JP2003333677A - 音響発生装置 - Google Patents

音響発生装置

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JP2003333677A
JP2003333677A JP2002136078A JP2002136078A JP2003333677A JP 2003333677 A JP2003333677 A JP 2003333677A JP 2002136078 A JP2002136078 A JP 2002136078A JP 2002136078 A JP2002136078 A JP 2002136078A JP 2003333677 A JP2003333677 A JP 2003333677A
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coil
magnet
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coil portion
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Takashi Koga
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Abstract

(57)【要約】 【課題】草花や木などから音楽や声などの音響を発生さ
せることができる音響発生装置を提供する。 【解決手段】音響発生装置1は、草花や木などの棒状の
被音響発生部材F1を嵌入可能な被音響発生部材挿着孔
13を有した磁性コア11と、その外周囲に沿って捲回
された捲線12とを有するコイル部10と、コイル部1
0を挿着可能なコイル部挿着穴21を有するマグネット
部20とを有し、磁性コア11の被音響発生部材挿着孔
13に被音響発生部材F1を嵌入したコイル部10を、
マグネット部20のコイル部挿着穴21内に装着し、捲
線12を音源機器Mに接続し、出力端子から入力される
信号によりコイル部10を振動させて被音響発生部材F
1から音響を発生させるように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音響発生装置に関
し、例えば草花や木から音楽や声などの音響を発生させ
る音響発生装置に関する。
【0002】
【従来技術】花や音楽は、人の心を和ませる、いわゆる
癒しの作用があると考えられている。したがって、花か
ら音楽が聞こえれば、癒しの効果は相乗的に高められ
る。
【0003】実開平6−54388号公報には、スピー
カユニットを植木鉢内に内蔵したスピーカシステムが示
されている。また、実開昭61−202990号公報に
は、スピーカが花瓶と一体に形成されている花瓶型スピ
ーカボックスが示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来の技術は、いずれも花や植木などの植物自体から音
を発生させるものではなく、スピーカから音を出す、い
わば擬似的なものである。科学技術の発展した現代で
は、より高い真実性が求められており、草花や木自体か
ら音楽等が聞こえることが望まれている。
【0005】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、草花や木から音楽や声などの音響
を発生させることができる音響発生装置を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1に記載の音響発生装置の発明は、草花や木などの棒
状の被音響発生部材を嵌入可能な被音響発生部材挿着孔
を有した磁性コア及びその外周囲に沿って捲回された捲
線を有するコイル部と、コイル部を挿着可能なコイル部
挿着穴を有するマグネット部とを有し、磁性コアの被音
響発生部材挿着孔に被音響発生部材を嵌入したコイル部
を、マグネット部のコイル部挿着穴内に装着し、捲線の
両端をテープデッキなどの音源機器の出力端子に接続
し、出力端子から入力される信号によりコイル部を振動
させて被音響発生部材から音響を発生させるように構成
したことを特徴とする。
【0007】この発明によれば、テープデッキなどの音
源機器の出力端子から入力される信号によりコイル部を
振動させ、被音響発生部材挿着孔内に嵌入されている被
音響発生部材を振動させ、音楽や声などの音響を発生さ
せる。これにより、例えば花や木などの自然では音を発
するものとは考えられないもの自体から、音楽や声など
の音響を直接に発生させ、看者に愕きと感動を与えるこ
とができる。
【0008】請求項2の発明は、請求項1に記載の音響
発生装置において、コイル部とマグネット部との間に緩
衝材を介在させ、コイル部をコイル部挿着穴内で振動自
在に保持したことを特徴とする。
【0009】この発明によると、コイル部とマグネット
部との固着を防止し、マグネット部に対してコイル部を
振動自在に保持することができる。したがって、コイル
部をより強い力で振動させることができ、被音響発生部
材からより大きな音響を発生させることができる。
【0010】請求項3の発明は、請求項1又は2に記載
の音響発生装置において、磁性コアは、被音響発生部材
挿着孔が中心位置に貫通形成されたリング形状を有し、
マグネット部は、コイル部挿着穴が中心位置に貫通形成
された円盤形状を有することを特徴とする。
【0011】この発明は、コイル部の磁性コアと、マグ
ネット部の形状を具体的に示したものであり、これによ
れば、磁性コアに対してマグネット部の磁力をより多く
与えることができ、より強い力でコイル部を振動させる
ことができる。したがって、より大きな音響を発生させ
ることができる。
【0012】請求項4の発明は、請求項3に記載の音響
発生装置において、マグネット部の上面及び下面を覆う
磁性体からなるカバー部材を有することを特徴とする。
【0013】この発明によると、磁性体からなるカバー
部材でマグネット部の上面と下面を覆うことによって、
これら上面及び下面から磁力が拡散するのを防ぎ、磁力
を被音響発生部材挿着孔に集中させることができる。し
たがって、コイル部をより大きな力で振動させることが
でき、より大きな音響を発生させることができる。
【0014】請求項5の発明は、請求項4に記載の音響
発生装置において、カバー部材は、カバー部材の外径が
マグネット部の外径よりも小さく、マグネット部の外周
部がカバー部材の外周部から径方向外方に突出する大き
さに形成されていることを特徴とする。
【0015】この発明によると、コイル部とマグネット
部との間に発生する磁力を大きくすることができる。し
たがって、コイル部をより大きな力で振動させることが
でき、より大きな音響を発生させることができる。
【0016】請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれ
かに記載の音響発生装置において、マグネット部が、花
瓶などの容器の開口部に載置可能な形状を有し、マグネ
ット部と開口部との間に緩衝材が介在されることを特徴
とする。
【0017】この発明によると、棒状の被音響発生部材
を花瓶などの容器に入れた状態で振動させることができ
る。また、緩衝材によってコイル部の振動が容器に伝達
して容器から音響が発生するのを防止し、被音響発生部
材のみから音響を発生させることができる。
【0018】請求項7に記載の音響発生装置の発明は、
草花や木などの棒状の被音響発生部材に取り付け可能な
アタッチメント部と、磁性コア及びその外周囲に沿って
捲回された捲線を有し、アタッチメント部に固定される
コイル部と、コイル部を挿着可能なコイル部挿着穴を有
するマグネット部とを備え、コイル部をマグネット部の
コイル部挿着穴内に挿着し、アタッチメント部を被音響
発生部材に取り付け、捲線の両端をテープデッキなどの
音源機器の出力端子に接続し、該出力端子から入力され
る信号によりコイル部を振動させて被音響発生部材から
音響を発生させるように構成したことを特徴とする。こ
の発明によると、被音響発生部材への取り付けを容易に
行うことができる。特に、棒状の被音響発生部材の端部
から挿着することが困難なものに対しても、その取付け
を容易に行うことができる。
【0019】請求項8に記載の音響発生装置の発明は、
半円弧状の第1コアと第2コアを有し、互いに対向配置
することによって草花や木などの棒状の被音響発生部材
に取り付け可能なリング形状を形成する磁性コアと、第
1コアの内周面から第2コアの内周面に亘り、更に第2
コアの内周面側から外周面側に連続し、第2コアの外周
面から第1コアの外周面に亘り、第1コアの外周面側か
ら内周面側に連続して略C字状に捲回された捲き線とを
有するコイル部と、半円弧状の第1マグネットと第2マ
グネットを有し、互いに対向配置することによってコイ
ル部の外周囲を覆うリング形状を形成するマグネット部
とを備え、被音響発生部材にコイル部を嵌合し、コイル
部にマグネット部を取り付け、捲線の両端をテープデッ
キなどの音源機器の出力端子に接続し、出力端子から入
力される信号によりコイル部を振動させて被音響発生部
材から音響を発生させるように構成したことを特徴とす
る。
【0020】この発明によると、第1コアと第2コアを
対向配置してリング形状を形成した一対の磁性コアの一
方端部を軸として、他方端部を接離する方向に揺動させ
ることができる。したがって、コイル部をリング形状か
らC字形状に変形させることができ、一部に開口させた
部分を形成することができる。この開口させた部分を通
して被音響発生部材を嵌合することで、棒状の被音響発
生部材の端部からコイル部を挿通する作業を省略でき、
被音響発生部材への取付けを容易に行うことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て以下に説明する。
【0022】(第1の実施の形態)図1は、第1の実施
の形態における音響発生装置の縦断面図、図2は、音響
発生装置1の分解斜視図、図3は、音響発生装置1の使
用状態の一例を説明する概略図である。
【0023】本実施の形態における音響発生装置1は、
棒状の被音響発生部材の一例である花束に使用するタイ
プのものである。音響発生装置1は、図3に示すよう
に、花瓶Kの開口部K1に載せられており、音楽信号を
出力するテープデッキ(音源機器)Mに配線接続されて
いる。図中で符号Aは、テープデッキMからの出力信号
を増幅させる増幅器である。
【0024】音響発生装置1は、図1及び図2に示すよ
うに、コイル部10とマグネット部20を有している。
コイル部10は、フェライトなどの磁性材料からなる磁
性コア11と、その外周囲に捲回された捲線12とを有
しており、その外表面は図示してない合成樹脂製材料に
よってコーティングされている。この合成樹脂製材料
は、コイル部10からマグネット部20への振動の伝達
を抑制する緩衝材の役割を果たす。そして、磁性コア1
1は、花束F1を挿着可能な被音響発生部材挿着孔13
を有したリング形状を有している。
【0025】マグネット部20は、所定厚さを有する円
盤形状を有しており、一方面側がS極で、他方面側がN
極に設定されている。そして、マグネット部20の中心
位置にはコイル部10を挿着可能なコイル部挿着穴21
が貫通形成されている。コイル部挿着穴21は、コイル
部10との間に1〜2mm程度の間隙を形成する大きさを
有している。そして、マグネット部20の上面22と下
面23には、カバー部材30がそれぞれ設けられてい
る。
【0026】カバー部材30は、鉄などの磁性材料によ
って構成されており、上面22と下面23を各々覆う平
板形状を有している。上面側カバー部材31には、上方
からコイル部挿着穴21内にコイル部10を挿入可能な
開口穴31aが開口形成されており、下面側カバー部材
32は、コイル部10の被音響発生部材挿着孔13に嵌
挿された花束F1を、挿通可能な開口穴32aが開口形
成されている。
【0027】図1及び図2で符号33は、コイル部10
と下面側カバー部材32との間に介在される緩衝材であ
る。この緩衝材33は、コイル部10と下面側カバー部
材32との固着を防ぎ、コイル部10の振動を大きくす
る役割を果たす。
【0028】また、図3で符号34は、花瓶Kとの間に
介在される緩衝材である。この緩衝材34は、マグネッ
ト部20の振動が花瓶Kに伝達して花瓶Kから音響が発
せられるのを防止するものであり、本実施の形態では、
例えばゴムシートなどの振動吸収能力が高い合成樹脂製
シートが採用されている。
【0029】音響発生装置1は、花瓶Kの開口部K1に
載せられ、マグネット部20のコイル部挿着穴21にコ
イル部10が挿着され、コイル部10の被音響発生部材
挿着孔13に棒状の被音響発生部材である花束F1が挿
着されてセット状態とされる。かかるセット状態で、テ
ープデッキMの出力端子から音楽信号を流すと、その音
楽信号は、増幅器Aで増幅されて捲線12の接続端子1
2a、12bに入力される。そして、コイル部10に磁
力を発生させる。したがって、出力信号に応じた振動が
コイル部10に発生し、その振動が花束F1に伝達され
て、花束F1から音楽を流すことができる。
【0030】本実施の形態による音響発生装置1によれ
ば、コイル部10は、マグネット部20の中央部分でマ
グネット部20の径方向に移動して振動する。したがっ
て、花束F1をその長手方向に交差する水平方向に振動
させることができ、花束F1から大きな音を流すことが
できる。
【0031】この音声発生装置1によれば、花から音楽
を流すことができ、看者に癒し効果を与えることができ
