aに封止用リブ17により固着された保護材21と、このセンサー11と保護材21の積層体を囲むように外側に位置する枠体31とを備えている。また、図3は、図1および図2に示されるセンサーパッケージ1を構成する枠体31の斜視図である。
本発明のセンサーパッケージ1を構成するセンサー11は、表面11aにアクティブ面12を有していおり、このアクティブ面12の外側の領域には複数の端子13を備えている。センサー11には特に制限はなく、CCD、CMOS等のイメージセンサーや、加速度センサー、圧力センサー、ジャイロセンサー等の各種MEMS(Micro Electromechanical System)センサー等であってよい。尚、上記のアクティブ面12は、例えば、光電変換を行う受光素子が複数の画素をなすように配列された領域等、センサーの所望の検知機能を発現する領域を意味する。
本発明のセンサーパッケージ1を構成する保護材21は、センサー11と対向する面21aのうち、アクティブ面12の外側領域と対向する領域に複数の引き出し配線22を備え、各引き出し配線22はバンプ15を介してセンサー11の端子13に接続されている。また、各引き出し配線22の外側の部位は、ワイヤ25を介して枠体31の各内部端子32aに接続されている。そして、センサー11のアクティブ面12は、空隙部5を介して保護材21と対向するとともに、この空隙部5は、アクティブ面12の周囲に配設された封止用リブ17によって密封されている。
上述の保護材21は、例えば、ガラス、ポリイミド、ポリカーボネート等の材質を使用することができ、また、赤外線吸収機能を有する材質を用いて赤外線カットフィルタを兼ねるものであってもよい。この保護材21の厚みは、材質、光透過性等を考慮して、例えば、0.3〜1mmの範囲で設定することができる。また、保護材21と、センサー11のアクティブ面12との間に存在する空隙部5の厚みは、例えば、1〜20μmの範囲で設定することができる。
本発明のセンサーパッケージ1を構成する枠体31は、図3に示されるように、方形状の内側開口33を有する枠形状であり、枠体31の内側開口33から外側に貫通する複数のリード線32を有している。これらの各リード線32は、同一平面をなすように配列され、各リード線32の下部には幅広の下部枠体31Aが存在し、各リード線32の上部には幅狭の上部枠体31Bが存在し、下部枠体31Aと上部枠体31Bに挟持されるように各リード線32が配設されている。そして、各リード線32は、枠体31の内側部位を内部端子32aとし、枠体31の外側部位を外部端子32bとしている。このような枠体31は、保護材21の側壁部に封止部材7を介して固着されている。そして、センサー11と保護材21の積層体と、枠体31との隙間を埋めるように封止部材9が配設され、この封止部材9によって上記のワイヤ25が被覆されている。
枠体31を構成する下部枠体31Aと上部枠体31Bは、例えば、ポリベンズオキサゾール樹脂、エポキシ樹脂、ベンゾシクロブテン樹脂、カルド樹脂、ポリイミド樹脂等の電気絶縁性の材料により形成されたものであってよい。この枠体31の高さHは、センサー11と保護材21の積層体の厚みWとほぼ等しいことが望ましく、例えば、0.5〜1.6mmの範囲で適宜設定することができる。また、幅広の下部枠体31Aの幅は、例えば、1〜2mm程度、幅狭の上部枠体31Bの幅は、例えば、0.6〜1.5mm程度の範囲で適宜設定することができる。
上記のような保護材21を、センサー11の表面11aに所定の空隙部5を介して固着するための封止用リブ17、および封止部材7,9は、例えば、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂等を用いることができる。
上述の保護材21が備える引き出し配線22の材質は、Cu、Ag、Au、Sn等の導電材料とすることができる。また、各引き出し配線22とセンサー11の端子13を接続するバンプ15の材質も、Cu、Ag、Au、Sn等の導電材料とすることができる。
枠体31に設けられたリード線32の材質は、銅、銅合金、鉄、鉄合金(ニッケル含有量:36%のアンバー、42%の42合金や426合金、50%の50合金等)、ステンレス等とすることができる。このリード線32の長さは、例えば、1.2〜3.8mmの範囲で設定することができ、太さは80〜200μmの範囲で設定することができる。尚、リード線32の内部端子32a、外部端子32bは、例えば、Niめっき層、Auめっき層の積層を備えるものであってもよい。
