JP4526443B2 - 雨水貯留槽 - Google Patents

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Description

この発明は、雨を利用可能または浸透排水可能に貯留するように公園などの地下に構築される雨水貯留槽に関するものである。
を利用可能または浸透排水可能に貯留するように公園などの地下に構築される雨水貯留槽が従来一般に知られている。この種の雨水貯留槽の槽内には、上方からの荷重と横方向からの土圧に抗して空隙を形成するための複数の充填体が縦横に並べて上下に積み重ねられている(特許文献1、2参照)。
ここで、特許文献1には、雨水と共に貯留槽内に流入して充填体に堆積した土砂などを除去できるように、充填体間に散水管または散気管を配設し、貯留槽の底面に排出溝を形成した構造が開示されている。
また、特許文献2には、雨水と共に貯留槽内に流入した土砂などを所定個所に誘導してバキュームホース等により吸い出し可能とするため、貯留槽の底部に配設される各充填体に傾斜板部を設けた構造が開示されている。
特開2000−160606号公報 特開2004−52243号公報
ところで、特許文献1に記載された雨水貯留槽の構造においては、充填体に堆積した土砂などを散水管から噴射される散水などにより除去することができるものの、除去された土砂などは、貯留槽の槽底面に形成された排出溝に排出される過程で槽底面に堆積し易い。また、特許文献2に記載された雨水貯留槽の構造においては、雨水と共に貯留槽内に流入した土砂などが各充填体を透過して槽底面に堆積する虞がある。
そこで、この発明は、雨水と共に貯留槽内に流入した土砂などを貯留槽の槽底面に滞留させることなく所定の排出個所に確実に誘導して排出することができる雨水貯留槽を提供することを課題とする。
この発明に係る雨水貯留槽は、雨水を利用可能または浸透排水可能に貯留するように空隙形成用の複数の充填体が充填される雨水貯留槽において、槽底に敷設される雨水貯留槽用底部材によって形成される土砂の流動傾斜を有する槽底面と、この雨水貯留槽用底部材により形成される槽底面の低位部に土砂の流動傾斜を有して連続する排砂溝と、この排砂溝の低位部に連続する砂溜まりと、この砂溜まりから土砂を排出可能な点検口とを備えており、前記雨水貯留槽用底部材は、側壁部と天板部とを有し下面が開放されたボックス状に形成されており、上面を形成する天板部は土砂の流動傾斜となるように傾斜していると共に、充填体の脚部を挿入する貫通孔が形成されており、少なくとも最下層に充填される充填体は前記貫通孔に挿入される脚部を有していることを特徴とする。
この発明に係る雨水貯留槽では、雨水貯留槽用底部材が槽底の面方向に沿って、縦方向および/または横方向に分割された複数のパーツで構成することができる。
この発明に係る雨水貯留槽では、貯留槽の上部には放水用穴が設けられている構成とすることができる。
この発明の雨水貯留槽において、雨水貯留槽用底部材が槽底の面方向に分割された複数のパーツで構成されていると、面積の広い槽底にも容易に雨水貯留槽用底部材を敷設できるので好ましい。
また、充填体に設けられた脚部が挿入される貫通孔が雨水貯留槽用底部材に形成されていると、土砂の流動傾斜を有する雨水貯留槽用底部材上に充填体を起立姿勢で積み重ねることができるので好ましい。
さらに、貯留槽の上部に放水用穴が設けられていると、貯留槽内に充填される複数の充填体に堆積した土砂などを放水により除去することができるので好ましい。
この発明に係る雨水貯留槽底部材によれば、雨水と共に貯留槽内に流入した土砂などを雨水貯留槽用底部材により形成される槽底面の流動傾斜に沿って排砂溝に誘導することができる。
