JP4521908B2 - 除草性組成物および農薬散布液 - Google Patents

除草性組成物および農薬散布液 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、効力の増強された除草性組成物、及び除草剤の効力が増強された除草剤を含有する農薬散布液に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、除草活性成分の効力増強を目的として除草活性成分と種々の界面活性剤、植物油あるいは鉱物油及び無機塩等を含有する除草性組成物や農薬散布液が知られている。
【0003】
例えばスルホニルウレア系除草剤の効力増強のため、エトキシル化脂肪族アルコール系界面活性剤又はエトキシル化脂肪族アミン系界面活性剤とエトキシル化脂肪族アルキルフェノール系界面活性剤を添加する方法{Aspects of Applied Biology vol.9, page149-158(1985)}、エトキシル化脂肪族アミン系界面活性剤並びに植物油及び/又は鉱物油を用いる方法(特開平6−340509)、アルコキシル化脂肪族アミン系界面活性剤及び/又はエポキシ化植物油を用いる方法(特開平10−203912)等が知られている。また、キザロホップPにエトキシル化脂肪族アルコール系界面活性剤を添加することによる効力増強方法{Weed Technology vol.11,No.2,298-302(1997)}が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、除草活性を有する置換ベンゾイル化合物の効力を増強して、除草剤の使用量を減らし、環境への負荷を低減させる除草性組成物及び農薬散布液を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、一般式(I)
【0006】
【化5】
Figure 0004521908
【0007】
{式中、R1は、塩素原子又はメチル基を表し、R2は、塩素原子又はメタンスルホニル基を表し、R3は、水素原子、塩素原子又はメチル基を表す。
Qは下記式;Q1,Q2又はQ3で表される基を表す。
【0008】
【化4】
Figure 0004521908
【0009】
Aは下記式
【0010】
【化7】
Figure 0004521908
【0011】
(式中、R4、R5、R6及びR7は、それぞれ独立して水素原子又はメチル基を表し、R4とR5が一緒になってメチレン基を形成してもよい。R8、R11は、それぞれ独立して水素原子、C1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、C1-6アルキルカルボニル基又はC1-6アルキルスルホニル基を表し、R9は水素原子又はC1-3アルキル基を表し、R10は水素原子又はC1-3アルキル基を表す。)}
で表される化合物及び/又はその塩に、非イオン性界面活性剤の少なくとも1種を添加することにより除草効力が大きく増強されることを見出した。
【0012】
即ち、本発明は、非イオン性界面活性剤を組成物全体に対して1〜70重量%、及び有効成分として、一般式(I)で表される置換ベンゾイル化合物及び/又はその塩を含有することを特徴とする除草性組成物である。
【0013】
前記本発明の除草性組成物においては、前記非イオン性界面活性剤は、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル系界面活性剤であるのが好ましい。
【0017】
前記本発明の農薬散布液においては、非イオン性界面活性剤は、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル系界面活性剤であるのが好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の除草性組成物及び農薬散布液に含まれる前記一般式(I)で表される除草活性成分としては、例えば、WO96/26200、WO96/26206、WO97/35851、WO97/41117、WO97/41118、WO98/31681、WO98/56766号公報等に記載の化合物が挙げられる。
【0019】
またこれらの除草活性成分の2種類以上を混合して用いることもできる。さらに前述の除草活性成分以外にも、任意の他の農薬活性成分を混合して用いることができる。
【0020】
本発明の除草性組成物は、前記一般式(I)で表される除草活性成分に、効力増強補助剤として、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルケニルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルアミノエーテル、ポリオキシアルキレンアルケニルアミノエーテル、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステルまたはポリオキシアルキレン脂肪酸アミド等の非イオン性界面活性剤の中から選ばれる少なくとも1種の界面活性剤を配合してなる。
【0021】
前記ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルケニルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルアミノエーテル、ポリオキシアルキレンアルケニルアミノエーテル、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル及びポリオキシアルキレン脂肪酸アミドにおいて、ポリオキシアルキレンとは、ポリオキシエチレン又はポリオキシプロピレンを意味し、これらポリオキシアルキレンは、エチレンオキサイド又はプロピレンオキサイドが2〜30個重合したものが好ましい。
【0022】
ここで、アルキルとは炭素原子数8〜24の直鎖又は分岐のアルキル基、好ましくは炭素原子数12〜18の直鎖又は分岐のアルキル基を表す。
【0023】
また、アルケニルとは炭素原子数8〜24の直鎖又は分岐のアルケニル基、好ましくは炭素原子数12〜18のアルケニル基を表す。
さらに脂肪酸は炭素原子数12〜22の飽和又は不飽和の脂肪酸であるのが好ましい。
【0024】
かかるポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル系界面活性剤の具体例としては、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート(ニューカルゲンD−941、Newcol−25、Sorpol−T−20)、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート(ニューカルゲンD−934、Newcol−65)、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート(ニューカルゲンD−945、Newcol−85、Sorpol−T−80)、ポリオキシエチレンソルビタントリオレエート(ニューカルゲンD−945−T、Newcol−3−85、Sorpol−T−85)等が挙げられる。
【0025】
ポリオキシアルキレンアルキルエーテル系界面活性剤の具体例としては、ポリオキシエチレンウラリルエーテル(ニューカルゲンD−1110,Newcol−1110)、ポリオキシエチレントリデシルエーテル(Newcol−1310)、ポリオキシエチレンセチルエーテル(ニューカルゲンD−1315)、ポリオキシエチレンステアリルエーテル(ニューカルゲンD−1405、Newcol−1807、Newcol−1820)等が挙げられる。
【0026】
ポリオキシアルキレンアルケニルエーテル系界面活性剤の具体例としては、ポリオキシエチレンオレイルエーテル(ニューカルゲンD−1504、Newcol−1210)等が挙げられる。
【0027】
ポリオキシアルキレンアルキルアミノエーテル及びポリオキシアルキレンアルケニルアミノエーテル系界面活性剤の具体例としては、ポリオキシエチレンウラリルアミノエーテル(ニューカルゲンD−3104、ニューカルゲンD−3110、ニューカルゲンD−3120)、ポリオキシエチレンステアリルアミノエーテル(ニューカルゲンD−3412、ニューカルゲンD−3440)、ポリオキシエチレン牛脂アミノエーテル(ニューカルゲンD−3615−T、Sorpol−7409)、ポリオキシエチレン大豆アミノエーテル(ニューカルゲンD−3605、Sorpol−7720)、ポリオキシエチレンヤシアミノエーテル(Sorpol−7408、Sorpol−7376)等が挙げられる。
【0028】
又、ポリオキシアルキレン脂肪酸アミド系界面活性剤の具体例としては、ポリオキシエチレンオレイン酸アミド(ニューカルゲンD−4510、ニューカルゲンD−4517)、ポリオキシエチレンステアリン酸アミド(ニューカルゲンD−4407、ニューカルゲンD−4410)等が挙げられる。
【0029】
