JP2003316527A - 外部記憶装置におけるデータの整合性保証チェック方式 - Google Patents
外部記憶装置におけるデータの整合性保証チェック方式Info
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- JP2003316527A JP2003316527A JP2002124653A JP2002124653A JP2003316527A JP 2003316527 A JP2003316527 A JP 2003316527A JP 2002124653 A JP2002124653 A JP 2002124653A JP 2002124653 A JP2002124653 A JP 2002124653A JP 2003316527 A JP2003316527 A JP 2003316527A
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Abstract
て書き込み処理中に、何らかの原因によって発生した論
理ブロック丸毎のデータ書き込み抜けについて、データ
の読み出し処理の際に各論理ブロックに付加された付加
情報に基づいて検知すること。 【解決手段】 書き込み処理にて、各論理ブロック毎に
Start/End識別フラグ及び論理ブロックデータ
の更新情報となる履歴情報を付加し、読み出し処理にて
連続する前後の論理ブロックに付加されたStart/
End識別フラグ及び履歴情報との関連性チェックを行
うことにより、新データまたは旧データの判定を行う。
Description
タから外部記憶装置に転送されたデータの整合性を保証
する保証チェック方式に関し、特に、外部記憶装置への
データが、連続する複数の論理ブロック数に亘って書き
込まれるデータ書き込みにおけるデータ整合性の保証チ
ェック方式に関する。
からのデータの書き込み及び読み出しを行う際のデータ
チェックは、各論理ブロックの最小単位毎のデータ内に
何らかの原因で異常が発生した場合の為に、そのデータ
の整合性を保証する為の機能であるCRCデータとEC
Cデータの付加及びチェック機能と、論理ブロックデー
タを目的でない間違った論理ブロック記憶位置(アドレ
ス)へ書き込みを行った場合の読み出し時の記憶位置
(アドレス)チェック付加及びチェック機能と、によっ
て、データの整合性の保証を行っている。
ては、1つの論理ブロックを複数のデータブロックに分
割して対応する複数のディスク装置に同時に書き込む方
式において、分割した全てのデータブロックに対して、
当該論理ブロック内の順番と更新/未更新の状態を読み
出し時にチェックをできるようにして、上位装置に誤っ
たデータが転送されるのを防ぐ技術が開示されている。
記載の技術は、ディスク装置から読み出すべきデータを
不揮発性メモリ上の書き込みバッファの空領域に物理的
に連続したブロック単位に分割して詰めて格納する方式
を採用するものであり、ホストからの要求データが複数
の論理ブロックに分割されるという課題を解決してい
る。この公報では、揮発性メモリに、書き込みの時間的
順序を維持するためのタイムスタンプが設けられ、この
タイムスタンプはホストシステムからの書き込みデータ
が実際にディスク装置に書き込まれるときに付加される
情報であり、書き込まれる毎にタイムスタンプはインク
リメントされて、ディスク上の書き込み順序の判定処理
のみに使用されるものである。
には、読み出し処理の際に、読み出し論理ブロックに付
加されている履歴情報と、外部記憶装置が管理する全て
の論理ブロック毎の履歴情報を管理しているエリア中の
当該論理ブロック位置の履歴情報との比較を行い、履歴
情報が一致すればデータの読み出しを行い、履歴情報が
不一致であれば旧データの読み出しによるデータ障害の
抑止を行うことが開示されている。
技術では、ホストコンピュータからの書き込み処理中に
何らかの原因によって発生した論理ブロック丸毎のデー
タ書き込み抜けに対する読み出し処理でのチェック機能
は無い。即ち、目的論理ブロックへの新データ書き込み
に失敗した場合、書き込みに失敗しているにも関わらず
前回の書き込み処理にて旧データを新データに更新され
ているものと判断する。そうすると、次回の論理ブロッ
クデータの読み出し時にて行われる従来技術であるチェ
ック機能(CRCデータ、ECCデータ、LBA(Logic
al Block Adress)データ)では、当該論理ブロック毎の
データが旧データ・新データであるかの判断を行う機能
