JP3123214U - 植物栽培用の樹脂シートハウス - Google Patents

植物栽培用の樹脂シートハウス Download PDF

Info

Publication number
JP3123214U
JP3123214U JP2006003185U JP2006003185U JP3123214U JP 3123214 U JP3123214 U JP 3123214U JP 2006003185 U JP2006003185 U JP 2006003185U JP 2006003185 U JP2006003185 U JP 2006003185U JP 3123214 U JP3123214 U JP 3123214U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
house
resin sheet
air
plant cultivation
chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006003185U
Other languages
English (en)
Inventor
正樹 小林
Original Assignee
正樹 小林
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 正樹 小林 filed Critical 正樹 小林
Priority to JP2006003185U priority Critical patent/JP3123214U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3123214U publication Critical patent/JP3123214U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor

Landscapes

  • Greenhouses (AREA)

Abstract

【課題】簡単な設備と安い設備費用で真夏等の暑い日でもハウス内環境を好環境にできて、ハウス栽培の農作物の生産性を向上させることができる植物栽培用の樹脂シートハウスを提供することにある。
【解決手段】植物栽培床8の上に骨組部材2によってハウス枠体5を形成し、このハウス枠体5の下部を通気可能な下部開放室12とするとともに上部全体を樹脂シートで密閉して上部密閉室11とし、さらに、下部開放室12に滞留する空気および流入する外気を上部密閉室11を通って排出させる少なくとも1本の換気筒4を、上部密閉室11を上下方向に貫通するようにして設けた。
【選択図】 図1

