JP4535371B2 - ディスクアレイ制御プログラム、方法及び装置 - Google Patents

ディスクアレイ制御プログラム、方法及び装置 Download PDF

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Description

本発明は、冗長構成をもつ複数のディスク装置を設けたディスクアレイシステムに対する上位装置からの入出力要求を処理するディスクアレイ制御プログラム、方法及び装置に関し、特にディスク装置のパトロール処理で検出したエラーを正常ディスク装置からのデータ書込みでリカバリするディスクアレイ制御プログラム、方法及び装置に関する。
従来、RAIDレベルの冗長構成をとるディスク装置を備えたディスクアレイアブシステムにあっては、主としてディスク装置における媒体異常を検出するためにパトロール処理を行っている。
図9は従来のディスクアレイサブシステム100であり、ホスト101を接続するチャネルアダプタ102、RAIDレベルの冗長構成をとるプライマリディスク装置108とセカンダリディスク装置110を接続するデバイスアダプタ106−1、106−2、及びチャネルアダプタ102とデバイスアダプタ106−1、106−2の間に配置されてホスト101からの入出力要求を処理する中央処理モジュール104を備えている。
ディスク装置のパトロール機能はデバイスアダプタ106−1、106−2に設けられ、中央処理モジュール104からパトロール実行コマンドを受領すると、デバイスアダプタ106−1、106−2は自分の配下にあるプライマリディスク装置108とセカンダリディスク装置110のパトロール処理を実行する。
デバイスアダプタ106−1、106−2のパトロール処理は、対象とするディスク装置から論理ブロックアドレス単位にブロックデータをデバイスアダプタ上のバッファに読出し、ブロックデータに含まれているチェックコードをチェックしてエラーの有無を判定する。ここでデバイスアダプタ106−2でセカンダリディスク装置110につきエラーを検出したとすると中央処理モジュール104にエラー通知して処理を終了する。
デバイスアダプタ106−2からエラー通知を受けた中央処理モジュール104は、媒体異常以外のリカバリ可能なエラーの場合は、正常ディスク装置であるプライマリディスク装置108のエラー箇所に対応した論理ブロックアドレスのデータを読み出してエラーを検出したセカンダリディスク装置110に書き込むことでエラーを解消する。
特開2003−36146 特開平04−285773
しかしながら、このような従来のパトロール処理に基づくエラーのリカバリ処理にあっては、パトロール処理で検出したディスク装置のエラーを解消することはできるが、ホストからのライト要求に対するプライマリディスク装置とセカンダリディスク装置のライト処理の際に、例えばセカンダリディスク装置でライト異常を起して正しいアドレスのデータではなく、別のアドレスのデータを書替えていた場合、次の問題がある。
図9のプライマリディスク装置108とセカンダリディスク装置110はライト異常前のデータ格納状態を取り出して示しており、同一アドレスに同一データが格納されいる。この状態で、図10(A)のようにホストからのライト要求112により旧データD1を新データD11に書替える時に、プライマリディスク装置108は正常に書替えられたが、セカンダリディスク装置110ではエラー114により別のアドレスのデータD3を新データD11に書替えてしまったとする。
図10(A)の状態でセカンダリディスク装置110のパトロール処理が行われると、図10(B)のようにデータD11のチェックコードの異常116が判別され、正常なプライマリディスク装置108からエラー箇所に対応した正しいデータD3を読み出してセカンダリディスク装置110に書き込むことでエラーを解消するリカバリ処理118が行われる。
しかし、図10(A)で正しい書替えができなかったセカンダリディスク装置110のデータD1はそのまま書替え前の旧データとして残ったライト抜け120となり、プライマリディスク装置108の新データD11と一致せず、この部分でデータの冗長性が失われたままとなり、従来のリカバリ処理では冗長性を回復させることが出来ないという問題がある。
本発明は、冗長構成をとるディスク装置の一方にライト抜けがあった場合、パトロール処理によるエラー通知に基づいてライト抜けを解消して冗長性を回復させるリカバリができるディスクアレイ制御プログラム、方法、及び装置を提供することを目的とする。
図1は本発明の原理説明図である。
(プログラム)
本発明は、ディスクアレイ制御プログラムを提供する。本発明のディスクアレイ制御プログラムは、冗長構成をもつ複数のディスク装置を設けたディスクアレイシステムに対する上位装置からの入出力要求を処理するディスクアレイ制御装置のコンピュータに、
ディスク装置のパトロール処理で検出されたエラー通知を受けた際に、図1(B)のように、正常ディスク装置からエラー箇所に対応するデータを読出してエラーディスク装置に書き込んでエラーを解消する第1リカバリ処理ステップと、
