JP4536496B2 - 半導体装置及び半導体装置の駆動方法 - Google Patents

半導体装置及び半導体装置の駆動方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4536496B2
JP4536496B2 JP2004345439A JP2004345439A JP4536496B2 JP 4536496 B2 JP4536496 B2 JP 4536496B2 JP 2004345439 A JP2004345439 A JP 2004345439A JP 2004345439 A JP2004345439 A JP 2004345439A JP 4536496 B2 JP4536496 B2 JP 4536496B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
antenna
voltage
film
conversion circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004345439A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005204493A5 (ja
JP2005204493A (ja
Inventor
潤 小山
利彦 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
Original Assignee
Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd filed Critical Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
Priority to JP2004345439A priority Critical patent/JP4536496B2/ja
Publication of JP2005204493A publication Critical patent/JP2005204493A/ja
Publication of JP2005204493A5 publication Critical patent/JP2005204493A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4536496B2 publication Critical patent/JP4536496B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Recrystallisation Techniques (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Thin Film Transistor (AREA)

Description

本発明はICカードおよびRFID (Radio Frequency IDentification:無線周波数による非接触自動識別技術)に用いる半導体装置に関し、特に非接触で外部機器から電力供給および情報を受け、該外部機器へ情報を送出する非接触ICカードおよびRFIDチップを含む半導体装置およびその駆動方法に関する。
なお、RFIDチップは例えば、タグとして用いられる。ICカードはRFIDチップの一種である。
近年、ICチップとして無線周波数による非接触なIDチップ、すなわちRFIDチップと呼ばれているものが注目され、高性能化への期待が高まってきている。RFIDチップは非接触で記録情報が読み取れ、無電池で動作し、耐久性、耐候性に優れるなどの特徴を有する。
また、RFIDチップにはCPUなどのコンピュータ回路を組み込むこともでき、情報の記録保存の道具としてだけでなく、セキュリティ管理などの論理回路を組み込むと言ったようなこともできる。RFIDチップ を用いた応用分野として、個人認証、商品の識別、位置測定などがある。
従来のRFIDチップは図2のような構成を取っていた。図2に示すRFIDチップ217は電源回路214、入出力回路215、アンテナ回路216、論理回路210、増幅器211、クロック生成回路・デコーダ212、メモリ213等を有する。アンテナ回路216は、アンテナ配線201と、アンテナ容量202とを有している。
RFIDチップは独自の電源を持たない代わりに、RFリーダー/ライター200から発せられる電磁波218を受け取ることで電力が供給され動作する。
RFIDチップ217の動作を図2を用いて説明する。RFリーダー/ライター200からの電磁波218をアンテナ回路216が受け取ると、第1の容量手段203、第1のダイオード204及び第3のダイオード207、第3の容量手段208等によって構成される入出力回路215により、検波出力信号として検出される。この信号は増幅器211によって十分大きな振幅に増幅された後、クロック生成回路・デコーダ212によってクロックとデータ・命令に分離され、送られた命令を論理回路210で解読し、メモリ213内のデータの返答、必要事項のメモリへの書き込み等を行う。
データの返答は論理回路210の出力によってスイッチング素子209をオン/オフすることによって行う。これによってアンテナ回路216のインピーダンスが変化して結果としてアンテナ回路216の反射率を変化させる。RFリーダー/ライター200はアンテナ回路216の反射率の変化をモニターすることで、RFIDチップ217からの情報を読み取る。
RFIDチップ217内の各回路で消費する電力は電源回路214において、アンテナ216で受信した電磁波218を検波、平滑することで生じる直流電源VDDによって供給される。電源回路214は、第1の容量手段203、第1のダイオード204、第2のダイオード205、第2の容量手段206によって構成されるが、第2の容量手段206は各回路に電力を供給するために十分大きな値を設定している。
図11はアンテナ回路216が受信したアンテナ入力信号(A)に対する電源回路214から出力される直流電源の出力(B)を示したものである。アンテナ入力信号は第1のダイオード204および第2のダイオード205によって負成分は取り除かれ、正成分のみが第2のダイオード205を通過して各回路に供給される。容量手段206は第2のダイオード205を通過した正成分を蓄え、アンテナ入力信号が負のときに電力を供給する。したがってVDDはおおむね一定値となり、電源回路214は直流電圧源としての働きを持つ。
このような回路の例として、例えば下記特許文献1がある。
特開2000−299440号公報
図3は、RFIDチップ309に使われる回路のうち、アンテナ回路308と電源回路307を抜き出したものである。アンテナ回路308は、アンテナ配線301と、アンテナ容量302とを有している。また電源回路307は、第1の容量手段303と、第1のダイオード304と、第2のダイオード305と、第2の容量手段306とを有している。
RFIDチップは無電池で動作することを特徴のひとつとして挙げられるが、前述したようにRFIDリーダー/ライターから発せられる電磁界をアンテナ回路308で取りこみ、電源回路307で整流することにより発生する直流電圧によって、RFIDチップ内に組み込まれた回路が作動する仕組みになっている。
図12に、アンテナ回路308が受信した電磁界の強度(実効値)に対する電源回路307が整流した直流電圧の強度の関係を示す。図12に示すように、電源回路307が整流した直流電圧の強度は元の電磁界の強度におおむね比例して決まる。したがって、アンテナ回路308が強電磁界にさらされた場合にはアンテナ回路308内部で高電圧交流信号が発生し、その結果電源回路307で行われる交流電圧の整流によって得られた直流電圧もまた高電圧となる。
このことにより論理回路部内のメモリ、クロック生成回路などに高電圧が印加され、論理回路部が発熱する、もしくは回路に用いられる素子が高電圧によって破壊されるなどの不具合が発生してしまうという問題があった。
上記問題に鑑み、本発明では強電磁界に置かれた場合においても高電圧の発生を防ぎ、以って回路の加熱、素子の破損を防ぐことを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明では、電源回路に出力される直流電圧をモニターし、参照電圧との比較を行なう。そして、モニターされた直流電圧が前記参照電圧を超えたときに、容量手段をアンテナ回路内のアンテナ配線と並列に接続して、アンテナ回路における交流電圧の共振点を変化させ、前記交流電圧を減衰させることを特徴とする。上記構成により、電源回路に出力される直流電圧値を下げることができる。
本発明は、交流電圧を整流して直流電圧に変換する変換回路と、論理回路と、メモリと、入出力回路とを有する半導体装置において、入出力回路および変換回路にはアンテナ回路が電気的に接続され、参照電圧源と、参照電圧源の出力電圧と変換回路の出力電圧とを比較する比較回路と、比較回路によって制御され、一端が接地されたスイッチング素子と、一端がアンテナ回路に電気的に接続され、他端がスイッチング素子の接地されていない端に電気的に接続された容量手段とを、有することを特徴とする。
また本発明は、交流電圧を整流して直流電圧に変換する変換回路と、論理回路と、メモリと、入出力回路とを有する半導体装置において、入出力回路および変換回路にはアンテナ回路が電気的に接続され、複数の参照電圧源と、複数の参照電圧源の出力電圧と変換回路の出力電圧とを比較する複数の比較回路と、複数の比較回路によって制御され、一端が接地された複数のスイッチング素子と、一端がアンテナ回路に電気的に接続され、他端が複数のスイッチング素子の接地されていない端に電気的に接続された複数の容量手段とを、有することを特徴とする。
また本発明は、交流電圧を整流して直流電圧に変換する変換回路と、論理回路と、メモリと、入出力回路回路と、比較回路と、参照電圧源と、スイッチング素子と、容量手段とを有する半導体装置の駆動方法において、入出力回路および変換回路にはアンテナ回路が電気的に接続され、変換回路の出力と、参照電圧源とが比較回路に電気的に接続され、比較回路の出力がスイッチング素子と電気的に接続され、スイッチング素子の一端は接地され、他端は容量手段と電気的に接続され、容量手段のスイッチング素子と接続されていない一端がアンテナ回路に電気的に接続され、比較回路で変換回路によって変換された直流電圧の値と参照電圧の値の比較を行い、直流電圧の値が参照電圧の値を超えたときに、スイッチング素子が動作して、容量手段の一端を接地することによって、アンテナ回路における交流電圧の共振点が変化して交流電圧を減衰させることにより、変換回路の出力電圧を下げることを特徴とする。
また本発明は、交流電圧を整流して直流電圧に変換する変換回路と、論理回路と、メモリと、入出力回路と、複数の比較回路と、複数の参照電圧源と、複数のスイッチング素子と、複数の容量手段とを有する半導体装置の駆動方法において、入出力回路および変換回路にはアンテナ回路が電気的に接続され、変換回路の出力と、複数の参照電圧源とが複数の比較回路のそれぞれと電気的に接続され、複数の比較回路の出力がそれぞれ異なる複数のスイッチング素子と電気的に接続され、複数のスイッチング素子の一端は接地され、他端はそれぞれ異なる複数の容量手段と電気的に接続され、複数の容量手段それぞれのスイッチング素子と接続されていない一端がアンテナ回路に電気的に接続され、複数の比較回路のそれぞれで変換回路によって変換された直流電圧の値と複数の参照電圧の値の比較を行い、直流電圧の値が参照電圧の値を超えたときに、複数のスイッチング素子のうち一つまたは複数が動作して、複数の容量手段のうち一つまたは複数のものの一端を接地させることによって、アンテナ回路における交流電圧の共振点が変化して交流電圧を減衰させることにより、変換回路の出力電圧を下げることを特徴とする。
本発明により特殊なプロセスを適用することなく、強電磁界中においても素子の破損を招くことのない半導体装置、およびその駆動方法を実現することができる。また、比較回路を複数設ける構成を取った場合、擬似的に電圧を標準化する標準化回路を提供することが可能である。
図4を用いて本発明のRFIDチップ413ついて説明する。図4に示すように本発明では、電源回路に出力されるVDDのモニター回路407、参照電圧源412および直流電圧と参照電圧源412の電圧とを比較する比較回路408、スイッチング素子409、第1の容量手段403を電源回路410に新たに設ける。
さらに電源回路410は、第1のダイオード404と、第2のダイオード405と、第2の容量手段406とを有している。第1のダイオード404、第2のダイオード405、第2の容量手段406からなる回路部(変換回路414)は、交流信号を整流して直流信号に変換する機能を有する。また、アンテナ回路411は、アンテナ配線401と、アンテナ容量402とを有している。
図4を用いてRFIDチップ413の動作の説明を行う。アンテナ回路411にさらされる電磁界が強くない場合、すなわち発生する直流電圧の値が参照電圧源412の電圧の値を下回るような場合は比較回路408は動作せず、よってスイッチング素子409も動作しない。
アンテナ回路411が強電磁界にさらされることによって直流電圧の値がある一定以上になると比較回路408が作動し、それによってスイッチング素子409がオンして容量手段403の一端が接地される。これはすなわちアンテナ回路411の容量が増大することと等価であり、アンテナ回路411の同調点が最適値より変化することで信号が減衰する。それによって、発生するVDDの電圧値が低下する。よってアンテナ回路411が強電磁界にさらされた場合でもVDDの電圧を抑えることができ、論理回路に高電圧が掛かることを防ぐことができる。このようなアンテナ実装のチップは無線チップとも呼ぶ。
本発明のより具体的な構成について、図1を用いて説明する。図1は、本発明のRFIDチップの一例である。RFIDチップ100は絶縁基板上に形成されたアンテナ回路101、電源回路102、入出力回路103、変換回路123などを有する。
アンテナ回路101は、アンテナ配線105、アンテナ容量106を有する。電源回路102は、モニター回路104、第1のダイオード107、第2のダイオード108、第1の容量手段109、比較回路112、第1のスイッチング素子113、第2の容量手段114を有する。入出力回路103は第1のダイオード107(電源回路102で用いられているものと共通)、第3のダイオード115、第3の容量手段116、第2のスイッチング素子117、増幅器118、クロック生成回路・デコーダ119、論理回路120、メモリ121、参照電圧源122を有する。変換回路123は、第1のダイオード107、第1のダイオード108、第1の容量手段109を有する。
本発明のRFIDチップの動作について、図1を用いて説明する。RFリーダー/ライター(図示せず)からの電磁波をアンテナ回路101が受け取ると、入出力回路103により、検波出力信号として検出される。この信号は増幅器118によって十分大きな振幅に増幅された後、クロック生成回路・デコーダ119によってクロックとデータ・命令に分離され、送られた命令を論理回路120で解読し、メモリ121内のデータの返答、必要事項のメモリへの書き込み等を行う。
返答は入出力回路103の出力によって第2のスイッチング素子117をオン/オフすることによって行う。これによってアンテナ回路101のインピーダンスが変化して結果としてアンテナ回路101の反射率を変化させる。RFリーダー/ライターはアンテナ回路101の反射率の変化をモニターすることで、RFIDチップ100からの情報を読み取る。
RFIDチップ内の各回路で消費する電力は電源回路102により受信した電磁波を検波、平滑することで生じる直流電源VDDによって供給される。電源回路102内の変換回路123は、交流電圧を整流して直流電圧に変換する機能を有する。変換回路123は、第1のダイオード107と第2のダイオード108と第1の容量手段109によって構成されるが、第1の容量手段109は各回路に電力を供給するために十分大きな値を設定している。
直流電源の電圧VDDはRFリーダー/ライターからの電磁波の強度によって決定されるが、このとき電磁波が強すぎることによってVDDが必要以上に高電圧となり、回路の発熱や素子の破壊などの不具合が起きることを防ぐためにモニター回路104、比較回路112、第1のスイッチング素子113、参照電圧源122を用いて直流電圧VDDのコントロールを行う。
モニター回路104として、図1では抵抗素子110、抵抗素子111を用いた。比較回路112内でモニター回路104から出力されたVDDと参照電圧源122の電圧との比較を行う。参照電圧源122はどのような構成でも構わないが、RFIDチップの性質上特に回路の面積に制約があると考えられるのでVDDを利用して構成すると好ましい。本実施形態ではVDDを用いて参照電圧を発生させる回路を構成した。
参照電圧源122の構成例を図21に示す。この回路は抵抗素子1701及びダイオード1702〜1704から構成される。ダイオード1702〜1704には例えば、TFT素子をダイオード接続したものを用いることができる。
図21において、抵抗素子1701は一端をVDDに接続し、もう一端はOUTPUT(これが図1において参照電圧源122の電圧となる)に接続されている。また、ダイオード1702〜1704は直列に接続され、一端は接地され、もう一端はOUTPUTに接続されている。このような構成によって参照電圧を発生させることができる。このときのOUTPUTとVDDの電圧比は抵抗素子1701によって容易に決定、変更することが可能である。もちろん、この図で挙げた例は一例であって、回路構成、ダイオードの材質及び個数はこれに限定されるものではない事を付記する。
このように参照電圧源122で発生させた電圧とモニター回路104からの出力電圧を比較回路112で比較し、参照電圧源122で発生させた電圧の方が大きい場合、第1のスイッチング素子は駆動せずにVDDの電圧値はそのまま論理回路120などに掛かる。一方、モニター回路104からの出力電圧が参照電圧源122で発生させた電圧を上回る場合は、比較回路112からの出力によって第1のスイッチング素子113を駆動させることで第2の容量手段114の一端が接地される。これはすなわちアンテナ回路101の容量が増大することと等価であり、アンテナ回路101の同調点が最適値より変化することで信号が減衰する。それによって、発生するVDDの電圧値が低下する。よってアンテナ回路101が強電磁界にさらされた場合でもVDDの電圧を抑えることができ、論理回路120などに高電圧が掛かることを防ぐことができる。
比較回路112は公知のものを用いることができるが、ここでは比較回路112の一例として、図16にコンパレータ回路を示す。コンパレータ回路はP型TFT601、602、N型TFT603、604、定電流源605、インバータ606、607を有する。コンパレータ回路は2つの入力端子IN1、IN2を有し、IN1はNchTFT603のゲートに接続され、IN2はNchTFT604のゲートと接続される。NchTFT603のドレインもしくはソースのどちらか一端はPchTFT601、602のゲートと、PchTFT601のドレインもしくはソースのどちらか一端と接続される。NchTFT604のドレインもしくはソースのどちらか一端は(この点をA点とする)PchTFT601のドレインもしくはソースのどちらか一端と接続される。またA点は直列に接続されたインバータ606、607と接続されてこの回路の出力となる。そしてNchTFT603、604のもう一端は定電流源605と接続され、PchTFT601、602のもう一端はVDDと接続される。
コンパレータ回路は2つの入力端子IN1、IN2を有し、両者の信号電圧によって出力が変化する。IN1、IN2ともN型TFT603をオンできない場合、A点は浮遊状態となる。IN1のみがN型TFT603をオンできる場合は、定電流源605はP型TFT601、602に電流を送りP型TFT601、602をオンさせる。従ってA点の電位はHiとなり、出力もまたHiとなる。一方、IN2のみがN型TFT603をオンできる場合はA点に定電流源605からの電流が入りA点の電位はLoとなる。両方ともN型TFT603をオンできる、すなわちIN1はN型TFT603をオンでき、IN2はN型TFT604をオンできる電圧の場合は電圧の高い方が優先される。例えばIN1の電圧がIN2の電圧を上回るとN型TFT603が先にオンして定電流源605はP型TFT601、602に電流を送りP型TFT601、602をオンさせる。従ってA点の電位はHiとなり、出力もまたHiとなる。
この仕組みを利用して、IN1にモニター回路104からの出力、IN2に参照電圧源122からの電圧信号を入力する。このとき、参照電圧源122の電圧は少なくともN型TFT604をオンできるだけの電圧を持つようにする。このような入力にすることで、参照電圧源122の電圧の方が高いときには比較回路の出力はLoとなり、モニター回路104からの出力が参照電圧源122の電圧よりも高くなった時点で比較回路112の出力はHiとなる。
もちろんコンパレータ回路の例はこれだけに限定されず、例えば図23に示すような構成をとり、モニター回路104からの出力VDDが大きくなるまではIN1側に入る電圧よりもIN2側に入る電圧が大きくなるようにしてもよい。
図23で示されているコンパレータ回路の構成は、PchTFT1901、1902、NchTFT1903、1904、定電流源1905、インバータ1906、1907、NchTFT1908から構成される。コンパレータ回路は2つの入力端子IN1、IN2を有し、IN1はNchTFT1908のドレインもしくはソースのどちらか一端と接続される。NchTFT1908のもう一端はNchTFT1903のゲートに接続される。IN2はNchTFT1904のゲート及びNchTFT1908のゲートと接続される。NchTFT1903のドレインもしくはソースのどちらか一端はPchTFT1901、1902のゲートと、PchTFT1901のドレインもしくはソースのどちらか一端と接続される。NchTFT1904のドレインもしくはソースのどちらか一端は(この点をA点とする)PchTFT1902のドレインもしくはソースのどちらか一端と接続される。またA点は直列に接続されたインバータ1906、1907と接続されてこの回路の出力となる。そしてNchTFT1903、1904のもう一端は定電流源1905と接続され、PchTFT1901、1902のもう一端はVDDに接続される。図23で示されている回路はIN1の入力がNchTFT1908を通ることによって閾値分の電圧が低下することを利用してIN1側に入る電圧よりもIN2側に入る電圧が大きくなるように構成されていることを特徴とする。
なお、比較回路112および参照電圧源122は一種類に限定する必要はなく、複数の参照電圧源を用いてもよい。図5においては複数の比較回路および参照電圧源を用いた一例として、3つの比較回路およびそれぞれ異なる参照電圧源を用いた例を示す。
モニター回路から出力された直流電圧VDDは、第1の比較回路507、第2の比較回路508、第3の比較回路509において異なる3つの参照電圧源510、511、512からの電圧信号ref1、ref2、ref3とモニター回路からの出力電圧の比較を行う。
ここで参照電圧源510、511、512からの電圧ref1、ref2、ref3の大きさをref1<ref2<ref3と定めると、モニター回路からの出力がref1を下回る場合はどのスイッチング素子も動作せず、モニター回路からの出力がref1を上回りref2を下回る場合は第1のスイッチング素子504のみが動作して第1の容量手段501の容量が実効的にアンテナ回路に追加される。モニター回路からの出力がref2を上回りref3を下回る場合は第1のスイッチング素子504と第2のスイッチング素子505が動作して第1の容量手段501と第2の容量手段502の容量が実効的にアンテナ回路に追加される。そしてモニター回路からの出力がref3を上回る場合はすべてのスイッチング素子が動作して第1の容量手段501、第2の容量手段502、第3の容量手段503の容量が実効的にアンテナ回路に追加される。
