JP4536448B2 - 画像読取装置 - Google Patents
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Description
図に示すように、画像読取装置100は、走行モータ1と、ローラ駆動部2と、読み取りバッファ3と、ネットワークI/F部4と、記憶部(ROM)5と、制御部6とを備える。各部分の詳細説明を行う前に、本発明が適用される画像形成装置の機構部分の概要について説明する。
この図は、本発明を説明するために必要な機構部分のみを表した、画像読取装置の側面断面図である。
図3は、読み取りバッファの機能説明図である。
(a)は、バッファ内部に設けられている所定の領域にイメージデータが格納された状態を表し、(b)は、そのイメージデータが画像データに変換されて再格納された状態を表している。
ネットワークI/F部4は、画像読取装置100とネットワークを介して、又は、直接に外部装置7とを通信接続するインタフェース回路である。この部分は、ネットワーク交信手段6−9によって制御される。
データ変換手段6−4は、予め定められている画像情報に基づいて上記イメージデータを文字幅(図3)毎に画像データに変換する手段である。ここで、この画像情報は、予め上記記憶部5に格納されている。
データ数比較手段6−6は、リトライによって取得され、再読み取りデータ格納領域3−2に格納に格納されているデータ数(図3よりn=Ln/L0)と、読み取りデータ格納領域3−1に格納されているデータ数とを比較し、両者が一致しないときは、エラー情報を設定してリトライ処理を停止させる手段である。即ち、データ数が一致しない限り、後述のOR演算手段6−7の正当性が無くなるからである。
図4は、読み取り走行処理のフローチャートである。
読み取り走行処理の動作は、以下に説明する全ての実施例に共通する動作なので、ステップS0−1からステップS0−6までステップ順に読み取り走行処理の動作について説明し、その後実施例1の動作について説明する。
用紙20(図2)が搬送路10(図2)に給紙され、下走行ローラ12(図2)によって用紙20(図2)の先端が、磁気読み取りヘッド13(図2)の位置に達する。読み取り走行手段6−2(図1)が稼働し、このときローラ駆動部2(図2)によって用紙押圧ローラ14を押圧し、用紙20(図2)を磁気読み取りヘッド13(図2)に押し付けて挟み込む状態にする。
読み取り走行手段6−2(図1)は、下走行ローラ12(図2)及び上走行ローラ11(図2)を制御して、用紙20(図2)の搬送を続ける。
同時に画像読み取り手段6−3(図1)は、磁気読み取りヘッド13(図2)を制御して用紙20(図2)上の画像を読み取り、そのイメージデータを読み取りバッファ3(図1)へ格納する。この格納された状態は図3の(a)の状態である。尚、磁気読み取りヘッド(図2)が初回読み取りのときには、そのイメージデータは、読み取りデータ格納領域3−1(図1)に格納され、2回目以降の再読み取りのとき(リトライ)は、再読み取りデータ格納領域3−2(図1)に格納される。
読み取り走行手段6−2(図1)が、図示していない用紙端センサが用紙20(図2)の下端を検出するまで、ステップS0−3の動作を続け、用紙端センサが用紙20(図2)の下端を検出するとステップS0−5へ進む。
読み取り走行手段6−2(図1)は、下走行ローラ12(図2)及び上走行ローラ11(図2)を制御して用紙20(図2)の搬送を停止する。
ステップS0−6
読み取り走行手段6−2(図1)は、用紙20(図2)を磁気読み取りヘッド13(図2)に押し付けて挟み込む状態から開放してフローを終了する。
図5は、実施例1の動作フローチャートである。
ステップS1−1からステップS1−16まで、ステップ順に実施例1の動作について説明する。
用紙20(図2)が搬送路10(図2)に給紙され、下走行ローラ12(図2)によって用紙20(図2)の先端が、磁気読み取りヘッド13(図2)の位置に達する
