JP2004524657A - 流体及び電気を接続するための複合コネクタ - Google Patents
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Abstract
迅速且つ確実に流体及び電気を接続するために提供される複合コネクタ組立体(10)は、ソケット組立体(12)とプラグ組立体(14)とを含む。ソケット組立体(12)は、壁に取り付けられたアウトレットや器具アタッチメントとして、アダプタ組立体(50、50a)により各種構造に支持されることができる。係合手段(36、122)にソケット組立体とプラグ組立体(12、14)間の電気コンタクト(38、130)が組み込まれ、ソケット組立体とプラグ組立体(12、14)間に流体及び電気の接続が迅速且つ確実に確立される。これにより、プラグ組立体(14)がソケット組立体(12)から偶発的に外れる危険がなくなる。シール(116)やカバー(16、174)が提供され、接続位置及び非接続位置の組立体(10)からの流体の漏れを防止する。
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、流体及び電気を接続するための複合コネクタ、より詳細には迅速且つ安全に接続することができ、流体接続と電気接続を共に確立するための複合コネクタに関する。
【背景技術】
【0002】
従来技術において、流体及び電気を接続するための複合コネクタ組立体はよく知られており、特に集中式真空システムには広く使用されている。家屋に設置される集中式真空クリーナシステムは、通常真空源と汚物回収装置とを中心部に含み、家屋中に亘って計画的に壁に設けられた真空クリーナアウトレットにダクト配管によって接続される。各々の真空クリーナアウトレットは、壁内のダクト配管及びホースの流体通路と連通する真空ポートを含み、該ホースの他端のアタッチメントにクリーニングのための空気の吸引を提供する。また、各々のアウトレットは通常、集中式真空クリーナシステムを作動するための低圧コントロール導電体に及び/又はホースと一体化されたパワーコードに接続するためのアウトレット組立体の一部としての高圧電気レセプタクルに接続する二個のコンタクトを含む。このようにして、パワーコードが一体化したホースの他端に位置するパワーヘッドにパワーと吸引力がもたらされる。
【0003】
集中式真空清掃システムに使用される流体及び電気を共に接続するためのコネクタの例は以下の米国特許公報に記載されている。米国特許第3258553号(1966年6月28日ブレスリン(Breslin)に付与)公報、米国特許第4735579号(1988年4月5日ミューサー(Muser)に付与)公報、米国特許第4758170号(1988年7月19日ハイデン(Hayden)に付与)公報、米国特許第5004428号(1991年4月2日ハイデン(Hayden)に付与)公報、米国特許第5349146号(1994年9月20日レイダボー(Radabaugh)に付与)公報、米国特許第5387117号(1995年2月7日モイヤー(Moyer)Jr.らに付与)公報及び米国特許第5886299号(1999年3月23日ウォード(Ward)に付与)公報。
【0004】
これらの米国特許公報に記載される流体及び電気を共に接続するためのコネクタは通常、付加的及び/又は相互作用的機能を提供しない個々の電気コネクタと個々の流体コネクタの集合体を含む。また、これらのコネクタは、流体の接続のためのシーリング手段も流体及び電気の接続を確実にするための機械的ロッキング手段も特に提供するものではない。集中式空気浄化システムのためのこれらコネクタの空気漏れや、これらコネクタの集中式真空清掃システムからの偶発的な外れは、重大な問題とはならないが、それぞれ作業効率の低下や操作の中断を招く。
【0005】
集中式真空清掃システムに使用される流体及び電気を共に接続するための従来技術として記載したこれらのコネクタは、コネクタを介して液流体の流れをコントロールするための電気回路を完成させるための使用に適するようには構成されていない。通常このコネクタからの液体の漏れは環境問題を引き起こし、更にこのコネクタによって確立される電気的接続に悪影響を及ぼす。液流体パイプの偶発的な外れは、重大な環境問題であり、好ましくないであろうことは言うまでもない。従って、前述の従来技術の欠点を克服する、流体及び電気を接続するための複合コネクタが望まれている。
【0006】
【特許文献1】
米国特許第3258553号明細書
【特許文献2】
米国特許第4735579号明細書
【特許文献3】
米国特許第4758170号明細書
【特許文献4】
米国特許第5004428号明細書
【特許文献5】
米国特許第5349146号明細書
【特許文献6】
米国特許第5387117号明細書
【特許文献7】
米国特許第5886299号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の一目的は、流体及び電気を接続するための複合コネクタ組立体を提供することにある。
【0008】
本発明の他の目的は、流体及び電気を確実に接続することにより偶発的な外れの危険を最小限にする複合コネクタ組立体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一様相に従えば、流体及び電気を接続するための複合コネクタ組立体が提供される。この複合コネクタ組立体は、ソケット組立体と、プラグ組立体と、プラグ組立体及びソケット組立体を接続位置において開放可能に係止する手段とを含む。ソケット組立体はソケット体を含み、このソケット体は第一の端部と、第二の端部と、ソケット体に亘って延在して第一及び第二の端部のそれぞれに第一及び第二の開口を形成する流体通路とを有する。ソケット組立体は、ソケット体に取り付けられて第一の外部回路に接続するように構成された複数の金属コンタクトを更に含む。プラグ組立体はプラグ体を含み、このプラグ体は第一の端部と、第二の端部と、プラグ体に亘って延在して第一及び第二の端部のそれぞれに第一及び第二の開口を形成する流体通路とを有する。プラグ体の第一の端部は、ソケット体の第一の開口に取り外し可能且つ密封可能に収容されおり、これによりソケット体の流体通路とプラグ体の流体通路の流体連通を選択的に提供する。プラグ組立体は、プラグ組立体上に位置して第二の外部回路に接続するように構成された複数の金属コンタクトを更に含む。プラグ組立体とソケット組立体とを開放可能に係止する手段は、第一の部分と第二の部分を含む。第一の部分は、ソケット組立体に取り付けられた金属コンタクトが組み込まれており、第二の部分はプラグ組立体上に位置する金属コンタクトが組み込まれている。ソケット体のコンタクト及びプラグ体のコンタクトは、第一の部分と第二の部分とが係合しているときのみ接触状態にある。
【0010】
ソケット体は少なくとも一個の空洞部をその側部に有することが好ましく、ソケット組立体の金属コンタクトは空洞部の内部に取り付けられる。プラグ体は、その一端部に内部に向けて延設された突起を有する少なくとも一個のロック部材を含むことが好ましく、プラグ組立体の金属コンタクトはその突起上に位置する。このようにして、ロック部材の突起が弾性力下においてソケット体の空洞部に係合されているときに、プラグ組立体のコンタクトが押圧されてソケット組立体のコンタクトに接触されている。
【0011】
本発明の一実施形態において、複合コネクタ組立体はソケット体の第二の端部に接続されるアダプタ組立体を更に含む。このアダプタ組立体は種々の構造物に取り付けられるように構成されており、ソケット組立体を支持し且つソケット体の流体通路と外部流体管の流体連通を提供するようになっている。本発明のこの実施形態の複合コネクタ組立体は、ソケット組立体からプラグ組立体を取り外した際に、ソケット体の第一の開口を密閉してソケット体の金属コンタクトをカバーするための第一のカバー組立体を更に含む。
【0012】
本発明の複合コネクタ組立体は、迅速且つ確実に流体通路の接続と導電体の接続を共に有利に提供することにより、流体の漏れを最小限にし且つ偶発的な外れを防止する。このような特徴は、複合コネクタ組立体からもたらされる流体が水等の液体であるときに特に有利である。本発明の複合コネクタ組立体の応用は多岐に亘り、中でも集中式給水システム(本願の出願人による同時係続中の米国特許出願「遠隔制御される、水を流し排水するシステム(REMOTE CONTROLLED WATER FLOW AND DRAIN SYSTEM)」、本願と同日に出願)やフラッド・アンド・ドレイン式給水方法の実施に使用されるフラワーポット(本願の出願人による同時係続中の米国特許出願「鉢植え植物に水を遣る方法及び装置(METHOD AND APPARATUS FOR WATERING POTTED PLANTS)」、本願と同日に出願)に対しては特に有用である。
【0013】
本発明の複合コネクタが集中式給水システムに用いられる際の、該コネクタの基本的な機能の理解を促進するために、該システムについて以下簡単に説明する。集中式真空清掃システムと同様、この集中式給水システムは、屋内外の種々の箇所にアウトレットが設けられた建造物へ配設される流体分配管を有する。フラワーポットがこのシステムのアウトレットの一個にホースによって接続されている場合、メインコントローラ付きの水−電気ユニットにより配管を通じてフラワーポットへ水を供給又はフラワーポットから水を回収することになる。フラッド・アンド・ドレイン式給水方法によれば、集中式給水システムはまずこのフラワーポットに水を汲み上げて鉢の土壌に水を溢れさせ、続いてフラワーポットにあるセンサーとリモートコントローラによって送られる電気信号に応答して、土壌に吸収されなかった水を吸引除去する。本発明の複合コネクタは、壁に設けられたアウトレットの接続にも、器具アタッチメントの接続にも使用することができる。
