JP4526662B2 - データ送信方法および受信機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、OFDM(直行周波数分割多重化)とも呼ばれるマルチキャリア変調を使用したデータ送信システムの受信機に送信機からデータをマルチキャリア上で送信する方法に関する。また、本発明は、上記データ送信方法を実施するよう特に意図された受信機にも関する。
【0002】
【従来の技術】
OFDMと呼ばれる、マルチキャリア上で変調する技術は公知であり、これは多数のサブキャリアを介して送信されるべきデータを配信することからなり、これにより、上記送信システムの送信機と受信機の間の送信チャネルのパルス応答の広がりよりもかなり長いシンボルタイムを得ることが可能になる。この技術は、受信機が固定された、または、受信機がモバイルな、あるいは、受信機がポータブルな場合の無線の送信に適合されることが好ましい。
【0003】
OFDM(直交周波数分割多重化)タイプの送信システムの説明は、「Principles of modulation and channel coding for digital broadcasting for mobile receivers」と題する、R. LasalleおよびM. Alardの名による、1987年8月のEBU Review No.224、第168頁から第190頁に記載されている。
【0004】
このような送信システムを図1に示し、次に説明する。かかる送信システムは、本質的に送信チャネル30により受信機20と通信する送信機10からなる。
【0005】
送信すべきデータはまず、ユニット12において、バイナリ(2進数)から信号への符号化を受ける。これは、変調、たとえばQPSK(Quadrature Phase Shift Keying,直交位相偏移変調)タイプ、16QAM(16 Quadrature Amplitude Modulation,16直交振幅変調)タイプ、あるいは、64QAMタイプの変調処理からなる。ユニット12は、ユニット12で使用される変調のタイプによって決まる変調アルファベットに属する信号(以下、変調信号と呼ぶ)を出力する。
【0006】
フレーム化ユニット13において、ユニット12によって送出された変調信号は、次に、可能であれば、基準信号を挿入した(基準シンボルの挿入、分散パイロットの挿入等)フレームの形態にされる。これにより、受信側において同期処理等の所定の処理が必要となる。
【0007】
ユニット13によって送出される変調信号フレームは、ユニット14において、個別の周波数をそれぞれ有する複数のサブキャリアを変調する。ユニット14によって実行されるこの変調は、たとえば、逆フーリエ変換をユニット13から発せられたフレームに含まれる変調信号のブロックに適用することからなる。ユニット14は、以下OFDMシンボルと呼ぶ信号を送出する。
【0008】
変調ユニット14から発せられたOFDMシンボルは、変換ユニット15においてデジタルからアナログへの変換を受ける。
【0009】
送信機10で実施される処理はすべて、変調ユニット14によって送出されたOFDMシンボルが、送信機サンプリング周波数と呼ばれるサンプリング周波数fe Eで送出されるように、タイムベース16によって同期される。
【0010】
変調ユニット14が各OFDMシンボルの間にガードタイムを設けることにより、連続したシンボル間のあらゆる干渉を低減、さらにはなくすことが可能となることに留意されたい。たとえば、シンボルのガードタイムは、先行シンボルの終端の反復であり、その長さは、その持続期間が送信チャネル30が対象となるほぼすべてのエコーの持続期間よりも長くなるように選択される。
【0011】
送信すべきデータは、重畳を有するタイプ、外部リードソロモンコードを有する重畳を有するタイプ、ターボコードと呼ばれるコードまたはその他を有するタイプでありうる符号化を予め受けていてもよいことに留意されたい。送信すべきデータはまた、周波数タイプ、すなわちOFDMシンボルの長さのインタリーブ化、または特にインタリーブが多数のシンボルに亘る場合には、周波数および時間タイプのインタリーブ化を行ってもよい。この用語「周波数および時間インタリーブ化」とは、OFDM信号の時間周波数表現を指すものである。
【0012】
図2は、持続期間がTGIのガードタイムGIと、持続期間がTUの有用なデータを含む部分を有するOFDMシンボルを示す。OFDMシンボルの全持続期間は、Tsと表す。
【0013】
