JP4963993B2 - ネットワークを介して主コンテンツをダウンロード／アクセスする際に記憶装置にある補助コンテンツを提供する方法及び装置 - Google Patents

Description

本発明は、双方向ネットワークを介して主コンテンツ・プロバイダに接続された顧客に対し記憶装置にある補助コンテンツを提供するシステム及び方法に関し、更に具体的にはネットワークを介して主コンテンツのダウンロード／アクセスする際に補助コンテンツにアクセスし、別途この補助コンテンツを休止待機期間中に配布可能ならしめることに関する。

近年、比較的安価に高速通信が可能になり、双方向ネットワークに接続して価値有るエンタテインメント・コンテンツにアクセスことが出来るようになったため、これらネットワークのユーザに対して、商品やサービスの販売促進するためのシステムを利用しようとする広告主の関心が高まっている。

このようなネットワークを介して広告する現行の方法や動向には、満足のいくインセンティブの組み合わせや、広告によって又は広告主の過度のコミットメント（例えば、努力、費用、時間等）によって対象となるユーザ側の受け入れやすい作業量を、広告主が提供出来ないという不十分な点が多い。これはユーザに多量のデータ入力をさせたり、又は当初容易に入手出来たり、無料であったりしたコンテンツやサービスをアクセスするために、ユーザに手間のかかる作業をさせる方法に関して、特に当てはまる。このような方法は、しばしばユーザに住所及び／又はクレジットカード情報のような微妙な個人情報（例えば、プライバシー情報等）を記入することを要請するが、これはまたユーザにとって受け入れがたいものである。ユーザとの交流をもっと効率的に取り入れる必要のある広告にとって、ユーザに対し多大な努力や微妙な個人情報の開示を求めたりすることは、所望のコンテンツをダウンロードする際、その後の待ち時間とあいまって、重大な問題点である。

進んで署名し、サーバ・データベースに保持される詳細な個人識別情報を提供するユーザに対し無料で、ネットワーク接続を介して、ネットワークへのアクセス、又は特定のコンテンツ、電子メールアカウント、電子ファックスアカウント等のような一定のサービスを提供する関連する他の動向が見うけられる。このような顧客情報の提供の見返りとして、自分の個人識別情報、ブラウジング活動等を基としたその顧客宛ての付随広告を閲覧しなければならないという規定を設けて、サービス・プロバイダは、所望のサービスへのアクセス、例えば電子アカウントへのアクセスを無料又は割安料金で顧客に対して提供している。このような広告は顧客の電子メールに付随したり、ポップアップ・ウィンドウやサーバネットワークのアクセス時に生じるフレームに現われたりする。このようなシステムによって、ネットワーク・サービスを維持するのに必要な経費又はネットワーク・コンテンツの手数料は広告収入で賄うことが可能であり、一方、顧客は一定の個人情報を開放し且つ目標の広告を閲覧することを強制されることによって、所望のサービスへのアクセスを獲得する。

しかし、広告媒体としての人気にも拘わらず、このようなシステムは、一般に顧客がこのような方法で広告又はコマーシャルを閲覧することを強制されるのを好まないという欠点がある。更に、多くの顧客は、ネットワークを介して無料ネットワーク・サービス又はコンテンツへの無料アクセスの代償として、個人情報を特に広告主に対して譲ることを躊躇する。即ち、ユーザが補助コンテンツを何時、何処で、閲覧することを望むかという点で、改善すべき必要性がある。同時に、そのような補助コンテンツを顧客に送出して、その広告が顧客の関心事に訴えそうな不快でなく提供できるというやり方が、広告主に対して提供されるべきであるという適応性が必要となる。従って、補助コンテンツを顧客に提供し得る一層適応性のあるシステムが求められている。

既知の一つのシステムによれば、テレビ受像機に装着された記憶装置に埋め込みコマーシャルを蓄え、テレビ受像機の制御機能が動作した時、そのコマーシャルがグラフィックス・ジェネレータを使用して画面の一部に表示されるというシステムがある。広告はプログラム可能な読出し専用メモリ（ＰＲＯＭ）に局部的に貯蔵してもよいが、このシステムは、サーバネットワークを介して何らかの方法でＰＲＯＭ装置へのアクセスを確立しなければならない重い負担を広告主に課している。

他の既知の技術によれば、広告はコンピュータ・ネットワークを介して又はＣＤ−ＲＯＭのような記憶装置上に提供され、ローカルコンピュータ上で表示される方法がある。ローカルコンピュータ上に表示された広告は、所定のユーザがどのような種類又はカテゴリの広告を選んで閲覧するか等のような予め形成されたユーザの選好情報を基に選択することが出来る。ここで、このシステムをアクセスしようとする主な特徴は、単純に全体としてのインターネットであり、予め決められた主コンテンツと補助広告コンテンツとの間には連携も関連もない。顧客が、映画、対話形ゲーム、プログラム等のような価値有る情報を提供する予め決められたコンテンツ・サーバへアクセスすることが出来る手段（又はキー）としての役割を果たす着脱可能な記憶装置に、広告を提供するという提案はない。

従って、コンピュータ・ネットワーク環境における現行の広告方法は、補助コンテンツを効果的且つ最適の時間帯に提供して、効果的且つ好結果の広告コンテンツを提供するためのインセンティブや利用し易さを含むものではない。

特にダウンロード操作専用のサーバを介して主コンテンツの転送の際に、ネットワークを介して主コンテンツ・プロバイダに接続された顧客に対し記憶装置にある補助コンテンツを提供するシステム及びコンピュータ・ベースの方法。補助コンテンツと、主コンテンツ及び／又はダウンロード管理サーバに対する制御は、ディストリビュータによって実行される。このシステムは、サーバ側のダウンロード管理サーバ、顧客データベース、サーバ側の主コンテンツ・データベース及びクライント側の補助コンテンツを含む記憶装置を有するクライアント・コンソールを含む。提供される補助コンテンツは一つ以上のユーザの選好（プリファランス、優先順位）、一つ以上のディストリビュータの選好又はユーザ及びディストリビュータ両者の選好の組み合わせに基づき可変である。ユーザの選好に関し、以前に取得済み情報を用いるか、特定のコンテンツ項目とコンテンツのカテゴリとから選ばれたものから選ぶようにユーザは促され、デフォルト・コンテンツはユーザの選好が無い場合か選択されない場合に供給される。ディストリビュータの選好に関し、ダウンロード管理サーバは、要求された主コンテンツを送出する前にユーザ補助コンテンツ割当データを送出し、そのデータに応じてクライアント・コンピュータは記憶装置に蓄積された適切な補助コンテンツを実行する。補助コンテンツは、ダウンロード管理サーバからの主コンテンツのダウンロード前に記憶装置に蓄積されるが、ユーザは種々の手段（例えば、補助コンテンツはネットワーク等を介して顧客ハード・ドライブへ送られ、ＣＤ−ＲＯＭに提供することが出来る。）によって記憶装置及び／又は補助コンテンツを取得することが出来る。