図4の読み取り走行処理(ステップS0−1〜ステップS0−6)が実行される。このステップ終了時点では、用紙20(図2)上に印刷されている磁気インクで印刷された画像を読み取ったイメージデータは、図3(a)に示すように、読み取りバッファ3(図1)の読み取りデータ格納領域3−1(図1)に格納されている。
データ変換手段6−4(図1)は、予め定められている画像情報に基づいてイメージデータを文字幅(図3)毎に画像データに変換して置き換える。ここで変換不能の場合は不定と置き換える。
不定データ検索手段6−5(図1)は、読み取りデータ格納手段3−1(図1)に格納されている画像データから不定データを検索する。
ステップS1−5
不定データが検出された場合にはステップS1−6へ進み、検出されない場合にはフローを終了する。
リトライ処理手段6−1(図1)は、図示していないリトライ回数カウンタを0にクリアする。
ステップS1−7
リトライ処理手段6−1(図1)は、走行モータ1(図2)を逆回転させて用紙20(図2)を読み取り開始位置まで戻し、読み取り走行手段6−2(図1)と、画像読み取り手段6−3(図1)を、リトライ(再稼働)させる。
図4の読み取り走行処理(ステップS0−1〜ステップS0−6)が実行される。このステップ終了時点では、用紙20(図2)上に印刷されている磁気インクで印刷された画像を再読み取りしたイメージデータが、再読み取りデータ格納領域3−2(図1)に格納される。
データ数比較手段6−6(図1)は、読み取りデータ格納領域3−1(図1)に格納されているデータ数と、再読み取りデータ格納領域3−2(図1)に格納されているイメージデータの長さLnと文字幅L0からデータ数n(=Ln/L0)を求めて比較する。
データ数に相違が無ければステップS1−11へ進み、データ数に相違が有ればステップS1−16へ進む。
データ変換手段6−4(図1)は、予め定められている画像情報に基づいて再読み取りデータ格納領域3−2(図1)に格納されているイメージデータを文字幅(図3)毎に画像データに変換して置き換える。ここで変換不能の場合は不定と置き換える。
OR演算手段6−7(図1)は、読み取りデータ格納領域3−1(図1)に格納されている画像データと、再読み取りデータ格納領域3−2(図1)に格納されているリトライ画像データとをOR演算し、該OR演算の演算結果で読み取りデータ格納領域3−1に格納されている画像データを更新する。
更新結果判定手段6−8は、上記ステップS1−12で更新された画像データから不定データを検索し、不定データを検出すると、ステップS1−14へ進み、不定データが無くなっていればフローを終了する。
更新結果判定手段6−8は、リトライ回数をインクリメントし、その回数が予め規定されているリトライの制限回数に達していない場合にはステップS1−7へ戻って、同じフローを繰り返し、制限回数に達していればステップS1−15へ進む。
更新結果判定手段6−8(図1)は、エラー情報を設定したフローを終了する。
ステップS1−16
データ数比較手段6−6(図1)は、エラー情報を設定したフローを終了する。
図に示すように、画像読取装置200は、走行モータ1と、ローラ駆動部2と、読み取りバッファ3と、ネットワークI/F部4と、記憶部(ROM)25と、制御部26とを備える。実施例1との相違部分のみについて説明する。実施例1と同様の部分については、実施例1と同一の符合が付されている。
(a)は、読取率(%)と等級との関係を表し、(b)は、等級と速度との関係を表している。一例を挙げて説明すると、読取率が75%と25%との間であるときには、等級2であり、そのときの走行速度は、Bに設定される。
制御部26は、装置全体を制御するCPU(中央演算処理装置)であり、記憶部25に格納されている制御プログラムを実行して画像読取装置200の通常動作の制御を実行すると共に、本実施例では、特に、所定のプログラムを実行することによってリトライ処理手段6−1と、読み取り走行手段6−2と、画像読み取り手段6−3と、データ変換手段6−4と、不定データ検索手段6−5と、データ数比較手段6−6と、OR演算手段6−7と、更新結果判定手段6−8と、ネットワーク交信手段6−9と、走行速度設定手段26−1とを構成する部分である。