は無く、ホストコンピュータに対して更新されていない
旧データを正しいデータとしホストコンピュータへ転送
する処理であった。
の技術では、書き込み処理中に何らかの原因によって発
生した外部記憶装置の取り扱い最小単位毎の論理ブロッ
ク丸毎のデータ書き込み抜けに対して、読み出し処理の
際に連続する前後の論理ブロックとの関連性チェックに
てデータ書き込み抜けを検出する技術ではない。
は、メインメモリ上に作成した変換マップによって論理
アドレスタグ内の各論理アドレスに付いて、有効データ
を指示している変換マップのタイムスタンプとそのスト
ライプのタイムスタンプとを比較し、値が小さいブロッ
クを無効ブロックと判定することができる旨が記載され
ているが、これはディスク上への書込処理の技術であ
り、論理ブロック丸ごとのデータ書き込み抜けのチェッ
ク方式に関するものではない。
によると、各論理ブロックへの履歴情報の付加に加え
て、全ての論理ブロック毎の履歴情報を管理しているエ
リア中の履歴情報を更新する必要があるというデメリッ
トが発生する。また、当該エリア中の履歴情報が何等か
の原因で破壊された場合等には回復することができず履
歴情報チェックが不可能となる虞がある。
外部記憶装置に対して書き込み処理中に、何らかの原因
によって発生した論理ブロック丸毎のデータ書き込み抜
けについて、データの読み出し処理の際に各論理ブロッ
クに付加された付加情報に基づいて検知すること、ま
た、この検知によって旧データをホストコンピュータに
転送せずにデータ不正の発生を報告する高速且つ安価な
システムを提供することにある。
に、本発明は主として次のような構成を採用する。ホス
トコンピュータとインタフェースを介して接続されたド
ライブ制御装置と、前記ドライブ制御装置とインタフェ
ースを介して接続されてデータを記憶するディスク装置
と、を備えた外部記憶装置であって、1以上の論理ブロ
ックに連続してデータの書き込みを行う際に、データ書
き込みの先頭論理ブロックにスタート識別フラグを付加
し、データ書き込みの最終論理ブロックにエンド識別フ
ラグを付加し、論理ブロック毎に論理ブロックデータの
更新情報となる履歴情報を付加する外部記憶装置。
スを介して接続されたドライブ制御装置と、前記ドライ
ブ制御装置とインタフェースを介して接続されてデータ
を記憶するディスク装置と、を備えた外部記憶装置であ
って、データ書き込みの先頭論理ブロックを表すスター
ト識別フラグ、データ書き込みの最終論理ブロックを表
すエンド識別フラグ、及び論理ブロック毎に論理ブロッ
クデータの更新情報を表す履歴情報を付加された論理ブ
ロックデータの読み出しを行う際に、前記スタート識別
フラグ、前記エンド識別フラグ、及び履歴情報の関連を
チェックすることによって、前記論理ブロック毎のデー
タ抜けを検出する外部記憶装置。
装置におけるデータ整合性の保証チェック方式につい
て、図1〜図7を参照しながら以下詳細に説明する。図
1は、本発明の実施形態に係る外部記憶装置の全体構成
を示すブロック図である。図1において、100はホス
トコンピュータ、101は外部記憶装置を示し、ホスト
コンピュータ100および外部記憶装置101はインタ
フェースバス111を介し接続される。また、107は
ディスク装置を示し、ドライブ制御装置102およびデ
ィスク装置107はドライブインタフェースバス112
を介し接続される。即ち、外部記憶装置101は、ドラ
イブ制御装置102とディスク装置107を備えてい
る。
毎の記憶位置(アドレス)及びデータの情報を基にCR
Cデータの生成を行うCRCデータ生成回路103と、
CRCデータを基に記憶位置(アドレス)及びデータの
整合性保証チェックを行うCRCデータチェック回路1
10と、データ、CRCデータ構成を一時的に格納する
バッファ104と、論理ブロック毎にStart/En
d識別フラグ及び履歴情報の付加を行う識別履歴付加回
路105と、Start/End識別フラグ及び履歴情
報を基に関連性チェックを行う識別履歴チェック回路1
09と、データ、CRCデータ、Start/End識
別フラグ及び履歴情報を基にECCデータの生成を行う
ECCデータ生成回路106と、ECCデータを基にデ
ータ、CRCデータ、Start/End識別フラグ及
び履歴情報のデータ整合性保証チェックを行うECCデ
ータチェック回路108と、によって構成されている。
スク装置107に対しての論理ブロックデータの書き込
み処理の流れについて説明する。ホストコンピュータ1