ユニット15によって送出されるアナログ信号は次に、送信ユニット17によって、以下の説明において記号f0 Eによって表される周波数でキャリアを変調する送信チャネル30を介して送信される。周波数f0 Eはまた、タイムベース16によっても生成される。
【0014】
また、送信機サンプリング周波数fe Eは、送信キャリア周波数f0 Eと比例してもよいことに留意されたい。
【0015】
送信されたデータを元に戻すために、受信機20は、送信機10によって行われる動作と逆の動作を行う。これを行うために、受信機20は、タイムベース26によって送出される周波数がf0 Rである搬送検出信号によって、チャネル30から受信した信号をベースバンドに転置するよう設計された受信ユニット27を備える。サンプリング周波数fe Rは、キャリア検出周波数f0 Rに比例するようにしてもよい。
【0016】
受信機20はまた、アナログからデジタルへの変換を行うアナログ/デジタル変換ユニット21も備える。変換ユニット21は、アナログ/デジタル変換により得られたデジタルサンプルを、送信機10の変調ユニット14によって行われる変調中に使用されたサブキャリアの復調を行うユニット22の入力に送出するために設けられる。
【0017】
1つの可能な実施形態によれば、復調ユニット22は、フーリエ変換を使用する。
【0018】
推測ユニット23は、復調ユニット22によって送出される信号から、ユニット12によって送信された変調信号の推測を行う。これを行うために、推測ユニット23は、位相偏移と、マルチパス送信チャネル30に起因する振幅変更との修正を行う。
【0019】
復調されたシンボルは次に、符号化ユニット12と対になっている復号化ユニット24において復号化される。
【0020】
ユニット21から24はすべて同期されるが、同期するために、以下の説明では受信機サンプリング周波数と呼ぶ、サンプリング周波数fe Rに関連する周波数で、タイムベース26によってクロックされる。特に、変換ユニット21によって送出される信号は、この受信機サンプリング周波数fe Rでクロックされたサンプルの形態である。ユニット22については、ウィンドウ内に共にグループ化された、サンプルのこの復調ブロックは、以下、上記受信機サンプリング周波数fe Rに関連する周波数でのクロック信号から決定される、解析ウィンドウと呼ばれる。
【0021】
図2は、考慮中のシンボルの開始に対して時間tnに位置するこの解析ウィンドウFを示す。
【0022】
復調ユニット22が解析ウィンドウ外のデータを無視する場合、復調ユニット22はガードタイムを構成するサンプルの解析を行わないことに留意されたい。
【0023】
推測ユニット23は、デフレーム化部23aおよび復調部(プロパー(proper))23bを備える。復調部23bは、基準シンボルのあるまたはない、パイロットのあるまたはないコヒーレント復調であるか、あるいは符号化ユニット12によって行われる変調に従った異なる復調のいずれかでありうる復調を行う。コヒーレント復調の場合、チャネル30の周波数応答の推測は、推測部23cにおいて行われる。
【0024】
このような電気通信システムの受信機20は、いずれの電気通信システムとも同様に、その時間同期、特に受信機サンプリング周波数fe Rを送信機サンプリング周波数fe Eにスレーブ化することに問題を課す。
【0025】
このスレーブ化が完全に達成されると、すなわち受信機サンプリング周波数fe Rが送信機サンプリング周波数fe Eと等しくなると、受信機20において行われる処理は、送信機10から受信した信号と完全に同期する。特に、復調ユニット22によって使用される解析ウィンドウFの位置は、復調されるシンボルと正確に対応するように決定されうる。
【0026】
さらに、特にガードタイムを使用した結果、このウィンドウの位置には一定の公差がある。
【0027】
しかしながら、送信機サンプリング周波数fe Eに対する受信機サンプリング周波数fe Rの偏移は、復調プロセスに対して下記の3つの主要な結果を有する:
1)受信信号の基底関数と、復調に使用される基底関数との間の直交性が失われ、その結果、同じOFDMシンボルの異なるサブキャリアを変調する信号間に干渉が生じる(そして導入される歪みは概して非常に低く、無視可能とみなすことができる。これは、本発明によって行われるものである。);
2)解析ウィンドウがスリップし、その結果、このスリップが許容範囲よりも大きい場合には、連続したOFDMシンボル間に干渉が生じる;
