JP4517939B2 - 移動厨房システム及びこれに用いる移動式厨房装置 - Google Patents

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Description

本発明は、移動厨房システム及びこれに用いる移動式厨房装置に関するものである。
近年、システムキッチンの分野において、主婦が炊事作業中でも家族とコミュニケーションを取る目的で、対面式キッチン(例えば、特許文献1参照)が多く採用されており、このため既設の壁付け式キッチンを対面式キッチンに変更したいとの要望がある。その一方で、対面式キッチンの場合は居住空間を圧迫するので、居住空間のゆとり確保の目的でキッチンを他の場所に移動させたいとの要望もある。
しかし、上記特許文献1に見られる従来のシステムキッチンにおいては、混合水栓付き流し台、ガスレンジ、ガスオーブン、食器洗い機、電子レンジ等、水回り設備や調理装置等の各種厨房機器が設置されており、システムキッチンを移動させるには、ガスコンセント、電気コンセント、給水コンセント、給湯コンセント、排水コンセント等を、移動先の壁面に移し替える大掛かりな電気工事、配管工事等が必要となり、多大なコストと手間がかかるという問題がある。しかも上記各コンセントは1箇所に集結して配置されていないため、特に移動後においてシステムキッチンとの接続勝手が悪いという問題もある。
特開2001−224454号公報
本発明は前記従来の問題点に鑑みて発明したものであって、厨房機器を設置した移動式厨房装置の移設作業を低コストで容易且つ短時間で実施でき、尚且つ厨房機器とこれに対応するガス・電気・排水等の経路との接続勝手を良好にできる移動厨房システム及びこれに用いる移動式厨房装置を提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するために本発明に係る移動厨房システムは、キッチン、ダイニング、リビング等の居住空間の壁面1の複数箇所に、ガス供給経路A1・電気供給経路A2・給水経路A3・給湯経路A4・排水経路A5・排気経路A6のうち少なくとも2以上の経路A1,A2…に繋がる接続口a1,a2…を有する複合コンセント2が設置され、前記居住空間内を移動可能な移動式厨房装置3を備え、該移動式厨房装置3の厨房装置本体3aには、前記複合コンセント2の経路A1,A2…のいずれかと対応する厨房機器4と、前記複合コンセント2に接続される被接続口b1,b2…を有する機器側接続具5と、該機器側接続具5を厨房装置本体3aの内側に厨房装置本体3aの側面に設けた開口部から側方に引き出し自在に仮保持すると共に該機器側接続具5を厨房装置本体3aの側面から引き出して複合コンセント2に接続した状態では該機器側接続具5の根元部を位置決め可能とする横ガイド12とが設けられ、該機器側接続具5を介して、複合コンセント2の経路A1,A2…と厨房機器4とを着脱接続可能としたことを特徴としている。
このような構成とすることで、壁面1の複数の箇所のうちの1箇所に設置した複合コンセント2に機器側接続具5を着脱するだけで、厨房機器4とこれに対応する経路A1,A2…とがワンタッチで着脱接続可能となり、移動式厨房装置3の移設作業を容易且つ短時間で行なうことができる。しかも、厨房機器4とこれに対応する経路A1,A2…とを1箇所に集結して接続できるので、接続の手間や労力を大きく削減でき、接続勝手がきわめて良好となる。さらに、機器側複合接続具5を複合コンセント2に接続する際には、横ガイド12は機器側接続具5のガイド機能に加えて、接続状態では機器側複合接続具5の根元部が横ガイド12から外れないようにできるので、機器側複合接続具5を接続位置で位置決めする機能も兼ね備えたものとなる。このように、厨房装置本体3aの側面から機器側複合接続具5を引き出して複合コンセント2に接続できるようにしたので、複合コンセント2と機器側複合接続具5との接続部位が外部から見えにくくなり、外観上の納まりがよくなると共に、配線や配管等が外部にはみ出して足に引っ掛かることもなくなり、使用の安全性を十分に確保できる利点もある。