エラー通知の内容がデータの書込順を示す識別子の異常であることを判別した場合、図1(C)のように、識別子の示す正しい書込アドレスを検索してエラーディスク装置と正常ディスク装置のデータと比較し、不一致の場合にライト抜けと判断して正常ディスク装置から読出したデータをエラーディスク装置に書き込んでライト抜けを解消する第2リカバリ処理ステップと、
を実行させることを特徴とする。
ここでパトロール処理に基づくエラー通知は、磁気ディスク装置に論理ブロックアドレス単位に書き込まれた巡回冗長検査コード、ブロックID及びデータから構成されたブロックデータを読み出して前記巡回冗長検査コードとブロックIDをチェックして検出したエラー内容であり、第2リカバリステップは、エラー通知の内容がブロックIDの異常を示すエラーであることを判別した場合、ブロックIDの示す正しい論理ブロックアドレスを検索してエラーディスク装置と正常ディスク装置のデータをと比較し、不一致の場合にライト抜けと判断して正常ディスク装置から読出したデータをエラーディスク装置に書き込んでライト抜けを解消する。
またディスクアレイ制御装置は、上位装置を接続するチャネルアダプタ、ディスク装置を接続するデバイスアダプタ、及び前記チャネルアダプタとデバイスアダプタの間に位置して上位装置からの入出力要求を処理する中央処理モジュールを有し、ディスクアレイ制御プログラムを実行するコンピュータを中央処理モジュールに設けたことを特徴とする。
更に冗長構成のディスク装置は、同一データを同一アドレスに格納したRAIDレベルの冗長構成を備えた一対のディスク装置である。
(方法)
本発明はディスクアレイ制御方法を提供する。本発明は、冗長構成をもつ複数のディスク装置を設けたディスクアレイシステムに対する上位装置からの入出力要求を処理するディスクアレイ制御方法に於いて、
ディスク装置のパトロール処理で検出されたエラー通知を受けた際に、正常ディスク装置からエラー箇所に対応するデータを読出してエラーディスク装置に書き込んでエラーを解消する第1リカバリ処理ステップと、
エラー通知の内容がデータの書込順を示す識別子の異常であることを判別した場合、前記識別子の示す正しい書込アドレスを検索してエラーディスク装置と正常ディスク装置のデータを比較し、不一致の場合にライト抜けと判断して正常ディスク装置から読出したデータをエラーディスク装置に書き込んでライト抜けを解消する第2リカバリ処理ステップと、
を実行させることを特徴とする。
このパトロール処理によるエラー通知は、磁気ディスク装置に論理ブロックアドレス単位に書き込まれた巡回冗長検査コード、ブロックID及びデータから構成されたブロックデータを読み出して巡回冗長検査コードとブロックIDをチェックして検出したエラー内容を有し、第2リカバリステップは、エラー通知の内容が前記ブロックIDの異常を示すエラーであることを判別した場合、ブロックIDの示す正しい論理ブロックアドレスを検索してエラーディスク装置と正常ディスク装置のデータを比較し、不一致の場合にライト抜けと判断して正常ディスク装置から読出したデータをエラーディスク装置に書き込んでライト抜けを解消する。
(装置)
本発明は、ディスクアレイ制御装置を提供する。本発明は、冗長構成をもつ複数のディスク装置を備えたディスクアレイシステムに対する上位装置からの入出力要求を処理するディスクアレイ制御装置に於いて、ディスク装置のパトロール処理で検出されたエラー通知を受けた際に、正常ディスク装置からエラー箇所に対応するデータを読出してエラーディスク装置に書き込んでエラーを解消する第1リカバリ処理部40と、エラー通知の内容がデータの書込順を示す識別子の異常であることを判別した場合、識別子の示す正しい書込アドレスを検索してエラーディスク装置と正常ディスク装置のデータを比較し、不一致の場合にライト抜けと判断して正常ディスク装置から読出したデータをエラーディスク装置に書き込んでライト抜けを解消する第2リカバリ処理部42とを備えたことを特徴とする。
ディスクアレイ制御装置は、上位装置を接続するチャネルアダプタ、ディスク装置を接続するデバイスアダプタ、及びチャネルアダプタとデバイスアダプタの間に位置して上位装置からの入出力要求を処理する中央処理モジュールを有し、第1リカバリ処理部40及び第2リカバリ処理部42は中央処理モジュールに設けられ、磁気ディスク装置は、論理ブロックアドレス単位に、巡回冗長検査コード、ブロックID及びデータから構成されたブロックデータを書き込んでおり、デバイスアダプタは、自己の配下に接続されたディスク装置からブロックデータを読み出して巡回冗長検査コードとブロックIDをチェックし、エラーを検出した際に中央処理モジュールに記エラー通知の内容がブロックIDの異常を示すエラーであることを判別した場合、ブロックIDの示す正しい論理ブロックアドレスを検索してエラーディスク装置と正常ディスク装置のデータと比較し、不一致の場合にライト抜けと判断して正常ディスク装置から読出したデータをエラーディスク装置に書き込んでライト抜けを解消する。
更に本発明は、第一の記憶部と、第二の記憶部と、第一および第二の記憶部に接続され、第一および第二の記憶部へのデータ入出力を制御する制御部とを備える記憶装置に於いて、前記記憶部のパトロール処理によりエラーが検出された場合、異常を検出したデータの位置情報に基づいて、第一の記憶部に記憶されたデータと第二の記憶部に記憶されたデータとの比較を行ない、前記比較の結果に基づいて一方の記憶部に記憶されたデータにより他方に記憶されたデータの復元を行うリカバリ処理部を備えることを特徴とする。
本発明によれば、冗長構成をとるディスク装置の一方にライト抜けがあった場合、パトロール処理によるエラー通知に基づいてライト抜けを解消して冗長性を回復させるリカバリができる。
図2は、本発明が適用されるディスクアレイサブシステムのブロック図である。図2において、ディスクアレイサブシステム10はディスクアレイ制御装置12とデバイスエンクロージャ14−1、14−2で構成される。
ディスクアレイ制御装置12にはチャネルアダプタ18−1〜18−4、ルーター20−1、20−2、中央処理モジュール22−1〜22−4、ルーター20−3、20−4及びデバイスアダプタ24−1〜24−4が設けられている。チャネルアダプタ18−1〜18−4に対してはホスト16−1、16−2が接続されている。
デバイスエンクロージャー14−1、14−2にはディスク装置26−11〜26−1n、26−21〜26−2nが設けられており、複数のディスク装置の組み合わせにより冗長構成をとっており、本発明の実施形態にあってはRAID1の冗長構成をとった場合を例にとっている。なお、本発明は、RAID1に限定されず、ミラー構成をとるものであれば、適宜のRAIDレベルに適用できる。
図3は、本発明によるディスクアレイ制御装置の実施形態のブロック図であり、RAID1の冗長構成を対象としている。図3において、ディスクアレイ制御装置12は図2の中央処理モジュール22−1とデバイスアダプタ24−1、24−2の部分を取り出して示している。
またデバイスアダプタ24−1、24−2に対するディスクアレイ28としては冗長構成をとる一対のディスク装置としてプライマリディスク装置30とセカンダリディスク装置32を示しており、両者には同一アドレスに同一データを格納している。
このプライマリディスク装置30、セカンダリディスク装置32による冗長構成の場合には、ホスト16−1からのリード要求に対しては、例えば予め定めたプライマリディスク装置30からリード応答を行なう。またホスト16−1からのライト要求に対してはプライマリディスク装置30とセカンダリディスク装置32の両方に書き込むライト処理を行なう。
デバイスアダプタ24−1、24−2にはパトロール処理部34−1、34−2が設けられている。パトロール処理部34−1、34−2は中央処理モジュール22−1からパトロール実行コマンドを受けた際に動作し、自分の配下にあるプライマリディスク装置30及びセカンダリディスク装置32のそれぞれに対しパトロール処理を実行する。
パトロール処理は自分の配下のディスク装置からブロックデータを読み出してデバイスアダプタ上のバッファに格納し、バッファに格納しているブロックデータのチェックコードをチェックしてエラーの有無を検出する。
パトロール処理部34−1、34−2によりプライマリディスク装置30、セカンダリディスク装置32のそれぞれから読み出されるブロックデータは図4に示すフォーマット構造を有する。図4において、ブロックデータ44は先頭からCRCコード(巡回冗長検査コード46)、ブロックID48及びデータ領域50で構成される。
CRCコード46はデータ領域50のデータから生成されており、このCRCコード46を使用することでデータ領域50に格納しているデータのエラーを検出することができる。ブロックID48はディスク装置に対する書込位置の順番を示す値であり、正しい書込が行なわれていればブロック番号データを順番に読み出した場合には、連続番号として得られる。
このようなブロックデータ44のうちCRCコード46とブロックID48をチェックコード52としており、この例では8バイト使用している。またデータ領域50には512バイトが割当てられており、512バイトのデータ領域により1ブロックデータを構成し、このブロックデータはプライマリディスク装置30及びセカンダリディスク装置32を物理論理デバイスとして取り扱う際の論理ブロックアドレス(LBA)で書き込み位置が指定される。
再び図3を参照するに、中央処理モジュール22−1はプロセッサ36とキャッシュ処理部38を設けている。プロセッサ36には本発明によるリカバリ処理のため第1リカバリ処理部40と第2リカバリ処理部42が設けられている。
第1リカバリ処理部40はデバイスアダプタ24−1、24−2のパトロール処理部34−1、34−2で検出されたエラー通知を受けた際に、正常ディスク装置からエラー箇所に対応するデータを読み出して、エラー検出が行なわれたディスク装置に書き込んでエラーを解消する。