3)2つの連続したシンボルの復調した信号の間の位相偏移、解析ウィンドウの位置の変化に直接関連する、キャリア毎に変化する位相偏移。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】
従来では、このスレーブ化の問題を解決するために、送信機から受信した信号の解析を使用して、受信機サンプリング周波数fe Rを送信機サンプリング周波数fe Eにスレーブさせる、フィードバックループを使用する。しかしながら、この解決策は、特に電圧制御水晶発振器(VCXO)を使用することから、実施が比較的面倒であることがわかっており、また、この電圧制御水晶発振器は高価であるという問題点があった。
【0029】
この発明は、かかる問題点を解決するためになされたものであり、サンプリング周波数の偏移を修正可能とするとともに、OFDMシステムの受信機の同期の実施を容易にするか、あるいは、さらにサンプリング周波数のスレーブ化の省略を可能にすることにより、OFDM方式に活用でき、低価格のマルチキャリアでデータを伝送することが可能なデータ送信方法及び当該データ送信方法を実施する受信機を得ることを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】
本発明は、送信機から受信機へマルチキャリア上でデータを送信するデータ送信方法であって、前記送信機側において、送信すべきデータを2進数から信号に符号化して、変調信号を形成するステップと、前記変調信号を有する複数のサブキャリアを変調して、OFDMシンボルを形成するステップと、前記送信機および前記受信機との間のチャネルを介して、前記OFDMシンボルを、送信機サンプリング周波数と呼ばれるサンプリング周波数に関連するレートで送信するステップと、前記受信機側において、受信機サンプリング周波数と呼ばれるサンプリング周波数に関連する周波数でクロック信号から、送信機から受信した信号についての解析ウィンドウを決定して、サンプルのブロックを形成するステップと、考慮中の前記サンプルのブロックについての前記サブキャリアを復調することにより、前記送信された変調信号を推測するステップと、を備え、前記推測ステップは、前記送信された信号に対する解析ウィンドウの位置における変更を修正するよう設計されており、さらに、前記受信機側において、前記送信されたOFDMシンボルと同時に送信された1つまたは複数の分散パイロットについての送信チャネルの前記応答を推測するステップと、すべての周波数において、および、すべてのOFDMシンボルについてチャネルの周波数応答を時間毎、および、周波数毎に補間するステップと、前記連続したOFDMシンボル間の位相差を前記送信チャネル推測に適用するステップとを備えていることを特徴とするデータ送信方法である。
【0032】
有利なことに、前記推測ステップは、考慮中の前記サンプルのブロックについての前記サブキャリアを復調すること、そして、送信機と受信機との間の送信チャネルの作用を修正することからなり、前記解析ウィンドウの位置における変更を修正するステップは、2つの連続したOFDMシンボル間の位相差を推測すること、および送信機と受信機の間の送信チャネルの作用の前記修正中にこの位相差を使用することからなる。
【0033】
2つの連続したOFDMシンボル間の位相差を推測するために、送信機のサンプリング周波数に対する受信機のサンプリング周波数の位相の程度が有利に推測される。
【0034】
【数11】
【0035】
前記2つの連続したOFDMシンボル間の位相差は、以下に等しい。
【0036】
【数12】
【0037】
式中、Tsは考慮中のシンボルの長さ合計であり、Tuは、その有用な部分であり、kは考慮中のサブキャリアの指数であり、nは考慮中のOFDMシンボルの指数である。
【0038】
2つの連続したシンボル間の位相差を推測するために、ウィンドウ再配置ユニットによってもたらされた前記解析ウィンドウの位置についての偏移決定αを考慮に入れることも可能である。前記2つの連続したシンボル間の位相差は、以下に等しい。
【0039】
【数13】
【0040】
式中、Tはサンプルの持続期間であり、αはサンプルの数で表現される偏移決定値である。
【0041】
2つの連続したシンボル間の位相差を推測するためには、ウィンドウ再配置ユニットによってもたらされる前記解析ウィンドウの位置についての偏移決定のみを考慮に入れることも可能である。前記2つの連続したシンボル間の位相差は、以下に等しい。
【0042】
【数14】
【0043】
式中、Tはサンプルの持続期間であり、αはサンプルの数で表現される偏移決定値である。
