JP2004094629A - 磁気インク文字の読取処理方法、読取装置及びこれを用いたpos端末機 - Google Patents

磁気インク文字の読取処理方法、読取装置及びこれを用いたpos端末機 Download PDF

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箕輪 政寛
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Abstract

【課題】認識不能な磁気インク文字を効率的かつ確実に処理することが可能な磁気インク文字の読取処理方法及び読取装置を提供すること。
【解決手段】印刷された磁気インク文字を読取り、対応する文字を認識し、認識不能な磁気インク文字を所定の記号に変換する工程(S101)と、認識した文字及び所定の記号を読取データとして記憶する工程(S102)と、読取データ中の所定の記号の数に応じて、所定の記号に対応する訂正データの入力を促がすメッセージその他の所定のメッセージを生成する工程(S106)と、読取データ及びメッセージを表示するとともに、メッセージ従って入力されたデータを受け付ける工程(S107、S108、S111S112)と、所定の記号を入力された訂正データにより置き換える工程(S109)とを備える読取処理方法により、上記課題を達成する。
【選択図】   図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、磁気インク文字の読取処理方法、読取装置、及びこれを用いたPOS端末機に関する。
【0002】
【従来技術】
小切手(チェック)又は手形等の下欄には、所定の欄に口座番号、金額等のデータがMICR(Magnetic Ink Character Recognition)データ(本明細書では「磁気インク文字」と称する)により印刷されている。磁気インク文字は、磁気ヘッドを備えた磁気インク文字読取装置(MICRリーダ)により読取られ、読取られたデータに基づいて裏書印字等の所定の処理が行われる。例えば、買物の精算に顧客が小切手(パーソナル・チェック)による支払いを希望する場合、小切手による精算処理が必要となる。このような場合、POSステム等の精算処理装置により小切手の磁気インク文字が読取られて、小切手による精算処理が行われる。
【0003】
小切手による精算処理の際に、MICRリーダが磁気インク文字を正確に認識ができない場合、従来のPOSシステム等においては、認識できない磁気インク文字を近似する文字に変換してホスト装置に送信する処理、又は、読取処理を再実行する処理(リトライ処理)を行っていた。特開平11−316732には、認識不能文字があった場合にはその文字を特別な記号に変換して読取りを継続し、または読取処理を中止する読取処理方法が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、小切手に印字されている磁気インク文字は銀行口座番号データ、金額データ等であるため、誤ったデータに置き換えられて処理されると、金融機関において小切手の精算ができなくなる。また、読取処理で認識できなかった磁気インク文字は、磁気インク文字が正しく印刷されていない場合や、小切手の汚れ、破損等、小切手自体に問題がある場合が多く、リトライ処理により認識できる可能性はあまり高くない。
【0005】
一方、磁気インク文字は人間及び機械の双方により読取可能な特殊形状の文字であるため、機械が認識不能な文字であっても、オペレータ等による読取りが可能である。従って、機械読取が不能である場合には、オペレータが小切手に印刷されている磁気インク文字を直接視認して入力した方が、より効率的かつ確実な処理が可能となる。この場合、オペレータの入力の誤りをできるだけ抑止する必要がある。そのため、認識できなかった文字及びその位置をオペレータに明確に認識させて、対応する正しい文字を正確に読取ることができ、正しい文字を正確に入力することができるように、その操作を的確に誘導することが望ましい。
【0006】
本発明は、このような従来技術による問題点に鑑みてなされたもので、認識不能な磁気インク文字を効率的かつ確実に処理することが可能な磁気インク文字の読取処理方法及び処理装置を提供することをその目的の一つとする。
【0007】