このように複数の参照電圧源と比較回路を用いた場合、アンテナ回路が受信する電磁波の強度によって段階的に容量を増やすことができるのでより好ましい。電圧参照源の数によっては、出力する電圧を特定の値に擬似的に標準化することも可能である。
これらの回路を同一基板上で構成することにより、RFIDチップとしての機能をもつ回路が構成される。なお、RFIDチップ100に用いられる基板は絶縁性をもつものであればどのような材質でも用いることができる。例えばガラス、プラスチック、フィルム状の絶縁体などである。
図22を用いて、図1で示した電源回路102と異なる形態の電源回路部について説明する。図22は第1のアンテナ回路1801、第2のアンテナ回路1802、第1の変換回路1803、第2の変換回路1804、比較回路1805スイッチング素子1806、容量手段1807から構成される回路である。第2のアンテナ回路1802は第1のアンテナ回路1801よりも発生する電圧値が低くなるように構成する。例えば、第2のアンテナ回路内部のアンテナの面積を第1のアンテナ回路1802内部で用いられているアンテナの面積よりも小さくする、またはアンテナ回路内部のアンテナまたは容量手段の構成を変更して共振周波数からわずかにずらすというような構成を取ることができる。図示しないが、変換回路と比較回路の間に図1で示されたようなモニター回路を設けてもよい。
この回路の動作を説明する。第1のアンテナ回路1801で発生された交流電圧は第1の変換回路1803によって整流されて直流電圧VDD1となり、第2のアンテナ回路で発生された交流電圧は第2の変換回路1804によって整流されて直流電圧VDD2となり、比較回路1805に入力される。比較回路1805でVDD1とVDD2の比較をおこない、VDD1の方が大きければ比較回路1805は、Hiを出力してスイッチング素子1806を駆動して第1のアンテナ回路1801に容量手段1807の容量が実効的に追加されてVDD1の電位を低減させる。
なお、このような構成をとることにより第1の変換回路で発生される電圧VDD1と第2の変換回路で発生される電圧VDD2の関係は常にVDD1>VDD2が成り立つことになるが、例えば比較回路に図23のような回路を用いることによってVDD1を閾値分低下させる構成を取れば、VDD1とVDD2の差が閾値分になるまで比較回路1805の出力をLoにしてスイッチング素子1806を動作させないようにすることができる。
このような構成を取ることによって、図1で示した例と同様に回路に過大な電圧が掛かることを防ぐことが可能となる。
本実施例においては、同一の絶縁基板上に実施の形態で示したスイッチング素子及びダイオードに用いるTFTを同時(一体的)に作製する方法について図6乃至図8を用いて説明する。なお、本実施例では半導体素子としてN型TFT、P型TFTを例に挙げて示すが、本発明においてIDチップに含まれる半導体素子はこれに限定されない。また、この作製方法は一例であって、本発明は絶縁基板上での作製方法を限定するものではない。
まず、図6(A)に示すように、コーニング社の#7059ガラスや#1737ガラスなどに代表されるバリウムホウケイ酸ガラス、またはアルミノホウケイ酸ガラスなどのガラスから成る、もしくは耐熱性プラスチックからなる基板3000上に酸化シリコン膜、窒化シリコン膜または酸化窒化シリコン膜などの絶縁膜から成る下地膜3001を形成する。例えば、プラズマCVD法でSiH4、NH3、N2Oから作製される酸化窒化シリコン膜3001aを10〜200nm(好ましくは50〜100nm)形成し、同様にSiH4、N2Oから作製される酸化窒化水素化シリコン膜3001bを50〜200nm(好ましくは100〜150nm)の厚さに積層形成する。本実施例では下地膜3001を2層構造として示したが、前記絶縁膜の単層膜または2層以上積層させた構造として形成しても良い。
なお基板3000として、石英基板、セラミック基板等を用いても良い。
島状半導体層3002〜3006は、非晶質構造を有する半導体膜をレーザ結晶化法や公知の熱結晶化法を用いて作製した結晶質半導体膜で形成する。この島状半導体層3002〜3006の厚さは25〜80nm(好ましくは30〜60nm)の厚さで形成する。結晶質半導体膜の材料に限定はないが、好ましくはシリコンまたはシリコンゲルマニウム(SiGe)合金などで形成すると良い。
結晶質半導体膜を用いる場合、まず非晶質半導体を成膜して、公知の結晶化方法を用いて該非晶質半導体を結晶化すれば良い。公知の結晶化方法としては、加熱器による加熱で結晶化を行なう方法、レーザー光の照射で結晶化を行なう方法、触媒金属を用いて結晶化を行なう方法、赤外光を用いて結晶化を行なう方法等が挙げられる。
レーザ結晶化法で結晶質半導体膜を作製するには、パルス発振型または連続発光型のエキシマレーザやYAGレーザ、YVO4レーザを用いる。これらのレーザを用いる場合には、レーザ発振器から放射されたレーザ光を光学系で線状に集光し半導体膜に照射する方法を用いると良い。結晶化の条件は実施者が適宣選択するものであるが、エキシマレーザを用いる場合はパルス発振周波数30Hzとし、レーザーエネルギー密度を100〜400mJ/cm2 (代表的には200〜300mJ/cm2)とする。また、YAGレーザを用いる場合にはその第2高調波を用いパルス発振周波数1〜10kHzとし、レーザーエネルギー密度を300〜600mJ/cm2 (代表的には350〜500mJ/cm2)とすると良い。そして幅100〜1000μm、例えば400μmで線状に集光したレーザ光を基板全面に渡って照射し、この時の線状レーザ光の重ね合わせ率(オーバーラップ率)を80〜98%として行う。
また、その発振周波数が10MHz以上のパルス発振のレーザ(MHzLC)を用いて結晶化を行なっても良い。
次いで、島状半導体層3002〜3006を覆うゲート絶縁膜3007を形成する。ゲート絶縁膜3007はプラズマCVD法またはスパッタ法を用い、厚さを40〜150nmとしてシリコンを含む絶縁膜で形成する。本実施例では、120nmの厚さの酸化窒化シリコン膜で形成する。勿論、ゲート絶縁膜はこのような酸化窒化シリコン膜に限定されるものでなく、他のシリコンを含む絶縁膜を単層または積層構造として用いても良い。例えば、酸化シリコン膜を用いる場合には、プラズマCVD法でTEOS(Tetraethyl Orthosilicate)とO2とを混合し、反応圧力40Pa、基板温度300〜400℃とし、高周波(13.56MHz)、電力密度0.5〜0.8W/cm2で放電させて形成することができる。このようにして作製される酸化シリコン膜は、その後400〜500℃の熱アニールによりゲート絶縁膜として良好な特性を得ることができる。
そして、ゲート絶縁膜3007上にゲート電極を形成するための第1の導電膜3008と第2の導電膜3009とを形成する。本実施例では、第1の導電膜3008をTaで50〜100nmの厚さに形成し、第2の導電膜3009をWで100〜300nmの厚さに形成する。
Ta膜はスパッタ法で、Taのターゲットを不活性ガスArでスパッタすることにより形成する。この場合、Arに適量のXeやKrを加えると、Ta膜の内部応力を緩和して膜の剥離を防止することができる。また、α相のTa膜の抵抗率は20μΩcm程度でありゲート電極に使用することができるが、β相のTa膜の抵抗率は180μΩcm程度でありゲート電極とするには不向きである。α相のTa膜を形成するために、Taのα相に近い結晶構造をもつ窒化タンタルを10〜50nm程度の厚さでTaの下地に形成しておくとα相のTa膜を容易に得ることができる。
W膜を形成する場合には、Wをターゲットとしたスパッタ法で形成する。その他に6フッ化タングステン(WF6)を用いる熱CVD法で形成することもできる。いずれにしてもゲート電極として使用するためには低抵抗化を図る必要があり、W膜の抵抗率は20μΩcm以下にすることが望ましい。W膜は結晶粒を大きくすることで低抵抗率化を図ることができるが、W中に酸素などの不純物元素が多い場合には結晶化が阻害され高抵抗化する。このことより、スパッタ法による場合、純度99.9999%のWターゲットを用い、さらに成膜時に気相中からの不純物の混入がないように十分配慮してW膜を形成することにより、抵抗率9〜20μΩcmを実現することができる。
なお、本実施例では、第1の導電膜3008をTa、第2の導電膜3009をWとしたが、特に限定されず、いずれもTa、W、Ti、Mo、Al、Cuなどから選ばれた元素、または前記元素を主成分とする合金材料もしくは化合物材料で形成しても良い。また、リン等の不純物元素をドーピングした多結晶シリコン膜に代表される半導体膜を用いても良い。本実施例以外の3008、3009の組み合わせの一例で望ましいものとしては、第1の導電膜3008を窒化タンタル(TaN)で形成し、第2の導電膜3009をWとする組み合わせ、第1の導電膜3008を窒化タンタル(TaN)で形成し、第2の導電膜3009をAlとする組み合わせ、第1の導電膜3008を窒化タンタル(TaN)で形成し、第2の導電膜3009をCuとする組み合わせ等が挙げられる。
また、LDDの長さを小さくして済むような場合は、W単層などの構成にしても良いし、構成は同じでも、テーパー角を立てることによって、LDDの長さを小さくすることができる。
次に、レジストによるマスク3010〜3015を形成し、電極及び配線を形成するための第1のエッチング処理を行う。本実施例ではICP(Inductively Coupled Plasma:誘導結合型プラズマ)エッチング法を用い、エッチング用ガスとしてCF4とCl2を混合し、1Paの圧力でコイル型の電極に500WのRF(13.56MHz)電力を投入してプラズマを生成して行う。基板側(試料ステージ)にも100WのRF(13.56MHz)電力を投入し、実質的に負の自己バイアス電圧を印加する。CF4とCl2を混合した場合にはW膜及びTa膜とも同程度にエッチングされる。
上記エッチング条件では、レジストによるマスクの形状を適したものとすることにより、基板側に印加するバイアス電圧の効果により第1の導電層3017a〜3022a及び第2の導電層3017b〜3022bの端部がテーパー形状となる。テーパー部の角度は15〜45°となる。ゲート絶縁膜上をエッチングすることによって生じる残渣を残すことなくエッチングするためには、10〜20%程度の割合でエッチング時間を増加させると良い。W膜に対する酸化窒化シリコン膜の選択比は2〜4(代表的には3)であるので、オーバーエッチング処理により、酸化窒化シリコン膜が露出した面は20〜50nm程度エッチングされることになる。こうして、第1のエッチング処理により第1の導電層と第2の導電層から成る第1の形状の導電層3017〜3022(第1の導電層3017a〜3022aと第2の導電層3017b〜3022b)を形成する。このとき、ゲート絶縁膜3007の第1の形状の導電層3017〜3022で覆われない領域には、20〜50nm程度エッチングされ薄くなった領域3016が形成される(図6(B))。
続いて、図6(C)に示すように、レジストマスク3010〜3015は除去しないまま、第2のエッチング処理を行う。エッチングガスとしてCF4とCl2とO2とを用い、W膜を選択的にエッチングする。この時、第2のエッチング処理により第2の形状の導電層3024〜3029(第1の導電層3024a〜3029aと第2の導電層3024b〜3029b)を形成する。このとき、ゲート絶縁膜3007の第2の形状の導電層3024〜3029で覆われない領域には、さらに20〜50nm程度エッチングされ薄くなった領域3023が形成される。
W膜やTa膜のCF4とCl2の混合ガスによるエッチング反応は、生成されるラジカルまたはイオン種と反応生成物の蒸気圧から推測することができる。WとTaのフッ化物と塩化物の蒸気圧を比較すると、Wのフッ化物であるWF6が極端に高く、一方でWCl5、TaF5、TaCl5は同程度である。従って、CF4とCl2の混合ガスではW膜及びTa膜共にエッチングされる。しかし、この混合ガスに適量のO2を添加するとCF4とO2が反応してCOとFになり、FラジカルまたはFイオンが多量に発生する。その結果、フッ化物の蒸気圧が高いW膜のエッチング速度が増大する。一方、TaはFが増大しても相対的にエッチング速度の増加は少ない。また、TaはWに比較して酸化されやすいので、O2を添加することでTaの表面が酸化される。Taの酸化物はフッ素や塩素と反応しないためさらにTa膜のエッチング速度は低下する。従って、W膜とTa膜とのエッチング速度に差を作ることが可能となりW膜のエッチング速度をTa膜よりも大きくすることが可能となる。
そして第1のドーピング処理を行い、N型を付与する不純物元素を添加する。ドーピングの方法はイオンドープ法もしくはイオン注入法で行えば良い。イオンドープ法の条件はドーズ量を1×1013〜5×1014atoms/cm2とし、加速電圧を60〜100keVとして行う。N型を付与する不純物元素として15族に属する元素、典型的にはリン(P)または砒素(As)を用いるが、ここではリン(P)を用いる。この場合、導電層3024〜3029がN型を付与する不純物元素に対するマスクとなり、自己整合的に第1の不純物領域3030〜3033が形成される。第1の不純物領域3030〜3033には1×1020〜1×1021atoms/cm3濃度範囲でN型を付与する不純物元素を添加する(図6(C))。
そして、図7(A)に示すようにP型TFTになる部分をレジストマスク3034、3035で覆った上での第2のドーピング処理を行う。このとき、画素部TFTは全てレジストマスクで覆わずに外側を開けてドーピングを行う。第2のドーピング処理は、第1のドーピング処理よりもドーズ量を下げて高い加速電圧の条件としてN型を付与する不純物元素をドーピングする。例えば、加速電圧を70〜120keVとし、1×1013atoms/cm2のドーズ量で行い、図6(C)で島状半導体層に形成された第1の不純物領域3030、3032、3033内に新たな不純物領域3036、3037、3038を形成する。第2のドーピングは、第2の形状の導電層3024、3026、3028を不純物元素に対するマスクとして用い、レジストマスクで覆われていないところの第1の導電層3024a、3026a、3028aの下側の領域の半導体層にも不純物元素が添加されるようにドーピングする。こうして、第3の不純物領域3039、3040、3041が形成される。この第3の不純物領域3039、3040、3041に添加されたリン(P)の濃度は、第1の導電層3024a、3026a、3028aのテーパー部の膜厚に従って緩やかな濃度勾配を有している。なお、第1の導電層3024a、3026a、3028aのテーパー部と重なる半導体層において、第1の導電層3024a、3026a、3028aのテーパー部の端部から内側に向かって若干、不純物濃度が低くなっているものの、ほぼ同程度の濃度である。
そして、図7(B)に示すように、P型TFTを形成する島状半導体層3003、3005と容量手段を形成する島状半導体層3006に、第1の導電層とは逆の導電型の第4の不純物領域3044、3045、3046を形成する。第2の形状の導電層3025b、3027b、3028bを不純物元素に対するマスクとして用い、自己整合的に不純物領域を形成する。このとき、N型TFTを形成する島状半導体層3002、および3004はレジストマスク3042、3043で全面を被覆しておく。ドーピングは、第2の形状の導電層3025、3027、3028を不純物元素に対するマスクとして用い、レジストマスクで覆われていないところの第2の導電層3025a、3027a、3028aの下側の領域の半導体層にも不純物元素が添加されるようにドーピングする。こうして、第5の不純物領域3047、3048、3049が形成される。不純物領域3044と3045、3046にはそれぞれ異なる濃度でリンが添加されているが、ジボラン(B26いたイオンドープ法で形成し、そのいずれの領域においても不純物濃度が2×1020〜2×1021atoms/cm3なるようにする。
以上までの工程でそれぞれの島状半導体層に不純物領域が形成される。島状半導体層と重なる第2の形状の導電層3024〜3027がゲート電極として機能する。また、第2の形状の導電層3029は島状のソース信号線として機能する。第2の形状の導電層3028は容量配線として機能する。
レジストマスク3042、3043を除去した後、導電率の制御を目的として、それぞれの島状半導体層に添加された不純物元素を活性化する工程を行う。この工程はファーネスアニール炉を用いる熱アニール法で行う。その他に、レーザアニール法、またはラピッドサーマルアニール法(RTA法)を適用することができる。熱アニール法では酸素濃度が1ppm以下、好ましくは0.1ppm以下の窒素雰囲気中で400〜700℃、代表的には500〜600℃で行うものであり、本実施例では500℃で4時間の熱処理を行う。ただし、第2の形状の導電層3024〜3029に用いた配線材料が熱に弱い場合には、配線等を保護するため層間絶縁膜3050(シリコンを主成分とする)を形成した後で活性化を行うことが好ましい。
さらに、3〜100%の水素を含む雰囲気中で、300〜450℃で1〜12時間の熱処理を行い、島状半導体層を水素化する工程を行う。この工程は熱的に励起された水素により半導体層のダングリングボンドを終端する工程である。水素化の他の手段として、プラズマ水素化(プラズマにより励起された水素を用いる)を行っても良い。
次いで、第1の層間絶縁膜3050として酸化窒化シリコン膜を100〜200nmの厚さで形成する。その上にアクリルなどの有機絶縁物材料から成る第2の層間絶縁膜3051を形成する。また、第2の層間絶縁膜3051として有機絶縁物材料の代わりに無機材料を用いることもできる。無機材料としては無機SiO2やプラズマCVD法で作製したSiO2(PCVD‐SiO2)、SOG(Spin on Glass;塗布珪素酸化膜)等が用いられる。2つの層間絶縁膜を形成した後にコンタクトホールを形成するためのエッチング工程を行う。
そして、論理回路部において島状半導体層のソース領域とコンタクトを形成するソース配線3052、3053、ドレイン領域とコンタクトを形成するドレイン配線3056、を形成する。また、入出力回路部、電源回路部においても同様に、ソース電極3054、3055、ドレイン電極3057、接続電極3058を形成する(図8)。
以上のようにして、N型TFT、P型TFTを有する論理回路部と、N型TFT、P型TFT、容量手段を有する入出力回路部、電源回路部とを同一の基板上に形成することができる。
この実施例は実施の形態と組み合わせて用いることが可能である。
本実施例では、IDチップを形成し、可撓性を有する基板(フレキシブル基板)へ転写するまでの作製方法について、図9、図10を用いて説明する。なお、本実施例では半導体素子としてN型TFT、P型TFTを例に挙げて示すが、本発明においてIDチップに含まれる半導体素子はこれに限定されない。また、この作製方法は一例であって、本発明は絶縁基板上での作製方法を限定するものではない。
実施例2に示した作業工程に従い、図8に示すように、第1および第2の層間絶縁膜までを形成する。ただし本実施例では、基板3000と下地膜3001との間に金属酸化膜4021を形成する。金属酸化膜4021には、W、TiN、WN、Mo等の酸化物や、またこれらの合金の酸化物を用いることができる。金属酸化膜4021は極薄い数nm(ここでは3nm)程度の膜厚とする。また基板3000に金属膜を形成し、その表面を酸化することで金属酸化膜4021を形成しても良い。
そして、金属酸化膜4021に加熱処理を施し、結晶化することでその脆性を高めておく。なお、半導体素子の作製工程における加熱処理が、上記金属酸化膜4021の脆性を高めるための加熱処理を兼ねていても良い。具体的に酸化タングステンを金属酸化膜4021に用いる場合、420℃〜550℃、0.5〜5時間程度の加熱処理を行なう。
なお合金を用いて金属酸化膜を形成する場合、その組成比によって結晶化の際の加熱処理の最適な温度が異なる。よって組成比を調整することで、半導体素子の作製工程にとって妨げとならない温度で加熱処理を行なうことができ、半導体素子のプロセスの選択肢が制限されにくい。
次に、ソースまたはドレイン配線3052〜3057、接続配線3058を覆うように、第3の層間絶縁膜4030を形成する。そして第3の層間絶縁膜4030にコンタクトホールを形成し、ソース配線3052、3055にそれぞれ接続されるパッド4001、4002を第3のス間絶縁膜上に形成する。
次に、第3の層間絶縁膜4030及びパッド4001、4002上に保護層4003を形成する。次いで、両面テープ4004、4005を用い、保護層4003に第2の基板4006を貼り付け、基板3000に第3の基板4007を貼り付ける(図9(A))。第3の基板4007は、後の剥離工程で基板3000が破損することを防ぐ。
そして金属酸化膜4021を境に、基板3000を物理的に引き剥がす。剥離後の状態を図9(B)に示す。その後、接着剤4008でフレキシブル基板4009と、下地膜3001とを接着する(図10(A))。
次に図10(B)に示すように、保護層4003から両面テープ4004と第2の基板4006を剥がし、保護層4003を除去する事で、フレキシブル基板への転写を行うことができる。
なお半導体素子の剥離は、上記方法の他に、耐熱性の高い基板と半導体素子の間に水素を含む非晶質珪素膜を設け、レーザ光の照射またはエッチングにより該非晶質珪素膜を除去することで基板を除去する方法、半導体素子が形成された耐熱性の高い基板を機械的に削除または溶液やガスによるエッチングで除去する方法等、様々な方法を用いることができる。
この実施例は実施の形態と組み合わせて用いることが可能である。
本実施例では本発明を用いた回路に外付けのアンテナをつけた例を図13、図14を用いて説明する。
図13(A)に、回路の周りにアンテナを形成したRFIDチップの構成を示す。基板1000上にアンテナ1001を形成し、本発明を用いた回路部1002を接続する。図面では回路部1002の周りをアンテナ1001で覆う構成になっているが、基板1000の全面をアンテナで覆い、その上に電極を形成した回路1002を貼り付けるような構造を取っても良い。
図13(B)は細いアンテナを回路の周りを回るように配置したものである。基板1003上にアンテナ1004を形成し、本発明を用いた回路部1005を接続する。なお、アンテナの配線は一例であってこれに限定するものではない。
図13(C)は高周波数のアンテナである。基板1006上にアンテナ1007を形成し、本発明を用いた回路部1008を接続する。
図13(D)は180度無指向性(どの方向からでも同じく受信可能)なアンテナである。基板1009上にアンテナ1010を形成し、本発明を用いた回路部1011を接続する。
図13(E)は棒状に長く伸ばしたアンテナである。基板1012上にアンテナ1013を形成し、本発明を用いた回路部1014を接続する。
本発明を用いた回路部とこれらのアンテナへの接続は公知の方法で行うことができる。例えばアンテナと回路をワイヤボンディング接続やバンプ接続を用いて接続する、あるいは回路部(例えばIDチップ)の一面を電極にしてアンテナに貼り付けるという方法を取ってもよい。この方式ではACF(anisotropic conductive film;異方性導電性フィルム)を用いて貼り付けることができる。