第2リカバリ処理部42は、第1リカバリ処理部40におけるリカバリ成功後にエラー通知の内容がデータの書込順を示す識別子である図4のブロックデータ44におけるブロックID48の異常であることを判別した場合、即ち読み出したブロックデータ44のブロックID48が連番となっていないことを判別した場合、ブロックID48の示す正しい書込アドレスを検索してエラーディスク装置と正常ディスク装置のデータを比較し、データ不一致の場合にライト抜けと判断し、正常ディスク装置から読み出したデータをエラーディスク装置に書き込んでライト抜けを解消する。
図5は、図3のプライマリディスク装置30とセカンダリディスク装置32の同時ライト処理でセカンダリ側にライト異常を生じた場合の説明図である。図5(A)はライト異常を生ずる前のプライマリディスク装置30とセカンダリディスク装置32のデータ格納状態であり、同一アドレス位置に同一データが格納されている。
この状態で図5(B)に示すようにプライマリディスク装置30とセカンダリディスク装置32のデータD11のアドレス位置にライト要求54、56が生じ、プライマリディスク装置30についてはライト要求54により正しいアドレス位置の旧データD1を新データD11に書き換えているが、セカンダリディスク装置32にあってはライト処理56の時にエラー58が発生し、別のアドレス位置のデータD3を誤って新データD11に書き換えるライト異常を起している。
このようなセカンダリディスク装置32に対するライト異常は、図3に示したデバイスアダプタ24−1のパトロール処理部34−1によるパトロール処理の実行で図6(C)のようにセカンダリディスク装置32のデータD11のデータブロックを読み出してチェックコードをチェックすると、ブロックIDから連番でないことが判別され、チェックコード異常によるエラー検出60が行なわれる。
このエラー検出60は図3の中央処理モジュール22−1に通知され、プロセッサ36の第1リカバリ処理部40が動作し、正常ディスク装置であるプライマリディスク装置30のエラー箇所に対応するデータD3を読み出してキャッシュ処理部38のキャッシュ上に展開した後、エラー通知を行なってデバイスアダプタ24−2にエラー箇所への書込を指示する第1リカバリ処理部40によるリカバリ処理62を行い、セカンダリディスク装置32のエラー検出の対象となったデータD11を正しいデータD3に書き換える。
続いて図6(D)のように図3の第2リカバリ処理部42がパトロール処理部34−2から受けたエラー通知の内容がブロックIDの異常である場合にはブロックIDから正しいアドレス位置の検索処理64を行い、検索アドレスにおけるプライマリディスク装置30のデータD11とセカンダリディスク装置32のデータD1を比較する比較処理66を行なう。
比較処理66によりプライマリディスク装置30とセカンダリディスク装置32のデータは不一致であると、エラー検出が行なわれているセカンダリディスク装置32のデータD1はライト抜けであると判断され、図3の第2リカバリ処理部42はプライマリディスク装置30の検索アドレス位置のデータD11を読み出してキャッシュ処理部38のキャッシュ上に展開した後、エラー検出を行なっているデバイスアダプタ24−2に対しデータD11の検索アドレス位置への書込を指示してリカバリ処理68を行なう。
この2回目のリカバリ処理68により図6(E)のようにセカンダリディスク装置32に残っていたライト抜けが解消され、プライマリディスク装置30とセカンダリディスク装置32のデータは同一位置で全て同一データとなる冗長構成の状態に回復させることができる。
図7は、図3のデバイスアダプタ24−1、24−2に設けているパトロール処理部34−1、34−2によるパトロール処理のフローチャートである。図7において、パトロール処理は中央処理モジュール22−1からのパトロール実行コマンドを受けて起動する。パトロール実行コマンドの発行タイミングは装置の起動時など適宜のタイミングで行なわれる。
図7において、ステップS1でデバイスアダプタに設けている構成テーブルからパトロール対象のディスク装置と論理ブロックアドレスを取得する。構成テーブルには予めデバイスアダプタの配下となるディスク装置及びパトロール対象となる論理ブロックアドレスのエリアが登録されている。
次にステップS2で論理ブロックアドレス単位にデバイスアダプタ上のバッファにブロックデータを読み込んでチェックコードをチェックする。このチェックによりステップS3でエラー検出が行なわれるとステップS6に進み、中央処理モジュールに対しエラー通知を行なってパトロール処理を中止する。
ステップS3でエラー検出がなければステップS4に進み、構成テーブルの進捗論理ブロックアドレスをセットした後、ステップS5でパトロール対象となった全ディスク装置のパトロール終了の有無をチェックし、パトロールが終了であればステップS7で中央処理モジュールに終了通知を行なった後に処理を終了する。
図8は、図3の中央処理モジュール22−1による本発明のエラーリカバリ処理のフローチャートである。このエラーリカバリ処理はデバイスアダプタのパトロール処理によるエラー通知を受けて起動する。
エラーリカバリ処理が起動するとステップS1でエラー通知の内容からリカバリ可能なエラーか否かチェックする。パトロール処理は主に媒体欠陥の存在の有無を確認する処理であることから、もしエラー内容が媒体欠陥であった場合にはリカバリ不可能であることから処理を中止する。
リカバリ可能なエラーで有った場合にはステップS2に進み、正常ディスク装置におけるエラー箇所に対応したアドレスのデータをキャッシュ上に読み込みデバイスアダプタに対し、エラーを検出したディスク装置に対するリカバリコマンドを発行することで正常ディスク装置から読み込んだデータをエラーディスク装置に書き込んでエラーを解消する。
続いてステップS3でリカバリ正常終了を判別するとステップS4に進み、エラー内容がブロックデータの順番を示す識別子でブロックIDエラーか否かチェックする。ブロックIDエラーであった場合にはステップS5に進み、エラーと判別したブロックIDが示す正しい論理ブロックアドレスを検索し、ステップS6で検索した論理ブロックアドレスにおける正常ディスク装置とエラーディスク装置のデータを読み出して比較する。
ステップS7で比較したデータが不一致であればエラー論理ブロックアドレスにライト抜けがあると判断し、ステップS8で正常ディスク装置から正しいデータを読み込んでキャッシュ上に展開した後、エラー側のデバイスアダプタに対しエラーディスクのリカバリコマンドを発行してライト向けと判定されたアドレス位置に正しいブロックデータを書き込んで冗長構成を回復させる。
また本発明はディスクアレイサブシステムに設けたコンピュータで実行されるディスクアレイ制御プログラムを提供するものであり、このディスクアレイ制御プログラムは図8のエラーリカバリ処理のフローチャートに従った処理を実行する。
また本発明のディスクアレイ制御プログラムは図3に示した中央処理モジュール22−1のプロセッサ36により実行される。プロセッサ36により実現されるコンピュータのハードウェア資源としてはCPU、RAM、ハードディスクドライブなどを備える。ハードディスクドライブに本発明の第1リカバリ処理部40及び第2リカバリ処理部42を実行するディスクアレイ制御プログラムをローディングしており、コンピュータの起動時にハードウェアドライブからプログラムを読み出してRAM上に展開し、CPUにより実行することになる。
なお、本発明はその目的と利点を損なわない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態における数値による限定は受けない。
ここで本発明の特徴を列挙すると次の付記のようになる。
(付記)
(付記1)
冗長構成をもつ複数のディスク装置を設けたディスクアレイシステムに対する上位装置からの入出力要求を処理するディスクアレイ制御装置のコンピュータに、
前記ディスク装置のパトロール処理で検出されたエラー通知を受けた際に、正常ディスク装置からエラー箇所に対応するデータを読出してエラーディスク装置に書き込んでエラーを解消する第1リカバリ処理ステップと、
前記エラー通知の内容がデータの書込順を示す識別子の異常であることを判別した場合、前記識別子の示す正しい書込アドレスを検索してエラーディスク装置と正常ディスク装置のデータをと比較し、不一致の場合にライト抜けと判断して正常ディスク装置から読出したデータをエラーディスク装置に書き込んでライト抜けを解消する第2リカバリ処理ステップと、
を実行させることを特徴とするディスクアレイ制御プログラム。(1)
(付記2)
付記1記載のディスクアレイ制御プログラムに於いて、
前記エラー通知は、前記磁気ディスク装置に論理ブロックアドレス単位に書き込まれた巡回冗長検査コード、ブロックID及びデータから構成されたブロックデータを読み出して前記巡回検査コードとブロックIDをチェックして検出したエラー内容であり、
前記第2リカバリステップは、前記エラー通知の内容が前記ブロックIDの異常を示すエラーであることを判別した場合、前記ブロックIDの示す正しい論理ブロックアドレスを検索してエラーディスク装置と正常ディスク装置のデータを比較し、不一致の場合にライト抜けと判断して正常ディスク装置から読出したデータをエラーディスク装置に書き込んでライト抜けを解消することを特徴とするディスクアレイ制御プログラム。(2)
(付記3)
付記1記載のディスクアレイ制御プログラムに於いて、
前記ディスクアレイ制御装置は、前記上位装置を接続するチャネルアダプタ、前記ディスク装置を接続するデバイスアダプタ、及び前記チャネルアダプタとデバイスアダプタの間に位置して前記上位装置からの入出力要求を処理する中央処理モジュールを有し、
前記コンピュータを前記中央処理モジュールに設けたことを特徴とするディスクアレイ制御プログラム。(3)
(付記4)
付記1記載のディスクアレイ制御プログラムに於いて、前記冗長構成のディスク装置は、同一データを同一アドレスに格納したRAIDレベルの冗長構成を備えた一対のディスク装置であることを特徴とするディスクアレイ制御プログラム。(4)
(付記5)
