JP2014145904A - 画像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】スキャンされる原稿の位置や向きやレイアウトが変化しても、表示画像の位置や向きやサイズを一定に維持する。
【解決手段】画像表示装置100は、原稿を読み取る読取装置103により生成された画像データを表示する。該画像表示装置は、複数の画像データのうち表示する画像データを順次切り替える画像送り手段105と、該複数の画像データのうち、所定の表示状態とは異なる表示状態で表示された第1の画像データを該所定の表示状態で表示させるために使用者が行った操作の情報を記憶する記憶手段106と、該複数の画像データのうち、画像送り手段によって第1の画像データより後に表示する第2の画像データに対して、該操作の情報に応じた表示処理を行う処理手段105とを有する。
【選択図】図1
【解決手段】画像表示装置100は、原稿を読み取る読取装置103により生成された画像データを表示する。該画像表示装置は、複数の画像データのうち表示する画像データを順次切り替える画像送り手段105と、該複数の画像データのうち、所定の表示状態とは異なる表示状態で表示された第1の画像データを該所定の表示状態で表示させるために使用者が行った操作の情報を記憶する記憶手段106と、該複数の画像データのうち、画像送り手段によって第1の画像データより後に表示する第2の画像データに対して、該操作の情報に応じた表示処理を行う処理手段105とを有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、スキャナや複写機により読み込んだ画像を通信により受け取って、ディスプレイに表示したりスクリーン等の被投射面に拡大投射したりする画像表示装置に関する。
デジタル複写機には、スキャンした画像を複写する機能だけでなく、スキャン画像のデータをファイリングする機能を有するものがある。そして、このような複合機から、スキャン画像のデータを、離れた場所に設置された直視型や投射型の画像表示装置に対して無線または有線通信により送信させ、該画像表示装置にスキャン画像を表示(または投射)させるという使用形態も用いられるようになってきている。特許文献1には、ホワイトボードに描かれた文字や絵を複写機がスキャンし、そのスキャン画像のデータを複合機から投射型画像表示装置に送信して画像として投射させるシステムが開示されている。
また最近では、省資源の観点から、縮小レイアウトでの複写印刷が多く用いられる。縮小レイアウトは、例えば複数枚の画像(原稿)を1枚の複写用紙に印刷する2in1(2枚の原稿を1枚の複写用紙に印刷する)等と称される複写印刷方法である。
しかしながら、複数枚の原稿を複写機により連続してスキャンする際に、すべての原稿の位置や向き、さらにはレイアウト(通常か縮小か)が揃っていない場合がある。この場合、複写機から画像表示装置に送信されて表示されるスキャン画像(表示画像)の位置や向きやレイアウトが変わるごとに、使用者が表示画像の位置や向きを修正したり表示倍率(サイズ)を変更したりする操作を行うのでは使い勝手が良くない。
本発明は、スキャンされる複数の原稿の位置や向きやレイアウト等が変化しても、使用者の少ない操作負担で表示される画像の位置や向きやサイズを一定に維持することができるようにした画像表示装置を提供する。
本発明の一側面としての画像表示装置は、原稿を読み取る読取装置により生成された画像データを表示する。該画像表示装置は、複数の画像データのうち表示する画像データを順次切り替える画像送り手段と、該複数の画像データのうち、所定の表示状態とは異なる表示状態で表示された第1の画像データを該所定の表示状態で表示させるために使用者が行った操作の情報を記憶する記憶手段と、該複数の画像データのうち、画像送り手段によって第1の画像データより後に表示する第2の画像データに対して、該操作の情報に応じた表示処理を行う処理手段とを有することを特徴とする。
また、本発明の他の一側面としての画像表示制御プログラムは、原稿を読み取る読取装置により生成された画像データを表示する画像表示装置に搭載されたコンピュータに、複数の画像データのうち表示する画像データを順次切り替える画像送り動作と、該複数の画像データのうち、所定の表示状態とは異なる表示状態で表示された第1の画像データを該所定の表示状態で表示させるために使用者が行った操作の情報をメモリに記憶する動作と、該複数の画像データのうち、画像送り動作によって第1の画像データより後に表示される第2の画像データに対して、該操作の情報に応じた表示処理を行う動作とを実行させることを特徴とする。
