JP4531034B2 - 光記録媒体および光記録媒体のフォーマット方法 - Google Patents
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Description
ここで、自由に繰り返して記録可能なディスクとしては、書き換えることができるコンパクトディスク(CD−RW)と書換え可能型ディジタル多機能ディスク(DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW)などがある。
したがって、前記のような原因より形成された欠陥領域にデータを記録/再生することを防止するために欠陥領域の管理が必要となった。
また、データ領域はゾーン別に分けて管理するが、各ゾーンは、データが記録されるユーザー領域とユーザー領域に欠陥が発生したときに利用するスペア領域とに分けられる。
すなわち、スペア領域は、スキップした欠陥セクタが割り当てられた部分がユーザー領域となる。たとえば、PDLに二つの欠陥セクタが登録されていれば、データはスペア領域の2セクタだけスリップして記録される。
そのうちの一つを図3に示す。スペア領域をデータ領域のトップに位置させる方法であり、このスペア領域を主スペア領域(PSA)という。したがって、主スペア領域を除いた残りのデータ領域がユーザー領域となる。
この補助スペア領域の位置情報は光記録媒体内の特定領域、たとえば、DMAのSDLブロック内に記録される。すなわち、補助スペア領域の位置情報は割り当てられた補助スペア領域のスタートアドレス(すなわち、最初のセクタ番号)とエンドアドレス(すなわち、最後のセクタ番号)とを含み、これを利用すると補助スペア領域のサイズおよび位置が分かる。
このときにも補助スペア領域の位置情報はDMAのSDLブロック内に記録されるが、既に補助スペア領域の位置情報がSDLブロック内に記録されているので、記録された補助スペア領域の位置情報のうち、スタートアドレスのみを更新する。すなわち、前記補助スペア領域の位置情報は補助スペア領域の拡張のたびに更新される。
このとき、リニア代替方法は、SDLに記録された欠陥ブロックのデータをスペア領域の代替ブロックに記録するために、光ピックアップをスペア領域に移動させた後再びユーザー領域に移動させなければならないが、この移動を繰り返して行うと、システムの性能が低下する。したがって、再フォーマットする理由の一つは、SDLに登録された欠陥セクタをPDLに移してリニア代替が繰り返されることを減らすことによってシステムの性能を高めるためである。
フォーマット)と検証を経ない単純フォーマット(例えば、conversion of SDL to G2−リスト)などがある。
ここで、PDL中のP−リストはどんなフォーマット後にも変わらないが、G2−リストの場合はSDLの欠陥ブロックがそのまま欠陥セクタとして記録される。その中には正常セクタもあり得るが、欠陥セクタとする。
また、検証なしでSDLをG2−リストに変換する単純フォーマットは図5Bのように、旧DMA情報を読み込み、旧PDLのP−リストとG1−リスト、G2−リスト内のセクタをそのまま新たなPDLのP−リストと G1−リスト、G2−リストに変換する。そして、旧SDLエントリは16PDLエントリに変換した後、そのSDLエントリを削除して新たなPDLのG2−リストに登録する。
すなわち、ファイルシステムとドライバが補助スペア領域に対して異なる情報を有するようになる。これはファイルシステムではフォーマットの有無を認識することができるが、ドライバはこれを認識できないためである。
したがって、補助スペア領域に対してファイルシステムとドライバ間の異なる判断によって、システム制御に問題が生じることがある。
すなわち、光記録媒体を他のドライバに挿入した場合は、ドライバはまず、DMAを読み込んでファイルに知らせ、ファイルシステムはドライバが与える情報を利用して新たなファイルシステムを構成する。この際、DMAのSDLブロック内に補助スペア領域の位置情報がそのまま記録されているので、その情報も共にファイルシステムに通報され、ファイルシステムは補助スペア領域が割り当てられていると認識する。したがって、補助スペア領域の割り当てや、リニア代替時、SDLブロック内に登録された領域を実際補助スペア領域と認識して除外するなど互換性に問題が生じる。
本発明の他の目的は再フォーマット時、前記DMA内に登録された補助スペア領域の位置情報をリセットする光記録媒体のフォーマット方法を提供することにある。
また、前記第2のスペア領域のエンド位置は固定され、前記光記録媒体のリードアウト領域の近傍に配置される一方、前記第2のスペア領域の大きさが変わると、前記第2のスペア領域のスタート位置が変わるようにしてもよい。
本発明はフォーマット時、SDLブロック内に登録された補助スペア領域の位置情報をリセットさせることによって、補助スペア領域に対するファイルシステムとドライバ間の判断が一致するようにするものである。
図6は、このような本発明の光記録媒体のフォーマット方法を行うためのドライバの動作流れ図である。最初ステップ601で、フォーマット命令が入力される。ステップ602で、割り当てられた補助スペア領域があるかを判別する。
このとき、補助スペア領域が割り当てられていると判別されると、DMAのSDLブロック内に記録された補助スペア領域の位置情報をリセットする(ステップ603)。
例えば、補助スペア領域の位置情報値を全て最下位値(例えば、00h)または最上位値(例えば、FFh)に移すことができる。また、プロトコルによって特定コード値に変換することもできる。すなわち、ファイルシステムがドライバからDMA内の情報を通報されたとき、補助スペア領域の位置情報がリセットされたことを認識できる値であればよい。
そして、補助スペア領域の位置情報がリセットされると、フォーマットが検証を経たフォーマットであるかどうかを判別する(ステップ604)。
もし、検証を経たフォーマットではないと判別されると、前記の図5Bのように、SDLに登録された欠陥ブロックの全てのセクタをそのまま新たなPDLに登録する(ステップ606)。
したがって、フォーマットが終わると、ドライバとファイルシステムには全て補助スペア領域に関する情報が削除されている。
Claims (6)
- 欠陥部を利用可能な交替箇所と交替するための第1および第2のスペア領域と、欠陥領域を管理するための第1欠陥リストと第2欠陥リストを有する欠陥管理情報を含む欠陥管理領域とを備えた光記録媒体のフォーマット方法において、
(a)前記第2のスペア領域として指定された領域をユーザデータ領域として使用する再フォーマット要求に応じて前記光記録媒体を再フォーマットするステップと、
(b)前記第2のスペア領域の位置情報を変換する一方、再フォーマット後の前記第2のスペア領域の変換されたサイズを示すステップと、
を有し、
前記第2欠陥リストに登録された欠陥部は、前記再フォーマットするステップ(a)中に前記第1欠陥リストに移動されることを特徴とする光記録媒体のフォーマット方法。 - 請求項1記載の光記録媒体のフォーマット方法において、
前記第2のスペア領域は、可変なサイズを有し、この第2のスペア領域のスタート位置は、その第2のスペア領域のサイズの変動に応じて変化し、
前記第2のスペア領域のエンド位置は、固定され、かつ前記記録媒体のリードアウト領域の近傍に位置することを特徴とする光記録媒体のフォーマット方法。 - 前記第2のスペア領域の前記位置情報は、前記第2欠陥リストに含まれ、
前記ステップ(b)は、前記第2のスペア領域のスタート位置の情報をリセットするステップを含むことを特徴とする請求項2記載の方法。 - 前記第2のスペア領域のエンド位置は固定され、前記光記録媒体のリードアウト領域の近傍に配置される一方、前記第2のスペア領域の大きさが変わると、前記第2のスペア領域のスタート位置が変わることを特徴とする請求項2記載の方法。
- 前記第2欠陥リストは、再フォーマット後に見つけられた欠陥部を示す第1情報と、前記第2のスペア領域のスタート位置を示す第2情報とを含むことを特徴とする請求項2記載の方法。
- 前記光記録媒体が検証なしに再フォーマットされると、前記第2欠陥リストに登録された前記欠陥部は、前記第1欠陥リストに移動されることを特徴とする請求項2記載の方法。
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