【0014】
以下に示す好ましい実施形態を参照することにより、本発明の他の特徴や利点がより一層理解されるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
本発明の一実施形態の複合コネクタ組立体を図面、特に図1.a〜1.cに示し、全体を符号10で示す。壁に取付けられたアウトレットと接続する複合コネクタ組立体10は、ソケット組立体12、プラグ組立体14及び壁カバー組立体16を含む。ソケット組立体12は壁パネル15に(例えば、床面位置の電気コンセントの近くに)設けられる。プラグ組立体14はホース18の一端に取付けられ、ホース18の他端は器具に接続されている。これにより、水等の流体を、供給源から複合コネクタ組立体10とホース18を介して器具に送ることができ、同じ水通路を介して真空作用により器具から水を回収することができる。カバー組立体16が、可撓性エプロン部材20を用いてソケット組立体12に取付けられてぶら下げられプラグ組立体14がソケット組立体12から外されて取り除かれたときにソケット組立体12をカバーするために使用される。
【0016】
図2及び図3.a〜3.cについて説明する。ソケット組立体12は、その第一の端部に方形状の頭部24を有するソケット体22を有すると共に第二の端部に円筒状ノズル26を有する。流体通路28がソケット体22を貫通して延びており、頭部24及びノズル26ではそれぞれ中央開口30、32となっている。ノズル26には、開口32の近くに一以上のOリング34が取付けられる。
【0017】
方形状の頭部24は端面と二面の対向する側面を含む。二個の長い空洞部36がこの2本の対向する両面に設けられており、端面と平行になっている。両面の前側角部には二面の斜めの面37が設けられている。各空洞部36の底には金属の電気コンタクト38がある。各コンタクト38は後方部分40が、空洞部36の後方壁を貫通して延設されている孔42に取付けられている。後方部分40は表に出て、電気ケーブル42aのワイヤと接続され、このケーブル42aは電気コネクタ44aと接続される。各コンタクト38の前方部分46は、空洞部36に緩やかに支持され、外力が加わったときには弾力的に撓むことができる。方形状の頭部24の底部には、図1.cのプラグ組立体14がソケット体22に適切な角度方向でのみ挿入されることを許容するキーウェイ48がある。
【0018】
内側ソケット50が、ソケット組立体12を支持するための壁支柱(スタッド)52に固定される。内側ソケットはアダプタとしても機能し、各種タイプの内側ソケット50を用いることにより、ソケット組立体12は様々な構造に取付けられ且つ様々な位置にある外部流体通路と接続することができる。内側ソケット50については、図6.a〜6.cを参照して後で説明する。
【0019】
通常、内側ソケット50は、方形体54と、ソケット組立体12のノズル26をシールしながら収容するための孔56とを含む。方形体54の底部には中空円筒状突起58があり、この突起は集中式給水システム(図示せず)のホース60に接続可能である。流体通路(図示せず)が開口56から方形体54を介して円筒状突起58に延設されており、ソケット組立体12のノズル26が内側ソケット50の開口56にシールされながら収容されたときに、水は内側ソケット50とソケット体22を通って流れることができる。集中式給水システムの電気回路と接続されているケーブル42bは、電気コネクタ44bを終端とする。電気コネクタ44bは、ソケット組立体12の電気コネクタ44aに接続される。電気コネクタ44bのケーブル42bは、例えばフック(図示せず)により方形体54の側面に取付けられ、電気コネクタ44bが電気コネクタ44aから取り外されたときに落ちないようになっている。
【0020】
内側ソケット50は壁内の支柱52の側面に二個のねじ62で接続される。別の方法としては、L型ブラケット(図示せず)を内側ソケット50と支柱52の側面との間に置き、内側ソケット50をねじ60でブラケットに取付け、次にこのブラケットの曲がった部分を支柱52の前面にねじ(図示せず)で取付ける。
【0021】
内側ソケット50の前面と支柱52の前面との距離は、ソケット組立体12の寸法に応じて予め決められ、図1.bに示すように、ソケット組立体12の方形状の頭部24の壁パネル15の外側表面への適切な取付けを確実なものとする。内側ソケット50は、方形体54の前面に取付けねじ66を受けるためのねじ切りされた二個の孔64を含む。取付けねじ66は、ソケット組立体12の方形状の頭部24の取付け孔68を貫通して延びている。割りスリーブスペーサ70がノズル26を囲むように設けられ、ソケット組立体12の内側ソケット50に対する位置を確実に適切なものとする。
【0022】
ソケット組立体12を取付けるための孔(図示せず)を有する壁パネル15が所定の位置に置かれると、電気コネクタ44bはまずフックにより壁から引き出され、次にソケット組立体12の電気コネクタ44aと接続される。その後、ソケット組立体12は内側ソケット50に押し入れられる。続いて、方形状の頭部24の二個の取付けねじ66が、方形体54の前面にあるねじ切りされた二個の孔64にそれぞれしっかりと固定される。割りスペーサ70の長さは重要である。ねじ66でねじ締めされるとき、圧力は壁パネルにではなく割りスペーサ70にかからなければならない。割りスペーサ70は、Oリング34を外さずに割りスペーサ70を単に引き抜くだけで必要なときに容易に取り替えることができる。
【0023】
図1.a、1.b、4.a〜4.cを参照する。壁カバー組立体16は、中央に円筒状プラグ74を有する基体72を有する。円筒状プラグ74はOリング76を有し、円筒状プラグ74がソケット組立体12の中央開口30に挿入されたときに水密となる。二個の翼部78が基体72の両側にヒンジ80を介して取付けられている。各翼部78は各ヒンジ80の両端に設けられた二個のバネ82により付勢されて、図4.aに示すように閉じた位置に至る。各翼部78の内側にはロック部材84が取付けられており、ロック部材はその端部に内側に延在する突起86を有している。金属の電気コンタクト88が各突起86に取付けられている。
【0024】
複数の金属電気コンタクト88が表示灯90に接続されている。この表示灯は基体72の前面に設けられている。プラグ74がソケット組立体12の中央開口30に挿入されると、翼部78はバネ82により付勢されて、ソケット組立体12の頭部24に向けて横方向に回転し、ロック部材84は各空洞部36と係合するに至る。頭部24の対向する側面の前方の角の斜めに角取りされた面37は、ロック部材84の空洞部36への係合を容易にする。ロック部材84と空洞部36が係合すると、空洞部36内の金属電気コンタクト38は突起86の金属電気コンタクト88としっかりと接触し、これにより表示灯90が点灯する。この表示灯は、例えば、「壁カバー組立体16は正しく閉じられている」、「集中式給水システムは他のアウトレットで使用されている」、「このアウトレットから植物に水遣りすることになっている」、等の点灯態様を適宜選択して点灯する。更に、両方の翼部78の複数の金属電気コンタクト88が共に接続され、集中式給水システムの電気インターロック回路は完了する。各翼部78の端部に設けられた二個の凹部91は、使用者が壁カバー組立体16をソケット組立体12から抜くときに指をかけて翼部78を開くことを許容する。
【0025】
エプロン20は半軟性の材料で作られ、図3.aのソケット組立体12のノズル26とねじ66とケーブル42aとを収容する開口92を有する。エプロンはソケット組立体12と壁パネルとの間に挟まれ、エプロンの底端部はよく知られている手段(例えば、基体72の頂部にある孔96に嵌合するボス94)により壁カバー組立体16の基体72の頂部に取付けられる。エプロン20の長さは、壁カバー組立体16が図1.bに示すようにソケット組立体12から垂下し且つ図1.aに示すようにソケット組立体16に近接する位置にまで容易に持っていくのに十分なものとなっている。エプロン20は、壁パネルに設けた、ソケット組立体12を嵌めるために開けられた穴を適切に覆う。エプロン20はソケット組立体12の方形状の頭部24より大きいので、壁パネルに孔を正確に空ける必要はない。更に、エプロン20は水滴が壁に付かないようにしている。図1.cに示すプラグ組立体14から図1.aに示す壁カバー組立体16へとソケット組立体12の接続が切り替えられている間は、図2の水ホース60内に残っている水を取り除くために集中式給水システムが吸引をしていても、水滴が落ちることがあり得るのである。
【0026】
図1.c及び5.a〜5.dを参照する。プラグ組立体14は中空のプラグ体98を含み、該プラグ体98は、平らな頂部100と平らな底部102と平らな両側面104とを有すると共に、前方の端部に円筒状ノズル106を有し且つ後方の端部に円筒状突出部108を有する。流体通路110がプラグ体98を貫通して延設されており、ノズル106と突出部108でそれぞれ開口112、114となっている。ノズル106がソケット組立体22の開口30に挿入されたとき、ノズル106の周りのOリング116はソケット組立体12との液密な接続を提供する。円筒状突出部108は、ホース18と接続するように構成され、ホース18は当技術分野ではよく知られているホース保持具118で突起108に固定される。ノズル106の前方端部120は斜めに角取りされており、ノズル106がソケット組立体22の開口30に挿入されやすくなっている。
