JP4530974B2 - 画像形成装置及び画像形成用プログラム - Google Patents

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本発明は、画像形成に供される出力イメージを基として実際に形成される画像と同様の表示状態で画像形成プレビューを行うことができるとともに、表示されたプレビュー画面中の任意の箇所乃至領域(対象)を指定して画像処理の変更を任意に行うことができるため、出力イメージの画像処理に所望の変更を与え、これを画像形成に出力した場合の実際の状態を確認することができる画像形成装置と、このような機能をコンピュータに実現させるための画像形成用プログラムに関する。
アプリケーションから画像データを供給してプリンタによって画像形成を行う場合、形成された画像の色彩が想定していたものと異なるといったミスを防止するために、アプリケーションのプレビュー機能を利用して形成すべき画像の確認を行うことがある。
下記特許文献1は、ラスタライズ後のハーフトーンデータを再度映像信号に変換してプレビューを行い、またこのハーフトーンデータを元に部分的に色補正をしてプリンタに出力するものである。
特開平11−234529号公報
しかしながら、前述した従来の画像形成装置乃至そのアプリケーションのプレビュー機能は、ディスプレイデバイスに対する出力データを用いて行われるものであって、このディスプレイデバイスへの出力データは厳密にはプリンタデバイスへの出力イメージデータとは異なるものであった。従って、ラスタライズされた画像形成用の出力イメージデータ、すなわちプリンタデバイスが扱うビットマップそのものを直接プレビュー画面で確認することはできなかった。
例えば、フルカラーの原稿イメージをプロセスインクを用いたプリンタデバイスで画像形成する場合、ディスプレイデバイスへ出力されるRGBの画像データは、プリンタデバイスへ出力される画像処理後のCMYKイメージデータとデータ形式が異なり、印刷用の高解像度出力には不適切な形式であって、これをディスプレイでプレビューしても形成画像の事前確認に適したものは得られなかった。
特に、フルカラーの原稿イメージをプリンタデバイスで疑似カラーによる2色出力する場合には、上記のようなプレビューでは全く参考にならない。また、従来の画像形成装置乃至そのアプリケーションのプレビュー機能においては、面付け等のレイアウトを確認するだけの機能のものもあり、この場合には厳密な出力イメージを確認することは不可能である。
さらに、従来の画像形成装置乃至そのアプリケーションにおけるプリンタドライバ機能は、ラスタライズ、色調補正、色分解、二値化処理等の画像処理に対する設定を変更することはできるが、その変更された設定は文書データ全体に適用される仕組みとなっていたため、オブジェクト単位やページ単位等、部分的に画像処理を指定変更(画像処理に対する設定の指定変更など)することができなかった。
また、前記特許文献1記載の方法では、ラスタライズ後のハーフトーンデータを対象として編集するため、厳密な色補正を行うことは難しいと考えられる。また、フルカラーデータやグレースケールデータに対する色調補正、色分解、二値化処理等の画像処理は変更(画像処理に対する設定の変更など)できないという問題があった。
本発明は、以上説明したような従来の画像形成装置等における課題を解決するためになされたものであり、実際に形成される画像と同様の表示状態でプレビューを行うことができるとともに、表示されたプレビュー画面中の任意の箇所乃至領域(対象)を指定して画像処理の変更を任意に行うことができる画像形成装置及び画像形成用プログラムを提供することを目的とする。
請求項1に記載された画像形成装置は、
アプリケーションで作成した原稿データをアプリケーションの種類に依存しない中間データに変換する仮想プリンタドライバと、
前記中間データをラスタライズして原稿イメージを作成するラスタライズ手段と、
前記原稿イメージに画像処理を施して出力イメージを作成する画像処理手段と、
少なくとも前記出力イメージを画像表示する表示手段と、
前記表示手段で表示された画像中の任意の対象を選択するオブジェクト選択手段と、
前記対象に対して任意の画像処理を指定する画像処理指定手段と、
前記原稿イメージ又は前記中間データ内の前記対象に対応する部分に対して前記画像処理手段に前記画像処理指定手段により指定された画像処理を行わせ、前記出力イメージの前記対象に対応する部分を書き換える制御手段と、
を具備することを特徴としている。
請求項2に記載された画像形成装置は、
アプリケーションで作成した原稿データをアプリケーションの種類に依存しない中間データに変換する仮想プリンタドライバと、
前記中間データをラスタライズして原稿イメージを作成するラスタライズ手段と、
前記原稿イメージを記憶する原稿イメージ記憶部と、
前記原稿イメージ記憶部の前記原稿イメージに画像処理を施して出力イメージを作成する画像処理手段と、
前記出力イメージを記憶する出力イメージ記憶部と、
少なくとも前記出力イメージを画像表示する表示手段と、
前記表示手段で表示された画像中の任意の対象を選択するオブジェクト選択手段と、
前記対象に対して任意の画像処理を指定する画像処理指定手段と、
前記原稿イメージ記憶部に記憶された前記原稿イメージ又は前記中間データ内の前記対象に対応する部分に対してを前記画像処理手段に前記画像処理指定手段により指定された画像処理を行わせ、前記出力イメージ記憶部に記憶された前記出力イメージの前記対象に対応する部分を書き換える制御手段と、
を具備することを特徴としている。
請求項3に記載された画像形成装置は、請求項1又は2記載の画像形成装置において、
前記画像処理手段は、前記画像形成装置の外部に別体として設けられたプリンタドライバであることを特徴としている。
請求項4に記載された画像形成装置は、請求項1又は2記載の画像形成装置において、
前記オブジェクト選択手段は、前記中間データに含まれる複数種類のデータの属性別に選択できることを特徴としている。
請求項5に記載された画像形成用プログラムは、
コンピュータに、
アプリケーションで作成した原稿データをアプリケーションの種類に依存しない中間データに変換する仮想プリンタドライバ機能と、
前記中間データをラスタライズして原稿イメージを作成するラスタライズ機能と、
前記原稿イメージに画像処理を施して出力イメージを作成する画像処理機能と、
少なくとも前記出力イメージを外部の表示手段に画像表示させる表示出力機能と、
前記表示手段で表示された画像中の任意の対象を選択するオブジェクト選択機能と、
前記対象に対して任意の画像処理を指定する画像処理指定機能と、
前記原稿イメージ又は前記中間データ内の前記対象に対応する部分に対して前記画像処理機能に前記画像処理指定機能により指定された画像処理を行わせ、前記出力イメージの前記対象に対応する部分を書き換える画像処理変更機能と、
を実現させるためのプログラムであることを特徴としている。
本発明の画像形成装置乃至画像形成用プログラムによれば、画像形成に供される出力イメージを基として画像形成プレビューを行うことができるとともに、表示されたプレビュー画面中の任意の対象を指定することにより中間データ又は原稿イメージデータの対応部分について画像処理の変更を行うことができる。このため、画像形成した場合の実際の状態をプレビュー画面で確認し、その結果に応じて、出力イメージを得るための画像処理に所望の変更を与えることができ、またその結果を実際に画像形成される状態に即してプレビューで確認できる。
さらに、画像処理手段として、外部に別体として設けられたプリンタドライバを利用すれば、既設の装置を画像処理手段として流用できるので開発・製作コストが低減できるという効果がある。
さらに、オブジェクト選択手段が、中間データ内の複数種類のデータを属性別に選択できることとすれば、画像処理変更の対象を指定する作業が楽になり、必要な対象の画像処理だけを速やかに設定変更することができる。
本発明の実施の形態を図1〜図5を参照して説明する。
1.第1実施形態
第1実施形態を図1〜図3を参照して説明する。図1は本実施形態の画像形成装置の全体構成乃至画像形成用プログラムの機能構成を示すシステム構成図であり、図2は図1の要部を詳細に示した機能ブロック図であり、図3は本例の前記装置における作用乃至本例の前記プログラムにおける動作手順を示す流れ図である。
図1に示すように、本装置1は、パーソナルコンピュータ(以下、PCと称する)を制御手段として有しており、このPCに予め格納された本例の画像形成用プログラムによって当該PCが画像形成装置1として機能し、PCの操作手段による操作入力を受けてデータを処理すると共に、画像形成装置1の一部を構成する表示手段や画像形成手段を制御する構成となっている。このプログラムは、PCのハードディスク、CDなどの記録媒体に格納されている。
PCには、原稿を作成するアプリケーション2と、該アプリケーション2から送られてくるデータをアプリケーション2に依存しない中間データ(スケーラブルなレイヤー構造のデータ)に変換して出力すると共に次段のラスタライザ4を起動する仮想プリンタドライバ3と、該仮想プリンタドライバ3によって起動されて該仮想プリンタドライバ3からの中間データをラスタライズしてプレビュー機能及び画像処理機能を実行するラスタライザ4とが導入されている。
PCの周辺には、PCの操作を行うために設けられたキーボードやマウス等の操作手段5と、PCからの情報を表示するためのCRT等の表示手段6と、レーザプリンタ、インクジェットプリンタ等のプリンタ7(画像形成手段)が接続されている。
図2は、前記仮想プリンタドライバ3に接続されたラスタライザ4の構成を示す。ラスタライザ4においては、前記仮想プリンタドライバ3から送られた中間データは中間データ記憶部8に保存される。この中間データは、ラスタライズ部9(ラスタライズ手段)によってラスタライズされて原稿イメージデータとなり、原稿イメージ記憶部10に記憶・保持される。この原稿イメージデータは、画像処理部11によって色調補正、色分解、二値化処理等の画像処理を施され、出力イメージデータとして出力されて出力イメージ記憶部12に記憶される。
なお、本例では、原稿イメージ記憶部10に記憶されたラスタライズ後の原稿イメージデータはオリジナルデータとして記憶されるものであり、後に詳述する一連の画像処理調整作業が終了するまで保存され、当該画像処理の変更の際には当該データ内の必要な部分だけがコピーされて使用されるものとする。
そして、原稿イメージ記憶部10からの原稿イメージデータは、表示手段6で表示できるように構成されており、出力イメージ記憶部12からの出力イメージデータは、前記原稿イメージデータと同様に表示手段6で表示できるように構成されているとともに、プリンタ7でプリント出力されるように構成されている。なお、ラスタライザ4に操作信号を入力する操作手段5は、前記マウス等により前記各部を制御するための操作者の指示を与える手段プログラムの一部であり、具体的には表示手段6で表示された画像中の任意の範囲を画像処理変更の対象として選択する(例えば、表示された画像に文字領域A,Bと、オブジェクト画像領域C,D,Eが含まれている場合、例えば文字領域Aを選択することもできるし、オブジェクト画像領域Cを選択することもできる。)オブジェクト選択手段と、この対象に対して任意の画像処理を指定する画像処理指定手段としての機能を有する。
そして、ラスタライザ4は制御手段としての制御部20を有している。この制御部20は例えばPCにおけるCPU等によって構成され、ラスタライザの各部を制御するものである。この制御部20が操作手段5から入力される指示・情報等を処理し、仮想プリンタドライバ3及びアプリケーション2を統轄的に制御することにより、表示手段6やプリンタ7を制御しつつ各部を有機的に作動させて画像のプレビュー、画面上での対象の指定及び画像処理の変更等の作業を行わせるものである。
図3に本装置及び本プログラムにおける処理の流れを示す。まず、操作手段5を用いたユーザによる操作によりアプリケーションで仮想プリンタドライバ3を選択し、印刷の指示を行う(ステップ1、以下S1のように示す)。仮想プリンタドライバ3は原稿データをアプリケーションに依存しない中間データに変換して出力し(S2)、中間データ記憶部8に保存する。
中間データ保存後に仮想プリンタドライバ3はラスタライザ4を起動する(S3)。中間データとしては、例えばWindows (登録商標)拡張メタファイル(EMF) 、Adobe Portable Document Format(PDF) 、Adobe PostScript(PS)(登録商標)等のベクター情報を含むデータを使うことが望ましいが、これ以外のフォーマットでもスケーラブルなレイヤー構造のカラー情報を含むデータであれば問題ない。
起動されたラスタライザ4は起動時に作成された中間データを読み込み(S4)、ラスタライズ部9がこの中間データをラスタライズして原稿イメージデータを作成し、この原稿イメージデータを原稿イメージ記憶部10が保存用オリジナルデータとして格納・保持する。例えば中間データが前記PSの場合、その内部データはベクトル、ビットマップ、テキストデータから構成されており、上記ラスタライズによりビットマップ(例えばRGB多値データ等)に展開される。EMF (登録商標)はGDI の描画命令で構成されるデータなので、中間データがEMF データである場合、EMF のデータを順に再生(実行)することにより、中間データに対応する原稿データを表示手段で表示することが可能だが、中間データがそれ以外のデータであればそのデータをGDI の描画命令に変換しつつ表示手段における表示が行われる。
画像処理部11は、作成された原稿イメージデータのページ全体に対応する部分に対して通常のプリントドライバと同様の色調補正、色分解、二値化処理等の画像処理を施して出力イメージデータを作成する(S5)。出力イメージデータとしては、2色分の二値データ(フルカラーの原画を2色で疑似的にカラー印刷する場合等)などが考えられる。この出力イメージデータは出力イメージ記憶部12に記憶される。この画像処理時のパラメータはラスタライザ4の画像処理のデフォルト値を使用することとし、該デフォルト値は通常のプリントドライバの画像処理パラメータと同様に設定しておく。
通常のプリンタドライバの画像処理の設定としては、例えば、テキストデータは、単純二値化処理と細字強調処理、ドローデータは網点処理、イメージデータはコントラスト強調処理と誤差拡散処理を行うといった様に設定する。また、画像処理パラメータとは、画像処理を実行するために必要なパラメータ(たとえば、網点処理における網点角度、網点線数、網点形状)のことである。
原稿イメージ記憶部10に保存された前記原稿イメージデータと、出力イメージ記憶部12に保存された前記出力イメージデータは、プリンタ7への出力前にプレビューとして表示手段6に出力される(S6)。
操作者は、原稿イメージデータによる原稿イメージと出力イメージデータによる出力イメージを比較・確認し、問題がなければ印刷の指示を行い(S7,YES)、出力イメージデータをプリンタ7に出力してプリンタにより出力イメージ画像が形成される(S8)。
表示手段6に表示した画像を視認して比較した結果、意図した出力イメージが得られていない領域があると判断した場合は印刷が直ちには行われず(S7,NO)、画像処理の変更をするために当該領域を指定する場合には(S9,YES)、操作手段5により表示手段6上で原稿イメージ画像の当該領域又は出力イメージ画像の当該領域の少なくとも一方が画像処理の調整対象として選択され(S10)、さらに選択された領域に対して任意の必要な画像処理の指定が行われる(S11)。ここでパラメータの変更可能な画像処理の項目としては、前述した通常のプリントドライバと同様、S5で施された画像処理、色調補正、色分解、二値化処理等のうち任意のものとすることができる。
画像処理を変更すべき画像中の領域(例えば、オブジェクト画像領域A)と、変更すべき画像処理の種類(例えば、色調補正)及びその画像処理に必要なパラメータが指定されると、中間ファイルとして保持された原稿イメージデータ中の前記領域に対応する部分のみが原稿イメージ記憶部10から引き出され、制御部20は画像処理部11に当該部分のデータに対して新たに指定されたパラメータで画像処理を行わせる(S12)。そして、この新たに画像処理された原稿イメージデータの一部は出力イメージ記憶部12に送られ、制御部20は、出力イメージ記憶部12にある従前の出力イメージデータの対応部分を更新する(書きかえる)。
制御部20により更新された出力イメージデータを再度表示手段6が表示し(S6)、ユーザは操作手段5を用いて意図した出力イメージが得られたか確認する。ユーザによる意図した出力イメージが得られるまで上述の処理が繰り返される。
以上説明したように、本例によれば、画像形成に供される出力イメージデータを基にしてプレビューを行い、実際にプリンタ7で画像形成した場合に近い状態の画像を確認することができ、その結果に応じてプレビュー中の任意の対象(領域やデータの属性)を指定して当該部分についての画像処理の変更を任意に行うことができるという効果がある。ここでいう画像処理の変更とは、上記対象に施す画像処理の内容を変えることであり、例えば、所定の色調補正を施していた対象に対して、別の色調補正(例えば、色調補正のパラメータを変えるなど)を施すことである。
また、上記のように指定した画像処理変更は、出力イメージデータに変換される前のデータ(例えばRGB多値データ)を元にして行うので、出力イメージデータに変換した後のデータ(例えばCMYK二値データ)を使用する場合等に比べ、より多階調のデータを用いることとなり、修正したい対象の画像処理をより厳密に行うことが可能となる。例えば、修正したい対象の画像処理が輝度補正の場合、元のデータがカラーであっても、画像処理により1ビットの黒白画像とした場合には当該処理後のデータに対しては非常に荒い輝度補正しかできないが、本例によれば出力イメージデータに変換される前のデータを画像処理変更の対象とするので非常に細かい輝度補正等が可能である。
そして、画像中の特定部分について上述のように画像処理を変更した結果は、実際に画像形成される状態に即してプレビューで確認できる。
また、フルカラーの原稿を、例えば孔版印刷のように比較的限られた種類のインクで印刷する場合には、画像処理の調整が非常に分かり難く、従来はプリンタドライバにおける画像処理のパラメータを経験により微妙に調整し、実際に何度も印刷を行って試行錯誤で所望の印刷結果が得られるようにせざるを得なかった。しかし、本例によれば、出力イメージデータによって出力イメージをプレビューし、ラスタライズ前の中間データ又はラスタライズ後の原稿イメージデータに対して調整が必要な部分のみに関して画像処理の調整を行うので、従来よりも容易に所望の印刷結果が得られるようになった。
なお、以上説明した例では、比較の便宜のために、プレビューでは原稿イメージデータと出力イメージデータの両方によって表示手段6に画像表示を行うようにしたが、プリンタ7に出力される画像のプレビューであるから、少なくとも出力イメージデータを用いて表示されればよく、原稿イメージデータによる表示は必ずしも必要なく、原稿イメージデータを表示しない場合は表示した出力イメージをアプリケーション2で表示される原稿イメージと直接比較対照することとしてもよい。
また、以上説明した例では、画像処理を適用するデータは、原稿イメージ記憶部10に保持したラスタライズ後のデータであったため、直ちに画像処理にかけることができ処理時間が短くて済む反面、ラスタライズ後のデータを保持するためのメモリ容量が必要になる。これに対し、画像処理を変更するデータとして、ラスタライズする前の中間データを利用する構成とすることもできる。この場合には、中間データをその都度ラスタライズして画像処理することとなるので、処理にはやや時間がかかるが、ラスタライズ前のデータのみ保持しておけばよいのでメモリ容量を多く必要としない。
また、以上説明した例では、プレビューした出力イメージ中の特定領域を対象として指定することとしたが、オブジェクト選択手段により、中間データ内の複数種類のデータを属性別(例えば、テキスト、ドロー、イメージなどの別)に選択することもできる。これによって、画像処理変更の対象を指定する作業が楽になり、必要な対象の画像処理だけを速やかに設定変更することができる。
また、以上説明した例では、表示手段6に表示した画像を視認して比較した結果、意図した出力イメージが得られていない領域があると判断した場合に、画像処理の変更をすべき領域を指定して画像処理の変更を行うこととしていたが、必ずしも画像処理の不具合を修正する目的のみで上述したような操作を行うものとは限らない。例えば、前記プリンタ7に代えて孔版印刷装置のような複数のインクを使用して多色刷りする印刷装置を用いる場合には、インクの色合いや印刷順序によって印刷画像(印刷物)の仕上がりに差異が生じることもあり、このような印刷条件の変更によるシミュレーションとして上記機能を利用することもできる。また、フルカラーの原稿イメージを2色で印刷する場合の仕上がりのイメージを掴むために、試行錯誤しながら前記パラメータを調整して条件を定めるために上記機能を用いることもできる。
2.第2実施形態
図4は、第2実施形態の画像形成装置1aの全体構成乃至画像形成用プログラムの機能構成を示すシステム構成図であり、第1実施形態と同様の構成部分には図2と同一又は英文字添え字付の符号を付して説明を省略する。
本例の画像処理部11aは、画像処理の機能を付与する交換可能な機能モジュールであるプラグインモジュール13を備えている。すなわち、画像処理部11にプラグイン拡張機能を付与し、指定可能な色調補正、色分解、二値化処理等の画像処理機能を任意に追加・変更可能としてある。
本例の構成によれば、画像処理機能を全て変えてたり、差し替えたり、また同機能でもより高機能なものにバージョンアップすることが容易に行える。ソフト的には、プログラムの画像処理機能部分をユニット化して簡易に交換・変更できるようにすればよい。
3.第3実施形態
図5は、第3実施形態の画像形成装置1bの全体構成乃至画像形成用プログラムの機能構成を示すシステム構成図であり、第1実施形態と同様の構成部分には図2と同一又は英文字添え字付の符号を付して説明を省略する。
本例の構成では、画像処理手段として、外部に別体として設けられたプリンタドライバ14を利用している。すなわち、画像処理部として外部のプリンタドライバ14の色調補正、色分解、二値化処理等の画像処理機能が利用可能になる。ここで、外部のプリンタドライバ14は当該プリンタドライバ特有のデータ形式で出力するので、出力イメージ記憶部12に入力する際には出力イメージ記憶部12のデータ形式に変換して記憶する。図中、PDLファイル15はページ記述言語でありプリンタ7を制御するコマンドを意味し、前記PS等もこれに含まれる。
なお、本例では、原稿データ全体として画像処理(例えば、色調補正、色分解等)を行い、表示された画像中の任意の対象を選択し、上記画像処理のうち、変更すべき画像処理(例えば、色調補正、色調補正に必要なパラメータ)を指定し、上記対象に対して指定された画像処理を行う(例えば、指定されたパラメータで色調補正を行う)との説明を行ったが、変更すべき画像処理の指定としては、原稿データ全体として施した画像処理以外の画像処理であってもよい。
本例の構成によれば、外部に別体として設けられた既設のプリンタドライバ14を画像処理手段として流用できるので、本装置乃至プログラムの開発・製作コストが低減できるという効果がある。
図1は本実施形態の画像形成装置の全体構成乃至画像形成用プログラムの機能構成を示すシステム構成図である。 図2は図1の要部を詳細に示した機能ブロック図である。 図3は本例の前記装置における作用乃至本例の前記プログラムにおける動作手順を示す流れ図である。 図4は、第2実施形態の画像形成装置の全体構成乃至画像形成用プログラムの機能構成を示すシステム構成図である。 図5は、第3実施形態の画像形成装置の全体構成乃至画像形成用プログラムの機能構成を示すシステム構成図である。
符号の説明
1,1a,1b…画像形成装置
2…アプリケーション
3…仮想プリンタドライバ
4…ラスタライズ手段としてのラスタライザ
5…操作手段
6…表示手段
7…プリンタ
8…中間データ記憶部
9…ラスタライズ手段としてのラスタライズ部
10…原稿イメージ記憶部
11,11a…画像処理手段としての画像処理部
12…出力イメージ記憶部
13…機能モジュールとしてのプラグインモジュール
14…画像処理手段としての外部のプリンタドライバ
20…制御手段としての制御部

Claims (5)

  1. アプリケーションで作成した原稿データをアプリケーションの種類に依存しない中間データに変換する仮想プリンタドライバと、
    前記中間データをラスタライズして原稿イメージを作成するラスタライズ手段と、
    前記原稿イメージに画像処理を施して出力イメージを作成する画像処理手段と、
    少なくとも前記出力イメージを画像表示する表示手段と、
    前記表示手段で表示された画像中の任意の対象を選択するオブジェクト選択手段と、
    前記対象に対して任意の画像処理を指定する画像処理指定手段と、
    前記原稿イメージ又は前記中間データ内の前記対象に対応する部分に対して前記画像処理手段に前記画像処理指定手段により指定された画像処理を行わせ、前記出力イメージの前記対象に対応する部分を書き換える制御手段と、
    を具備することを特徴とする画像形成装置。
  2. アプリケーションで作成した原稿データをアプリケーションの種類に依存しない中間データに変換する仮想プリンタドライバと、
    前記中間データをラスタライズして原稿イメージを作成するラスタライズ手段と、
    前記原稿イメージを記憶する原稿イメージ記憶部と、
    前記原稿イメージ記憶部の前記原稿イメージに画像処理を施して出力イメージを作成する画像処理手段と、
    前記出力イメージを記憶する出力イメージ記憶部と、
    少なくとも前記出力イメージを画像表示する表示手段と、
    前記表示手段で表示された画像中の任意の対象を選択するオブジェクト選択手段と、
    前記対象に対して任意の画像処理を指定する画像処理指定手段と、
    前記原稿イメージ記憶部に記憶された前記原稿イメージ又は前記中間データ内の前記対象に対応する部分に対してを前記画像処理手段に前記画像処理指定手段により指定された画像処理を行わせ、前記出力イメージ記憶部に記憶された前記出力イメージの前記対象に対応する部分を書き換える制御手段と、
    を具備することを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記画像処理手段は、前記画像形成装置の外部に別体として設けられたプリンタドライバであることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記オブジェクト選択手段は、前記中間データに含まれる複数種類のデータの属性別に選択できることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  5. コンピュータに、
    アプリケーションで作成した原稿データをアプリケーションの種類に依存しない中間データに変換する仮想プリンタドライバ機能と、
    前記中間データをラスタライズして原稿イメージを作成するラスタライズ機能と、
    前記原稿イメージに画像処理を施して出力イメージを作成する画像処理機能と、
    少なくとも前記出力イメージを外部の表示手段に画像表示させる表示出力機能と、
    前記表示手段で表示された画像中の任意の対象を選択するオブジェクト選択機能と、
    前記対象に対して任意の画像処理を指定する画像処理指定機能と、
    前記原稿イメージ又は前記中間データ内の前記対象に対応する部分に対して前記画像処理機能に前記画像処理指定機能により指定された画像処理を行わせ、前記出力イメージの前記対象に対応する部分を書き換える画像処理変更機能と、
    を実現させるための画像形成用プログラム。
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