JP4523753B2 - 原稿撮像装置、画像操作方法、プログラムおよび記憶媒体 - Google Patents

原稿撮像装置、画像操作方法、プログラムおよび記憶媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、読み取った画像をプロジェクタなどの表示装置に直接出力することが可能な原稿撮像装置、画像操作方法、プログラムおよび記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、原稿撮像装置としてのスキャナは、パーソナルコンピュータ(以下、PCという)を介して動作するものであり、解像度はPCから指定するように構成されている。
【0003】
また、プレゼンテーションには、スライドやオーバーヘッドプロジェクタ(OHP)などが用いられているが、PCの普及により、PCに格納されている資料などの画像を液晶プロジェクタに表示することによりプレゼンテーションを行う場合も多い。この場合でも、必要に応じて補助資料としての印刷物や手書きの資料を使用することがあり、この印刷物や手書きの資料を使用する場合は、プレゼンテーションが行われている場で、これらを読み取り、液晶プロジェクタに表示する原稿撮像装置が用いられる。
【0004】
上記原稿撮像装置としては、CCDなどのエリアイメージセンサを使用したビデオカメラを用いて原稿台に載置された原稿上の画像情報を読み取り、そのイメージデータをビデオ信号として出力する書画カメラがある。
【0005】
この書画カメラの構成について図19を参照しながら説明する。図19は従来の書画カメラの外観図である。
【0006】
書画カメラは、図19に示すように、エリアイメージセンサを使用したビデオカメラ31と、原稿を載せる原稿台32と、この原稿台32上の原稿を照明する照明装置33とからなる。この書画カメラは、液晶プロジェクタなどの表示装置と接続され、画像入力を行う装置として使用される。
【0007】
このようなエリアイメージセンサを用いた書画カメラなどの原稿撮像装置は、動画用に開発されたビデオカメラが用いられているため、液晶プロジェクタと接続してプレゼンテーションを行う装置として使用する場合、一般的に瞬時に1画面の原稿が取り込めるという特徴がある。
【0008】
しかしながら、一般にエリアイメージセンサは比較的解像度が低いものであり、文書原稿などの文字を読み取り、出力するための充分な解像度を得ることは難しい。また、上記出力のビデオ信号としては、一般のカラーテレビなどで用いられるNTSC信号やS信号などが用いられているため、伝送経路の点から液晶プロジェクタなど高画質の表示装置の特性を活かすことができない。また、光路が面であるため、ミラーなどの反射により光を屈折するための多段の光路を設ける必要があり、装置を小型化することは難しい。
【0009】
そこで、エリアイメージセンサより高解像度の画像が得られるリニアイメージセンサを用いた原稿撮像装置が提案されている。リニアイメージセンサを用いた場合、高解像度化や小型化を実現することが可能である。このリニアイメージセンサを用いた原稿撮像装置の構成について図20を参照しながら説明する。図20は従来のリニアイメージセンサを用いた原稿撮像装置の構成を示すブロック図である。
【0010】
リニアイメージセンサを用いた原稿撮像装置34は、図20に示すように、レンズおよび原色光源(R,G,B)が一体的に設けられたリニアイメージセンサ35と、リニアイメージセンサ35からの画像情報をディジタルデータに変換するA/Dコンバータ36と、A/Dコンバータ36からのデータを記憶する表示メモリ37と、表示メモリ37に記憶されているデータをビデオ信号に変換して表示装置42に出力するビデオ信号発生器38と、読み取る原稿43を副走査方向に搬送する副走査駆動機構45と、原稿43に対する副走査位置を検出する副走査位置検出器44と、CPU39とを有する。CPU39は、ROM40に格納されているプログラムに従い装置全体の制御を行うとともに、動作指定用スイッチ41により指定された動作を実行するように制御する。また、CPU39は、A/Dコンバータ36の動作を制御するとともに、副走査位置検出器44からの検出信号に基づき副走査駆動機構45を制御する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の原稿撮像装置34をプレゼンテーションなどに用いる場合、プレゼンテーション資料として読み取る原稿の順番をプレゼンテーション時の順番に合わせる、読み取る原稿を適正な向きに合わせて読み取るなど、余分な準備作業が必要になる。
【0012】
また、読み取った原稿の画像データをメモリなどに蓄積し、この蓄積された画像データをサムネイル画像として一覧表示する機能を設け、これにより読み取った原稿の内容、順番、向きなどを確認する方法が考えられる。しかしながら、上記確認の結果、読み取った原稿の内容、順番、向きなどに誤りがあると、読み取った原稿の画像データを操作する、再度原稿の読み取りを行うなどの編集作業が必要になり、非常に手間が掛かる。
【0013】
本発明の目的は、読み取った画像データに対する編集作業を容易に行うことができる原稿撮像装置、画像操作方法、プログラムおよび記憶媒体を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、複数枚の原稿をそれぞれ連続して読み取る読み取り手段、バッファメモリを含み前記読み取り手段によって得られた複数の画像データを蓄積する画像データ蓄積手段、前記読み取り手段で読み取った画像の表示や編集を指示するための操作指示手段および前記バッファメモリに蓄積されている各画像データをそれぞれ表示するための表示装置を接続するための接続手段を備える原稿撮像装置であって、前記読み取り手段によって得られた複数の画像データを前記画像データ蓄積手段に蓄積しながら別途接続された前記表示装置に表示させ、かつ前記バッファメモリに蓄積されている各画像データのそれぞれに対応するサムネイル画像をページ番号の順番に並べて、前記接続手段を介して別途接続された前記表示装置に一覧表示させるサムネイル画像表示手段と、前記表示装置に一覧表示されているサムネイル画像の並び順を変更する操作指示が前記操作指示手段により指示されると、該一覧表示されているサムネイル画像の並び順を前記指示に応じた並び順に変更する並び順変更手段と、前記表示装置に一覧表示されているサムネイル画像の1つを選択して回転させる操作指示が前記操作指示手段により指示されると、選択されたサムネイル画像をその操作指示により回転する回転手段と、前記バッファメモリ内の前記画像データのそれぞれのページ番号が、前記並び順が変更された後の一覧表示されているサムネイル画像の並び順に一致するように、対応する画像データのページ番号を変更させ、かつ選択され回転されたサムネイル画像の回転に一致するように、同じページ番号のまま対応する画像データを回転させるために、前記操作指示手段により前記サムネイル画像表示手段、前記並び順変更手段及び前記回転手段とを制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記並び順の変更が行われたサムネイル画像に対応する画像データの並び順変更前のページ番号と並び順変更後のページ番号との大小関係に応じて、前記並び順の変更が行われたサムネイル画像に対応する画像データの並び順変更前のページ番号と並び順変更後のページ番号との間に存在するページ番号を有する画像データのページ番号を増減させること、及び選択され回転されたサムネイル画像に対応する画像データを回転させることを特徴とする。
【0015】
