JP4530653B2 - 溶接ワイヤ収納容器及び容器入り溶接ワイヤ - Google Patents

溶接ワイヤ収納容器及び容器入り溶接ワイヤ Download PDF

Info

Publication number
JP4530653B2
JP4530653B2 JP2003412432A JP2003412432A JP4530653B2 JP 4530653 B2 JP4530653 B2 JP 4530653B2 JP 2003412432 A JP2003412432 A JP 2003412432A JP 2003412432 A JP2003412432 A JP 2003412432A JP 4530653 B2 JP4530653 B2 JP 4530653B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
welding wire
storage container
outer cylinder
wire storage
inner diameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003412432A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005169449A (ja
Inventor
伸二 小松
邦彰 宮▲崎▼
弘之 清水
正治 北野
規生 政家
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP2003412432A priority Critical patent/JP4530653B2/ja
Priority to SG200407013A priority patent/SG112938A1/en
Priority to KR1020040103788A priority patent/KR100631248B1/ko
Priority to CNB200410100315XA priority patent/CN100333984C/zh
Publication of JP2005169449A publication Critical patent/JP2005169449A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4530653B2 publication Critical patent/JP4530653B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Coiling Of Filamentary Materials In General (AREA)
  • Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)
  • Storing, Repeated Paying-Out, And Re-Storing Of Elongated Articles (AREA)
  • Tension Adjustment In Filamentary Materials (AREA)

