JP2011247024A - 雨水流出抑制施設 - Google Patents

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Abstract

【課題】貯留槽30の周りに浸透槽40を配置した形態の貯留浸透槽20を備える雨水流出抑制施設Aにおいて、施設のメンテナンスを容易化する。
【解決手段】雨水流出抑制施設Aは、雨水が流入する管理桝10と、地中に埋設された貯留浸透槽20とを持つ。貯留浸透槽20は貯留槽30と浸透槽40とで構成され、管理枡10には、貯留槽30への雨水流入口16と、浸透槽40への雨水流入口17、18とが、それぞれ形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は雨水流出抑制施設、特に貯留槽の周りに浸透槽を配置した形態の貯留浸透槽を持つ雨水流出抑制施設に関する。
地中に埋設した貯留浸透槽に雨水を一時的に流入させることで、大量の降雨があったときに、道路側溝から雨水が道路などに流出するのを抑制し、また、中小河川の排水能力を上回る規模の雨水が河川に流れ込むのを防止できるようにした雨水流出抑制施設は知られている。
そのような雨水流出抑制施設において、貯留浸透槽は、いわゆる貯留槽の場合もあり、浸透槽の場合もある。ここで、貯留槽とは、周囲が非透水性シート(遮水シート)で囲われていて、一時的に貯留された雨水は、ポンプ等で揚水して緑化施設への給水源として用いられるか、または貯留槽に設けられた流出管を通して必要時に河川などに放水される形態のものをいい、浸透槽とは、周囲が透水性シートで覆われていて、一時的に貯留された雨水は、透水性シートを通して徐々に周囲の土壌に浸透していくものをいう。
1つの貯水部に貯留槽と浸透槽の双方の機能を持たせるようにした貯留浸透槽を備える雨水流出抑制施設、あるいは、貯留槽の周りに浸透槽を配置した形態の貯留浸透槽を備える雨水流出抑制施設も提案されており、その一例が、特許文献1あるいは特許文献2に記載されている。
特許文献1に記載の雨水貯留施設では、上部に雨水流入口を持つ貯水部の底面と側面の途中までを遮水シートで覆い、遮水シートより上方は透水性シートで覆うことで、貯水部の下部を貯留槽として機能させ、そこを溢れる雨水は透水性シートを通して土中に浸透させることで、貯水部から雨水で溢れ出るのを防止している。
特許文献2に記載の施設では、地中に雨水を貯溜する貯留槽を形成し、その貯留槽の側周面と底面とに浸透槽相当体を形成し、貯留槽の上部にオーバーフロー部を設けて、オーバーフロー部からオーバーフローした雨水が浸透槽相当体に流入する構成となっている。この形態の雨水流出抑制施設では、豪雨等で貯留槽のオーバーフロー部より雨水がオーバーフローしても、その雨水は、浸透槽相当体から地中に浸透していくので、貯留槽から雨水が溢れ出るのを効果的に抑制することができる。
また、地中に設置する貯留槽あるいは浸透槽として、樹脂材料からなる貯水空間形成部材を多段に積み上げ、その周囲を遮水シートあるいは透水性シートで覆うようにしたものは、例えば特許文献3等に記載されるように従来から知られている。
特開2008−208521号公報 特開2009−287337号公報 特開2009−24447号公報
特許文献1に記載の雨水貯留施設は、1つの貯水部に貯留槽と浸透槽の機能を持たせるようにしており、構成を簡素化できる利点がある。しかし、貯水部に流入する雨水には土砂やごみが含まれており、雨水流入口の近くに沈殿槽を設けることで、貯水部内に土砂やごみが流入するのを阻止することができるとしても、貯水部の底部に雨水中の懸濁物が堆積することがある。特許文献1に記載の形態の雨水貯留施設では、堆積した懸濁物を取り除くことが困難であり、施設のメンテナンスに課題が残っている。
特許文献2に記載の施設も同様であり、貯留槽の底部に達する管理桝が設けられていないので、貯留槽の底部の確認や堆積した懸濁物の除去は容易でない。また、その構造上から、貯留槽の上部に形成した複数の孔として示されるオーバーフロー部が土砂やごみ等で詰まったときのメンテナンスもきわめて困難である。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、貯留槽の周りに浸透槽を配置した形態の貯留浸透槽を備える雨水流出抑制施設において、施設のメンテナンスを容易化することを解決すべき課題とする。
本発明による雨水流出抑制施設は、雨水が流入する管理桝と地中に埋設された貯留浸透槽とを持つ雨水流出抑制施設であって、前記貯留浸透槽は貯留槽と浸透槽とで構成され、前記管理枡は貯留槽への雨水流入口と浸透槽への雨水流入口とを別個に備えることを特徴とする。