さらに本発明は、認識不能な磁気インク文字の存在及びその位置を正確に把握でき、オペレータによる修正入力が容易な磁気インク文字データの処理方法及び処理装置を提供することをその目的の一つとする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、認識不能な磁気インク文字を所定の記号に置き換え、その存在及び位置を容易に視認できるように画面上に表示し、認識不能データの修正入力を対応する認識不能文字と置き換えることにより磁気インク文字の読取処理を行い、上記目的を達成する。
【0009】
本発明の第一の態様にかかる磁気インク文字の読取処理方法は、(a)  印刷された磁気インク文字を読取り、対応する文字を認識し、認識不能な前記磁気インク文字を所定の記号に変換する工程と、(b)  認識した文字及び所定の記号を読取データとして記憶する工程と、(c)  読取データ中の所定の記号の数に応じて、所定の記号に対応する訂正データの入力を促がすメッセージその他の所定のメッセージを生成する工程と、(d)  読取データ及びメッセージを表示し、メッセージ従って入力されたデータを受け付ける工程と、(e)  所定の記号を入力された訂正データにより置き換える工程とを備える磁気インク文字の読取処理方法。
【0010】
この態様によると、認識できない文字を所定の記号に置換え、読取データ中に存在する所定の記号の数量に応じて生成される各種メッセージを読取データとともに表示する。従って、オペレータは表示されたメッセージに従って迅速かつ適切な操作をすることが可能となり、正確な処理が可能となる。
【0011】
本発明の他の態様にかかる磁気インク文字の読取処理方法は、工程(d)において、読取データ中に存在する所定の記号の表示又は所定の記号に付されたアンダーラインの表示をフラッシングさせることを特徴とする。この態様により、オペレータは、認識不能文字の位置を確実に認識することが可能となる。特に複数の認識不能文字が散在在する場合に、全ての認識不能文字を確実に認識できるので、漏れなく処理することが可能となる。
【0012】
本発明の他の態様にかかる磁気インク文字の読取処理方法は、工程(d)が、所定の記号が所定の数以下の場合には、印刷された磁気インク文字の並び順に読取データを表示し、所定の記号に対応する訂正データの入力を促がすメッセージを表示する工程と、所定の記号が所定の数より多いときには、リトライ処理又は全ての文字の入力を促がすメッセージを表示する工程とを備えることを特徴とする。
【0013】
この態様において、磁気インクの並び順は、縦方向及び横方向のいずれの方向に表示されてもよく、また、磁気インク文字の配列が認識可能であれば、所定の長さ又は単位で区切られた複数列又は複数行により表示されてもよい。この態様では、認識不能な磁気インク文字を所定の記号に変換し、その並び順に表示するので、小切手上のどの磁気インク文字が認識不能であるかを特定し確認することが可能となる。そのため、オペレータは認識不能文字に該当する磁気インク文字を小切手から容易に読取ることができる。オペレータの迅速な入力処理が可能となる他、ミスを軽減することが可能となる。
【0014】
本発明の他の態様にかかる磁気インク文字の読取処理方法は、所定の記号に対応する訂正データの入力が終了したかどうかを監視し、全ての所定の記号について訂正データの入力を完了したことを確認するまで後続処理への移行を禁止する工程を備えることことを特徴とする。これにより、認識できない文字を残したまま精算処理を行う等の操作ミスを防止することが可能となる。
【0015】
本発明の他の態様にかかる磁気インク文字の読取処理装置は、印刷された磁気インク文字を読取り、読取信号を出力する読取部と、読取信号に対応する文字を認識して記憶し、認識できない磁気インク文字を所定の記号に置き換えて記憶する認識処理部と、認識した文字及び所定の記号を読取データとして表示画面上に表示するとともに、読取データの確認を促がすメッセージ又は所定の記号を正しい文字に訂正する訂正データの入力を促がすメーセージを表示画面上に表示する操作指示部と、入力された訂正データに基いて読取データ中の所定の記号を訂正するデータ置換部とを備えることを特徴とする。
【0016】
本発明の他の態様にかかるPOS端末機は、入出力部を備えるホスト装置と、ホスト装置に接続されたプリンタを有するPOS端末機であって、プリンタは、ホスト装置の命令により動作し、印刷された磁気インク文字を読取り読取信号を出力する読取部と、読取信号に対応する文字を認識して記憶し、認識できない磁気インク文字を所定の記号に置き換えて記憶する認識処理部とを備え、ホスト装置は、プリンタから送信される認識データ及び所定の記号基づいて、認識した文字及び所定の記号を読取データとして表示画面上に表示するとともに、読取データの確認を促がすメッセージ又は所定の記号を正しい文字に訂正する訂正データの入力を促がすメーセージを表示画面上に表示する操作指示部と、入力された訂正データに基いて読取データ中の所定の記号を訂正するデータ置換部とを備えることを特徴とする。
【0017】
本発明のさらに他の態様は、上述の磁気インク文字の読取処理方法の各工程を、コンピュータに実行させるプログラムであることを特徴とする。コンピュータは、CPU、論理回路、メモリ、及び各種制御プログラム等から成り、本プログラムを読み込むことにより、上記データ通信方法の各工程を実行する。
【0018】
本発明の他の態様は、上述の磁気インク文字の読取処理方法の各工程をコンピュータに実行させるプログラムを記載したコンピュータにより読み取り可能な記録媒体であることを特徴とする。コンピュータは、CPU、論理回路、メモリ、及び各種制御プログラム等から成り、本記録媒体に記録されたプログラムを読み込むことにより、上記レシート印刷方法の各工程を実行する。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。図1は本発明を適用するPOS端末機の構成例を示す図である。図1では、POS端末機中の本発明に関連する部分である「ホスト装置10と、小切手等に印刷された磁気インク文字を読み取る読取装置20」のみを示している。読取装置20はホスト装置からの制御コマンドに基いて動作する。読取装置20は、制御部21と、小切手35を搬送する紙送りローラ27等を備える紙送り機構28と、磁気ヘッド31により磁気インク文字を読み取る読取機構32とを備えている。
【0020】
制御部21は、I/F25、CPU22、メモリ(RAM23、ROM24等)、レジスタ(図示せず)、紙送制御部26、読取制御部30、及びメモリ23、24に記憶されている制御プログラム等(図示せず)により構成されており、読取装置20の動作を制御する。制御部21は、ホスト装置10から受信した制御命令を解析し、制御命令に従い、小切手35の搬送、及び磁気インク文字の読取りを制御する。磁気インク文字は、小切手35が読取ヘッド31の前を通過するように移送されることにより読取られる。小切手35の下欄には、磁性体の微粒子を含む磁気インクにより磁気インク文字36が印刷されている。磁気ヘッド31は、通常、磁化ヘッドと読取ヘッドから構成されている。小切手が移送されることにより磁気インク文字が磁化ヘッドの前を通過すると、磁気インク文字の磁性体が磁化ヘッドにより磁化される。磁化した磁気インク文字が読取ヘッドの前を一定速度で通過すると、磁気インク文字の形態(磁化パターン)に応じて電流が流れ、読取ヘッドにより所定のパターンの波形を検出することができる。
【0021】
POSシステムにおける小切手による精算処理においては、小切手への裏書印刷が行われるので、磁気文字読取装置を、プリンタ内にて設けることが望ましい。プリンタ内に読取装置を設けた場合の例として、図1ではプリント関連部分として、印刷機構制御部80、印刷ヘッド81を含む印刷機構82を破線のブロックで示している。 このようにプリンタと読取装置を一体化することにより、紙送制御部26及び紙送機構28を共有化できるというメリット、小切手の読取及び印刷を一連の動作で処理可能となり迅速な処理が可能となるというメリットがある。
【0022】
ホスト装置10は制御部11と、入出力部17とから構成されている。入出力部17は、液晶画面、CRT、プラズマディスプレイ等からなる表示部18と、キーボード、表示画面上に設けられたタッチプレート、マウス等からなる入力部19とを備えている。制御部11は、I/F15、CPU12、メモリ(RAM13、ROM14等)、レジスタ(図示せず)、入出力制御部16、及びメモリ13、14に記憶されている制御プログラム、アプリケーションプログラム等(図示せず)により構成されている。制御部11は、ホスト装置10の動作、及びホスト装置10に接続されている読取装置20等の動作を制御して、金銭登録及び精算処理を中心とするPOS端末機全体を統一的に制御する。
【0023】
ホスト装置30は所定の制御コマンド及びデータを読取装置10等に送信することにより、読取装置20を動作させ、読取装置20から読取データを取得する。取得したデータは、RAM14に記憶されるとともに表示部18に表示され、入力部19からの入力データに基いて、所定の修正がなされる。
【0024】