Description

本発明は、溶接ワイヤのコイルを収納する溶接ワイヤ収納容器及び容器入り溶接ワイヤに関し、特に、ソリッドワイヤ等の剛性が大きい溶接ワイヤにも適用可能な溶接ワイヤ収納容器及び容器入り溶接ワイヤに関する。
ソリッドワイヤ及びフラックス入りワイヤ等の溶接用ワイヤを収納する容器としては、一般に、有底筒状のペイル容器が使用されている(例えば、特許文献1及び2参照)。図7(a)は従来の容器入り溶接ワイヤを模式的に示す斜視図であり、図7(b)はその断面図であり、図7(c)は押さえ板を示す斜視図である。図7(a)及び(b)に示すように、従来の容器入り溶接ワイヤは、外筒101の内部に底部を形成する底板105が保持されている容器内に、溶接ワイヤ100aが円軌跡に沿って中心軸を移動させるようにして巻回されて収納されている。なお、従来の溶接ワイヤ収納容器においては、外筒101よりも小径の内筒106が外筒101と同軸的に設けられていることもある。
通常、容器入り溶接ワイヤは、容器に収納された状態で巻き解かれる。このため、巻き解きの際に、溶接ワイヤ100aが絡んだり、もつれたりすることがある。そこで、従来の容器入り溶接ワイヤにおいては、溶接ワイヤコイル100上に、図7(c)に示すような環状の押さえ板102を載置し、この押さえ板102で溶接ワイヤコイル100を下方に押圧することにより、巻き解かれたワイヤがはね上がり、絡み合うことを防止している。従来の溶接ワイヤ収納容器における押さえ板102は、外径が外筒101の内径よりも僅かに小さく、内筒を備えている収納容器の場合、内径は内筒106の外径よりも僅かに大きくなっている。そして、溶接ワイヤ100aは内筒106と押さえ板102との間の隙間から巻き解かれる。なお、押さえ板102は、上下方向に移動可能であるため、溶接ワイヤ100aが巻き解かれることによって、溶接ワイヤコイル100の高さが変化しても、押さえ板102は常に溶接ワイヤコイル100の上に載置されている。
従来、巻き解き時の絡み防止のため、帯板状の縦壁部に複数の弾性内向片が設けられた押さえ板も提案されている(特許文献3参照)。この押さえ板は、円環状に丸められ、縦壁部が外筒の内面に、弾性内向片が溶接ワイヤ上面に夫々接するようにして溶接ワイヤコイル上に載置される。そして、溶接ワイヤは押さえ板の弾性内向片の縁部に接触しながら上方に引き出される。
また、従来の溶接ワイヤ収納容器においては、押さえ板102と外筒101との間の隙間から溶接ワイヤが飛び出すことを防止するため、押さえ板102及び溶接ワイヤコイル100と外筒101との間に外筒101の高さ方向に延びる複数本のひも108が配置されている。更に、押さえ板102上には縦断面が円形のリング103が配置されており、このリング103は、ひも108と外筒101との間に、外筒101と同軸的に配置されている。そして、リング103はひも108を介して押さえ板102上に保持され、押さえ板102に追従して移動する。更に、連続して巻き解く場合に、次の収納容器へ円滑に移行するため、溶接ワイヤ100aの巻回始端、即ち、溶接ワイヤ100aの巻き解き終端は、外筒101の内面上部に設けられた複数のクランプ107により係止されている。そして、この巻き解き終端(巻回始端)と、次に巻き解く容器入り溶接ワイヤの巻き解き始端とを繋ぐことにより、複数の容器入り溶接ワイヤを連続して巻き解くことができる(特許文献4参照)。
しかしながら、従来の溶接ワイヤ収納用容器は、図7(b)に示すように、外筒101の下端部をかしめることにより、底板105が固定されている。このかしめ部は、底板105を外筒101に挿入する際の位置決めを容易にし、底板105を固定するためのカール加工時にガイドを当てて補助するためのものであるが、溶接ワイヤコイル100aを巻き解く際に、押さえ板102が他の部分より内径が小さいかしめ部で保持されてしまう。このため、かしめ部より下にある溶接ワイヤコイル100を押さえることができず、かしめ部と底板105との間にあるワイヤが跳ね上がり、絡み及びばらけが発生するという問題点がある。
そこで、底板105の上に板等を積層して、容器の底を嵩上げする方法が検討されている。図8は底が嵩上げされた溶接ワイヤ収納容器を示す断面図である。この溶接ワイヤ収納容器は、外径がかしめ部に挿入可能な大きさで、厚さがかしめ部の高さと同等である円盤109が、底板105上に接着剤等により接合されている。これにより、容器の底が嵩上げされ、最下層の溶接ワイヤの上面がかしめ部よりも上になるため、押さえ板102により最下層の溶接ワイヤまで押さえることができる。
また、内径が内筒の外径よりも大きく外径が外筒の最小内径よりも小さい環状平板121に、複数の短冊状の羽根材をその内側及び外側に突出するように取り付けた押さえ板を備えた溶接ワイヤ収納容器も検討されている(特許文献5参照。)。図9はこの溶接ワイヤ収納容器の押さえ板を示す平面図である。この押さえ板120は、環状平板121により溶接ワイヤコイルを下方に押圧し、羽根材122により外筒側及び内筒側の溶接ワイヤが飛び出すことを防止するものである。この押さえ板120は、外径がかしめ部の内径よりも小さく、かしめ部にも入り込むことができるため、最下層の溶接ワイヤまで押さえることができる。
特公昭59−8474号公報 (第1−2頁、第1−4図) 特公平3−34424号公報 (第2−3、第1図) 特開平10−218493号公報 (第3−4、第1−3図) 特公平1−15353号公報 (第2−3頁、第3図) 特開平2−147566号公報 (第3−5頁、第2図)
しかしながら、前述の従来の技術には以下に示す問題点がある。図8に示す従来の底を嵩上げした溶接ワイヤ収納容器は、押さえ板102により溶接ワイヤコイル100の最下層まで押さえることができるようにはなるが、円盤109と外筒101との間に隙間が生じ、この隙間にワイヤが挟まって送給が停止するという問題点がある。このように、溶接ワイヤコイルの残量が少なくなり、容器の底部付近で送給停止等のトラブルが発生すると、複数の容器入り溶接ワイヤを連続して使用する場合に、容器内に収納されている全ての溶接ワイヤを円滑に引き出すことができなくなり、次の容器に移行できなくなる。また、円盤109の厚さをより厚くして、容器の底をかしめ部よりも上方に設定することにより円盤109と外筒1の内面との隙間をなくすことは可能であるが、底の嵩上げ量が多くなると、容器に収納できるワイヤの量が少なくなり使用時の作業性が低下すると共に、製造コストが増加するため好ましくない。
更に、図9に示す押さえ板120を備えた溶接ワイヤ収納容器は、溶接ワイヤコイルの押さえ板120と外筒との間の部分が羽根材122により数カ所押さえられているだけであるため、外筒側の溶接ワイヤが飛び出す虞がある。また、この押さえ板120は、内側に突出した羽根材122が内筒の外面に接触し、外側に突出した羽根材122が外筒の内面に接触しながら下方に移動するため、斜め傾きやすく、ワイヤの絡みおよびもつれが発生しやすいという問題点がある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、絡み及びもつれを生じることなく、最下層まで円滑に溶接用ワイヤを巻き解くことができる溶接ワイヤ収納容器及び容器入り溶接ワイヤを提供することを目的とする。
本願第1発明に係る溶接ワイヤ収納用容器は、溶接ワイヤのコイルが収納される溶接ワイヤ収納容器において、外筒と、前記外筒をかしめることにより前記外筒の内部に保持され底部を形成する底板と、前記溶接ワイヤコイル上に載置され前記溶接ワイヤコイルの減少に伴い下方に移動する押さえ治具と、この押さえ治具上に押さえ治具から分離可能に載置され外径が前記外筒の最小内径よりも小さい環状部材と、を有し、前記外筒の最小内径は、前記外筒のかしめ部における内径が最小の部分により決められ、前記溶接ワイヤコイルは前記外筒の最小内径の部分より下方まで収納され、前記押さえ治具は、帯状部材を丸めることにより形成され径の大きさが調節可能な管部と、この管部の下部内縁から中心に向かって延出する複数の羽根部とを備え、前記環状部材は前記羽根部の上に載置され、前記溶接ワイヤを引き出したときに、前記環状部材が前記押さえ治具に対する錘となると共に、前記管部が前記最小内径の部分に係止されて下降を停止した後は前記羽根部及び前記環状部材が前記最小内径の部分よりも下方に入り込むことができることを特徴とする。
本発明においては、押さえ治具の管部が外筒の内側面に接触しながら移動するため、外筒側の溶接ワイヤがはね上がることを防止することができる。また、環状部材の外径が外筒のかしめ部の内径よりも小さいため、溶接ワイヤ巻き解き時に管部がかしめ部より下方に移動できなくなった場合でも、羽根部及び環状部材はかしめ部よりも下方に入り込むことができ、かしめ部よりも下方の溶接ワイヤコイルも押さえることができる。その結果、最下層の溶接ワイヤまで絡み及びもつれを生じることなく、円滑に巻き解くことができる。
本発明の溶接ワイヤ収納用容器においては、前記溶接ワイヤは円軌道に沿うように中心軸を移動させながら中央部に円柱状の空洞が形成されるように積層され、前記環状部材は前記溶接ワイヤコイルの前記空洞と同軸的に載置されてもよい。
また、本発明の溶接ワイヤ収納用容器は、前記底板上に固定され前記外筒の内部に前記外筒と同軸的に配置された内筒を有していてもよく、その場合、前記環状部材の内径は前記内筒の外径よりも大きいことが好ましい。
更に、前記押さえ治具の前記羽根部は、例えば、透明な樹脂により形成されていることが好ましい。これにより、開口部等を形成しなくても、溶接コイルの残量を容易に確認することができる。
更にまた、前記押さえ治具の前記羽根部は、前記管部側の端部が内側に折り曲げられていてもよく、更に、前記羽根部の先端部が内側に折り曲げられていてもよい。これにより、前記羽根部が前記外筒のかしめ部に入り込みやすくなり、かしめ部における溶接ワイヤの絡み及びもつれを防止する効果が向上する。
