JP4527608B2 - メダル送り装置 - Google Patents

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Description

この発明は、スロットマシンなどのメダル遊技機に、遊技メダルを一括投入するために用いられるメダル送り装置に関するものである。
従来より、スロットマシンなどのメダルを遊技媒体として投入させる遊技機において、効率の良い遊技を行いたいという要請、あるいは、なるべく遊技メダルに手を触れないで遊技を行いたいという要請に基づき、遊技メダルを直接、遊技機に供給可能な遊技機用台間機(メダル貸し出し機)が考案されている(特許文献1参照)。また、遊技メダルを一括投入可能な投入口、及び一括投入された遊技メダルを一枚ずつ分離してメダルセレクターに搬送可能なメダル送り装置を有する遊技機(スロットマシン)も考案されている(特許文献2参照)。このメダル送り装置は、一対のローラに掛け渡したベルトに遊技メダルを一括投入口から落下させ、ベルト上面に乗っている遊技メダルを逆転ローラで一枚ずつに分離して送り出すものである。
特開2003−299868号公報(図1) 特開2004−121809号公報(図6)
しかし、上記したベルト式のメダル送り装置では、逆転ローラの付近にメダルが大量に溜まっていると、逆転ローラが送出方向と逆方向に遊技メダルをはじくことができず、メダル詰まりが発生しやすい。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(請求項1又は2
すなわち、請求項1又は2記載の発明は、逆転ローラの付近に遊技メダルが滞留しにくく、一括投入された遊技メダルを確実に送り出すことができるメダル送り装置を提供しようとするものである。
また、請求項1又は2記載の発明は、逆転ローラの付近に滞留した遊技メダルを効率的に後方に蹴り戻し、メダル詰まりを防止することができるメダル送り装置を提供しようとするものである。
(請求項3)
請求項3記載の発明は、上記した請求項1又は2記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項記載の発明は、メダル貸出機から直接遊技機にメダルを移送するのに適したメダル送り装置を提供しようとするものである。
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、括弧内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
(特徴点)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1記載の発明は、箱状の外装部材(本体ブロック(41))に、一括投入される複数枚の遊技メダルを受け入れ可能な投入部(受入開口(48))と、遊技メダルを排出する排出部(メダル排出部(47))とを設け、前記投入部(48)から投入された遊技メダルを上面に載せた状態で前記排出部(47)に向けて移動可能な移送手段(搬送ベルト(53))と、前記移送手段(53)の排出部(47)側上方に、移送手段(53)に積み重なっている遊技メダルを移送方向と逆方向に戻すためのローラ状の戻し手段(逆転ローラ(52))とを少なくとも有する搬送装置(50)を内蔵し、前記戻し手段(52)は、前記移送手段(53)との間に遊技メダルの厚み一枚分以上二枚分以下の間隙を空けて、軸方向がメダル移送方向と直交する方向となるよう配置され、円周面下側が前記移送手段(53)の移動方向と逆方向に移動することにより前記移送手段(53)に積み重なっている遊技メダルを移送方向と逆方向に蹴り戻して分離し、前記戻し手段(52)と移送手段(53)との間隙から遊技メダルを一枚ずつ送り出し可能に形成したメダル送り装置(40)に係る。
前記外装部材(41)は、内部に搬送装置(50)を収納可能なケースやカバーであって、投入部(48)から投入された遊技メダルが搬送装置(50)を経て排出部(47)に移送されるように形成されているものである。
ここで、遊技メダルの「一括投入」とは、メダルの向きを揃えて投入したり一枚ずつ投入するのではなくて、適宜手に掴んだ遊技メダルをランダムに投入開口に投げ入れるような場合のことを言うものである。なお、投入部(48)に、装置内部に落下移動するメダルの向きが極力一定方向に揃うような手段(例えば仕切棒(100))を設けると好ましい。
前記移送手段(53)は、例えば駆動モータ(55)により回転する一対のローラ(51)に掛け渡された平ベルトとすることができるが、遊技メダルを積載して移送可能なものであれば、ベルトに限られない。
また、前記戻し手段(52)は、その下面の移動方向が移送手段(53)の上面の移動方向と逆方向となるよう回転するローラであって、移送手段(53)の上方にある遊技メダル、すなわち移送手段(53)の上面に乗っている遊技メダルの上に積み重なっている遊技メダルを、回転により後方にはじき飛ばすことにより、送出間隙(54)に遊技メダルが二枚重なったまま送り込まれるのを防止するためのものである。
そして、本発明は、前記戻し手段(52)は、前記移送手段(53)を側方から挟む外装部材(41)の側壁(41A,41B)に、長さ方向の両端部と前記側壁(41A,41B)との間にメダル厚よりも大きな間隙を空けずに設けられ、前記側壁(41A,41B)のいずれか一方には、前記移送手段(53)の上面側方から上方に向かって徐々に上り傾斜する拡開部が形成されている
また、前記移送手段(53)及び前記拡開部(410)の上方には、前記戻し手段(52)により戻された遊技メダルが滞留可能な上部空間であるメダル戻り部(45)が形成され、前記戻し手段(52)の外周面には、遊技メダルの厚みよりも大きい幅及び深さの凹みとなるよう戻し手段(52)の外周面を長さ方向に切り欠いた溝部(撹拌溝58)が、少なくとも一つ設けられており、前記溝部(58)の凹みを構成する切欠面のうち、遊技メダルを蹴り上げる側の切欠面は、戻し手段(52)の長さ方向の中央部においては、長さ方向が前記戻し手段(52)の軸方向と一致する切欠面である直線切欠面(52A)となっているとともに、前記外装部材(41)の拡開部(410)が設けられている側壁側に位置する端部側においては、戻し手段(52)の長さ方向の中央部から端部に向かって上り傾斜となるよう斜めに形成された切欠面である傾斜切欠面(52B)となっている。そして、前記戻し手段(52)は、前記直線切欠面(52A)により、前記移送手段(53)に積み重なった遊技メダルを移送方向と逆方向に蹴り上げ、前記傾斜切欠面(52B)により、前記移送手段(53)に積み重なった遊技メダルを前記移送手段(53)の中央側に向けて蹴り上げるとともに、前記メダル戻り部(45)の拡開部側に滞留している遊技メダルを掻き出し前記メダル戻り部(54)の中央側に移動させることができるように形成されていることを特徴とする。
ここで、前記側壁(41A,41B)とは、前記移送手段(53)の進行方向に向かって左右に形成されている立面のことであり、戻し手段(52)はこの側壁(41A,41B)に対して直交するように取り付けられている。また「メダル厚よりも大きな間隙を空けずに設けられ」るとは、戻し手段(52)の両端部と側壁(41A,41B)との距離がメダル一枚の厚さ分よりも小さければよく、例えば側壁(41A,41B)に設けた凹部に戻し手段(52)の側端部が嵌入されているようなものや、側壁(41A,41B)を戻し手段(52)が貫通しているものを含む。
そして、前記拡開部(410)は、外装部材(41)の移送手段(53)の側方であって好ましくは戻し手段(52)よりも後方において、上側にいくほど移送手段(53)の横幅よりも広くなるよう形成された側壁部分である。「戻し手段(52)よりも後方」とは、戻し手段(52)を挟んで移送手段(53)の排出部側と反対側、すなわち戻し手段(52)により移送手段(53)の上方にある遊技メダルが蹴り戻される側のことである。拡開部(410)は、移送手段(53)の側方におけるいずれか片側の側壁(41A)のみに形成してある。すなわち、移送手段(53)の上方に、移送手段(53)の横幅よりも大きい幅を有する空間が形成されればよい。
また、本発明は、拡開部(410)の上方、すなわち移送手段(52)の上部であって戻し手段(52)の後方に空間部(45)を設けるとともに、戻し手段(52)には溝部(58)を形成したものである。
前記溝部(58)は、戻し手段(52)の外周面に設けられた一の切欠面と他の一の切欠面の間に形成される凹み部分であり、溝部(58)の長さ方向が、戻し手段(52)の長さ方向と一致するようになっている。溝部(58)は、戻し手段(52)の長さ方向の一端部又は他端部、あるいは両端部に設けられていてもよいし、戻し手段(52)の全長に亘って設けられていてもよい。さらには、戻し手段(52)の同一面上に、長さ方向に複数に分割された溝部(58)が設けられていてもよい。要は、少なくとも拡開部(410)に位置する部分に溝部(58)が設けられていればよい。また、溝部(58)は、少なくとも一つ設けられている。すなわち、戻し手段(52)を輪切り断面にすると、少なくとも一カ所の凹部が形成されている。好ましくは、溝部(58)を、戻し手段(52)の回転軸を挟んで相対向するよう二つ設けるのがよい。戻し手段(52)の直径寸法によっては、二つ以上複数設けてもよい。
さらに、本発明における溝部(58)は、戻し手段(52)の拡開部(410)に位置する部分において、切欠面(52B)が、中心部側から端部側に向かって上り傾斜するように形成されている。この場合、図11に示すように、戻し手段(52)の回転方向後方側に位置する切欠面(52B)を少なくとも傾斜させるのが好適である。ここで、「回転方向後方側に位置する切欠面」とは、溝部(58)を形成する二つの切欠面(52A,52B)のうち、戻し手段が回転する際、後から定点を通過する切欠面のことである。具体的には、戻し手段(52)としての逆転ローラ(52)の溝部(58)を示す図11において、戻し手段(52)の表面(ローラ面)が下から上に移動する場合、下側に位置する切欠面がこれにあたるものである。なお、他の一方の切欠面、すなわち回転方向前方側に位置する切欠面(図11において上側に位置する切欠面)は、傾斜していなくてもよい。例えば、戻し手段(52)の軸方向と一致する方向に形成されていてもよい。
また、溝部(58)の幅(W)は、遊技メダルの厚みよりも大きく形成されている。好ましくは、溝部(58)の最も幅狭の部位の寸法が、遊技メダルの厚みの二倍程度に形成するのがよい。これは、遊技メダルの端部が溝部(58)に引っかかりやすくなるからである。同様の理由から、溝部(58)の深さ(D)も、遊技メダルの厚みより大きく形成されている。
(作用)
投入部(48)に投入された遊技メダルは、所定の作動開始手段(センサやスイッチ)により移送手段(53)が作動すると、メダル送り出し方向に向かって移送される。そして、移送手段(53)により移送されてきた遊技メダルのうち、移送手段(53)の上面に乗っているメダルは、戻し手段(52)の下方を潜ってそのまま排出部(47)に移送される。移送手段(53)の上方に積み重なったメダルは、戻し手段(52)によって、移送手段(53)の進行方向と逆方向にはじき飛ばされる。一方、戻し手段(52)の後方側には拡開部(410)が形成されているので、遊技メダルの逃げ場ができる。このため、移送手段(53)の上方に大量のメダルが積層していても、戻し手段(52)の近くで分散され、戻し手段(52)によるメダルの蹴り戻しを阻害することなく、スムーズに送り出し作業が行われるものとなる。
移送手段(53)の前方側に滞留している遊技メダルは、戻し手段(52)によって、移送手段(53)の進行方向と逆方向にはじき飛ばされる。このとき、移送手段(53)の上方に大量のメダルが滞留していても、戻し手段(52)の回転に伴い溝部(58)の下側の切欠面(52A)が遊技メダルの端部を引っ掛けて蹴り上げるので、滞留している遊技メダルは適宜撹拌される。また、拡開部(410)の上方には、上部空間(45)が形成されているので、蹴り上げられた遊技メダルの逃げ場ができ、積層した遊技メダルの分離が効率よく行われる。
さらに、拡開部(410)に滞留している遊技メダルは、傾斜切欠面(52B)が戻し手段(52)の長さ方向の端部に向かって上り傾斜(中心部に向かって下り傾斜)しているので、拡開部(410)の側壁側にある遊技メダルから徐々に蹴り戻され、側壁側から中心部側に掻き出される。
このように、積み重なって移送されてきた遊技メダルは、移送手段(53)の前方で横側(拡開部側)に拡散し、中央部にある遊技メダルは戻し手段(52)により後方上部側へ蹴り上げられ、さらに拡開部(410)に退避している遊技メダルは傾斜切欠面(52B)で中心部側へと戻され、これが繰り返されることにより、戻し手段(52)の付近において遊技メダルの移動が常に行われ、遊技メダルが一カ所に留まることに因るメダル詰まりを効果的に阻止することができる。
本発明に係るメダル送り装置(40)を、スロットマシンなどのメダル遊技機に隣接して設置される遊技機用台間機などに取り付け、排出部(47)をメダルを遊技機のメダル投入口(10)に直接又は間接的に連通させることにより、一括投入した遊技メダルを一枚ずつメダル投入口(10)に投入させることができ、遊技中における遊技機への遊技メダルの投入を効率的に行うことができる。
また、本発明に係るメダル送り装置(40)を、遊技機に隣接して設置されるメダル貸出機に取り付け、メダル貸出機から払い出される貸し出しメダルが投入部(48)に直接排出されるようにすれば、遊技開始時における遊技機への遊技メダルの投入を効率的に行うことができる。
(請求項2)
(特徴点)
請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項2記載の発明は、前記投入部(48)の下方でありかつ前記移送手段(53)の上方には、遊技メダルを貯留可能な空間であるメダル貯め部(44)を有し、前記メダル貯め部(44)と前記メダル戻り部(45)の間には、その下端と前記移送手段(53)の上面との間に、重なり合った遊技メダルが通過するのに十分な隙間をあけるように配置され、その上端部に設けられた支点(ピン46)を中心にメダル貯め部(44)方向に回動可能であり、かつ前記移送手段(53)の上面に向けて垂下した状態で前記メダル戻り部(45)方向には回動不能に支持された移動調整弁(43)を備えていることを特徴とする。
(請求項3)
(特徴点)
請求項3記載の発明は、上記した請求項1又は2記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項3記載の発明は、遊技者に貸し出す遊技メダルを払い出すためのメダル払い出し装置(23)を少なくとも有するメダル貸出機(2)に取り付けられるメダル送り装置(40)であって、前記メダル払い出し装置(23)から払い出されるメダルを、前記移送手段(53)に誘導する払い出し通路(42)を有していることを特徴とする。
ここで、メダル貸出機(2)は、前記貸し出しメダル払い出し装置(23)の他に、紙幣投入口(21)や紙幣カウンタ(22)を有していてもよく、その他の装置を備えていても構わない。
前記払い出し通路(42)は、貸し出しメダル払い出し装置(23)のメダル排出口近傍から移送手段(53)まで通ずる管状の移送路とすることができる。
(作用)
メダル貸出機(2)に紙幣を入れるなどして貸し出しメダル払い出し装置(23)を作動させると、払い出された遊技メダルは払い出し通路(42)を経て、メダル送り装置(40)内部の移送手段(53)へと直接移送される。従って、メダル貸出機(2)からある程度まとまった枚数払い出される遊技メダルを、手で受け止めたり容器入れて遊技機(例えばスロットマシンの下皿)まで移動させる必要が無く、メダルに手を触れることなく遊技を開始することができる。また、入賞などにより遊技機から払い出された遊技メダルを、再度遊技機に投入する場合には、投入部(48)に一括投入すればよい。
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
すなわち、請求項1又は2記載の発明によれば、メダル詰まりがしにくく、一括投入された遊技メダルを確実に送り出すことができるメダル送り装置を提供することができる。また、請求項記載の発明によれば、メダル貸出機から直接遊技機にメダルを移送するのに適したメダル送り装置を提供することができる。
本発明の最良の実施形態を、メダル貸出機を例に、図面に基づき説明する。
(図面の説明)
図1乃至図12は、本発明の実施の形態を示すものである。
図1は一括投入機構3の縦断面図、図2はスロットマシン1及びメダル貸出機2の外観斜視図、図3は一括投入機構3及びメダル投入口10の拡大斜視図、図4はメダル送り装置40の斜視図、図5はメダル送り装置40の縦断面斜視図、図6はメダル送り装置40の横断面斜視図、図7はノズル部60を開いた斜視図、図8は排出貯留部90の拡大断面図である。また、図9及び図10はメダル送り装置40の作動説明図、図11及び図12は逆転ローラ52を示す図である。
本実施の形態におけるメダル貸出機2は、スロットマシン1に隣接して設置され、一台のスロットマシンに一機ずつ対応するように設けられている。
(スロットマシン1)
スロットマシン1は、図2に示すように、筐体及び筐体の正面側に取り付けられた前扉13を有し、正面側には回転リール(図示せず)の図柄を視認可能な図柄表示窓14が形成されている。また、この図柄表示窓14の下方でありスロットマシン1の略中央部は、スタートスイッチやストップスイッチなどの操作手段が設けられる操作部16となっている。そしてこの操作部16の正面右端部には、遊技メダルを投入するためのメダル投入口10が設けられている。なお、特に図示しないが、メダル投入口10の下方には、遊技メダルの真贋を判断すると共に投入メダルをカウントするためのメダルセレクターが設けられている。また、スロットマシン1の下部には、払い出しメダルを貯留可能な下皿15が設けられている。
ここで、メダル投入口10は、図3に示すように、上方から遊技メダルを一枚ずつ投入可能な上方投入開口11と、上方投入開口11の側方に連通し遊技メダルを一枚ずつ移送する側方移送通路12とを有している。この側方移送通路12は、上方投入開口11から正面右側(メダル貸出機2側)に延設された樋状の通路であって、後述するノズル部60から送られてくる遊技メダルを受け入れ上方投入開口11に移送するためのものである。
そして、メダル投入口10から遊技メダルを投入することで遊技開始条件が満たされ、スタートスイッチの操作により回転リールを回転させ、ストップスイッチの操作により回転リールを停止させ、このとき、複数の回転リールに表示された図柄が所定の位置態様に停止すると入賞となり、所定枚数のメダルが下皿15に払い出されるように形成されているものである。
(メダル貸出機2)
メダル貸出機2は、スロットマシン1の側面側に隣接して設置される箱型の装置であって、金銭と引き替えに遊技メダルを貸し出すと共に、貸し出しメダル及び遊技者が投入するメダルをスロットマシン1のメダル投入口10に投入するためのものである。すなわち、メダル貸出機2は、図2に示すように、外箱20に、紙幣カウンター22及び貸し出しメダル払い出し装置23が内蔵されているとともに、正面側にはメダル送り装置40を備える一括投入機構3が取り付けられているものである。
紙幣カウンター22は、外箱20の正面下方に設けられた紙幣投入口21から投入された紙幣を読み取って、貸し出しメダル払い出し装置23に予め貯留してある遊技メダルを金額に応じて払い出させるためのものである。なお、メダル貸出機としては、紙幣投入口21及び紙幣カウンター22の他に、硬貨投入口や硬貨カウンター、釣り銭払い出し口などを有していてもよい。また、プリペイドカード投入口とカードリーダーを有していてもよい。
貸し出しメダル払い出し装置23は、遊技メダルを払い出すためのいわゆるホッパー装置であり、特に図示しないが、遊技メダルを貯留しておくためのタンクと、タンクに貯留されている遊技メダルを一枚ずつ排出可能な送り出し円板を有している。送り出し円板は、駆動モータに回転可能に軸止されており、一枚の遊技メダルが嵌入可能な孔が形成されている。そして、この孔に入った遊技メダルを、回転に伴い一枚ずつ装置の外に排出するようになっている。また、貸し出しメダル払い出し装置23には排出メダルをカウントするためのセンサが設けられていて、投入された金額に応じて所定枚数の遊技メダルを払い出したら駆動モータが停止するように形成されている。
(一括投入機構3)
一括投入機構3は、前記貸し出しメダル払い出し装置23から払い出される遊技メダル、及び遊技者が投入する遊技メダルを、スロットマシン1のメダル投入口10に一括投入するための機構である。
具体的には、一括投入機構3は、図1及び図3に示すように、大きく分けて、メダル貸出機2の外箱20の正面に取り付けられた本体カバー30と、本体カバー30の内部に設けられたメダル送り装置40と、本体カバー30の正面側下部に取り付けられたノズル部60とから構成されている。
(本体カバー30)
本体カバー30は、図2、図3に示すように、メダル貸出機2の外箱20の正面略中央部から手前側(スロットマシン1を正面から見た場合の手前側。以下同じ)に突出する箱形部材であり、上方に開口する一括投入開口31が形成され、図1に示すように、内部にはメダル送り装置40が内蔵されている。
また、一括投入開口31の手前側には、図1及び図3に示すように、上面に平坦部を有するカウンター状の張り出し部32が形成されている。張り出し部32は、一括投入開口31の手前側及び側方に向かって張り出し、平面からみると略U字型に形成されおり、ここには、搬送装置50を作動及び作動停止させるためのタッチセンサが敷設されている。そして、張り出し部32に手を触れることにより、搬送装置50の駆動モータ55が駆動し、張り出し部32に触れている手を離すことにより、搬送装置50の駆動モータ55が駆動を停止するようになっている。なお、搬送装置50を作動させる手段としては、タッチセンサに限られず、ボタン式のスイッチやその他の操作手段を設けてもよい。また、駆動モータ55の駆動を開始させるためのスイッチと、駆動を停止させるためのスイッチを別々に設けてもよいものである。
そして、本体カバー30の底部奥側には、図8に示すように、メダル送り装置40から排出される異物やキャンセルメダルを受け止める排出貯留部90が形成されている。
(メダル送り装置40)
メダル送り装置40は、前記本体カバー30に内蔵されたメダルを送り出すための装置であり、図1に示すように、前記本体カバー41の内側に設けられる箱状の本体ブロック41の内部に搬送装置50を設け、搬送装置50の奥側下方に排出装置80を設けた構成となっている。
本体ブロック41は、図1及び図4に示すように、長さ方向略中央部に、上方に開口する受入開口48を有し、受入開口48の奥側には、上方に開口し内部において前記受入開口48と連通する払い出し通路42が設けられている。また、本体ブロック41の前方下部には、搬送装置50が内蔵されており、本体ブロック41の正面側は、搬送装置50により送り出されたメダルをノズル部60に一枚ずつ排出するためのメダル排出部47となっている。そして、図5に示すように、前記払い出し通路42を形成する内壁の底部には、排出装置80が設けられている。
ここで、排出装置80は、図5に示すように、上方に突設された略円筒形の可動軸83を通電状態に応じて上下動させるソレノイド81と、一方の端部が前記可動軸83に軸支され、本体ブロック41に固定された固定軸84を支点として上下方向に揺動可能に形成された開閉板82を有している。そして、可動軸83が下方に位置しているときには開閉板82が閉じた状態(図1参照)となり、可動軸83が上方に位置しているときには開閉板82が開いた状態(図10参照)となるよう形成されているものである。そして、ソレノイド81の作動で開閉板82を開くことにより、メダル送り装置40内部にあるメダルや異物などを、本体ブロック41の底面に形成されたキャンセル開口49から排出させることができるようになっている。排出装置80は、例えば図示しないリセットスイッチの操作により開閉板82が開くように形成することができる。
前記受入開口48は、図1及び図4に示すように、一括投入開口31から投入される遊技メダルを受け入れるための開口であり、開口幅のほぼ中央部に、横方向に亘って設けられた仕切棒100を有している。これは、投入される遊技メダルを、極力同一方向に揃えるためである。すなわち、この仕切棒100があることにより、受入開口48に遊技メダルが縦向き(メダルの表裏面が左右方向となる向き)で投入されることがないので、ランダムに投入される遊技メダルの向きを、横向き(メダルの表裏面が前後方向となる向き)にして落下させるようになるものである。このように落下した場合には、メダルの向きが揃っているので、受入開口48の下方に位置する空間であるメダル貯め部44に、遊技メダルが平積みとなるよう貯留させることができ、搬送装置50により搬送しやすくなる。
また、図1に示すように、受入開口48の手前側端部には、搬送装置50の上方空間を、受入開口48の下方に位置するメダル貯め部44と、メダル貯め部44よりも手前側に位置するメダル戻り部45とに分ける移動調整弁43が取り付けられている。移動調整弁43は、メダル貯め部44からメダル戻り部45へのメダル移動を阻止し、メダル戻り部45からメダル貯め部44へのメダル移動は適宜許容することにより、搬送装置50によるメダル移送をスムーズに行わせるためのものである。
具体的には、移動調整弁43は、図5に示すように、両端部から横方向に突出するピン46を有する支持部43Bに、方形状の回動板43Aを取り付けた構成となっている。そして、本体ブロック41の両側面に形成された上下に長い長孔411に前記ピン46を係合させることにより、ピン46を中心に前後方向に回動可能に取り付けられると共に、上下方向に移動可能に形成されているものである。また、前記ピン46の下方には、横方向に突出する突起431が形成されている。一方、本体ブロック41の内面には、移動調整弁43が垂下した状態で前記突起431のメダル戻り部45側に当接するストッパー412が突設されている。これにより、移動調整弁43は、垂下状態からメダル貯め部44側へは回動できるが、垂下状態からメダル戻り部45側への回動を阻止されるようになっている。
前記払い出し通路42は、メダル貸出機2の貸し出しメダル払い出し装置23から貸し出される遊技メダルを受け入れて、前記メダル貯め部44に誘導するためのものである。払い出し通路42の底面は、奥側から手前側に向かって下り傾斜となっており、傾斜の前端部が開閉板82によって開閉可能に形成されている。開閉板82が閉じているときには、メダル貯め部44に遊技メダルが貯留され、開閉板82が開いた場合には、メダル貯め部44又は搬送装置50の搬送ベルト53上にあるゴミなどの異物や遊技メダルは、キャンセル開口49から落下する。なお、キャンセル開口49から落下した異物や遊技メダルは、いったん排出貯留部90に貯留され、排出貯留部90のスライド蓋92を開くことによりそれらを外部に取り出すことができるようになっている。
ここで、排出貯留部90は、図8に示すように、キャンセル開口49と連通し上下に開口するケース91と、ケース91の下方開口を開閉可能なスライド蓋92とから構成されている。そして、スライド蓋92を閉じた状態で、内部にキャンセルメダルや異物を貯留可能な排出収納部93が形成される。また、スライド蓋92は、自己復帰機構94により、開いた後には自動的に閉じるように形成されている。自己復帰機構94は、スライド蓋92を閉じる方向に付勢するバネを備えており、スライド蓋92は常態において閉じている。そして、バネの付勢力に抗して開く方向すなわち奥側にスライド蓋92を押し戻すことにより、ケース91の下方開口が開放される。スライド蓋92を開くときには、スライド蓋92を押さえながら排出収納部93に貯留されている遊技メダル等を手で受け止めるようにする。貯留物をすべて排出し終えたら、スライド蓋92から手を離せば、スライド蓋92は自動的に閉まる。
(搬送装置50)
搬送装置50は、本体ブロック41の前方下部に内蔵されており、メダル溜め部44に投入又は払い出された遊技メダルを、水平状態(遊技メダルの表裏面が上下となる状態)で一枚ずつ、ノズル部60へと送り出すためのものである。具体的には、搬送装置50は、図1及び図6に示すように、一対のローラ51(51A,51B)と、ローラ51A,51Bに掛け渡された搬送ベルト53と、搬送ベルト53の手前側上方に送出間隙54をあけて設置された逆転ローラ52と、ローラ51,52を回転させるための駆動モータ55と、駆動モータ55のモータ軸の回転をローラ51,52に伝達するための伝達手段56を有している。
前記ローラ51は、正面側から見て前後に並列して設けられている。また、前記搬送ベルト53は、二つのローラ51A,51Bに掛け渡された平ベルトであり、表面にはゴム等を被覆して、遊技メダルとの摩擦抵抗を大きくするよう形成してある。そして、図1に示すように、手前側のローラ51Aの方が、奥側のローラ51Bよりも若干高い位置に取り付けられているので、搬送ベルト53の上面は手前側に向かってやや上り傾斜となっており、ローラ51を図1に示す黒矢印の方向に回転させることにより、搬送ベルト53の上面が手前側に移動するようになっている。
前記ローラ51と逆転ローラ52は、伝達手段56により同時に回転するようになっている。伝達手段56は、図6に示すように、駆動モータ55の駆動軸、ローラ51A、逆転ローラ52にそれぞれ設けられたギヤと、これらの各ギヤを連結するベルトであって、逆転ローラ52はローラ41と同方向に回転するので、搬送ベルト53の上面の進行方向と、逆転ローラ52の下側面の移動方向とが逆になる。また、ローラ51と逆転ローラ52の直径の違いにより、逆転ローラ52の線速(ローラ表面の移動速度)の方が、ローラ51の線速よりも早くなるように形成されている。
そして、図1に示すように、逆転ローラ52の下側円周面と搬送ベルト53の上面との間には、遊技メダル一枚の厚みよりも大きく、遊技メダル二枚分の厚みよりは小さい送出間隙54が形成されている。これにより、搬送ベルト53の上面に乗っている遊技メダルを、一枚ずつ手前側に送り出すとともに、搬送ベルト53の上方であって逆転ローラ42の後方にある積み重なった遊技メダルを、反移送方向となるメダル戻り部45に向かって蹴り出すようになっている。
搬送ベルト53の前方側は、ノズル部60のメダル受け口67と近接しており、ベルト上面に乗っている一枚の遊技メダルは、前記送出間隙54を潜ってメダル排出部47からノズル部60へと運ばれる。
ところで、搬送ベルト53を側方から挟むように設けられた側壁41A、すなわち本体ブロック41のメダル戻り部45の内面には、図6に示すように、上方に向かうにつれ搬送ベルト53の横幅よりも広く形成された拡開部410が形成されている。これは、搬送ベルト53により送り出し方向に移動する遊技メダル、及び逆転ローラ52により反対方向に蹴り戻される遊技メダルの移動方向への抵抗を極力減らすためのものである。すなわち、この拡開部410があることにより、メダル戻り部45の容積を最大限確保できるとともに、メダル戻り部45内で前後に動く遊技メダルの逃げ場が形成され、搬送ベルト53の上方でのメダル滞留が発生しにくくなっているものである。なお、図示した例では、拡開部410を搬送ベルト53の片側だけに形成してあるが、図11(B)に示すように、搬送ベルト53の両側に形成してもよい。
(逆転ローラ52)