図2を用いてより詳しく説明する。図2は、図1のホスト装置10及び読取装置20の機能ブロック図を示す。読取装置20の制御部21は、ホスト装置10からの制御コマンド及びデータを受信するデータ受信部60、受信した制御コマンドを解析するコマンド解析部62、紙送り機構の動作を制御して小切手の搬送を制御する搬送制御部63を備えており、ホスト装置10から受信した読取コマンドに基いて、小切手が読取機構28を通過するように搬送する。小切手の磁気インク文字が読取ヘッド22(図1)の前を通過すると、小切手に印刷された磁気インク文字に応じて所定のパターンの電流が流れる。読取制御部64においては、読取機構28から出力された電流パターン信号(以下「読取信号」と称する)の増幅、平滑化、正規化等の所定処理が行われる。読取制御部64により処理された読取信号は、認識処理部65に入力され、読取信号に対応する文字の認識処理が行われる。認識処理部65は、読取信号とパターンテーブル68に予め記憶されている文字パターンと比較し、読取信号に基づいて磁気インク文字に対応する文字を認識する。本発明では、認識処理部65において読取信号に対応する文字を認識できない場合には、一時的に、その磁気インク文字を予め定めた所定の記号、例えば「?」に置き換える。認識処理部65により認識された文字及び認識できない文字に対応する所定記号(本明細書ではこれらのデータを「認識データ」と称する)は、データ記憶部66に記憶され、データ送信部67及びI/Fを介して、ホスト装置10に送信される。
【0025】
ホスト装置10では、読取装置20からのデータをデータ受信部50により受信する。主制御部51は、受信したデータをデータ記憶部55に記憶する。操作指示部52は、読取装置20から受信したデータ及び所定の操作を指示するメッセージを表示部18に表示させ、所定の入力を受け付けるよう入出力部17を制御する。操作処理手順及び画面に表示するメッセージは、予め記憶しておき、操作指示部52により選択するように構成することができる。表示するメッセージの内容及び入出力制御の形態は、読取不能文字を意味する所定の記号の有無及びその数量に応じて定められる。例えば、所定の記号の数が3個以下のときには、その記号部分を正しい文字データに変更するキー入力操作又はリトライ操作を誘導し、所定の記号が4個以上のときには、読取処理のキャンセルまたは全ての読取データをキー入力し直す等の操作を誘導する。入力に対応する所定の記号の表示、又はその記号の下に表示されたアンダーラインを点滅し又は交互に白黒反転表示させる等のフラッシングを行うことが望ましい。これにより、オペレータが、画面上に表示されている読取データ中に所定の記号が存在するか否か及びキー入力に対応する所定の記号の位置を明確に確認できる。
【0026】
入力部19により、所定の記号に対応する文字データが入力されると、入出力制御部16を介してデータ置換部53に入力される。データ置換部53は、データ記憶部55に記憶している読取りデータ中の対応する記号(?)を、入力データにより置き換える。置き換えられた読取データに基いて、主制御部501は精算処理を行うと共に、プリンタによる裏書印刷を行う。図1、図2に示すように読取装置がプリンタ内に設けられている場合には、小切手が読取位置から所定の印刷位置に送られて、印刷制御部85による制御の下、印刷機構により裏書印刷が行われる。
【0027】
図3を用いて、ホスト装置10による読取データ及びメッセージの表示例を説明する。図3(a)は、全ての磁気インク文字が認識できた場合の表示例を示す。表示画面中には、全ての読取データ70、OKボタン71、及びリトライボタン72が表示される。表示画面には入力手段の一つとしてタッチプレートが設けられており、ボタン部分を触ることにより、いずれかの操作を選択することができる。リトライボタン72は、小切手上の文字と表示データが一致しない等の理由で、再確認をしたい場合に選択する。OKボタン71又はリトライボタンが選択されると、操作指示部52は、入力情報を主制御部51に送信する。主制御部は入力情報に基づいて、リトライ処理又は裏書印刷等の次の処理を実行する。
【0028】
