JP4522940B2 - 吸収性物品の搬送設備 - Google Patents

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Description

本発明は、生理用ナプキン、紙おむつなどの吸収性製品、あるいはこれらに用いる吸収体などの吸収性物品を製造するさいに用いる搬送設備に関する。
一般に吸収性物品の製造は流れ作業で行われるため、各工程に物品を移動するにあたって、図5に示されるようなベルトコンベヤ110A,110Bを隣接させてなる搬送路100を備える搬送設備が用いられる。このような搬送設備においては、吸収性物品X4のベルト上からの逸脱を防止すべく、搬送路を構成するベルトコンベヤの一部または全部を、回動自在なフリーローラ間に通気性無端ベルト113A,113Bを巻き架け、その両端ローラ間の適宜の位置に通気性無端ベルトを移動させる駆動手段(図示されない)と、通気性無端ベルト113A,113B上の吸収性物品X4をベルト113A,113Bに引き寄せるために外気Aの吸引するサクションボックス114,114とを配置した、吸引機能付きのベルトコンベヤ110A,110Bが用いられることがある。
特開2004−121299
しかしながら、従来の搬送設備におけるコンベヤ110A,110Bは、コンベヤ両端部に位置するフリーローラ111,112には吸引機能がなく、このローラ111,112の存在によって隣接するコンベヤ110A、110Bにそれぞれ設置されるサクションボックス(バキュームボックスとも呼ばれる)114,114の間隔が離間させられるため、図5に示すように、隣接するコンベヤ110A、110B間で吸収性物品X4’を受け渡すさいには、当該吸収性物品X4’に対して各コンベヤの吸引力が作用しなくなり、吸収性物品X4’がばたつくなどして載置位置がベルト中央部からずれたり、載置の向きがずれたりすることがあった。
そこで、本発明の主たる課題は、隣接するコンベヤ間における吸収性物品の受け渡し時に、吸収性物品の載置方向や載置位置がずれない搬送設備を提供することにあり、他の課題として、当該搬送装置における搬送性およびコンベヤ間における吸収性物品の受け渡し態様をより良好なものとすることである。
上記課題を解決した本発明およびその作用効果は次記のとおりである。
<請求項1記載の発明>
ベルト端面同士が対面するようにしてベルトコンベヤが複数連続して配置されたコンベヤ搬送路を備える吸収性物品の搬送設備であって、
少なくとも一方が周面に外気を吸引するための吸引部が形成された外気吸引ローラである一対のローラとこれらローラ間に巻き架けられた通気性無端ベルトとを有するベルトコンベヤを二機以上備え、
それらベルトコンベヤ同士が前記外気吸引ローラ同士を対面するようにして配置されたベルトコンベヤ隣接部を備え、かつ、
前記外気吸引ローラに吸引機能を付与する吸引手段を備える、ことを特徴とする吸収性物品の搬送設備。
(作用効果)
本発明の搬送設備は、回動自在なローラに通気性無端ベルトが巻き架けられてなるベルトコンベヤ(以下、ベルトコンベヤは単にコンベヤとも記載する)が連続配置された搬送路を有する。そして、その搬送路を構成するコンベヤ隣接部の1つは、周面から外気を吸引する機能が付与された外気吸引ローラが対面して構成されている。また、前記外気吸引ローラに吸引機能を付与する吸引手段を備える。吸引手段により外気吸引ローラの周面から外気を吸引すると、上流側コンベヤ上を下流に搬送されてきた吸収性物品は、上流側コンベヤの下流側端まで吸収性物品に対する吸引力が作用し、それととともに受け渡し直後の下流側コンベヤの上流側端においても吸収性物品に対しても吸引力を作用するようになる。すなわち受け渡しの間において吸収性物品に対する吸引力が常に作用した状態となる。このため、受け渡し時に当該吸収製物品のばたつき等がなくなり、もって載置方向のずれや、載置位置のずれなく吸収性物品の受け渡しが行なわれるようになる。
なお、隣接するコンベヤ間の距離は、搬送対象物の大きさおよび重量等により適宜定めればよい。
<請求項2記載の発明>
前記外気吸引ローラの上部側半周面の所定範囲から外気が吸引されるように構成されている請求項1記載の吸収性物品の搬送設備。
(作用効果)
外気吸引ローラの上部側半周面の所定範囲から外気が吸引されることとしたので、上流側コンベヤ上を下流に搬送されてきた吸収性物品に対して当該上流側コンベヤの下流側端の外気吸引ローラの吸引力が過度に作用して、隣接する下流側コンベヤに吸収性物品が受け渡されず、上流側コンベヤの通気性無端ベルトに吸い付いたままとなってしまう事故が防止される。
<請求項3記載の発明>
前記ベルトコンベヤが、一対のローラ間に、上面が外気吸引部とされかつ上面側端部が外気吸引ローラの周面上に至るまで迫り出すように構成されているサクションボックスを、備える請求項1または2記載の吸収性物品の搬送設備。
(作用効果)
サクションボックスを設けたのでローラ間においても、吸収性物品をベルト上に確実に保持できるようになる。またそのサクションボックスの上面側端が外気吸引ローラの周面状に至るまで迫り出すように構成したので、サクションボックスから外気吸引ローラにかけて吸引力が作用しなくなる位置がなくなり、コンベヤ上全体に渡って吸収性物品を吸引保持しつづけることができる。
<請求項4記載の発明>
前記通気性無端ベルトは、進行方向両側部が中央部よりも低通気性に構成されている、請求項1〜3の何れか1項に記載の吸収性物品の搬送設備。
(作用効果)
側部が中央部よりも重い構造の吸収性物品のコンベヤ間の受け渡しを良好に行うことができる。
<請求項5記載の発明>
前記通気性無端ベルトは、進行方向両側部が中央部よりも高通気性に構成されている、請求項1〜3の何れか1項に記載の吸収性物品の搬送設備。
(作用効果)
中央部が側部よりも重い構造の吸収性物品のコンベヤ間の受け渡しを良好に行うことができる。
<請求項6記載の発明>
外気吸引ローラが、チラー装置またはこのチラー装置からの冷却路の近傍に設置され、このチラー装置またはこれからの冷却路により冷却された外気が前記外気吸引ローラから吸引されるように構成されている請求項1〜5の何れか1項に記載の吸収性物品の搬送設備。
(作用効果)
チラー装置またはこれからの冷却路により冷却された外気が外気吸引ローラから吸引されるように構成されているので、冷気吸引に伴って外気吸引ローラに捲き架けられた通気性無端ベルトが冷却される。従って、搬送物がホットメルト接着剤が付与された直後の吸収性物品などを、当該冷却された通気性無端ベルトによる搬送過程においても冷却することができるようになる。
<請求項7記載の発明>
通気性無端ベルト上に載置されて搬送されてくる吸収性物品を所定位置で検出する検出手段と、この検出手段に応じて当該検出位置よりも後段の外気吸引ローラの吸引力を制御する制御手段と、を備える請求項1〜6の何れか1項に記載の吸収性物品の搬送設備。
(作用効果)
無端ベルト上に載置されて搬送されてくる吸収性物品を所定位置で検出する検出手段と、この検出手段に応じて当該検出位置よりも後段の外気吸引ローラにおける吸引力を制御する制御手段とを備えるため、吸収性物品が検出されたときに後段の外気吸引ローラ吸引力を強めるようにし、その他のときにおいては吸引を停止あるいは弱めるように制御することで、吸引に必要なエネルギーを節約できる。
以上のとおり、本発明によれば、隣接するコンベヤ間における吸収性物品の受け渡し時に、吸収性物品の載置方向や載置位置がずれない搬送設備を提供される。
本発明の実施の形態を以下に図面を参照しながら詳述する。
(第1の実施の形態)
図1は、本形態の搬送設備1の特徴部分である搬送路の一部(コンベヤ隣接部)を示す図である。図1に示すとおり、この搬送路は、回動自在なローラ間に通気性無端ベルト13が巻き架けられたベルトコンベヤ10A,10B(以下、ベルトコンベヤは単にコンベヤと記載する)が、ベルト端面同士を対面するようにして複数連続的に配置されて構成されている(図中、各コンベヤ10A,10Bの一方端は省略する)。図1中において、10Aは上流側コンベヤ、10Bは下流側コンベヤを示しており、搬送対象物である吸収性物品Xは、10Aの上流側コンベヤから10Bの下流側コンベヤに受け渡されて搬送される。なお、隣接するコンベヤ間の距離は、搬送対象物の大きさおよび重量等により適宜定める。
本形態の搬送路は特徴的には、周面に外気を吸引するための吸引部が形成された外気吸引ローラ同士が対面するようにして配置されたベルトコンベヤ隣接部を備え、さらに、この外気吸引ローラに吸引機能を付与する吸引手段とを備える。図示されるコンベヤ隣接部で説明すれば、コンベヤ10Bの下流側端ローラ12およびコンベヤ10Aの上流側端に位置するローラ11が、その周面にスリット孔あるいは微細孔が形成されたものであり、このローラ11,12に周面から外気を吸引するための吸引手段(図示されない)が連結されて構成されている。なお、前記外気吸引ローラ12は、通気性ウレタンスポンジジャケットで被覆されたローラや、円周面が金属メッシュ材で構成された通気性ローラ、なども利用できる。
本形態では特に、外気吸引ローラ11,12の上部側半周面のみ外気が吸引されるように構成されている。具体的には、外気吸引ローラ11,12よりも若干径の小さい無孔の吸引範囲調整円弧湾曲板15が、外気吸引ローラ11,12内に同軸かつ不回転に外気吸引ローラ11,12の下半周面を被覆するように設置されていて、外気吸引ローラ11,12の下半周面からは吸気がなされずに、上部側半周面のみ外気が吸引されるように構成されている。なお、外気吸引ローラ11,12の吸引範囲の調整は、範囲調整円弧湾曲板15の大きさを変更して外気吸引ローラ11,12の被覆範囲を調整することにより、適宜変更することができる。また、外気吸引ローラ11,12の吸引範囲の調整は本形態に限られるものではない。
図示されない前記吸引手段は、真空ポンプ等のポンプによって外気を吸引する吸気装置や、ブロアー、タービン等のファンの作用により外気を吸気する吸気装置など、既知の吸気装置を用いることができる。
一方、各コンベヤ10A,10Bの端部に位置するローラ間には、上面14Uに外気吸引部を有するサクションボックス(バキュームボックスとも呼ばれる)14,14が設置されている。このサクションボックス14,14には、図示されない吸引手段が連結されている。この吸引手段の作動によってベルト近傍の外気Aが前記通気性無端ベルト13を通してサクションボックス14方向に移動せしめられ、もって通気性無端ベルト13上に載置された吸収性物品Xが、コンベヤ中間部(ローラ間部)において通気性無端ベルト13上に吸引保持されるように構成されている。また、このサクションボックス14,14の上面側端部14E,14Eは、外気吸引ローラ11,12の周面上に至るまで迫り出すように構成されていて、ベルトコンベヤ上の流路においてサクションボックス設置部位から外気吸引ローラ設置部位に至るまで途切れることなく搬送対象物である吸収性物品に対して吸引力が作用されるように構成されている。
ここで、外気吸引ローラ11,12とサクションボックス14,14の吸引力の差は同様かもしくは、上流側コンベヤ10Aのサクションボックス14、上流側コンベヤ10Aの外気吸引ローラ11、下流側コンベヤ10Bの外気吸引ローラ12、下流側コンベヤ10Bのサクションボックスの順に、吸引力を高くするのが望ましい。サクションボックス設置部位から外気吸引ローラ設置部位への吸収性物品の移動、外気吸引ローラ11,12間の吸収性物品の受け渡し、および外気吸引ローラ設置部位からサクションボックス設置部位への吸収性物品の移動がスムーズになされるようになる。具体的な、外気吸引ローラ11,12およびサクションボックス14,14の吸引力は、搬送対象物の大きさおよび対象物に応じて適宜定めることができる。
