JP4520617B2 - メモ欄付きアルバム台紙 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、台紙の表裏両面に再剥離性を有する不乾性粘着剤を塗布し、その上に透明合成樹脂製のフィルムを仮着したアルバム台紙に関するもので、特に台紙の一部にメモ欄を設けたアルバム台紙に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、台紙の表裏両面に再剥離性を有する不乾性粘着剤を塗布し、その上に透明合成樹脂製のフィルムを仮着したアルバムは公知である。またその台紙の一部にメモ欄を設けたアルバム台紙も公知である。例えば、実開昭61−12768号公報や、実開昭56−140478号公報に従来のアルバム台紙が開示されている。
【0003】
前者の実開昭61−12768号公報において、従来例としてその第4図に開示されているアルバム台紙は、連結片を介して綴じ込み部を設けた台紙本体の綴じ側にメモ欄を設け、そのメモ欄に続けて被覆フィルムを仮着したものである。このアルバム台紙は、台紙本体の下辺の途中にフィルムの端縁が位置することになるから、フィルムに指先が掛かり難くなって、フィルムを捲ることが困難であった。
【0004】
また、上記公報の全体を通じて開示されたアルバム台紙に関する考案は、台紙本体と綴込み部とを連結する連結片の幅を広くし、連結片の表面にメモ欄を設けたものである。しかし、連結片にメモ用の十分なスペースをとると連結片の幅が広くなりすぎてヒンジとしての役割を果たさない。即ち、アルバムの各ページを捲るときにヒンジの幅が広いと、ヒンジが大きく撓み、捲り動作が不安定となる。また、アルバムを本棚などに立てて保管すると、台紙の外側が自重で下がるので、連結片が捩れて皺がよった状態で固定されてしまう。このような皺は非常に醜い。さらに、皺のよったメモ欄は、書き込みが困難であり、また、メモの文字も読みにくい。
【0005】
次に、後者の実開昭56−140478号公報に開示された考案は、アルバム台紙の上段に、不乾性粘着剤を塗布し透明フィルムを仮着した写真貼付部を設け、下段に記入部を設けたものである。このアルバム台紙も被覆フィルムが捲りにくい。フィルムの端縁が台紙の中央に位置して指先がフィルムに掛かりにくいからである。さらに、この台紙の記入部は台紙の下段にあるため記入しにくい。アルバム台紙は各ページの厚さがあつく、綴じた状態で記入部とデスク面に大きな段差が生じて、記入に支障を来すからである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
以上述べたように、従来のメモ欄付きのアルバム台紙は、被覆フィルムの端縁が台紙の辺の途中にあるので、フィルムを捲り難いという問題があった。また、メモ欄の記入も困難であった。そこで本発明は、メモ欄付きのアルバム台紙において、被覆フィルムを捲りやすくすると共に、メモ欄へのメモの記入が簡単にできるアルバム台紙を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、板紙を中央で二つ折りにしてその対向面を接着剤で貼り合わせた台紙本体と、台紙本体の表裏両面に重ね側に余白部を残して塗布した不乾性粘着剤と、余白部に設けたメモ欄と、台紙本体の折り側から台紙本体の表裏両面を被覆して仮着した透明合成樹脂製のフィルムとでメモ欄付きアルバム台紙を構成するという手段を採用した。
【0008】
この時、フィルムの自由端部を台紙本体の重ね側の端部まで延長してメモ欄付きアルバム台紙を構成するという手段を採用した。
【0009】
上記構成のメモ欄付きアルバム台紙は、フィルムの自由端部が台紙本体から浮き上がって密着していないので、フィルムに指先がかかりフィルムが捲りやすくなるという作用効果を有する。
【0010】
また、腕をフィルム上においてメモ欄に記入できるので、段差を感じることがなく、メモが書きやすい。
【0011】
さらに、上記メモ欄付きアルバム台紙において、切欠部を、台紙本体の下辺のフィルム自由端部が位置する部分に設けるという手段を採用した。
【0012】
かかる切欠部を設けることによって、フィルムの自由端部の下に台紙本体がないので、フィルムが一層捲りやすくなるものである。