【0027】
二個のハンドル122がプラグ体98の両側面104に設けられている。ヒンジスリーブ124が各ハンドル122の中央部内側に取付けられている。ヒンジスリーブ124は、プラグ体98の両側面104に固定されている二個のヒンジピン126に枢支されており、両ハンドル122はそれぞれ各ピン126の周りを回転できるようになっている。突起128が各ハンドル122の前方端部から内側に延設されており、突起には複数の金属電気コンタクト130が取付けられている。これらの複数の金属電気コンタクト130は、ワイヤ132に接続されるが、このワイヤ132はホース18に組み込まれることができ、ホース18と共に器具に接続される。任意ではあるが、これら金属電気コンタクト130の内の幾つかはワイヤ132と接続しないでおくこともでき、特別な用途の場合にはこれらを互いに接続させることもできる。バネ134がプラグ体98と各ハンドル122の間に置かれる。ハンドル122は、図5.cに示すように押されて回転して開き、プラグ体のノズル106がソケット組立体22の開口30に挿入されるようになっている。ハンドル122は、横方向に回転されるように付勢されることができ、これにより、図5.dに示すようにプラグ組立体14のノズル106がソケット組立体12の開口30に挿入されたとき、突起128が内側に動いてソケット組立体12の空洞部36に係合する。ハンドル122の金属電気コンタクト130を押圧し空洞部36内の金属電気コンタクト38に接触せしめる。このようにして、図2のケーブル42a、42bとワイヤ132の電気的な接続が確立される。
【0028】
プラグ組立体14は、通常プラグ組立体14に美観を提供する上部カバー部材及び底部カバー部材135(底部カバー部材のみ図示)を更に含む。上部カバー部材及び底部カバー部材135はそれぞれケーシング136とプレート138とを含む。プレート138は取付けねじ(図示せず)によりプラグ体98の上部及び下部に取付けられ、ケーシング136はプラグ体98の円筒状突出部108を取り囲み、ホース18の端部とホース保持器118はケーシング136に覆われる。ケーシング136は、ハンドル122の回転を制限するストップとして作用する前方突出部140を含む。このような構成をすることにより、ハンドル122とカバー部材135は組み合わされてプラグ組立体14の美観を提供しつつ、プラグ組立体98が使用されていないときは図5.bに示すように金属電気コンタクト130がプラグ組立体98に接触することを防止する。前方突出部140は、プラグ組立体14がソケット組立体12に接続されるときにコンタクト130と38が互いに押圧されて接触することに悪影響を及ぼすべきではない。更に、底部カバー部材135はキーロック142を含み、このキーロックはプレート138の前方端部の内側の、図3.aのソケット組立体の方形上の頭部24のキーウェイ48に相当する位置にあるため、プラグ組立体14はソケット組立体12に正しい角度方向でのみ接続されることを確実にする。この二個のカバー部材135の前方端部は、ソケット組立体12の方形状の頭部24と形が合うように形成されており、ソケット組立体12とプラグ組立体14の機械的な係止が更に機能するようになっている。
【0029】
別の配置においては、ハンドル122をプラグ体98又はカバー部材135と一体として設けることができ、これによりバネ134を省略することができる。このハンドル122は変形して開き、プラグ体98をソケット体22に挿入できるようになっている。ハンドル122は変形のため生じた弾性力により付勢されており、ソケット組立体12の空洞部36と係合するようになっている。
【0030】
図6.a〜6.cに本発明の別の実施形態を示す。流体及び電気を接続するための複合コネクタ組立体10aは図1.cの実施形態10と同様であり、ソケット組立体12a、プラグ組立体14a及び内側ソケット50aを含む。
【0031】
ソケット組立体12aは図3.aのソケット組立体12と同様であり、同様の符号で示される同様の部分や特徴の説明は冗長になるため繰り返さない。壁に取付けられたアウトレットとして使用されるソケット組立体12とは異なり、ソケット組立体12aはフラワーポット150等の器具に取付けられる。このフラワーポット150は、集中式給水システムと共に用いられ、フラッド・アンド・ドレイン法で植物に水を与えて成長させるものであり、本願の出願人による同時係属中の米国特許出願「鉢植え植物に水を遣るための方法及び装置(METHOD AND APPARATUS FOR WATERING POTTED PLANTS)」に記載されている。フラワーポット150と集中式給水システムの間の流体及び電気の接続は、本発明の図1.cの複合コネクタ組立体10や複合コネクタ10aにより確立される。
【0032】
ソケット組立体12aは、図3.aのソケット組立体12と同一のソケット体22を含む。但し、凹部142が方形状の頭部24の背部の一側面に設けられており、メモリチップユニット144がこの凹部に収容されて空洞部36内の複数の金属電気コンタクト38と電気的に接続されている。メモリチップユニット144は、ソケット組立体12aが接続されている特定のフラワーポット150を示す識別コード、型式コード及び/又はその他の情報データを含む。このフラワーポット150が集中式給水システムに接続されると、システムは自動的にこのフラワーポット150を識別し、このフラワーポット150の給水プロセスをプログラミングするのに使用するための情報(フラワーポットの大きさ等)を検索する。
【0033】
ソケット組立体12aをフラワーポット150の湾曲した壁に取付けるため、内側部材148と外側部材152を含むツー・ピースのスペーサ146が設けられる。内側部材148と外側部材152の内側の面は、フラワーポット150の湾曲形状に合う形状となっている。内側部材148と外側部材152の両方とも、ノズル26のための孔154、ねじ66のための孔156及びワイヤ(図示せず)を通すための孔158を含む。外側部材152は、フード162が枢支されている延出部160を有する。
【0034】
内側ソケット50aは、内側ソケット50と同様、図2のソケット組立体12のノズル26を収容するための方形体54を含むが、ソケット組立体12aを支持しない。その代わりに、ソケット組立体12aと内側ソケット50aは共に、ツー・ピースのスペーサ146によって支持される。スペーサ146の内側部材148と外側部材152は、フラワーポット150の壁の両側に置かれ、スペーサ146の孔156を貫通する取付けねじ66により互いに緊密に押し付けられ、ソケット組立体12aと内側ソケット50aとを相互に連結させる。水管(図示せず)が内側ソケット50aの突起58に接続され、フラワーポット150の底部に向けて下方に伸び、フラワーポット150に給水したりフラワーポット150から排水したりする。このように、スペーサ146と内側ソケット50aの組み合わせはアダプタ機能を提供し、ソケット組立体12aは、内側ソケット50aとスペーサ146を変更するだけで様々な器具や壁構造に取付け可能である。
【0035】
水位検知器をフラワーポット150の頂部に設ける必要がある場合は、内側ソケット50aの方形体54の両側面にプローブ164を露出させ、プローブ164をソケット組立体12aの空洞部36にある金属電気コンタクト38に電気的に接続することにより、水位検知器を内側ソケット50aに組み込むことができる。フラワーポット150内のセンサ(図示せず)を接続する導電体等の導電体は全て、孔158を通ってソケット組立体12aの空洞部36にある金属電気コンタクト38に接続されるであろう。なお、ノズル26、ねじ66やこれらの導電体を通すために、これらに対応する開口(図示せず)をフラワーポットの壁に設けなければならない点に留意する必要がある。フード162は、ソケット組立体の方形状の頭部24を覆うようにその上方に置かれる。これは、ソケット組立体が使用されていないときに、コンタクト38を腐食から保護するためであると共に、子供たちが石等の異物を落とさないようにするためでもありまた、ソケット組立体12aにより良い美観を与えるためでもある。
【0036】
プラグ組立体14aは図1.cのプラグ組立体14と同一であり、冗長となるため説明は省略する。
【0037】
当技術分野でよく知られているが、プラグ組立体14aの後方端部に電話ソケットが組み込まれていると、集中式給水システムと共に用いられるリモコン166をプラグ組立体14aに好便に接続することができる。従って、使用者は、給水対象の植物の近くの位置から集中式給水システムを操作することができる。
【0038】
プラグ組立体14aや図1.cのプラグ組立体14はホース18の両端に接続される。ホース18の使用後、その両端あるいは一端の接続が外されたとき、ホース18の両端は適切に閉止されなければならないことに注意すべきである。ホース18の一端が開いたままになっていると、ホース18が動いたとき、ホース18内に残っている水が出てしまう。このようなことは、屋内で使用される場合には特に好ましくない。弁を内蔵した端部コネクタが市販されて一般の水ホースにおいて水が流れ出ないようにするために使用されているが、このような端部コネクタは、同じホース18で給水と水の回収とを行う集中式給水システムに接続されるホース18に用いるには十分でない。
【0039】