アンテナに必要な長さは受信に用いる周波数によって適正な長さが異なる。一般には波長の整数分の1の長さにすると良いとされる。例えば周波数が2.45GHzの場合は約60mm(1/2波長)、約30mm(1/4波長)とすれば良い。
また図14に示すように、基板1100上に、回路部1102と、らせん状のアンテナ配線1101を形成してもよい。なお図14(A)はRFIDチップの上面図、図14(B)は図14(A)のA−A’における断面図、図14(C)は図14(A)のC−C’における断面図に相当する。
なお、本実施例に示した例はごく一例であり、アンテナの形状を限定するものではない。あらゆる形状のアンテナについて本発明は実施することが可能である。
この実施例は実施の形態および実施例2または実施例3と自由に組み合わせて用いることが可能である。
本実施例では本発明のICカード、IDタグおよびIDチップなどの例を図15を用いて説明する。
図15(A)はICカードであり、個人の識別用のほかに内蔵された回路のメモリが書き換え可能であることを利用して現金を使わずに代金の決済が可能なクレジットカード、あるいは電子マネーといったような使い方もできる。ICカード2000の中に本発明を用いた回路部2001を組み込んでいる。
図15(B)はIDタグであり、個人の識別用のほかに、小型化可能であることから特定の場所での入場管理などに用いることができる。IDタグ2010の中に本発明を用いた回路部2011が組み込まれたRFIDタグである。
図15(C)はスーパーマーケットなどの小売店で商品を扱う際の商品管理を行うためのRFIDチップ2022を商品2020に貼付した例である。本発明はRFIDチップ2022内の回路に適用される。このようにRFIDチップを用いることにより、在庫管理が容易になるだけではなく、万引きなどの被害を防ぐことも可能である。図面ではRFIDチップ2022が剥がれ落ちてしまうことを防ぐために接着を兼ねた保護膜2021を用いているが、RFIDチップ2022を接着剤を用いて直接貼付するような構造を取っていてもよい。また、商品に貼付する構造上、実施例3で挙げたフレキシブル基板を用いて作製すると好ましい。
図15(D)は商品製造時に識別用のRFIDチップを商品に組み込んだ例である。図面では例としてディスプレイの筐体2030にRFIDチップ2031を組み込まれている。本発明はRFIDチップ2031内の回路に適用される。このような構造を取ることにより製造者の識別、商品の流通管理などを容易に行うことができる。なお、図面ではディスプレイの筐体を例として取り上げているが、本発明はこれに限定されることはなく、さまざまな物品に対して適用することが可能である。
図15(E)は物品搬送用の荷札である。図面では荷札2040内にRFIDチップ2041が組み込まれている。本発明はRFIDチップ2041内の回路に適用される。このような構造を取ることにより搬送先の選別や商品の流通管理などを容易に行うことができる。なお、図面では物品を縛るひも状のものにくくりつけるような構造を取っているが、本発明はこれに限定されることはなく、シール材のようなものを用いて物品に直接貼付するような構造を取ってもよい。
図15(F)は本2050にRFIDチップ2052が組み込まれたものである。本発明はRFIDチップ2052内の回路に適用される。このような構造を取ることにより書店における流通管理や図書館などでの貸し出し処理などを容易に行うことができる。図面ではRFIDチップ2052が剥がれ落ちてしまうことを防ぐために接着を兼ねた保護膜2051を用いているが、RFIDチップ2052を接着剤を用いて直接貼付するような構造を取る、または本2050の表紙に埋め込む構造を取っていてもよい。
図15(G)は紙幣2060にRFIDチップ2061が組み込まれたものである。本発明はRFIDチップ2061内の回路に適用される。このような構造を取ることにより偽札の流通を阻止することが容易に行える。なお、紙幣の性質上RFID2061チップが剥がれ落ちるのを防ぐために紙幣2060に埋め込むような構造を取るとより好ましい。
図15(H)は靴2070にRFIDチップ2072が組み込まれたものである。本発明はRFIDチップ2072内の回路に適用される。このような構造を取ることにより製造者の識別、商品の流通管理などを容易に行うことができる。図面ではRFIDチップ2072が剥がれ落ちてしまうことを防ぐために接着を兼ねた保護膜2071を用いているが、RFIDチップ2072を接着剤を用いて直接貼付するような構造を取る、または靴2070に埋め込む構造を取っていてもよい。
なお、本実施例に示した例はごく一例であり、これらの用途に限定するものではないことを付記する。
この実施例は実施の形態および実施例2乃至実施例4と自由に組み合わせて用いることが可能である。
本実施例では、本発明のRFIDチップにおける、回路部とアンテナ配線との接続の仕方について説明する。
図17(A)に、回路部801とアンテナ配線802とを共に形成したRFIDチップを示す。図17(A)の場合、回路部801及びアンテナ配線802の作製工程を簡略化することができ、なおかつ貼り合わせも一度で済ませることができる。
図17(B)では、アンテナ配線822を予め支持体823上に形成しておく様子を示す。アンテナ配線822は、別途形成しておいて支持体823上に貼り合わせるようにしても良いし、直接印刷法、液滴吐出法、蒸着法、フォトリソグラフィ法などを用いて支持体823上に形成しておいても良い。そしてアンテナ配線822が形成された支持体823上に、回路部821を貼り合わせるようにする。なお回路部821は、アンテナ配線822と並べるように貼り合わせても良いし、積層するようにアンテナ配線822と重ねて貼り合わせても良い。
図17(C)は、共に形成した回路部811とアンテナ配線812とを、予め支持体813上に形成したアンテナ配線814に貼り合わせている様子を示す。なおンテナ配線814を別途形成しておき、支持体813に貼り合わせるようにしても良いし、直接、スクリーン印刷法、オフセット印刷法に代表される印刷法、液滴吐出法、蒸着法、フォトリソグラフィ法などを用いて支持体813上に形成しておいても良い。
なおフレキシブルな支持体を用いる場合、アンテナ配線または回路が支持体に囲まれるまたは挟まれるように、RFIDチップを形成することができる。図18を用いて、折り畳まれた支持体を用いて形成された、RFIDチップの構成について説明する。
図18は、アンテナ配線831及び回路部832が形成されたフレキシブルな支持体833を、アンテナ配線831及び回路部832が内側にくるように折り曲げている様子を示す。上記構成によって、アンテナ配線831と回路部832とが表に露出されないようにすることができるので、RFIDチップの機械的強度を高めることができる。
なお折り曲げることで、アンテナ配線831どうしの重なった部分が接触しないように、絶縁性を有する樹脂等でアンテナ配線831及び回路部832を覆っておいても良い。
また図18では、支持体を折り曲げることで、一方が閉じた形状のRFIDチップを形成する場合について説明したが、本発明はこの構成に限定されない。本発明のRFIDチップは、支持体の2方が閉じた形状であっても良いし、3方が閉じた袋状であっても良い。さらに回路を支持体に貼り合わせた後に、4方を全部閉じるようにしても良い。
本実施例では、本発明のIDチップに内蔵される回路部の製造方法、特に上記実施例と異なる剥離工程について説明する。
図19(A)に示すように、基板700上に剥離層720を形成し、前記剥離層720上に下地膜704を形成し、下地膜704上に回路が有する半導体素子(ここではTFT707、708を例示)を形成する。
基板700としては、ガラス基板、石英基板、アルミナなど絶縁物質で形成される基板、シリコンウェハ基板、後工程の処理温度に耐え得る耐熱性を有するプラスチック基板等を用いることができる。この場合、酸化珪素(SiOx)、窒化珪素(SiNx)、酸化窒化珪素(SiOxNy)(x>y)、窒化酸化珪素(SiNxOy)(x>y)等、基板側から不純物などの拡散を防止するための下地絶縁膜を形成しておいてもよい。また、ステンレスなどの金属または半導体基板などの表面に酸化シリコンや窒化シリコンなどの絶縁膜を形成した基板なども用いることができる。
剥離層(ピールオフ・レイヤー)は、基板と半導体素子の間に設けられる層であり、後に該剥離層を除去することにより、基板と半導体素子を分離することができる。剥離層としては、非晶質シリコン層、多結晶シリコン層、単結晶シリコン層、SAS層(セミアモルファスシリコン層(微結晶シリコン層ともいう。))等、シリコン(Si、珪素)を主成分とする層を用いることができる。
ClF3(三フッ化塩素)等のハロゲン化フッ素は、珪素を選択的にエッチングするという特性があるため、剥離層としてシリコン(Si、珪素)を主成分とする層を用いることにより、ClF3を含む気体又は液体によって前記剥離層を容易に除去することができる。
下地膜は、剥離層と半導体素子の間に設けられるものであり、ClF3等のハロゲン化フッ素によるエッチングから、半導体素子を保護する役割を有するものである。ここで、ClF3等のハロゲン化フッ素は、珪素を選択的にエッチングするという特性がある反面、酸化珪素(SiOx)、窒化珪素(SiNx)、酸窒化珪素(SiOxNy又はSiNxOy)はほとんどエッチングされない。したがって、時間の経過ととも剥離層はエッチングされてゆくが、酸化珪素、窒化珪素、酸窒化珪素からなる下地膜はほとんどエッチングされないため、半導体素子への損傷を防止することができる。
なお、ClF3等のハロゲン化フッ素によってエッチングされる材料を剥離層として用い、一方、エッチングされない材料を下地膜として用いるという条件に従うならば、剥離層及び下地膜の組合せは、上記材料に限定されるものではなく、適宜選択することができる。
図19(B)に示すように、回路部の境界に溝721を形成する。
回路部の境界をなす溝721の形成は、ダイシング、スクライビング又はマスクを利用したエッチング等によって行うことができる。ダイシングの場合には、ダイシング装置(ダイサー;dicer)を用いるブレードダイシング法が一般的である。ブレード(blade)とは、ダイヤモンド砥粒を埋め込んだ砥石で、その幅は約30〜50μmであり、このブレードを高速回転させることにより、回路部どうしを分離する。また、スクライビングの場合には、ダイヤモンドスクライビング法とレーザースクライビング法等がある。また、エッチングの場合には、露光、現像工程によりマスクパターンを形成し、ドライエッチング、ウエットエッチング等により分離を行うことができる。ドライエッチングにおいては、大気圧プラズマ法を用いてもよい。
図19(C)に示すように、溝721にハロゲン化フッ素を含む気体又は液体722を導入し、剥離層を除去する。
また、ハロゲン化フッ素としては、上記ClF3等に窒素を混合したガスを用いてもよい。また、ClF3は、反応空間の温度によっては液体の場合もあり(沸点11.75℃)、その際にはウエットエッチングを採用することもできる。なお、ClF3は、塩素を200℃以上でフッ素と反応させることにより、Cl2(g)+3F2(g)→2ClF3(g)の過程を経て生成することができる。なお、上記剥離層をエッチングし、上記下地膜をエッチングしないようなエッチャントであれば、ClF3に限定されるものでなく、またハロゲン化フッ素に限定されるものでもない。
その後図19(D)に示すように、時間の経過ととも剥離層はエッチングされ、最終的に基板700を剥離することができる。一方、酸化珪素、窒化珪素、酸窒化珪素等や、耐熱性樹脂からなる下地膜や、層間絶縁膜はほとんどエッチングされないため、半導体素子への損傷を防止することができる。なお、剥離した基板700は再利用することができ、コスト削減に繋がる。再利用する場合、上記ダイシングやスクライビング等において、基板に傷が生成されないように制御するのが望ましい。しかし、傷が生成された場合であっても、有機樹脂や無機膜を塗布法又は液滴吐出法(インクジェット法等)によって形成し、平坦化処理を行ってもよい。
なお、半導体素子をハロゲン化フッ素等によるエッチングから保護するために、半導体素子上に保護層713を形成することは好ましい。特に、減圧CVD法のようにハロゲン化フッ素ガスを加熱してエッチングを行う場合には、耐熱性有機樹脂や、耐熱性無機膜を用いるのが望ましい。耐熱性有機樹脂の代表的なものとして、シリコンと酸素との結合で骨格構造が構成され、置換基に少なくとも水素を含む材料、若しくは置換基にフッ素、アルキル基、または芳香族炭化水素のうち少なくとも一種を有する材料があり、所謂シロキサン系樹脂などとも呼ばれる。
また本実施例において、複数の半導体素子の上方に、接着剤を介してジグ(治具)を形成し、溝にハロゲン化フッ素を含む気体又は液体を導入してもよい。
ジグとは、剥離層を除去した後に半導体素子がバラバラに分離しないように、一時的に半導体素子を固定するための支持体を指す。ジグは、一つのチップ又は半導体素子を構成する半導体素子群毎、又は複数の半導体素子が水平方向若しくは高さ方向に集積されてできた素子群毎に形成する。ジグの形状としては、後にハロゲン化フッ素を含む気体又は液体の導入を容易にするために、突起部を設けた櫛状の構造とするのが望ましいが、平坦なジグを用いても構わない。また、ジグとしては、ハロゲン化フッ素によって冒されない酸化珪素を主成分とするガラス基板、石英基板、ステンレス(SUS)基板等を用いることができるが、ハロゲン化フッ素によって冒されない材料であれば、これらに限定されるものではない。
また、ジグと半導体素子との間には、仮接着するための接着剤が設けられている。接着剤としては、UV光照射によって接着力(粘着力)が低下又は喪失する材料を用いることができる。あるいは、3M社製のポストイット(登録商標)製品や、ムーア社製ノートスティクス(登録商標)製品等に用いられる再剥離再接着可能な接着剤を用いても構わない。勿論、ジグを簡単に取り外すことができる材料であれば、これらに限定されるものではない。
また本実施例において、半導体素子上に耐熱性を有する絶縁膜を形成し、複数の回路の境界に溝を形成してもよい。
耐熱性を有する絶縁膜としては、シリコンと酸素との結合で骨格構造が構成され、置換基に少なくとも水素を含む材料、若しくは置換基にフッ素、アルキル基、または芳香族炭化水素のうち少なくとも一種を有する材料、すなわちシロキサン系樹脂等の耐熱性有機樹脂や、耐熱性の無機材料を用いることができる。
本実施例のような剥離方法は、複数の回路部が形成された基板にストレスを与え、基板を物理的に剥離する物理的方法と比較すると、複数の回路部が形成された基板から該回路部を素子分離する際に、ハロゲン化フッ素を用いた化学的方法を採用しているため、素子分離を確実に行うことができ好ましい。
また基板として、ステンレスなどの金属または半導体基板などの表面に酸化シリコンや窒化シリコンなどの絶縁膜を形成した基板なども用いることができることは上述した通りである。例えば、Siウェハを覆って、酸化珪素膜を形成し、これを基板として使用することができる。図20に、Siウェハ902を覆うように酸化珪素膜903を形成し、該酸化珪素膜903上に剥離層904を形成し、該剥離層904上に回路部及びアンテナ配線901を形成している様子を示す。図20に示した状態を形成した後、剥離層904をエッチング等により除去することで、回路部及びアンテナ配線901を剥離するようにしても良い。なお剥離の際、回路部の境界をなす溝905をダイシング、スクライビング又はマスクを利用したエッチング等によって形成することができる。
またはSiウェハ上に酸化珪素膜等を形成したものを基板として使用してもよい。この場合、SiウェハをClF3(三フッ化塩素)等のハロゲン化フッ素によりエッチングし、Siウェハを除去する。また酸化珪素膜等上には、単結晶シリコンを形成し、単結晶シリコンを有するトランジスタを形成することができる。
またSIMOX基板を用い、SIMOX基板の内部に形成された酸化珪素の層を境に剥離を行なっても良い。
このようにSiウェハを用いる場合、その他の基板上に回路を形成する場合と比較して、微細化を達成することができる。
以上のように剥離された回路部は、上記実施例と同様に転写することができる。
本発明の実施の形態を示した図である。 RFIDチップの従来例を示した図である。 従来のRFIDチップの電源回路を示した図である。 本発明における課題の解決手段を示した図である。 本発明における複数の比較回路を配置した例を示した図である。 本発明における実施例(絶縁基板上のTFT作製)を示した図である。 本発明における実施例(絶縁基板上のTFT作製)を示した図である。 本発明における実施例(絶縁基板上のTFT作製)を示した図である。 本発明における実施例(フィルム状基板へのTFTの転写)を示した図である。 本発明における実施例(フィルム状基板へのTFTの転写)を示した図である。 従来例において、入力信号に対する電源回路からの出力信号を示した図である。 従来例において、入力信号の強度に対する電源回路からの出力信号の強度の関係を示した図である。 本発明における実施例(アンテナの形状)を示した図である。 本発明における実施例(回路上に配置されたアンテナ)を示した図である。 本発明における実施例(RFIDチップの使用例)を示した図である。 本発明における比較回路の例を示した図である。 本発明のRFIDチップの形態を示す図である。 本発明のRFIDチップの形態を示す図である。 本発明における実施例(フィルム状基板へのTFTの転写)を示した図である。 本発明における実施例(フィルム状基板へのTFTの転写)を示した図である。 本発明における参照電圧源の例を示す図である。 本発明の電源回路の実施形態を示した図である。 本発明における比較回路の例を示した図である。
符号の説明
100 RFIDチップ
101 アンテナ回路
102 電源回路
103 入出力回路
104 モニター回路
105 アンテナ配線
106 アンテナ容量
107 ダイオード
108 ダイオード
109 容量手段
110 抵抗素子
111 抵抗素子
112 比較回路
113 スイッチング素子
114 容量手段
115 ダイオード
116 容量手段
117 スイッチング素子
118 増幅器
119 クロック生成回路・デコーダ
120 論理回路
121 メモリ
122 参照電圧源
123 変換回路
200 RFリーダー/ライター
201 アンテナ配線
202 アンテナ容量
203 容量手段
204 ダイオード
205 ダイオード
206 容量手段
207 ダイオード
208 容量手段
209 スイッチング素子
210 論理回路
211 増幅器
212 クロック生成回路・デコーダ
213 メモリ
214 電源回路
215 入出力回路
216 アンテナ回路
217 RFIDチップ
218 電磁波
301 アンテナ配線
302 アンテナ容量
303 容量手段
304 ダイオード
305 ダイオード
306 容量手段
307 電源回路
308 アンテナ回路
309 RFIDチップ
400 後
401 アンテナ配線
402 アンテナ容量
403 容量手段
404 ダイオード
405 ダイオード
406 容量手段
407 モニター回路
408 比較回路
409 スイッチング素子
410 電源回路
411 アンテナ回路
412 参照電圧源
413 RFIDチップ
414 変換回路
501 容量手段
502 容量手段
503 容量手段
504 スイッチング素子
505 スイッチング素子
507 比較回路
508 比較回路
509 比較回路
510 参照電圧源
511 参照電圧源
512 参照電圧源
601 P型TFT
602 P型TFT
603 N型TFT
604 N型TFT
605 定電流源
606 インバータ
607 インバータ
700 基板
704 下地膜
707 TFT
708 TFT
713 保護層
720 剥離層
721 溝
722 液体
801 回路
802 アンテナ配線
811 回路
812 アンテナ配線
813 支持体
814 アンテナ配線
821 回路
822 アンテナ配線
823 支持体
831 アンテナ配線
832 回路
833 支持体
901 アンテナ配線
902 Siウェハ
903 酸化珪素膜
904 剥離層
905 溝
1000 基板
1001 アンテナ
1002 回路
1003 基板
1004 アンテナ
1005 回路
1006 基板
1007 アンテナ
1008 回路
1009 基板
1010 アンテナ
1011 回路
1012 基板
1013 アンテナ
1014 回路
1100 基板
1101 アンテナ配線
1102 回路
1701 抵抗素子
1702 ダイオード
1703 ダイオード
1704 ダイオード
1801 アンテナ回路
1802 アンテナ回路
1803 変換回路
1804 変換回路
1805 比較回路
1806 スイッチング素子
1807 容量手段
1901 PchTFT
1902 PchTFT
1903 NchTFT
1904 NchTFT
1905 定電流源
1906 インバータ
1907 インバータ
1908 NchTFT
2000 ICカード
2001 回路
2010 IDタグ
2011 回路
2021 保護膜
2022 RFIDチップ
2030 筐体
2031 RFIDチップ
2040 荷札
2041 RFIDチップ
2050 本
2051 保護膜
2052 RFIDチップ
2060 紙幣
2061 RFIDチップ
2070 靴
2071 RFIDチップ
2071 保護膜
2072 RFIDチップ
3000 基板
3001 下地膜
3001a 酸化窒化シリコン膜
3001b 酸化窒化水素化シリコン膜
3002 島状半導体層
3003 島状半導体層
3004 島状半導体層
3005 島状半導体層
3006 島状半導体層
3007 ゲート絶縁膜
3008 導電膜
3009 導電膜
3010 マスク
3011 マスク
3012 マスク
3013 マスク
3014 マスク
3015 マスク
3016 領域
3017 導電層
3018 導電層
3019 導電層
3020 導電層
3021 導電層
3022 導電層
3017a 導電層
3018a 導電層
3019a 導電層
3020a 導電層
3021a 導電層
3022a 導電層
3017b 導電層
3018b 導電層
3019b 導電層
3020b 導電層
3021b 導電層
3022b 導電層
3023 領域
3024 導電層
3025 導電層
3026 導電層
3027 導電層
3028 導電層
3029 導電層
3024a 導電層
3025a 導電層
3026a 導電層
3027a 導電層
3028a 導電層
3029a 導電層
3024b 導電層
3025b 導電層
3026b 導電層
3027b 導電層
3028b 導電層
3029b 導電層
3030 不純物領域
3031 不純物領域
3032 不純物領域
3033 不純物領域
3034 レジストマスク
3035 レジストマスク
3036 不純物領域
3037 不純物領域
3038 不純物領域
3039 不純物領域
3040 不純物領域
3041 不純物領域
3042 レジストマスク
3043 レジストマスク
3044 不純物領域
3045 不純物領域
3046 不純物領域
3047 不純物領域
3048 不純物領域
3049 不純物領域
3048 層間絶縁膜
3050 層間絶縁膜
3051 層間絶縁膜
3052 ソース配線
3053 ソース配線
3054 ソース電極
3055 ソース電極
3056 ドレイン配線
3057 ドレイン電極
3058 接続電極
4001 パッド
4002 パッド
4003 保護層
4004 両面テープ
4005 両面テープ
4006 基板
4007 基板
4008 接着剤
4009 フレキシブル基板
4021 金属酸化膜
4030 層間絶縁膜