00からインタフェースバス111を介して転送された
論理ブロックデータは、ドライブ制御装置102内部に
てCRCデータ生成回路103を介し記憶位置(アドレ
ス)及びデータを基にCRCデータの生成及び付加を行
い、データ、CRCデータ構成の論理ブロックデータと
なる。CRCデータ生成回路103を介した論理ブロッ
クデータは一時的にバッファ104へ格納される。
タは識別履歴付加回路105を介して、ホストコンピュ
ータ100から連続する複数の論理ブロックデータを書
き込む場合には、先頭論理ブロックにStart識別フ
ラグ付加及び最終論理ブロックにEnd識別フラグ付
加、及び各論理ブロック毎に履歴情報の付加を行い、ま
た、外部記憶装置の取り扱い最小単位毎の論理ブロック
データを書き込む場合には、Start識別フラグ及び
End識別フラグの付加、及び履歴情報の付加を行う。
ックデータは、ECCデータ生成回路106にてCRC
データ生成回路103で生成されたCRCデータを基
に、CRCデータチェックを行って、この結果、CRC
エラーでなければ、データ、CRCデータ、Start
/End識別フラグ及び履歴情報を基に、ECCデータ
の生成及び付加を行い、データ及びCRCデータ及びS
tart/End識別フラグ及び履歴情報構成の論理ブ
ロックデータをディスク装置107へ書き込む処理を行
う。
ピュータ100に対しての論理ブロックデータの読み出
し処理の流れについて説明する。まず、ディスク装置1
07からドライブインタフェースバス112を介して転
送された論理ブロックデータは、ドライブ制御装置10
2内部にてECCデータチェック回路108を介し論理
ブロックデータに付加されているECCデータを基に論
理ブロックデータの整合性保証チェックを行う。
Cエラーでなければ、識別履歴チェック回路109を介
し論理ブロックデータに付加されているStart/E
nd識別フラグ及び履歴情報を基に、連続する前後の論
理ブロックに付加されているStart/End識別フ
ラグ及び履歴情報によりデータの整合性のチェック処理
を行う(このチェック処理は本発明の特徴を表すもので
あるので、その詳細については後述する)。
した論理ブロックデータは、一時的にバッファ104へ
格納され、バッファ104を介した論理ブロックデータ
は、CRCデータチェック回路110を介しCRCデー
タを基に論理ブロックデータの整合性保証チェックを行
う。CRCデータチェック回路110にてCRCエラー
でなければ論理ブロックデータをホストコンピュータ1
00に転送する。
おける、Start/End識別フラグ及び履歴情報の
付加方法について、図2のフローチャートを用いて説明
する。この付加方法の具体例については、図5の説明に
おいて詳述する。
命令(ステップ200)後、書き込み処理毎の履歴情報
となる履歴情報更新(ステップ201)を行い、バッフ
ァ104より先頭論理ブロックデータ読み込み(ステッ
プ202)を行う。その後、当該論理ブロックは先頭ブ
ロックのためStart識別フラグの付加(ステップ2
03)を行い、また履歴情報の付加(ステップ204)
を行う。
該論理ブロックが最終論理ブロックであるかの最終論理
ブロック判定(ステップ205)を実施する。最終論理
ブロック判定(ステップ205)にて当該論理ブロック
が最終論理ブロックと判断された場合には、当該論理ブ
ロックにEnd識別フラグを付加(ステップ208)
し、ホストコンピュータ100からの論理ブロックデー
タの書き込み(ステップ209)を実施して処理を終了
する。
05)により最終論理ブロックでないと判断された場合
は、当該論理ブロックデータの書き込み(ステップ20
6)を実施後、バッファ104からの次論理ブロックデ
ータ読み込み(ステップ207)を行い処理を繰り返し
実施する。なお、ホストコンピュータ100からの書き
込み処理判定(ステップ200)にて書き込み処理以外
と判断された場合には、書き込み処理以外(ステップ2
10)の処理を実施する。
おける、識別履歴チェック回路での関連性チェック方法
について、図3のフローチャートを用いて説明する。こ
の関連性チェック方法の具体例については、図5及び図
6の説明において詳述するので、この詳述説明をも併せ
て参照のこと。
令(ステップ300)後、読み出し命令時の論理ブロッ
クサイズ取得(ステップ301)し、先頭論理ブロック
データ読み込み(ステップ302)を行う。その後、先
頭論理ブロックに付加されているStart/End識