本発明の一般的な目的は、特定のコンテンツ・プロバイダに双方向ネットワークを介して接続されたクライアント・コンソールへ挿入しようとするＤＶＤ又はＣＤ−ＲＯＭのような着脱可能な記憶装置を介して、広告又は補助コンテンツを利用者に対し利用可能とし、前記クライアント・コンソールは広告のような補助コンテンツを顧客のオプションに任せて閲覧させる制御機能を有し、一方、顧客はコンテンツ・プロバイダのみが保持する主コンテンツ・データベースから価値有るコンテンツにアクセスする、システム及び方法を提供することである。

別の本発明の目的は、サーバ・ステーションにアクセスするユーザの識別情報を含んだ顧客データベースがサーバ・ステーションに保持され、ユーザの識別プロフィルに基づきユーザ仕様で作成された補助コンテンツのみをロードし閲覧させるため、このような識別情報がクライアント・コンソールにダウンロード出来る、システム及び方法を提供することである。

更に本発明の目的は、前記システムの顧客側の着脱可能な記憶装置に対して、記憶装置識別子又は顧客識別子及び認証コードを含むキーデータを提供し、こうしてこのキーデータが主コンテンツを提供する特定のサーバ・ステーションにアクセすることを認証するのに用いられ、記憶装置がクライアント・コンソールに挿入されなければ、このような主コンテンツはアクセス不能となることである。

これらの本発明の目的の結果、既知の広告方法に関する改善を達成することが出来る。広告媒体として、ＣＤ−ＲＯＭ又はＤＶＤのような記憶装置を用いることにより、従来技術の場合と同じく、広告主がシステムのサーバ側に大規模な広告用データベースを保持するためのコストを費やす必要がなくなる。従って、広告主は比較的安価なパッケージ形記憶装置で自分自身の広告コンテンツを作成する場合に非常に大きな融通性が与えられ、同時に広告主は自分の補助コンテンツを、主コンテンツ・プロバイダからダウンロード可能な価値有る特定の主コンテンツに関連付けることが出来る。

更に、大量の補助データのダウンロードに要する時間と費用を回避することが出来る。ＣＤ−ＲＯＭ又はＤＶＤのようなパッケージ形記憶装置は比較的安価であり、広告主は雑誌等の折り込みとして媒体を容易に配布することが出来る利点がある。更に、データを大量に保持する能力があるので、そのような着脱可能な記憶媒体は多色アニメーションや広告に非常に適した他の長い補助コンテンツを処理する能力がある。

本発明の重要な利点は、補助コンテンツを、主コンテンツ・サーバからダウンロードされる特作映画、対話形ゲーム、人気のあるユーティリティ・プログラム等のような非常に人気が有り且つ価値有る特定のプログラムと関連付ける、コテンツ・プロバイダの能力である。即ち、主コンテンツ・プロバイダが決定する所定のフォーマットと契約しそれに従うだけで、広告主は顧客に容易に配布し得るＣＤ−ＲＯＭ又はＤＶＤを含む自分自身の広告を容易に制作することが出来る。人気が有り且つ価値有る主コンテンツとの関連のため、顧客は主コンテンツへのアクセスを獲得する手段としてＣＤ−ＲＯＭやＤＶＤを使用したくなる。

本発明の前記及び他の目的、特徴及び利点は、例示であってこれに限定されない本発明の好適な実施形態が図示されている添付図面に従った以下の説明から明らかになる。

本発明は、添付図面に実施例として図示され、その形態に限定されるものではなく、図中の同一の符号は同一の要素を表している。

双方向ネットワークを介してコンテンツ・プロバイダに接続された顧客に記憶装置上の補助コンテンツを提供するシステムと方法について述べる。以下の説明において、説明の便宜上、本発明の完全な理解を得るために多数の詳細事項を順に列記する。しかし、本発明はこれらの詳細事項がなくても実施し得ることは、当業者には明らかであろう。他例の場合、周知の構造や装置は、説明を容易にするためブロック図で示す。好適な実施形態の説明は、ここに添付の請求項の範囲を限定することを意図するものではない。

本発明の態様は、ソフトウェアの命令を実行する一つ以上のコンピュータで実施してもよい。本発明の一実施形態によれば、サーバ及びクライアント・コンピュータシステムは、コンピュータ・ネットワーク又は普通の電話回線を介してデータを送受信する。このデータをアクセス、ダウンロード及び処理するステップ並びに本発明の他の態様は、メモリに蓄積された一連の命令を実行するサーバ及びクライアント・コンピュータの中央演算処理装置（ＣＰＵ）によって実施される。このメモリは、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）、読み込み専用メモリ（ＲＯＭ）、大容量記憶装置のような持続性記憶装置又はこれら装置の任意の組み合わせであってよい。一連の命令の実行は、ＣＰＵが本発明の実施形態に従ったステップを実行する。

これらの命令は、ネットワーク接続を介して記憶装置又は一つ以上の他のコンピュータ装置からサーバのメモリ又はクライアント・コンピュータに対してロードしてもよい。例えば、クライアント・コンピュータは、サーバによりネットワークを介して顧客へ送信したメッセージに応答して一連の命令をサーバ・コンピュータへ送信してもよい。サーバが、ネットワーク接続を介してこの命令を受け取ると、その命令をメモリに蓄積する。サーバはその命令を後程の実行のために蓄積するか、又はその命令を、ネットワーク接続を介して届いたときに実行してもよい。或る場合には、ダウンロードされた命令は、ＣＰＵに直接支援してもらってもよい。他の場合には、その命令はＣＰＵによって直接実行することは出来ないが、その代わり、その命令を解釈するインタプリタによって実行されてもよい。他の実施形態では、本発明を実施するソフトウェア命令の代わりに、又はそれとの組み合わせで、ハードワイヤード回路を用いてもよい。即ち、本発明は、ハードウェア回路及びソフトウェアの任意の組み合わせにも限定されず、またサーバ又はクライアント・コンピュータによって実行される命令の任意特定のソースにも限定されない。