また本発明に係る移動式厨房装置は、前記移動厨房システムに用いる移動式厨房装置であって、前記居住空間内を移動可能とされた厨房装置本体3aと、厨房装置本体3aに設置される厨房機器4と、該厨房機器4に繋がる機器側接続具5と、該機器側接続具5を厨房装置本体3aの内側に厨房装置本体3aの側面に設けた開口部から側方に引き出し自在に仮保持すると共に該機器側接続具5を厨房装置本体3aの側面から引き出して複合コンセント2に接続した状態では該機器側接続具5の根元部を位置決め可能とする横ガイド12とを備え、該機器側接続具5は、壁面1の複数箇所に設置されてガス供給経路・電気供給経路・給水経路・給湯経路・排水経路・排気経路のうち前記厨房機器4と対応する経路A1,A2…に繋がる複合コンセント2に対して、着脱接続可能な被接続口b1,b2…を有していることを特徴としている。
このような構成とすることで、居住空間内を移動可能な移動式厨房装置3の移動を行なう際に、機器側接続具5を複合コンセント2から抜いて、移動式厨房装置3の移動先に近い壁面1に設けた別の複合コンセント2に接続するだけで、厨房機器4とこれに対応する経路A1,A2…とをワンタッチで着脱接続できるようになり、移動式厨房装置3の移設作業を壁面1において容易且つ短時間で行なうことができると共に、厨房機器4を備えた移動式厨房装置3の移動に十分に対応できるようになる。しかも、機器側接続具5の被接続口b1,b2…を介して、厨房機器4とこれに対応する経路A1,A2…とを1箇所に集結して接続できるので、接続の手間や労力を大きく削減できるようになる。さらに、機器側複合接続具5を複合コンセント2に接続する際には、横ガイド12は機器側接続具5のガイド機能に加えて、接続状態では機器側複合接続具5の根元部が横ガイド12から外れないようにできるので、機器側複合接続具5を接続位置で位置決めする機能も兼ね備えたものとなる。このように、厨房装置本体3aの側面から機器側複合接続具5を引き出して複合コンセント2に接続できるようにしたので、複合コンセント2と機器側複合接続具5との接続部位が外部から見えにくくなり、外観上の納まりがよくなると共に、配線や配管等が外部にはみ出して足に引っ掛かることもなくなり、使用の安全性を十分に確保できる利点もある。
本発明にあっては、壁面の複数箇所のいずれかの複合コンセントに機器側接続具を着脱するだけで、ガス供給経路・電気供給経路・給水経路・給湯経路・排水経路・排気経路のうち少なくとも2以上の経路を、機器側接続具を介して、厨房機器に対してワンタッチで着脱接続可能となり、しかも従来のようなガスコンセント、電気コンセント、排水コンセント等の大掛かりな移設工事が不要となり、結果、厨房機器を設置した移動式厨房装置の移設作業を低コストで容易且つ短時間で実施でき、尚且つ厨房機器とこれに対応するガス・電気・排水等の経路との接続勝手が良好な移動厨房システムを得ることができる。
また本発明に係る移動式厨房装置にあっては、壁面の複数箇所のいずれかの複合コンセントに対して機器側接続具を着脱するだけで、厨房機器4とこれに対応する経路A1,A2…とをワンタッチで着脱接続可能となり、結果、厨房装置本体に設置したガス・電気・排水等の厨房機器の移設作業を低コストで容易且つ短時間で実施でき、尚且つ厨房機器と対応するガス・電気・排水等の経路との接続勝手が良好な移動式厨房装置を得ることができる。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