冗長構成をもつ複数のディスク装置を設けたディスクアレイシステムに対する上位装置からの入出力要求を処理するディスクアレイ制御方法に於いて、
前記ディスク装置のパトロール処理で検出されたエラー通知を受けた際に、正常ディスク装置からエラー箇所に対応するデータを読出してエラーディスク装置に書き込んでエラーを解消する第1リカバリ処理ステップと、
前記エラー通知の内容がデータの書込順を示す識別子の異常であることを判別した場合、前記識別子の示す正しい書込アドレスを検索してエラーディスク装置と正常ディスク装置のデーを比較し、不一致の場合にライト抜けと判断して正常ディスク装置から読出したデータをエラーディスク装置に書き込んでライト抜けを解消する第2リカバリ処理ステップと、
を実行させることを特徴とするディスクアレイ制御方法。(5)
(付記6)
付記5記載のディスクアレイ制御方法に於いて、
前記エラー通知は、磁気ディスク装置に論理ブロックアドレス単位に書き込まれた巡回冗長検査コード、ブロックID及びデータから構成されたブロックデータを読み出して前記巡回検査コードとブロックIDをチェックして検出したエラー内容を有し、
前記第2リカバリステップは、前記エラー通知の内容が前記ブロックIDの異常を示すエラーであることを判別した場合、前記ブロックIDの示す正しい論理ブロックアドレスを検索してエラーディスク装置と正常ディスク装置のデータを比較し、不一致の場合にライト抜けと判断して正常ディスク装置から読出したデータをエラーディスク装置に書き込んでライト抜けを解消することを特徴とするディスクアレイ制御方法。(6)
(付記7)
付記5記載のディスクアレイ制御方法に於いて、
前記ディスクアレイシステムは、前記上位装置を接続するチャネルアダプタ、前記ディスク装置を接続するデバイスアダプタ、及び前記チャネルアダプタとデバイスアダプタの間に位置して前記上位装置からの入出力要求を処理する中央処理モジュールを有し、
前記第1リカバリステップ及び第2リカバリステップを前記中央処理モジュールで実行することを特徴とするディスクアレイ制御方法。(7)
(付記8)
付記5記載のディスクアレイ制御方法に於いて、前記冗長構成のディスク装置は、同一データを同一アドレスに格納したRAIDレベルの冗長構成を備えた一対のディスク装置であることを特徴とするディスクアレイ制御方法。
(付記9)
冗長構成をもつ複数のディスク装置を備えたディスクアレイシステムに対する上位装置からの入出力要求を処理するディスクアレイ制御装置に於いて、
前記ディスク装置のパトロール処理で検出されたエラー通知を受けた際に、正常ディスク装置からエラー箇所に対応するデータを読出してエラーディスク装置に書き込んでエラーを解消する第1リカバリ処理部と、
前記エラー通知の内容がデータの書込順を示す識別子の異常であることを判別した場合、前記識別子の示す正しい書込アドレスを検索してエラーディスク装置と正常ディスク装置のデータを比較し、不一致の場合にライト抜けと判断して正常ディスク装置から読出したデータをエラーディスク装置に書き込んでライト抜けを解消する第2リカバリ処理部と、
を備えたことを特徴とするディスクアレイ制御装置。(8)
(付記10)
付記9記載のディスクアレイ制御装置に於いて、
前記上位装置を接続するチャネルアダプタ、前記ディスク装置を接続するデバイスアダプタ、及び前記チャネルアダプタとデバイスアダプタの間に位置して前記上位装置からの入出力要求を処理する中央処理モジュールを有し、
前記第1リカバリ処理部及び第2リカバリ処理部は前記中央処理モジュールに設けられ、
前記磁気ディスク装置は、論理ブロックアドレス単位に、巡回冗長検査コード、ブロックID及びデータから構成されたブロックデータを書き込んでおり、
前記デバイスアダプタは、自己の配下に接続された前記ディスク装置からブロックデータを読み出して前記巡回冗長検査コードとブロックIDをチェックし、エラーを検出した際に前記中央処理モジュールに通知するパトロール処理部を備えたことを特徴とするディスクアレイ制御装置。(9)
(付記11)
付記10記載のディスクアレイ制御装置に於いて、第2リカバリ処理部は、前記エラー通知の内容が前記ブロックIDの異常を示すエラーであることを判別した場合、前記ブロックIDの示す正しい論理ブロックアドレスを検索してエラーディスク装置と正常ディスク装置のデータと比較し、不一致の場合にライト抜けと判断して正常ディスク装置から読出したデータをエラーディスク装置に書き込んでライト抜けを解消することを特徴とするディスクアレイ制御装置。
(付記12)
付記9記載の長ディスクアレイ制御装置に於いて、前記冗長構成のディスク装置は、同一データを同一アドレスに格納したRAIDレベルの冗長構成を備えた一対のディスク装置であることを特徴とするディスクアレイ制御装置。
(付記13)
第一の記憶部と、第二の記憶部と、前記第一および第二の記憶部に接続され、前記第一および第二の記憶部へのデータ入出力を制御する制御部とを備える記憶装置に於いて、