また、本発明は、上記目的を達成するため、複数枚の原稿をそれぞれ連続して読み取る読み取り手段、バッファメモリを含み前記読み取り手段によって得られた複数の画像データを蓄積する画像データ蓄積手段、前記読み取り手段で読み取った画像の表示や編集を指示するための操作指示手段および前記バッファメモリに蓄積されている各画像データをそれぞれ表示するための表示装置を接続するための接続手段を備える原稿撮像装置の画像操作方法であって、前記読み取り手段によって得られた複数の画像データを前記画像データ蓄積手段に蓄積しながら別途接続された前記表示装置に表示させ、かつ前記バッファメモリに蓄積されている各画像データのそれぞれに対応するサムネイル画像をページ番号の順番に並べて、前記接続手段を介して別途接続された前記表示装置に一覧表示させるサムネイル画像表示工程と、前記表示装置に一覧表示されているサムネイル画像の並び順を変更する操作指示が前記操作指示手段により指示されると、該一覧表示されているサムネイル画像の並び順を前記指示に応じた並び順に変更する並び順変更工程と、前記表示装置に一覧表示されているサムネイル画像の1つを選択して回転させる操作指示が前記操作指示手段により指示されると、選択されたサムネイル画像をその操作指示により回転する回転工程と、前記バッファメモリ内の前記画像データのそれぞれのページ番号が、前記並び順が変更された後の一覧表示されているサムネイル画像の並び順に一致するように、対応する画像データのページ番号を変更させ、かつ選択され回転されたサムネイル画像の回転に一致するように、同じページ番号のまま対応する画像データを回転させるために、前記操作指示手段により前記サムネイル画像表示工程、前記並び順変更工程、及び前記回転工程を実行するよう制御する制御工程とを有し、前記制御工程では、前記並び順の変更が行われたサムネイル画像に対応する画像データの並び順変更前のページ番号と並び順変更後のページ番号との大小関係に応じて、前記並び順の変更が行われたサムネイル画像に対応する画像データの並び順変更前のページ番号と並び順変更後のページ番号との間に存在するページ番号を有する画像データのページ番号を増減させること、及び選択され回転されたサムネイル画像に対応する画像データを回転させることを特徴とする。
【0016】
また、本発明は、上記目的を達成するため、複数枚の原稿をそれぞれ連続して読み取る読み取り手段、バッファメモリを含み前記読み取り手段によって得られた複数の画像データを蓄積する画像データ蓄積手段、前記読み取り手段で読み取った画像の表示や編集を指示するための操作指示手段および前記バッファメモリに蓄積されている各画像データをそれぞれ表示するための表示装置を接続するための接続手段を備える原稿撮像装置上でコンピュータにより実行されるプログラムであって、前記読み取り手段によって得られた複数の画像データを前記画像データ蓄積手段に蓄積しながら別途接続された前記表示装置に表示させ、かつ前記バッファメモリに蓄積されている各画像データのそれぞれに対応するサムネイル画像をページ番号の順番に並べて、前記接続手段を介して別途接続された前記表示装置に一覧表示させるサムネイル画像表示ステップと、前記表示装置に一覧表示されているサムネイル画像の並び順を変更する操作指示が前記操作指示手段により指示されると、該一覧表示されているサムネイル画像の並び順を前記指示に応じた並び順に変更する並び順変更ステップと、前記表示装置に一覧表示されているサムネイル画像の1つを選択して回転させる操作指示が前記操作指示手段により指示されると、選択されたサムネイル画像をその操作指示により回転する回転ステップと、前記バッファメモリ内の前記画像データのそれぞれのページ番号が、前記並び順が変更された後の一覧表示されているサムネイル画像の並び順に一致するように、対応する画像データのページ番号を変更させ、かつ選択され回転されたサムネイル画像の回転に一致するように、同じページ番号のまま対応する画像データを回転させるために、前記操作指示手段により前記サムネイル画像表示ステップ、前記並び順変更ステップ、及び前記回転ステップを実行するよう制御する制御ステップとをコンピュータに実行させ、前記制御ステップでは、前記並び順の変更が行われたサムネイル画像に対応する画像データの並び順変更前のページ番号と並び順変更後のページ番号との大小関係に応じて、前記並び順の変更が行われたサムネイル画像に対応する画像データの並び順変更前のページ番号と並び順変更後のページ番号との間に存在するページ番号を有する画像データのページ番号を増減させること、及び選択され回転されたサムネイル画像に対応する画像データを回転させることを特徴とする。
【0017】
本発明は、上記目的を達成するため、上記プログラムをコンピュータにより読み取り可能に格納したことを特徴とする。
【0019】
また、本発明は、上記目的を達成するため、画像読取手段からのページ単位の複数の画像データを蓄積する画像データ蓄積手段と、表示装置を接続する接続手段と、操作指示手段とを備える画像処理装置にて、前記画像データ蓄積手段に蓄積されている各画像データをそれぞれ表示するための、コンピュータにより実行されるプログラムであって、前記画像読取手段からの複数の画像データを前記画像データ蓄積手段に蓄積しながら別途接続された前記表示装置に表示させ、かつ前記画像データ蓄積手段に蓄積されている各画像データのそれぞれに対応するサムネイル画像をページ番号の順番に並べて、前記接続手段を介して別途接続された前記表示装置に一覧表示させるサムネイル画像表示ステップと、前記表示装置に一覧表示されているサムネイル画像の1つを選択して回転させる操作指示が前記操作指示手段により指示されると、選択されたサムネイル画像をその操作指示に応じて回転させる方向変更ステップと、前記表示装置に一覧表示されているサムネイル画像の並び順を変更する操作指示が前記操作指示手段により指示されると、該一覧表示されているサムネイル画像の並び順を前記操作指示に応じた並び順に変更する並び順変更ステップと、前記表示装置に一覧表示されているサムネイル画像の方向変更と並び順変更と削除に応じて、画像データの回転処理と並び順変更処理と削除処理をする処理ステップと、前記画像データ蓄積手段内の画像データのそれぞれのページ番号が、前記並び順が変更された後の一覧表示されているサムネイル画像の並び順に一致するように、対応する画像データのページ番号を変更させ、かつ選択され回転されたサムネイル画像の回転に一致するように、同じページ番号のまま対応する画像データを回転させるために、前記操作指示手段により前記サムネイル画像表示ステップ、前記並び順変更ステップ、及び前記方向変更ステップを実行するよう制御する制御ステップとをコンピュータに実行させ、前記制御ステップでは、前記並び順の変更が行われたサムネイル画像に対応する画像データの並び順変更前のページ番号と並び順変更後のページ番号との大小関係に応じて、前記並び順の変更が行われたサムネイル画像に対応する画像データの並び順変更前のページ番号と並び順変更後のページ番号との間に存在するページ番号を有する画像データのページ番号を増減させること、及び選択され回転されたサムネイル画像に対応する画像データを回転させることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0021】
図1は本発明の一実施形態に係る原稿撮像装置の内部構成を示すブロック図、図2は図1の原稿撮像装置の機械的構成を示す縦断面図である。
【0022】
原稿撮像装置1は、図1に示すように、レンズおよび原色光源(R,G,B)一体的に内蔵するリニアイメージセンサ2と、原稿位置検出器3と、副走査駆動機構と原稿給送機構を兼ねる原稿駆動機構4と、リニアイメージセンサ2の出力をデジタルデータに変換するA/Dコンバータ5と、A/Dコンバータ5からのデジタルデータを画像データとして一時的に時記憶するための第1のバッファメモリ6と、表示中および表示後の画像データを圧縮して格納するための第2のバッファメモリ7と、第1のバッファメモリ6または第2のバッファメモリ7内の画像データを表示する際に第1のバッファメモリ6または第2のバッファメモリ7から画像データを取り込み、保持する表示メモリ8と、表示メモリ8に保持されたデータを逐次ビデオ信号に変換して表示装置5に出力するビデオ信号発生器9と、表示装置15の仕様(解像度など)に関する情報を取得する表示装置情報読出し器10と、CPU11とを備える。
【0023】
CPU11は、ROM12に格納されているプログラムに従い装置全体の制御を行うとともに、表示性能指定用スイッチ13、動作指定用スイッチ14により指定された内容に応じて動作、操作設定などを行う。また、CPU11は、A/Dコンバータ5の制御、表示装置情報読出し器10が取得した表示装置15の仕様に関する情報に基づいたビデオ信号発生器9の制御、原稿位置検出器3の検出信号に基づいた原稿駆動機構4の制御などを行う。また、CPU11は、A/Dコンバータ5から第1のバッファメモリ6へのデータ転送、第1のバッファメモリ6から第2のバッファメモリ7へのデータ転送を制御するとともに、第1のバッファメモリ6または第2のバッファメモリ7から表示メモリ8へデータを所定の表示形式に変換して転送する制御を行う。
【0024】
原稿駆動機構4は、CPU11からの命令に従い、後述する原稿トレイ(図2に示す原稿トレイ18)に積載された原稿束17から1枚ずつ原稿16を給紙するとともに、この給紙された原稿16を副走査方向に搬送する。
【0025】
第1のバッファメモリ6および第2のバッファメモリ7は、半導体メモリ、または半導体メモリとハードディスクなどの不揮発性メモリとを併用したメモリ装置から構成することが可能である。本実施形態では、第1のバッファメモリ6に蓄積されているデータに対しては圧縮伸長処理を施さずに、第2のバッファモリ7に蓄積されているデータのみに圧縮伸長処理を施すように構成している。第1のバッファメモリ6の容量は、原稿1枚分の容量より多くても少なくともよいが、第1のバッファメモリ6に原稿1枚分以上のデータの蓄積がある場合には、実際に読込動作を行うことなく、表示画面の切替えが可能になり、エリアイメージセンサを用いた装置と同等の切替時間で表示画面の切替えを実現することができる。また、第1のバッファメモリ6へのデータの蓄積量が原稿1枚分に満たない場合でも、その蓄積量に応じて表示までの時間を短縮することができるが、本実施形態では、第1のバッファメモリ6として、原稿1枚分の容量より大きい容量を有するメモリが搭載されている。
【0026】
第2のバッファメモリ7の容量は、原稿1枚分の容量より大きければよい。本実施形態では、第2のバッファメモリ7として、原稿2枚分の容量よりも大きい容量を有するメモリが搭載されている。
【0027】
このように本実施形態では、第1および第2のバッファメモリ6,7は、それぞれ原稿1枚分の容量より大きい容量を有し、各バッファメモリ6,7に対する空き判定では、空き容量が転送する原稿1枚分の容量に満たない場合には、空きがないと判定する。
【0028】
動作指定用スイッチ14は、具体的には、後述の原稿セット検知器19(図2に示す)と赤外線により遠隔操作可能なリモコンスイッチ(図示せず)とを含み、このリモコンスイッチにより新規原稿表示、回転表示、再表示などの動作指示を出すことができる。
【0029】
本実施形態の原稿撮像装置1においては、図2に示すように、複数枚の原稿からなる原稿束17を積載することが可能な原稿トレイ18と、原稿トレイ18上に原稿がセットされたことを検知するための原稿セット検知器19とが設けられている。また、原稿駆動機構4を構成する分離ローラ20、給紙ローラ21、メインローラ22、排紙ローラ23が設けられている。さらに、シェーディング補正に用いられる白色板24と、メイン制御基板25とが設けられている。メイン制御基板25には、A/Dコンバータ5、第1のバッファメモリ6、第2のバッファメモリ7、表示メモリ8、ビデオ信号発生器9、表示装置情報読出し器10、CPU11、ROM12などの主要制御回路部品が搭載されている。さらに、駆動系上側保持部材26、分離パッド27、複数のピンチローラ28,29、駆動系下側保持部材30が設けられている。
【0030】
給紙ローラ21と分離ローラ20は、原稿トレイ18上に積載されている原稿束17から1枚ずつ原稿読取部まで給送するための給送手段として機能する駆動ローラであり、メインローラ22と排紙ローラ23は原稿トレイ18から給送された原稿16をリニアイメージセンサに対して副走査方向に移動させるための副走査手段として機能する駆動ローラである。この給送手段、副走査手段は、1つのモータの回転方向の切替え機構とばねクラッチとを組み合わせた1つの動力源で、それぞれ独立して駆動可能なように構成されている。
【0031】
次に、本原稿撮像装置の動作について図3および図4を参照しながら説明する。図3および図4は図1の原稿撮像装置の処理手順を示すフローチャートである。この図3および図4に示す手順は、CPU11がROM12のプログラムに従って実行するものである。
【0032】
原稿撮像装置1が起動されると、図3に示すように、まずステップS1において、第1のバッファメモリ6をクリアし、続くステップS2で、第2のバッファメモリ7をクリアする。そして、ステップS3において、第2のバッファメモリ7に蓄積されている原稿情報の数をカウントする再表示カウンタを0に初期化する。次いで、ステップS4において、第2のバッファメモリ7に蓄積されている複数のページデータのうち、どのページデータを表示メモリ8に転送しているかを表す変数を示す再表示ポインタを0に初期化する。例えば、再表示ポインタの値が0であるときには、この値は最後に読み込まれたページデータであることを示し、値が1増す毎に順により古いページデータであることを示す。続くステップS5では、表示メモリ8を初期化する。この表示メモリ8の初期化では、全面黒や全面白のデータではなく、本装置1と表示装置15との接続および本装置1の作動を確認することができ、画面の大きさや画質などを調整可能なデータをROM12から読み出し、そのデータで初期化する。または、CPU11の演算によって表示メモリ8のデータを初期化する。そして、ステップS6において、原稿排出処理を行う。
【0033】
次いで、図4に示すように、ステップS7〜ステップS11において、動作指定用スイッチ14により新規表示、回転表示、鏡像反転表示、再表示、サムネイル表示のいずれかが指示されたか否かを判定する。ここで、上記のいずれもが指示されていないときには、ステップS12において、原稿セット検知器19の出力に基づき原稿トレイ18上に原稿があるか否かを判定する。原稿トレイ18上に原稿がないと、上記ステップS7に戻り、原稿トレイ18上の原稿があると、ステップS13において、第1のバッファメモリ6に空きがあるか否かを判定する。第1のバッファメモリ6に空きがないと、上記ステップS7に戻り、第1のバッファメモリ6に空きがあると、ステップS14において、原稿の読み込みを行う。この原稿読み込み処理の詳細については後述する。そして、上記ステップS7に戻る。
【0034】
上記ステップS7で新規表示が指示されたときには、ステップS7'において、新規表示を行い、上記ステップS7に戻る。上記ステップS8で回転表示が指示されたときには、ステップS8'において、回転表示を行い、上記ステップS7に戻る。上記ステップS9で鏡像反転表示が指示されたときには、ステップS9'において、鏡像反転表示を行い、上記ステップS7に戻る。上記ステップS10で再表示が指示されたときには、ステップS10'において、再表示を行い、上記ステップS7に戻る。上記ステップS11でサムネイル表示が指示されたときには、ステップS11'において、サムネイル表示を行い、上記ステップS7に戻る。上記新規表示、回転表示、鏡像反転表示、再表示、サムネイル表示の各処理の詳細については後述する。
【0035】
本実施形態では、上記処理により、原稿トレイ18上に蓄積されている原稿束17が原稿セット検知器19によって検出されると(ステップS12)、第1のバッファメモリ6に空きがあるか否か(ステップS13)に応じて、直ちに原稿の読み取りを開始するが、これに代えて、例えば、新規表示が指示されると、原稿トレイ18上に蓄積されている原稿の連続読み取りを開始するように構成してもよい。
【0036】
次に、上記ステップS14の原稿読み込みについて図5を参照しながら説明する。図5は図4のステップS14の原稿読み込みの手順を示すフローチャートである。
【0037】
原稿読み込みでは、図5に示すように、まずステップS21において、リニアイメージセンサ2に内蔵されているR,G,Bの各光源を点灯する。ここでは、1ライン分の読み取り中に、R,G,Bの各光源を切り換えながら点灯する。そして、ステップS22において、モータを回転させて給紙ローラ21および分離ローラ20を駆動する。これにより、原稿トレイ18上に蓄積されている原稿束17から1枚の原稿16が給送される。
【0038】
次いで、ステップS23において、原稿位置検出器3により原稿16が検出されるのを待つ。原稿位置検出器3により原稿16が検出されると、ステップS24において、原稿16を検出したタイミングを基準にして原稿16を副走査用メインローラ22に達するまで給送し続け、続くステップS25で、原稿16がメインローラ22に到達したタイミングでモータの回転方向を副走査方向へ切り替える。すなわち、給紙ローラ21および分離ローラ20の駆動が停止され、副走査用メインローラ22および排紙ローラ23の駆動が開始される。そして、ステップS26において、原稿16の副走査方向への搬送を続行する。
【0039】
次いで、ステップS27において、原稿16が原稿読み取り可能位置(白色板24上の位置)に到達したタイミングで、リニアイメージセンサ2からA/Dコンバータ5を介して第1のバッファメモリ6へのデータ転送を開始し、続くステップS28で、原稿1枚分のデータの転送が終了するのを待つ。そして、原稿1枚分のデータの転送が終了すると、ステップS29で、上記データ転送を終了する。
【0040】
次いで、ステップS30において、リニアイメージセンサ2のR,G,Bの光源を消灯し、続くステップS31で、原稿排出処理を行い、モータを停止する。そして、ステップS32で、読み取った画像データがモノクロであるか否かの判定を行う。ここで、読み取った画像データがモノクロであるときには、ステップS34において、この画像データに対し、モノクロフラグをセットし、次のステップへ進む。これに対し、読み取った画像データがモノクロでないときには、上記ステップS34をスキップして、次のステップへ進む。
【0041】
次に、上記原稿読み込みにおける読み取り動作を詳述する。
【0042】
原稿16が白色板24上の読み取り可能位置に達した場合、各光源から発せられたR,G,Bの原色光は、原稿16の画像情報に応じて、非透過原稿の場合には原稿16の表面で、透過原稿の場合には原稿16の表面及び白色板24の板面で反射し、その反射光がR,G,Bのデータとしてリニアイメージセンサ2で読み取られる。CPU11は、原稿16の後端が原稿位置検出器3を通過したタイミングから換算して原稿16が白色板24上の読み取り可能位置から外れるタイミングを検知し、原稿16の読み取りが終了したことを認知する。リニアイメージセンサ2で読み取られた原稿16のR,G,Bの画像情報は、A/Dコンバータ5でデジタルデータに変換され、必要に応じて階調変換、エッジ強調などの画像処理が施された後に、第1のバッファメモリ6に格納される。
【0043】
次に、上記ステップS31の原稿排出について図6を参照しながら説明する。図6は図5のステップS31の原稿排出の処理手順を示すフローチャートである。
【0044】
原稿排出では、図6に示すように、まずステップS51において、モータを副走査方向に回転し、副走査用メインローラ22および排紙ローラ23を駆動する。そして、ステップS52において、原稿位置検出器3の出力に基づき原稿16が原稿位置検出器3を通過するまで待つ。原稿16が原稿位置検出器3を通過すると、ステップS53において、原稿16が確実に排紙ローラ23から外れるまでモータを駆動する。ここでは、原稿16の後端が原稿位置検出器3を通過するタイミングから換算してその後端が排紙ローラ23から外れるまでの距離分原稿16を搬送することになる。そして、ステップS54において、原稿16が確実に排紙ローラ23から外れたタイミングでモータを停止する。
【0045】
次に、上記ステップS7'(図4)の新規表示について図7を参照しながら説明する。図7は図4のステップS7'の新規表示の処理手順を示すフローチャートである。
【0046】
新規表示では、図7に示すように、まずステップS41において、第1のバッファメモリ6にデータが格納されているか否かを判定し、第1のバッファメモリ6にデータがあるときには、ステップS44において、第1のバッファメモリ6内のデータを第2のバッファメモリ7にセットする。これに対し、第1のバッファメモリ6にデータがないときには、ステップS42において、原稿トレイ18上に原稿があるか否かを判定する。ここで、原稿トレイ18上に原稿があると、ステップS43において、原稿読み込みを行う。この原稿読み込みにより第1のバッファメモリ6には、新たなデータが格納されることになる。そして、ステップS44において、上記原稿読み込みにより新たに第1のバッファメモリ6内に格納されたデータを第2のバッファメモリ7にセットする。
【0047】
上記ステップS42で原稿トレイ18上に原稿がないと判定された場合、新規原稿表示の指示を無視する。
【0048】
次に、上記ステップS44の第2のバッファメモリ7へのデータセットについて図8を参照しながら説明する。図8は図7のステップS44の第2のバッファメモリ7へのデータセットの処理手順を示すフローチャートである。
【0049】
第2のバッファメモリ7へのデータセットでは、図8に示すように、まずステップS61において、第2のバッファメモリ7に空き容量がないか否かを判定し、空き容量がない(メモリフル)場合には、ステップS68において、第2のバッファメモリ7内の最も古いデータを第2のバッファメモリ7から削除し、続くステップS69において、上記再表示カウンタをデクリメントする。そして、上記ステップS61に戻る。これは、第2のバッファメモリ7内のデータが圧縮されているため、1枚分のデータを削除しても別の1枚分のデータを格納できるか不明であるためである。
【0050】
上記ステップS61で第2のバッファメモリ7に空き容量があると判定されると、ステップS62において、上記再表示ポインタに0をセットし、続くステップS63で、回転カウンタに0をセットする。回転カウンタの値は表示メモリ8内の画像が第2のバッファメモリ7内の元データに対して何度回転しているかを示すものである。ここでは、回転カウンタの値がnであるとき、その値は、π/2(90°)×nの角度分回転していることを示し、nは0から3の整数値をとる。従って、回転カウンタに0がセットされた場合は、表示メモリ8内の画像データが第2のバッファメモリ7内の最も新しいデータとなり、回転が行われておらず元データと同じ向きであることを示すことになる。
【0051】
次いで、ステップS64において、第1のバッファメモリ6内の最も古いデータに対して、必要に応じて解像度変換、階調変換、エッジ強調などの画像処理を施し、この画像処理後のデータを表示メモリ8に転送する。このとき、出力モードがモノクロモードに設定されているすなわちモノクロフラグがセットされている場合には、上記データをグレースケールデータに変換して表示メモリ8に転送する。また、グレースケールデータは、R,G,B単色のデータを用いたものでもよいが、輝度データを計算して得られたものでもよい。ここで、第2のバッファメモリ7ではなく第1のバッファメモリ6のデータを表示メモリ8に転送することは、余分なデータの伸長処理を防ぐためである。
【0052】
次いで、ステップS65において、第1のバッファメモリ6内の最も古いデータを圧縮して第2のバッファメモリ7の空き領域に転送し、続くステップS66で、上記再表示カウンタをインクリメントする。そして、ステップS67において、第1のバッファメモリ6内の最も古いデータを第1のバッファメモリ6から削除する。
【0053】
表示メモリ8に転送されたデータはビデオ信号発生器9でビデオ信号に変換され、このビデオ信号は、逐次、表示装置15に出力されて表示される。ここで、ビデオ信号発生器9が発生するビデオ信号はパーソナルコンピュータなどで使用されるアナログRGB信号であるが、これに代えて、表示装置15に直接接続することができ、表示装置15にリアルタイムで表示メモリ8のデータの変更を通知し表示内容に反映可能な信号を用いてもよい。このような信号としては、例えば、DFP(Digital Flat Panel Standard )やIEEE1394で規定されているようなデジタル信号がある。
【0054】
本実施形態では、図4に示したように、表示装置15に表示されている画像に対して、回転表示、鏡像反転表示、再表示などの画像操作を行うことが可能である。まず、画像操作の一つである回転表示について図9を参照しながら説明する。図9は図4のステップS8'の回転表示の処理手順を示すフローチャートである。
【0055】
回転表示では、図9に示すように、まずステップS71において、再表示カウンタの値が0であるか否かを判定する。ここで、再表示カウンタの値が0である場合、この値が、第2のバッファメモリ7にデータがなく、原稿読み取りデータの表示がまだ行われていないことを示しているので、回転表示の指示を無視する。再表示カウンタの値が0でない場合には、ステップS72において、回転カウンタをインクリメントした後にモジュロ4(MOD4)の演算を行い、今回回転すべき角度の回転カウンタの値を求める。このモジュロ演算を行うことにより、2π(360°)の指示を0(0°)の指示に戻すことができる。続いて、ステップS73において、第2のバッファメモリ7に格納されているデータのうち、再表示ポインタで示すデータの伸長を行う。
【0056】
次いで、ステップS75において、回転カウンタの値が0であるか否かを判定し、回転カウンタの値が0であるときには、ステップS80において、上記伸長されたデータを表示メモリ8へ転送する。
【0057】
これに対し、回転カウンタの値が0でないときには、ステップS76において、回転カウンタの値を判別する。ここで、回転カウンタの値が1であるときには、ステップS77において、表示装置15に表示されている画像をπ/2(90°)回転するように上記伸長されたデータに対して回転処理を施す。回転カウンタの値が2であるときには、ステップS78において、表示装置15に表示されている画像をπ(180°)回転するように上記伸長されたデータに対して回転処理を施す。回転カウンタの値が3であるときには、ステップS79において、表示装置15に表示されている画像を3π/2(270°)回転するように上記伸長されたデータに対して回転処理を施す。また、上記ステップS77,S78,S79では、上記データに対し、必要に応じて解像度変換、階調変換、エッジ強調などの画像処理を施す。そして、ステップS80において、上記ステップS77,S78,S79のいずれかで回転処理されたデータを表示メモリ8へ転送する。
【0058】
次に、上記ステップS9'の鏡像反転表示について図10を参照しながら説明する。図10は図4のステップS9'の鏡像反転表示の処理手順を示すフローチャートである。
【0059】
鏡像反転表示では、図10に示すように、まずステップS91において、再表示カウンタの値が0であるか否かを判定する。ここで、再表示カウンタの値が0である場合には、この値が、第2のバッファメモリ7にデータがなく、原稿読み取りデータの表示がまだ行われていないことを示すので、鏡像反転表示の指示を無視する。
【0060】
これに対し、上記ステップS91で再表示カウンタの値が0でないと判定された場合、ステップS92において、第2のバッファメモリ7から再表示ポインタで示すデータを読み出し、続くステップS93で、読み出したデータの伸長を行う。そして、ステップS94において、上記伸長されたデータを鏡像反転変換し、また必要に応じて解像度変換、階調変換、エッジ強調などの画像処理を行う。次いで、ステップS95において、鏡像反転変換されたデータを表示メモリ8に転送する。
【0061】
次に、上記ステップS10'の再表示について図11を参照しながら説明する。図11は図4のステップS10'の再表示の処理手順を示すフローチャートである。
【0062】
再表示では、図11に示すように、まずステップS81において、再表示カウンタの値が1以下であるか否かを判定する。ここで、再表示カウンタの値が1以下である場合には、この値が、第2のバッファメモリ7にデータがないか、または、1枚しかなく、原稿読み取りデータの表示がまだ行われていないか、もしくは、現在、表示メモリ8に転送されて表示中のデータのみが第2のバッファメモリ7に格納されている状態であることを示すので、再表示の指示を無視する。
【0063】
これに対し、再表示カウンタの値が1以下でないすなわち2以上である場合には、ステップS82において、再表示ポインタをインクリメントした後、再表示カウンタの値でモジュロ演算を行い、今回表示すべき第2のバッファメモリ7内のテータに対する回転カウンタの値を求める。このモジュロ演算を行うことにより、最も古いデータの次の再表示の順番を最も新しいデータとすることができる。
【0064】
次いで、ステップS83において、回転カウンタの値を0にし、続くステップS84で、第2のバッファメモリから、再表示ポインタで示すデータを読み出す。そして、ステップS85において、読み出したデータの伸長を行う。また、必要に応じて解像度変換、階調変換・エッジ強調などの画像処理が行われる。次いで、ステップS86において、上記伸長されたデータを表示メモリ8に転送する。
【0065】
次に、上記ステップS11'でのサムネイル表示について図12を参照しながら説明する。図12は図4のステップS11'でのサムネイル表示の処理手順を示すフローチャートである。
【0066】
上記ステップS11'では、図12に示すように、再表示カウンタの値が0であるか否かを判定する。ここで、再表示カウンタの値が0である場合には、第2のバッファメモリ7にデータがなく、原稿読み取りデータの表示がまだ行われていないので、サムネイル表示の指示を無視する。
【0067】
これに対し、再表示カウンタの値が0でないときには、ステップS112において、第2のバッファメモリ7に格納されている全ページのデータを読み出し、続くステップS113で、読み出された全てのデータの伸長を行い、また必要に応じて解像度変換、階調変換、エッジ強調などの画像処理を行う。そして、ステップS114において、上記伸長された全てのデータを表示メモリ8に転送し、サムネイル画面を表示する。
【0068】
次いで、ステップS115〜ステップS120において、動作方法指定用スイッチ14によりページ選択、回転表示、鏡像反転表示、モノクロ/カラー切替、画像順の変更、選択画像削除、選択画像の通常表示のいずれかが指示されたか否かを判定する。ここで、上記ページ選択、回転表示、鏡像反転表示、モノクロ/カラー切替、画像順の変更、選択画像削除、選択画像の通常表示のいずれも指示されていないときには、上記ステップS115に戻り、再度、上記いずれかの指示を待つ。
【0069】
