JP4524419B2 - 音発生装置 - Google Patents

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本発明は、音を発生させる音発生装置に関する。
本明細書中で定義される傘とは、ドーム形状に支持される膜を有し、その膜によって、ある空間を環境の異なる二つの空間に隔てるものである。本明細書では、上記ドーム形状や、一方向に向かって立体的に先細る形状のことを傘状と称する。このように定義される傘を一つの部材として含む物品としては、雨傘、日傘、パラソル、テント、照明用の傘、などが挙げられる。例えば、雨傘は、親骨および受骨などの構造体により錐状に支持される膜(膜は、紙、合成樹脂、繊維などの材料によって形成される。)によって、その雨傘周囲の空間を、雨や日差しが降り注ぐ空間と雨や日差しが降り注がない空間とに隔てている。
ところで、特許文献1には、スピーカを含む音響装置が雨傘の中棒に設置された雨傘について開示されている。特許文献1の雨傘に設置された音響装置は、傘を開くと電源スイッチがオンの状態となり、スピーカから音を出力する。
特開平9−47311号公報
本発明は、傘状に支持される膜から音を出力させる音発生装置を提供することを目的とする。
本発明の音発生装置は、紙によって形成される膜と、傘状に前記膜を支持する構造体と、前記構造体の少なくとも一部を振動させる、駆動電圧に基づいて振動する少なくとも一つの振動モータと、音声信号に基づく駆動電圧を供給して前記振動モータによる振動を制御する振動制御部と、を備え、前記振動モータは、前記構造体に接触して設けられ、前記振動制御部は、前記振動モータ毎に、当該振動モータによる振動を制御する、ものである。
この構成により、傘状に支持される膜から音を出力させることができる。
音発生装置。
この構成により、傘状に支持される膜を効果的に振動させることができる。
この構成により、傘状に支持される膜から任意の楽曲を出力させることができる。
この構成により、膜における音場の定位を任意に制御することができる。
本発明の音発生装置によれば、傘状に支持される膜から音を出力させることができる。
以下、本発明の実施の形態の音発生装置について詳細に説明する。ここでは、雨傘に張られた膜としての傘布(例えば、唐傘であれば傘布は紙によって形成され、ビニール傘であれば傘布は合成樹脂によって形成され、布傘であれば傘布は繊維によって形成される。)を振動させることによって、傘布から音を出力させる構成について説明する。図1に示す、本発明の実施の形態の音発生装置の構造を参照して、本発明の実施の形態の音発生装置の構造について説明する。なお、図1(a)は、雨傘を側面(中棒に対して垂直な方向)からみたときの構造、図1(b)は、雨傘を底面(中棒に対して平行な方向)からみたときの構造、をそれぞれ示す。
まず、雨傘を構成する部材のうちの主要なものの名称を述べる。雨傘は、親骨101、受骨102、ダボ103、下ろくろ104、上はじき105、中棒106、露先107、傘布108、手元109、および石突110を含んで構成される。これらの部材のうち、親骨101、受骨102、ダボ103、下ろくろ104、上はじき105、中棒106、及び露先107は、膜としての傘布108を傘状に支持するための剛性部材に相当する。親骨101、受骨102、ダボ103、下ろくろ104、上はじき105、中棒106、及び露先107を構造体と称する。図1に示す構造体は、中軸106を軸心として、親骨101及び受骨102が放射状に組まれている。また、手元109及び石突110は、中棒106に連結されている。手元109及び石突110を連結部と称する。
本発明の実施の形態の音発生装置は、上記の雨傘を構成する構造体または連結部を振動子によって振動させることにより傘布を振動させ、傘布から音を出力させるものである。以降、本発明の実施の形態の音発生装置の構成、その音発生装置に用いる振動子の種類、及びその振動子の設置位置について詳細に説明する。
本発明の実施の形態の音発生装置は、雨傘に、振動モータ21a、21b、及び振動制御部22を取り付けたものである。図1では、振動モータ21a、21bが、中棒106を挟んで向かい合う親骨101a、101bの先端(露先107a、107b)に接着されて設置されている。また、振動モータ21a、21bの回転数を制御する振動制御部22が、中棒106における上はじき105の近辺に設置されている。振動制御部22は、パワーアンプ回路によって構成され、オーディオデータを再生可能な再生装置(図1では、図示せず)からコネクタ23を介して音声信号を入力し、その入力した音声信号を振動モータ21a、21bを駆動させることができる程度の電圧にまで増幅し、その増幅した音声信号を駆動電圧として供給することによって振動モータ21a、21bを駆動させる。
本発明の実施の形態の音発生装置は、振動モータ21a、21bが構造体の一部を構成する露先107a、107bを振動させて傘布108による振動を発生させることによって、空気の粗密を作り出し、音を発生させることができる。本発明の実施の形態の音発生装置の構成は、近年携帯電話に採用される謙価な振動モータを振動子として用いることによって、音発生装置の製作費用を極めて低価格にすることができる。
また、人が雨傘を利用するときには雨傘の傘布は人の頭部近くに位置するため、本発明の音発生装置の利用者は、当該音発生装置が発生した音を音発生源に近い位置にて聴くことになる。これにより、本発明の音発生装置の利用者は、当該音発生装置によって発生した音が利用者の全方位から聴こえてくる感覚を得ることができる。このため、本発明の実施の形態の音発生装置は、楽曲を聴くうえで臨場感のある環境を利用者に提供することができる。
なお、本発明の実施の形態の音発生装置の説明では、二つの振動モータ107a、107bを構造体に接触させる構成について述べたが、一つの振動モータを構造体に接触させる構成であっても、三つ以上の振動モータを構造体に接触させる構成であっても、傘布108から音を発生させることができる。一つの振動モータを構造体に接触させる構成では、利用者は、傘布における振動モータを配置した箇所近辺を音発生源として認識する。一方、二つ以上の振動モータを構造体に接触させる構成では、利用者は、それら二つ以上の振動モータの配置位置と振動モータそれぞれの振動の強さとによって特定される箇所近辺を音発生源として認識する。このため、二つ以上の振動モータを構造体に接触させる構成の場合、振動制御部22が増幅する音声信号の増幅率を各振動モータ毎に制御することによって、傘布における音場の定位を任意に制御することができる。例えば、図1のように、二つの振動モータ21a、21bを、軸心としての中棒106を挟んで向かい合う親骨101a、101bの先端(露先107a、107b)に配置し、振動制御部22が音声信号の増幅率を各振動モータ21a、21b毎に制御することによって、傘布における音場の定位を親骨101a、101bの長手方向に制御することができる。
なお、本発明の実施の形態の音発生装置の説明では、振動モータ21a、21bを露先107a、107bに配置する構成について説明したが、構造体の一部を構成する、親骨101、受骨102、ダボ103、下ろくろ104、上はじき105、または中棒106に配置する構成であっても、傘布108から音を発生させることができる。さらに、振動モータ21a、21bを、構造体に連結された連結部を構成する手元109及び石突110に配置する構成であっても、傘布108から音を発生させることができる。ただし、ある増幅率で増幅された音声信号を振動モータ21a、21bに入力する場合、振動モータ21a、21bを配置する箇所が傘布108に近い程、傘布108が発生する音圧は大きくすることができる。
なお、本発明の実施の形態の音発生装置の説明では、振動子を振動モータによって構成したが、振動モータに限るものではなく、例えば圧電素子であっても構わない。本発明の実施の形態の音発生装置を雨傘や日傘などの比較的形状の小さい傘に適用した場合、構造体に配置する振動子としては振動の強さがそれほど大きくない小型の振動モータや圧電素子であっても、利用者が聴くことができる程度の十分な音圧を得ることができるが、パラソルやキャンプ用のテントなどの比較的形状の大きい傘に適用した場合には、振動の強さが大きな振動モータが必要となる。
なお、本発明の実施の形態の音発生装置では、雨傘に適用した場合について詳細に説明したが、日傘、パラソル、テント、照明用の傘に適用する場合であっても、各種傘の膜を支持する構造体または連結部を振動子によって振動させることにより膜を振動させる構成は同様である。また、膜が剛性を有し、自身の剛性によって傘状に形成される膜を備える傘があるが(例えば、膜が金属で形成される照明用の傘)、このような傘であっても、構造体としての機能を兼ねる膜の一部を振動子によって振動させる構成によって、音を発生することができる。
なお、本発明の実施の形態の音発生装置では、振動制御部22がオーディオデータを再生可能な再生装置からコネクタ23を介して音声信号を入力する構成について説明したが、振動制御部22に無線通信機能を設け、振動制御部22が当該再生装置から無線を介して音声信号を入力する構成であっても構わない。
本発明の音発生装置によれば、傘状に支持される膜から音を出力させることができるという効果を奏し、傘から音を発生させる音発生装置の分野において有用である。
本発明の実施の形態の音発生装置の構造 (a)雨傘を側面(中棒に対して垂直な方向)からみたときの構造 (b)雨傘を底面(中棒に対して平行な方向)からみたときの構造
符号の説明
101 親骨
102 受骨
103 ダボ
104 下ろくろ
105 上はじき
106 中棒
107 露先
108 傘布
109 手元
110 石突
21 振動モータ
22 振動制御部
23 コネクタ

Claims (1)

  1. 紙によって形成される膜と、
    傘状に前記膜を支持する構造体と、
    前記構造体の少なくとも一部を振動させる、駆動電圧に基づいて振動する少なくとも一つの振動モータと、
    音声信号に基づく駆動電圧を供給して前記振動モータによる振動を制御する振動制御部と、
    を備え
    前記振動モータは、前記構造体に接触して設けられ、
    前記振動制御部は、前記振動モータ毎に、当該振動モータによる振動を制御する、
    音発生装置。
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