JP4523076B1 - 変圧器 - Google Patents

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Abstract

変圧器(51)は、互いに間隔を隔てて並ぶ複数の脚部(31,32)を有する第1の鉄心(61)と、前記複数の脚部(31,32)にそれぞれ巻回され、共通の単相交流電力を受ける複数の高圧側コイル(1A,1B,11A,11B)と、前記高圧側コイル(1A,1B,11A,11B)に対応して設けられ、対応の前記高圧側コイル(1A,1B,11A,11B)と磁気結合され、前記複数の脚部(31,32)にそれぞれ巻回された複数の低圧側コイル(2A,2B,12A,12B)とを備え、前記高圧側コイル(1A,1B,11A,11B)および対応の前記低圧側コイル(2A,2B,12A,12B)により複数のコイルグループ(G1,G2)が構成され、さらに、隣り合う前記コイルグループ(G1,G2)間に設けられた第2の鉄心(15)を備える。
【選択図】図6

Description

本発明は、変圧器に関し、特に、高さ低減を図る変圧器に関する。
従来、新幹線などの鉄道車両はより速く、かつできるだけ輸送量を多くする要求がある。そのため、車両本体および付属機器の小型化および軽量化が必要となるが、その一方で、付属機器の中で特に質量の大きい車載変圧器は大容量化している。
近年では、バリアフリーの観点から低床化車両の要求が高まっているため、交流電車等の車両の床下に搭載される車載変圧器のような床下機器に対しては、小型化および軽量化の要求だけでは無く、車両を低床化するために、高さを低減する要求が強い。
たとえば、特開平9−134823号公報(特許文献1)には、以下のような内鉄形車載変圧器が開示されている。すなわち、冷却方式を送油風冷式としたものにおいて、鉄心の脚部の外周に低圧巻線を、低圧巻線の外周に高圧巻線をそれぞれ巻回するとともに、その各巻回間に冷却油道を形成することによって中身を構成する。この中身を、上記冷却油道がタンクの底面と平行になるようにタンク内に配置している。そして、鉄心が脚部を2個有し、その各脚部に低圧および高圧の各巻線を分割して巻回している。すなわち、巻線を2分割しているため、各巻線の容量は1/2となる。これに伴い、巻線導体のサイズを小さくすることで1つの巻線の径方向サイズが小さくなる。したがって、変圧器全体としての高さを低減することができ、小形化を図ることができる。
特開平9−134823号公報
ここで、たとえば、上記のように分割して巻回されている低圧巻線が異なるモータに接続されている構成において、1つのモータが故障すると、故障したモータに対応する低圧巻線および高圧巻線を通して電流が流れなくなる。そうすると、これらの低圧巻線および高圧巻線に磁束が発生しなくなり、故障していないモータに対応する各巻線のリアクタンスが低下する場合がある。
しかしながら、特許文献1記載の車載変圧器では、このような問題点を解決するための構成は開示されていない。
この発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、変圧器の高さを低減するとともにリアクタンスの低下を防ぐことが可能な変圧器を提供することである。
この発明のある局面に係わる変圧器は、互いに間隔を隔てて並ぶ複数の脚部を有する第1の鉄心と、複数の脚部にそれぞれ巻回され、共通の単相交流電力を受ける複数の高圧側コイルと、高圧側コイルに対応して設けられ、対応の高圧側コイルと磁気結合され、複数の脚部にそれぞれ巻回された複数の低圧側コイルとを備え、高圧側コイルおよび対応の低圧側コイルにより複数のコイルグループが構成され、さらに、隣り合うコイルグループ間に設けられた第2の鉄心を備える。
好ましくは、第1の鉄心および第2の鉄心は互いに分離して設けられている。
好ましくは、第1の鉄心および第2の鉄心は一体化されている。
好ましくは、鉄心は、少なくとも3つの開口部を有し、複数の脚部は、開口部間にそれぞれ設けられ、各コイルグループにおける低圧側コイルおよび高圧側コイルは、脚部の両隣の各開口部を通して脚部に巻回され、脚部の延伸方向に積層されている。
好ましくは、各コイルグループにおける低圧側コイルは別個の負荷に結合される。
好ましくは、脚部の並び方向における第2の鉄心の長さの最小値は、第2の鉄心と隣り合うコイルグループにおける低圧側コイルの巻数と、第2の鉄心と隣り合うコイルグループにおける低圧側コイルを通して流れる電流と、第2の鉄心と隣り合うコイルグループにおける低圧側コイルおよび高圧側コイルのサイズと、第2の鉄心の飽和磁束密度とに基づいて定められている。
またこの発明の別の局面に係わる変圧器は、複数の脚部を有する第1の鉄心と、高圧側コイルと、低圧側コイルとを備え、低圧側コイルおよび高圧側コイルは複数のコイルグループに分割され、複数のコイルグループにおける低圧側コイルおよび高圧側コイルが複数の脚部にそれぞれ巻回され、各コイルグループにおける高圧側コイルは共通の単相交流電力を受け、各コイルグループにおける低圧側コイルおよび高圧側コイルは互いに磁気結合されており、さらに、隣り合うコイルグループ間に設けられた第2の鉄心を備える。
本発明によれば、変圧器の高さを低減するとともにリアクタンスの低下を防ぐことができる。
本発明の第1の実施の形態に係る交流電車の構成を示す回路図である。 本発明の第1の実施の形態に係る変圧器の構成を示す斜視図である。 図2における変圧器のIII−III断面およびこの変圧器において発生する電流および磁束を示す図である。 (a)は、変圧器において発生する電流を示す変圧器の窓部の断面図である。(b)は、変圧器において鉄心内に発生する漏れ磁束を示すグラフ図である。 本発明の第1の実施の形態に係る交流電車の構成を示す回路図である。 本発明の第1の実施の形態に係る変圧器の構成を示す斜視図である。 図6における変圧器のVII−VII断面およびこの変圧器において発生する電流および磁束を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る変圧器における漏れ磁束を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る変圧器における片側運転時の主磁束を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る変圧器が副鉄心を備えないと仮定した構成における片側運転時の漏れ磁束を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る変圧器における片側運転時の漏れ磁束を示す図である。 (a)は、変圧器において発生する電流を示す変圧器の窓部の断面図である。(b)は、変圧器において鉄心内に発生する漏れ磁束を示すグラフ図である。 本発明の第2の実施の形態に係る変圧器の構成を示す斜視図である。 図13における変圧器のXIV−XIV断面およびこの変圧器において発生する電流および磁束を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係る変圧器の構成を示す図である。 本発明の第4の実施の形態に係る変圧器の構成を示す図である。 本発明の第5の実施の形態に係る交流電車の構成を示す回路図である。 本発明の第6の実施の形態に係る交流電車の構成を示す回路図である。