上述のような本発明のセンサーパッケージ1は、センサー11のアクティブ面12の汚染が保護材21により防止され、実装工程中等においてセンサーパッケージ1が汚染された場合には、保護材21を清浄化するだけで良好な状態のセンサーパッケージ1が得られ、製造歩留まりが向上する。また、枠体31から外側に突出するように外部端子32bを備えているので、配線基板上への実装が容易であるとともに、面方向の広がりが抑制され、装置の小型化が可能であり、また、製造の高効率化も可能である。
上述のセンサーパッケージは、例示であり、例えば、センサーの端子13の数、リード線32の数、これらの配設位置は、図示例では煩雑さを避けるために簡便に示しているが、これに限定されるものではない。また、枠体31の形状等の上述の実施形態に限定されるものではない。
[センサーパッケージの製造方法]
次に、本発明のセンサーパッケージの製造方法について説明する。
図4及び図5は、本発明のセンサーパッケージの製造方法の一実施形態を、上述の図1〜図3に示すセンサーパッケージ1を例として示す工程図である。
まず、シリコンウエハ41を多面付けに区画し、各面付け41A毎にセンサー11を作製する(図4(A))。センサー11は、例えば、MEMS(Micro Electromechanical System)手法等を用いて作製する。作製したセンサー11は、表面にアクティブ面12を有し、このアクティブ面12の外側の領域に複数の端子13を有するものである。
次いで、各面付け41A毎に、アクティブ面12の外側を囲むように封止用リブ17を設け、センサー11の端子13に接続用のバンプ15を配設する(図4(B))。封止用リブ17は、例えば、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂等を用いてスクリーン印刷にて形成することができる。
次に、多面付けのシリコンウエハ41をダイシングし、得られた各センサー11を保護材51上に位置決めして載置する(図4(C))。保護材51は、多面付けに区画され、各面付け51A毎に引き出し配線22を形成したものである。各センサー11は、封止用リブ17を介して保護材51に固着され、同時に、バンプ15が引き出し配線22に接続される(図4(D))。
次に、多面付けの保護材51をダイシングし、センサー11と保護材21との積層体を得る。また、方形状の内側開口33を有し内側から外側に貫通する複数のリード線32を有する枠体31を作製する。そして、この枠体31の内側開口33にセンサー11と保護材21との積層体を配置する。その後、保護材21の側壁部と枠体31の隙間に高チクソ性の液状樹脂、例えば、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂等を流し込み、封止部材7を形成して固定する(図5(A))。
次いで、保護材21の引き出し配線22と、リード線32の内部端子32aとをワイヤ25で電気的に接続する(図5(B))。
次いで、センサー11と保護材21との積層体と、枠体31との隙間に高チクソ性の液状樹脂、例えば、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂等を流し込み等により充填して、ワイヤ25を被覆する封止部材9を形成する。これにより、センサーパッケージ1が得られる(図5(C))。
尚、上述の枠体31の作製は、例えば、以下のようにして行うことができる。まず、図6(A)に示されるような、外枠部材62と、この外枠部材62から内側方向に同一平面をなすように突設された複数のリード線63を備えたリードフレーム61を作製する。このようなリードフレーム61は、例えば、銅、銅合金、鉄、鉄合金(ニッケル含有量:36%のアンバー、42%の42合金や426合金、50%の50合金等)、ステンレス等の材質からなる板材の両面に、所望のレジストパターンを形成し、両面からエッチング液を用いてエッチングすることにより形成することができる。
次に、上述のようなリードフレーム61の複数のリード線63を挟持するように、方形状の内側開口を有する下部枠体31Aと上部枠体31Bを一体的に形成する(図6(B))。下部枠体31Aと上部枠体31Bの形成は、例えば、ポリベンズオキサゾール樹脂、エポキシ樹脂、ベンゾシクロブテン樹脂、カルド樹脂、ポリイミド樹脂等の電気絶縁性の材料を用いてトランスファー成型により行うことができる。また、方形状の内側開口を有する下部枠体31Aと上部枠体31Bを別体として予め形成しておき、リードフレーム61の複数のリード線63を挟持するように下部枠体31Aと上部枠体31Bを接合してもよい。このような接合は、電気絶縁性の接着剤を使用したり、下部枠体31Aと上部枠体31Bの対向面を溶融固着することより行うことができる。