上記列記した界面活性剤のカッコ内の名称のうち、ニューカルゲンは竹本油脂(株)製、Newcolは日本乳化剤(株)製、Sorpolは東邦化学工業(株)製の商品名である。
【0030】
本発明においては、前述した非イオン性界面活性剤の2種以上を混合して用いることもできる。また、これらの非イオン性界面活性剤を農薬散布時に散布液に添加して農薬散布液を調製して使用することも好ましい。
【0031】
これらの非イオン性界面活性剤の内、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステルを用いる場合には優れた除草効果が得られ、しかも作物に対する薬害を軽減させることができるので特に好ましい。
【0032】
これらの非イオン性界面活性剤の添加量としては、除草性組成物においては、1〜70重量%、希釈液に添加して農薬散布液とする場合は、散布液の0.001〜3重量%が好ましい。この範囲より少ない場合は十分な添加効果が得られず、多すぎる場合には、添加効果が頭打ちになる一方でコスト高となるため経済的ではない。
【0033】
本発明の除草剤組成物には、更に必要に応じて他の界面活性剤を混合することもできる。
【0034】
かかる界面活性剤としては、例えば、アニオン性界面活性剤である脂肪酸金属塩、アルキル硫酸エステル金属塩、アルキルスルホン酸エステル金属塩、アルキルリン酸エステル金属塩、カチオン性界面活性剤であるアルキルアミン塩、アルキルピリジニウム塩、アルキル第4級アンモニウム塩、ノニオン性界面活性剤であるポリオキシアルキレントリスチリルフェニルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルエステル、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンブロックコポリマー、ポリオキシアルキレン植物油エーテル、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル等が挙げられる。
【0035】
また本発明の除草剤組成物は、他の任意成分を必要に応じて添加することにより、水和剤(錠剤、顆粒水和剤、フロアブル等を含む)、水溶剤、水溶液剤、乳剤、油剤、粉剤及び粒剤等の任意の剤型とすることができる。
【0036】
かかる剤型のうち、本発明においては、水和剤(顆粒水和剤、水溶剤、顆粒水溶剤を含む。)、水性懸濁剤、水性乳濁剤、油性懸濁剤、乳剤及び水溶液剤が特に適している。
【0037】
顆粒水和剤は、前述した一般式(I)で表される除草活性成分及び/又はその塩、本発明に係る非イオン性界面活性剤及び所望により他の界面活性剤、増量剤、pH調整剤、吸油性担体、消泡剤及び他の除草活性成分等を混合し、ジェットミル等の乾式粉砕機あるいはビーズミル等の湿式粉砕機により目標の粒径に粉砕したものに、水を加えて混練し、押出造粒法、噴霧造粒法、転動造粒法、混合攪拌造粒法等の公知の造粒法によって造粒し、乾燥した後に整粒することにより製造することができる。
【0038】
また、必要に応じ任意成分である本発明以外の他の界面活性剤及び非イオン性界面活性剤、吸油性担体、消泡剤等を配合することができる。
【0039】
水性懸濁剤は、除草活性成分、非イオン性界面活性剤及び所望により他の界面活性剤や農薬補助剤、増量剤、pH調整剤、消泡剤、増粘剤、防腐剤、他の除草活性成分及び水等を混合し、ビーズミル等の湿式粉砕機により目標の粒径に粉砕することによって製造することができる。
【0040】
水が10〜95重量部であり、必要に応じ任意成分である本発明以外の他の界面活性剤、増量剤,pH調節剤、消泡剤、増粘剤、防腐剤等を配合することができる。
【0041】
水性乳濁剤は、除草活性成分及び/又はその塩、非イオン性界面活性剤及び所望により添加される他の界面活性剤及び他の除草活性成分と溶媒とを混合したものを油相とし、溶媒に混合しない除草活性成分及び/又はその塩、本発明の界面活性剤や任意成分である本発明以外の界面活性剤、溶媒、増量剤、pH調整剤、消泡剤、増粘剤及び防腐剤等の各成分と水とを混合したものを水相として、油相を撹拌しながら油相に水相を徐々に加えて、ホモジナイザーで粉砕することによって製造することができる。
【0042】
配合割合としては、水が20〜60重量部、溶媒が0〜50重量部であり、必要に応じ任意成分である本発明外の界面活性剤、増量剤、pH調整剤、消泡剤、増粘剤、防腐剤等を配合することができる。
【0043】
水性縣濁乳濁剤は、前述の水性懸濁剤と水性乳濁剤とを混合することにより製造することができる。
【0044】
配合割合としては、水が10〜30重量部、溶媒が10〜70重量部であり、必要に応じ任意成分である本発明以外の界面活性剤、増量剤、pH調整剤、消泡剤、増粘剤、防腐剤等を配合することができる。
【0045】
油性縣濁剤は、除草活性成分及び/又はその塩、非イオン性界面活性剤並びに所望により他の界面活性剤、農薬補助剤、増量剤、共力剤、pH調整剤、消泡剤、増粘剤、防腐剤等の各成分、本発明以外の除草活性成分及び水等を混合し、ビーズミル等の湿式粉砕機により目標の粒径に粉砕することによって製造することができる。
【0046】
配合割合としては、水が0〜30重量部、溶媒が10〜70重量部であり、必要に応じ任意成分である本発明外の界面活性剤、増量剤、pH調整剤、消泡剤、増粘剤、防腐剤等を配合することができる。
【0047】
乳剤及び水溶液剤は、除草活性成分及び/又はその塩、非イオン性界面活性剤、所望により他の界面活性剤、溶媒、農薬補助剤、増量剤、共力剤、pH調整剤、消泡剤、増粘剤、防腐剤等の各成分や、本発明以外の除草活性成分及び水等を均一に溶解するまで混合することによって製造することができる。
【0048】
乳剤及び水溶液剤における各成分の配合割合は、該乳剤及び水溶液剤全体を100重量部として重量比で表わすと、除草活性成分及び/又はその塩が0.5〜60重量部、望ましくは2〜40重量部、本発明の界面活性剤が5〜80重量部、望ましくは20〜60重量部、溶媒が10〜50重量部であり、必要に応じ任意成分である本発明以外の界面活性剤、増量剤、pH調整剤、消泡剤等を配合することができる。
【0049】
これらの製剤に用いられる溶媒としては、液状パラフィン等を含む鉱物油、トリメチルベンゼン、エチルメチルベンゼン、メチルナフタレン等を含む炭素数8〜14の芳香族炭化水素、N−メチル−2−ピロリドン、γ−ブチロラクトン等の複素環状有機化合物、綿実油、大豆油、トウモロコシ油、ヤシ油、菜種油、ひまわり油、紅花油、ひまし油、アマニ油等を含む植物油、炭素数12〜22の飽和又は不飽和脂肪酸、及び該脂肪酸の直鎖もしくは分岐のアルコールでエステル化した脂肪酸エステル、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン等の2価又は3価のアルコールが挙げられる。
【0050】
増量剤としては、塩化カリウム、塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、硫酸カリウム、尿素、硝酸アンモニウム、硝酸ナトリウム、ケイ酸カルシウム、過リン酸石灰等が挙げられる。
【0051】
pH調整剤としては、リン酸、硫酸、硝酸、クエン酸、リン酸水素2ナトリウム、リン酸水素ナトリウム、グルコン酸、コハク酸、乳酸、リンゴ酸、フマル酸、シュウ酸、酒石酸等が挙げられる。
【0052】
共力剤としては、ピペロニルブトキシド(piperonyl butoxide)、セサミン(sesamin)、セサモリン(sesamolin)、スルフォキシド(sulfoxide)、サフロキサン(safroxan)等が挙げられる。
【0053】
酸化防止剤としては、L−アスコルビン酸ナトリウム、没食子酸プロピル、ブチルヒドロキシアニソール、クエン酸イソプロピル、ジブチルヒドロキシトルエン等が挙げられる。
【0054】
キレート化剤としては、エチレンジアミン四酢酸塩、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、o−フェナントロリン等が挙げられる。
【0055】
吸油性担体としては、酸性、中性及び塩基性のホワイトカーボン、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、ケイ酸、カオリン、クレー、タルク、珪藻土、カーボンブラック、パーライト、デンプン及びデンプン誘導体、乳糖等が挙げられる。
【0056】
増粘剤としては、キサンタンガム、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース及びセルロース誘導体、ベントナイト、カラギーナン、ポリビニルピロリドン等が挙げられる。
【0057】
このようにして得られる除草性組成物は、水で希釈ないしは製剤形態によっては水で希釈することなくそのまま散布・施用される。水で希釈して散布する場合の散布量は、通常50〜2,000リットル/ヘクタール、好適には100〜300リットル/ヘクタールである。
【0058】
また、水和剤(錠剤、顆粒水和剤、フロアブル等を含む。)、水溶剤、水溶液剤、乳剤、油剤、粉剤、粒剤の製剤形態に調製された本発明の除草性組成物は、水溶性のフィルム等で包んで種々の容器に入れて使用することもできる。
【0059】
本発明の農薬散布液は、通常の方法によって調製された除草剤組成物を含有する希釈液に、所定量の非イオン性界面活性剤を添加して調製する。このとき、必要に応じて農薬補助剤、共力剤、キレート化剤、酸化防止剤、消泡剤等の任意成分を添加することもできる。本発明及び/又は本発明以外の界面活性剤は、あらかじめ農薬補助剤又は溶媒と混合した後に水に希釈することもできる。
【0060】
ここで農薬補助剤とは、界面活性剤、溶媒、水及びpH調整剤等の中から選ばれる少なくとも2種を予め混合したものをいう。例えば、BASF社の商品名:Dash HC(パラフィンオイル、脂肪酸エステル、脂肪酸及びノニオン性界面活性剤を含有)、Helena社の商品名:penetrator plus(パラフィンオイル、脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンエステル、ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテルフォスフェートを含有)、日本曹達(株)製の商品名:ラビデン3S(ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム、ポリオキシアルキルエーテルを含有)、花王(株)製の商品名:アプローチBI(ポリオキシエチレンヘキシタン脂肪酸エステルを含有)等が挙げられる。
【0061】
本発明の非イオン性界面活性剤を含有する除草性組成物及び農薬散布液は、茎葉散布処理することにより、ヤセイモロコシ(Sorghum bicolor) 、アキノエノコログサ(Setaria faberi)、エノコログサ(Setaria viridis)、キンエノコログサ(Setaria glauca)、メヒシバ(Digitaria ciliaris)、イエローミレット(Panicum miliaceum)、ワイルドプレソミレット(Panicum miliaceum)などのイネ科雑草、イチビ(Abutiron theofrasti)、イヌホウズキ(Solanum nigrum)、アオゲイトウ(Amaranthus retroflexus)、オナモミ(Xanthium strumarium)、アカザ(Chenopodiu, album)、アメリカキンゴジカ(Sida spinosa)、アオビユ(Amaranthus viridis)、エビスグサ(cassia obtusifolia)等の広葉雑草等の種々の雑草を防除することができ、かつ、トウモロコシに薬害を与えないことから、トウモロコシ栽培地用除草組成物として特に有用である。また畑地以外の果樹園、桑畑等の農耕地、山林、農道、グランド、工場敷地、芝地等の非農耕地における雑草防除等、多岐にわたって使用することができる。
【0062】
【実施例】
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で、組成物の配合割合、組成物の各成分等を適宜変更することができる。
なお実施例及び比較例の部数は、特に記載がない限り重量部を表す。また実施例には、除草剤有効成分化合物として下記の化合物を用いた。
【0063】
【化5】
Figure 0004521908
【0064】
実施例1 水溶液剤
化合物Aを2.5部、N−メチル−2−ピロリドンを45部、Newcol−25を50部及びメチルオレエート(商品名:ADJ−100;竹本油脂(株)製)2.5部を混合溶解させて、実施例1の水溶液剤を得た。
【0065】
実施例2 水溶液剤
化合物Aを2.5部、N−メチル−2−ピロリドン33.75部、Newcol−25を60部、メチルオレエート(商品名:ADJ−100;竹本油脂(株)製)2.5部、ポリオキシエチレンアルキルエーテル(商品名:Newcol−1807;日本乳化剤(株)製)1.25部とを混合溶解させて、実施例2の水溶液剤を得た。
【0066】
実施例3 水溶液剤
化合物Aを5部、N−メチルピロリドン28.75部、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート(商品名:Newcol−25、日本乳化剤(株)製)を60部、メチルオレート(商品名:ADJ−100、竹本油脂(株)製)を5部、ポリオキシエチレンアルキルエーテル(商品名:Newcol−1807、日本乳化剤(株)製)1.25部を混合溶解して、実施例3の水溶液剤を製造した。
【0067】
実施例4 散布時に、非イオン性界面活性剤を添加して農薬散布液を調製する方法
下記比較例1で得られた顆粒水溶剤6mg(有効成分としての化合物A:7・5g/haに相当)、農薬補助剤(商品名:Dash HC、BASF社製)0.25g(散布液の0.5重量%に相当)、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート(商品名:Newcol−25、日本乳化剤(株)製)を0.25g(散布液の0.5重量%に相当)を50mlの水に希釈して実施例4の農薬散布液を調製した。
【0068】
実施例5 散布時に、非イオン性界面活性剤を添加して農薬散布液を調製する方法
実施例4において、Newcol−25を0.25gに代えてNewcol−25を0.025g(散布液の0.05重量%に相当)に置き換えた以外は実施例4と同様にして、実施例5の農薬散布液を調製した。
【0069】
実施例6 散布時に、非イオン性界面活性剤を添加して農薬散布液を調製する方法
実施例4において、Newcol−25に代えて、ポリオキシエチレンステアリルエーテル(商品名:Newcol−1807、日本乳化剤(株)製)0.25gを用いた以外は実施例4と同様にして、実施例6の農薬散布液を調製した。
【0070】
実施例7 散布時に、非イオン性界面活性剤を添加して農薬散布液を調製する方法
下記比較例4で得られた顆粒水溶剤6mg(有効成分としての化合物B:7・5g/haに相当)、農薬補助剤(商品名:Dash HC、BASF社製)0.25g(散布液の0.5重量%に相当)、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート(商品名:Newcol−25、日本乳化剤(株)製)を0.25g(散布液の0.5重量%に相当)を50mlの水に希釈して実施例7の農薬散布液を調製した。
【0071】
比較例1
化合物Aを25部、アルキルナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒド重縮合物のナトリウム塩(商品名:ニューカルゲンPS−P、竹本油脂(株)製)を10部、アルキルナフタレンスルホネート(商品名:ニューカルゲンBX−C、竹本油脂(株)製)を2.5部、及び塩化カリウム62.5部を混合して、空気粉砕器(商品名:ウルマックス、日曹エンジニアリング(株)製)で粉砕したものに水25部を加え、十分に混練した。混練物を0.7mmのスクリーンを用いて押出し造粒し、60℃で乾燥した後、0.59〜0.84mmのふるいに残った部分を分取して、比較例1の顆粒水溶剤を得た。
【0072】
比較例2
比較例1で得られた顆粒水溶剤6mg(有効成分として化合物A:7.5g/ha相当)、農薬補助剤(商品名:Dash HC、BASF社製)0.5g(散布液の1重量%に相当)を水50mlで希釈して、比較例2の農薬散布液を調製した。
【0073】
比較例3
比較例1で得られた顆粒水溶剤6mg(有効成分として化合物A:7.5g/はに相当)、農薬補助剤(商品名:Dash HC、BASF社製)0.25g(散布液の0.5重量%に相当)を水50mlで希釈して、比較例3の農薬散布液を調製した。
【0074】
比較例4 顆粒水和剤
比較例1において、化合物Aに代えて同量の化合物Bを用いた以外は比較例1と同様にして、比較例4の顆粒水溶剤を製造した。
【0075】
以上の各製剤及び散布液の配合成分及び配合割合を第1表〜第5表にそれぞれ示す。
【発明の効果】
試験例1
12cm×25cmのポットに畑作土壌を詰め、そこにトウモロコシ(Pioneer 3358)、ヤセイモロコシ、アキノエノコログサ、イチビの各種子を播種し、温室内で生育させた。1m×2mの区画内に上記ポットを置き、実施例1で得られた水溶液剤60mg相当、及び比較例1で得られた顆粒水和剤6mg相当のそれぞれに、農薬補助剤(商品名:Dash HC、BASF社製)0.25g(散布液の0.5重量%相当)を水50mlで希釈した散布液を調製した。これらの散布液を二酸化炭素バックパックスプレイヤーで茎葉処理し、所定の期間経過後に各植物の生育状況を目視観察した。完全枯死を10、作用無しを0として薬害と生育抑制率を判定し、その結果を第1表に示した。
【0076】
【表1】
Figure 0004521908
【0077】
試験例2
春コムギを栽培した畑地に、SETFA(Setaria faberi:アキノエノコログサ)、AVENA(Avena fatua:カラスムギ),AMARE(Amanlhus sretroflexus:アオゲイトウ),CHEAL(Chenopodium album:シロザ)を生育させた。そこへ、実施例2で得られた水溶液剤、比較例1で得られた顆粒水和剤(有効成分としての化合物A:37.5g/haに相当)のそれぞれに農薬補助剤(商品名:Dash HC、BASF社製)を散布液の0.5重量%になるように添加し、散布水量250リットル/ヘクタールとなるように水で希釈した。7フィート(約2.13m)×7フィートの区画内に二酸化炭素バックパックスプレイヤーで茎葉処理し、所定の期間経過後に植物の生育状態を目視観察した。完全枯死を10、作用無しを0とする10段階評価により薬害と生育抑制率を判定し、結果は3反復の平均値として算出し、第2表に示した。
【0078】
【表2】
Figure 0004521908
【0079】
試験例3
12cm×25cmのポットに畑作土壌を詰め、そこにトウモロコシ(Pioneer 3358)と野生モロコシの種子を播種、温室内で生育させた。1m×2mの区画内に上記ポットを置き、実施例3で得られた水溶液剤、比較例1で得られた顆粒水和剤(有効成分としての化合物A:37.5g/haに相当)のそれぞれに農薬補助剤(商品名:Dash HC、BASF社製)0.25g(散布液の0.5重量%相当)と水50mlを加え、二酸化炭素バックパックスプレイヤーで茎葉処理し、所定の期間経過後に、各植物の生育状況を目視観察した。完全枯死を10、作用無しを0とする10段階評価により薬害と生育抑制率を判定し、結果を第3表に示した。
【0080】
【表3】
Figure 0004521908
【0081】
試験例4
12cm×25cmのポットに畑作土壌を詰め、そこにトウモロコシ(Pioneer 3358)と野生モロコシの種子を播種、温室内で生育させた。1m×2mの区画内に上記ポットを置き、実施例4,5,6及び比較例2,3で得られた農薬散布液を、二酸化炭素バックパックスプレイヤーで茎葉処理し、所定の期間経過後に、各植物の生育状況を目視観察した。完全枯死を10、作用無しを0とする10段階評価により薬害と生育抑制率を判定し、結果を第4表に示した。
【0082】
【表4】
Figure 0004521908
【0083】
試験例5
12cm×25cmのポットに畑作土壌を詰め、そこにトウモロコシ(Pioneer 3358)と野生モロコシの種子を播種、温室内で生育させた。1m×2mの区画内に上記ポットを置き、実施例7及び比較例4で得られた農薬散布液を、二酸化炭素バックパックスプレイヤーで茎葉処理し、所定の期間経過後に、各植物の生育状況を目視観察した。完全枯死を10、作用無しを0とする10段階評価により薬害と生育抑制率を判定し、結果を第5表に示した。
【0084】
【表5】
Figure 0004521908
【0085】
上記試験例に示したように、除草活性を有する前記一般式(I)で表される化合物と非イオン性界面活性剤とを含有する除草性組成物及び農薬散布液は、その除草活性が増強されていることがわかる。
【0086】
特に、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル系界面活性剤を添加した場合は、活性が増強されるにも拘わらず、トウモロコシに対する薬害は増強されない。
【0087】
従って、本発明の除草性組成物及び農薬散布液は優れた除草効果を有するものである。

Claims (1)

  1. ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル系界面活性剤を組成物全体に対して1〜70重量%、及び、一般式(I)
    Figure 0004521908
    {式中、Rは、塩素原子又はメチル基を表し、Rは、塩素原子又はメタンスルホニル基を表し、Rは、水素原子、塩素原子又はメチル基を表す。Qは、下記式:Q1、Q2又はQ3を表す。
    Figure 0004521908
    Aは下記式
    Figure 0004521908
    (式中、Rは水素原子又はC1−3アルキル基を表し、R10は水素原子又はC1−3アルキル基を表し、R11は水素原子、C1−6アルキル基、C2−6アルケニル基、C1−6アルキルカルボニル基又はC1−6アルキルスルホニル基を表す。)}
    で表される置換ベンゾイル化合物及び/又はその塩を有効成分として含有することを特徴とする除草性組成物。
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