本発明によれば、複数の原稿の読み取り時に原稿の位置や向きやレイアウト等が変化しても、使用者が第1の画像データに対して所定の表示状態で表示させるための操作を行った後は、第2の画像データは自動的に所定の表示状態で表示される。したがって、使用者による少ない操作負担で、位置や向きやレイアウト等が異なる複数の原稿に対応する複数の画像データを所定の表示状態にて表示することができる。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1には、本発明の実施例1である液晶プロジェクタ(投射型画像表示装置)100の構成を示している。なお、本実施例では、液晶表示パネルを画像形成素子として用いる液晶プロジェクタについて説明するが、デジタルマイクロミラーデバイスを画像形成素子として用いるプロジェクタ(投射型画像表示装置)、さらにテレビジョンやモニタ等の直視型画像表示装置も本発明の他の実施例に含まれる。
図1には、使用者により操作されて、プロジェクタ100に対して赤外線による操作信号を発する装置であるリモートコントロール装置(以下、リモコンという)101も示している。また、図1には、プロジェクタ100に対してDVIケーブルを介して接続されたパーソナルコンピュータ(以下、PCという)102と、プロジェクタ100に対してネットワーク107を介して接続された複写機103も示している。複写機103は、複写(コピー)機能だけでなく、原稿(例えば、紙)を読み取って(スキャンして)画像データを生成し、それをファイリングしたり他の装置に送信したりすることが可能な読取装置であり、複合機とも呼ばれる。プロジェクタ100には、ネットワーク107と接続するためのネットワークI/F104が設けられている。なお、複写機103に代えて、原稿の読取りが可能なスキャナー(読取装置)を用いてもよい。
プロジェクタ100は、制御部(画像送り手段および処理手段)105と、記憶部(記憶手段)106と、光学エンジン部108と、投射レンズユニット110とにより構成されており、これらは内部バスで信号のやり取りが可能に接続されている。
コンピュータとしての制御部105は、MPU7やCPUにより構成され、フラッシュROMにより構成された記憶部106からコンピュータプログラムである画像表示制御プログラムを読み込んで実行する。
制御部105に設けられた映像信号入力部112は、PC102から入力されたデジタル映像信号の種類(例えば、HDMIやDVI)に応じた映像信号入力処理を行う。映像信号入力部112で取り込まれた映像信号は、映像信号処理部113によりRGB信号にデコードされ、解像度変換や階調補正等の処理が行われる。映像信号処理部113から出力された映像信号は、不図示の光源および色分解光学系と色合成光学系118とを含む光学エンジン部108に設けられた液晶駆動部116に入力される。
液晶駆動部116は、入力された映像信号に応じて、光学エンジン部108内の液晶パネル117r,117g,117bを駆動する。これにより、色分解光学系から液晶パネル117r,117g,117bにそれぞれ導かれた赤、緑および青の照明光が映像信号に対応する赤、緑および青の画像光に変換され、これら画像光は色合成光学系118により合成されて投射レンズユニット110に導かれ、該投射レンズユニット110により不図示のスクリーン等の被投射面に投射される。これにより、フルカラー画像が被投射面上に表示される。
複写機には、複数枚の原稿の連続した自動読み取りを可能とするために、ADF(Auto Document Feeder)と呼ばれる自動原稿供給機構が備えられているものがある。ADFは原稿の両面の読み取りに対応しているものも多い。そして、複写機の多くは、こうしてまとめて読み取られた複数枚の原稿の画像データを、ひとまとまりの画像データ(画像ファイル群)として複写機内部のハードディスク(HD)等の記憶媒体に圧縮して保存(ファイリング)する。以下の説明では、この1まとまりの画像ファイル群をジョブと称する。
図2には、リモコン101の例を示す。使用者が入力信号選択ボタン201を押すと、赤外線LED200から該ボタン201に対応するパターンを有する赤外光信号が射出され、プロジェクタ100の制御部105に設けられた操作信号受付部114が該赤外光信号を受信する。制御部105は、この受信した赤外光信号が入力選択変更信号であることを解析し、選択メニューが被投射面に投射(表示)されるように液晶駆動部116(つまりは液晶パネル117r,117g,117bの駆動)を制御する。使用者は、表示された選択メニューを使用してネットワーク107上のデバイスを選択することができる。
制御部105は、複写機103が選択された場合には、記憶部106内において1又は複数のジョブがファイリングされているフォルダの中身を表示する。使用者は、このフォルダ内にファイリングされたジョブの中から、表示目的のジョブを選択することができる。制御部105は、選択されたジョブ内の複数の圧縮画像データ(以下、単に画像データという)を複写機103からネットワーク107を介して受信し、該複数の画像データのうち1番目の画像データを記憶部106に含まれる投射用フレームメモリ(以下、単にフレームメモリという)に展開する。これにより、展開された1番目の画像データに対応する投射画像が被投射面上に表示される。
使用者がリモコン101の送り(順送り)ボタン204を押すと、ジョブ内の次の画像データがフレームメモリに展開され、該展開された画像データに対応する投射画像が被投射面上に表示される。また、使用者が戻し(逆送り)ボタン205を押すと、1つ前の画像データに対応する投射画像が被投射面上に表示される。つまり、送り/戻しボタン204,205の操作に応じて、表示される画像データが順次切り替えられるページ切替え(画像送り動作)が行われる。
投射画像の拡大率(サイズ)を変えずに投射位置(表示位置)を平行移動させたい使用者が上/下/左/右移動ボタン202,203を押すと、リモコン101から操作信号受付部114に対して該ボタン202,203に対応したパターンの赤外光信号が入力される。制御部105は、この赤外光信号が移動信号であることを解析し、フレームメモリにおいて画像データを展開するアドレスを上、下、左または右に移動させる表示処理(平行移動処理)を行う。これにより、投射画像が被投射面上で上下左右に平行移動する。
投射画像の拡大率を変えずに投射画像を回転させて向きを変えたい使用者が90°/270°回転ボタン206,207を押すと、リモコン101から操作信号受付部114に対して該ボタン206,207に対応したパターンの赤外光信号が入力される。制御部105は、この赤外光信号が回転信号であることを解析し、フレームメモリにおいて画像データを展開する回転方向での位置を変更するよう表示処理(回転処理)を行う。これにより、投射画像が被投射面上で90°または270°に回転し、表示の向きが変更される。
投射画像の拡大率を変えたい使用者が拡大/縮小ボタン208,209を押すと、リモコン101から操作信号受付部114に対して該ボタン208,209に対応したパターンの赤外光信号が入力される。制御部105は、この赤外光信号が拡大/縮小信号であることを解析し、フレームメモリにおいて画像データを展開する拡大率を変更する表示処理(拡大または縮小処理)を行う。これにより、投射画像が被投射面上で拡大および縮小される。
図3には、本実施例のプロジェクタ100によって表示される投射画像(画像データ)の例を示す。複写機103は、A4サイズの原稿305をスキャンして、該原稿305の画像データを複写機103内のHD等の記憶媒体304に保存する。そして、複写機103は、この保存した画像データをネットワーク107を介してプロジェクタ100に送信する。プロジェクタ100は、受信した画像データに対応する画像(投射画像)をスクリーン308に投射する。
ここで、複写機103において、正しい向きで原稿305がスキャンされた場合には、プロジェクタ100による投射画像も正しい向き(所定の表示状態)で表示されるため、投射画像の向きの変更は不要である。しかし、例えば、原稿305がバインダーに綴じられていた複数枚の穴あき原稿である場合には、ADFを用いたスキャン時に原稿詰まりを起こすことがある。このため、図4に示すように、原稿311を180度回転させて、穴のない側からスキャンされるように原稿311の向きを正しい向きとは異なる向きとすることが多い。この場合にスクリーン308に画像を正しい向きで投射するには、取得した画像データを180°回転させて投射する必要がある。このため、従来は、使用者が、図2に示したリモコン101の90°/270°回転ボタン206,207を押して投射画像の向きを180°変えていた。
前述したように、使用者がリモコン101の送りボタン204を押すとジョブ内の次の画像データがフレームメモリに展開されるため、プロジェクタ100は該展開された画像データに対応する画像を投射する。この際、フレームメモリに展開される画像データは、複写機103にて上下が反転した原稿311をスキャンすることで得られた上下反転画像データである。このため、該上下反転画像データを180°回転させた上で1つの前の画像データと同じ条件で投射すれば、スクリーン308上に正しい向きの画像が投射される。本実施例のプロジェクタ100は、このような上下反転画像データや横向き画像データ等、正しい向きとは異なる向きでのスキャンによって得られた画像データを投射する際に、以下の画像表示制御プログラムを実行することで、投射画像の向きを修正する表示処理を自動的に行う。
図5のフローチャートを用いて、制御部105の動作について説明する。この動作は、コンピュータプログラムとしての画像表示制御プログラムに従って実行される。ここでは、各画像データの表示拡大率はデフォルトの設定値に維持するものとする。
前述したように使用者がリモコン101を通じてネットワーク107上のデバイスとして複写機103を選択すると、制御部105はステップS400にて本画像表示制御プログラムの実行を開始する。
ステップS402では、制御部105は、記憶部106内のフォルダにファイリングされたジョブをスクリーン上に表示し、使用者に、表示させたい画像データを含むジョブを選択させる。
次に、ステップS404では、制御部105は、それまで設定されていた、画像データをフレームメモリにて展開する際の拡大率、アドレス(位置)および回転角度(向き)等の表示条件をクリアし、デフォルトの表示条件を設定する。
次に、ステップS406では、制御部105は、ステップS402で使用者により選択されたジョブ内から1つの画像データ(第1の画像データ:例えばジョブ内の先頭の画像データ)を取得する。
続いて、ステップS408では、制御部105は、ステップS406で取得した画像データを、表示条件に従ってフレームメモリに展開する表示処理を行う。このときの表示条件は、上記第1の画像データに対してはデフォルトの表示条件であり、画像送り動作によって第1の画像データより後に表示する画像データ(第2の画像データ)に対しては後述するステップS424にて設定される表示条件である。
次に、ステップ408では、制御部105は、フレームメモリに展開された画像データに基づいて液晶駆動部116に液晶パネル117r,117g,117bを駆動させ、該画像データに対応する画像を投射させる。
次に、ステップS410では、制御部105は、リモコン101における操作入力(リモコン101からの赤外光信号の入力)があったか否かを判別する。操作入力があった場合は、その操作の内容に応じて以下のステップに進む。
上/下/左/右移動ボタン202,203が操作された場合は、制御部105はステップS412に進む。ステップS412では、制御部105は、フレームメモリにて画像データ(第1の画像データ)を展開するアドレスを、操作された移動ボタン202または203に対応する上、下、左または右に変更する平行移動処理を行う。これにより、投射画像が、スクリーン上において、操作された移動ボタン202または203に対応して上、下、左または右に平行移動する。移動ボタン202,203が操作された回数または長さに応じて平行移動量が変化する。
そして、制御部105は、ステップS422に進み、ステップS412での操作の情報(上/下/左/右移動ボタン202,203のうち少なくとも1つが何回またはどれだけの長さ操作されたかを示す情報)を記憶する。
次に、制御部105は、ステップS424に進み、ステップS422で記憶した操作の情報に応じた表示条件を設定する。制御部105は、さらにステップS408に進むことで、以降の画像データ(第2の画像データ)に対して、ステップS424にて設定した表示条件(アドレス)に従う平行移動処理を行い、該処理後の画像データをフレームメモリに展開する。
ステップS410にて90°/270°回転ボタン206,207が操作された場合は、制御部105はステップS414に進み、フレームメモリにて圧縮画像データ(第1の画像データ)を展開する回転角度を、操作された回転ボタン206または207に対応する回転角度に変更する。これにより、投射画像が、スクリーン上において、操作された回転ボタン206または207に対応した向きで表示される。回転ボタン206,207が操作された回数に応じて回転量が変化する。そして、制御部105は、ステップS422に進み、ステップS414での操作の情報(90°/270°回転ボタン206,207のうち少なくとも1つが何回操作されたかを示す情報)を記憶する。
次に、制御部105は、ステップS424に進み、ステップS422で記憶した操作の情報に応じた表示条件を設定する。そして、制御部105は、さらにステップS408に進むことで、以降の画像データ(第2の画像データ)に対して、ステップS424にて設定した表示条件(回転角度)に従う回転処理を行い、該処理後の画像データをフレームメモリに展開する。
また、ステップS410にて入力信号選択ボタン201が操作された場合は、制御部105はステップS416に進み、前述した選択メニューを投射させる。そして、ステップS426に進み、本処理を終了する。
さらに、ステップS410にて送りボタン204または戻しボタン205が操作された場合は、制御部105はステップS418に進む。ステップS418では、制御部105は、送りボタン204の操作に応じてジョブ内の1つ後の画像データを取得してページ送りを行ったり、戻しボタン205の操作に応じて1つ前の画像データを取得してページ戻しを行ったりするためにステップS406に進む。なお、ページ送りとページ戻しをまとめてページ切替えという。
また、ステップS410にてリモコン101における別のジョブを選択するための操作が行われた場合には、制御部105はステップS420に進み、別のジョブの画像データを取得するためにステップS402に進む。ステップS402では、制御部105は、データ要求コマンドを発行する等して別のジョブを選択する。
次に、画像データのページ切り替え(特にページ送り)について説明する。制御部105は、ステップS424にて表示条件が設定されると、それ以後はステップS406で取得した画像データ(第2の画像データ)を、ステップS408にて、該設定した表示条件に従った表示処理を行ってフレームメモリに展開する。すなわち、同一ジョブ内でページ送りをする場合は、アドレスや回転角度等の表示条件を継続使用する。しかし、ジョブが変更された場合は、原稿のサイズやスキャン方向等のスキャン条件(原稿読取り条件)が変わるので、新たな表示条件を設定する。言い換えれば、ジョブ内の複数(全て)の画像データの表示が終了することに応じて操作の情報に応じた表示処理を終了する。これにより、該ジョブに対して設定した表示条件がリセットされ、当該ジョブでの操作に左右されずに他のジョブに対して適切な表示処理を行うことができる。
また、例えば、A4サイズ短辺綴じの両面原稿を複写機によりスキャンする場合、複写機側で正しいスキャン条件の設定がなされていないと、通常のA4サイズ長辺綴じの原稿をスキャンした場合と同様のスキャン画像データが作成されてしまう。この場合において、該スキャン画像データをプロジェクタにより投射するに際して、奇数ページの原稿に対して生成された画像データは270°回転させることにより、偶数ページの原稿に対して生成された画像データは90°回転させることでそれぞれ正しい向きで表示される。従来は、ページ送りの操作をするごとに、使用者は投射画像の向きが正しくないことを見て、リモコン101において270°又は90°の回転操作をしていた。
これに対して、本実施例では、制御部105は、ページ送りごとの回転操作を操作の情報として記憶し(ステップS414)、ステップS424にて、該回転操作が行われた後の回転角度で画像データがフレームメモリに展開されるように、奇数ページと偶数ページごとに異なる表示条件を設定する。このため、ページ送りごとに投射画像が自動的に正しい向きに回転した状態で表示され、ページ送りごとの使用者による回転操作を不要とすることができる。
なお、使用者により第1の画像データの表示拡大率を変更するための拡大/縮小ボタン208,209の操作が行われた場合に、第2の画像データに対する表示処理として拡大または縮小処理を行うようにしてもよい。
本発明の実施例2について図6および図7を用いて説明する。なお、本実施例において、実施例1と共通する構成要素には、実施例1と同符号を付す。図6には、縮小レイアウト(ここでは、例として2in1のレイアウトとする)で原稿スキャンを行って取得された画像データ700,704を示している。これら2in1画像データ700,704はそれぞれ、1ページの画像データ内に複数(2ページ)の原稿の画像データ(以下、原稿画像データという)を含んでいる。
この場合において、使用者によるページ送りの操作に応じたページ切替えモードとして、2in1画像データ全体を切り替え表示する1ページモードと、2in1画像データ内の原稿画像データごとに切り替え表示する2ページモードとがある。1ページモードと2ページモードはそれぞれ、使用者がリモコン101に設けられた「1」キー211と「2」キー212を操作することで切り替えられる。なお、リモコン101の操作によらず、2in1画像データにおけるページ区切りや外枠を検出することで自動的にページ切り替えモードを切り替えるようにしてもよい。
1ページモードでは、アドレス702からの2in1画像データ700全体を表示している場合に使用者によりリモコン101の送りボタン204が操作されると、アドレス705からの2in1画像データ704全体の表示に切り替わる。
一方、2ページモードでは、2in1画像データのうち1ページの原稿画像データを自動的に拡大して単独で(所定の表示状態で)表示する。つまり、表示条件としての拡大率を2倍に自動的に設定する。2ページモードの選択操作により、2in1画像データ700のアドレス702からの「1」ページの原稿画像データ(第1の画像データ)が拡大表示されているとする。このとき、送りボタン204が操作されると、同じ2in1画像データ700のアドレス703からの「2」ページの原稿画像データ(第2の画像データ)の拡大表示に切り替わる。これ以降、「2」ページの原稿画像データが拡大表示されているときに送りボタン204が操作されると、次の2in1画像データ704のアドレス705からの「3」ページの原稿画像データ(第2の画像データ)の拡大表示に切り替わる。さらに、送りボタン204が操作されると、同じ2in1画像データ704のアドレス706からの「4」ページの原稿画像データ(第2の画像データ)の拡大表示に切り替わる。
つまり、2ページモードでは、現在拡大表示されている原稿画像データが2in1画像データ内の奇数ページのものであれば、ページ送り操作によって同一の2in1画像データ内の偶数ページの原稿画像データが拡大表示される。また、現在拡大表示されている原稿画像データが2in1画像データ内の偶数ページのものであれば、ページ送り操作によって次の2in1画像データ内の奇数ページの原稿画像データが拡大表示される。こうして第1の画像データ以外の2以上の第2の画像データをページ順に順次単独で表示させる表示処理が行われる。
このように、本実施例では、ページ切り替えモードを選択することにより、ページ送り操作によって表示が切り替わる画像データの単位を適宜変更することができる。しかも、2ページモードが選択されることで自動的に拡大率が2倍に設定されるので、ページ送り操作ごとに使用者が拡大操作を行う必要をなくすることができる。
また、図7には、2in1画像データ710が2ページの縦置き原稿画像データ712,713を含み、同様に2in1画像データ714が2ページの縦置き原稿画像データ715,716を含む場合を示している。この場合、図6の場合と同様に1ページモードと2ページモードの切り替えが可能であるが、いずれのモードにおいても、ページ送り操作ごとに画像データを自動的に90度回転させて表示するように表示条件を設定する。2ページモードにおいて拡大率が2倍に自動的に設定される点は、図6の場合と同じである。
2ページモードでは、2in1画像データ710のアドレス713からの「1」ページの原稿画像データが90°回転表示されているときに送りボタン204が操作されると、アドレス712からの「2」ページの原稿画像データの90°回転表示に切り替わる。また、「2」ページの原稿画像データが表示されているときに送りボタン204が操作されると、次の2in1画像データ714のアドレス716からの「3」ページの原稿画像データの90°回転表示に切り替わる。さらに、送りボタン204が操作されると、アドレス715からの「4」ページの原稿画像データの90°回転表示に切り替わる。
このように本実施例では、ページ切替えモードの選択により、ページ送り操作によって表示が切り替わる画像データの単位を適宜変更することができる。また、2ページモードでは、図6に示した横置き原稿画像データを表示する場合とはアドレス移動の順序を変更する。さらに、ページ送り操作ごとに表示する画像データを90°回転させるので、使用者は容易に正しい向きでのページ送りを行うことができる。
そして、上記各実施例によれば、使用者による少ない操作負担で、位置や向きやレイアウト等が異なる複数の原稿に対応する複数の画像データを一定(所定)の表示状態にて表示することができる。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