［ダウンロード管理システム及びサーバ・アーキテクチャ］
図１は、本発明の実施形態によれば、主コンテンツ・データベースから要求されたコンテンツを探索して送信し、蓄積媒体に蓄積された指定された補助コンテンツを提供するのに用いられるコンピュータ・ネットワークシステムのブロック図である。図１のダウンロード管理システム１００は、ダウンロード管理サーバ１１０を介して主コンテンツをダウンロードする際、システム参加者の選好に基づき補助コンテンツを変化可能とする。補助コンテンツ、主コンテンツ及び／又はダウンロード管理サーバ１１０に対する制御は、ディストリビュータによって実行される。提供される補助コンテンツは、一つ以上のユーザの選好、一つ以上のディストリビュータの選好、又はユーザ及びディストリビュータ両者の選好情報の組み合わせに基づいて可変可能である。

図１は、本発明の実施形態によれば、主コンテンツのダウンロードの際、補助コンテンツの表示を可能にするシステムの構成を示す。用語“主コンテンツ”は、ＭＰＥＧ２形式の動画のようなビデオ線形ストリーミングデータ、ＭＰ３データのような線形オーディオ・ストリーミングデータ、ゲームデータを含む２進プログラムデータ、又はこのようなデータの任意の組み合わせの任意のものから成るダウンロード可能なコンテンツの集合を指すものと理解されたい。この定義は、データの種類を広義に説明することを意図し、ＭＰＥＧ２やＭＰ３のような何れの特定のデータ形式に限定されるものではない。一方、“主コンテンツ”の定義から除外されているのは、その主な機能がネットワーク接続を確立するだけの、例えば、ブラウザ・ソフトウェア又はプロトコル・ハンドラのような単にネットワークへのアクセスを提供する機能を果たすデータである。“補助コンテンツ”は、同種類のデータを指す。“補助”はディストリビュータ又は広告主の選好の点で、又はユーザの優先度又は選好（即ち、或る種類のコンテンツはユーザにとって一層重要であるから、“主”である）の点で、“主”から区別出来る。データの種類の点では、“主コンテンツ”も“補助コンテンツ”も同延である。

システムの構成に関しては、図１に示すように、ダウンロード管理システム１００は、双方向ネットワーク１３０で相互接続されたダウンロード管理サーバ１１０、主コンテンツ・データベース１６０及び顧客データベース１７０を備えるサーバ側システムから構成される。ダウンロード管理サーバ１１０は、サーバ側システムのこの実施形態では、データベース１６０，１７０に直接接続されて示されているが、これら又はこれらに匹敵するデータベースへのサーバ接続は任意の種類のネットワークを介しても同様に行うことが出来る。前の段落で説明したように“主コンテンツ”は、主コンテンツデータベース１６０に蓄積されている。顧客データベース１７０は、ネットワーク１３０を介してダウンロードサービスへアクセスする個々の顧客に関するデータの集合を含む。個々の顧客データは、顧客名、住所、年齢、性別、職業、収入、趣味及び関心事、家族に関する情報、購入歴、コンテンツ閲覧の性別選好、又は補助コンテンツを顧客に向ける広告主に役立つかもしれないユーザに関する他の記述的情報から構成してもよい。更に、この顧客データは固定的なものではなく、ユーザの主コンテンツ・データのアクセス履歴に基づいて更新することができ、例えば、どの主コンテンツがアクセスされたか、及び／又は主コンテンツの特定のカテゴリ（例えば、音楽の種類、映画のジャンル等）が何回アクセスされたかに関するデータを記録して、顧客データの更新に使用し、こうして広告主が、所定の顧客に対する一層効果的な広告を調製出来るようにする。

ダウンロード管理サーバ１１０は、ユーザからのダウンロード要求を処理するために設置されたサーバシステムである。幾つかのサーバの一つを備えるサーバ１１０へのアクセスは、要求をダウンロード管理サーバ１１０へ向けるネットワーク１３０のルータ（図示せず。）として知られる典型的な装置を介して容易に出来る。サーバ１１０がクライアント・コンソールのユーザから要求を受けると、サーバは主コンテンツ・データベース１６０から要求された主コンテンツのダウンロードを実行する。主コンテンツのダウンロード要求を処理すると共に、サーバ１１０は顧客データベース１７０から要求するユーザの顧客データを検索し、それに要求された主コンテンツを付加して、ｆｔｐ（ファイル転送プロトコル）のような既知のネットワーク・プロトコル基準を使って、その両者をネットワークを介して転送する。

ネットワーク１３０は、インターネット、広域ネットワーク（ＷＡＮ），構内通信網（ＬＡＮ），又はそれらの任意の組み合わせでもよい。ネットワークは、通常、ダウンロード管理サーバ１１０と顧客のターミナル・ハードウェアとを接続する両方向ディジタル通信ネットワークである。現行の技術によれば、ＣＡＴＶ（ケーブル・テレビジョン）−双方向ネットワーク、ＩＳＤＮ（統合サービス・ディジタル網）、ＤＳＬ（ディジタル加入者回線）、又はｘＤＳＬ高速ネットワークが、本発明の実施形態を実施するために必要なネットワーク接続を可能とする既存のネットワーク・インフラストラクチャの例であるが、本発明を実施することが可能なネットワークの種類として、これらが唯一のもであることを意図するものではない。一実施形態において、ネットワーク１３０はインターネットを表してもよいが、その場合、サーバ１１０は一般的にＨＴＭＬデータ形式のデータをウェブ・ブラウザ処理を実行するクライアント・コンピュータへ伝送するためウェブ・サーバ処理を実行する。

図１に示すように、ダウンロード管理システム１００は、クライアント・ターミナル１４０を含むクライアント・コンソール１２０から構成される顧客側を含み、且つ随意に着脱可能な記憶媒体１５２要素を含むことが出来る記憶装置１５０を含んでいる。クライアント・ターミナル１４０はパーソナル・コンピュータ、セットトップボックス、プレイステーション（「登録商標」）２のようなコンピュータ／ゲーム装置、比較し得る性能のコンピュータ装置、又はこの装置にアクセスする任意の端末装置であってよい。記憶装置１５０は、考えられる任意のデータ記憶装置（例えば、ＣＤ−又はＤＶＤ−ＲＯＭ、ハードディスク・ドライブ、磁気，光学又は他のカード・ドライブ、ジップ・ドライブ、等）でもありうるし、またあってもよく、ここでは別個の要素として描かれているが、しばしばクライアント・ターミナル１４０と一体である。加えて、着脱可能な記憶媒体１５２はクライアント・ターミナル１４０と互換性があり、それと直接に着脱が可能であり、このことは記憶装置１５０がクライアント・ターミナル１４０に対して外部にある実施形態と、内部にある実施形態との両方について言える。

好適な一実施形態によれば、着脱可能な記憶媒体１５２は、ユーザ及び／又はディストリビュータの選好に基づきその仕様で作られるリンクを張った又は関連の補助コンテンツを提供するため、ネットワーク化環境で用いられ、ネットワーク接続を介して検索され、ダウンロードされた主コンテンツと一緒に動作するように意図されている。例えば、着脱可能な記憶媒体１５２は、対話形又は非対話形補助コンテンツ、例えば、ビデオ画像、アニメーション、音響、アプレット等からなる広告の集合を蓄積することが出来る。この好適な実施形態においては、着脱可能な記憶媒体１５２は、ＣＤ−ＲＯＭディスク又はＤＶＤディスクを備える。更に、補助コンテンツの各項目は、以下更に詳しく説明するように、補助コンテンツに対するアクセス・フラッグとして添付される添付の“トリガ・データ”を含んでもよい。

図２は、本発明の一実施形態によれば、主コンテンツのダウンロードの際、所望の補助コンテンツを提供するため取られる幾つかのダウンロード管理サーバのステップを示すフローチャートである。このダウンロード管理処理を実行するためには、必要なユーザ識別情報及び要求されたコンテンツ情報を受け取り、同様に要求されたコンテンツをクライアント・コンソールへ伝送することが必要である。一旦、ユーザが主コンテンツをダウンロードしたいと望むと、ユーザはクライアント・コンソール１２０（図１）のクライアント・ターミナル１４０部分と関連付ける。主及び補助コンテンツの両者を提供するためダウンロード管理サーバが取るそれ以降のステップは、ここに示すように、ユーザが自分自身をクライアント・コンソールに関連付ける最初のステップ後から開始する。

図２の実施形態によれば、ダウンロード管理サーバは、先ず、ネットワーク化されたクライアント・コンソールとの通信を確立するステップを行う（ステップ２０２）。ここで、図１に明らかなように、通信はクライアント・コンソール１２０に確立するように示されているが、この用語は、定義し得るクライアント・コンソールにより制限されない他の実施形態を開示することを目的とするこれらの説明を通し、クライアント・ターミナル１４０と相互交換可能なものである、と理解されたい。一旦、通信がクライアント・コンソールとの間で確立されると、次にダウンロード管理サーバは、特定のユーザを識別する初期の目的で、クライアント・コンソールからユーザＩＤを受け取る（ステップ２０４）。

次に、この実施形態のステップ２０６で、ダウンロード管理サーバは顧客データベースからユーザ情報を検索し、このユーザ情報は図１に関し前に説明した個々の利用者のデータから構成されている。次に、ダウンロード管理サーバはステップ２０８へ進み、ユーザのコンテンツ要求を受け取る。このようなユーザ要求情報を受け取った後、ステップ２１０で、ダウンロード管理サーバは主コンテンツ・データベースから要求されたコンテンツを見つける。

その後のステップ（ステップ２１２）で、ダウンロード管理サーバは要求されたコンテンツをクライアント・コンソールへ送出する。このように要求されたコンテンツを送出した後、ステップ２１４で、ダウンロード管理サーバは、要求されたコンテンツが全て送出されたか否かを検証する。要求されたコンテンツが全て送出されなかった場合、サーバは要求されたコンテンツをクライアント・コンソールへ送出する状態を維持する。しかし、一旦、全てのコンテンツが送出されたら、ダウンロード管理サーバは最後の作業へ移行する。この実施形態の最後の作業は、単にダウンロード管理サーバとクライアント・コンソールとの間の通信を解除するだけである（ステップ２１６）。

図３は、本発明の一実施形態によれば、主コンテンツのダウンロードの際に、所望の補助コンテンツを提供するために取られる顧客側の幾つかのステップを示したフローチャートである。この顧客側処理の予備ステップは、図２の比較し得るステップと相互に入れ替わって発生するので、それを反映し、主コンテンツをダウンロードしようと望んで、ユーザがクライアント・コンソール１２０（図１）のクライアント・ターミナル１４０部分と関連付けることから始まる。次に、図３のその後のステップも、ユーザが自分自身をクライアント・コンソールに関連付けるこの初期のステップの後に開始する。

同様に、図３の初めの三つのステップ、通信確立（ステップ３０２）、ユーザＩＤ送出（ステップ３０４）、主コンテンツに対するユーザ要求の送出（ステップ３０６）は、図２のステップ２０２，２０４及び２０８を正確に反映するダウンロード管理サーバとの振る舞いを説明する顧客側のステップであって、更なる説明を必要としない。次の顧客側ステップ３０８は、記憶装置に蓄積された補助コンテンツを実行することから始まる。このステップの結果実行される補助コンテンツは、デフォルト補助コンテンツであってもよいし、又はクライアント・コンソールの顧客側が発生する選好及び手順に応じて選択し得るものであってもよく、更に、補助コンテンツは、補助コンテンツの提供直前に、ネットワークを介して送信されるディストリビュータの選好及び手順によって命令するものであってもよい。この顧客側手順の特例として、現在要求している主コンテンツの情報も含むユーザ情報に含まれた様々なデータと、各々の補助コンテンツに添付されたトリガ情報とを比較してもよく、また一致するものが見付かった項目については、その補助コンテンツを抽出する。次に、その補助コンテンツ項目は、主コンテンツと共にプレイ／実行される。

次に、クライアント・コンソールは、ステップ３１０で示されるように、要求された主コンテンツを検索する。ステップ３１０でこのようなコンテンツを受け取った後、顧客は要求された主コンテンツが全て送出されたか否かを検証する。要求された主コンテンツが全て送出されなかった場合、クライアント・コンソールは、ダウンロード管理サーバから要求されたコンテンツを受理している状態を維持する。しかし、一旦、全てのコンテンツが送出された場合には、顧客は最後の二つの作業へ移行する。先ず、顧客は記憶装置に蓄積されている補助コンテンツの実行を停止し（ステップ３１４）、次に、最後のステップ３１６で、ダウンロード管理サーバとの通信を解除する。

［ダウンロード管理システム機能］
好適な実施形態の動作の際、クライアント・コンソール１２０は指定された主コンテンツを受け取り、ダウンロードするが、ダウンロードされた主コンテンツは、ハードディスク・ドライブＨＤＤ又は上述したような考え得る外付けで書き換え可能な任意の記憶媒体のような記憶媒体に蓄積される。ダウンロードの際に提供される補助コンテンツは、(1)主コンテンツと特に関連する固定的なコンテンツ、(2)以下すぐに詳述するようなユーザ又はディストリビュータの選好に基づくコンテンツ、及び／又は(3)以下更に詳述するような、サーバ側もしくは顧客側のいずれかに関する可変コンテンツであってよい。

これらの好適な実施形態において、提供された補助コンテンツは、一つ以上のユーザの選好、一つ以上のディストリビュータの選好、又はユーザ及びディストリビュータ両者の選好情報の組み合わせ、に基づいて可変である。ユーザの選好については、既に獲得された情報が用いられるか、ユーザが特定のコンテンツ項目及びコンテンツのカテゴリから選ばれたものから選択するように促され、ユーザの選好がない／選択されない場合は、デフォルト・コンテンツが提供される。ディストリビュータの選好については、ダウンロード管理サーバが、要求された主コンテンツを送出する前に、ユーザ補助コンテンツ割り当てデータを送出し、このデータに応じて、クライアント・コンピュータは記憶装置に蓄積された適切な補助コンテンツを実行する。

実施形態の全てにおいて、コンテンツは、特定のユーザ用また他の機能用に、適切なコンテンツの選択を容易にするためにカテゴリ別に分けることが出来る。例えば、コンテンツは、(1)画像、映画データ及び他の音声映像コンテンツ、(2)音楽、(3)ビデオゲーム・ソフトウェアのようなゲーム、(4)利用者調査、及び／又は(5)くじ又は関連の対話形投票データに分類してもよい。この利用者調査及びくじについては、対話形ユーザ結果がダウンロード管理サーバへ送出され、補助コンテンツを選択するのを助け、更新された利用者プロフィルを得るような、種々の役立つような用い方をすることが出来る。

他の好適な実施形態の動作中、クライアント・コンソール１２０は、ダウンロードされた主コンテンツを、ユーザ識別コードを用いて（以下更に詳述する）ダウンロード管理サーバによって獲得された添付ユーザ情報と共に受け取る。ユーザ識別コードは、ダウンロード管理サーバが、ユーザが一個の着脱可能な記憶媒体をどのように獲得したかという大まかなカテゴリから、更に具体的には、有望な利用者の郵送先名簿からの個々のユーザのカテゴリに至るまで、ユーザを何処でも識別するのに十分なデータを提供してもよい。アクセス・ソフトウェアは、先ず、ダウンロードされたユーザ情報及び／又はダウンロードされた主コンテンツに適合する一つ以上の対話形又は非対話形補助コンテンツ・ファイルへアクセスし、それをロードする。一層具体的には、ユーザ情報と個々の捕助コンテンツ内に含まれた“トリガ・データ”とを比較し、このトリガ・データに含まれたデータがユーザ情報と適合すれば、次に、捕助コンテンツ項目は、再生するために、クライアント・コンソール１２０にロードされ、待ち行列に入れられる。

更に、特定の主コンテンツに対する所定の要求は、特定の補助コンテンツをロードし、待ち行列に入れる可能性を生み出す。このような特定の補助コンテンツは、例えば、ユーザ又は監視されている他のユーザの振る舞いから様々な質問を尋ねる対話形コンテンツであり得るもので、ダウンロード記録の一部を形成し、且つ顧客データベース１７０内の利用者に関する情報を更新するのに用いることが出来る。

好適な実施形態においては、一般に、着脱可能な記憶媒体１５２は、クライアント・コンソールのユーザによって閲覧される補助コンテンツを備えるデータを蓄積しており、補助コンテンツは、付属するトリガ・データのセットを夫々有する複数のコンテンツ項目から構成されている。着脱可能な記憶媒体１５２は、着脱可能な記憶媒体自体を識別するのに役立つ（ＣＤ−ＲＯＭ／ＤＶＤの英数字の連続番号のような）特有の媒体識別部と、ダウンロード管理サーバ１１０へのアクセスを認証するのに用いられ、且つクライアント・コンソール１２０内の着脱可能な記憶媒体１５２を利用するユーザに対するユーザ識別子を設定することも出来る認証コードとを、更に保持している。媒体識別コードと認証コードは同一のものであってもよいと考えられるが、サーバ・アクセス及び記憶媒体／顧客識別機能は好ましくは個別のコードで容易にされる。その代わり、媒体識別部は、ユーザの名前、住所等のような初めのユーザ・データのユーザ入力に対する指示メッセージ（プロンプト）に関連した固有のユーザ識別子を発生するソフトウェア・プログラムを構成することが出来る。一旦、媒体識別がユーザ情報と関連すると、媒体識別はユーザ識別子として働くので、これらの用語はこれ以降、交換可能で用いられる。