本発明による雨水流出抑制施設は、管理桝を備えており、雨水は前記管理桝に流入した後、そこから貯留槽への雨水流入口を介して貯留槽内に流入し、また、浸透槽への雨水流入口を介して浸透槽内に流入する。作業者は、必要時に、管理桝内に入り、貯留槽への雨水流入口から高圧洗浄ホースやバキュームホースを貯留槽内に挿入することで、貯留槽内の清掃を容易に行うことができる。また、浸透槽への雨水流入口から、同じようにして高圧洗浄ホースやバキュームホースを浸透槽内に挿入することで、浸透槽内の清掃を容易に行うことができる。すなわち、施設のメンテナンスはきわめて容易となる。
作業者が管理桝内に入り込むことなく、地上からの操作で、高圧洗浄ホースやバキュームホースを各雨水流入口から貯留槽あるいは浸透槽内に送り込み、各槽の清掃を行うようにすることもできる。
より具体的な態様において、本発明による雨水流出抑制施設は、浸透槽は貯留槽の少なくとも側周面に接するようにして配置されており、貯留槽への雨水流入口は貯留槽の底部近傍における前記管理桝の側壁に形成されており、浸透槽への雨水流入口は浸透槽の上部近傍における前記管理桝の側壁に形成されていることを特徴とする。
この態様では、管理桝内に流入した雨水は、貯留槽内に優先的に貯水される。貯留槽および管理桝内の雨水の水位が浸透槽への雨水流入口のレベルに達した時点で、そこをオーバーフローした雨水が浸透槽に流入する。貯留槽内に優先的に雨水が貯水されるので、貯留槽を防火用水や緑化用の給水などとして有効に利用することができる。
上記の雨水流出抑制施設のさらに他の態様では、貯留槽への第2の雨水流入口が貯留槽の上部近傍における前記管理桝の側壁に形成され、浸透槽への第2の雨水流入口が浸透槽の下部近傍における前記管理桝の側壁に形成され、すべての雨水流入口には開度調整自在なシャッターが備えられる。
この態様では、各雨水流入口に配置したシャッターの開度あるいは開閉を適宜制御することで、貯留槽および浸透槽への所望量の雨水の送り込みが可能となるので、よりバラエティにとんだ、雨水の利用が可能となる。
本発明による雨水流出抑制施設の他の態様では、浸透槽は貯留槽の周囲に配置された2個以上の分割浸透槽から構成されており、各分割浸透槽は導水管により相互に連通状態に接続されていることを特徴とする。
底面積の大きい貯留槽の場合、その周囲を囲むように1つの浸透槽を形成することは容易でない。その場合、複数に分割して浸透槽を形成することとなるが、上記態様の雨水流出抑制施設では、分割している各分割浸透槽は導水管により相互に連通状態に接続されているので、管理桝に形成された浸透槽への雨水流入口から高圧洗浄ホースやバキュームホースを1つの分割浸透槽内に挿入することで、浸透槽全体の清掃を行うことが可能となり、製造の容易性とメンテナンスの容易性との双方を同時に満足することができる。
本発明によれば、貯留槽の周りに浸透槽を配置した形態の貯留浸透槽を備える雨水流出抑制施設において、施設のメンテナンスを、すなわち貯留槽および浸透槽内の清掃作業をきわめて容易に行うことができるようになる。
本発明による雨水流出抑制施設の一例を示す平面図。 図1のa−a線に沿う断面図。 本発明による雨水流出抑制施設の他の例を示す図2に相当する図。 本発明による雨水流出抑制施設のさらに他の例を示す平面図。 貯留槽および浸透槽を形成するのに好適な材料の一例を説明するための図。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
本発明による雨水流出抑制施設Aは、基本的に、雨水が流入する管理桝10と、地中に埋設された貯留浸透槽20とを備え、前記貯留浸透槽20は、貯留槽30と浸透槽40とで構成される。
管理桝10は、地表面1に開口するマンホール穴11を有し、上方部には、図示しない道路側溝などからの雨水が流入する雨水流入管12が取り付けられている。好ましくは、マンホール穴11の大きさは、作業者が入り込むことのできる大きさとされる。
貯留槽30は、この例で、直方体の形状をなしており、図5に示す樹脂製の貯水空間形成部材31を、90度方向を変えながら多段に積み上げて形成されている。そして、全体が遮水シートによって覆われている。なお、図5に示す貯水空間形成部材31は、前記した特許文献3に記載されるものであり、下端が開放された箱状部32aの複数個が間隔を空けながらX方向に配列した箱列32が、X方向に直交するY方向に間隔を空けながら必要列数だけ配列した構成を基本的に備えている。必要な場合には、異なった大きさの複数個の貯水空間形成部材31を箱列(凸部からなる列)32の方向が同じ方向となるように寄せ集めて貯水空間形成部材31とすることもできる。そして、貯水空間形成部材31の多数枚を、前記箱列(凸部からなる列)32の方向が交互に90度に交差した姿勢で上下方向に積み上げることにより、貯留槽30とされている。