【0013】
また、板紙を中央で二つ折りにしてその対向面を接着剤で貼り合わせた台紙本体と、台紙本体の表裏両面に上辺および下辺に余白部を残して塗布した不乾性粘着剤と、上辺の余白部に設けたメモ欄と、台紙本体の折り側から台紙本体の表裏両面を被覆して仮着した透明合成樹脂製のフィルムとでメモ欄付きアルバム台紙を構成するという手段も採用した。
【0014】
そしてこの時、フィルムの上辺を台紙本体の不乾性粘着剤の塗布部分より僅かに上側に延長するか、フィルムの上辺を台紙本体の上辺まで延長するという手段を採用した。
【0015】
上記構成のメモ欄付きアルバム台紙は、フィルムの上辺および下辺が台紙本体から浮き上がって密着していないので、フィルムに指先がかかりフィルムが捲りやすくなるという作用効果を有する。
【0016】
また、腕をフィルム上においてメモ欄を記入できるので、段差を感じることがなく、メモが書きやすい。
【0017】
さらに、上記メモ欄付きアルバム台紙において、台紙本体の重ね側の下端角部に切欠部を設けるという手段を採用した。
【0018】
かかる切欠部を設けることによって、フィルムの自由端部の下に台紙本体がないので、フィルムが一層捲りやすくなるものである。
【0019】
そして上記各アルバム台紙は、蛇腹状に折曲し折り片を起立させた製本連結紙を介して蛇腹製本することによって、見開いたときに左右のページが平らな平面となり、非常に見やすいアルバムを提供できるものである。
【0020】
また、1枚の板紙からなる台紙本体と、台紙本体の表裏両面に綴じ側に余白部を残して塗布した不乾性粘着剤と、余白部に設けたメモ欄と、台紙本体の開き側から台紙本体の表裏両面を被覆して仮着した透明合成樹脂製のフィルムと、台紙本体の綴じ側に設けた綴孔と、台紙本体の下辺に設けた切欠部とでメモ欄付きアルバム台紙を構成するという手段を採用した。
【0021】
また、フィルムの自由端部を台紙本体の不乾性粘着剤の塗布部分より僅かに綴じ側に延長するという手段を採用した。
【0022】
上記構成のメモ欄付きアルバム台紙は、前記作用効果の他、綴孔を介してバインダー等に綴じ合わせることが可能となるものである。
【0023】
さらに、板紙を中央で二つ折りにしてその対向面を接着剤で貼り合わせた台紙本体と、台紙本体の表裏両面に重ね側に余白部を残して塗布した不乾性粘着剤と、余白部に設けたメモ欄と、台紙本体の折り側から台紙本体の表裏両面を被覆して仮着した透明合成樹脂製のフィルムと、台紙本体の重ね側にヒンジ部を挟み込んで設けた綴じ片と、綴じ片に設けたビス穴と、台紙本体の下辺に設けた切欠部とでメモ欄付きアルバム台紙を構成するという手段も採用した。
【0024】
また、フィルムの自由端部を台紙本体の不乾性粘着剤の塗布部分より僅かに重ね側に延長するという手段を採用した。
【0025】
上記構成のメモ欄付きアルバム台紙は、前記作用効果の他、ビス穴を介して表裏の表紙と綴じ合わせることが可能となるものである。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかるアルバム台紙の幾つかの好ましい実施形態を図面に従って説明する。
実施形態その1
図1の(A)はアルバム台紙の正面図、(B)はその中央横断面図である。図1において、1は所定の大きさの板紙などを中央で二つ折りにして、その対向面を接着剤2で貼り合わせた台紙本体である。3は台紙本体1の表裏両面に縞状に塗布した不乾性粘着剤で、台紙本体1の重ね側(綴じ側)1aに所定幅の余白部4を残して塗布している。この不乾性粘着剤により写真を繰り返して貼付したり剥がしたりすることができる。また、上記余白部4には格子状の罫線からなるメモ欄5を印刷して撮影記録等を記入できるようにしている。6は台紙本体1の折り側1bから台紙本体1の表裏両面を被覆して仮着した透明合成樹脂製のフィルムであり、その自由端部6aを上記不乾性粘着剤3の塗布部分より僅かに重ね側1aに延長して、自由端部6aが台紙本体1から少し浮き上がった状態とし、フィルム6と台紙本体1とが密着しないようにしている。
【0027】
このように、フィルムの自由端部6aが台紙本体1に密着していないので、フィルム6に指先がかかり、フィルム6を捲りやすい。また、腕をフィルム上においてメモ欄を記入できるので段差を感じることが無く、メモが書きやすい。また、貼付した写真はフィルム6が覆っているので汚損することがない。
【0028】
実施形態その2
図2はアルバム台紙の他の実施形態を示すもので、(A)はアルバム台紙の正面図、(B)はその中央横断面図である。図2において、1は台紙本体、2は接着剤、3は不乾性粘着剤、4は余白部、5はメモ欄で上記実施形態その1と同様の構成である。しかし、この台紙本体1を被覆する透明合成樹脂製のフィルム6は、断面図から明らかなように、その自由端部6aを台紙本体の重ね側1aの端部まで延長して、メモ欄5の全体を被覆して設けている。
【0029】
かかる構成のアルバム台紙は、上記実施形態その1よりもフィルム6の自由端部6aが台紙本体から自由に浮き上がって密着していないので、さらにフィルム6が捲りやすくなる。また、メモ欄5の全面がフィルム6で覆われているので、メモ欄5が汚損等から効果的に保護されている。
【0030】
実施形態その3
図3に示すアルバム台紙は、上記実施形態その1に示したアルバム台紙と同じ構成のアルバム台紙において、台紙本体1の下辺のフィルム6の自由端部6aが位置する部分に切欠部7を設けたものである。
【0031】
上記構成のアルバム台紙は、フィルムの自由端部6aの角の下に台紙本体1が無いので、フィルムの自由端部6aにさらに指先がかかりやすくなって、フィルム6を容易に捲ることが可能となるものである。
【0032】
実施形態その4
図4に示すアルバム台紙は、上記実施形態その3と同様に、実施形態その1のアルバム台紙において、台紙本体1の下辺に切欠部7aを設けたものである。但し、その位置は上記と異なり、フィルムの自由端部6aの角から少しずらして、この角と切欠部とが重ならないような位置に切欠部7aを設けたものである。
【0033】
実施形態その3の場合、フィルムの捲りを繰り返すと、フィルムの自由端部6aに捲り上がった癖が付いてしまう場合がある。これを防止するために切欠部の位置をずらしたものであり、切欠部7aをこの位置に設けてもフィルム6は容易に捲ることができる。
【0034】
実施形態その5
図5はアルバム台紙の他の実施形態を示すもので、メモ欄5を台紙の上部に位置させたものである。(A)はアルバム台紙の正面図、(B)は中央横断面図、(C)は中央縦断面図である。図5において、各部位を実施形態その1と同じ番号で示すと、1は所定の大きさの板紙などを中央で二つ折りにして、その対向面を接着剤2で貼り合わせた台紙本体である。3は台紙本体1の表裏両面に縞状に塗布した不乾性粘着剤で、台紙本体1の上辺に所定幅の余白部4を残し、下辺にも所定の余白部4aを残して塗布している。この上辺の余白部4には格子状の罫線からなるメモ欄5を印刷している。6は台紙本体1の折り側1bから台紙本体の表裏両面を被覆して仮着した透明合成樹脂製のフィルムであり、その上辺6bを上記不乾性粘着剤3の塗布部分より僅かに上側まで延長して、上辺6bが台紙本体1から少し浮き上がった状態とし、フィルム6と台紙本体1とが密着しないようにしている。また、下辺6cも同様に、フィルム6は台紙本体1から少し浮き上がった状態となっている。
【0035】
上記構成のアルバム台紙は、フィルムの自由端部6aの左上または左下の角が台紙本体1と密着していないので、フィルム6を容易に捲ることができる。また、腕をフィルム上においてメモ欄に記入できるので、段差を感じることが無く、メモ欄5も記入しやすい。
【0036】
実施形態その6
図6のアルバム台紙は、上記実施形態その5と同じ構成のアルバム台紙において、透明合成樹脂製フィルム6の上辺6bを延長してメモ欄5の全面まで被覆したものである。
【0037】
このアルバム台紙は、フィルムの上辺6bまたは下辺6cが台紙本体1から浮き上がった状態となっているので、フィルム6が捲りやすい。また、メモ欄5の全体を被覆しているので、該部を汚損等から確実に保護できる。
【0038】
実施形態その7
図7に示すアルバム台紙は、上記実施形態その5と同じ構成のアルバム台紙において、台紙本体1の重ね側(綴じ側)1aの下端角部分に切欠部7bを設けたものである。
【0039】
切欠部7bがあることによってフィルム6の角に指先がかかりやすくなって、フィルム6が捲りやすくなっている。
【0040】
以上要するに、本発明にかかるアルバム台紙は、台紙本体の綴じ側または上辺に不乾性粘着剤を塗布していない余白部を設け、その余白部をメモ欄として使用するものである。また、不乾性粘着剤を塗布した部分より広く透明合成樹脂製のフィルムを被覆して、フィルムの端部を台紙本体から浮き上がらせて互いに密着しないようにして、フィルムを捲りやすいようにしたものである。
【0041】
なお、メモ欄は撮影記録等を整理して記入できることができれば良く、図示した格子状の罫線に限定するものではない。例えば横罫線のみや大きな四角枠のみの罫線でも良く、さらに罫線ではなくグラデーション印刷等によってメモを記入しやすくしたものであってもよい。
【0042】
また、不乾性粘着剤の塗布パターンについても、横縞状に限定するものではなく、縦縞や図10に示す斜め縞状、または図11に示すような斜め格子状(メッシュ状)であっても良く、その他従来から採用されている各種パターンを適用できる。
【0043】
次に、本発明にかかるアルバム台紙を使用したアルバムの製本について説明する。アルバム台紙は上記実施形態その1に記載したアルバム台紙を使用した。
【0044】
図8は蛇腹製本式のアルバムを示すもので、(A)はアルバムを見開いた状態の正面図、(B)はその底面図である。図8において、8はアルバム台紙、9は表紙である。この蛇腹製本式では見開きの左右ページが平らとなるので、写真が見やすくなる。またメモ欄も記入しやすくなる。
【0045】
また、図9は蛇腹製本の製本構造の例を示す一部省略断面図である。図において、1は所定の大きさの板紙などを中央で二つ折りにして、その対向面を接着剤2で貼り合わせた台紙本体である。6は台紙本体1の折り側1bから台紙本体の表裏両面を被覆して仮着した透明合成樹脂製のフィルムである。図1で示した台紙本体に塗布する不乾性粘着剤は図示を省略している。9は表紙、10は表紙裏面に接着した見返し紙、11は複数のアルバム台紙相互間を連結する製本連結紙である。
【0046】
蛇腹製本の手順は、先ず一枚の強靱な薄紙からなる製本連結紙11を蛇腹状に折り曲げ、折り曲げた部分の背面同士を接着して複数の折り片11aが起立した蛇腹を形成する。次に二つ折りにした台紙本体1の綴じ側1aに上記蛇腹の起立した折り片11aを挟み込み、台紙本体1と折り片11aを接着させる。各折り片に所定枚数の台紙本体1を接着して互いに連結した後、製本連結紙11の左右端部を表紙9ののど部9aの内側に接着する。さらに、二つ折りの見返し紙10を表紙裏面に接着し製本連結紙11を覆い隠す。かかる手順で製本は完成する。
【0047】
上記製本方法では二つ折り状態の起立した折り片を台紙の中に挟み込んだ状態になるので、製本後ののど部9aが膨らみ、開き小口側に向かって先細りの状態になるが、台紙に写真を貼り付けることによって写真の厚味で台紙本体の厚味が増し、アルバムの全体は幅はまっすぐになる。
【0048】
なお、いわゆる絵本製本など同種の製本方法があるが、本方法で製本することで、アルバムを見開いたときに左右のページが平らな平面となり、写真が見やすいのは勿論、メモを記入する場合も、非常に書きやすいアルバムとなる。即ち、前記アルバム台紙の構造を採用することと相俟って、優れたアルバムを提供することができる。
【0049】
次に、図11、図12に他の製本方法に適用できるようにしたアルバム台紙の実施形態を示す。
実施形態その8
図11はバインダー綴じ式のアルバム台紙であって、(A)は正面図、(B)は中央横断面図である。図において、12は1枚の板紙からなる台紙本体、3は台紙本体12の表裏両面に斜め格子状に塗布した不乾性粘着剤で、台紙本体の一側(綴じ側)に余白部4を残して塗布している。この余白部4には格子状のメモ欄5を印刷して、撮影記録等のメモを記入可能とすると共に、端部にバインダーに綴じ込むように複数の綴孔13を穿設している。6は台紙本体の表裏両面を開き側から被覆して仮着した透明合成樹脂フィルムであり、その自由端部6aは上記不乾性粘着剤の塗布部分より台紙本体12の綴じ側に僅かに延長して、自由端部6aが台紙本体12と密着しないようにしている。また、7aは台紙本体12の下辺に設けた切欠部である。
【0050】