本発明の移動厨房システムは、図1に示すように、キッチン、ダイニング、リビング等の居住空間の壁面1の複数箇所に設けられる複合コンセント2と、居住空間内を移動可能な移動式厨房装置3とを備えると共に、この移動式厨房装置3は、移動手段となるキャスター8等を有する厨房装置本体3aと、2以上の厨房機器4と、複合コンセント2に接続される機器側複合接続具5とを備えており、この機器側複合接続具5を介して、複合コンセント2と2以上の厨房機器4とが着脱接続可能となっている。なお厨房機器4の数は2以上に限らず、1つであってもよい。
本例の移動厨房システムに用いる移動式厨房装置3は、例えば図6に示すように、メインキッチン3Aとサブキッチン3Bとに分かれている。メインキッチン3Aは、カウンター21の前後両側が開放された対面式タイプ或いはカウンター21の後側が壁付けされた壁付け式タイプのいずれかに配置変換可能とされ、一方、サブキッチン3Bはメインキッチン3Aから離れて居住空間内を移動自在とされている。
前記厨房装置本体3aに設置される厨房機器4として、図1では、IH調理機器4Aとカラン4Eと流し台4Bとが設置されている。IH調理機器4Aの電線管B2、流し台4Bの排水ホースB5、カラン4Eへの給水ホースB3及び給湯ホースB4は、図2に示すように、機器側複合接続具5に設けた複数の被接続口b2〜b5に各々繋がっている。各被接続口b2〜b5は絶縁材料からなる接続具ハウジング5aの下面から下方に向かってそれぞれ突出している。なお電線管B2、給水ホースB3、給湯ホースB4、排水ホースB5は、いずれもフレキシブル管で構成されており、これにより、機器側複合接続具5を自由に動かして複合コンセント2に対して容易に接続できるようにしてある。
なお本例では複数の被接続口b2〜b5に各々繋がっている単一の機器側複合接続具5を例示しているが、必ずしもこれに限定されず、例えば複数の接続具に分割して、各接続具に被接続口b2〜b5のいずれかを繋げるようにしてもよいものである。
一方、複合コンセント2は、図9に示すガス供給経路A1・電気供給経路A2・給水経路A3・給湯経路A4・排水経路A5・排気経路A6のうち少なくとも2以上の経路に繋がる接続口a1,a2…を有している。図2に示す例では、複合コンセント2は、電気供給経路A2、給水経路A3・給湯経路A4、排水経路A5に各々繋がる接続口a2〜a5を有している。つまり、1つの複合コンセント2が電気コンセントと給水コンセントと給湯コンセントと排水コンセントとして機能する。図2中の1aは複合コンセント2を露出させるための壁面開口部である。また本例の各接続口a2〜a5は絶縁材料からなるコンセントハウジング2aの側面から横方向に向かってそれぞれ突出している。なお接続口a2〜a5に繋がる経路A2〜A5はコンセントハウジング2aの下面に接続されている。また本例では複合コンセント2に機器側複合接続具5を差し込んだ状態では図3に示すように、接続具ハウジング5aの外周フランジ5bの先端がコンセントハウジング2aの外周フランジ2bの内側に設けた凹溝2cに嵌まり込むことで、接続具ハウジング5aを抜き差し方向と直交する方向(図3の左右方向)に位置決めできるようになっている。
ここで、排水経路接続口a5と排水用被接続口b5との接続方式としては、外筒部10と内筒部11との配管接続の技術が採用される。なお、排気経路の接続においてもこの外筒部10と内筒部11との配管接続の技術を採用できるものである。本例では、1つの配管接続構造が、排水接続機能と排気接続機能とを兼用できるようにしている。
また、複合コンセント2の電気供給経路接続口a2と機器側複合接続具5の電気用被接続口b2との接続方式としては、従来より公知の電気コンセントと差し込みプラグとの電気接続方式が採用される。
また、複合コンセント2の給水経路接続口a3と機器側複合接続具5の給水用被接続口b3、給湯経路接続口a4と給湯用被接続口b4の接続方式として、それぞれ、従来より公知の速結式コンセントとソケットとからなる所謂カチットと称される流体配管接続継手(例えば、特開2001−304472号公報)の技術が採用される。
次に、前記構成の移動式厨房装置3の配置変更の一例を説明する。図6はメインキッチン3Aを壁付け式と対面式との間で配置替えする場合の一例を示しており、図7はメインキッチン3Aを対面式とした場合の一例を示し、図8はサブキッチン3Bをメインキッチン3Aから離した場合の一例を示している。ここで図7、図8において、居住空間の壁面1の複数箇所に設けた複合コンセント2のいずれか1の複合コンセント2に、機器側複合接続具5を接続することで、移動式厨房装置3の移動が可能となる。また、図8の例では、メインキッチン3Aのコーナー部にサブキッチン3Bが収納可能な凹所を設け、サブキッチン3Bをメインキッチン3Aに一体に組み込み可能としてある。
しかして、機器側複合接続具5を複合コンセント2から引き抜くことにより、移動式厨房装置3が移動可能となり、移動させた後に、その移動先に最も近い複合コンセント2を選んで機器側複合接続具5を差し込むことで、2以上の厨房機器4とこれに対応する2以上の経路との接続をワンタッチで行なうことができる。つまり、電気コンセントと差し込みプラグとの接続方式で電気供給経路接続口a2と電気用被接続口b2とが電気接続され、また、速結式コンセントとソケットとの速結方式で給水経路接続口a3と給水用被接続口b3、給湯経路接続口a4と給湯用被接続口b4とが各々配管接続され、さらに、外筒部10に内筒部11を挿入する配管接続方式で、機器側複合接続具5側に設けた内筒部11を複合コンセント2側に設けた外筒部10に側方から嵌め込んで接続でき、排水の流れを円滑にできるようになる。しかも、2以上の厨房機器4と2以上の経路との接続を1箇所に集結して行なうことができるので、接続の手間や労力が大きく省かれることとなり、接続勝手が良好となる。そのうえ、従来のようなガス管、電気配線、排水管等の大掛かりな移設工事が不要となるため、移動式厨房装置3の移動を低コストで容易且つ短時間で行なうことができる。これにより、ライフスタイルや個人の好みに併せて移動式厨房装置3を自由自在に配置変更してマンネリ化解消に役立てることができ、さらに大勢で調理作業しやすいようにサブキッチン3Bだけを自由に移動させるなど、臨時の移動にも十分に対応できるものとなる。
また本例では、複合コンセント2の各接続口a2〜a5は図1に示すスライド蓋9にて開閉自在とされる。スライド蓋9は複合コンセント2の使用時のみ開かれ、不使用時には閉じられている。さらに本例では排水経路接続口a5を開閉可能な防臭蓋20(図2)にて気密に閉鎖している。防臭蓋20は例えば手で横にスライドさせたり、或いは回転させたりして開閉される。ちなみに、排水経路A5は通常、トラップ封水により臭気や虫などの侵入防止が図られているが、排水経路A5を使用しない時には排水経路接続口a5を防臭蓋20で塞ぐことで、防臭効果を一層高めることができる。
また本例では、図4(b)に示すように、機器側複合接続具5を厨房装置本体3aの内側に仮保持するための上下一対の横ガイド12,12が設けられている。機器側複合接続具5は横ガイド12,12に沿って左右方向(図4(b)の紙面左右方向)に移動自在とされる。そして、機器側複合接続具5を複合コンセント2に接続する際には、機器側複合接続具5を厨房装置本体3aの側面に設けた開口部から側方に引き出して、図4(c)に示すように、複合コンセント2に接続できるようにしている。この状態で機器側複合接続具5の根元部が横ガイド12から外れないようになっており、これにより横ガイド12はガイド機能に加えて、機器側複合接続具5を接続位置で位置決めする機能も兼ね備えている。このように、厨房装置本体3aの側面から機器側複合接続具5を引き出して複合コンセント2に接続できるようにしたので、複合コンセント2と機器側複合接続具5との接続部位が外部から見えにくくなり、外観上の納まりがよくなると共に、配線や配管等が外部にはみ出して足に引っ掛かることもなくなり、使用の安全性を十分に確保できる利点もある。
なお、上記のように機器側複合接続具5を横ガイド12,12に沿ってスライドさせて複合コンセント2に接続する場合にあっては、機器側複合接続具5を複合コンセント2と接続した位置で保持する接続位置保持手段を設けるのが好ましい。接続位置保持手段の一例として、複合コンセント2と機器側複合接続具5との接続面を磁石にて互いに磁着させる方法が挙げられる。もちろん磁石に限らず、例えば機器側複合接続具5を背後から押え付ける部材を厨房装置本体3a側に取り付けるようにしてもよい。この接続位置保持手段によって、機器側複合接続具5が複合コンセント2から容易に抜けないようにでき、横ガイド12による位置決め効果とあいまって、より確実な接続効果が得られるようになる。
前記実施形態では、厨房機器4としてIH調理機器4Aとカラン4Eと流し台4Bとを例示したが、勿論これに限らず、電気炊飯器、電子レンジ、トースター、食器洗い機や食器乾燥機、浄水器等であってもよいし、以下で述べるガスコンロ、ガス炊飯器等のガス調理機器4C、或いは、換気装置4Dであってもよい。
先ず、ガス調理機器4Cを使用する場合は、図9に示すガス供給経路A1を複合コンセント2の接続口a1に繋ぎ、ガス調理機器4CのガスホースB1の先端を機器側複合接続具5の被接続口b1に繋ぐ。このときガス供給経路接続口a1とガス用被接続口b1との接続方式として、前記給水経路A3・給湯経路A4の場合と同様、従来より公知の速結式の流体配管接続継手を用いることにより、ガス調理機器4Cをワンタッチでガス供給経路A1に接続可能となる。
次に、厨房機器4としての換気装置4Dの一例を図5(a)(b)に示す。先ず図5(a)は、内部循環型のダクトレス換気装置4D”を厨房装置本体3aに一体に設けたものであり、このダクトレス換気装置4D”は、厨房装置本体3aの上部に換気通路13を立設し、その上端に吸気部13aを設けてある。この吸気部13aは加熱調理機器の上方或いは後方に配置される。換気通路13の途中にはシロッコファン14と、空気清浄装置を構成するフィルター15とミスト発生装置16とが配設されている。さらに、換気通路13の下端を循環通路60からカウンターキッチンに設けた排気口13bを介して当該居住空間に連通させてある。これにより加熱調理機器から出た油煙等をフィルター15で除去し、さらにミスト発生装置16からのミストの脱臭作用により清浄な空気として排気口13bから居住空間に戻すことができる。ここでフィルター15として例えば油煙、油塵を除去するグリスフィルターが挙げられる。また、ミスト発生装置16として、例えば特開2004−358364号公報などにより公知となっている技術を採用することができる。
一方、図5(b)は屋外排気型の換気装置4D’を厨房装置本体3aに一体に設けたものであり、この換気装置4D’は、換気通路13の上端に吸気部13aを設け、途中にフィルター15とシロッコファン14とを配設し、下端に排気口13bを設け、この排気口13bを機器側複合接続具5の排気用被接続口b6(内筒部11)を介して、床面1に設けられた屋外に連通する排気経路接続口a6(外筒部10)に接続したものである。ここで排気経路接続口a6は床面1の複数箇所に設けられ、排気用被接続口b6をいずれか1の排気経路接続口a6を選んで着脱接続可能となっている。ここで、ミスト発生装置16として、例えば特開2004−358364号公報などにより公知となっている技術を採用することができ、このミスト発生装置16から発生するミストによる脱臭作用により、屋外に排気される空気をより清浄化できるようになる。
しかして、図5(a)においては内部循環型のダクトレス換気装置4D”を厨房装置本体3aに一体に設けることができるので、厨房装置本体3aを移動させる際に大掛かりな移設工事を行なう必要がない。また、図5(b)においては屋外排気型の換気装置4D’を厨房装置本体3aに一体に設けることができると共に、厨房装置本体3aを移動させる際には、排気口13bを排気経路接続口a6から取り外して、移動先にある別の排気経路接続口a6に接続するだけでよいので、大掛かりな移設工事を行なう必要がなくなる。結果、図5(a)(b)のいずれにおいても、厨房装置本体3aの移設作業を低コストで容易且つ短時間で実施できる利点がある。また本例では吸気部13aを上下方向Dに伸縮自在とすることで加熱調理機器の高さに容易に対応できるようにしている。
本発明に係る移動厨房システム及びこれに用いる移動式厨房装置は、一般家屋に限らず、営業店舗の分野にも広く適用可能である。
本発明の一実施形態の移動厨房システムを説明する斜視図である。 同上の2以上の厨房機器に繋がる機器側複合接続具を複合コンセントに接続する前の状態を示す斜視図である。 同上の複合コンセントの排気経路接続口と機器側複合接続具の排気用被接続口との接続状態を説明する側面断面図である。 本発明の他の実施形態であり、(a)は換気装置付き移動式厨房装置の側面図、(b)は複合コンセントと機器側複合接続具との非接続状態の説明図、(c)は複合コンセントと機器側複合接続具との接続状態の説明図である。 (a)は内部循環型のダクトレス換気装置を説明する側面図、(b)は屋外排気型換気装置を説明する側面図である。 同上の移動式厨房装置を構成するメインキッチンを壁付け式と対面式との間で配置替えする場合の平面図である。 同上のメインキッチンを対面式とした場合の斜視図である。 同上のサブキッチンをメインキッチンから離して壁付けした場合の斜視図である。 同上のガス供給経路・電気供給経路・給水経路・給湯経路・排水経路・排気経路の接続例を説明するブロック図である。
符号の説明
1 壁面
2 複合コンセント
3 移動式厨房装置
4 厨房機器
5 機器側接続具
A1 ガス供給経路
A2 電気供給経路
A3 給水経路
A4 給湯経路
A5 排水経路
A6 排気経路
a1〜a6 接続口

Claims (2)

  1. キッチン、ダイニング、リビング等の居住空間の壁面の複数箇所に、ガス供給経路・電気供給経路・給水経路・給湯経路・排水経路・排気経路のうち少なくとも2以上の経路に繋がる接続口を有する複合コンセントが設置され、前記居住空間内を移動可能な移動式厨房装置を備え、該移動式厨房装置の厨房装置本体には、前記複合コンセントの経路のいずれかと対応する厨房機器と、前記複合コンセントに接続される被接続口を有する機器側接続具と、該機器側接続具を厨房装置本体の内側に厨房装置本体の側面に設けた開口部から側方に引き出し自在に仮保持すると共に該機器側接続具を厨房装置本体の側面から引き出して複合コンセントに接続した状態では該機器側接続具の根元部を位置決め可能とする横ガイドとが設けられ、該機器側接続具を介して、複合コンセントの経路と厨房機器とを着脱接続可能としたことを特徴とする移動厨房システム。
  2. 前記請求項1記載の移動厨房システムに用いる移動式厨房装置であって、前記居住空間内を移動可能とされた厨房装置本体と、厨房装置本体に設置される厨房機器と、該厨房機器に繋がる機器側接続具と、該機器側接続具を厨房装置本体の内側に厨房装置本体の側面に設けた開口部から側方に引き出し自在に仮保持すると共に該機器側接続具を厨房装置本体の側面から引き出して複合コンセントに接続した状態では該機器側接続具の根元部を位置決め可能とする横ガイドとを備え、該機器側接続具は、壁面の複数箇所に設置されてガス供給経路・電気供給経路・給水経路・給湯経路・排水経路・排気経路のうち前記厨房機器のいずれかと対応する経路に繋がる複合コンセントに対して、着脱接続可能な被接続口を有していることを特徴とする移動式厨房装置。
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