図7.a〜7.cには、単純なプラグ170が示されている。プラグ170の一端172は、図5.bのプラグ組立体14のノズル106の開口112に嵌め込めるよう円筒状である。また、他端174は方形となっており、プラグ組立体14のハンドル122の突起128を収容するための二個の空洞部176を有する。このような構成では、プラグ170がプラグ組立体14aから偶発的に外れてしまうことはない。プラグ170内には一方向弁178が設けられる。この弁は、図7.bに示すように水圧がかかっている状態では閉じており、ホース内に残っている水が出てしまうことを防止するが、ホース18の他端が集中式給水システムに接続されてホースに残っている水を排水するために真空引きされているときには、オリフィス180からの空気の流入を許容する。
【0040】
単一のホースを用いて給水と排水を行う各種デバイスが開発されている。ホースはこれらのデバイスに恒久的に接続できるが、本発明の、流体及び電気を接続するための複合コネクタ組立体を用いて接続することもできる。ソケット組立体は、図6.aのフラワーポット150等の器具の一部であることができる。
【0041】
図8に本発明の更に別の実施形態を示す。ここでは、ソケット組立体12bがホース端部アタッチメント182に組み込まれており、鉢植えの庭木に水を遣ったり、底部に排水孔を有するフラワーポットの下に置かれる受け皿から過剰な水を排水したりするようになっている。ソケット組立体12bはソケット組立体12と同様のものであるが、図2.aの内側ソケット50とスペーサ70は含まない。ソケット12bはプラグ組立体14bに接続される。プラグ組立体14bは図1.cのプラグ組立体14と同一のものである。
【0042】
本発明の、流体及び電気を接続するための複合コネクタ組立体は、器具を給水/排水システム(集中式給水システム等)に接続するのに使用されるだけでなく、器具を他のシステムに接続するのにも使用できる。例としては、真空清掃機を集中式真空清掃システムに接続することが挙げられる。本発明は、本明細書に記載したあるいは示した実施形態には限定されないと理解されるべきである。本発明の上述の実施形態に対する修正や改良は当業者に明らかであろう。例えば、液体洗浄剤を、外部集中式システムを介してあるいは装置に取付けた別の容器を介して水に添加することができる。前述の記載は単に例示を意図したものであり、限定的に解釈されるべきではない。従って、本発明の範囲は、添付の請求の範囲によってのみ限定されるものである。
【図面の簡単な説明】
【0043】
ここまで本発明の性質を説明してきたが、以下、添付の図面について記載する。なおこれは、本発明の好ましい実施形態を例示的に示すに過ぎない。
【図1.a】図1.aは、壁内の床面位置に設けられカバー組立体により閉止されている、本発明の一実施形態の複合コネクタ組立体のソケット組立体を示す斜視図である。
【図1.b】図1.bは、カバー組立体が開いた状態で取付けられている、図1.aの実施形態のソケット組立体を示す斜視図である。
【図1.c】図1.cは、本実施形態のプラグ組立体に接続されている図1の実施形態のソケット組立体を示す斜視図である。
【図2】図2は、図1.aの実施形態のソケット組立体の拡大斜視図であり、内側ソケット組立体により支持されているソケット組立体を示すため、壁パネルは記載されていない。
【図3.a】図3.aは、図2のソケット組立体の詳細部を示す拡大斜視図である。
【図3.b】図3.bは、図3.aの3b−3b線で切断した断面図である。
【図3.c】図3.cは、図3.bの領域3cの部分拡大断面図であり、図3.bのソケット組立体に取付けられた金属コンタクトの詳細を示す。
【図4.a】図4.aは、図1.aの4a−4a線で切断した、カバー組立体がカバーしている状態で取付けられているソケット組立体の断面図である。
【図4.b】図4.bは、カバー組立体が取り外されている図4.aのソケット組立体の同様の図である。
【図4.c】図4.cは、カバー組立体の斜視図である。
【図5.a】図5.aは、プラグ組立体の拡大斜視図であるが、頂部カバーは省略されている。
【図5.b】図5.bは、図1.cのソケット組立体及びプラグ組立体の断面図であり、接続手続中の各種相対位置を示す。
【図5.c】図5.cは、図1.cのソケット組立体及びプラグ組立体の断面図であり、接続手続中の各種相対位置を示す。
【図5.d】図5.dは、図1.cのソケット組立体及びプラグ組立体の断面図であり、接続手続中の各種相対位置を示す。
【図6.a】図6.aは、接続位置及び非接続位置の、本発明の別の実施形態の複合コネクタ組立体を示す斜視図である。
【図6.b】図6.bは、図6.aの実施形態の内側ソケット組立体を有するソケット組立体の拡大斜視図である。
【図6.c】図6.cは、図6.bのソケット組立体の後部斜視図であり、該組立体に取付けられているメモリチップを示す。
【図7.a】図7.aは、図6.aのプラグ組立体のためのカバー組立体の斜視図である。
【図7.b】図7.b及び図7.cは、図7.aの7b−7b線で切断した断面図であり、それぞれ閉位置及び開位置にある一方向弁を示す。
【図7.c】図7.b及び図7.cは、図7.aの7b−7b線で切断した断面図であり、それぞれ閉位置及び開位置にある一方向弁を示す。
【図8】図8は、本発明の複合コネクタ組立体の更に別の実施形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0044】
10 複合コネクタ組立体
12 ソケット組立体
14 プラグ組立体
15 壁パネル
16 壁カバー組立体
18 ホース
20 エプロン部材
【0001】
本発明は、流体及び電気を接続するための複合コネクタ、より詳細には迅速且つ安全に接続することができ、流体接続と電気接続を共に確立するための複合コネクタに関する。
【背景技術】
【0002】
従来技術において、流体及び電気を接続するための複合コネクタ組立体はよく知られており、特に集中式真空システムには広く使用されている。家屋に設置される集中式真空クリーナシステムは、通常真空源と汚物回収装置とを中心部に含み、家屋中に亘って計画的に壁に設けられた真空クリーナアウトレットにダクト配管によって接続される。各々の真空クリーナアウトレットは、壁内のダクト配管及びホースの流体通路と連通する真空ポートを含み、該ホースの他端のアタッチメントにクリーニングのための空気の吸引を提供する。また、各々のアウトレットは通常、集中式真空クリーナシステムを作動するための低圧コントロール導電体に及び/又はホースと一体化されたパワーコードに接続するためのアウトレット組立体の一部としての高圧電気レセプタクルに接続する二個のコンタクトを含む。このようにして、パワーコードが一体化したホースの他端に位置するパワーヘッドにパワーと吸引力がもたらされる。
【0003】
集中式真空清掃システムに使用される流体及び電気を共に接続するためのコネクタの例は以下の米国特許公報に記載されている。米国特許第3258553号(1966年6月28日ブレスリン(Breslin)に付与)公報、米国特許第4735579号(1988年4月5日ミューサー(Muser)に付与)公報、米国特許第4758170号(1988年7月19日ハイデン(Hayden)に付与)公報、米国特許第5004428号(1991年4月2日ハイデン(Hayden)に付与)公報、米国特許第5349146号(1994年9月20日レイダボー(Radabaugh)に付与)公報、米国特許第5387117号(1995年2月7日モイヤー(Moyer)Jr.らに付与)公報及び米国特許第5886299号(1999年3月23日ウォード(Ward)に付与)公報。
【0004】
これらの米国特許公報に記載される流体及び電気を共に接続するためのコネクタは通常、付加的及び/又は相互作用的機能を提供しない個々の電気コネクタと個々の流体コネクタの集合体を含む。また、これらのコネクタは、流体の接続のためのシーリング手段も流体及び電気の接続を確実にするための機械的ロッキング手段も特に提供するものではない。集中式空気浄化システムのためのこれらコネクタの空気漏れや、これらコネクタの集中式真空清掃システムからの偶発的な外れは、重大な問題とはならないが、それぞれ作業効率の低下や操作の中断を招く。
【0005】
集中式真空清掃システムに使用される流体及び電気を共に接続するための従来技術として記載したこれらのコネクタは、コネクタを介して液流体の流れをコントロールするための電気回路を完成させるための使用に適するようには構成されていない。通常このコネクタからの液体の漏れは環境問題を引き起こし、更にこのコネクタによって確立される電気的接続に悪影響を及ぼす。液流体パイプの偶発的な外れは、重大な環境問題であり、好ましくないであろうことは言うまでもない。従って、前述の従来技術の欠点を克服する、流体及び電気を接続するための複合コネクタが望まれている。
【0006】
【特許文献1】
米国特許第3258553号明細書
【特許文献2】
米国特許第4735579号明細書
【特許文献3】
米国特許第4758170号明細書
【特許文献4】
米国特許第5004428号明細書
【特許文献5】
米国特許第5349146号明細書
【特許文献6】
米国特許第5387117号明細書
【特許文献7】
米国特許第5886299号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の一目的は、流体及び電気を接続するための複合コネクタ組立体を提供することにある。
【0008】
本発明の他の目的は、流体及び電気を確実に接続することにより偶発的な外れの危険を最小限にする複合コネクタ組立体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一様相に従えば、流体及び電気を接続するための複合コネクタ組立体が提供される。この複合コネクタ組立体は、ソケット組立体と、プラグ組立体と、プラグ組立体及びソケット組立体を接続位置において開放可能に係止する手段とを含む。ソケット組立体はソケット体を含み、このソケット体は第一の端部と、第二の端部と、ソケット体に亘って延在して第一及び第二の端部のそれぞれに第一及び第二の開口を形成する流体通路とを有する。ソケット組立体は、ソケット体に取り付けられて第一の外部回路に接続するように構成された複数の金属コンタクトを更に含む。プラグ組立体はプラグ体を含み、このプラグ体は第一の端部と、第二の端部と、プラグ体に亘って延在して第一及び第二の端部のそれぞれに第一及び第二の開口を形成する流体通路とを有する。プラグ体の第一の端部は、ソケット体の第一の開口に取り外し可能且つ密封可能に収容されおり、これによりソケット体の流体通路とプラグ体の流体通路の流体連通を選択的に提供する。プラグ組立体は、プラグ組立体上に位置して第二の外部回路に接続するように構成された複数の金属コンタクトを更に含む。プラグ組立体とソケット組立体とを開放可能に係止する手段は、第一の部分と第二の部分を含む。第一の部分は、ソケット組立体に取り付けられた金属コンタクトが組み込まれており、第二の部分はプラグ組立体上に位置する金属コンタクトが組み込まれている。ソケット体のコンタクト及びプラグ体のコンタクトは、第一の部分と第二の部分とが係合しているときのみ接触状態にある。
【0010】
ソケット体は少なくとも一個の空洞部をその側部に有することが好ましく、ソケット組立体の金属コンタクトは空洞部の内部に取り付けられる。プラグ体は、その一端部に内部に向けて延設された突起を有する少なくとも一個のロック部材を含むことが好ましく、プラグ組立体の金属コンタクトはその突起上に位置する。このようにして、ロック部材の突起が弾性力下においてソケット体の空洞部に係合されているときに、プラグ組立体のコンタクトが押圧されてソケット組立体のコンタクトに接触されている。
【0011】
本発明の一実施形態において、複合コネクタ組立体はソケット体の第二の端部に接続されるアダプタ組立体を更に含む。このアダプタ組立体は種々の構造物に取り付けられるように構成されており、ソケット組立体を支持し且つソケット体の流体通路と外部流体管の流体連通を提供するようになっている。本発明のこの実施形態の複合コネクタ組立体は、ソケット組立体からプラグ組立体を取り外した際に、ソケット体の第一の開口を密閉してソケット体の金属コンタクトをカバーするための第一のカバー組立体を更に含む。
【0012】
本発明の複合コネクタ組立体は、迅速且つ確実に流体通路の接続と導電体の接続を共に有利に提供することにより、流体の漏れを最小限にし且つ偶発的な外れを防止する。このような特徴は、複合コネクタ組立体からもたらされる流体が水等の液体であるときに特に有利である。本発明の複合コネクタ組立体の応用は多岐に亘り、中でも集中式給水システム(本願の出願人による同時係続中の米国特許出願「遠隔制御される、水を流し排水するシステム(REMOTE CONTROLLED WATER FLOW AND DRAIN SYSTEM)」、本願と同日に出願)やフラッド・アンド・ドレイン式給水方法の実施に使用されるフラワーポット(本願の出願人による同時係続中の米国特許出願「鉢植え植物に水を遣る方法及び装置(METHOD AND APPARATUS FOR WATERING POTTED PLANTS)」、本願と同日に出願)に対しては特に有用である。
【0013】
本発明の複合コネクタが集中式給水システムに用いられる際の、該コネクタの基本的な機能の理解を促進するために、該システムについて以下簡単に説明する。集中式真空清掃システムと同様、この集中式給水システムは、屋内外の種々の箇所にアウトレットが設けられた建造物へ配設される流体分配管を有する。フラワーポットがこのシステムのアウトレットの一個にホースによって接続されている場合、メインコントローラ付きの水−電気ユニットにより配管を通じてフラワーポットへ水を供給又はフラワーポットから水を回収することになる。フラッド・アンド・ドレイン式給水方法によれば、集中式給水システムはまずこのフラワーポットに水を汲み上げて鉢の土壌に水を溢れさせ、続いてフラワーポットにあるセンサーとリモートコントローラによって送られる電気信号に応答して、土壌に吸収されなかった水を吸引除去する。本発明の複合コネクタは、壁に設けられたアウトレットの接続にも、器具アタッチメントの接続にも使用することができる。
【0014】
以下に示す好ましい実施形態を参照することにより、本発明の他の特徴や利点がより一層理解されるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
本発明の一実施形態の複合コネクタ組立体を図面、特に図1.a〜1.cに示し、全体を符号10で示す。壁に取付けられたアウトレットと接続する複合コネクタ組立体10は、ソケット組立体12、プラグ組立体14及び壁カバー組立体16を含む。ソケット組立体12は壁パネル15に(例えば、床面位置の電気コンセントの近くに)設けられる。プラグ組立体14はホース18の一端に取付けられ、ホース18の他端は器具に接続されている。これにより、水等の流体を、供給源から複合コネクタ組立体10とホース18を介して器具に送ることができ、同じ水通路を介して真空作用により器具から水を回収することができる。カバー組立体16が、可撓性エプロン部材20を用いてソケット組立体12に取付けられてぶら下げられプラグ組立体14がソケット組立体12から外されて取り除かれたときにソケット組立体12をカバーするために使用される。
【0016】
図2及び図3.a〜3.cについて説明する。ソケット組立体12は、その第一の端部に方形状の頭部24を有するソケット体22を有すると共に第二の端部に円筒状ノズル26を有する。流体通路28がソケット体22を貫通して延びており、頭部24及びノズル26ではそれぞれ中央開口30、32となっている。ノズル26には、開口32の近くに一以上のOリング34が取付けられる。
【0017】
方形状の頭部24は端面と二面の対向する側面を含む。二個の長い空洞部36がこの2本の対向する両面に設けられており、端面と平行になっている。両面の前側角部には二面の斜めの面37が設けられている。各空洞部36の底には金属の電気コンタクト38がある。各コンタクト38は後方部分40が、空洞部36の後方壁を貫通して延設されている孔42に取付けられている。後方部分40は表に出て、電気ケーブル42aのワイヤと接続され、このケーブル42aは電気コネクタ44aと接続される。各コンタクト38の前方部分46は、空洞部36に緩やかに支持され、外力が加わったときには弾力的に撓むことができる。方形状の頭部24の底部には、図1.cのプラグ組立体14がソケット体22に適切な角度方向でのみ挿入されることを許容するキーウェイ48がある。
【0018】
内側ソケット50が、ソケット組立体12を支持するための壁支柱(スタッド)52に固定される。内側ソケットはアダプタとしても機能し、各種タイプの内側ソケット50を用いることにより、ソケット組立体12は様々な構造に取付けられ且つ様々な位置にある外部流体通路と接続することができる。内側ソケット50については、図6.a〜6.cを参照して後で説明する。
【0019】
通常、内側ソケット50は、方形体54と、ソケット組立体12のノズル26をシールしながら収容するための孔56とを含む。方形体54の底部には中空円筒状突起58があり、この突起は集中式給水システム(図示せず)のホース60に接続可能である。流体通路(図示せず)が開口56から方形体54を介して円筒状突起58に延設されており、ソケット組立体12のノズル26が内側ソケット50の開口56にシールされながら収容されたときに、水は内側ソケット50とソケット体22を通って流れることができる。集中式給水システムの電気回路と接続されているケーブル42bは、電気コネクタ44bを終端とする。電気コネクタ44bは、ソケット組立体12の電気コネクタ44aに接続される。電気コネクタ44bのケーブル42bは、例えばフック(図示せず)により方形体54の側面に取付けられ、電気コネクタ44bが電気コネクタ44aから取り外されたときに落ちないようになっている。
【0020】
内側ソケット50は壁内の支柱52の側面に二個のねじ62で接続される。別の方法としては、L型ブラケット(図示せず)を内側ソケット50と支柱52の側面との間に置き、内側ソケット50をねじ60でブラケットに取付け、次にこのブラケットの曲がった部分を支柱52の前面にねじ(図示せず)で取付ける。
【0021】
内側ソケット50の前面と支柱52の前面との距離は、ソケット組立体12の寸法に応じて予め決められ、図1.bに示すように、ソケット組立体12の方形状の頭部24の壁パネル15の外側表面への適切な取付けを確実なものとする。内側ソケット50は、方形体54の前面に取付けねじ66を受けるためのねじ切りされた二個の孔64を含む。取付けねじ66は、ソケット組立体12の方形状の頭部24の取付け孔68を貫通して延びている。割りスリーブスペーサ70がノズル26を囲むように設けられ、ソケット組立体12の内側ソケット50に対する位置を確実に適切なものとする。
【0022】
ソケット組立体12を取付けるための孔(図示せず)を有する壁パネル15が所定の位置に置かれると、電気コネクタ44bはまずフックにより壁から引き出され、次にソケット組立体12の電気コネクタ44aと接続される。その後、ソケット組立体12は内側ソケット50に押し入れられる。続いて、方形状の頭部24の二個の取付けねじ66が、方形体54の前面にあるねじ切りされた二個の孔64にそれぞれしっかりと固定される。割りスペーサ70の長さは重要である。ねじ66でねじ締めされるとき、圧力は壁パネルにではなく割りスペーサ70にかからなければならない。割りスペーサ70は、Oリング34を外さずに割りスペーサ70を単に引き抜くだけで必要なときに容易に取り替えることができる。
【0023】
図1.a、1.b、4.a〜4.cを参照する。壁カバー組立体16は、中央に円筒状プラグ74を有する基体72を有する。円筒状プラグ74はOリング76を有し、円筒状プラグ74がソケット組立体12の中央開口30に挿入されたときに水密となる。二個の翼部78が基体72の両側にヒンジ80を介して取付けられている。各翼部78は各ヒンジ80の両端に設けられた二個のバネ82により付勢されて、図4.aに示すように閉じた位置に至る。各翼部78の内側にはロック部材84が取付けられており、ロック部材はその端部に内側に延在する突起86を有している。金属の電気コンタクト88が各突起86に取付けられている。
【0024】
複数の金属電気コンタクト88が表示灯90に接続されている。この表示灯は基体72の前面に設けられている。プラグ74がソケット組立体12の中央開口30に挿入されると、翼部78はバネ82により付勢されて、ソケット組立体12の頭部24に向けて横方向に回転し、ロック部材84は各空洞部36と係合するに至る。頭部24の対向する側面の前方の角の斜めに角取りされた面37は、ロック部材84の空洞部36への係合を容易にする。ロック部材84と空洞部36が係合すると、空洞部36内の金属電気コンタクト38は突起86の金属電気コンタクト88としっかりと接触し、これにより表示灯90が点灯する。この表示灯は、例えば、「壁カバー組立体16は正しく閉じられている」、「集中式給水システムは他のアウトレットで使用されている」、「このアウトレットから植物に水遣りすることになっている」、等の点灯態様を適宜選択して点灯する。更に、両方の翼部78の複数の金属電気コンタクト88が共に接続され、集中式給水システムの電気インターロック回路は完了する。各翼部78の端部に設けられた二個の凹部91は、使用者が壁カバー組立体16をソケット組立体12から抜くときに指をかけて翼部78を開くことを許容する。
【0025】
エプロン20は半軟性の材料で作られ、図3.aのソケット組立体12のノズル26とねじ66とケーブル42aとを収容する開口92を有する。エプロンはソケット組立体12と壁パネルとの間に挟まれ、エプロンの底端部はよく知られている手段(例えば、基体72の頂部にある孔96に嵌合するボス94)により壁カバー組立体16の基体72の頂部に取付けられる。エプロン20の長さは、壁カバー組立体16が図1.bに示すようにソケット組立体12から垂下し且つ図1.aに示すようにソケット組立体16に近接する位置にまで容易に持っていくのに十分なものとなっている。エプロン20は、壁パネルに設けた、ソケット組立体12を嵌めるために開けられた穴を適切に覆う。エプロン20はソケット組立体12の方形状の頭部24より大きいので、壁パネルに孔を正確に空ける必要はない。更に、エプロン20は水滴が壁に付かないようにしている。図1.cに示すプラグ組立体14から図1.aに示す壁カバー組立体16へとソケット組立体12の接続が切り替えられている間は、図2の水ホース60内に残っている水を取り除くために集中式給水システムが吸引をしていても、水滴が落ちることがあり得るのである。
【0026】
図1.c及び5.a〜5.dを参照する。プラグ組立体14は中空のプラグ体98を含み、該プラグ体98は、平らな頂部100と平らな底部102と平らな両側面104とを有すると共に、前方の端部に円筒状ノズル106を有し且つ後方の端部に円筒状突出部108を有する。流体通路110がプラグ体98を貫通して延設されており、ノズル106と突出部108でそれぞれ開口112、114となっている。ノズル106がソケット組立体22の開口30に挿入されたとき、ノズル106の周りのOリング116はソケット組立体12との液密な接続を提供する。円筒状突出部108は、ホース18と接続するように構成され、ホース18は当技術分野ではよく知られているホース保持具118で突起108に固定される。ノズル106の前方端部120は斜めに角取りされており、ノズル106がソケット組立体22の開口30に挿入されやすくなっている。
【0027】
二個のハンドル122がプラグ体98の両側面104に設けられている。ヒンジスリーブ124が各ハンドル122の中央部内側に取付けられている。ヒンジスリーブ124は、プラグ体98の両側面104に固定されている二個のヒンジピン126に枢支されており、両ハンドル122はそれぞれ各ピン126の周りを回転できるようになっている。突起128が各ハンドル122の前方端部から内側に延設されており、突起には複数の金属電気コンタクト130が取付けられている。これらの複数の金属電気コンタクト130は、ワイヤ132に接続されるが、このワイヤ132はホース18に組み込まれることができ、ホース18と共に器具に接続される。任意ではあるが、これら金属電気コンタクト130の内の幾つかはワイヤ132と接続しないでおくこともでき、特別な用途の場合にはこれらを互いに接続させることもできる。バネ134がプラグ体98と各ハンドル122の間に置かれる。ハンドル122は、図5.cに示すように押されて回転して開き、プラグ体のノズル106がソケット組立体22の開口30に挿入されるようになっている。ハンドル122は、横方向に回転されるように付勢されることができ、これにより、図5.dに示すようにプラグ組立体14のノズル106がソケット組立体12の開口30に挿入されたとき、突起128が内側に動いてソケット組立体12の空洞部36に係合する。ハンドル122の金属電気コンタクト130を押圧し空洞部36内の金属電気コンタクト38に接触せしめる。このようにして、図2のケーブル42a、42bとワイヤ132の電気的な接続が確立される。
【0028】
プラグ組立体14は、通常プラグ組立体14に美観を提供する上部カバー部材及び底部カバー部材135(底部カバー部材のみ図示)を更に含む。上部カバー部材及び底部カバー部材135はそれぞれケーシング136とプレート138とを含む。プレート138は取付けねじ(図示せず)によりプラグ体98の上部及び下部に取付けられ、ケーシング136はプラグ体98の円筒状突出部108を取り囲み、ホース18の端部とホース保持器118はケーシング136に覆われる。ケーシング136は、ハンドル122の回転を制限するストップとして作用する前方突出部140を含む。このような構成をすることにより、ハンドル122とカバー部材135は組み合わされてプラグ組立体14の美観を提供しつつ、プラグ組立体98が使用されていないときは図5.bに示すように金属電気コンタクト130がプラグ組立体98に接触することを防止する。前方突出部140は、プラグ組立体14がソケット組立体12に接続されるときにコンタクト130と38が互いに押圧されて接触することに悪影響を及ぼすべきではない。更に、底部カバー部材135はキーロック142を含み、このキーロックはプレート138の前方端部の内側の、図3.aのソケット組立体の方形上の頭部24のキーウェイ48に相当する位置にあるため、プラグ組立体14はソケット組立体12に正しい角度方向でのみ接続されることを確実にする。この二個のカバー部材135の前方端部は、ソケット組立体12の方形状の頭部24と形が合うように形成されており、ソケット組立体12とプラグ組立体14の機械的な係止が更に機能するようになっている。
【0029】
別の配置においては、ハンドル122をプラグ体98又はカバー部材135と一体として設けることができ、これによりバネ134を省略することができる。このハンドル122は変形して開き、プラグ体98をソケット体22に挿入できるようになっている。ハンドル122は変形のため生じた弾性力により付勢されており、ソケット組立体12の空洞部36と係合するようになっている。
【0030】
図6.a〜6.cに本発明の別の実施形態を示す。流体及び電気を接続するための複合コネクタ組立体10aは図1.cの実施形態10と同様であり、ソケット組立体12a、プラグ組立体14a及び内側ソケット50aを含む。
【0031】
ソケット組立体12aは図3.aのソケット組立体12と同様であり、同様の符号で示される同様の部分や特徴の説明は冗長になるため繰り返さない。壁に取付けられたアウトレットとして使用されるソケット組立体12とは異なり、ソケット組立体12aはフラワーポット150等の器具に取付けられる。このフラワーポット150は、集中式給水システムと共に用いられ、フラッド・アンド・ドレイン法で植物に水を与えて成長させるものであり、本願の出願人による同時係属中の米国特許出願「鉢植え植物に水を遣るための方法及び装置(METHOD AND APPARATUS FOR WATERING POTTED PLANTS)」に記載されている。フラワーポット150と集中式給水システムの間の流体及び電気の接続は、本発明の図1.cの複合コネクタ組立体10や複合コネクタ10aにより確立される。
【0032】
ソケット組立体12aは、図3.aのソケット組立体12と同一のソケット体22を含む。但し、凹部142が方形状の頭部24の背部の一側面に設けられており、メモリチップユニット144がこの凹部に収容されて空洞部36内の複数の金属電気コンタクト38と電気的に接続されている。メモリチップユニット144は、ソケット組立体12aが接続されている特定のフラワーポット150を示す識別コード、型式コード及び/又はその他の情報データを含む。このフラワーポット150が集中式給水システムに接続されると、システムは自動的にこのフラワーポット150を識別し、このフラワーポット150の給水プロセスをプログラミングするのに使用するための情報(フラワーポットの大きさ等)を検索する。