この発明の雨水貯留槽底部材において、雨水貯留槽用底部材が面方向に沿って、縦方向および/または横方向に複数に分割されている場合、面積の広い槽底にも容易に雨水貯留槽用底部材を敷設できるから、重機を持ち込めない場所でも人手だけで施工できる。
この発明の雨水貯留槽底部材において、雨水貯留槽用底部材の下面が開放されたボックス状に成形され、その内部には、左右の側壁部と天板部とを相互に連結する補強リブが一体に成形されている場合、雨水貯留槽用底部材の縦方向および横方向の強度が向上する。
この発明の雨水貯留槽底部材において、雨水貯留槽用底部材の天板部に充填体の脚部が挿入される貫通孔が形成されている場合、土砂の流動傾斜を有する雨水貯留槽用底部材上に充填体を起立姿勢で積み重ねることができ、充填体の位置決めが容易になるばかりでなく、充填体同士の縦横方向の連結を省略することができるから施工が容易になる。
この発明に係る雨水貯留槽によれば、雨水と共に貯留槽内に流入した土砂などを雨水貯留槽用底部材により形成される槽底面の流動傾斜に沿って排砂溝に誘導し、この排砂溝の流動傾斜に沿って砂溜まりに誘導することができる。そして、砂溜まりに誘導された土砂などを貯留槽の点検口から排出することができる。
また、この発明の雨水貯留槽において、貯留槽の上部に放水用穴が設けられている場合、貯留槽内に充填される複数の充填体に堆積した土砂などを放水により除去することができるから、貯留の維持管理が容易である。
以下、図面を参照してこの発明に係る雨水貯留槽に使用される雨水貯留槽底部材の実施の形態を説明する。参照する図面において、図2は一実施形態に係る雨水貯留槽底部材を示す斜視図、図3は雨水貯留槽用底部材の分解斜視図、図4は雨水貯留槽用底部材の一つの縦断面図である。
一実施形態に係る雨水貯留槽底部材2は、例えば図2に示すように、貯留槽の槽底部2の上面である槽底面2A、すなわち、各雨水貯留槽用底部材21〜24の上面で構成される槽底面2Aは、雨水貯留槽用底部材の長手方向の一端部から他端部に向かって土砂を流動させて誘導するように緩く下降傾斜しており、その下降傾斜の度合は0〜3%であり、傾斜は必ずしも一定でなくても良く、例えば、コンケーブ状またはコンベックス状であっても良い。
雨水貯留槽用底部材21〜24は、例えば図3に示すように、槽底部2を面方向に沿って縦方向に4分割、横方向に4分割した形状のパーツであり、これらを槽底の地盤に縦横に敷設することで槽底部2が構成される。これらの雨水貯留槽用底部材21〜24は、適宜の合成樹脂により所定の形状および構造に一体成形されている。
ここで、各雨水貯留槽用底部材21〜24を代表して雨水貯留槽用底部材24の形状および構造を説明すると、図4に示すように、雨水貯留槽用底部材24は、下面が開放されたボックス状に成形されており、その上面24Aは、槽底面2Aの一部を構成するように緩く傾斜している。この雨水貯留槽用底部材24の内部には、左右の側壁部24Bと天板部24Cとを相互に連結する補強リブ24Dが一体に成形されている。そして、この雨水貯留槽用底部材24の天板部24Cには、図1に示した充填体3の各脚部3Cが挿入される複数の貫通孔24Eが形成されている。他の雨水貯留槽用底部材21〜23も雨水貯留槽用底部材24と略同様に構成されている。
次に、図面を参照してこの発明に係る雨水貯留槽の実施の形態を説明する。参照する図面において、図1は一実施形態に係る雨水貯留槽の全体構造を概略的に示す縦断面図である。
一実施形態に係る雨水貯留槽は、例えば図1に示すように、雨水等を利用可能に貯留するように公園などの地下に構築される。この雨水貯留槽は、周壁部1がコンクリートで構成され、槽底部2の殆どの部分が槽底の地盤に敷設される雨水貯留槽用底部材21〜24で構成されている。そして、周壁部1の内面および槽底部2の下の槽底の地盤は図示しない遮水性シートで適宜覆われている。
この貯留槽は平面視において略長方形を呈し、その槽内には、空隙形成用の複数の充填体3が槽底部2上に縦横に並べて上下多段に積み重ねられている。そして、最上段に積み重ねられた各充填体3の上面には、貯留槽の天井部を構成するための蓋体4がそれぞれ載置されて敷き詰められている。
敷き詰められた各蓋体4の上面には透水性シート5が敷設され、その上には礫層6および土層7が順次施工されており、これらで貯留槽の天井部が構成されている。そして、この天井部には、開閉蓋8Aを有するマンホール8が貯留槽の長手方向の一端部の中央部に点検口を構成するように埋設されると共に、開閉蓋9Aを有する筒体9が貯留槽の長手方向の他端部に放水用穴を構成するように埋設されている。なお、マンホール8及び筒体9は貯留槽の天井部に設けることなく、貯留槽の上部周壁部に設けても良い。
また、貯留槽の天井部に埋設される筒体9内には、貯留槽内に放水するための図示しない放水用パイプが設置されると共に、貯留槽内に貯留された雨水を吸水するための図示しない吸水用パイプが設置される。
また、図示するのを省略したが、地上の側溝や排水溝から雨水を貯留槽に導入する導入管や、オーバーフロー用排水溝等を設けることができる。
この発明に係る雨水貯留槽は、前述した一実施形態に限定されるものではない。例えば、貯留槽の周壁部1は、コンクリートで成形する代わりに、遮水性シートまたは透水性シートを張設して充填体の側面を覆い、そのシートの外側を土砂で埋め戻してもよい。なお、地盤面に透水性シートを張設した場合には、余剰の雨水を浸透排水可能に貯留する浸透雨水貯留槽を構成することができる。
充填体3は適宜の合成樹脂により一体に成形されたものであり、例えば図5に示すように、略正方形の枠部3Aと、枠部3Aの対角線方向に沿って斜めに交差することで枠部3Aの内側を相互に連結する複数のリブ3Bと、枠部3Aの4隅部分および各リブ3Bの交差部分から下方に突出する複数本の脚部3Cとを有する。
充填体3の各脚部3Cは、小径の嵌合部3Dを下端部に有する段付きパイプ状に形成されており、下段の充填体3の上面に開口する各脚部3Cの嵌合穴3Eに上段の充填体3の各脚部3Cの嵌合部3Dが嵌合できるようになっている。このため、複数の充填体3は、各脚部3Cの嵌合穴3Eに嵌合部3Dを嵌合させることで、上下に安定的に積み重ねることができる。
蓋体4は、適宜の合成樹脂により充填体3の上面に合致する略正方形の板状に成形されている。この蓋体4には、例えば図7に示すように縦横に配列された複数の透水孔4Aが貫通して形成されている。
なお、図示省略したが、各充填体3の枠部3Aの外周面には、各充填体3を縦横に並べて相互に連結するためのホゾや溝などの適宜の連結部が一体に成形されている。また、各充填体3の各脚部3Cの上部の嵌合穴3E内には、水平断面十字形の補強用リブが一体に形成されている。
この発明に係る雨水貯留槽に使用する充填体は、上記の実施形態に限定されるものではなく、公知の種々の充填体に置き換えることが可能である。例えば、図6(a)に示すように側壁が底部に向って小さくなるテーパー状に構成した容器状充填体、図6(b)に示すように平板を複数の連続する山型に折り曲げ、山頂部と谷部に嵌合部を設けた充填体、図6(c)に示すように基盤の一方の側から脚部を延在させた充填体、あるいは図6(d)に示すように矩形の傾斜板の上下に連結部を設けた充填体であってもよい。
ここで、図1および図2に示すように、貯留槽の槽底部2の上面である槽底面2A、すなわち、各雨水貯留槽用底部材21〜24の上面で構成される槽底面2Aは、筒体9が配置された貯留槽の長手方向の他端部からマンホール8が配置された貯留槽の長手方向の一端部に向かって土砂を流動させて誘導するように0〜3%で緩く下降傾斜しており、この下降傾斜が土砂の流動傾斜となっている。
図1に示すように、貯留槽の長手方向の一端部側には、周壁部1に連続して排砂溝2Bおよび砂溜まり2Cが形成されている。排砂溝2Bは、土砂の流動傾斜を有する槽底面2Aの低位部、すなわち雨水貯留槽用底部材21の上面の低位部に連続している。この排砂溝2Bは、図に示すように、貯留槽の長手方向と直交する短手方向の両端部から中央部に向かって土砂を流動させて誘導するように0〜3%で緩く下降傾斜しており、この下降傾斜が土砂の流動傾斜となっている。
一方、砂溜まり2Cは、土砂の流動傾斜を有する排砂溝2Bの低位部に連続しており、槽底面2Aの流動傾斜および排砂溝2Bの流動傾斜に沿って流動する土砂を受け入れるように構成されている。この砂溜まり2Cの上方の天井部には、バキュームホースなどによって砂溜まり2Cから土砂を吸引排出するための点検口を構成するマンホール8が配置されている。
以上のように構成された一実施形態の雨水貯留槽では、降雨による雨水は土層7および礫層6を浸透し、この雨水が透水性シート5および各蓋体4の透水孔4Aを透過して貯留槽内の各充填体3間の空隙に貯留される。また、雨水導入管を設けている場合には、さらに雨水導入管を介して貯留される。そして、貯留槽内に貯留された雨水は、貯留槽の天井部の筒体9内に設置された吸水用パイプ(図示省略)から適宜吸水されて公園内の芝生への散布用などに再利用される。
ここで、雨水と共に貯留槽内に流入した土砂などは、貯留槽の槽底部2の槽底面2A、すなわち、各雨水貯留槽用底部材21〜24の上面で構成される槽底面2Aの流動傾斜に沿って誘導されることで排砂溝2B内に流動する。そして、排砂溝2B内に流動した土砂などは、排砂溝2Bの流動傾斜に沿って誘導されることで砂溜まり2C内に堆積する。
また、貯留槽内に充填されている複数の充填体3に堆積した土砂などは、貯留槽の天井部の筒体9内に設置された放水用パイプ(図示省略)から各充填体3に向けて放水することにより、貯留槽の槽底面2Aに流下し、槽底面2Aの流動傾斜に沿って排砂溝2B内に誘導され、この排砂溝2Bの流動傾斜に沿って砂溜まり2C内に誘導されて堆積する。
従って、一実施形態の雨水貯留槽においては、マンホール8から砂溜まり2Cにバキュームホースなどを挿入して砂溜まり2C内に堆積した土砂などを吸引排出することが可能となる。なお、充填体3の平面開口部に前記バキュームホースを挿通可能な場合は、マンホールの下方に充填体を充填しても良いが、充填体に大きな平面開口がない場合は、マンホールの下方には充填体を充填しない。
この発明に係る雨水貯留槽は、前述した一実施形態に限定されるものではない。例えば、貯留槽の面積が比較的に小さい場合には、図2に示した槽底部2は、単一の雨水貯留槽用底部材で構成してもよい。また、槽底部2の槽底面2Aは、図8に示すように、貯留槽の長手方向の中央部から両側の一端部および他端部に向かって土砂を誘導するように0〜3%で緩く下降する流動傾斜を備えた山形断面の槽底面2Dに変更してもよい。この場合、貯留槽の長手方向の他端部側にも長手方向の一端部側に形成された排砂溝2Bおよび砂溜まり2Cと同様の排砂溝2Bおよび砂溜まり2Cを形成する。
また、図2に示した槽底面2Aは、図9に示すように、貯留槽の長手方向と直交する短手方向の両端部から中央部へ向かって土砂を誘導するように0〜3%で緩く下降する流動傾斜を備えた谷形断面の槽底面2Eに変更してもよい。この場合、槽底面2Eの低位部に連続する排砂溝は、貯留槽の長手方向の一端部から他端部へ向かって0〜3%で緩く下降する流動傾斜を備えた排砂溝2Fとし、この排砂溝2Fの低位部に連続する砂溜まり2Gを貯留槽の長手方向の他端部側に形成する。
さらに、この発明の雨水貯留槽は、図10に示すような円形の平面形状とし、円形の槽底部の上面の槽底面を中央部から周辺部に向かって土砂を誘導するように0〜3%で緩く下降する流動傾斜を備えた低い円錐状の槽底面2Hとしてもよい。この場合、槽底面2Hの低位部に連続する排砂溝2Jは、槽底面2Hの周囲の片側から反対側に向かって土砂を誘導するように0〜3%で緩く下降する流動傾斜を備えた環状の排砂溝2Jとし、この排砂溝2Jの低位部に連続する砂溜まり2Kを槽底面2Hの周囲に形成する。
ここで、図8〜図10に示した槽底面2D、2E、2Hは、単一の雨水貯留槽用底部材の上面で構成してもよいし、複数のパーツに分割された一群の雨水貯留槽用底部材の上面で構成してもよい。
また、図1に示した周壁部1の内面および槽底部2の下の槽底の地盤を適宜覆う遮水性シート(図示省略)を透水性シートに変更すれば、余剰の雨水を浸透排水可能に貯留する雨水貯留槽を構成することができる。
この発明における雨水貯留槽用底部材により形成される槽底面の形状は、上記実施形態に限定されるものではなく、上記各実施形態の雨水貯留槽用底部材を適宜組み合わせて形成することができる。従って、雨水貯留槽用底部材により形成される槽底面の形状は、一または複数の砂溜まりへ連続する流動傾斜を有する排砂溝を設け、流動傾斜を有する槽底面の低位部が前記排砂溝に連続する構成であればよい。
この発明の一実施形態に係る雨水貯留槽の全体構造を概略的に示す縦断面図である。 一実施形態に係る雨水貯留槽底部材示す斜視図である。 図1および図2に示した雨水貯留槽用底部材の分解斜視図である。 図1および図2に示した雨水貯留槽用底部材の一つの縦断面図である。 図1に示した充填体の構造を示す斜視図である。 充填体の他の実施形態を示す正面図、斜視図又は断面図である。 図1に示した蓋体の構造を示す斜視図である。 図2に示した雨水貯留槽の槽底面の変形例を模式的に示す斜視図である。 図2に示した雨水貯留槽の槽底面の他の変形例を模式的に示す斜視図である。 他の実施形態に係る雨水貯留槽の槽底面を模式的に示す斜視図である。
1 周壁部
2 槽底部
2A 槽底面
2B 排砂溝
2C 砂溜まり
3 充填体
4 蓋体
5 透水性シート
6 礫層
7 土層
8 マンホール
9 筒体
21〜24 雨水貯留槽用底部材

Claims (3)

  1. 雨水を利用可能または浸透排水可能に貯留するように空隙形成用の複数の充填体が充填される雨水貯留槽において、槽底に敷設される雨水貯留槽用底部材によって形成される土砂の流動傾斜を有する槽底面と、この雨水貯留槽用底部材により形成される槽底面の低位部に土砂の流動傾斜を有して連続する排砂溝と、この排砂溝の低位部に連続する砂溜まりと、この砂溜まりから土砂を排出可能な点検口とを備えており、前記雨水貯留槽用底部材は、側壁部と天板部とを有し下面が開放されたボックス状に形成されており、上面を形成する天板部は土砂の流動傾斜となるように傾斜していると共に、充填体の脚部を挿入する貫通孔が形成されており、少なくとも最下層に充填される充填体は前記貫通孔に挿入される脚部を有していることを特徴とする雨水貯留槽。
  2. 雨水貯留槽用底部材が槽底の面方向に沿って、縦方向および/または横方向に分割された複数のパーツで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の雨水貯留槽。
  3. 貯留槽の上部には放水用穴が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の雨水貯留槽。
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