符号の説明
1,11,1A,1B,11A,11B,41A,41B 高圧側コイル、2,12,2A,2B,12A,12B,42A,42B 低圧側コイル、5A,5B,5C,5D コンバータ、6A,6B,6C,6D インバータ、15,16,17 副鉄心、31,32,33,34 脚部、50,51,53,54,55,56 変圧器、60 鉄心、61,62,63 主鉄心、91 架線、92 パンタグラフ、100,101,105,106 変圧装置、200,201,205,206 交流電車、MA,MB,MC,MD モータ、W1,W2,W3,W4,W5 窓部、G1,G2,G3,G4 コイルグループ。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第1の実施の形態>
まず、変圧器における各コイルが分割されていない構成について説明し、その後、変圧器における各コイルが分割されている構成について説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る交流電車の構成を示す回路図である。
図1を参照して、交流電車200は、パンタグラフ92と、変圧装置100と、モータMA,MBとを備える。変圧装置100は、変圧器50と、コンバータ5A,5Bと、インバータ6A,6Bとを含む。変圧器50は、高圧側コイル1,11と、低圧側コイル2,12とを含む。
パンタグラフ92は、架線91に接続されている。高圧側コイル1は、パンタグラフ92に接続された第1端と、接地電圧が供給される接地ノードに接続された第2端とを有する。高圧側コイル11は、パンタグラフ92に接続された第1端と、接地電圧が供給される接地ノードに接続された第2端とを有する。
低圧側コイル2は、高圧側コイル1と磁気結合されており、コンバータ5Aの第1入力端子に接続された第1端と、コンバータ5Aの第2入力端子に接続された第2端とを有する。低圧側コイル12は、高圧側コイル11と磁気結合されており、コンバータ5Bの第1入力端子に接続された第1端と、コンバータ5Bの第2入力端子に接続された第2端とを有する。
架線91から供給される単相交流電圧は、パンタグラフ92を介して高圧側コイル1および11に供給される。
高圧側コイル1および11に供給される交流電圧により、低圧側コイル2および12にそれぞれ交流電圧が誘起される。
コンバータ5Aは、低圧側コイル2に誘起された交流電圧を直流電圧に変換する。コンバータ5Bは、低圧側コイル12に誘起された交流電圧を直流電圧に変換する。
インバータ6Aは、コンバータ5Aから受けた直流電圧を三相交流電圧に変換し、モータMAへ出力する。インバータ6Bは、コンバータ5Bから受けた直流電圧を三相交流電圧に変換し、モータMBへ出力する。
モータMAは、インバータ6Aから受けた三相交流電圧に基づいて駆動される。モータMBは、インバータ6Bから受けた三相交流電圧に基づいて駆動される。
図2は、本発明の第1の実施の形態に係る変圧器の構成を示す斜視図である。
図2を参照して、変圧器50は、たとえば外鉄型(Shell-Type)の変圧器である。変圧器50は、さらに、鉄心60を含む。鉄心60は、互いに対向する第1側面および第2側面と、第1側面から第2側面へ貫通する窓部W1およびW2とを有する。
高圧側コイル1,11ならびに低圧側コイル2,12は、窓部W1およびW2を通るように巻回されている。
高圧側コイル1,11および低圧側コイル2,12の各々は、たとえば積層された円盤状の複数の円盤巻線を含む。隣り合う層の円盤巻線は、電気的に接続されている。高圧側コイル1,11および低圧側コイル2,12における各円盤巻線は、略楕円状に巻回された矩形状の導電線路によって形成されている。
高圧側コイル1は、低圧側コイル2と低圧側コイル12との間であって低圧側コイル2に対向する位置に設けられ、低圧側コイル2と磁気結合されている。
高圧側コイル11は、高圧側コイル1と並列に接続され、低圧側コイル2と低圧側コイル12との間であって低圧側コイル12に対向する位置に設けられ、低圧側コイル12と磁気結合されている。
図3は、図2における変圧器のIII−III断面およびこの変圧器において発生する電流および磁束を示す図である。
まず、架線91からパンタグラフ92へ交流電圧が供給される。架線91から供給される交流電圧は、パンタグラフ92を介して高圧側コイル1および11に印加される。そうすると、高圧側コイル1および11にそれぞれ交流電流IHが流れる。
交流電流IHにより、鉄心60内に主磁束FHが発生する。そうすると、主磁束FHにより、低圧側コイル2の巻数と高圧側コイル1の巻数との比に応じた交流電流ILおよび交流電圧が低圧側コイル2に発生する。また、主磁束FHにより、低圧側コイル12の巻数と高圧側コイル11の巻数との比に応じた交流電流ILおよび交流電圧が低圧側コイル12に発生する。
ここで、低圧側コイル2および12の巻数はそれぞれ高圧側コイル1および11の巻数より小さいことから、高圧側コイル1および11に印加される交流電圧が降圧された交流電圧が低圧側コイル2および12にそれぞれ誘起される。
低圧側コイル2に誘起された交流電圧は、コンバータ5Aに供給される。また、低圧側コイル12に誘起された交流電圧は、コンバータ5Bに供給される。
図4(a)は、変圧器において発生する電流を示す変圧器の窓部の断面図である。図4(b)は、変圧器において鉄心内に発生する漏れ磁束を示すグラフ図である。図4(b)において、縦軸が漏れ磁束Fの大きさを示している。
変圧器50は、別個の高圧側コイル1および11を含む。そして、変圧器50では、低圧側コイル2および12が高圧側コイル1および11の両側に配置されている。このような構成により、低圧側コイル2および12が磁気的に疎結合な状態にすることができる。
すなわち、図4(b)に示すように低圧側コイル2および12にそれぞれ発生する漏れ磁束同士が重なっていないことから、低圧側コイル2および12の磁気的干渉を低減することができるため、変圧器50の出力を安定させることができる。
ところで、変圧器50では、コイルの電力容量および巻線数が増えると、積み重ねる円盤巻線の枚数が増えるため、変圧器の高さすなわち円盤巻線の積層方向における変圧器のサイズが大きくなってしまう。また変圧器の高さを低減するためにコイルの導電線路を細くすることも考えられるが、コイルにおける電力損失が増大してしまう。
そこで、以下に説明する変圧器51では、コイルを分割することにより、上記の問題点を解決する。なお、変圧器51の構成および動作は、以下で説明する内容以外は変圧器50と同様である。
図5は、本発明の第1の実施の形態に係る交流電車の構成を示す回路図である。
図5を参照して、交流電車201は、パンタグラフ92と、変圧装置101と、モータMA,MBとを備える。変圧装置101は、変圧器51と、コンバータ5A,5Bと、インバータ6A,6Bとを含む。変圧器51は、コイルグループG1,G2を含む。コイルグループG1は、高圧側コイル1A,1Bと、低圧側コイル2A,2Bとを含む。コイルグループG2は、高圧側コイル11A,11Bと、低圧側コイル12A,12Bとを含む。
変圧器51では、変圧器50における各コイルをコイルグループG1,G2に分割している。すなわち、高圧側コイル1A,1Bは高圧側コイル1を分割したものであり、低圧側コイル2A,2Bは低圧側コイル2を分割したものであり、高圧側コイル11A,11Bは高圧側コイル11を分割したものであり、低圧側コイル12A,12Bは低圧側コイル12を分割したものである。
パンタグラフ92は、架線91に接続されている。高圧側コイル1Aは、パンタグラフ92に接続された第1端と、第2端とを有する。高圧側コイル1Bは、高圧側コイル1Aの第2端に接続された第1端と、接地電圧が供給される接地ノードに接続された第2端とを有する。高圧側コイル11Aは、パンタグラフ92に接続された第1端と、第2端とを有する。高圧側コイル11Bは、高圧側コイル11Aの第2端に接続された第1端と、接地電圧が供給される接地ノードに接続された第2端とを有する。
低圧側コイルは、高圧側コイルに対応して設けられ、対応の高圧側コイルと磁気結合されている。すなわち、低圧側コイル2Aは、高圧側コイル1Aと磁気結合されており、コンバータ5Aの第1入力端子に接続された第1端と、第2端とを有する。低圧側コイル2Bは、高圧側コイル1Bと磁気結合されており、低圧側コイル2Aの第2端に接続された第1端と、コンバータ5Aの第2入力端子に接続された第2端とを有する。低圧側コイル12Aは、高圧側コイル11Aと磁気結合されており、コンバータ5Bの第1入力端子に接続された第1端と、第2端とを有する。低圧側コイル12Bは、高圧側コイル11Bと磁気結合されており、低圧側コイル12Aの第2端に接続された第1端と、コンバータ5Bの第2入力端子に接続された第2端とを有する。
架線91から供給される単相交流電圧は、パンタグラフ92を介して高圧側コイル1A,1B,11A,11Bに供給される。
高圧側コイル1Aおよび11Aに供給される交流電圧により、低圧側コイル2Aおよび12Aにそれぞれ交流電圧が誘起される。高圧側コイル1Bおよび11Bに供給される交流電圧により、低圧側コイル2Bおよび12Bにそれぞれ交流電圧が誘起される。
コンバータ5Aは、低圧側コイル2Aおよび2Bに誘起された交流電圧を直流電圧に変換する。コンバータ5Bは、低圧側コイル12Aおよび12Bに誘起された交流電圧を直流電圧に変換する。
インバータ6Aは、コンバータ5Aから受けた直流電圧を三相交流電圧に変換し、モータMAへ出力する。インバータ6Bは、コンバータ5Bから受けた直流電圧を三相交流電圧に変換し、モータMBへ出力する。
モータMAは、インバータ6Aから受けた三相交流電圧に基づいて駆動される。モータMBは、インバータ6Bから受けた三相交流電圧に基づいて駆動される。
図6は、本発明の第1の実施の形態に係る変圧器の構成を示す斜視図である。
図6を参照して、変圧器51は、たとえば外鉄型(Shell-Type)の変圧器である。変圧器51は、さらに、主鉄心61と、副鉄心15とを含む。主鉄心61は、互いに対向する第1側面および第2側面と、第1側面から第2側面へ貫通する窓部W1〜W3を有する。また、主鉄心61は、互いに間隔を隔てて並ぶ脚部31,32を有する。脚部31は、窓部W1およびW2間に設けられている。脚部32は、窓部W2およびW3間に設けられている。
高圧側コイル1A,1B,11A,11Bおよび低圧側コイル2A,2B,12A,12Bの各々は、たとえば積層された円盤状の複数の円盤巻線を含む。隣り合う層の円盤巻線は、電気的に接続されている。高圧側コイル1A,1B,11A,11Bおよび低圧側コイル2A,2B,12A,12Bにおける各円盤巻線は、略楕円状に巻回された矩形状の導電線路によって形成されている。
高圧側コイル1Aは、低圧側コイル2Aと低圧側コイル2Bとの間であって低圧側コイル2Aに対向する位置に設けられ、低圧側コイル2Aと磁気結合されている。
高圧側コイル1Bは、高圧側コイル1Aと並列に接続され、低圧側コイル2Aと低圧側コイル2Bとの間であって低圧側コイル2Bに対向する位置に設けられ、低圧側コイル2Bと磁気結合されている。
高圧側コイル11Aは、低圧側コイル12Aと低圧側コイル12Bとの間であって低圧側コイル12Aに対向する位置に設けられ、低圧側コイル12Aと磁気結合されている。
高圧側コイル11Bは、高圧側コイル11Aと並列に接続され、低圧側コイル12Aと低圧側コイル12Bとの間であって低圧側コイル12Bに対向する位置に設けられ、低圧側コイル12Bと磁気結合されている。
各コイルグループにおける高圧側コイルおよび低圧側コイルは、脚部の両隣の各窓部を通してこの脚部に巻回され、この脚部の延伸方向に積層されている。すなわち、高圧側コイル1Aおよび1Bならびに低圧側コイル2Aおよび2Bは、窓部W1,W2間の脚部31に貫通されるように窓部W1,W2を通して巻回され、脚部31の貫通方向に積層されている。高圧側コイル11Aおよび11Bならびに低圧側コイル12Aおよび12Bは、窓部W2,W3間の脚部32に貫通されるように窓部W2,W3を通して巻回され、脚部32の貫通方向に積層されている。
