JP4519930B2 - 超純水製造方法及び超純水製造装置 - Google Patents
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Description
図3は、ラジカルスカベンジャーの少ない条件でpHの影響を調べた結果であるが、pHが3〜6、好ましくは4〜6のときに処理水のTOCが低いことがわかる。(但し、図3の実験は、日本フォトサイエンス社製低圧紫外線ランプ使用し、ランプ出力0.39kW/(m3 /h)で行ったものである。また、被処理水として一次純水装置処理水に紫外線照射装置入口でNaOHもしくはHClを添加してpHを調整したものを使用した。)。
図4は、本発明の超純水製造装置の一実施例を示した図である。同図に示すように、この装置は、アルカリ添加装置1、逆浸透膜装置(RO)(日東電工(株)、NTR−759・UP)2、強酸性カチオン交換樹脂装置3、紫外線照射装置(UV)(低圧紫外線ランプ(日本フォトサイエンス(株)、AUV−8000TOC、照射量0.25kW/(m3 /h)、ピーク波長254nm、185nm)4、混床式イオン交換樹脂装置(MB)・(アニオン交換樹脂:強塩基性アニオン交換樹脂デュオライトA−113plus(ローム&ハース社)33リットル、カチオン交換樹脂:強酸性カチオン交換樹脂デュオライトC−20(ローム&ハース社)23リットル、これらを予め再生してH型とOH型に変換した後に混合充填したもの、イオン交換容量:0.9当量/リットル−Resin )5から構成されている。
図5は、本発明の超純水製造装置の一実施例を示した図であり、実施例1の強酸性カチオン交換樹脂装置3に代えて酸注入装置6を用いた点を除いて実施例1の超純水製造装置と同一構成とされている。
図6は、比較例の超純水製造装置を示した図であり、逆浸透膜装置2の処理水をそのまま紫外線照射装置4に供給している点を除いて実施例1の超純水製造装置と同一構成とされている。
図7は、本発明の超純水製造装置の一実施例を示した図である。同図に示すように、この装置は、前処理装置11、逆浸透膜装置(RO)(日東電工(株)、NTR−759・UP)12、強酸性カチオン交換樹脂装置(CE)13、紫外線照射装置(UV)(低圧紫外線ランプ(日本フォトサイエンス(株)、AUV−8000TOC、照射量0.25kW/(m3 /h)、ピーク波長254nm、185nm)14、混床式イオン交換樹脂装置(MB)・(アニオン交換樹脂:強塩基性アニオン交換樹脂デュオライトA−113plus(ローム&ハース社)33リットル、カチオン交換樹脂:強酸性カチオン交換樹脂デュオライトC−20(ローム&ハース社)23リットル、これらを予め再生してH型とOH型に変換した後に混合充填したもの、イオン交換容量:0.9当量/リットル−Resin)15から構成されている。
図9は、実施例3の強酸性カチオン交換樹脂装置に代えて酸添加装置16を用いた点を除いて実施例3の超純水製造装置と同一構成とされている。この装置を用いて、10m3 /hrの流量で、通水した結果を表2に示す。
図10は、被処理水として一次純水装置17の出口水を用いた例である。一次純水装置17中に真空脱気装置(図示せず)が設置されているため、被処理水として炭酸イオン等のラジカルスカベンジャーが少ないものを用いた実施例となっている。同図に示すように、この装置では、一次純水装置17の出口水が、強酸性カチオン交換樹脂装置14、紫外線照射装置(UV)(低圧紫外線ランプ(日本フォトサイエンス(株)、AUV−8000TOC、照射量0.23kW/(m3 /h)、ピーク波長254nm、185nm)15、混床式イオン交換樹脂装置(MB)・(アニオン交換樹脂:強塩基性アニオン交換樹脂デュオライトA−113plus(ローム&ハース社)33リットル、カチオン交換樹脂:強酸性カチオン交換樹脂デュオライトC−20(ローム&ハース社)23リットル、これらを予め再生してH型とOH型に変換した後に混合充填したもの、イオン交換容量:0.9当量/リットル−Resin )15で順に処理される。この装置を用いて、10m3 /hrの流量で、通水した結果を表2に示す。
図11は、実施例4の超純水製造装置と同一構成の装置において、混床式イオン交換樹脂装置15の後段にTOC測定装置(Anatel A1000 XP)17を配設し、ここのTOC濃度が3ppbを越えた時にのみ酸添加するように設定した。この装置を用いて、10m3 /hrの流量で通水した。連続的に運転した結果を図12に示す。
図13は、比較例2の超純水製造装置を示した図であり、逆浸透膜装置1の処理水をそのまま紫外線照射装置14に供給している点及び紫外線照射装置14の照射量が0.4kW/(m3 /h)である点を除いて実施例3の超純水製造装置と同一構成とされている。この装置を用いて、10m3 /hrの流量で、通水した結果を表2に示す。また、連続的に運転した結果を図14に示す。
図15は、比較例3の超純水製造装置を示した図であり、紫外線照射装置14の照射量が、0.4kW/(m3 /h)である点及び一次純水をそのまま紫外線照射装置14に供給している点を除いて参考例1と同一構成とされている。通水した結果は表3に示す。
Claims (13)
- 被処理水を逆浸透膜手段に通水し、次いで主ピークが185nmにある紫外線を照射して前記有機質不純物を有機酸及び/又は炭酸に分解し、しかる後前記有機酸及び/又は炭酸を除去する方法において、前記逆浸透膜手段の通水に先立って前記被処理水のpHを9以上とし、かつ、前記紫外線の照射に先立って前記逆浸透膜手段を通水して得られた被処理水のpHを7未満にすることを特徴とする超純水製造方法。
- 前記紫外線の照射に先立って前記被処理水のpHを3〜6にするものであることを特徴とする請求項1記載の超純水製造方法。
- 前記有機酸を、アニオン交換樹脂装置もしくはアニオン交換樹脂とカチオン交換樹脂の混合型装置で除去することを特徴とする請求項1又は2記載の超純水製造方法。
- 前記炭酸を、脱気装置で除去することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の超純水製造方法。
- 前記被処理水のpHを、断続的又は連続的に酸添加により調整するものであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の超純水製造方法。
- 前記被処理水のpHを、前記紫外線照射を行う被処理水、紫外線照射を行った処理水、有機酸及び/又は炭酸の除去を行った処理水について、有機不純物濃度、導電率、比抵抗及び過酸化水素濃度の少なくとも一つを流路の任意の1ヵ所又は複数ヵ所で測定し、その測定結果に基づいて前記被処理水のpHを酸添加により調整するものであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の超純水製造方法。
- 被処理水のpHを9以上にするpH上昇手段と、前記pH上昇手段で処理された処理水を処理する逆浸透膜手段と、前記逆浸透膜手段で処理された処理水のpHを7未満にするpH低減手段と、前記pH低減手段で処理された処理水に主ピークが185nmにある紫外線を照射する紫外線照射手段と、前記紫外線照射手段で処理された処理水から有機酸及び/又は炭酸を除去する手段とを有することを特徴とする超純水製造装置。
- pH低減手段が、処理水のpHを3〜6にするものであることを特徴とする請求項7記載の超純水製造装置。
- pH低減手段が、強酸性カチオン交換樹脂装置又は酸添加手段であることを特徴とする請求項7又は8記載の超純水製造装置。
- 有機酸を除去する手段が、アニオン交換樹脂装置もしくはアニオン交換樹脂とカチオン交換樹脂の混合型装置であることを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項記載の超純水製造装置。
- 炭酸を除去する手段が、脱気装置であることを特徴とする請求項7乃至10のいずれか1項記載の超純水製造装置。
- pH低減手段が酸添加手段であり、処理水のpHを断続的又は連続的に3〜6にするものであることを特徴とする請求項7乃至11のいずれか1項記載の超純水製造装置。
- 前記pH低減手段が酸添加手段であり、水の有機不純物濃度、導電率、比抵抗及び過酸化水素濃度の少なくとも一つを測定する測定手段を備え、前記紫外線照射装置によって紫外線照射を行う被処理水、紫外線照射を行った処理水、有機酸及び/又は炭酸の除去を行った処理水について、有機不純物濃度、導電率、比抵抗及び過酸化水素濃度の少なくとも一つを流路の任意の1ヵ所又は複数ヵ所で測定し、その測定結果に基づいて前記被処理水のpHを3〜6にするべく動作するものであることを特徴とする請求項7乃至12のいずれか1項記載の超純水製造装置。
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