【0033】
ソケット組立体12aをフラワーポット150の湾曲した壁に取付けるため、内側部材148と外側部材152を含むツー・ピースのスペーサ146が設けられる。内側部材148と外側部材152の内側の面は、フラワーポット150の湾曲形状に合う形状となっている。内側部材148と外側部材152の両方とも、ノズル26のための孔154、ねじ66のための孔156及びワイヤ(図示せず)を通すための孔158を含む。外側部材152は、フード162が枢支されている延出部160を有する。
【0034】
内側ソケット50aは、内側ソケット50と同様、図2のソケット組立体12のノズル26を収容するための方形体54を含むが、ソケット組立体12aを支持しない。その代わりに、ソケット組立体12aと内側ソケット50aは共に、ツー・ピースのスペーサ146によって支持される。スペーサ146の内側部材148と外側部材152は、フラワーポット150の壁の両側に置かれ、スペーサ146の孔156を貫通する取付けねじ66により互いに緊密に押し付けられ、ソケット組立体12aと内側ソケット50aとを相互に連結させる。水管(図示せず)が内側ソケット50aの突起58に接続され、フラワーポット150の底部に向けて下方に伸び、フラワーポット150に給水したりフラワーポット150から排水したりする。このように、スペーサ146と内側ソケット50aの組み合わせはアダプタ機能を提供し、ソケット組立体12aは、内側ソケット50aとスペーサ146を変更するだけで様々な器具や壁構造に取付け可能である。
【0035】
水位検知器をフラワーポット150の頂部に設ける必要がある場合は、内側ソケット50aの方形体54の両側面にプローブ164を露出させ、プローブ164をソケット組立体12aの空洞部36にある金属電気コンタクト38に電気的に接続することにより、水位検知器を内側ソケット50aに組み込むことができる。フラワーポット150内のセンサ(図示せず)を接続する導電体等の導電体は全て、孔158を通ってソケット組立体12aの空洞部36にある金属電気コンタクト38に接続されるであろう。なお、ノズル26、ねじ66やこれらの導電体を通すために、これらに対応する開口(図示せず)をフラワーポットの壁に設けなければならない点に留意する必要がある。フード162は、ソケット組立体の方形状の頭部24を覆うようにその上方に置かれる。これは、ソケット組立体が使用されていないときに、コンタクト38を腐食から保護するためであると共に、子供たちが石等の異物を落とさないようにするためでもありまた、ソケット組立体12aにより良い美観を与えるためでもある。
【0036】
プラグ組立体14aは図1.cのプラグ組立体14と同一であり、冗長となるため説明は省略する。
【0037】
当技術分野でよく知られているが、プラグ組立体14aの後方端部に電話ソケットが組み込まれていると、集中式給水システムと共に用いられるリモコン166をプラグ組立体14aに好便に接続することができる。従って、使用者は、給水対象の植物の近くの位置から集中式給水システムを操作することができる。
【0038】
プラグ組立体14aや図1.cのプラグ組立体14はホース18の両端に接続される。ホース18の使用後、その両端あるいは一端の接続が外されたとき、ホース18の両端は適切に閉止されなければならないことに注意すべきである。ホース18の一端が開いたままになっていると、ホース18が動いたとき、ホース18内に残っている水が出てしまう。このようなことは、屋内で使用される場合には特に好ましくない。弁を内蔵した端部コネクタが市販されて一般の水ホースにおいて水が流れ出ないようにするために使用されているが、このような端部コネクタは、同じホース18で給水と水の回収とを行う集中式給水システムに接続されるホース18に用いるには十分でない。
【0039】
図7.a〜7.cには、単純なプラグ170が示されている。プラグ170の一端172は、図5.bのプラグ組立体14のノズル106の開口112に嵌め込めるよう円筒状である。また、他端174は方形となっており、プラグ組立体14のハンドル122の突起128を収容するための二個の空洞部176を有する。このような構成では、プラグ170がプラグ組立体14aから偶発的に外れてしまうことはない。プラグ170内には一方向弁178が設けられる。この弁は、図7.bに示すように水圧がかかっている状態では閉じており、ホース内に残っている水が出てしまうことを防止するが、ホース18の他端が集中式給水システムに接続されてホースに残っている水を排水するために真空引きされているときには、オリフィス180からの空気の流入を許容する。
【0040】
単一のホースを用いて給水と排水を行う各種デバイスが開発されている。ホースはこれらのデバイスに恒久的に接続できるが、本発明の、流体及び電気を接続するための複合コネクタ組立体を用いて接続することもできる。ソケット組立体は、図6.aのフラワーポット150等の器具の一部であることができる。
【0041】
図8に本発明の更に別の実施形態を示す。ここでは、ソケット組立体12bがホース端部アタッチメント182に組み込まれており、鉢植えの庭木に水を遣ったり、底部に排水孔を有するフラワーポットの下に置かれる受け皿から過剰な水を排水したりするようになっている。ソケット組立体12bはソケット組立体12と同様のものであるが、図2.aの内側ソケット50とスペーサ70は含まない。ソケット12bはプラグ組立体14bに接続される。プラグ組立体14bは図1.cのプラグ組立体14と同一のものである。
【0042】
本発明の、流体及び電気を接続するための複合コネクタ組立体は、器具を給水/排水システム(集中式給水システム等)に接続するのに使用されるだけでなく、器具を他のシステムに接続するのにも使用できる。例としては、真空清掃機を集中式真空清掃システムに接続することが挙げられる。本発明は、本明細書に記載したあるいは示した実施形態には限定されないと理解されるべきである。本発明の上述の実施形態に対する修正や改良は当業者に明らかであろう。例えば、液体洗浄剤を、外部集中式システムを介してあるいは装置に取付けた別の容器を介して水に添加することができる。前述の記載は単に例示を意図したものであり、限定的に解釈されるべきではない。従って、本発明の範囲は、添付の請求の範囲によってのみ限定されるものである。
【図面の簡単な説明】
【0043】
ここまで本発明の性質を説明してきたが、以下、添付の図面について記載する。なおこれは、本発明の好ましい実施形態を例示的に示すに過ぎない。
【図1.a】図1.aは、壁内の床面位置に設けられカバー組立体により閉止されている、本発明の一実施形態の複合コネクタ組立体のソケット組立体を示す斜視図である。
【図1.b】図1.bは、カバー組立体が開いた状態で取付けられている、図1.aの実施形態のソケット組立体を示す斜視図である。
【図1.c】図1.cは、本実施形態のプラグ組立体に接続されている図1の実施形態のソケット組立体を示す斜視図である。
【図2】図2は、図1.aの実施形態のソケット組立体の拡大斜視図であり、内側ソケット組立体により支持されているソケット組立体を示すため、壁パネルは記載されていない。
【図3.a】図3.aは、図2のソケット組立体の詳細部を示す拡大斜視図である。
【図3.b】図3.bは、図3.aの3b−3b線で切断した断面図である。
【図3.c】図3.cは、図3.bの領域3cの部分拡大断面図であり、図3.bのソケット組立体に取付けられた金属コンタクトの詳細を示す。
【図4.a】図4.aは、図1.aの4a−4a線で切断した、カバー組立体がカバーしている状態で取付けられているソケット組立体の断面図である。
【図4.b】図4.bは、カバー組立体が取り外されている図4.aのソケット組立体の同様の図である。
【図4.c】図4.cは、カバー組立体の斜視図である。
【図5.a】図5.aは、プラグ組立体の拡大斜視図であるが、頂部カバーは省略されている。
【図5.b】図5.bは、図1.cのソケット組立体及びプラグ組立体の断面図であり、接続手続中の各種相対位置を示す。
【図5.c】図5.cは、図1.cのソケット組立体及びプラグ組立体の断面図であり、接続手続中の各種相対位置を示す。
【図5.d】図5.dは、図1.cのソケット組立体及びプラグ組立体の断面図であり、接続手続中の各種相対位置を示す。
【図6.a】図6.aは、接続位置及び非接続位置の、本発明の別の実施形態の複合コネクタ組立体を示す斜視図である。
【図6.b】図6.bは、図6.aの実施形態の内側ソケット組立体を有するソケット組立体の拡大斜視図である。
【図6.c】図6.cは、図6.bのソケット組立体の後部斜視図であり、該組立体に取付けられているメモリチップを示す。
【図7.a】図7.aは、図6.aのプラグ組立体のためのカバー組立体の斜視図である。
【図7.b】図7.b及び図7.cは、図7.aの7b−7b線で切断した断面図であり、それぞれ閉位置及び開位置にある一方向弁を示す。
【図7.c】図7.b及び図7.cは、図7.aの7b−7b線で切断した断面図であり、それぞれ閉位置及び開位置にある一方向弁を示す。
【図8】図8は、本発明の複合コネクタ組立体の更に別の実施形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0044】
10 複合コネクタ組立体
12 ソケット組立体
14 プラグ組立体
15 壁パネル
16 壁カバー組立体
18 ホース
20 エプロン部材
Claims (20)
- 流体及び電気を接続するための複合コネクタ組立体(10)であって、ソケット組立体(12)及びプラグ組立体(14)を含み、
