JP2009000056A - 植栽用鉢に空調機能を付与する外カバー - Google Patents
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Abstract
【課題】植栽鉢内の土の乾燥を遅らせて、植栽物の生育環境の劣悪化を防止して、植栽物の枯死や根腐れがないようする。
【解決手段】プラスチック製の植栽用鉢1を上方から装入できるよう、該植栽用鉢1よりやや大きく成型された断面凹状をしたプラスチック製の外カバー2が形成され、且つ該外カバー2の周壁3および底壁4にそれぞれ多数の通気孔5を穿設すると共に、該外カバー2の周壁3および底壁4の内側面には、前記外カバー2の周壁3および底壁4の内側面と、前記植栽用鉢1の周壁6および底壁7の外側面間に、間隔を保持して通気室8を設ける多数のスペーサ用突起9を突設する。
【選択図】図2
【解決手段】プラスチック製の植栽用鉢1を上方から装入できるよう、該植栽用鉢1よりやや大きく成型された断面凹状をしたプラスチック製の外カバー2が形成され、且つ該外カバー2の周壁3および底壁4にそれぞれ多数の通気孔5を穿設すると共に、該外カバー2の周壁3および底壁4の内側面には、前記外カバー2の周壁3および底壁4の内側面と、前記植栽用鉢1の周壁6および底壁7の外側面間に、間隔を保持して通気室8を設ける多数のスペーサ用突起9を突設する。
【選択図】図2
Description
本発明は、草、花、木等の植物を植栽する植木鉢、またはプランター等のプラスチック製の植栽用鉢に充填された土が、特に夏季において、太陽光を受けたり、外気温の上昇に伴い、かなり高温となるが、土の温度の上昇をある程度抑えることにより、土の乾燥を遅らせ、植栽用鉢の植栽物の生育環境の劣悪化を防止して、植栽物が枯死したりすることもなく、また水のかけすぎによる根腐れがないようにした植栽用鉢に空調機能を付与する外カバーに関するものである。
家庭で使用されている植木鉢、またはプランター等のプラスチック製の植栽用鉢に充填された土は、特に夏季においては、太陽光を受けたり、外気温の上昇に伴い、かなり高温となり、土が乾燥する等、植栽物に悪影響を与えるが、従来、植栽用鉢に充填された土の、温度の上昇を防止することを目的とした植栽用鉢は実用に供されておらず、水を頻繁にかけるか、植栽用鉢を日陰に移動させる以外になかった。
また、植栽用鉢に充填された土の温度上昇を防止する手段を備えた先行技術文献として、過去の特許文献を遡及検索したところ、下記の特許文献1に開示されたものが公知である。
前記特許文献1に記載されたものは、植栽用鉢の内周壁面と土との間に空調孔を設けた湾曲板を差し込んで空間を形成して、この空間において、植栽用鉢内の日光等により温まった熱気、および植物の根系の余分な水分を、前記空調孔を介して外部に放出させると共に、新鮮な空気を植栽用鉢内に供給し、植栽用鉢内の空気を対流させ、植物の育成を促進させるようにしたものである。
前記のように、従来は植栽用鉢に充填された土の温度上昇を防止する手段を備えた植栽用鉢は実用に供されておらず、単に水を頻繁にかけるか、植栽用鉢を日陰に移動させるしか方法がなく、水を多くかけすぎると、根腐れを起こしてしまうという課題があり、また日陰に移動させるという方法は、面倒であるという課題があった。
また、特許文献1に記載のものでは、空調孔から土が湾曲板の外側に排出して植栽用鉢との空間を埋めてしまい、空気の対流が生ぜず、従って、植栽された植物の根腐れを防止し、植物の育成を促進させるということができないという課題があった。
本発明は、前記課題を解決すべくなされたものであって、植木鉢やプランター等のプラスチック製の植栽用鉢を上方から装入できるよう、該植栽用鉢よりやや大きく成型された断面凹状をしたプラスチック製の外カバーの周壁および底壁に、それぞれ多数の通気孔を穿設すると共に、該外カバーの周壁および底壁の内側面に、前記外カバーの周壁および底壁の内側面と、前記植栽用鉢の周壁および底壁の外側面間に、間隔を保持して通気室を設ける多数のスペーサ用突起を突設することにより、特に夏季において、太陽光を受けたり、外気温の上昇に伴い、温度が上がって加熱された土の熱気が、植栽用鉢の周壁および底壁に伝導されて通気室内に流入し、そして、前記通気室内に流入した熱気が、外カバーの通気孔から通気室内に流入した、少なくとも前記土の熱気よりは低い温度の外気により冷やされて、前記植栽用鉢の周壁および底壁の温度を下げることにより、該周壁および底壁と接する土の熱気を冷まして、土の乾燥を遅らせるようにした植栽用鉢に空調機能を付与する外カバーを提供しようとするものである。
本発明は、植木鉢やプランター等のプラスチック製の植栽用鉢を上方から装入できるよう、該植栽用鉢よりやや大きく成型された断面凹状をしたプラスチック製の外カバーが形成され、且つ該外カバーの周壁および底壁にそれぞれ多数の通気孔を穿設すると共に、該外カバーの周壁および底壁の内側面には、前記植栽用鉢の周壁の外側面に摺接して、前記外カバー内に植栽用鉢の装入の際のガイドとなると共に、前記外カバーの周壁および底壁の内側面と、前記植栽用鉢の周壁および底壁の外側面間に、間隔を保持して通気室を設ける多数のスペーサ用突起を突設するという手段を採用することにより、上記課題を解決した。
本発明植栽用鉢に空調機能を付与する外カバーに植栽用鉢を装入すると、特に、夏季において、強い太陽光を受けたり、外気温の上昇に伴い、植栽用鉢内の土が加熱されて熱気を帯びると、該熱気が、植栽用鉢の周壁および底壁に伝導して、前記植栽用鉢と外カバー間の通気室内に流入するが、該通気室は外カバーに穿設された多数の通気孔を介して、少なくとも前記加熱された土の熱気よりは低い温度の植栽用鉢外の外気が常に流入するため、該低い温度の外気により通気室内の前記熱気が冷やされ、前記植栽用鉢の周壁および底壁内壁板の温度を下げて、土の熱気を冷ますことができるので、土の乾燥を遅らせて、植栽物の生育環境の劣悪化を防止して、植栽物の枯死を阻止することができ、更に乾燥予防のため、頻繁に水をかける必要もないので、水のかけすぎによる根腐れを阻止することができるという優れた効果を奏する。
本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明すると、植木鉢やプランター等のプラスチック製の植栽用鉢1を上方から装入できるよう、該植栽用鉢1よりやや大きく成型された断面凹状をしたプラスチック製の外カバー2を形成する。
そして、前記外カバー2の外周壁3および底壁4にそれぞれ多数の通気孔5を穿設すると共に、該外カバー2の周壁3および底壁4の内側面には、前記植栽用鉢1の周壁6の外側面に摺接して、前記外カバー2内に植栽用鉢1を装入する際のガイドとなると共に、前記外カバー2の周壁3および底壁4の内側面と、前記植栽用鉢1の周壁6および底壁7の外側面間に、間隔を保持して通気室8を設ける多数のスペーサ用突起9が突設されて形成されている。
前記スペーサ用突起9は、外カバー2内に植栽用鉢1を装入する際のガイドとなるので、特に限定する必要はないが、好ましくは、該スペーサ用突起9と植栽用鉢1の周壁6との接触面積を小さくして、その装入を容易にするため、半円状の突起とすることが推奨される。また、図2においては、植栽用鉢1として植木鉢が図示されているが、プランターにも本発明思想は適用される。更に、その形状も、実施例の円形だけでなく、方形状、多角形状であってもよい。
前記構成より成る外カバー2、および植栽用鉢1は、原材料となるプラスチックが多少の可撓性を有しているので、前記外カバー2を植栽用鉢1よりやや大きく形成することにより、該外カバー2上面より植栽用鉢1を装入すると、前記外カバー2の周壁3のスペーサ用突起9がガイドとなって、前記植栽用鉢1の周壁6の外側面に摺接して、外カバー2の周壁3を多少撓わせながら、該植栽用鉢1を下方移動させ、外カバー2の底壁4のスペーサ用突起9に、植栽用鉢1の底壁7が当接して下方移動を停止することにより、該外カバー2と前記植栽用鉢1との間に通気室8を設けて装入固定される。
前記構成より成る植栽用鉢に空調機能を付与する外カバーの作用について説明すると、前記外カバー2に装入固定された植栽用鉢1内に土10を充填し、草、花、木等の植栽物11を植えて植栽用鉢1をベランダや庭等に置いて、特に夏季において、前記土10が、強い太陽光を受けたり、外気温の上昇に伴い、加熱されて熱気を帯びると、前記植栽用鉢1内の土10の熱気が周壁6および底壁7に伝導する。
そして、前記植栽用鉢1の周壁6および底壁7に伝導した土10の熱気は通気室8内に流入するが、該通気室8内には多数の通気孔5を介して、少なくとも長時間に亘って蓄熱された、前記土10の熱気よりは低い温度の植栽用鉢1外の外気が常に流入するため、該低い温度の外気により通気室8内の前記熱気が冷やされ、前記植栽用鉢1の周壁6および底壁7の温度を下げて(実験の結果、5〜6℃程度の温度の低下が認められた)、土10の熱気を冷ますことができる。
これにより、土10の乾燥を遅らせると共に、植栽物11の生育環境の劣悪化を防止して、該植栽物11の枯死を阻止することができ、更に乾燥予防のため、頻繁に水をかける必要もないので、水のかけすぎによる根腐れを阻止することができる。そして、植栽用鉢1の水抜き孔12から排水された水は、底壁4上に一旦排水されるが
、更に外カバー2の底壁4の通気孔5を通して排水される。
、更に外カバー2の底壁4の通気孔5を通して排水される。
1 植栽用鉢
2 外カバー
3 周壁
4 底壁
5 通気孔
6 周壁
7 底壁
8 通気室
9 突起
2 外カバー
3 周壁
4 底壁
5 通気孔
6 周壁
7 底壁
8 通気室
9 突起
Claims (1)
- 植木鉢やプランター等のプラスチック製の植栽用鉢を上方から装入できるよう、該植栽用鉢よりやや大きく成型された断面凹状をしたプラスチック製の外カバーが形成され、且つ該外カバーの周壁および底壁にそれぞれ多数の通気孔を穿設すると共に、該外カバーの周壁および底壁の内側面には、前記植栽用鉢の周壁の外側面に摺接して、前記外カバー内に植栽用鉢の装入の際のガイドとなると共に、前記外カバーの周壁および底壁の内側面と、前記植栽用鉢の周壁および底壁の外側面間に、間隔を保持して通気室を設ける多数のスペーサ用突起を突設したことを特徴とする植栽用鉢に空調機能を付与する外カバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007164721A JP2009000056A (ja) | 2007-06-22 | 2007-06-22 | 植栽用鉢に空調機能を付与する外カバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007164721A JP2009000056A (ja) | 2007-06-22 | 2007-06-22 | 植栽用鉢に空調機能を付与する外カバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009000056A true JP2009000056A (ja) | 2009-01-08 |
Family
ID=40317164
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007164721A Pending JP2009000056A (ja) | 2007-06-22 | 2007-06-22 | 植栽用鉢に空調機能を付与する外カバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009000056A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2007
- 2007-06-22 JP JP2007164721A patent/JP2009000056A/ja active Pending
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