図3(b)に、リトライ処理を実行した後の画面表示例を示す。画面上には最初の読取データ73、及びリトライ処理後の読取データ74の双方が表示され、OKボタン75及びキャンセルボタン76が表示されている。双方の文字を表示することにより、第一回目と第二回目の読取データを比較可能である。第一回目と第二回目の読取データの異なる部分86をフラッシングさせ又はハイライトにすることにより、確認が容易となるよう構成することも可能である。リトライにより、双方の読取データ73、74が一致した場合、又は、第二回目に正しく読取れたと判断した場合にはOKボタン75を選択し、次の処理に進む。読取データが正しくないと判断した場合には、キャンセルボタン76を選択して、読取操作をキャンセルすることが可能である。さらに、キー入力ボタンを設けることにより、正しくないと思われる読取文字を、後述するようなキー入力により、訂正するよう構成することも可能である。
【0029】
図3(c)に、認識不能な文字が所定の数(本図では3個)以下の場合の画面表示例を示す。読取データ77及びリトライボタン78、キー入力79とが表示される。本図では、認識不能文字は記号「?」により表示している。オペレータはボタン78、79により、読取動作のリトライ又はオペレータのキーボードによる入力のいずれかを選択可能である。読取データの最初の認識不能文字「?」部分87を白黒反転文字とし、点滅によりフラッシングし、又は「?」のアンダーライン部分88を点滅またはフラッシングするように構成しても良い。また、全ての「?」またはアンダーラインをフラッシングさせるように構成してもよい。
【0030】
図3(c)において、リトライボタン78を選択した場合の処理は、図3(a)の場合と同じである。キー入力ボタンを選択した場合を説明する。図3(d)に、図3(c)においてキー入力ボタン79を選択した場合の表示例を示す。キー入力ボタン79が選択されると、操作指示部52は、図3(d)に示すように、読取データ90、キー入力を促がすメッセージ91及び入力完了を知らせる完了ボタン92を画面上に表示する。その際、読取データ中90の入力に対応する未認識記号「?」部分87、又はアンダーライン部分88がフラッシングされている。キーボードから対応する訂正データが入力されると、次の記号又はアンダーラインが順次フラッシングされる(図中に破線で示している)。オペレータは、フラッシングに対応する文字を小切手から確認し、順次入力し、全ての入力が終了すると、完了ボタン92をタッチする。完了ボタン92が選択されると、図3(a)のOKボタンが選択された場合と同様に、裏書印刷等の次の処理を開始する。
【0031】
図4は、認識不能の文字が所定の文字数(本例では、3文字)より多い場合の表示画面を示す。図4(a)は、4個の「?」記号を含む読取データ93と、処理を続行するかどうか又は処理をキャンセルするかどうかのメッセージと、これらに対応する処理を選択するための続行ボタ94、及びキャンセルボタン95が表示されている。キャンセルボタン95を選択すると、処理は中止される。続行ボタン94を選択すると、図4(b)に示す画面が表示される。図4(b)では、読取データ96、操作指示メッセージ97、及び全ての入力の終了を知らせる完了ボタン98が表示されている。この例では、続行を選択した場合には、読取データ96の全てをキー入力する構成となっている。所定数以上認識不能文字がある場合には、小切手そのもの又は読取装置に問題がある可能性が高いため、読取データの全てを訂正する構成としたものである。全ての文字について訂正入力するため、まず、読取データ96中の最初の文字部分又はアンダーラインがフラッシングされ、キーボードから対応する文字(訂正データ)が入力される毎にフラッシング部分が順次シフトしていく。全ての入力が終了し、オペレータが完了ボタン98を選択すると、主制御部51は、裏書処理等の次の処理を開始する。
【0032】
尚、図3及び図4は例示であり、読取データを表示する際に読取データ中の認識不能な文字(本例では「?」)の数を表示する等、これら以外の種々の表示、操作処理を行うような構成することも可能である。
【0033】
また、図1及び図2においては、読取及び認識処理を読取装置20により行い、認識不能文字の訂正入力をホスト装置10により処理する構成としたが、読取装置20(又は読取装置20を備えたプリンタ)に画面表示及び入出力部を設けて、訂正入力の処理も読取装置20(又はプリンタ)により行う構成とすることも可能である。
【0034】
図5は本発明の一実施形態にかかる磁気文字読取装置の処理手順の一実施形態を示すフローチャートである。図5のフローチャートでは、読取処理と訂正処理を一連の処理として一つの装置(例えば読取装置20)により実行する処理手順の一形態を示している。
【0035】
まず、磁気インク文字が印字された小切手等の記録媒体が読取ヘッドの前を通過するように移送されることにより、磁気ヘッドにより磁気インク文字の読取処理が行われる(S101)。読取処理工程においては、磁気インク文字パターンの検出、検出した波形の増幅、及び平滑化等の所定の波形処理も行われる。