逆転ローラ52は、図6に示すように、本体ブロック41の側壁41A,41Bを貫通して設けられたローラであって、断面略台形(図12参照)の撹拌溝58が軸方向に沿って逆転ローラ52の全長に亘り形成されている。撹拌溝58は、逆転ローラ52の外周面を長さ方向に切り欠いて陥没するように形成される凹部であり、この凹部を形成する切欠面としては、図11(A)に示すように、長手方向が逆転ローラ52の軸方向に一致する切欠面である直線切欠面52Aと、逆転ローラ52の端部において前記拡開部410の傾斜に沿うよう斜めに形成された切欠面である傾斜切欠面52Bが設けてある。すなわち、傾斜切欠面52Bは、逆転ローラ52の中心側から端部側に向かって上り傾斜するよう形成されている。また撹拌溝58は、図12(A)に示すように、逆転ローラ52の回転軸を中心に相対向して二カ所設けられているが、図12(B)に示すように、一カ所のみ設けてもよい。あるいは二カ所以上、例えば図12(C)に示すように三カ所設けてもよい。
ここで、図11に示す逆転ローラ52の中央付近の下側に位置する直線切欠面52Aは、主として、縁部e(図12(A)参照)で遊技メダルを引っ掛けるようにして、搬送ベルト53の上方に積み重なった遊技メダルを後方に蹴り上げる役割を果たす。そして前記傾斜切欠面52Bは、主として、縁部eで拡開部410に滞留している遊技メダルを掻き出して、搬送ベルト53の中央付近に移動させる役割を果たすものである。すなわち、傾斜切欠面52Bが逆転ローラ52の長さ方向の中心側から端部側に向かって上り傾斜しているので、逆転ローラ52の表面が下側から上側に向かって移動することにより、拡開部410の側壁41A側、すなわち傾斜切欠面52Bと拡開部410の交差部分にある遊技メダルは外側から徐々に蹴り戻され、拡開部410に滞留している遊技メダルは、側壁41A側から中心部側に掻き出されるようにして、搬送ベルト53の中央付近に移動する。これにより、拡開部410に遊技メダルが滞留するのを防止することができるものである。このように、撹拌溝58は、メダル戻り部45内の遊技メダルを効果的に撹拌し、遊技メダルの搬送がスムーズに行われるのを補助するものである。
さらに、中央付近の撹拌溝58の幅W(図12(A)参照)は、遊技メダルの厚みのほぼ2倍程度、深さDは、遊技メダルの厚みよりも大きく形成してある。このように形成することで、より遊技メダルの撹拌が良好に行われる。一方、拡開部410側の撹拌溝58の幅は、傾斜切欠面52Bが形成されていることから、逆転ローラ52の中心に近づくほど、溝幅がWよりも広くなっている。
なお、図示した例では、傾斜切欠面52Bが逆転ローラ52の片側端部だけに形成されているが、拡開部410が搬送ベルト53の両側に形成されている場合には、図11(B)に示すように、傾斜切欠面52Bを逆転ローラ52の両端部に形成するとよい。
ここで、逆転ローラ52の上方には、メダル戻り部45上部の遊技メダルが、逆転ローラ52の上側外周面の回転に引きずられて移送方向に向かって移動し、逆転ローラ52と本体ブロック41の前面板41C(図5参照)との間に挟まれるのを防止するためのメダル挟み防止片57が取り付けられている。メダル挟み防止片57は、図6に示すように、本体ブロック41の前面板41Cからメダル戻り部45に向かって突出する薄板状の突片を有し、逆転ローラ52の上方にある遊技メダルはこの突片に邪魔されて逆転ローラ52と本体ブロック41の前面板41Cとの隙間に挟まれることがない。
なお、逆転ローラ52には、前記突片の位置に合わせ外周面に亘って押さえ溝59が形成されている。これは、メダル挟み防止片57と逆転ローラ52との隙間にメダルが挟まれないよう、突片の少なくとも一部はローラ面よりも陥没するように形成するのが好ましいからである。また、逆転ローラ52には撹拌溝58が形成されていることから、撹拌溝58が、ローラ面に近接する突片に引っかかりローラの回転を阻害するのを防ぐためのものである。
(ノズル部60)
ノズル部60は、前記搬送装置50から送り出された遊技メダルをスロットマシン1のメダル投入口10に移送するためのものである。そして、ノズル部60は、図1及び図7に示すように、本体カバー30の正面側下部に取り付けられる取り付け部62と、取り付け部62の下端部に設けられた自己復帰ヒンジ63を介して、取り付け部62に前後方向に回動自在に取り付けられた蓋部61とから成り、蓋部61が取り付け部62を正面側から覆った状態、すなわち蓋部61が閉じた状態で、蓋部61と取り付け部62の間には、遊技メダル一枚分の厚さよりやや大きい厚みを有し、遊技メダルの直径よりもやや大きい幅を有するメダル移送路65が形成されるようになっている。
取り付け部62の上端部は、図1に示すように、下方から上方に向かって奥方向に湾曲する湾曲部62Aとなっており、この湾曲部62Aはメダル送り装置40のメダル排出部47と連通するメダル受け口67を形成する。また、前記メダル移送路65は、メダル受け部67からノズル部60のスロットマシン1側にL字状に屈曲して、スロットマシン1と対向する端部がメダル排出口66となっている(図7参照)。すなわち、ノズル部60は、メダル排出部47から排出された遊技メダルをメダル受け口67から受け入れ、メダル移送路65を通してメダル排出口66から一枚ずつスロットマシン1側へと排出するようになっている。
また、前記自己復帰ヒンジ63は、蓋部61を取り付け部62側に回動する方向に付勢するバネを備え、常態においては蓋部61を閉じるようになっている。そして、バネの付勢力に逆らって蓋部61を取り付け部62と反対方向すなわち手前側に回動させることにより、蓋部61が開く。これは、メダル移送路65の内部で遊技メダルが詰まった場合などに、遊技者が店員を呼ぶことなく自ら詰まりを解消させることができるようにするためである。蓋部61を開いて詰まった遊技メダルを取りだした後は、自己復帰ヒンジ63により蓋部61は自動的に回動して閉じた状態に戻る。
なお、蓋部61が接触などにより意図せず開いてしまうことがないよう、蓋部61及び取り付け部62にフックと凹部などの係止手段を設けておくのが好ましい。
そしてノズル部60は、図3に示すように、メダル排出口66がスロットマシン1のメダル投入口10の側方移送通路12の端部と一直線上に配置されるよう設置される。この場合、メダル排出口66と側方移送通路12の端部とは必ずしも当接、合致する必要はなく、メダル排出口66から排出されたメダルが側方移送通路12に移動可能な間隙や高さの誤差があっても構わない。
