JP4529630B2 - ウラン廃棄物の除染方法及び設備 - Google Patents

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本発明はウラン廃棄物の除染方法及び設備に関するものである。
原子炉用燃料の製造施設では、燃料製造時に生じるウラン微粉体を排ガス処理系に設置したフィルタにより捕捉し、ウラン微粉体が製造施設外部へ飛散しないようにしている。
ウラン微粉体の捕捉によって通気性が低下したフィルタは、新しいものと交換して廃棄される。
フィルタを廃棄する際には、ウラン微粉体が付着しているエレメントを金属製のケーシングから分離し、可燃物であるエレメントについては焼却処理を行ない、ケーシングについては圧縮処理を行なってそれぞれ体積を縮小したうえ、廃棄物貯蔵施設に保管している。
また、フィルタのエレメントに付着したウランや、ウラン吸着剤に使用された後のフッ化ナトリウム(NaF)あるいはフッ化カルシウム(CaF2)などのフッ化物塩を、硝酸あるいは塩酸の溶液に溶解させてウランを抽出し、該ウランをイオン交換樹脂により回収することも検討されているが、このような湿式除染では、多量の溶液が必要になり、イオン交換樹脂そのものも最終的には廃棄物となるため、単に廃棄物を増やすことにしかならないとの見解もある。
そこで近年、フッ素化ガスを用いた乾式のウラン回収方法が提案されている。(例えば、特許文献1参照)。
図2は上記のウラン回収方法に用いる設備の一例であり、この設備は、ヒータを装備し且つウランを含んでいる焼却灰やフッ化物塩などの廃棄物1をフッ素化ガス雰囲気中で加熱する反応容器2と、六フッ化ウラン(UF6)3を回収するための吸着回収塔4及び析出回収塔5とを備えている。
反応容器2の下部には、三方切換弁6の出口ポート6aが接続されている。
この三方切換弁6は、出口ポート6aに択一的に連通可能な2つの入口ポート6b,6cを有しており、一方の入口ポート6bには、止弁7a,8aを介してガス貯蔵容器7,8が接続されている。
ガス貯蔵容器7には、三フッ化塩素(ClF3)などのようなフッ素化ガス9が充填され、ガス貯蔵容器8には、窒素(N2)などのような不活性ガス10が充填されている。
吸着回収塔4は、下部が反応容器2内に連通し、上部に三方切換弁11の入口ポート11aが接続され、六フッ化ウラン3を吸着する回収用フッ化ナトリウム(NaF)12を内部に充填している。
更に、吸着回収塔4には、回収用フッ化ナトリウム12を加熱して、六フッ化ウラン3を回収用フッ化ナトリウム12から遊離させためのヒータが装備されている。
三方切換弁11は、入口ポート11aに択一的に連通可能な2つの出口ポート11b,11cを有しており、一方の出口ポート11bには、循環用ブロワ13の吸引口が接続されている。
また、循環用ブロワ13の吐出口は、三方切換弁6の他方の入口ポート6cに接続されている。
析出回収塔5は、下部に三方切換弁11の他方の出口ポート11cが接続され、2次流体管14を内部に配置している。
この2次流体管14には、冷熱媒供給源15から送給される冷却用流体または加熱用流体が選択的に流通するようになっている。
析出回収塔5の直下には、その内底部分に連通する回収容器16が設けられている。
また、析出回収塔5の上部には、止弁17、微粒子を捕捉するためのフィルタ(HEPAフィルタ)18、フッ素化ガス9を捕捉するためのガス吸着器19、及び吸引用ブロワ20が、順に直列に接続されている。
図2に示す設備によりウランの回収を行なう際には、予め粉砕及び乾燥処理が施された廃棄物1を反応容器2へ投入し、当該反応容器2の内部をヒータで加熱しながら真空ポンプにより減圧しておく。
次いで、三方切換弁11を入口ポート11aが一方の出口ポート11bに連通する状態にしたうえ、三方切換弁6を一方の入口ポート6bが出口ポート6aに連通する状態にし、止弁7aを開いてガス貯蔵容器7からフッ素化ガス9を反応容器2内へ送給する。
反応容器2内がフッ素化ガス9で満たされたならば、止弁7aを閉じたうえ、三方切換弁6を他方の入口ポート6cが出口ポート6aに連通する状態にして、フッ素化ガス9雰囲気中の廃棄物1を加熱すると、廃棄物1が含有するウラン(フッ化ウラン、フッ化ウラニル、酸化ウラン)とフッ素化ガス9との反応によって、気相状態の六フッ化ウラン3が生成され、廃棄物1そのものは、フッ素化ガス9の影響を受けずに更に酸化する。
また、循環用ブロワ13を運転して、反応容器2内のフッ素化ガス9を、吸着回収塔4、循環用ブロワ13、反応容器2の順で循環させると、反応容器2内の廃棄物1が流動層を形成し、六フッ化ウラン3の生成が促進される。
この六フッ化ウラン3は、フッ素化ガス9に随伴して吸着回収塔4内に流入し、六フッ化ウラン3だけが回収用フッ化ナトリウム12に選択的に吸着される。
フッ素化ガス9雰囲気中で、廃棄物1を加熱する第1の工程が完了したならば、循環用ブロワ13を停止する。
また、三方切換弁6を一方の入口ポート6bが出口ポート6aに連通する状態にし、三方切換弁11を入口ポート11aが他方の出口ポート11cに連通する状態にして、反応容器2からフッ素化ガス9を掃き出せるようにする。
更に、止弁8a,17を開き、ガス貯蔵容器8から不活性ガス10を反応容器2内へ送給して、フッ素化ガス9濃度が10%以下になるように、反応容器2内を不活性ガス10雰囲気に置換する。
不活性ガス10の導入に伴って掃き出されるフッ素化ガス9は、吸着回収塔4と析出回収塔5を通過した後、フィルタ18により除塵され且つガス吸着器19でフッ素成分が除去される。
反応容器2内が不活性ガス10雰囲気になったならば、三方切換弁11を入口ポート11aが一方の出口ポート11bに連通する状態にして、止弁8a,17を閉じ、三方切換弁6を他方の入口ポート6cが出口ポート6aに連通する状態にして、不活性ガス10雰囲気中の廃棄物1を加熱すると、廃棄物1が含有していたアルカリ元素あるいはアルカリ土類元素と六フッ化ウラン3との錯体が分解する。
また、循環用ブロワ13を運転して、反応容器2内のフッ素化ガス9と不活性ガス10を、吸着回収塔4、循環用ブロワ13、反応容器2の順で循環させて、六フッ化ウラン3の生成の促進を図る。
廃棄物1から分離された六フッ化ウラン3は、不活性ガス10に随伴して吸着回収塔4内に流入して、六フッ化ウラン3だけが回収用フッ化ナトリウム12に選択的に吸着される。
不活性ガス10雰囲気中で、廃棄物1を加熱する第2の工程が完了したならば、循環用ブロワ13を停止する。
次いで、2次流体管14へ冷熱媒供給源15から冷却用流体を連続的に送給したうえ、三方切換弁11を入口ポート11aが他方の出口ポート11cに連通する状態に設定して止弁17を開き、吸引用ブロワ20を運転する。
更に、吸着回収塔4内の回収用フッ化ナトリウム12を加熱すると、六フッ化ウラン3が回収用フッ化ナトリウム12から遊離して析出回収塔5内へ流入する。
上記の六フッ化ウラン3は、2次流体管14を流通している冷却用流体により冷却され、固体として析出する。
また、析出回収塔5を通過したフッ素化ガス9や不活性ガス10は、フィルタ18により除塵され、ガス吸着器19でフッ素成分が除去される。
この後、止弁17を閉じたうえ、2次流体管14へ冷熱媒供給源15から加熱用流体を連続的に送給し、昇温液化した六フッ化ウラン3を回収容器16へ流入させ、廃棄物1に含まれているウランを選択的に回収する。
特開2002−236198号公報
しかしながら、図2に示す設備を用いたウラン回収方法では、六フッ化ウラン3を生成させる工程が完了した後、反応容器2内を不活性ガス10雰囲気に置換する際に、フッ素化ガス9がガス吸着器19で処理されてしまうため、フッ素化ガス9を有効に利用することができなかった。
更に、廃棄物1から分離した六フッ化ウラン3の全量を吸着回収塔4内に流入させているで、加熱により六フッ化ウラン3を遊離させるにしても、徐々に吸着性能が低下するため、適宜の時期に回収用フッ化ナトリウム12を新しいものに置き換える必要がある。
つまり図2に示す設備は、フッ素化ガス9を再利用できないことに起因してランニングコストが高く、また、多量の回収用フッ化ナトリウム12が二次廃棄物になってしまう。
本発明は上述した実情に鑑みてなしたもので、ランニングコスト及び二次廃棄物発生量の低減を達成可能なウラン廃棄物の除染方法及び設備を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ウランを含んでいる廃棄物を加熱し且つ三フッ化塩素を循環通気して六フッ化ウランを生成させ、気相の六フッ化フランを遠心分離したうえ、液相状態を呈するように冷却して回収し、液化回収されなかった六フッ化ウランを回収用フッ化ナトリウムで捕捉した後、六フッ化ウランに付随して生じたハロゲン系の副次生成物を、アルカリと反応させて塩を生成する。
請求項に記載の発明は、ウランを含んだ廃棄物を加熱する反応容器に三フッ化塩素を循環通気して六フッ化ウランを生成させる除染ループと、該除染ループ中に組み込まれ且つ気相の六フッ化ウランを選別する遠心分離手段と、該遠心分離手段により得た六フッ化ウランを冷却する液化回収手段と、回収用フッ化ナトリウムを内装し且つ液化回収手段を経た気体が流入する吸着回収手段と、塩生成用のアルカリを内装し且つ前記吸着回収手段を経た気体が流入する除害手段とを備えている。
請求項1に記載の発明においては、廃棄物に三フッ化塩素を循環通気させて三フッ化塩素の無益な消費を防ぎ、遠心分離した六フッ化ウランを冷却により回収する。
更に、副次生成物をアルカリに反応させてクリアランスレベル相当の塩を生成する。
請求項に記載の発明においては、除染ループにより廃棄物に三フッ化塩素を循環通気させて三フッ化塩素の無益な消費を防ぎ、遠心分離機によって得た六フッ化ウランを冷却回収手段で回収する。
更に、副次生成物を除害手段に内装したアルカリに反応させてクリアランスレベル相当の塩を生成する。
本発明のウラン廃棄物の除染方法及び設備によれば、下記のような種々の優れた効果を奏し得る。
(1)請求項1に記載の発明では、廃棄物に三フッ化塩素を循環通気させて三フッ化塩素の無益な消費を防ぐので、ランニングコストの低減を図ることができ、遠心分離した六フッ化ウランを冷却により回収するので、二次廃棄物発生量を抑制できる。
(2)更に、アルカリに副次生成物を反応させてクリアランスレベル相当の塩を生成するので、廃棄物の減容を図ることができる。
(3)請求項に記載の発明においては、除染ループにより廃棄物に三フッ化塩素を循環通気させて三フッ化塩素の無益な消費を防ぐので、ランニングコストの低減を図ることができ、遠心分離機によって得た六フッ化ウランを冷却回収手段で回収するので、二次廃棄物発生量を抑制できる。
(4)更に、除害手段に内装したアルカリに副次生成物を反応させてクリアランスレベル相当の塩を生成するので、廃棄物の減容を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は本発明のウラン廃棄物の除染設備の一例を示すものであり、ウランを含んでいる廃棄物61をヒータにより加熱する反応容器62と、気相の六フッ化ウラン3を選別する遠心分離機63と、該遠心分離機63により得た気相の六フッ化ウラン3を冷却して液化するコールドトラップ64と、フッ化塩素(ClF)や酸化フッ化塩素(ClO2F)のようなハロゲン系の副次生成物65から塩化カルシウム(CaCl2)あるいはフッ化カルシウムなどの塩66を生成するための除害手段67と、コールドトラップ64で六フッ化ウラン3を液化した後の気体が含んでいる残余の気相の六フッ化ウラン3を回収用フッ化ナトリウム12により捕捉する吸着回収手段68とを備えている。
反応容器62に付帯の送気弁69には、三フッ化塩素70を充填したガス貯蔵容器71及び窒素72を充填したガス貯蔵容器73が止弁74,75を介して接続してあり、反応容器62内部へ三フッ化塩素70またはパージ用の窒素72を送給することができる。
すなわち、廃棄物61を投入した反応容器62内部を加熱したうえ、反応容器62に三フッ化塩素70を送給すると、当該廃棄物61が含んでいるウラン(二酸化ウラン、八酸化三ウランなど)と三フッ化塩素70とが反応して、気相の六フッ化ウラン3が生成され、廃棄物61そのものは、更に酸化することになる。
反応容器62と遠心分離機63は、中間弁76を有する管路77、並びに中間弁78、ブロワ79、中間弁80を有する管路81で相互に接続され、これら反応容器62、遠心分離機63、管路77,81によって除染ループ82を構成している。
つまり、ブロワ79及び遠心分離機63を起動させると、六フッ化ウラン3と未反応の三フッ化塩素70の混合流が、反応容器62から遠心分離機63へ向けて送給され、遠心分離機63によって六フッ化ウラン3(分子量352)を分離した後の三フッ化塩素70(分子量90.5)が無益に消費されずに反応容器62に戻り、新たな六フッ化ウラン3の生成に有効に利用され、ランニングコストの低減が達成できる。
また、遠心分離機63で分離した六フッ化ウラン3の略全量は、コールドトラップ64で液化した後、シリンダ83に回収されるようになっている。
従って、六フッ化ウラン3を捕捉するために多量の回収用フッ化ナトリウム12を用意しなくともよい。
更に、コールドトラップ64により捕捉されきれなかった六フッ化ウラン3を随伴している副次生成物65が昇温用のプレヒータ84を経て吸着回収手段68へ流入し、回収用フッ化ナトリウム12で上記の六フッ化ウラン3を捕捉するようになっている。
吸着回収手段68の捕捉対象となる六フッ化ウラン3は微量であるので、二次廃棄物となる回収用フッ化ナトリウム12の量を抑制することができる。
除害手段67には、前記副次生成物65から塩66を生成するために水酸化カルシウム(Ca(OH)2)などのアルカリ85が充填してあり、中間弁86、ブロワ87を有して排ガス処理装置(図示せず)に連なる管路88が接続されている。
前記除染ループ82を構成している管路81のブロワ79下流部分と除害手段67を、中間弁89を有する管路90により接続し、また、吸着回収手段68と管路90の中間弁89下流部分を、中間弁91、ブロワ92、中間弁93を有する管路94により接続し、更に、前記ガス貯蔵容器73と管路90を、止弁95を有する管路96で接続している。
なお、97はウランを除去した残渣である。
除染ループ82に三フッ化塩素70を循環させながらコールドトラップ64で六フッ化ウラン3を回収するときには、中間弁76,78,80,86,91,93を開け、中間弁89、止弁74,75,95、及び送気弁69を閉じておくと、吸着回収手段68を経た副次生成物65が除害手段67に流入してアルカリ85と反応し、クリアランスレベル相当の塩66を生成する。
六フッ化ウラン3の回収が済んだならば、上記の中間弁78,80,89を閉じ且つ止弁75及び送気弁69を開くと、反応容器62、管路77、遠心分離機63、コールドトラップ64、プレヒータ84、吸着回収手段68、及び管路94,90に存在している副次生成物65や残余の三フッ化塩素70が、窒素72によって除害手段67へ払い出され、塩66が生成されることになる。
次いで、上記の中間弁78,89を開き且つ中間弁93を閉じて、窒素72を管路81にも流通させ、この後、上記の中間弁89を閉じ且つ止弁95を開き、窒素72を除害手段67へ送給する。
よって、反応容器62から取り出した残渣97の体積が、ウランの除去と塩66の生成に応じて除染前の廃棄物61の体積よりも小さくなる減容効果が発現することなる。
なお、本発明のウラン廃棄物の除染方法及び設備は、上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において変更を加え得ることは勿論である。
本発明のウラン廃棄物の除染方法及び設備は、ウランを含んでいる様々な廃棄物に適用できる。
本発明のウラン廃棄物の除染設備の実施の形態の一例を示す概念図である。 従来のウラン廃棄物の除染設備の一例を示す概念図である。
符号の説明
3 六フッ化ウラン
61 廃棄物
62 反応容器
63 遠心分離機(遠心分離手段)
64 コールドトラップ(冷却回収手段)
65 副次生成物
66 塩
67 除害手段
70 三フッ化塩素
82 除染ループ
85 アルカリ

Claims (2)

  1. ウランを含んでいる廃棄物を加熱し且つ三フッ化塩素を循環通気して六フッ化ウランを生成させ、気相の六フッ化フランを遠心分離したうえ、液相状態を呈するように冷却して回収し、液化回収されなかった六フッ化ウランを回収用フッ化ナトリウムで捕捉した後、六フッ化ウランに付随して生じたハロゲン系の副次生成物を、アルカリと反応させて塩を生成することを特徴とするウラン廃棄物の除染方法。
  2. ウランを含んだ廃棄物を加熱する反応容器に三フッ化塩素を循環通気して六フッ化ウランを生成させる除染ループと、該除染ループ中に組み込まれ且つ気相の六フッ化ウランを選別する遠心分離手段と、該遠心分離手段により得た六フッ化ウランを冷却する液化回収手段と、回収用フッ化ナトリウムを内装し且つ液化回収手段を経た気体が流入する吸着回収手段と、塩生成用のアルカリを内装し且つ前記吸着回収手段を経た気体が流入する除害手段とを備えたことを特徴とするウラン廃棄物除染設備。
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