【0036】
次に読取った磁気インク文字を認識するための文字認識処理を行う(S102)。文字認識処理は、読取った波形パターンが予め記憶している所定の文字のデータパターンと比較し、所定の誤差範囲内で一致するときに、読取った磁気インク文字を一致するデータパターンに対応する文字と認識する。認識処理において、読取った磁気インク文字が認識できたときには(S103;Yes)、認識した文字を文字データ(例えばアスキーコード等のコードデータ)として記憶する(S104)。磁気インク文字を認識することができない場合には(S103;No)、認識不能であることを表す所定の記号(例えば「?」)の記号データを記憶する(S105)。以下、認識不能文字を表す所定の記号も含めて、読取データと称する。ここまでの処理が、磁気文字の認識処理120である。
【0037】
次に、認識不能文字を訂正するための処理工程(破線部130)を説明雄する。認識不能の磁気インク文字の数が所定数以下の場合、すなわち、所定の記号(例えば「?」)を表す記号データの数が所定数以下の場合には(S106:Yes)、読取データ及び操作指示のメッセージを画面上に表示する(S107)。、認識不能文字が存在しない場合も所定の数以下に含まれる。認識不能文字が存在しない場合には、読取り処理を終了させることもできるが、読取装置のミスリードもあり得るので、この実施形態では、メッセージを表示して読取りデータについてオペレータに最終確認させている。認識不能文字を表す記号は、フラッシング等によりその存在及び位置がわかるように表示することが望ましい。
【0038】
オペレータが所定の訂正データ又は確認データを入力すると(S108;Yes)、入力データを受け付け処理が行われる(S109)。入力データの受け付け処理は、入力データが認識不能文字を修正する訂正データである場合には、対応する認識不能文字を入力された訂正データに置き換えて読取データとして記憶し、訂正後の読取データを画面上に表示する。次に、入力処理が完了したか否かを確認し(S110)、完了していない場合には(S110;No)、全ての訂正入力が完了するまで工程S108〜S110を繰り返す。入力の完了は、オペレータの確認データの入力により検知し(S110:Yes)磁気インク文字の読取りの処理工程を終了する。また、全ての認識不能文字について訂正データが入力されたことを検知して、入力の完了を自動的に検知するように構成してもよい。
【0039】
認識不能文字を表す記号が所定数以上存在する場合には(S106;No)、リトライ指示又は読取り不能のメーセージを表示する(S111)。この表示に対するオペレータの確認入力があると(S112;Yes)、各種データ等をクリアして(S113)、リトライ処理を開始するか、磁気インク文字の読取りを終了する。この場合には、全ての読取データを訂正入力する構成とすることもできる。
【0040】
図5では、認識処理及び訂正処理を一連の連続処理として示したが、認識処理と訂正処理を図1及び図2に示すような読取装置とホスト装置とに分けて処理する場合には、認識処理120を読取装置20において実行した後に読取データをホスト装置10に送信し、ホスト装置10において、受信した読取データに基づいて訂正処理130を実行する。
【0041】
以上説明したように、認識できない文字の数等の読取状況に応じて、適切な操作を実行可能に構成することにより、正しい磁気インク文字データを取得可能となる。また、読取装置20により認識不能な文字を含む読取データを画面上に認識可能に表示するとともに、認識不能な文字の数等の読取状況に応じてオペレータに所定の操作を誘導することにより、オペレータの迅速かつ適切な処理が可能となる。特に、POS端末等による精算に小切手が使用される場合、迅速かつ的確な操作が求められるため、操作を促がす表示は有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用するPOS端末機の構成例を示す図である。
【図2】図1のホスト装置及び読取装置の機能ブロック図を示す。
【図3】読取データ及びメッセージの画面表示例を示す図である。
【図4】他の表示画面例を示す図である。
【図5】本発明の処理手順の一実施形態を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 ホスト装置、 11 制御部、 17 入出力部、 18 表示部19 入力部、 20 読取装置、 21 制御部、 26 紙送制御部、 27 紙送りローラ、 28 紙送り機構、 30 読取制御部
