JP4533465B2 - 空調可能な植栽用鉢 - Google Patents

空調可能な植栽用鉢 Download PDF

Info

Publication number
JP4533465B2
JP4533465B2 JP2007146383A JP2007146383A JP4533465B2 JP 4533465 B2 JP4533465 B2 JP 4533465B2 JP 2007146383 A JP2007146383 A JP 2007146383A JP 2007146383 A JP2007146383 A JP 2007146383A JP 4533465 B2 JP4533465 B2 JP 4533465B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall plate
wall
plate
air
soil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007146383A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008295393A (ja
Inventor
成幸 五十嵐
Original Assignee
成幸 五十嵐
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 成幸 五十嵐 filed Critical 成幸 五十嵐
Priority to JP2007146383A priority Critical patent/JP4533465B2/ja
Publication of JP2008295393A publication Critical patent/JP2008295393A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4533465B2 publication Critical patent/JP4533465B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Description

本発明は、草、花、木等の植物を植栽する植木鉢、またはプランター等の植栽鉢に充填された土が、特に夏季において、太陽光を受けたり、外気温の上昇に伴い、かなり高温となるが、土の温度の上昇をある程度抑えることにより、土の乾燥を遅らせ、植栽鉢の植栽物の生育環境の劣悪化を防止して、植栽物が枯死したりすることもなく、また水のかけすぎによる根腐れがないようにした空調可能な植栽用鉢である。
家庭で使用されている植木鉢、またはプランター等の植栽鉢に充填された土は、特に夏季においては、太陽光を受けたり、外気温の上昇に伴い、かなり高温となり、土が乾燥する等、植栽物に悪影響を与えるが、従来、
植栽鉢に充填された土の、温度の上昇を防止することを目的とした植栽鉢は実用に供されておらず、水を頻繁にかけるか、植栽鉢を日陰に移動させる以外になかった。
また、植栽鉢に充填された土の温度上昇を防止する手段を備えた先行技術文献として、過去の特許文献を遡及検索したところ、下記の特許文献1に開示されたものが公知である。
前記特許文献1に記載されたものは、植栽鉢の内周壁面と土との間に空調孔を設けた湾曲板を差し込んで空間を形成して、この空間において、植栽鉢内の日光等により温まった熱気および植物の根系の余分な水分を、
前記空調孔を介して外部に放出させると共に、新鮮な空気を植栽鉢内に供給し、植栽鉢内の空気を対流させ、植物の育成を促進させるようにしたものである。
実用新案登録第3059372号公報
前記のように、従来は植栽鉢に充填された土の温度上昇を防止する手段を備えた植栽鉢は実用に供されておらず、単に水を頻繁にかけるか、植栽鉢を日陰に移動させるしか方法がなく、水を多くかけすぎると、根腐れを起こしてしまうという課題があり、また日陰に移動させるという方法は、面倒であるという課題があった。
また、特許文献1に記載のものでは、空調孔から土が湾曲板の外側に排出して植栽鉢との空間を埋めてしまい、空気の対流が生ぜず、従って、植栽された植物の根腐れを防止し、植物の育成を促進させるということができないという課題があった。
本発明は、前記課題を解決すべくなされたものであって、内壁板と外壁板とを区画壁で連結固定して、該内壁板と外壁板間に通気室を設けると共に、前記外壁板に多数の通気小孔を穿設して形成された2重構造のパネルを枠状に接合固定して枠体を形成し、且つ該枠体の下面に、前記内壁板に排水孔を穿設した底壁を一体に接合固定することにより、特に夏季において、太陽光を受けたり、外気温の上昇に伴い、温度が上がって加熱された土の熱気が、前記枠体および底壁を構成する内壁板に伝導されて通気室内に流入し、そして、前記通気室内に流入した熱気が、外壁板の通気小孔から通気室内に流入した、少なくとも前記土の熱気よりは低い温度の外気により冷やされて、内壁板の温度を下げることにより、該内壁板と接する土の熱気を冷まして、土の乾燥を遅らせるようにした空調可能な植栽用鉢を提供しようとするものである。
本発明は、プラスチック材、またはプラスチック廃材と廃木材との混合再生材により、内壁板、外壁板、天板および底板を備えて方形中空状に成型されると共に、前記内壁板と外壁板とを、複数枚の区画壁によって連結固定して、該区画壁と前記内壁板、外壁板、天板および底板とにより区画された複数個の通気室を設け、更に前記外壁板に、前記通気室と連通する多数の通気小孔を穿設して2重構造のパネルを形成する一方、前記パネルを方形枠状に接合固定して枠体とすると共に、該枠体の下部に、前記パネルの内壁板に複数個の排水孔を穿設した底壁を一体に接合固定するという手段を採用することにより、上記課題を解決した。
本発明空調可能な植栽用鉢によれば、特に、夏季において、強い太陽光を受けたり、外気温の上昇に伴い、植栽用鉢内の土が加熱されて熱気を帯びると、該熱気が、枠体および底壁を構成する内壁板に伝導して通気室内に流入するが、該通気室は多数の通気小孔を介して、少なくとも前記加熱された土の熱気よりは低い温度の植栽用鉢外の外気が常に流入するため、該低い温度の外気により通気室内の前記熱気が冷やされ、内壁板の温度を下げて、土の熱気を冷ますことができるので、土の乾燥を遅らせて、植栽物の生育環境の劣悪化を防止して、植栽物の枯死を阻止することができ、更に乾燥予防のため、頻繁に水をかける必要もないので、水のかけすぎによる根腐れを阻止することができるという優れた効果を奏する。
また、本発明植栽用鉢の素材である2重構造のパネルを構成する内壁板と外壁板とは、区画壁により連結固定されているので、内壁板と外壁板とが肉薄であっても、充分にその強度を保持することができる。
本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明するに、本発明空調可能な植栽用鉢は、プラスチック材、またはプラスチック廃材と廃木材との混合材を、押し出し成型して得られた方形中空状の2重構造をしたパネル1を用いて製造する。
前記パネル1は、内壁板2、外壁板3、天板4および底板5を備えて方形中空状の2重構造に成型されると共に、内壁板2と外壁板3とを、複数枚の区画壁6により連結固定して、該区画壁6と、前記内壁板2、外壁板3、天板4および底板5とにより区画された複数個の通気室7を設け、更に前記外壁板3に、前記通気室7と連通する多数の通気小孔8を穿設して形成される。
そして、前記構成より成るパネル1を適宜大きさの方形枠状に接合固定して枠体9とすると共に、該枠体9の下部に、前記パネル1の内壁板2に複数個の排水孔10を穿設した底壁11を一体に接合固定して本発明空調可能な植栽用鉢を形成する。なお、前記内壁板2と外壁板3とは、区画壁6により連結固定されているので、内壁板2と外壁板3とが肉薄であっても、充分にその強度は保持される。
前記構成より成る空調可能な植栽用鉢の作用について説明すると、枠体9と底壁11とで囲繞された空間部12内に土13を充填し、草、花、木等の植栽物14を植えて植栽鉢をベランダや庭等に置いて、特に、夏季において、前記土13が、強い太陽光を受けたり、外気温の上昇に伴い、加熱されて熱気を帯びると、該熱気が、枠体9および底壁11を構成する内壁板2に伝導する。
そして、前記内壁板2に伝導した熱気は通気室7内に流入するが、該通気室7内には多数の通気小孔8を介して、少なくとも前記土13の熱気よりは低い温度の植栽用鉢外の外気が常に流入するため、該低い温度の外気により通気室7内の前記熱気が冷やされ、内壁板2の温度を下げて(実験の結果、5〜6℃程度の温度の低下が認められた)、土13の熱気を冷ますことができる。
これにより、土13の乾燥を遅らせると共に、植栽物14の生育環境の劣悪化を防止して、植栽物14の枯死を阻止することができ、更に乾燥予防のため、頻繁に水をかける必要もないので、水のかけすぎによる根腐れを阻止することができる。
また、内壁板2と外壁板3とは、区画壁6により連結固定されているので、前記内壁板2と外壁板3とが肉薄であっても、充分にその強度は保持される。そして、土13からの排水は、底壁11の排水孔10から通気小孔8を通して行われる。なお、図中、15は持ち運び用の切り抜きである。
本発明空調可能な植栽用鉢の全体の斜視図である。 本発明空調可能な植栽用鉢の縦断面図である。
符号の説明
1 パネル
2 内壁板
3 外壁板
4 天板
5 底板
6 区画壁
7 中空室
8 通気小孔
9 枠体
10 排水孔
11 底壁
12 空間部
13 土
14 植栽物
15 持ち運び用の切り抜き