前記記憶部のパトロール処理によりエラーが検出された場合、異常を検出したデータの位置情報に基づいて、第一の記憶部に記憶されたデータと第二の記憶部に記憶されたデータとの比較を行ない、前記比較の結果に基づいて一方の記憶部に記憶されたデータにより他方に記憶されたデータの復元を行うリカバリ処理部を備えることを特徴とする記憶装置。(10)
(付記14)
付記13記載の記憶装置に於いて、
前記制御部は、上位装置を接続するチャネルアダプタ、前記第一の記憶部及び第2の記憶部を接続するデバイススアダプタ、及び前記チャネルアダプタとデバイスアダプタの間に位置して前記上位装置からの入出力要求を処理する中央処理モジュールを有し、
前記リカバリ処理部は前記中央処理モジュールに設けられ、
前記第一の記憶部及び第ニの記憶部は、論理ブロックアドレス単位に、巡回冗長検査コード、ブロックID及びデータから構成されたブロックデータを書き込んでおり、
前記デバイスアダプタは、自己の配下に接続された前記第一の記憶部及び第ニの記憶部からブロックデータを読み出して前記巡回冗長検査コードとブロックIDをチェックし、一方の記憶部からエラーを検出した際に前記中央処理モジュールに通知するパトロール処理部を備えたことを特徴とする記憶装置。
(付記15)
付記13記載の記憶装置に於いて、前記リカバリ処理部は、前記エラー通知の内容が前記ブロックIDの異常を示すエラーであることを判別した場合、前記ブロックIDの示す正しい論理ブロックアドレスを検索してエラーを検出した記憶部と正常な記憶部のデータを比較し、不一致の場合にライト抜けと判断して正常な記憶部から読出したデータをエラーを検出した記憶部に書き込んでライト抜けを解消することを特徴とする記憶装置。
本発明の原理説明図 本発明が適用されるディスクアレイサブシステムのブロック図 RAID1の冗長構成を対象とした本発明によるディスクアレイ制御装置の実施形態のブロック図 図3のディスク装置から読み出されるブロックデータの説明図 プライマリディスク装置とセカンダリディスク装置の同時ライト処理でセカンダリ側にライト異常を生じた説明図 図5のライト異常に対する本発明による2段階のリカバリ処理の説明図 図3のデバイスアダプタによるパトロール処理のフローチャート 図3の中央処理モジュールによる本発明のエラーリカバリ処理のフローチャート 従来のディスクアレイサブシステムの説明図 プライマリディスク装置とセカンダリディスク装置の同時ライト処理でセカンダリ側にライト異常を生じた場合の従来のリカバリ処理の説明図
符号の説明
10:ディスクアレイサブシステム
12:ディスクアレイ制御装置
14−1、14−2:デバイスエンクロージャ
16−1、16−2:ホスト
18−1〜18−4:チャネルアダプタ
20−1〜20−4:ルーター
22−1〜22−4:中央処理モジュール
24−1〜24−4:デバイスアダプタ
26−11〜26−2n:ディスク装置
28:ディスクアレイ
30:プライマリディスク装置
32:セカンダリディスク装置
34−1、34−2:パトロール処理部
36:プロセッサ
38:キャッシュ処理部
40:第1リカバリ処理部
42:第2リカバリ処理部
44:ブロックデータ
46:巡回冗長検査コード(CRCコード)
48:ブロックID(BID)
50:データ領域
52:チェックコード

Claims (9)

  1. 冗長構成をもつ複数のディスク装置を設けたディスクアレイシステムに対する上位装置からの入出力要求を処理するディスクアレイ制御装置のコンピュータに、
    前記ディスク装置のパトロール処理で検出されたエラー通知を受けた際に、正常ディスク装置からエラー箇所に対応するデータを読出してエラーディスク装置の当該エラー箇所
    に書き込んでエラーを解消する第1リカバリ処理ステップと、
    前記エラー通知の内容がデータの書込順を示す識別子の異常であることを判別した場合、前記識別子の示す前記データが書き込まれるべきであった正しい書込アドレスを検索して、当該正しい書込アドレスにおけるエラーディスク装置と正常ディスク装置のデータとを比較し、不一致の場合にライト抜けと判断して正常ディスク装置から読出した当該正しい書込アドレスにおけるデータをエラーディスク装置の当該正しい書込アドレスに書き込んでライト抜けを解消する第2リカバリ処理ステップと、
    を実行させることを特徴とするディスクアレイ制御プログラム。
  2. 請求項1記載のディスクアレイ制御プログラムに於いて、
    前記エラー通知は、前記磁気ディスク装置に論理ブロックアドレス単位に書き込まれた巡回冗長検査コード、ブロックID及びデータから構成されたブロックデータを読み出して前記巡回検査コードとブロックIDをチェックして検出したエラー内容であり、
    前記第2リカバリステップは、前記エラー通知の内容が前記ブロックIDの異常を示すエラーであることを判別した場合、前記ブロックIDの示す正しい論理ブロックアドレスを検索してエラーディスク装置と正常ディスク装置のデータを較し、不一致の場合にライト抜けと判断して正常ディスク装置から読出したデータをエラーディスク装置に書き込んでライト抜けを解消することを特徴とするディスクアレイ制御プログラム。
  3. 請求項1記載のディスクアレイ制御プログラムに於いて、
    前記長ディスクアレイ制御装置は、前記上位装置を接続するチャネルアダプタ、前記ディスク装置を接続するデバイスアダプタ、及び前記チャネルアダプタとデバイスアダプタの間に位置して前記上位装置からの入出力要求を処理する中央処理モジュールを有し、
    前記コンピュータを前記中央処理モジュールに設けたことを特徴とするディスクアレイ制御プログラム。
  4. 請求項1記載のディスクアレイ制御プログラムに於いて、前記冗長構成のディスク装置は、同一データを同一アドレスに格納したRAIDレベルの冗長構成を備えた一対のディスク装置であることを特徴とするディスクアレイ制御プログラム。
  5. 冗長構成をもつ複数のディスク装置を設けたディスクアレイシステムに対する上位装置からの入出力要求を処理するディスクアレイ制御方法に於いて、
    前記ディスク装置のパトロール処理で検出されたエラー通知を受けた際に、正常ディスク装置からエラー箇所に対応するデータを読出してエラーディスク装置の当該エラー箇所に書き込んでエラーを解消する第1リカバリ処理ステップと、
    前記エラー通知の内容がデータの書込順を示す識別子の異常であることを判別した場合、前記識別子の示す前記データが書き込まれるべきであった正しい書込アドレスを検索して、当該正しい書込アドレスにおけるエラーディスク装置と正常ディスク装置のデータとを比較し、不一致の場合にライト抜けと判断して正常ディスク装置から読出した当該正しい書込アドレスにおけるデータをエラーディスク装置の当該正しい書込アドレスに書き込んでライト抜けを解消する第2リカバリ処理ステップと、
    を実行させることを特徴とするディスクアレイ制御方法。
  6. 請求項5記載のディスクアレイ制御方法に於いて、
    前記エラー通知は、磁気ディスク装置に論理ブロックアドレス単位に書き込まれた巡回冗長検査コード、ブロックID及びデータから構成されたブロックデータを読み出して前記巡回検査コードとブロックIDをチェックして検出したエラー内容を有し、
    前記第2リカバリステップは、前記エラー通知の内容が前記ブロックIDの異常を示すエラーであることを判別した場合、前記ブロックIDの示す正しい論理ブロックアドレスを検索してエラーディスク装置と正常ディスク装置のデータを比較し、不一致の場合にライト抜けと判断して正常ディスク装置から読出したデータをエラーディスク装置に書き込んでライト抜けを解消することを特徴とするディスクアレイ制御方法。
  7. 請求項5記載のディスクアレイ制御方法に於いて、
    前記ディスクアレイシステムは、前記上位装置を接続するチャネルアダプタ、前記ディスク装置を接続するデバイスアダプタ、及び前記チャネルアダプタとデバイスアダプタの間に位置して前記上位装置からの入出力要求を処理する中央処理モジュールを有し、
    前記第1リカバリステップ及び第2リカバリステップを前記中央処理モジュールで実行することを特徴とするディスクアレイ制御方法。
  8. 冗長構成をもつ複数のディスク装置を備えたディスクアレイシステムに対する上位装置からの入出力要求を処理するディスクアレイ制御装置に於いて、
    前記ディスク装置のパトロール処理で検出されたエラー通知を受けた際に、正常ディスク装置からエラー箇所に対応するデータを読出してエラーディスク装置の当該エラー箇所に書き込んでエラーを解消する第1リカバリ処理部と、
    前記エラー通知の内容がデータの書込順を示す識別子の異常であることを判別した場合、前記識別子の示す前記データが書き込まれるべきであった正しい書込アドレスを検索して、当該正しい書込アドレスにおけるエラーディスク装置と正常ディスク装置のデータとを比較し、不一致の場合にライト抜けと判断して正常ディスク装置から読出した当該正しい書込アドレスにおけるデータをエラーディスク装置の当該正しい書込アドレスに書き込んでライト抜けを解消する第2リカバリ処理部と、
    を備えたことを特徴とするディスクアレイ制御装置。
  9. 請求項8記載のディスクアレイ制御装置に於いて、
    前記上位装置を接続するチャネルアダプタ、前記ディスク装置を接続するデバイスアダプタ、及び前記チャネルアダプタとデバイスアダプタの間に位置して前記上位装置からの入出力要求を処理する中央処理モジュールを有し、
    前記第1リカバリ処理部及び第2リカバリ処理部は前記中央処理モジュールに設けられ、
    前記磁気ディスク装置は、論理ブロックアドレス単位に、巡回冗長検査コード、ブロックID及びデータから構成されたブロックデータを書き込んでおり、
    前記デバイスアダプタは、自己の配下に接続された前記ディスク装置からブロックデータを読み出して前記巡回冗長検査コードとブロックIDをチェックし、エラーを検出した際に前記中央処理モジュールに通知するパトロール処理部を備えたことを特徴とするディスクアレイ制御装置。
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