JP4537546B2 - データ配信システム及びデータ配信方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信ネットワークを介して配信する映像、音楽データ等のデータ中に広告データを挿入して配信するデータ配信システム及びデータ配信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネットを利用して映像データや音楽データ等のコンテンツをパーソナルコンピュータに配信し、パーソナルコンピュータでリアルタイムに再生可能とするストリーミング技術を利用した情報配信サービスが普及し始めている。
【0003】
この様なストリーミング技術を利用したデータ配信システムでは、通常上記コンテンツの内部に一定時間分のCM情報再生領域を設け、その領域にスポンサの広告データを挿入して編集したコンテンツを、サーバ内に蓄積してから複数の受信端末に配信することにより、コンテンツ再生途中にコマーシャル再生を可能としていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のデータ配信システムでは、同一の広告データを挿入したコンテンツを不特定多数の受信端末に一括して配信する構成のため、個々の消費者の嗜好や特性に合った広告データを配信することは困難であった。また、各消費者から取得した個人情報に基づいて、適宜提供情報を変更する等のインタラクティブ(双方向)な情報配信ができず、スポンサからの画一的かつ一方的な情報提供に留まっていた。
【0005】
また、データ容量の大きい広告データをコンテンツに挿入して配信する構成のため、サーバやネットワークに対する負荷が増大すると共に、コンテンツ配信速度も低下させていた。更に、消費者の需要や流行に合わせて新しいコンテンツを適宜配信する必要があるため、配信サーバでは、コンテンツと共に広告データを入れ替える作業時間が長くなり、その作業が非効率的であった。
【0006】
上記事情に鑑みて、本発明の課題は、コンテンツ配信前にユーザ属性を考慮したCMデータをユーザの受信端末に送信して蓄積させておき、コンテンツ配信時に蓄積させたCMデータを適宜挿入して再生させるコンテンツ配信システム、コンテンツ配信方法、及びその制御プログラムを記憶した記憶媒体を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、以下の様な特徴を備えている。なお、以下に示す手段の説明中、括弧書きにより実施の形態に対応する構成を例示する。
また、符号等は、後述する図面参照符号に対応する。
【0008】
請求項1記載の発明のデータ配信システム(例えば、図1のデータ配信システム100)は、
通信端末からデータ配信要求を受信して当該通信端末にデータを配信するデータ配信サーバと、該データ配信サーバに送信したデータ配信要求に応じて該データ配信サーバから配信されるデータを受信して再生する通信端末と、により構成されるデータ配信システムにおいて、
前記データ配信サーバ(例えば、図1のCM提供サーバ1と配信サーバ11)は、
広告データの再生開始を示すフラグデータ、前記広告データの再生可能時間を示す数値データ及びデータの再生時に前記広告データを挿入するための時間領域を示す広告再生領域を有するデータを記憶するデータ記憶手段(例えば、図4のデータ記憶領域171)と、
前記データの配信前に広告データ(例えば、図3(b)のCMデータ)を前記通信端末に送信する広告送信手段(例えば、図2の伝送制御部5)と、
前記通信端末から受信したデータ配信要求に応じて前記データ記憶手段に記憶されたデータを該通信端末に配信するデータ配信手段(例えば、図4の伝送制御部15)と、を備え、
前記通信端末(例えば、図1の受信端末21,31,41)は、
前記広告送信手段により送信された広告データを受信して記憶する広告記憶手段(例えば、図6のCM情報記憶領域272)と、
前記データ配信サーバから受信したデータ及び前記広告記憶手段に記憶された広告データを再生するデータ再生手段(例えば、図6のCPU22)と、
前記フラグデータを検知する検知手段と、
前記数値データから前記広告データの再生可能時間を検出する検出手段と、
前記データ再生手段による前記広告データの再生について、前記検出手段によって検出された前記広告データの再生可能時間に収まる時間の間、前記広告データを再生させる再生制御手段と、
を備え、
前記広告データは、動画データと静止画データを含んで構成され、
前記データ再生手段は、前記データを再生する際に、前記検知手段によって前記フラグデータが検知された場合、当該データの再生を中断して前記広告データを再生し、
前記広告送信手段は、前記動画データの広告データについて、該動画データの再生に要する時間を示す時間長情報を含む再生制御情報を送信し、
前記再生制御手段は、前記再生制御情報に含まれる時間長情報から前記広告データの再生に要する時間を取得し、前記広告データの再生に要する時間が前記検出手段によって検出された前記広告データの再生可能時間に収まるか否か判定し、前記広告データの再生に要する時間が前記広告データの再生可能時間に収まる場合に動画データの広告データを再生させ、収まらない場合に静止画データの広告データを再生させることを特徴とする。
【0009】
請求項1記載の発明のデータ配信システムによれば、前記データ配信サーバは、前記データ記憶手段と、前記広告送信手段と、前記データ配信手段と、を備え、前記通信端末は、前記広告記憶手段と、前記データ再生手段と、を備える。従って、通信端末は、動画データ等を含む容量の大きい広告データを自己の記憶手段に予め記憶し、データの空き領域に適宜挿入して再生する機能を有する。このため、データ配信サーバは通信端末に対して、データのみを配信すれば足り送信データ容量を抑えられる。その結果、配信サーバやネットワークの負荷を軽減できる。また、配信速度も向上できる。
【0013】
また、請求項1記載の発明によれば、データ配信サーバから配信されるデータの適切な領域に広告データを挿入すると共に、広告データの終了に伴ってデータを継続して再表示させることができ、通信端末で切れ目のないスムーズな広告データの再生が可能となる。このため、使用者は従来の様なCM情報を含むデータの再生表示と同様の感覚で、自分に合ったCM情報を閲覧できる。
【0014】
請求項記載の発明は、請求項記載の発明のデータ配信システムにおいて、
前記広告送信手段は、前記再生制御情報に該広告データの再生優先度を示す情報を付加して送信し、
前記再生制御手段は、前記再生制御情報から前記広告データの再生優先度を取得し、前記広告記憶手段に記憶された広告データの中で最も再生優先度の高い広告データを再生することを特徴とする
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明のデータ配信システムにおいて、
前記広告送信手段は、前記再生制御情報に該広告データの視聴単価を示す情報を付加して送信し、
前記再生制御手段は、前記再生制御情報から前記広告データの視聴単価を取得し、前記広告記憶手段に記憶された広告データの中で、前記再生優先度が最も高い広告データが複数ある場合、視聴単価の高い広告データを再生させることを特徴とする。
【0015】
従って、通信端末は各種再生制御情報に基づいて、適切な条件下で広告データを再生することが可能となる。また、例えば優先度や視聴単価の高い順に広告データを選択する等して、スポンサ等の広告データの提供者にとっても所望の情報を所望の条件で提供できる。その結果、より宣伝効果の高い効率的な商品広告を行うことができる。
【0019】
また、請求項1記載の発明によれば、データ内で過不足の無いCM情報の再生が可能となり、広告再生領域を有効に利用することができる。また、広告効果の高い動画データを可能な限り長時間再生することができ、より時間効率の高い情報提供が可能となる。
【0022】
請求項記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明のデータ配信システムにおいて、
前記通信端末は、前記再生手段により再生された前記広告データの再生履歴を、前記通信端末の使用者の属性情報と共に前記データ配信サーバに送信する再生履歴送信手段を更に備えることを特徴とする。
【0023】
従って、CM情報の提供者は、通信端末から送信される各ユーザの視聴履歴情報を自動的に収集できる。このため、広告データの視聴回数や視聴時間に視聴単価を掛ける等して、スポンサが支払う広告費(スポンサ料)を正確かつ容易に精算できる。また、スポンサにとっても、消費者の視聴実態に近い広告費をデータ配信業者に支払えばよく経済的である。また、例えばこれらの視聴履歴情報と各消費者の属性情報とを適宜組み合わせてマーケティングデータとして利用すれば、より詳細な消費者情報の蓄積と広告効果の高い市場分析が可能となる。
【0024】
請求項記載の発明は、
通信端末からデータ配信要求を受信して当該通信端末にデータを配信するデータ配信サーバと、該データ配信サーバに送信したデータ配信要求に応じて該データ配信サーバから配信されるデータを受信して再生する通信端末により構成されるデータ配信システムにおいて、前記データ配信サーバから前記通信端末にデータを配信するためのデータ配信方法であって
前記データ配信サーバが、広告データの再生開始を示すフラグデータ、前記広告データの再生可能時間を示す数値データ及びデータの再生時に前記広告データを挿入するための時間領域を示す広告再生領域を有するデータを該データ配信サーバの記憶部に記憶するデータ記憶工程と、
前記データ配信前に前記データ配信サーバが広告データを前記通信端末に送信する広告送信工程と、
前記通信端末が、前記データ配信サーバにより送信された広告データを受信して該通信端末の記憶部に記憶する広告記憶工程と、
前記通信端末から受信したデータ配信要求に応じて、前記データ配信サーバが、該データ配信サーバの記憶部に記憶されたデータを該通信端末に配信するデータ配信工程と、
前記通信端末が、前記データ配信サーバから受信したデータを再生するデータ再生工程と、
前記通信端末が、前記フラグデータを検知する検知工程と、
前記通信端末が、前記数値データから前記広告データの再生可能時間を検出する検出工程と、
前記通信端末が、前記データを再生する際に、前記検知工程において前記フラグデータが検知された場合、当該データの再生を中断して前記広告データを再生する広告データ再生工程と、
前記通信端末による前記広告データの再生について、該通信端末が、前記検出工程において検出された前記広告データの再生可能時間に収まる時間の間、該通信端末の記憶部に記憶された広告データを再生する再生制御工程と、
を含み、
前記広告データは、動画データと静止画データを含んで構成され、
前記広告送信工程では、前記データ配信サーバが、前記動画データの広告データについて、該動画データの再生に要する時間を示す時間長情報を含む再生制御情報を送信し、
前記再生制御工程では、前記通信端末が、前記再生制御情報に含まれる時間長情報から前記広告データの再生に要する時間を取得し、前記広告データの再生に要する時間が前記検出工程において検出された前記広告データの再生可能時間に収まるか否か判定し、前記広告データの再生に要する時間が前記広告データの再生可能時間に収まる場合に動画データの広告データを再生し、収まらない場合に静止画データの広告データを再生することを特徴とする。
【0025】
従って、通信端末は、動画データ等を含む容量の大きい広告データを自己の記憶手段に予め記憶し、データの空き領域に適宜挿入して再生する機能を有する。このため、データ配信サーバは通信端末に対して、データのみを配信すれば足り送信データ容量を抑えられる。その結果、データ配信サーバやネットワークの負荷を軽減できると共に、配信速度も向上できる。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図8を参照して本発明を適用した一実施の形態におけるデータ配信システム1について説明する。
【0037】
まず構成を説明する。
図1は、データ配信システム100の概略構成を示す図である。図1において、データ配信システム100は、各受信端末に対して各種CM情報を送信するCM提供サーバ1と、各受信端末からの配信要求に応じて映像や音楽等の各種コンテンツを配信する配信サーバ11と、CMデータとコンテンツの受信と再生を並行して行う受信端末21,31,41と、から構成される。上記各装置は通信回線ネットワークNを介して相互にアクセス可能な構成となっている。