Description

本考案は、各種の野菜や果物を促成栽培する植物栽培用の樹脂シートハウスに関するものである。
一般に各地の農家では野菜や果物等を促成栽培するためにビニールハウス内で野菜等の栽培を行っている。この際に使用されるビニールハウスは、例えば軽量金属枠等によってドーム形の枠を組み立て全体をビニールシートで覆うとともに両端または一端に出入り口を設けたものである。このビニールハウスでは、真夏など外気温の上昇に伴って内部の温度も上がり栽培野菜等の生育に悪影響が出るので、このような場合には人手によってその都度ビニールハウスの裾を上げて外部との通気性を好くし、内部の温度調整を行っている。しかしながら、人手によってビニールハウスの裾を上げて上記のようにビニールハウス内の温度調整をすることは日々大変なことであった。
そこで、上記のようにビニールハウスの裾をその都度人手によって上げて温度調整を行うといった作業をなくす方策として、ビニールハウスの上部に天窓を設け、ビニールハウス内の温度がビニールハウス内に設置した温度センサの検出によって、或いは温度計を目視して、所定の温度を超えたことを検知或いは確認した場合に、ビニールハウスの両端または一端の出入り口を開けるとともに、天窓を自動作動装置または手動作動装置で開けて内部の空気を外に排出させ、内部温度を所定の温度になるように調整している。
天窓を備えたビニールハウスの場合、真夏等の暑い日は太陽熱によってビニールハウス内の空気の一部の温度が上がると膨張によって空気密度が小さくなって上昇しビニールハウス内の上部に溜まり、天窓を開けることによって、上部に溜まった高温の空気は外気より軽いため開放された天窓から自然にゆっくりと排出されていき、同時に自然対流により開放された出入り口から新鮮な外気がビニールハウス内に流入する。
天窓を備えた大きなビニールハウスの場合は、内部空間も大きてビニールハウス内の上部に溜まる高温の空気も多く、また開放された天窓からもゆっくりと排出されていくとともに、その間にも太陽熱でビニールハウス内が暖められて高温の空気が上部に上昇してくるために、ビニールハウス内の高温の空気と外から流入する外気とが自然対流によって円滑に行われてビニールハウス内の環境を良好に保つことができる。
しかしながら、天窓を備えた小さいビニールハウスでは、内部空間の容量も小さくてビニールハウス内の上部に溜まる高温空気の量も少なく、天窓を開け放って上記の高温空気を外に排出した場合、続けてビニールハウス内の上部に高温空気の溜まる時間が少ない。そのため、高温空気の上昇にともなうビニールハウス内の空気の円滑な自然対流が行われにくくなり、農作物の生育環境として好ましい環境をビニールハウス内に常に保持するのが難しかった。
また、上記したような天窓を開閉する自動作動装置または手動作動装置を備えたビニールハウスでは、設備費が高くつくといった問題点があった。
特開平11−299366号公報
本考案は上記のような点に鑑みて開発されたものであり、その目的とするところは、簡単な設備と安い設備費用で真夏等の暑い日でもハウス内を好環境にできて、ハウス栽培の農作物の生産性をより向上させることができる植物栽培用の樹脂シートハウスを提供することにある。
請求項1記載の本考案の植物栽培用の樹脂シートハウスは、植物栽培床を内部に収納するように設置する樹脂シートハウスであって、骨組部材によって形成するハウス枠体の内部を適宜の高さ位置で上下に分割して上部空間と下部空間とし、上部空間を樹脂シートで周囲を密閉して上部密閉室とするとともに下部空間を通気可能な下部開放室とし、さらに、下部開放室に滞留する空気および流入する外気を上部密閉室内の空気と直接接触することなく外に排出させる少なくとも1本の熱交換可能な換気筒を、上部密閉室を上下方向に貫通するようにして設けたことを特徴とする。
本考案の植物栽培用の樹脂シートハウスでは、上部密閉室を設けたことにより真夏等の暑い日の太陽熱により上部密閉室内の空気は常に高温に保たれ、上部空間に高温空気層が形成されるため、下部開放室の上部や換気筒内の空気も高温になった上部密閉室内の空気との間で熱交換によって高温になり、この高温になった空気は自然対流によって換気筒から外に排出とともに新鮮な外気を下部開放室内に流入させることができる。
そのため下部開放室は、農作物の生育にとって快適な環境に整えられ、農作物の生育も促進されて品質・収穫量ともに良好な農作物を収穫することができる。また、本考案の植物栽培用の樹脂シートハウスでは、その大きさの大小にかかわらず上記した効果を奏することができる。
以下、本考案を実施するための最良の形態を図に基いて説明する。
図1、図2は本考案にかかる一例の植物栽培用の樹脂シートハウス(以下、樹脂シートハウスという。)に関する図であって、図1は樹脂シートハウスを外から見た簡略斜視図であり、図2はこの樹脂シートハウスの簡略断面図である。これらの図において、樹脂シートハウス1は、複数の骨組部材2や、樹脂シート3、熱交換可能な換気筒4によって図示のような形状に形成されたものである。
すなわち、樹脂シートハウス1のハウス枠体5は、合成樹脂製または軽量の金属製のパイプ等からなる複数の骨組部材2によって形成され、内部を適宜高さ位置で分割して上部空間と下部空間に分け、横断面矩形の横長な直方体形状に組み立てた下部空間を構成する下部ハウス枠6と、この下部ハウス枠6の上部に形成した横断面台形の横長な形状の上部空間を構成する上部ハウス枠7とからなる。下部ハウス枠6の四隅の支持枠柱6aは、植物栽培床8の四隅に下部を埋めて建てられる。
上記のようにして骨組部材2によって組み立てられたハウス枠体5の上部ハウス枠7には、外面9(上天面9a,外周面9b)の全体をビニール(または下記のフィルムシート)で覆うとともに、ハウス枠体5の内側の上部ハウス枠7と下部ハウス枠6との境界面10を仕切り材で覆って密閉した上部密閉室11を形成している。上記仕切り材は、ポリビニールアルコールを原料とする親水性のある素材によって形成されたフィルムシートであり、親水性があるので吸湿性や透湿性が非常に高く、使用中に上記フィルムシートに水分が付着して下方の植物栽培床8に水滴がぼた落ちするといったことがなく農作物に悪影響を与えることもない。
ハウス枠体5の下部空間である下部ハウス枠6内は、周囲を開放して外気が流れ込む下部開放室12としてある。
さらに、植物栽培床8の上の下部開放室12に滞留する空気および流入する外気を上部密閉室11を通って排出させるために、上部密閉室11のビニールで覆った上天面9aと上記仕切り材で覆った境界面10との中央部に丸穴13、14を開け、この丸穴13、14の箇所にビニールまたは上記フィルムシート等で形成した熱交換可能な換気筒4を、上部密閉室11を上下方向に貫通するようにして設けてある。換気筒4の上部4aは煙突のように上天面9aから外に突出し、換気筒4の下端4bは境界面10と面一にして設けてある。さらに、上天面9a並びに境界面10の各丸穴13、14に挿入した換気筒4の外周面は、上天面9a並びに境界面10の丸穴13、14の内周部と接着剤で密着させて、上部密閉室11の気密性を保持できるようにしてある。
上記のようにして構成される図示の樹脂シートハウス1は、各種の植物を栽培する植物栽培床8全体を上方で覆うようにして設置する。植物栽培床8は下部開放室12内に位置することになる。
このように植物栽培床8に設けた樹脂シートハウス1にあっては、真夏等の暑い日など太陽熱によって上部密閉室11内の空気温度は上昇して高い温度に保たれる。このことにより換気筒4内の空気温度も、上部密閉室11と換気筒4との間の熱交換により常時高い温度になる。そのため植物栽培床8の上方の下部開放室12内の温度の上がった空気は、熱交換による換気筒4内の温度上昇に伴って自然対流が加速され、より効果的に換気筒4を通って外に排出されていく。同時に、温度上昇した空気の換気筒4からの排出に伴なう自然対流により下部開放室12内には外から新鮮な空気が流れ込み、植物栽培床8の下部開放室12をより快適な植物栽培空間にすることができる。そのため植物栽培床8の位置する下部開放室12を農作物の生育により良い環境にして栽培することができ、収穫量や収穫する野菜等の質にも好影響を及ぼすことができる。
また、本発明においては、大きな樹脂シートハウス1は勿論のこと、小さな樹脂シートハウス1でも上部空間に高温空気を溜める上部密閉室11を備えているので、換気筒4内を効果的に高い温度にすることができる。そのため、下部開放室12から換気筒4に流動する空気の自然対流を常に加速させて下部開放室12内の空気を換気筒4を介して外に効率よく排出させることができ、併せて、下部開放室12内に外から新鮮な空気を流入させることができる。また、下部開放室12内の上部の高温空気を外部に排出しても、換気筒4内は高温空気の溜まった上部密閉室11との間で熱交換により常に高い温度にすることができ、小さな樹脂シートハウス1でも空気の自然対流を常に加速させて下部開放室12内の空気を換気筒4を介して外に効率よく排出させることができる。
なお、本考案の樹脂シートハウスにおいて、換気筒を2本以上設けてもよく、また換気筒の内径の大きさは特に限定されるものではなく適宜設計変更するも自由である。
本考案にかかる一例の樹脂シートハウスを外から見た簡略斜視図である。 本考案にかかる一例の樹脂シートハウスの簡略断面図である。
符号の説明
1 樹脂シートハウス
2 骨組部材
4 換気筒
8 植物栽培床
5 ハウス枠体
11 上部密閉室
12 下部開放室

Claims (1)

  1. 植物栽培床を内部に収納するように設置する樹脂シートハウスであって、骨組部材によって形成するハウス枠体の内部を適宜の高さ位置で上下に分割して上部空間と下部空間とし、上部空間を樹脂シートで周囲を密閉して上部密閉室とするとともに下部空間を通気可能な下部開放室とし、さらに、下部開放室に滞留する空気および流入する外気を上部密閉室内の空気と直接接触することなく外に排出させる少なくとも1本の熱交換可能な換気筒を、上部密閉室を上下方向に貫通するようにして設けたことを特徴とする植物栽培用の樹脂シートハウス。
JP2006003185U 2006-04-26 2006-04-26 植物栽培用の樹脂シートハウス Expired - Fee Related JP3123214U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006003185U JP3123214U (ja) 2006-04-26 2006-04-26 植物栽培用の樹脂シートハウス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006003185U JP3123214U (ja) 2006-04-26 2006-04-26 植物栽培用の樹脂シートハウス

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3123214U true JP3123214U (ja) 2006-07-06

Family

ID=43473228

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006003185U Expired - Fee Related JP3123214U (ja) 2006-04-26 2006-04-26 植物栽培用の樹脂シートハウス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3123214U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109105247A (zh) * 2018-11-01 2019-01-01 北京首诚农业发展有限公司 一种户外立体无土栽培装置及其栽培方法
KR20200040337A (ko) * 2018-10-08 2020-04-20 한국에너지기술연구원 국부 환경 제어가 가능한 재배시스템

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200040337A (ko) * 2018-10-08 2020-04-20 한국에너지기술연구원 국부 환경 제어가 가능한 재배시스템
CN109105247A (zh) * 2018-11-01 2019-01-01 北京首诚农业发展有限公司 一种户外立体无土栽培装置及其栽培方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2018101212A4 (en) System and structure for environmental control
JP4533465B2 (ja) 空調可能な植栽用鉢
JP2012231724A (ja) 栽培用コンテナ装置および植物・きのこ類の栽培・収穫方法
JP3123214U (ja) 植物栽培用の樹脂シートハウス
KR20170091339A (ko) 지열을 이용한 자연순환 방식 에어하우스
KR20170108909A (ko) 다단재배 키트를 이용한 버섯재배 시스템 및 재배시설 장치
KR100367648B1 (ko) 환기 및 단열수단을 구비한 농작물 재배사
JPH0452098B2 (ja)
JP2005237322A (ja) 茸栽培設備
RU2315474C1 (ru) Ферма для кроликов
JP4771752B2 (ja) ハウスの換気扇用の防虫ネットシステム
KR101263333B1 (ko) 에어컨을 이용한 시설원예 공조 시스템
KR200487259Y1 (ko) 자동 습도 조절기능을 갖는 온실 하우스
JP6911222B2 (ja) 植物栽培装置及び植物栽培システム
KR101391096B1 (ko) 2중 비가림 표고버섯 표준 재배사
CN216600864U (zh) 一种粮仓
US11033008B2 (en) Vivarium systems
KR200492077Y1 (ko) 비닐하우스 천장 환기장치의 밀폐를 위한 부재
JP5194093B2 (ja) 換気手段を備えたエアドーム
JP2004222510A (ja) ハウス用換気装置
KR102152128B1 (ko) 환기용 이중 커버가 적용된 비닐하우스
CN218526966U (zh) 一种培养柜
KR101389332B1 (ko) 대형온실용 환기장치
JP4226296B2 (ja) ビルの屋上等に設置される緑化用容器
JP2020000103A (ja) コンクリート製のきのこ類栽培システム

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100614

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100614

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110614

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120614

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130614

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees