JP4525539B2 - バックライト装置 - Google Patents

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Description

本発明は、表示パネル等の光学部材の所定面に向かって光を照射するバックライト装置に開する。
従来のバックライト装置として特許文献1に開示されたものがある。この公報に開示されたバックライト装置について図5を用いて説明する。
基体201上に設けたLED202は単色LEDであり、単色光を出力する。導光板205は入射面206に入射した光を直接または、内部で反射させた後に導光板205の正面から出射する。
光学素子203は、その光学素子203がない場合に入射面206における照度が基準より高い部分に入射する光の一部を入射面206における照度が基準値より低い部分に入射させるように入射光(LED出力光)を屈折する構成を有する。
具体的に述べれば、光学素子203は、LED202からの光の強度に応じて、その光学素子203に入射されたLED出射光に対する屈折特性を変化させることにより、導光板205の入射面206に照射される照射光の密度が均一になるようにしている。
特開2003−297127公報
しかしながら、上記従来のバックライト装置においては、以下に述べる問題点がある。
すなわち、図6に示すように、LED202からの出力光Aが光学素子203に入射し、出射面302から出射する際、その出射面302に対する入射角θが臨界角θt以上になると全反射して、光学素子203の出射面302から出射しなくなる。
ここで、臨界角θtは、光学素子203の屈折率をn、大気の屈折率を1とすると、
θt=sin-1(1/n)・・・(1)
として表される。
光学素子203の出射面302がLED202の光軸600(図5)より離れれば離れるほど、出射面302に対する入射角θは大きくなり、臨界角θtに近付いていく。このため、光学素子203の大きさ(特に、LED202の光軸600に直交する領域の長さ)は、出射面302に対する入射角θを臨界角θt未満に維持できる大きさに限定される。
言い換えれば、上記大きさが制限された光学素子203をバックライト装置に用いた場合、LED202から出力光の内、一部(出射面302に対して臨界角θt以上で入射される光)を用いることなく導光板205の入射面206を照明しているため、LED202からの出力光の利用効率が低下していた。
この点、LED202と光学素子203の間隔を大きくすれば、入射角θを小さくできるが、バックライト装置の小型化を困難にする恐れが生じていた。
具体的に説明すれば、図7に示すように、光学素子203に入射された光301の方向を光学素子203の出射面(空気との境界面)302の屈折を利用して曲げる(符号301A参照)際に、光301の進行方向に向かって左側に曲げるには境界面302の入射法線303が光301の進行方向に向かって左側にある必要がある。
この場合、光301の曲がる角度δは、境界面302に対する光301の入射角をα、境界面302から出射される光301Aの出射角をβ、および境界面302の光301の進行方向に対する角度をγとすると、
n・sinα=slnβ・・・(2)
δ=β−α ・・・(3)
α+γ=90° ・・・(4)
の3式がそれぞれ成立する。この3式(2)〜(4)によりδは、下式(5)
δ=sin-1(n・cosγ)+γ−90°・・・(5)
として表すことができる。
臨界角をθtとすると、出射面302の屈折を利用するためには、0≦α<θtである必要があり、この範囲ではγの範囲は上式(5)より
90°−θt≦γ≦90°・・・(6)
となる。
したがって、光301の曲がる角度δの範囲は、下式(7)
0≦δ<90°−θt・・・(7)
となる。
また、図8に示すように、光学素子203に入射された光301の方向を光学素子203の境界面302を介して光301の進行方向に向かって右側に曲げるには(符号301B参照)、境界面302の入射法線305が光301の進行方向に向かって、右側にある必要がある。
したがって、光を左側に曲げる場合と同様の考察により、光301が境界面(出射面)302を介して右側に曲がる角度δの範囲は、下式(8)
0≦δ<90°−θt・・・(8)
上記(7)および(8)式から明らかなように、光学素子203に入射された光301がその進行方向に対して左右に曲げられる範囲は、光301の進行方向をδ=0、光301を進行方向に向かって、右側に曲げる場合の角度δを正、左側に曲げる場合の角度δを負とすると、下式(9)
−(90°−θt)<δ<90°−θt ・・・(9)
により表される。
ここで、光学素子203の屈折率nが1.5の場合には、上式(1)および(9)により、光301が境界面302を介して曲がる角度δの範囲は、sin-1(1/1.5)を約42°であるため、−48°<δ<48°となる。
以上述べたように、光学素子203に入射された光の屈折特性を利用して、光学部材(導光板)205の所定面(入射面)206に均一な照明強度を得る方法では、光学素子203に入射された光の進行方向を左右に屈折可能な範囲が上記(9)式
−(90°−θt)<δ<90°−θt ・・・(9)
により限定されてしまう。
すなわち、LED202からの出力光において光軸600から離れた方向に進む光は、その進行をLED202の光軸600方向に曲げて光学部材(導光板)205の所定面(入射面)206が均一な照明強度になるようにする必要がある。
しかしながら、光軸600から離れるほど、光301を境界面302を介して曲げる角度は大きくなり、屈折で曲げられる上式(9)に示す範囲を超えてしまう。このため、LED202から出力光を有効利用して、光学部材(導光板)205の所定面(入射面)206における照射強度の密度を均一にすることが困難であった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、光学素子に入射された光(入射光)をその光学素子の出射面を介して曲げることができる角度範囲を、従来のバックライト装置よりも広くすることにより、入射光の利用効率を向上させることを目的としている。
請求項1記載の発明は、上記課題を解決するため、一方の面に入射した光を他方の面から出射する導光板と、前記導光板の前記一方の面に向けて出力光を出力する発光ダイオードと、前記導光板と前記発光ダイオードとの間に配置され、前記発光ダイオードから入射した前記出力光を前記導光板に向けて出射する光学素子と、を備え、前記出力光は、光軸を有する所定の配向パターンの光として前記光学素子に入射し、前記光学素子は、同一面上に、平面形状が前記出力光の前記光軸を中心とする同心円状であり、前記光軸を通る縦断面形状が鋸歯状でかつ前記光軸側に向かって傾斜する第1の傾斜面を有する複数の凸部を設けた第1の領域と、前記第1の領域の外側の領域であって平面形状が前記光軸を中心とする同心円状であり、前記縦断面形状が鋸歯状でかつ前記光軸側に向かって前記第1の傾斜面とは異なる傾斜で傾斜する第2の傾斜面と、前記第1の領域の外側に向かって前記第1の傾斜面と前記第2の傾斜面とは異なる傾斜で傾斜する第3の傾斜面とを有する複数の凸部を設けた第2の領域と、を有し、前記第1の領域は、前記第1の傾斜面における前記出力光の入射角を臨界角未満とし、入射した前記出力光を屈折して出射するよう形成され、前記第2の領域は、前記第2の傾斜面における前記出力光の入射角を臨界角以上とし、入射した前記出力光を全反射して前記第3の傾斜面から出射するよう形成され、ていることを要旨とする。
本発明に係るバックライト装置によれば、発光ダイオードから出射された出力光が光学素子に入射されると、この出力光の強度に応じて、光学素子は同一平面上でこの出力光を屈折して導光板へ出射すると共に全反射させることができるから、光学素子から導光板へ照射される出力光の照射密度を略均一化でき、この結果、発光ダイオードから出射された出力光を効率良く利用することができ、また、発光ダイオードから出射された出力光の拡散性を向上させることができるので、発光ダイオードと導光板との間の距離を短くすることが可能となり、これにより、バックライト装置自体の薄型化を実現することができる。
好適には、光学素子の出射面への入射角が臨界角以上になる部分では、屈折特性を利用せず、出射面の全反射特性により出力光を光学部材の所定面に出射させることにより、出力光の進行方向からの曲がり角度δの範囲を、出射面の屈折特性を利用した場合と比べて広くすることができる。
したがって、臨界角以上で入射した出力光を全反射により光学部材の所定面側へ案内することができるため、発光ダイオード側への戻り光の発生を回避することができる。このため、発光ダイオードからの出力光の利用効率を向上させることができる。また、光学素子の出射面から出射する光の角度が大きいため、その出射光の拡散性を向上させることができ、発光ダイオードと光学部材との間の距離を短くすることが可能になる。この結果、バックライト装置の小型化を容易に実現することができる。
また、発光ダイオードから出力された赤色光、青色光、および緑色光を混色して白色光を生成し、生成した白色光を光学部材の所定面に照射させる場合においても、上記拡散性の向上により赤色、青色、緑色の混色性を向上させることができる。この結果、発光ダイオードと光学部材との間の距離を短く設定することができ、バックライト装置の小型化を実現することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。
最初に、本発明の実施形態の原理を説明する。
図1に示すように、光学素子2030に入射された光401の方向を、光学素子2030の出射面(空気との境界面)402の全反射を利用して曲げる(符号401A参照)際に、光401の進行方向に向かって左側に曲げるには境界面402の入射法線403が光401の進行方向に向かって左側にある必要がある。
この場合、光401の曲がる角度δは、境界面402に対する光401の入射角をαとすると、
δ=180°−2α ・・・(10)
として表される。
臨界角をθtとすると、出射面402の全反射を利用するためには、θt≦α<90°である必要があり、この範囲において、光401の曲がる角度δの範囲は、下式(11)
0≦δ<180°−2θt ・・・(11)
となる。
また、図2に示すように、光学素子2030に入射された光401の方向を光学素子2030の境界面402を介して光401の進行方向に向かって右側に曲げるには(符号401B参照)、境界面402の入射法線405が光401の進行方向に向かって、右側にある必要があり、光を左側に全反射させる場合と同様の考察から、光401が境界面(出射面)402を介して右側に曲がる角度δの範囲は、下式(12)
0≦δ<180°−2θt ・・・(12)
上記(11)および(12)式から明らかなように、光学素子2030に入射された光401がその進行方向に対して左右に曲げられる範囲は、光401の進行方向をδ=0光401を進行方向に向かって、右側に曲げる場合の角度δを正、左側に曲げる場合の角度δを負とすると、下式(13)とすると、下式(13)
−(180°−2θt)<δ<180°−2θt ・・・(13)
により表される。
例えば、光学素子2030の屈折率nが1.5の場合には、上式(1)および(13)により、光401が境界面402を介して曲がる角度δの範囲は、−98°<δ<98°となる。
以上述べたように、本実施形態によれば、光学素子2030の出射面402における入射光401に対する全反射特性を利用して、入射光401の進行方向を左右に曲げる範囲を、従来の構成の約2倍にすることができる。言い換えれば、入射光401の進行方向に対する曲がり角度δの範囲を、屈折を利用した場合よりも広くすることができる。
好適には、本実施形態においては、光学素子2030の出射面402に対する入射角αに応じて、例えば、入射角αが臨界角θt未満の場合には、入射光401を光学素子2030の出射面402を介して屈折させ、一方、入射角αが臨界角θt以上の場合には、入射光401を光学素子2030の出射面402を介して全反射させることにより、入射光401の進行方向に対する曲がり角度δの範囲を、屈折のみを利用した場合よりも広くすることができる。
以上の原理に基づく本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図3は、本発明の一実施形態に係わるバックライト装置1の概略構成を示す図である。
図3に示すように、バックライト装置1は、図示しない例えば平板状の表示パネルの背面に対して所定間隔を空けて対向配置された光学部材である例えば平板状の導光板2と、この導光板2における表示パネル背面対向面と反対側の所定面2aに対し、所定間隔を空けて光学素子4と対向し、さらに所定間隔を空けて、光軸3aが直交するように配置された発光ダイオード(LED)3とを備えている。この発光ダイオード3は、光軸3aを中心として所定面2aに向かって、所定の配向パターン(光軸3aに近い部分では光線が密、光軸3aから遠い部分で光線が疎となる放射特性)を有する光を出力する発光ダイオード(LED)3とを備えている。
同図中において、その左半分を縦断面として示している光学素子4は、発光ダイオード3と1対の関係であり、この対の関係が、導光板2の背面(所定面2aの側)に縦に、例えばハニカム状、マトリクス状に配置されている(図示せず)。
また、バックライト装置1は、導光板2および発光ダイオード3間に配置されており、導光板2の所定面2aに対向する出射面4a、および出射面4aおよび発光ダイオード3に対向する入射面4bをそれぞれ有する光学素子4を備えている。
この光学素子4としては、光を出射面4aを介して曲げることができる素子、例えば、屈折レンズや回折格子等を用いることができる。なお、光学素子4は、屈折率nを有している。
この光学素子4は、発光ダイオード3から出力された出力光が入射面4bを介して入射された際に、その入射された出力光を、その出力光の強度に応じて出射面4aを介して屈折および全反射させることにより、導光板2の所定面2a上に照射された出力光の照射密度を略均一化する機能を有している。
具体的に説明すれば、光学素子4の出射面4aには、光軸3aを中心として断面形状が鋸歯状に形成され平面形状が同心円状に形成された複数の凸部10a1、10a2、・・・を有する回折格子部10が形成されている。
回折格子部10の凸部10a1は、光軸3a側の一端部からその一端部を通る水平方向(光軸3aに直交する方向)に対して所定角度で傾斜する傾斜面を有している。
すなわち、凸部10a1の傾斜面は、発光ダイオード3から出力された出力光の内、光路3a1を通る出力光が入射面4を介して臨界角θt未満の入射角で入射された際に、その入射出力光を、所定の屈折度合い(屈折角度)により屈折させ、光学素子4が無い場合において光路3a1を通って導光板2の所定面2aに入射する部分(符号P1参照)以外の部分、すなわち、所定面2aにおける光学素子4が無い場合に照度が低い部分(符号A1参照)に案内するように構成されている。なお、臨界角θtは、上記(1)式により求められる。
同様に、凸部10a2は、凸部10a1に対して径方向外側に連続して形成されており、凸部10a1側の一端部からその一端部を通る水平方向に対して所定角度で傾斜する傾斜面を有している。
この凸部10a2の傾斜面は、発光ダイオード3から出力された出力光の内、光路3a2を通る出力光が入射面4を介して臨界角θt未満の入射角で入射された際に、その出力光を、所定の屈折度合い(屈折角度)により屈折させ、光学素子4が無い場合において光路3a2を通って導光板2の所定面2aに入射する部分(符号P2参照)以外の部分、すなわち、所定面2aにおける光学素子4が無い場合に照度が低い部分(符号A2参照)に案内するように構成されている。
さらに、凸部10a3は、凸部10a2に対して径方向外側に連続して形成されており、凸部10a2側の一端部からその一端部を通る水平方向に対して所定角度で傾斜する傾斜面を有している。
この凸部10a3の傾斜面は、発光ダイオード3から出力された出力光の内、光路3a3を通る出力光が入射面4を介して臨界角θt未満の入射角で入射された際に、その出力光を、所定の屈折度合い(屈折角度)により屈折させ、光学素子4が無い場合において光路3a3を通って導光板2の所定面2aに入射する部分(符号P3参照)以外の部分、すなわち、所定面2aにおける光学素子4が無い場合に照度が低い部分(符号A3参照)に案内するように構成されている。
特に、本実施形態では、光軸3aに近いほど導光板2の所定面2aに照射される光の照度が高く、光軸3aから離れるにつれてその照度が低くなっていくことから、凸部10a1〜10a3それぞれの屈折の度合いを、光軸3aからの距離に応じて小さく設定している。すなわち、凸部10a1による屈折の度合いが一番大きく、以下、凸部10a2、凸部10a3と屈折の度合いが小さくなるようにそれぞれの傾斜面が調整されている。
一方、本実施形態において、凸部10a1〜10a3に対して光軸3aからさらに離れる凸部10a4および10aは、凸部10a1〜10a3の屈折作用ではなく、入射光を全反射する全反射作用を有するように構成されている。
すなわち、図3および図4に示すように、回折格子部10の凸部10a4は、光軸3a側の一端部からその一端部を通る水平方向に対して所定角度で傾斜する傾斜面を有している。
そして、この凸部10a4の傾斜面は、発光ダイオード3から出力された出力光の内、光路3a4を通る出力光が入射面4を介して臨界角θt以上の入射角α1で入射された際に(傾斜面の入射法線20)、その出力光を全反射して、光学素子4が無い場合において光路3a4を通って導光板2の所定面2aに入射する部分以外の部分(所定面2aにおける光学素子4が無い場合に照度が低い部分)に案内するように構成されている。
同様に、回折格子部10の凸部10a5は、光軸3a側の一端部からその一端部を通る水平方向に対して所定角度で傾斜する傾斜面を有している。
そして、この凸部10a5の傾斜面は、発光ダイオード3から出力された出力光の内、光路3a5を通る出力光が入射面4を介して臨界角θt以上の入射角α2で入射された際に(傾斜面の入射法線21)、その出力光を全反射して、光学素子4が無い場合において光路3a5を通って導光板2の所定面2aに入射する部分以外の部分(所定面2aにおける光学素子4が無い場合に照度が低い部分)に案内するように構成されている。
例えば、光学素子4を屈折率n=1.5のアクリル材を用いて生成した場合、sin-1(1/1.5)が約42°であるため、全反射を利用した際の出力光の曲がる角度は、上式(13)により、
−(180°−2×42)<δ<180°−2×42
となり、最終的に、発光ダイオード3からの出力光が光学素子4の凸部10a4および10a5の反射面を介して曲がる角度δの範囲は、−98°<δ<98°となる。
ここで、背景技術として説明した、同一の屈折率n=1.5の材料により生成された光学素子を用いて、その屈折特性のみにより発光ダイオードからの出力光を曲げる場合においては、上式(1)および(9)から、−48°<δ<48°となる。
すなわち、本実施形態においては、発光ダイオードから出力され光学素子4に入射された出力光を、背景技術と比べて約2倍の範囲で導光板2の所定面2aに向かって曲げることができる。
以上述べたように、本実施形態によれば、臨界角θt以上で入射した発光ダイオード出力光を導光板2の所定面2a側へ全反射することができるため、発光ダイオード側への戻り光を生じさせることなく、発光ダイオードからの出力光を効率良く利用することができる。
また、光学素子4の出射面4aから出射する光の角度が大きいため、その出射光の拡散性を向上させることができ、発光ダイオード3と導光板2との間の距離を短くすることが可能になる。この結果、バックライト装置1の小型化を容易に実現することができる。
なお、本実施形態においては、回折格子部10の各凸部10a1、10a2、・・・の反射面を平面としたが、本発明はこの構成に限定されるものではなく、曲面であってもよい。
本発明は、上述した実施の形態および変形例に限定されるものではなく、本発明に属する範囲内において、上記実施の形態および変形例を様々に変形して実施することが可能である。
本発明の原理を説明するための図。 本発明の実施の原理を説明するための図。 本発明の一実施形態に係わるバックライト装置の概略構成を示す図。 図3に示すバックライト装置の回折格子部の一部を拡大して示す図。 従来のバックライト装置の概略構成を示す図。 従来のバックライト装置の問題点を説明するための図。 従来のバックライト装置の問題点を説明するための図。 従来のバックライト装置の問題点を説明するための図。
符号の説明
1 バックライト装置
2 導光板
2a 所定面
3 発光ダイオード
4 光学素子
4a 出射面
10 回折格子部
10a1〜10a5 凸部

Claims (1)

  1. 一方の面に入射した光を他方の面から出射する導光板と、
    前記導光板の前記一方の面に向けて出力光を出力する発光ダイオードと、
    前記導光板と前記発光ダイオードとの間に配置され、前記発光ダイオードから入射した前記出力光を前記導光板に向けて出射する光学素子と、
    を備え
    前記出力光は、光軸を有する所定の配向パターンの光として前記光学素子に入射し、
    前記光学素子は、同一面上に、
    平面形状が前記出力光の前記光軸を中心とする同心円状であり、前記光軸を通る縦断面形状が鋸歯状でかつ前記光軸側に向かって傾斜する第1の傾斜面を有する複数の凸部を設けた第1の領域と、
    前記第1の領域の外側の領域であって平面形状が前記光軸を中心とする同心円状であり、前記縦断面形状が鋸歯状でかつ前記光軸側に向かって前記第1の傾斜面とは異なる傾斜で傾斜する第2の傾斜面と、前記第1の領域の外側に向かって前記第1の傾斜面と前記第2の傾斜面とは異なる傾斜で傾斜する第3の傾斜面とを有する複数の凸部を設けた第2の領域と、
    を有し、
    前記第1の領域は、前記第1の傾斜面における前記出力光の入射角を臨界角未満とし、入射した前記出力光を屈折して出射するよう形成され、
    前記第2の領域は、前記第2の傾斜面における前記出力光の入射角を臨界角以上とし、入射した前記出力光を全反射して前記第3の傾斜面から出射するよう形成され、
    ていることを特徴とするバックライト装置。
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