浸透槽40も、貯留槽30と同じ材料、すなわち図5に示す樹脂製の貯水空間形成部材31を、90度方向を変えながら多段に積み上げて形成されている。浸透槽40は、貯留槽30の4つの側面と底面を覆うようにして形成されており、すべての面は透水性シートによって覆われている。
図1および図2に示すように、前記管理桝10は、浸透槽40の一部が除去された領域に入り込んでおり、1つの側面13は貯留槽30の側面に接しており、他の2つの側面14、15は浸透槽40が除去された領域において、浸透槽40の側面に接している。また、必須ではないが、この例では、管理桝10の底面と浸透槽40の底面は同じレベルとなるようにされている。
管理桝10の、前記した貯留槽30の側面に接している側面13における貯留槽30の底部近傍に対向する位置には、貯留槽30への雨水流入口16が形成されている。また、管理桝10の、前記した浸透槽40の側面に接している側面14、15における浸透槽40の上部近傍に対向する位置には、浸透槽40への雨水流入口17、18が形成されている。
上記構成の雨水流出抑制施設Aにおいて、雨水が貯留される状態を説明する。前記したように、管理桝10には、図示しない道路側溝などからの雨水が雨水流入管12から流入する。流入した雨水は、管理桝10に形成した貯留槽30への雨水流入口16のレベルに達すると、そこから、貯留槽20内に入り込んでいく。貯留槽20内の水位は、管理桝10内での水位の上昇とともに上昇する。
雨水の流入量がさらに多くなり、管理桝10に形成した浸透槽40への雨水流入口17、18のレベルに達すると、管理桝10内に流入した雨水は、そこから、浸透槽40内に流入していく。その段階では、貯留槽30内はほぼ雨水で満たされており、その状態が維持される。一方、浸透槽40内に流入した雨水は、透水性シートを通過して、周囲の土壌中に次第に浸透していくので、管理桝10から雨水が溢れ出るのは回避できる。
貯留槽30内に貯留された雨水は、管理桝10内に設置したポンプなどの適宜の手段で汲み上げることで、防火用水としてあるいは緑化施設への散水などとして用いられる。図示には示さないが、貯留槽30にオリフィス機能を備えた放水管を取り付け、所定水量の雨水を河川に放水するようにしてもよい。
管理桝10に流入する雨水には土砂やごみの固形物が含まれる場合があり、その大半は管理桝10の下部の沈砂部19で分離される。そして、固形物を分離した雨水が管理桝10に形成した貯留槽30への雨水流入口16から貯留槽20内に流入する。管理桝10に流れ込む雨水が多くの固形物を含んでいたり、流れ込む勢いが大きいような場合でも、大きな固形物は雨水流入口16にスクリーンなどを取り付けることで流入を阻止することができる。しかし、雨水中の懸濁物のような小さな固形物の流入を阻止すること困難であり、そのために、この種の雨水流出抑制施設では、貯留槽30の内部を定期的に清掃する、すなわちメンテナンスすることが必要とされる。
本発明による雨水流出抑制施設Aでは、上記のように管理桝10が流入桝を兼ねているので、必要時に、管理桝10内に作業者が入り込み、貯留槽30への雨水流入口16から図示しない高圧洗浄ホースやバキュームホースを貯留槽30内に挿入して、貯留槽30内の清掃を容易に行うことができる。
また、同様な固形物の流入は浸透槽40に対しても起こりうるが、この場合にも、浸透槽40への雨水流入口17、18から、やはり図示しない高圧洗浄ホースやバキュームホースを浸透槽40内に挿入することで、浸透槽40内の清掃を容易に行うことができる。
なお、管理桝10が比較的小型のものである場合には、作業者が管理桝内に入り込むことなく、高圧洗浄ホースやバキュームホースを、地上からの操作で、各雨水流入口から貯留槽30あるいは浸透槽40内に送り込み、各槽の清掃を行うこともできる。
図3は、本発明による雨水流出抑制施設の他の例を示す図2に相当する図である。この例において、管理桝10の前記側壁13には、貯留槽30への雨水流入口16が、貯留槽30の底部近傍に対向する位置に加えて、上部近傍に対向する位置にも形成されており、双方の雨水流入口16、16には、開閉および開度調節可能なシャッター16X、16Xが取り付けられている。さらに、管理桝10の前記側壁14、15には、浸透槽40への雨水流入口17、18が、浸透槽40の上部近傍に対向する位置に加えて、下部近傍に対向する位置にも形成されている。そして、双方の雨水流入口17、18には、開閉および開度調節可能なシャッター17X、17X、18X、18Xが取り付けられている。なお、図3では、符号18および18Xの表記を省略している。各シャッターの開閉操作は、手作業によってもよく、図示しない制御機構によって行うようにしてもよい。
また、管理桝10の底面は浸透槽40の底面よりも下位に位置するようにされており、管理桝10の底面近傍は沈砂部19としての機能を果たしている。
この態様の雨水流出抑制施設Aは、各シャッターの開閉操作を個々に行うことで、多くの貯水あるいは放水態様を選択してとることができる。例えば、下方のシャッター16Xを開、上方のシャッター16Xを閉、下方のシャッター17X(18X)を閉、上方のシャッター17X(18X)を開、として運転する場合には、上記図1および図2に示した雨水流出抑制施設Aと同じ貯水態様となる。
また、下方のシャッター16Xを開、上方のシャッター16Xを閉、下方のシャッター17X(18X)を開、上方のシャッター17X(18X)を閉、として運転する場合には、貯留槽30と浸透槽40の双方に、同時進行的に雨水を貯留することができる。また、メンテナンス時に、下方のシャッター17X(18X)を開き、下方に形成した浸透槽40への雨水流入口17、18から高圧洗浄ホースやバキュームホースを浸透槽40内に挿入することで、浸透槽40内の清掃を一層容易に行うことができる。
さらに、降雨量によっては、貯留槽30と浸透槽40のいずれか一方にのみ、雨水を流入させるような運転態様も可能となる。
図4は、本発明による雨水流出抑制施設のさらに他の例を示す平面図であり、ここでは、貯留槽30の4つの側壁に接するようにして、4つの分割浸透槽40a〜40dが配置されている。そして、各分割浸透槽40a〜40dは、導水管41により相互に連通状態に接続されている。この態様では、底面積の大きい貯留槽30の場合、その周囲を囲むように1つの浸透槽40を形成することは容易でないが、図示のように複数の分割浸透槽40a〜40dによって浸透槽40を形成することで、施工が容易となる。そして、この場合でも、各分割浸透槽40a〜40dは導水管41により相互に連通状態に接続されているので、管理桝10に形成した浸透槽40への雨水流入口17、18から、高圧洗浄ホースやバキュームホースを、分割浸透槽40aと分割浸透槽40dのいずれかまたは双方に挿入することで、浸透槽40全体の清掃を行うことが可能となる。すなわち、この態様では、製造の容易性とメンテナンスの容易性の双方を同時に満足することができる。
A…雨水流出抑制施設、
10…雨水が流入する管理桝、
11…マンホール穴、
12…雨水流入管、
13、14、15…管理桝の側面、
16…貯留槽への雨水流入口、
17、16…浸透槽への雨水流入口、
16X…貯留槽への雨水流入口に設けたシャッター、
17X(18X)…浸透槽への雨水流入口に設けたシャッター、
19…沈砂部、
20…貯留浸透槽、
30…貯留浸透槽を構成する貯留槽、
31…樹脂製の貯水空間形成部材、
40…貯留浸透槽を構成する浸透槽、
40a〜40d…分割浸透槽、
41…導水管。

Claims (4)

  1. 雨水が流入する管理桝と地中に埋設された貯留浸透槽とを持つ雨水流出抑制施設であって、前記貯留浸透槽は貯留槽と浸透槽とで構成され、前記管理枡は貯留槽への雨水流入口と浸透槽への雨水流入口とを別個に備えることを特徴とする雨水流出抑制施設。
  2. 浸透槽は貯留槽の少なくとも側周面に接するようにして配置されており、貯留槽への雨水流入口は貯留槽の底部近傍における前記管理桝の側壁に形成されており、浸透槽への雨水流入口は浸透槽の上部近傍における前記管理桝の側壁に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の雨水流出抑制施設。
  3. 貯留槽への第2の雨水流入口が貯留槽の上部近傍における前記管理桝の側壁に形成されており、浸透槽への第2の雨水流入口が浸透槽の下部近傍における前記管理桝の側壁に形成されており、すべての雨水流入口には開度調整自在なシャッターが備えられていることを特徴とする請求項2に記載の雨水流出抑制施設。
  4. 浸透槽は貯留槽の周囲に配置された2個以上の分割浸透槽から構成されており、各分割浸透槽は導水管により相互に連通状態に接続されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の雨水流出抑制施設。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014114564A (ja) * 2012-12-07 2014-06-26 Aron Kasei Co Ltd 雨水貯留利水システム
JP2017115438A (ja) * 2015-12-24 2017-06-29 株式会社 林物産発明研究所 貯留槽の周囲に管材を配設し浸透槽とした貯留浸透兼用槽

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