その後、所望の長さの外部端子32bを残すようにリード線63を切断して外枠部材62を除去することにより、複数のリード32を備えた枠体31を得ることができる。
上述のような本発明のセンサーパッケージの製造方法は、ウエハレベルでセンサーの作製と、多面付けでの保護材への固着を行う一括アッセンブリーが可能であり、全ての工程をセンサー個々のレベルで行うことに比べて工程管理が容易であり、製造コストの低減が可能である。
尚、上述の本発明のセンサーパッケージの製造方法は例示であり、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。
次に、具体的実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明する。
まず、厚み625μmのシリコンウエハを準備し、一辺5mmである正方形で多面付けに区画した。上記のシリコンウエハのXY方向(シリコンウエハの表面に平行な平面)の熱膨張係数は3ppmであった。
次いで、このシリコンウエハの各面付け毎に、従来の手法によりセンサー(アクティブ面寸法:4000μm×4000μm)を作製した。各センサーは、アクティブ面の周囲に20個(1辺5個)の端子を備えるものであった。
次に、各面付け毎に、センサーの端子にAu線を用いてスタッドバンプ法により接続用のAuバンプを形成した。また、センサーのアクティブ面と端子が配設されている領域との中間の領域に、樹脂組成物(協立化学産業(株)製 ワールドロック)をスクリーン印刷により塗布し、半硬化させて、封止用リブ(幅60μm、高さ20μm)を形成した。
次に、多面付けのシリコンウエハをダイシングして、5mm×5mmのセンサーチップを得た。
また、厚み550μmのガラス基板を保護材として準備し、多面付けに区画(1辺7mmである正方形)した。次に、このガラス基板の全面にポジ型フォトレジスト(東京応化工業(株)製 OFPR−800)を塗布し、引き出し配線用フォトマスクを介して露光、現像することによりレジストパターンを形成した。次いで、レジストパターンをマスクとし、プラズマCVD法およびめっき法によりTi/Cu/Ni/Auの積層薄膜(Au層が最表面)を形成し、その後、レジストパターンを剥離した。これにより、各面付けの1辺毎に5個の引き出し配線を形成した。
次に、ガラス基板の各面付け毎に、センサーチップを、封止用リブがガラス基板面に当接し、バンプが引き出し配線に接続されるように位置合せして固着した。
一方、42合金からなる板材(厚み125μm)を準備し、この板材に脱脂処理、洗浄処理を行った後、両面に感光性レジスト(ザ・インクテック(株)製 カゼインレジスト)を塗布して乾燥した。次いで、表面側および裏面側の感光性レジスト層を、それぞれ所望のフォトマスクを介して露光し、現像してレジストパターンを形成した。その後、基板の両面から塩化第二鉄水溶液を使用してスプレーエッチングを行い、洗浄後、アルカリ性溶液を用いてレジストパターンを剥離除去した。これにより図6(A)に示されるようなリードフレームを得た。このリードフレームは、外枠部材の内側開口が13.5mm×13.5mmの正方形であり、外側部材の一辺から5本のリード線が長さ3.05mmで突出したものであった。
次に、作製したリードフレームのリード線のうち、内部端子と外部端子をなす部位にNiめっき層、Auめっき層をこの順に積層した。
次に、熱硬化性エポキシ樹脂(日東電工(株)製)を使用し、トランスファー成型により、リードフレームの複数のリード線を挟持するように、方形状の内側開口を有する下部枠体と上部枠体を一体的に形成した。その後、リードフレームの外枠部材近傍のリード線を切断して外枠部材を除去することにより、枠体を作製した。この枠体は、上部枠体から内側に長さ0.7mmの内部端子が突出し、外側に長さ1.75mmの外部端子が突出するものであった。また、方形状の内側開口を有する下部枠体は、内側開口が7.4mm×7.4mmの正方形であり、高さ0.7mm、幅1.3mmであった。同じく方形状の内側開口を有する上部枠体は、内側開口が8.8mm×8.8mmの正方形であり、高さ0.5mm、幅0.6mmであった。
次に、上述の多面付けのガラス基板をダイシングして、センサーとガラス基板(保護材)との積層体を得た。この積層体の厚みは約1.2mmであり、ガラス基板の寸法は、7mm×7mmであった。
次いで、上記のセンサーとガラス基板(保護材)との積層体を定盤上に載置し、この積層体の外側を囲むように上述の枠体を定盤上に載置した。そして、封止材料として液状封止樹脂(住友ベークライト(株)製 CRP)を枠体とガラス基板との隙間に流し込み硬化させて両者を固定した。その後、枠体の内部端子と、ガラス基板上の引き出し配線をAu線により結線した。