任意の実施形態においても、ユーザ識別コード及び認証コードは、所定の主コンテンツへのアクセスがダウンロード管理サーバ１１０によって承認されている間使用可能なキーとして共に使われる。一層具体的には、媒体識別コードがサーバ１１０へアップロードされると、このコードに基づき、サーバ１１０は、主コンテンツ・データベース１６０の多重コンテンツの中から、どの主コンテンツがユーザ識別子に基づきユーザに対してアクセスが承認されているかを判定する。この媒体識別子が存在しない場合には、又は不正確であるか又は旧式であるとみなされる場合には、主コンテンツへのアクセスは停止される。即ち、正確な着脱可能な記憶媒体１５２はクライアント・コンソールに存在しなければならず、サーバ１１０へのアクセスが認可されるためには、正確且つ非旧式な着脱可能な記憶媒体識別子が判定さればければならない。他の可能性として、認証コードは主コンテンツ・データベース１６０の多重コンテンツの中から特定の主コンテンツをダウンロードするための専用の所定サーバへのアクセスを提供する。

着脱可能な媒体１５２は、着脱可能な媒体１５２がネットワーク化された環境においてサーバと相互作用しようとすることを表示するネットワーク・アクセス・データ部分を更に含む。この表示体は、必要なネットワーク接続を可能にするネットワーク・アクセス・ソフトウェアをそれ自体に含み、又は単純にクライアント・コンソール１２０に存在するネットワーク・ソフトウェアはロードされ実行さるべきであることを表すフラッグを備えたものであってもよい。後者の場合、クライアント・コンソール１２０に存在するネットワーク・ソフトウェアは、より多目的のネットワーク・ソフトウェアがサーバからダウンロードされ、クライアント・コンソール１２０内で実行されるための最小限のネットワーク接続を確立する小さなプログラムを備えてもよい。

幾つかの利用可能な主コンテンツのみが特定のユーザにダウンロードし得ることが望ましい環境においては、主コンテンツ・データベース１６０に含まれている全ての項目の中から、ユーザがダウンロードし閲覧することが承認されている主コンテンツ項目のみを表示するメニュー・オプションを、ユーザは与えられてもよく、こうしてユーザによる選択が容易となる。メニュー・オプションは着脱可能な記憶媒体１５２から実行されるメニュー・ルーチンの機能として提供されてもよいが、ダウンロード管理サーバ１１０のサーバ側は媒体識別コードに基づきどの主コンテンツがダウンロード可能かを制御することが出来る。換言すれば、ユーザは適用可能な媒体識別コードに対して承認されていない主コンテンツを要求することは出来ない。

最も広範な好適な実施形態においては、要求された主コンテンツはダウンロードされる間に、補助コンテンツは再生のために実行される。記憶装置に蓄積された補助コンテンツは、主コンテンツのダウンロードの際、主コンテンツのダウンロードが終わるまで、クライアント・コンソールによって実行される。補助コンテンツ及び主コンテンツを実行するための他のモードは当業者の知識内において検討すべきものと理解されたい。例えば、補助コンテンツは主コンテンツが始まる前に再生され、補助コンテンツを閲覧し終わってからでないと、又は対話形コンテンツの場合に、例えばユーザとの対話によりそのコースを終わってからでないと、ユーザは主コンテンツの閲覧が許されない。主コンテンツと補助コンテンツ間の対話も可能である。例えば、主コンテンツが対話形ゲームである場合、主
コンテンツにおけるキャラクタ、場面又は他のデータ項目の出現は、補助コンテンツにおける動作をトリガするのに用いられる。

補助コンテンツが着脱可能な記憶媒体１５２を介して提供されるのみならず、前記システムが着脱可能な記憶媒体１５２上の補助コンテンツと、ダウンロード可能な特定の主コンテンツとの間の組み合わせ又は連携をも可能にすることは、重要な意味をもつものであって、記憶媒体上のキーデータにより、着脱可能な記憶媒体１５２は、主コンテンツへのアクセス手段を提供するものである。このようにして、補助コンテンツ・プロバイダ、典型的には広告主は、その動機が価値が有り且つ人気のある主コンテンツへのアクセスした顧客に対して着脱可能な記憶媒体１５２を送ることが可能であり、これにより主コンテンツ・プロバイダは、着脱可能な記憶媒体１５２が使用出来る特定の時間帯に基づき主コンテンツへのアクセスを更に制御することが出来る。

本発明の趣旨と範囲とから逸脱することなく、多様な変更が明らかであり、且つ当業者にとって容易に行われ得るものであることは明らかである。従って、添付の請求項はここに述べられた説明又は例示に限定されるものではなく、妥当な範囲内において予測し得る全ての同等物が、当業者によって包含されているものと解釈さるべきである。

また、本発明に係る、サーバから主コンテンツをダウンロードする際に顧客へ補助コンテンツを提供するシステムは、ダウンロード管理サーバ、ユーザ情報を記憶する顧客データベース及び主コンテンツを記憶する主コンテンツ・データベースを有するサーバネットワークと、両方向通信ネットワークを介してダウンロード管理サーバへの通信リンクを確立するように接続可能なクライアント・コンソールと、クライアント・コンソールにあって、ユーザ識別子及びダウンロード管理サーバからの主コンテンツのダウンロードより前に記憶されている補助コンテンツを記憶する記憶装置とを備え、ユーザ識別子はクライアント・コンソールからダウンロード管理サーバへアップロードされ、主コンテンツ・データベース内の要求された主コンテンツへのアクセスが可能にされ、記憶装置に記憶されている補助コンテンツは、要求された主コンテンツのダウンロードの際にクライアント・コンソールによって実行されることを特徴とする。

補助コンテンツはユーザの選好に基づいて可変であってもよく、また、顧客の選好は、顧客に情報設定値を入力するように催促し、１つ以上の個別コンテンツの選択候補及び１つ以上のコンテンツ・カテゴリの選択候補から選ばれたものを顧客に供給することによって決定してもよい。

補助コンテンツはディストリビュータの選好に基づいて可変であってもよく、ディストリビュータの選好は、先ず要求されたコンテンツを送出する前に、コンテンツを割り当てるために使用可能な顧客の選好をダウンロード管理サーバに送出させ、次いで選好データに従って記憶装置内に記憶されたコンテンツをクライアント・コンソールに実行させることにより決定してもよく、また、選好データは１つ以上の個別コンテンツの選択候補及び１つ以上のコンテンツ・カテゴリの選択候補から選択することが出来る。