別フラグ及び履歴情報取得(ステップ303)し、先頭
論理ブロックより取得したStart/End識別フラ
グ及び履歴情報をR0エリア(比較元付加情報格納する
エリア)(ステップ304)へ格納する。
る為に論理ブロックサイズ−1(ステップ305)を行
い、残論理ブロックサイズ判定(ステップ306)にて
残論理ブロックサイズが0と判断された場合には、残論
理ブロックデータが無いと判断され処理を終了する。
プ306)にて残論理ブロックサイズが0でないと判断
された場合には、次論理ブロックデータ読み込み(ステ
ップ307)を行い、当該論理ブロックに付加されてい
るStart/End識別フラグ及び履歴情報取得(ス
テップ308)し、当該論理ブロックより取得したSt
art/End識別フラグ及び履歴情報をR1エリア
(比較対象付加情報格納するエリア)(ステップ30
9)へ格納する。
格納するエリア)(ステップ304)に格納されている
End識別フラグ及びR1エリア(比較対象付加情報格
納するエリア)(ステップ309)へ格納されているS
tart識別フラグを基に、R0エリア(比較元付加情
報格納するエリア)(ステップ304)格納End識別
フラグ及び、R1エリア(比較対象付加情報格納するエ
リア)(ステップ309)格納Start識別フラグの
設定状態判定(ステップ310)を実施する。
エリア(比較元付加情報格納するエリア)(ステップ3
04)格納End識別フラグまたは、R1エリア(比較
対象付加情報格納するエリア)(ステップ309)格納
Start識別フラグのどちらか一方でも設定されてい
る場合(次論理ブロックにStart識別フラグ設定状
態では、当該論理ブロックデータ書き込み処理より後に
別の書き込み処理にてその記憶位置(アドレス)からの
論理ブロックデータの書き込み処理を実施していると判
断でき、また当該論理ブロックのEnd識別専用フラグ
設定状態では、次論理ブロックデータは当該論理ブロッ
クより以前に書き込み処理を実施したと判断されデータ
の整合性の保証をする必要がない為、履歴情報のチェッ
クを行う必要はない。これについては、図5及び図6の
説明参照)には、R0エリア(比較元付加情報格納する
エリア)へR1エリア(比較対象付加情報格納するエリ
ア)情報を格納(ステップ311)し、残論理ブロック
サイズ分の処理を繰り返し実施する。
るエリア)(ステップ304)格納End識別フラグ及
び、R1エリア(比較対象付加情報格納するエリア)
(ステップ309)格納Start識別フラグの両方と
もが設定されてない場合には、R0エリア(比較元付加
情報格納するエリア)(ステップ304)に格納されて
いる履歴情報とR1エリア(比較対象付加情報格納する
エリア)(ステップ309)に格納されている履歴情報
の履歴情報比較(ステップ312)を実施する。
情報が一致した場合は、前論理ブロックデータと当該論
理ブロックデータのデータの整合性は正しいと判断され
次に続く残論理ブロック分の処理を繰り返し実施する。
また、R0エリア(比較元付加情報格納するエリア)
(ステップ304)に格納されている履歴情報とR1エ
リア(比較対象付加情報格納するエリア)(ステップ3
09)に格納されている履歴情報の履歴情報が不一致と
なった場合には、前論理ブロックデータと当該論理ブロ
ックデータのデータの整合性は正しくないと判断され、
データ不正発生となる。なお、ホストコンピュータ10
0からの読み出し処理判定(ステップ300)にて読み
出し処理以外と判断された場合には、読み出し処理以外
(ステップ313)の処理を実施する。
タ100に対してデータの整合性不正が発生したことを
専用のエラーコード用いてホストコンピュータ100へ
報告される。
ク装置107への書き込み及び読み出しを行う論理ブロ
ック400の構成図であり、401はStart/En
d識別フラグ及び履歴情報部、402はデータ部、40
3はCRCデータ部、404はECCデータ部を示して
いる。
t/End識別フラグ及び履歴情報付加機能を用いて論
理ブロックデータの書き込み及び読み出しを実施した具
体例を基に説明を行う。
続する複数の論理ブロック及び最小単位毎の論理ブロッ
クデータの書き込み処理の成功例を表した図である。ホ
ストコンピュータ100からの連続する複数の論理ブロ
ックデータ書き込み処理にて、記憶位置(アドレス)
0(500)の論理ブロックにStart識別フラグ付
加及び記憶位置(アドレス)9(509)の論理ブロッ
クにEnd識別フラグ付加且つ、記憶位置(アドレス)
