JP4522388B2 - 対物レンズ駆動装置及びそれを具備した光ピックアップ装置 - Google Patents

対物レンズ駆動装置及びそれを具備した光ピックアップ装置 Download PDF

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Description

本発明は、対物レンズ駆動装置及びそれを具備した光ピックアップ装置に関する。
従来、光ピックアップ装置によって光学的に情報の記録・再生がなされる光ディスクとしては、波長が“780〜790nm”のAlGaAs系赤外レーザー光を記録・再生に利用するCD媒体や、波長が“650〜660nm”のAlGaInP系赤色レーザー光を記録・再生に利用するDVD媒体が普及している。また、こうした普及の結果、一般ユーザーの手元には、それぞれ波長の異なるレーザー光を利用するCD媒体とDVD媒体が混在することになるので、一般ユーザーの利便性向上等を図るために、CD/DVD互換光ピックアップ装置が普及している。
CD/DVD互換光ピックアップ装置は、光学系、特に、CD/DVD媒体上にレーザー光の微小スポットを形成する役割を担う対物レンズが重要な部品となっており、かかる対物レンズに重点を置いた様々な開発がなされている。例えば、CD/DVD互換光ピックアップ装置として、CD/DVD規格のそれぞれに準拠した2種類のレーザー光に対応させて、CD媒体用対物レンズとDVD媒体用対物レンズをそれぞれ2個設けておき、ターンテーブルに装着されるCD/DVD媒体に応じて切り替える方式と、CD/DVD媒体の保護層の厚みの違いに起因した球面収差補正を施すべく、非球面上に回折レンズ構造が形成されたCD/DVDの両方に互換性を有した特殊対物レンズ1個を設けた方式と、が提案されている。
なお、CD媒体用対物レンズ又はDVD媒体用対物レンズ、若しくは、CD/DVD互換の特殊対物レンズに関しては、ガラスレンズと対比して、軽量であり、量産性に優れ、サイズ形状の自由度が高い等といった利点を有した単体のプラスチックレンズが主流となっている。また、CD媒体用対物レンズとDVD媒体用対物レンズは、プラスチック成型によって、そのサイズ形状や重量を略同じに設計する事が可能である。
ここで、CD媒体用対物レンズとDVD媒体用対物レンズを切り替える方式の場合、CD/DVD媒体がターンテーブルに装着される毎に、装着媒体に対応するCD用/DVD媒体用対物レンズの光軸が、装着媒体の幾何中心線上に位置するように、複雑な送り制御を行う駆動機構が必要となる。そこで、かかる複雑な駆動機構を設けないようにするために、光ピックアップ装置の一部を構成するレンズホルダー(別名:光ピックアップボビン)におけるCD用/DVD媒体用対物レンズの配置方に工夫した技術がいくつか提案されている。
例えば、以下に示す特許文献1では、図8(a)に示すように、第1の対物レンズ65(例えば、CD媒体用対物レンズ)と第2の対物レンズ60(例えば、DVD媒体用対物レンズ)の各光軸P1、P2を結ぶ直線b−b’が、ターンテーブル(不図示)に装着された異なる光ディスク(52、54)のいずれか一方の面上において、回転中心Oを基点として同心円状又は螺旋状に形成された情報トラックの接線c−c’と平行となるように、レンズホルダー500に配置する。この結果、第1の対物レンズ65と第2の対物レンズ60は、基準位置を切り替えることなく、共通の駆動機構によって、フォーカシング方向及びトラッキング方向へと駆動されるので、光ピックアップ装置の構成を簡略化できる、と記載されている。
更に、以下に示す特許文献1では、図8(b)に示すように、第1の対物レンズ65と第2の対物レンズ60の各光軸P1、P2が、ターンテーブルに装着された異なる光ディスク(52、54)のいずれか一方の面上において、回転中心Oを通過する直線a−a’上に位置するように、レンズホルダー510に配置する。この結果、いずれの対物レンズ65、60を用いる場合であっても、高精度に情報トラックを光ビームによって走査することが可能となる、と記載されている。
ところで、近年、波長が“400〜410nm”のInGaN系青紫色レーザー光を記録・再生に利用するBlu−ray媒体(以下、BD媒体と称する。)やHD−DVD媒体(以下、HD媒体と称する。)が実用化に向かっている。従って、光ピックアップ装置に関しても、従来のCD媒体並びにDVD媒体の互換性に加えて、BD媒体及び/又はHD媒体の互換性を具備した光ピックアップ装置の開発が進行している。尚、以下では、かかる光ピックアップ装置の一例として、BD媒体、CD媒体及びDVD媒体それぞれの互換性を具備した光ピックアップ装置(以下、BD/CD/DVD互換光ピックアップ装置と称する。)を前提として説明する。
BD/CD/DVD互換光ピックアップ装置は、CD/DVD互換性光ピックアップ装置と対比して、BD媒体向けの光学系を新たに追加しなければならないので、更なる光学系の簡略化が必須となっており、CD媒体用対物レンズとDVD媒体用対物レンズをそれぞれ2個設ける方式ではなく、CD/DVD互換の特殊対物レンズ1個を設ける方式の方が採用され得る。なお、前述したとおり、かかるCD/DVD互換の特殊対物レンズは、単体の「プラスチックレンズ」が主流である。
また、BD/CD/DVD互換光ピックアップ装置は、BD媒体用対物レンズ(開口数NA0.85)は、CD媒体用対物レンズ(開口数NA0.45)並びにDVD媒体用対物レンズ(開口数NA0.60)と対比して開口数が高いという理由で、2枚のプラスチックレンズを組み合わせて構成される2枚組みレンズを採用する場合と、作動距離の広さを確保するために単体のガラスレンズを採用する場合と、が考えられている。しかし、2枚組みレンズは、製造コストが高く、BD媒体と対物レンズとの作動距離が“0.15mm”と狭いことより、これらの問題を解決できる、単体の「ガラスレンズ」を採用する場合が主流とされる。なお、単体のプラスチックレンズを採用するBD媒体用対物レンズに関しては、現状、未だ実用化の目処が立っていない。
従って、BD/CD/DVD互換光ピックアップ装置は、BD媒体用対物レンズとしての「ガラスレンズ」と、CD/DVD互換の特殊対物レンズとしての「プラスチックレンズ」と、をそれぞれ設ける方式が将来的に主流になると考えられている。
国際公開第WO98/02874号パンフレット
ところで、図8(a)、(b)に示したように、第1の対物レンズ65並びに第2の対物レンズ60のサイズ形状や重量が略同じとなる場合には、レンズホルダー500、510の幾何中心X、Yに対して対称位置となるように、2つの第1の対物レンズ65並びに第2の対物レンズ60を配置することで、レンズホルダー500、510の重心バランスを容易に維持する事が可能である。
例えば、図8(a)、(b)が対象とする光ピックアップ装置がCD/DVD互換光ピックアップ装置の場合であり、第1の対物レンズ65がCD媒体用対物レンズであり、第2の対物レンズ60がDVD媒体用対物レンズである場合、第1の対物レンズ65並びに第2の対物レンズ60は、サイズ形状や重量が略同じとなる単体のプラスチックレンズを採用する場合が専らであるので、レンズホルダー500、510の重心バランスを容易に維持する事が可能である。
一方、図8(a)、(b)が対象とする光ピックアップ装置が、例えば、BD/CD/DVD互換光ピックアップ装置の場合であり、第1の対物レンズ65がBD媒体用対物レンズ、すなわちガラスレンズであり、第2の対物レンズ60がCD/DVD互換の特殊対物レンズ、すなわちプラスチックレンズである場合、ガラスレンズはプラスチックレンズと対比して比重が高く、サイズ形状が略同じとなる場合であってもガラスレンズはプラスチックレンズよりも2倍以上重くなるので、図8(a)、(b)に示したようにレンズホルダー500、510に第1の対物レンズ65並びに第2の対物レンズ60を配置したとき、レンズホルダー500、510の重心バランスは崩れ易くなるという問題が起こり得る。
そこで、ピッチングやローリングなど不要な共振が発生してしまう事になるので、図8(a)、(b)に示すように、第1の対物レンズ65並びに第2の対物レンズ60の配置方向に、バランサ501、511を追加する必要が生じてくる。しかしながら、バランサ501、511を追加すると、対物レンズ駆動装置8の重量が重くなるので、駆動機構に対する感度を確保する事が困難となる。また、バランサ501、511という部品点数が増えるために、各部品の重量誤差や取り付け位置の誤差によって、駆動点と対物レンズ駆動装置8の重心位置とにズレが生じる確率が高くなり、不要な共振がより発生し易くなる問題が起こり得る。
前述した課題を解決するために、本発明の請求項1に係る対物レンズ駆動装置は、複数の対物レンズと、前記複数の対物レンズを保持するレンズホルダーと、当該レンズホルダー自身を磁気作用によって駆動させるための駆動コイルと、当該レンズホルダー自身を弾性支持するためのワイヤーを保持するワイヤー保持部材と、を備えた可動部を有する対物レンズ駆動装置において、前記複数の対物レンズの重量は相違し、前記複数の対物レンズに関する第1の合成重心位置を、前記複数の対物レンズを除いた前記可動部に関する第2の合成重心位置へと合わせて、前記複数の対物レンズを配置して保持すること、を特徴とする。
また、本発明の請求項9に係る光ピックアップ装置は、請求項1乃至8のいずれかに記
載の対物レンズ駆動装置を具備したこと、を特徴とする。
本発明によれば、複数の対物レンズを保持する際に重心バランスを維持する対物レンズ駆動装置及びそれを具備した光ピックアップ装置を提供することができる。
=== 光ピックアップ装置の全体構成 ===
図1、図2、図3を参照しつつ、本発明の一実施形態に係る光ピックアップ装置100の全体構成について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る光ピックアップ装置の全体構成を示す図である。図2(a)、(b)は、図1中に示す直線a−a’の断面図である。図3は、本発明の一実施形態に係る対物レンズと立上ミラーの位置関係を模式的に示した図である。
光ピックアップ装置100は、Blu−ray規格(本発明に係る『第1の光ディスク規格』)に準拠したBlu−ray媒体(以下、BD 媒体と称する。)50、CD規格(本発明に係る『第2の光ディスク規格』)に準拠したCD媒体52及びDVD規格(本発明に係る『第2の光ディスク規格』)に準拠したDVD媒体54それぞれの互換性を具備したBD/CD/DVD互換光ピックアップ装置の場合とする。
この場合、光ピックアップ装置100は、青紫色半導体レーザー2、回折格子3、10、14、ビームスプリッタ4、コリメータレンズ5、16、ビームエキスパンダー6、立上ミラー7、17、対物レンズ駆動装置8、赤色半導体レーザー9、ダイクロイックプリズム11、赤外半導体レーザー12、カップリングレンズ13、平板ビームスプリッタ15、センサーレンズ18、20、光検出器19、21を有している。
<BD媒体向け光学系>
青紫色半導体レーザー2は、例えばp型半導体とn型半導体をpn接合したダイオード(不図示)から構成されている。青紫色半導体レーザー2は、不図示のレーザー駆動回路からの制御電圧が印加されることにより、BD 媒体50における第1の対物レンズ24側の一方の面から情報面51までの保護層の厚み(0.75〜0.1mm)に対応した波長(400〜410nm)の青紫色レーザー光(本発明に係る『第1の光ディスク規格に準拠した第1のレーザー光』)を出射する。
回折格子3は、青紫色レーザー光を回折することにより、例えば0次光と±1次回折光とを発生してビームスプリッタ4に出射する。尚、本実施形態においては、特に明示する場合を除いて当該0次光と±1次回折光とを青紫色レーザー光と称して以下説明する。
ビームスプリッタ4は、青紫色レーザー光を透過してコリメータレンズ5に出射する。また、ビームスプリッタ4は、コリメータレンズ5から出射されるBD 媒体50の情報面51を照射した後の青紫色レーザー光の反射光を反射して、センサーレンズ18に出射する。
コリメータレンズ5は、青紫色レーザー光を平行光に変換してビームエキスパンダー6に出射する。また、コリメータレンズ5は、ビームエキスパンダー6からの青紫色レーザー光の反射光を収束光に変換して、ビームスプリッタ4に出射する。
ビームエキスパンダー6は、凹形レンズ22と凸形レンズ23から構成されている。
凹形レンズ22は、青紫色レーザー光を拡散光に変換して凸形レンズ23に出射する。凸形レンズ23は、青紫色レーザー光を平行光に変換して出射する。この結果、ビームエキスパンダー6は、コリメータレンズ5からの青紫色レーザー光を、凹形レンズ22と凸形レンズ23との間の距離に対応する拡大率で拡大して、対物レンズ駆動装置8の立ち上げミラー(不図示)に出射することとなる。尚、このビームエキスパンダー6による青紫色レーザー光の拡大は、BD 媒体50が例えば2層の情報面(不図示)を有している場合の層間厚みの差に起因して発生する球面収差を補正するために施される。
凸形レンズ23は、対物レンズ駆動装置8の立上ミラー7からの青紫色レーザー光の反射光を収束光に変換して、凹形レンズ22に出射する。凹形レンズ22は、青紫色レーザー光の反射光を平行光に変換して出射する。この結果、ビームエキスパンダー6は、立上ミラー7からの青紫色レーザー光の反射光を、凹形レンズ22と凸形レンズ23との間の距離に対応する縮小率で縮小して、コリメータレンズ5に出射することなる。
立上ミラー7は、青紫色レーザー光を反射することにより、対物レンズ駆動装置8の第1の対物レンズ24に青紫色レーザー光を入射させる。また、立上ミラー7は、対物レンズ駆動装置8からの青紫色レーザー光の反射光を反射して、ビームエキスパンダー6に出射する。
センサーレンズ18は、例えば差動非点収差法に基づくフォーカシング制御を行うべく、ビームスプリッタ4からの青紫色レーザー光の反射光に非点収差を付与して、光検出器19に出射する。
光検出器19は、青紫色レーザー光の反射光である0次光の反射光と±1次回折光の反射光とをそれぞれ受光するための受光領域を有している。光検出器19は、0次光の反射光の光量に応じて光電変換した電気信号を生成して、後段の処理回路(不図示)に出力する。この結果、0次光の反射光に応じた電気信号に基づいて、BD 媒体50の情報面51からの情報再生が行われることとなる。
また、光検出器19は、±1次回折光の反射光の光量に応じて光電変換した電気信号を生成して、0次光の反射光に応じた電気信号とともに、後段のサーボ制御回路(不図示)に出力する。この結果、0次光と±1次回折光の反射光に応じた電気信号に基づいてトラッキング制御信号、フォーカシング制御信号等が生成され、前述の磁気部材を介したトラッキング制御、フォーカシング制御等が行われる。
<CD/DVD媒体向け光学系>
赤色半導体レーザー9は、例えば、p型半導体とn型半導体をpn接合したダイオード(不図示)から構成されている。そして、赤色半導体レーザー9は、不図示のレーザー駆動回路からの制御電圧が印加されることにより、DVD媒体54における第2の対物レンズ30側の一方の面から情報面55までの保護層の厚み(0.6mm)に対応する波長(650〜660nm)の赤色レーザー光(本発明に係る『第2の光ディスク規格に準拠した第2のレーザー光』)を出射する。
回折格子10は、赤色レーザー光を回折することにより、例えば、0次光及び±1次回折光を発生してダイクロイックプリズム11に出射する。尚、本実施形態においては、当該0次光及び±1次回折光のことを「赤色レーザー光」と称する。
赤外半導体レーザー12は、例えば、p型半導体とn型半導体をpn接合したダイオード(不図示)から構成されている。そして、赤外半導体レーザー12は、不図示のレーザー駆動回路からの制御電圧が印加されることにより、CD媒体52における第2の対物レンズ30側の一方の面から情報面53までの保護層の厚み(1.2mm)に対応する波長(780〜790nm)の赤外レーザー光(本発明に係る『第2の光ディスク規格に準拠した第2のレーザー光』)を出射する。
カップリングレンズ13は、拡散光である赤外レーザー光の広がり角を変換して回折格子14に出射する。
回折格子14は、赤外レーザー光を回折することにより、例えば、0次光及び±1次回折光を発生してダイクロイックプリズム11に出射する。尚、本実施形態においては、当該0次光及び±1次回折光のことを「赤外レーザー光」と称する。
ダイクロイックプリズム11は、赤色レーザー光を透過して平板ビームスプリッタ15に出射する。また、ダイクロイックプリズム11は、赤外レーザー光を反射して平板ビームスプリッタ15に出射する。
平板ビームスプリッタ15は、赤色レーザー光及び赤外レーザー光を反射して、コリメータレンズ16に出射する。また、平板ビームスプリッタ15は、コリメータレンズ16から出射されるDVD媒体54の情報面55を照射した後の赤色レーザー光の反射光、及び、CD媒体52の情報面53を照射した後の赤外レーザー光の反射光を透過して、センサーレンズ20に出射する。
コリメータレンズ16は、赤色レーザー光及び赤外レーザー光を平行光に変換して立上ミラー17に出射する。また、コリメータレンズ16は、立上ミラー17からの赤色レーザー光の反射光及び赤外レーザー光の反射光を収束光に変換して、平板ビームスプリッタ15に出射する。
立上ミラー17は、赤色レーザー光及び赤外レーザー光を反射することにより、対物レンズ駆動装置8の第2の対物レンズ30に赤色レーザー光及び赤外レーザー光を入射させる。また、立上ミラー17は、対物レンズ駆動装置8からの赤色レーザー光の反射光及び赤外レーザー光の反射光を反射して、コリメータレンズ16に出射する。
センサーレンズ20は、例えば差動非点収差法に基づくフォーカシング制御を行うべく、平板ビームスプリッタ15からの赤色レーザー光の反射光及び赤外レーザー光の反射光に非点収差を付与して、光検出器21に出射する。
光検出器21は、赤色レーザー光の反射光及び赤外レーザー光の反射光である0次光の反射光と±1次回折光の反射光とをそれぞれ受光するための受光領域を有している。光検出器21は、0次光の反射光の光量に応じて光電変換した電気信号を生成して、後段の処理回路(不図示)に出力する。この結果、0次光(赤色レーザー光)の反射光に応じた電気信号に基づいて、DVD媒体54の情報面55からの情報再生が行われることとなる。また、0次光(赤外レーザー光)の反射光に応じた電気信号に基づいて、CD媒体52の情報面53からの情報再生が行われることとなる。
更に、光検出器21は、±1次回折光の反射光の光量に応じて光電変換した電気信号を生成して、0次光の反射光に応じた電気信号とともに、後段のサーボ制御回路(不図示)に出力する。この結果、0次光と±1次回折光の反射光に応じた電気信号に基づいてトラッキング制御信号、フォーカシング制御信号等が生成されるとともに、前述の磁気部材を介したトラッキング制御、フォーカシング制御等が行われることとなる。
<対物レンズ駆動装置>
対物レンズ駆動装置8は、第1の対物レンズ24、第2の対物レンズ30、フォーカシング用コイル40a、40b、トラッキング用コイル41a、41b、42a、42b、レンズホルダー25、ワイヤー26A乃至26F、ワイヤー保持部材27を少なくとも有する。なお、対物レンズ駆動装置8のその他の部材(磁石、ヨーク等)は、例えば、特開2002−367199号公報の図1、図2に示されたものを採用できる。
第1の対物レンズ24は、BD 媒体50の保護層の厚みに対応した開口数NA(0.85)を有する単体のガラスレンズである。第1の対物レンズ24は、立上ミラー7からの青紫色レーザー光をBD 媒体50の情報面51に集光させる。また、第1の対物レンズ24は、BD 媒体50の情報面51を照射した後の青紫色レーザー光の反射光を平行光に変換して、立上ミラー7に出射する。
第2の対物レンズ30は、DVD媒体54及びCD媒体52両方に対応した単体のプラスチックレンズである。第2の対物レンズ30は、DVD媒体54の保護層の厚みに対応した開口数NA(0.6〜0.65)を有するが、CD/DVD媒体52、54の保護層の厚みの違いに起因した球面収差補正を施すべく、非球面上に回折レンズ構造を形成している。この結果、第2の対物レンズ30は、DVD媒体54とCD媒体52両方に対応することができる。
第2の対物レンズ30は、立上ミラー17からの赤色レーザー光をDVD媒体54の情報面55に集光させるとともに、立上ミラー17からの赤外レーザー光をCD媒体52の情報面53に集光させる。また、第2の対物レンズ30は、DVD媒体54の情報面55を照射した後の赤色レーザー光の反射光を平行光に変換して立上ミラー17に出射するとともに、CD媒体52の情報面53を照射した後の赤外レーザー光の反射光を平行光に変換して立上ミラー17に出射する。
フォーカシング用コイル40a、40bは、制御電流が印加されることで、レンズホルダー25を、第1の対物レンズ24、第2の対物レンズ30の光軸と平行なフォーカシング方向へと駆動するための駆動コイルである。
トラッキング用コイル41a、41b、42a、42bは、制御電流が印加されることで、第1の対物レンズ24、第2の対物レンズ30の光軸と直交するトラッキング方向へと駆動するための駆動コイルである。
レンズホルダー25は、本発明に係る『レンズホルダー』の一実施形態であり、第1の対物レンズ24及び第2の対物レンズ30を、固着又は嵌め込み等の手段を用いて配置して保持するものである。例えば、レンズホルダー25は、電線を巻いてコイルを形成する円形または多角形の筒であるボビン等を採用することができる。
レンズホルダー25は、対物レンズ駆動装置8の一部を構成するアクチュエータ基板(不図示)に一端が固着されたサスペンションワイヤー26A乃至26Fの他端を保持するワイヤー保持部材27a、27bが、一体成型されている。
そして、レンズホルダー25は、サスペンションワイヤー26A乃至26Fの弾性力により、アクチュエータ基板上に弾性保持される。更に、レンズホルダー25は、フォーカシング用コイル40a、40bと、トラッキング用コイル41a、41b、42a、42bと、が駆動されて、アクチュエータ基板上に設けるマグネット、ヨーク等の磁気部材(いずれも不図示)の磁気作用によって、トラッキング方向への駆動やフォーカシング方向への駆動等がなされる。
===レンズホルダーにおける対物レンズの配置===
<<第1及び第2の対物レンズの合成重心位置>>
図4を参照しつつ、第1及び第2の対物レンズ24、30に関する第1の合成重心位置Pについて説明する。
まず、タンジェンシャル方向をX軸、ラジアル方向をY軸、フォーカシング方向をZ軸、とした三次元座標空間を想定する。なお、タンジェンシャル方向(X方向)とは、第1の対物レンズ24、第2の対物レンズ30の光軸と直交する方向であり且つBD媒体50、DVD媒体54、CD媒体52上で回転中心Oを基点として同心円状又は螺旋状に形成された情報トラックの接線方向のことである。また、ラジアル方向(Y方向)とは、第1の対物レンズ24、第2の対物レンズ30の光軸と直交する方向であり且つBD媒体50、DVD媒体54、CD媒体52の径方向のことである。更に、フォーカシング方向(Z方向)とは、第1の対物レンズ24、第2の対物レンズ30の光軸と平行する方向である。
かかる三次元座標空間において、第1の対物レンズ24を質量maであり重心座標(Xa,Ya,Za)の質点Aとし、第2の対物レンズを質量mbであり重心座標(Xb,Yb,Zb)の質点Bとする。また、質点A、Bの第1の合成重心位置Pを(Xp,Yp,Zp)とする。
ここで、タンジェンシャル方向(X方向)のモーメントが0とすると、つぎの式(1)が成立する。なお、gは、重力の加速度を表す。
ma・g・Xa + mb・g・Xb − (ma+mb)・g・Xp = 0 ・・・式(1)
また、式(1)を変形するとつぎの式(2)が成立する。
Xp = (ma・Xa + mb・Xb)/( ma + mb) ・・・式(2)
なお、他のラジアル方向(Y方向)並びにフォーカシング方向(Z方向)についても同様に、式(3)、式(4)がそれぞれ成立する。
Yp = (ma・Ya + mb・Yb)/( ma + mb) ・・・式(3)
Zp = (ma・Za + mb・Zb)/( ma + mb) ・・・式(4)
式(2)乃至(4)より、第1の合成重心位置P(Xp,Yp,Zp)は、2質点A、Bの質量ma、mbの加重平均位置として求まることが分かる。なお、2質点以上の第1の合成重心位置P(Xp,Yp,Zp)についても、式(2)乃至(4)のように、各質点の加重平均位置として求めることができる。
<<レンズホルダーの合成重心位置>>
図5を参照しつつ、レンズホルダー25の第2の合成重心位置Q(Xq,Yq,Zq)について説明する。
レンズホルダー25は、質点と見なせる物体として、レンズホルダー自体25と、フォーカシング用コイル40a、40bと、トラッキング用コイル41a、41b、42a、42bと、ワイヤー保持部材27a、27bと、を少なくとも備えている。従って、式(2)乃至(4)のように、レンズホルダー自体25と、フォーカシング用コイル40a、40bと、トラッキング用コイル41a、41b、42a、42bと、ワイヤー保持部材27a、27bそれぞれの加重平均位置を求めることで、レンズホルダー25の第2の合成重心位置Q(Xq,Yq,Zq)を求めることができる。
なお、フォーカシング用コイル40a、40bは、一般的に、略同一のサイズ形状並びに重量であり、レンズホルダー25の幾何中心を基準として、タンジェンシャル方向(X方向)に沿って対象な位置に配置されている。また、トラッキング用コイル41a、41b、42a、42bは、一般的に、略同一のサイズ形状並びに重量であり、レンズホルダー25の幾何中心を基準として、点対象な位置に配置されている。さらに、ワイヤー保持部材27a、27bは、一般的に、略同一のサイズ形状並びに重量であり、レンズホルダー25の幾何中心を基準として、ラジアル方向に沿って対象な位置に配置されている。従って、この場合、レンズホルダー25の第2の合成重心位置Q(Xq,Yq,Zq)は、フォーカシング用コイル40a、40bと、トラッキング用コイル41a、41b、42a、42bと、ワイヤー保持部材27a、27bの影響を加味せず、レンズホルダー25の幾何中心位置とすることができる。
<<第1及び第2の対物レンズの配置>>
図6を参照しつつ、レンズホルダー25における第1及び第2の対物レンズ24、30の配置方について説明する。
ラジアル方向に沿った直線a−a’上に位置するレンズホルダー25の第2の合成重心位置Q(Xq,Yq,Zq)に対して、第1の対物レンズ24と第2の対物レンズ30の第1の合成重心位置P(Xp,Yp,Zp)が合わさるように、第1の対物レンズ24及び第2の対物レンズ30を固着又は嵌め込み等の手段を用いて配置して保持する。この結果、バランサ等の部品点数を増やすことなく、レンズホルダー25の重心バランスを適切に維持することができる。また、駆動機構に対する感度を確保することができる。更に、対物レンズ駆動装置8の可動部(第1及び第2の対物レンズ(24、30)、フォーカシング用コイル(40a、40b)、トラッキング用コイル(41a、41b、42a、42b)、ワイヤー保持部材(27a、27b))全体の重心位置を駆動点に一致させることができ、不要な共振が発生することを防止できる。
なお、この場合、第1及び第2の対物レンズ24、30の各光軸P1、P2が、互いに平行となり、且つ、ターンテーブルに装着された異なるBD媒体50、DVD媒体54、CD媒体52のいずれか一方の面上において、回転中心Oを通過してラジアル方向に平行な直線a−a’上に位置するように、第1の対物レンズ24と第2の対物レンズ30を、レンズホルダー25内に配置して保持する。この結果、第2の合成重心位置 Q(Xq,Yq,Zq)に対する第1の合成重心位置P(Xp,Yp,Zp)の位置合わせが容易になるとともに、第1及び第2の対物レンズ24、30のいずれを用いる場合であっても高精度に情報トラックを走査することが可能となる。
===その他の実施形態===
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、上記の説明は、本発明の理解を容易とするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得る。
<<タンジェンシャル方向に第1及び第2の対物レンズを配置する場合>>
図6に示したようにレンズホルダー25内で第1及び第2の対物レンズ24、30をラジアル方向に配置するのではなく、図7に示すように、レンズホルダー25内で第1及び第2の対物レンズ24、30をタンジェンシャル方向に配置するようにしてもよい。
詳述すると、タンジェンシャル方向に沿った直線b−b’上に位置するレンズホルダー25の第2の合成重心位置Q(Xq,Yq,Zq)に対して、第1の対物レンズ24と第2の対物レンズ30の第1の合成重心位置P(Xp,Yp,Zp)が合わさるように、第1の対物レンズ24及び第2の対物レンズ30を固着又は嵌め込み等の手段を用いて配置して保持する。この結果、バランサ等の部品点数を増やすことなく、レンズホルダー25の重心バランスを適切に維持することができる。
なお、この場合、第1の対物レンズ24と第2の対物レンズ30の各光軸P1、P2を結ぶ線が、ターンテーブルに装着されたBD媒体50、DVD媒体54又はCD媒体52のいずれか一方の面上において、回転中心Oを中心として同心円状又は螺旋状に形成された情報トラックの接線方向と平行となるように、レンズホルダー25内に配置して保持する。この結果、第2の合成重心位置Q(Xq,Yq,Zq)への第1の合成重心位置P(Xp,Yp,Zp)の位置合わせ作業が容易になるとともに、第1の対物レンズ65と第2の対物レンズ60は、基準位置を切り替えることなく、共通の駆動機構によって、フォーカシング方向及びトラッキング方向へと駆動されるので、光ピックアップ装置100の構成を簡略化できる。
<<BD/HD互換光ピックアップ装置の場合>>
更に、第1の対物レンズ24は前述したようにBD媒体用対物レンズである一方、第2の対物レンズ30はHD−DVD規格に準拠した光ディスク(HD媒体という。)に青紫色レーザー光を集光させる対物レンズ(以下、HD媒体用対物レンズという。)の場合が考えられる。HD−DVD規格はDVD規格の上位互換性があるので、HD媒体用対物レンズとしては、プラスチックレンズを採用し得るからである。すなわち、本発明は、BD媒体用対物レンズとHD媒体用対物レンズをそれぞれ個別に設けるBD/HD互換光ピックアップ装置についても適用してもよい。さらに、本発明は、BD規格、HD−DVD規格、CD規格及びDVD規格全てに互換性を具備した光ピックアップ装置についても適用してもよい。レンズホルダー25に保持される対物レンズの総数が多くなればなるほど、本発明によって重心バランスを維持する仕組みが有効に機能し得るからである。
<<CD/DVD互換光ピックアップ装置の場合>>
更に、本発明は、CD媒体用対物レンズとDVD媒体用対物レンズをそれぞれ個別に設けるCD/DVD互換光ピックアップ装置についても適用してもよい。例えば、第1の対物レンズ24がDVD媒体用対物レンズであり、第2の対物レンズ30がCD媒体用対物レンズの場合である。すなわち、第1の対物レンズ24(DVD媒体用対物レンズ)と第2の対物レンズ30(CD媒体用対物レンズ)は、開口数NAの相違に起因して重量が相違する可能性があり、単純にレンズホルダー25へと配置・保持すればレンズホルダー25の重心バランスが崩れてしまうおそれがある。
しかして、本発明では、第1及び第2の対物レンズ24、30を、それらの第1の合成重心位置P(Xp,Yp,Zp)がレンズホルダー25の第2の合成重心位置Q(Xq,Yq,Zq)に合わさるように配置・保持するので、第1及び第2の対物レンズ24、30の両者の重量に差異があったとしても、レンズホルダー25の重心バランスを維持することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る光ピックアップ装置の全体構成を示す図である。 a)、(b)は、レンズホルダーの直線a−a’の断面図である。 1の対物レンズと立上ミラーの位置関係と、第2の対物レンズと立上ミラーとの位置関係と、を模式的に示した図である。 1及び第2の対物レンズの合成重心位置を説明するための図である。 ンズホルダーの合成重心位置を説明するための図である。 ンズホルダーへの第1及び第2の対物レンズの配置方を説明するための図である。 の他の実施形態に係るレンズホルダーへの第1及び第2の対物レンズの配置方を説明するための図である。 レンズホルダーへのCD用/DVD媒体用対物レンズの配置方を説明するための図である。
符号の説明
2 青紫色半導体レーザー
3、10、14 回折格子
4 ビームスプリッタ
5、16 コリメータレンズ
6 ビームエキスパンダー
7、17 立上ミラー
8 対物レンズ駆動装置
9 赤色半導体レーザー
11 ダイクロイックプリズム
12 赤外半導体レーザー
13 カップリングレンズ
15 平板ビームスプリッタ
18、20 センサーレンズ
19、21 光検出器
24、65 第1の対物レンズ
30、60 第2の対物レンズ
25、500、510 レンズホルダー
26A〜26F ワイヤー
27 ワイヤー保持部材
40a、40b フォーカシング用コイル
41a、41b、42a、42b トラッキング用コイル
50 BD媒体
52 CD媒体
54 DVD媒体
100 光ピックアップ装置
501、511 バランサ
第1の合成重心位置
第2の合成重心位置

Claims (9)

  1. 複数の対物レンズと、
    前記複数の対物レンズを保持するレンズホルダーと、
    当該レンズホルダー自身を磁気作用によって駆動させるための駆動コイルと、
    当該レンズホルダー自身を弾性支持するためのワイヤーを保持するワイヤー保持部材と、
    を備えた可動部を有する対物レンズ駆動装置において、
    前記複数の対物レンズの重量は相違し、
    前記複数の対物レンズに関する第1の合成重心位置を、前記複数の対物レンズを除いた前記可動部に関する第2の合成重心位置へと合わせて、前記複数の対物レンズを配置して保持すること
    を特徴とする対物レンズ駆動装置
  2. 前記第1の合成重心位置は、前記複数の対物レンズそれぞれを質点とみなした上で当該質点の加重平均位置として求めること
    を特徴とする請求項1に記載の対物レンズ駆動装置
  3. 記第2の合成重心位置は、前記レンズホルダー並びに前記駆動コイル及び前記ワイヤー保持部材それぞれを質点とみなした上で当該質点の加重平均位置として求めること、
    を特徴とする請求項1又は2に記載の対物レンズ駆動装置
  4. 前記複数の対物レンズは、それぞれ異なる光ディスク規格に準拠した光ディスク媒体の情報面にレーザー光を集光させるために設けられる対物レンズであること、
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の対物レンズ駆動装置
  5. 前記複数の対物レンズは、ガラスレンズとプラスチックレンズが混在して構成されるこ

    を特徴とする請求項4に記載の対物レンズ駆動装置
  6. 前記ガラスレンズは、第1の光ディスク規格に準拠した光ディスク媒体の情報面に当該第1の光ディスク規格に準拠した第1のレーザー光を集光させる対物レンズであり、
    前記プラスチックレンズは、第2の光ディスク規格に準拠した光ディスク媒体の情報面に当該第2の光ディスク規格に準拠した第2のレーザー光を集光させる対物レンズであること、
    を特徴とする請求項5に記載の対物レンズ駆動装置
  7. 前記複数の対物レンズを、当該複数の対物レンズそれぞれの光軸が互いに平行となり、且つ、前記光ディスク媒体の径方向に対して平行となるべく、前記レンズホルダーに配置して保持すること、
    を特徴とする請求項4乃至6のいずれかに記載の対物レンズ駆動装置
  8. 前記複数の対物レンズを、当該複数の対物レンズそれぞれの光軸が互いに平行となり、且つ、前記光ディスク媒体の情報面に形成された情報トラックの接線方向に対して平行となるべく、前記レンズホルダーに配置して保持すること、
    を特徴とする請求項4乃至6のいずれかに記載の対物レンズ駆動装置
  9. 請求項1乃至8のいずれかに記載の対物レンズ駆動装置を具備したこと
    を特徴とする光ピックアップ装置。
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