上記構成のアルバム台紙は、上述した実施形態その1等と同様に、腕をフィルム上においてメモを記入することができるので、段差を感じずにメモが書きやすい。また、フィルムの自由端部6aが台紙本体12と密着していないので、フィルムを捲りやすく、切欠部7aを設けているのでより一層捲りやすい。
【0051】
実施形態その9
図12はビス綴じ方式のアルバム台紙であって、(A)は正面図、(B)は中央横断面図である。図において、1は所定の大きさの板紙などを中央で二つ折りにして、その対向面を接着剤2で貼り合わせた台紙本体である。3は台紙本体1の表裏両面に斜め縞状に塗布した不乾性粘着剤で、台紙本体1の重ね側(綴じ側)1aに所定幅の余白部4を残して塗布している。この余白部4には格子状の罫線からなるメモ欄5を印刷して撮影記録等を記入できるようにしている。6は台紙本体1の折り側1bから台紙本体1の表裏両面を被覆して仮着した透明合成樹脂製のフィルムであり、その自由端部6aを上記不乾性粘着剤3の塗布部分より僅かに重ね側1aに延長して、自由端部6aが台紙本体1から少し浮き上がった状態とし、フィルム6と台紙本体1とが密着しないようにしている。7は台紙本体1の下辺に設けた切欠部である。この構成は基本的に実施形態その1と同じ構成である。次に14は綴じ片であって、心紙14aを薄紙14bでくるみ、2枚重ねの延長片をヒンジ部15とし、上記台紙本体1の重ね側1aに挟み込んで接着したものである。この綴じ片14の所定箇所には、ビスを挿通して表紙に固定するためのビス穴16を設けている。
【0052】
上記構成のアルバム台紙も、上述した各実施態様と同様に、腕をフィルム上においてメモを記入することができるので、段差を感じずにメモが書きやすい。また、フィルムの自由端部6aが台紙本体12と密着していないので、フィルムを捲りやすく、切欠部7を設けているのでより一層捲りやすい。
【0053】
なお、上記バインダー式またはビス綴じ方式のアルバム台紙の場合、台紙本体の綴じ側に余白部を設けてメモ欄を印刷したものを例示したが、これに限定するものではなく、実施形態その5等のように、台紙本体の上辺にメモ欄を設けることも可能であり、その場合にも、上述した各アルバム台紙と同様の作用効果が得られることは勿論である。
【0054】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明にかかるアルバム台紙は、台紙本体の綴じ側または上辺に不乾性粘着剤を塗布していない余白部を設け、その余白部にメモ欄を設けたものであるから、該メモ欄に撮影記録等の各種情報を写真と共に記録することが可能となり、アルバムの実用的価値を高めるという優れた効果が期待できるものである。
【0055】
また、フィルムの自由端部が台紙本体に密着しないようになっているので、該部に指先がかかりやすく、フィルムを捲りやすいという作用効果が期待できるものである。さらに、切欠部を設けたことによって、より一層フィルムが捲りやすくなるものである。
【0056】
また、台紙の余白部にメモ欄を設けているので、フィルム上に腕をおいてメモを記入することができ、段差を感じずにメモ欄が記入し易いという効果がある。
【0057】
台紙本体が板紙を二つ折りにしたものであるときは、蛇腹製本によってアルバムとすることができるので、見開きを平らにでき写真が見やすいと共に、メモ欄への記入が容易となるものである。また、バインダー式やビス式の綴じ方式を採用したアルバム台紙にも同様の構成を適用でき、同様の作用効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるアルバム台紙の実施形態を示すもので、(A)はアルバム台紙の正面図、(B)はその中央横断面図である。
【図2】本発明にかかるアルバム台紙の他の実施形態を示すもので、(A)はアルバム台紙の正面図、(B)はその中央横断面図である。
【図3】本発明にかかるアルバム台紙の他の実施形態を示すもので、(A)はアルバム台紙の正面図、(B)はその中央横断面図である。
【図4】本発明にかかるアルバム台紙の他の実施形態を示すもので、(A)はアルバム台紙の正面図、(B)はその中央横断面図である。
【図5】本発明にかかるアルバム台紙の他の実施形態を示すもので、(A)はアルバム台紙の正面図、(B)はその中央横断面図、(C)はその中央縦断面図である。
【図6】本発明にかかるアルバム台紙の他の実施形態を示すもので、(A)はアルバム台紙の正面図、(B)はその中央横断面図、(C)はその中央縦断面図である。
【図7】本発明にかかるアルバム台紙の他の実施形態を示すもので、(A)はアルバム台紙の正面図、(B)はその中央横断面図、(C)はその中央縦断面図である。
【図8】蛇腹製本式のアルバムを示すもので、(A)はアルバムを見開いた状態の正面図、(B)はその底面図である。
【図9】蛇腹製本の製本構造の例を示す一部省略断面図である。
【図10】本発明にかかるアルバム台紙の他の実施形態を示すものである。
【図11】本発明にかかるアルバム台紙の他の実施形態を示すもので、(A)はアルバム台紙の正面図、(B)はその中央横断面図である。
【図12】本発明にかかるアルバム台紙の他の実施形態を示すもので、(A)はアルバム台紙の正面図、(B)はその中央横断面図である。
【符号の説明】
1 台紙本体
2 接着剤
3 不乾性粘着剤
4 余白部
5 メモ欄
6 フィルム
7 切欠部
8 アルバム台紙
9 表紙
10 見返し紙
11 製本連結紙
12 台紙本体
13 綴孔
14 綴じ片
15 ヒンジ部
16 ビス穴

Claims (11)

  1. 板紙を中央で二つ折りにしてその対向面を接着剤で貼り合わせた台紙本体と、台紙本体の表裏両面に重ね側に余白部を残して塗布した不乾性粘着剤と、余白部に設けたメモ欄と、台紙本体の折り側から台紙本体の表裏両面を被覆して仮着した透明合成樹脂製のフィルムとからなり、前記フィルムの自由端部が台紙本体の重ね側の端部まで延長されていることを特徴とするメモ欄付きアルバム台紙。
  2. 台紙本体の下辺に切欠部を設けた請求項1記載のメモ欄付きアルバム台紙。
  3. 板紙を中央で二つ折りにしてその対向面を接着剤で貼り合わせた台紙本体と、台紙本体の表裏両面に重ね側に余白部を残して塗布した不乾性粘着剤と、余白部に設けたメモ欄と、台紙本体の折り側から台紙本体の表裏両面を被覆して仮着した透明合成樹脂製のフィルムとからなり、前記フィルムの自由端部が台紙本体の不乾性粘着剤の塗布部分より僅かに重ね側に延長され、切欠部を台紙本体の下辺のフィルムの自由端部が位置する部分に設けたことを特徴とするメモ欄付きアルバム台紙。
  4. 板紙を中央で二つ折りにしてその対向面を接着剤で貼り合わせた台紙本体と、台紙本体の表裏両面に上辺および下辺に余白部を残して塗布した不乾性粘着剤と、上辺の余白部に設けたメモ欄と、台紙本体の折り側から台紙本体の表裏両面を被覆して仮着した透明合成樹脂製のフィルムとからなることを特徴とするメモ欄付きアルバム台紙。
  5. フィルムの上辺が台紙本体の不乾性粘着剤の塗布部分より僅かに上側に延長されている請求項4記載のメモ欄付きアルバム台紙。
  6. フィルムの上辺が台紙本体の上辺まで延長されている請求項4記載のメモ欄付きアルバム台紙。
  7. 台紙本体の重ね側の下端角部に切欠部を設けた請求項4から請求項6のいずれか1項に記載のメモ欄付きアルバム台紙。
  8. 1枚の板紙からなる台紙本体と、台紙本体の表裏両面に綴じ側に余白部を残して塗布した不乾性粘着剤と、余白部に設けたメモ欄と、台紙本体の開き側から台紙本体の表裏両面を被覆して仮着した透明合成樹脂製のフィルムと、台紙本体の綴じ側に設けた綴孔と、台紙本体の下辺に設けた切欠部とから成ることを特徴とするメモ欄付きアルバム台紙。
  9. フィルムの自由端部が台紙本体の不乾性粘着剤の塗布部分より僅かに綴じ側に延長されている請求項8記載のメモ欄付きアルバム台紙。
  10. 板紙を中央で二つ折りにしてその対向面を接着剤で貼り合わせた台紙本体と、台紙本体の表裏両面に重ね側に余白部を残して塗布した不乾性粘着剤と、余白部に設けたメモ欄と、台紙本体の折り側から台紙本体の表裏両面を被覆して仮着した透明合成樹脂製のフィルムと、台紙本体の重ね側にヒンジ部を挟み込んで設けた綴じ片と、綴じ片に設けたビス穴と、台紙本体の下辺に設けた切欠部とからなることを特徴とするメモ欄付きアルバム台紙。
  11. フィルムの自由端部が台紙本体の不乾性粘着剤の塗布部分より僅かに重ね側に延長されている請求項10記載のメモ欄付きアルバム台紙。
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