前記ソケット組立体(12)は、ソケット体(22)と複数の金属コンタクト(38)を含み、
前記ソケット体(22)は、第一の端部と、第二の端部と、ソケット体(22)に亘って延在して第一及び第二の端部のそれぞれに第一及び第二の開口(30、32)を形成する流体通路(28)とを有し、
前記複数の金属コンタクト(38)は、ソケット組立体(12)に取り付けられて第一の外部回路に接続するように構成されており、
前記プラグ組立体(14)は、プラグ体(98)と複数の金属コンタクト(130)を含み、
前記プラグ体(98)は、第一の端部と、第二の端部と、プラグ体(98)に亘って延在して第一及び第二の端部のそれぞれに第一及び第二の開口(112、114)を形成する流体通路(110)とを有し、前記第一の端部はソケット体(22)の第一の開口に取り外し可能且つ密封可能に収容されており、これによりソケット体(22)の流体通路(28)とプラグ体(98)の流体通路(110)との流体連通が選択的に提供され、
前記複数の金属コンタクト(130)は、プラグ組立体(14)上に位置して第二の外部回路に接続するように構成される、複合コネクタ組立体(10)において、
前記プラグ組立体(14)及びソケット組立体(12)を接続位置において開放可能に係止する手段を含むことを特徴とし、
前記手段が、ソケット組立体(12)に取り付けられた金属コンタクト(38)が組み込まれた第一の部分(36)とプラグ組立体(14)上に位置する金属コンタクト(130)と合体される第二の部分(122)とを含み、ソケット組立体(12)のコンタクト(38)及びプラグ組立体(14)のコンタクト(130)は、第一の部分(36)と第二の部分(122)とが係合しているときのみ接触している、複合コネクタ組立体(10)。 - 請求項1に記載の複合コネクタ組立体(10)において、前記ソケット体(22)が少なくとも一個の空洞部(36)をその側部に有し、ソケット組立体(12)の金属コンタクト(38)が空洞部(36)の内部に取り付けられ、前記プラグ体(98)が、その一端部に内方に延在する突起(128)を有する少なくとも一個のロック部材(122)を含み、プラグ組立体(14)の金属コンタクト(130)がその突起(128)上に位置し、ロック部材(122)の突起(128)が弾性力下においてソケット体(22)の空洞部(36)に係合されているときに、プラグ組立体(14)のコンタクト(130)が押圧されてソケット組立体(12)のコンタクト(36)に接触されている、複合コネクタ組立体(10)。
- 請求項1に記載の複合コネクタ組立体(10)であって、更に、アダプタ組立体(50、50a)をソケット体(22)の第二の端部に接続して含み、このアダプタ組立体は、ソケット組立体(12)を支持し且つソケット体(22)の流体通路(28)と外部流体管(60)の流体連通を提供すべく各種構造体に設けられるように構成される、複合コネクタ組立体(10)。
- 請求項1に記載の複合コネクタ組立体(10)であって、ソケット組立体(12)からプラグ組立体(14)を取り外したときに、ソケット体(22)の第一の開口(30)を密閉してソケット組立体(12)の金属コンタクト(38)をカバーするための第一のカバー組立体(16)を更に含む、複合コネクタ組立体(10)。
- 請求項4に記載の複合コネクタ組立体(10)において、前記第一のカバー組立体(16)が、ソケット組立体(12)に設けられた係止手段の第一の部分(36)と選択的に係合するためのロック部材(84)を含む、複合コネクタ組立体(10)。
- 請求項1に記載の複合コネクタ組立体(10a)であって、ソケット組立体(12a)からプラグ組立体(14a)を取り外したときに、プラグ体(98)の第一の開口(112)を密閉するための第二のカバー組立体(170)を更に含む、複合コネクタ組立体(10a)。
- 請求項6に記載の複合コネクタ組立体(10a)であって、前記第二のカバー組立体(170)が、プラグ組立体(14)上に位置する係止手段の第二の部分(122)と係合するためのロック部材(176)と、内向きの流体の流れを許容し且つ外向きの流体の流れを阻止する一方向弁(178)とを有する複合コネクタ組立体(10a)。
- 請求項1に記載の複合コネクタ組立体(10)において、前記ソケット体(22)が、その第二の端部に円筒体(26)と、その第一の端部に頭部(24)とを含み、前記頭部(24)が端面と、互いに向い合う二個の側面とを有し、それぞれの側面が端面と平行に延在する空洞部(36)を有する、複合コネクタ組立体(10)。
- 請求項8に記載の複合コネクタ組立体(10)において、前記ソケット組立体(12)の金属コンタクト(38)が、それぞれの空洞部(36)に設けられている、複合コネクタ組立体(10)。
- 請求項9に記載の複合コネクタ組立体(10)において、前記プラグ体(98)が、プラグ体(98)の対向する側部にそれぞれ設けられる一対のロック部材(122)を含み、各々のロック部材(122)の端部から横方向且つ内方に延在する突起(128)が、弾性力下においてソケット体(22)の空洞部(36)の対応する一個に開放可能に係合される、複合コネクタ組立体(10)。
- 請求項10に記載の複合コネクタ組立体(10)において、前記プラグ組立体(14)の金属コンタクト(130)がそれぞれの突起(128)上に位置する、複合コネクタ組立体(10)。
- 請求項10に記載の複合コネクタ組立体(10)において、各々のロック部材(122)が、バネ(134)と、プラグ体(98)にその中央部が枢支される長いハンドル(122)とを含み、ハンドル(122)の端部に位置する突起(128)がバネ(134)によって空洞部(36)に付勢されており、突起(128)上の金属コンタクト(130)が押圧されて空洞部(36)内の金属コンタクト(38)に接触しており、バネ(134)に対抗する外力下においてハンドル(122)が回転されて、プラグ体(98)の第一の端部をソケット体(22)の第一の開口(30)から取り外せしめるときには、突起(128)が空洞部(36)から抜ける、複合コネクタ組立体(10)。
- 請求項6に記載の複合コネクタ組立体(10)において、前記プラグ体(98)がその第一及び第二の端部のそれぞれに円筒状ノズル(106、108)を含み、第一のノズル(106)にシール装置(116)が設けられており、ソケット体(22)の第一の端部の第一の開口(30)がプラグ体(98)の第一の端部の円筒状ノズル(106)に合った形状と大きさとなっており、これによってプラグ体(98)の第一の端部の円筒状ノズル(106)が取り外し可能に且つ密閉状態で第一の開口(30)に収容される、複合コネクタ組立体(10)。
- 請求項8に記載の複合コネクタ組立体(10)であって、ソケット組立体(12)を支持し且つソケット組立体(12)と外部流体管(60)との間の流体連通を提供できるように、ソケット組立体(12)の円筒体(22)に接続し且つ壁(52)に設けられ外部流体管(60)に接続するように構成される内側ソケット(50)を更に含む、複合コネクタ組立体(10)。
- 請求項14に記載の複合コネクタ組立体(10)において、ソケット組立体(12)が、ソケット体(22)の頭部(24)と内側ソケット(50)との間にスペーサ(70)を含む、複合コネクタ組立体(10)。
- 請求項1に記載の複合コネクタ組立体(10)であって、ソケット組立体(12)とプラグ組立体(14)との接続のためのそれらの望ましい角度関係を確保するための手段(48、142)を更に含む、複合コネクタ組立体(10)。
- 請求項1に記載の複合コネクタ組立体(10a)において、ソケット組立体(12a)が、ソケット組立体(12a)の金属コンタクト(38)を介して外部回路に接続するように構成されているメモリチップ(144)を含む、複合コネクタ組立体(10a)。
- 請求項9に記載の複合コネクタ組立体(10)であって、プラグ組立体(14)をソケット組立体(12)から取り外す際にソケット体(22)の第一の開口(30)を密閉するための第一のカバープラグ(72)を更に含む、複合コネクタ組立体(10)。
- 請求項18に記載の複合コネクタ組立体(10)において、カバープラグ(72)がバネ手段(82)と、カバープラグ(72)の互いに向い合う側部に枢支される二個の翼部材(78)と、それぞれ翼部材(78)に設けられる二個のロック部材(84)とを更に含み、これによって、プラグ組立体(14)がソケット組立体(12)から脱着されて、カバープラグ(72)がソケット体(22)の第一の開口(30)を閉止する際に、翼部材(78)がバネ手段(82)によって付勢されて、ロック部材(84)がソケット体(22)の頭部(24)のそれぞれの空洞部(36)に係合されるまでソケット体(22)の頭部(24)に向けて横方向に回転する、複合コネクタ組立体(10)。
- 請求項19に記載の複合コネクタ組立体(10)において、カバープラグ(72)が複数のライトインジケータ(90)と、それぞれのロック部材(84)上に位置する複数の金属コンタクト(88)と、金属コンタクト(88)及びライトインジケータ(90)に接続する電気回路とを更に含み、前記電気回路は、カバープラグ(72)の金属コンタクト(88)が押圧されたときそれぞれの空洞部(36)内の金属コンタクト(38)に接触するように構成され、これによって、プラグ組立体(14)がカバープラグ(72)に替えられた際に、ライトインジケータ(90)が選択的に点灯されるように外部回路によって制御される、複合コネクタ組立体(10)。
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