副鉄心15は、コイルグループG1およびG2間に設けられている。主鉄心61および副鉄心15は、互いに分離して設けられている。
このように、副鉄心15を独立した構造体とし、主鉄心61と副鉄心15との間にギャップを設けることにより、副鉄心15を容易に製造することができる。また、副鉄心15をギャップ分軽量化することができる。
図7は、図6における変圧器のVII−VII断面およびこの変圧器において発生する電流および磁束を示す図である。
まず、架線91からパンタグラフ92へ単相交流電圧が供給される。架線91から供給される交流電圧は、パンタグラフ92を介して高圧側コイル1A,1B,11A,11Bに印加される。すなわち、各コイルグループにおける高圧側コイルは共通の単相交流電力を受ける。そうすると、高圧側コイル1A,1B,11A,11Bを通して交流電流IHが流れる。
高圧側コイル1A,1Bを通して流れる交流電流IHにより、主鉄心61内に主磁束FH1が発生する。そうすると、主磁束FH1により、低圧側コイル2Aの巻数と高圧側コイル1Aの巻数との比に応じた交流電流IL1および交流電圧が低圧側コイル2Aに発生する。また、主磁束FH1により、低圧側コイル2Bの巻数と高圧側コイル1Bの巻数との比に応じた交流電流IL1および交流電圧が低圧側コイル2Bに発生する。
ここで、低圧側コイル2Aおよび2Bの巻数はそれぞれ高圧側コイル1Aおよび1Bの巻数より小さいことから、高圧側コイル1Aおよび1Bに印加される交流電圧が降圧された交流電圧が低圧側コイル2Aおよび2Bにそれぞれ誘起される。
同様に、高圧側コイル11A,11Bを通して流れる交流電流IHにより、主磁束FH11が発生する。そうすると、主磁束FH11により、低圧側コイル12Aの巻数と高圧側コイル11Aの巻数との比に応じた交流電流IL11および交流電圧が低圧側コイル12Aに発生する。また、主磁束FH11により、低圧側コイル12Bの巻数と高圧側コイル11Bの巻数との比に応じた交流電流IL11および交流電圧が低圧側コイル12Bに発生する。
ここで、低圧側コイル12Aおよび12Bの巻数はそれぞれ高圧側コイル11Aおよび11Bの巻数より小さいことから、高圧側コイル11Aおよび11Bに印加される交流電圧が降圧された交流電圧が低圧側コイル12Aおよび12Bにそれぞれ誘起される。
低圧側コイル2Aおよび2Bに誘起された交流電圧は、コンバータ5Aに供給される。また、低圧側コイル12Aおよび12Bに誘起された交流電圧は、コンバータ5Bに供給される。
コンバータ5Aは、低圧側コイル2Aおよび2Bから供給された交流電圧を直流電圧に変換し、インバータ6Aへ出力する。また、コンバータ5Bは、低圧側コイル12Aおよび12Bから供給された交流電圧を直流電圧に変換し、インバータ6Bへ出力する。
インバータ6Aは、コンバータ5Aから受けた直流電圧を三相交流電圧に変換し、モータMAへ出力する。また、インバータ6Bは、コンバータ5Bから受けた直流電圧を三相交流電圧に変換し、モータMBへ出力する。
モータMAは、インバータ6Aから受けた三相交流電圧に基づいて回転する。また、モータMBは、インバータ6Bから受けた三相交流電圧に基づいて回転する。
このように、変圧器51では、低圧側コイルおよび高圧側コイルを複数のコイルグループに分割し、コイルグループごとに脚部を設ける。そして、複数のコイルグループにおける低圧側コイルおよび高圧側コイルを複数の脚部にそれぞれ巻回する。このような構成により、変圧器の高さすなわち脚部の延伸方向における変圧器の長さを低減することができる。また、コイルの導体線路の断面積を大きくする必要がなくなり、コイルにおける電力損失の増大を防ぐことができる。
すなわち、変圧器51では、変圧器50における低圧側コイル2,12および高圧側コイル1,11を2つのコイルグループに分割しているため、各コイルグループの電力容量は1/2となる。ここで、供給電圧は一定であり、電力容量=電圧×電流より、各コイルグループの電力容量が1/2になると各コイルを通して流れる電流が1/2になる。これにより、各コイルにおいて積み重ねる円盤巻線の枚数を減らすことができるため、変圧器の高さを低減することができる。あるいは、円盤巻線の枚数を減らす代わりに、高圧側コイル1A,1B,11A,11Bおよび低圧側コイル2A,2B,12A,12Bの導体線路の断面積を小さくすることにより、各コイルグループの高さが低くなり、変圧器全体の高さを低減することができる。
次に、変圧器におけるリアクタンス低下の問題およびその解決手段について説明する。 図8は、本発明の第1の実施の形態に係る変圧器における漏れ磁束を示す図である。
図8を参照して、変圧器51では、高圧側コイルを通して流れる交流電流IHによって発生する主磁束FH1およびFH11に加えて、主鉄心61を通して流れない漏れ磁束FKH1およびFKH11が発生する。また、低圧側コイルを通して流れる交流電流IL1およびIL11によって、主鉄心61を通して流れない漏れ磁束FKL1およびFKL11が発生する。
図9は、本発明の第1の実施の形態に係る変圧器における片側運転時の主磁束を示す図である。
変圧器51では、たとえばモータMBが故障した場合でも、コイルグループG1を用いてモータMAを単独で運転することが可能である。このような片側運転時では、高圧側コイル11A,11Bおよび低圧側コイル12A,12Bが機能しない、すなわち高圧側コイル11A,11Bおよび低圧側コイル12A,12Bを通して電流が流れないため、主磁束FH11は発生しない。
図10は、本発明の第1の実施の形態に係る変圧器が副鉄心を備えないと仮定した構成における片側運転時の漏れ磁束を示す図である。
図10を参照して、たとえばモータMBが故障し、高圧側コイル11A,11Bおよび低圧側コイル12A,12Bを通して電流が流れなくなると、漏れ磁束FKH11およびFKL11が発生しなくなる。
ここで、図10に示す変圧器は、副鉄心15を備えないことから、漏れ磁束FKH1およびFKL1が窓部W2内で広がり、磁路長が長くなる。このため、図8に示す状態と比べて窓部W2における起磁力が1/2になる、すなわち窓部W2における漏れ磁束の大きさが1/2になることから、低圧側コイル2A,2Bおよび高圧側コイル1A,1Bのリアクタンスが低下してしまう。
ここで、アンペールの法則より、磁場の強さは磁路長に反比例する。磁場が弱くなるということは、磁束密度が小さくなり、コイルの自己インダクタンスが小さくなるということである。また、リアクタンスは漏れ磁場による漏れインダクタンスの影響を大きく受ける。したがって、磁路長が長くなることにより磁場が弱くなってコイルの自己インダクタンスが低下する。そうすると、漏れインダクタンスが低下することにより、リアクタンスが低下することになる。
なお、図8に示す通常運転時では、漏れ磁束FKH1およびFKH11が合成され、また、漏れ磁束FKL1およびFKL11が合成され、窓部W2における起磁力が図10に示す状態と比べて2倍になる。このため、漏れ磁束FKH1およびFKH11ならびに漏れ磁束FKL1およびFKL11の磁路長が図10に示す状態と同じ長さになっても高圧側コイル1A,1B,11A,11Bおよび低圧側コイル2A,2B,12A,12Bのリアクタンスは低下しない。
図11は、本発明の第1の実施の形態に係る変圧器における片側運転時の漏れ磁束を示す図である。
図11を参照して、たとえばモータMBが故障し、高圧側コイル11A,11Bおよび低圧側コイル12A,12Bを通して電流が流れなくなると、漏れ磁束FKH11およびFKL11が発生しなくなる。
このため、窓部W2における起磁力は図8に示す状態と比べて1/2になる。しかしながら、変圧器51では、漏れ磁束FKH1およびFKL1は、副鉄心15を通して流れる。これにより、漏れ磁束FKH1およびFKL1は窓部W2内で広がらないことから、図10に示す状態と比べて漏れ磁束FKH1およびFKL1の磁路長を1/2にすることができる。したがって、低圧側コイル2A,2Bおよび高圧側コイル1A,1Bのリアクタンスは図8に示す状態と同じになる。したがって、変圧器51では、片側運転時であっても、低圧側コイル2A,2Bおよび高圧側コイル1A,1Bのリアクタンスが低下することを防ぐことができ、安定したリアクタンスを得ることができる。
ここで、三相変圧器では、たとえば、主磁束を通すために各相のコイル間に鉄心(相間鉄心)が設けられる。これに対して、本発明の第1の実施の形態に係る変圧器は、単相変圧器である。単相変圧器では、三相変圧器のような相間鉄心は通常不要である。しかしながら、本発明の第1の実施の形態に係る変圧器では、主鉄心に加えて副鉄心を設け、たとえば一方のモータが故障し、他方のモータだけを運転する場合において磁路長が長くなることを防ぎ、リアクタンス低下を防いでいる。
次に、本発明の第1の実施の形態に係る変圧器における副鉄心の幅の計算方法を説明する。
副鉄心15の幅が小さすぎると磁気飽和が生じてしまい、鉄心として機能しなくなってしまう。その一方で、副鉄心15の幅が大きすぎると変圧器が大型化してしまう。このため、副鉄心15の幅は、漏れ磁束で飽和しない最小値に設定することが好ましい。
本発明の第1の実施の形態に係る変圧器では、副鉄心15の幅すなわち脚部の並び方向における副鉄心15の長さの最小値は、副鉄心15と隣り合うコイルグループにおける低圧側コイルの巻数と、副鉄心15と隣り合うコイルグループにおける低圧側コイルを通して流れる電流と、副鉄心15と隣り合うコイルグループにおける低圧側コイルおよび高圧側コイルのサイズと、副鉄心15の飽和磁束密度とに基づいて定められている。
図12(a)は、変圧器において発生する電流を示す変圧器の窓部の断面図である。図12(b)は、変圧器において鉄心内に発生する漏れ磁束を示すグラフ図である。図12(b)において、縦軸が漏れ磁束密度FKを示している。
図12(a)および(b)を参照して、副鉄心の幅の計算例は、以下のようになる。
まず、低圧側コイル2A,12Aの巻数Mを150とし、低圧側コイル2A,12Aを通して流れる電流Iを500A(アンペア)とし、窓部W1の幅Wを0.3mとし、低圧側コイル2A,12Aの高さHLを50mmとし、低圧側コイル2Aおよび高圧側コイル1A間の距離ならびに低圧側コイル12Aおよび高圧側コイル11A間の距離Dを15mmとし、高圧側コイル1A,11Aの高さHHを100mmとする。
なお、コイルの巻数およびコイルを通して流れる電流は反比例の関係を有している。低圧側コイルの巻数および電流が上記のような数値である場合、たとえば、高圧側コイル1A,11Aの巻数Mは500であり、高圧側コイル1A,11Aを通して流れる電流Iは150A(アンペア)である。このため、低圧側コイルの巻数および電流値を以下の式(1)に用いれば、高圧側コイル1A,11Aについての磁束密度も得られることになる。
真空の透磁率をμとすると、片側運転時すなわちモータMA,MBの一方だけを運転している場合の漏れ磁束密度BDLは、以下の式(1)で表わされる。
BDL=μ×√2×M×I/W・・・(1)
μ=4×π×10-7
であり、上記各数値を式(1)に代入すると、
BDL=4×π×10-7×√2×150×500/0.3=0.444(T)
となる。
副鉄心へ入っていく磁束BSは、低圧側コイル2Aおよび高圧側コイル1Aにより発生する磁束であり、図12(b)のグラフの左側の台形の面積に相当する。なお、副鉄心へ入っていく磁束が最も強くなるのは、低圧側コイル2Aおよび高圧側コイル1Aにより発生する磁束が副鉄心において合成される箇所である。副鉄心へ入っていく磁束BSは、以下の式で表わされる。
BS=0.444×(15+(50+15+100))/2=39.96(T・mm)
そして、副鉄心の飽和磁束密度(磁性体に外部磁界を加えていったときに磁化がほとんど増加しなくなったときの、磁性体の磁束密度)をBSDとすると、副鉄心の幅の最小値WSは、以下の式で表わされる。
WS=BS/BSD
ここで、BSD=1.5(T)とすると、副鉄心の幅WSは、
WS=39.96/1.5=26.64(mm)となる。
すなわち、副鉄心の幅を26.64(mm)以上のできるだけ小さい値に設定することにより、片側運転時におけるコイルのリアクタンスの低下を防ぎ、かつ変圧器の小型化を図ることができる。
なお、飽和磁束密度は、副鉄心の材質によって決まる値である。上式のBSDとしては、たとえば飽和磁束密度に対してある程度マージンを持たせた小さい値が設定される。
以上のように、本発明の実施の形態に係る変圧器では、互いに間隔を隔てて並ぶ複数の脚部を有する主鉄心61と、複数の脚部にそれぞれ巻回され、共通の単相交流電力を受ける高圧側コイル1A,1B,11A,11Bと、高圧側コイルに対応して設けられ、対応の高圧側コイルと磁気結合され、複数の脚部にそれぞれ巻回された複数の低圧側コイル2A,12A,2B,12Bとを備え、高圧側コイルおよび対応の低圧側コイルによりコイルグループG1,G2が構成される。そして、隣り合う複数のコイルグループ間に設けられた副鉄心15を備える。このような構成により、変圧器の高さを低減し、かつ漏れ磁束の磁路長が大きくなることによるリアクタンスの低下を防ぐことができる。