上記ステップS115でページ選択が指示されたと判定された場合、ステップS115'において、ページ選択を行い、上記ステップS115に戻る。上記ステップS116で回転操作が指示されたと判定された場合、ステップS116'において、回転操作を行い、上記ステップS115に戻る。上記ステップS117で鏡像反転表示が指示されたと判定された場合、ステップS117'において、鏡像反転操作を行い、上記ステップS115に戻る。上記ステップS118でモノクロ/カラー切替が指示されたと判定された場合、ステップS118'において、モノクロ/カラー切替を行い、上記ステップS115に戻る。上記ステップS119で画像順の変更が指示されたと判定された場合、ステップS119'において、画像順の変更を行い、上記ステップS115に戻る。上記ステップS120で選択画像削除が指示されたと判定された場合、ステップS120'において、選択画像削除を行い、上記ステップS115に戻る。上記ステップS121で選択画像の通常表示が指示されたと判定された場合、所定のステップ(図示せず)で、選択されたサムネイル画像に対応する画像を通常サイズで表示する。
【0070】
次に、上記ステップS116'の回転操作について図13を参照しながら説明する。図13は図12のステップS116'の回転操作の手順を示すフローチャートである。
【0071】
回転操作では、図13に示すように、まずステップS130において、回転カウンタをインクリメントした後に、モジュロ4(MOD4)の演算を行い、今回回転すべき角度の回転カウンタの値を求める。続くステップS131では、第2のバッファメモリ7から選択されたページのデータを読み出す。そして、ステップS132において、読み出されたデータの伸長を行う。
【0072】
次いで、ステップS133において、回転カウンタの値が0であるか否かを判定する。ここで、回転カウンタの値が0であるときには、ステップS138において、第2のバッファメモリ7内のページデータの更新を行い、続くステップS139において、更新されたページデータを表示メモリ8に転送し、サムネイル画像の表示の更新を行う。
【0073】
これに対し、回転カウンタの値が0でないときには、ステップS134において、回転カウンタの値を判別する。ここで、回転カウンタの値が1であるときには、ステップS135において、上記伸長されたデータをπ/2(90°)回転する回転処理を行う。回転カウンタの値が2であるときには、ステップS136において、上記伸長されたデータをπ(180°)回転する回転処理を行う。回転カウンタの値が3であるときには、ステップS137において、上記伸長されたデータを3π/2(270°)回転する回転処理を行う。そして、ステップS138において、第2のバッファメモリ7内の対応するデータを上記ステップS135,S136,S137のいずれかで回転されたデータに更新し、続くステップS139で、更新後のデータを表示メモリ8に転送し、サムネイル画像の表示の更新を行う。
【0074】
このように、回転操作されたデータへの更新を行うことにより、サムネイル表示画面上で操作されたサムネイル画像に対する回転の情報が、対応する画像データを通常サイズで再表示する際に継承されることになる。その結果、読み取り時の原稿の向きに関わらず、読み取った原稿のデータを、適正な向きに修正された状態で表示することができる。
【0075】
次に、上記ステップS117'の鏡像反転操作について図14を参照しながら説明する。図14は図12のステップS117'の鏡像反転操作の処理手順を示すフローチャートである。
【0076】
サムネイル表示中の鏡像反転操作では、図14に示すように、まずステップS141において、第2のバッファメモリからページ選択により選択されたページのデータを読み出し、続くステップS142で、読み出されたデータの伸長を行う。そして、ステップS143で、上記伸長されたデータに対する鏡像反転変換を行う。次いで、ステップS144において、上記データの更新を行い、続くステップS145で、鏡像反転されたデータを表示メモリ8に転送し、表示の更新を行う。
【0077】
このように、鏡像反転されたサムネイル画像に対応するデータが鏡像反転後のデータに更新されるので、このサムネイル画像に対応する画像データを通常サイズで再表示する際には、この画像データを鏡像反転された状態で表示することができる。
【0078】
上記ステップS118'のモノクロ/カラー切替について図15を参照しながら説明する。図15は図12のステップS118'のモノクロ/カラー切替の処理手順を示すフローチャートである。
【0079】
サムネイル表示中のモノクロ/カラー切替では、図15に示すように、まずステップS151において、第2のバッファメモリ7からページ選択により選択されたページのデータを読み出し、続くステップS152で、この読み出したデータの伸長を行う。
【0080】
次いで、ステップS153において、読み出されたデータがカラー画像データであるか否かを判定する。ここで、読み出されたデータがカラー画像データであるときには、ステップS154において、グレースケール変換を行い、読み出されたデータをモノクロ画像データに変換する。これに対し、読み出されたデータがモノクロ画像データであるときには、ステップS155において、カラー画像への変換を行い、読み出されたデータをカラー画像データに変換する。
【0081】
次いで、ステップS156において、第2のバッファメモリ7の対応するデータを、上記ステップS154でモノクロ画像に変換されたデータまたはステップS155でカラー画像に変換されたデータに更新し、続くステップS157において、上記モノクロまたはカラー画像に変換されたデータを表示メモリ8へ転送し、表示の更新を行う。
【0082】
このように、モノクロ/カラー切替が行われたサムネイル画像に対応するデータをモノクロ/カラー切替後のデータに更新することにより、このサムネイル画像に対応する画像データを通常サイズで再表示する際に、この画像データをモノクロまたはカラーに切り替えられた状態で表示することができる。すなわち、サムネイル表示画面上で行われたサムネイル画像のモノクロ/カラー切替操作が、このサムネイル画像に対応する画像データの通常サイズでの再表示に継承されることになる。
【0083】
次に、上記ステップS119'の画像順の変更について図16を参照しながら説明する。図16は図12のステップS119'の画像順の変更の処理手順を示すフローチャートである。
【0084】
画像順の変更では、図16に示すように、まずステップS161において、第2のバッファメモリ7内のページ選択により選択されたページのデータに対するページ番号をMとし、続くステップS162において、選択されたデータの修正後におけるページ番号をnとする。そして、ステップS163において、上記ページ番号nとページ番号Mとが、n<Mの関係を満足するか否かを判定する。ここで、n<Mの関係式を満足する場合、ステップS164において、n+1からM−1までのページ番号のデータに対し、それぞれのページ番号をインクリメントし、続くステップS166で、上記選択されたページデータのページ番号をn+1に更新する。そして、ステップS168に進む。これに対し、n<Mの関係式を満足しない場合、ステップS165において、M+1からnまでのページ番号のデータに対し、それぞれのページ番号をデクリメントし、続くステップS167で、上記選択されたページデータのページ番号をnに更新する。そして、ステップS168に進む。
【0085】
ステップS168では、ページデータの更新を行い、続くステップS169で、上記選択されたページデータの伸長を行う。そして、ステップS170において、伸長されたデータを表示メモリ8に転送し、表示の更新を行う。
【0086】