さらに、取り付け部62の正面側及び蓋部61の裏面側には、蓋部61を閉じたときに相対向するよう、メダル検知センサ64が設けられている。メダル検知センサ64は、蓋部61に設けられた受光部64Aと、取り付け部62に設けられた発光部64Bとから成り、発光部64Bの発光が遮られることにより遊技メダルの通過を検知するものである。そして、メダル送り装置40が遊技メダルを送り出している間は、このメダル検知センサ64が遊技メダルを検出している。
ここで、メダル検知センサ64は、メダル移送路65の中心からやや幅方向にずれた位置に設けてあるので、円形の遊技メダルの通過ごとに受光部64Aが遮られることにより発生する検知信号は一定の波形を繰り返すものとなる。従って、メダル貸出機2の制御部においてこの波形を監視することにより、メダル移送の異常を検知することができる。例えば、メダル検知センサ64が遊技メダルを検知し続けている場合には、メダル移送路65の内部で遊技メダルが詰まっていることが想定される。このような場合には、蓋部61を開いてメダル詰まりを解消することを促す警報などを行うと好適である。
一方、メダル検知センサ64が遊技メダルを一定時間以上検出しない場合には、投入された遊技メダルをすべて送り終えたか、あるいは搬送装置50の内部などでメダル貸出機2によるメダル詰まりが発生しているかにより、メダル送り装置40が遊技メダルを送り出していない場合、又は蓋部61が開いており発光部64Bの光線が受光部64Aに届かない場合の、いずれかの場合が想定される。そこで、このような場合には、搬送装置50の駆動モータ55の駆動を停止させたり、逆転させたり、あるいはタッチセンサがONとなっても駆動モータ55を駆動させないように制御すると好適である。
(遊技メダルの移送)
次に、上記構成を有する一括投入機構3における遊技メダルの移送過程を、図9及び図10に基づき説明する。
まず、一括投入開口31から遊技メダルを投入すると、図9(A)に示すように、遊技メダルは搬送ベルト53の後方部上面と開閉板82の上面に積み重なるように落下し、メダル貯め部44に貯留される。また、メダル貸出機2に紙幣を投入した場合には、貸し出しメダル払い出し装置23から遊技メダルが払い出され、払い出し通路42を通ってメダル貯め部44に貯留される。次に、一括投入機構3の張り出し部32を手で触れると、タッチセンサが反応して、搬送装置50が作動を開始する。すなわち、駆動モータ55が駆動して、搬送ベルト53が前方(図9において反時計回り)に回転開始する。
搬送ベルト53が移動開始すると、搬送ベルト53の後方部上面に乗っている遊技メダルが前方に移動し、その上方に貯まっているメダルも引きずられて、移動調整弁43の下方を潜ってメダル戻り部45に移動する。ここで、移動調整弁43は、前方(メダル戻り部側)には回動しないので、メダル貯め部44の上部に貯留されているメダルが、一気にメダル戻り部45に雪崩れ込むのを防ぐことができる。
搬送ベルト53により前方に移送された遊技メダルのうち、搬送ベルト53の上面に乗っている遊技メダルは、図9(B)に示すように、搬送ベルト53と逆転ローラ52の下面との間の送出間隙54をすり抜けて、一枚ずつ、メダル排出部47へと移送される。一方、搬送ベルト53の上方に重なっている遊技メダルは、逆転ローラ52と接触することにより、逆転ローラ52に設けられた撹拌溝58に引っかかり、上方後部のメダル戻り部45に蹴り戻される。逆転ローラ52は、ローラ51よりも高速回転しているので、効率よくメダルを蹴り出すことができる。
ここで、メダル戻り部45に滞留するメダルの量が多いと、逆転ローラ52によって後方に蹴り出すのに支障をきたし、送出間隙54でメダル詰まりが発生するおそれがある。しかし、移動調整弁43は、後方(メダル貯め部側)に回動可能に取り付けられているので、図9(C)に示すように、メダル戻り部45内のメダルはメダル貯め部44に逆流し、メダル戻り部45の上方に空間が形成される。これにより、逆転ローラ52によるメダルの蹴り出しがスムーズに行われるものである。
搬送装置50から送り出された遊技メダルは、メダル排出部47から排出され、ノズル部60の湾曲部62Aに誘導されつつメダル受け口67に入り、メダル移送路65を通ってメダル排出口66から排出される。メダル排出口66はスロットマシン1のメダル投入口10の側方移送通路12と位置あわせされているので、遊技メダルは側方移送通路12を通って、上部投入開口11に投入される。
ところで、投入された遊技メダルを全て移送し終える前に搬送装置50の作動を停止させた場合(タッチセンサから手を離した場合)には、搬送ベルト53の上面やメダル貯め部44に遊技メダルが残留したままとなる。この場合、遊技を終了するなどにより、残留している遊技メダルをスロットマシン1に投入したくない場合には、所定のリセットスイッチを操作する。すると、図10に示すように、排出装置80のソレノイド81が作動して開閉板82を開くとともに、搬送装置50の駆動モータ55が逆転駆動する。これにより、搬送ベルト53の上面にある遊技メダルは後方に移動し、開閉板82が開くことにより、メダル貯め部44の底部に開口するリセット開口49から下方に落下する。メダル貯め部44に貯留されていた遊技メダルも、同様にリセット開口49から落下する。
このようにしてメダル送り装置40から排出された遊技メダルは、排出貯留部90の排出収納部93に貯留されるので、スライド蓋92を奥側にスライドさせて、排出収納部93の中に貯まったメダルを取り出せばよい。なお、メダル送り装置40の内部に、ゴミなどの異物が混入した場合にも、上記したのと同様にして、取り出すことができるのは言うまでもない。
このように、本実施の形態によれば、メダル貸出機2から貸し出される遊技メダルをスロットマシン1に手に持って移動させなくても、あるいはスロットマシン1から入賞により払い出されたメダルを、一枚ずつ手でメダル投入口10に投入させなくても、一括投入機構3によりメダル投入口10に投入することができ、遊技を効率的に行うことができる。また、一括投入機構3には、上下動可能な移動調整弁43が設けてあるので、メダル送り装置40内部でのメダル詰まりを起こしにくく、メダル送り装置40から排出するときにメダル詰まりを起こした場合でも、ノズル部60を開くことにより容易に詰まりを解消できる。そして、排出装置80と排出貯留部90を設けてあるので、メダル送り装置40内の残留メダルや異物なども容易に取り出すことができる。さらに、搬送装置の逆転ローラ52には撹拌溝58が形成されていると共に、搬送ベルト52の前方には拡開部410が設けられているので、搬送装置50内部に滞留している遊技メダルを効率よく送り出すことができ、メダル詰まりを防止することができるのである。