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第2の実施の形態>
本実施の形態は、第1の実施の形態に係る変圧器と比べて副鉄心の構造を変更した変圧器に関する。以下で説明する内容以外は第1の実施の形態に係る変圧器と同様である。
図13は、本発明の第2の実施の形態に係る変圧器の構成を示す斜視図である。図14は、図13における変圧器のXIV−XIV断面およびこの変圧器において発生する電流および磁束を示す図である。
図13および図14を参照して、変圧器52は、本発明の第1の実施の形態に係る変圧器と比べて、副鉄心15の代わりに副鉄心14を備える。副鉄心14は、コイルグループG1およびG2間に設けられ、主鉄心61に接続された両端部を有する。すなわち、副鉄心14は主鉄心61と一体化されている。
このように、主鉄心と副鉄心とを一体化することにより、主鉄心および副鉄心間のギャップがなくなる。これにより、片側運転時の漏れ磁束の磁路長が大きくなることをさらに防ぐことができ、リアクタンスの低下をさらに防ぐことができる。
なお、副鉄心14は、主鉄心61に接続された両端部を有する構成であるとしたが、これに限定するものではなく、副鉄心の一端が主鉄心に接続され、他端が開放されている構成であってもよい。
その他の構成および動作は第1の実施の形態に係る変圧器と同様であるため、ここでは詳細な説明を繰り返さない。
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第3の実施の形態>
本実施の形態は、第1の実施の形態に係る変圧器と比べてコイルの分割数を増やした変圧器に関する。以下で説明する内容以外は第1の実施の形態に係る変圧器と同様である。
図15は、本発明の第3の実施の形態に係る変圧器の構成を示す図である。
図15を参照して、変圧器53は、コイルグループG1,G2,G3を含む。コイルグループG1は、高圧側コイル1A,1Bと、低圧側コイル2A,2Bとを含む。コイルグループG2は、高圧側コイル11A,11Bと、低圧側コイル12A,12Bとを含む。コイルグループG3は、高圧側コイル41A,41Bと、低圧側コイル42A,42Bとを含む。
変圧器53は、たとえば外鉄型(Shell-Type)の変圧器である。変圧器53は、さらに、主鉄心62と、副鉄心15,16とを含む。主鉄心62は、互いに対向する第1側面および第2側面と、第1側面から第2側面へ貫通する窓部W1〜W4を有する。また、主鉄心62は、脚部31,32,33を有する。脚部31は、窓部W1およびW2間に設けられている。脚部32は、窓部W2およびW3間に設けられている。脚部33は、窓部W3およびW4間に設けられている。
高圧側コイル41A,41Bおよび低圧側コイル42A,42Bの各々は、たとえば積層された円盤状の複数の円盤巻線を含む。隣り合う層の円盤巻線は、電気的に接続されている。高圧側コイル41A,41Bおよび低圧側コイル42A,42Bにおける各円盤巻線は、略楕円状に巻回された矩形状の導電線路によって形成されている。
高圧側コイル41Aは、低圧側コイル42Aと低圧側コイル42Bとの間であって低圧側コイル42Aに対向する位置に設けられ、低圧側コイル42Aと磁気結合されている。
高圧側コイル41Bは、高圧側コイル41Aと並列に接続され、低圧側コイル42Aと低圧側コイル42Bとの間であって低圧側コイル42Bに対向する位置に設けられ、低圧側コイル42Bと磁気結合されている。
高圧側コイル41Aおよび41B、低圧側コイル42Aおよび42Bは、窓部W3,W4間の脚部33に貫通されるように窓部W3,W4を通して巻回され、脚部33の貫通方向に積層されている。
副鉄心15および16は、隣り合う複数のコイルグループ間に設けられている。すなわち、副鉄心15は、コイルグループG1およびG2間に設けられている。副鉄心16は、コイルグループG2およびG3間に設けられている。
このように、本発明の第3の実施の形態に係る変圧器では、低圧側コイルおよび高圧側コイルを3つのコイルグループに分割しているため、各コイルグループの電力容量は1/3となる。ここで、電力容量=電圧×電流より、供給電圧は一定であるため各コイルを通して流れる電流が1/3になる。これにより、本発明の第1の実施の形態に係る変圧器と比べて、さらに、各コイルグループの高さを低くし、変圧器全体の高さを低減することができる。
その他の構成および動作は第1の実施の形態に係る変圧器と同様であるため、ここでは詳細な説明を繰り返さない。
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第4の実施の形態>
本実施の形態は、第3の実施の形態に係る変圧器と比べてコイルの分割数を増やした変圧器に関する。以下で説明する内容以外は第3の実施の形態に係る変圧器と同様である。
図16は、本発明の第4の実施の形態に係る変圧器の構成を示す図である。
図16を参照して、変圧器54は、コイルグループG1,G2,G3,G4を含む。コイルグループG1は、高圧側コイル1A,1Bと、低圧側コイル2A,2Bとを含む。コイルグループG2は、高圧側コイル11A,11Bと、低圧側コイル12A,12Bとを含む。コイルグループG3は、高圧側コイル41A,41Bと、低圧側コイル42A,42Bとを含む。コイルグループG4は、高圧側コイル43A,43Bと、低圧側コイル44A,44Bとを含む。
変圧器54は、たとえば外鉄型(Shell-Type)の変圧器である。変圧器54は、さらに、主鉄心63と、副鉄心15,16,17とを含む。主鉄心63は、互いに対向する第1側面および第2側面と、第1側面から第2側面へ貫通する窓部W1〜W5を有する。また、主鉄心63は、脚部31,32,33,34を有する。脚部34は、窓部W4およびW5間に設けられている。
高圧側コイル43A,43Bおよび低圧側コイル44A,44Bの各々は、たとえば積層された円盤状の複数の円盤巻線を含む。隣り合う層の円盤巻線は、電気的に接続されている。高圧側コイル43A,43Bおよび低圧側コイル44A,44Bにおける各円盤巻線は、略楕円状に巻回された矩形状の導電線路によって形成されている。
高圧側コイル43Aは、低圧側コイル44Aと低圧側コイル44Bとの間であって低圧側コイル44Aに対向する位置に設けられ、低圧側コイル44Aと磁気結合されている。
高圧側コイル43Bは、高圧側コイル43Aと並列に接続され、低圧側コイル44Aと低圧側コイル44Bとの間であって低圧側コイル44Bに対向する位置に設けられ、低圧側コイル44Bと磁気結合されている。
高圧側コイル43Aおよび43B、低圧側コイル44Aおよび44Bは、窓部W4,W5間の脚部34に貫通されるように窓部W4,W5を通して巻回され、脚部34の貫通方向に積層されている。また、副鉄心17は、コイルグループG3およびG4間に設けられている。
このように、本発明の第4の実施の形態に係る変圧器では、低圧側コイルおよび高圧側コイルを4つのコイルグループに分割しているため、各コイルグループの電力容量は1/4となる。ここで、電力容量=電圧×電流より、供給電圧は一定であるため各コイルを通して流れる電流が1/4になる。これにより、本発明の第3の実施の形態に係る変圧器と比べて、さらに、各コイルグループの高さを低くし、変圧器全体の高さを低減することができる。
その他の構成および動作は第3の実施の形態に係る変圧器と同様であるため、ここでは詳細な説明を繰り返さない。
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第5の実施の形態>
本実施の形態は、第1の実施の形態に係る変圧器と比べてコイルグループの構成を変更した変圧器に関する。以下で説明する内容以外は第1の実施の形態に係る変圧器と同様である。
図17は、本発明の第5の実施の形態に係る交流電車の構成を示す回路図である。
図17を参照して、交流電車205は、パンタグラフ92と、変圧装置105と、モータMA,MB,MC,MDとを備える。変圧装置105は、変圧器55と、コンバータ5A,5B,5C,5Dと、インバータ6A,6B,6C,6Dとを含む。変圧器55は、コイルグループG1,G2を含む。コイルグループG1は、高圧側コイル1A,1Bと、低圧側コイル2A,2Bとを含む。コイルグループG2は、高圧側コイル11A,11Bと、低圧側コイル12A,12Bとを含む。
変圧装置105では、低圧側コイル2A,2B,12A,12Bが別個の負荷に結合されている。すなわち、低圧側コイル2Aは、高圧側コイル1Aと磁気結合されており、コンバータ5Aの第1入力端子に接続された第1端と、コンバータ5Aの第2入力端子に接続された第2端とを有する。低圧側コイル2Bは、高圧側コイル1Bと磁気結合されており、コンバータ5Cの第1入力端子に接続された第1端と、コンバータ5Cの第2入力端子に接続された第2端とを有する。低圧側コイル12Aは、高圧側コイル11Aと磁気結合されており、コンバータ5Bの第1入力端子に接続された第1端と、コンバータ5Bの第2入力端子に接続された第2端とを有する。低圧側コイル12Bは、高圧側コイル11Bと磁気結合されており、コンバータ5Dの第1入力端子に接続された第1端と、コンバータ5Dの第2入力端子に接続された第2端とを有する。
架線91から供給される単相交流電圧は、パンタグラフ92を介して高圧側コイル1A,1B,11A,11Bに供給される。
高圧側コイル1Aおよび11Aに供給される交流電圧により、低圧側コイル2Aおよび12Aにそれぞれ交流電圧が誘起される。高圧側コイル1Bおよび11Bに供給される交流電圧により、低圧側コイル2Bおよび12Bにそれぞれ交流電圧が誘起される。
コンバータ5Aは、低圧側コイル2Aに誘起された交流電圧を直流電圧に変換する。コンバータ5Bは、低圧側コイル12Aに誘起された交流電圧を直流電圧に変換する。コンバータ5Cは、低圧側コイル2Bに誘起された交流電圧を直流電圧に変換する。コンバータ5Dは、低圧側コイル12Bに誘起された交流電圧を直流電圧に変換する。
インバータ6Aは、コンバータ5Aから受けた直流電圧を三相交流電圧に変換し、モータMAへ出力する。インバータ6Bは、コンバータ5Bから受けた直流電圧を三相交流電圧に変換し、モータMBへ出力する。インバータ6Cは、コンバータ5Cから受けた直流電圧を三相交流電圧に変換し、モータMCへ出力する。インバータ6Dは、コンバータ5Dから受けた直流電圧を三相交流電圧に変換し、モータMDへ出力する。
モータMAは、インバータ6Aから受けた三相交流電圧に基づいて駆動される。モータMBは、インバータ6Bから受けた三相交流電圧に基づいて駆動される。モータMCは、インバータ6Cから受けた三相交流電圧に基づいて駆動される。モータMDは、インバータ6Dから受けた三相交流電圧に基づいて駆動される。
その他の構成および動作は第1の実施の形態に係る変圧器と同様であるため、ここでは詳細な説明を繰り返さない。
したがって、本発明の第5の実施の形態に係る変圧器では、本発明の第1の実施の形態に係る変圧器と同様に、変圧器の高さを低減するとともにリアクタンスの低下を防ぐことができる。
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第6の実施の形態>
本実施の形態は、第1の実施の形態に係る変圧器と比べてコイルグループの構成を変更した変圧器に関する。以下で説明する内容以外は第1の実施の形態に係る変圧器と同様である。
図18は、本発明の第6の実施の形態に係る交流電車の構成を示す回路図である。
図18を参照して、交流電車206は、パンタグラフ92と、変圧装置106と、モータMA,MB,MC,MDとを備える。変圧装置106は、変圧器56と、コンバータ5A,5B,5C,5Dと、インバータ6A,6B,6C,6Dとを含む。変圧器56は、コイルグループG1,G2を含む。コイルグループG1は、高圧側コイル1A,1Bと、低圧側コイル2A,2Bとを含む。コイルグループG2は、高圧側コイル11A,11Bと、低圧側コイル12A,12Bとを含む。
変圧装置106では、高圧側コイル1A,1B,11A,11Bは互いに並列に接続され、低圧側コイル2A,2B,12A,12Bが別個の負荷に結合されている。すなわち、高圧側コイル1Aは、パンタグラフ92に接続された第1端と、接地電圧が供給される接地ノードに接続された第2端とを有する。高圧側コイル1Bは、パンタグラフ92に接続された第1端と、接地電圧が供給される接地ノードに接続された第2端とを有する。高圧側コイル11Aは、パンタグラフ92に接続された第1端と、接地電圧が供給される接地ノードに接続された第2端とを有する。高圧側コイル11Bは、パンタグラフ92に接続された第1端と、接地電圧が供給される接地ノードに接続された第2端とを有する。
低圧側コイル2Aは、高圧側コイル1Aと磁気結合されており、コンバータ5Aの第1入力端子に接続された第1端と、コンバータ5Aの第2入力端子に接続された第2端とを有する。低圧側コイル2Bは、高圧側コイル1Bと磁気結合されており、コンバータ5Cの第1入力端子に接続された第1端と、コンバータ5Cの第2入力端子に接続された第2端とを有する。低圧側コイル12Aは、高圧側コイル11Aと磁気結合されており、コンバータ5Bの第1入力端子に接続された第1端と、コンバータ5Bの第2入力端子に接続された第2端とを有する。低圧側コイル12Bは、高圧側コイル11Bと磁気結合されており、コンバータ5Dの第1入力端子に接続された第1端と、コンバータ5Dの第2入力端子に接続された第2端とを有する。
架線91から供給される単相交流電圧は、パンタグラフ92を介して高圧側コイル1A,1B,11A,11Bに供給される。
高圧側コイル1Aおよび11Aに供給される交流電圧により、低圧側コイル2Aおよび12Aにそれぞれ交流電圧が誘起される。高圧側コイル1Bおよび11Bに供給される交流電圧により、低圧側コイル2Bおよび12Bにそれぞれ交流電圧が誘起される。
コンバータ5Aは、低圧側コイル2Aに誘起された交流電圧を直流電圧に変換する。コンバータ5Bは、低圧側コイル12Aに誘起された交流電圧を直流電圧に変換する。コンバータ5Cは、低圧側コイル2Bに誘起された交流電圧を直流電圧に変換する。コンバータ5Dは、低圧側コイル12Bに誘起された交流電圧を直流電圧に変換する。
インバータ6Aは、コンバータ5Aから受けた直流電圧を三相交流電圧に変換し、モータMAへ出力する。インバータ6Bは、コンバータ5Bから受けた直流電圧を三相交流電圧に変換し、モータMBへ出力する。インバータ6Cは、コンバータ5Cから受けた直流電圧を三相交流電圧に変換し、モータMCへ出力する。インバータ6Dは、コンバータ5Dから受けた直流電圧を三相交流電圧に変換し、モータMDへ出力する。
モータMAは、インバータ6Aから受けた三相交流電圧に基づいて駆動される。モータMBは、インバータ6Bから受けた三相交流電圧に基づいて駆動される。モータMCは、インバータ6Cから受けた三相交流電圧に基づいて駆動される。モータMDは、インバータ6Dから受けた三相交流電圧に基づいて駆動される。
その他の構成および動作は第1の実施の形態に係る変圧器と同様であるため、ここでは詳細な説明を繰り返さない。
したがって、本発明の第6の実施の形態に係る変圧器では、本発明の第1の実施の形態に係る変圧器と同様に、変圧器の高さを低減するとともにリアクタンスの低下を防ぐことができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。

Claims (6)

  1. 互いに間隔を隔てて並ぶ複数の脚部(31,32)を有する第1の鉄心(61)と、
    前記複数の脚部(31,32)にそれぞれ巻回され、共通の単相交流電力を受ける複数の高圧側コイル(1A,1B,11A,11B)と、
    前記高圧側コイル(1A,1B,11A,11B)に対応して設けられ、対応の前記高圧側コイル(1A,1B,11A,11B)と磁気結合され、前記複数の脚部(31,32)にそれぞれ巻回された複数の低圧側コイル(2A,2B,12A,12B)とを備え、
    前記高圧側コイル(1A,1B,11A,11B)および対応の前記低圧側コイル(2A,2B,12A,12B)により複数のコイルグループ(G1,G2)が構成され、
    さらに、
    隣り合う前記コイルグループ(G1,G2)間に設けられた第2の鉄心(15)を備え
    各前記コイルグループ(G1,G2)における前記低圧側コイル(2A,2B,12A,12B)は別個の負荷に結合される変圧器。
  2. 前記第1の鉄心(61)および前記第2の鉄心(15)は互いに分離して設けられている請求項1に記載の変圧器。
  3. 前記第1の鉄心(61)および前記第2の鉄心(15)は一体化されている請求項1に記載の変圧器。
  4. 前記鉄心は、少なくとも3つの開口部(W1,W2,W3)を有し、
    前記複数の脚部(31,32)は、前記開口部(W1,W2,W3)間にそれぞれ設けられ、
    各前記コイルグループ(G1,G2)における前記低圧側コイル(2A,2B,12A,12B)および前記高圧側コイル(1A,1B,11A,11B)は、前記脚部(31,32)の両隣の各前記開口部(W1,W2,W3)を通して前記脚部(31,32)に巻回され、前記脚部(31,32)の延伸方向に積層されている請求項1に記載の変圧器。
  5. 前記脚部(31,32)の並び方向における前記第2の鉄心(15)の長さの最小値は、前記第2の鉄心(15)と隣り合う前記コイルグループ(G1,G2)における前記低圧側コイル(2A,2B,12A,12B)の巻数と、前記第2の鉄心(15)と隣り合う前記コイルグループ(G1,G2)における前記低圧側コイル(2A,2B,12A,12B)を通して流れる電流と、前記第2の鉄心(15)と隣り合う前記コイルグループ(G1,G2)における前記低圧側コイル(2A,2B,12A,12B)および前記高圧側コイル(1A,1B,11A,11B)のサイズと、前記第2の鉄心(15)の飽和磁束密度とに基づいて定められている請求項1に記載の変圧器。
  6. 複数の脚部(31,32)を有する第1の鉄心(61)と、
    高圧側コイル(1A,1B,11A,11B)と、
    低圧側コイル(2A,2B,12A,12B)とを備え、
    前記低圧側コイル(2A,2B,12A,12B)および前記高圧側コイル(1A,1B,11A,11B)は複数のコイルグループ(G1,G2)に分割され、
    前記複数のコイルグループ(G1,G2)における前記低圧側コイル(2A,2B,12A,12B)および前記高圧側コイル(1A,1B,11A,11B)が前記複数の脚部(31,32)にそれぞれ巻回され、
    各前記コイルグループ(G1,G2)における前記高圧側コイル(1A,1B,11A,11B)は共通の単相交流電力を受け、
    各前記コイルグループ(G1,G2)における前記低圧側コイル(2A,2B,12A,12B)および前記高圧側コイル(1A,1B,11A,11B)は互いに磁気結合されており、
    さらに、
    隣り合う前記コイルグループ(G1,G2)間に設けられた第2の鉄心(15)を備える変圧器。
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