更にまた、前記押さえ治具の前記管部は、前記帯状部材を両端部が重なり合うように丸めることにより形成されていてもよい。
更にまた、前記環状部材の上面に複数個の錘が等間隔に配置されていてもよい。なお、この等間隔とは、実質的に等間隔であり、多少の間隔の変動も許容されるものである。又は、前記環状部材は縦断面が矩形の金属製のリングでもよい。
更にまた、前記外筒の上部に前記溶接ワイヤコイルの巻き解き終端部が係止される留め具が設けられていてもよく、その場合、この留め具に係止された前記溶接ワイヤコイルの巻き解き終端部と次に巻き解かれる容器に収納されている溶接ワイヤコイルの巻き解き始端部とが繋ぎ合わされて、複数の溶接ワイヤコイルが連続して巻き解かれる。
本願第2発明に係る容器入り溶接ワイヤは、前述の溶接ワイヤ収納容器内に溶接ワイヤのコイルが収納されていることを特徴とする。
本発明によれば、環状部材の外径が外筒のかしめ部の内径よりも小さいため、管部がかしめ部より下方に移動できなくなった場合でも、羽根部及び環状部材がかしめ部よりも下方に入り込み、かしめ部よりも下方の溶接ワイヤコイルも押さえることができるため、最下層の溶接ワイヤまで絡み及びもつれを生じることなく、円滑に巻き解くことができる。
以下、本発明の実施形態に係る溶接ワイヤ収納用容器について、添付の図面を参照して具体的に説明する。図1(a)は本実施形態の溶接ワイヤ収納容器を示す断面図であり、図1(b)はその平面図である。本実施形態の溶接ワイヤ収納容器は、円筒状の外筒1の下端部よりも少し上部がかしめられており、このかしめ部の直近下部に容器の底部を形成する底板5が嵌め込まれ、外筒1の内部に保持されている。この底板5は、外筒1のかしめ部及び底板5の底面を包み込む金属補強帯(図示せず)により、外筒1に固定されている。また、一般に、溶接ワイヤ収納容器には、250乃至500kgの溶接ワイヤが収納されるため、運搬時及び吊り下げ移送時に安全強固な構造が要求される。このため、軽量化及び電気絶縁性の観点から、本実施形態の溶接ワイヤ収納容器における外筒1は、厚さが厚い紙等で形成されている。
本実施形態の溶接ワイヤ収納容器においては、外筒1の内部に外筒1よりも直径が小さい円筒状の内筒6が外筒1と同軸的に配置されており、内筒6の下端部は底板5上に固定されている。そして、溶接ワイヤ10aは、底板5上に円軌跡に沿って中心軸を移動変位させるようにして巻回されて収納されている。
また、本実施形態の溶接ワイヤ収納容器は、巻回された溶接ワイヤコイル10の上に載置され、溶接ワイヤの跳ね上がりを防止する押さえ治具2と、この押さえ治具2上に載置され溶接ワイヤコイルを下方に押圧する環状平板3とを備えている。図2は押さえ治具2及び環状平板3の形状を示す斜視図であり、図3は押さえ治具2の羽根部の形状を示す拡大斜視図である。図2及び図3に示すように、押さえ治具2は、管部2aの下部内縁から中心に向かって複数の羽根部2bが延出している。この押さえ治具2における管部2aは、例えば、紙製の帯を丸めることにより形成されており、その端部は相互に接合されていないため、押さえ治具2の直径は外筒1の内径に応じて調節することができる。なお、管部2aは、紙製の帯の両端部が重なり合うように丸められていることが好ましい。
また、押さえ治具2における羽根部2bの形状は、先端になるに従い幅が狭くなる平面視で略三角形状であり、例えば、PET(Poly-Ethylene-Terephthalate;ポリエチレンテレフタレート)樹脂等の透明な樹脂材料により形成されている。この羽根部2bは、その先端が内筒6に接触しない程度の長さになっている。即ち、羽根部2bの先端を結んだ線により形成される円の直径は、内筒6の外径よりも大きくなっている。
本実施形態の溶接ワイヤ収納容器においては、羽根部2bをその先端が内筒6に接触しない程度の長さにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、羽根部2bを内筒6に接触させてもよい。羽根部2bを内筒6に接触させることにより、ワイヤをより安定して引き出すことができる。但し、羽根部2bを内筒6に接触させると、押さえ治具2が下降する際の抵抗が増すため、羽根部2bは、押さえ治具2がスムーズに下降できる長さにすることが望ましい。一方、本実施形態の溶接ワイヤ収納容器のように、羽根部2bの先端が内筒6に接触しない場合は、押さえ治具2はスムーズに下降することができるが、ワイヤの引き出しは若干不安定になることがある。よって、羽根部2bの長さは、引き出すワイヤの抗張力、抗張力のばらつき、ワイヤ径等のワイヤ性状に応じて、適宜選択することが望ましい。なお、押さえ治具2の質量は、例えば、300乃至370gであり、押さえ治具2の質量と環状平板3の質量とを合わせた総質量は、例えば、800乃至1500g程度である。
一方、環状平板3は、例えば、紙、プラスチック、金属及び合板等により形成されており、内径が内筒6の外径よりも大きい。また、環状平板3の外径は外筒1の最小内径、即ち、かしめ部の内径よりも小さくなっている。具体的には、例えば、内筒6の外径は外筒1の内径に拘わらず310mmであり、外筒1の公称内径が500mmの場合、外筒1の最小内径が480mmであり、環状平板3の内径は325乃至335mmであり、外径は460乃至470mmである。また、環状平板3の厚さは、例えば、3mm程度である。なお、外筒1の公称内径が600mm及び660mmの場合には、それに応じて環状平板3の外径を大きくすればよい。更に、この環状平板3上には、質量を調節するために鋼製の平板等からなる錘4が略等間隔に配置されている。環状平板3と錘4との総質量は、収納される溶接ワイヤの種類及び巻き方等に応じて適宜選択することができるが、例えば、直径が1.2mm又は1.4mmのソリッドワイヤに適用する場合は、環状平板3と錘4との総質量が800乃至900gになるように調節することが好ましい。
次に、上述の如く構成された本実施形態の溶接ワイヤ収納容器の動作、即ち、溶接ワイヤを容器に収納する方法及び容器入り溶接ワイヤを巻き解く方法について説明する。先ず、溶接ワイヤを容器に収納する際は、底板5上に下方から上方に向かって、円軌道に沿って中心軸を移動変位させながら積層される。そして、積層された溶接ワイヤコイル10の上には押さえ治具2が載置され、更に、押さえ治具2の羽根部2a上には錘4が取り付けられた環状平板3が溶接ワイヤコイル10と同軸的に載置されて容器入り溶接ワイヤとなる。
この容器入り溶接ワイヤを運搬及び保管する際は、外筒1の上端部に蓋(図示せず)が被せられる。その際、押さえ治具2と蓋の間には、紙製のスペーサ(図示せず)が配置される。本実施形態の溶接ワイヤ収納容器において使用されるスペーサとしては、例えば、内部に1又は複数本のひも又は帯状の弾性部材が張られている角筒内に、この角筒よりも小径の角筒が挿入され、この小径の角筒が大径の角筒から突出している構成のものが使用される。このスペーサは、小径の角筒の下端部が大径の角筒内に張られた弾性部材に保持されているため、小径の角筒が突出している高さを、蓋と押さえ板2との距離に応じて変化させることができる。このため、移動時の振動等によりワイヤの巻きがきつくなり、溶接ワイヤコイルの高さが低くなっても、溶接ワイヤコイルを下方に押圧することができる。その結果、移動時の振動によって溶接ワイヤコイルがほどけて、巻き解き時に絡み及びもつれが生じることを防止することができる。
一方、溶接ワイヤ10aを巻き解く際は、蓋及びスペーサを取り除き、内筒6と環状平板3との間から巻回時のワイヤ終端を引き出し、この部分を巻き解き始端として溶接ワイヤコイル10の上層から下層に向かって巻き解く。このとき、押さえ治具2及び環状平板3は、溶接ワイヤコイル10の高さが低下するに従い下方に移動する。
本実施形態の溶接ワイヤ収納容器は、環状平板3の外径が外筒1のかしめ部の内径よりも小さく、更に、羽根部2bがPET等の柔軟な樹脂材料で形成されているため、管部2aがかしめ部で保持され、かしめ部より下方に移動できなくなった場合でも、羽根部2a及び環状平板3がかしめ部よりも下方に入り込めるため、かしめ部よりも下方の溶接ワイヤコイル10も押さえることができる。その結果、従来の溶接ワイヤ収納容器のように底の嵩上げ等を行わなくても、最下層の溶接ワイヤまで絡み及びもつれを生じることなく、円滑に巻き解くことができる。このように、本実施形態の溶接ワイヤ収納容器は、使用途中で供給が停止することがないので、複数個の容器入り溶接ワイヤを連続して使用する場合に特に有効である。
また、本実施形態の溶接ワイヤ収納容器においては、押さえ治具2の管部2aが外筒1の内面に接しながら移動する。このため、押さえ治具2と外筒1との間に隙間が生じないため、溶接ワイヤコイルの外筒1側の部分からワイヤが飛び出すことを防止することができる。従って、図2に示す従来の溶接ワイヤ収納容器に設けられていたひも及びリングは不要になる。更に、本実施形態の溶接ワイヤ用収納容器の押さえ治具2は、紙等により形成された管部2aが外筒1の内面に沿って移動するため、外筒1の内部に内筒6が設けられていない収納容器にも適用することができる。
更にまた、本実施形態のワイヤ収納容器の押さえ治具2は、羽根部2bの先端が内筒6の外側面に接触せずに移動するため、巻き解き時に押さえ治具2が斜めになりにくく、従来の押さえ板よも絡み及びもつれを防止する効果が高い。更にまた、本実施形態の溶接ワイヤ収納容器においては、押さえ治具2の羽根部2bをPET等の透明な樹脂材料により形成しているため、溶接ワイヤコイル10の残量を目視により容易に確認することができる。このため、環状平板3に、従来の押さえ板のように、溶接ワイヤコイル10の残量を確認するための開口部を設ける必要がない。
なお、本実施形態の溶接ワイヤ収納容器の押さえ治具2は、平面視で略三角形の羽根部2bが管部2aに対して略垂直になるように取り付けられているが、本発明これに限定されるものではなく、例えば、羽根部の一部が内側に折り曲げられていてもよい。図4(a)及び(b)は押さえ治具の羽根部の他の形状を示す拡大斜視図である。図4(a)に示す押さえ治具は、羽根部12bの管部12a側の端部が内側に折り曲げられて傾斜している。この傾斜部の傾斜角度α、高さa及び幅bは、かしめ部の形状に応じて適宜設定することができるが、本実施形態においては、例えば、傾斜角度αが46°乃至50°であり、高さaが17乃至21mmであり、幅bが15mm程度である。このように、羽根部12bの管部12a側の端部を内側に折り曲げて傾斜させることにより、羽根部12bがかしめ部に入り込みやすくすることができるため、かしめ部における溶接ワイヤの絡み及びもつれを防止する効果が向上する。
更に、図4(b)に示すように、羽根部22bの管部22a側の端部に傾斜部を形成し、更に、羽根部22bの先端部を内側に折り曲げてもよい。これにより、環状平板3を羽根部上に載置する際の位置決めが容易になると共に、この折り曲げ部により環状平板3の内縁が保持されるため、巻き解き時に環状平板3が横方向に移動することを防止することができる。
次に、本実施形態の変形例に係る溶接ワイヤ収納容器について説明する。図5は本実施形態の変形例の溶接ワイヤ収納容器における押さえ治具及びリングの形状を示す斜視図である。前述の第1実施形態の溶接ワイヤ収納容器においては、押さえ治具2の上に紙製の環状平板3を載置しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、図5に示すように、押さえ治具2の上に縦断面が矩形である金属製のリング7を載置してもよい。このリング7は、前述の環状平板3と同様に、内径が内筒6の外径よりも大きく、外径が外筒1の最小内径よりも小さくなっている。具体的には、例えば、内筒6の外径が310mmであり、外筒1の最小内径が480mmである場合、リング7の内径は350乃至360mmであり、外径は460乃至470mmである。このように、本変形例の溶接ワイヤ収納容器においては、リング7を金属により形成しているため、錘が不要になる。なお、リング7の質量は、収納される溶接ワイヤの種類及び巻き方等に応じて適宜設定することができるが、例えば、直径が1.2mm又は1.4mmのソリッドワイヤに適用する場合は、800乃至900gにすることが好ましく、押さえ治具2及びリング7の合計の質量は1100乃至1500g程度であることが好ましい。
本変形例におけるリング7は、複数の部材を溶接接合してつなぎ合わせることにより形成することができるが、本発明はこれに限定されるものではなく、一体成形されたものでもよい。また、図6に示すように、直径が異なるリング8a及びリング8bが、複数の金属棒9によって相互に平行になるように保持されている部材を使用することもできる。この場合、大径のリング8aは、内径が内筒6の外径よりも大きく、外径が最小内径よりも小さいことが好ましい。また、この部材を押さえ治具2上に載置する際は、小径のリング8bを下側にして配置する。これにより、羽根部12bがかしめ部に入り込みやすくなるため、かしめ部における溶接ワイヤの絡み及びもつれを防止する効果を向上させることができる。
なお、本変形例の溶接ワイヤ収納容器の構成は、押さえ治具2の羽根部2b上に、環状平板3ではなくリングを載置している以外は、前述の第1実施形態と同様である。従って、前述の第1実施形態の溶接ワイヤ収納容器と同様の方法で、溶接ワイヤを収納して容器入り溶接ワイヤとすることができると共に、絡み及びもつれを生じることなく、最下層の溶接ワイヤまで円滑に巻き解くことができる。
(a)は本発明の実施形態の溶接ワイヤ収納容器を示す断面図であり、(b)はその平面図である。 図1に示す押さえ治具2及び環状平板3の形状を示す斜視図である。 押さえ治具2の羽根部の形状を示す拡大斜視図である。 (a)及び(b)は押さえ治具の羽根部の他の形状を示す拡大図である。 本発明の実施形態の変形例の溶接ワイヤ収納容器における押さえ治具及びリングの形状を示す斜視図である。 図5に示すリングの他の形状を示す斜視図である。 (a)は従来の容器入り溶接ワイヤを模式的に示す斜視図であり、(b)はその断面図であり、(c)は押さえ板を示す斜視図である。 底が嵩上げされた溶接ワイヤ収納容器の一部を示す断面図である。 特許文献5に記載の溶接ワイヤ収納容器の押さえ板を示す平面図である。
符号の説明
1、101;外筒
2;押さえ治具
2a;管部
2b;羽根部
3、121;環状平板
4;錘
5、105;底板
6、106;内筒
7、8a、8b、103;リング
9;金属棒
10、100;溶接ワイヤコイル
10a、100a;溶接ワイヤ
102、120;押さえ板
107;クランプ
108;ひも
109;円盤
122;羽根材

Claims (11)

  1. 溶接ワイヤのコイルが収納される溶接ワイヤ収納容器において、外筒と、前記外筒をかしめることにより前記外筒の内部に保持され底部を形成する底板と、前記溶接ワイヤコイル上に載置され前記溶接ワイヤコイルの減少に伴い下方に移動する押さえ治具と、この押さえ治具上に押さえ治具から分離可能に載置され外径が前記外筒の最小内径よりも小さい環状部材と、を有し、前記外筒の最小内径は、前記外筒のかしめ部における内径が最小の部分により決められ、前記溶接ワイヤコイルは前記外筒の最小内径の部分より下方まで収納され、前記押さえ治具は、帯状部材を丸めることにより形成され径の大きさが調節可能な管部と、この管部の下部内縁から中心に向かって延出する複数の羽根部とを備え、前記環状部材は前記羽根部の上に載置され、前記溶接ワイヤを引き出したときに、前記環状部材が前記押さえ治具に対する錘となると共に、前記管部が前記最小内径の部分に係止されて下降を停止した後は前記羽根部及び前記環状部材が前記最小内径の部分よりも下方に入り込むことができることを特徴とする溶接ワイヤ収納容器。
  2. 前記溶接ワイヤは円軌道に沿うように中心軸を移動させながら中央部に円柱状の空洞が形成されるように積層され、前記環状部材は前記溶接ワイヤコイルの前記空洞と同軸的に載置されることを特徴とする請求項1に記載の溶接ワイヤ収納容器。
  3. 前記底板上に固定され前記外筒の内部に前記外筒と同軸的に配置された内筒を有し、前記環状部材の内径は前記内筒の外径よりも大きいことを特徴とする請求項2に記載の溶接ワイヤ収納容器。
  4. 前記押さえ治具の前記羽根部は、透明な樹脂により形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の溶接ワイヤ収納容器。
  5. 前記押さえ治具の前記羽根部は、前記管部側の端部が内側に折り曲げられていることを特徴とする請求1乃至4のいずれか1項に記載の溶接ワイヤ収納容器。
  6. 前記羽根部の先端部が内側に折り曲げられていることを特徴とする請求項5に記載の溶接ワイヤ収納容器。
  7. 前記押さえ治具の前記管部は、前記帯状部材を両端部が重なり合うように丸めることにより形成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の溶接ワイヤ収納容器。
  8. 前記環状部材の上面に複数個の錘が等間隔に配置されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の溶接ワイヤ収納容器。
  9. 前記環状部材は縦断面が矩形の金属製のリングであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の溶接ワイヤ収納容器。
  10. 前記外筒の上部に前記溶接ワイヤコイルの巻き解き終端部が係止される留め具が設けられており、この留め具に係止された前記溶接ワイヤコイルの巻き解き終端部と次に巻き解かれる容器に収納されている溶接ワイヤコイルの巻き解き始端部とが繋ぎ合わされて、複数の溶接ワイヤコイルが連続して巻き解かれることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の溶接ワイヤ収納容器。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載の溶接ワイヤ収納容器内に溶接ワイヤのコイルが収納されていることを特徴とする容器入り溶接ワイヤ。
JP2003412432A 2003-12-10 2003-12-10 溶接ワイヤ収納容器及び容器入り溶接ワイヤ Expired - Lifetime JP4530653B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003412432A JP4530653B2 (ja) 2003-12-10 2003-12-10 溶接ワイヤ収納容器及び容器入り溶接ワイヤ
SG200407013A SG112938A1 (en) 2003-12-10 2004-12-02 Welding wire container
KR1020040103788A KR100631248B1 (ko) 2003-12-10 2004-12-09 용접 와이어 수납용기
CNB200410100315XA CN100333984C (zh) 2003-12-10 2004-12-09 焊丝容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003412432A JP4530653B2 (ja) 2003-12-10 2003-12-10 溶接ワイヤ収納容器及び容器入り溶接ワイヤ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005169449A JP2005169449A (ja) 2005-06-30
JP4530653B2 true JP4530653B2 (ja) 2010-08-25

Family

ID=34732872

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003412432A Expired - Lifetime JP4530653B2 (ja) 2003-12-10 2003-12-10 溶接ワイヤ収納容器及び容器入り溶接ワイヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4530653B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL1031856C2 (nl) 2005-05-27 2010-12-28 Kobe Seiko Sho Kobe Steel Kk Lasdraadvat.
JP5198424B2 (ja) * 2009-12-25 2013-05-15 株式会社神戸製鋼所 ペイルパック用押さえ部材、ペイルパック用容器及び溶接ワイヤ収納ペイルパック
US8882018B2 (en) * 2011-12-19 2014-11-11 Sidergas Spa Retainer for welding wire container and welding wire container with retainer
KR101503799B1 (ko) 2014-12-10 2015-03-19 이상대 작업선 권취식 보관장치
KR102358618B1 (ko) * 2020-08-20 2022-02-07 고려용접봉 주식회사 용접 와이어 리테이너 링

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0667463U (ja) * 1993-03-03 1994-09-22 大同特殊鋼株式会社 溶接用ワイヤの取出装置
JP2000202630A (ja) * 1999-01-13 2000-07-25 Daido Steel Co Ltd 溶接ワイヤ充填ペイル

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5311328Y2 (ja) * 1973-04-13 1978-03-27

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0667463U (ja) * 1993-03-03 1994-09-22 大同特殊鋼株式会社 溶接用ワイヤの取出装置
JP2000202630A (ja) * 1999-01-13 2000-07-25 Daido Steel Co Ltd 溶接ワイヤ充填ペイル

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005169449A (ja) 2005-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007029971A (ja) 溶接ワイヤ収納容器及び容器入り溶接ワイヤ
JP4197326B2 (ja) リフトストラップ付き溶接ワイヤパッケージ
EP2256064A1 (en) Container for welding wire with elongated members for maintaining the wire coil
EP1932613A1 (en) Pail-pack for welding wire
CA2580908C (en) Wire payoff brush and container containing a wire payoff brush
EP2168706A1 (en) Retainer for a welding wire container with flexible flaps; combination of a welding wire coil and such retainer
CN100333984C (zh) 焊丝容器
JP2005529751A (ja) 溶接用ワイヤの絡み防止装置
CN110997536A (zh) 用于运输和送给焊丝的卷筒
JP2001179450A (ja) 溶接ワイヤ収納装置
JP4530653B2 (ja) 溶接ワイヤ収納容器及び容器入り溶接ワイヤ
JP5198424B2 (ja) ペイルパック用押さえ部材、ペイルパック用容器及び溶接ワイヤ収納ペイルパック
EP1932612A1 (en) Pail-pack for welding wire
JP2000225468A (ja) 溶接ワイヤ充填ペイル
JP4530654B2 (ja) 溶接ワイヤ収納容器及び容器入り溶接ワイヤ
JP2008149375A (ja) 溶接ワイヤ用のペールパック
JPS6142706B2 (ja)
WO2014102585A1 (en) Wire control strip for a welding system
JP2004025220A (ja) 容器入り溶接用ワイヤ
JPH0355579Y2 (ja)
JP3816028B2 (ja) 容器入り溶接用ワイヤ
JPS647025Y2 (ja)
JP3277230B2 (ja) ペイル巻ワイヤの押圧装置
JP2001261238A (ja) 溶接用ワイヤの装填物
KR200467474Y1 (ko) 용접와이어 엉킴방지장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050922

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080821

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080826

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081022

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091020

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100608

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100608

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4530653

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130618

Year of fee payment: 3

EXPY Cancellation because of completion of term