かかる速度変更が必要なのは磁気ストライプの形態等に起因する。
図に示すように、データ次第によって、このストライプの間隔が、かなり狭くなったり、広く成ったりすることになる。従って、ストライプの間隔が狭く、更に、用紙に折り目などが発生したために、読取率が悪くなっている場合等は、読取率を上げるために速度を低下させる必要がある。
その他の構成部分は、実施例1と同様なので説明を省略する。
図9は、実施例2の動作フローチャートである。
ステップS2−1からステップS2−18まで、ステップ順に実施例2の動作について説明する。
用紙20(図2)が搬送路10(図2)に給紙され、下走行ローラ12(図2)によって用紙20(図2)の先端が、磁気読み取りヘッド13(図2)の位置に達する。
図4の読み取り走行処理(ステップS0−1〜ステップS0−6)が実行される。このステップ終了時点では、用紙20(図2)上に印刷されている磁気インクで印刷された画像を読み取ったイメージデータは、図3(a)に示す読み取りバッファ3(図1)の読み取りデータ格納領域3−1(図1)に格納されている。
データ変換手段6−4(図6)は、予め定められている画像情報に基づいてイメージデータを文字幅(図3)毎に画像データに変換して置き換える。ここで変換不能の場合は不定と置き換える。
不定データ検索手段6−5(図6)は、読み取りデータ格納手段3−1(図1)に格納されている不定データを検索する。
ステップS2−5
走行速度変更手段26−1(図6)は、読み取りデータ格納領域3−1(図6)から画像データの総数と不定データの個数をカウントする。
不定データが検出された場合にはステップS2−7へ進み、検出されない場合にはフローを終了する。例えば、ここでは画像データの総数が20で不定データ数が3個検出されたとする。
ステップS2−7
リトライ処理手段6−1(図6)は、図示していないリトライ回数カウンタを0にクリアする。
走行速度設定手段26−1(図6)は、走行速度設定テーブル25−1(図6)に基づいて走行速度を設定する。ここでは、上記仮定(不定データ数が3個)より読取率は85%なので等級1となり、その走行速度は、Aに設定される。
リトライ処理手段6−1(図6)は、走行モータ1(図2)を逆回転させて用紙20(図2)を読み取り開始位置まで戻し、読み取り走行手段6−2(図6)と、画像読み取り手段6−3(図6)とを、リトライ(再稼働)させる。
図4の読み取り走行処理(ステップS0−1〜ステップS0−6)が実行される。このステップ終了時点では、用紙20(図2)上に印刷されている磁気インクで印刷された画像を再読み取りしたイメージデータが、再読み取りデータ格納領域3−2(図6)に格納される。
データ数比較手段6−6(図6)は、読み取りデータ格納領域3−1(図6)に格納されているデータ数と、再読み取りデータ格納領域3−2(図6)に格納されているイメージデータの長さLnと文字幅L0からデータ数n(=Ln/L0)を求めて比較する。
データ数に相違が無ければステップS2−13へ進み、データ数に相違が有ればステップS2−18へ進む。
データ変換手段6−4(図6)は、予め定められている画像情報に基づいて再読み取りデータ格納領域3−2(図6)に格納されているイメージデータを文字幅(図3)毎に画像データに変換して置き換える。ここで変換不能の場合は不定と置き換える。
OR演算手段6−7(図6)は、読み取りデータ格納領域3−1(図6)に格納されている画像データと、再読み取りデータ格納領域3−2(図6)に格納されているリトライ画像データとをOR演算し、該OR演算の演算結果で読み取りデータ格納領域3−1に格納されている画像データを更新する。
更新結果判定手段6−8(図6)は、上記ステップS2−14で更新された画像データから不定データを検索し、不定データを検出すると、ステップS2−16へ進み、不定データが無くなっていればフローを終了する。
更新結果判定手段6−8(図6)は、リトライ回数をインクリメントし、その回数が予め規定されているリトライの制限回数に達していない場合にはステップS2−9へ戻って、同じフローを繰り返し、制限回数に達していればステップS2−17へ進む。
更新結果判定手段6−8(図6)は、エラー情報を設定してフローを終了する。
ステップS2−18
データ数比較手段6−6(図6)は、エラー情報を設定してフローを終了する。
図に示すように、画像読取装置300は、走行モータ1と、ローラ駆動部2と、読み取りバッファ3と、ネットワークI/F部4と、記憶部(ROM)35と、制御部36とを備える。実施例2との相違部分のみについて説明する。実施例2と同様の部分については、実施例2と同一の符合が付されている。
図に示すように、用紙(チェック紙)の種類と、その種類毎に定められている登録文字数と、その閾値と、読取率(%)とが定められている。一例を挙げて説明すると、用紙Aの場合には、登録文字数が20なので、読み取られた文字数が15未満の場合又は読取率90(%)未満の場合には、スキュー等の不都合が発生していると判断される。
制御部36は、装置全体を制御するCPU(中央演算処理装置)であり、記憶部35に格納されている制御プログラムを実行して画像読取装置300の通常動作の制御を実行すると共に、本実施例では、特に、所定のプログラムを実行することによってリトライ処理手段6−1と、読み取り走行手段6−2と、画像読み取り手段6−3と、データ変換手段6−4と、不定データ検索手段6−5と、データ数比較手段6−6と、OR演算手段6−7と、更新結果判定手段6−8と、ネットワーク交信手段6−9と、走行速度設定手段26−1と、データ数量解析手段36−1とを構成する部分である。
その他の構成部分は、実施例2と同様なので説明を省略する。
図12は、実施例3の動作フローチャートである。
ステップS3−1からステップS3−21まで、ステップ順に実施例3の動作について説明する。
用紙20(図2)が搬送路10(図2)に給紙され、下走行ローラ12(図2)によって用紙20(図2)の先端が、磁気読み取りヘッド13(図2)の位置に達する。
ステップS3−2
図4の読み取り走行処理(ステップS0−1〜ステップS0−6)が実行される。このステップ終了時点では、用紙20(図2)上に印刷されている磁気インクで印刷された画像を読み取ったイメージデータは、図3(a)に示す読み取りバッファ3(図1)の読み取りデータ格納領域3−1(図10)に格納されている。
データ変換手段6−4(図10)は、予め定められている画像情報に基づいてイメージデータを文字幅(図3)毎に画像データに変換して置き換える。ここで変換不能の場合は不定と置き換える。
不定データ検索手段6−5(図10)は、読み取りデータ格納手段3−1(図10)に格納されている画像データから不定データを検索する。
走行速度変更手段26−1(図10)は、読み取りデータ格納領域3−1(図10)から画像データの総数と不定データの個数をカウントする。ここでは画像データの総数が20で不定データ数が3個検出されたとする。
データ数量解析手段36−1(図10)は、画像データの総数とデータ数量閾値テーブル35−1(図10)を参照し、画像データの総数が、用紙の種類に応じた閾値未満の場合にはステップS3−21へ進み、閾値以上の場合にはステップS3−7へ進む。
不定データが検出された場合にはステップS3−8へ進み、検出されない場合にはフローを終了する。
データ数量解析手段36−1(図10)は、画像データの総数と不定データの個数から読取率を算出し、その読取率が、データ数量閾値テーブル35−1(図10)に定められている値以下の場合にはステップS3−21へ進み、定められている値以上の場合にはステップS3−9へ進む。ここでは、上記仮定より読取率が85%なのでステップS3−9へ進むことになる。
リトライ処理手段6−1(図10)は、図示していないリトライ回数カウンタを0にクリアする。
ステップS3−10
走行速度設定手段26−1(図10)は、走行速度設定テーブル25−1(図10)に基づいて走行速度を設定する。ここでは、上記仮定(不定データ数が3個)より読取率は85%なので等級1となり、その走行速度は、Aに設定される。
リトライ処理手段6−1(図10)は、走行モータ1(図2)を逆回転させて用紙20(図2)を読み取り開始位置まで戻し、読み取り走行手段6−2(図10)と、画像読み取り手段6−3(図10)とを、リトライ(再稼働)させる。