Claims (10)

  1. 第1の交流電圧を整流して第1の直流電圧に変換する第1の変換回路と、
    第2の交流電圧を整流して第2の直流電圧に変換する第2の変換回路と、
    前記第1の変換回路の出力電圧と前記第2の変換回路の出力電圧とを比較する比較回路と、
    前記第1の変換回路と電気的に接続された第1のアンテナ回路と、
    前記第2の変換回路と電気的に接続された第2のアンテナ回路と、
    前記比較回路からの出力によってオン/オフが制御されたスイッチング素子と、
    前記第1のアンテナ回路および前記スイッチング素子の一端と電気的に接続された容量手段と、を有し、
    前記第2のアンテナ回路が有するアンテナの面積は、前記第1のアンテナ回路が有するアンテナの面積よりも小さいことを特徴とする半導体装置。
  2. 第1の交流電圧を整流して第1の直流電圧に変換する第1の変換回路と、
    第2の交流電圧を整流して第2の直流電圧に変換する第2の変換回路と、
    前記第1の変換回路の出力電圧と前記第2の変換回路の出力電圧とを比較する比較回路と、
    前記第1の変換回路と電気的に接続された第1のアンテナ回路と、
    前記第2の変換回路と電気的に接続された第2のアンテナ回路と、
    前記比較回路からの出力によってオン/オフが制御されたスイッチング素子と、
    前記第1のアンテナ回路および前記スイッチング素子の一端と電気的に接続された容量手段と、
    一端が前記第1の変換回路と電気的に接続され、他端が前記比較回路と電気的に接続された第1の抵抗素子と、
    一端が前記比較回路と電気的に接続され、他端が接地された第2の抵抗素子と、を有し、
    前記第2のアンテナ回路が有するアンテナの面積は、前記第1のアンテナ回路が有するアンテナの面積よりも小さいことを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項または請求項において、
    前記第2のアンテナ回路は、前記第1のアンテナ回路よりも発生する電圧値が低いことを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項乃至請求項のいずれか一項において、
    前記第1のアンテナ回路、前記第2のアンテナ回路、前記第1の変換回路、前記第2の変換回路、前記比較回路、前記容量手段、および前記スイッチング素子が、同一の絶縁基板上に設けられていることを特徴とする半導体装置。
  5. 請求項乃至請求項のいずれか一項において、
    前記第1の変換回路、前記第2の変換回路、前記比較回路、前記容量手段、および前記スイッチング素子が、同一の絶縁基板上に設けられ、
    前記第1のアンテナ回路および前記第2のアンテナ回路が、前記絶縁基板とは基板に設けられていることを特徴とする半導体装置。
  6. 求項4または請求項において、
    前記絶縁基板は、ガラス、プラスチック、またはフィルム状の絶縁物であることを特徴とする半導体装置。
  7. 請求項乃至請求項のいずれか一項において、
    前記第1のアンテナ回路または前記第2のアンテナ回路は、前記第1の変換回路、前記第2の変換回路、前記比較回路、または前記スイッチング素子と重なることを特徴とする半導体装置。
  8. 請求項1乃至請求項のいずれか一項において、
    前記半導体装置は、ICカード、RFIDタグまたはRFIDチップに組み込まれていることを特徴とする半導体装置。
  9. 第1のアンテナ回路において生じた交流電圧を整流して第1の直流電圧に変換し、
    第2のアンテナ回路において生じた交流電圧を整流して第2の直流電圧に変換し、
    前記第1の直流電圧と前記第2の直流電圧を比較し、
    前記第1の直流電圧が前記第2の直流電圧を超えたときに、容量手段が前記第1のアンテナ回路と電気的に並列に接続され、
    前記第1のアンテナ回路において生じる交流電圧が減衰し、
    前記減衰した交流電圧を整流して直流電圧に変換し、
    前記第2のアンテナ回路が有するアンテナの面積は、前記第1のアンテナ回路が有するアンテナの面積よりも小さいことを特徴とする半導体装置の駆動方法。
  10. 請求項において、
    前記第2のアンテナ回路は、前記第1のアンテナ回路よりも発生する電圧値が低いことを特徴とする半導体装置の駆動方法。
JP2004345439A 2003-12-19 2004-11-30 半導体装置及び半導体装置の駆動方法 Expired - Fee Related JP4536496B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004345439A JP4536496B2 (ja) 2003-12-19 2004-11-30 半導体装置及び半導体装置の駆動方法