【0044】
本発明の上述した特徴、ならびにその他の特徴は、添付図面と組み合わせて提示される以下の、上述した方法を実施する受信機の実施形態例の説明を読むことにより、より明白になるであろう。
【0045】
【発明の実施の形態】
図3に示す受信機20は、図1に示す受信機と同様に、アナログ/デジタル変換ユニット21と、たとえばフーリエ変換計算ユニットの形態である復調ユニット22と、推測ユニット23と、デインタリーブユニットと、復号化ユニット24とを備える。
【0046】
復調ユニット22および推測ユニット23は、受信機サンプリング周波数fe Rと呼ばれるサンプリング周波数で信号をこれらに送出するタイムベースによって同期される。
【0047】
受信機20はまた、タイムベース(図示せず)により、かつ受信機サンプリング周波数fe Rに関連する周波数で送出されたクロック信号から、ユニット21によって送出された信号についての解析ウィンドウFを決定するために設けられるユニット28も備える。この解析ウィンドウFは復調ユニット22に送出されて、復調が適用されるサンプルのブロックを形成する。
【0048】
本発明によれば、推測ユニット23は、送信チャネル30による作用だけでなく、解析ウィンドウFの位置およびそのドリフトに関連する位相偏移も修正することで、受信した信号の復調を実行する。
【0049】
これを行うために、図3の受信機20はユニット29を有する。ユニット29は、受信機20により受信した信号か、あるいは復調ユニット22から出力された信号のいずれかをベースとして、送信機サンプリング周波数fe Eに対する受信機サンプリング周波数fe Rの偏差δfeの推測をもたらす。
【0050】
ユニット29は、受信機サンプリング周波数fe Rが受信チューナのキャリア検出周波数f0にスレーブ化されているか否かによって、異なる方法で進められてもよい。
【0051】
第1の場合、ユニット29は自動周波数制御(AFC)ユニット(図示せず)を内蔵する。自動周波数制御ユニットは、送信チューナf0 Eのキャリア周波数と、受信チューナの現在のキャリア検出周波数f0 Rの間の偏差δf0を推測し、かつその偏差δf0から以下の等式を用いてエラーδfeの推測を導出する。
【0052】
【数15】
【0053】
たとえば、自動周波数制御(AFC)ユニットは、受信すると、各フレームの開始に定期的に送信される既知のシンボルの解析を実行し、これらから、キャリア周波数における偏移δf0の推測を与える。
【0054】
また、バーストの開始において送信された、2つの連続した既知のシンボルを使用し、各キャリアについて、2つの受信したシンボル間の位相偏移を測定してもよい。
【0055】
また、連続して既知の値を送信するフレームにおけるある固定のキャリア「連続パイロット」を使用してもよい。これらの連続したパイロットは、周波数の「櫛(comb)」に相当する。受信して、この櫛の位置を探索することにより、キャリア周波数位相偏移δf0の第1の大まかな推測が得られる。そして、より精度の高い推測は、この櫛のキャリアについて、2つの連続して受信したOFDMシンボル間の位相偏移の値を測定することによって得られる。
【0056】
第2の場合、ユニット29は、受信機サンプリング周波数と送信機サンプリング周波数の間の偏差δfeを受信データから直接決定する。
【0057】
たとえば、n番目のOFDMシンボルの有用データに対する解析ウィンドウtnの時間位置の推測から、ユニット29は、2つの連続したシンボル間のこの時間位置における変化(tn―tn ― 1)を平均化してから、以下の数式により、サンプリング周波数偏移δfeの推測δ’feを決定する。
【0058】
【数16】
【0059】
式中、(tn―tn ― 1)バーは連続したシンボル間の解析ウィンドウ位置の変化の平均を表す。
【0060】
別の可能性としては、2つの連続した既知のシンボル間の受信時の位相差(これは、考慮しているキャリアによって変化する)を使用することからなってもよい。これらの位相偏移は実際に、現在の受信機サンプリング周波数fe Rと送信機サンプリング周波数fe Eの間の偏差δfeに直接関連するため、偏差δfeの推測が可能になる。
【0061】
受信機20はまたユニット30も備える。ユニット30は、推測ユニット29によって送出される、受信機と送信機のサンプリング周波数偏差信号をベースとして、解析ウィンドウの位置における変更の結果として生じる、2つのシンボル間の位相偏移βk,nを表す信号を送出する。この位相偏移βk,nを表す信号は、推測ユニット23に送出される。