0(500)から9(509)までの論理ブロックに履
歴情報0の付加を実施する。
理と同様の処理を実施しStart/End識別専用
フラグ及び履歴情報(書き込み処理毎に更新される)を
付加する。書き込み処理においては、論理ブロックの
最小単位での論理ブロックデータの書き込み処理では、
記憶位置(アドレス)4(504)の論理ブロックにS
tart識別フラグ付加及びEnd識別フラグ付加且
つ、履歴情報3の付加を実施する。
論理ブロックデータ読み出し処理にて、記憶位置(ア
ドレス)0(500)から9(509)の読み出し処理
を行う際に各論理ブロックに付加されたStart/E
nd識別フラグ及び履歴情報を基に識別履歴付加チェッ
ク回路にてデータの整合性が保証された為、ホストコン
ピュータ100からの要求分の論理ブロックデータを転
送した。
いて、具体的に述べると、読み出し処理について、S
を付されたアドレス502は、1つ前の論理ブロック
(アドレス501)の履歴情報とのチェックは不要であ
るが(一致する必要がない)、次の論理ブロック(アド
レス503)の履歴情報とは一致する必要がある。ま
た、Eを付されたアドレス508は、1つ前の論理ブロ
ック(アドレス507)の履歴情報と一致する必要があ
り、次の論理ブロック(アドレス509)の履歴情報と
チェックは不要である(一致する必要がない)。
続する複数の論理ブロック及び最小単位毎の論理ブロッ
クデータの書き込み処理失敗例を表した図である。ホス
トコンピュータ100からの連続する複数の論理ブロッ
クデータ書き込み処理においては、記憶位置(アドレ
ス)0(600)の論理ブロックにStart識別フラ
グ付加及び記憶位置(アドレス)9(609)の論理ブ
ロックにEnd識別フラグ付加且つ、記憶位置(アドレ
ス)0(600)から9(609)までの論理ブロック
に履歴情報0の付加を実施する。書き込み処理におい
て、記憶位置(アドレス)2(602)から5(60
5)の論理ブロックデータの書き込み処理は問題なく実
施されたが、何らかの原因によって記憶位置(アドレ
ス)3(603)の論理ブロック丸毎のデータ書き込み
抜けが発生していた。
対しての論理ブロックデータ読み出し処理にて、記憶
位置(アドレス)0(600)から9(609)の読み
出し処理を行う際に各論理ブロックに付加されたSta
rt/End識別フラグ及び履歴情報を基に識別履歴付
加チェック回路にてデータの整合性のチェックを行う
が、記憶位置(アドレス)2(602)から3(60
3)の読み出し処理時にて記憶位置(アドレス)2(6
02)に対して記憶位置(アドレス)3(603)の論
理ブロックにはStart識別フラグが付加されてなく
且つ、記憶位置(アドレス)2(602)の論理ブロッ
クにEnd識別フラブが付加されていないにも関わら
ず、記憶位置(アドレス)2(602)及び記憶位置
(アドレス)3(603)の論理ブロックに付加されて
いる履歴情報が一致していないことにより旧データが存
在することを発見することができ、且つホストコンピュ
ータ100に対する論理ブロックデータ(旧データ)の
読み出しを停止することが可能となる。
続する複数の論理ブロックデータのずれ書き込み処理例
を表した図である。ホストコンピュータ100からの連
続する複数の論理ブロックデータ書き込み処理におい
ては、記憶位置(アドレス)0(700)の論理ブロッ
クにStart識別フラグ付加及び記憶位置(アドレ
ス)9(709)の論理ブロックにEnd識別フラグ付
加且つ、記憶位置(アドレス)0(709)から9(7
09)までの論理ブロックに履歴情報0の付加を実施す
る。
レス)0(700)から9(709)の論理ブロックデ
ータの書き込み処理は問題なく実施されたが、記憶位置
(アドレス)3(703)から記憶位置(アドレス)5
(705)の論理ブロック丸毎のデータずれ書き込みが
発生していた。
対しての論理ブロックデータ読み出し処理にて、記憶
位置(アドレス)0(709)から9(709)の読み
出し処理を行う際に各論理ブロックに付加されたSta
rt/End識別専用フラグ及び履歴情報を基に識別履
歴付加チェック回路にてデータの整合性のチェックを行
う。
2)から3(703)の読み込み処理時にて記憶位置
(アドレス)2(702)に対して記憶位置(アドレ
ス)3(703)の論理ブロックにはStart識別フ
ラグが付加されてなく且つ、記憶位置(アドレス)2
(702)の論理ブロックにEnd識別フラブが付加さ
れていないにも関わらず、記憶位置(アドレス)2(7