画像順の変更が行われたサムネイル画像に対応するデータを画像順の変更後のページ番号のデータに更新することにより、このサムネイル画像に対応する画像データを通常サイズで再表示する際に、この画像データを変更された順番で表示することができる。すなわち、原稿の読み取り後でも、所望の順番に原稿を並び替えることを容易にすることができる。
【0087】
次に、上記ステップS120'の選択画像削除について図17を参照しながら説明する。図17は図12のステップS120'の選択画像削除の処理手順を示すフローチャートである。
【0088】
サムネイル表示中の選択画像削除では、図17に示すように、まずステップS171において、第2のバッファメモリ7内のページ選択により選択されたページデータのページ番号をnとし、続くステップS172において、ページ番号nのページデータを削除する。そして、ステップS173において、ページ番号n+1以降のページデータのページ番号をデクリメントし、ページ番号を前に詰める。
【0089】
次いで、ステップS174において、選択されたページデータの削除に伴いページデータの更新を行い、続くステップS175で、データの伸長を行う。そして、ステップS176において、伸長されたデータを表示メモリ8に転送し、表示の更新を行う。
【0090】
このように、サムネイル表示中に選択したサムネイル画像を削除することによって、このサムネイル画像に対応するデータを削除することができる。よって、原稿の読み取り後でも、不要な原稿のデータを容易に削除することができる。
【0091】
次に、サムネイル表示中における回転操作を具体的に図18を参照しながら説明する。図18は図13の回転操作による操作例を示す図である。
【0092】
例えば、図18に示すように、サムネイル表示画面46上で、サムネイル画像51が選択されたとする。ここで、この選択されたサムネイル画像51に対してπ/2(90°)の回転表示が指示されると、選択されたサムネイル画像のデータが第2のバッファメモリ7から読み出され、伸長される。そして、この伸長されたデータがπ/2(90°)回転される。この回転されたデータは、第2のバッファメモリ7内の対応するデータと置き換えられ、また、π/2(90°)回転されたサムネイル画像51を含むサムネイル表示画面56への更新が行われる。そして、この回転操作後のサムネイル画像に対応するデータを通常サイズで表示する際には、画面57に通常サイズの画像58が表示される。
【0093】
このように、本実施の形態では、読み取った画像データに対する編集作業を容易に行うことができる。例えば、本実施形態の原稿撮像装置1をプレゼンテーションにおいて使用する場合、原稿の向きやOHPの裏表など、資料の体裁を気にすることなく、資料を一度に読み取った後、サムネイル表示を利用すれば、読み取った資料全体を見ながらユーザの意図に応じた資料の状態に容易にかつすばやく変更することが可能である。その結果、プレゼンテーション中に資料の向きを変えるなどの必要もなくスムーズな進行が可能となる。さらに資料を製作する場合においても、その内容に合った紙の向きで作成することができるので、より柔軟で効果的なプレゼンテーションを行うことができる。
【0094】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることはいうまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることはいうまでもない。
【0095】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることはいうまでもない。
【0096】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、読み取った画像データまたは撮像した画像データに対してその順番を変更する編集作業を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る原稿撮像装置の内部構成を示すブロック図である。
【図2】図1の原稿撮像装置の機械的構成を示す縦断面図である。
【図3】図1の原稿撮像装置の処理手順を示すフローチャートである。
【図4】図1の原稿撮像装置の処理手順を示すフローチャートである。
【図5】図4のステップS14の原稿読み込みの手順を示すフローチャートである。
【図6】図5のステップS31の原稿排出の処理手順を示すフローチャートである。
【図7】図4のステップS7'の新規表示の処理手順を示すフローチャートである。
【図8】図7のステップS44の第2のバッファメモリ7へのデータセットの処理手順を示すフローチャートである。
【図9】図4のステップS8'の回転表示の処理手順を示すフローチャートである。
【図10】図4のステップS9'の鏡像反転表示の処理手順を示すフローチャートである。
【図11】図4のステップS10'の再表示の処理手順を示すフローチャートである。
【図12】図4のステップS11'でのサムネイル表示の処理手順を示すフローチャートである。
【図13】図12のステップS116'の回転操作の手順を示すフローチャートである。
【図14】図12のステップS117'の鏡像反転操作の処理手順を示すフローチャートである。
【図15】図12のステップS118'のモノクロ/カラー切替の処理手順を示すフローチャートである。
【図16】図12のステップS119'の画像順の変更の処理手順を示すフローチャートである。
【図17】図12のステップS120'の選択画像削除の処理手順を示すフローチャートである。
【図18】図13の回転操作による操作例を示す図である。
【図19】従来の書画カメラの外観図である。
【図20】従来のリニアイメージセンサを用いた原稿撮像装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 原稿撮像装置
2 リニアイメージセンサ
3 原稿位置検出器
4 原稿駆動機構
6 第1のバッファメモリ
7 第2のバッファメモリ
8 表示メモリ
9 ビデオ信号発生器
11 CPU
12 ROM
14 動作指定用スイッチ
15 表示装置
16 原稿

Claims (5)

  1. 複数枚の原稿をそれぞれ連続して読み取る読み取り手段、バッファメモリを含み前記読み取り手段によって得られた複数の画像データを蓄積する画像データ蓄積手段、前記読み取り手段で読み取った画像の表示や編集を指示するための操作指示手段および前記バッファメモリに蓄積されている各画像データをそれぞれ表示するための表示装置を接続するための接続手段を備える原稿撮像装置であって、
    前記読み取り手段によって得られた複数の画像データを前記画像データ蓄積手段に蓄積しながら別途接続された前記表示装置に表示させ、かつ前記バッファメモリに蓄積されている各画像データのそれぞれに対応するサムネイル画像をページ番号の順番に並べて、前記接続手段を介して別途接続された前記表示装置に一覧表示させるサムネイル画像表示手段と、
    前記表示装置に一覧表示されているサムネイル画像の並び順を変更する操作指示が前記操作指示手段により指示されると、該一覧表示されているサムネイル画像の並び順を前記指示に応じた並び順に変更する並び順変更手段と、
    前記表示装置に一覧表示されているサムネイル画像の1つを選択して回転させる操作指示が前記操作指示手段により指示されると、選択されたサムネイル画像をその操作指示により回転する回転手段と、
    前記バッファメモリ内の前記画像データのそれぞれのページ番号が、前記並び順が変更された後の一覧表示されているサムネイル画像の並び順に一致するように、対応する画像データのページ番号を変更させ、かつ選択され回転されたサムネイル画像の回転に一致するように、同じページ番号のまま対応する画像データを回転させるために、前記操作指示手段により前記サムネイル画像表示手段、前記並び順変更手段及び前記回転手段とを制御する制御手段とを有し、