【0062】
このこの位相偏移βk,nを表す信号は、この位相偏移の推測β’k,nであってもよことに留意されたい。
【0063】
復調ユニット22によって使用されるフーリエ変換から発せられる指数kのサブキャリアを変調する、n番目のOFDMシンボルの要素の推測C’k,nを以下の形式で書いてもよいことがわかる。
【0064】
【数17】
【0065】
式中、Hk,nは、チャネルの周波数応答を表し、θk,nは、Ck,nで表されるサブキャリアkを変調するn番目のOFDMシンボルの要素に割り当てられた位相であり、TGIはガードタイムの持続期間であり、Tuは、前記シンボルの有用部分の持続期間であり、tnは、受信したn番目のシンボルCk,nに対する解析ウィンドウFの時間位置を表す(図2参照)。位相θk,nは、以下の数式の結果得られる、解析ウィンドウFの時間位置tnによって決定される。
【0066】
【数18】
【0067】
推測ユニット23は結果として、変調され、ここでは以下のように書かれるチャネル30の応答Hチルダk,nを得る。
【0068】
【数19】
【0069】
したがって、シンボルに対する解析ウィンドウの位置tnにおけるドリフトの結果、送信チャネル30のパルス応答Hチルダk,nが明らかに変更される。
【0070】
したがって、2つの連続したシンボルの解析ウィンドウの時間位置における変化(tn−tn-1)により、以下に等しいサブキャリアkの位相偏移が生じる。
【0071】
【数20】
【0072】
この偏移(tn−tn-1)がサンプリング周波数fe Eをスレーブ化していないことに関連した低速ドリフトのみによるものである場合、この偏移(tn−tn-1)を以下のように書くことができる。
【0073】
【数21】
【0074】
式中、δは周波数偏移の程度であり、以下の数式によって与えられる。
【0075】
【数22】
【0076】
したがって、n番目のシンボルのサブキャリアkの位相偏移の値は、以下に等しい。
【0077】
【数23】
【0078】
この表現はまた、今度は解析ウィンドウ内のサンプルNの数と、ガードタイムに対応するサンプルΔの数を考慮して、以下のように書くことも可能である。
【0079】
【数24】
【0080】
式中、N=Tu・fe Eであり、Δ=TGI・fe Eである。
【0081】
Tsは、OFDMシンボルの長さの総計を表すことを明言すべきである。これによって以下が与えられる。
【0082】
【数25】
【0083】
図3に示す実施形態において、受信機20は、たとえばサンプルの数として表現されるウィンドウ進行信号またはウィンドウ遅延信号αを送出するために設けられたユニット31を備える。これを行うためには、たとえば、送信チャネルのパルス応答を推測してから、この応答の第1のピークの時間位置を決定する。この位置により、シンボルの有用部分に対する解析ウィンドウの位置tnの推測が可能になる(図2参照)。
【0084】
この位置の値に応じて、ユニット31は、信号αによって表される1つまたは複数のサンプル時間単位だけ現在の解析ウィンドウを進行または後退させるよう決定し、該信号αは次に、新しい解析ウィンドウを決定するために、ユニット28に送出される。
【0085】
ユニット31によって送出される信号αにより、フーリエ変換を計算するため、ユニット22によって使用される解析ウィンドウを定期的に再調整することが可能になる。バーストまたは長さが比較的短いフレームの場合、この再調整は、データの復調という帰結がないフレーム(またはバースト)の開始において行うことができる。反対の場合には、これによって位相偏移(考慮中のキャリアに応じて変化する)、完全なアナログからの周波数fe Eにおけるエラーによる解析ウィンドウの定期的なスリップによって生じる位相偏移が生じる。
【0086】
ユニット30はまた、ユニット31により送出されるウィンドウ配置信号αによるタイムベース28上の意図的なアクションから生じる偏移の部分を考慮に入れることもできる。この場合、解析ウィンドウの位置の連続したシンボル間の変化(tn−tn-1)は、以下のような形式で書くことができる。
【0087】
【数26】
【0088】
式中、δ=−δfe’/fe Rであり、Tは、サンプルの持続期間である(T=1/fe R)。
【0089】
したがって、n番目のシンボルについてのサブキャリアkの位相偏移βk,nは、以下に等しい。
【0090】
【数27】
【0091】
たとえば、δ=10-5であり、N/Δ=4であり、かつ、k=3405である場合には、位相偏移β3405=0.26ラジアンが得られる。
