JP4520353B2 - 薄膜磁気センサ - Google Patents

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本発明は、薄膜磁気センサに関し、さらに詳しくは、自動車の車軸、ロータリーエンコーダ、産業用歯車等の回転情報の検出、油圧式シリンダ/空気式シリンダのストロークポジション、工作機械のスライド等の位置・速度情報の検出、工業用溶接ロボットのアーク電流等の電流情報の検出、地磁気方位コンパスなどに好適な薄膜磁気センサに関する。
磁気センサは、電磁気力(例えば、電流、電圧、電力、磁界、磁束など。)、力学量(例えば、位置、速度、加速度、変位、距離、張力、圧力、トルク、温度、湿度など。)、生化学量等の被検出量を、磁界を介して電圧に変換する電子デバイスである。磁気センサは、磁界の検出方法に応じて、ホールセンサ、異方的磁気抵抗(AMR: Anisotropic Magneto-Resistiity)センサ、巨大磁気抵抗(GMR: Gaiant MR)センサ等に分類される。
これらの中でもGMRセンサは、
(1)ホールセンサやAMRセンサに比べて電気比抵抗の変化率の最大値(すなわち、MR比=△ρ/ρ(△ρ=ρ−ρ:ρは、外部磁界Hにおける電気比抵抗、ρは、外部磁界ゼロにおける電気比抵抗))が極めて大きい、
(2)ホールセンサに比べて抵抗値の温度変化が小さい、
(3)巨大磁気抵抗効果を有する材料が薄膜材料であるために、マイクロ化に適している、
等の利点がある。そのため、GMRセンサは、コンピュータ、電力、自動車、家電、携帯機器等に用いられる高感度マイクロ磁気センサとしての応用が期待されているものである。
GMR効果を示す材料としては、
(1)強磁性層(例えば、パーマロイ等)と非磁性層(例えば、Cu、Ag、Au等)の多層膜、あるいは、反強磁性層、強磁性層(固定層)、非磁性層及び強磁性層(自由層)の4層構造を備えた多層膜(いわゆる、「スピンバルブ」)からなる金属人工格子、
(2)強磁性金属(例えば、パーマロイ等)からなるnmサイズの微粒子と、非磁性金属(例えば、Cu、Ag、Au等)からなる粒界相とを備えた金属−金属系ナノグラニュラー材料、
(3)スピン依存トンネル効果によってMR(Magneto-Resistivity)効果が生ずるトンネル接合膜、
(4)nmサイズの強磁性金属合金微粒子と、非磁性・絶縁性材料からなる粒界相とを備えた金属−絶縁体系ナノグラニュラー材料、
等が知られている。
これらの内、スピンバルブに代表される多層膜は、一般に、低磁界における感度が高いという特徴がある。しかしながら、多層膜は、種々の材料からなる薄膜を高精度で積層する必要があるために、安定性や歩留まりが悪く、製作コストを抑えるには限界がある。そのため、この種の多層膜は、専ら付加価値の大きなデバイス(例えば、ハードディスク用の磁気ヘッド)にのみ用いられ、単価の安いAMRセンサやホールセンサとの価格競争を強いられる磁気センサに応用するのは困難であると考えられている。また、多層膜間の拡散が生じやすく、GMR効果が消失しやすいため、耐熱性が悪いという大きな欠点がある。
一方、ナノグラニュラー材料は、一般に、作製が容易で、再現性も良い。そのため、これを磁気センサに応用すれば、磁気センサを低コスト化することができる。特に、金属−絶縁体系ナノグラニュラー材料は、
(1)その組成を最適化すれば、室温において10%を越える高いMR比を示す、
(2)電気比抵抗ρが桁違いに高いので、磁気センサの超小型化と低消費電力化が同時に実現可能である、
(3)耐熱性の悪い反強磁性膜を含むスピンバルブ膜と異なり、高温環境下でも使用可能である、
等の利点がある。しかしながら、金属−絶縁体系ナノグラニュラー材料は、低磁界における磁界感度が非常に小さいという問題がある。
そこでこの問題を解決するために、特許文献1には、巨大磁気抵抗薄膜の両端に軟磁性薄膜を配置し、巨大磁気抵抗薄膜の磁界感度を上げる点が記載されている。また、同文献には、基板上に膜厚2μmのパーマロイ薄膜(軟磁性膜)を形成し、パーマロイ薄膜にイオンビームエッチング装置を用いて幅約9μmの隙間を作製し、隙間の部分にCo38.641.047.4組成を有するナノグラニュラーGMR膜を積層する薄膜磁気センサの製造方法が記載されている。
また、特許文献2には、巨大磁気抵抗薄膜の両端に軟磁性薄膜を配置した薄膜磁気抵抗素子において、磁界感度をさらに向上させるために、巨大磁気抵抗薄膜の膜厚を軟磁性薄膜の膜厚以下とする点が記載されている。
特開平11−087804号公報の請求項1及び段落番号「0019」 特開平11−274599号公報の請求項1
大きな飽和磁化を有し、透磁率の高い軟磁性材料は、磁界感度が極めて高く、相対的に弱い外部磁界で極めて大きな磁化を示す。そのため、GMR膜の両端に軟磁性材料からなる薄膜ヨークを電気的に接続すると、外部磁界が薄膜ヨークによって増幅され、GMR膜には、外部磁界の100〜10000倍の強い磁界が作用する。その結果、GMR膜の磁界感度を著しく大きくすることができる。
また、GMR膜に発生する磁界の強さは、薄膜ヨークの形状にも依存し、薄膜ヨークの形状を細長くするほど、GMR膜には強い磁界が発生する。これは、薄膜ヨークの形状を細長くすることによって、感磁方向の反磁界が小さくなるためである。なお、「感磁方向」とは、GMR膜の磁界感度が最大となるときの外部磁界印加方向をいう。
しかしながら、薄膜ヨークを細長い形状にすると、これに応じてGMR膜の横幅も狭くなり、GMR膜の電気抵抗Rが増大する。特に、GMR膜が金属−絶縁体系ナノグラニュラー材料からなるときには、GMR膜の横幅を狭くすることによって電気抵抗Rが著しく増大する。
GMR膜の電気抵抗Rが適度に高いことは、薄膜磁気センサの超小型化と低消費電力化の点においては有利であるが、電気抵抗Rが高くなりすぎると、増幅器との間でインピーダンス不整合を起こす。市販の安価な増幅器を使用するためには、GMR膜の電気抵抗Rは、数MΩ以下とするのが好ましい。
この問題を解決するために、GMR膜の電気抵抗Rが所定の値となるように、GMR膜の横幅を相対的に広くし、かつ、これに応じて薄膜ヨークの反磁界が所定の値以下となるように、薄膜ヨークを従来より細長くすることも考えられる。しかしながら、このような方法では、素子全体が大型化するという問題がある。
本発明が解決しようとする課題は、GMR膜を用いた薄膜磁気センサにおいて、素子を大型化することなく、適度な電気抵抗Rと高い磁界感度とを同時に達成することにある。
上記課題を解決するために本発明に係る薄膜磁気センサは、巨大磁気抵抗効果を有するGMR膜の両端に軟磁性材料からなる薄膜ヨークが電気的に接続された複数個の単位素子を備え、該複数個の単位素子は、前記薄膜ヨークの後端部において、電極を介して電気的に並列に接続されていることを要旨とする。
相対的に高い磁界感度と、相対的に高い電気抵抗Rを有するn個の単位素子を電気的に並列に接続すると、相対的に高い磁界感度を維持したまま、その合成抵抗を1/nに下げることができる。また、薄膜ヨークの全長を必要以上に細長くする必要がないので、センサ全体を小型化することができる。
同様に、適度な電気抵抗Rを有するGMR膜の両端に薄膜ヨークを電気的に接続し、感磁方向の反磁界係数が小さくなるように薄膜ヨークを磁気的に分割すると、適度な電気抵抗Rを維持したまま、磁界感度を高くすることができる。また、薄膜ヨークの全長を必要以上に細長くする必要がないので、センサ全体を小型化することができる。
以下に、本発明の一実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。図1(a)上段に、本発明の第1の実施の形態に係る薄膜磁気センサの平面図及び正面図を示す。
図1(a)において、本実施の形態に係る薄膜磁気センサ10は、GMR膜12の両端に薄膜ヨーク14、14が電気的に接続された複数個の単位素子16…を備え、複数個の単位素子16…は、薄膜ヨーク14、14の外側端部(GMR膜12が接続されている先端部とは反対側の端部)において、電極18、18を介して電気的に並列に接続されている。
各単位素子16…は、感磁方向がほぼ平行になるように配置されている。ここで、「感磁方向がほぼ平行になるように配置されている」とは、高い磁界感度を得るためには、各単位素子16…は、その感磁方向が完全に平行になるように配置されているのが好ましいが、実用上十分な磁界感度が得られる限りにおいて、各単位素子16…は、感磁方向が若干ずれていても良いことを意味する。
各単位素子16…は、同一形状を有しているのが好ましいが、適度な電気抵抗Rと実用上十分な磁界感度が得られる限りにおいて、互いに形状が異なっていても良い。
また、図1(a)に示す例においては、合計7個の単位素子16…が記載されているが、これは単なる例示であり、その個数は、任意に選択することができる。
GMR膜12は、外部磁界の変化を電気抵抗Rの変化として感じ、結果的に電圧の変化として検出するためのものであり、巨大磁気抵抗(GMR)効果を有する材料からなる。外部磁界の変化を高い感度で検出するためには、GMR膜12のMR比の絶対値は、大きいほど良い。GMR膜12のMR比の絶対値は、具体的には、外部磁界Hが数百(Oe)以下で、5%以上が好ましく、さらに好ましくは、10%以上である。
また、GMR膜12は、薄膜ヨーク14、14と直接、電気的に接続されるので、GMR膜12には、薄膜ヨーク14、14より高い電気比抵抗ρを有するものが用いられる。一般に、GMR膜12の電気比抵抗ρが小さすぎると、薄膜ヨーク14、14間が電気的に短絡するので好ましくない。一方、GMR膜12の電気比抵抗ρが高すぎる場合には、ノイズが増加し、外部磁界の変化を電圧変化として検出するのが困難となる。GMR膜12の電気比抵抗ρは、具体的には、10μΩcm以上1012μΩcm以下が好ましく、さらに好ましくは、10μΩcm以上1011μΩcm以下である。
このような条件を満たす材料には、種々の材料があるが、中でも上述した金属−絶縁体系ナノグラニュラー材料が特に好適である。金属−絶縁体系ナノグラニュラー材料は、高いMR比と高い電気比抵抗ρを有するだけでなく、僅かな組成変動によってMR比が大きく変動することがないので、安定した磁気特性を有する薄膜を、再現性良く、かつ低コストで作製することができるという利点がある。
GMR膜12として用いられる金属−絶縁体系ナノグラニュラー材料としては、具体的には、
(1)Co−Y系ナノグラニュラー合金、Co−Al系ナノグラニュラー合金、Co−Sm系ナノグラニュラー合金、Co−Dy系ナノグラニュラー合金、FeCo−Y系ナノグラニュラー合金等の酸化物系ナノグラニュラー合金、
(2)Fe−MgF、FeCo−MgF、Fe−CaF等のフッ化物系ナノグラニュラー合金、
などがある。
GMR膜12の形状及び寸法は、特に限定されるものではなく、目的とする磁界感度が得られるように定める。一般に、GMR膜12の横幅を狭くするほど、磁界感度は高くなるが、これに伴いGMR膜12の電気抵抗Rが高くなりすぎ、増幅器との間でインピーダンス不良を起こす場合がある。
しかしながら、本実施の形態においては、単位素子16…を並列接続することによって薄膜磁気センサ10全体の電気抵抗Rを調整するので、GMR膜12の形状は、磁界感度の観点のみから定めることができる。
薄膜ヨーク14、14は、ギャップを介して対向している。GMR膜12は、ギャップ内又はその近傍において、薄膜ヨーク14、14と電気的に接続される。
ここで、「ギャップ近傍」とは、薄膜ヨーク14、14先端に発生する増幅された大きな磁界の影響を受ける領域をいう。薄膜ヨーク14、14間に発生する磁界は、ギャップ内が最も大きくなるので、GMR膜12は、ギャップ内に形成するのが最も好ましいが、GMR膜12に作用する磁界が実用上十分な大きさであるときは、その全部又は一部がギャップ外(例えば、薄膜ヨーク14、14の上面側又は下面側)にあっても良いことを意味する。
薄膜ヨーク14、14は、GMR膜12の磁界感度を高めるためのものであり、軟磁性材料からなる。弱磁界に対する高い磁界感度を得るためには、薄膜ヨーク14、14には、透磁率μ及び/又は飽和磁化Msの高い材料を用いるのが好ましい。具体的には、その透磁率μは、100以上が好ましく、さらに好ましくは、1000以上である。また、その飽和磁化Msは、5(kGauss)以上が好ましく、さらに好ましくは、10(kGauss)以上である。
薄膜ヨーク14、14の材質としては、具体的には、パーマロイ(40〜90%Ni−Fe合金)、センダスト(Fe74SiAl17)、ハードパーム(Fe12Ni82Nb)、Co88NbZrアモルファス合金、(Co94Fe)70Si1515アモルファス合金、ファインメット(Fe75.6Si13.28.5Nb1.9Cu0.8)、ナノマックス(Fe83HF11)、Fe85Zr10合金、Fe93Si合金、Fe711118合金、Fe71.3Nd9.619.1ナノグラニュラー合金、Co70Al1020ナノグラニュラー合金、Co65FeAl1020合金等が好適である。
薄膜ヨーク14、14は、外部磁界を増幅させ、GMR膜12の磁界感度を高める作用があるが、この増幅作用は、薄膜ヨーク14、14の材質だけでなく、形状を最適化することによっても高めることができる。GMR膜12の磁界感度をさらに高めるためには、薄膜ヨーク14、14の形状は、以下のような条件を満たしていることが好ましい。
第1に、薄膜ヨーク14、14は、ギャップ側の断面積が外部磁界の流入・流出端(外側の端部)の断面積以下であることが望ましい。ギャップ側の断面積を小さくすると、ギャップ先端における磁束密度が大きくなり、GMR膜12に強い磁界を作用させることができる。
第2に、薄膜ヨーク14、14は、外側端部の横幅Wに対するそのギャップ長方向の長さLの比(L/W)が、適度に大きいことが望ましい。薄膜ヨーク14、14のギャップ長方向の長さが相対的に長くなるほど、ギャップ長方向に発生する反磁界が小さくなるので、外側の端面を外部磁界の流入・流出端として有効に機能させることができる。
第3に、各薄膜ヨーク14、14の形状は、ギャップを挟んで左右対称になっていることが望ましい。各薄膜ヨーク14、14の形状が左右非対称であると、磁気特性の悪い薄膜ヨークによって単位素子16及びこれを含む薄膜磁気センサ10の特性が支配されるので好ましくない。
第4に、ギャップを介して対向する各薄膜ヨーク14、14と、GMR膜12とが接触している最短距離(すなわち、「ギャップ長」)は、短いことが望ましい。ギャップ長が短くなるほど、薄膜ヨーク14、14の先端から漏れた磁束の空間への分散が抑制され、GMR膜12に強い磁界を作用させることができる。ギャップ長の長さは、GMR膜12に作用する磁界の大きさ、電気抵抗値仕様等に応じて、最適な長さとするのが好ましい。
なお、薄膜ヨーク14、14の厚さは、特に限定されるものではなく、薄膜ヨーク14、14の材質、単位素子16…及びこれを備えた薄膜磁気センサ10に要求される特性等に応じて、最適な厚さを選択すればよい。
また、図1(a)に示す例において、薄膜ヨーク14、14の先端側(ギャップ側)に平行部が設けられているが、この平行部は、なくても良い。但し、薄膜ヨーク14、14先端に平行部を設けると、薄膜ヨーク14、14先端における磁束の分散が抑制されるので、GMR膜12により強い磁界を作用させることができるという利点がある。
電極18、18は、出力を取り出すためのものであると同時に、各単位素子16、16…を電気的に並列に接続するためのものであり、導電性材料が用いられる。電極18、18の材質としては、具体的には、Cu、Ag、Au等が好適である。また、電極18、18と薄膜ヨーク14、14の界面には、密着性向上と拡散防止のための膜(例えば、Cr、Ti、Ni等からなる薄膜)を介在させるのが好ましい。電極18、18の形状は、特に限定されるものではなく、単位素子16の大きさ、薄膜ヨーク14、14の形状等に応じて、最適な形状を選択すればよい。
図1(a)に示す構成を備えた薄膜磁気センサ10は、単独で使用することもできるが、複数個の薄膜磁気センサ10を電気的に接続して使用しても良い。
例えば、2個の薄膜磁気センサ10を直列に接続し、かつ、2個の薄膜センサ10の感磁軸が互いに直交するように配置しても良い。このような構成を取ると、中点電位を計測することによって、温度による基準電位の変動の影響を受けることなく、外部磁界を検出することができる。
また、例えば、4個の薄膜磁気センサ10を用いて、ブリッジ回路を構成しても良い。ブリッジ回路を構成すると、中点電位の差分を取ることによって、その出力を、2個の薄膜磁気センサ10を用いた場合の2倍にすることができる。
図1(a)に示す構成を備えた薄膜磁気センサ10は、フォトリソグラフィ技術を用いて、各薄膜を所定の順序で積層することにより得られる。
この場合、各薄膜の形成方法として、スパッタリング、真空蒸着、PCD、CVD等の公知の方法を用いることができる。
また、所定の形状を有する薄膜は、
(1)基板表面全面に、所定の組成を有する薄膜を形成し、所定の形状パターンに従って、薄膜の不要部分をエッチング(例えば、Arイオンビームエッチング、薬品によるウエットエッチング、あるいは反応性エッチングなど)により除去する方法、あるいは、
(2)基板表面にフォトレジスト等を用いて、所定の形状パターンを有するマスクを形成し、マスクの表面全体に所定の組成を有する薄膜を形成し、マスクを除去する方法、
により作製することができる。
次に、本実施の形態に係る薄膜磁気センサ10の作用について説明する。巨大磁気抵抗効果を示す各種の材料は、それぞれ、固有の電気比抵抗ρと、固有の磁界感度を有している。従って、図1(b)に示すように、GMR膜12の両端に薄膜ヨーク14、14が電気的に接続された1個の単位素子16を含む薄膜磁気センサ10’において、GMR膜12として、低磁界における磁界感度が相対的に低い材料を用いたときには、磁界感度を高くするために、薄膜ヨーク14、14の形状を相対的に細長くする必要がある。
例えば、GMR膜12として、金属−絶縁体系ナノグラニュラー材料(例えば、CoFe−MgF系)を用い、薄膜ヨーク14、14として、高透磁率材料(例えば、CoFeSiBアモルファス合金)を用いた場合において、薄膜ヨーク14、14の形状を相対的に細長し、かつ、各部の形状を最適化すると、図1(b)の下段に示すように、外部磁界Hkが約8(Oe)の時におけるMR比は、約6%となる。
しかしながら、薄膜ヨーク14、14の形状を細長くすると、これに応じてGMR膜12の電流が流れる方向の断面積も小さくなる。その結果、ゼロ磁界における薄膜磁気センサ10’の電気抵抗Rmaxは、約1600(kΩ)に達する。薄膜磁気センサ10’の電気抵抗Rが極端に高くなると、増幅器との間でインピーダンス不整合を生じ、S/N比が増大する。
一方、電気抵抗Rを下げるために、GMR膜12の横幅を広くすると、これに応じて薄膜ヨーク14、14の横幅を広くする必要がある。その結果、薄膜ヨーク14、14の反磁界が大きくなり、磁界感度が低下する。
また、GMR膜12の横幅を広くし、これに応じて薄膜ヨーク14、14の長さをさらに長くすれば、適度な電気抵抗Rと、高い磁界感度を両立させることはできる。しかしながら、この方法では、薄膜磁気センサ10’全体の大型化は避けられない。
これに対し、図1(a)上段に示すように、電気抵抗Rは相対的に高いが、磁界感度の高いn個(n≧2)の単位素子16を電気的に並列に接続すると、磁界感度を高く維持したまま、薄膜磁気センサ10全体の合成抵抗を1/nに下げることができる。また、合成抵抗の値は、並列接続する単位素子16の個数を変えることによって、任意に調節することができる。その結果、適度な電気抵抗Rと高い磁界感度とを同時に達成することができる。
例えば、図1(b)の下段に示す特性を有する7個の単位素子16を並列接続すると、図1(a)の下段に示すように、約6%のMR比を得るための外部磁界Hkを約8(Oe)に維持したまま、ゼロ磁界における電気抵抗Rmaxを、約229(kΩ)に下げることができる。しかも、磁界感度を高くするために、薄膜ヨーク14、14を必要以上に細長くする必要がないので、薄膜磁気センサ10全体の大型化を回避できる。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る薄膜磁気センサについて説明する。図2(a)上段に、本実施の形態に係る薄膜磁気センサの平面図及び正面図を示す。
図2(a)において、本実施の形態に係る薄膜磁気センサ20は、GMR膜22と、GMR膜22の両端に電気的に接続された薄膜ヨーク24、24とを備えている。また、薄膜ヨーク24、24の外側端部には、電極28、28が接続されている。
本実施の形態に係る薄膜磁気センサ20は、感磁方向の反磁界が小さくなるように、少なくとも薄膜ヨーク24、24を複数個の領域に磁気的に分割する分割手段を備えている。
分割手段は、特に限定されるものではなく、薄膜ヨーク24、24の感磁方向の反磁界が結果的に小さくなるものであれば良い。このような分割手段としては、具体的には、
(1) 感磁方向に対してほぼ平行に形成された少なくとも1つのスリット、
(2) 感磁方向に対してほぼ平行に形成された少なくとも1つのスリット列、
(3) 感磁方向に対してほぼ平行に形成された少なくとも1列の小孔列、
などがある。
ここで、「スリット」とは、幅(w)に対する長さ(L)の比(L/w)が2以上であるものをいう。また、「スリット列」とは、L/w比が相対的に小さいスリットが所定の間隔で一列に並んだものをいう。また、「小孔列」とは、L/w比が2未満である小孔が所定の間隔で一列に並んだものをいう。
さらに、「感磁方向に対してほぼ平行」とは、スリット等は、感磁方向に対して完全に平行に形成されていることが望ましいが、感磁方向の反磁界が結果的に小さくなる限りにおいて、感磁方向から多少ずれた方向に形成されていても良いことを意味する。
上述したスリット等の分割手段は、薄膜ヨーク24、24の一端から他端に向かって貫通していても良い。あるいは、薄膜ヨーク24、24の反磁界が結果的に小さくなる限りにおいて、その一端又は両端が薄膜ヨーク24、24の中間で止まっているものでも良い。さらに、スリット等の分割手段は、薄膜ヨーク24、24を貫通し、GMR膜22内に達するものでも良く、あるいは、GMR膜22を貫通するものであっても良い。
図2(a)に示す例において、薄膜ヨーク24、24は、以下のような構成を備えている。
(1) 外側端部側と先端部側には、それぞれその横幅が均一である平行部を有している。
(2) 先端部側の平行部は、外側端部側の平行部より横幅が狭くなっている。
(3) 先端部側の平行部と外側端部側の平行部とは、横幅が連続して変化するテーパ部で繋がれている。
(4) 外側端部から、先端部側の平行部とテーパ部との境界線にかけて、感磁方向に対してほぼ平行に、合計4個のスリット24a…が形成されている。
すなわち、薄膜ヨーク24、24は、先端部側の平行部を除き、合計4個のスリット24a…によって、5つの領域に磁気的に分割されている。
なお、スリット24a…の幅、形状等は、特に限定されるものではなく、薄膜ヨーク24、24の感磁方向の反磁界が所定の値となるように、最適なものを選択する。
また、図2(a)において、スリット24a…の数は、単なる例示であり、GMR膜22及び薄膜ヨーク24、24の材質、薄膜磁気センサ20に要求される特性等に応じて、任意に選択することができる。
GMR膜22、薄膜ヨーク24、24及び電極28、28の材質や形状、薄膜磁気センサ20の使用方法、製造方法等については、第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
次に、本実施の形態に係る薄膜磁気センサ20の作用について説明する。巨大磁気抵抗効果を示す各種の材料は、それぞれ、固有の電気比抵抗ρと、固有の磁界感度を有している。従って、図2(b)に示すように、GMR膜22の両端に薄膜ヨーク24’、24’が電気的に接続された薄膜磁気センサ20’において、GMR膜22として、相対的に電気比抵抗ρが高い材料を用いたときには、GMR膜22の電気抵抗Rを適度な値とするために、GMR膜22の横幅を相対的に広くする必要がある。
例えば、GMR膜22として、金属−絶縁体系ナノグラニュラー材料(例えば、CoFe−MgF系)を用い、薄膜ヨーク24’、24’として、高透磁率材料(例えば、CoFeSiBアモルファス合金)を用いた場合において、GMR膜22の横幅を相対的に広くし、かつ、各部の形状を最適化すると、図2(b)の下段に示すように、ゼロ磁界における薄膜磁気センサ20’の電気抵抗Rmaxを約200(kΩ)にすることができる。
しかしながら、GMR膜22の横幅を広くすると、これに応じて薄膜ヨーク24’、24’の横幅も広くなる。その結果、磁界感度が低下し、約6%のMR比を得るためには、約50(Oe)の外部磁界Hkが必要となる。
これに対し、図2(a)に示すように、適度な電気抵抗Rを有するGMR膜22の両端に、相対的に横幅の広い薄膜ヨーク24、24を電気的に接続し、かつ、薄膜ヨーク24、24に、感磁方向に対してほぼ平行なスリット24a…を形成すると、薄膜ヨーク24、24の感磁方向の反磁界を小さくすることができる。その結果、適度な電気抵抗Rと高い磁界感度とを同時に達成することができる。
例えば、図2(b)の下段に示す特性を有する薄膜磁気センサ20’において、薄膜ヨーク24’、24’に代えて、所定の形状を有するスリット24a…が形成された薄膜ヨーク24、24を用いると、図2(a)の下段に示すように、ゼロ磁界における電気抵抗Rmaxを約200(kΩ)に維持したまま、約6%のMR比を得るのに必要な外部磁界Hkを12(Oe)まで下げることができる。しかも、磁界感度を高くするために、薄膜ヨーク24、24を必要以上に細長くする必要がないので、薄膜磁気センサ20全体の大型化を回避できる。
次に、本発明の第3の実施の形態に係る薄膜磁気センサについて説明する。図3上段に、本実施の形態に係る薄膜磁気センサの平面図及び正面図を示す。
図3において、本実施の形態に係る薄膜磁気センサ30は、GMR膜32と、GMR膜32の両端に電気的に接続された薄膜ヨーク34、34とを備えている。また、薄膜ヨーク34、34の外側端部には、電極38、38が接続されている。
本実施の形態に係る薄膜磁気センサ30は、感磁方向の反磁界が小さくなるように、薄膜ヨーク34、34を複数個の領域に磁気的に分割するスリット(分割手段)34a…を備えている。
薄膜ヨーク34、34は、具体的には、以下のような構成を備えている。
(1) 外側端部側と先端部側には、それぞれその横幅が均一である平行部を有している。
(2) 先端部側の平行部は、外側端部側の平行部より横幅が狭くなっている。
(3) 先端部側の平行部と外側端部側の平行部とは、横幅が連続して変化するテーパ部で繋がれている。
(4) 外側端部側の平行部と電極38、38が重なり合う境界線から、先端部側の平行部とGMR膜32との境界線にかけて、感磁方向に対してほぼ平行に、合計4個のスリット34a…が形成されている。
すなわち、薄膜ヨーク34、34は、外側端部の一部を除き、合計4個のスリット34a…によって、5つの領域に磁気的に分割されている。
その他の点につては、第2の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
次に、本実施の形態に係る薄膜磁気センサ30の作用について説明する。
図3に示すように、適度な電気抵抗Rを有するGMR膜32の両端に、相対的に横幅の広い薄膜ヨーク34、34を電気的に接続し、かつ、薄膜ヨーク34、34に感磁方向に対してほぼ平行なスリット34a…を形成すると、薄膜ヨーク34、34の感磁方向の反磁界を小さくすることができる。その結果、適度な電気抵抗Rと高い磁界感度とを同時に達成することができる。
例えば、図2(b)の下段に示す特性を有する薄膜磁気センサ20’において、薄膜ヨーク24’、24’に代えて、所定の形状を有するスリット34a…が形成された薄膜ヨーク34、34を用いると、図3の下段に示すように、ゼロ磁界における電気抵抗Rmaxをほぼ同等(約240(kΩ))に維持したまま、約6%のMR比を得るのに必要な外部磁界Hkを約18(Oe)まで下げることができる。しかも、磁界感度を高くするために、薄膜ヨーク34、34を必要以上に細長くする必要がないので、薄膜磁気センサ30全体の大型化を回避できる。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明は、上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改変が可能である。
本発明に係る薄膜磁気センサは、自動車の車軸、ロータリーエンコーダ、産業用歯車等の回転情報の検出、油圧式シリンダ/空気式シリンダのストロークポジション、工作機械のスライド等の位置・速度情報の検出、工業用溶接ロボットのアーク電流等の電流情報の検出、地磁気方位コンパスなどに用いることができる。
また、GMR膜とその両端に配置された薄膜ヨークを備えた磁気抵抗素子は、磁気センサとして特に好適であるが、磁気抵抗素子の用途は、これに限定されるものではなく、磁気メモリ、磁気ヘッド等としても用いることができる。
図1(a)は、本発明の第1の実施の形態に係る薄膜磁気センサの平面図、正面図及びMR特性を示す図であり、図1(b)は、従来の薄膜磁気センサの平面図、正面図及びMR特性を示す図である。 図2(a)は、本発明の第2の実施の形態に係る薄膜磁気センサの平面図、正面図及びMR特性を示す図であり、図2(b)は、従来の薄膜磁気センサの平面図、正面図及びMR特性を示す図である。 図3は、本発明の第3の実施の形態に係る薄膜磁気センサの平面図、正面図及びMR特性を示す図である。
符号の説明
10、20、30 薄膜磁気センサ
12、22、32 GMR膜
14、24、34 薄膜ヨーク
24a、34a スリット(分割手段)
16 単位素子

Claims (3)

  1. 巨大磁気抵抗効果を有するGMR膜の両端に軟磁性材料からなる薄膜ヨークが電気的に接続された複数個の単位素子を備え、
    該複数個の単位素子は、前記薄膜ヨークの後端部において、電極を介して電気的に並列に接続されている薄膜磁気センサ。
  2. 前記薄膜ヨークは、その外側端部の合計断面積が、前記GMR膜と接続される先端部の合計断面積以上である請求項1に記載の薄膜磁気センサ。
  3. 前記GMR膜は、金属−絶縁体系ナノグラニュラー材料からなる請求項1又は2に記載の薄膜磁気センサ。
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