    前記制御手段は、前記並び順の変更が行われたサムネイル画像に対応する画像データの並び順変更前のページ番号と並び順変更後のページ番号との大小関係に応じて、前記並び順の変更が行われたサムネイル画像に対応する画像データの並び順変更前のページ番号と並び順変更後のページ番号との間に存在するページ番号を有する画像データのページ番号を増減させること、及び選択され回転されたサムネイル画像に対応する画像データを回転させることを特徴とする原稿撮像装置。
  2. 複数枚の原稿をそれぞれ連続して読み取る読み取り手段、バッファメモリを含み前記読み取り手段によって得られた複数の画像データを蓄積する画像データ蓄積手段、前記読み取り手段で読み取った画像の表示や編集を指示するための操作指示手段および前記バッファメモリに蓄積されている各画像データをそれぞれ表示するための表示装置を接続するための接続手段を備える原稿撮像装置の画像操作方法であって、
    前記読み取り手段によって得られた複数の画像データを前記画像データ蓄積手段に蓄積しながら別途接続された前記表示装置に表示させ、かつ前記バッファメモリに蓄積されている各画像データのそれぞれに対応するサムネイル画像をページ番号の順番に並べて、前記接続手段を介して別途接続された前記表示装置に一覧表示させるサムネイル画像表示工程と、
    前記表示装置に一覧表示されているサムネイル画像の並び順を変更する操作指示が前記操作指示手段により指示されると、該一覧表示されているサムネイル画像の並び順を前記指示に応じた並び順に変更する並び順変更工程と、
    前記表示装置に一覧表示されているサムネイル画像の1つを選択して回転させる操作指示が前記操作指示手段により指示されると、選択されたサムネイル画像をその操作指示により回転する回転工程と、
    前記バッファメモリ内の前記画像データのそれぞれのページ番号が、前記並び順が変更された後の一覧表示されているサムネイル画像の並び順に一致するように、対応する画像データのページ番号を変更させ、かつ選択され回転されたサムネイル画像の回転に一致するように、同じページ番号のまま対応する画像データを回転させるために、前記操作指示手段により前記サムネイル画像表示工程、前記並び順変更工程、及び前記回転工程を実行するよう制御する制御工程とを有し、
    前記制御工程では、前記並び順の変更が行われたサムネイル画像に対応する画像データの並び順変更前のページ番号と並び順変更後のページ番号との大小関係に応じて、前記並び順の変更が行われたサムネイル画像に対応する画像データの並び順変更前のページ番号と並び順変更後のページ番号との間に存在するページ番号を有する画像データのページ番号を増減させること、及び選択され回転されたサムネイル画像に対応する画像データを回転させることを特徴とする画像操作方法。
  3. 複数枚の原稿をそれぞれ連続して読み取る読み取り手段、バッファメモリを含み前記読み取り手段によって得られた複数の画像データを蓄積する画像データ蓄積手段、前記読み取り手段で読み取った画像の表示や編集を指示するための操作指示手段および前記バッファメモリに蓄積されている各画像データをそれぞれ表示するための表示装置を接続するための接続手段を備える原稿撮像装置上でコンピュータにより実行されるプログラムであって、
    前記読み取り手段によって得られた複数の画像データを前記画像データ蓄積手段に蓄積しながら別途接続された前記表示装置に表示させ、かつ前記バッファメモリに蓄積されている各画像データのそれぞれに対応するサムネイル画像をページ番号の順番に並べて、前記接続手段を介して別途接続された前記表示装置に一覧表示させるサムネイル画像表示ステップと、
    前記表示装置に一覧表示されているサムネイル画像の並び順を変更する操作指示が前記操作指示手段により指示されると、該一覧表示されているサムネイル画像の並び順を前記指示に応じた並び順に変更する並び順変更ステップと、
    前記表示装置に一覧表示されているサムネイル画像の1つを選択して回転させる操作指示が前記操作指示手段により指示されると、選択されたサムネイル画像をその操作指示により回転する回転ステップと、
    前記バッファメモリ内の前記画像データのそれぞれのページ番号が、前記並び順が変更された後の一覧表示されているサムネイル画像の並び順に一致するように、対応する画像データのページ番号を変更させ、かつ選択され回転されたサムネイル画像の回転に一致するように、同じページ番号のまま対応する画像データを回転させるために、前記操作指示手段により前記サムネイル画像表示ステップ、前記並び順変更ステップ、及び前記回転ステップを実行するよう制御する制御ステップと
    をコンピュータに実行させ、
    前記制御ステップでは、前記並び順の変更が行われたサムネイル画像に対応する画像データの並び順変更前のページ番号と並び順変更後のページ番号との大小関係に応じて、前記並び順の変更が行われたサムネイル画像に対応する画像データの並び順変更前のページ番号と並び順変更後のページ番号との間に存在するページ番号を有する画像データのページ番号を増減させること、及び選択され回転されたサムネイル画像に対応する画像データを回転させることを特徴とするプログラム。
  4. 請求項3記載のプログラムをコンピュータにより読み取り可能に格納したことを特徴とする記憶媒体。
  5. 画像読取手段からのページ単位の複数の画像データを蓄積する画像データ蓄積手段と、表示装置を接続する接続手段と、操作指示手段とを備える画像処理装置にて、前記画像データ蓄積手段に蓄積されている各画像データをそれぞれ表示するための、コンピュータにより実行されるプログラムであって、
    前記画像読取手段からの複数の画像データを前記画像データ蓄積手段に蓄積しながら別途接続された前記表示装置に表示させ、かつ前記画像データ蓄積手段に蓄積されている各画像データのそれぞれに対応するサムネイル画像をページ番号の順番に並べて、前記接続手段を介して別途接続された前記表示装置に一覧表示させるサムネイル画像表示ステップと、
    前記表示装置に一覧表示されているサムネイル画像の1つを選択して回転させる操作指示が前記操作指示手段により指示されると、選択されたサムネイル画像をその操作指示に応じて回転させる方向変更ステップと、
    前記表示装置に一覧表示されているサムネイル画像の並び順を変更する操作指示が前記操作指示手段により指示されると、該一覧表示されているサムネイル画像の並び順を前記操作指示に応じた並び順に変更する並び順変更ステップと、
    前記表示装置に一覧表示されているサムネイル画像の方向変更と並び順変更と削除に応じて、画像データの回転処理と並び順変更処理と削除処理をする処理ステップと、
    前記画像データ蓄積手段内の画像データのそれぞれのページ番号が、前記並び順が変更された後の一覧表示されているサムネイル画像の並び順に一致するように、対応する画像データのページ番号を変更させ、かつ選択され回転されたサムネイル画像の回転に一致するように、同じページ番号のまま対応する画像データを回転させるために、前記操作指示手段により前記サムネイル画像表示ステップ、前記並び順変更ステップ、及び前記方向変更ステップを実行するよう制御する制御ステップと
    をコンピュータに実行させ、
    前記制御ステップでは、前記並び順の変更が行われたサムネイル画像に対応する画像データの並び順変更前のページ番号と並び順変更後のページ番号との大小関係に応じて、前記並び順の変更が行われたサムネイル画像に対応する画像データの並び順変更前のページ番号と並び順変更後のページ番号との間に存在するページ番号を有する画像データのページ番号を増減させること、及び選択され回転されたサムネイル画像に対応する画像データを回転させることを特徴とするプログラム。
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