【0092】
図示していない別の実施形態によれば、ユニット30は、ウィンドウの進行または後退信号αにのみ関連する2つの連続したOFDMシンボル間の位相偏移βk,nを表す信号を送出する。この場合、解析ウィンドウの位置の連続したシンボル間の変化(tn−tn-1)は以下の形式で書くことができる。
【0093】
【数28】
【0094】
式中、Tはサンプルの持続期間(T=1/fe R)であり、αはユニット31によって送出されるウィンドウ進行または後退信号である。
【0095】
したがって、n番目のシンボルについてのサブキャリアkの位相偏移βk,nは、以下に等しい。
【0096】
【数29】
【0097】
送信チャネル30の作用だけでなく、解析ウィンドウの位置およびそのドリフトに関連する位相偏移も修正するために、推測ユニット23が進行する正確な方法は、復調ユニット23(図1および図3参照)によって使用される復調のタイプ、すなわち、1つの基準シンボルまたは複数の連続した基準シンボルとの同期、分散パイロットとの同期、あるいは差分、によって決まる。
【0098】
図4は、少なくとも1つの基準シンボルを、フレームまたはバーストの開始において一般に送信される変調信号のコヒーレント復調を行うタイプのシンボル推測ユニット23のブロック図を示す。この推測ユニット23は、図3に示す復調ユニット22から発せられる信号Yk,nを受信し、復号化ユニット24に、n番目のOFDMシンボルのk番目のサブキャリアを変調する要素に相当する推測信号C’k,nを送出する。これはまた、図3に示すユニット30から、2つの連続したシンボルβ’k,nの間の位相偏移の推測値を受信する。
【0099】
ユニット23は、推測および更新ユニット231によって決定されるチャネルHチルダk,nの周波数応答の推測が供給される復調器230を備える。推測および更新ユニット231はチャネル231aの応答を推測するためのユニットを備えており、これによって、基準シンボル(n=0、1、...、t−1、ただしtは連続した基準シンボルの数である)についてのチャネルの応答を推測することが可能になる。また推測および更新ユニット231は、以下の再帰的数式によりチャネルの応答を決定する更新ユニット231bも備える。
【0100】
【数30】
【0101】
次に復調器230は、以下の数式によりn番目のOFDMシンボルのk番目のサブキャリアを変調する要素を推測する。
【0102】
【数31】
【0103】
分散パイロットを有する信号の復調を行うよう設計されたコヒーレント復調の場合、推測ユニット23はまず、パイロットが送信されて(OFDM信号の時間周波数プレーン(plane)において)、すべての周波数において、かつすべてのシンボルについてチャネルHk,nの周波数応答を推測するために、時間毎、かつ周波数毎に補間された、送信チャネルの応答を推測する。これを行うために、推測ユニット23は、たとえば二次元タイプ(時間+周波数)の補間フィルタを有しうる。
【0104】
パイロットとは、時間周波数領域において分散されてOFDMフレームで送信されるデータである。受信機は、これら送信されるデータを認識している。
【0105】
周波数軸上の位相偏移θk,nにおける変化は、不都合ではない。これは、チャネルHk,n自体の周波数応答は、周波数の関数として高速で変化し、補間フィルタは、これらの変数を考慮に入れることができるためである。一方、チャネルHk,nの周波数応答の値が時間軸に沿って高速に変化するようサポートされていないため、サンプリング周波数δfeのドリフトが大きすぎる場合には、補間フィルタを分散することができる。
【0106】
図5は、分散パイロットを有する信号の復調を行うよう設計された推測ユニット23の特定の実施形態を示す。この推測ユニット23は、パイロット上のみのチャネルの周波数応答を推測するよう意図されたパイロット231cにおいて推測するユニットから構成されるチャネル231自身の応答を推測するユニットを有する。これらの異なる推測はメモリ231dに格納されてから、ユニット231eにおいてリフェーズ(rephase)する。ユニット231eは、ユニット30(図3)から連続したシンボルβ’k,nの間の位相偏移の値を受信する。推測ユニット231は補間ユニット231fも有する。補間ユニット231fは、パイロットにおけるチャネル推測についてリフェーズした信号をベースとして、すべてのキャリアkおよびすべての瞬間nについてチャネルHチルダk,nの周波数応答の推測を送出する。