【0038】
ネットワークNは、インターネット、パソコン通信網等の様に、有線または無線通信手段によって構成される通信回線網であり、例えば、通常の電話回線、デジタルデータを伝送可能なISDN(Integrated Services Digital Network)回線等の公衆回線や独立して構築された専用線を複数有して成る。なお、同図において、各端末間の接続回線を有線回線として図示したが、これらは赤外線等の無線回線であってもよい。
【0039】
次に、図2を参照してCM提供サーバ1の内部構成を説明する。図2は、CM提供サーバ1の機能的構成を示すブロック図である。図2に示す様に、CM提供サーバ1は、CPU2、入力部3、RAM4、伝送制御部5、表示部6、記憶媒体8を有する記憶部7より構成され、各部はバス9により接続される。
【0040】
CPU(Central Processing Unit)2は、記憶部7に記憶されているCM提供サーバ1としての機能を実現する制御プログラムに基づいてCM提供サーバ1内の各部を制御して、CM提供サーバ1としての機能を実現する。
【0041】
本実施の形態において、CPU2は、後述するCMデータ送信処理(図7参照)を実行して、受信端末21から使用者属性情報を受信し、この使用者属性情報に基づいてCM情報記憶領域272から当該使用者に適した内容のCM情報を抽出し、該CM情報を受信端末21へ送信する。ここで、CM情報には、CM(Commercial Message)の本体データのみならず、ID(識別情報)、動画・静止画の種別、時間長、再生制限、優先度、視聴単価等のCMに関する各種属性データを含むものとする。
【0042】
入力部3は、かな/英数字入力キー、カーソルキー、及び各種機能キー等を備えたキーボードと、ポインティングデバイスであるマウスとを備えて構成され、キーボードで押下操作されたキーの押下信号とマウスによる操作信号とを、入力信号としてCPU2へ出力する。
【0043】
RAM(Random Access Memory)4は、CPU2により実行制御されるCMデータ送信処理において、記憶部7から読み出される各種処理に対応するプログラム、入力若しくは出力データ、及びパラメータ等の一時的な格納領域となるワークメモリ4aを形成する。
【0044】
伝送制御部5は、モデム(MODEM:MOdulator/DEModulator )、ターミナルアダプタ(Terminal Adapter)、またはルータ等によって構成され、電話回線、ISDN回線、或いは専用線等の通信回線を介してネットワークNに接続される外部機器との通信を行うための制御を行う。
【0045】
モデムは、電話回線を介して配信サーバ11、受信端末21等の外部機器との通信を行うために、CPU2により処理されたデジタルデータを電話回線の周波数帯域にあったアナログ信号に変調し、また、電話回線を介して入力されたアナログ信号をデジタル信号に復調する装置である。ターミナルアダプタは、ISDN回線を介して上記外部機器との通信を行うために、既存のインタフェースをISDNに対応するインタフェースに変換する装置であり、ルータは、専用線を介して接続される各受信端末がLAN(Local Area Network)を構成している場合に、CM提供サーバ1を含むプロバイダ側のLANと配信サーバ11を含むLAN間を接続する装置である。
【0046】
表示部6は、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等により構成され、CPU2から入力される表示信号の指示に従って各種表示データの画面表示を行う。
【0047】
記憶部7は、プログラムやデータ等が予め記憶された記憶媒体8を有し、この記憶媒体8は磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体等の不揮発性メモリで構成されている。また、記憶媒体8は、記憶部7に固定的に設けたもの、若しくは着脱自在に装着するものであり、記憶媒体8にはCM提供サーバ1に対応するシステムプログラム、及びこれに対応するCMデータ送信処理プログラム等の各種処理プログラム、及びこれらのプログラムで処理されたデータ、ファイル等を記憶する。これらの各処理プログラムは、読み取り可能なプログラムコードの形態で格納され、CPU2は当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
【0048】
また、記憶媒体8に記憶されたプログラム、データ等は、その一部若しくは全部をサーバやクライアント等の外部機器から、ネットワーク回線等の伝送媒体を介して伝送制御部5から受信して記憶する構成にしてもよく、また、記憶媒体8はネットワークN上に構築されたサーバの記憶媒体であってもよい。更に、上記プログラムをネットワーク回線等の伝送媒体を介してサーバやクライアントへ伝送し、これらの機器にインストールする様に構成してもよい。
【0049】
ここで、図3(a)〜(c)は記憶部7の各データ記憶領域を示す図である。
まず、図3(a)は、視聴者属性情報記憶領域71のデータ格納例を示す図である。視聴者属性情報記憶領域7aは、更に視聴者ID格納領域71a、性別情報格納領域71b、年齢情報格納領域71c、居住地格納領域71d、趣向格納領域71eの複数の格納領域に分割して構成されるコンテンツ配信サービスの登録会員DB(Data Base)である。
【0050】
すなわち、視聴者属性情報記憶領域71は、受信端末21から送信される性別、年齢、居住地、趣向等の使用者属性データを、その視聴者ID(IDentity)と対応付けて1レコード(記憶領域内の1行分のデータを構成する一連のデータ群)分のデータとして格納する。また、視聴者属性情報記憶領域71には、使用者属性情報の受信がある度に当該属性情報を構成する各種属性データが、任意の1データを指定すればその属性情報を抽出可能な形態で、該当する格納領域に順次格納される。
【0051】
次に、図3(b)は、記憶部7内のCM情報記憶領域72のデータ格納例を示す図である。CM情報記憶領域72は、更にCMID格納領域72a、種別情報格納領域72b、時間長格納領域72c、再生制限情報格納領域72d、優先度情報格納領域72e、視聴単価情報格納領域72f、CMデータ格納領域72gの各種再生制御情報格納領域に分割して構成される。1レコードには1CM分の属性情報が格納される。
【0052】
CMID格納領域72aは、例えば「00001」、「00002」等の様にCMID(各CM情報を識別するための5桁の数値データ)が格納される。種別情報格納領域72bには、例えば「動画」、「静止画」等の様に、対応するCMの本体データが動画、静止画の何れの画像データであるかの種別データが格納される。また、時間長格納領域72c、には、対応するCMデータの種別が「動画」の場合に、例えば「30s」、「40s」等の様にCMデータの再生に要する時間データが格納される。
【0053】
更に、再生制限情報格納領域72dは、対応するCMデータの種別が「動画」の場合には、例えば「50回」、「30回」等の様にCMの再生回数の上限を示す数値データを格納し、対応するCMデータの種別が「静止画」の場合には、例えば「45分」等の様にCMの再生時間の上限を示す数値データを格納する。
【0054】
また、優先度情報格納領域72eには、例えば「A」、「C」等の様な対応するCMデータの再生順位を指示する優先度データが格納される。視聴単価情報格納領域72fは、例えば「5」、「1」等の様に対応するCMデータの視聴単価を示す段階別の数値データを格納する。ここで、視聴単価とはCMの1回または単位時間当たりの視聴に伴って、CM提供会社(スポンサ)が、コンテンツ配信会社に対して支払う広告費用である。
【0055】
CMデータ格納領域72gには、映像や音楽、文字データ等から構成され、各種広告対象物の商品内容や価格情報を含むCMデータが格納される。なお、このCMデータは、動画、静止画データを問わない。
【0056】
更に、図3(c)は、記憶部7内部の視聴履歴情報記憶領域73のデータ格納例を示す図である。CMID格納領域73aには、例えば「00001」、「00002」等の様に、上述したCM情報記憶領域72のCMID格納領域72aに格納されたCMIDに対応付けられた各CM情報を識別する5桁の識別番号データが格納される。
【0057】
また、視聴実績情報格納領域73bは、対応するCMIDの種別が「動画」の場合には、例えば「50回」、「30回」等の様にCMの実際の視聴回数(再生回数)を示す数値データを格納し、同じく「静止画」の場合には、例えば「60分」等の様にCMの視聴時間(再生時間)を示す数値データを格納する。
【0058】
なお、上記構成要素の内、入力部3、通信制御部5、及び表示部6の各部は、CM提供サーバ1専用に備えずに、プロバイダ等の通信事業者が備える各種サーバが共有する構成であってもよい。
【0059】
次に、図4〜図5を参照して配信サーバ11の内部構成を説明する。配信サーバ11は、その機能的構成を示す図4のブロック図の様に、CPU12、入力部13、RAM14、伝送制御部15、表示部16、及び記憶媒体18を有する記憶部17により構成され、記憶媒体18を除く各部はバス19により接続されている。
【0060】
CPU12は、記憶部17内部の記憶媒体18に記憶されている各種制御プログラムを読み出して、RAM14のワークエリア(図示略)に展開し、該制御プログラムに従って各種制御処理を実行し、その処理結果を上記ワークエリアに格納すると共に、表示部16に表示させる。そして、当該処理結果を記憶媒体18の所定の保存先に保存させる。
【0061】
また、CPU12は、後述するコンテンツ配信処理(図7参照)の実行に際して、受信端末21から送信される所望のコンテンツの配信要求に応じて、コンテンツ記憶領域171から、当該配信要求に対応するコンテンツを読み出し、当該コンテンツを、後述する再生指示フラグと共に受信端末21へ送信する。ここで、コンテンツはストリーミング技術に対応した映像、音楽、文字データを含む一連の動画データであり、コンテンツの配信に際して各受信端末でリアルタイムに再生が可能である。
【0062】
その他、入力部13、RAM14、伝送制御部15、表示部16、記憶部17、記憶媒体18の配信サーバ11の基本構成は、夫々上述したCM提供サーバ1の入力部3、RAM4、伝送制御部5、表示部6、記憶部7、記憶媒体8と同様であるため、その構成の詳細な説明は省略する。
【0063】
ここで、図5を参照して、記憶部17内部のコンテンツ記憶領域171に記憶されるコンテンツの一例として、コンテンツ20について説明する。図5に示す様に、コンテンツ20は時間軸t方向にコンテンツデータ20a、再生指示フラグ20b、CM再生可能領域20cを連続的に有して構成される。
【0064】
すなわち、コンテンツデータ20aは、映像(動画と静止画を含む)、音楽、文字等の各種データから構成される。該コンテンツデータ20aは同一のコンテンツ20内に少なくとも1データ存在するが、複数有る場合にはそれらの再生時間は同一とは限らない。
【0065】
再生指示フラグ20bは、CMデータの再生開始を指示するフラグデータ、及びそのCMデータの再生時間を指定する数値データを有する。すなわち、受信端末21においてコンテンツ20の再生開始後、再生指示フラグ20bが検知されると、予め記憶されたCMデータが後述するCM再生可能領域20cに設定されるCM再生時間分再生される。
【0066】
CM再生可能領域20cは、コンテンツデータ20aの再生時にCMデータを挿入するための時間領域であり、再生指示フラグ20bに予め記憶された再生時間情報分の空き領域である。該CM再生可能領域20cは、同一のコンテンツ20内に再生指示フラグ20bと同数存在するが、複数有る場合にはそれらの再生時間は同一でなくてもよい。
【0067】
次に、図6を参照して受信端末21の内部構成を説明する。図6は、受信端末21の機能的構成を示すブロック図である。同図に示す様に、CPU22、入力部23、RAM24、伝送制御部25、表示部26、及び記憶媒体28を有する記憶部27により構成され、記憶媒体28を除く各部はバス29により接続されている。
【0068】
CPU22は、記憶部27または記憶媒体28に記憶されている各種制御プログラムを読み出して、RAM24のワークメモリ24aに展開し、該制御プログラムに従って各種制御処理を実行し、その処理結果をワークメモリ24aに格納すると共に、表示部26に表示させる。そして、当該処理結果を記憶媒体28の所定の保存先に保存させる。
【0069】
また、CPU22は、後述する属性登録処理(図7参照)の実行に際して、入力部23により入力された使用者(コンテンツ配信サービスの登録会員)の属性データを、伝送制御部25からCM提供サーバ1へ送信する。また、CPU22は、後述するコンテンツ再生処理(図8参照)、視聴履歴送信処理を実行制御する。
【0070】
その他、入力部23、RAM24、伝送制御部25、表示部26、記憶部27、記憶媒体28の受信端末21の要部構成は、夫々上述したCM提供サーバ1の入力部3、RAM4、伝送制御部5、表示部6、記憶部7、記憶媒体8と同様であるため、その構成の詳細な説明は省略し、特に構成の異なる記憶部27について説明する。
【0071】
記憶部27は、CM情報記憶領域272、及び視聴履歴情報記憶領域273を有する。CM情報記憶領域272は、コンテンツの配信前に予めCM提供サーバ1から提供されるCM情報(図3(b)参照)を記憶する領域であり、視聴履歴情報記憶領域273は、コンテンツとCMデータの再生後にCM提供サーバ1へ送信するCMの視聴履歴情報(図3(c)参照)を記憶する領域である。
【0072】
以上、CM提供サーバ1、配信サーバ11、受信端末21の内部構成について説明したが、受信端末31,41の要部構成については、上述の受信端末21と同一であるため、各構成部分には同列の符号を付し、その構成の図示及び説明は省略する。
【0073】
次に、本実施の形態におけるデータ配信システム100の動作を説明する。
まず、本発明に係るデータ配信システム100の一連の動作を、図7〜図8のフローチャートを参照して説明する。
【0074】
前提として、下記フローチャートに記述されている各機能を実現するためのプログラムは、読み取り可能なプログラムコードの形態で各装置の記憶媒体に格納されており、各装置のCPUは該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。また、CPUは伝送媒体を介して伝送される上記プログラムコードに従った動作を逐次実行することもできる。すなわち、記憶媒体の他、伝送媒体を介して外部供給されるプログラムまたはデータを利用して本実施の形態特有の動作を実行することも可能である。
【0075】
図7は、全体処理を示すフローチャートである。
受信端末21の電源釦が押下されると、電源部より各部に電力が供給され、以下に説明する全体処理を実行するプログラムを記憶部27から読み出してRAM24に展開すると共に、図7のフローチャートに従った各種動作を実行する。
【0076】
図7において、まず、受信端末21の使用者が、性別、年齢、居住地、趣向等の各種属性情報を入力し(ステップS1)、当該属性情報の送信を指示すると、受信端末21は伝送制御部25からネットワークNを介して、属性情報をCM提供サーバ1へ送信する(ステップ2)。
【0077】
次に、CM提供サーバ1は上記属性情報を受信して、視聴者属性情報記憶領域7aの対応する格納領域に1視聴者分のレコードとして追加登録する(ステップS3)。次に、CPU2は、当該登録された視聴者の属性情報に適したCMデータを、記憶部7から選択して抽出する(ステップS4)。この抽出処理は、性別、年齢層、趣向等の各種視聴者情報において、例えば「男性」、「40代」、「関東地方在住」等の単独の選択条件に基づくものでもよいし、「女性ANDグルメ」、「20代ORスポーツ」等の様に、複数の選択条件を複合的に組み合わせたものでもよい。
【0078】
次に、CPU2はステップS4で抽出されたCMデータのCMIDに基づいて、前述したCM情報記憶領域72を検索し、一致するCMIDに対応するCM情報(CMデータとその属性データ群の総称)を取得する。そして、CM提供サーバ1は、伝送制御部5からネットワークNを介して、取得したCM情報を受信端末21へ送信する(ステップ5)。
【0079】
次に、受信端末21は上記CM情報を受信(ダウンロード)して、CM情報記憶領域272の対応する格納領域に1CM分のレコードとして追加記憶する(ステップS6)。以上がコンテンツ再生処理の前提となる属性登録処理、及びCMデータ送信処理の説明である。
【0080】
配信サーバ11は、受信端末21から送信されるコンテンツの配信要求の有無を監視する(ステップS7)。ここで、CPU12がコンテンツの配信要求を検知すると(ステップS7;Yes)、前述したコンテンツ記憶領域171から、その配信要求されたコンテンツを検索し取得する。そして、配信サーバ11は、取得したコンテンツを、ネットワークNを介して配信要求の有った受信端末21へ配信する(ステップ8)。なお、ここに記すコンテンツとは、上述の様にコンテンツデータ、再生指示フラグ、CM再生可能領域を含む一連のデータである。
【0081】
次に、図8を参照して、配信サーバ11から配信されるコンテンツの受信と並行して実行制御されるコンテンツ再生処理について説明する。
まず、CPU22は、コンテンツ20を受信すると同時に表示部26に再生表示させる(ステップS91)。このコンテンツデータは、例えばホームページ上でリアルタイム再生を可能とするストリーミング技術に対応したデータである。
【0082】
次に、CPU22は、受信中のコンテンツ20に設定された再生指示フラグ20bを検知する(ステップS92)。ここで、CPU22が再生指示フラグ20bの再生開始信号を検知すると(ステップS92;Yes)、当該再生指示フラグ20bに設定されたCMデータの再生可能時間情報を検出する(ステップS93)。
【0083】
次に、CPU22は、CM情報記憶領域272の中から種別情報が「動画」かつ最も優先度の高いCMデータを、先頭の広告データとして選択する。また、この様なCMデータが複数有る場合には、視聴単価の高いCMデータを優先的に選択する。更に、視聴単価も同一の場合にはCMIDの昇順に選択する(ステップS94)。
【0084】
次に、CPU22は、ステップS94で選択されたCMデータの時間長情報を取得し、この時間長が上記再生指示フラグ20bから検出されたCMデータの再生可能時間内に収まるか否かを判定する(ステップS95)。ここで、選択されたCMデータが再生可能時間内に収まる場合(ステップS95;Yes)、2番目に優先度または視聴単価の高い「動画」のCMデータを選択して、先頭のCMデータに追加して広告データとする(ステップS96)。そして、ステップS95に戻り、再び当該広告データが上記再生可能時間内に収まるか否かを判定する。
【0085】
上述のステップS95〜96の一連の処理は、少なくとも1つのCMデータから成る広告データの合計の再生時間が上記再生可能時間を超えるまで繰り返し実行される。そして、ステップS94で選択されたCMデータが再生可能時間を超えた場合(ステップS95;No)、CPU22は、CM情報記憶領域272の中から種別情報が「静止画」かつ最も優先度の高いCMデータを、末尾の広告データとして選択する。また、この様なCMデータが複数有る場合には、視聴単価の高いCMデータを優先的に選択する。更に、視聴単価も同一の場合にはCMIDの昇順に選択する(ステップS97)。
【0086】
次に、CPU22は、ステップS96で最後に追加された「動画」のCMデータを、ステップS97で選択された「静止画」のCMデータに置換して広告データとする。次に、CPU22は、各CMデータから構成される一連の広告データをコンテンツ20のCM再生可能領域20cに挿入して、表示部26に再生表示させる(ステップS98)。すなわち、広告データの末尾に追加された「静止画」のCMデータは、上記再生可能時間の残時間に充てて表示される。
【0087】
次に、CPU22は、当該広告データを構成する全ての動画CMデータの個数を、そのCMIDと対応付けて視聴履歴記憶領域273の所定の格納領域(視聴実績格納領域)に記憶させる。同様に、CPU22は、当該広告データを構成する全ての静止画CMデータの再生時間を、そのCMIDと対応付けて視聴履歴記憶領域273の所定の格納領域(視聴実績格納領域)に記憶させる。
【0088】
次に、CPU22は、先頭のCMデータの再生開始時から上記再生可能時間が経過したか否かを監視する(ステップS100)。この監視は再生可能時間の終了まで継続され、再生可能時間の終了に伴って(ステップS100;Yes)、再度ステップS91に戻り、次のコンテンツデータ20aを再生表示させる。上述した一連のコンテンツ再生処理は、コンテンツの終了或いはコンテンツの配信終了指示が有るまで継続して実行される。
【0089】
次に、コンテンツ再生処理の終了に伴って、CPU22は視聴履歴送信処理に移行する。すなわち、入力部23から視聴履歴情報の送信指示が有ると、CPU22は、記憶部27の視聴履歴記憶領域273から、全てのCMIDとそれに対応する視聴実績情報を取得する(ステップS10)。
【0090】
なお、この時に取得される視聴実績情報は、例えばCMIDの種別が「動画」の場合には再生回数情報であり、CMIDの種別が「静止画」の場合には再生時間情報である。また、CMIDの種別が「動画」の場合には再生回数情報と視聴者属性情報を共に取得し、「静止画」の場合には再生時間情報と視聴者属性情報を共に取得する構成としてもよい。そして、CPU22は、取得したCMIDと視聴実績情報を伝送制御部25からネットワークNを介してCM提供サーバ1へ送信する(ステップS11)。
【0091】
以上説明した様に、本実施の形態におけるデータ配信システム100によれば、受信端末21から送信登録された使用者の属性情報に基づいてCM提供サーバ1で選択されたCM情報を、予め受信端末21へ送信して記憶させておく。その後、受信端末21からの配信要求に従って、配信サーバ11から配信されるコンテンツを受信と並行して再生する際に、CM再生時間領域に予め受信したCMデータを挿入して再生する。更に、受信端末21による該CMデータの視聴履歴情報をCM提供サーバ1へ適宜送信する機能を有する。
【0092】
従って、単位時間当たりのコンテンツの配信容量を抑え、配信サーバ11やネットワークNの負荷を軽減できる。また、消費者である受信端末21の使用者の属性情報に合ったCMデータを個別的かつリアルタイムに提供でき、効果的な商品広告が可能となる。更に、消費者の視聴履歴を元に新たな提供情報を作成する等して、マーケティング効果を高めることができる。
【0093】
また、各CM情報に再生優先度や視聴単価情報等の重み付けをすることにより、例えば市場ニーズやスポンサ料等の動画情報を考慮して各CMデータの再生順位を決定することができ、市場や消費者の需要に適した効果的な情報提供が可能となる。
【0094】
更に、CM情報の再生制限に従って適宜CM情報を削除する機能を有することにより、受信端末21で必要以上のCMデータの再生を未然に防止でき、CM提供者は消費者に対して所望の時間、回数、期間に見合った計画的な情報提供が可能となる。
【0095】
また、CM情報の再生制限に従って新規のCM情報を適宜補充する機能を有することにより、最新かつ最適なCM情報を受信端末21に常時記憶でき、市場動向や消費者の需要を考慮したより効果的な情報提供が可能となる。
【0096】
加えて、各CM情報に含まれる視聴単価情報とそれらの視聴履歴情報(再生回数または再生時間)から、CM提供者の広告費用を容易に精算できる。また、CM情報に含まれる回数、時間等の再生制限情報を参照すれば、例えば期間の経過に伴って期間限定商品の広告を自動画に打ち切ることもできる。
【0097】
なお、本実施の形態における記述内容は、本発明に係るデータ配信システムの好適な一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態におけるデータ配信システム100では、CMデータを再生する際には、配信されるコンテンツの再生を一旦中断して、コンテンツ内の広告再生領域にCMデータを挿入して再生させる構成とした。このため、表示画面にはコンテンツまたはCMデータの何れか一方しか再生表示されない。
【0098】
そこで、コンテンツ内に広告再生領域を挿入せず、CMデータの再生順序や再生回数を制御する再生制御情報のみを挿入して再生する構成としてもよい。これにより、CMデータをコンテンツの再生と同時に再生することができる。このため、CMデータの再生時にコンテンツの再生が途切れることがない。
【0099】
更に、同時に再生表示されるCMデータとコンテンツは、それぞれ独立した表示画面(ウィンドウ)内に並行して表示させる構成としてもよいし、同一の表示画面内にCMデータをバナー形式で表示させた上でコンテンツを表示させる等、各データの表示形態は任意である。
【0100】
また、上記実施の形態では、コンテンツ20中の再生指示フラグ20bの位置は、1つのコンテンツデータ20aの終了時すなわちCM再生可能領域20cの開始時としたが、CM再生可能領域20cの開始時より一定時間早い位置に付してもよい。これにより、CMデータの抽出、読出時間に伴うタイムラグを抑えたスムーズな再生情報の切替が可能となる。
【0101】
更に、本実施の形態におけるデータ配信システム100では、CM提供サーバ1と配信サーバ11を夫々独立させて設ける構成としたが、これらは同一のサーバとして構成してもよい。その他、CM提供サーバ1、配信サーバ11、受信端末21,31,41の細部構成、及び詳細動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
【0102】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、通信端末は、動画データ等を含む容量の大きい広告データを自己の記憶手段に予め記憶し、データの空き領域に適宜挿入して再生する機能を有する。このため、データ配信サーバは通信端末に対して、データのみを配信すれば足り送信データ容量を抑えられる。その結果、配信サーバやネットワークの負荷を軽減できると共に、配信速度も向上できる。
【0104】
請求項1記載の発明によれば、データ配信サーバから配信されるデータの適切な領域に広告データを挿入すると共に、広告データの終了に伴ってデータを継続して再表示させることができ、通信端末で切れ目のないスムーズな広告データの再生が可能となる。このため、使用者は従来の様なCM情報を含むデータの再生表示と同様の感覚で、自分に合ったCM情報を閲覧できる。
【0105】
請求項2、3記載の発明によれば、請求項記載の発明の効果に加えて、通信端末は各種再生制御情報に基づいて、適切な条件下で広告データを再生することが可能となる。また、例えば優先度や視聴単価の高い順に広告データを選択する等して、スポンサ等の広告データの提供者にとっても所望の情報を所望の条件で提供できる。その結果、より宣伝効果の高い効率的な商品広告を行うことができる。
【0107】
請求項記載の発明によればデータ内で過不足の無いCM情報の再生が可能となり、広告再生領域を有効に利用することができる。また、広告効果の高い動画データを可能な限り長時間再生することができ、より時間効率の高い情報提供が可能となる。
【0109】
請求項記載の発明によれば、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、CM情報の提供者は、通信端末から送信される各ユーザの視聴履歴情報を自動的に収集できる。このため、広告データの視聴回数や視聴時間に視聴単価を掛ける等して、スポンサが支払う広告費(スポンサ料)を正確かつ容易に精算できる。また、スポンサにとっても、消費者の視聴実態に近い広告費をデータ配信業者に支払えばよく経済的である。また、例えばこれらの視聴履歴情報と各消費者の属性情報とを適宜組み合わせてマーケティングデータとして利用すれば、より詳細な消費者情報の蓄積と広告効果の高い市場分析が可能となる。
【0110】
請求項記載の発明によれば、通信端末は、動画データ等を含む容量の大きい広告データを自己の記憶手段に予め記憶し、データの空き領域に適宜挿入して再生する機能を有する。このため、データ配信サーバは通信端末に対して、データのみを配信すれば足り送信データ容量を抑えられる。その結果、データ配信サーバやネットワークの負荷を軽減できると共に、配信速度も向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施の形態におけるデータ配信システム100の概略構成を示す図である。
【図2】図1のCM提供サーバ1の機能的構成を示すブロック図である。
【図3】記憶部7内部のデータ格納例を示す図であり、(a)は図2の視聴者属性情報記憶領域71のデータ格納例を示す図、(b)は図2のCM情報記憶領域72のデータ格納例を示す図、(c)は図2の視聴履歴情報記憶領域73のデータ構成を示す図である。
【図4】図1の配信サーバ11の機能的構成を示すブロック図である。
【図5】図4のコンテンツ記憶領域171に記憶されるコンテンツ20のデータ構成を示す図である。
【図6】図1の受信端末21の機能的構成を示すブロック図である。
【図7】図1のデータ配信システム100により実行される全体処理を示すフローチャートである。
【図8】図6の受信端末21により実行されるコンテンツ再生処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 CM提供サーバ
2 CPU
3 入力部
4 RAM
4a ワークメモリ
5 伝送制御部
6 表示部
7 記憶部
71 視聴者属性情報記憶領域
71a 視聴者ID
71b 性別情報
71c 年齢情報
71d 居住地情報
71e 趣向情報
72 CM属性情報記憶領域
72a CMID
72b 種別情報
72c 時間長情報
72d 再生制限情報
72e 優先度情報
72f 視聴単価情報
72g CMデータ
73 視聴履歴情報記憶領域
73a CMID
73b 視聴実績情報
8 記憶媒体
9 バス
11 配信サーバ
12 CPU
13 入力部
14 RAM
15 伝送制御部
16 表示部
17 記憶部
171 コンテンツ記憶領域
18 記憶媒体
19 バス
20 コンテンツ
20a コンテンツデータ
20b 再生指示フラグ
20c CM再生可能領域
21 受信端末
22 CPU
23 入力部
24 RAM
24a ワークメモリ
25 伝送制御部
26 表示部
27 記憶部
272 CM情報記憶領域
273 視聴履歴情報記憶領域
28 記憶媒体
29 バス
31,41 受信端末
100 データ配信システム
N ネットワーク

Claims (5)