02)及び記憶位置(アドレス)3(703)の論理ブ
ロックに付加されている履歴情報が一致していないこと
により旧データが存在することを発見することができ、
且つホストコンピュータ100に対する論理ブロックデ
ータ(旧データ)の読み出しを停止することが可能とな
る。なお、旧データ発生による読み出し処理停止を行っ
た場合には、専用のエラーコードにてホストコンピュー
タ100に報告する。
スク装置107に対して、ホストコンピュータからの論
理ブロックデータの書き込み及び読み出し処理にて実施
するStart/End識別フラグ及び履歴情報の付加
及びチェックの動作設定切り替えを可能とする。
を備えた外部記憶装置は、ディスク装置として磁気ディ
スク装置が一般的であるが、これに限らずデータの書き
込み/読み出し処理を行う全ての記憶装置に適用可能な
ものである。
は、次のような構成、機能乃至作用を備えるものを含
む。即ち、ホストコンピュータから外部記憶装置に対し
て書き込み処理中に、何らかの原因によって発生した論
理ブロック丸毎のデータ書き込み抜けを、ホストコンピ
ュータへのデータの読み出し処理の際に各論理ブロック
に付加されているStart/End識別フラグ及び履
歴情報を基に連続する前後の論理ブロックとの関連性チ
ェックにて、旧データ(新データへの更新失敗状態)を
ホストコンピュータに対して転送せず、データ不正が発
生したことを専用のエラーコードにてホストコンピュー
タに対して報告するものである。
外部記憶装置の取り扱い最小単位が記憶位置(アドレ
ス)毎に決められ且つ一度に書き込みを行うサイズが変
化する論理ブロックのデータの書き込みを許容する外部
記憶装置において、ホストコンピュータからの連続する
複数または最小単位毎の論理ブロックデータの書き込み
を行う際に、先頭論理ブロック及び最終論理ブロックに
各々Start/End識別フラグの付加及び各論理ブ
ロック毎に履歴情報の付加を行う。
フラグ及び履歴情報を論理ブロックに付加することによ
り、ホストコンピュータへのデータ読み出し処理にて、
書き込み処理が何らかの原因により途中で中断された箇
所を含むエリアを読み出す際に、各論理ブロック毎に付
加している履歴情報との関連性チェックを行い履歴が一
致しない論理ブロックは旧データと判断しホストコンピ
ュータへのデータ転送を抑止することが出来る。
々の機能の特徴は、Start識別フラグが設定されて
いる論理ブロックは、1つ前の論理ブロックに付加され
ている履歴情報とは一致する必要がないが次論理ブロッ
クに付加されている履歴情報とは一致しなければならな
い。また、End識別フラグが設定されている論理ブロ
ックは、1つ前の論理ブロックに付加されている履歴情
報とは一致なければならないが次論理ブロックに付加さ
れている履歴情報とは一致する必要がない。
る複数または最小単位毎の論理ブロックデータの読み出
しを行う場合には、データの書き込み時に論理ブロック
に付加されたStart/End識別フラグ及び履歴情
報を基に連続する前後の論理ブロックに付加されている
Start/End識別フラグ及び履歴情報との関連性
チェックを行うことにより、論理ブロックデータに対す
るデータの整合性を保証することが出来る。
理ブロックに付加されるStart/End識別フラグ
は、1つの書き込み処理毎に付加されることにより、1
つの書き込み処理にて更新されたデータの範囲を識別で
き、また書き込み処理時に全ての論理ブロックに付加さ
れる履歴情報は、1つの書き込み処理毎に更新及び付加
することにより、どの書き込み処理にて書き込まれたデ
ータかを読み出し時に識別することが出来る。
る際の先頭ブロックにStart識別フラグ付加、最終
ブロックにEnd識別フラグ付加及び各論理ブロック毎
に履歴情報を付加しても良いし、ホストコンピュータか
らの論理ブロックデータへの書き込み処理にて、Sta
rt/End識別専用フラグ及び履歴情報の付加動作を
切り替え可能としても良く、更に、ホストコンピュータ
からの論理ブロックデータの読み込み処理にて、Sta
rt/End識別フラグ及び履歴情報の関連性チェック
動作を切り替え可能としても良い。
記憶装置によれば、書き込み処理時に何らかの原因によ
り論理ブロック丸毎データ書き込み抜け(新データへの
更新失敗状態)が発生している場合には、読み出し処理
時に各論理ブロック毎に付加されているStart/E
nd識別フラグ及び履歴情報をチェックすることによ
り、高速且つ、安価にホストコンピュータへの旧データ
転送を抑止することが可能となり、外部記憶装置の論理
ブロックデータの整合性を保証することが可能となっ
た。
成を示すブロック図である。
み処理におけるStart/End識別フラグ及び履歴
情報の付加方法を示すフローチャートである。
し処理における識別履歴チェック回路での関連性チェッ
ク方法を示すフローチャートである。
を示す図である。
み出し処理の成功した具体例を示す図である。
生後の読み出し処理停止の具体例を示す図である。
生後の読み出し処理停止の具体例を示す図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 ホストコンピュータとインタフェースを
介して接続されたドライブ制御装置と、前記ドライブ制
御装置とインタフェースを介して接続されてデータを記
憶するディスク装置と、を備えた外部記憶装置であっ
て、 1以上の論理ブロックに連続してデータの書き込みを行
う際に、データ書き込みの先頭論理ブロックにスタート
識別フラグを付加することを特徴とする外部記憶装置。 - 【請求項2】 ホストコンピュータとインタフェースを
介して接続されたドライブ制御装置と、前記ドライブ制
御装置とインタフェースを介して接続されてデータを記
憶するディスク装置と、を備えた外部記憶装置であっ
て、 1以上の論理ブロックに連続してデータの書き込みを行
う際に、データ書き込みの最終論理ブロックにエンド識
別フラグを付加することを特徴とする外部記憶装置。 - 【請求項3】 ホストコンピュータとインタフェースを
介して接続されたドライブ制御装置と、前記ドライブ制
御装置とインタフェースを介して接続されてデータを記
憶するディスク装置と、を備えた外部記憶装置であっ
て、 1以上の論理ブロックに連続してデータの書き込みを行
う際に、論理ブロック毎に論理ブロックデータの更新情
報となる履歴情報を付加することを特徴とする外部記憶
装置。 - 【請求項4】 ホストコンピュータとインタフェースを
介して接続されたドライブ制御装置と、前記ドライブ制
御装置とインタフェースを介して接続されてデータを記
憶するディスク装置と、を備えた外部記憶装置であっ
て、 1以上の論理ブロックに連続してデータの書き込みを行
う際に、データ書き込みの先頭論理ブロックにスタート
識別フラグを付加し、 データ書き込みの最終論理ブロックにエンド識別フラグ
を付加し、 論理ブロック毎に論理ブロックデータの更新情報となる
履歴情報を付加することを特徴とする外部記憶装置。 - 【請求項5】 ホストコンピュータとインタフェースを
介して接続されたドライブ制御装置と、前記ドライブ制
御装置とインタフェースを介して接続されてデータを記
憶するディスク装置と、を備えた外部記憶装置であっ
て、 データ書き込みの先頭論理ブロックを表すスタート識別
フラグ、データ書き込みの最終論理ブロックを表すエン
ド識別フラグ、及び論理ブロック毎に論理ブロックデー
タの更新情報を表す履歴情報を付加された論理ブロック
データの読み出しを行う際に、前記スタート識別フラ
グ、前記エンド識別フラグ、及び履歴情報の関連をチェ
ックすることによって、前記論理ブロック毎のデータ抜
けを検出することを特徴とする外部記憶装置。 - 【請求項6】 請求項5において、 前記論理ブロック毎のデータ抜けを検出した場合に、前
記データ抜けの論理ブロックに続く論理ブロックに対し
て読み出しを停止することを特徴とする外部記憶装置。 - 【請求項7】 請求項5において、 前記関連のチェックに際して、前記スタート識別フラグ
の付加された論理ブロックと直後の論理ブロックのそれ
ぞれの履歴情報の一致をチェックし、 前記エンド識別フラグの付加された論理ブロックと直前
の論理ブロックのそれぞれの履歴情報の一致をチェック
することを特徴とする外部記憶装置。
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JP2006031332A (ja) * | 2004-07-15 | 2006-02-02 | Fujitsu Ltd | ディスクアレイ制御プログラム、方法及び装置 |
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- 2002-04-25 JP JP2002124653A patent/JP4205364B2/ja not_active Expired - Fee Related
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