【0107】
図5の推測ユニット23はまた、ユニット231によって導入された遅延に対応する遅延を導入するよう意図されたユニット232も有する。図5の推測ユニット23はまた、ユニット232から発せられた遅延データに、値(θ’k,n−θ’k,n-p)に等しい位相偏移を導入するユニット233を有する。なお、当該値(θ’k,n−θ’k,n-p)とは、すなわち次式で与えられる。
【0108】
【数32】
【0109】
式中、pは補間ユニット231fの遅延である。これによって、サンプリング周波数δfeのドリフトおよびこの遅延中の推測ウィンドウの調整を鑑みて、遅延データをユニット231によって供給される推測でリフェーズすることが可能になる。位相偏移の値β’k,n-jは、ユニット30によって供給される。
【0110】
リフェーズされたデータは、等価ユニット230に供給され、等価ユニット230は次に復調シンボルを復号化ユニット24(図3)に送出する。
【0111】
図5は、差分変調によって変調される信号を復調するタイプの推測ユニット23を示す。この場合、有用データDk,nは、以下の数式に従って変調される。
【0112】
【数33】
【0113】
対応する復調は、ユニット230において行われる。推測ユニット23は、復調ユニット22から発せられた入力信号を1つの(長さTsの)OFDMシンボルだけ遅延させる遅延ユニット234と、遅延シンボルの共役を計算するユニット235とを有する。ユニット230において復調された信号は、以下のように書くことができる。
【0114】
【数34】
【0115】
この信号は、ユニット30から連続したシンボル間の位相偏移β’k,nの値を受信する位相偏移ユニット236に供給される。ユニット236は次に、以下の形式の復調信号を送出する。
【0116】
【数35】
【0117】
【数36】
【0118】
【発明の効果】
本発明は、送信機から受信機へマルチキャリア上でデータを送信するデータ送信方法であって、前記送信機側において、送信すべきデータを2進数から信号に符号化して、変調信号を形成するステップと、前記変調信号を有する複数のサブキャリアを変調して、OFDMシンボルを形成するステップと、前記送信機および前記受信機との間のチャネルを介して、前記OFDMシンボルを、送信機サンプリング周波数と呼ばれるサンプリング周波数に関連するレートで送信するステップと、前記受信機側において、受信機サンプリング周波数と呼ばれるサンプリング周波数に関連する周波数でクロック信号から、送信機から受信した信号についての解析ウィンドウを決定して、サンプルのブロックを形成するステップと、考慮中の前記サンプルのブロックについての前記サブキャリアを復調することにより、前記送信された変調信号を推測するステップと、を備え、前記推測ステップは、前記送信された信号に対する解析ウィンドウの位置における変更を修正するよう設計されており、さらに、前記受信機側において、前記送信されたOFDMシンボルと同時に送信された1つまたは複数の分散パイロットについての送信チャネルの前記応答を推測するステップと、すべての周波数において、および、すべてのOFDMシンボルについてチャネルの周波数応答を時間毎、および、周波数毎に補間するステップと、前記連続したOFDMシンボル間の位相差を前記送信チャネル推測に適用するステップとを備えていることを特徴とするデータ送信方法であるため、サンプリング周波数の偏移を修正可能とするとともに、OFDMシステムの受信機の同期の実施を容易にするか、あるいは、さらにサンプリング周波数のスレーブ化の省略を可能にすることにより、OFDM方式に活用でき、低価格のマルチキャリアでデータを伝送することを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 複数のキャリア上でデータを送信するシステムの実施形態例のブロック図である。
【図2】 OFDMシンボルの構造を示す説明図である。
【図3】 本発明の方法を実施するよう特に意図された、複数のキャリア上でデータを送信するためのシステムにおける受信機のブロック図である。
【図4】 本発明の送信機側において行われるバイナリから信号への符号化に応じた、一実施形態による推測ユニットのブロック図である。
【図5】 本発明の送信機側において行われるバイナリから信号への符号化に応じた、他の実施形態による推測ユニットのブロック図である。
【図6】 本発明の送信機側において行われるバイナリから信号への符号化に応じた、他の実施形態による推測ユニットのブロック図である。