る。また、草花や木などの自然では音を発するものとは
考えられないものから音楽を発生させることができ、愕
きと感動を与えることができる。
【0032】また、この音声発生装置1は、カバー部材
30の外径がマグネット部20の外径よりも小さく、マ
グネット部20の外周部がカバー部材30の外周部から
径方向外方に突出する大きさに形成されており、コイル
部10とマグネット部20との間に発生する磁力をより
大きくすることができる。したがって、コイル部10を
より大きな力で振動させることができ、より大きな音響
を発生させることができる。
【0033】また、コイル部10の外表面を合成樹脂製
材料(緩衝材)でコーティングして、コイル部10とマ
グネット部20との固着を防止しているので、マグネッ
ト部20に対してコイル部10をより強い力で振動させ
ることができ、花束F1からより大きな音響を発生させ
ることができる。
【0034】(第2の実施の形態)図4は、第2の実施
の形態における音響発生装置2の縦断面図、図5は、音
響発生装置2の分解斜視図、図6は、音響発生装置2の
使用状態の一例を説明する概略図である。
【0035】本実施の形態における音響発生装置2は、
鉢植えの観葉植物(図6(a))や大地に植えられた樹
木の幹F2(図6(b))に取り付けるタイプのもので
ある。音響発生装置2は、図4及び図5に示すように、
アタッチメント部40とコイル部50とマグネット部6
0によって構成されている。
【0036】アタッチメント部40は、金属片などの固
い部材によって構成されており、平板形状を有し、その
両端位置には締結部材41が挿通される挿通穴42が開
口形成されている。また、その中心位置には、コイル部
50及びマグネット部60を固定するための固定ボルト
43が取り付けられている。
【0037】コイル部50は、フェライトなどの磁性材
料からなる円柱状の磁性コア51と、その外周囲に捲回
した捲線52とを有しており、磁性コア51の中心に
は、軸方向に沿って固定ボルト43を通すための貫通孔
51aが穿設されている。
【0038】マグネット部60は、所定厚さを有する円
盤形状を有しており、一方面側がS極で、他方面側がN
極に設定されている。そして、マグネット部60の中心
位置にはコイル部50を挿着可能なコイル部挿着穴61
が貫通形成されている。このコイル部挿通穴61は、コ
イル部50との間に所定の間隙を有して対向する大きさ
を有している。
【0039】マグネット部60の基端面62側と先端面
63側には、それぞれカバー部材70が設けられてい
る。カバー部材70は、鉄などの磁性材料によって構成
されており、基端面62と先端面63を各々覆う平板形
状を有している。基端面側カバー部材71には、コイル
部挿着穴61内にコイル部50を挿入可能な開口穴71
aが開口形成されており、先端面側カバー部材72に
は、固定ボルト43を挿通するためのボルト穴72aが
穿設されている。
【0040】図4及び図5で符号73は、緩衝材であ
る。緩衝材73は、先端面側カバー部材72とコイル部
50との間に介在されている。本実施の形態では、振動
の吸収能力が高い合成樹脂製シートが採用されている。
【0041】音響発生装置2は、アタッチメント部40
の固定ボルト43にコイル部50が挿着され、そのコイ
ル部50に基端面側カバー部材71、マグネット部60
の順番で嵌挿し、コイル部50との間に緩衝材73を介
在させ、マグネット部60の先端面側に突出する固定ボ
ルト43に先端面側カバー部材72を挿着し、ナット7
4を螺合することによって組み立てられている。
【0042】音響発生装置2は、アタッチメント部40
が例えば樹木の幹F2などに締結部材によって取り付け
られており、コイル部50から引き出された2本の接続
端子52a、52bには、図示していない音源機器の出
力端子に接続されている。
【0043】かかる状態で、音源機器の出力端子から音
楽信号を流すと、捲線52の接続端子52a、52bに
入力される。そして、コイル部50に磁力を発生させ
る。したがって、マグネット部60との間で出力信号に
応じた振動が発生し、その振動がアタッチメント部40
を介して樹木の幹F2に伝達される。これにより、樹木
を振動させて、樹木から音楽を流すことができる。
【0044】(第3の実施の形態)図7は、第3の実施
の形態における音響発生装置3の分解斜視図、図8は、
音響発生装置3の使用状態の一例を説明する概略図であ
る。
【0045】音響発生装置3は、図7に示すように、コ
イル部80とマグネット部90を有している。コイル部
80は、フェライトなどの磁性材料からなる磁性コア8
1と、その外周囲に電線を捲回して形成した捲線82と
を有している。
【0046】磁性コア81は、半円弧形状の第1磁性コ
ア81Aと第2磁性コア81Bを有しており、互いに対
向配置されることによって草花や木などの棒状の被音響
発生部材F3に取り付け可能なリング形状を形成するよ
うに構成されている。そして、捲線82は、第1コア8
1Aの内周面から第2コア81Bの内周面に亘り、更に
第2コア81Bの内周面側から外周面側に連続し、第2
コア81Bの外周面から第1コア81Aの外周面に亘
り、第1コア81Aの外周面側から内周面側に連続して
略C字状に捲回されている。
【0047】したがって、第1コア81Aと第2コア8
1Bの一方端部を軸として、他方端部を接離する方向に
揺動させ、コイル部80の形状をリング形状からC字形
状に変形させて、その一部に開口させた部分を形成する
ことができる。
【0048】マグネット部90は、半円弧形状の第1マ
グネット90Aと第2マグネット90Bを有しており、
互いに対向配置されることによってコイル部80の外周
囲を覆うリング形状を形成するように構成されている。
第1マグネット90Aと第2マグネット90Bは、上面
側がS極で、下面側がN極となるように設定されてい
る。また、第1マグネット90Aと第2マグネット90
Bの上面と下面には、それぞれカバー部材92が設けら
れている。カバー部材92は、鉄などの磁性材料による
薄板部材によって構成されており、上面と下面を各々覆
う半円弧形状を有している。マグネット部90及びカバ
ー部材92は、図示していない固定手段によって、コイ
ル部80の外周囲に取り付けられる。
【0049】したがって、磁性コア81は、第1コア8
1Aと第2コア81Bの一方端部を軸として、他方端部
を接離する方向に揺動させることができる。したがっ
て、コイル部80をリング形状からC字形状に変形させ
ることができ、その一部に開口させた部分を形成するこ
とができる。この開口させた部分を通して被音響発生部
材F3の側方から嵌合することで、棒状の被音響発生部
材F3の端部から挿着する作業を省略でき、被音響発生
部材F3への取付けを容易に行うことができる。
【0050】音響発生装置3は、被音響発生部材F3で
ある植木の幹に嵌めるように取り付けられ、図示してい
ない固定手段によって固定される。そして、コイル部8
0から引き出された2本の接続端子82a、82bに、
図示していない音源機器の出力端子が接続される。
【0051】かかる状態で、音源機器から音楽信号を出
力すると、その信号は捲線82の接続端子82a、82
bに入力される。そして、コイル部80に磁力を発生さ
せる。したがって、マグネット部90との間で出力信号
に応じた振動が発生し、その振動がコイル部80の中心
穴に嵌合されている植木F3に伝達される。これによ
り、植木F3を振動させて、植木から音楽を流すことが
できる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る音響
発生装置によれば、テープデッキなどの音源機器の出力
端子から入力される信号によりコイル部を振動させ、被
音響発生部材挿着孔内に嵌入されている被音響発生部材
を振動させ、音楽や声などの音響を発生させる。これに
より、例えば花や木などの自然では音を発するものとは
考えられないものから、音楽や声などの音響を発生さ
せ、看者に愕きと感動を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における音響発生装置の縦断
面図である。
【図2】第1の実施の形態における音響発生装置の分解
斜視図である。
【図3】第1の実施の形態における音響発生装置の使用
状態の一例を説明する概略図である。
【図4】第2の実施の形態における音響発生装置の縦断
面図である。
【図5】第2の実施の形態における音響発生装置の分解
斜視図である。
【図6】第2の実施の形態における音響発生装置の使用
状態の一例を説明する概略図である。
【図7】第3の実施の形態における音響発生装置の分解
斜視図である。
【図8】第3の実施の形態における音響発生装置の使用
状態の一例を説明する概略図である。
【符号の説明】
1 音響発生装置(第1の実施の形態) 2 音響発生装置(第2の実施の形態) 3 音響発生装置(第3の実施の形態) 11 磁性コア 12 捲線 13 被音響発生部材挿着孔 10 コイル部 20 マグネット部 21 コイル部挿着穴 30 カバー部材 33 緩衝材 A 増幅器 F 被音響発生部材 M 音源機器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04R 9/04 A61M 21/00 320

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 草花や木などの棒状の被音響発生部材を
    嵌入可能な被音響発生部材挿着孔を有する磁性コア及び
    その外周囲に沿って捲回された捲線を有するコイル部
    と、 前記コイル部を挿着可能なコイル部挿着穴を有するマグ
    ネット部と、を有し、 前記磁性コアの前記被音響発生部材挿着孔に前記被音響
    発生部材を嵌入したコイル部を、前記マグネット部の前
    記コイル部挿着穴内に装着し、前記捲線の両端をテープ
    デッキなどの音源機器の出力端子に接続し、該出力端子
    から入力される信号により前記コイル部を振動させて前
    記被音響発生部材から音響を発生させるように構成した
    ことを特徴とする音響発生装置。
  2. 【請求項2】 前記コイル部と前記マグネット部との間
    に緩衝材を介在させ、前記コイル部を前記コイル部挿着
    穴内で振動自在に保持したことを特徴とする請求項1に
    記載の音響発生装置。
  3. 【請求項3】 前記磁性コアは、前記被音響発生部材挿
    着孔が中心位置に貫通形成されたリング形状を有し、 前記マグネット部は、前記コイル部挿着穴が中心位置に
    貫通形成された円盤形状を有することを特徴とする請求
    項1又は2に記載の音響発生装置。
  4. 【請求項4】 前記マグネット部の上面及び下面を覆う
    磁性体からなるカバー部材を有することを特徴とする請
    求項3に記載の音響発生装置。
  5. 【請求項5】 前記カバー部材は、 前記カバー部材の外径が前記マグネット部の外径よりも
    小さく、前記マグネット部の外周部が前記カバー部材の
    外周部から径方向外方に突出する大きさに形成されてい
    ることを特徴とする請求項4に記載の音響発生装置。
  6. 【請求項6】 前記マグネット部は、花瓶などの容器の
    開口部に載置可能な形状を有し、 前記マグネットと前記開口部との間に緩衝材が介在され
    ることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の音
    響発生装置。
  7. 【請求項7】 草花や木などの棒状の被音響発生部材に
    取り付け可能なアタッチメント部と、 磁性コア及びその外周囲に沿って捲回された捲線を有
    し、前記アタッチメント部に固定されるコイル部と、 前記コイル部を挿着可能なコイル部挿着穴を有するマグ
    ネット部とを備え、 前記コイル部を前記マグネット部の前記コイル部挿着穴
    内に挿着し、前記アタッチメント部を前記被音響発生部
    材に取り付け、前記捲線の両端をテープデッキなどの音
    源機器の出力端子に接続し、該出力端子から入力される
    信号により前記コイル部を振動させて前記被音響発生部
    材から音響を発生させるように構成したことを特徴とす
    る音響発生装置。
  8. 【請求項8】 半円弧状の第1コアと第2コアを有し、
    互いに対向配置することによって草花や木などの棒状の
    被音響発生部材に取り付け可能なリング形状を形成する
    磁性コア、及び前記第1コアの内周面から前記第2コア
    の内周面に亘り、更に前記第2コアの内周面側から外周
    面側に連続し、前記第2コアの外周面から前記第1コア
    の外周面に亘り、前記第1コアの外周面側から内周面側
    に連続して略C字状に捲回された捲き線とを有するコイ
    ル部と、 半円弧状の第1マグネットと第2マグネットを有し、互
    いに対向配置することによって前記コイル部の外周囲を
    覆うリング形状を形成するマグネット部とを備え、 前記被音響発生部材に前記コイル部を嵌合し、該コイル
    部に前記マグネット部を取り付け、前記捲線の両端をテ
    ープデッキなどの音源機器の出力端子に接続し、該出力
    端子から入力される信号により前記コイル部を振動させ
    て前記被音響発生部材から音響を発生させるように構成
    したことを特徴とする音響発生装置。
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