本発明の実施の形態であって、一括投入機構の断面図である。 本発明の実施の形態であって、スロットマシン及びメダル貸出機の斜視図である。 本発明の実施の形態であって、メダル投入口及び一括投入機構の拡大斜視図である。 本発明の実施の形態であって、メダル送り装置の斜視図である。 本発明の実施の形態であって、メダル送り装置の縦断面斜視図である。 本発明の実施の形態であって、メダル送り装置の横断面斜視図である。 本発明の実施の形態であって、ノズル部を開いた斜視図である。 本発明の実施の形態であって、排出貯留部の拡大断面図である。 本発明の実施の形態であって、メダル送り装置の作動説明図である。 本発明の実施の形態であって、メダル送り装置の作動説明図である。 本発明の実施の形態であって、逆転ローラの正面図である。 本発明の実施の形態であって、逆転ローラの横断面図である。
1 スロットマシン
10 メダル投入口 11 上部投入開口
12 側方移送通路 13 前扉
14 図柄表示窓 15 下皿
16 操作部
2 メダル貸出機
20 外箱 21 紙幣投入口
22 紙幣カウンター 23 貸し出しメダル払い出し装置
3 一括投入機構
30 本体カバー 31 一括投入開口
32 張り出し部
40 メダル送り装置 41 本体ブロック(外装部材)
41A,41B 側壁 41C 前面板
42 払い出し通路 43 移動調整弁
43A 回動板 43B 支持部
44 メダル貯め部 45 メダル戻り部(空間部)
46 ピン 47 メダル排出部(排出部)
48 受入開口(投入部) 49 キャンセル開口
50 搬送装置 51 ローラ
52 逆転ローラ(戻し手段) 53 搬送ベルト(移送手段)
54 送出間隙 55 駆動モータ
56 伝達手段 57 メダル挟み防止片
58 撹拌溝 59 押さえ溝
52A 直線切欠面 52B 傾斜切欠面切欠面
60 ノズル部 61 蓋部
62 取り付け部 63 自己復帰ヒンジ
64 メダル検知センサ 65 メダル移送路
66 メダル排出口 67 メダル受け口
62A 湾曲部
80 排出機構 81 ソレノイド
82 開閉板 83 可動軸
84 固定軸
90 排出貯留部 91 ケース
92 スライド蓋 93 排出収納部
94 自己復帰機構
100 仕切棒
410 拡開部 411 長孔
412 ストッパー 431 突起

Claims (3)

  1. 箱状の外装部材に、
    一括投入される複数枚の遊技メダルを受け入れ可能な投入部と、遊技メダルを排出する排出部とを設け、
    前記投入部から投入された遊技メダルを上面に載せた状態で前記排出部に向けて移動可能な移送手段と、前記移送手段の排出部側上方に、移送手段に積み重なっている遊技メダルを移送方向と逆方向に戻すためのローラ状の戻し手段とを少なくとも有する搬送装置を内蔵し、
    前記戻し手段は、前記移送手段との間に遊技メダルの厚み一枚分以上二枚分以下の間隙を空けて、軸方向がメダル移送方向と直交する方向となるよう配置され、円周面下側が前記移送手段の移動方向と逆方向に移動することにより前記移送手段に積み重なっている遊技メダルを移送方向と逆方向に蹴り戻して分離し、前記戻し手段と移送手段との間隙から遊技メダルを一枚ずつ送り出し可能に形成したメダル送り装置において、
    前記戻し手段は、前記移送手段を側方から挟む外装部材の側壁に、長さ方向の両端部と前記側壁との間にメダル厚よりも大きな間隙を空けずに設けられ、
    前記側壁のいずれか一方には、前記移送手段の上面側方から上方に向かって徐々に上り傾斜する拡開部が形成されており、
    前記移送手段及び前記拡開部の上方には、前記戻し手段により戻された遊技メダルが滞留可能な上部空間であるメダル戻り部が形成され、
    前記戻し手段の外周面には、遊技メダルの厚みよりも大きい幅及び深さの凹みとなるよう戻し手段の外周面を長さ方向に切り欠いた溝部が、少なくとも一つ設けられており、
    前記溝部の凹みを構成する切欠面のうち、遊技メダルを蹴り上げる側の切欠面は、戻し手段の長さ方向の中央部においては、長さ方向が前記戻し手段の軸方向と一致する切欠面である直線切欠面となっているとともに、前記外装部材の拡開部が設けられている側壁側に位置する端部側においては、戻し手段の長さ方向の中央部から端部に向かって上り傾斜となるよう斜めに形成された切欠面である傾斜切欠面となっており、
    前記戻し手段は、前記直線切欠面により、前記移送手段に積み重なった遊技メダルを移送方向と逆方向に蹴り上げ、前記傾斜切欠面により、前記移送手段に積み重なった遊技メダルを前記移送手段の中央側に向けて蹴り上げるとともに、前記メダル戻り部の拡開部側に滞留している遊技メダルを掻き出し前記メダル戻り部の中央側に移動させることができるように形成されていることを特徴とするメダル送り装置。
  2. 前記投入部の下方でありかつ前記移送手段の上方には、遊技メダルを貯留可能な空間であるメダル貯め部を有し、
    前記メダル貯め部と前記メダル戻り部の間には、その下端と前記移送手段の上面との間に、重なり合った遊技メダルが通過するのに十分な隙間をあけるように配置され、その上端部に設けられた支点を中心にメダル貯め部方向に回動可能であり、かつ前記移送手段の上面に向けて垂下した状態で前記メダル戻り部方向には回動不能に支持された移動調整弁を備えていることを特徴とする請求項1記載のメダル送り装置。
  3. 遊技者に貸し出す遊技メダルを払い出すためのメダル払い出し装置を少なくとも有するメダル貸出機に取り付けられるメダル送り装置であって、前記メダル払い出し装置から払い出されるメダルを、前記移送手段に誘導する払い出し通路を有していることを特徴とする請求項1又は2記載のメダル送り装置。
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