図4の読み取り走行処理(ステップS0−1〜ステップS0−6)が実行される。このステップ終了時点では、用紙20(図2)上に印刷されている磁気インクで印刷された画像を再読み取りしたイメージデータが、再読み取りデータ格納領域3−2(図10)に格納される。
データ数比較手段6−6(図10)は、読み取りデータ格納領域3−1(図10)に格納されているデータ数と、再読み取りデータ格納領域3−2(図10)に格納されているイメージデータの長さLnと文字幅L0からデータ数n(=Ln/L0)を求めて比較する。
データ数に相違が無ければステップS3−15へ進み、データ数に相違が有ればステップS3−20へ進む。
データ変換手段6−4(図10)は、予め定められている画像情報に基づいて再読み取りデータ格納領域3−2(図10)に格納されているイメージデータを文字幅(図3)毎に画像データに変換して置き換える。ここで変換不能の場合は不定と置き換える。
OR演算手段6−7(図10)は、読み取りデータ格納領域3−1(図10)に格納されている画像データと、再読み取りデータ格納領域3−2(図10)に格納されているリトライ画像データとをOR演算し、該OR演算の演算結果で読み取りデータ格納領域3−1に格納されている画像データを更新する。
更新結果判定手段6−8(図10)は、上記ステップS3−16で更新された画像データから不定データを検索し、不定データを検出すると、ステップS3−18へ進み、不定データが無くなっていればフローを終了する。
更新結果判定手段6−8(図10)は、リトライ回数をインクリメントし、その回数が予め規定されているリトライの制限回数に達していない場合にはステップS3−10へ戻って、同じフローを繰り返し、制限回数に達していればステップS3−19へ進む。
更新結果判定手段6−8(図10)は、エラー情報を設定してフローを終了する。
ステップS3−20
データ数比較手段6−6(図10)は、エラー情報を設定してフローを終了する。
ステップS3−21
データ数量解析手段36−1(図10)は、以後の処理を停止させ、エラー情報及びスキュー発生情報を所定の表示部に表示して操作者に警告する。
図に示すように、画像読取装置400は、走行モータ1と、ローラ駆動部2と、読み取りバッファ3と、ネットワークI/F部4と、記憶部(ROM)45と、制御部46とを備える。実施例3との相違部分のみについて説明する。実施例3と同様の部分については、実施例3と同一の符合が付されている。
図14は、用紙戻し走行制御の原理説明図である。
(a)は、読み取り開始状態を表し、(b)は、押圧効果によって用紙がスキューされる様子を表し、(c)は、読み取り走行が終了した状態を表している。
このフローチャートと図14とを用いて、ステップS4−1からステップS4−6までステップ順に従って、用紙押圧ローラ14による磁気読み取りヘッド13への押圧効果によって発生する用紙20のスキューを用紙戻し走行に於いて元に戻す動作について説明する。
用紙戻し走行制御機能46−1−1(図13)が稼働する。
ステップS4−2
上走行ローラ11(図14)及び下走行ローラ(図14)を逆回転させて用紙20(図14)を用紙走行方向Yと逆方向へ搬送する。このとき用紙押圧ローラ14(図14)は押圧解除している。この状態は、紙上端検出用センサT(図14)が用紙20(図14)の上端を検出するまで継続する。
用紙戻し走行制御機能46−1−1(図13)は、紙上端検出用センサT(図14)が用紙20(図14)の上端を検出すると用紙搬送を一旦停止し、用紙押圧ローラ14(図14)を磁気読み取りヘッド13へ押圧する(図14の(b)の状態)。
用紙戻し走行制御機能46−1−1(図13)は、用紙押圧ローラ14(図14)を磁気読み取りヘッド13へ押圧した状態で、下走行ローラ(図14)を逆回転させて用紙20(図14)を用紙走行方向Yと逆方向へ搬送再起動する。
用紙戻し走行制御機能46−1−1(図13)は、用紙20を用紙走行方向Yと逆方向へ搬送し続ける。
ステップS4−6
用紙戻し走行制御機能46−1−1(図13)は、上記ステップS4−3で紙上端検出用センサT(図14)が用紙20(図14)の上端を検出した位置から用紙20をb1用紙走行方向Yと逆方向してフローを終了する。
上記フローを終了した状態では、用紙20は、図14の(a)の状態に戻っている。尚、このフロー以後の動作は実施例3の動作と全く同様なので説明を省略する。
図に示すように、画像読取装置500は、走行モータ1と、ローラ駆動部2と、読み取りバッファ3と、ネットワークI/F部4と、記憶部(ROM)55と、制御部56とを備える。実施例4との相違部分のみについて説明する。実施例4と同様の部分については、実施例4と同一の符合が付されている。
その他の構成部分は、実施例4と同様なので説明を省略する。
図17は、実施例5の動作フローチャートである。
ステップS5−1からステップS5−24まで、ステップ順に実施例5の動作について説明する。
用紙20(図2)が搬送路10(図2)に給紙され、下走行ローラ12(図2)によって用紙20(図2)の先端が、磁気読み取りヘッド13(図2)の位置に達する。
図4の読み取り走行処理(ステップS0−1〜ステップS0−6)が実行される。このステップ終了時点では、用紙20(図2)上に印刷されている磁気インクで印刷された画像を読み取ったイメージデータは、図3(a)に示す読み取りバッファ3(図16)の読み取りデータ格納領域3−1(図16)に格納されている。
データ変換手段6−4(図16)は、予め定められている画像情報に基づいてイメージデータを文字幅(図3)毎に画像データに変換して置き換える。ここで変換不能の場合は不定と置き換える。
不定データ検索手段6−5(図16)は、読み取りデータ格納手段3−1(図16)に格納されている画像データから不定データを検索する。
ステップS5−5
走行速度変更手段26−1(図16)は、読み取りデータ格納領域3−1(図16)から画像データの総数と不定データの個数をカウントする。ここでは画像データの総数が20で不定データ数が3個検出されたとする。
データ数量解析手段56−1(図16)は、文字数登録メモリ55−1(図16)に文字数が、既に登録されている場合にはステップS5−7へ進み、未だ登録されていない場合にはステップS5−8へ跳ぶ。
画像データの総数(不定データ数を含む)が、文字数登録メモリ55−1(図16)に登録されている文字数から、予め定められている個数αを減算した数量未満である場合には、ステップS5−21へ進み、数量以上のときはステップS5−8へ進む。
不定データが検出された場合にはステップS5−9へ進み、検出されない場合にはステップS5−22へ進む。
リトライ処理手段6−1(図16)は、図示していないリトライ回数カウンタを0にクリアする。
ステップS5−10
走行速度設定手段26−1(図16)は、走行速度設定テーブル25−1(図16)に基づいて走行速度を設定する。ここでは、上記仮定(不定データ数が3個)より読取率は85%なので等級1となり、その走行速度は、Aに設定される。
リトライ処理手段6−1(図16)は、走行モータ1(図2)を逆回転させて用紙20(図2)を読み取り開始位置まで戻し、読み取り走行手段6−2(図16)と、画像読み取り手段6−3(図16)とを、リトライ(再稼働)させる。
図4の読み取り走行処理(ステップS0−1〜ステップS0−6)が実行される。このステップ終了時点では、用紙20(図2)上に印刷されている磁気インクで印刷された画像を再読み取りしたイメージデータが、再読み取りデータ格納領域3−2(図16)に格納される。
データ数比較手段6−6(図16)は、読み取りデータ格納領域3−1(図16)に格納されているデータ数と、再読み取りデータ格納領域3−2(図16)に格納されているイメージデータの長さLnと文字幅L0からデータ数n(=Ln/L0)を求めて比較する。
データ数に相違が無ければステップS5−15へ進み、データ数に相違が有ればステップS5−20へ進む。
データ変換手段6−4(図16)は、予め定められている画像情報に基づいて再読み取りデータ格納領域3−2(図16)に格納されているイメージデータを文字幅(図3)毎に画像データに変換して置き換える。ここで変換不能の場合は不定と置き換える。
OR演算手段6−7(図16)は、読み取りデータ格納領域3−1(図16)に格納されている画像データと、再読み取りデータ格納領域3−2(図16)に格納されているリトライ画像データとをOR演算し、該OR演算の演算結果で読み取りデータ格納領域3−1(図16)に格納されている画像データを更新する。
更新結果判定手段6−8(図16)は、上記ステップS5−16で更新された画像データから不定データを検索し、不定データを検出すると、ステップS5−18へ進み、不定データが無くなっていればフローを終了する。
更新結果判定手段6−8(図16)は、リトライ回数をインクリメントし、その回数が予め規定されているリトライの制限回数に達していない場合にはステップS5−11へ戻って、同じフローを繰り返し、制限回数に達していればステップS5−19へ進む。
更新結果判定手段6−8(図16)は、エラー情報を設定してフローを終了する。
ステップS5−20
データ数比較手段6−6(図16)は、エラー情報を設定してフローを終了する。
ステップS5−21
データ数量解析手段56−1(図16)は、以後の処理を停止させ、エラー情報及びスキュー発生情報を所定の表示部に表示して操作者に警告する。
文字数登録メモリ55−1(図16)に既に登録数が登録(格納)されている場合には、ステップS5−23へ進み、まだ登録(格納)されていない場合にはステップS5−24へ跳ぶ。
文字数登録メモリ55−1(図16)に、文字数を登録(格納)可能状態であればステップS5−24へ進み、登録不可能状態の場合にはフローを終了する。ここで登録不可能状態とは、画像読取装置500が、複数種類の用紙の読み取りに使われている場合等である(この場合は実施例3が好適である)。但し、有る程度の時間内は1種類の用紙のみを読み取り、その後他の1種類の用紙のみを読み取る場合には、上位装置からの支持コマンドや、装置のメニュー機能等で、用紙が替わる毎に文字数を登録変更することも可能なので登録登録可能状態である。
文字数登録手段56−2は、文字数を文字数登録メモリ55−1(図16)へ登録(格納)してフローを終了する。次回以降の読み取りでは、この文字数に基づいてスキュー状態が判断されることになる。
2 ローラ駆動部
3 読み取りバッフア
3−1 読み取りデータ格納領域
3−2 再読み取りデータ格納領域
4 ネットワークI/F部
5 記憶部(ROM)
6 制御部(CPU)
6−1 リトライ処理手段
6−2 読み取り走行手段
6−3 画像読み取り手段
6−4 データ変換手段
6−5 不定データ検索手段
6−6 データ数比較手段
6−7 OR(加算)手段
6−8 更新結果判定手段
6−9 ネットワーク交信手段
100 画像読取装置
Claims (10)
- 画像を読み取ってイメージデータを生成するための画像読み取り部材と、
前記画像読み取り部材と対向して配設され、媒体を該画像読み取り部材に向けて押圧するための媒体押圧部材と、
前記画像読み取り部材に対し搬送方向下流側に配され、媒体を搬送するための下側搬送部材と、
前記画像読み取り部材に対し搬送方向上流側に配され、媒体を搬送するための上側搬送部材と、
前記上側搬送部材の近傍に配され、搬送される媒体の端部を検出するための媒体検出部と、
前記画像読み取り部材が前記媒体上の画像を読み取ってイメージデータを生成すると、該イメージデータを受け入れて所定の文字幅に分割して格納する第一の記憶部と、
前記媒体押圧部材を該画像読み取り部材に対して押圧又は離間させ、前記下側搬送部材及び前記上側搬送部材を正方向又は逆方向に回転させるよう制御する読み取り走行手段を有する制御部とを備え、
前記制御部は、
予め定められている画像情報に基づいて、前記第一の記憶部に記憶された各イメージデータを各画像データに変換して置き換えるデータ変換手段と、
前記第一の記憶部に記憶された各画像データに、前記分割されたイメージデータから画像データへの変換が不可であったことを示す不定データが含まれているか否かを検索する不定データ検索手段と、