補助コンテンツは通信ネットワークを介して取得して、記憶装置へ配布することができ、記憶装置はハードディスク・ドライブであることが望ましい。

クライアント・コンソールは、更に、顧客の内部又は外部に配置された固定記憶装置を有し、要求された主コンテンツがその固定記憶装置へダウンロードされる。

補助コンテンツは可搬形記憶装置で提供され、その可搬形記憶装置は補助コンテンツを記憶し且つ大量配布に適する。

可搬形記憶装置はＣＤ−ＲＯＭであり、大量配布の手法がダイレクトメールであることが望ましい。

可搬形記憶装置はＣＤ−ＲＯＭであり、大量配布の手法が別個に販売される印刷物の中に配置（広告）することであってもよい。

記憶装置は、クライアント・コンソール内に装着可能で、着脱可能な記憶装置であり、その着脱可能な記憶装置には、複数の補助コンテンツ項目、補助コンテンツ項目の各々に夫々論理的に関連した複数のトリガ・データ項目及びユーザ識別子を有するデータ構造が含まれており、また、ユーザ識別子はダウンロード管理サーバへアップロードされて、主コンテンツ・データベース内の特定のコンテンツへのアクセスを可能にし、ユーザ情報はクライアント・コンソールにダウンロードされて、トリガ・データ項目との比較に基づいて特定の補助コンテンツ項目の実行をトリガする。また、ユーザ識別子は、着脱可能な記憶装置を識別する英数字の媒体ＩＤを有するようにしてもよい。

補助コンテンツは、画像、映画、音楽、ゲーム、顧客調査及びくじよりなる群から選択することができる。

情報がダウンロード管理サーバからクライアント・コンソールへダウンロードされて、その情報との比較に基づいて特定の補助コンテンツ項目の実行をトリガするようにしてもよい。

また、本発明に係る、両方向通信ネットワークを介してサーバネットワークから主コンテンツをダウンロードする際に記憶装置から補助コンテンツを提供する方法は、内部に記憶装置を装着したクライアント・コンソールと、サーバネットワークの一部であるダウンロード管理サーバとの間に、両方向通信ネットワークを介して通信リンクを確立し、ダウンロード管理サーバから主コンテンツを検索するために、記憶装置に蓄積されているユーザ識別子データとダウンロード管理サーバに対する主コンテンツの要求とを送出し、クライアント・コンソールへ主コンテンツをダウンロードする際に、記憶装置に蓄積されている補助コンテンツにアクセスし、顧客か又は主コンテンツのディストリビュータのいずれかによって供給される選好を含むユーザ情報に基づいて、クライアント・コンソールによりアクセスすべき補助コンテンツを選択する、諸ステップを含むことを特徴とする。

ユーザ識別子データは、記憶装置を識別する英数字の媒体ＩＤを有しており、また記憶装置は、更に、ダウンロード管理サーバへのアクセスを可能にする認証コードを含み、更に、媒体ＩＤ及び認証コードをダウンロード管理サーバに受け取るステップを含み、認証コード及び媒体ＩＤの一方により、サーバネットワークについてのアクセスが、全ての主コンテンツの中から特定の主コンテンツのみに制限されるようにしてもよい。

補助コンテンツにアクセスするステップは、更に、ユーザ情報と、補助コンテンツを構成する１つ以上の補助コンテンツ項目に論理的に関連したトリガ・データとを比較することを有してもよい。

ダウンロード管理サーバからクライアント・コンソールへダウンロードするステップが、クライアント・コンソールの内部又は外部に配置された固定記憶装置に主コンテンツを記憶することを有してもよい。

さらに、本発明に係る、両方向通信ネットワークを介してダウンロード管理サーバと接続すると共に、内部に着脱可能な記憶装置を装着可能なクライアント・コンソールを動作させる方法は、着脱可能な記憶装置がクライアント・コンソール内で動作するために両方向通信ネットワークへの接続を要求しているか否かを判定し、着脱可能な記憶装置がネットワーク接続を要求していると判定された場合に、両方向通信ネットワークを介してクライアント・コンソールとダウンロード管理サーバとの間に通信リンクを確立し、記憶装置に蓄積されているユーザ識別子データと、ダウンロード管理サーバに対する主コンテンツの要求とを送出し、ダウンロード管理サーバからクライアント・コンソールへ要求された主コンテンツ及びユーザ情報をダウンロードし、ユーザ情報と、補助コンテンツを構成する補助コンテンツ項目に論理的に関連したトリガ・データとを比較し、補助コンテンツの視聴を許可するためにクライアント・コンソールの制御機能が動作可能か否かを判定する、諸ステップを含むことを特徴とする。

更に、クライアント・コンソールのユーザが主コンテンツの実行の際に補助コンテンツの再生を無効にするか否かを判定するために連続的に調査するステップを含んでもよい。

また、本発明に係る、サーバから主コンテンツをダウンロードする際に補助コンテンツを提供するシステムは、ダウンロード管理サーバと主コンテンツを記憶する主コンテンツ・データベースとを有するサーバネットワークと、ダウンロード管理サービスからの主コンテンツのダウンロードより前に記憶装置に記憶された補助コンテンツを記憶する記憶装置とを備え、主コンテンツ・データベース内の要求された主コンテンツへのアクセスが可能にされ、記憶装置に記憶されている補助コンテンツが、要求された主コンテンツのダウンロードの際に実行されることを特徴とする。

さらに、本発明に係る、サーバから主コンテンツをダウンロードする際に補助コンテンツを提供するシステムは、ダウンロード管理サーバ、顧客情報を記憶する顧客データベース及び主コンテンツを記憶する主コンテンツ・データベースを有するサーバネットワークと、ダウンロード管理サーバからの主コンテンツのダウンロードより前に記憶装置に記憶された補助コンテンツを記憶する記憶装置とを備え、顧客識別子がダウンロード管理サーバへアップロードされ、主コンテンツ・データベース内の要求された主コンテンツへのアクセスが可能にされ、記憶装置に記憶されている補助コンテンツが、要求された主コンテンツのダウンロードの際に実行されることを特徴とする。