【符号の説明】
10 送信機、12 符号化ユニット、13 フレーム化ユニット、14 変調ユニット、15 変換ユニット、16 タイムベース、17 送信ユニット、20 受信機、21 変換ユニット、22 復調ユニット、23 推測ユニット、23a デフレーム化部、23b 復調部、23c 推測部、24 復号化ユニット、26 タイムベース、28 解析ウインドウ決定ユニット、29 周波数偏差推測ユニット、30 送信チャネル、31 解析ウインドウ進行/後退ユニット。
Claims (12)
- 送信機から受信機へマルチキャリア上でデータを送信するデータ送信方法であって、
前記送信機側において、
送信すべきデータを2進数から信号に符号化して、変調信号を形成するステップと、
前記変調信号を有する複数のサブキャリアを変調して、OFDMシンボルを形成するステップと、
前記送信機および前記受信機との間のチャネルを介して、前記OFDMシンボルを、送信機サンプリング周波数と呼ばれるサンプリング周波数に関連するレートで送信するステップと、
前記受信機側において、
受信機サンプリング周波数と呼ばれるサンプリング周波数に関連する周波数でクロック信号から、送信機から受信した信号についての解析ウィンドウを決定して、サンプルのブロックを形成するステップと、
考慮中の前記サンプルのブロックについての前記サブキャリアを復調することにより、前記送信された変調信号を推測するステップと、
を備え、
前記推測ステップは、前記送信された信号に対する解析ウィンドウの位置における変更を修正するよう設計されており、
さらに、前記受信機側において、
前記送信されたOFDMシンボルと同時に送信された1つまたは複数の分散パイロットについての送信チャネルの前記応答を推測するステップと、
すべての周波数において、および、すべてのOFDMシンボルについてチャネルの周波数応答を時間毎、および、周波数毎に補間するステップと、
前記連続したOFDMシンボル間の位相差を前記送信チャネル推測に適用するステップと
を備えていることを特徴とするデータ送信方法。 - 前記推測ステップは、考慮中の前記サンプルのブロックについての前記サブキャリアを復調することと、前記送信機と前記受信機との間の送信チャネルの作用を修正することとからなり、
前記解析ウィンドウの位置における変更を修正するステップは、2つの連続したOFDMシンボル間の位相差を推測することと、前記送信機と前記受信機の間の送信チャネルの作用の前記修正中にこの位相差を使用することとからなることを特徴とする請求項1に記載のデータ送信方法。 - 送信機によって送信される信号を受信するよう設計され、マルチキャリア上でデータを送信するためのシステムにおける受信機であって、
前記送信機は、
送信すべきデータを2進数から信号に符号化して変調信号を形成し、
前記変調信号を有する複数のサブキャリアを変調して、OFDMシンボルを形成し、
前記OFDMシンボルを、送信機サンプリング周波数と呼ばれるサンプリング周波数に関連するレートで送信するよう設計され、
前記受信機は、
受信機サンプリング周波数と呼ばれるサンプリング周波数に関連する周波数でクロック信号から、送信機から受信した信号についての解析ウィンドウを決定して、サンプルのブロックを形成し、
考慮中の前記サンプルのブロックについての前記サブキャリアを復調することで、前記送信された変調信号を推測するよう設計され、
前記送信された信号に対する前記解析ウィンドウの前記位置における変更を修正するよう設計され、
前記送信されたOFDMシンボルと同時に送信された1つまたは複数の分散パイロットについての送信チャネルの前記応答を推測し、すべての周波数において、および、すべてのOFDMシンボルについてチャネルの周波数応答を時間毎、および、周波数毎に補間し、前記連続したOFDMシンボル間の位相差を前記送信チャネル推測に適用するよう設計されている
ことを特徴とする受信機。 - 前記送信された変調信号を推測するために、考慮中のサンプルの前記ブロックについての前記サブキャリアを復調する手段と、
前記送信機と前記受信機との間の前記送信チャネルの作用を修正する手段と
を備え、
前記解析ウィンドウの前記位置における変更を修正するために、2つの連続したOFDMシンボル間の前記位相差を推測する手段を備え、
前記位相差は、前記送信機と前記受信機の間の前記送信チャネルの作用を修正する手段によって使用されることを特徴とする請求項7に記載の受信機。
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