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003423560 2003-12-19
JP2004345439A JP4536496B2 (ja) 2003-12-19 2004-11-30 半導体装置及び半導体装置の駆動方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2005204493A JP2005204493A (ja) 2005-07-28
JP2005204493A5 JP2005204493A5 (ja) 2008-01-10
JP4536496B2 true JP4536496B2 (ja) 2010-09-01

Family

ID=34829362

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004345439A Expired - Fee Related JP4536496B2 (ja) 2003-12-19 2004-11-30 半導体装置及び半導体装置の駆動方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4536496B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9379778B2 (en) 2012-08-07 2016-06-28 Samsung Electronics Co., Ltd. Near field communication circuit and operating method of the same

Families Citing this family (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5352048B2 (ja) * 2005-08-12 2013-11-27 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置の作製方法
TWI409934B (zh) * 2005-10-12 2013-09-21 Semiconductor Energy Lab 半導體裝置
JP5105817B2 (ja) * 2005-10-12 2012-12-26 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置
EP1952312B1 (en) * 2005-10-14 2012-02-01 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and communication system using the semiconductor device
JP4907292B2 (ja) * 2005-10-14 2012-03-28 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置及び前記半導体装置を用いた通信システム
WO2008038756A1 (fr) * 2006-09-28 2008-04-03 Zentek Technology Japan, Inc. Appareil de réception d'onde radio de diffusion
DE602007013986D1 (de) * 2006-10-18 2011-06-01 Semiconductor Energy Lab ID-Funktransponder
JP5236243B2 (ja) * 2006-10-18 2013-07-17 株式会社半導体エネルギー研究所 Rfタグ
US8044813B1 (en) 2006-11-16 2011-10-25 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Radio field intensity measurement device, and radio field intensity detector and game console using the same
US7830113B2 (en) 2006-11-28 2010-11-09 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device, communication system, and method of charging the semiconductor device
US8358202B2 (en) * 2006-12-26 2013-01-22 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device
JP2008218989A (ja) * 2007-02-09 2008-09-18 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置
US8878393B2 (en) 2008-05-13 2014-11-04 Qualcomm Incorporated Wireless power transfer for vehicles
US9130407B2 (en) 2008-05-13 2015-09-08 Qualcomm Incorporated Signaling charging in wireless power environment
WO2010032603A1 (en) 2008-09-19 2010-03-25 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and wireless tag using the same
US8854224B2 (en) 2009-02-10 2014-10-07 Qualcomm Incorporated Conveying device information relating to wireless charging
US20100201312A1 (en) 2009-02-10 2010-08-12 Qualcomm Incorporated Wireless power transfer for portable enclosures
US9312924B2 (en) 2009-02-10 2016-04-12 Qualcomm Incorporated Systems and methods relating to multi-dimensional wireless charging
JP5485090B2 (ja) * 2010-09-16 2014-05-07 Necトーキン株式会社 非接触充電システム、電子機器、非接触通信回路の保護方法
JP6067110B2 (ja) * 2013-06-14 2017-01-25 ルネサスエレクトロニクス株式会社 通信制御装置及び実装基板
JP6890379B2 (ja) * 2016-02-17 2021-06-18 株式会社Fuji 非接触給電装置
JP6747078B2 (ja) * 2016-06-14 2020-08-26 オムロン株式会社 非接触給電装置
JP2023503845A (ja) * 2019-11-14 2023-02-01 サノフイ 用量測定誤差を軽減する薬物送達デバイス

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004213582A (ja) * 2003-01-09 2004-07-29 Mitsubishi Materials Corp Rfidタグ及びリーダ/ライタ並びに該タグを備えたrfidシステム

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10187916A (ja) * 1996-12-27 1998-07-21 Rohm Co Ltd 非接触icカード通信システムにおける応答器
JP3554160B2 (ja) * 1997-11-13 2004-08-18 ローム株式会社 情報通信装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004213582A (ja) * 2003-01-09 2004-07-29 Mitsubishi Materials Corp Rfidタグ及びリーダ/ライタ並びに該タグを備えたrfidシステム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9379778B2 (en) 2012-08-07 2016-06-28 Samsung Electronics Co., Ltd. Near field communication circuit and operating method of the same

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005204493A (ja) 2005-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4536496B2 (ja) 半導体装置及び半導体装置の駆動方法
KR101098396B1 (ko) 반도체장치 및 반도체장치의 구동방법
JP4916658B2 (ja) 半導体装置
US7494066B2 (en) Semiconductor device
KR101146599B1 (ko) 반도체 장치 및 그를 갖는 제품
US8430326B2 (en) Semiconductor device
US7465647B2 (en) Manufacturing method of thin film integrated circuit device and manufacturing method of non-contact type thin film integrated circuit device
JP4718850B2 (ja) 半導体装置、icカード、icタグ、rfid、トランスポンダ、紙幣、有価証券、パスポート、電子機器、バッグ及び衣類
KR101416876B1 (ko) 반도체 장치 및 반도체 장치의 제조방법
US7997499B2 (en) Semiconductor device
JP4836466B2 (ja) 半導体装置
JP5487257B2 (ja) 半導体装置の作製方法
JP4963160B2 (ja) 半導体装置
JP4481632B2 (ja) 薄膜集積回路
JP4912586B2 (ja) 薄膜集積回路装置の作製方法
JP5110766B2 (ja) 薄膜集積回路装置の作製方法及び非接触型薄膜集積回路装置の作製方法
JP5084177B2 (ja) 半導体装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071115

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091208

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100615

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100616

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130625

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4536496

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130625

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130625

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees