JP4528519B2 - 医用画像診断装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の受診者を対象とする集団検診等を行う際に用いられる医用画像診断装置に関するものである。
従来から、複数の受診者を対象として行われる集団検診として、X線診断装置による胸部の検査などが実施されているが、近年においては、X線CT装置や磁気共鳴イージング装置(MRI装置)などの高度な医用画像診断装置が普及したことに伴い、これらX線CT装置による肺癌検診やMRI装置による脳血管の検診なども、その対象になってきている。
ところで、これら医用画像診断装置による集団検診の中に、X線診断装置による上部消化管、即ち、胃部の検診があるが、この胃部の集団検診は、病院施設で実施される他、X線診断装置を搭載したバス等の車両と共に医療スタッフを受診者の集まり易い場所、例えば公民館や学校等へ派遣して行われることになっている。この胃部の検診を行うに際しては、検診部位である胃を空の状態とするために、受診者に検査前の半日程度にわたり禁食を強いることになるため、この胃部の集団検診は、上述した何れの場合においても、通常、午前中の限られた時間内に実施されることになっている。そして、この間に処理しなければならない受診者の数は、百人以上に達することも珍しくなく、この集団検診に携わる医療スタッフは、多忙を極めることになっている。
この胃部の検診においては、受診者に対する撮影手法(撮影方向や撮影枚数等)が複数種類にわたって規定されており、例えば、その1つに、X線診断装置の寝台を水平にして、寝台天板上に受診者を寝かせた状態(臥位)で、X線管とX線検出器とを受診者の周りに回動させたり、受診者の身体の向きを変えることによって、方向の異なる6枚のX線撮影を行い、最後に寝台を立位にした状態で1枚撮影して、合計7枚のX線撮影を行う7枚法と称される撮影法がある。
このような撮影法によって撮影を実施する際には、受診者と撮影したX線画像とをその都度対応付けていく必要があり、例えば、術者は、受診者が入れ替わる毎に、当該受診者の撮影が終了した旨を入力する操作や、次の受診者の識別情報、例えば検査番号、氏名等の受診者情報を呼び出すために、受診者IDを入力する操作を行い、これを受けたX線診断装置においては、呼び出した受診者情報をそれ以降に撮影したX線画像の画像データと対応付けて記録したり、その受診者IDを撮影したX線画像に写し込む処理を行うことになっている。
ところで、上述した胃部の集団検診を行う際には、全ての受診者に対して、上述したような特定の撮影法を実施するわけではなく、術者の判断によって、特定の撮影方向による撮影を省略したり、別途新たな撮影方向による撮影を実施したりすることが行われている。
しかしながら、上述したように、集団検診時の医療スタッフは多忙を極めているために、時として、術者が上述した受診者の撮影が終了した旨を入力する操作や、次の受診者の受診者IDを入力する操作を行うことを忘れ、前の受診者の受診者情報が保持されたまま次の受診者の撮影を行ってしまい、その結果、撮影したX線画像の画像データとこれに対応して記録された受診者情報との関係や、撮影したX線画像と、これに対応して映しこまれた受診者情報との関係に食い違いが生じるミスファイルが発生する問題があった。
そこで、このような問題を解決するべく、例えば特開2003−164427号公報に記載される画像診断装置においては、撮影の開始と終了とを検知して、これをトリガとして、新たな受診者情報の入力や選択を指示すること、また、新たな受診者情報を受診者情報管理手段から取得してこれを表示すること、さらには、撮影の開始を検知してから所定時間が経過した際にその旨の警告表示を行うことなどが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−164427号公報(段落〔0024〕‐〔0094〕、第1図乃至第17図)
ところが、この画像診断装置においては、受診者が寝台から降りたことを寝台の歪や寝台にかかる荷重変化によって検出したり、また、検査ルーチンから想定される寝台の検査終了時における所定角度や所定動作を検出することで検査の終了を検知していることから、例えば、前者においては、寝台が支持する天板に取り付けられる付属品(ヘッドレスト、アームレスト等)の数や、その取付位置、受診者が寝台から降りる際の当該寝台のポジション(水平位置、垂直位置等)等の違いにより生じる歪のバラつきにより、又は、受診者の体格(子供、大人等)等の違いにより生じる荷重のバラつきにより、その検出結果の判断において誤りが生じる場合があった。また、後者においては、通常の検査ルーチンとは異なり、急な寝台ポジションの変更や臨時の飛び込み検査等があった場合に、上述した受診者情報の切り替えや警告表示を、それ以降、適正に行うことが困難になるという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、受診者が天板に載置されているか否かを確実に判断して、その判断に基づいて受診者情報の表示切替えを行うことで、撮像対象となる受診者とその受診者情報とに食い違いが生じることを防止する医用画像診断装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、複数の受診者の受診者情報を予め記憶する受診者情報記憶手段と、撮像対象となる受診者を載置する導電性素材から成る載置面を有する天板と、前記撮像対象となる受診者の受診者情報を表示する表示手段と、前記載置面に載置された前記撮像対象となる受診者を撮像して画像データを生成する撮像手段と、前記撮像対象となる受診者が前記天板を降りることにより生じる前記載置面の静電容量の変化を検出する検出手段と、前記検出手段により検出された前記載置面の静電容量の変化を受けて、前記受診者情報記憶手段から次に撮像対象となる受診者の受診者情報を読み出して、前記表示手段に切替えて表示させる制御を行う表示制御手段と、前記検出手段により前記載置面の静電容量の変化が検出された延べ回数を計数する計数手段とを備え、前記受診者情報記憶手段は、前記複数の受診者の受診者情報の各々を前記複数の受診者の各々の撮像対象順と対応付けて記憶し、前記表示制御手段は、前記計数手段により計数された延べ回数に基づいて次の撮像対象順を判断して、前記受診者情報記憶手段から前記次に撮像対象となる受診者の受診者情報を読み出して、前記表示手段に切替えて表示させる制御を行うことを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項2記載の発明は、請求項1記載の医用画像診断装置であって、前記予め記憶された複数の受診者の受診者情報の中から前記撮像対象となる受診者の受診者情報を指定するための撮像対象指定手段を備え、前記表示制御手段は、前記検出手段により前記載置面の静電容量の変化が検出されたことを受けて、操作者に対して前記次に撮像対象となる受診者の受診者情報を指定することを指示する指示画面を、前記表示手段に表示させる制御を行うと共に、前記指示画面による指示に応じて行われた前記撮像対象指定手段による指定を受けて、前記受診者情報記憶手段から前記次に撮像対象となる受診者の受診者情報を読み出して、前記表示手段に切替えて表示させる制御を行うことを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項3記載の発明は、請求項1記載の医用画像診断装置であって、前記予め記憶された複数の受診者の受診者情報の中から前記撮像対象となる受診者の受診者情報を指定するための撮像対象指定手段と、前記検出手段により前記載置面の静電容量の変化が検出されたことを受けて、操作者に対して前記次に撮像対象となる受診者の受診者情報を指定することを指示する音又は音声、若しくは、光による報知を行う報知手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記報知手段による報知に応じて行われた前記撮像対象指定手段による指定を受けて、前記受診者情報記憶手段から前記次に撮像対象となる受診者の受診者情報を読み出して、前記表示手段に切替えて表示させる制御を行うことを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項記載の発明は、請求項1乃至請求項の何れか一項に記載の医用画像診断装置であって、前記検出手段により前記載置面の静電容量の変化が検出されたことを受けて、前記撮像対象となる受診者の受診者情報と前記撮像手段により生成された画像データとを対応付けて記録する記録手段を備えたことを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項記載の発明は、請求項記載の医用画像診断装置であって、前記記録手段は、前記撮像手段から前記撮像を行った際の撮像条件を取得し、当該取得した撮像条件と前記撮像手段により生成された画像データとを対応付けて記録することを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項記載の発明は、請求項1乃至請求項の何れか一項に記載の医用画像診断装置であって、前記表示制御手段は、前記静電容量の大きい方側に設けられた所定の第1の閾値と、前記静電容量の小さい方側に設けられた所定の第2の閾値と、を予め記憶する閾値記憶手段を有し、前記検出手段により検出された前記載置面の静電容量の変化が、前記第1の閾値以上の値から前記第2の閾値以下の値に変化するものであった場合に、当該載置面の静電容量の変化を前記撮像対象となる受診者が前記天板を降りることにより生じる静電容量の変化として受けて、前記受診者の撮像対象順に従って前記受診者情報記憶手段から次に撮像対象となる受診者の受診者情報を読み出し、前記表示手段に切替えて表示させる制御を行うことを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項記載の発明は、請求項記載の医用画像診断装置であって、前記表示制御手段は、前記検出手段により検出された前記載置面の静電容量の変化が、前記第1の閾値以上の値から前記第2の閾値以下の値に変化するものであって、且つ、前記第2の閾値以下という状態が所定時間以上保持されるものであった場合に、当該載置面の静電容量の変化を前記撮像対象となる受診者が前記天板を降りることにより生じる静電容量の変化として受けることを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項記載の発明は、請求項1乃至請求項の何れか一項に記載の医用画像診断装置であって、前記検出手段は、前記撮像対象となる受診者が前記天板を乗り降りすることにより生じる前記載置面の静電容量の変化を検出し、前記検出手段により検出された前記載置面の静電容量の変化が、前記撮像対象となる受診者が前記天板を降りたことを示すものと判断された場合に、前記撮像手段による撮像を禁止し、前記検出手段により検出された前記載置面の静電容量の変化が、前記撮像対象となる受診者が前記天板に乗ったことを示すものと判断された場合に、前記撮像手段による撮像の禁止を解除するインターロック手段を備えたことを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項記載の発明は、請求項記載の医用画像診断装置であって、前記表示制御手段は、前記静電容量の大きい方側に設けられた所定の第1の閾値と、前記静電容量の小さい方側に設けられた所定の第2の閾値と、を予め記憶する閾値記憶手段を有し、前記検出手段により検出された前記載置面の静電容量の変化が、前記第1の閾値以上の値から前記第2の閾値以下の値に変化するものであった場合に、当該載置面の静電容量の変化を前記撮像対象となる受診者が前記天板を降りたことを示すものと判断し、前記検出手段により検出された前記載置面の静電容量の変化が、前記第2の閾値以下の値から前記第1の閾値以上の値に変化するものであった場合に、当該載置面の静電容量の変化を前記撮像対象となる受診者が前記天板に乗ったことを示すものと判断することを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項10記載の発明は、請求項記載の医用画像診断装置であって、前記表示制御手段は、前記検出手段により検出された前記載置面の静電容量の変化が、前記第1の閾値以上の値から前記第2の閾値以下の値に変化するものであって、且つ、前記第2の閾値以下という状態が所定時間以上保持されるものであった場合に、当該載置面の静電容量の変化を前記撮像対象となる受診者が前記天板を降りたことを示すものと判断し、前記検出手段により検出された前記載置面の静電容量の変化が、前記第2の閾値以下の値から前記第1の閾値以上の値に変化するものであって、且つ、前記第1の閾値以上という状態が所定時間以上保持されるものであった場合に、当該載置面の静電容量の変化を前記撮像対象となる受診者が前記天板に乗ったことを示すものと判断することを特徴とする。
本発明である請求項1に係る医用画像診断装置によれば、天板の載置面を導電性素材により構成して、検出手段が、受診者が天板から降りることにより生じる当該載置面の静電容量の変化を検出するので、受診者が天板から降りたことを正確に検出することができ、表示制御手段が、当該検出を受けて受診者情報の表示切替えを行うので、これを正確に行うことができる。また、検出手段が、受診者が天板から降りたことを検出したことを受けて、表示制御手段が、表示手段に次に撮像対象となる受診者の受診者情報への表示切替えを行わせるので、術者に、当該受診者情報の表示切替え操作を行わせることなく、これを自動的に行うことができる。
また、本発明である請求項2に係る医用画像診断装置によれば、検出手段が、受診者が天板から降りたことを検出したことを受けて、表示制御手段が、表示手段に次に撮像対象となる受診者の受診者情報への表示切替えを指示する指示画面を表示させるので、術者は、当該指示画面の表示に応じて、次に撮像対象となる受診者の受診者情報を選択することで、受診者情報の表示切替えを忘れることなく、これを行うことができる。
また、本発明である請求項3に係る医用画像診断装置によれば、検出手段が、受診者が天板から降りたことを検出したことを受けて、報知手段が、次に撮像対象となる受診者の受診者情報への表示切替えを指示する音又は音声、若しくは、光による報知を行うので、術者は、当該報知に応じて、次に撮像対象となる受診者の受診者情報を選択することで、受診者情報の表示切替えを忘れることなく、これを行うことができる。
また、本発明である請求項に係る医用画像診断装置によれば、検出手段が、受診者が天板から降りたことを検出したことを受けて、記録手段が、受診者を撮像した画像データと受診者情報とを対応付けて記録するので、術者に、当該記録に係る操作を行わせることなく、これを自動的に行うことができる。
また、本発明である請求項に係る医用画像診断装置によれば、記録手段が、受診者を撮像した画像データと当該撮像を行った際の撮像条件とを対応付けて記録するので、術者に、当該記録に係る操作を行わせることなく、これを自動的に行うことができる。
また、本発明である請求項に係る医用画像診断装置によれば、表示制御手段が、検出手段により検出された載置面の静電容量の変化が、静電容量の大きい方側に設けられた所定の第1の閾値以上の値から静電容量の小さい方側に設けられた所定の第2の閾値以下の値に変化するものであった場合に、当該載置面の静電容量の変化を受診者が天板から降りたことにより生じた静電容量の変化として受けるので、例えば、受診者の体格や、受診者の天板上でのフラつき等に起因する載置面の静電容量の変化のバラつきに影響されることなく、受診者が天板から降りたことを正確に検出することができる。
また、本発明である請求項に係る医用画像診断装置によれば、表示制御手段が、検出手段により検出された載置面の静電容量の変化が、静電容量の大きい方側に設けられた所定の第1の閾値以上の値から静電容量の小さい方側に設けられた所定の第2の閾値以下の値に変化するものであって、さらに、この第2の閾値以下という状態が所定時間以上保持されるものであった場合に、当該載置面の静電容量の変化を前記撮像対象となる受診者が前記天板を降りることにより生じる静電容量の変化として受けるので、例えば受診者が勘違いにより天板から降りて、これに気が付き、直ぐに天板に乗り直したような場合であっても、これを誤って受診者が天板から降りたものとして検出することがない。
また、本発明である請求項に係る医用画像診断装置によれば、インターロック手段が、検出手段が検出した載置面の静電容量の変化が受診者が天板を降りたことを示すものと判断された場合に、撮像手段による撮像を禁止し、検出手段が検出した載置面の静電容量の変化が受診者が天板に乗ったことを示すものと判断された場合に、撮像手段による撮像の禁止を解除するので、術者は、例えば撮像手段として放射線照射装置等を用いる場合に、不注意の操作により自身が放射線に被曝してしまうことを防止することができる。
また、本発明である請求項に係る医用画像診断装置によれば、表示制御手段が、検出手段により検出された載置面の静電容量の変化が、静電容量の大きい方側に設けられた所定の第1の閾値以上の値から静電容量の小さい方側に設けられた所定の第2の閾値以下の値に変化するものであった場合に、当該載置面の静電容量の変化を受診者が天板を降りたことを示すものと判断し、検出手段により検出された載置面の静電容量の変化が、静電容量の小さい方側に設けられた所定の第2の閾値以下の値から静電容量の大きい方側に設けられた所定の第1の閾値以上の値に変化するものであった場合に、当該載置面の静電容量の変化を受診者が天板に乗ったことを示すものと判断するので、受診者の体格や、受診者の天板上でのフラつき等に起因する載置面の静電容量の変化のバラつきに影響されることなく、受診者が天板から降りたことと、受診者が天板に乗ったことを正確に判断することができる。
また、本発明である請求項10に係る医用画像診断装置によれば、表示制御手段が、検出手段により検出された載置面の静電容量の変化が、静電容量の大きい方側に設けられた所定の第1の閾値以上の値から静電容量の小さい方側に設けられた所定の第2の閾値以下の値に変化するものであって、さらに、この第2の閾値以下という状態が所定時間以上保持されるものであった場合に、当該載置面の静電容量の変化を受診者が天板を降りたことを示すものと判断し、検出手段により検出された載置面の静電容量の変化が、静電容量の小さい方側に設けられた所定の第2の閾値以下の値から静電容量の大きい方側に設けられた所定の第1の閾値以上の値に変化するものであって、さらに、この第1の閾値以上という状態が所定時間以上保持されるものであった場合に、当該載置面の静電容量の変化を受診者が天板に乗ったことを示すものと判断するので、例えば受診者が勘違いにより天板から降りて、これに気が付き、直ぐに天板に乗り直したような場合であっても、これを誤って受診者が天板から降りたものとして検出することがない。
以下、本発明に係る医用画像診断装置の好適な一実施形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。尚、以下においては、本発明に係る医用画像診断装置の一実施形態として、X線診断装置を例に挙げて説明するが、本発明は、X線診断装置に限らず、X線CT装置や磁気共鳴イメージング装置(MRI装置)等の医用画像診断装置にも適用することができる。
(医用画像診断装置の構成)
図1に、本実施形態におけるX線診断装置の全体構成を表す構成図を示す。図1に示すように、当該X線診断装置は、天板21に載置された受診者Pに対して所定方向からX線を照射することで、その検査部位の撮影を行う撮影装置1と、受診者Pを載置する天板21を移動可能に支持する寝台2と、これら撮影装置1及び寝台2の移動制御を行うと共に、撮影装置1によって撮影された画像データの記録を行う制御装置3と、この制御装置3に対して上述した撮影装置1及び寝台2の移動制御を行うための情報を入力すると共に、撮影装置1によって撮影を行う際にX線管11から照射するX線の曝射条件に関する情報を入力する入力器4と、撮影装置1によって撮影された画像を表示する表示装置5と、を備えている。尚、制御装置3は、バスライン33を介して、撮影装置1や寝台2を始めとして、入力器4や表示装置5と電気的に接続されている。因みに、図1においては、撮影装置1と寝台2とが分離独立した状態を示しているが、これらは一体に構成されてもいて良い。
撮影装置1は、X線管11と二次元X線検出器12とを、例えば略C字形に湾曲した支持アーム13の両端の互いに対向する位置に保持している。そして、この支持アーム13は、不図示の支持部に支持されて、撮影方向を所望の方向に設定するために、その湾曲方向に沿って所定範囲を移動し、また、その支持軸を中心として回転移動を行うことが可能に構成されている。また、二次元X線検出器12は、X線管11から照射され受診者Pを透過したX線の透過量に基づいて、受診者Pの検査部位を光学像として出力するX線イメージインテンシファイア12aと、そのX線イメージインテンシファイア12aが出力する光学像を撮像するテレビカメラ12bと、から構成されている。因みに、表示装置5は、このテレビカメラ12bにより撮像された光学像を表示する。尚、二次元X線検出器12は、この他にも、例えば蛍光板と半導体光センサとが光学的に結合された積層体から成る複数のX線画像検出器をマトリックス状に配置したものであっても良い。
寝台2は、図2に示すように、受診者Pを載置する導電性素材(CFRP;炭素繊維強化プラスチック、アルミ箔、導電性塗料等)から成る載置面部21aを有する天板21と、この天板21の一端側に設けられ、図3に示す立位位置において受診者Pの足を支持するための踏台22と、天板21の載置面部21aをグランド接続された寝台本体25から絶縁するための絶縁層23と、受診者Pが天板21を乗降することにより生じる載置面部21aの静電容量の変化を検出する静電容量検出器24と、から構成されている。寝台2は、天板21を、図2に示す水平位置から図3に示す立位位置まで傾動することが可能な構成となっており、さらに、この天板21を上下方向及び前後方向(載置面に沿った受診者Pの体軸方向)に移動可能な構成となっている。尚、天板21は、全体が導電性素材(CFRP等)によって構成されていても良く、このような場合には、当該天板21が静電容量検出器24と電気的に接続されれば良い。
静電容量検出器24は、より詳細には、図4に示すように、載置面部21aに対して矩形波を供給すると共に、載置面部21aの静電容量によってこの矩形波に発生する波形歪み(遅延)の程度を計測する波形計測部24aと、CPU24f及び記憶回路24gと、を備えている。波形計測部24aは、さらに、所定周期の矩形波を発生する矩形波発生器24bと、この矩形波を増幅して載置面部21aに供給する駆動回路24cと、載置面部21aの静電容量の影響を受けて波形歪が生じた矩形波を増幅及び波形整形するプリアンプ24dと、このプリアンプ24dの出力と、矩形波発生器24bの出力との間で位相検波を行い、その直流成分を検出する位相検波器24eと、を備えている。
このような構成において、図5に示すように、矩形波発生器24bから出力された矩形波aは、駆動回路24cによって増幅された上で載置面部21aに供給され、この載置面部21aにおいて、その静電容量の影響を受けて、その静電容量に応じて波形歪が発生した矩形波aとなる。プリアンプ24dは、この波形歪が生じた矩形波aを増幅して、所定の閾値γで波形整形した矩形波aを生成する。この波形整形した矩形波aには、矩形波発生器24bから出力された矩形波aとの間に載置面部21aの静電容量の大きさに応じた位相差δtが発生して、当該位相差δtだけ遅延された波となる。位相検波器24eは、これら矩形波aと矩形波aとの間で位相検波を行い、その直流成分を検出する。この位相検波器24eにより出力される直流成分の大きさは、載置面部21aにおける静電容量が大きいほど低値を示すことから、CPU24fは、この位相検波器24eから出力された直流成分の大きさに基づいて、載置面部21aにおける静電容量の大きさを推定する。ここで、記憶回路24gは、標準的な生体(例えば、人体ファントム)を対象として設定された、上述の位相検波器24eから出力された直流成分の大きさと、そのときの載置面部21aにおける静電容量が大きさと、の関係を示す相関データを予め記憶しており、CPU24fは、位相検波器24eから出力された直流成分の大きさに対応する静電容量の大きさを、この記憶回路24gに記憶される相関データに基づいて推定する。尚、図6に示す、受診者と載置面部21a間の距離Lと、位相検波器24eから出力される直流成分の大きさから推定された静電容量Cと、の関係を示す関係図から明らかなように、実際、受診者Pが載置面部21aに完全に接触した際(距離L=0)、即ち、受診者Pが天板21に乗った際の静電容量は、無限大の方に大きくなる傾向にあり、位相検波器24eから出力される直流成分の大きさ(電圧であっても良い)は、零に近い値となる。また、実際、受診者Pが載置面部21aから十分に離れた際(距離L>>L)、即ち、受診者Pが天板21から降りた際の静電容量は、受診者Pが天板21に乗る前の値Cとほぼ同等となり、位相検波器24eから出力される直流成分の大きさ(電圧であっても良い)も、受診者Pが天板21に乗る前の値とほぼ同等となる。因みに、受診者Pが天板21に乗る前の静電容量の値Cは、載置面部21aの構成に応じた特定の値となっている。
CPU24fによって推定された載置面部21aにおける静電容量の大きさに関する情報は、処理プロセッサ31へ送信される。処理プロセッサ31は、このCPU24fから送信された載置面部21aにおける静電容量の大きさから、適時、その変化を判断、具体的には、後述するように、その変化が、受診者Pが天板21を降りたことを示すものなのか、受診者Pが天板21に乗ったことを示すものなのかを判断する。
制御装置3は、上述した撮影装置1及び寝台2の移動制御に係る処理を行うと共に、上述した静電容量検出器24のCPU24fから送信された載置面部21aの静電容量の変化に基づき受診者Pの天板21への乗降を判断して、その判断に従って表示装置5における受診者情報の表示切替え制御に係る処理を行うCPUを主要素とする処理プロセッサ31と、この処理プロセッサ31による処理に必要なプログラムを記憶するメモリ32と、受診者の固有情報である受診者情報を予め記録する受診者情報記録装置34と、撮影装置1によって撮影された画像データを記録する画像記録装置35と、処理プロセッサ31によって、載置面部21aの静電容量の変化が、受診者Pが天板21を降りたことを示すものと判断された場合、即ち、上述した載置面部21aの静電容量の大きさが、凡そ無限大から受診者Pが天板21に乗る前の値Cとなった場合に、撮影装置1による撮影動作を禁止すると共に、処理プロセッサ31によって、載置面部21aの静電容量の変化が、受診者Pが天板21に乗ったことを示すものと判断された場合、即ち、上述した載置面部21aの静電容量の大きさが、凡そ受診者Pが天板21に乗る前の値Cから無限大となった場合に、撮影装置1による撮影動作の禁止を解除するインターロック回路36と、を備えている。尚、インターロック回路36は、X線管11への高電圧の供給を遮断することで、撮影装置1による撮影動作を禁止すると共に、その遮断を解除することで、撮影装置1による撮影動作の禁止を解除する。
ここで、処理プロセッサ31は、上述した判断を、より詳細には以下の通りに行う。メモリ32には、図6に示した関係図において記載する、受診者Pと載置面部21aとの距離Lが“0”以上、L(例えば10mm)以下となった場合に受診者Pが天板21に乗ったものと判断するべく設定された静電容量の閾値αと、例えば、距離Lが“L”(例えば100mm)以上となった場合に受診者Pが天板21から降りたものと判断するべく設定された静電容量の閾値βとが予め記憶されており、処理プロセッサ31は、載置面部21aの静電容量の変化が、この閾値α以上から閾値β以下となった場合に、受診者Pが天板21を降りたと判断し、また、載置面部21aの静電容量の変化が、この閾値β以下から閾値α以上となった場合に、受診者Pが天板21に乗ったと判断する。このように閾値α、βを設けることで、処理プロセッサ31は、受診者Pの体格に他の受診者とバラつきがあった場合であっても、また、受診者Pと載置面部21a間の距離に多少の変動があった場合(例えば、受診者Pが不可抗力により天板21に乗った状態で僅かにフラついて、その体(例えば背中)が一時的に載置面部21aから離れた状態となったり、接触した状態となったりした場合)であっても、これらによる載置面部21aの静電容量の変化のバラつきに影響されることなく、正確に受診者Pの天板21への乗降を判断することができる。さらに、この際、載置面部21aの静電容量の変化、具体的には、載置面部21aの静電容量の変化が閾値α以上から閾値β以下となった場合にあっては、閾値β以下となった状態が、また、載置面部21aの静電容量の変化が閾値β以下から閾値α以上となった場合にあっては、閾値α以上となった状態が所定時間(例えば5秒)以上、保持されたことを判断の要件とすることで、処理プロセッサ31は、例えば受診者Pが勘違いにより天板21から降りて、これに気が付き、直ぐに天板21に乗り直したような場合であっても、これを誤って受診者Pが天板21から降りたものとして判断することがなく、その判断をより正確にすることができる。尚、このような場合、当該所定時間は、メモリ32に予め記憶しておき、また、その時間は、術者が入力器4によって入力することとしても良い。
入力器4は、術者が、上述した撮影装置1及び寝台2の移動制御を行うための情報として、例えば撮影装置1による撮影方向、寝台2による天板21の傾倒移動、上下移動及び前後移動を指示するための各種指示情報や数値情報等を入力し、また、上述したX線管11から照射するX線の曝射条件に関する情報として、X線管11に印加される電圧値及び電流値を入力する他、上述の受診者情報の表示切替えを行うべく、受診者IDを入力するため、さらには、上述した静電容量の閾値α、βや、所定時間を入力するためのマウス、トラックボール、キーボード等を備えている。
表示装置5は、上述した撮影装置1によって撮影された画像を表示する他、撮影を行うに際して、その受診者の一覧を、例えば図8に示すような受診者一覧画面5Aにおいて、その受診者IDを表す受診者ID項目5Aa、その受診者の氏名を表す受診者氏名項目5Ab等によって表示し、この受診者一覧画面5Aにおいて選択された受診者の受診者情報、具体的には、受診者の氏名、受診者のID番号、受診者の撮影に係るオーダー番号、前回の撮影時における透視条件、前回の撮影時における撮影条件等を、各々、例えば図9に示すような受診者情報画面5Bにおいて、受診者氏名項目5Ba、受診者ID項目5Bb、オーダー番号項目5Bc、前回透視条件項目5Bd、前回撮影条件項目5Be等により表示する。尚、受診者情報は、受診者を特定するための識別情報を含むものであれば良いが、この他にも、後述するように、必要に応じて受診者の生年月日、性別、年齢、肥満度等を含んでいても良い。
(撮影時における処理の流れ)
次に、当該X線診断装置を用いて上部消化管である胃の集団検診を行う場合の標準的な処理の流れについて、図7に示すフローチャートを参照しながら説明する。
集団検診を始めるに際して、まず、表示装置5は、処理プロセッサ31による制御の下、図10に示すように、受診者一覧画面5Aにおいて、検査を開始することを指示、具体的には、これから検査を行う対象となる受診者の受診者IDを選択することを指示する指示項目5Acを表示する。術者が、これに応じて、受診者氏名項目5Abにおいて受診者の氏名を確認して、その受診者IDを入力器4によって入力する(S01)と、これを受けて、表示装置5は、処理プロセッサ31による制御の下、入力された受診者IDに対応する受診者情報を、受診者情報記録装置34から読み出し、その受診者情報を図9に示した受診者情報画面5Bとして表示する(S02)。このような処理により、検査対象となる受診者の受診者情報が選択されて、これが表示されることになる。
尚、当該検査の開始時においては、寝台2は略立位位置(寝台角度約90度)にあり、術者は、受診者Pを天板21の踏台22に乗せることになる。このとき、受診者Pの体(例えば背中)は、天板21の載置面部21aに接触して、載置面部21aの静電容量に変化が生じる。この載置面部21aの静電容量の変化は、静電容量検出器24によって検出されて、その静電容量の変化量に関する情報は、処理プロセッサ31へ送信される。尚、このときの載置面部21aの静電容量の変化は、非常に大きい(凡そ受診者Pが天板21に乗る前の値Cから無限大の方向へ大きく変化する)ものであり、天板21に取り付けられる付属品の数や、その取付け位置等の違いにより生じる寝台2における歪みのバラつきや、寝台2の位置(水平位置、立位位置等)や受診者Pの体格(子供、大人等)等の違いにより生じる受診者Pの荷重のバラつきに影響される度合いが小さいことから、処理プロセッサ31においては、正確に受診者Pが天板21に乗ったことを判断することができる。
ここで、処理プロセッサ31は、その静電容量の変化が、受診者Pが天板21に乗ったことに対応するものであるか否かを判断して(S03)、これに該当すると判断した場合には(S03、YES)、処理プロセッサ31による制御の下、インターロック回路36は、X線管11への高電圧の供給の遮断を解除することで、撮影装置1による撮影の禁止を解除する(S04)。尚、上述したように、メモリ32は、受診者Pと載置面部21aとの距離Lが“0”以上、L(例えば10mm)以下となった場合に受診者Pが天板21に乗ったものと判断するべく設定された静電容量の閾値αと、例えば、距離Lが“L”(例えば100mm)以上となった場合に受診者Pが天板21から降りたものと判断するべく設定された静電容量の閾値βとを予め記憶しており、処理プロセッサ31は、載置面部21aの静電容量の変化が、閾値β以下から閾値α以上となった場合に、受診者Pが天板21に乗ったと判断する(図6参照)。尚、上述したように、この際、処理プロセッサ31は、この閾値α以上となった状態が所定時間以上保持されたことをもって、受診者Pが天板21に乗ったと判断することとしても良い。これにより、例えば受診者Pが天板21に乗った後、勘違いにより天板21から降りて、また直ぐに天板21に乗ったような場合であっても、処理プロセッサ31は、これに影響されて、次の受診者が天板21に乗ったと誤判断することなく、その受診者Pが天板21に乗ったことを正確に判断することができる。
術者は、受診者Pに対して造影剤(例えばバリウム)を投与した後、入力器4からの入力により、寝台2を移動させて天板21を略水平位置(寝台角度約0度)にし、さらに、X線管11から受診者Pに対してX線を連続的に照射して、表示装置5に表示される透視画像を参照しながら、X線管11及び二次元X線検出器12を保持する支持アーム13を回動させることによって、撮影方向を検査部位に位置決めし、撮影装置1に対して撮影動作、即ち、X線の照射を指示することで1枚目の撮影を行う。以降、寝台2を略水平位置にしたままで、受診者Pの向きを変えたり、支持アーム13の方向を変えたりして、2枚目から6枚目の撮影を、順次、実施する。そして、最後に寝台2を略垂直位置(寝台角度約90度)へ戻して、7枚目を撮影する。これで、7枚法での通常の検査ルーチンが終了する。
この際、処理プロセッサ31は、撮影毎にその実施を検知して(S05)、受診者情報記録装置34は、処理プロセッサ31による制御の下、撮影装置1によって撮影が行われた際の撮影条件(撮影方向を設定する際に行われた透視の透視条件を含む)の内容を一端保持する(S06)。尚、撮影装置1による撮影条件は、術者が、撮影を開始するにあたってその都度設定、具体的には、その都度、新たにX線管11に印加される電圧値及び電流値を入力器4によって入力することができるが、受診者情報記録装置34は、少なくとも撮影装置1によって最初に撮影が行われた際の撮影条件の内容を一端保持することとする。また、画像記録装置35は、処理プロセッサ31による制御の下、撮影装置1によって撮像されたX線画像の画像データをその都度保持する(S07)。このようなS05からS07までの工程は、撮影が終了するまで繰り返し行われる。処理プロセッサ31は、その都度、撮影が終了したか否かを判断して(S08)、撮影が終了したと判断した場合には(S08、YES)、以下に説明するように撮影装置1による撮影を終了する。
当該検査の終了時においては、寝台2は略立位位置(寝台角度約90度)にあり、術者は、受診者Pを寝台2から降ろすことになる。このとき、受診者Pの体(例えば背中)は、天板21の載置面部21aから離れて、載置面部21aの静電容量に変化が生じる。この載置面部21aの静電容量の変化は、静電容量検出器24によって検出されて、その静電容量の変化量に関する情報は、処理プロセッサ31へ送信される。尚、上述したように、このときの載置面部21aの静電容量の変化は、非常に大きい(無限大の方向へ大きい値から凡そ受診者Pが天板21に乗る前の値Cへ変化する)ものであり、天板21に取り付けられる付属品の数や、その取付け位置等の違いにより生じる寝台2における歪みのバラつきや、寝台2の位置(水平位置、立位位置等)や受診者Pの体格(子供、大人等)等の違いにより生じる受診者Pの荷重のバラつきに影響される度合いが小さいことから、後述する処理プロセッサ31においては、正確に受診者Pが天板21から降りたことを判断することができる。
ここで、処理プロセッサ31は、その静電容量の変化が、受診者Pが天板21から降りたことに対応するものであるか否かを判断して(S09)、これに該当すると判断した場合には(S09、YES)、処理プロセッサ31による制御の下、インターロック回路36は、X線管11への高電圧の供給を遮断することで、撮影装置1による撮影を禁止する(S10)。このように、インターロック回路36が、処理プロセッサ31の受診者Pが天板21から降りたという判断に基づいて、自動的に撮影装置1による撮影を禁止することで、術者が、不注意の操作によりX線に被曝してしまうことを防止することができる。尚、上述したように、メモリ32は、受診者Pと載置面部21aとの距離Lが“0”以上、L(例えば10mm)以下となった場合に受診者Pが天板21に乗ったものと判断するべく設定された静電容量の閾値αと、例えば、距離Lが“L”(例えば100mm)以上となった場合に受診者Pが天板21から降りたものと判断するべく設定された静電容量の閾値βとを予め記憶しており、処理プロセッサ31は、載置面部21aの静電容量の変化が、閾値α以上から閾値β以下となった場合に、受診者Pが天板21から降りたと判断する(図6参照)。尚、上述したように、この際、処理プロセッサ31は、この閾値β以下となった状態が所定時間以上保持されたことをもって、受診者Pが天板21から降りたと判断することとしても良い。これにより、例えば受診者Pが天板21から降りた後、勘違いにより天板21に乗って、直ぐにまた天板21から降りたような場合であっても、処理プロセッサ31は、これに影響されて次の受診者が天板21から降りたと誤判断することなく、その受診者Pが天板21から降りたことを正確に判断することができる。
ここで、受診者情報記録装置34は、処理プロセッサ31による制御の下、受診者Pの受診者情報の撮影条件(撮影方向を設定する際に行われた透視の透視条件を含む)の内容を撮影装置1によって撮影が行われた際の撮影条件の内容に更新する。また、画像記録装置35は、処理プロセッサ31による制御の下、その都度保持した画像データを上述の更新された受信情報と対応付けて記録する(S11)。このように、画像記録装置35が、撮影装置1によって撮像されたX線画像の画像データを受診者情報と対応付けて自動的に保存することで、術者は、当該保存に係る操作を行わなくとも、これを適正に行うことができる。
ここで、表示装置5は、処理プロセッサ31による制御の下、図11に示すように、受診者一覧画面5Aにおいて、次の受診者の受診者IDを選択することを指示する指示項目5Adを表示する。このように、表示装置5が、受診者一覧画面5Aにおいて、次の受診者の受診者情報への表示切替えを指示する指示項目5Adを表示することで、術者は、次の受診者の受診者情報への表示切替え操作を忘れてしまうことなく、これを適正に行うことができる。
以上をもって、当該受診者Pに対する撮影は終了することとなり、順次、次の受診者について、S01からS10までの処理を繰り返すことになる。
尚、以上に説明した工程は、集団検診時の標準的な手順を示したものであるが、必ずしも標準的な手順ばかりではなく、例えば、上述のS07からS08の間で、術者が余分に何枚かの撮影が必要と判断すれば、その分の撮影を追加して行ったり、また、術者がある方向からの撮影を省略しても良いと判断すれば、その撮影が省略されたりすることもある。このような場合であっても、受診者Pの天板21への乗降は、撮影開始時と撮影終了時において行われるため、当該X線診断装置における処理に変更はない。
また、例えば、上述のS07からS08の間で、通常の検査ルーチンとは異なり、急な寝台ポジションの変更や臨時の飛び込み検査等の実施が行われることがある。このような場合であっても、当該X線診断装置においては、受診者Pが天板21に乗降することにより生じる載置面部21aの静電容量の変化に基づいて、正確に受診者Pの天板21への乗降を判断して、その判断に基づいて、上述した受診者一覧画面5Aにおける、次の受診者の受診者IDを選択することを指示する指示項目5Adの表示(その他、インターロック回路36による撮影装置1の撮影の禁止を含む)を行うので、術者は、これに応じて、例えば急な寝台ポジションの変更があった場合には、現在の受診者Pの受診者IDを入力することで、また、臨時の飛び込み検査を行う場合には、その受診者の受診者IDを入力することで、受診者情報の切替え処理を適正に行うことできる。また、この際には、それまでに撮影された画像データと、その撮影が行われた際の撮影条件の内容は、それぞれ、受診者情報記録装置34と、画像記録装置35とに保持されていることから、術者は、当該臨時の飛び込み検査後に、再度、それ以前に検査を行っていた受診者の受診者IDを入力することで、当該受診者の検査を適正に再開することができる。
以上に説明したことから、当該X線診断装置によれば、従来のように、受診者IDの設定を変更しないまま、他の受診者の検査を続けることによって、撮影された画像データと受診者情報との対応付けに食い違いが生じるミスファイルを無くすことができ、特に医療スタッフが多忙を極める集団検診時の作業ミスを防止することができる。従って、読影に際しての後戻り作業も発生させることがなく、医療スタッフの作業効率を向上することができる。
尚、以上に説明した本実施形態におけるX線診断装置は、本発明に係る医用画像診断装置の好適な一実施形態を例示したものであり、その他の実施形態を除外するものではない。
例えば、本実施形態におけるX線診断装置においては、表示装置5が、図11に示した受診者一覧画面5Aにおいて、次の受診者の受診者IDを選択することを指示する指示項目5Adを表示することで、術者に対して、次の受診者の受診者情報への表示切替え操作を行うことを指示する構成としたが、この他にも、例えばスピーカやランプ等の報知手段を設けて、音又は音声による報知や、ボタンやランプの点灯又は点滅による報知を行うことで、術者に対して、次の受診者の受診者情報への表示切替え操作を行うことを指示する構成としても良い。尚、このような場合においても、その起点となるのは、処理プロセッサ31によって、静電容量検出器24によって検出された静電容量の変化が受診者Pが天板21から降りたことに対応するものであると判断された時点である。
また、本実施形態におけるX線診断装置においては、表示装置5が、図11に示した受診者一覧画面5Aにおいて、次の受診者の受診者IDを選択することを指示する指示項目5Adを表示し、術者が、入力器4により次の受診者の受診者IDを入力することで、受診者情報の切替え処理を行う構成としたが、この受診者情報の切替え処理は、自動的に行うこととしても良い。このような場合には、例えば受診者情報記録装置34は、複数の受診者の受診者情報の各々を、それら複数の受診者の各々の撮影順番と対応付けて記憶することとし、また、処理プロセッサ31は、静電容量検出器24によって検出された載置面部21aの静電容量の変化が受診者Pが天板21を降りたことを示すものであった場合に、当該載置面部21aの静電容量の変化が検出された延べ回数を計数するカウンタを備えることとし、処理プロセッサ31は、このカウンタにより計数された回数に基づいて、次の受診者の撮影順番を判断して、受診者情報記録装置34に記憶された、上述の複数の受診者の各々の撮影順番を参照することで、次ぎの受診者の受診者情報を特定して、表示装置5に対して、現在表示されている受診者Pの受診者情報を、この特定された次の受診者の受診者情報に切替えさせる制御を行うこととする。表示装置5は、この処理プロセッサ31の指示に従って、次に撮影を行う受診者の受診者情報を受診者情報記録装置34から読み出し、その受診者情報を現在表示している受診者情報に替わって表示する。これにより、術者は、上述した受診者情報の表示切替え操作を行わなくとも、これを適正に行うことができる。尚、受診者情報記録装置34は、上述の複数の受診者の受診者情報(但し、各々の受診者の撮影順番と対応付けされたもの)を、ネットワーク接続された外部システムである、例えば検査予約システム(複数の受診者の受診者情報をその検査予約時刻と対応付けて管理するシステム)から取得することとしても良い。
また、本実施形態におけるX線診断装置においては、集団検診を開始するに際して、表示装置5が、図10に示した受診者一覧画面5Aにおいて、最初に検査を行う受診者の受診者IDを選択することを指示する指示項目5Acを表示し、術者が、その受診者IDを入力器4によって入力することで、最初の受診者の受診者情報の表示を行う構成としたが、この最初の受診者の受診者情報の表示は、自動的に行うこととしても良い。このような場合にも、例えば受診者情報記録装置34は、複数の受診者の受診者情報の各々を、それら複数の受診者の各々の撮影順番と対応付けて記憶することとし、処理プロセッサ31は、上述の複数の受診者の各々の撮影順番を参照することで、その撮影順番に基づいて、表示装置5に対して、最初に撮影(検査)を行う受診者の受診者情報を表示させる制御を行うこととする。表示装置5は、処理プロセッサ31の指示に従って、最初に検査を行う受診者の受診者情報を受診者情報記録装置34から読み出し、その受診者情報を表示する。これにより、術者は、上述した最初の受診者の受診者情報を表示する操作を行わなくとも、これを適正に行うことができる。尚、このような場合にも、受診者情報記録装置34は、上述の複数の受診者の受診者情報(但し、各々の受診者の撮影順番と対応付けされたもの)を、例えばネットワーク接続された検査予約システムから取得することとしても良い。
また、本実施形態におけるX線診断装置においては、CPU24fは、位相検波器24eによって検出された直流成分の大きさそのものに基づいて載置面部21aにおける静電容量の大きさを推定し、処理プロセッサ31は、このCPU24fから送信された載置面部21aにおける静電容量の大きさの変化を判断することとしたが、実際、受診者Pが載置面部21aに乗降することにより生じる載置面部21aにおける静電容量の変化は、検査時における温度、湿度等の影響を受けて微妙な誤差を生じることから、この誤差を解消するべく、例えば、寝台2に温度や湿度を検出する温湿度検出手段を設け、記憶回路24gに、検査時の温度や湿度と載置面部21aにおける静電容量の大きさの誤差との関係を示す相関データを予め記憶しておき、CPU24fにおいては、位相検波器24eによって検出された直流成分の大きさに基づいて載置面部21aにおける静電容量の大きさを推定した後、その推定された静電容量の大きさをこの記憶回路24gに記憶された相関データに基づいて補正して、当該補正された静電容量の大きさを処理プロセッサ31へ送信する構成としても良い。また、受診者Pが載置面部21aに乗降することにより生じる載置面部21aにおける静電容量の変化は、受診者Pの性別、年齢、肥満度等の影響を受けて微妙な誤差を生じることから、この誤差を解消するべく、例えば、受診者情報記録装置34に記録される受診者情報に、標準的な生体に対応して設定された、これら受診者Pの性別、年齢、肥満度等に関する情報を含ませておき、或いは、術者が、その都度、これらの受診者情報を入力器4によって入力することとし、メモリ32に、これら受診者Pの性別、年齢、肥満度等と載置面部21aにおける静電容量の大きさの誤差との関係を示す相関データを予め記憶しておき、処理プロセッサ31においては、CPU24fから送信された載置面部21aにおける静電容量の大きさをこのメモリ32に記憶された相関データに基づいて補正して、当該補正された静電容量の大きさの変化を判断する構成としても良い。これらを実施することにより、処理プロセッサ31は、より正確に受診者Pの天板21への乗降を判断することができる。
本発明に係る医用画像診断装置の一実施形態であるX線診断装置の概略構成を表す構成図である。 図1に示す寝台の詳細構成を表す構成図である。 図2に示す寝台の立位位置における状態を表す構成図である。 図2に示す静電容量検出器の詳細構成を表す構成図である。 図4に示す矩形波発生器から出力された矩形波と、プリアンプに入力された波形歪が生じた矩形波と、プリアンプによって波形整形された矩形波の態様について説明するための説明図である。 受診者と載置面部間の距離と、位相検波器から出力される直流成分の大きさから推定される静電容量との関係を示す関係図である。 図1に示すX線診断装置において行われる一連の処理の流れについて説明するためのフローチャートである。 図1に示す表示装置において表示される受診者一覧画面の構成を表す構成図である。 図1に示す表示装置において表示される受診者情報画面の構成を表す構成図である。 図8に示す受診者一覧画面において、検査開始を指示する指示項目が表示された態様を表す構成図である。 図8に示す受診者一覧画面において、次に検査対象となる受診者の受診者IDの選択を指示する指示項目が表示された態様を表す構成図である。
符号の説明
1 撮影装置
11 X線管
12 二次検出器
12a X線イメージインテンシファイア
12b テレビカメラ
13 支持アーム
2 寝台
21 天板
21a 載置面
22 踏台
23 絶縁層
24 静電容量検出器
25 寝台本体
3 制御装置
31 処理プロセッサ
32 メモリ
33 バスライン
34 受診者情報記録装置
35 画像記録装置
36 インターロック回路
4 入力器
5 表示装置
5A 受診者一覧画面
5Aa 受診者ID項目
5Ab 受診者氏名項目
5Ac 指示項目
5Ad 指示項目
5B 受診者情報画面
5Ba 受診者氏名項目
5Bb 受診者ID項目
5Bc オーダー番号項目
5Bd 前回透視条件項目
5Be 前回撮影条件項目
P 受診者

Claims (11)

  1. 複数の受診者の受診者情報を予め記憶する受診者情報記憶手段と、