本発明は、ファイリングされた画像データを少ない操作負担で良好に表示できる画像表示装置を提供できる。
100 液晶プロジェクタ
101 リモコン
103 複写機
105 制御部
106 記憶部
101 リモコン
103 複写機
105 制御部
106 記憶部
Claims (8)
- 原稿を読み取る読取装置により生成された画像データを表示する画像表示装置であって、
複数の前記画像データのうち表示する画像データを順次切り替える画像送り手段と、
前記複数の画像データのうち、所定の表示状態とは異なる表示状態で表示された第1の画像データを前記所定の表示状態で表示させるために使用者が行った操作の情報を記憶する記憶手段と、
前記複数の画像データのうち、前記画像送り手段によって前記第1の画像データより後に表示する第2の画像データに対して、前記操作の情報に応じた表示処理を行う処理手段とを有することを特徴とする画像表示装置。 - 前記操作は、前記第1の画像データの表示位置を平行移動させるための操作であり、
前記表示処理は、前記第2の画像データの平行移動処理であることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。 - 前記操作は、前記第1の画像データの表示の向きを回転させるための操作であり、
前記表示処理は、前記第2の画像データの回転処理であることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。 - 前記操作は、前記第1の画像データの表示拡大率を変更するための操作であり、
前記表示処理は、前記第2の画像データの拡大処理であることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。 - 前記記憶手段は、奇数ページの原稿に対して生成された前記第1の画像データと偶数ページの原稿に対して生成された前記第1の画像データに対して使用者により行われた互いに異なる前記操作の情報を記憶し、
前記処理手段は、前記奇数ページの原稿に対して生成された前記第2の画像データと前記偶数ページの原稿に対して生成された前記第2の画像データのそれぞれに対して互いに異なる前記表示処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。 - 前記操作は、1つの画像データ内に含まれる前記複数の画像データのうち前記第1の画像データを単独で表示させるための操作であり、
前記表示処理は、前記複数の画像データのうち前記第1の画像データ以外の2以上の前記第2の画像データをそれぞれ単独で所定の順序で表示させる処理であることを特徴する請求項1に記載の画像表示装置。 - 前記複数の画像データのまとまりをジョブとするとき、
該ジョブ内の前記複数の画像データの表示が終了することに応じて前記表示処理を終了することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の画像表示装置。 - 原稿を読み取る読取装置により生成された画像データを表示する画像表示装置に搭載されたコンピュータに、
複数の前記画像データのうち表示する画像データを順次切り替える画像送り動作と、
前記複数の画像データのうち、所定の表示状態とは異なる表示状態で表示された第1の画像データを前記所定の表示状態で表示させるために使用者が行った操作の情報をメモリに記憶する動作と、
前記複数の画像データのうち、前記画像送り動作によって前記第1の画像データより後に表示される第2の画像データに対して、前記操作の情報に応じた表示処理を行う動作とを実行させるコンピュータプログラムであることを特徴とする画像表示プログラム。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2013014348A JP2014145904A (ja) | 2013-01-29 | 2013-01-29 | 画像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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2013
- 2013-01-29 JP JP2013014348A patent/JP2014145904A/ja active Pending
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