図１は、本発明の実施形態を実施するコンピュータ・ネットワークの概略ブロック図である。 図２は、本発明の一実施形態によれば、主コンテンツのダウンロードの際、所望の補助コンテンツを提供するためのダウンロード管理コンテンツ・サーバの幾つかのステップを例示するフローチャートである。 図３は、本発明の実施形態によれば、主コンテンツのダウンロードの際、所望の補助コンテンツを提供するために取られる顧客側の幾つかのステップを例示するフローチャートである。

Claims (17)

1. サーバから主コンテンツをダウンロードする際に顧客へ補助コンテンツを提供するシステムにおいて、
   ダウンロード管理サーバ、ユーザ情報を記憶する顧客データベース及び主コンテンツを記憶する主コンテンツ・データベースを有するサーバネットワークと、
   双方向通信ネットワークを介して前記ダウンロード管理サーバに接続して該ダウンロード管理サーバとの間で通信リンクを確立するクライアント・コンソールと、
   を備え、
   前記クライアント・コンソールは記憶装置を備え、該記憶装置は、前記ダウンロード管理サーバからの主コンテンツのダウンロードより前に、補助コンテンツ、該補助コンテンツに含まれるトリガ・データ、及び、前記ユーザ情報を表すデータを記憶し、
   ユーザ識別子が前記クライアント・コンソールから前記ダウンロード管理サーバへアップロードされ、前記ダウンロード管理サーバが、前記ユーザ情報を前記顧客データベースから検索し、前記クライアント・コンソールから主コンテンツ要求を受け取ると、前記ダウンロード管理サーバは、前記ユーザ情報に基づいて、前記主コンテンツ・データベースから、前記要求された主コンテンツを検索し、該主コンテンツを前記クライアント・コンソールへ送出し、
   また、前記クライアント・コンソールが、前記ユーザ情報と前記トリガ・データとを比較して、前記要求した主コンテンツのダウンロードの際に、前記ユーザ情報に適合する前記補助コンテンツを前記記憶装置から読み出して前記クライアント・コンソールにおいて前記補助コンテンツを再生する、システム。
2. 請求項１記載のシステムにおいて、前記補助コンテンツは顧客の選好に基づいて可変である、システム。
3. 請求項２記載のシステムにおいて、前記顧客の選好は、顧客が情報設定値を入力することによって、さらに、１つ以上の個別コンテンツの選択候補及び１つ以上のコンテンツ・
   カテゴリの選択候補から選ばれたものを顧客に供給することによって決定される、システム。
4. 請求項１記載のシステムにおいて、前記補助コンテンツはディストリビュータの選好に基づいて可変である、システム。
5. 請求項４記載のシステムにおいて、前記ディストリビュータの選好は、先ず、要求されたコンテンツを送出する前に、コンテンツを割り当てるために用いる顧客の選好を前記ダウンロード管理サーバに送出させ、次いで、選好データに従って前記記憶装置内に記憶されたコンテンツを前記クライアント・コンソールに実行させることにより決定される、システム。
6. 請求項５記載のシステムにおいて、前記選好データは１つ以上の個別コンテンツの選択候補及び１つ以上のコンテンツ・カテゴリの選択候補から選択される、システム。
7. 請求項１記載のシステムにおいて、前記補助コンテンツは通信ネットワークを介して取得されて、前記記憶装置へ配布される、システム。
8. 請求項７記載のシステムにおいて、前記記憶装置はハードディスク・ドライブである、システム。
9. 請求項１記載のシステムにおいて、前記クライアント・コンソールは、更に、顧客の内部又は外部に配置された固定記憶装置を有し、要求された主コンテンツが該固定記憶装置へダウンロードされる、システム。
10. 請求項１記載のシステムにおいて、前記補助コンテンツは可搬形記憶装置で提供され、該可搬形記憶装置は補助コンテンツを記憶する、システム。
11. 請求項１０記載のシステムにおいて、前記可搬形記憶装置はＣＤ−ＲＯＭである、システム。
12. 請求項１記載のシステムにおいて、前記記憶装置は、前記クライアント・コンソール内に着脱自在な記憶装置である、システム。
13. 請求項１記載のシステムにおいて、前記ユーザ識別子は、前記着脱可能な記憶装置を識別する英数字の媒体ＩＤを有している、システム。
14. 請求項１記載のシステムにおいて、前記補助コンテンツは、画像、映画、音楽、ゲーム、顧客調査及びくじよりなる群から選択される、システム。
15. 双方向通信ネットワークを介してサーバネットワークから主コンテンツをダウンロードする際に、補助コンテンツを提供する方法において、
    クライアント・コンソールと前記サーバネットワークの一部であるダウンロード管理サーバとの間に、前記双方向通信ネットワークを介して通信リンクを確立し、前記クライアント・コンソールは、補助コンテンツと、該補助コンテンツに含まれるトリガ・データ及びユーザ情報を表すデータを記憶する記憶装置を備え、
    前記ダウンロード管理サーバが主コンテンツ・データベースから主コンテンツを検索するために、前記記憶装置に蓄積されているユーザ識別子データと主コンテンツの要求とを前記クライアント・コンソールから前記ダウンロード管理サーバに送出し、
    前記ダウンロード管理サーバから前記クライアント・コンソールへ前記主コンテンツ・データベースから検索した主コンテンツをダウンロードする際に、前記ユーザ情報と前記トリガ・データとを比較して、前記ユーザ情報に適合する前記補助コンテンツを前記記憶装置から読み出して前記クライアント・コンソールにおいて前記補助コンテンツを再生する、方法。
16. 請求項１５記載の方法において、前記ユーザ識別子データは、前記記憶装置を識別する英数字の媒体ＩＤを有しており、また前記記憶装置は、更に、前記ダウンロード管理サーバへのアクセスを可能にする認証コードを含み、更に、前記媒体ＩＤ及び前記認証コードを前記ダウンロード管理サーバにおいて受け取るステップを含み、前記認証コード及び前記媒体ＩＤの一方により、前記サーバネットワークについてのアクセスが、全ての主コンテンツの中から特定の主コンテンツに限定される、方法。
17. 請求項１５記載の方法において、前記ダウンロード管理サーバから前記クライアント・コンソールへダウンロードするステップが、前記クライアント・コンソールの内部又は外部に配置された固定記憶装置に主コンテンツを記憶することを有する、方法。

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