サクションボックス14,14に連結される吸引手段も、真空ポンプ等のポンプによって外気を吸引する吸気装置や、ブロアー、タービン等のファンの作用により外気を吸気する吸気装置など、既知の吸気装置を用いることができる。
通気性の無端ベルト13としては、既知のサクションコンベヤなど吸引機能を有するコンベヤに用いられている搬送用無端ベルトを用いることができる。具体的には、天然ゴム、ウレタンゴムそのほか合成ゴムなどの各種ゴム製ベルトに微細な通気孔を多数形成したものや、スポンジ性ベルトなどが挙げられる。
通気性無端ベルト13の駆動手段は図示はしないが、通気性無端ベルトに周面で接する回転筒と、この回転筒の回転軸に直接的にあるいはプーリーおよびプリーベルト等を介して間接的に連結されて前記回転筒を回転させる駆動原となるモータにより構成された、既知の駆動手段を用いることができる。
ここで、本形態の搬送設備の搬送対象物である吸収性物品Xは、生理用ナプキン、汗取りパッド、尿取りパッド、紙おむつなど、透液性シートと不透液シートとの間に吸収体を介在させた構造を有する体液吸収性製品、あるいはこれら体液吸収性製品に用いる吸収体などである。
一方、本形態の搬送設備1は、コンベヤ10A,(10B)の適宜の位置の上方に、吸収性物品Xの吸収性物品検出装置20が設けられている。この検出装置20は、光電管等であり検出光20Pをコンベヤ10A,(10B)上に照射して当該照射区間を通る吸収性物品Xの有無を検出するものである。
また、本形態の搬送設備1は、前記外気吸引ローラ12に連結された吸引手段の吸引力を制御するための吸引力制御調整装置21を有する。この制御調整装置21は、前記光電管20で検出された検出信号20Sを受けて、当該吸引手段に制御信号20Sを送り、接続された各吸引手段での吸引力や運転を制御調整するものである。
以上詳述の本形態の搬送設備1では、上流側コンベヤ10Aを流れてきた吸収性物品Xが検出装置20により検出されると、外気吸引ローラ12に連結された吸気装置が制御装置20によって作動するとともに、その吸引力を適宜の吸引力に制御調整する。
そして、上流側コンベヤか10Aら下流側コンベヤ10Bに吸収性物品Xが受け渡されるさいには、上流側コンベヤ10Aの下流側端のローラ(外気吸引ローラ)11の存在によって上流側コンベヤ10Aのサクションボックス14から引き続き吸引力が作用したまま上流側コンベヤ端まで吸収性物品が搬送されるとともに、下流側コンベヤ10Bの上流側端のローラ(外気吸引ローラ)12の吸引力が作用し始めて、吸収性物品Xが上流側のコンベヤ10A上から下流側のコンベヤ10Bに吸引されるようにして受け渡される。かくして、吸収性物品Xがコンベヤ10A,10B間の所定範囲で吸引力がなくなってばたつき、ベルト上の載置位置や載置方向がずれることなく、受け渡しがなされる。
なお、図1中においては、便宜のため二機のコンベヤ10A,10Bに着目して、上流側10A、下流側コンベヤ10Bとして説明したが、もちろん上流側コンベヤ10Aのさらに上流側にコンベヤが連接されて搬送路が形成されていてもよいし、下流側コンベヤ10Bのさら下流がコンベヤが連接されて搬送路が形成されていてもよい。搬送路を構成するコンベヤの隣接部のすべてあるいは適宜の隣接部のみについて、外気吸引ローラ同士が対面するコンベヤ隣接部に構成することができる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態は、第1の実施の形態における搬送設備において通気性無端ベルトが、進行方向両側部が中央部よりも低通気性に構成されている形態である。具体的には、図2に本形態の通気性無端ベルト13Aの正面図が示されているように、本形態の通気性無端ベルト13Aは、進行方向側端からの所定範囲(側部)13Eに小径の小径通気孔13hが多数形成され、その両側部13E,13E間の中央部13Sにはそれよりも大径の大径通気孔13Hが多数形成されることにより、進行方向両側部13E,13Eが中央部13Sよりも低通気性に構成されている。
この形態の通気性無端ベルト13Aを有する搬送設備では、図2中に示される吸収性製品X2のように、吸収コアXcが幅方向の略中央部に位置されていて、中央部の重量が両側部より重い構成の吸収性物品の搬送に適する。
すなわち、このような吸収性物品X2をコンベヤ間で受け渡すにあたって、コンベヤ幅方向にわたって同様の吸引力であると、まず吸収性物品の側部の軽い部分が吸引されて移動し、その後に重い中央部が吸引されて移動する。このとき、先に移動した吸収性物品側部が当該吸収性物品中央部下に下に入りこんで下敷きになってしまう事故が生じやすくなる。
本形態の通気性無端ベルト13Aのように、進行方向両側部13E,13Eが中央部13Sよりも低通気性に構成すれば、外気吸引ローラ11,12による吸引力は、重い部分が位置しているベルト中央13Sでより強力となるから、当該吸収性物品X2を上流側コンベヤ10Aから下流側コンベヤ10Bに受け渡すさいに、軽い側部がさきに下流側コンベヤ10Bに移動されることはなく、吸収性物品X2の重量配分にほぼ関係なく一時に受け渡すことが可能となり、かかる事故を防止することができる。
なお、中央部13Sと側部13Eとの比率は、搬送対象物である吸収性物品X2に応じて適宜変更すればよいが、紙おむつ、整理用ナプキンなどの体液吸収性物品に用いるのであれば、その形状を考慮して、側部幅(一方端部幅)13E:中央部幅13Sが1:1〜1:5程度となるように構成するのが望ましい。
また、側部13Eと中央部13Sの吸引力の比率は、大径通気孔13H、小径通気孔13hの径差および孔形成密度によって調整することができる。具体的な吸引力の比率は、搬送対象物となる吸収性物品における部分的な重量配分比率に応じて適宜変更する。
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態は、第2の実施の形態とは反対に、通気性無端ベルトが、進行方向両側部が中央部よりも高通気性に構成されている形態である。具体的には、図3に本形態の通気性無端ベルトX3の正面図が示されているように、本形態の通気性無端ベルト13Bは、進行方向側端からの所定範囲(端部)13E,13Eに大径の大径通気孔13Hが多数形成され、その両端部間の中央部13Sにはそれよりも小径の小径通気孔13hが多数形成されることにより、進行方向両側部13E,3Eが中央部13Sよりも高通気性に構成されている。
この形態の通気性無端ベルト13Bを有する搬送設備では、図3中に示される吸収性物品X3のように、吸収コアXcが両側部に位置されていて、両側部の重量が中央部より重い構成の吸収性物品X3の搬送に適する。
すなわち、このような吸収性物品X3をコンベヤ間で受け渡すにあたって、コンベヤ幅方向にわたって同様の吸引力であると、まず吸収性物品X3の中央部の軽い部分が吸引され、その後に重い中央部が吸引されて移動する。このとき、後に移動する吸収性物品両側がばたついて、当該吸収性物品X3にしわがよる事故が生じやすくなる。
本形態の通気性無端ベルト13Bのように、進行方向両側部13E,13Eが中央部13Sよりも高通気性に構成すれば、外気吸引ローラ11,12による吸引力は、重い部分が位置しているベルト両側部13E,13Eでより強力となるから、当該吸収性物品X3を上流側コンベヤ10Aから下流側コンベヤ10Bに受け渡すさいに、軽い中央部がさきに下流側コンベヤ10Bに移動されることはなく、吸収性物品X3の重量配分にほぼ関係なく一時に受け渡すことが可能となり、かかる事故を防止することができる。
なお、中央部13Sと側部13Eとの比率は、搬送対象物である吸収性物品X3に応じて適宜変更すればよい。側部幅13E(一方端部幅):中央部幅13Sが1:1〜1:5程度となるように構成するのが望ましい。
また、両側部13E,13Eと中央部13Sの吸引力の比率は、大径通気孔13H、小径通気孔13hの孔径差および孔形成密度によって調整することができる。具体的な吸引力の比率は、搬送対象物となる吸収性物品X3における部分的な重量配分比率に応じて適宜変更する。
(第4の実施の形態)
次いで、本発明の他の形態を図4を参照しながら以下に詳述する。本形態は、外気吸引ローラ11,12を、チラー装置30またはこのチラー装置からの冷却路の近傍に設置した例である。これにより、チラー装置30またはこれからの冷却路により冷却された装置等近傍の外気が外気吸引ローラ11,12から吸引され、それにともなって通気性無端ベルト13が冷却される。
従って、例えば、ホットメルト接着剤付与直後の吸収性物品Xなど、冷却対象搬送物を当該コンベヤで搬送すれば予冷をなすことができる。
なお、予冷後の吸収性物品に対しては、例えば、当該チラー装置から冷却路を介して冷気を供給して充填した冷却室内を当該ベルトが通るように構成するなどして、搬送されてきた冷却対象搬送物をさらに所望の状態となるまで冷却すればよい。
本発明は、吸収性物品以外の搬送物の搬送にも利用可能である。
本発明の第1実施の形態の搬送設備の概略側面図である。 第2の実施の形態の通気性無端ベルトの説明図である。 第3の実施の形態の通気性無端ベルトの他の例の説明図である。 第4の実施の形態の搬送設備を示す概略側面図である。 従来の搬送設備の概略側面図である。
符号の説明
1…搬送設備、10A,10B…コンベヤ、11…上流側端ローラ(外気吸引ローラ)、12…下流側端ローラ(外気吸引ローラ)、13,13A,13B…通気性無端ベルト、13H…大径通気孔、13h…小径通気孔、13E…通気性無端ベルト進行方両側部、13S…通気性無端ベルト進行方中央部、14…サクションボックス、15…吸引範囲調整円弧湾曲板、20…吸収性物品検出装置、20P…検出光、20S…検出信号、21…吸引力制御装置、21S…制御信号、30…チラー装置、A,A’…外気、X,X1,X2…吸収性物品、Xc…吸収コア。

Claims (7)

  1. ベルト端面同士が対面するようにしてベルトコンベヤが複数連続して配置されたコンベヤ搬送路を備える吸収性物品の搬送設備であって、
    少なくとも一方が周面に外気を吸引するための吸引部が形成された外気吸引ローラである一対のローラとこれらローラ間に巻き架けられた通気性無端ベルトとを有するベルトコンベヤを二機以上備え、
    それらベルトコンベヤ同士が前記外気吸引ローラ同士を対面するようにして配置されたベルトコンベヤ隣接部を備え、かつ、
    前記外気吸引ローラに吸引機能を付与する吸引手段を備える、ことを特徴とする吸収性物品の搬送設備。
  2. 前記外気吸引ローラの上部側半周面の所定範囲から外気が吸引されるように構成されている請求項1記載の吸収性物品の搬送設備。
  3. 前記ベルトコンベヤが、一対のローラ間に、上面が外気吸引部とされかつ上面側端部が外気吸引ローラの周面上に至るまで迫り出すように構成されているサクションボックスを、備える請求項1または2記載の吸収性物品の搬送設備。
  4. 前記通気性無端ベルトは、進行方向両側部が中央部よりも低通気性に構成されている、請求項1〜3の何れか1項に記載の吸収性物品の搬送設備。
  5. 前記通気性無端ベルトは、進行方向両側部が中央部よりも高通気性に構成されている、請求項1〜3の何れか1項に記載の吸収性物品の搬送設備。
  6. 外気吸引ローラが、チラー装置またはこのチラー装置からの冷却路の近傍に設置され、このチラー装置またはこれからの冷却路により冷却された外気が前記外気吸引ローラから吸引されるように構成されている請求項1〜5の何れか1項に記載の吸収性物品の搬送設備。
  7. 通気性無端ベルト上に載置されて搬送されてくる吸収性物品を所定位置で検出する検出手段と、この検出手段に応じて当該検出位置よりも後段の外気吸引ローラの吸引力を制御する制御手段と、を備える請求項1〜6の何れか1項に記載の吸収性物品の搬送設備。
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