31 磁気ヘッド、 32 読取機構、 35 小切手、 36 磁気インク文字、 70、73、74、77、90、93、96 読取データ、
80 印刷機構制御部、 81 印刷ヘッド、 82 印刷機構
86、87、88 フラッシング部分

Claims (8)

  1. (a)  印刷された磁気インク文字を読取り、対応する文字を認識し、認識不能な前記磁気インク文字を所定の記号に変換する工程と、
    (b)  認識した前記文字及び前記所定の記号を読取データとして記憶する工程と、
    (c)  前記読取データ中に存在する前記所定の記号の数に応じて、前記所定の記号に対応する訂正データの入力を促がすメッセージその他の所定のメッセージを生成する工程と、
    (d)  前記読取データ及び前記メッセージを表示するとともに、前記メッセージ従って入力されたデータを受け付ける工程と、
    (e)  前記所定の記号を、入力された前記訂正データにより置き換える工程と、を備える磁気インク文字の読取処理方法。
  2. 前記工程(d)において、前記読取データ中の前記所定の記号の表示又は前記所定の記号に付されたアンダーラインの表示をフラッシングさせることを特徴とする請求項1に記載の磁気インク文字の読取処理方法。
  3. 前記工程(d)は、前記所定の記号が所定の数以下の場合には、前記印刷された磁気インク文字の並び順に前記読取データを表示し、前記所定の記号に対応する訂正データの入力を促がすメッセージを表示する工程と、前記所定の記号が前記所定の数より多いときには、リトライ処理又は全ての文字の入力を促がすメッセージを表示する工程とを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の磁気インク文字の読取処理方法。
  4. さらに、前記所定の記号に対応する前記訂正データの入力が終了したかどうかを監視し、全ての前記所定の記号について前記訂正データの入力を完了したことを確認するまで後続処理への移行を禁止する工程を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の磁気インク文字の読取処理方法。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の磁気インク文字の読取処理方法の各工程をコンピュータに実行させるプログラム。
  6. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の磁気インク文字の読取処理方法の各工程をコンピュータに実行させるプログラムを記載したコンピュータにより読取可能な記録媒体。
  7. 印刷された磁気インク文字を読取り、読取信号を出力する読取部と、
    前記読取信号に対応する文字を認識して記憶し、認識できない前記磁気インク文字を所定の記号に置き換えて記憶する認識処理部と、
    前記認識した文字及び前記所定の記号を読取データとして表示画面上に表示するとともに、前記読取データの確認を促がすメッセージ又は前記所定の記号を正しい文字に訂正する訂正データの入力を促がすメーセージを表示画面上に表示する操作指示部と、
    入力された前記訂正データに基いて前記読取データ中の前記所定の記号を訂正するデータ置換部と、
    を備える磁気インク文字の読取処理装置。
  8. 入出力部を備えるホスト装置と、前記ホスト装置に接続されたプリンタを有するPOS端末機であって、
    前記プリンタは、前記ホスト装置の命令により動作し、印刷された磁気インク文字を読取り読取信号を出力する読取部と、前記読取信号に対応する文字を認識して記憶し、認識できない前記磁気インク文字を所定の記号に置き換えて記憶する認識処理部とを備え、
    前記ホスト装置は、前記プリンタから送信される前記認識データ及び前記所定の記号基づいて、前記認識した文字及び前記所定の記号を読取データとして表示画面上に表示するとともに、前記読取データの確認を促がすメッセージ又は前記所定の記号を正しい文字に訂正する訂正データの入力を促がすメーセージを表示画面上に表示する操作指示部と、入力された前記訂正データに基いて前記読取データ中の前記所定の記号を訂正するデータ置換部とを備えることを特徴とするPOS端末機。
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