次いで、上記の封止材料を、センサー、ガラス基板の積層体と枠体との隙間に流し込み、硬化させて、Au線が被覆されるように封止部材を形成した。これにより、本発明のセンサーパッケージを得た。このセンサーパッケージは、10mm×10mm、高さが1.2mmであった。
小型で高信頼性のセンサーが要求される種々の分野において適用できる。
本発明のセンサーパッケージの一実施形態を示す斜視図である。 図1に示されるセンサーパッケージのA−A線での概略断面図である。 図1および図2に示されるセンサーパッケージを構成する枠体の斜視図である。 本発明のセンサーパッケージの製造方法の一実施形態を示す工程図である。 本発明のセンサーパッケージの製造方法の一実施形態を示す工程図である。 本発明のセンサーパッケージの製造方法の一実施形態を示す工程図である。
符号の説明
1…センサーパッケージ
5…空隙部
7,9…封止部材
11…センサー
12…アクティブ面
13…端子
15…バンプ
17…封止用リブ
21…保護材
22…引き出し配線
25…ワイヤ
31…枠体
32…リード線
32a…内部端子
32b…外部端子
41…シリコンウエハ
51…保護材

Claims (7)

  1. センサーと、該センサーの表面のアクティブ面に空隙部を介して対向するようにセンサー表面に固着された保護材と、該保護材およびセンサーの外側に位置する枠体と、を備え、
    前記センサーは、表面の前記アクティブ面の外側領域に複数の端子を有し、
    前記保護材は、前記センサーのアクティブ面の外側領域に対向する面に複数の引き出し配線を有し、各引き出し配線はバンプを介して前記センサーの端子に接続されており、
    前記枠体は内側から外側に貫通する複数のリード線を有し、各リード線は枠体の内側を内部端子とし、枠体の外側を外部端子とし、各内部端子はワイヤを介して前記保護材の引き出し配線に接続され、前記枠体の端面は前記保護材の前記引き出し配線を有する面の反対側の面と同一面をなしており、
    前記ワイヤを被覆し、かつ、前記センサーおよび前記保護材と前記枠体との隙間のみに位置する封止部材を備えていることを特徴とするセンサーパッケージ。
  2. 前記保護材は、赤外線カットフィルターであることを特徴とする請求項1に記載のセンサーパッケージ。
  3. 空隙部を介して重ねられた状態の前記センサーと前記保護材の全厚みと、前記枠体の高さがほぼ等しいことを特徴する請求項1または請求項2に記載のセンサーパッケージ。
  4. 前記保護材は前記アクティブ面の外側領域に位置する封止用リブを介して前記センサーに固着されていることを特徴する請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のセンサーパッケージ。
  5. ウエハを多面付けに区画し、各面付け毎にセンサーを作製する工程と、
    多面付けの前記ウエハをダイシングする工程と、
    多面付けに区画された保護材の各面付け毎に複数の引き出し配線を形成し、ダイシングされた各センサーを、センサーのアクティブ面が前記保護材と空隙を介して対向するように、各面付け毎に保護材に固着するとともに、前記引き出し配線にバンプを介して前記センサの端子を接続する工程と、
    多面付けの前記保護材をダイシングする工程と、
    方形状の内側開口を有し、内側から外側に貫通する複数のリード線を有する枠体を作製する工程と、
    前記枠体の内側に、前記保護材とセンサーとの積層体を、前記保護材の前記引き出し配線を有する面の反対側の面が前記枠体の端面と同一面をなすように配置して固定し、前記保護材の引き出し配線と前記リード線の内部端子とをワイヤで接続する工程と、
    前記ワイヤを被覆するように、前記保護材、センサーと前記枠体との隙間のみに封止部材を配設する工程と、を有することを特徴とするセンサーパッケージの製造方法。
  6. 前記センサー表面のアクティブ面の外側領域に封止用リブを設け、該封止用リブを介してセンサーを保護材に固着することを特徴とする請求項5に記載のセンサーパッケージの製造方法。
  7. 外枠部材と、該外枠部材から内側方向に突設された複数のリード線を備えたリードフレームを形成し、トランスファー成型により前記リードフレームのリード線を挟持するように方形状の内側開口を有する下部枠体と上部枠体を一体的に形成し、その後、前記リード線を切断して前記外枠部材を除去することにより前記枠体を作製することを特徴とする請求項5または請求項6に記載のセンサーパッケージの製造方法。
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