    撮像対象となる受診者を載置する導電性素材から成る載置面を有する天板と、
    前記撮像対象となる受診者の受診者情報を表示する表示手段と、
    前記載置面に載置された前記撮像対象となる受診者を撮像して画像データを生成する撮像手段と、
    前記撮像対象となる受診者が前記天板を降りることにより生じる前記載置面の静電容量の変化を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された前記載置面の静電容量の変化を受けて、前記受診者情報記憶手段から次に撮像対象となる受診者の受診者情報を読み出して、前記表示手段に切替えて表示させる制御を行う表示制御手段と、
    前記検出手段により前記載置面の静電容量の変化が検出された延べ回数を計数する計数手段とを備え、
    前記受診者情報記憶手段は、前記複数の受診者の受診者情報の各々を前記複数の受診者の各々の撮像対象順と対応付けて記憶し、
    前記表示制御手段は、前記計数手段により計数された延べ回数に基づいて次の撮像対象順を判断して、前記受診者情報記憶手段から前記次に撮像対象となる受診者の受診者情報を読み出して、前記表示手段に切替えて表示させる制御を行うことを特徴とする医用画像診断装置。
  2. 前記予め記憶された複数の受診者の受診者情報の中から前記撮像対象となる受診者の受診者情報を指定するための撮像対象指定手段を備え、
    前記表示制御手段は、前記検出手段により前記載置面の静電容量の変化が検出されたことを受けて、操作者に対して前記次に撮像対象となる受診者の受診者情報を指定することを指示する指示画面を、前記表示手段に表示させる制御を行うと共に、前記指示画面による指示に応じて行われた前記撮像対象指定手段による指定を受けて、前記受診者情報記憶手段から前記次に撮像対象となる受診者の受診者情報を読み出して、前記表示手段に切替えて表示させる制御を行うことを特徴とする請求項1記載の医用画像診断装置。
  3. 前記予め記憶された複数の受診者の受診者情報の中から前記撮像対象となる受診者の受診者情報を指定するための撮像対象指定手段と、
    前記検出手段により前記載置面の静電容量の変化が検出されたことを受けて、操作者に対して前記次に撮像対象となる受診者の受診者情報を指定することを指示する音又は音声、若しくは、光による報知を行う報知手段と、を備え、
    前記表示制御手段は、前記報知手段による報知に応じて行われた前記撮像対象指定手段による指定を受けて、前記受診者情報記憶手段から前記次に撮像対象となる受診者の受診者情報を読み出して、前記表示手段に切替えて表示させる制御を行うことを特徴とする請求項1記載の医用画像診断装置。
  4. 前記検出手段により前記載置面の静電容量の変化が検出されたことを受けて、前記撮像対象となる受診者の受診者情報と前記撮像手段により生成された画像データとを対応付けて記録する記録手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項の何れか一項に記載の医用画像診断装置。
  5. 前記記録手段は、前記撮像手段から前記撮像を行った際の撮像条件を取得し、当該取得した撮像条件と前記撮像手段により生成された画像データとを対応付けて記録することを特徴とする請求項記載の医用画像診断装置。
  6. 前記表示制御手段は、
    前記静電容量の大きい方側に設けられた所定の第1の閾値と、前記静電容量の小さい方側に設けられた所定の第2の閾値と、を予め記憶する閾値記憶手段を有し、
    前記検出手段により検出された前記載置面の静電容量の変化が、前記第1の閾値以上の値から前記第2の閾値以下の値に変化するものであった場合に、当該載置面の静電容量の変化を前記撮像対象となる受診者が前記天板を降りることにより生じる静電容量の変化として受けて、前記受診者の撮像対象順に従って前記受診者情報記憶手段から次に撮像対象となる受診者の受診者情報を読み出し、前記表示手段に切替えて表示させる制御を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項の何れか一項に記載の医用画像診断装置。
  7. 前記表示制御手段は、前記検出手段により検出された前記載置面の静電容量の変化が、前記第1の閾値以上の値から前記第2の閾値以下の値に変化するものであって、且つ、前記第2の閾値以下という状態が所定時間以上保持されるものであった場合に、当該載置面の静電容量の変化を前記撮像対象となる受診者が前記天板を降りることにより生じる静電容量の変化として受けることを特徴とする請求項記載の医用画像診断装置。
  8. 前記検出手段は、前記撮像対象となる受診者が前記天板を乗り降りすることにより生じる前記載置面の静電容量の変化を検出し、
    前記検出手段により検出された前記載置面の静電容量の変化が、前記撮像対象となる受診者が前記天板を降りたことを示すものと判断された場合に、前記撮像手段による撮像を禁止し、前記検出手段により検出された前記載置面の静電容量の変化が、前記撮像対象となる受診者が前記天板に乗ったことを示すものと判断された場合に、前記撮像手段による撮像の禁止を解除するインターロック手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項の何れか一項に記載の医用画像診断装置。
  9. 前記表示制御手段は、
    前記静電容量の大きい方側に設けられた所定の第1の閾値と、前記静電容量の小さい方側に設けられた所定の第2の閾値と、を予め記憶する閾値記憶手段を有し、
    前記検出手段により検出された前記載置面の静電容量の変化が、前記第1の閾値以上の値から前記第2の閾値以下の値に変化するものであった場合に、当該載置面の静電容量の変化を前記撮像対象となる受診者が前記天板を降りたことを示すものと判断し、前記検出手段により検出された前記載置面の静電容量の変化が、前記第2の閾値以下の値から前記第1の閾値以上の値に変化するものであった場合に、当該載置面の静電容量の変化を前記撮像対象となる受診者が前記天板に乗ったことを示すものと判断することを特徴とする請求項記載の医用画像診断装置。
  10. 前記表示制御手段は、前記検出手段により検出された前記載置面の静電容量の変化が、前記第1の閾値以上の値から前記第2の閾値以下の値に変化するものであって、且つ、前記第2の閾値以下という状態が所定時間以上保持されるものであった場合に、当該載置面の静電容量の変化を前記撮像対象となる受診者が前記天板を降りたことを示すものと判断し、前記検出手段により検出された前記載置面の静電容量の変化が、前記第2の閾値以下の値から前記第1の閾値以上の値に変化するものであって、且つ、前記第1の閾値以上という状態が所定時間以上保持されるものであった場合に、当該載置面の静電容量の変化を前記撮像対象となる受診者が前記天板に乗ったことを示すものと判断することを特徴とする請求項記載の医用画像診断装置。
  11. 前記受診者の受診者情報は、前記受診者を識別するための識別情報を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項10の何れか一項に記載の医用画像診断装置。
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