前記不定データ検索手段が前記不定データを検出すると、前記画像読み取り部材と前記媒体押圧部材とが離間されている状態で、前記下側搬送部材及び前記上側搬送部材を逆方向に回転させ、該回転によって逆方向に搬送された前記下側搬送部材及び前記上側搬送部材を正方向に回転させたときの搬送方向側の媒体の端部が前記媒体検出部で検出されると、該媒体押圧部材を該画像読み取り部材に向けて押圧させ、押圧されながら逆方向に搬送される媒体の端部が予め定める読み取り開始位置に戻ると、該下側搬送部材及び該上側搬送部材が正方向に回転するよう制御する媒体戻し走行制御手段と、
前記媒体の端部が前記読み取り開始位置に戻ると、前記画像読み取り部材と前記データ変換手段とをリトライ(再稼働)させるリトライ処理手段と、
前記リトライにより前記画像読み取り部材で再び前記媒体上の画像を読み取ってイメージデータを生成し、該生成したイメージデータを前記データ変換手段により前記文字幅毎に分割して各画像データに変換すると、前記第一の記憶部に記憶された各画像データと、該リトライによって新たに取得した各画像データとを各々OR(加算)演算し、該OR演算の演算結果で該第一の記憶部に記憶された各画像データを更新するOR演算手段とを有することを特徴とする画像読取装置。 - 請求項1に記載の画像読取装置に於いて、
前記リトライにより、前記画像読み取り部材が前記媒体上の画像を読み取って再びイメージデータを生成すると、該イメージデータを受け入れて、所定の文字幅に分割して格納する第二の記憶部を更に備え、
前記データ変換手段は、予め定められている画像情報に基づいて、前記第二の記憶部に記憶された前記イメージデータを前記文字幅毎に画像データに変換して置き換え、
前記OR演算手段は、前記第一の記憶部に記憶された各画像データと、前記第二の記憶部に記憶された新たに取得した各画像データとを各々OR(加算)演算し、該OR演算の演算結果で該第一の記憶部に記憶された各画像データを更新することを特徴とする画像読取装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の画像読取装置に於いて、
前記OR演算手段により前記第一の記憶部に記憶された各画像データが更新される毎に、前記不定データ検索手段に該各画像データに前記不定データが含まれているか否かを検索させ、該不定データ検索手段による不定データの検出が無くなるまで、前記リトライを繰り返させる、更新結果判定繰返手段を更に備えることを特徴とする画像読取装置。 - 請求項1に記載の画像読取装置に於いて、
前記第一の記憶部に記憶された前記画像データの個数と、前記リトライ処理に基づいて第二の記憶部に記憶されたイメージデータの前記文字幅の個数とを比較し、両者が一致しないと、以後の処理を停止させるデータ数比較手段を更に備えることを特徴とする画像読取装置。 - 請求項1に記載の画像読取装置に於いて、
予め定める不定データの発生情報に基づいて、前記媒体の走行速度を設定する走行速度設定手段を更に備えることを特徴とする画像読取装置。 - 請求項5に記載の画像読取装置に於いて、
前記不定データの発生情報は、読取率(=読取成功文字数/読み取るべき文字数)であることを特徴とする画像読取装置。 - 請求項1に記載の画像読取装置に於いて、
予め定める文字数情報に基づいて、前記画像読み取り部材によって読み取られる前記イメージデータの数量が所定数未満であると以後の処理を停止させるデータ数量解析手段を更に備えることを特徴とする画像読取装置。 - 請求項7に記載の画像読取装置に於いて、
前記所定数を予め設定するデータ数閾値情報を更に有することを特徴とする画像読取装置。 - 請求項7に記載の画像読取装置に於いて、
前記所定数を読み取り履歴に基づいて登録する文字数登録手段を更に備えることを特徴とする画像読取装置。 - 請求項7に記載の画像読取装置に於いて、
前記データ数量解析手段は、以後の処理を停止させると、不都合発生情報を設定する警告機能を有することを特徴とする画像読取装置。
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