  1. 通信端末からデータ配信要求を受信して当該通信端末にデータを配信するデータ配信サーバと、該データ配信サーバに送信したデータ配信要求に応じて該データ配信サーバから配信されるデータを受信して再生する通信端末と、により構成されるデータ配信システムにおいて、
    前記データ配信サーバは、
    広告データの再生開始を示すフラグデータ、前記広告データの再生可能時間を示す数値データ及びデータの再生時に前記広告データを挿入するための時間領域を示す広告再生領域を有するデータを記憶するデータ記憶手段と、
    前記データの配信前に広告データを前記通信端末に送信する広告送信手段と、
    前記通信端末から受信したデータ配信要求に応じて前記データ記憶手段に記憶されたデータを該通信端末に配信するデータ配信手段と、を備え、
    前記通信端末は、
    前記広告送信手段により送信された広告データを受信して記憶する広告記憶手段と、
    前記データ配信サーバから受信したデータ及び前記広告記憶手段に記憶された広告データを再生するデータ再生手段と、
    前記フラグデータを検知する検知手段と、
    前記数値データから前記広告データの再生可能時間を検出する検出手段と、
    前記データ再生手段による前記広告データの再生について、前記検出手段によって検出された前記広告データの再生可能時間に収まる時間の間、前記広告データを再生させる再生制御手段と、を備え
    前記広告データは、動画データと静止画データを含んで構成され、
    前記データ再生手段は、前記データを再生する際に、前記検知手段によって前記フラグデータが検知された場合、当該データの再生を中断して前記広告データを再生し、
    前記広告送信手段は、前記動画データの広告データについて、該動画データの再生に要する時間を示す時間長情報を含む再生制御情報を送信し、
    前記再生制御手段は、前記再生制御情報に含まれる時間長情報から前記広告データの再生に要する時間を取得し、前記広告データの再生に要する時間が前記検出手段によって検出された前記広告データの再生可能時間に収まるか否か判定し、前記広告データの再生に要する時間が前記広告データの再生可能時間に収まる場合に動画データの広告データを再生させ、収まらない場合に静止画データの広告データを再生させることを特徴とするデータ配信システム。
  2. 前記広告送信手段は、前記再生制御情報に該広告データの再生優先度を示す情報を付加して送信し、
    前記再生制御手段は、前記再生制御情報から前記広告データの再生優先度を取得し、前記広告記憶手段に記憶された広告データの中で最も再生優先度の高い広告データを再生させることを特徴とする請求項記載のデータ配信システム。
  3. 前記広告送信手段は、前記再生制御情報に該広告データの視聴単価を示す情報を付加して送信し、
    前記再生制御手段は、前記再生制御情報から前記広告データの視聴単価を取得し、前記広告記憶手段に記憶された広告データの中で、前記再生優先度が最も高い広告データが複数ある場合、視聴単価の高い広告データを再生させることを特徴とする請求項記載のデータ配信システム。
  4. 前記通信端末は、
    前記再生手段により再生された前記広告データの再生履歴を、前記通信端末の使用者の属性情報と共に前記データ配信サーバに送信する再生履歴送信手段を更に備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のデータ配信システム。
  5. 通信端末からデータ配信要求を受信して当該通信端末にデータを配信するデータ配信サーバと、該データ配信サーバに送信したデータ配信要求に応じて該データ配信サーバから配信されるデータを受信して再生する通信端末により構成されるデータ配信システムにおいて、前記データ配信サーバから前記通信端末にデータを配信するためのデータ配信方法であって
    前記データ配信サーバが、広告データの再生開始を示すフラグデータ、前記広告データの再生可能時間を示す数値データ及びデータの再生時に前記広告データを挿入するための時間領域を示す広告再生領域を有するデータを該データ配信サーバの記憶部に記憶するデータ記憶工程と、
    前記データ配信前に前記データ配信サーバが広告データを前記通信端末に送信する広告送信工程と、
    前記通信端末が、前記データ配信サーバにより送信された広告データを受信して該通信端末の記憶部に記憶する広告記憶工程と、
    前記通信端末から受信したデータ配信要求に応じて、前記データ配信サーバが、該データ配信サーバの記憶部に記憶されたデータを該通信端末に配信するデータ配信工程と、
    前記通信端末が、前記データ配信サーバから受信したデータを再生するデータ再生工程と、
    前記通信端末が、前記フラグデータを検知する検知工程と、
    前記通信端末が、前記数値データから前記広告データの再生可能時間を検出する検出工程と、
    前記通信端末が、前記データを再生する際に、前記検知工程において前記フラグデータが検知された場合、当該データの再生を中断して前記広告データを再生する広告データ再生工程と、
    前記通信端末による前記広告データの再生について、該通信端末が、前記検出工程において検出された前記広告データの再生可能時間に収まる時間の間、該通信端末の記憶部に記憶された広告データを再生する再生制御工程と、
    を含み、
    前記広告データは、動画データと静止画データを含んで構成され、
    前記広告送信工程では、前記データ配信サーバが、前記動画データの広告データについて、該動画データの再生に要する時間を示す時間長情報を含む再生制御情報を送信し、
    前記再生制御工程では、前記通信端末が、前記再生制御情報に含まれる時間長情報から前記広告データの再生に要する時間を取得し、前記広告データの再生に要する時間が前記検出工程において検出された前記広告データの再生可能時間に収まるか否か判定し、前記広告データの再生に要する時間が前記広告データの再生可能時間に収まる場合に動画データの広告データを再生し、収まらない場合に静止画データの広告データを再生することを特徴とするデータ配信方法。
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