Claims (1)

  1. プラスチック材、またはプラスチック廃材と廃木材との混合再生材により、内壁板、外壁板、天板および底板を備えて方形中空状に成型されると共に、前記内壁板と外壁板とを、複数枚の区画壁によって連結固定して、該区画壁と前記内壁板、外壁板、天板および底板とにより区画された複数個の通気室を設け、更に前記外壁板に、前記通気室と連通する多数の通気小孔を穿設して2重構造のパネルを形成する一方、前記パネルを方形枠状に接合固定して枠体とすると共に、該枠体の下部に、前記パネルの内壁板に複数個の排水孔を穿設した底壁を一体に接合固定したことを特徴とする空調可能な植栽用鉢。
JP2007146383A 2007-06-01 2007-06-01 空調可能な植栽用鉢 Expired - Fee Related JP4533465B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007146383A JP4533465B2 (ja) 2007-06-01 2007-06-01 空調可能な植栽用鉢

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007146383A JP4533465B2 (ja) 2007-06-01 2007-06-01 空調可能な植栽用鉢

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008295393A JP2008295393A (ja) 2008-12-11
JP4533465B2 true JP4533465B2 (ja) 2010-09-01

Family

ID=40169526

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007146383A Expired - Fee Related JP4533465B2 (ja) 2007-06-01 2007-06-01 空調可能な植栽用鉢

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4533465B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8041068B2 (en) 2006-05-10 2011-10-18 Panasonic Corporation Loudspeaker
US8085970B2 (en) 2005-09-21 2011-12-27 Panasonic Corporation Speaker damper and speaker using the same
US8116510B2 (en) 2006-02-09 2012-02-14 Panasonic Corporation Loudspeaker
US8249290B2 (en) 2005-09-28 2012-08-21 Panasonic Corporation Speaker
US8355523B2 (en) 2005-09-27 2013-01-15 Panasonic Corporation Speaker

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009091161A1 (en) * 2008-01-15 2009-07-23 Jin-Heum Baek Landscaping method and device thereof
CN105265208A (zh) * 2014-07-22 2016-01-27 林铭村 植物栽培装置
CN110432036A (zh) * 2019-08-12 2019-11-12 杨帆 可拆分免浇水花盆底托及其制作方法
CN111727819B (zh) * 2020-07-29 2024-03-15 浙江菇尔康生物科技有限公司 一种灵芝种植系统及灵芝种植方法
CN115454167B (zh) * 2022-09-26 2024-02-02 中国科学院西北生态环境资源研究院 一种原状土壤温度原位控制装置

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53119343U (ja) * 1977-03-02 1978-09-22
JPH0336513U (ja) * 1989-08-21 1991-04-09
JPH0714834U (ja) * 1993-08-30 1995-03-14 本多プラス株式会社 樹脂性プランター
JPH0739363U (ja) * 1993-12-28 1995-07-18 鹿島建設株式会社 プランター
JPH0889089A (ja) * 1994-09-27 1996-04-09 Ibaraki Shikan Kk 植木鉢およびその類似品
JP2004105147A (ja) * 2002-09-20 2004-04-08 Yane Gijutsu Kenkyusho:Kk ビルの屋上等に設置される緑化用容器
JP2004166645A (ja) * 2002-11-21 2004-06-17 Misumi Sangyo:Kk 植木鉢台
JP2004283085A (ja) * 2003-03-24 2004-10-14 Mbr:Kk 緑化用容器

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53119343U (ja) * 1977-03-02 1978-09-22
JPH0336513U (ja) * 1989-08-21 1991-04-09
JPH0714834U (ja) * 1993-08-30 1995-03-14 本多プラス株式会社 樹脂性プランター
JPH0739363U (ja) * 1993-12-28 1995-07-18 鹿島建設株式会社 プランター
JPH0889089A (ja) * 1994-09-27 1996-04-09 Ibaraki Shikan Kk 植木鉢およびその類似品
JP2004105147A (ja) * 2002-09-20 2004-04-08 Yane Gijutsu Kenkyusho:Kk ビルの屋上等に設置される緑化用容器
JP2004166645A (ja) * 2002-11-21 2004-06-17 Misumi Sangyo:Kk 植木鉢台
JP2004283085A (ja) * 2003-03-24 2004-10-14 Mbr:Kk 緑化用容器

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8085970B2 (en) 2005-09-21 2011-12-27 Panasonic Corporation Speaker damper and speaker using the same
US8355523B2 (en) 2005-09-27 2013-01-15 Panasonic Corporation Speaker
US8249290B2 (en) 2005-09-28 2012-08-21 Panasonic Corporation Speaker
US8116510B2 (en) 2006-02-09 2012-02-14 Panasonic Corporation Loudspeaker
US8041068B2 (en) 2006-05-10 2011-10-18 Panasonic Corporation Loudspeaker

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008295393A (ja) 2008-12-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4533465B2 (ja) 空調可能な植栽用鉢
US20140208642A1 (en) Grow Box and Method of Making a Grow Box
JP2013162749A (ja) 収納構造、水耕栽培箱、キッチンセット、及び戸棚
JP2013162750A (ja) 収納構造、水耕栽培箱、キッチンセット、及び戸棚
JP2020068778A (ja) 植物栽培装置および植物栽培方法
CN206705988U (zh) 堆肥专用通气管架
KR102231255B1 (ko) 푸른곰팡이 발생 저감형 버섯 양압재배사
JP2007195478A (ja) 茸類栽培用施設
CA3157697A1 (en) Hydroponic growth system and assembly
JP2009000056A (ja) 植栽用鉢に空調機能を付与する外カバー
JP6491618B2 (ja) 複合農業施設
KR200309893Y1 (ko) 수경재배기
KR101263333B1 (ko) 에어컨을 이용한 시설원예 공조 시스템
JP2005237322A (ja) 茸栽培設備
KR101829333B1 (ko) 친환경 무가온 버섯재배사 및 이를 이용한 버섯 재배 방법
US11033008B2 (en) Vivarium systems
JP7111285B2 (ja) 自然薯栽培器及び自然薯栽培システム
RU2581213C1 (ru) Установка для выращивания грибов "руна"
JP3123214U (ja) 植物栽培用の樹脂シートハウス
CN214385238U (zh) 植物种植容器
CN105494070A (zh) 一种蔬菜栽培箱
KR200461035Y1 (ko) 다용도 재배기
CN205755745U (zh) 一种蔬菜和食用菌联合培养系统
CN106259052A (zh) 一种新型蜂箱
CN218184298U (zh) 一种氧气和二氧化碳互补的大棚

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090401

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100427

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100507

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100601

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100612

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4533465

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130618

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees